JP3099611U - 鋸鎌 - Google Patents

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田中 隆夫
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キンボシ株式会社
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Abstract

【課題】
 切断するものの性質や大きさに応じて、一つの鋸鎌において刃線の使用位置を変えることによって、異なる目の大きさの鋸歯によって良好な切断状況で切断作業を行うことができる鋸鎌を提供する。
【解決手段】
 刃板1の基方部分に大きな目の鋸歯2を、先方部分に小さな目の鋸歯2を形成する。刃板1に形成する鋸歯2は、刃線3の全長にわたって刃板1の刃幅方向に対して一定の傾斜角度であると同時に刃線3方向に対して一定の傾斜角度の切除面4を所定ピッチPごとに形成することによって形成する。このとき、刃板1の基方部分における切除面4と切除面4のピッチを大きく、刃板1の先方部分に向けて切除面4と切除面4のピッチPを次第に小さくすることによって、基方部分に大きな目の鋸歯2を、先方部分に小さな目の鋸歯2を形成する。
【選択図】 図1

Description

 この考案は、主として稲や麦の刈取り作業や野菜の収穫作業などに使用する鋸鎌に関する考案である。
 主として稲や麦の刈取り作業には鋸歯状の歯を備えた鋸鎌が、従来から広く利用されている。ところが、従来の鋸鎌は、鋸歯の大きさが刃線の全長にわたって同じ大きさの目を配置し、基方部分と先方部分とが同じ条件で切断作業が行われるものであった。したがって、例えば稲を刈取る場合においては刃線の基方部分でも先方部分でも同じ条件で切断、すなわち同じ条件で刈取り作業が行われるものであった。
 従来の鋸鎌では、刃線の全長にわたって同じ大きさの鋸歯が形成されているため、一つの鋸鎌を使用して異なる作業、例えば通常の稲刈りなどの収穫作業と小さな野菜の収穫作業、あるいは細い紐の切断作業などを行う場合には、大きな鋸歯で小さなものや細い紐の切断作業を行うことになっていた。そのため、一つの鋸鎌を用いて能率的に作業を行うことができないという欠点があった。
 上記従来技術の欠点に鑑み、本考案は切断するものの性質や大きさに応じて、一つの鋸鎌において刃線の使用位置を変えることによって、異なる目の大きさの鋸歯によって切断作業を行うことができる鋸鎌を提供せんとするものである。
 上記、従来技術の欠点を解消するため、請求項1記載の考案は刃板1の基方部分に大きな目の鋸歯2を、先方部分に小さな目の鋸歯2を形成するものである。そして、鋸歯の大きさ、すなわち目の大きさは、基方に配置される大きな目の鋸歯から先方に配置される小さな目の鋸歯に次第に変化させる。
 請求項2記載の考案は,刃板1に形成する鋸歯2の形状に関するものである。刃板1に形成する鋸歯2は、刃線3の全長にわたって刃板1の刃幅方向に対して一定の傾斜角度であると同時に刃線3方向に対して一定の傾斜角度の切除面4を所定ピッチPごとに形成することによって形成する。すなわち、傾斜方向の切除面4を所定ピッチPごとに形成することによって鋸歯2を形成する。このとき、刃板1の基方部分における切除面4と切除面4のピッチを大きく、刃板1の先方部分に向けて切除面4と切除面4のピッチPを次第に小さくすることによって、基方部分に大きな目の鋸歯2を、先方部分に小さな目の鋸歯2を形成する。
 請求項1記載の本考案鋸鎌によれば一つの鋸鎌を利用して、大きな目の鋸歯で切断するのに適した作業と、小さな目の鋸歯で切断するのに適した作業を行うことができる。例えば、刃線3の基方部分で草刈りなどを行うとともに、刃線3の先方部分を利用して小さな果菜や葉菜類の収穫を行うことができる。
 請求項2記載の考案によれば、刃板1に形成される鋸歯2の形状が、刃線3の基方部分に形成されるものと先方部分に形成されるものとが相似形で変化し、切断作用に適した歯形で全体を形成することができる。そして、同じ条件の目打ち作業を、送りピッチを順次変更することによって容易に製造することができる。
 以下、本考案に係る鋸鎌の好ましい実施形態を添付の図面に基づいて説明する。
図1は、本考案に係る鋸鎌の正面図、図2は背面図である。柄5の先端に装着される鋸鎌の刃板1は、湾曲しながら先細りとなる形状であって、湾曲の内側縁に多数の鋸歯2を形成している。すなわち、湾曲の内側縁を刃線3として柄5を手に持って稲刈りや草刈りなどの切断作業を行うことができるものである。
