JP2003046438A - データ転送装置 - Google Patents
データ転送装置Info
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- JP2003046438A JP2003046438A JP2001228491A JP2001228491A JP2003046438A JP 2003046438 A JP2003046438 A JP 2003046438A JP 2001228491 A JP2001228491 A JP 2001228491A JP 2001228491 A JP2001228491 A JP 2001228491A JP 2003046438 A JP2003046438 A JP 2003046438A
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- data
- transmission
- signal
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- Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
- Optical Communication System (AREA)
- Controls And Circuits For Display Device (AREA)
- Analogue/Digital Conversion (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 複数チャンネル分の画像データをタイミング
ずれを生じることなく取得できるとともに、雑音による
影響を除去できるデータ転送装置を提供する。 【解決手段】 画像信号をクロック2により生成された
サンプリング用のCクロック6によりA/D変換部1a
を介してデジタル化するとともに、このデジタル化され
た信号を送信コントローラ1bによりクロック2に同期
させてシリアルデータに変換し、伝送媒体4を介して画
像処理部5に転送するデータ転送装置であって、A/D
変換部1aおよび送信コントローラ1bは、複数の画像
信号に対応させて複数チャンネル分有し、これら複数チ
ャンネルのA/D変換部1aおよび送信コントローラ1
bは、それぞれCクロック6の生成およびシリアルデー
タの変換に共通のクロック2を用いる。
ずれを生じることなく取得できるとともに、雑音による
影響を除去できるデータ転送装置を提供する。 【解決手段】 画像信号をクロック2により生成された
サンプリング用のCクロック6によりA/D変換部1a
を介してデジタル化するとともに、このデジタル化され
た信号を送信コントローラ1bによりクロック2に同期
させてシリアルデータに変換し、伝送媒体4を介して画
像処理部5に転送するデータ転送装置であって、A/D
変換部1aおよび送信コントローラ1bは、複数の画像
信号に対応させて複数チャンネル分有し、これら複数チ
ャンネルのA/D変換部1aおよび送信コントローラ1
bは、それぞれCクロック6の生成およびシリアルデー
タの変換に共通のクロック2を用いる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばレーザ走査
型顕微鏡システムに適用され、画像データを転送するた
めのデータ転送装置に関するものである。
型顕微鏡システムに適用され、画像データを転送するた
めのデータ転送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、レーザ走査型顕微鏡システム
は、大きく分けると、標本を分析する顕微鏡本体、レー
ザ光の走査や画像データを抽出する制御部と画像データ
を処理する画像処理部からなっている。
は、大きく分けると、標本を分析する顕微鏡本体、レー
ザ光の走査や画像データを抽出する制御部と画像データ
を処理する画像処理部からなっている。
【0003】このうち、制御部は、レーザ制御部、H/
A(ヘッドアンプ)部を有し、さらにH/A部は、光電変
換部、増幅部を有しており、レーザ走査により得られた
顕微鏡本体からの画像信号を光電変換部で電気信号に変
換し、増幅部で増幅した後、導体ケーブルを介して画像
処理部に転送し、画像処理部では、転送されてきた信号
をA/D変換し、デジタルデータとして画像処理を施
し、一枚の画像を生成しモニタに表示するようにしてい
る。
A(ヘッドアンプ)部を有し、さらにH/A部は、光電変
換部、増幅部を有しており、レーザ走査により得られた
顕微鏡本体からの画像信号を光電変換部で電気信号に変
換し、増幅部で増幅した後、導体ケーブルを介して画像
処理部に転送し、画像処理部では、転送されてきた信号
をA/D変換し、デジタルデータとして画像処理を施
し、一枚の画像を生成しモニタに表示するようにしてい
る。
【0004】一方、最近のレーザ走査顕微鏡には、紫外
光域から近赤外領域の複数のレーザ光を同時に標本に照
射して多チャンネルの蛍光検出を可能にしたものがあ
る。この場合、多チャンネルの蛍光検出を行うため、各
チャンネル毎にH/A部が用意されている。
光域から近赤外領域の複数のレーザ光を同時に標本に照
射して多チャンネルの蛍光検出を可能にしたものがあ
る。この場合、多チャンネルの蛍光検出を行うため、各
チャンネル毎にH/A部が用意されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、制御部から
画像処理部への画像信号の転送をアナログ信号のまま導
体ケーブルを介して行うと、外界の電磁波の影響を受け
て雑音が混入し易く、特に、伝送路が長くなるほど、こ
の影響が顕著になるため、伝送距離が制限されるという
問題が生じる。
画像処理部への画像信号の転送をアナログ信号のまま導
体ケーブルを介して行うと、外界の電磁波の影響を受け
て雑音が混入し易く、特に、伝送路が長くなるほど、こ
の影響が顕著になるため、伝送距離が制限されるという
問題が生じる。
【0006】また、多チャンネルのH/A部が用意され
たものでは、各チャンネルについて、画像取得タイミン
グの基準となるサンプリングタイミングが別々に設定さ
れると、画像処理部での画像取得にタイミングずれを生
じ、精度の高い画像取得ができないという問題があっ
た。
たものでは、各チャンネルについて、画像取得タイミン
グの基準となるサンプリングタイミングが別々に設定さ
れると、画像処理部での画像取得にタイミングずれを生
じ、精度の高い画像取得ができないという問題があっ
