JP2003047448A - 農作物洗浄研磨装置 - Google Patents
農作物洗浄研磨装置Info
- Publication number
- JP2003047448A JP2003047448A JP2001235789A JP2001235789A JP2003047448A JP 2003047448 A JP2003047448 A JP 2003047448A JP 2001235789 A JP2001235789 A JP 2001235789A JP 2001235789 A JP2001235789 A JP 2001235789A JP 2003047448 A JP2003047448 A JP 2003047448A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cleaning
- crop
- polishing
- cloth
- agricultural
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000005406 washing Methods 0.000 title claims abstract description 13
- 239000000463 material Substances 0.000 claims abstract description 21
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 17
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 claims description 101
- 238000005498 polishing Methods 0.000 claims description 86
- 239000004744 fabric Substances 0.000 claims description 14
- 229920000742 Cotton Polymers 0.000 claims description 5
- 238000009736 wetting Methods 0.000 claims description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 244000000626 Daucus carota Species 0.000 description 2
- 235000002767 Daucus carota Nutrition 0.000 description 2
- 244000088415 Raphanus sativus Species 0.000 description 2
- 235000006140 Raphanus sativus var sativus Nutrition 0.000 description 2
- 244000061456 Solanum tuberosum Species 0.000 description 2
- 235000002595 Solanum tuberosum Nutrition 0.000 description 2
- 235000012015 potatoes Nutrition 0.000 description 2
- 244000241235 Citrullus lanatus Species 0.000 description 1
- 235000012828 Citrullus lanatus var citroides Nutrition 0.000 description 1
- 244000241257 Cucumis melo Species 0.000 description 1
- 235000015510 Cucumis melo subsp melo Nutrition 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000011086 high cleaning Methods 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
- 229920002379 silicone rubber Polymers 0.000 description 1
- 239000004945 silicone rubber Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Cleaning In General (AREA)
- Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
- Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
