JP2003046805A - 信号変換処理方法および装置並びに映像信号処理装置 - Google Patents

信号変換処理方法および装置並びに映像信号処理装置

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JP2003046805A
JP2003046805A JP2001234355A JP2001234355A JP2003046805A JP 2003046805 A JP2003046805 A JP 2003046805A JP 2001234355 A JP2001234355 A JP 2001234355A JP 2001234355 A JP2001234355 A JP 2001234355A JP 2003046805 A JP2003046805 A JP 2003046805A
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signal
standard
cycle
memory
frame
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JP2001234355A
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Makoto Yamada
誠 山田
Masatake Fukushima
正剛 福島
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非標準信号の周期に同期するタイミング信号
により、非標準信号を1周期分単位でメモリに書き込
み、書き込んだ非標準信号を、内部基準信号に同期する
タイミング信号によりメモリから読み出して、内部基準
信号に同期する標準信号に変換する装置において、信号
の乱れを最小限に抑える。 【解決手段】 非標準信号の周期が、内部基準信号の周
期よりも長いときには、非標準信号の1周期分のメモリ
からの読み出し開始を、非標準信号の1周期分の前記メ
モリへの書き込みが終了した後となるように待機して、
読み出しを書き込みに追従させるようにする。非標準信
号の周期が、内部同期信号の周期よりも短いときには、
読み出しを書き込みとは独立に行なうと共に、メモリか
らの非標準信号の読み出しをメモリへの非標準信号の書
き込みが追い越してしまうようなときには、追い越しが
生じる周期はスキップするようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、フレー
ム周期が標準よりも長かったり、短かったりして、一定
ではない非標準のフレーム周期の同期信号を有する映像
信号を、フレーム周期が一定の内部基準信号に同期する
映像信号に変換して処理する方法および装置、また、こ
の装置を搭載する例えばビデオカメラなどの映像信号処
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオカメラなどの映像信号処理装置に
おいては、ライン入力端子からの外部映像信号をLCD
(Liquid Cystal Display)など
の表示デバイスに表示したり、記録媒体に記録したりす
る機能を備えるものがある。
【0003】そして、最近は、映像信号コンテンツとし
て種々のものが現れ、それらの映像信号コンテンツの中
には、フレーム周期が標準よりも長かったり、短かった
りして、一定ではない非標準のフレーム周期の同期信号
を有する映像信号も存在する。
【0004】この明細書では、この非標準のフレーム周
期の映像信号のように、フレームなどの周期が一定では
ない信号を非標準信号と称し、また、フレームなどの周
期が一定である信号を標準信号と称することとする。そ
して、特に映像信号については、非標準信号は非標準同
期映像信号と称し、また、標準信号は標準同期映像信号
と称することにする。
【0005】図9は、この非標準同期映像信号を標準同
期映像信号との比較において説明するための図である。
図9(A)は、標準同期映像信号を示すもので、フレー
ム周期は一定である。1フレームの映像信号は、トップ
フィールド(第1フィールド)と、ボトムフィールド
(第2フィールド)とからなるが、図9(A)の標準同
期映像信号の場合には、第1フィールドと第2フィール
ドの時間長は等しい。したがって、標準同期映像信号に
ついてのフレーム同期信号は、図9(A)の上側に示す
ように、周期が一定で、かつ、デューティ比が50%の
矩形波信号となる。
【0006】一方、図9(B)は、非標準同期映像信号
を示すもので、フレーム周期は、同図に示すように、一
定ではない。また、第1フィールドと第2フィールドの
時間長も、等しいとは限らない。したがって、非標準同
期映像信号についてのフレーム同期信号は、図9(B)
の上側に示すように、周期が一定ではなく、かつ、デュ
ーティ比も一定ではない矩形波信号となる。
【0007】ところで、このような周期が一定ではない
信号を、ビデオカメラなどのAV機器の内部で処理でき
るようにしようとする場合には、処理タイミング信号を
不定期なフレーム周期に同期させる必要があるため、処
理サイクルが間に合わないなどの理由により、内部処理
で破綻が生じる可能性がある。
【0008】そこで、従来からビデオカメラなどの映像
信号処理装置では、内部回路において、非標準同期映像
信号を標準同期映像信号に変換して標準同期映像信号と
同様に取り扱える機能を設けて、非標準同期映像信号
も、ライン入力端子から入力可能としたものが存在す
る。
【0009】従来のこの種の映像信号処理装置の内部構
成例を、ビデオカメラの場合について図10に示す。
【0010】この従来のビデオカメラの構成において
は、CCD(charge coupled devi
ce)撮像素子1から得られる撮像信号は、カメラ処理
回路2に供給されて適当な処理が施された後、システム
処理回路3に供給される。
【0011】システム処理回路3は、マイクロコンピュ
ータを搭載すると共に、LSIで構成されており、これ
には、フレームメモリ4と、表示回路5と、画像処理回
路6とが接続されている。画像処理回路9も、LSIで
構成されている。
【0012】そして、システム処理回路3は、カメラ処
理回路2からの映像信号データを受け取ると、その受け
取ったデジタル映像信号を、一時、フレームメモリ4に
記憶し、そのフレームメモリ4から標準同期映像信号と
して読み出す。そして、その読み出した標準同期映像信
号のデジタル信号をアナログ映像信号に変換して表示回
路5に供給することにより、例えばLCD(Liqui
d CrystalDisplay)などの表示画面に
表示する。
【0013】また、システム処理回路3は、デジタル映
像信号を圧縮などする場合には、フレームメモリ4から
読み出したデジタル映像信号を画像処理回路6に供給す
る。画像処理回路6では、例えばMPEG(Movin
g Picture Experts Group)方
式による画像圧縮処理やグラフィックス処理などを行な
う。
【0014】非標準同期映像信号などの外部入力映像信
号は、ライン入力端子7を通じてA/D変換器8に供給
されて、デジタル映像信号に変換される。このデジタル
映像信号は、専用LSI(Large Scale I
ntegrated circuit)で構成される同
期変換回路9に供給される。
【0015】同期変換回路9は、内部構成としてフレー
ム同期制御回路91と、フレーム同期用メモリ92とを
備える。フレーム同期用メモリ92は、少なくとも1フ
レーム分の映像信号を記憶できる容量を有するものとさ
れ、通常は、2個のフレームメモリが、書き込み用と読
み出し用とに1フレーム毎に交互に切り換えられて使用
されるようにされる。
【0016】同期変換回路9のフレーム同期制御回路9
1では、A/D変換器8からのデジタル映像信号のフレ
ーム同期信号に同期したクロック信号CKwを生成し、
このクロック信号CKwに基づいて、A/D変換器8か
らのデジタル映像信号の1フレーム分をフレーム同期用
メモリ92に書き込む。
【0017】そして、フレーム同期制御回路91は、内
