JP2003045491A - 二次電池製造方法および二次電池製造装置 - Google Patents

二次電池製造方法および二次電池製造装置

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JP2003045491A
JP2003045491A JP2001230926A JP2001230926A JP2003045491A JP 2003045491 A JP2003045491 A JP 2003045491A JP 2001230926 A JP2001230926 A JP 2001230926A JP 2001230926 A JP2001230926 A JP 2001230926A JP 2003045491 A JP2003045491 A JP 2003045491A
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negative electrode
positive electrode
electrode sheet
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electrolysis
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Yasuo Kurimoto
泰男 栗本
Ryoichi Furuichi
良一 古市
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Toray Engineering Co Ltd
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Toray Engineering Co Ltd
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    • HELECTRICITY
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各加工工程における不良品の発生防止、生産
効率の向上、コンパクト化を図ると共に製造コストおよ
び装置コストならびに二次電池容積の減少を可能にする
ことである。 【解決手段】 正極シート状物送出機構1と、正極電極
物質塗工機構2と、正極電極形成用加熱機構3と、電
解、絶縁物質塗工機構4と、電解、絶縁物形成用加熱機
構5と、負極シート状物送出機構6と、負極電極物質塗
工機構7と、負極電極形成用加熱機構8と、電解、絶縁
物質塗工機構9と、電解、絶縁物形成用加熱機構10
と、正極電極物質と電解、絶縁物質とが固着された正極
シート状物と負極電極物質と電解、絶縁物質とが固着さ
れた負極シート状物を積層して所定の形状に巻回する巻
回機構11とを備えた構成にしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は正極シート状物と負
極シート状物に対し所定の電極物質含有溶液と電解物質
と絶縁物質とを含有する溶液を連続的に塗布して加熱固
着した後、電極物質と電解、絶縁物質とが固着された正
極シート状物と負極シート状物を積層して巻回せしめて
二次電池を形成する二次電池製造方法および二次電池製
造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯型電話、テレビカメラ、ノー
ト型パソコン等の電源は小型軽量化、大容量、大電圧が
求められており、例えば、リチウムイオンポリマー電
池、リチウム電池等の二次電池が使用されている。
【0003】該二次電池の内リチウムイオンポリマー電
池の電極は特開平11−339785号公報に記載され
ているような工程によって先ずポリマー電池用の正極電
極と負極電極を製作し、次いで、該正極電極と負極電極
を複数枚積層した状態で集電体に溶液状の電解物質を注
入した後乾燥炉によって加熱処理して電解物質を硬化さ
せることによって製造されている。
【0004】上述の電極はキャリア材に正極材、負極材
および絶縁材をそれぞれ塗工して巻き取りロール状の正
極材フイルム、負極材フイルムおよびセパレータフイル
ムを個別に形成する製膜工程と、正極材フイルム、負極
材フイルムおよびセパレータフイルムをそれぞれ所定の
幅に切断してロール状の正極材フイルム、負極材フイル
ムおよびセパレータフイルムを個別に形成する工程と、
集電体を挟んで所定の幅に切断されたロール状の正極材
フイルムおよび負極材フイルムを該集電体それぞれの両
面に貼り合わせラミネートして正極電極フイルムおよび
負極電極フイルムを個別に形成する正極および負極の集
電体ラミネーション工程と、ラミネートされた負極電極
フイルムの両面にセパレーターフイルムを貼り合わせる
セパレーター付負極電極フイルム形成工程と、正極電極
フイルムおよびセパレーター付負極電極フイルムそれぞ
れの両側縁辺の集電部分を金型で所定の形状に打ち抜く
打ち抜き工程と、キャリア材上の正極電極フイルムのみ
を金型でハーフカットする正極電極フイルムハーフカッ
ト工程と、セパレーター付負極電極フイルムの両面にハ
ーフカットされた正極電極フイルムを所定の位置に一定
間隔で転写する転写工程と、転写された正極電極フイル
ムとセパレーター付負極電極フイルムをラミネートする
ラミネーション工程と、転写された正極電極フイルムと
セパレーター付負極電極フイルムをラミネートした組立
体を金型で個々の電極に打ち抜く工程とによって製作さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の様な電極製造方
法では9工程によって電極が製作され、次いで、該電極
を複数枚積層した状態で集電体に溶液状の電解物質を注
入した後乾燥炉によって加熱処理して電解物質を硬化さ
せることによって所定のリチウムイオンポリマー電池を
製造する方法では、製造工程が多くしかも各工程に対応
する装置を設置しなければならず、製造装置全体が大き
くかつ各装置制御が複雑であると共に作業工程が多いた
め生産効率が悪いという問題がある。
【0006】また、溶液状の電解物質を積層された集電
体内に均一に注入することは非常に困難であり、電解物
質の注入斑を発生すると共に該電解物質を硬化させる時
に発生するガスが残留して気泡を生じ不良品となるとい
う問題がある。
【0007】さらに、絶縁用セパレーターフィルムを使
用するため絶縁用セパレーターフィルム供給機構が必要
であると共に駆動制御装置が複雑になり、かつコスト的
にも高価になり、二次電池自体の容積も大きくなるとい
う問題がある。
【0008】本発明は不良品の発生防止、生産効率の向
上、コンパクト化を図ると共に製造コストおよび装置コ
ストならびに二次電池容積の減少を可能にすることを目
的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の課題を達成するた
めに本発明の二次電池製造方法は請求項1に記載されて
いるように正極電極物質含有溶液を正極シート状物の両
面に所定の間隔をもって間欠的に塗布する正極電極物質
塗工工程と、電解、絶縁物質含有溶液を正極シート状物
に塗布された正極電極物質含有溶液上または正極シート
状物に固着された正極電極物質上に連続的に塗布する電
解、絶縁物質塗工工程と、正極シート状物の両面に塗布
された正極電極物質含有溶液および電解、絶縁物質含有
溶液を同時または個別に加熱して正極シート状物上に正
極電極物質と電解、絶縁物質とを固着させる正極シート
状物加熱工程と、負極電極物質含有溶液を負極シート状
物の両面に所定の間隔をもって間欠的に塗布する負極電
極物質塗工工程と、電解、絶縁物質含有溶液を負極シー
ト状物に塗布された負極電極物質含有溶液上または負極
シート状物に固着された負極電極物質上に連続的に塗布
する電解、絶縁物質塗工工程と、負極シート状物の両面
に塗布された負極電極物質含有溶液および電解、絶縁物
質含有溶液を同時または個別に加熱して負極シート状物
上に負極電極物質と電解、絶縁物質とを固着させる負極
シート状物加熱工程と、正極電極物質と電解、絶縁物質
とが固着された正極シート状物と負極電極物質と電解、
絶縁物質とが固着された負極シート状物とを積層して所
定の形状に巻回する巻回工程とにより製造するようにし
てある。
【0010】本発明の二次電池製造装置は請求項2に記
載されているように正極シート状物送出機構と、正極電
極物質含有溶液を正極シート状物の両面に所定の間隔を
もって間欠的に塗布する正極電極物質塗工機構と、電
解、絶縁物質含有溶液を正極シート状物に塗布された正
極電極物質含有溶液上または正極シート状物に固着され
た正極電極物質上に連続的に塗布する電解、絶縁物質塗
工機構と、正極シート状物の両面に塗布された正極電極
物質含有溶液、電解、絶縁物質含有溶液を同時または個
別に加熱して正極電極物質と電解、絶縁物質とを固着さ
せる正極シート状物加熱機構と、負極シート状物送出機
構と、負極電極物質含有溶液を負極シート状物の両面に
所定の間隔をもって間欠的に塗布する負極電極物質塗工
機構と、電解、絶縁物質含有溶液を負極シート状物に塗
布された負極電極物質含有溶液上または負極シート状物
に固着された負極電極物質上に連続的に塗布する電解、
絶縁物質塗工機構と、負極シート状物の両面に塗布され
た負極電極物質含有溶液と電解、絶縁物質含有溶液を同
時または個別に加熱して負極電極物質と電解、絶縁物質
とを固着させる負極シート状物加熱機構と、正極電極物
質と電解、絶縁物質とが固着された正極シート状物と負
極電極物質と電解、絶縁物質とが固着された負極シート
状物を積層して所定の形状に巻回する巻回機構とを備え
た構成にしてある。
【0011】また、本発明の二次電池製造装置は請求項
3に記載されているような正極電極物質塗工機構、負極
電極物質塗工機構、電解、絶縁物質塗工機構がそれぞれ
溶液吐出用スリットを有するダイコータで形成されてい
る構成、請求項4に記載されているような正極電極物質
塗工機構と電解、絶縁物質塗工機構および負極電極物質
塗工機構と電解、絶縁物質塗工機構がそれぞれ二つの溶
液吐出用スリットを有するダイコータで形成されている
