JP2003047114A - 架空設備の構築方法 - Google Patents
架空設備の構築方法Info
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- JP2003047114A JP2003047114A JP2001229147A JP2001229147A JP2003047114A JP 2003047114 A JP2003047114 A JP 2003047114A JP 2001229147 A JP2001229147 A JP 2001229147A JP 2001229147 A JP2001229147 A JP 2001229147A JP 2003047114 A JP2003047114 A JP 2003047114A
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- aerial
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- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02G—INSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
- H02G1/00—Methods or apparatus specially adapted for installing, maintaining, repairing or dismantling electric cables or lines
- H02G1/02—Methods or apparatus specially adapted for installing, maintaining, repairing or dismantling electric cables or lines for overhead lines or cables
- H02G1/04—Methods or apparatus specially adapted for installing, maintaining, repairing or dismantling electric cables or lines for overhead lines or cables for mounting or stretching
Landscapes
- Electric Cable Installation (AREA)
- Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 電柱に対する負担を最小限に抑えると共に、
電柱における吊架スペースを増大し、更には架空設備の
建設コストを低減し、その美観や保守作業性を改善する
ことを可能にした架空設備の構築方法を提供する。 【解決手段】 電柱P,P間に抗張線としてメッセンジ
ャーワイヤWを張設し、螺旋状に成形された金属線1a
の表面に合成樹脂1bを被覆してなる塑性変形可能なコ
イル1をメッセンジャーワイヤWの廻りに外挿し、コイ
ル1を塑性変形するまで伸長させて該コイル1の螺旋内
側に複数本のケーブルCを収容可能な一連の架空線路S
を備えた基礎設備を設置し、架空線路Sの空き領域に需
要に応じてケーブルCを架設する。
電柱における吊架スペースを増大し、更には架空設備の
建設コストを低減し、その美観や保守作業性を改善する
ことを可能にした架空設備の構築方法を提供する。 【解決手段】 電柱P,P間に抗張線としてメッセンジ
ャーワイヤWを張設し、螺旋状に成形された金属線1a
の表面に合成樹脂1bを被覆してなる塑性変形可能なコ
イル1をメッセンジャーワイヤWの廻りに外挿し、コイ
ル1を塑性変形するまで伸長させて該コイル1の螺旋内
側に複数本のケーブルCを収容可能な一連の架空線路S
を備えた基礎設備を設置し、架空線路Sの空き領域に需
要に応じてケーブルCを架設する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種ケーブル等の
架空線を架設してなる架空設備の構築方法に関し、さら
に詳しくは、電柱に対する負担を最小限に抑えると共
に、電柱における吊架スペースを増大し、更には架空設
備の建設コストを低減し、その美観や保守作業性を改善
するようにした架空設備の構築方法に関するものであ
る。
架空線を架設してなる架空設備の構築方法に関し、さら
に詳しくは、電柱に対する負担を最小限に抑えると共
に、電柱における吊架スペースを増大し、更には架空設
備の建設コストを低減し、その美観や保守作業性を改善
するようにした架空設備の構築方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、通信用ケーブル等の各種ケーブ
ルを架設する場合、電柱間に抗張線としてメッセンジャ
ーワイヤを張設し、このメッセンジャーワイヤにケーブ
ルハンガー等の金属製吊具を50〜60cmの間隔で1
個ずつ取り付けながらケーブルを並列に懸架させてい
る。また、メッセンジャーワイヤとケーブルとを一体化
した複合ケーブル等も使用されている。
ルを架設する場合、電柱間に抗張線としてメッセンジャ
ーワイヤを張設し、このメッセンジャーワイヤにケーブ
ルハンガー等の金属製吊具を50〜60cmの間隔で1
個ずつ取り付けながらケーブルを並列に懸架させてい
る。また、メッセンジャーワイヤとケーブルとを一体化
した複合ケーブル等も使用されている。
【0003】ところで、ケーブルの架設は各事業者によ
って独自に行われている。例えば、2つの通信事業者が
同一区間に通信用ケーブルを架設する場合であっても、
その架設工事は全く別々に行われている。そのため、事
業者が電柱間にケーブルを架設する度にメッセンジャー
ワイヤを張設しているのが現状である。
って独自に行われている。例えば、2つの通信事業者が
同一区間に通信用ケーブルを架設する場合であっても、
その架設工事は全く別々に行われている。そのため、事
業者が電柱間にケーブルを架設する度にメッセンジャー
ワイヤを張設しているのが現状である。
【0004】このような現状では、以下のような不都合
がある。先ず、メッセンジャーワイヤ及び取付金具の重
量や電柱間のメッセンジャーワイヤによる張力が必要以
上に大きくなるので、電柱に対する負担が増大し、電柱
の折損や倒壊を生じ易くなる。電柱に対して支持線を付
設すれば折損や倒壊を予防できるものの、これら支持線
は電柱上部から地面に向けて斜めに引き出されるため、
その設置スペースを必ずしも確保することができない。