 刃板1の内側縁に沿って形成する多数の鋸歯2,2は、刃線3の基方部分に位置するものを大きなピッチPで、刃線3の先方部分に位置するものを小さなピッチで形成し、大きなピッチから小さなピッチに次第に変化する状態で形成する。ピッチPの具体的寸法は、鋸鎌の用途によって適宜設定することができる。この構成とすることによって、一つの鋸鎌によって複数種類の切断作業、あるいは作業中の状況変化に素早く対応することができるものである。以上述べたように、刃板1の内側縁には鋸歯2が形成されるが、外側縁には細幅の反り部6を折曲形成している。この反り部6の存在によって、刈取り作業などに際して背部分が地面に接触せず作業性を向上するとともに強度的に優れたものとなる。
 刃板1に形成する鋸歯2は、例えばたがねの目打ち作業によって一目ごとに手作業で形成するなど、任意の方法によって形成することができるものである。しかしながら本考案者らは、より生産性に優れた形状の鋸目の構成を工夫した。すなわち、刃板1に形成する鋸歯2は、図6に示すように刃線3の全長にわたって刃板1の刃幅方向に対して一定の傾斜角度βであると同時に、図3及び図4に示すように刃線3方向に対して一定の傾斜角度αの切除面4を所定ピッチPごとに形成する。
 上記、切除面4,4を大きなピッチPで形成する刃線3の基方部分においては、図3に示すように隣接する切除面が十分な間隔で形成される。これに対し、同じ条件の切除面を小さな間隔で形成する刃線3の先方部分においては、図4に示すように隣接する切除面4と切除面4とが重なりあいながら、すなわち先の切除面と一部が重なりあう状態で次位の切除面4が形成されることになる。このように一定の切除面4,4を所定ピッチPで設けることによって形成される鋸歯2,2は、その形状が相似形であって、大きさの異なるものとなるため、鋸歯の形状を切断機能として最も好ましいものとしておくことによって全体として優れた切断性能の鋸鎌を実現することができる。
 刃板1の内側縁に鋸歯2を形成する、すなわち所定ピッチごとに切除面4を形成するには、例えば一定角度の研削を所定の送り、すなわち順次送り量を変化させることによって切除面を形成することができる。しかしながら、より簡単な方法として、刃板1の内側縁部分の表面から、たがねによる押圧(プレス)加工を所定ピッチごとに施し、刃板の裏面から刃板表面の研削加工を行うことによって、刃線の基方部分から先方部分に向けて目の大きさが次第に小さく変化する鋸歯2,2を形成することができる。
 図3においては、研削手段もしくは押圧手段である加工工具10を二点鎖線で示し、その進退方向を矢印で示している。
 押圧加工によって変形させた刃板1の裏面に施す研削加工は、図5に示すように緩い角度の第一研削面7と、急角度の第二研削面によって構成することができる。すなわち、緩い角度の第一研削面7によって、刃板1の刃線3側が薄くなる刃板の全体形状を形成し、側縁部分に急角度の第二研削面8を設けることによって鋭利な切れ刃9を備えた鋸歯2を形成することができる。
 以上述べた鋸鎌は、主として稲・麦刈り及び草刈り、さらに野菜の収穫などに利用し、例えば細紐の切断なども同時に行えるものであるが、その用途及び用途の組み合わせは特に限定されるものではない。そして、使用目的、用途などによって鋸鎌全体の大きさ、鋸目の大きさの変化は自由に決定することができるものである。
本考案に係る鋸鎌全体の正面図、 本考案に係る鋸鎌全体の背面図、 図1のIII-III線拡大断面図、 図1のIV-IV線拡大断面図、 図1のV-V線拡大断面図、 図1のVI-VI線拡大断面図。
符号の説明
1…刃板、 2…鋸歯、 3…刃線、 4…切除面、 5…柄、 6…反り部、 7…第一研削面、 8…第二研削面、 9…切れ刃、 10…加工工具。

Claims (2)

  1.  刃板の基方部分に大きな目の鋸歯を、先方部分に小さな目の鋸歯を形成するものであって、基方の大きな目から先方の小さな目に次第に変化することを特徴とする鋸鎌。
  2.  刃板に形成する鋸歯は、刃線の全長にわたって刃板の刃幅方向に対して一定の傾斜角度であると同時に刃線方向に対して一定の傾斜角度の切除面を所定ピッチごとに形成することによって形成したものであり、刃板の基方部分における切除面と切除面のピッチを大きく、刃板の先方部分に向けて切除面と切除面のピッチを次第に小さくすることによって形成されていることを特徴とする請求項1記載の鋸鎌。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017131970A (ja) * 2016-01-25 2017-08-03 株式会社豊稔企販 鋸鎌などの鋸歯の形成方法

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