構成、請求項5に記載されているような正極シート状物
送出機構と正極電極物質塗工機構との間および負極シー
ト状物送出機構と負極電極物質塗工機構との間に集電用
タブ装着機構が設置されている構成にしてある。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明の二次電池製造装置
の一つであるリチウムイオンポリマー電池製造装置の構
成の1実施形態を示す概略図であって、リチウムイオン
ポリマー電池製造装置は帯状の集電体である正極シート
状物201を所定の速度で送出する正極シート状物送出
機構1と、正極電極物質含有溶液220を正極シート状
物201の両面の同一位置または所定長オフセットされ
た位置に所定の間隔をもって間欠的に塗布する正極電極
物質塗工機構2と、塗布された正極電極物質含有溶液2
20を熱風によって加熱して正極電極物質221を正極
シート状物201に浸透固着させる正極電極形成用加熱
機構3と、電解、絶縁物質含有溶液150を正極シート
状物201に固着された正極電極物質221上に連続的
に塗布する電解、絶縁物質塗工機構4と、電解、絶縁物
質含有溶液150を熱風によって加熱して溶媒を蒸発さ
せて電解、絶縁物質151を正極電極物質221上に固
着させる電解、絶縁物形成用加熱機構5と、帯状の集電
体である負極シート状物201を所定の速度で送出する
負極シート状物送出機構6と、負極電極物質含有溶液2
30を負極シート状物211の両面の同一位置または所
定長オフセットされた位置に所定の間隔をもって間欠的
に塗布する負極電極物質塗工機構7と、塗布された負極
電極物質含有溶液230を熱風によって加熱して負極電
極物質231を負極シート状物211に浸透固着させる
負極電極形成用加熱機構8と、電解、絶縁物質含有溶液
260を負極シート状物211に固着された負極電極物
質231上に連続的に塗布する電解、絶縁物質塗工機構
9と、電解、絶縁物質含有溶液260を熱風によって加
熱して溶媒を蒸発させて電解、絶縁物質261を負極電
極物質231上に固着させる電解、絶縁物形成用加熱機
構10と、正極電極物質221および電解、絶縁物質2
51が固着された正極電極シート状物203と負極電極
物質231および電解、絶縁物質261が固着された負
極電極シート状物213とを積層した状態で所定の形状
(断面形状が矩形状、円形状等)に巻回する巻回機構1
1とを備えた構成になっている。
【0013】上述の正極シート状物送出機構1には正極
タブ装着機構13が設置され、負極シート状物送出機構
6には負極タブ装着機構14が設置されている。
【0014】上述の正極シート状物送出機構1は集電体
である正極シート状物201の供給手段15と、原反ロ
ール200から引き出された正極シート状物201を案
内する第1ガイドローラ16、第2ガイドローラ17
と、該正極シート状物201を所定量貯留する第1アキ
ュームローラ18と、駆動用ローラ20とニップローラ
21を備え、正極シート状物201を所定の速度で正極
電極物質塗工機構2に向けて送る第1送り手段19と、
正極シート状物201を正極電極物質塗工機構2におけ
る塗工位置を走行させる位置決め用ローラ22、23と
により構成されている。
【0015】位置決め用ローラ23は一対のプレスロー
ラとして正極電極物質を加圧して圧縮する構成にするこ
とができる。
【0016】正極シート状物201の供給手段15は1
本のチャック軸24(例えば、圧空の供給によりコアの
内周面に爪等の可動部材を押圧させて該コアを支持する
エアーチャック機構)が軸受によって機枠12に設置さ
れているフレームに回転自在に取り付けられており、正
極シート状物巻き取りロール200を該チャック軸24
が貫通した状態で水平に支持するようになっている。該
チャック軸24はモータによって回転され所定の速度で
正極シート状物201が送り出されるようになってい
る。
【0017】該供給手段15はコアチャックの少なくと
も一方のコアチャックが軸心長手方向に移動すると共に
該コアチャックがフレームに回転自在に取り付けられ、
正極シート状物巻き取りロール200を該コアチャック
によって両側から水平な状態で支持するようになってい
るものを使用することができる。第1アキュームローラ
18はローラが軸受によって機枠12に回動自在に設置
された回動アームまたは機枠に設けられたガイドに沿っ
て略垂直方向に移動可能なスライダーに取り付けられ、
正極タブ装着機構13が作動する際、供給手段15から
の正極シート状物201の送り出しが停止された時に、
該正極タブ装着機構10より川下側に位置する正極シー
ト状物201が連続して搬送できるようにするために充
分な量の正極シート状物201を貯留するようになって
いる。
【0018】第1送り手段19は駆動手段であるモータ
によって回転され、軸受によって共通の機枠12または
単独のフレームに取り付けられた駆動用ローラ20と、
機枠12または単独のフレームに形成されたガイドに沿
って移動するように取り付けられた支持体(図示せず)
と、支持体に回転自在に取り付けられ、シリンダー、ス
プリング、ねじ軸等の押圧手段によって駆動用ローラ2
0に対して所定の力で押圧されるニップローラ21とに
より構成されている。
【0019】上述の第1ガイドローラ16、第2ガイド
ローラ17、位置決め用ローラ22、23は軸受(図示
せず)によって共通の機枠12または単独のフレームに
回転自在に取り付けられている。該位置決め用ローラ2
3は駆動用ローラとニップローラとにより構成するもの
あるいは一本の駆動ローラまたは回転自在ローラにより
構成するものを使用する。
【0020】正極電極物質塗工機構2は垂直方向に搬送
される正極シート状物201を挟んで吐出口25a、2
6aが対向するようにスリットダイコータ25、26が
設置され、それぞれ正極電極物質含有溶液220を貯留
するタンク、送液用のポンプ、不純物を除去するフイル
タ、管路を切り替えるための電磁弁、循環用の管、送液
用の管等を備えた塗工液供給手段27、28が連結され
ている。
【0021】正極電極形成用加熱機構3は正極シート状
物201が垂直方向に下方から上方に向かって走行する
間に塗布された正極電極物質含有溶液220を加熱して
正極シート状物201の両面に浸透させて固着させる加
熱室32と仕切板30、31によって該加熱室32と分
離されて熱風が正極シート状物201の出入り口である
入口29a、出口29bから流出するのを防止するシー
ル室33、34とが形成された加熱箱本体29と、送風
用のフアンと加熱用空気、ガス等の気体を所定の温度に
する加熱器と加熱された気体を加熱室内に供給するダク
トとからなる熱風供給手段35と、排気用のフアン(図
示せず)とシール室33、34を連結するダクトとから
なる排気手段36、37とを備えた構成になっている。
【0022】該加熱室32には熱風を正極シート状物2
01の両面に向けて吹き出すためのノズルを適宜設置す
ることができる。
【0023】上述の排気手段36が作動すると入口29
aから外気が吸い込まれると共に仕切板30の開口部3
0aから加熱室32内の熱風が吸い込まれて排出され、
排気手段37が作動すると出口29bから外気が吸い込
まれると共に仕切板31の開口部31aから加熱室32
内の熱風が吸い込まれて排出される。そのため、加熱室
32内の熱風が加熱箱体29の入口29aおよび出口2
9bから流出するのを防止することができる。
【0024】電解、絶縁物質塗工機構4は正極電極物質
塗工機構2と同様の構成に、正極電極物質121が固着
され、垂直方向に搬送される正極シート状物202を挟
んで吐出口38a、39aが対向するようにスリットダ
イコータ38、39が設置され、それぞれ電解、絶縁物
質含有溶液130を貯留するタンク、送液用のポンプ、
不純物を除去するフイルタ、管路を切り替えるための電
磁弁、循環用の管、送液用の管等を備えた塗工液供給手
段40、41が連結されている。
【0025】電解、絶縁物形成用加熱機構5は正極電極
形成用加熱機構3と同様に、正極電極物質221が固着
された正極シート状物202が垂直方向に下方から上方
に向かって走行する間に塗布された電解、絶縁物質含有
溶液230を加熱して正極電極物質221上に電解、絶
縁物質231とを固着させる加熱室45と仕切板43、
44によって該加熱室45と分離されて熱風が正極シー
ト状物202の出入り口である入口42a、出口42b
から流出するのを防止するシール室46、47とが形成
された加熱箱本体42と、送風用のフアンと加熱用空
気、ガス等の気体を所定の温度にする加熱器と加熱され
た気体を加熱室45内に供給するダクトとからなる熱風
供給手段48と、排気用のフアン(図示せず)とシール
室46、47を連結するダクトとからなる排気手段4
9、50とを備えた構成になっている。
【0026】負極シート状物送出機構6は上述の正極シ
ート状物送出機構1と同様に、正極シート状物201と
同様の集電体である負極シート状物211の供給手段5
1と、原反ロール110から引き出された負極シート状
物211を案内する第8ガイドローラ52、第9ガイド
ローラ53と、該負極シート状物211を所定量貯留す
る第3アキュームローラ54と、負極シート状物211
を所定の速度で負極電極物質塗工機構7に向けて送る第
2送り手段55と、負極シート状物211を負極電極物
質塗工機構7における塗工位置を走行させる位置決め用
ローラ56、57とにより構成されている。
【0027】該位置決め用ローラ57は一対のプレスロ
ーラとして負極電極物質を加圧して圧縮する構成にする
ことができる。
【0028】負極シート状物211の供給手段51は供
給手段15と同様に、チャック軸58が軸受によってフ
レームに回転自在に取り付けられ、水平な状態で支持さ
れたロール110を回転させて負極シート状物111を
所定の速度で送り出すようになっている。
【0029】上述の正極シート状物送出機構1の供給手
段15と負極シート状物送出機構6の供給手段51とを
多軸切り替え型とすると共に自動スプライス機構を設置
して正極電極シート状物201と負極シート状物211
をそれぞれ順次接続して送出する構成にすることができ