がある。先ず、メッセンジャーワイヤ及び取付金具の重
量や電柱間のメッセンジャーワイヤによる張力が必要以
上に大きくなるので、電柱に対する負担が増大し、電柱
の折損や倒壊を生じ易くなる。電柱に対して支持線を付
設すれば折損や倒壊を予防できるものの、これら支持線
は電柱上部から地面に向けて斜めに引き出されるため、
その設置スペースを必ずしも確保することができない。
【0005】また、ケーブルの吊下点は電柱の上下方向
に所定の間隔をおいて設定され、各事業者が吊下点を占
有するため、電柱における吊架スペースが不足状態にな
っている。しかも、電柱廻りに多数のケーブルや引込み
線等が乱立しているため、これが電柱の美観や保守作業
性を悪化させている。更には、各事業者がメッセンジャ
ーワイヤの張設を含めて架設作業を独自に行っているた
め、その建設コストが高いという問題もある。
に所定の間隔をおいて設定され、各事業者が吊下点を占
有するため、電柱における吊架スペースが不足状態にな
っている。しかも、電柱廻りに多数のケーブルや引込み
線等が乱立しているため、これが電柱の美観や保守作業
性を悪化させている。更には、各事業者がメッセンジャ
ーワイヤの張設を含めて架設作業を独自に行っているた
め、その建設コストが高いという問題もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、電柱
に対する負担を最小限に抑えると共に、電柱における吊
架スペースを増大し、更には架空設備の建設コストを低
減し、その美観や保守作業性を改善することを可能にし
た架空設備の構築方法を提供することにある。
に対する負担を最小限に抑えると共に、電柱における吊
架スペースを増大し、更には架空設備の建設コストを低
減し、その美観や保守作業性を改善することを可能にし
た架空設備の構築方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の架空設備の構築方法は、電柱間に抗張線を張
設し、螺旋状に成形された金属線の表面に合成樹脂を被
覆してなる塑性変形可能なコイルを前記抗張線の廻りに
外挿し、前記コイルを塑性変形するまで伸長させて該コ
イルの螺旋内側に複数本の架空線を収容可能な一連の架
空線路を備えた基礎設備を設置し、前記架空線路の空き
領域に需要に応じて架空線を架設することを特徴とする
ものである。
の本発明の架空設備の構築方法は、電柱間に抗張線を張
設し、螺旋状に成形された金属線の表面に合成樹脂を被
覆してなる塑性変形可能なコイルを前記抗張線の廻りに
外挿し、前記コイルを塑性変形するまで伸長させて該コ
イルの螺旋内側に複数本の架空線を収容可能な一連の架
空線路を備えた基礎設備を設置し、前記架空線路の空き
領域に需要に応じて架空線を架設することを特徴とする
ものである。
【0008】このように電柱間に張設された抗張線に対
して、塑性変形可能なコイルを用いて複数本の架空線を
収容可能な一連の架空線路を備えた基礎設備を設置し、
架空線路の空き領域に需要に応じて架空線を架設するこ
とにより、架空線を架設する度に電柱間にメッセンジャ
ーワイヤ等の抗張線を張設する必要がなくなるので、抗
張線及び取付金具の重量や電柱間の抗張線による張力が
必要以上に大きくなることを回避し、電柱に対する負担
を最小限に抑えることができる。その結果、電柱に対し
て支持線を付設しなくても、電柱の折損や倒壊が生じ難
くなり、安全性を向上することができる。
して、塑性変形可能なコイルを用いて複数本の架空線を
収容可能な一連の架空線路を備えた基礎設備を設置し、
架空線路の空き領域に需要に応じて架空線を架設するこ
とにより、架空線を架設する度に電柱間にメッセンジャ
ーワイヤ等の抗張線を張設する必要がなくなるので、抗
張線及び取付金具の重量や電柱間の抗張線による張力が
必要以上に大きくなることを回避し、電柱に対する負担
を最小限に抑えることができる。その結果、電柱に対し
て支持線を付設しなくても、電柱の折損や倒壊が生じ難
くなり、安全性を向上することができる。
【0009】また、架空線路は複数本の架空線を収容可
能であるので、電柱における吊架スペースを増大するこ
とができる。しかも、架空線路内に複数本の架空線を整
列させることが可能であるため、電柱の美観や保守作業
性を改善することができる。更には、上記基礎設備は複
数の事業者によって共用可能であるので、各事業者が電
柱間にメッセンジャーワイヤ等の抗張線を張設する手間
を省き、その建設コストを低減することができる。
能であるので、電柱における吊架スペースを増大するこ
とができる。しかも、架空線路内に複数本の架空線を整
列させることが可能であるため、電柱の美観や保守作業
性を改善することができる。更には、上記基礎設備は複
数の事業者によって共用可能であるので、各事業者が電
柱間にメッセンジャーワイヤ等の抗張線を張設する手間
を省き、その建設コストを低減することができる。
【0010】本発明では、架空線路内に複数の事業者が
個別に管理する複数本の架空線を収容することで、架空
設備の共同利用システムを構成することが好ましい。こ
のような共同利用システムにおいては、架空線路内に複
数の事業者が個別に管理する複数本の架空線を収容し、
各事業者が管理する架空線の本数及び重量に応じた料金
で、基礎設備の管理者が各事業者に対して架空線路の使
用権利を賃貸もしくは譲渡することができる。つまり、
本発明は架空設備をその共同利用を念頭に構築するもの
であり、より好ましい形態として架空設備の共同利用方
法を提供するものである。
個別に管理する複数本の架空線を収容することで、架空
設備の共同利用システムを構成することが好ましい。こ
のような共同利用システムにおいては、架空線路内に複
数の事業者が個別に管理する複数本の架空線を収容し、
各事業者が管理する架空線の本数及び重量に応じた料金
で、基礎設備の管理者が各事業者に対して架空線路の使
用権利を賃貸もしくは譲渡することができる。つまり、
本発明は架空設備をその共同利用を念頭に構築するもの
であり、より好ましい形態として架空設備の共同利用方
法を提供するものである。
【0011】これにより、電柱や抗張線等の構造物を持
たない事業者であっても、架空線を利用した事業に容易
に参入することが可能になる。例えば、通信事業者は、
上記共同利用システムがない場合、電柱や抗張線等の構
造物を構築してからでないと通信ケーブル等の架空線を
架設できないが、上記共同利用システムを利用すれば、
架空線を用意して架設するだけで良いので、初期投資コ
ストを大幅に削減することが可能になる。
たない事業者であっても、架空線を利用した事業に容易
