JP3222852U - 葉菜類の軸をカットするための刃物 - Google Patents

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Abstract

【課題】葉菜類を間引いたり収穫する際に、疲れずに作業ができ、また作業効率のよい葉菜類の軸をカットするための刃物を提供すること。【解決手段】金属製パイプを斜めにカットした先端に外に凹となるように湾曲した凹部4を有する切れ刃5を有し、切れ刃5後方に切れ刃5を前方に押し出すための握り部8を有するように構成した。これによって、作業者は握り部を握り、刃部を葉菜類の軸に当てて押すように動作するだけで軸をカットできる。その際に刃部が外方に向かって凹状に湾曲しているため刃部は軸から逃げることがない。【選択図】図1

Description

本考案は、葉菜類の軸をカットするための刃物等に関するものである。
主に葉の部分を食用とする野菜である葉菜類は、蒔種からまもない苗の段階での間引きでは手で折り取ったり、ハサミで切るようにしている。このような間引いた苗は「折り菜」あるいは「欠き菜」といって自家用にしたりある程度の大きさであれば販売対象となる。また、野菜が大きく育って収穫する際には一般に鎌のような刃物で刈り取るようにしている。葉菜類としては、例えば、ほうれん草、小松菜、チンゲンサイ、野沢菜、白菜、キャベツ、レタス等が一例として挙げられる。
しかし、手で折り取る場合には折り取った部分がつぶれたり不揃いになったりするため再度包丁等の刃物できれいにカットしなければならない。ハサミで切る場合では切り口がきれいに仕上がるものの、ハサミの刃の間に砂利や砂粒が挟まってしまうことがあり、スムーズに切れなかったり、ハサミに不具合が生じてしまう場合がある。また、ハサミは開いたり閉じたりの動作を伴うため長時間の作業では手が疲れてしまう。そのため、間引き段階で作業効率がよく、不具合が生じにくく、疲れにくい刃物が求められていた。また、野菜が大きく育ってこれを鎌で切り取って収穫する際では、作業者は前方に進むにも関わらず鎌を切り取る野菜の向こう側に回して手前に向かって引くような動作となり、動作が大きくなるため疲れやすく効率も必ずしもよくない。
上記の目的を達成するための第1の手段として、長手方向の先端位置に刃部が形成され、前記刃部は少なくとも葉菜類の軸に当接させる部分が外方に向かって凹状に湾曲されており、前記刃部よりも後方に前記刃部を前方に押し出すための握り部を有するようにした。
これによって、作業者は握り部を握り、刃部を葉菜類の軸に当てて押すように動作するだけで軸をカットできる。その際に刃部の葉菜類の軸に当接する部分が外方に向かって凹状に湾曲しているため刃部は軸から逃げることがない。
「刃部」は、先端が薄く刃として葉菜類の軸に食い込んでいける程度の鋭さを有すればよい。「凹状に湾曲した」形状は直線状や凸状でなければよく、特に曲率の大小や左右曲率の多少の違いは問わない、外方に向かって凹状に湾曲していることによって押圧力によって軸が刃部に対して多少揺動しても逃げることがないからである。刃部全域が凹状に湾曲していても一部でもよい。
「握り部」は人の手で握ることのできる大きさと形状であれば特に決まった形状である必要はない。棒状であれば握りやすい。
また、第2の手段として、前記刃部は金属製パイプを斜めにカットした先端に形成され、前記パイプの円筒部分を前記握り部とした。
金属製パイプは入手しやすく、斜めにカットした先端は楕円形状の長辺端部となるため、先端寄り幅は狭いため加工しやすく、葉菜類の軸に応じた凹状に湾曲した刃部を形成しやすくなっている。また、金属製パイプは握りやすい形状であるためそのまま握り部とすることもでき、安価に葉菜類の軸をカットするための刃物を提供することができる。
また、第3の手段として、前記刃部は金属製パイプを斜めにカットした先端に形成され、前記パイプの後方に棒状の前記握り部を取着した。
第2の手段と同様、金属製パイプは入手しやすく、斜めにカットした先端は楕円形状の長辺端部となるため、先端寄り幅は狭いため加工しやすく、葉菜類の軸に応じた凹状に湾曲した刃部を形成しやすくなっている。パイプの後方に棒状の握り部を取着することで、握り部の大きさを考慮することなく様々なサイズのパイプに刃部を形成することができ、軸の大きさが違ったり、複数の軸が株状に密集したり太い軸に成長した葉菜類にも使用できる葉菜類の軸をカットするための刃物を提供することができる。
また、第4の手段として、前記刃部は金属製の平板の先端に形成され、前記平板の後方に棒状の前記握り部を取着した。
金属製の平板であると横幅の大きな刃部を形成することができるため、太い軸に成長した葉菜類や大きな株状の葉菜類にも使用できる葉菜類の軸をカットするための刃物を提供することができる。