た。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、複数チャンネル分の画像データをタイミングずれを
生じることなく転送できるとともに、雑音による影響を
除去できるデータ転送装置を提供することを目的とす
る。
で、複数チャンネル分の画像データをタイミングずれを
生じることなく転送できるとともに、雑音による影響を
除去できるデータ転送装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
送信すべきアナログ信号を同期信号により生成されたサ
ンプリング信号によりデジタル化するアナログ・デジタ
ル変換手段と、前記アナログ・デジタル変換手段で変換
されたデジタル信号を前記同期信号に同期させてシリア
ルデータに変換する送信制御手段とを有する送信側手段
と、前記送信制御手段により変換されたシリアルデータ
を転送する伝送媒体とを具備し、前記送信側手段は、複
数のアナログ信号に対応させて複数チャンネルを有し、
前記複数チャンネルの送信側手段は、前記サンプリング
信号の生成および前記シリアルデータの変換に共通の同
期信号を用いることを特徴としている。
送信すべきアナログ信号を同期信号により生成されたサ
ンプリング信号によりデジタル化するアナログ・デジタ
ル変換手段と、前記アナログ・デジタル変換手段で変換
されたデジタル信号を前記同期信号に同期させてシリア
ルデータに変換する送信制御手段とを有する送信側手段
と、前記送信制御手段により変換されたシリアルデータ
を転送する伝送媒体とを具備し、前記送信側手段は、複
数のアナログ信号に対応させて複数チャンネルを有し、
前記複数チャンネルの送信側手段は、前記サンプリング
信号の生成および前記シリアルデータの変換に共通の同
期信号を用いることを特徴としている。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記伝送媒体は、光ファイバからなること
を特徴としている。
明において、前記伝送媒体は、光ファイバからなること
を特徴としている。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記複数チャンネルの送信側手段は、それ
ぞれ前記同期信号が入力される制御クロック端子を有
し、これら制御クロック端子を直列的または並列的に接
続するとともに、最初のチャンネルの送信側手段の制御
クロック端子に同期信号を与え、最終チャンネルの送信
側手段の制御クロック端子を終端抵抗を介して接地した
ことを特徴としている。
明において、前記複数チャンネルの送信側手段は、それ
ぞれ前記同期信号が入力される制御クロック端子を有
し、これら制御クロック端子を直列的または並列的に接
続するとともに、最初のチャンネルの送信側手段の制御
クロック端子に同期信号を与え、最終チャンネルの送信
側手段の制御クロック端子を終端抵抗を介して接地した
ことを特徴としている。
【0011】この結果、本発明によれば、複数チャンネ
ルの送信側手段に共通の同期信号が与えられ、各チャン
ネルのアナログ・デジタル変換手段に与えられるサンプ
リング信号が統一されるので、それぞれのアナログ・デ
ジタル変換手段では同期の取れたサンプリングが可能に
なり、複数チャンネルのサンプリング位置が統一される
ことによって、複数チャンネルの画像の重ね合わせでず
れが生じない。
ルの送信側手段に共通の同期信号が与えられ、各チャン
ネルのアナログ・デジタル変換手段に与えられるサンプ
リング信号が統一されるので、それぞれのアナログ・デ
ジタル変換手段では同期の取れたサンプリングが可能に
なり、複数チャンネルのサンプリング位置が統一される
ことによって、複数チャンネルの画像の重ね合わせでず
れが生じない。
【0012】また、本発明によれば、最終チャンネルの
送信側手段の制御クロック端子を終端抵抗を介して接地
して信号伝達系統の反射を防止しているので、不要なノ
イズの混入を防止することができる。
送信側手段の制御クロック端子を終端抵抗を介して接地
して信号伝達系統の反射を防止しているので、不要なノ
イズの混入を防止することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】まず、本発明によるデータ転送装
置の考え方を簡単に説明する。
置の考え方を簡単に説明する。
【0014】図1において、1は、データ送信側手段と
してのレーザ走査型顕微鏡に相当する画像生成手段で、
レーザ走査により得られた顕微鏡本体からの光像を光電
変換部で電気信号に変換し、増幅部で増幅した後、画像
の最小単位である画素毎に、アナログ・デジタル変換手
段としてのA/D変換部1aでサンプリングしてデジタ
ルデータを生成する。そして、このデジタルデータを送
信制御手段としての送信コントローラ1bでシリアルデ
ータに変換し、これを画像データ3として、外部より供
給される同期信号であるクロック2のタイミングで伝送
媒体4を介してデータ受信側手段としての画像処理部5
へ送信する。
してのレーザ走査型顕微鏡に相当する画像生成手段で、
レーザ走査により得られた顕微鏡本体からの光像を光電
変換部で電気信号に変換し、増幅部で増幅した後、画像
の最小単位である画素毎に、アナログ・デジタル変換手
段としてのA/D変換部1aでサンプリングしてデジタ
ルデータを生成する。そして、このデジタルデータを送
信制御手段としての送信コントローラ1bでシリアルデ
ータに変換し、これを画像データ3として、外部より供
給される同期信号であるクロック2のタイミングで伝送
媒体4を介してデータ受信側手段としての画像処理部5
へ送信する。
【0015】この場合のデータ送信手法には規則があ
り、画像データ3は、送信コントローラ1bに入カされ
たクロック2毎に最上位ビット(または最下位ビット)か
ら1ビットずつ転送される。また、サンプリング用とし
てA/D変換部1aに供給されるCクロック6は、送信
コントローラ1bで生成される。また、Cクロック6
は、必ず画像データ3を送信する最初のビット(最上位
ビットまたは最下位ビット)で立ち上がる信号が入力さ
れるようになっている。
り、画像データ3は、送信コントローラ1bに入カされ
たクロック2毎に最上位ビット(または最下位ビット)か
ら1ビットずつ転送される。また、サンプリング用とし
てA/D変換部1aに供給されるCクロック6は、送信
コントローラ1bで生成される。また、Cクロック6
は、必ず画像データ3を送信する最初のビット(最上位
ビットまたは最下位ビット)で立ち上がる信号が入力さ
れるようになっている。
【0016】このように構成された画像生成手段1は、
図2に示すように複数チャンネル分用意され、これら各