部基準信号としての、標準のフレーム周期に合致するク
ロック信号CKrを備え、このクロック信号CKrに基
づいて、フレーム同期用メモリ92に書き込まれている
デジタル映像信号を読み出すことにより、標準同期映像
信号に変換し、システム処理回路3に供給する。
【0018】この場合に、従来は、一般に、フレーム同
期用メモリ92からの読み出しと書き込みとは独立に実
行されているため、非標準同期映像信号の非標準のフレ
ーム周期が、標準のフレーム周期よりも長い(遅い)場
合には、書き込みよりも読み出しの方が早いことから、
読み出しが書き込みを追い越してしまう状態が生じる。
【0019】そこで、従来は、そのような状態が生じる
おそれがあるときには、フレーム同期用メモリ92か
ら、同じフレームのデジタル映像信号を2フレーム、続
けて繰り返し読み出すことにより、読み出し結果として
の映像信号に不連続が生じないようにしている。
【0020】また、逆に、非標準同期映像信号の非標準
のフレーム周期が、標準のフレーム周期よりも短い(早
い)場合には、書き込みよりも読み出しの方が遅いため
に、書き込みが読み出しを追い越して、1フレーム前の
信号を上書きしてメモリから消去してしまう状態が生じ
る。
【0021】そこで、従来は、そのような状態が生じる
おそれがあるときには、書き込みが読み出しを追い越し
てしまうおそれがあるフレームを飛び越して、次のフレ
ームを読み出すようにして、読み出し結果としての映像
信号に不連続が生じないようにしている。
【0022】以上のようにして、標準同期映像信号に変
換されたデジタル映像信号は、システム処理回路3に供
給される。システム処理回路3は、同期変換回路9から
の標準同期映像信号に変換されたデジタル映像信号を受
け取り、カメラ処理回路2からの映像信号と同様にし
て、その受け取った信号を、一時、フレームメモリ4に
記憶し、そのフレームメモリ4から読み出したデジタル
映像信号をアナログ映像信号に変換して表示回路5に供
給することにより、例えばLCD(LiquidCry
stal Display)などの表示画面に表示す
る。また、フレームメモリ7から読み出したデジタル映
像信号を画像圧縮処理のために画像処理回路6に供給す
るようにする。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の装置の
場合における、非標準同期映像信号を標準同期映像信号
に変換する際の変換アルゴリズムにおいては、非標準同
期映像信号の非標準のフレーム周期が、標準のフレーム
周期よりも遅い場合には、同じフレームのデジタル映像
信号を2フレーム、続けて繰り返し読み出すことによ
り、読み出し結果としての映像信号に不連続が生じない
ようにしているが、このように同じフレームが繰り返さ
れる部分では出力画像に乱れが生じていることになる。
【0024】また、同様に、非標準同期映像信号の非標
準のフレーム周期が、標準のフレーム周期よりも早い場
合には、書き込みが読み出しを追い越してしまうおそれ
があるフレームを飛び越して、次のフレームを読み出す
ようにして、読み出し結果としての映像信号に不連続が
生じないようにしているが、その飛び越しフレームの部
分では出力画像に乱れが生じることになる。
【0025】このように、従来の変換アルゴリズムにお
いては、非標準同期映像信号の非標準のフレーム周期
が、標準のフレーム周期よりも遅い場合と早い場合のい
ずれにおいても、同じフレームを繰り返したり、フレー
ムを飛び越したりするなど、画像の乱れの原因となる処
理が必要であった。このため、より、出力画像の乱れが
少なくなる変換アルゴリズムが要望されている。
【0026】また、上述のように、従来の映像信号処理
装置においては、非標準同期映像信号を標準同期映像信
号に変換する回路は、フレームメモリを含めた大規模な
専用ハードウエアにより構成されていた。そして、この
専用ハードウエアとしては、上述したように専用LSI
が用いられることが多い。
【0027】このように映像信号処理装置に専用LSI
を搭載することは、システムの小型化、低消費電力化、
低コスト化には、非常に不利となっていた。また、専用
LSIなどのハードウエアのみにより、非標準同期映像
信号を標準同期映像信号に変換する回路を構成した場
合、LSIなどのハードウエアが出来上がった後では、
システム検証時において、細かい動作パラメータの変更
等を柔軟に行なうことが困難であるという問題もあっ
た。
【0028】この発明は、以上の問題点を一層できる方
法および装置を提供することを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、1周期の時間が一定である標準
信号の処理機能を備える装置で、前記1周期の時間が一
定ではない非標準信号を処理するに際し、前記非標準信
号の周期に同期するタイミング信号により、前記非標準
信号を1周期分単位でメモリに書き込むと共に、前記メ
モリに書き込まれている前記非標準信号を、前記装置の
内部基準信号に同期するタイミング信号により読み出
し、前記標準信号と同等の信号に変換して処理する方法
であって、前記非標準信号の前記メモリへの書き込み
は、前記非標準信号の1周期分毎に連続的に行なうと共
に、前記非標準信号の前記メモリからの読み出しは、前
記非標準信号の周期が、前記標準信号の周期よりも長い
ときには、前記非標準信号の1周期分の前記メモリから
の読み出し開始を、前記非標準信号の1周期分の前記メ
モリへの書き込みが終了した後となるように待機するよ
うにして、前記書き込みに追従させるようにし、前記非
標準信号の周期が、前記標準信号の周期よりも短いとき
には、前記書き込みとは独立に行なうと共に、前記メモ
リからの前記非標準信号の読み出しを、前記メモリへの
前記非標準信号の書き込みが追い越してしまうようなと
きには、前記追い越しが生じる周期はスキップするよう
にすることを特徴とする信号変換処理方法を提供するも
のである。
【0030】この発明による信号変換処理方法によれ
ば、非標準信号の周期が、内部基準信号の周期よりも長
い(遅い)ときには、非標準信号の1周期分のメモリか
らの読み出し開始を、前記非標準信号の1周期分の前記
メモリへの書き込みが終了した後となるように待機する
ようにして、メモリからの読み出しを、書き込みに追従
させるようにしたので、同じフレームを繰り返したり、
フレームを飛び越したりするなどの、画像の乱れの原因
となる処理は行われない。
【0031】したがって、非標準信号の周期が、内部基
準信号の周期よりも長い(遅い)ときには、出力信号の
乱れは生じない。一方、非標準信号の周期が、内部同期
信号の周期よりも短いときには、従来と同様の方法によ
り、1フレーム分をスキップすることにより、不具合を
調整する。したがって、この請求項1の発明によれば、
非標準信号の周期が、内部基準信号の周期よりも長い
(遅い)ときと、短いときとの両方を合わせて従来の方
法に比較した場合、信号の乱れが軽減されるものであ
る。
【0032】また、請求項8の発明は、1フレーム分以
上のメモリ容量を備えるフレームメモリと、外部から入
力され、フレーム周期が一定ではない非標準フレーム周
期の入力映像信号を、第1のデジタル映像信号に変換す
るA/D変換手段と、内部的に処理されて得られた第2
のデジタル映像信号を、フレーム周期の時間が一定であ
る標準フレーム周期の映像信号として処理する機能を備
えると共に、前記入力映像信号のフレーム周期に同期す
る第1のタイミング信号に基づいて、前記第1のデジタ
ル映像信号を前記フレームメモリに書き込み、前記フレ
ームメモリに書き込まれている前記第1のデジタル映像
信号を、内部基準信号に同期するタイミング信号に基づ
いて読み出しを行ない、読み出した前記第2のデジタル
映像信号を所定の外部回路に出力するシステム処理手段
とを備えることを特徴とする映像信号処理装置を提供す
るものである。
【0033】上述の構成のこの発明による映像信号処理
装置によれば、非標準同期映像信号を標準同期映像信号
に変換する手段として、専用のハードウエアを設けるの
ではなく、内部的に処理されて得られた第2のデジタル