に参入することが可能になる。例えば、通信事業者は、
上記共同利用システムがない場合、電柱や抗張線等の構
造物を構築してからでないと通信ケーブル等の架空線を
架設できないが、上記共同利用システムを利用すれば、
架空線を用意して架設するだけで良いので、初期投資コ
ストを大幅に削減することが可能になる。
【0012】上記基礎設備を管理する管理者は、架空線
路の空き領域を架空線を架設する目的で事業者に貸与
し、或いは譲渡し、また不要になった架空線を架空線路
から取り除き、再び空き領域を形成することができる。
勿論、架空線に含まれる心線の一部を事業者に貸与し、
或いは譲渡することも可能である。
路の空き領域を架空線を架設する目的で事業者に貸与
し、或いは譲渡し、また不要になった架空線を架空線路
から取り除き、再び空き領域を形成することができる。
勿論、架空線に含まれる心線の一部を事業者に貸与し、
或いは譲渡することも可能である。
【0013】本発明によれば、電柱間に架設される複数
本の架空線の管理を一括して行うことができるという利
点がある。そこで、基礎設備の設置に際して、抗張線の
引っ張り強度を架空線路に収容可能な架空線から予想さ
れる最大負荷重量に基づいて設定することが好ましい。
また、基礎設備の設置に際して、架空線路の寸法を予想
される架空線の需要に基づいて設定することが好まし
い。これら管理手法を導入すれば、架空設備を最も好ま
しい姿で構築することができる。
本の架空線の管理を一括して行うことができるという利
点がある。そこで、基礎設備の設置に際して、抗張線の
引っ張り強度を架空線路に収容可能な架空線から予想さ
れる最大負荷重量に基づいて設定することが好ましい。
また、基礎設備の設置に際して、架空線路の寸法を予想
される架空線の需要に基づいて設定することが好まし
い。これら管理手法を導入すれば、架空設備を最も好ま
しい姿で構築することができる。
【0014】また、電柱間において架空線の分岐配線を
行う場合は、その分岐配線をコイルの隙間から行うこと
が好ましい。つまり、コイルからなる架空線路は、コイ
ルの隙間からの分岐配線を許容するので、美観や保守作
業性の更なる向上に寄与するのである。
行う場合は、その分岐配線をコイルの隙間から行うこと
が好ましい。つまり、コイルからなる架空線路は、コイ
ルの隙間からの分岐配線を許容するので、美観や保守作
業性の更なる向上に寄与するのである。
【0015】本発明において、抗張線としては、複数本
の鋼線の撚り線からなるメッセンジャーワイヤ、メッセ
ンジャーワイヤとケーブルとを一体化した複合ケーブル
(所謂SS形ケーブル)等を選択することができる。一
方、架空線は、通信用ケーブル、テレビ用ケーブル、送
電用ケーブル等のように多数の電線や光ファイバー等を
束ねて収容した各種ケーブルのほか、電線や電話線のよ
うな事務所や住居等への引込み線等も包含するものであ
る。
の鋼線の撚り線からなるメッセンジャーワイヤ、メッセ
ンジャーワイヤとケーブルとを一体化した複合ケーブル
(所謂SS形ケーブル)等を選択することができる。一
方、架空線は、通信用ケーブル、テレビ用ケーブル、送
電用ケーブル等のように多数の電線や光ファイバー等を
束ねて収容した各種ケーブルのほか、電線や電話線のよ
うな事務所や住居等への引込み線等も包含するものであ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明について添付の図面
を参照して具体的に説明する。
を参照して具体的に説明する。
【0017】図1は本発明の架空設備の構築方法に用い
る塑性変形可能なコイルの一例を示すものである。図1
(a)〜(c)に示すように、塑性変形可能なコイル1
は金属線1aの周囲に合成樹脂1bを被覆した樹脂被覆
線1Aを螺旋状に成形した構造になっている。樹脂被覆
線1Aの断面形状は好ましくは八角形等の多角形を含む
非円形であり、この非円形が金属線1aの長手方向に沿
って螺旋状に回転するように捻じりを与えることによ
り、ケーブル架設状態における風切り音及び振動の発生
を低減するようになっている。コイル1はケーブル架設
工事に使用する前の無負荷の非伸長状態では長さLであ
るが、ケーブル架設時には電柱間の1スパンに相当する
長さまで伸長させた状態になる。但し、電柱間の1スパ
ンに対して伸長状態のコイル1に過不足がある場合、コ
イル1を切断したり、継ぎ足すようにすれば良い。
る塑性変形可能なコイルの一例を示すものである。図1
(a)〜(c)に示すように、塑性変形可能なコイル1
は金属線1aの周囲に合成樹脂1bを被覆した樹脂被覆
線1Aを螺旋状に成形した構造になっている。樹脂被覆
線1Aの断面形状は好ましくは八角形等の多角形を含む
非円形であり、この非円形が金属線1aの長手方向に沿
って螺旋状に回転するように捻じりを与えることによ
り、ケーブル架設状態における風切り音及び振動の発生
を低減するようになっている。コイル1はケーブル架設
工事に使用する前の無負荷の非伸長状態では長さLであ
るが、ケーブル架設時には電柱間の1スパンに相当する
長さまで伸長させた状態になる。但し、電柱間の1スパ
ンに対して伸長状態のコイル1に過不足がある場合、コ
イル1を切断したり、継ぎ足すようにすれば良い。
【0018】上記コイル1は非伸長時の長さLから伸長
させたとき、金属線1aが塑性変形するような物性が与
えられている。より具体的には、コイル1を非伸長時の
長さLの10倍以上に伸長させたとき、コイル1が直径
Dから縮径すると共に、伸長後の長さに保持された状態
に塑性変形するようになっている。この金属線1aの塑
性変形が非伸長時長さLの10倍未満の伸長で生じる
と、螺旋ピッチを一定間隔にしながらコイル1を伸長さ
せることが困難になる。
させたとき、金属線1aが塑性変形するような物性が与
えられている。より具体的には、コイル1を非伸長時の
長さLの10倍以上に伸長させたとき、コイル1が直径
Dから縮径すると共に、伸長後の長さに保持された状態
に塑性変形するようになっている。この金属線1aの塑
性変形が非伸長時長さLの10倍未満の伸長で生じる
と、螺旋ピッチを一定間隔にしながらコイル1を伸長さ
せることが困難になる。
【0019】金属線1aと合成樹脂1bとの複合材料か
らなるコイル1に上記物性を付与するには、金属線1a
や合成樹脂1bの材料を適宜選択すると共に、コイル1
に対する金属線1aの断面積比率を適切に設定すればよ
い。
らなるコイル1に上記物性を付与するには、金属線1a
や合成樹脂1bの材料を適宜選択すると共に、コイル1
に対する金属線1aの断面積比率を適切に設定すればよ
い。
【0020】金属線1aとしては、直径が1.0〜5.