チャンネルの画像生成手段1の送信コントローラ1bの
制御クロック端子1b1を直列的に接続し、最初のチャ
ンネルの送信コントローラ1bの制御クロック端子1b
1に画像処理部5からのクロック2を供給し、最終チャ
ンネルの送信コントローラ1bの制御クロック端子1b
1を終端抵抗7を介して接地する。また、各チャンネル
毎に送信コントローラ1bより生成されたCクロック6
がサンプリング用としてA/D変換部1aに供給されて
いる。
図2に示すように複数チャンネル分用意され、これら各
チャンネルの画像生成手段1の送信コントローラ1bの
制御クロック端子1b1を直列的に接続し、最初のチャ
ンネルの送信コントローラ1bの制御クロック端子1b
1に画像処理部5からのクロック2を供給し、最終チャ
ンネルの送信コントローラ1bの制御クロック端子1b
1を終端抵抗7を介して接地する。また、各チャンネル
毎に送信コントローラ1bより生成されたCクロック6
がサンプリング用としてA/D変換部1aに供給されて
いる。
【0017】このようにすると、画像生成手段1側にA
/D変換部1aが設けられ、レーザ走査により得られた
顕微鏡本体からの光像を光電変換部で電気信号に変換
し、増幅部で増幅した後、A/D変換部1aでサンプリ
ングしてデジタルデータを生成し、このデジタルデータ
を伝送媒体4を介して画像処理部5へ転送するようにし
たので、従来のようにケーブルを介することで、外界の
電磁波の影響を受けず、しかも、アナログデータの伝送
でなく、既に量子化されたデジタルデータを伝送するた
め、従来に比べて、雑音の少ない良好なデータ転送を行
うことができる。
/D変換部1aが設けられ、レーザ走査により得られた
顕微鏡本体からの光像を光電変換部で電気信号に変換
し、増幅部で増幅した後、A/D変換部1aでサンプリ
ングしてデジタルデータを生成し、このデジタルデータ
を伝送媒体4を介して画像処理部5へ転送するようにし
たので、従来のようにケーブルを介することで、外界の
電磁波の影響を受けず、しかも、アナログデータの伝送
でなく、既に量子化されたデジタルデータを伝送するた
め、従来に比べて、雑音の少ない良好なデータ転送を行
うことができる。
【0018】また、各チャンネル毎に画像データ3が伝
送媒体4を介して画像処理部5へ転送されるが、各チャ
ンネルの送信コントローラ1bに与えられるクロック2
の供給路は共通で、各チャンネルのA/D変換部1aに
与えられるサンプリング用のCクロック6は統一される
ので、これらA/D変換部1aで同期の取れたサンプリ
ングが可能になり、画像処理部5では、各チャンネルの
画像データの取得タイミングを一致させることができ、
複数チャンネルの画像を重ね合わせて表示するときの画
素ずれを無くすことができる。
送媒体4を介して画像処理部5へ転送されるが、各チャ
ンネルの送信コントローラ1bに与えられるクロック2
の供給路は共通で、各チャンネルのA/D変換部1aに
与えられるサンプリング用のCクロック6は統一される
ので、これらA/D変換部1aで同期の取れたサンプリ
ングが可能になり、画像処理部5では、各チャンネルの
画像データの取得タイミングを一致させることができ、
複数チャンネルの画像を重ね合わせて表示するときの画
素ずれを無くすことができる。
【0019】次に、このような考えに基づいた本発明の
実施の形態を図面に従い説明する。
実施の形態を図面に従い説明する。
【0020】(第1の実施の形態)図3は、本発明が適用
される走査型レーザ顕微鏡の概略構成を示している。図
において、11は標本を分析する顕微鏡本体で、この顕
微鏡本体11には、レーザ光の走査や画像データを抽出
する制御部12が接続され、この制御部12には、画像
データを処理する画像処理部13が接続されている。
される走査型レーザ顕微鏡の概略構成を示している。図
において、11は標本を分析する顕微鏡本体で、この顕
微鏡本体11には、レーザ光の走査や画像データを抽出
する制御部12が接続され、この制御部12には、画像
データを処理する画像処理部13が接続されている。
【0021】図4は、制御部12の概略構成を示すもの
で、標本をレーザ走査するためのレーザ制御部121、
画像を構成するために必要な同期信号発生部122およ
びレーザ走査によって得られた標本の光量を検出するた
めのH/A(ヘッド・アンプ)部123を有している。
で、標本をレーザ走査するためのレーザ制御部121、
画像を構成するために必要な同期信号発生部122およ
びレーザ走査によって得られた標本の光量を検出するた
めのH/A(ヘッド・アンプ)部123を有している。
【0022】画像処理部13は、パーソナルコンピュー
タなどで構成されるもので、画像の取り込みに拡張ボー
ドが利用される。
タなどで構成されるもので、画像の取り込みに拡張ボー
ドが利用される。
【0023】この場合、制御部12と画像処理部13の
間は、画像を取得するためのデータ転送規則があり、こ
のデータ転送が電源雑音などの影響を受けないようにす
るため、伝送媒体として、アイソレーション機能を兼ね
た光ファイバケーブル14により接続されている。
間は、画像を取得するためのデータ転送規則があり、こ
のデータ転送が電源雑音などの影響を受けないようにす
るため、伝送媒体として、アイソレーション機能を兼ね
た光ファイバケーブル14により接続されている。
【0024】図5は、H/A部123の概略構成を示す
もので、レーザ走査で得られた顕微鏡本体11からの画
像信号を光電変換部123aで電気信号に変換し、増幅
部123bで増幅した後、A/D変換部123cでサン
プリングして、デジタルデータに変換する。この場合、
A/D変換部123cは、変換速度の速いデバイスであ
るため、主にパラレル出カ型のものが使用され、これに
よりA/D変換部123cで変換された信号は、送信コ
ントロール部123dによって、P/S(パラレル/シ
リアル)変換されたデジタル信号となって、光ファイバ
ケーブル14を通って画像処理部13に転送される。
もので、レーザ走査で得られた顕微鏡本体11からの画
像信号を光電変換部123aで電気信号に変換し、増幅
部123bで増幅した後、A/D変換部123cでサン
プリングして、デジタルデータに変換する。この場合、
A/D変換部123cは、変換速度の速いデバイスであ
るため、主にパラレル出カ型のものが使用され、これに
よりA/D変換部123cで変換された信号は、送信コ
ントロール部123dによって、P/S(パラレル/シ
リアル)変換されたデジタル信号となって、光ファイバ
ケーブル14を通って画像処理部13に転送される。
【0025】ここで、本発明の特徴である制御部12
(内部のH/A部123)から画像処理部13へのデー