本考案によれば、刃部を葉菜類の軸に押し当てるように動作するだけで軸をカットできる。その際に刃部が凹状に湾曲しているため刃部は軸から逃げることがない。
実施の形態1のカッターであって(a)は斜視図、(b)は側面図。 (a)は実施の形態1のカッターの使用方法を説明する説明図、(b)はカッターの先端を葉菜類の軸に当接させようとする状態を拡大して説明する説明図。 実施の形態2のカッターの斜視図。 実施の形態3のカッターの斜視図。
以下、本考案の実施の形態である葉菜類の軸をカットするための刃物の一例について図面に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図1(a)及び(b)に示すように、葉菜類の軸をカットするための刃物としてのカッター1は、合金製の径15mmのパイプ材の本体2を備えている。本体2には150mmの全長のパイプ材の先端側が例えばグラインダーや金属用鋸等の切断装置・器具によって斜めにカットされたカッター前方部3が形成されている。カッター前方部3には、例えばグラインダーや回転砥石装置のような研磨装置によって先端に平面視において外に凹となるように湾曲した凹部4を有する切れ刃5が形成されている。実施の形態1では切れ刃5の全域にわたって凹部4が形成されている。凹部4の湾曲の曲率は一定であり左右均等に湾曲されている。また、実施の形態1ではカッター1は折り菜を対象としており、一般に折り菜は数mm程度の径であるためその径以上の刃幅を有している必要がある。
本体2の後端寄りには透孔6が形成され、その透孔6に吊り下げ保管用のワイヤ7が挿通されている。本体2のカッター前方部3より後方部分が握り部8とされている。
このように構成されたカッター1の使用方法について説明する。
作業者は切れ刃5が下側になるようにカッター1の握り部8を握り、図2(a)のようにカットしたい折り菜となる葉菜類の軸Sに対して切れ刃5を当てる。このとき、図2(b)のように葉菜類の軸Sが外に凸となるのに対して切れ刃5前面の凹部4が凹凸関係で当接することとなるため、切れ刃4の進出に伴って葉菜類の軸Sが押されることで切れ刃5から左右方向に逃げてしまうことがなく、葉菜類の軸Sを切断できることとなる。
このような構成の実施の形態1のカッター1では次のような効果が奏される。
(1)作業者はカッター1を握って前方に押すだけで葉菜類の軸Sが切れ刃5から左右方向に逃げてしまうことがなく切断できるため、きれいな切り口の折り菜を得ることができる。
(2)単にカッター1を前方の葉菜類の軸S方向に押し出すだけでよいため作業性がよく疲れない。
(3)パイプ材だけで切れ刃4と握り部8を構成できるため、単純な構成で壊れにくく、軽く、また製造も簡単であるため低コストに提供できる。
(実施の形態2)
図3に示すように、実施の形態2の葉菜類の軸をカットするための刃物としてのカッター11は径50mmのパイプ材の本体12を備えている。本体12の前方には実施の形態1と同様の加工手法でカッター前方部13が形成され、実施の形態1と同様の加工手法で外に凹となるように湾曲した凹部14を有する切れ刃15が形成されている。実施の形態2では切れ刃15の全域にわたって凹部14が形成されている。凹部14の湾曲の曲率は一定であり左右均等に湾曲されている。また、実施の形態2ではカッター11は収穫期に達した葉菜類を対象としており、一般にその段階では複数の軸や太い軸株状になって数cm程度の大きさに達している。切れ刃15はその幅以上の刃幅を有している必要がある。
本体12の後方には木ねじ16によって木製の断面円形の棒状の握り部17が取着されている。握り部17の後端寄りには透孔18が形成され、その透孔18に吊り下げ保管用のワイヤ19が挿通されている。
このような、構成のカッター11は実施の形態1と同様に切れ刃15が下側になるように握り部14を握って、カットしたい葉菜類の軸に対して切れ刃15を当てて実施の形態1と同様に操作して葉菜類の軸を切断する。実施の形態2は切れ刃15の左右幅が実施の形態1のカッター1よりも大きく、主として複数の軸が株状に密集した収穫対象の葉菜類に使用される。
このような構成の実施の形態2のカッター11では次のような効果が奏される。
(1)作業者はカッター11を握って前方に押すだけで葉菜類の軸が切れ刃15から左右方向に逃げてしまうことがなく切断できるため、きれいな切り口の折り菜を得ることができる。
(2)単にカッター11を前方の葉菜類の軸方向に押し出すだけでよいため鎌のように向こう側から手前に引くような場合に比べて動きが単純となり作業性がよく疲れない。
(実施の形態3)