0mmの鉄線、銅線、アルミニウム線等を使用すること
ができる。特に、ケーブル架設用として最適な塑性変形
を付与するには鉄線を用いることが好ましい。また、腐
食防止のために亜鉛メッキ線を用いると良い。金属線1
aの直径が1.0mm未満であるとケーブルを保持する
能力が不足し、逆に5.0mmを超えるとコイル自体が
重くなるため好ましくない。
0mmの鉄線、銅線、アルミニウム線等を使用すること
ができる。特に、ケーブル架設用として最適な塑性変形
を付与するには鉄線を用いることが好ましい。また、腐
食防止のために亜鉛メッキ線を用いると良い。金属線1
aの直径が1.0mm未満であるとケーブルを保持する
能力が不足し、逆に5.0mmを超えるとコイル自体が
重くなるため好ましくない。
【0021】また、コイル1の断面積に対する金属線1
aの断面積の比率は25%以上にすることが好ましい。
金属線1aの断面積比率が25%未満であると、合成樹
脂1bの弾性変形により金属線1aが塑性変形し難くな
る。なお、金属線1aの断面形状は特に限定されるもの
ではなく、図示のような円形のほか、楕円形、三角形、
四角形、八角形等の多角形にすることが可能である。
aの断面積の比率は25%以上にすることが好ましい。
金属線1aの断面積比率が25%未満であると、合成樹
脂1bの弾性変形により金属線1aが塑性変形し難くな
る。なお、金属線1aの断面形状は特に限定されるもの
ではなく、図示のような円形のほか、楕円形、三角形、
四角形、八角形等の多角形にすることが可能である。
【0022】一方、合成樹脂1bとしては、ポリエステ
ル、ポリアミド、ポリオレフィン等の熱可塑性樹脂を使
用することができる。これら熱可塑性樹脂のなかでも、
特にポリエステルが好ましい。このポリエステルとして
は、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフ
タレート、またはこれらにアジピン酸、イソフタル酸、
イソフタル酸スルホネートおよびポリエチレングリコー
ルなどの第三成分を共重合した共重合ポリエステルなど
を挙げることができる。
ル、ポリアミド、ポリオレフィン等の熱可塑性樹脂を使
用することができる。これら熱可塑性樹脂のなかでも、
特にポリエステルが好ましい。このポリエステルとして
は、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフ
タレート、またはこれらにアジピン酸、イソフタル酸、
イソフタル酸スルホネートおよびポリエチレングリコー
ルなどの第三成分を共重合した共重合ポリエステルなど
を挙げることができる。
【0023】また、ポリアミドとしては、ナイロン6、
ナイロン66、ナイロン610、ナイロン612、ナイ
ロン11、ナイロン12およびこれら各ナイロン構成成
分の組み合わせからなる共重合ポリアミドなどを挙げる
ことができる。ポリオレフィンとしては、ポリエチレ
ン、ポリプロピレンなどを挙げることができる。
ナイロン66、ナイロン610、ナイロン612、ナイ
ロン11、ナイロン12およびこれら各ナイロン構成成
分の組み合わせからなる共重合ポリアミドなどを挙げる
ことができる。ポリオレフィンとしては、ポリエチレ
ン、ポリプロピレンなどを挙げることができる。
【0024】これらの熱可塑性樹脂には、もちろん必要
により耐熱剤、耐候剤、耐光剤、酸化防止剤、帯電防止
剤、平滑剤、染料および顔料などの通常の添加剤成分を
任意に含有させることができる。
により耐熱剤、耐候剤、耐光剤、酸化防止剤、帯電防止
剤、平滑剤、染料および顔料などの通常の添加剤成分を
任意に含有させることができる。
【0025】コイル1の非伸長時の長さLは、取扱い性
の観点からすると短い方が好ましいが、ケーブル架設時
には少なくとも電柱間の1スパンまで伸長できるように
設定した方が作業性を良好にする。そのため、非伸長時
の長さLが500〜2000mmの範囲であるとき、そ
の長さLに対して伸長時の長さを10〜80倍、特に2
0〜60倍の範囲にすることが好ましい。また、コイル
1の非伸長時の外径Dは20〜120mmの範囲にする
と良い。
の観点からすると短い方が好ましいが、ケーブル架設時
には少なくとも電柱間の1スパンまで伸長できるように
設定した方が作業性を良好にする。そのため、非伸長時
の長さLが500〜2000mmの範囲であるとき、そ
の長さLに対して伸長時の長さを10〜80倍、特に2
0〜60倍の範囲にすることが好ましい。また、コイル
1の非伸長時の外径Dは20〜120mmの範囲にする
と良い。
【0026】次に、本発明の架空設備の構築方法につい
て説明する。本発明では、電柱間に抗張線としてメッセ
ンジャーワイヤを張設した後、そのメッセンジャーワイ
ヤの廻りに上記コイル1を外挿し、該コイル1をメッセ
ンジャーワイヤに沿って延伸する。コイル1の延伸に際
しては、図2や図3に示すコイル延伸装置を用いること
ができる。
て説明する。本発明では、電柱間に抗張線としてメッセ
ンジャーワイヤを張設した後、そのメッセンジャーワイ
ヤの廻りに上記コイル1を外挿し、該コイル1をメッセ
ンジャーワイヤに沿って延伸する。コイル1の延伸に際
しては、図2や図3に示すコイル延伸装置を用いること
ができる。
【0027】図2において、コイル延伸装置10は骨部
材11を円錐状に組み立てた構造を有し、その円錐頂部
にコイル1の外径よりも小さい絞り口12を備えてい
る。また、コイル延伸装置10は、円錐斜面に沿って分
割された2つの部材からなり、これら両部材がヒンジ1
3を介して開閉自在であり、しかもボルト14を用いて
閉状態で締付自在になっている。
材11を円錐状に組み立てた構造を有し、その円錐頂部
にコイル1の外径よりも小さい絞り口12を備えてい
る。また、コイル延伸装置10は、円錐斜面に沿って分
割された2つの部材からなり、これら両部材がヒンジ1
3を介して開閉自在であり、しかもボルト14を用いて
閉状態で締付自在になっている。
【0028】上記コイル延伸装置10を用いてコイル1
を延伸する場合、図2(a)に示すように、電柱P,P
間に張設されたメッセンジャーワイヤWの廻りにコイル
1を外挿した後、該コイル1の一端側をクランプ部材2
でメッセンジャーワイヤWに対して係止し、更にコイル
1の外径よりも小さい絞り口12を備えたコイル延伸装
置10をコイル1の一端側に配置する。より具体的に
は、絞り口12がコイル1の一端側に位置し、骨部材1
1の円錐部分がコイル1を覆うようにコイル延伸装置1
0を設置する。そして、図2(b)に示すように、骨部
材11の円錐底部に繋いだ牽引用ロープ15を用いてコ
イル延伸装置10をメッセンジャーワイヤWに沿ってコ
イル1の他端側へ牽引し、該コイル1を絞り口12から
排出しながら塑性変形するまで伸長させる。なお、メッ