る。
【0030】第3アキュームローラ54は第1アキュー
ムローラ18と同様に、負極タブ装着14が作動する
際、供給手段51からの負極シート状物211の送り出
しが停止された時に、該負極タブ装着14から川下側に
位置する負極シート状物211が連続して搬送できるよ
うにするために充分な量の負極シート状物211を貯留
するようになっている。
【0031】第2送り手段55は第1送り手段19と同
様の構成になっており、負極電極物質塗工機構7に向か
って負極シート状物211を送り出すようになってい
る。
【0032】負極電極物質塗工機構7は、上述の正極電
極物質塗工機構2と同様に、一対のスリットダイコータ
59、60と、各スリットダイコータ59、60に連結
され、負極電極物質含有溶液230を該各スリットダイ
コータ59、60に間欠的に供給する塗工液供給手段6
1、62とにより構成されている。
【0033】負極電極形成用加熱機構7は正極電極形成
用加熱機構3と同様に負極シート状物211が垂直方向
に下方から上方に向かって走行する間に該負極シート状
物211の両面に間欠的に塗布された負極電極物質含有
溶液230を加熱して負極シート状物211の両面に浸
透させて固着させる加熱室 と仕切板64、65によっ
て該加熱室66と分離されて熱風が負極シート状物21
1の出入り口である入口63a、出口63bから流出す
るのを防止するシール室67、68とが形成された加熱
箱本体63と、送風用のフアンと加熱用空気、ガス等の
気体を所定の温度にする加熱器と加熱された気体を加熱
室内に供給するダクトとからなる熱風供給手段69と、
排気用のフアン(図示せず)とシール室67、68を連
結するダクトとからなる排気手段70、71とを備えた
構成になっている。
【0034】電解、絶縁物質塗工機構9は電解、絶縁物
質塗工機構5と同様に、負極電極物質131が固着さ
れ、垂直方向に搬送される負極シート状物212を挟ん
で吐出口が対向するようにスリットダイコータ72、7
3が設置され、それぞれ電解、絶縁物質含有溶液260
を貯留するタンク、送液用のポンプ、不純物を除去する
フイルタ、管路を切り替えるための電磁弁、循環用の
管、送液用の管等を備えた塗工液供給手段74、75が
連結されている。
【0035】電解、絶縁物形成用加熱機構10は電解、
絶縁物形成用加熱機構5と同様に、負極電極物質231
が固着された負極シート状物212が垂直方向に下方か
ら上方に向かって走行する間に塗布された電解、絶縁物
質含有溶液260を加熱して負極電極物質131上に電
解、絶縁物質261とを固着させる加熱室79と仕切板
77、78によって該加熱室79と分離されて熱風が負
極シート状物111の出入り口である入口42a、出口
42bから流出するのを防止するシール室80、81と
が形成された加熱箱本体76と、送風用のフアンと加熱
用空気、ガス等の気体を所定の温度にする加熱器と加熱
された気体を加熱室79内に供給するダクトとからなる
熱風供給手段82と、排気用のフアン(図示せず)とシ
ール室80、81を連結するダクトとからなる排気手段
83、84とを備えた構成になっている。
【0036】巻回機構11は正極電極物質221および
電解、絶縁物質251が固着された正極シート状物20
3と、負極電極物質231および電解、絶縁物質261
が固着された負極シート状物213を一体物状に積層す
るためのニップ手段85と、積層された正極シート状物
203および負極シート状物213を所定の形状に巻回
するための巻回手段86とにより構成されている。
【0037】該ニップ手段85は軸受(図示せず)によ
って機枠12に回転自在に支持され駆動手段であるモー
タ(図示せず)によって所定の速度で回転される駆動用
ローラ87と、機枠12に形成されたガイドまたは機枠
12に装着されたブラケットに形成されたガイドに沿っ
て移動する可動部材に回転自在に取り付けられたニップ
ローラ88と、ニップローラ88を駆動用ローラ87に
所定の力で押圧されるように該可動部材を移動させる流
体シリンダー、スプリング、ねじ軸等の押圧手段(図示
せず)とにより構成されている。
【0038】巻回手段86は機枠に回転自在に支持さ
れ、モータによって回動されるターレット部材89と、
該ターレット部材89に回転自在に取り付けられた巻心
軸90(90-1、90-2)と、該巻心軸90を所定の速
度で所定回数回転させるモータ(図示せず)とを備えた
構成になっている。
【0039】該巻心軸90(90-1、90-2)は連続的
に搬送される正極シート状物203と負極シート状物2
13の積層物を順次所定の形状(断面形状が長方形、正
方形、円形等)に巻回する位置と、巻回された製品(電
池)を取り出す位置の少なくとも二箇所に設置するのが
好ましいが、生産量が少ない場合は巻心軸90を一個所
にすることができる。
【0040】また、巻回手段86における巻回位置の近
傍には正極シート状物203と負極シート状物213を
巻回に必要とする所定の長にそれぞれ切断する切断手段
(図示せず)が設置されていると共に、製品の取り出し
位置の近傍には巻回された積層物の端部を巻回物の外周
面に固定するための固定用粘着テープ290を貼着する
ための固定用粘着テープ貼着手段(図示せず)が設置さ
れている。
【0041】上述の電解、絶縁物形成用加熱機構5と巻
回機構11の間には電解、絶縁物形成用加熱機構5から
送出された正極シート状物203を水平方向に走行させ
るための第3ガイドローラ91と、該正極シート状物2
03を垂直方向の下方に向かって走行させるための第4
ガイドローラ92と、垂直方向の上方に向かって走行し
てきた正極シート状物203を水平方向に走行させるた
めの第5ガイドローラ93と、該正極シート状物203
を垂直方向の下方に向かって走行させるための第6ガイ
ドローラ94と、正極シート状物203を巻回機構11
のニップ手段87に向かって走行させるための第7ガイ
ドローラ95とが設置されていると共に第4ガイドロー
ラ92と第5ガイドローラ93との間には第2アキュー
ムローラ96が設置されている。
【0042】該第2アキュームローラ96は第1アキュ
ームローラ18と同様の構成であり、ローラが略垂直方
向に移動して巻回機構11における巻回手段86のター
レット部材89が回動して巻心軸90-1が巻回位置から
取り出し位置に、巻心軸90-2が取り出し位置から巻回
位置に移動されて該巻心軸90-2による巻回が開始され
るまでの間電解、絶縁物形成用加熱機構5から送出され
てくる正極シート状物203を貯留するようになってい
る。
【0043】上述の電解、絶縁物形成用加熱機構10と
巻回機構11の間には電解、絶縁物形成用加熱機構10
から送出された負極シート状物213を水平方向に走行
させるための第10ガイドローラ97と、該負極シート
状物213を垂直方向の下方に向かって走行させるため
の第11ガイドローラ98と、垂直方向の上方に向かっ
て走行してきた負極シート状物213を水平方向に走行
させるための第12ガイドローラ99と、該負極シート
状物213を垂直方向の下方に向かって走行させるため
の第13ガイドローラ100と、負極シート状物213
を巻回機構11のニップ手段87に向かって走行させる
ための第14ガイドローラ101とが設置されていると
共に第11ガイドローラ98と第12ガイドローラ99
との間には第4アキュームローラ102が設置されてい
る。
【0044】該第4アキュームローラ102は第3アキ
ュームローラ54と同様の構成であり、ローラが略垂直
方向に移動して巻回機構11における巻回手段86のタ
ーレット部材89が回動して巻心軸90が巻回位置から
取り出し位置に、巻心軸90が取り出し位置から巻回位
置に移動されて該巻心軸による巻回が開始されるまでの
間電解、絶縁物形成用加熱機構10から送出されてくる
負極電極シート状物213を貯留するようになってい
る。
【0045】上述の第1アキュームローラ18、第2ア
キュームローラ96、第3アキュームローラ54、第4
アキュームローラ102はローラが水平方向に移動する
構成にすることができる。
【0046】上述の正極タブ装着機構13は集電用の正
極タブ270のシート状物が巻き取られたリールを回転
自在に支持するタブ供給用リール支持手段と、正極タブ
270に保護粘着テープを貼着あるいは巻き付ける手段
と、正極タブ270を所定長さに切断する手段と、正極
タブ270を正極シート状物201の正極電極が形成さ
れていない所定位置に融着させる超音波融着手段とによ
り構成されており、第1ガイドローラ16と第2ガイド
ローラ17との間に設置されている。
【0047】負極タブ装着機構14は正極タブ装着機構
13と同様に集電用の負極タブ280のシート状物が巻
き取られたリールを回転自在に支持するタブ供給用リー
ル支持手段と、負極タブ280に保護粘着テープを貼着
あるいは巻き付ける手段と、負極タブ280を所定長さ
に切断する手段と、負極タブ280を負極シート状物2
11の負極電極が形成されていない所定位置に融着させ
る超音波融着手段とにより構成されており、第8ガイド
ローラ52と第9ガイドローラ53との間に設置されて
いる。
【0048】正極タブ270が取り付けられた正極シー
ト状物201、負極タブ280が取り付けられた負極シ
ート状物211を使用する場合は正極タブ装着機構1
3、第1ガイドローラ16、第2ガイドローラ17、第
1アキュームローラ18、負極タブ装着機構14、第8
ガイドローラ52と第9ガイドローラ53の設置を省略
する。
【0049】上述の各ガイドローラおよびアキュームロ
ーラ等のローラ類はローラが軸受によって片持ちの状態
で機枠12に回転自在に取り付けられ、各シート状物の
移動によって回転される構成になっている。
【0050】また、第1ガイドローラ16、第8ガイド
ローラ52、位置決め用ガイドローラ22、23、5
6、57、第7ガイドローラ95、第14ガイドローラ
101部には張力検出手段、蛇行量検出手段、正極電極
物質、負極電極物質、電解、絶縁物質の塗布位置検出手
段の内の少なくとも一つの手段が設置されている。該ロ
ーラに設置された張力検出手段、蛇行量検出手段、正極
電極物質、負極電極物質、電解、絶縁物質塗布位置検出