タ転送を詳述する。
(内部のH/A部123)から画像処理部13へのデー
タ転送を詳述する。
【0026】この場合、A/D変換部123cに実装さ
れたA/D変換器は、8ビット分解能とし、送信コント
ロール部123dの制御クロック端子123fに、基準
となる図6(a)に示すような所定周波数のクロック12
3gを与えると、その周期毎に最上位ビット(または最
下位ビット)からデータを出力し、また、A/D変換部
123cに対してサンプリング信号として図6(c)に
示すCクロック123hを出力する。
れたA/D変換器は、8ビット分解能とし、送信コント
ロール部123dの制御クロック端子123fに、基準
となる図6(a)に示すような所定周波数のクロック12
3gを与えると、その周期毎に最上位ビット(または最
下位ビット)からデータを出力し、また、A/D変換部
123cに対してサンプリング信号として図6(c)に
示すCクロック123hを出力する。
【0027】ここで、クロック123gは、A/D変換
部123cのサンプリング信号であるCクロック123
hを基準にして決定されるが、A/D変換部123cに
実装されたA/D変換器は、8ビット分解能であるた
め、Cクロック123hの8倍のクロックとして出力さ
れる。また、Cクロック123hは、図6(b)に示す
画像データ123eの1画素分の周期からなっており、
H/A部123に対して、所望の画像を出力するタイミ
ングでCクロック123hを与えることで、所望の画像
データ123eを取得することができる。
部123cのサンプリング信号であるCクロック123
hを基準にして決定されるが、A/D変換部123cに
実装されたA/D変換器は、8ビット分解能であるた
め、Cクロック123hの8倍のクロックとして出力さ
れる。また、Cクロック123hは、図6(b)に示す
画像データ123eの1画素分の周期からなっており、
H/A部123に対して、所望の画像を出力するタイミ
ングでCクロック123hを与えることで、所望の画像
データ123eを取得することができる。
【0028】このような構成において、制御部12内に
存在する同期信号発生部122より所望の画像を出力し
たいタイミングでH/A部123にクロック123gを
供給すると、H/A部123では、送信コントロール部
123dによりA/D変換した画像データをシリアルデ
ータに変換し、クロック123gとともに、光ファイバ
ケーブル14を介して画像処理部13へ送信する。画像
処理部13では、送信されてきた画像データ123eを
並び替えて画像を生成するようになる。
存在する同期信号発生部122より所望の画像を出力し
たいタイミングでH/A部123にクロック123gを
供給すると、H/A部123では、送信コントロール部
123dによりA/D変換した画像データをシリアルデ
ータに変換し、クロック123gとともに、光ファイバ
ケーブル14を介して画像処理部13へ送信する。画像
処理部13では、送信されてきた画像データ123eを
並び替えて画像を生成するようになる。
【0029】このようにすれば、H/A部123側にA
/D変換部123cが設けられ、レーザ制御部121で
のレーザ走査により得られた画像信号をA/D変換部1
23cでサンプリングしてデジタル化し、このデジタル
信号をシリアルデータに変換し画像データ123eとし
て、光ファイバケーブル14を介して画像処理部13側
に転送するようにしたので、データの転送途中での雑音
の混入を防止することができ、雑音の少ないデータ転送
を行うことができる。
/D変換部123cが設けられ、レーザ制御部121で
のレーザ走査により得られた画像信号をA/D変換部1
23cでサンプリングしてデジタル化し、このデジタル
信号をシリアルデータに変換し画像データ123eとし
て、光ファイバケーブル14を介して画像処理部13側
に転送するようにしたので、データの転送途中での雑音
の混入を防止することができ、雑音の少ないデータ転送
を行うことができる。
【0030】また、光ファイバケーブル14は、画像デ
ータ123eとクロック123gを転送するための2本
となるが、少ない部品点数で光ファイバの特徴を活かし
た高速転送と電気的雑音を受けることのない長距離転送
が可能となり、また、H/A部123と画像処理部13
の間での電源のアイソレーションが可能となる。
ータ123eとクロック123gを転送するための2本
となるが、少ない部品点数で光ファイバの特徴を活かし
た高速転送と電気的雑音を受けることのない長距離転送
が可能となり、また、H/A部123と画像処理部13
の間での電源のアイソレーションが可能となる。
【0031】なお、上述したレーザ制御部121および
同期信号発生部122は、パーソナルコンピュータで構
成される画像処理部13により制御される。このため、
これら間で制御データをやり取りする通信手段が必要と
なる。これには、コンピュータ本体に実装されているU
SB、RS232C、IEEE1394、PRINTE
Rport、SCSIなどを使用して制御しても良い
し、アイソレーションが必要であれば、専用I/F(イ
ンターフェース)を画像処理部13に用意してもよい。
同期信号発生部122は、パーソナルコンピュータで構
成される画像処理部13により制御される。このため、
これら間で制御データをやり取りする通信手段が必要と
なる。これには、コンピュータ本体に実装されているU
SB、RS232C、IEEE1394、PRINTE
Rport、SCSIなどを使用して制御しても良い
し、アイソレーションが必要であれば、専用I/F(イ
ンターフェース)を画像処理部13に用意してもよい。
【0032】次に、このように構成されたH/A部12
3が複数チャンネル分設けられる場合は、図7に示すよ
うに構成される。なお、図7は、上述した図5と同一部
分には、同符号を付している。
3が複数チャンネル分設けられる場合は、図7に示すよ
うに構成される。なお、図7は、上述した図5と同一部
分には、同符号を付している。
【0033】この場合、各チャンネルのH/A部123
は、送信コントロール部123dの制御クロック端子1
23fをケーブル15により直列的に接続し、最初のチ
ャンネルの送信コントロール部123dの制御クロック
端子123fに基準となるクロック123gを与え、各
チャンネルのH/A部123でクロック123gを共通
に使用するようにする。ここで、それぞれの制御クロッ
ク端子123fの間を接続するケーブルは、同一の制御
部12内で配線されるため、ケーブル15には同軸ケー
ブルまたはツイストペア等の銅線が用いられる。
は、送信コントロール部123dの制御クロック端子1