センジャーワイヤWに沿って移動するコイル延伸装置1
0を地上から操作可能にするために、メッセンジャーワ
イヤWに掛け金16を引っ掛け、この掛け金16に牽引
用ロープ15と地上からの操作用ロープ17を連結して
いる。また、コイル1の他端側も掛け金16に連結して
おくと良い。
を延伸する場合、図2(a)に示すように、電柱P,P
間に張設されたメッセンジャーワイヤWの廻りにコイル
1を外挿した後、該コイル1の一端側をクランプ部材2
でメッセンジャーワイヤWに対して係止し、更にコイル
1の外径よりも小さい絞り口12を備えたコイル延伸装
置10をコイル1の一端側に配置する。より具体的に
は、絞り口12がコイル1の一端側に位置し、骨部材1
1の円錐部分がコイル1を覆うようにコイル延伸装置1
0を設置する。そして、図2(b)に示すように、骨部
材11の円錐底部に繋いだ牽引用ロープ15を用いてコ
イル延伸装置10をメッセンジャーワイヤWに沿ってコ
イル1の他端側へ牽引し、該コイル1を絞り口12から
排出しながら塑性変形するまで伸長させる。なお、メッ
センジャーワイヤWに沿って移動するコイル延伸装置1
0を地上から操作可能にするために、メッセンジャーワ
イヤWに掛け金16を引っ掛け、この掛け金16に牽引
用ロープ15と地上からの操作用ロープ17を連結して
いる。また、コイル1の他端側も掛け金16に連結して
おくと良い。
【0029】上述のようにコイル延伸装置10を用いて
コイル1を延伸すると、伸長状態におけるコイル1のピ
ッチ及び外径を絞り口12に寸法に基づいて設定するこ
とができ、しかも全長にわたってコイル1を均等に延伸
することができる。また、コイル延伸装置10は骨部材
11の組み立て体であるので、その隙間を通してコイル
1を容易に取り扱うことができ、しかも軽量であるため
メッセンジャーワイヤWに多大な負担を掛けることもな
い。なお、コイル延伸装置10を用いてコイル1を延伸
するにあたって、同時にコイル1の内側にケーブルを延
線することも可能である。
コイル1を延伸すると、伸長状態におけるコイル1のピ
ッチ及び外径を絞り口12に寸法に基づいて設定するこ
とができ、しかも全長にわたってコイル1を均等に延伸
することができる。また、コイル延伸装置10は骨部材
11の組み立て体であるので、その隙間を通してコイル
1を容易に取り扱うことができ、しかも軽量であるため
メッセンジャーワイヤWに多大な負担を掛けることもな
い。なお、コイル延伸装置10を用いてコイル1を延伸
するにあたって、同時にコイル1の内側にケーブルを延
線することも可能である。
【0030】一方、図3において、コイル延伸装置20
は骨部材21を円錐状に組み立てた構造を有し、その円
錐頂部にコイル1の外径よりも小さい絞り口22を備え
ている。また、コイル延伸装置20は、円錐斜面に沿っ
て分割された2つの部材からなり、これら両部材がヒン
ジ23を介して開閉自在であり、しかもボルト24を用
いて閉状態で締付自在になっている。
は骨部材21を円錐状に組み立てた構造を有し、その円
錐頂部にコイル1の外径よりも小さい絞り口22を備え
ている。また、コイル延伸装置20は、円錐斜面に沿っ
て分割された2つの部材からなり、これら両部材がヒン
ジ23を介して開閉自在であり、しかもボルト24を用
いて閉状態で締付自在になっている。
【0031】上記コイル延伸装置20を用いてコイル1
を延伸する場合、図3(a)に示すように、電柱P,P
間に張設されたメッセンジャーワイヤWの廻りにコイル
1を外挿した後、該コイル1の一端側をクランプ部材2
でメッセンジャーワイヤWに対して係止し、更にコイル
1の外径よりも小さい絞り口22を備えたコイル延伸装
置20をコイル1の他端側に配置する。より具体的に
は、絞り口22がコイル1の他端側に位置し、骨部材2
1の円錐部分がコイル1を覆うようにコイル延伸装置2
0を設置する。
を延伸する場合、図3(a)に示すように、電柱P,P
間に張設されたメッセンジャーワイヤWの廻りにコイル
1を外挿した後、該コイル1の一端側をクランプ部材2
でメッセンジャーワイヤWに対して係止し、更にコイル
1の外径よりも小さい絞り口22を備えたコイル延伸装
置20をコイル1の他端側に配置する。より具体的に
は、絞り口22がコイル1の他端側に位置し、骨部材2
1の円錐部分がコイル1を覆うようにコイル延伸装置2
0を設置する。
【0032】そして、図3(b)に示すように、メッセ
ンジャーワイヤWの上で走行自在な先導車26にコイル
1の他端側を連結した後、骨部材21の円錐底部に繋い
だ固定用ロープ25を用いて電柱Pに対するコイル延伸
装置20の位置を固定した状態で、先導車26でコイル
1の他端側をメッセンジャーワイヤWに沿って牽引し、
該コイル1を絞り口22から排出しながら塑性変形する
まで伸長させる。この先導車26は前進のみを許容し、
後退時にはブレーキが作動するようになっている。メッ
センジャーワイヤWに沿って移動する先導車26を地上
から操作可能にするために、先導車26には地上からの
操作用ロープ27を連結している。なお、このような先
導車26は図2に示す工法に適用しても良い。
ンジャーワイヤWの上で走行自在な先導車26にコイル
1の他端側を連結した後、骨部材21の円錐底部に繋い
だ固定用ロープ25を用いて電柱Pに対するコイル延伸
装置20の位置を固定した状態で、先導車26でコイル
1の他端側をメッセンジャーワイヤWに沿って牽引し、
該コイル1を絞り口22から排出しながら塑性変形する
まで伸長させる。この先導車26は前進のみを許容し、
後退時にはブレーキが作動するようになっている。メッ
センジャーワイヤWに沿って移動する先導車26を地上
から操作可能にするために、先導車26には地上からの
操作用ロープ27を連結している。なお、このような先
導車26は図2に示す工法に適用しても良い。
【0033】上述のようにコイル延伸装置20を用いて
コイル1を延伸すると、伸長状態におけるコイル1のピ
ッチ及び外径を絞り口22に寸法に基づいて設定するこ
とができ、しかも全長にわたってコイル1を均等に延伸
することができる。また、コイル延伸装置20は骨部材
21の組み立て体であるので、その隙間を通してコイル
1を容易に取り扱うことができ、しかも軽量であるため
メッセンジャーワイヤWに多大な負担を掛けることもな
い。更に、先導車26にケーブルCの先端を連結してお
けば、コイル1の延伸と同時にケーブルCの延線を行う
ことが可能になる。
コイル1を延伸すると、伸長状態におけるコイル1のピ
ッチ及び外径を絞り口22に寸法に基づいて設定するこ
とができ、しかも全長にわたってコイル1を均等に延伸
することができる。また、コイル延伸装置20は骨部材
21の組み立て体であるので、その隙間を通してコイル