手段によって正極シート状物202における正極電極物
質221、電解、絶縁物質251と負極シート状物21
2における負極電極物質231、電解、絶縁物質261
との位置が一致するように第1送り手段19による正極
シート状物201の搬送速度、正極電極物質塗工機構2
による塗布間隔および第2送り手段55による負極シー
ト状物211の搬送速度、負極電極物質塗工機構7によ
る塗布間隔ならびに蛇行修正等の制御が行われるように
なっている。
【0051】上述の正極シート状物送出機構1と負極シ
ート状物送出機構6の送出速度制御、送出と停止の切り
替えタイミング制御、巻回機構11におけるニップ手段
85と巻回手段86の回転速度制御および巻回手段86
の切り替えタイミング制御、正極電極物質塗工機構2、
電解、絶縁物質塗布機構4、負極電極物質塗工機構7、
電解、絶縁物質塗布機構9の塗布量制御等は設定値入力
機能、記憶機能、比較演算機能、動作指令出力機能等を
備えた制御装置(図示せず)により行うようになってい
る。
【0052】上述の電池製造装置は巻回機構11を挟ん
で一方に正極シート状物送出機構1と正極電極物質塗工
機構2と正極電極形成用加熱機構3と負極電極物質塗工
機構4と電解、絶縁物形成用加熱機構5と正極タブ装着
機構13とが配設され、他方に負極シート状物送出機構
6と負極電極物質塗工機構7と負極電極形成用加熱機構
8と電解、絶縁物質塗工機構9と電解、絶縁物形成用加
熱機構10と負極タブ装着機構14とが配設されている
が、該機構の設置位置が限定されないことは言うまでも
ない。
【0053】上述のリチウムイオンポリマー電池製造装
置によってリチウムイオンポリマー電池を製造する場合
は予め集電体である正極シート状物201が巻き取られ
たロール200を正極シート状物供給機構1のチャック
軸24に支持せしめると共に負極シート状物211が巻
き取られたロール210を負極シート状物供給機構6の
チャック軸58に支持せしめる。
【0054】また、正極電極物質塗工機構2の塗布液供
給手段27、28に正極電極物質含有溶液220(正極
活物質、導電材、結着材、分散材等を含有する溶液)を
貯留すると共に電解、絶縁物質塗工機構4の塗布液供給
手段40、41に電解、絶縁物質含有溶液250(電解
物質と絶縁物質とを含有する溶液)を貯留し、負極電極
物質塗工機構7の塗布液供給手段61、62に負極電極
物質含有溶液230を貯留すると共に電解、絶縁物質塗
工機構9の塗布液供給手段74、75に電解、絶縁物質
含有溶液260貯留する。該電解、絶縁物質含有溶液2
50、260は電解物質と絶縁物質とが溶媒等に含有さ
れておれば良く、電解物質および絶縁物質の種類、含有
量、溶液の種類等について限定されないことは言うまで
もない。
【0055】また、該電解物質と絶縁物質とを含有する
溶液250、260に代えて電解物質と絶縁物質とのゲ
ル状物を使用することができ、加熱により液体状にして
塗布してもよい。
【0056】該原反ロール200および原反ロール21
0の集電材はステンレス鋼、ニッケル、チタン、銅等の
箔あるいはパンチドメタル、エキスパンドメタルが好ま
しく、表面処理を施した材料を使用することができる。
【0057】上述の正極電極物質含有溶液220を形成
する正極活性質としては遷移金属のリチウムリ酸化物で
あるマンガン酸リチウム(LiMn)、コバルト
酸リチウム(LiCoO)、ニッケル酸リチウム(L
iNiO)等が好ましい。また、負極電極状物含有溶
液230を形成する負極活物質としてはリチウムイオン
吸蔵能を示す炭素材料であるコークス系炭素、黒鉛系炭
素がより好ましい。
【0058】導電材としては電子伝導性の公知の物質で
あり、天然黒鉛、カーボンブラック、アセチレンブラッ
ク等が好ましい。
【0059】結着材としてはポリテトラフルオリレン
(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ヘ
キサフロロプロピレン(HFP)等の溶液あるいはこれ
等の共重合体溶液が好ましい。
【0060】分散材としては結着材が溶解可能な有機溶
媒が適切でありアセトン、メチルエチルケトン(ME
K)、テトラヒドロフラン(THF)、ジメチルホルム
アミド、ジメチルアセタアミド、テトラメチル尿素、リ
ン酸トリメチル、N―メチルピロリドン(NMP)等が
好ましい。
【0061】電解、絶縁物質含有溶液250、260を
形成する電解物質としては過塩素酸リチウム(LiCl
)、六フッ化リン酸リチウム(LiPF)、ホウ
四フッ化リチウム(LiBF)、六フッ化ヒ素リチウ
ム(LiAsF)、トリフルオロメタンスルホン酸リ
チウム(LiCFSO)等を使用し、溶媒(有機溶
媒)に溶解させる。
【0062】溶媒としてはポリエチレンカーボネート、
エチレンカーボネート、シメチルスルホキシド、ブチル
ラクトン、スルホン1、2シメトキエタン、テトロヒド
ロフラン、ジエチルカーボネート、メチルカーボネー
ト、ジメチルカーボネート等が好ましく、これ等の一種
または二種以上を混合して使用する。
【0063】上述の結着材のポリフッ化ビニリデン(P
VDF)は絶縁特性を有しているため、絶縁物質として
使用し、この場合、分散材としN―メチルピロリドンを
使用する。
【0064】また、正極タブ装着機構13に正極タブ2
70のリールを支持せしめると共に負極タブ装着機構1
4に負極タブ280のリールを支持せしめ、正極タブ2
70と負極タブ280を正極シート状物201、負極シ
ート状物211に融着できる状態にする。
【0065】原反ロール200における正極シート状物
201の先端部(引き出し側)および原反ロール210
における負極シート状物211の先端部(引き出し側)
に通し作業用の未処理シート部がそれぞれ設けられてい
る場合は該原反ロール200から未処理シート部を引き
出し、未処理シート部が形成されていない場合は各シー
ト状物の先端部にリードフイルムを張り付けて第1ガイ
ドローラ16、第2ガイドローラ17、第1アキューム
ローラ18、第1送り出し手段19、位置決め用ローラ
22に掛け渡し、次いで、正極電極物質塗工機構2にお
けるスリットダイコータ27、28の間および正極電極
形成用加熱機構3の加熱箱本体29内、位置決めローラ
23を通し、さらに、電解、絶縁物質塗工機構4におけ
るスリットダイコータ38、39の間および電解、絶縁
物形成用加熱機構5の加熱箱本体42内を通して第3ガ
イドローラ91、第4ガイドローラ92、第2アキュー
ムローラ96、第5ガイドローラ93、第6ガイドロー
ラ94、第7ガイドローラ95に掛け渡して巻回機構1
1のニップ手段85に挟持させる。
【0066】該操作が済むと、原反ロール210から未
処理シート部を引き出して第8ガイドローラ52、第9
ガイドローラ53、第3アキュームローラ54、第2送
り出し手段55、位置決め用ローラ56に掛け渡し、次
いで、負極電極物質塗工機構7におけるスリットダイ5
9、60の間および負極電極形成用加熱機構8の加熱箱
本体63内、位置決めローラ57を通し、さらに、電
解、絶縁物質塗工機構9におけるスリットダイコータ7
2、73の間および電解、絶縁物形成用加熱機構10の
加熱箱本体76内を通して第10ガイドローラ97、第
11ガイドローラ98、第4アキュームローラ102、
第12ガイドローラ99、第13ガイドローラ100、
第17ガイドローラ101に掛け渡して巻回機構11の
ニップ手段85に挟持させる。
【0067】上述の操作において第1アキュームローラ
18、第2アキュームローラ96、第3アキュームロー
ラ54、第4アキュームローラ102にはそれぞれリウ
ムイオンポリマー電池の形成操作時に必要とする量のシ
ート状物を貯留せしめる。
【0068】上述の操作によって正極シート状物201
の未処理シート部と負極シート状物211の未処理シー
ト部の掛け渡しが済むと、巻回機構11における巻回手
段86の巻取位置にある巻心軸90に巻き付け、正極シ
ート状物送出機構1の供給部15、負極シート状物送出
機構6の供給部51および巻回機構11のニップ手段8
5と巻回手段86を作動させて巻き取る。
【0069】そして、正極シート状物201が正極タブ
装着機構13に搬送され予め設定された正極タブ取り付
け位置に来ると供給手段15が作動して正極シート状物
201の送出が停止するとほぼ同時に正極タブ装着機構
13が作動して正極タブ270が正極シート状物201
の所定位置に融着される。
【0070】該操作と同時に負極シート状物211が負
極タブ装着機構14に搬送され予め設定された負極タブ
取り付け位置に来ると供給手段51が作動して負極シー
ト状物211の送出が停止するとほぼ同時に負極タブ装
着機構14が作動して負極タブ280が負極シート状物
211の所定位置に融着される。
【0071】次いで、正極シート状物201が正極電極
物質塗工機構2の塗工位置に、負極電極シート状物21
1が負極電極物質塗工機構7の塗工位置に来ると、該正
極電極物質塗工機構2の塗工液供給手段27、28が作
動して管路が切り替えられてスリットダイコータ25、
26から正極電極物質含有溶液210が吐出されて正極
シート状物201の両面同一位置に所定の間隔をもって
塗布されると共に負極電極物質塗工機構7の塗工液供給
手段61、62が作動して管路が切り替えられてスリッ
トダイコータ44、45から負極電極物質含有溶液22
0が吐出されて負極シート状物211の両面同一位置に
所定の間隔をもって塗布される。
【0072】該正極シート状物201に対する正極電極
物質含有溶液220の塗布および負極シート状物211
に対する負極電極物質含有溶液230の塗布は、正極タ
ブ270、負極タブ280が固着されている部分を含む
所定長さ間を除いた箇所に行われる。
【0073】上述の正極電極物質含有溶液220が塗布
された正極シート状物201が正極電極形成用加熱機構
3に搬送されると熱風によって加熱され、分散材が蒸発
して正極電極物質221(正極活物質、導電材、結着
材)が正極シート状物201に浸透しかつ所定の厚さを
有する状態で固着される。
【0074】該操作と同時に負極電極物質含有溶液23
0が塗布された負極シート状物211が負極電極形成用