- Apparatuses For Bulk Treatment Of Fruits And Vegetables And Apparatuses For Preparing Feeds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 変形が著しい農作物や太さが極端に異なる農
作物もムラなく均一に洗浄・研磨できる農作物洗浄研磨
装置を提供する。 【解決手段】 貯水した容器２に複数本の洗浄ロール３
を貯水に一部浸漬する状態で所定間隔をおいて回転自在
に並設し、洗浄ロール３の上方に農作物を洗浄ロール３
と挟持する変形し易い弾性を示す研磨体４を設け、各洗
浄ロール３を搬送方向に回転させる駆動手段を設け、前
記研磨体４の下面に布状物４ｂを緩く被覆した。
作物もムラなく均一に洗浄・研磨できる農作物洗浄研磨
装置を提供する。 【解決手段】 貯水した容器２に複数本の洗浄ロール３
を貯水に一部浸漬する状態で所定間隔をおいて回転自在
に並設し、洗浄ロール３の上方に農作物を洗浄ロール３
と挟持する変形し易い弾性を示す研磨体４を設け、各洗
浄ロール３を搬送方向に回転させる駆動手段を設け、前
記研磨体４の下面に布状物４ｂを緩く被覆した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は大根や人参、長芋等
の農作物を連続的に機械洗浄する装置に関し、詳しくは
変形した農作物をムラなく洗浄・研磨できるようにする
技術に関する。
の農作物を連続的に機械洗浄する装置に関し、詳しくは
変形した農作物をムラなく洗浄・研磨できるようにする
技術に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の農作物洗浄研磨装置は、貯水した
容器に表面にスポンジやブラシを備えた洗浄ロールを所
定間隔をおいて複数本浸漬させて並設し、洗浄ロールの
上方に農作物を洗浄ロールと挟持するスポンジやブラシ
からなる研磨体を所定高さに設け、洗浄ロールと研磨体
との間に農作物を配置し、洗浄ロールを回転させて農作
物を搬送しながら表面を洗浄・研磨できるようにした構
成が一般的である。ところで、このような構成では農作
物が例えば略くの字状に変形している場合、くぼみ部分
にスポンジやブラシが届かず洗い残しが生じて全体を均
一に洗浄・研磨できない問題点がある。農作物は一本一
本様々な形状をしているから、それらの形状に沿った専
用の研磨体や洗浄ロールを用意することはできない。そ
こで、研磨体を幅方向に複数に分割し、分割した各研磨
体の上部にバネを設けてそれぞれが独立して上下に可動
できるようにし、異なる大きさの農作物や変形した農作
物の形状に柔軟に追随させて洗浄・研磨能力を向上させ
る技術が考案された。しかしながら、変形が細かいもの
や太さが極端に異なる農作物には十分に対応できず満足
できるものではなかった。
容器に表面にスポンジやブラシを備えた洗浄ロールを所
定間隔をおいて複数本浸漬させて並設し、洗浄ロールの
上方に農作物を洗浄ロールと挟持するスポンジやブラシ
からなる研磨体を所定高さに設け、洗浄ロールと研磨体
との間に農作物を配置し、洗浄ロールを回転させて農作
物を搬送しながら表面を洗浄・研磨できるようにした構
成が一般的である。ところで、このような構成では農作
物が例えば略くの字状に変形している場合、くぼみ部分
にスポンジやブラシが届かず洗い残しが生じて全体を均
一に洗浄・研磨できない問題点がある。農作物は一本一
本様々な形状をしているから、それらの形状に沿った専
用の研磨体や洗浄ロールを用意することはできない。そ
こで、研磨体を幅方向に複数に分割し、分割した各研磨
体の上部にバネを設けてそれぞれが独立して上下に可動
できるようにし、異なる大きさの農作物や変形した農作
物の形状に柔軟に追随させて洗浄・研磨能力を向上させ
る技術が考案された。しかしながら、変形が細かいもの
や太さが極端に異なる農作物には十分に対応できず満足
できるものではなかった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、従来のこれらの問題点を解消し、変形が著
しいものや太さが極端に異なる農作物でもムラなく機械
的に洗浄・研磨できる農作物洗浄研磨装置を提供するこ
とにある。
する課題は、従来のこれらの問題点を解消し、変形が著
しいものや太さが極端に異なる農作物でもムラなく機械
的に洗浄・研磨できる農作物洗浄研磨装置を提供するこ
とにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決した本
発明の構成は、 １） 貯水した容器に複数本の洗浄ロールを貯水に一部
浸漬する状態で所定間隔をおいて回転自在に並設し、洗