映像信号を処理するシステム処理手段で、非標準同期映
像信号も処理するようにするので、従来のような専用L
SIが不要になり、システムの小型化、低消費電力化、
低コスト化が容易になるという効果がある。
【0034】また、請求項10の発明は、請求項8また
は請求項9において、前記システム処理手段は、マイク
ロコンピュータと、前記第1のタイミング信号を生成す
る回路部と、前記第2のタイミング信号を生成する回路
部とを備える集積回路からなることを特徴とする。
【0035】この請求項10の発明によれば、非標準同
期映像信号を標準同期映像信号に変換する手段は、マイ
クロコンピュータのソフトウエアとして実現されるの
で、システム検証時において、細かい動作パラメータの
変更等を柔軟に行なうことができる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、この発明による周期性信号
の同期変換方法および装置をビデオカメラに適用した実
施の形態について、図を参照しながら説明する。また、
このビデオカメラは、この発明による映像信号処理装置
の実施の形態でもある。
【0037】[ビデオカメラの構成例]図1は、実施の
形態のビデオカメラの構成例を示すもので、この実施の
形態では、非標準同期映像信号を標準同期映像信号に変
換するための手段は、従来のような専用のハードウエア
としてのLSIにより構成するのではなく、システム処
理回路の構成を若干変更すると共に、主としてソフトウ
エアにより構成するようにしている。
【0038】CCD撮像素子11から得られる撮像信号
は、従来と同様に、カメラ処理回路12に供給されて適
当な処理が施された後、システム処理回路100に供給
される。図示を省略したが、カメラ処理回路12には、
撮像信号の処理のためのメモリが接続されている。
【0039】また、ビデオ入力端子(ライン入力端子)
13およびビデオ出力端子14が設けられる。これら、
ビデオ入力端子(ライン入力端子)13およびビデオ出
力端子14は、アナログビデオインターフェース15に
接続される。このアナログビデオインターフェース15
を通じて入力される、非標準同期映像信号を含む外部入
力映像信号は、A/D変換器16に供給されてデジタル
映像信号とされ、マイクロコンピュータを備えると共に
LSIとして構成されるシステム処理回路100に供給
される。すなわち、この実施の形態では、従来のような
専用LSIで構成されるハードウエアで構成される同期
変換回路は設けられない。
【0040】後述するように、システム処理回路100
からは、アナログ映像信号が出力されるが、そのアナロ
グ映像信号は、アナログビデオインターフェース15を
通じて、ビデオ出力端子14に導出される。
【0041】システム処理回路100は、マイクロコン
ピュータと,DSP(Digital Signal
Processor)とを内部に備えたLSIの構成と
されている。そして、前述した従来の例と同様に、シス
テム処理回路100には、フレームメモリを構成するS
DRAM(Synchronous DynamicR
andom Access Memory)21が接続
されると共に、画像処理回路22が接続される。前述の
例と同様に、画像処理回路22は、LSIで構成されて
いる。画像処理回路22には、この例では、画像圧縮処
理に用いるために2個のSDRAM23,24が接続さ
れている。
【0042】また、この実施の形態においては、システ
ム処理回路100は、IEEE(The Instit
ute Electrical and Electr
onics Engineers,Inc.)1394
インターフェース25を通じてIEEE1394コネク
タ26に接続されている。さらに、システム処理回路1
00には、ATAPI(Advanced Techn
ology Attachment Packet I
nterface)が接続され、例えば磁気テープ記録
再生装置などのATAPIドライブ(記憶装置)が接続
されている。
【0043】また、さらに、システム処理回路100に
は、表示ドライブ回路29を介してLCD30が接続さ
れると共に、EVF(Electro−viewfin
der;電子ビューファインダ)ドライブ回路31を介
して、電子ビューファインダ32が接続され、システム
処理回路100からのアナログビデオ信号が表示ドライ
ブ回路29およびEVFドライブ回路31に供給され
る。
【0044】なお、図1においては、オーディオ信号の
系や、カメラ制御部およびユーザインターフェースとし
ての操作部などの部分は、説明を簡単にするために省略
した。
【0045】このビデオカメラの動作を簡単に説明す
る。まず、カメラ撮影録画について説明する。
【0046】すなわち、ユーザが、図示しない操作手段
を用いてカメラ撮影録画操作をしたときには、CCD撮
像素子11からの撮像信号は、カメラ処理回路12を通
じてシステム処理回路100に供給される。システム処
理回路100では、カメラ処理回路12からのデジタル
映像信号を、一時、フレームメモリ4に記憶し、そのフ
レームメモリ4から標準同期映像信号として読み出し、
画像処理回路22に供給して、画像データ圧縮する。
【0047】そして、圧縮した画像データを、ATAP
I27を介してドライブ回路28に送り、テープなどの
記憶媒体に記録する。また、このとき、同時に、システ
ム処理回路100では、撮像信号に基づいて生成された
デジタル映像信号(標準同期映像信号)をアナログ映像
信号に変換して、ドライブ回路29を介してLCD30
に供給し、あるいはドライブ回路31を介して電子ビュ
ーファインダ32に供給し、その画面に表示する。
【0048】次に、ライン入力端子13から入力される
外部入力映像信号としての非標準同期映像信号の処理に
ついて説明する。
【0049】ライン入力端子13から入力された非標準
同期映像信号は、アナログビデオインターフェース15
を通じてA/D変換器16に供給されて、デジタル映像
信号に変換される。このデジタル映像信号は、システム
処理回路100に供給される。A/D変換器16は、こ
の例では、非標準同期映像信号を、輝度信号データと色
信号データとのコンポーネントデータとしてシステム処
理回路100に供給する。
【0050】また、A/D変換器16は、さらに、入力
非標準同期映像信号のフレームおよびフィールド周期に
同期する非標準フレーム同期信号OEaを生成してシス
テム処理回路100に供給すると共に、この非標準フレ
ーム同期信号OEaに同期する外部クロック信号CKa
を、システム処理回路100に供給する。
【0051】このシステム処理回路100では、後で詳
述するようにして、主としてソフトウエア処理により、
フレームメモリ21に対する書き込みおよび読み出しを
制御して、いわゆるフレームシンクロナイザの機能を実
行し、非標準同期映像信号を、標準同期映像信号に変換
する。
【0052】そして、変換後のデジタル映像信号(標準
同期映像信号)をアナログ映像信号に変換して、ドライ
ブ回路29を介してLCD30に供給し、あるいはドラ
イブ回路31を介して電子ビューファインダ32に供給
し、その画面に表示する。また、ユーザ指示が録画であ
った場合には、変換後のデジタル映像信号を画像処理回
路22に供給して、画像データ圧縮し、その圧縮した画
像データを、ATAPI27を介してドライブ回路28
に送り、テープなどの記憶媒体に記録する。
【0053】[システム処理回路100の構成例]図2
は、信号変換処理装置の実施の形態としてのシステム処
理回路100の内部構成例を示すものである。すなわ
ち、この実施の形態のシステム処理回路100は、マイ
クロコンピュータ101と、制御回路102と、入力バ
ッファ103と、出力バッファ104と、D/A変換回
路105とからなる。制御回路102と、入力バッファ
103と、出力バッファ104と、D/A変換回路10
5と課なる部分は、図1でDSPと示したように、小規
模のハードウエアとしてマイクロコンピュータ101と
は、別にLSI内に構成される。
【0054】制御回路102は、内部制御用カウンタ回