加熱機構8に搬送されると熱風によって加熱され、分散
材が蒸発して負極電極物質231(負極活物質、導電
材、結着材)が負極シート状物211に浸透しかつ所定
の厚さを有する状態で固着される。
【0075】次いで、正極シート状物201が搬送され
て正極電極物質221の固着された箇所が所定の位置
に、負極シート状物211が搬送されて負極電極物質2
31の固着された箇所が所定の位置に来ると、電解、絶
縁物質塗工機構4の塗工液供給手段40、41が作動し
て管路が切り替えられてスリットダイコータ38、39
から電解、絶縁物質含有溶液250が吐出されて正極シ
ート状物201の周面および正極電極物質221と正極
シート状物201を覆うように連続して塗布されると共
に電解、絶縁物質塗工機構9の塗工液供給手段74、7
5が作動して管路が切り替えられてスリットダイコータ
72、73から電解、絶縁物質含有溶液260が吐出さ
れて負極シート状物211の周面および負極電極物質2
31と負極シート状物211を覆うように連続して塗布
される。
【0076】上述の電解、絶縁物質含有溶液250が塗
布された正極シート状物202が電解、絶縁物形成用加
熱機構5に搬送されると、電解、絶縁物質含有溶液25
0が所定の温度に昇温された熱風によって加熱され、分
散材が蒸発して電解、絶縁物質251が正極シート状物
201の周面および正極電極物質221と正極シート状
物201を覆うように固着される。
【0077】該操作と同時に電解、絶縁物質含有溶液2
60が塗布された負極シート状物212が電解、絶縁物
形成用加熱機構10に搬送されると、電解、絶縁物質含
有溶液260が所定の温度に昇温された熱風によって加
熱され、分散材が蒸発して電解、絶縁物質261が負極
シート状物211の周面および負極電極物質231と負
極シート状物211を覆うように固着される。
【0078】そして、電解、絶縁物質251、261の
固着操作の済んだ正極シート状物203と負極シート状
物213が巻回に必要な長さになるよう切断手段(図示
せず)によってそれぞれ切断された状態で巻回機構11
におけるニップ手段85部に搬送される。
【0079】すると、正極シート状物203と負極シー
ト状物213をニップ手段85において正極電極物質2
21部と負極電極物質231部とが一致した状態で積層
挟持されて巻回手段86の巻心軸90-1に送られて該巻
心軸90-1に巻回(把持)される。
【0080】そして、巻心軸90-1が予め設定された回
数回転されて所定の形状(断面が長方形等)になると、
ターレット部材89が回動して巻心軸90-1が取り出し
位置に移動すると共に巻心軸90-2が巻回位置に移動
し、巻心軸90-2に正極シート状物203、負極シート
状物213の積層物が巻回される。
【0081】上述の切り替え操作により巻心軸90-1が
取り出し位置に移動すると切断手段(図示せず)が作動
して正極シート状物203、負極シート213を切断す
ると同時に固定用粘着テープ貼着手段(図示せず)が作
動して巻心軸90-1に巻回された積層物の外周面と切断
端部400aとに固定用粘着テープ290が貼着される
と、巻心軸90-1から図2、図3に示されるような形状
のリチウムイオンポリマー電池400を作業者あるいは
ドッフア機構等により取り出す。
【0082】該リチウムイオンポリマー電池400にお
ける正極タブ270、負極タブ280に対する保護用粘
着テープ300、310の貼着あるいは巻き付けは第1
タブ装着機構、第2タブ装着機構の部分において正極タ
ブ、負極タブの融着の前または後に行う。
【0083】上述の操作によって正極シート状物20
3、負極シート213が切断され、先端部が90-2に巻
回されて巻心軸90-1の場合と同様操作によりリチウム
イオンポリマー電池400が形成される。
【0084】上述の正極シート状物201の両面同一位
置に対する正極電極物質含有溶液220の間欠塗布操
作、加熱による正極電極物質221の浸透固着操作と、
電解、絶縁物質含有溶液250の連続塗布操作、加熱に
よる電解、絶縁物質251の固着操作および負極シート
状物211の両面同一位置に対する負極電極物質含有溶
液230の間欠塗布操作、加熱による負極電極物質23
1の浸透固着操作と、電解、絶縁物質含有溶液260の
連続塗布操作、加熱による電解、絶縁物質261の固着
操作、正極シート状物203、負極シート状物213を
ニップ手段85において積層挟持された状態で巻回手段
86の巻心軸90-1に巻回せしめ所定の形状に形成し、
巻心軸90-1、90-2の切り替えを行う切り替え操作お
よび巻回操作を連続して行うことにより大幅に加工工程
を省略することができると共に、集電用タブが破損せず
しかも電解物質の注入斑、気泡等がほとんど発生しない
リチウムイオンポリマー電池を効率良く製造することが
できる。また、電解物質と共に塗布固着する絶縁物質が
絶縁材としての機能を有しているのでセパレーターを省
略することができ、低コスト、高能率で製造することが
可能である。
【0085】本発明の二次電池製造装置は図6に示され
るような図1における正極電極物質塗工機構2と電解、
絶縁物質塗工機構5に代えて第1合同塗工機構110
が、正極電極形成用加熱機構3と電解、絶縁物形成用加
熱機構5に代えて第1合同加熱機構111が設置されて
いると共に負極電極物質塗工機構7と電解、絶縁物質塗
工機構9に代えて第2合同塗工機構112が、負極電極
形成用加熱機構8と電解、絶縁物形成用加熱機構10に
代えて第2合同加熱機構113が設置され、それ以外の
正極シート状物供給機構1、負極シート状物供給機構
6、巻取機構11等は図1の二次電池製造装置の構成と
同一の構成にすることができる。
【0086】第1合同塗工機構110は正極電極物質含
有溶液220の吐出口が川上側に、電解、絶縁物質含有
溶液250の吐出口が川下側に位置するよう隣会わせに
設けられたスリットダイコータ114、115が正極シ
ート状物201を挟んで各吐出口が対向するように設置
され、それぞれ正極電極物質含有溶液220を貯留する
タンク、送液用のポンプ、不純物を除去するフイルタ、
管路を切り替えるための電磁弁、循環用の管、送液用の
管等を備えた塗工液供給手段116、117と、電解、
絶縁物質含有溶液250を貯留するタンク、送液用のポ
ンプ、不純物を除去するフイルタ、管路を切り替えるた
めの電磁弁、循環用の管、送液用の管等を備えた塗工液
供給手段118、119とが連結されている。
【0087】第1合同加熱機構111は図1における正
極電極形成用加熱機構3あるいは電解、絶縁物形成用加
熱機構5と同様に正極電極物質含有溶液220を加熱し
て正極電極物質221を正極シート状物201に浸透固
着させると共に電解、絶縁物質含有溶液250を加熱し
て電解、絶縁物質を固着させる加熱室123と、仕切板
121、122によって分離されて熱風が正極シート状
物201の出入り口である入口120a、出口120b
から流失するのを防止するシール室124、125とが
形成された加熱箱体120と、送風用のフアンと加熱用
空気、ガス等の気体を所定の温度にする加熱器と加熱さ
れた気体を加熱室123内に供給するダクトとを有する
熱風供給手段126と、排気用のフアン(図示せず)と
シール室124、125を連結するダクト等を有する排
気手段127、128とを備えた構成になっている。
【0088】該加熱室123には熱風を正極シート状物
の両面に向けて吹き出すためのノズルを適宜設置するこ
とができる。
【0089】上述の排気手段127が作動すると入口1
20aから外気が吸い込まれると共に仕切板121の入
口121aから加熱室123内の熱風が吸い込まれて排
気され、排気手段128が作動すると出口120bから
外気が吸い込まれると共に仕切板122の開口部122
aから加熱室123内の熱風が吸い込まれて排気され
る。
【0090】第2合同塗工機構112は負極電極物質含
有溶液230の吐出口が川上側に、電解、絶縁物質含有
溶液260の吐出口が川下側に位置するよう隣会わせに
設けられたスリットダイコータ129、130が負極シ
ート状物211を挟んで各吐出口が対向するように設置
され、それぞれ負極電極物質含有溶液230を貯留する
タンク、送液用のポンプ、不純物を除去するフイルタ、
管路を切り替えるための電磁弁、循環用の管、送液用の
管等を備えた塗工液供給手段131、132と、電解、
絶縁物質含有溶液260を貯留するタンク、送液用のポ
ンプ、不純物を除去するフイルタ、管路を切り替えるた
めの電磁弁、循環用の管、送液用の管等を備えた塗工液
供給手段134、135とが連結されている。
【0091】上述の第1合同塗工機構110によって正
極電極物質含有溶液220を所定の間隔をもって間欠的
に塗布すると共に電解、絶縁物質含有溶液250を連続
的に塗布し、第2合同塗工機構112において負極電極
物質含有溶液230を所定の間隔をもって間欠的に塗布
すると共に電解、絶縁物質含有溶液260を連続的に塗
布する。
【0092】第2合同加熱機構113は第1合同加熱機
構111と同様に負極電極物質含有溶液230を加熱し
て負極電極物質231を負極シート状物211に浸透固
着させると共に電解、絶縁物質含有溶液260を加熱し
て電解、絶縁物質を固着させる加熱室139と、仕切板
137、138によって分離されて熱風が負極シート状
物201の出入り口である入口136a、出口136b
から流失するのを防止するシール室140、141とが
形成された加熱箱体136と、送風用のフアンと加熱用
空気、ガス等の気体を所定の温度にする加熱器と加熱さ
れた気体を加熱室139内に供給するダクトとを有する
熱風供給手段142と、排気用のフアン(図示せず)と
シール室140、141を連結するダクト等を有する排
気手段143、144とを備えた構成になっている。
【0093】上述の第1合同加熱機構111および第2
合同加熱機構113の加熱室には正極電極物質含有溶液
220および負極電極物質含有溶液230が電解、絶縁
物質含有溶液250、260より速くあるいは少なくと
も同時に正極シート状物201、負極シート状物211
に浸透固着するよう遠赤外線ヒータ等を設置するのが好
ましい。
