JP3132015U - 刈払機用チップソー - Google Patents

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Abstract

【課題】竹や笹といった強い繊維の被切断物を支障なく切断することができる刈払機用チップソーを実現する。
【解決手段】回転駆動させる円板状の刃板1の外周部に多数の歯形を形成し、該歯形の前端に超硬チップを固定し、超硬チップ前端に形成した切刃によって刈払作業を行うチップソーにおいて、歯形の前端に固定するチップを、チップ前端に形成する切刃の先端である切っ先6が、チップの厚みに相当する刃幅Tの右端に位置するチップ3と、刃幅の中央に位置するチップ4と、刃幅の左端に位置するチップの三種類のチップを順次配置する。これにより、換言すれば、アサリ幅の大きな状態で潅木などの切断に適した状態で、目が細かく竹などの切断に適したチップソーを実現する。
【選択図】 図5

Description

この考案は雑草や潅木を切断するものであって、竹や笹といった強い繊維の被切断物を支障なく切断することができる刈払機用チップソーに関する発明である。
従来の刈払機用チップソーは、円板状の刃板の外周に多数の歯形を形成し、歯形の先端にチップを固定し、チップの先端に切歯を形成するものである。チップの先端に形成する切刃は、特許文献1からも理解されるように、歯幅方向に交互に傾斜させて切刃の先端である切っ先を歯幅の左右に位置させるアサリを形成し、小潅木などを支障なく切断することができるようにしている。
実開平6―49002号公報
従来の刈払機用チップソーでは、雑草や小潅木の刈払いに際しては支障ないが、笹や竹といった強い繊維が存在するような被切断物に対しては、必ずしも良好な切断効果を得ることができない欠点があった。このような実情に鑑み、本考案は、刈払い作業に際して、竹や笹などの切断に効果的なチップソーを実現することを目的とする考案である。
上記目的を達成するために、請求項1記載の考案は回転駆動させる円板状の刃板1の外周部に多数の歯形2を形成し、該歯形2の前端に超硬チップを固定し、超硬チップ前端に形成した切刃によって刈払作業を行うチップソーにおいて、
歯形2の前端に固定するチップを、チップ3前端に形成する切刃の先端である切っ先6が、チップ3の厚みに相当する刃幅Tの右端に位置するチップ3と、刃幅の中央に位置するチップ4と、刃幅Tの左端に位置するチップ5の三種類のチップを順次配置する。
請求項2記載の考案は、チップは従来のチップソーと同様に、歯形の先端から斜め後方に向けて埋設するものとする。このとき、刃幅Tに相当するチップの厚みを、切っ先6が刃幅の右端に位置するチップ3と、切っ先8が刃幅の左端に位置するチップ5の厚みを、刃板1の厚みtよりも大きくするとともに、切っ先7が刃幅の中央に位置するチップ4の刃幅(厚み)T’を刃板tの厚みとほぼ等しい厚みに形成することである。
請求項3記載の考案は、請求項2記載の考案において、切っ先7が刃幅T’の中央に位置するチップ4の刃板1に埋設する平面形状を、切っ先6,8が刃幅Tの右端及び左端に位置するチップ3,5の平面形状よりも大きく形成することである。
請求項1記載の本考案刈払機用チップソーによれば、被切断物に対して切っ先の切断位置が、切断幅の左端と中間と右端とに変化しながら切断されるため、実質的に目の細かな鋸で切断するのと同様の効果を得ることができ、繊維の強い竹などを良好な切れ味で切断することができる。このように、目の細かな鋸によって繊維の強い被切断物を切断することができることは、通常の鋸において、竹を切断するための鋸として非常に細かな目の鋸が使用されていることからも容易に理解される。このとき、刈払機用チップソーでは、竹のみを切断するわけではないため、ある程度の切幅を確保し目詰まりなどを生じない必要がある。
換言すれば、アサリ幅の大きな状態で潅木などの切断に適した状態であって、目が細かく竹などの切断に適した状態を実現したものである。
請求項2記載の考案によれば、切っ先7が歯幅の中間に位置するチップ4に対する切削抵抗がチップの厚みの中心に位置するとともに、刃板1表面からの突出部分に被切断物が当たることがないため、チップに対してねじれ方向の力が作用せず、チップの安定的な接合状態を実現することができる。そして、切っ先が歯幅の中間に位置するチップは、刃板1表面からの突出部分に被切断物が当たることがないため、被切断物の切屑の排除が円滑に行われる効果がある。
請求項3記載の考案によれば、請求項2記載の考案を実施する上において、薄い厚みのチップである、切っ先7が刃幅T’の中央に位置するチップ4の刃板1に対する接合強度を向上させることができる効果がある。
以下、本考案に刈払機用チップソーの実施形態を添付の図面に基づいて説明する。
図1は刈払機用チップソー全体の正面図、図2は図1の部分拡大図、図3は刈払機用チップソーの一部分のみの拡大平面図である。
図1に示す実施形態の刈払機用チップソーは、円板状の刃板1の外周に、多数の歯形2,2を形成し、歯形2の先端部分にそれぞれ超硬チップ(タングステンカーバイトチップ)を蝋付けによって固定し、各超硬チップを研磨することによって切れ刃を形成している。刃板1の中心には、取付孔9が穿設してあり、該取付孔9を利用して刈払機に装着して刃板1が回転駆動されるとともに、図示実施形態では刃板1に多数の打抜孔10,10が穿設され刃板1を軽量化している。