路106と、非標準入力同期カウンタ回路107とを含
む。
【0055】内部制御用カウンタ回路106は、マイク
ロコンピュータ101からのシーケンス起動命令信号F
RMstを受けると、以下に説明する同期変換動作のた
めのシーケンスを起動する。
【0056】すなわち、内部制御用カウンタ回路106
は、シーケンス起動命令信号FRMstを受けると、内
部基準信号としての水晶発振器からの高精度の水平周期
のクロックをカウントすることにより、標準同期映像信
号の水平ライン番号に相当するカウンタ出力CTsを生
成し、それに基づいてシステム処理回路100内で使用
する標準フレーム周期の標準フレーム同期信号OEsお
よび内部用同期信号FSYMを生成する。
【0057】標準フレーム同期信号OEsは、後述する
ように、カウンタ出力CTsの水平ライン番号の垂直同
期信号位置に位相を合わせたフレーム周期の信号であ
り、また、内部用同期信号FSYMは、後述するよう
に、有効画像データの先頭部分に位相を合わせたフレー
ム周期の信号である。
【0058】標準フレーム同期信号OEsは、図示を省
略したレジスタを介してマイクロコンピュータ101に
供給される。また、内部用同期信号FSYMは、マイク
ロコンピュータ101に供給されると共に、画像処理回
路22に供給される。
【0059】また、内部制御用カウンタ回路106は、
出力バッファ104にバッファ制御信号Boを供給し
て、出力バッファ104の書き込みおよび読み出しを制
御して出力制御を行なうと共に、標準フレーム同期信号
OEsをD/A変換回路105に供給する。
【0060】非標準入力同期カウンタ回路107は、A
/D変換器16からの非標準フレーム同期信号OEa
と、外部クロック信号CKaとを受け、非標準同期映像
信号の水平ライン番号に相当するカウンタ出力CTaを
生成して、それに基づき、入力された非標準同期映像信
号の非標準のフレーム周期に同期した非標準同期信号F
SYSを生成し、図示を省略したレジスタを介してマイ
クロコンピュータ101に供給する。
【0061】この非標準同期信号FSYSは、非標準同
期映像信号の有効画像区間の先頭位相に合わせた非標準
フレーム周期の信号である。なお、非標準フレーム同期
信号OEaは、非標準同期映像信号の垂直同期信号に位
相が合っている信号である。
【0062】また、非標準入力同期カウンタ回路107
は、入力バッファ103にバッファ制御信号Biを供給
して、その書き込みおよび読み出しを制御する。
【0063】マイクロコンピュータ101は、内部制御
用カウンタ回路106からの信号OEstatおよび非
標準入力同期カウンタ回路107からの非標準同期信号
FSYSとから、後述する内部制御用カウンタ回路10
6のシーケンスをスタートさせるための信号FRMst
を発生し、図示を省略したレジスタを介して内部制御用
カウンタ回路106に供給する。
【0064】また、マイクロコンピュータ101は、S
DRAM21に選択制御信号およびアドレス信号を供給
する。システム処理回路100に接続されるSDRAM
21は、図示のように、2個のフレームメモリ211と
212とを備えると共に、それらをフレーム単位で書き
込み用と、読み出し用とに切り替えるためのセレクタ2
13と214とを備える。
【0065】そして、マイクロコンピュータ101から
の選択制御信号によりセレクタ213および214が選
択制御されると共に、フレームメモリ211および21
2に書き込みアドレス信号および読み出しアドレス信号
が供給される。マイクロコンピュータ101は、非標準
同期信号FSYSに基づいたタイミングで書き込みアド
レスを発生すると共に、標準同期信号FSYMに基づい
たタイミングで読み出しアドレスを発生し、SDRAM
21に供給する。
【0066】SDRAM21では、このマイクロコンピ
ュータ101からの制御の下に、入力バッファ103か
らのデジタル映像信号をフレームメモリ211,212
のいずれかに書き込み、また、フレームメモリ211,
212のいずれかからそれに書き込まれているデジタル
映像信号を読み出して、出力バッファ105に供給す
る。
【0067】この場合において、SDRAM21では、
フレームメモリ211と212との一方にデータを書き
込んでいるときに、他方からデータを読み出すようにす
る動作状態だけでなく、データの書き込みと読み出しを
同じフレームメモリから行なう動作状態もある。
【0068】入力バッファ103は、1ライン分の容量
を有するもので、非標準入力同期カウンタ107からの
バッファ制御信号Biによる書き込み/読み出しの制御
の下で、A/D変換器16からの外部クロック信号CK
aにより、A/D変換器16からの非標準同期のデジタ
ル映像信号を順次書き込むと共に、読み出して、その読
み出したデジタル映像信号データは、フレームメモリ2
1に供給する。
【0069】出力バッファ104も、1ライン分の容量
を有するもので、内部制御用カウンタ回路106からの
バッファ制御信号Boに基づいて、フレームメモリ21
からのデジタル信号を書き込み、また、読み出しを行な
う。そして、読み出されたデジタル信号は、表示系に渡
すために、D/A変換回路105に供給される。
【0070】また、出力バッファ104から読み出され
たデジタル映像信号は、内部標準同期信号FSYMと共
に、画像処理回路22に供給される場合もある。画像処
理回路22では、前述したように、SDRAM23,2
4が用いられて、この例では、MPEG2方式による画
像圧縮処理がなされる。
【0071】これら入力バッファ103および出力バッ
ファ104は、システム処理回路100の内部と外部と
のインターフェース仕様の違いを吸収するためのバッフ
ァである。
【0072】D/A変換回路105は、出力バッファ1
04からのデジタル映像信号をアナログ映像信号に変換
して、LCD30や電子ビューファインダ32に表示す
るために、ドライブ回路29やドライブ回路31に供給
する。このとき、D/A変換回路105は、内部制御用
カウンタ回路106からの標準のフレーム周期の同期信
号OEsから、同期信号を生成し、出力アナログ映像信
号に付加して出力する。
【0073】[信号変換処理動作の説明] (1)非標準同期映像信号のフレーム周期が、標準のフ
レーム周期よりも長い(遅い)場合 図3は、非標準同期映像信号のフレーム周期が、標準の
フレーム周期よりも長い(遅い)場合におけるシステム
処理回路100での信号変換処理を説明するための図で
ある。
【0074】この図3において、「書き込みフレーム
1」は、SDRAM211に映像信号データが書き込ま
れるフレームを示し、「書き込みフレーム2」は、SD
RAM212に映像信号データが書き込まれるフレーム
を示している。また、「読み出しフレーム1」は、SD
RAM211から映像信号データが読み出されるフレー
ムを示し、「読み出しフレーム2」は、SDRAM21
2から映像信号データが読み出されるフレームを示して
いる。なお、後述の図4および図5においても同様であ
る。
【0075】ビデオ入力端子13を通じて非標準同期映
像信号が入力されると、非標準入力同期カウンタ回路1
07では、A/D変換器16からの非標準フレーム同期
信号OEaから、非標準同期信号FSYS(図3
(A))が生成され、マイクロコンピュータ101に供
給されると共に、入力バッファ103に制御信号Biが
供給される。これにより、A/D変換器16からの非標
準同期映像信号のデジタル信号は、入力バッファ103
を介して、SDRAM21に供給される。
【0076】また、生成された非標準同期信号FSYS
と、内部制御用カウンタ回路106からの信号OEst
atとから、マイクロコンピュータ101ではシーケン
ス起動命令信号FRMstが発生する。そして、この信
号FRMstが内部制御用カウンタ回路106に供給さ
れることにより、この内部制御用カウンタ回路106か
ら、標準フレーム同期信号OEsおよび内部用同期信号
FSYM(図3(B))が発生する。
【0077】そして、SDRAM21においては、シス
テム処理回路100のマイクロコンピュータ101によ
る、非標準同期信号FSYSを基準にしたセレクタ選択