【0094】本発明における正極シート状物加熱機構は
図1に示される正極電極形成用加熱機構3によって正極
電極物質含有溶液220を加熱し、電解、絶縁物形成用
加熱機構5によって電解、絶縁物質含有溶液250を加
熱する構成あるいは図6に示される第1合同加熱機構の
ような正極電極物質含有溶液220と電解、絶縁物質含
有溶液250とを同じ加熱機構によって加熱する構成を
含むものであり、負極シート状物加熱機構は図1に示さ
れる負極電極形成用加熱機構8によって正極電極物質含
有溶液230を加熱し、電解、絶縁物形成用加熱機構1
0によって電解、絶縁物質含有溶液260を加熱する構
成あるいは図6に示される第2合同加熱機構のような正
極電極物質含有溶液230と電解、絶縁物質含有溶液2
60とを同じ加熱機構によって加熱する構成を含むもの
であってその構成の詳細は特に限定されないものであ
る。
【0095】本発明の二次電池製造装置の構成は図1、
図6に示される構成に限定されないと共に該製造装置に
よって製造することができる二次電池の構成は図4、図
5に示される構成等に限定されないことは言うまでもな
い。
【0096】上述の実施態様においては集電体である正
極シート状物201に対して正極電極物質含有溶液22
0と電解、絶縁物質含有溶液250を塗布すると共に、
負極シート状物211に対して負極電極物質含有溶液2
30と電解、絶縁物質含有溶液260を塗布するように
なっているが、正極電極物質と電解、絶縁物質あるいは
負極電極物質と電解、絶縁物質をそれぞれ一つの溶液に
混合された状態にして正極シート状物201と負極シー
ト状物211とにそれぞれ連続的に塗布する構成にする
ことは可能である。
【0097】
【発明の効果】本発明の本発明の二次電池製造方法は請
求項1に記載されているように正極電極物質含有溶液を
正極シート状物の両面に所定の間隔をもって間欠的に塗
布する正極電極物質塗工工程と、電解、絶縁物質含有溶
液を正極シート状物に塗布された正極電極物質含有溶液
上または正極シート状物に固着された正極電極物質上に
連続的に塗布する電解、絶縁物質塗工工程と、正極シー
ト状物の両面に塗布された正極電極物質含有溶液および
電解、絶縁物質含有溶液を同時または個別に加熱して正
極シート状物上に正極電極物質と電解、絶縁物質とを固
着させる正極シート状物加熱工程と、負極電極物質含有
溶液を負極シート状物の両面に所定の間隔をもって間欠
的に塗布する負極電極物質塗工工程と、電解、絶縁物質
含有溶液を負極シート状物に塗布された負極電極物質含
有溶液上または負極シート状物に固着された負極電極物
質上に連続的に塗布する電解、絶縁物質塗工工程と、負
極シート状物の両面に塗布された負極電極物質含有溶液
および電解、絶縁物質含有溶液を同時または個別に加熱
して負極シート状物上に負極電極物質と電解、絶縁物質
とを固着させる負極シート状物加熱工程と、正極電極物
質と電解、絶縁物質とが固着された正極シート状物と負
極電極物質と電解、絶縁物質とが固着された負極シート
状物とを積層して所定の形状に巻回する巻回工程とによ
り製造するようにしているため、電解物質の注入斑、気
泡等が発生せず不良品の発生を防止することができる。
また、加工工程を大幅に減少させることができ生産効率
を大幅に向上させることができると共に製造コストを低
減させることができる。
【0098】本発明の二次電池製造装置は請求項2に記
載されているように正極シート状物送出機構と、正極電
極物質含有溶液を正極シート状物の両面に所定の間隔を
もって間欠的に塗布する正極電極物質塗工機構と、電
解、絶縁物質含有溶液を正極シート状物に塗布された正
極電極物質含有溶液上または正極シート状物に固着され
た正極電極物質上に連続的に塗布する電解、絶縁物質塗
工機構と、正極シート状物の両面に塗布された正極電極
物質含有溶液、電解、絶縁物質含有溶液を同時または個
別に加熱して正極電極物質と電解、絶縁物質とを固着さ
せる正極シート状物加熱機構と、負極シート状物送出機
構と、負極電極物質含有溶液を負極シート状物の両面に
所定の間隔をもって間欠的に塗布する負極電極物質塗工
機構と、電解、絶縁物質含有溶液を負極シート状物に塗
布された負極電極物質含有溶液上または負極シート状物
に固着された負極電極物質上に連続的に塗布する電解、
絶縁物質塗工機構と、負極シート状物の両面に塗布され
た負極電極物質含有溶液と電解、絶縁物質含有溶液を同
時または個別に加熱して負極電極物質と電解、絶縁物質
とを固着させる負極シート状物加熱機構と、正極電極物
質と電解、絶縁物質とが固着された正極シート状物と負
極電極物質と電解、絶縁物質とが固着された負極シート
状物を積層して所定の形状に巻回する巻回機構とを備え
た構成にしているため、電解物質の注入斑、気泡等が発
生しない製品を効率よく確実に製造することができ、さ
らに加工工程の減少によって製造装置全体をコンパクト
にすることができると共に装置コストを低減させること
ができる。
【0099】また、本発明の二次電池製造装置は請求項
3に記載されているような正極電極物質塗工機構、負極
電極物質塗工機構、電解、絶縁物質塗工機構がそれぞれ
溶液吐出用スリットを有するダイコータで形成されてい
る構成にすると、各溶液を所定の位置に正確に塗布する
ことができ、請求項4に記載されているような正極電極
物質塗工機構と電解、絶縁物質塗工機構および負極電極
物質塗工機構と電解、絶縁物質塗工機構がそれぞれ二つ
の溶液吐出用スリットを有するダイコータで形成されて
いる構成にすると、塗工機構をコンパクトにすることが
でき、請求項5に記載されているような正極シート状物
送出機構と正極電極物質塗工機構との間および負極シー
ト状物送出機構と負極電極物質塗工機構との間に集電用
タブ装着機構が設置されている構成にすると、正極シー
ト状物および負極シート状物の所定位置に集電用タブを
形成することができると共に正極シート状物および負極
シート状物の搬送操作、装着操作時に集電用タブが破損
するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の二次電池装置の一つであるリチウムイ
オンポリマー電池製造装置の構成の1実施形態を示す概
略図である。
【図2】正極シート状物に正極電極物質と電解物質、絶
縁物質とが固着された状態を示す概略ずである。
【図3】図2のI−I矢視図である。
【図4】本発明のリチウムイオンポリマー電池の構成を
示す概略正面図である。
【図5】図2の概略側面図である。
【図6】本発明の二次電池装置の一つであるリチウムイ
オンポリマー電池製造装置の構成の他の実施形態を示す
概略図である。
【図7】図6におけるダイコータの溶液吐出部の詳細を
示す概略断面図である。
【符号の説明】
1 正極シート状物送出機構 2 正極電極物質塗工機構 3 正極電極物形成用加熱機構 4 電解、絶縁物質塗工機構 5 電解、絶縁物形成用加熱機構 6 負極シート状物送出機構 7 負極電極物質塗工機構 8 負極電極物形成用加熱機構 9 電解、絶縁物質塗工機構 10 電解、絶縁物形成用加熱機構 11 巻回機構 12 機枠 13 正極ダブ装着機構 14 負極ダブ装着機構 15、51 供給手段 16 第1ガイドローラ 17 第2ガイドローラ 18 第1アキュームローラ 19 第1送り手段 20、87 駆動用ローラ 21、88 ニップローラ 22、23、56、57 位置決め用ローラ 24、58 チャック軸 25、26、38、39、61、62、72、75、1
14、115、129、130 スリットダイコータ 27、28、40、41、61、62、74、75、1
16、117、118、119、131、132、13
4、135 塗工液供給手段 29、42、63、76、120、136 加熱箱本体 30、31、43、44、64、65、77、78、1
21、122、137、138 仕切板 32、45、66、79、123、139 加熱室 33、34、46、47、67、68、80、81 シ
ール室 35、48、69、82、126、142 熱風供給手
段 36、37、49、50、70、71、83、84、1
27、128、143、144 排気手段 52 第8ガイドローラ 53 第9ガイドローラ 54 第3アキュームローラ 55 第2送り手段 85 ニップ手段 86 巻回手段 89 ターレット部材 90、90-1、90-2 巻心軸 91 第3ガイドローラ 92 第4ガイドローラ 93 第5ガイドローラ 94 第6ガイドローラ 95 第7ガイドローラ 96 第2アキュームローラ 97 第10ガイドローラ 98 第11ガイドローラ 99 第12ガイドローラ 100 第13ガイドローラ 101 第14ガイドローラ 102 第4アキュームローラ
【手続補正書】
【提出日】平成13年8月8日(2001.8.8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の課題を達成するた
めに本発明の二次電池製造方法は請求項1に記載されて
いるように正極電極物質含有溶液を正極シート状物の両
面に所定の間隔をもって間欠的に塗布する正極電極物質
塗工工程と、電解、絶縁物質含有溶液を正極シート状物
に塗布された正極電極物質含有溶液上または正極シート
状物に固着された正極電極物質上に連続的に塗布する電
解、絶縁物質塗工工程と、正極シート状物に塗布された
正極電極物質含有溶液および電解、絶縁物質含有溶液を
同時または個別に加熱して正極シート状物上に正極電極
物質と電解、絶縁物質とを固着させる正極シート状物加
熱工程と、負極電極物質含有溶液を負極シート状物の両
面に所定の間隔をもって間欠的に塗布する負極電極物質
塗工工程と、電解、絶縁物質含有溶液を負極シート状物
に塗布された負極電極物質含有溶液上または負極シート
状物に固着された負極電極物質上に連続的に塗布する電
解、絶縁物質塗工工程と、負極シート状物に塗布された
負極電極物質含有溶液および電解、絶縁物質含有溶液を
同時または個別に加熱して負極シート状物上に負極電極
物質と電解、絶縁物質とを固着させる負極シート状物加
熱工程と、正極電極物質および電解、絶縁物質固着さ
れた正極シート状物と負極電極物質および電解、絶縁物