1を容易に取り扱うことができ、しかも軽量であるため
メッセンジャーワイヤWに多大な負担を掛けることもな
い。更に、先導車26にケーブルCの先端を連結してお
けば、コイル1の延伸と同時にケーブルCの延線を行う
ことが可能になる。
【0034】図4は本発明の架空設備の構築方法により
ケーブルを架設した状態を示すものである。図4(a)
及び(b)に示すように、本発明の架空設備の構築方法
では、塑性変形可能なコイル1を用い、電柱間に張設さ
れたメッセンジャーワイヤWの廻りにコイル1を外挿
し、これを塑性変形するまで伸長させて螺旋内側に複数
本のケーブルCのような架空線を収容可能な一連の架空
線路Sを備えた基礎設備を設置する。この基礎設備を設
置する際に、その時点で必要とされるケーブルCは同時
に延線すれば良い。このとき、複数本のケーブルCを同
時に延線することも可能である。その後、架空線路Sの
空き領域に需要に応じてケーブルCを架設するのであ
る。
ケーブルを架設した状態を示すものである。図4(a)
及び(b)に示すように、本発明の架空設備の構築方法
では、塑性変形可能なコイル1を用い、電柱間に張設さ
れたメッセンジャーワイヤWの廻りにコイル1を外挿
し、これを塑性変形するまで伸長させて螺旋内側に複数
本のケーブルCのような架空線を収容可能な一連の架空
線路Sを備えた基礎設備を設置する。この基礎設備を設
置する際に、その時点で必要とされるケーブルCは同時
に延線すれば良い。このとき、複数本のケーブルCを同
時に延線することも可能である。その後、架空線路Sの
空き領域に需要に応じてケーブルCを架設するのであ
る。
【0035】基礎設備の設置に際して、メッセンジャー
ワイヤWの引っ張り強度を架空線路Sに収容可能なケー
ブルCから予想される最大負荷重量に基づいて設定す
る。つまり、架空線路Sに収納可能なケーブルCの本数
は架空線路Sの断面積で概ね決まるので、そのケーブル
Cの本数と単位長さ当たりの重量と電柱間距離等を考慮
すれば、架空線路Sに隙間なくケーブルCを収容した状
態でのメッセンジャーワイヤWに対する最大負荷重量を
予想することができる。この予想される最大負荷重量に
耐え得るようにメッセンジャーワイヤWの引っ張り強度
を設定するのである。
ワイヤWの引っ張り強度を架空線路Sに収容可能なケー
ブルCから予想される最大負荷重量に基づいて設定す
る。つまり、架空線路Sに収納可能なケーブルCの本数
は架空線路Sの断面積で概ね決まるので、そのケーブル
Cの本数と単位長さ当たりの重量と電柱間距離等を考慮
すれば、架空線路Sに隙間なくケーブルCを収容した状
態でのメッセンジャーワイヤWに対する最大負荷重量を
予想することができる。この予想される最大負荷重量に
耐え得るようにメッセンジャーワイヤWの引っ張り強度
を設定するのである。
【0036】また、基礎設備の設置に際して、架空線路
Sの寸法を予想されるケーブルCの需要に基づいて設定
する。つまり、その地域の都市計画や電柱設置状況等を
考慮して将来的に必要とされるケーブルCの需要を予想
し、その需要に見合うように架空線路Sの寸法を設定す
るのである。
Sの寸法を予想されるケーブルCの需要に基づいて設定
する。つまり、その地域の都市計画や電柱設置状況等を
考慮して将来的に必要とされるケーブルCの需要を予想
し、その需要に見合うように架空線路Sの寸法を設定す
るのである。
【0037】但し、最大負荷重量及び需要の予測は必ず
しも正確である必要はない。最大負荷重量が予想より大
きくなる場合は、架空線路Sに架設するケーブルCの本
数を当初の予定数より少なくすれば良い。また、ケーブ
ルCの需要が予想より多い場合は、基礎設備を追加すれ
ば良い。
しも正確である必要はない。最大負荷重量が予想より大
きくなる場合は、架空線路Sに架設するケーブルCの本
数を当初の予定数より少なくすれば良い。また、ケーブ
ルCの需要が予想より多い場合は、基礎設備を追加すれ
ば良い。
【0038】上記架空設備の構築方法によれば、複数本
のケーブルCを収容可能な一連の架空線路Sを備えた基
礎設備を予め設置しておき、架空線路Sの空き領域に需
要に応じてケーブルCを架設するので、ケーブルCを架
設する度に電柱間にメッセンジャーワイヤWを張設する
必要がない。そのため、メッセンジャーワイヤW及び取
付金具の重量や電柱間のメッセンジャーワイヤWによる
張力が必要以上に大きくなることを回避し、電柱に対す
る負担を最小限に抑えることができる。従って、電柱に
対して支持線を付設しなくても、電柱の折損や倒壊が生
じ難くなり、安全性を向上することができる。
のケーブルCを収容可能な一連の架空線路Sを備えた基
礎設備を予め設置しておき、架空線路Sの空き領域に需
要に応じてケーブルCを架設するので、ケーブルCを架
設する度に電柱間にメッセンジャーワイヤWを張設する
必要がない。そのため、メッセンジャーワイヤW及び取
付金具の重量や電柱間のメッセンジャーワイヤWによる
張力が必要以上に大きくなることを回避し、電柱に対す
る負担を最小限に抑えることができる。従って、電柱に
対して支持線を付設しなくても、電柱の折損や倒壊が生
じ難くなり、安全性を向上することができる。
【0039】また、架空線路Sは複数本のケーブルCを
収容可能であるので、電柱における吊架スペースを増大
することができる。つまり、従来では1本のメッセンジ
ャーワイヤで1本のケーブルを支持し、その吊下点が電
柱の上下方向に所定の間隔をおいて設定されるため、ケ
ーブルの吊架スペースが不足していたが、上記架空線路
Sによれば複数本のケーブルを束ねて収容することが可
能であるため、ケーブルの本数が一定であれば必要な吊
下点の数を減少させることができる。このことより、電
柱において更なる吊架スペースを確保し、より多くのケ
ーブルを架設することが可能になる。
収容可能であるので、電柱における吊架スペースを増大
することができる。つまり、従来では1本のメッセンジ
ャーワイヤで1本のケーブルを支持し、その吊下点が電
柱の上下方向に所定の間隔をおいて設定されるため、ケ
ーブルの吊架スペースが不足していたが、上記架空線路
Sによれば複数本のケーブルを束ねて収容することが可
能であるため、ケーブルの本数が一定であれば必要な吊
下点の数を減少させることができる。このことより、電
柱において更なる吊架スペースを確保し、より多くのケ
ーブルを架設することが可能になる。
【0040】また、架空線路S内に複数本のケーブルC
を整列させることが可能であるため、電柱の美観や保守
作業性を改善することができる。更に、上記基礎設備
は、複数の事業者によって共用可能であるので、各事業
者が電柱間にメッセンジャーワイヤWを張設する手間を
省き、その建設コストを低減することができる。
を整列させることが可能であるため、電柱の美観や保守