浄ロールの上方に農作物を洗浄ロールと挟持する変形し
易い弾性を示す研磨体を設け、各洗浄ロールを搬送方向
に回転させる駆動手段を設け、洗浄ロールを回転させて
農作物を搬送しながら洗浄ロールと研磨体とで農作物の
表面を洗浄・研磨できるようにした農作物洗浄研磨装置
において、前記研磨体の下面の全部又は一部に布状物を
緩く被覆し、洗浄ロールの回転と農作物の自転との摩擦
力で布状物を農作物表面に巻き付けるように接触させる
ことにより農作物を均一に洗浄・研磨できるようにした
ことを特徴とする農作物洗浄研磨装置 ２） 所定間隔をおいて複数本回転自在に並設した洗浄
ロールの上方に農作物を洗浄ロールと挟持する変形し易
い弾性を示す研磨体を設け、農作物の表面を水で濡らす
散水手段を設け、各洗浄ロールを搬送方向に回転させる
駆動手段を設け、洗浄ロールを回転させて農作物を搬送
しながら洗浄ロールと研磨体とで農作物の表面を洗浄・
研磨できるようにした農作物洗浄研磨装置において、前
記研磨体の下面の全部又は一部に布状物を緩く被覆し、
洗浄ロールの回転と農作物の自転との摩擦力で布状物を
農作物表面に巻き付けるように接触させることにより農
作物を均一に洗浄・研磨できるようにしたことを特徴と
する農作物洗浄研磨装置 ３） 布状物が、表面が厚手の綿織物である前記１）又
は２）記載の農作物洗浄研磨装置 ４） 研磨体の上部にバネを設けて上下に可動できるよ
うにし、異なる大きさの農作物を連続的に洗浄・研磨で
きるようにした前記１）〜３）いずれかに記載の農作物
洗浄研磨装置 ５） 研磨体を幅方向に複列に設け、各研磨体の上部に
バネを設けてそれぞれ独立して上下に可動するように
し、農作物の変形部分に柔軟に追随できるようにした前
記１）〜３）いずれか記載の農作物洗浄研磨装置 ６） 洗浄ロールが、回転軸の表面にスポンジ又はブラ
シを設けたものである前記１）〜５）いずれか記載の農
作物洗浄研磨装置 ７） 研磨体が、スポンジ又はブラシのいずれか一方あ
るいはスポンジとブラシの組み合わせで構成されたもの
である前記１）〜６）いずれか記載の農作物洗浄研磨装
置にある。
発明の構成は、 １） 貯水した容器に複数本の洗浄ロールを貯水に一部
浸漬する状態で所定間隔をおいて回転自在に並設し、洗
浄ロールの上方に農作物を洗浄ロールと挟持する変形し
易い弾性を示す研磨体を設け、各洗浄ロールを搬送方向
に回転させる駆動手段を設け、洗浄ロールを回転させて
農作物を搬送しながら洗浄ロールと研磨体とで農作物の
表面を洗浄・研磨できるようにした農作物洗浄研磨装置
において、前記研磨体の下面の全部又は一部に布状物を
緩く被覆し、洗浄ロールの回転と農作物の自転との摩擦
力で布状物を農作物表面に巻き付けるように接触させる
ことにより農作物を均一に洗浄・研磨できるようにした
ことを特徴とする農作物洗浄研磨装置 ２） 所定間隔をおいて複数本回転自在に並設した洗浄
ロールの上方に農作物を洗浄ロールと挟持する変形し易
い弾性を示す研磨体を設け、農作物の表面を水で濡らす
散水手段を設け、各洗浄ロールを搬送方向に回転させる
駆動手段を設け、洗浄ロールを回転させて農作物を搬送
しながら洗浄ロールと研磨体とで農作物の表面を洗浄・
研磨できるようにした農作物洗浄研磨装置において、前
記研磨体の下面の全部又は一部に布状物を緩く被覆し、
洗浄ロールの回転と農作物の自転との摩擦力で布状物を
農作物表面に巻き付けるように接触させることにより農
作物を均一に洗浄・研磨できるようにしたことを特徴と
する農作物洗浄研磨装置 ３） 布状物が、表面が厚手の綿織物である前記１）又
は２）記載の農作物洗浄研磨装置 ４） 研磨体の上部にバネを設けて上下に可動できるよ
うにし、異なる大きさの農作物を連続的に洗浄・研磨で
きるようにした前記１）〜３）いずれかに記載の農作物
洗浄研磨装置 ５） 研磨体を幅方向に複列に設け、各研磨体の上部に
バネを設けてそれぞれ独立して上下に可動するように
し、農作物の変形部分に柔軟に追随できるようにした前
記１）〜３）いずれか記載の農作物洗浄研磨装置 ６） 洗浄ロールが、回転軸の表面にスポンジ又はブラ
シを設けたものである前記１）〜５）いずれか記載の農
作物洗浄研磨装置 ７） 研磨体が、スポンジ又はブラシのいずれか一方あ
るいはスポンジとブラシの組み合わせで構成されたもの
である前記１）〜６）いずれか記載の農作物洗浄研磨装
置にある。
【０００５】
【作用】本発明では、農作物を洗浄ロールと研磨体との
間に配置し、駆動手段で各洗浄ロールを回転させる。各
洗浄ロールは容器内の貯水を溌ね上げ、溌ね上げた貯水
で農作物の表面を洗浄しながら搬送する。農作物は各洗
浄ロールの回転力により洗浄ロールと逆方向に自転し、
その自転による摩擦力で研磨体下面の布状物を下方に引
張する。引張された布状物は農作物表面に巻き付けるよ
うに接触して農作物表面を擦り、洗浄ロールによる洗浄