制御信号およびアドレス制御信号により、フレームメモ
リ211およびフレームメモリ212に、入力された非
標準同期映像信号が、1フレーム毎に交互に書き込まれ
る(図3(C)および(D)の実線部参照))。
【0078】この書き込みと並行して、システム処理回
路100のマイクロコンピュータ101による、非標準
同期信号FSYSを基準にしたセレクタ選択制御信号お
よびアドレス制御信号により、フレームメモリ211お
よびフレームメモリ212に書き込まれたデジタル映像
信号が、書き込みが行なわれていない方のフレームメモ
リから読み出され、出力バッファ104に転送される
(図3(C)および(D)の破線部参照))。
【0079】この図3の場合、書き込み側(非標準入力
側)の方が読み出し側(標準出力側)に対して遅いた
め、この実施の形態では、読み出し側は、書き込み側に
追従するようにする。すなわち、図3(C),(D)の
破線部の読み出しにおいて「待機」と記したように、読
み出し側は、書き込み側のフレームメモリへの映像信号
データの1フレームの書き込みが終了するまで待つ。
【0080】図3に示すように、非標準同期映像信号の
フレーム周期が、標準のフレーム周期よりも長い(遅
い)場合には、以上の動作を繰り返すことにより、非標
準同期信号FSYS(図3(A))に内部標準同期信号
FSYM(図3(B))が追従してゆくようなものとな
る。したがって、入力された非標準同期映像信号は、同
じフレームの繰り返しやフレームスキップのような破綻
を生じることなく、すべて読み出されて出力される。
【0081】そして、この場合に、「待機」を除く読み
出し部分においては、内部基準信号に同期した処理サイ
クルにより映像信号データは、SDRAM21から読み
出されるので、処理に破綻が生じるようなことはない。
また、後述するように、「待機」の部分は、垂直ブラン
キング期間で生じるので、出力バッファ104からD/
A変換回路105を介して表示系に供給されたものが、
正しく表示画面に表示される。
【0082】なお、この実施の形態の場合、後述もする
ように、標準のフレーム周期に対する非標準フレーム同
期信号OEaの周期の誤差が、±1%(標準フレーム周
期に対して、非標準フレーム同期信号OEaの周期が長
いときの誤差を正とする)の範囲内であれば、非標準フ
レーム同期信号OEaは、標準フレーム同期信号OEs
に同期していると見なして差し支えないとしている。す
なわち、この実施の形態では、誤差の基準値は−1%と
されている。
【0083】図3の例は、標準フレーム同期信号OEs
に対する非標準フレーム同期信号OEaの誤差が、−1
%よりも大きい場合に適用されるものである。
【0084】(2)非標準同期映像信号のフレーム周期
が、標準のフレーム周期よりも短い(早い)場合 図4は、非標準同期映像信号のフレーム周期が、標準の
フレーム周期よりも短い(早い)場合におけるシステム
処理回路100での同期変換処理を説明するための図で
あり、前述の図3の場合と同様に、非標準同期信号FS
YS(図3(A))と、内部用同期信号FSYM(図3
(B))と、フレームメモリ212および211のアド
レスにより、書き込み状態(図4(C)および(D)の
実線部参照))および読み出し状態(図4(C)および
(D)の破線部参照))を示している。
【0085】この場合には、SDRAM21のフレーム
メモリ211および212からの読み出しを、図3の例
と同様にその書き込みに追従させようとすると、1フレ
ーム時間内に行なう必要がある、システム処理回路10
0内での他の処理が間に合わなくなり、システムの動作
が破綻してしまう可能性がある。そこで、この図4の場
合の例では、前述の例のような追従動作は行なわず、書
き込みと、読み出しとを独立に動作させるようにする。
【0086】そして、この図4の例の場合、書き込み側
(非標準入力側)の方が読み出し側(標準出力側)より
も早いので、図4(D)の点Pに示すように、読み出し
アドレスを書き込みアドレスが追い越してしまうように
なる。
【0087】このような追越を生じるかどうかは、次の
フレームの読み出し開始に先立ち、非標準フレーム同期
信号OEaと標準フレーム同期信号OEsとの誤差と、
読み出しを開始しようとするフレームメモリの書き込み
アドレスと読み出しアドレスとの差を検出して、判別す
ることができる。
【0088】そして、このような追い越しが生じると判
別したときには、読み出しを開始しようとしたフレーム
メモリではない方のフレームメモリから映像信号データ
を読み出す。つまり、同じフレームメモリから2フレー
ム分を続けて読み出すようにする。このようにすれば、
読み出しを開始しようとしていたフレームはスキップさ
れてしまうが、映像信号は連続して読み出されることに
なり、画像の乱れを防ぐことができる。
【0089】なお、前述もしたように、標準フレーム周
期に対する非標準フレーム同期信号OEaの誤差が、±
1%の範囲内であれば、非標準フレーム同期信号OEa
は、標準フレーム同期信号OEsに同期していると見な
すことができ、図3の例のような追従動作が可能である
ので、この図4の例は、標準フレーム周期に対する非標
準フレーム同期信号OEaの誤差が、−1%よりも小さ
い場合に適用されるものである。
【0090】(3)図4の例の独立動作から、図3の例
の追従動作への以降(再同期) 図5は、非標準同期映像信号のフレーム周期が、標準の
フレーム周期よりも短い(早い)状態で、図4を用いて
説明した書き込み及び読み出し独立動作の状態から、書
き込み側と読み出し側との位相差が小さくなった場合に
おけるシステム処理回路100での同期変換処理を説明
するための図であり、前述の例と同様に、非標準同期信
号FSYS(図5(A))と、内部用同期信号FSYM
(図5(B))と、フレームメモリ212および211
のアドレスにより、書き込み状態(図5(C)および
(D)の実線部参照))および読み出し状態(図5
(C)および(D)の破線部参照))を示している。
【0091】この図5の例においては、図5の左半分に
おいては、非標準同期映像信号のフレーム周期が、標準
のフレーム周期よりも基準値(−1%)以上短いため、
独立動作を行なっている。そして、同じフレームメモリ
についての書き込みアドレスと読み出しアドレスの位相
差は、予め追従可能とされる大きさよりも大きい状態と
なっている。
【0092】この状態から、非標準同期映像信号のフレ
ーム周期が、標準のフレーム周期よりも遅くなると、同
じフレームメモリについての書き込みアドレスと読み出
しアドレスの位相差は、図5に示すように、徐々に小さ
くなる。
【0093】そして、システム処理回路100のマイク
ロコンピュータ101では、同じフレームメモリについ
ての書き込みアドレスと読み出しアドレスの位相差は、
予め追従可能とされる大きさよりも小さくなったことを
検出したときには、SDRAM21に対する書き込みお
よび読み出し動作を、図3を用いて説明した追従動作を
行なわせるように切り換える。この動作を、この明細書
では再同期と呼ぶことにする。
【0094】以上のようにして、この実施の形態では、
マイクロコンピュータ101は、SDRAM21の書き
込みおよび読み出しを独立動作させていた場合、その状
態を継続するのではなく、書き込みアドレスと読み出し
アドレスの位相差を監視して、前記位相差が予め定めた
値よりも小さくなったときに、追従動作に移行するよう
に、再同期させるので、独立動作時に生じる画像のスキ
ップは、必要最小限とすることができる。
【0095】[システム処理回路100での同期変換ア
ルゴリズムの詳細]次に、図6および図7を用いて、さ
らに、この実施の形態における同期変換アルゴリズムに
ついて説明を加える。これら図6および図7は、映像信
号がNTSC(National Televisio
n System Committee)信号の場合で
ある。
【0096】図6は、非標準同期映像信号のフレーム周
期が、標準のフレーム周期よりも、基準値(−1%)以
上長い(遅い)場合の、タイミングチャートを示すもの
であり、また、図7は、非標準同期映像信号のフレーム