23fをケーブル15により直列的に接続し、最初のチ
ャンネルの送信コントロール部123dの制御クロック
端子123fに基準となるクロック123gを与え、各
チャンネルのH/A部123でクロック123gを共通
に使用するようにする。ここで、それぞれの制御クロッ
ク端子123fの間を接続するケーブルは、同一の制御
部12内で配線されるため、ケーブル15には同軸ケー
ブルまたはツイストペア等の銅線が用いられる。
【0034】また、最終チャンネルの送信コントローラ
1bの制御クロック端子1b1を信号伝達系統の反射を
防止するための終端抵抗16を介して接地する。
1bの制御クロック端子1b1を信号伝達系統の反射を
防止するための終端抵抗16を介して接地する。
【0035】このようにすると、各チャンネルのH/A
部123毎に画像データ123eが光ファイバケーブル
14を介して画像処理部13へ転送されるが、各チャン
ネルの送信コントローラ123dに与えられるクロック
123gの供給路が共通になっており、各チャンネルの
A/D変換部123cに与えられるサンプリング用のC
クロック123hが統一されているので、これらA/D
変換部123cで同期の取れたサンプリングが可能にな
り、画像処理部13において、各チャンネルの画像デー
タ123eの取得タイミングを一致させることができ同
一画素のサンプリングができる、精度の高い画像取得を
実現できる。
部123毎に画像データ123eが光ファイバケーブル
14を介して画像処理部13へ転送されるが、各チャン
ネルの送信コントローラ123dに与えられるクロック
123gの供給路が共通になっており、各チャンネルの
A/D変換部123cに与えられるサンプリング用のC
クロック123hが統一されているので、これらA/D
変換部123cで同期の取れたサンプリングが可能にな
り、画像処理部13において、各チャンネルの画像デー
タ123eの取得タイミングを一致させることができ同
一画素のサンプリングができる、精度の高い画像取得を
実現できる。
【0036】この場合、上述では、クロック123gを
各チャンネルのH/A部123に共通になるように直列
的に分配し、最終チャンネルのH/A部123に終端抵
抗16を設けたが、クロック123gを並列的に分配し
てもよい。例えば、1番目のチャンネルのH/A部12
3の制御クロック端子1b1を2番目のチャンネルのH
/A部123の制御クロック端子1b1と3番目のチャ
ンネルのH/A部123の制御クロック端子1b1にそ
れぞれ接続し、これら2番目および3番目のチャンネル
のH/A部123の制御クロック端子1b1にそれぞれ
終端抵抗16を接続するようにしてもよい。こうする
と、クロック分配による遅延がなくなり、最適なクロッ
ク分配が実現できる。また、制御部12と画像処理部1
3を接続する光ファイバケーブル14は、H/A部12
3のチャンネル数とクロック123gを足した本数が必
要となる。例えば、H/A部123が3チャンネルの場
合は、各チャンネルの画像データ123e転送ための3
本と基準クロックであるクロック123g転送用の1本
の計4本の光ファイバケーブル14が必要となる。
各チャンネルのH/A部123に共通になるように直列
的に分配し、最終チャンネルのH/A部123に終端抵
抗16を設けたが、クロック123gを並列的に分配し
てもよい。例えば、1番目のチャンネルのH/A部12
3の制御クロック端子1b1を2番目のチャンネルのH
/A部123の制御クロック端子1b1と3番目のチャ
ンネルのH/A部123の制御クロック端子1b1にそ
れぞれ接続し、これら2番目および3番目のチャンネル
のH/A部123の制御クロック端子1b1にそれぞれ
終端抵抗16を接続するようにしてもよい。こうする
と、クロック分配による遅延がなくなり、最適なクロッ
ク分配が実現できる。また、制御部12と画像処理部1
3を接続する光ファイバケーブル14は、H/A部12
3のチャンネル数とクロック123gを足した本数が必
要となる。例えば、H/A部123が3チャンネルの場
合は、各チャンネルの画像データ123e転送ための3
本と基準クロックであるクロック123g転送用の1本
の計4本の光ファイバケーブル14が必要となる。
【0037】なお、上述した実施の形態では、制御部1
2に同期信号発生部122が設けられているが、画像処
理部13に同期信号発生部122を設けるようにしても
よく、この場合は、クロック123gは、画像処理部1
3側から発生させるようになる。
2に同期信号発生部122が設けられているが、画像処
理部13に同期信号発生部122を設けるようにしても
よく、この場合は、クロック123gは、画像処理部1
3側から発生させるようになる。
【0038】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2の
実施の形態を説明する。
実施の形態を説明する。
【0039】この場合、図8に示すようにレーザ走査型
顕微鏡に相当する画像生成側を送信側Aとし、この送信
側Aで生成された画像データを受信側Bで受信して画像
処理を行うようになっている。受信側Bは、パーソナル
コンピュータ(以下、PCと略称する。)により構成され
ている。
顕微鏡に相当する画像生成側を送信側Aとし、この送信
側Aで生成された画像データを受信側Bで受信して画像
処理を行うようになっている。受信側Bは、パーソナル
コンピュータ(以下、PCと略称する。)により構成され
ている。
【0040】送信側Aの信号Sigは、レーザ走査によ
り得られた顕微鏡本体からの信号を光電変換部で電気信
号に変換した画像信号に相当する。この画像信号Sig
は、A/D変換部21によりデジタルデータに変換さ
れ、P/S変換部22によりシリアルデータとなって伝
送媒体23に送出される。このとき、基準信号Clcと
して画像の1画素に相当する周期クロックを用い、この
基準信号Clcをサンプリング信号としてA/D変換を
行う。A/D変換部21の出力は、12ビットのデジタ
ルデータとする。
り得られた顕微鏡本体からの信号を光電変換部で電気信
号に変換した画像信号に相当する。この画像信号Sig
は、A/D変換部21によりデジタルデータに変換さ
れ、P/S変換部22によりシリアルデータとなって伝
送媒体23に送出される。このとき、基準信号Clcと
して画像の1画素に相当する周期クロックを用い、この
基準信号Clcをサンプリング信号としてA/D変換を
行う。A/D変換部21の出力は、12ビットのデジタ
ルデータとする。
【0041】A/D変換部21の出力12ビットは、1
画素分のデータであり、P/S変換部22では、1画素
に相当するクロックの12倍の周波数クロック、つまり