とともに研磨される。研磨体の上部にバネを設けて上下
に可動するようにしたものは、装置を停めて洗浄ロール
と研磨体との間隔を調整することなく異なる大きさの農
作物を連続的に洗浄・研磨できるようにする。研磨体を
幅方向に複列に設け、各研磨体上部にバネを設けてそれ
ぞれ独立して上下に可動できるようにしたものは、農作
物が著しく変形していても柔軟に追随させてより均一に
洗浄・研磨できるようにする。
間に配置し、駆動手段で各洗浄ロールを回転させる。各
洗浄ロールは容器内の貯水を溌ね上げ、溌ね上げた貯水
で農作物の表面を洗浄しながら搬送する。農作物は各洗
浄ロールの回転力により洗浄ロールと逆方向に自転し、
その自転による摩擦力で研磨体下面の布状物を下方に引
張する。引張された布状物は農作物表面に巻き付けるよ
うに接触して農作物表面を擦り、洗浄ロールによる洗浄
とともに研磨される。研磨体の上部にバネを設けて上下
に可動するようにしたものは、装置を停めて洗浄ロール
と研磨体との間隔を調整することなく異なる大きさの農
作物を連続的に洗浄・研磨できるようにする。研磨体を
幅方向に複列に設け、各研磨体上部にバネを設けてそれ
ぞれ独立して上下に可動できるようにしたものは、農作
物が著しく変形していても柔軟に追随させてより均一に
洗浄・研磨できるようにする。
【０００６】
【発明の実施の形態】農作物の洗浄用水は洗浄ロールの
回転で溌ね上げるように貯水した容器を設けて洗浄ロー
ルのおよそ下半分を浸漬するようにしてもよく、また農
作物の上方や側面、あるいは下方から散水して表面を濡
らす散水手段を設けることもできる。洗浄ロールはブラ
シが農作物の表面の汚れを落とす上で効果的であるが、
スポンジにしても洗浄用水を含ませて表面を効率的に洗
浄できるので、農作物の種類に応じて交換できるように
するのが望ましい。研磨体は一般にスポンジやブラシが
用いられ、農作物の根や葉の部分に応じてスポンジとブ
ラシを組み合わせても使用できる。また、スポンジの場
合は内部にシリコンゴムを注入処置することでより耐久
性を向上できる。布状物としては厚手の綿織物（タオル
地、バスタオル地等）が使用でき、搬送方向又は幅方向
に複列に分けて被覆させることもできる。本発明の農作
物洗浄研磨装置は、大根や人参、長芋の他、スイカやメ
ロンなどにも好ましく使用できる。
回転で溌ね上げるように貯水した容器を設けて洗浄ロー
ルのおよそ下半分を浸漬するようにしてもよく、また農
作物の上方や側面、あるいは下方から散水して表面を濡
らす散水手段を設けることもできる。洗浄ロールはブラ
シが農作物の表面の汚れを落とす上で効果的であるが、
スポンジにしても洗浄用水を含ませて表面を効率的に洗
浄できるので、農作物の種類に応じて交換できるように
するのが望ましい。研磨体は一般にスポンジやブラシが
用いられ、農作物の根や葉の部分に応じてスポンジとブ
ラシを組み合わせても使用できる。また、スポンジの場
合は内部にシリコンゴムを注入処置することでより耐久
性を向上できる。布状物としては厚手の綿織物（タオル
地、バスタオル地等）が使用でき、搬送方向又は幅方向
に複列に分けて被覆させることもできる。本発明の農作
物洗浄研磨装置は、大根や人参、長芋の他、スイカやメ
ロンなどにも好ましく使用できる。
【０００７】以下、本発明の各実施例を図面に基づいて
具体的に説明する。
具体的に説明する。
【０００８】
【実施例】実施例１（図１〜７参照）
図１〜７に示す実施例１は、複数本のブラシロールと板
状のスポンジに布状物を被覆した研磨体で農作物を機械
洗浄できるようにした農作物洗浄研磨装置の例である。
図１は、実施例１の農作物洗浄研磨装置の左側面図であ
る。図２は、実施例１の農作物洗浄研磨装置の右側面図
である。図３は、実施例１の農作物洗浄研磨装置の正面
図である。図４は、実施例１の農作物洗浄研磨装置の背
面図である。図５は、図１のＡ−Ａ断面図である。図６
は、実施例１の農作物洗浄研磨装置の使用状態を示す説
明図である。図７は、実施例１の農作物洗浄研磨装置の
使用状態を示す説明図である。
状のスポンジに布状物を被覆した研磨体で農作物を機械
洗浄できるようにした農作物洗浄研磨装置の例である。
図１は、実施例１の農作物洗浄研磨装置の左側面図であ
る。図２は、実施例１の農作物洗浄研磨装置の右側面図
である。図３は、実施例１の農作物洗浄研磨装置の正面
図である。図４は、実施例１の農作物洗浄研磨装置の背
面図である。図５は、図１のＡ−Ａ断面図である。図６
は、実施例１の農作物洗浄研磨装置の使用状態を示す説
明図である。図７は、実施例１の農作物洗浄研磨装置の
使用状態を示す説明図である。
【０００９】図中、１は農作物洗浄研磨装置である。２
は容器であって、下方は片側に傾斜させて排水口２ａを
設け、内部に貯水して枠体２ｂに取り付けている。３は
洗浄ロールであって、回転軸３ａの外周に綿材３ｂを放