図4に示すように、実施の形態3の葉菜類の軸をカットするための刃物としてのカッター21は長方形の合金製の板状の本体22を備えている。本体22の前方には実施の形態1と同様な加工手法で同様の加工手法で外に凹となるように湾曲した凹部23を有する切れ刃24が形成されている。凹部23の湾曲の曲率は一定であり左右均等に湾曲されている。実施の形態3では切れ刃24の全域にわたって凹部23が形成されている。また、実施の形態3ではカッター21は収穫期に達した葉菜類を対象としており、一般にその段階では複数の軸や太い軸株状になって数cm程度の大きさに達している。切れ刃24はその幅以上の刃幅を有している必要がある。
本体22の後方は断面円形の棒状の握り部25の先端の挟持部25aによって挟まれ、握り部25は挟持部25a位置で木ねじ26によって本体22に固定されている。握り部25の後端寄りには透孔27が形成され、その透孔27に吊り下げ保管用のワイヤ28が挿通されている。
このような、構成のカッター21は切れ刃24が水平になるように握り部25を握り、カットしたい葉菜類の軸に対して切れ刃24を当てて実施の形態1と同様に操作して葉菜類の軸を切断する。実施の形態3は切れ刃24も左右幅が実施の形態1のカッター1よりも大きく、主として複数の軸が株状に密集した収穫対象の葉菜類に使用される。
このような構成の実施の形態3のカッター21では次のような効果が奏される。
(1)作業者はカッター21を握って前方に押すだけで葉菜類の軸が切れ刃15から左右方向に逃げてしまうことがなく切断できるため、きれいな切り口の折り菜を得ることができる。
(2)単にカッター21を前方の葉菜類の軸方向に押し出すだけでよいため鎌のように向こう側から手前に引くような場合に比べて動きが単純となり作業性がよく疲れない。
(3)本体22は上下方向がないので表裏どちらを上側に配置しても使用可能である。
上記実施の形態は本考案の原理およびその概念を例示するための具体的な実施の形態として記載したにすぎない。つまり、本考案は上記の実施の形態に限定されるものではない。本考案は、例えば次のように変更した態様で具体化することも可能である。
・実施の形態1及び2の本体2、12用のパイプの大きさ、厚み、素材等は適宜変更可能である。実施の形態3の本体22の大きさ、厚み、素材等も適宜変更可能である。
・実施の形態3は長方形の板状の本体22であったが、長方形である必要はない。例えば円板の先端に外に凹となるように湾曲した凹部を有する切れ刃を形成するようにしてもよい。
・凹部4、14、23の湾曲度合いや斜めにカットされたカッター前方部3、13の角度等の条件は本発明の課題を解決することができれば適宜自由に設定できる。上記では湾曲の曲率は一定であり凹部4、14、23は左右均等に構成されていたが、本発明の課題を解決することができる範囲で左右均等な湾曲度でなくともよく、また、曲率は必ずしも一定でなくともよい。
・切れ刃5、15、24全域にわたって凹部4、14、23を形成しなくともよい。葉菜類の軸に当接させる位置とその近辺(一般に左右方向中央付近)が凹部4、14、23形状であればよく、例ば切れ刃5、15、24左右寄りが直線的な刃であってもよい。
本考案は上述した実施の形態に記載の構成に限定されない。上述した各実施の形態や変形例の構成要素は任意に選択して組み合わせて構成するとよい。また各実施の形態や変形例の任意の構成要素と、考案を解決するための手段に記載の任意の構成要素または考案を解決するための手段に記載の任意の構成要素を具体化した構成要素とは任意に組み合わせて構成するとよい。これらについても本願の補正または特許出願への変更等において権利取得する意思を有する。
1、11、21…葉菜類の軸をカットするための刃物であるカッター、5、15、24…刃部である切れ刃、8、17、25…握り部。

Claims (4)

  1. 長手方向の先端位置に刃部が形成され、前記刃部は少なくとも葉菜類の軸に当接させる部分が外方に向かって凹状に湾曲されており、前記刃部よりも後方に前記刃部を前方に押し出すための握り部を有することを特徴とする葉菜類の軸をカットするための刃物。
  2. 前記刃部は金属製パイプを斜めにカットした先端に形成され、前記パイプの円筒部分を前記握り部としたことを特徴とする請求項1に記載の葉菜類の軸をカットするための刃物。
  3. 前記刃部は金属製パイプを斜めにカットした先端に形成され、前記パイプの後方に棒状の前記握り部を取着したことを特徴とする請求項1に記載の葉菜類の軸をカットするための刃物。
  4. 前記刃部は金属製の平板の先端に形成され、前記平板の後方に棒状の前記握り部を取着したことを特徴とする請求項1に記載の葉菜類の軸をカットするための刃物。
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