1画素に相当する周期内に、12クロック存在するよう
なクロックを発生し、これに同期して12ビットのデー
タをシリアルデータとして出力する。
画素分のデータであり、P/S変換部22では、1画素
に相当するクロックの12倍の周波数クロック、つまり
1画素に相当する周期内に、12クロック存在するよう
なクロックを発生し、これに同期して12ビットのデー
タをシリアルデータとして出力する。
【0042】このシリアルデータは、伝送媒体23を介
して受信側BのPCに受信され、S/P変換部24にお
いて12ビットに再構成され、1画素分のデータを得
る。
して受信側BのPCに受信され、S/P変換部24にお
いて12ビットに再構成され、1画素分のデータを得
る。
【0043】このようにして、予め1画素単位でデータ
をサンプリングし、PC側で受信してデータを再構成す
れば、PC側で、直接画像処理を行うことができるの
で、アナログ処理回路を備える必要がなくなる。
をサンプリングし、PC側で受信してデータを再構成す
れば、PC側で、直接画像処理を行うことができるの
で、アナログ処理回路を備える必要がなくなる。
【0044】このようにすれば、顕微鏡本体側で生成さ
れたアナログ画像信号をデジタルデータに変換して画像
処理を行う受信側B、つまりPC側に送信するので、ノ
イズの影響を受け難く、従来アナログ信号をそのまま伝
送していた場合より、データの信頼性が向上する。
れたアナログ画像信号をデジタルデータに変換して画像
処理を行う受信側B、つまりPC側に送信するので、ノ
イズの影響を受け難く、従来アナログ信号をそのまま伝
送していた場合より、データの信頼性が向上する。
【0045】また、例えば、複数のレーザ光を同時に標
本に照射して、それぞれのレーザ光に対応する画像信号
を同時に取得するような場合も、複数の画像信号をそれ
ぞれデジタルデータに変換して、より対線ケーブル等を
用いて、基準信号線、グランド線とともにPC側に転送
すれば、部品数や配線も少なくできるという効果も期待
できる。
本に照射して、それぞれのレーザ光に対応する画像信号
を同時に取得するような場合も、複数の画像信号をそれ
ぞれデジタルデータに変換して、より対線ケーブル等を
用いて、基準信号線、グランド線とともにPC側に転送
すれば、部品数や配線も少なくできるという効果も期待
できる。
【0046】この実施の形態では、伝送媒体23に導体
ケーブルを用いたが、この代わりに光ファイバケーブル
または赤外線等の電波を用いても実施可能である。
ケーブルを用いたが、この代わりに光ファイバケーブル
または赤外線等の電波を用いても実施可能である。
【0047】図9は、図8と同一部分には、同符号を付
して示すもので、この場合、伝送媒体として、光ファイ
バ25を用いている。また、電気信号と光信号のインタ
ーフェースとして、送信側Aに発光部26、受信側Bに
受光部27を備えている。発光部26は、P/S変換部
22の出力を受け、入力電圧に応じて点灯、または消灯
する機能をもち、受光部27は、光ファイバ25を介し
て送られてきた光の点滅を受け、それに応じた電気信号
を発生する機能を持っている。また、これら発光部2
6、受光部27は、基準信号Clcに同期して動作す
る。
して示すもので、この場合、伝送媒体として、光ファイ
バ25を用いている。また、電気信号と光信号のインタ
ーフェースとして、送信側Aに発光部26、受信側Bに
受光部27を備えている。発光部26は、P/S変換部
22の出力を受け、入力電圧に応じて点灯、または消灯
する機能をもち、受光部27は、光ファイバ25を介し
て送られてきた光の点滅を受け、それに応じた電気信号
を発生する機能を持っている。また、これら発光部2
6、受光部27は、基準信号Clcに同期して動作す
る。
【0048】このようにすれば、上述した効果に加え
て、光によるデータ伝送のため電気的ノイズの影響を受
けることなく、長距離伝送が可能である。
て、光によるデータ伝送のため電気的ノイズの影響を受
けることなく、長距離伝送が可能である。
【0049】(第3の実施の形態)次に、本発明の第3の
実施の形態を説明する。
実施の形態を説明する。
【0050】この第3の実施の形態は、走査型レーザー
顕微鏡システムにおいて、複数のレーサ光を標本に同時
に照射し、波長に応じた多チャンネルの画像信号を検出
するような場合に、これら多チャンネルの画像信号を転
送するのに適用されるものである。
顕微鏡システムにおいて、複数のレーサ光を標本に同時
に照射し、波長に応じた多チャンネルの画像信号を検出
するような場合に、これら多チャンネルの画像信号を転
送するのに適用されるものである。
【0051】図10は、その具体例を示すもので、装置
CとDの間で信号を波長分割多重化することにより、複
数のデータを同時に転送し、また、双方向のデータ転送
も可能にしている。
CとDの間で信号を波長分割多重化することにより、複
数のデータを同時に転送し、また、双方向のデータ転送
も可能にしている。
【0052】この場合、装置Cと装置Dは、伝送機能に
かかる部分については、構成的に全く同じで、両者とも
送信機能、受信機能を備えている。送信機能は、アナロ
グ信号をデジタル化するA/D変換部31と、A/D変
換部31より得られたデジタルデータをシリアルに配列
して出カするP/S変換部32と、複数のシリアルデー
タを多重化する多重化手段33と、光ファイバへのデー
タの受け渡しを行う送受信部34とから構成される。こ
の場合、A/D変換部31とP/S変換部32は、多チ
ャンネルの画像信号に対応して複数組(図示例では#1
〜#3の3チャンネル分)設けられている。また、受信
機能は、送受信部34で受信した多重化データから個々
のデータを取り出す復元手段35、復元したシリアルデ
ータを複数ビットのパスに再構成するS/P変換部36
とから構成されている。この場合、S/P変換部36も
多チャンネルの画像信号に対応して複数(図示例では#
1〜#3の3チャンネル分)設けられている。
かかる部分については、構成的に全く同じで、両者とも
送信機能、受信機能を備えている。送信機能は、アナロ
グ信号をデジタル化するA/D変換部31と、A/D変
換部31より得られたデジタルデータをシリアルに配列
して出カするP/S変換部32と、複数のシリアルデー
タを多重化する多重化手段33と、光ファイバへのデー
タの受け渡しを行う送受信部34とから構成される。こ
の場合、A/D変換部31とP/S変換部32は、多チ
ャンネルの画像信号に対応して複数組(図示例では#1
〜#3の3チャンネル分)設けられている。また、受信
機能は、送受信部34で受信した多重化データから個々