射状に植設してブラシとし、容器２の上面に洗浄ロール
３のおよそ下半分が浸漬するように所定間隔をおいて６
本回転自在に軸支している。４は研磨体であって、下面
に断面半円状の凹所を複数形成したスポンジ４ａに表面
が粗雑な厚手の綿織物いわゆるタオル地からなる布状物
４ｂを前後に渡って被覆するように緩く設け、農作物の
葉部洗浄用のブラシ４ｃとともに枠体４ｄにバネ４ｅを
介して上下に可動自在に取り付け、支持フレーム４ｆで
洗浄ロール３の上方に所定高さに立設している。４ｇは
側面カバーである。５はモータであって、図１に示すよ
うに出力軸５ａと洗浄ロール３の１つをチェーン５ｂで
連結して駆動できるようにするとともに、各洗浄ロール
３をチェーン５ｃでそれぞれ連結して同時に回転できる
ようにしている。６は躯体、７はキャスター、８，９は
案内板、Ｄは農作物、Ｗは水である。
は容器であって、下方は片側に傾斜させて排水口２ａを
設け、内部に貯水して枠体２ｂに取り付けている。３は
洗浄ロールであって、回転軸３ａの外周に綿材３ｂを放
射状に植設してブラシとし、容器２の上面に洗浄ロール
３のおよそ下半分が浸漬するように所定間隔をおいて６
本回転自在に軸支している。４は研磨体であって、下面
に断面半円状の凹所を複数形成したスポンジ４ａに表面
が粗雑な厚手の綿織物いわゆるタオル地からなる布状物
４ｂを前後に渡って被覆するように緩く設け、農作物の
葉部洗浄用のブラシ４ｃとともに枠体４ｄにバネ４ｅを
介して上下に可動自在に取り付け、支持フレーム４ｆで
洗浄ロール３の上方に所定高さに立設している。４ｇは
側面カバーである。５はモータであって、図１に示すよ
うに出力軸５ａと洗浄ロール３の１つをチェーン５ｂで
連結して駆動できるようにするとともに、各洗浄ロール
３をチェーン５ｃでそれぞれ連結して同時に回転できる
ようにしている。６は躯体、７はキャスター、８，９は
案内板、Ｄは農作物、Ｗは水である。
【００１０】本実施例では、まずモータ５を作動させ、
各洗浄ロール３を駆動させる。案内板８に農作物Ｄを洗
浄ロール３の長手方向に沿って載置すると、農作物Ｄは
洗浄ロール３と研磨体４との間に挟持され、洗浄ロール
３により水Ｗを溌ね上げて表面を洗浄しながら搬送され
る。図７（ａ）に示すように、農作物Ｄは洗浄ロール３
の回転により洗浄ロール３と逆方向に自転しながら右側
に搬送され、この洗浄ロール３と研磨体４の上下からの
摩擦力で農作物Ｄの表面が研磨される。ここで、図７
（ｂ），（ｃ）に示すように農作物Ｄの自転による摩擦
力で研磨体４の布状物４ｂが下方に引張され、その引張
部分が農作物Ｄの下方に巻き込まれる。布状物４ｂは伸
び縮み自体はほとんどせず、取り付け時の緩みの分だけ
引張されるので、それ以上は引張されない。従って、布
状物４ｂはその引張部分が農作物Ｄの表面に隅々まで密
着して農作物Ｄの自転で強い摩擦力を生じさせて研磨す
る。このようにして農作物Ｄは順次挿入して連続的に機
械的に洗浄され、案内板９に搬出されることとなる。
各洗浄ロール３を駆動させる。案内板８に農作物Ｄを洗
浄ロール３の長手方向に沿って載置すると、農作物Ｄは
洗浄ロール３と研磨体４との間に挟持され、洗浄ロール
３により水Ｗを溌ね上げて表面を洗浄しながら搬送され
る。図７（ａ）に示すように、農作物Ｄは洗浄ロール３
の回転により洗浄ロール３と逆方向に自転しながら右側
に搬送され、この洗浄ロール３と研磨体４の上下からの
摩擦力で農作物Ｄの表面が研磨される。ここで、図７
（ｂ），（ｃ）に示すように農作物Ｄの自転による摩擦
力で研磨体４の布状物４ｂが下方に引張され、その引張
部分が農作物Ｄの下方に巻き込まれる。布状物４ｂは伸
び縮み自体はほとんどせず、取り付け時の緩みの分だけ
引張されるので、それ以上は引張されない。従って、布
状物４ｂはその引張部分が農作物Ｄの表面に隅々まで密
着して農作物Ｄの自転で強い摩擦力を生じさせて研磨す
る。このようにして農作物Ｄは順次挿入して連続的に機
械的に洗浄され、案内板９に搬出されることとなる。
【００１１】本実施例ではこのように構成したから、農
作物Ｄがどのような形状に変形していても、緩ませて取
り付けた布状物４ｂの引張部分が農作物Ｄの表面隅々ま
で密着して農作物Ｄの自転により強い摩擦力を生じ、洗
浄ロール３と相まって極めて高い洗浄・研磨能力を発揮
する。また、研磨体４を布状物４ｂで被覆しているか
ら、スポンジ４ａを痛めることなく耐久性を向上でき、
布状物４ｂの交換だけでメンテナンスも手間がかからな
い。
作物Ｄがどのような形状に変形していても、緩ませて取
り付けた布状物４ｂの引張部分が農作物Ｄの表面隅々ま
で密着して農作物Ｄの自転により強い摩擦力を生じ、洗
浄ロール３と相まって極めて高い洗浄・研磨能力を発揮
する。また、研磨体４を布状物４ｂで被覆しているか
ら、スポンジ４ａを痛めることなく耐久性を向上でき、
