JP2003047200A - ステータコイルの冷却装置 - Google Patents

ステータコイルの冷却装置

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JP2003047200A
JP2003047200A JP2001230736A JP2001230736A JP2003047200A JP 2003047200 A JP2003047200 A JP 2003047200A JP 2001230736 A JP2001230736 A JP 2001230736A JP 2001230736 A JP2001230736 A JP 2001230736A JP 2003047200 A JP2003047200 A JP 2003047200A
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cooling liquid
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temperature
coil
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Takashi Tsuneyoshi
孝 恒吉
Shinichiro Kitada
真一郎 北田
Toshio Kikuchi
俊雄 菊池
Yutaro Kaneko
雄太郎 金子
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コイルを万遍なく冷却するステータコイルの
冷却装置を提供する。 【解決手段】 ステータコイル7のエンドコイル7A、
7Bを夫々収容し、ステータコア4の複数のスロットに
形成した冷却通路を介して互に連通されるフロントエン
ド室8Aおよびリヤエンド室8Bへ冷却液を切換え供給
する供給通路12とフロントエンド室8Aおよびリヤエ
ンド室8Bから冷却液を切換え排出する戻り通路13と
を設け、供給通路12からフロントエンド室8Aへ冷却
液を供給するときリヤエンド室8Bから冷却液を戻り通
路13に排出させること、および、供給通路12からリ
ヤエンド室8Bへ冷却液を供給するときフロントエンド
室8Aから冷却液を戻り通路13に排出させることがで
き、切換えて作動させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータにおけるス
テータコイルの冷却装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から小型化と出力向上の目的のもと
にステータコイルを直接に液冷する冷却装置が提案され
ており、例えば、特開平4−364343号公報(特許
第2716286号)に記載されるものがある。
【0003】これは、ステータコアの内周面に樹脂層を
モールド成形することによりスロット開口部を閉塞し、
これにより画成されたスロット内部を冷媒通路として使
用する。ステータコアの前端面にはフロントエンドコイ
ルを収容するカバー部材が取付けられ、後端面にはリヤ
エンドコイルを収容するカバー部材が取付けられる。フ
ロントエンドコイルを収容するカバー部材には冷媒の入
口が設けられ、リヤエンドコイルを収容するカバー部材
には冷媒の出口が設けられる。
【0004】これにより、冷媒をフロントエンドコイル
部分からスロット内部の冷媒通路を経由してリヤエンド
コイル部分に流通することで、ステータコイルが冷却さ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、冷媒は常にフロントエンドコイル側からリヤ
エンドコイル側へ流れるものであるため、コイルのフロ
ントエンドは充分冷却できるものの、リヤエンドに達し
た冷媒は冷媒通路の通過中におけるコイルとの熱交換に
より温度が上昇しているためリヤエンドでの冷却性が低
下し、コイルの発熱量が大きい場合には、リヤエンドコ
イル部分が許容温度を越えてしまいコイル全体の耐久性
を低下させる虞があった。
【0006】そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなさ
れたもので、コイルを万遍なく冷却するステータコイル
の冷却装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、モータの
ステータコアの複数のスロットに設置されエンドコイル
がステータコア両端から突出して配置されたステータコ