固着された負極シート状物とを積層して所定の形状
に巻回する巻回工程とにより製造するようにしてある。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】本発明の二次電池製造装置は請求項2に記
載されているように正極シート状物送出機構と、正極電
極物質含有溶液を正極シート状物の両面に所定の間隔を
もって間欠的に塗布する正極電極物質塗工機構と、電
解、絶縁物質含有溶液を正極シート状物に塗布された正
極電極物質含有溶液上または正極シート状物に固着され
た正極電極物質上に連続的に塗布する電解、絶縁物質塗
工機構と、正極シート状物に塗布された正極電極物質含
有溶液および電解、絶縁物質含有溶液を同時または個別
に加熱して正極シート状物上に正極電極物質と電解、絶
縁物質とを固着させる正極シート状物加熱機構と、負極
シート状物送出機構と、負極電極物質含有溶液を負極シ
ート状物の両面に所定の間隔をもって間欠的に塗布する
負極電極物質塗工機構と、電解、絶縁物質含有溶液を負
極シート状物に塗布された負極電極物質含有溶液上また
は負極シート状物に固着された負極電極物質上に連続的
に塗布する電解、絶縁物質塗工機構と、負極シート状物
に塗布された負極電極物質含有溶液および電解、絶縁物
質含有溶液を同時または個別に加熱して負極シート状物
上に負極電極物質と電解、絶縁物質とを固着させる負極
シート状物加熱機構と、正極電極物質および電解、絶縁
物質固着された正極シート状物と負極電極物質および
電解、絶縁物質固着された負極シート状物とを積層し
て所定の形状に巻回する巻回機構とを備えた構成にして
ある。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明の二次電池製造装置
の一つであるリチウムイオンポリマー電池製造装置の構
成の1実施形態を示す概略図であって、リチウムイオン
ポリマー電池製造装置は帯状の集電体である正極シート
状物201を所定の速度で送出する正極シート状物送出
機構1と、正極電極物質含有溶液220を正極シート状
物201の両面の同一位置または所定長オフセットされ
た位置に所定の間隔をもって間欠的に塗布する正極電極
物質塗工機構2と、塗布された正極電極物質含有溶液2
20を熱風によって加熱して正極電極物質221を正極
シート状物201に浸透固着させる正極電極形成用加熱
機構3と、電解、絶縁物質含有溶液250を正極シート
状物201に固着された正極電極物質221上に連続的
に塗布する電解、絶縁物質塗工機構4と、電解、絶縁物
質含有溶液250を熱風によって加熱して溶媒を蒸発さ
せて電解、絶縁物質251を正極電極物質221上に固
着させる電解、絶縁物形成用加熱機構5と、帯状の集電
体である負極シート状物211を所定の速度で送出する
負極シート状物送出機構6と、負極電極物質含有溶液2
30を負極シート状物211の両面の同一位置または所
定長オフセットされた位置に所定の間隔をもって間欠的
に塗布する負極電極物質塗工機構7と、塗布された負極
電極物質含有溶液230を熱風によって加熱して負極電
極物質231を負極シート状物211に浸透固着させる
負極電極形成用加熱機8と、電解、絶縁物質含有溶液2
60を負極シート状物211に固着された負極電極物質
231上に連続的に塗布する電解、絶縁物質塗工機構9
と、電解、絶縁物質含有溶液260を熱風によって加熱
して溶媒を蒸発させて電解、絶縁物質261を負極電極
物質231上に固着させる電解、絶縁物形成用加熱機構
10と、正極電極物質221および電解、絶縁物質25
1が固着された正極シート状物203と負極電極物質2
31および電解、絶縁物質261が固着された負極シー
ト状物213とを積層した状態で所定の形状(断面形状
が矩形状、円形状等)に巻回する巻回機構11とを備え
た構成になっている。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】正極電極物質塗工機構2は垂直方向に搬送
される正極シート状物201を挟んで吐出口25a、2
6aが対向するようにスリットダイ25、26が設置さ
れ、該スリットダイ25、26にそれぞれ正極電極物質
含有溶液220を貯留するタンク、送液用のポンプ、不
純物を除去するフイルタ、管路を切り替えるための電磁
弁、循環用の管、送液用の管等を備えた塗工液供給手段
27、28が連結されている。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】正極電極形成用加熱機構2は正極シート状
物201が垂直方向に下方から上方に向かって走行する
間に該正極シート状物201の両面に間欠的に塗布され
た正極電極物質含有溶液220を加熱して正極シート状
物201の両面に浸透させて固着させる加熱室32と
仕切板30、31によって該加熱室32と分離されて熱
風が正極シート状物201の出入り口である入口29
a、出口29bから流出するのを防止するシール室3
3、34とが形成された加熱箱体29と、送風用のフア
ンと加熱用空気、ガス等の気体を所定の温度に加熱する
加熱器と加熱された気体を加熱室32内に供給するダク
トとからなる熱風供給手段35と、排気用のフアン(図
示せず)とシール室33、34を連結するダクトからな
る排気手段36、37とを備えた構成になっている。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】電解、絶縁物質塗工機構4は正極電極物質
塗工機構2と同様、正極電極物質221が固着されて
垂直方向に搬送される正極シート状物202を挟んで吐
出口38a、39aが対向するようにスリットダイコー
タ38、39が設置され、該スリットダイコータ38、
39にそれぞれ電解、絶縁物質含有溶液250を貯留す
るタンク、送液用のポンプ、不純物を除去するフイル
タ、管路を切り替えるための電磁弁、循環用の管、送液
用の管等を備えた塗工液供給手段40、41が連結され
ている。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】電解、絶縁物形成用加熱機構5は正極電極
形成用加熱機構3と同様に、正極電極物質221が固着
された正極シート状物202が垂直方向に下方から上方
に向かって走行する間に塗布された電解、絶縁物質含有
溶液250を加熱して正極電極物質221上に電解、絶
縁物質251を固着させる加熱室45と仕切板43、
44によって該加熱室45と分離されて熱風が正極シー
ト状物202の出入り口である入口42a、出口42b
から流出するのを防止するシール室46、47とが形成
された加熱箱本体42と、送風用のフアンと加熱用空
気、ガス等の気体を所定の温度に加熱する加熱器と加熱
された気体を加熱室45内に供給するダクトとからなる
熱風供給手段48と、排気フアン(図示せず)とシール
室46、47を連結するダクトとからなる排気手段4
9、50とを備えた構成になっている。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】負極シート状物送出機構6は上述の正極シ
ート状物送出機構1と同様に、集電体である負極シート
状物211の供給手段51と、原反ロール210から引
き出された負極シート状物211を案内する第8ガイド
ローラ52と、第9ガイドローラ53と、該負極シート
状物211を所定量貯留する該3アキュームローラ54
と、負極シート状物211を所定の速度で負極電極物質
塗工機構7に向けて送る第2送り手段55と、負極シー
ト状物211を負極電極物質塗工機構7における塗工位
に対して走行させる位置決め用ローラ56、57とに
より構成されている。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】負極シート状物211の供給手段51は
極シート状物201の供給手段15と同様に、チャック
軸58が軸受によってフレームに回転自在に取り付けら
れ、水平な状態で支持された原反ロール210を回転さ
せて負極シート状物211を所定の速度で送り出すよう
になっている。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】負極電極形成用加熱機構7は正極電極形成
用加熱機構3と同様に負極シート状物211が垂直方
向に下方から上方に向かって走行する間に該負極シート
状物211の両面に間欠的に塗布された負極電極物質含
有溶液230を加熱して負極シート状物211の両面に
浸透させて固着させる加熱室66と、仕切板64、65
によって該加熱室66と分離されて熱風が負極シート状
物211の出入り口である入口63a、出口63bから
流出するのを防止するシール室67、68とが形成され
た加熱箱体63と、送風用のフアンと加熱用空気、ガス
等の気体を所定の温度に加熱する加熱器と加熱された気
体を加熱室66内に供給するダクトとからなる熱風供給
手段69と、排気用のフアン(図示せず)とシール室6
7、68を連結するダクトからなる排気手段70、71
とを備えた構成になっている。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】電解、絶縁物質塗工機構9は電解、絶縁物
質塗工機構と同様に、負極電極物質231が固着され
た負極シート状物212を挟んで一対のスリットダイコ
ータ72、73と、各スリットダイコータ72、73に
連結され、電解、絶縁物質含有溶液を供給する塗工液供
給手段74、75とにより構成されている。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】電解、絶縁物形成用加熱機構10は電解、
絶縁物形成用加熱機構5と同様に、負極電極物質231
が固着された負極シート状物212が垂直方向に下方か
ら上方に向かって走行する間に塗布された電解、絶縁物
質含有溶液260を加熱して負極電極物質231上に電
解、絶縁物質261固着させる加熱室79と仕切板
77、78によって該加熱室79と分離されて熱風が負
極シート状物212の出入り口である入口76a、出口
76bから流出するのを防止するシール室80、81と
が形成された加熱箱本体76と、送風用のフアンと加熱