周期が、標準のフレーム周期よりも、基準値(−1%)
以上短い(早い)場合の、タイミングチャートを示すも
のである。
【0097】図6(A)および図7(A)は、非標準フ
レーム同期信号OEaを示すものである。この非標準フ
レーム同期信号OEaは、トップフィールドではハイレ
ベル、ボトムフィールドではローレベルとなる信号であ
る。
【0098】図6(B)および図7(B)は、非標準入
力同期カウンタ回路107において得られる入力非標準
同期映像信号の水平ライン番号に相当するカウント値C
Taを示すものである。このカウント値CTaは、図示
のように、非標準フレーム同期信号OEaの立ち上がり
および立ち下がりで、リセットされる。この例では、垂
直同期信号区間に位相を合わせるように、カウント値C
Taは、「13」および「275」に、リセットされ
る。
【0099】非標準入力同期カウンタ回路107は、前
述したように、このカウント値CTaから、非標準同期
信号FSYSを生成するが、この例では、図6(C)お
よび図7(C)に示すように、この非標準同期信号FS
YSは、カウント値CTaが「22」の時に立ち下が
り、「285」のときに立ち上がる信号とされる。
【0100】したがって、図6(D)および図7(D)
に示す非標準同期映像信号(輝度信号Yと色信号C)の
有効画像データ区間との対比から明らかなように、非標
準同期信号FSYSは、入力非標準同期映像信号の水平
ライン番号「23」および「286」から始まる240
水平ライン分の有効画像データの先頭に位相が合致する
信号である。非標準入力同期カウンタ回路107は、こ
の信号FSYSを、マイクロコンピュータ101に供給
することにより、マイクロコンピュータ101に対し
て、入力非標準同期映像信号のフィールドの変化を通知
する。
【0101】図6(E)および図7(E)は、内部制御
用カウンタ回路106において、水晶発振器からのクロ
ックをカウントすることにより得られるカウント値CT
sを示すものである。このカウント値CTsは、マイク
ロコンピュータ101からの信号FRMstがハイレベ
ルになることにより、この例では「4」にリセットされ
る。
【0102】内部制御用カウンタ回路106は、その内
部に設けられるデコーダによりこのカウント値CTsを
デコードして、標準フレーム同期信号OEs(図6
(I)および図7(I))および内部用同期信号FSY
M(図6(F)および図7(F))を作り出す。
【0103】この例においては、標準フレーム同期信号
OEsは、カウント値CTsが「4」のときに立ち上が
り、「266」のときに立ち下がる信号である。内部用
同期信号FSYMは、カウント値CTsが「22」の時
に立ち下がり、「285」のときに立ち上がる信号とさ
れる。この標準フレーム同期信号OEsは、D/A変換
回路105に、出力バッファ104からの出力デジタル
映像信号(標準同期映像信号)と共に、供給される。
【0104】したがって、図6(H)および図7(H)
に示す出力標準同期映像信号(Y,C)の有効画像デー
タ区間との対比から明らかなように、内部用同期信号F
SYMは、出力標準同期映像信号の水平ライン番号「2
3」および「286」から始まる240水平ライン分の
有効画像データの先頭に位相が合致する信号である。
【0105】標準フレーム同期信号OEsは、D/A変
換回路105に、出力バッファ104からの出力デジタ
ル映像信号(標準同期映像信号)と共に、供給される。
また、内部用同期信号FSYMは、マイクロコンピュー
タ101に供給されると共に、画像処理回路22の同期
信号として使用される。
【0106】図6(G)および図7(G)に示す信号B
SYは、システム処理回路100内で使用される同期信
号であり、この信号BSYは、画像処理回路22でのM
PEG圧縮を行なう際のマクロブロック周期の信号であ
り、約24μ秒毎にローレベルになる信号である。マイ
クロコンピュータ101は、この信号(以下、ブロック
同期信号という)BSYの立ち下がり周期で動作する。
1水平周期が約64μ秒であるので、図6および図7で
は、このブロック同期信号BSYは、拡大されて示され
ている。
【0107】図6(J)および図7(J)に示す信号F
SYScntおよび図6(K)および図7(K)に示す
信号OEcntは、マイクロコンピュータ101内部で
のソフトウエアカウンタのカウント値である。これらの
カウント値は、ブロック同期信号BSYの立ち下がり毎
に1ずつ増加する。
【0108】カウント値FSYScntは、非標準同期
信号FSYSの立ち下がり時に「0」にリセットされ
る。
【0109】カウント値OEcntは、非標準同期信号
FSYSの立ち下がり時の値が、基準値内(−1%<誤
差)のときには、カウント値FSYScntと共に、非
標準同期信号FSYSの立ち下がり時に「0」にリセッ
トされる。しかし、カウント値0Ecntの非標準同期
信号FSYSの立ち下がり時の値が、基準値外(誤差<
−1%)のときには、カウント値OEcntのリセット
は行なわれず、その後、カウント値0Ecntの値が、
基準値(誤差=−1%)に達してからリセットが行なわ
れる。
【0110】カウント値FRMcntおよびカウント値
0Ecntがリセットされると、信号FRMst=1と
なり、内部制御用カウンタ回路106のカウント値CT
sが「4」にリセットされる。
【0111】さらに、図6(L)および図7(L)に示
す信号FSYSudは、マイクロコンピュータ101内
部でのソフトウエアフラグである。このフラグFSYS
udは、非標準同期信号FSYSの立ち下がり時におけ
るカウント値0Ecntが前記基準値外(誤差<−1
%)のときにハイレベルとなり、カウント値0Ecnt
が、基準値(誤差=−1%)に達したときにローレベル
となる。
【0112】図6は、非標準フレーム同期信号OEa
の、標準フレーム同期信号OEsに対する誤差が、−1
%よりも大きいときであるので、前述の図3に示したよ
うに、非標準フレーム同期信号OEaに追従してもシス
テム処理回路100での処理に破綻は起きない。そこ
で、SDRAM21では、マイクロコンピュータ101
の制御の下に、フレームメモリ211または212への
書き込みに追従して、これらフレームメモリ211また
は212からの読み出しが行なわれる。
【0113】すなわち、このとき、図6のタイミングチ
ャートに示すように、マイクロコンピュータ101で
は、非標準入力同期カウンタ回路107からの非標準同
期信号FSYSの立ち下がりを検出すると、ソフトウエ
アカウンタのカウント値FSYScntを「0」にリセ
ットすると共に、そのときのカウント値OEcntは基
準値内(誤差>−1%)であるので、このカウント値O
Ecntも、同時にリセットする。
【0114】そして、カウント値OEcntが基準値内
で、そのリセットが可能であると判別すると、マイクロ
コンピュータ101は、シーケンス起動命令信号FRM
stをハイレベルにし、内部制御用カウンタ回路106
に供給する。このシーケンス起動命令信号FRMstが
ハイレベルになったことにより、内部制御用カウンタ回
路106のカウント値CTsは「4」にリセットされ、
そのカウント値CTsから標準同期信号FSYMおよび
標準フレーム同期信号OEsが生成される。
【0115】したがって、図6の場合には、非標準同期
信号FSYSの立ち下がりに、標準同期信号FSYMの
立ち下がりが同期するようになり、フレームメモリの書
き込みに、その読み出しが追従するように動作する。
【0116】このとき、図6の右側に示したように、内
部制御用カウンタ回路106のカウント値CTsがリセ
ット値「4」を超えるようになる場合が生じるが、非標
準同期信号FSYSの立ち下がりが、カウント値CTs
が「22」になる前に到来すれば、標準同期信号FSY
Mは立ち下がることなく、カウント値CTsが「4」に
リセットされることにより、標準同期信号FSYMは、
非標準同期信号FSYSの立ち下がりに同期して立ち下
がる。内部制御用カウンタ回路106のカウント値CT
sがリセット値4を超えるようになる状態が、前述の図
3に示した待機状態である。