イルと、前記ステータコイルのエンドコイルを夫々収容
し、ステータコアの複数のスロットに形成した冷却通路
を介して互に連通されるフロントエンド室およびリヤエ
ンド室と、前記フロントエンド室およびリヤエンド室へ
冷却液を切換え供給する供給通路と、前記フロントエン
ド室およびリヤエンド室から冷却液を切換え排出する戻
り通路と、前記供給通路からフロントエンド室へ冷却液
を供給するときリヤエンド室から冷却液を戻り通路に排
出させ、前記供給通路からリヤエンド室へ冷却液を供給
するときフロントエンド室から冷却液を戻り通路に排出
させる制御手段とから構成したことを特徴とする。
【0008】第2の発明は、第1の発明において、前記
制御手段は、前記フロントエンド室へ冷却液を供給しリ
ヤエンド室から冷却液を排出する作動中において、リヤ
エンド室の温度を検出する温度検出手段よりの検出温度
信号が設定されたしきい値を超えたとき、前記供給通路
からリヤエンド室へ冷却液を供給し且つフロントエンド
室から冷却液を戻り通路に排出させるよう切換えること
を特徴とする。
【0009】第3の発明は、第2の発明において、前記
制御手段は、前記リヤエンド室へ冷却液を供給しフロン
トエンド室から冷却液を排出させる作動中において、フ
ロントエンド室の温度を検出する温度検出手段よりの検
出温度信号が設定されたしきい値を超えたとき、前記供
給通路からフロントエンド室へ冷却液を供給し且つリヤ
エンド室から冷却液を戻り通路に排出させるよう切換え
ることを特徴とする。
【0010】第4の発明は、第2または第3の発明にお
いて、前記制御手段のしきい値は、温度検出手段よりの
検出温度信号の単位時間あたりの変化量に応じて設定値
を変更することを特徴とする。
【0011】
【発明の効果】したがって、第1の発明では、冷却液
を、フロントエンド室からリヤエンド室へ流通させ、ま
た、逆にリヤエンド室からフロントエンド室へ流通させ
ることができるため、ステータコイルの状況に応じてリ
アルタイムに冷却液の流れの方向を変えることができ、
効果的にステータコイルの冷却が可能となる。
【0012】第2の発明では、第1の発明の効果に加え
て、前記フロントエンド室へ冷却液を供給しリヤエンド
室から冷却液を排出する作動中において、下流となるリ
ヤエンド室の温度がしきい値以上となる場合には、リヤ
エンド室へ冷却液を供給しフロントエンド室から排出さ
せるよう切換えるため、リヤエンド室に供給される冷却
液でステータコイルを効果的に冷却でき、リヤエンドコ
イルの温度上昇を抑えることができる。
【0013】第3の発明では、第2の発明の効果に加え
て、リヤエンド室へ冷却液を供給しフロントエンド室か
ら排出させるよう冷却液の流れる方向を切換えた場合に
おいても、フロントエンド室の温度即ちエンドコイルの
温度を監視し、しきい値以上となる場合には再び冷却液
の流れる方向を切換えて元に戻すため、フロントエンド
室即ちフロントエンドコイルの温度上昇を抑えることが
出来る。
【0014】第4の発明は、コイル温度が急激に上昇す
る場合には、コイル温度のしきい値の値を低くするた
め、冷却液の流れ方向を切換える場合に、過渡的にコイ
ル温度が上昇しても、コイル温度を許容値以下に抑える
ことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0016】図1は、本発明を適用可能なモータにおけ
るステータコイルの冷却装置の一例を示し、ステータコ
イルが液冷可能なモータ1と、モータ1の冷却液の出入
口へ冷却液を選択的に給排する冷却液回路2とを備えて
いる。
【0017】前記モータ1は、ケーシング3内にステー
タコア4、ロータコア5を備える。前記ロータコア5は
ケーシング3に図示しない軸受けにより回転可能に支持
された出力軸6と一体化されている。前記ステータコア
4は、内周側に開口した図示しない複数のスロットが設
けられ、これらスロットにはステータコア4の前端と後
端にエンドコイル7A、7Bが突出してステータコイル
7が巻付けられている。また、これらスロットのロータ
コア側の開口部分は図示しないエンジニアリングプラス
チックを充填して塞がれ、これらスロットはステータコ
イル7を内蔵してステータコア4の前端と後端を連通さ
せる図示しない冷却通路に形成されている。
【0018】また、ステータコア4の前後端にはステー
タコイル7の端部(フロントエンドコイル7A、リヤエ
ンドコイル7B)を夫々取囲んでケーシング3内におい
て独立したフロントエンド室8A、および、リヤエンド