のデータを取り出す復元手段35、復元したシリアルデ
ータを複数ビットのパスに再構成するS/P変換部36
とから構成されている。この場合、S/P変換部36も
多チャンネルの画像信号に対応して複数(図示例では#
1〜#3の3チャンネル分)設けられている。
【0053】このような構成において、いま、3チャン
ネルの画像信号Sig1〜Sig3を装置Cから装置D
に伝送するものとすると、これら画像信号Sig1〜S
ig3は、#1〜#3のA/D変換部31とP/S変換
部32に入力され、それぞれのシリアルデータとして出
力される。
ネルの画像信号Sig1〜Sig3を装置Cから装置D
に伝送するものとすると、これら画像信号Sig1〜S
ig3は、#1〜#3のA/D変換部31とP/S変換
部32に入力され、それぞれのシリアルデータとして出
力される。
【0054】これらのシリアルデータは、全て多重化手
段33に集められ、それぞれのデータに伝送すべきある
光の波長が割り当てられる。そして、送受信部34にお
いて、それそれのデータは、割り当てられた波長の光を
発光し、光ファイバ37に伝送される。
段33に集められ、それぞれのデータに伝送すべきある
光の波長が割り当てられる。そして、送受信部34にお
いて、それそれのデータは、割り当てられた波長の光を
発光し、光ファイバ37に伝送される。
【0055】図11は、このような送受信部34の概略
構成を示している。この場合、分波器34aは、波長の
異なる光を分波するもので、予め決めておいた波長域に
したがって装置Cから装置Dへの伝送なのか、装置Dか
ら装置Cへの伝送なのかを識別する。送受信部34に対
して、送信の波長と識別した場合は、発光手段34bよ
り発光した光を分波器34aを介して光ファイバ37に
伝送し、逆に受信の波長と認識した場合は、受光手段3
4cに伝送する。
構成を示している。この場合、分波器34aは、波長の
異なる光を分波するもので、予め決めておいた波長域に
したがって装置Cから装置Dへの伝送なのか、装置Dか
ら装置Cへの伝送なのかを識別する。送受信部34に対
して、送信の波長と識別した場合は、発光手段34bよ
り発光した光を分波器34aを介して光ファイバ37に
伝送し、逆に受信の波長と認識した場合は、受光手段3
4cに伝送する。
【0056】これにより、装置Cの多重化手段33の出
力は、発光手段34bに送られ、予め割り当てられた波
長の光を発光して、光ファイバ37に伝送し、装置Dの
送受信部34に入力される。
力は、発光手段34bに送られ、予め割り当てられた波
長の光を発光して、光ファイバ37に伝送し、装置Dの
送受信部34に入力される。
【0057】装置Dの送受信部34では、分波器34a
が受信と認識して受光手段34cに送り、受光した光に
応じた電気信号に変換する。そして、受光手段34cで
変換された電気信号は、復元手段35にて、多重化され
ている信号から個々の信号として取り出され、それぞれ
の#1〜#3のS/P変換部36へ送出する。S/P変
換部36では、シリアル配列のデータを送信前のパスに
再構成する。
が受信と認識して受光手段34cに送り、受光した光に
応じた電気信号に変換する。そして、受光手段34cで
変換された電気信号は、復元手段35にて、多重化され
ている信号から個々の信号として取り出され、それぞれ
の#1〜#3のS/P変換部36へ送出する。S/P変
換部36では、シリアル配列のデータを送信前のパスに
再構成する。
【0058】なお、上述では、装置Cから装置Dへのデ
ータ転送の場合を説明したか、装置Dから装置Cへのデ
ータ転送の場合も同様にして行うことができる。この場
合、異なるのは、転送時の光の波長の割り当てのみであ
る。
ータ転送の場合を説明したか、装置Dから装置Cへのデ
ータ転送の場合も同様にして行うことができる。この場
合、異なるのは、転送時の光の波長の割り当てのみであ
る。
【0059】従って、このようにすれば、任意の装置間
での伝送が可能で、例えば、走査型レーザー顕微鏡シス
テムのミラー駆動信号を装置Bから装置Aに送り、それ
によって得られた画像信号を装置Aから装置Bに戻すと
いうことも実現できる。
での伝送が可能で、例えば、走査型レーザー顕微鏡シス
テムのミラー駆動信号を装置Bから装置Aに送り、それ
によって得られた画像信号を装置Aから装置Bに戻すと
いうことも実現できる。
【0060】また、伝送信号を多重化することにより、
1つの光ファイバで複数の信号を、且つ双方向にやり取
りできるという効果が得られ、しかも配線数も大幅に削
減できる。
1つの光ファイバで複数の信号を、且つ双方向にやり取
りできるという効果が得られ、しかも配線数も大幅に削
減できる。
【0061】なお、本実施例では、多重化する手段に波
長分割を用いたが、時分割や、偏光方向による分割など
他の方法も用いることか可能で,さらに光ファイバの代
わりに赤外線等の電波を媒体として用いることも可能で
ある。
長分割を用いたが、時分割や、偏光方向による分割など
他の方法も用いることか可能で,さらに光ファイバの代
わりに赤外線等の電波を媒体として用いることも可能で
ある。
【0062】その他、本発明は、上記実施の形態に限定
されるものでなく、実施段階では、その要旨を変更しな
い範囲で種々変形することが可能である。
されるものでなく、実施段階では、その要旨を変更しな
い範囲で種々変形することが可能である。
【0063】さらに、上記実施の形態には、種々の段階
の発明が含まれており、開示されている複数の構成要件
における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出でき
る。例えば、実施の形態に示されている全構成要件から
幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようと
する課題の欄で述べた課題を解決でき、発明の効果の欄
で述べられている効果が得られる場合には、この構成要
件が削除された構成が発明として抽出できる。
の発明が含まれており、開示されている複数の構成要件
における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出でき
る。例えば、実施の形態に示されている全構成要件から
幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようと
する課題の欄で述べた課題を解決でき、発明の効果の欄
で述べられている効果が得られる場合には、この構成要
件が削除された構成が発明として抽出できる。
【0064】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、複数