【0117】次に、図7の場合には、非標準フレーム同
期信号OEaの標準フレーム同期信号OEsに対する誤
差が、−1%よりも小さいときであり、これは、図4に
示した状態の時に対応する。前述したように、このとき
には、SDRAM21では、フレームメモリ211,2
12への書き込みと読み出しとが独立に行なわれる。
【0118】すなわち、図7のタイミングチャートの右
側に示すように、マイクロコンピュータ101では、非
標準入力同期カウンタ回路107からの非標準同期信号
FSYSの立ち下がりを検出すると、ソフトウエアカウ
ンタのカウント値FSYScntを「0」にリセットす
るが、そのときのカウント値OEcntは基準値外(誤
差<−1%)であるので、この非標準同期信号FSYS
の立ち下がり時点ではリセットされず、カウント値0E
cntが、基準値(誤差=−1%)に達したときに、こ
のカウント値OEcntがリセットされる。
【0119】そして、このカウント値OEcntのリセ
ットに応じて、シーケンス起動命令信号FRMstがハ
イレベルになり、これにより、内部制御用カウンタ回路
16のカウント値CTsが「4」にリセットされる。
【0120】したがって、この図7の場合には、マイク
ロコンピュータ101の内部ソフトウエアカウンタのカ
ウント値FSYScntおよびOEcntは同時にリセ
ットされず、フレームメモリ211および212の書き
込み動作と読み出し動作とは、追従せずに、独立動作と
なる。
【0121】そして、このとき、独立動作を行なってい
ることは、ソフトウエアフラグFSYSudがハイレベ
ルとなることにより示される。非標準同期信号FSYS
の立ち下がり時のマイクロコンピュータ101のソフト
ウエアカウント値OEcntの値が基準値内になると、
追従動作の状態に再同期され、このフラグFSYSud
がローレベルとされる。
【0122】[マイクロコンピュータ101での処理ア
ルゴリズムの説明]以上説明した非標準同期映像信号に
ついての同期変換動作のアルゴリズムを、図8のフロー
チャートを参照しながら説明する。この図8のアルゴリ
ズムは、マイクロコンピュータ101においてブロック
同期信号BSYの立ち下がり周期で行われる割り込み処
理である。
【0123】すなわち、まず、ブロック同期信号BSY
の立ち下がりを検出すると(ステップS1)、内部ソフ
トウエアカウンタのカウント値OEcntおよびカウン
ト値FSYScntの値を「1」だけインクリメントす
る(ステップS2)。そして、次の読み出しアドレスを
セットし(ステップS3)、次いで、書き込みアドレス
をセットする(ステップS4)。
【0124】次に、非標準同期信号FSYSの立ち下が
りを検出したか否か判別し(ステップS5)、立ち下が
りを検出したときには、ソフトウエアカウンタのカウン
ト値OEcntの値が基準値内か否か判別する(ステッ
プS6)。基準値内であれば、シーケンス起動命令信号
FRMstをハイレベル(「1」)にして、内部制御用
カウンタ回路106のカウント値CTsをリセットする
ことにより、標準同期信号FSYMおよび標準フレーム
同期信号OEsをリセットする(ステップS7)。
【0125】そして、ソフトウエアカウンタのカウント
値OEcntを「0」にリセットする(ステップS
8)。次いで、ソフトウエアカウンタのカウント値FS
YScntを「0」にリセットし(ステップS10)、
このルーチンを抜ける。
【0126】また、ステップS6で、非標準同期信号F
SYSの立ち下がりを検出した時のソフトウエアカウン
タのカウント値OEcntが基準値内でないときには、
フラグFSYSudをハイレベルにし(ステップS
9)、その後、ソフトウエアカウンタのカウント値FS
YScntのみを「0」にリセットし(ステップS1
0)、このルーチンを抜ける(ステップS16)。
【0127】また、ステップS5で、非標準同期信号F
SYSの立ち下がりではないと判別したときには、フラ
グFSYSudがハイレベルとなっているか否か判別す
る(ステップS11)。そして、フラグFSYSudが
ローレベルであると判別したときには、このルーチンを
抜ける(ステップS16)。
【0128】また、ステップS11で、フラグFSYS
udがハイレベルであると判別したときには、ソフトウ
エアカウンタのカウント値OEcntが基準値内である
か否か判別し(ステップS12)、基準値内であれば、
シーケンス起動命令信号FRMstを「1」にして、内
部制御用カウンタ回路106のカウント値CTsをリセ
ットすることにより、標準同期信号FSYMおよび標準
フレーム同期信号OEsをリセットする(ステップS1
3)。
【0129】そして、ソフトウエアカウンタのカウント
値OEcntを「0」にリセットする(ステップS1
4)。次いで、フラグFSYSudをローレベルにし
(ステップS15)、このルーチンを抜ける。
【0130】[その他の実施の形態]以上の説明では、
システム処理回路100に接続されるメモリ(SDRA
M21)は、2個のフレームメモリで構成するようにし
たが、これは、1メモリアクセス内に書き込みと読み出
しが可能な1個のフレームメモリを用いても構成可能で
ある。
【0131】また、以上の説明は、周期性を有する信号
として映像信号の場合を例にとって説明したが、この発
明は、周期性を有するものであれば、対象とすることが
できるものである。
【0132】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、繰り返し周期が一定ではない非標準の周期性信号
を、内部基準信号に同期した標準信号に変換するに当た
って、従来のような飛び越し表示や繰り返し表示を少な
くすることが可能であり、画像の乱れを最小限に抑える
ことができる。
【0133】また、従来のような専用のハードウエアを
用いて標準信号に変換するのではなく、ソフトウエア
と、小規模のハードウエア回路により、同期変換装置を
実現することができるので、コスト削減、小型化、シス
テム全体の低消費電力化ができると共に、必要に応じて
同期変換の際のパラメータの変更を行なうことも容易で
あるというメリットがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による映像信号処理装置の実施の形態
のビデオカメラを示すブロック図である。
【図2】この発明による周期性信号の同期変換装置の実
施の形態の構成例を示す図である。
【図3】図2の実施の形態の動作説明のための図であ
る。
【図4】図2の実施の形態の動作説明のための図であ
る。
【図5】図2の実施の形態の動作説明のための図であ
る。
【図6】図2の実施の形態の動作説明のための図であ
る。
【図7】図2の実施の形態の動作説明のための図であ
る。
【図8】図2の実施の形態における同期変換のためのア
ルゴリズムを説明するためのフローチャートである。
【図9】標準信号と非標準信号とを説明するための図で
ある。
【図10】非標準信号から標準信号に変換する同期変換
装置の従来の例を示すブロック図である。
【符号の説明】 100…システム処理回路、101…マイクロコンピュ
ータ、102…制御回路、106…内部制御用カウンタ
回路、107…非標準入力同期カウンタ回路、211,
212…フレームメモリ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1周期の時間が一定である標準信号の処理
    機能を備える装置で、前記1周期の時間が一定ではない
    非標準信号を処理するに際し、前記非標準信号の周期に
    同期するタイミング信号により、前記非標準信号を1周
    期分単位でメモリに書き込むと共に、前記メモリに書き
    込まれている前記非標準信号を、前記装置の内部基準信
    号に同期するタイミング信号により読み出し、前記標準
    信号と同等の信号に変換して処理する方法であって、 前記非標準信号の前記メモリへの書き込みは、前記非標
    準信号の1周期分毎に連続的に行なうと共に、 前記非標準信号の前記メモリからの読み出しは、 前記非標準信号の周期が、前記標準信号の周期よりも長