作業性を改善することができる。更に、上記基礎設備
は、複数の事業者によって共用可能であるので、各事業
者が電柱間にメッセンジャーワイヤWを張設する手間を
省き、その建設コストを低減することができる。
【0041】そして、架空線路S内に複数の事業者が個
別に管理する複数本のケーブルCを収容し、架空設備の
共同利用システムを構成することにより、上述した多数
のメリットを複数の事業者で分かち合うことができる。
その場合、基礎設備の管理者は、各事業者が管理するケ
ーブルCの本数及び重量に応じた料金で、各事業者に対
して架空線路Sの使用権利を賃貸もしくは譲渡すれば良
い。勿論、基礎設備の管理者がケーブルCを利用した通
信事業等に参入することも可能である。
別に管理する複数本のケーブルCを収容し、架空設備の
共同利用システムを構成することにより、上述した多数
のメリットを複数の事業者で分かち合うことができる。
その場合、基礎設備の管理者は、各事業者が管理するケ
ーブルCの本数及び重量に応じた料金で、各事業者に対
して架空線路Sの使用権利を賃貸もしくは譲渡すれば良
い。勿論、基礎設備の管理者がケーブルCを利用した通
信事業等に参入することも可能である。
【0042】上述した塑性変形可能なコイル1を使用し
て架空設備を構築した場合、以下の利点もある。第1
に、コイル1を電柱間に伸長させる一度の操作だけで、
ケーブルCを螺旋状ループを介して一定間隔に懸架する
ための懸架点を全て形成し、ケーブルCの延線を行うこ
とができ、しかもケーブルCを延線した後はコイル1を
そのままケーブル固定用吊具として使用することができ
る。そのため、滑車等のケーブル延線用治具を用いてケ
ーブルCを仮架設する作業が不要になると共に、従来の
ケーブル架設のように多数の金属製吊具を一定間隔に1
個ずつ取り付ける作業を簡略化することができる。
て架空設備を構築した場合、以下の利点もある。第1
に、コイル1を電柱間に伸長させる一度の操作だけで、
ケーブルCを螺旋状ループを介して一定間隔に懸架する
ための懸架点を全て形成し、ケーブルCの延線を行うこ
とができ、しかもケーブルCを延線した後はコイル1を
そのままケーブル固定用吊具として使用することができ
る。そのため、滑車等のケーブル延線用治具を用いてケ
ーブルCを仮架設する作業が不要になると共に、従来の
ケーブル架設のように多数の金属製吊具を一定間隔に1
個ずつ取り付ける作業を簡略化することができる。
【0043】また、コイル1は伸長時に金属線1aが塑
性変形するので、メッセンジャーワイヤWに対する留め
具が外れたり、コイル1の一部が切断された場合であっ
ても、塑性変形した金属線1aによりケーブルCの垂れ
下がりを防止することができる。更に、ケーブル架設作
業時に、コイル1の固定端が外れたり、伸長させた非固
定端を不意に放しても、コイル1が元の長さに収縮して
しまうことはない。そのため、架設時や架設後におい
て、ケーブルCを安定した状態で保持することができ
る。また、ケーブル架設場所の近辺で火災が発生し、コ
イル1が火炎に煽られて合成樹脂1bが焼け落ちたとし
ても、金属線1aによりケーブルCを保持することが可
能である。
性変形するので、メッセンジャーワイヤWに対する留め
具が外れたり、コイル1の一部が切断された場合であっ
ても、塑性変形した金属線1aによりケーブルCの垂れ
下がりを防止することができる。更に、ケーブル架設作
業時に、コイル1の固定端が外れたり、伸長させた非固
定端を不意に放しても、コイル1が元の長さに収縮して
しまうことはない。そのため、架設時や架設後におい
て、ケーブルCを安定した状態で保持することができ
る。また、ケーブル架設場所の近辺で火災が発生し、コ
イル1が火炎に煽られて合成樹脂1bが焼け落ちたとし
ても、金属線1aによりケーブルCを保持することが可
能である。
【0044】図5は本発明の架空設備の構築方法により
ケーブルを架設した他の状態を示すものである。本実施
形態は、電柱P,P間に張設されたメッセンジャーワイ
ヤWに沿ってコイル1を用いて架空線路Sを備えた基礎
設備を設置し、その架空線路Sに通信用ケーブルCを架
設した後、更に架空線路Sの空き領域に対して需要に応
じて引込み線C1 を増設したものである。
ケーブルを架設した他の状態を示すものである。本実施
形態は、電柱P,P間に張設されたメッセンジャーワイ
ヤWに沿ってコイル1を用いて架空線路Sを備えた基礎
設備を設置し、その架空線路Sに通信用ケーブルCを架
設した後、更に架空線路Sの空き領域に対して需要に応
じて引込み線C1 を増設したものである。
【0045】この場合、通信用ケーブルCの接続端子函
Bから引き出された引込み線C1 は、架空線路S内をメ
ッセンジャーワイヤWに沿って案内され、電柱P,P間
の任意の位置でコイル1の隙間から家屋30に向けて分
岐される。分岐配線を行う場合、図6に示すように、メ
ッセンジャーワイヤWに分岐金具31を取り付ける一方
で、該分岐金具31に対して引込み具32を介して家屋
30まで延長する補助ワイヤ33を張設し、その補助ワ
イヤ33に沿って引込み線C1 を案内すれば良い。
Bから引き出された引込み線C1 は、架空線路S内をメ
ッセンジャーワイヤWに沿って案内され、電柱P,P間
の任意の位置でコイル1の隙間から家屋30に向けて分
岐される。分岐配線を行う場合、図6に示すように、メ
ッセンジャーワイヤWに分岐金具31を取り付ける一方
で、該分岐金具31に対して引込み具32を介して家屋
30まで延長する補助ワイヤ33を張設し、その補助ワ
イヤ33に沿って引込み線C1 を案内すれば良い。
【0046】上記分岐配線によれば、電柱Pの美観や保
守作業性を向上することができる。つまり、従来の分岐
配線においては、接続端子函から引き出された引込み線
を、一旦、電柱側に導いて金具等で係止し、更にメッセ
ンジャーワイヤに取り付けた分岐金具まで補助ワイヤ等
を用いて導く必要があり、しかも引込み線毎に同様の分
岐工事を行う必要があるため、電線廻りが非常に混雑
し、美観や保守作業性を大幅に悪化させていた。しかる
に、コイル1からなる架空線路Sを備えた基礎設備を利
用すれば、従来のように電線廻りに係止される引込み線
を一掃することができるのである。
守作業性を向上することができる。つまり、従来の分岐
配線においては、接続端子函から引き出された引込み線
を、一旦、電柱側に導いて金具等で係止し、更にメッセ
ンジャーワイヤに取り付けた分岐金具まで補助ワイヤ等
を用いて導く必要があり、しかも引込み線毎に同様の分
岐工事を行う必要があるため、電線廻りが非常に混雑
し、美観や保守作業性を大幅に悪化させていた。しかる
に、コイル1からなる架空線路Sを備えた基礎設備を利
用すれば、従来のように電線廻りに係止される引込み線