布状物４ｂの交換だけでメンテナンスも手間がかからな
い。
【００１２】実施例２（図８参照）
図８に示す実施例２は、研磨体を幅方向に複列に設け、
各研磨体の上部にバネを設けてそれぞれ独立して上下に
可動できるようにした農作物洗浄研磨装置の例である。
図８は、実施例２の農作物洗浄研磨装置の使用状態を示
す説明図である。１０は各研磨体を可動自在に連結する
蝶番である。
各研磨体の上部にバネを設けてそれぞれ独立して上下に
可動できるようにした農作物洗浄研磨装置の例である。
図８は、実施例２の農作物洗浄研磨装置の使用状態を示
す説明図である。１０は各研磨体を可動自在に連結する
蝶番である。
【００１３】本実施例では図８（ａ）に示すように変形
のない農作物Ｄでは各研磨体４は可動せず通常通りに洗
浄・研磨する。ここで、著しく変形した農作物Ｄに対し
てはスポンジ４ａの変形に限度があるとともに洗浄ロー
ル３の線材３ｂも届かず布状物４ｂをもってしても均一
な洗浄が困難な場合がある。しかし、本実施例では図８
（ｂ）に示すように各研磨体４が上部のバネ４ｅにより
上方に可動して農作物Ｄの変形部分に柔軟に追随するの
で、より優れた洗浄・研磨能力を発揮することとなる。
その他、符号、構成は実施例１と同じである。
のない農作物Ｄでは各研磨体４は可動せず通常通りに洗
浄・研磨する。ここで、著しく変形した農作物Ｄに対し
てはスポンジ４ａの変形に限度があるとともに洗浄ロー
ル３の線材３ｂも届かず布状物４ｂをもってしても均一
な洗浄が困難な場合がある。しかし、本実施例では図８
（ｂ）に示すように各研磨体４が上部のバネ４ｅにより
上方に可動して農作物Ｄの変形部分に柔軟に追随するの
で、より優れた洗浄・研磨能力を発揮することとなる。
その他、符号、構成は実施例１と同じである。
【００１４】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば変
形が著しい農作物や太さが部分的に極端に異なる農作物
でもムラなく均一に連続的に機械洗浄できる農作物洗浄
研磨装置を提供できる。
形が著しい農作物や太さが部分的に極端に異なる農作物
でもムラなく均一に連続的に機械洗浄できる農作物洗浄
研磨装置を提供できる。
【図１】実施例１の農作物洗浄研磨装置の左側面図であ
る。
る。
【図２】実施例１の農作物洗浄研磨装置の右側面図であ
る。
る。
【図３】実施例１の農作物洗浄研磨装置の正面図であ
る。
る。
【図４】実施例１の農作物洗浄研磨装置の背面図であ
る。
る。
【図５】図１のＡ−Ａ断面図である。
【図６】実施例１の農作物洗浄研磨装置の使用状態を示
す説明図である。
す説明図である。
【図７】実施例１の農作物洗浄研磨装置の使用状態を示
す説明図である。
す説明図である。
【図８】実施例２の農作物洗浄研磨装置の使用状態を示
す説明図である。
す説明図である。
１ 農作物洗浄研磨装置
２ 容器
２ａ 排水口
２ｂ 枠体
３ 洗浄ロール
３ａ 回転軸
３ｂ 線材
４ 研磨体
４ａ スポンジ
４ｂ 布状物
４ｃ ブラシ
４ｄ 枠体
４ｅ バネ
４ｆ 支持フレーム
４ｇ 側面カバー
５ モータ
５ａ 出力軸
５ｂ，５ｃ チェーン
６ 躯体
７ キャスター
８，９ 案内板
１０ 蝶番
Ｄ 農作物
Ｗ 水
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考）
Ｂ２４Ｂ 29/00 Ｂ２４Ｂ 29/00 Ｋ
Ｆターム(参考） 3B116 AA46 AB14 AB33 BA02 BA08
BA15 BB00
3B201 AA46 AB14 AB33 BA02 BA08
BA15 BB00 BB92
3C058 AA06 AA09 AA11 AA13 AB01
AB03 AB04 AC04 CA02 CB03
CB07
4B061 AA02 AA03 AA07 BA02 CA05
CA09
Claims (7)
- 【請求項１】 貯水した容器に複数本の洗浄ロールを貯
水に一部浸漬する状態で所定間隔をおいて回転自在に並
設し、洗浄ロールの上方に農作物を洗浄ロールと挟持す
る変形し易い弾性を示す研磨体を設け、各洗浄ロールを
搬送方向に回転させる駆動手段を設け、洗浄ロールを回
転させて農作物を搬送しながら洗浄ロールと研磨体とで
農作物の表面を洗浄・研磨できるようにした農作物洗浄
研磨装置において、前記研磨体の下面の全部又は一部に
布状物を緩く被覆し、洗浄ロールの回転と農作物の自転
との摩擦力で布状物を農作物表面に巻き付けるように接
触させることにより農作物を均一に洗浄・研磨できるよ
うにしたことを特徴とする農作物洗浄研磨装置。 - 【請求項２】 所定間隔をおいて複数本回転自在に並設
した洗浄ロールの上方に農作物を洗浄ロールと挟持する
変形し易い弾性を示す研磨体を設け、農作物の表面を水
で濡らす散水手段を設け、各洗浄ロールを搬送方向に回