室8Bを形成すべく環状の樹脂製隔壁9が形成され、こ
れらの室8A、8Bには夫々冷却液の入口10、A10
B、および、出口11A、11Bが形成されている。
【0019】前記冷却液回路2は、前記フロントエンド
室8A、および、リヤエンド室8Bの各入口10A、1
0Bに連通した供給通路12と、同じく各出口11A、
11Bを連通した戻り通路13と、戻り通路13からの
冷却液を冷却する冷却装置14と、冷却装置14で冷却
した冷却液を供給通路12に送り出すポンプ15と、前
記供給通路12と各入口10A、10Bとの間に配置し
た供給弁10A、16Bと、前記戻り通路13と各出口
11A、11B間に配置した排出弁17A、17Bとで
構成している。
【0020】前記冷却装置14としては、図示しない
が、放熱フィンやラジエータ等の熱交換手段を持つもの
でもリザーバ等の貯蔵手段であってもよい。
【0021】そして、供給弁16A、16B、および、
排出弁17A、17Bの作動状態の組合わせを選択する
ことで、冷却液は、フロントエンド室8Aに供給弁16
Aを介して供給しリヤエンド室8Bから排出弁17Bを
介して排出する場合(流通モード)と、リヤエンド室
8Bに供給弁16Bを介して供給しフロントエンド室8
Aから排出弁17Aを介して排出する場合(流通モード
)の2つの流通モードが得られる。
【0022】いずれの流通モードにおいても、冷却液は
フロントエンド室8Aとリヤエンド室8Bとの間におい
てステータコア4の図示しない冷却通路を経由して流通
する。
【0023】図2は、前記供給弁16A、16Bおよび
排出弁17A、17Bの制御システム図であり、フロン
トエンド室8Aに配置された温度検出手段としてのサー
ミスタ18A、および、リヤエンド室8Bに配置された
温度検出手段としてのサーミスタ18Bより、フロント
エンドコイル7Aおよびリヤエンドコイル7Bの温度信
号がコントローラ19に入力され、コントローラ19
は、前記温度信号に基づいて、バルブ開閉指令を各ドラ
イバ20に出力し、各ドライバ20は供給弁16A、1
6B、および、排出弁17A、17Bを開閉いずれかに
作動させ、前記冷却液のいずれかの流通モードに切換え
る。
【0024】図3は、コントローラ19の制御フローチ
ャートを示し、コントローラ19において一定周期毎に
実行される。以下、これに基づいて作動を説明する。
【0025】先ず、ステップ1において、現在の冷却液
の流通モード(または)、フロントエンドコイル温
度と、リヤエンドコイル温度、および、これらの温度の
しきい値が読み込まれる。
【0026】次いで、ステップ2において、冷却液の流
通モードがかか判断され、流通モードがである場
合にはステップ3に進み、流通モードがである場合に
はステップ5へ進む。この場合の流通モードは、冷却
液をフロントエンド室8Aへ供給しリヤエンド室8Bか
ら排出するモード、流通モードは、冷却液をリヤエン
ド室8Bに供給しフロントエンド室8Aから排出するモ
ードであり、初期設定では流通モードに設定されてい
る。
【0027】初期設定、および、現在の冷却液の流通モ
ードがの場合には、ステップ3に進み、ステップ3で
流通モードに対応したバルブ開閉指令により供給弁1
6Aと排出弁17Bを開弁し、フロントエンド室8Aへ
冷却液を供給し、リヤエンド室8Bから冷却液を排出す
る。この流通モードにおいては、冷却装置14で冷却
した冷却液がフロントエンド室8Aにおいて、フロント
エンドコイル7Aを冷却し、冷却通路を経由してステー
タコア4内のコイルおよびステータコア4を冷却し、リ
ヤエンド室8Bに至ってリヤエンドコイル7Bを冷却す
る。
【0028】次いで、ステップ4において、サーミスタ
18Bからの排出側のリヤエンドコイル7Bの温度信号
をしきい値と比較し、しきい値以下の場合にはそのまま
リターンして流通モードを継続する。ステータコイル
7への駆動電流値が高くコイル7の発熱量が大きい場合
には、冷却通路を通過するにしたがい冷却液の温度が上
昇され、下流のリヤエンドコイル7Bの温度信号がしき
い値を超える場合には、ステップ5に進む。
【0029】ステップ5では、流通モードに対応した
バルブ開閉指令により供給弁16Aと排出弁17Bとを
閉弁させ、且つ、供給弁16Bと排出弁17Aとを開弁
させ、リヤエンド室8Bへ冷却液を供給し、フロントエ
ンド室8Aから冷却液を排出する。
【0030】この流通モードへの切換えにより、冷却
装置14で冷却した冷却液はリヤエンド室8Bにおい
て、リヤエンドコイル7Bを冷却し、冷却通路を経由し
てステータコア4内のコイルおよびステータコア4を冷