を一掃することができるのである。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
柱間に抗張線を張設し、螺旋状に成形された金属線の表
面に合成樹脂を被覆してなる塑性変形可能なコイルを抗
張線の廻りに外挿し、コイルを塑性変形するまで伸長さ
せて該コイルの螺旋内側に複数本の架空線を収容可能な
一連の架空線路を備えた基礎設備を設置し、架空線路の
空き領域に需要に応じて架空線を架設するから、電柱に
対する負担を最小限に抑えると共に、電柱における吊架
スペースを増大し、更には架空設備の建設コストを低減
し、その美観や保守作業性を改善することができる。
柱間に抗張線を張設し、螺旋状に成形された金属線の表
面に合成樹脂を被覆してなる塑性変形可能なコイルを抗
張線の廻りに外挿し、コイルを塑性変形するまで伸長さ
せて該コイルの螺旋内側に複数本の架空線を収容可能な
一連の架空線路を備えた基礎設備を設置し、架空線路の
空き領域に需要に応じて架空線を架設するから、電柱に
対する負担を最小限に抑えると共に、電柱における吊架
スペースを増大し、更には架空設備の建設コストを低減
し、その美観や保守作業性を改善することができる。
【図1】本発明の架空設備の構築方法に用いる塑性変形
可能なコイルの一例を示し、(a)はコイルの側面図、
(b)は該コイルを構成する樹脂被覆線の断面図、
(c)は該樹脂被覆線の側面図である。
可能なコイルの一例を示し、(a)はコイルの側面図、
(b)は該コイルを構成する樹脂被覆線の断面図、
(c)は該樹脂被覆線の側面図である。
【図2】本発明の架空設備の構築方法に用いるコイル延
伸装置の一例を示し、(a)はコイル非伸長状態での側
面図、(b)はコイル伸長状態での側面図である。
伸装置の一例を示し、(a)はコイル非伸長状態での側
面図、(b)はコイル伸長状態での側面図である。
【図3】本発明の架空設備の構築方法に用いる他のコイ
ル延伸装置を示し、(a)はコイル非伸長状態での側面
図、(b)はコイル伸長状態での側面図である。
ル延伸装置を示し、(a)はコイル非伸長状態での側面
図、(b)はコイル伸長状態での側面図である。
【図4】本発明の架空設備の構築方法によりケーブルを
架設した状態を示し、(a)は側面図、(b)はそのX
−X矢視断面図である。
架設した状態を示し、(a)は側面図、(b)はそのX
−X矢視断面図である。
【図5】本発明の架空設備の構築方法によりケーブルを
架設した他の状態を示す側面図である。
架設した他の状態を示す側面図である。
【図6】図5におけるY部の拡大図である。
1 コイル
1a 金属線
1b 合成樹脂
C ケーブル(架空線)
C1 引込み線(架空線)
P 電柱
S 架空線路
W メッセンジャーワイヤ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 仁宮 尚之
東京都品川区西五反田2丁目11番20号 大
明株式会社内
(72)発明者 小峰 善一
東京都品川区西五反田2丁目11番20号 大
明株式会社内
(72)発明者 久野 玲
東京都品川区西五反田2丁目11番20号 大
明株式会社内
(72)発明者 竹村 範雄
東京都品川区南大井6丁目16番5号 大明
テレコム株式会社内
(72)発明者 巳作 勝則
神奈川県綾瀬市深谷2341番地5 株式会社
巳作電設内
(72)発明者 巳作 和恵
神奈川県綾瀬市深谷2341番地5 株式会社
巳作電設内
(72)発明者 ▲高▼木 薫
神奈川県綾瀬市深谷2341番地5 株式会社
巳作電設内
(72)発明者 バーカー真喜子
神奈川県綾瀬市深谷2341番地5 株式会社
巳作電設内
Fターム(参考) 5G367 GA03 GB01 GB03 GC02
Claims (6)
- 【請求項1】 電柱間に抗張線を張設し、螺旋状に成形
された金属線の表面に合成樹脂を被覆してなる塑性変形
可能なコイルを前記抗張線の廻りに外挿し、前記コイル
を塑性変形するまで伸長させて該コイルの螺旋内側に複
数本の架空線を収容可能な一連の架空線路を備えた基礎
設備を設置し、前記架空線路の空き領域に需要に応じて
架空線を架設する架空設備の構築方法。 - 【請求項2】 前記架空線路内に複数の事業者が個別に
管理する複数本の架空線を収容する請求項1に記載の架
空設備の構築方法。 - 【請求項3】 前記架空線路内に複数の事業者が個別に
管理する複数本の架空線を収容し、各事業者が管理する
架空線の本数及び重量に応じた料金で、前記基礎設備の
管理者が各事業者に対して架空線路の使用権利を賃貸も
しくは譲渡する請求項1に記載の架空設備の構築方法。 - 【請求項4】 前記基礎設備の設置に際して、前記抗張
線の引っ張り強度を前記架空線路に収容可能な架空線か
ら予想される最大負荷重量に基づいて設定する請求項1
〜3のいずれかに記載の架空設備の構築方法。 - 【請求項5】 前記基礎設備の設置に際して、前記架空
線路の寸法を予想される架空線の需要に基づいて設定す
る請求項1〜4のいずれかに記載の架空設備の構築方
法。 - 【請求項6】 前記電柱間での前記架空線の分岐配線を
前記コイルの隙間から行う請求項1〜5のいずれかに記
載の架空設備の構築方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001229147A JP2003047114A (ja) | 2001-07-30 | 2001-07-30 | 架空設備の構築方法 |
US09/986,190 US20030020056A1 (en) | 2001-07-30 | 2001-11-07 | Building method of overhead infrastructure |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001229147A JP2003047114A (ja) | 2001-07-30 | 2001-07-30 | 架空設備の構築方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003047114A true JP2003047114A (ja) | 2003-02-14 |
Family
ID=19061538
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001229147A Pending JP2003047114A (ja) | 2001-07-30 | 2001-07-30 | 架空設備の構築方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
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