チャンネル分の画像データをタイミングずれを生じるこ
となく転送できるとともに、雑音による影響を除去でき
るデータ転送装置を提供できる。
チャンネル分の画像データをタイミングずれを生じるこ
となく転送できるとともに、雑音による影響を除去でき
るデータ転送装置を提供できる。
【図1】本発明によるデータ転送装置の考え方を説明す
るための図。
るための図。
【図2】本発明によるデータ転送装置の多チャンネルの
場合の考え方を説明するための図。
場合の考え方を説明するための図。
【図3】本発明の1の実施の形態の概略構成を示す図。
【図4】第1の実施の形態に用いられる制御部の概略構
成を示す図。
成を示す図。
【図5】第1の実施の形態に用いられるH/A部の概略
構成を示す図。
構成を示す図。
【図6】第1の実施の形態に用いられるデータとクロッ
クの関係を説明するための図。
クの関係を説明するための図。
【図7】第1の実施の形態のH/A部が複数チャンネル
設けられた場合の概略構成を示す図。
設けられた場合の概略構成を示す図。
【図8】本発明の第2の実施の形態の概略構成を示す
図。
図。
【図9】第2の実施の形態の光ファイバを使用した場合
の概略構成を示す図。
の概略構成を示す図。
【図10】本発明の第3の実施の形態の概略構成を示す
図。
図。
【図11】第3の実施の形態に用いられる送受信部の概
略構成を示す図。
略構成を示す図。
1…画像生成手段
1a…A/D変換部
1b…送信コントローラ
1b1…制御クロック端子
2…クロック
3…画像データ
4…伝送媒体
5…画像処理部
6…Cクロック
7…終端抵抗
11…顕微鏡本体
12…制御部
121…レーザ制御部
122…同期信号発生部
123…H/A部
123a…光電変換部
123b…増幅部
123c…A/D変換部
123d…送信コントロール部
123f…制御クロック端子
123g…クロック、
123h…Cクロック
123e…画像データ
123d…送信コントローラ
13…画像処理部
14…光ファイバケーブル
15…ケーブル
16…終端抵抗
21…A/D変換部
22…P/S変換部
23…伝送媒体
24…S/P変換部
25…光ファイバ
26…発光部
27…受光部
31…A/D変換部
32…P/S変換部
33…多重化手段
34…送受信部
34a…分波器
34b…発光手段
34c…受光手段
35…復元手段
36…S/P変換部
37…光ファイバ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 5C082 BB01 CA85
5J022 AA01 BA02 BA10 CA10 CE01
CF08
5K002 AA01 AA03 DA02 DA03 DA04
DA05 FA01 GA01
5K047 AA05 AA13 BB02 DD02 GG03
LL04
Claims (3)
- 【請求項1】 送信すべきアナログ信号を同期信号によ
り生成されたサンプリング信号によりデジタル化するア
ナログ・デジタル変換手段と、前記アナログ・デジタル
変換手段で変換されたデジタル信号を前記同期信号に同
期させてシリアルデータに変換する送信制御手段とを有
する送信側手段と、 前記送信制御手段により変換されたシリアルデータを転
送する伝送媒体とを具備し、前記送信側手段は、複数の
アナログ信号に対応させて複数チャンネルを有し、前記
複数チャンネルの送信側手段は、前記サンプリング信号
の生成および前記シリアルデータの変換に共通の同期信
号を用いることを特徴とするデータ転送装置。 - 【請求項2】 前記伝送媒体は、光ファイバからなるこ
とを特徴とする請求項1記載のデータ転送装置。 - 【請求項3】 前記複数チャンネルの送信側手段は、そ
れぞれ前記同期信号が入力される制御クロック端子を有
し、 これら制御クロック端子を直列的または並列的に接続す
るとともに、最初のチャンネルの送信側手段の制御クロ
ック端子に同期信号を与え、最終チャンネルの送信側手
段の制御クロック端子を終端抵抗を介して接地したこと
を特徴とする請求項1記載のデータ転送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001228491A JP2003046438A (ja) | 2001-07-27 | 2001-07-27 | データ転送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001228491A JP2003046438A (ja) | 2001-07-27 | 2001-07-27 | データ転送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003046438A true JP2003046438A (ja) | 2003-02-14 |
Family
ID=19060995
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001228491A Withdrawn JP2003046438A (ja) | 2001-07-27 | 2001-07-27 | データ転送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003046438A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008521084A (ja) * | 2004-11-16 | 2008-06-19 | エヌエックスピー ビー ヴィ | バス通信システム |
WO2010109553A1 (ja) * | 2009-03-25 | 2010-09-30 | パナソニック株式会社 | インターフェイス回路 |
-
2001
- 2001-07-27 JP JP2001228491A patent/JP2003046438A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008521084A (ja) * | 2004-11-16 | 2008-06-19 | エヌエックスピー ビー ヴィ | バス通信システム |
JP4856090B2 (ja) * | 2004-11-16 | 2012-01-18 | エヌエックスピー ビー ヴィ | バス通信システム |
WO2010109553A1 (ja) * | 2009-03-25 | 2010-09-30 | パナソニック株式会社 | インターフェイス回路 |
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