却し、フロントエンド室8Aに至ってフロントエンドコ
イル7Aを冷却する。従って、流通モードでは充分冷
却できなかったリヤエンドコイル7B、および、これに
連通する冷却通路のリヤエンド室8Bに近い部分は、入
口10Bから供給される冷却装置14で冷却した冷却液
により充分に冷却される。
【0031】次いで、ステップ6において、サーミスタ
18Aからの排出側のフロントエンドコイル7Aの温度
信号をしきい値と比較し、しきい値以下の場合にはその
ままリターンして流通モードを継続する。ステータコ
イル7への駆動電流値が高くコイル7の発熱量が大きい
場合には、冷却通路を通過するにしたがい冷却液の温度
が上昇され、下流のフロントエンドコイル7Aの温度信
号がしきい値を超える場合には、ステップ3に進む。ス
テップ3では、前記したように、流通モードに対応し
たバルブ開閉指令を出力する。
【0032】以上の各ステップを繰返し実行すること
で、通常時は、流通モードによりフロントエンド室8
Aからリヤエンド室8Bに冷却した冷却液を流通させ、
この流通によりリヤエンドコイル7Bの温度が上昇した
際には、流通モードに切換えて、リヤエンド室8Bか
らフロントエンド室8Aに冷却した冷却液を流通させ、
以後これを繰返すことで、ステータコア4、ステータコ
イル7の温度のしきい値を超える上昇が防止できる。
【0033】前記ステップ1で読み込むしきい値は、固
定値に設定されたものでもよい。しかし、流通モードに
対応したバルブ開閉指令から各給排弁が切換わり冷却液
の流れの向きを変え始めるが、完全に流れの向きが切換
わるまでにはタイムラグ(時間遅れ)がある。その間に
おいても、ステータコイル7は駆動電流により継続して
温度上昇し、上記タイムラグを見越してステータコイル
7の温度が許容温度内に止まるよう許容温度からタイム
ラグ分を差し引いた温度をしきい値とする必要がある。
【0034】図4は、横軸を時間軸、縦軸をステータコ
イル7の温度軸として、駆動電流と温度上昇の関係を示
すグラフであり、駆動電流の大きいステータコイル7の
温度変化を線Hに、また、駆動電流の小さいステータコ
イル7の温度変化を線Lに夫々示す。
【0035】図4によれば、駆動電流が大きい場合(線
H)には、コイル7の温度の変化率が大きく、許容温度
θK内に抑えるためには、タイムラグTを見込んで、比
較的低い温度θLでのしきい値を設定して流通モードの
切換え時点t1を早くする必要があり、また、流通モー
ドが切換わっても温度下降の傾斜も小さい。
【0036】逆に、駆動電流が小さい場合(線L)に
は、コイル7の温度の変化率が小さく、許容温度θK内
に抑えるためには、タイムラグTを見込んでも、比較的
高い温度θHのしきい値を設定して流通モードの切換え
時点t2を遅くしてもよく、また、流通モードが切換わ
れば温度下降の傾斜も大きい。
【0037】以上のことから、しきい値を固定値に設定
する場合には、最大駆動電流を見込んで比較的低い温度
に設定する。
【0038】また、しきい値を駆動電流の大小、若しく
は、ステータコイル7の温度上昇の変化率に応じて設定
する場合には、駆動電流が小さいとき、若しくは、温度
上昇の速度が小さい場合には比較的高い温度に設定し、
駆動電流が大きいとき、若しくは、温度上昇の速度が大
きい場合には比較的低い温度に設定する。
【0039】本実施の態様においては、下記の効果を奏
することができる。即ち、冷却液を、フロントエンド室
8Aからリヤエンド室8Bへ、また、逆にリヤエンド室
8Bからフロントエンド室8Aへ切換えて流通させるこ
とができるため、ステータコイル7の状況に応じてリア
ルタイムに冷却液の流れの方向を変えることができ、効
果的にステータコイル7の冷却が可能となる。
【0040】また、前記供給通路12からフロントエン
ド室8Aへ冷却液を供給しリヤエンド室8Bから冷却液
を戻り通路13に排出する作動中において、下流となる
リヤエンド室8Bの温度がしきい値以上となる場合に、
リヤエンド室8Bへ冷却液を供給しフロントエンド室8
Aから排出させるため、リヤエンド室8Bに供給される
冷却液でステータコイル7の冷却性能を向上でき、リヤ
エンドコイル7Bの温度上昇を抑えることができる。
【0041】しかも、リヤエンド室8Bへ冷却液を供給
しフロントエンド室8Aから排出させるよう冷却液の流
れる方向を変えた場合においても、フロントエンド室8
Aの温度即ちコイル7の温度を監視し、しきい値以上と
なる場合には再び冷却液の流れる方向を戻すため、フロ
ントエンド室8A即ちフロントエンドコイル7Aの温度