転させる駆動手段を設け、洗浄ロールを回転させて農作
物を搬送しながら洗浄ロールと研磨体とで農作物の表面
を洗浄・研磨できるようにした農作物洗浄研磨装置にお
いて、前記研磨体の下面の全部又は一部に布状物を緩く
被覆し、洗浄ロールの回転と農作物の自転との摩擦力で
布状物を農作物表面に巻き付けるように接触させること
により農作物を均一に洗浄・研磨できるようにしたこと
を特徴とする農作物洗浄研磨装置。 - 【請求項３】 布状物が、表面が厚手の綿織物である請
求項１又は２記載の農作物洗浄研磨装置。 - 【請求項４】 研磨体の上部にバネを設けて上下に可動
できるようにし、異なる大きさの農作物を連続的に洗浄
・研磨できるようにした請求項１〜３いずれかに記載の
農作物洗浄研磨装置。 - 【請求項５】 研磨体を幅方向に複列に設け、各研磨体
の上部にバネを設けてそれぞれ独立して上下に可動する
ようにし、農作物の変形部分に柔軟に追随できるように
した請求項１〜３いずれか記載の農作物洗浄研磨装置。 - 【請求項６】 洗浄ロールが、回転軸の表面にスポンジ
又はブラシを設けたものである請求項１〜５いずれか記
載の農作物洗浄研磨装置。 - 【請求項７】 研磨体が、スポンジ又はブラシのいずれ
か一方あるいはスポンジとブラシの組み合わせで構成さ
れたものである請求項１〜６いずれか記載の農作物洗浄
研磨装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001235789A JP2003047448A (ja) | 2001-08-03 | 2001-08-03 | 農作物洗浄研磨装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001235789A JP2003047448A (ja) | 2001-08-03 | 2001-08-03 | 農作物洗浄研磨装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003047448A true JP2003047448A (ja) | 2003-02-18 |
Family
ID=19067177
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001235789A Pending JP2003047448A (ja) | 2001-08-03 | 2001-08-03 | 農作物洗浄研磨装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003047448A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009125557A1 (ja) * | 2008-04-09 | 2009-10-15 | Ｔｏｗａ株式会社 | 基板の切断方法及び装置 |
| CN102150930A (zh) * | 2011-01-21 | 2011-08-17 | 文子良 | 植物根茎清洗装置 |
| CN104550080A (zh) * | 2013-11-08 | 2015-04-29 | 上海点将精密仪器有限公司 | 一种活体植物根系清洗的设备 |
| CN106562448A (zh) * | 2016-10-29 | 2017-04-19 | 成都市红鑫科技有限公司 | 一种高效菌类清洗生产线 |
| CN106623163A (zh) * | 2017-03-01 | 2017-05-10 | 贵州大学 | 一种磨盘式大豆清洗装置 |
| CN107051928A (zh) * | 2017-05-22 | 2017-08-18 | 陈晓斌 | 一种可便捷排出污水的中药材白芷自动去泥清洗机 |
| CN109465213A (zh) * | 2018-10-17 | 2019-03-15 | 钟超 | 一种汽车活动扳手握把去油机 |
| CN111112174A (zh) * | 2020-02-13 | 2020-05-08 | 上海霆亘电脑有限公司 | 一种鼠标用深层次清洁设备 |
| CN112167666A (zh) * | 2020-09-29 | 2021-01-05 | 李加巧 | 一种山药加工设备 |
| CN112871846A (zh) * | 2020-12-23 | 2021-06-01 | 重庆市畜牧科学院 | 一种用于畜牧养殖的牲畜用具清洗装置 |
-
2001
- 2001-08-03 JP JP2001235789A patent/JP2003047448A/ja active Pending
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009125557A1 (ja) * | 2008-04-09 | 2009-10-15 | Ｔｏｗａ株式会社 | 基板の切断方法及び装置 |