    いときには、前記非標準信号の1周期分の前記メモリか
    らの読み出し開始を、前記非標準信号の1周期分の前記
    メモリへの書き込みが終了した後となるように待機する
    ようにして、前記書き込みに追従させるようにし、 前記非標準信号の周期が、前記標準信号の周期よりも短
    いときには、前記書き込みとは独立に行なうと共に、前
    記メモリからの前記非標準信号の読み出しを、前記メモ
    リへの前記非標準信号の書き込みが追い越してしまうよ
    うなときには、前記追い越しが生じる周期はスキップす
    るようにすることを特徴とする信号変換処理方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記非標準信号の周期が、前記標準信号の周期よりも短
    かく、前記メモリに対する前記読み出しと前記書き込み
    とを独立に行なっているときに、前記非標準信号の周期
    と、前記標準信号の周期との誤差を監視し、前記誤差が
    所定値以下になったときに、前記読み出しを前記書き込
    みに追従させる制御に変更することを特徴とする信号変
    換処理方法。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2において、 前記標準信号および非標準信号は映像信号であって、前
    記周期はフレーム周期であることを特徴とする信号変換
    処理方法。
  4. 【請求項4】1周期の時間が一定である標準信号の処理
    機能を備え、前記1周期の時間が一定ではない非標準信
    号を、前記標準信号と同等の信号に変換して処理する装
    置であって、 前記非標準信号の周期に同期するタイミング信号を生成
    する第1のタイミング信号生成回路と、 装置の内部基準信号に同期するタイミング信号を生成す
    る第2のタイミング信号生成回路と、 前記非標準信号の書き込みおよび読み出しが行なわれ
    る、前記非標準信号の1周期分以上の容量を有するメモ
    リと、 前記非標準信号を、前記第1のタイミング信号生成回路
    からのタイミング信号に基づいて前記メモリに書き込む
    と共に、前記メモリに書き込まれている前記非標準信号
    を、前記第2のタイミング信号生成回路からのタイミン
    グ信号に基づいて読み出すメモリ制御手段とを備え、 前記メモリ制御手段は、 前記非標準信号を、その1周期分毎に、前記メモリに連
    続的に書き込むと共に、 前記非標準信号の周期が、前記標準信号の周期よりも長
    いときには、前記非標準信号の1周期分の前記メモリか
    らの読み出し開始を、前記非標準信号の1周期分の前記
    メモリへの書き込みが終了した後となるように待機する
    ようにして、前記メモリからの読み出しを、前記書き込
    みに追従させるようにし、 前記非標準信号の周期が、前記標準信号の周期よりも短
    いときには、前記メモリからの前記非標準信号の読み出
    しを、前記書き込みとは独立に行なうと共に、前記メモ
    リへの前記非標準信号の書き込みが前記読み出しを追い
    越してしまうようなときには、前記追い越しが生じる周
    期はスキップするようにすることを特徴とする信号変換
    処理装置。
  5. 【請求項5】請求項4において、 前記メモリ制御手段は、前記非標準信号の周期が、前記
    標準信号の周期よりも短かく、前記メモリに対する前記
    読み出しと前記書き込みとを独立に行なっているとき
    に、前記非標準信号の周期と、前記標準信号の周期との
    誤差を監視し、前記誤差が所定値以下になったときに、
    前記読み出しを前記書き込みに追従させる制御に変更す
    ることを特徴とする信号変換処理装置。
  6. 【請求項6】請求項4において、 前記第1のタイミング信号生成回路と、第2のタイミン
    グ信号生成回路と、前記メモリ制御手段とは、一つの集
    積回路として構成されると共に、前記メモリ制御手段
    は、マイクロコンピュータにより構成されてなることを
    特徴とする信号変換処理装置。
  7. 【請求項7】請求項4〜6のいずれかにおいて、 前記標準信号および非標準信号は映像信号であって、前
    記周期はフレーム周期であることを特徴とする信号変換
    処理装置。
  8. 【請求項8】1フレーム分以上のメモリ容量を備えるフ
    レームメモリと、 外部から入力され、フレーム周期が一定ではない非標準
    フレーム周期の入力映像信号を、第1のデジタル映像信
    号に変換するA/D変換手段と、 内部的に処理されて得られた第2のデジタル映像信号
    を、フレーム周期の時間が一定である標準フレーム周期
    の映像信号として処理する機能を備えると共に、前記入
    力映像信号のフレーム周期に同期する第1のタイミング
    信号に基づいて、前記第1のデジタル映像信号を前記フ
    レームメモリに書き込み、前記フレームメモリに書き込
    まれている前記第1のデジタル映像信号を、内部基準信
    号に同期するタイミング信号に基づいて読み出しを行な
    い、読み出した前記第2のデジタル映像信号を所定の外
    部回路に出力するシステム処理手段とを備える映像信号
    処理装置。
  9. 【請求項9】請求項8において、 前記システム処理手段は、 前記第1のデジタル映像信号の前記フレームメモリへの
    書き込みは、連続的に行なうと共に、 前記入力映像信号のフレーム周期が、前記標準フレーム
    周期よりも長いときには、前記第1のデジタル映像信号
    のフレームの前記フレームメモリからの読み出し開始
    を、前記第1のデジタル信号の1フレーム分の前記フレ
    ームメモリへの書き込みが終了した後となるように待機
    して読み出しを行なって、前記フレームメモリからの読
    み出しを書き込みに追従させるようにし、 前記入力映像信号のフレーム周期が、前記標準フレーム
    周期よりも短いときには、前記フレームメモリからの読
    み出しを前記書き込みとは独立に行なうと共に、前記フ
    レームメモリへの書き込みが前記読み出しを追い越して
    しまうようなときには、そのフレームをスキップするよ
    うにして、読み出しを行なうようにすることを特徴とす
    る映像信号処理装置。
  10. 【請求項10】請求項8または請求項9において、 前記システム処理手段は、マイクロコンピュータと、前
    記第1のタイミング信号を生成する回路部と、前記第2
    のタイミング信号を生成する回路部とを備える集積回路
    からなることを特徴とする映像信号処理装置。
  11. 【請求項11】請求項8〜10のいずれかにおいて、 撮像素子を備え、前記内部的に処理されて得られた第2
    のデジタル映像信号は、前記撮像素子で撮影された映像
    信号が所定のデジタル処理されたものであることを特徴
    とする映像信号処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008079064A (ja) * 2006-09-22 2008-04-03 Nec Personal Products Co Ltd 映像信号処理装置、
US7944509B2 (en) 2005-08-25 2011-05-17 Kabushiki Kaisha Toshiba Video processing apparatus, video processing method and program for asynchronous input and output video images

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JP4719116B2 (ja) * 2006-09-22 2011-07-06 Necパーソナルプロダクツ株式会社 映像信号処理装置、

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