上昇を抑えることが出来る。
【0042】また、コイル7の温度が急激に上昇する場
合には、コイル温度のしきい値の値を小さくするため、
冷却液の流れ方向を切換える場合に、過渡的にコイル温
度が上昇しても、コイル温度を許容値以下に抑えること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すモータのステータコ
イルの冷却装置の概略構成図。
【図2】同じく図1の制御システム構成図。
【図3】図2のコントローラの制御フローチャート。
【図4】横軸に時間軸を縦軸にステータコイルの温度軸
を取り、駆動電流と温度上昇の関係から各運転条件にお
けるしきい値の設定方法を示すグラフ
【符号の説明】
1 モータ 2 冷却液回路 3 ケーシング 4 ステータコア 5 ロータコア 6 出力軸 7 ステータコイル 7A フロントエンドコイル 7B リヤエンドコイル 8A フロントエンド室 8B リヤエンド室 12 供給通路 13 戻り通路 16A、16B 供給弁 17A、17B 排出弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菊池 俊雄 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 金子 雄太郎 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 Fターム(参考) 5H603 AA13 AA15 BB01 BB12 CA01 CB02 CB03 CC03 CC17 EE10 FA16 5H609 BB19 PP02 PP05 PP06 PP07 PP08 PP09 PP10 PP11 QQ04 QQ05 QQ10 QQ14 QQ18 QQ23 RR27 RR30 RR51 RR70

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータのステータコアの複数のスロット
    に設置されエンドコイルがステータコア両端から突出し
    て配置されたステータコイルと、 前記ステータコイルのエンドコイルを夫々収容し、ステ
    ータコアの複数のスロットに形成した冷却通路を介して
    互に連通されるフロントエンド室およびリヤエンド室
    と、 前記フロントエンド室およびリヤエンド室へ冷却液を切
    換え供給する供給通路と、 前記フロントエンド室およびリヤエンド室から冷却液を
    切換え排出する戻り通路と、 前記供給通路からフロントエンド室へ冷却液を供給する
    ときリヤエンド室から冷却液を戻り通路に排出させ、前
    記供給通路からリヤエンド室へ冷却液を供給するときフ
    ロントエンド室から冷却液を戻り通路に排出させる制御
    手段とから構成したことを特徴とするステータコイルの
    冷却装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記フロントエンド室
    へ冷却液を供給しリヤエンド室から冷却液を排出する作
    動中において、リヤエンド室の温度を検出する温度検出
    手段よりの検出温度信号が設定されたしきい値を超えた
    とき、前記供給通路からリヤエンド室へ冷却液を供給し
    且つフロントエンド室から冷却液を戻り通路に排出させ
    るよう切換えることを特徴とする請求項1に記載のステ
    ータコイルの冷却装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記リヤエンド室へ冷
    却液を供給しフロントエンド室から冷却液を排出させる
    作動中において、フロントエンド室の温度を検出する温
    度検出手段よりの検出温度信号が設定されたしきい値を
    超えたとき、前記供給通路からフロントエンド室へ冷却
    液を供給し且つリヤエンド室から冷却液を戻り通路に排
    出させるよう切換えることを特徴とする請求項2に記載
    のステータコイルの冷却装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段のしきい値は、温度検出手
    段よりの検出温度信号の単位時間あたりの変化量に応じ
    て設定値を変更することを特徴とする請求項2または請
    求項3に記載のステータコイルの冷却装置。
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