刃板1の外周に固定するチップは、その形状によって三種類のチップが順次配置される。すなわち、図2、図3から理解されるように、チップの刃幅(厚み)の右端に切刃の先端である切っ先6が位置するチップ3と、チップの刃幅(厚み)の中央に切刃の先端である切っ先7が位置するチップ4と、チップの刃幅(厚み)の左端に切刃の先端である切っ先8が位置するチップ5を、全周にわたって順番に配置する。
図4には、前記三種類のチップの歯幅方向から見た側面図を拡大表示している。すなわち、図4の(a)に示すチップ5の刃幅(厚み)Tの左端に切刃の先端である切っ先8が位置するチップ5と、図4の(c)に示すチップ3の刃幅(厚み)Tの右端に切刃の先端である切っ先6が位置するチップ3の刃幅(厚み)Tを、刃板1の厚みtよりも大きく形成することによって、実質的なアサリ(歯振り)を形成し、鋸の作用によって潅木などの切断を支障なく行えるようにしている。これに対して、図4の(b)に示すチップ4の刃幅(厚み)T’は、刃板1の厚みtとほぼ同一とし、切っ先7によって切断幅の中心位置を切り込むようにしている。
チップ3及びチップ5に切刃を形成するには、チップの前面である掬い面11及び13を、厚み方向に角度αで交互に傾斜する傾斜面として研磨するとともに、チップ3及び5の上面である逃げ面14及び16を厚み方向に角度βの傾斜面として研磨し、チップ3の先端の右端に切っ先6を、チップ5の先端の左端に切っ先8をそれぞれ形成する。これに対して、チップ4に切刃を形成するには、チップ4の前面である掬い面12を刃板1と直交する方向の面に研磨するとともに、上面である逃げ面15は、図4の(b)に示すように中心から左右両側に角度γの傾斜面として研磨することによって左右二つの面の逃げ面15とし、チップ4先端の中心位置に切っ先7を形成している。
刃板1が回転して被切断物を切断する場合、前記三種類のチップによって順次被切断物を切断することになる。すなわち図5に示すように、被切断物の切幅は刃幅Tであって、切幅の右端がチップ3の切っ先6によって、切幅の左端がチップ5の切っ先8によってそれぞれ切り込まれるとともに、切幅の中心部がチップ4の切っ先7によって切り込まれることになり、チップ3の切っ先6とチップ4の切っ先7の組み合わせによる細幅の切断及び、チップ4の切っ先7とチップ5の切っ先8の組み合わせ細幅の切断によって切断作用が進行し、実質的に竹挽き用の鋸のような切断作用を行わせることができ、結果、竹や笹といった繊維の強い被切断物を切れ味良く切断することが可能となる。
前記したように、切っ先6が右端に位置するチップ3及び切っ先8が左端に位置するチップ5の厚みTが刃板1の厚みtよりも大きく、切っ先7が厚みの中央に位置するチップ4の厚みを刃板1の厚みtとほぼ同一とすることによって、切幅とチップ4表面との間に隙間を生じ、切断作用によって発生した切屑の排出を円滑に行うことができる。
チップ3、4及び5の平面形状は、全て同一であってもよいが、図示実施形態では、切っ先6が右端に位置するチップ3及び切っ先8が左端に位置するチップ5の平面形状と、切っ先7が厚みの中央に位置するチップ4の平面形状を異ならせている。すなわち、チップ3とチップ5の平面形状のチップ幅W1を細幅に、チップ4の平面形状のチップ幅W2を広幅に形成するとともに、長さも相似的に長く形成している。したがって、切っ先7が厚みの中央に位置するチップ4の平面形状を他のチップ3、5よりも大きなものとしている。
チップ4は、その厚みを薄く形成する結果、蝋付けなどの接合作業がしにくくなる他、接合強度が小さくなる可能性がある。これに対して、図示実施形態のようにチップ4の平面形状のチップ幅W2を広幅に形成することによって、チップ接合作業の作業性と接合強度の両方を向上させることができるものである。
図1は、本考案に係る実施形態の刈払機用チップソー全体の正面図、 図2は図1の部分拡大図、 図3は、本考案に係る実施形態の刈払機用チップソーの、一部分のみの拡大平面図 図4は、個々のチップを刃板の厚み方向から見た側面図、 図5は、図4に示すチップ三種類のチップを組み合わせた状態の側面図である。
符号の説明
1…刃板、 2…歯形、 3、4、5…チップ、 6、7、8…切っ先、 9…取付孔、 10…打抜孔、 11、12、13…掬い面、 14、15、16…逃げ面、 T,T’…刃幅、 W1,W2…チップ幅。

Claims (3)

  1. 回転駆動させる円板状の刃板の外周部に多数の歯形を形成し、該歯形の前端に超硬チップを固定し、該超硬チップ前端に形成した切刃によって刈払作業を行うチップソーにおいて、
    歯形の前端に固定するチップを、チップ前端に形成する切刃の先端である切っ先が、チップの厚みに相当する刃幅の右端に位置するチップと、刃幅の中央に位置するチップと、刃幅の左端に位置するチップの三種類のチップを順次配置したことを特徴とする刈払機用チップソー。
  2. チップは、歯形の先端から斜め後方に向けて埋設するものとし、歯幅に相当するチップの厚みを、切っ先が刃幅の右端に位置するチップと切っ先が刃幅の左端に位置するチップの厚みを刃板の厚みよりも大きくするとともに、切っ先が刃幅の中央に位置するチップの厚みを刃板の厚みとほぼ等しい厚みに形成したことを特徴とする請求項1記載の刈払機用チップソー。
  3. 切っ先が刃幅の中央に位置するチップの刃板に埋設する平面形状を、切っ先が刃幅の右端及び左端に位置するチップの平面形状よりも大きく形成したことを特徴とする請求項2記載の刈払機用チップソー。
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