| CN102150930A (zh) * | 2011-01-21 | 2011-08-17 | 文子良 | 植物根茎清洗装置 |
| CN104550080A (zh) * | 2013-11-08 | 2015-04-29 | 上海点将精密仪器有限公司 | 一种活体植物根系清洗的设备 |
| CN106562448A (zh) * | 2016-10-29 | 2017-04-19 | 成都市红鑫科技有限公司 | 一种高效菌类清洗生产线 |
| CN106623163B (zh) * | 2017-03-01 | 2023-05-09 | 贵州大学 | 一种磨盘式大豆清洗装置 |
| CN106623163A (zh) * | 2017-03-01 | 2017-05-10 | 贵州大学 | 一种磨盘式大豆清洗装置 |
| CN107051928A (zh) * | 2017-05-22 | 2017-08-18 | 陈晓斌 | 一种可便捷排出污水的中药材白芷自动去泥清洗机 |
| CN107051928B (zh) * | 2017-05-22 | 2019-11-29 | 安徽济人药业有限公司 | 一种可便捷排出污水的中药材白芷自动去泥清洗机 |
| CN109465213A (zh) * | 2018-10-17 | 2019-03-15 | 钟超 | 一种汽车活动扳手握把去油机 |
| CN111112174A (zh) * | 2020-02-13 | 2020-05-08 | 上海霆亘电脑有限公司 | 一种鼠标用深层次清洁设备 |
| CN112167666A (zh) * | 2020-09-29 | 2021-01-05 | 李加巧 | 一种山药加工设备 |
| CN112167666B (zh) * | 2020-09-29 | 2021-12-14 | 辽宁走走进口食品贸易有限公司 | 一种山药加工设备 |
| CN112871846A (zh) * | 2020-12-23 | 2021-06-01 | 重庆市畜牧科学院 | 一种用于畜牧养殖的牲畜用具清洗装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US7531044B2 (en) | Glass washing machine with broken glass removal system | |
| JP6335379B1 (ja) | 洗浄装置 | |
| JP2003047448A (ja) | 農作物洗浄研磨装置 | |
| KR20020006685A (ko) | 웨이퍼를 처리하기 위한 방법 및 장치 | |
| TW412460B (en) | A cleaning/buffing apparatus for use in a wafer processing device | |
| US4854441A (en) | Bottle duster | |
| CN216073870U (zh) | 一种皮革制品用清洗装置 | |
| CN215656591U (zh) | 一种铜带清洗干燥装置 | |
| JP4798427B2 (ja) | えのき茸栽培用巻板材の洗浄装置及び洗浄方法 | |
| JP4615243B2 (ja) | パレット洗浄装置および洗浄方法 | |
| JP2006115787A (ja) | 根菜類洗浄装置 | |
| JP3884408B2 (ja) | 水分除去装置 | |
| JP3549875B2 (ja) | 野菜洗浄装置 | |
| JP2008167803A (ja) | 食器皿洗浄装置 | |
| JP2003230372A (ja) | 農作物洗浄研磨装置 | |
| JP2004105062A (ja) | 農作物洗浄研磨装置 | |
| CA2410166A1 (en) | Produce handling material | |
| JPH03169381A (ja) | ゴルフクラブ清掃装置 | |
| US1889189A (en) | Method of and apparatus for scrubbing vegetables | |
| US1619925A (en) | Machine for washing, cleaning, waxing, and polishing sheet material | |
| JPS63196253A (ja) | 農産物洗浄装置 | |
| JPH06217915A (ja) | 容器洗浄機 | |
| JPH0639635Y2 (ja) | 食器洗浄機の食器搬送部 | |
| JPH10286539A (ja) | 焼肉用品の洗浄研磨装置 | |
| JPS5853999Y2 (ja) | 根菜類の磨き装置 |