用空気、ガス等の気体を所定の温度に加熱する加熱器と
加熱された気体を加熱室79内に供給するダクトとから
なる熱風供給手段82と、排気フアン(図示せず)とシ
ール室80、81を連結するダクトとからなる排気手
段83、84とを備えた構成になっている。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】上述の電解、絶縁物形成用加熱機構10と
巻回機構11の間には電解、絶縁物形成用加熱機構1
0から送出された負極シート状物213を水平方向に走
行させるための第10ガイドローラ97と、該負極シー
ト状物213を垂直方向の下方に向かって走行させるた
めの第11ガイドローラ98と、垂直方向の上方に向か
って走行してきた負極シート状物213を水平方向に走
行させるための第12ガイドローラ99と、該負極シー
ト状物213を垂直方向の下方に向かって走行させるた
めの第13ガイドローラ100と、負極シート状物21
3を巻回機構11のニップ手段85に向かって走行させ
るための第14ガイドローラ101とが設置されている
と共に第11ガイドローラ98と第12ガイドローラ9
9との間第4アキュームローラ102が設置されてい
る。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0052
【補正方法】変更
【補正内容】
【0052】上述の電池製造装置は巻回機構11を挟ん
で一方に正極シート状物送出機構1と正極電極物質塗工
機構2と正極電極形成用加熱機構3と、電解、絶縁物質
塗工機構4と、電解、絶縁物形成用加熱機構5と、正極
タブ装着機構13とが設置され、他方に負極シート状物
送出機構6と負極電極物質塗工機構7と負極電極形成用
加熱機構8と、電解、絶縁物質塗工機構9と、電解、絶
縁物形成用加熱機構10と、負極タブ装着機構14とが
設置されているが、該機構の設置位置が限定されないこ
とは言うまでもない。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0065
【補正方法】変更
【補正内容】
【0065】原反ロール200における正極シート状物
201の先端部(引き出し側)および原反ロール210
における負極シート状物211の先端部(引き出し側)
に通し作業用の未処理シート部がそれぞれ設けられてい
る場合は該原反ロール200から未処理シート部を引き
出し、未処理シート部が形成されていない場合は各シー
ト状物の先端部にリードフイルムを貼り付けて第1ガイ
ドローラ16、第2ガイドローラ17、第1アキューム
ローラ18、第1送り出し手段19、位置決め用ローラ
22に掛け渡し、次いで、正極電極物質塗工機構2にお
けるスリットダイコータ2526の間および正極電極
形成用加熱機構3の加熱箱本体29内、位置決め用ロー
ラ23通し、さらに、電解、絶縁物質塗工機構4にお
けるスリットダイコータ38、39の間および電解、絶
縁物形成用加熱機構5のの加熱箱本体42内通して第
3ガイドローラ91、第4ガイドローラ92、第2アキ
ュームローラ96、第5ガイドローラ93、第6ガイド
ローラ94、第7ガイドローラ95に掛け渡して巻回機
構11のニップ手段85に挟持させる。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0071
【補正方法】変更
【補正内容】
【0071】次いで、正極シート状物201が正極電極
物質塗工機構2の塗工位置に来ると共に負極シート状物
211が負極電極物質塗工機構7の塗工位置に来ると、
該正極電極物質塗工機構2の塗工液供給手段27、28
が作動して管路が切り替えられてスリットダイコータ2
5、26から正極電極物質含有溶液220が吐出されて
正極シート状物201の両面同一位置に所定の間隔をも
って塗布されると共に負極電極物質塗工機構7の塗工液
供給手段61、62が作動して管路が切り替えられてス
リットダイコータ5960から負極電極物質含有溶液
230が吐出されて負極シート状物211の両面同一位
置に所定の間隔をもって塗布される。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0082
【補正方法】変更
【補正内容】
【0082】該リチウムイオンポリマー電池400にお
ける正極タブ270、負極タブ280に対する保護用粘
着テープ300、310の貼着あるいは巻き付けは正極
タブ装着機構13負極タブ装着機構14において正極
タブ270、負極タブ280の融着操作の前または融着
操作後に行う。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0085
【補正方法】変更
【補正内容】
【0085】本発明の二次電池製造装置は図6に示され
るような図1における正極電極物質塗工機構2と電解、
絶縁物質塗工機構に代えて第1合同塗工機構110
が、正極電極形成用加熱機構3と電解、絶縁物形成用加
熱機構5に代えて第1合同加熱機構111が設置されて
いると共に負極電極物質塗工機構7と電解、絶縁物質塗
工機構9に代えて第2合同塗工機構112が、負極電極
形成用加熱機構8と電解、絶縁物形成用加熱機構10に
代えて第2合同加熱機構113が設置され、それ以外の
正極シート状物供給機構1、負極シート状物供給機構
6、巻回機構11等は図1の二次電池製造装置の構成と
同一の構成にすることができる。
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0097
【補正方法】変更
【補正内容】
【0097】
【発明の効果】本発明の二次電池製造方法は請求項1に
記載されているように正極電極物質含有溶液を正極シー
ト状物の両面に所定の間隔をもって間欠的に塗布する正
極電極物質塗工工程と、電解、絶縁物質含有溶液を正極
シート状物に塗布された正極電極物質含有溶液上または
正極シート状物に固着された正極電極物質上に連続的に
塗布する電解、絶縁物質塗工工程と、正極シート状物に
塗布された正極電極物質含有溶液および電解、絶縁物質
含有溶液を同時または個別に加熱して正極シート状物上
に正極電極物質と電解、絶縁物質とを固着させる正極シ
ート状物加熱工程と、負極電極物質含有溶液を負極シー
ト状物の両面に所定の間隔をもって間欠的に塗布する負
極電極物質塗工工程と、電解、絶縁物質含有溶液を負極
シート状物に塗布された負極電極物質含有溶液上または
負極シート状物に固着された負極電極物質上に連続的に
塗布する電解、絶縁物質塗工工程と、負極シート状物に
塗布された負極電極物質含有溶液および電解、絶縁物質
含有溶液を同時または個別に加熱して負極シート状物上
に負極電極物質と電解、絶縁物質とを固着させる負極シ
ート状物加熱工程と、正極電極物質および電解、絶縁物
固着された正極シート状物と負極電極物質および
解、絶縁物質固着された負極シート状物とを積層して
所定の形状に巻回する巻回工程とにより製造するように
しているため、電解物質の注入斑、気泡等が生ぜず不良
品が発生するのを防止することができる。また、加工工
程を大幅に減少させることができ生産効率を大幅に向上
させることができると共に製造コストを低減させること
ができる。
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0098
【補正方法】変更
【補正内容】
【0098】本発明の二次電池製造装置は請求項2に記
載されているように正極シート状物送出機構と、正極電
極物質含有溶液を正極シート状物の両面に所定の間隔を
もって間欠的に塗布する正極電極物質塗工機構と、電
解、絶縁物質含有溶液を正極シート状物に塗布された正
極電極物質含有溶液上または正極シート状物に固着され
た正極電極物質上に連続的に塗布する電解、絶縁物質塗
工機構と、正極シート状物に塗布された正極電極物質含
有溶液および電解、絶縁物質含有溶液を同時または個別
に加熱して正極シート状物上に正極電極物質と電解、絶
縁物質とを固着させる正極シート状物加熱機構と、負極
シート状物送出機構と、負極電極物質含有溶液を負極シ
ート状物の両面に所定の間隔をもって間欠的に塗布する
負極電極物質塗工機構と、電解、絶縁物質含有溶液を負
極シート状物に塗布された負極電極物質含有溶液上また
は負極シート状物に固着された負極電極物質上に連続的
に塗布する電解、絶縁物質塗工機構と、負極シート状物
に塗布された負極電極物質含有溶液および電解、絶縁物
質含有溶液を同時または個別に加熱して負極シート状物
上に負極電極物質と電解、絶縁物質とを固着させる負極
シート状物加熱機構と、正極電極物質および電解、絶縁
物質固着された正極シート状物と負極電極物質および
電解、絶縁物質固着された負極シート状物とを積層し
て所定の形状に巻回する巻回機構とを備えた構成にして
いるため、電解物質の注入斑、気泡等が発生しない製品
を効率よく確実に製造することができ、さらに加工工程
の減少によって製造装置全体をコンパクトにすることが
できると共に装置コストを低減させることができる。
【手続補正23】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H029 AJ03 AJ14 AK03 AL06 AL07 AM02 AM03 AM04 AM05 AM07 AM16 BJ02 BJ12 BJ14 CJ02 CJ07 CJ22 CJ30 EJ04 EJ12 5H050 AA08 AA19 BA18 CA08 CA09 CB07 CB08 DA04 DA13 DA19 EA11 FA02 FA05 GA02 GA09 GA22 GA29

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正極電極物質含有溶液を正極シート状物
    の両面に所定の間隔をもって間欠的に塗布する正極電極
    物質塗工工程と、電解、絶縁物質含有溶液を正極シート
    状物に塗布された正極電極物質含有溶液上または正極シ
    ート状物に固着された正極電極物質上に連続的に塗布す
    る電解、絶縁物質塗工工程と、正極シート状物の両面に
    塗布された正極電極物質含有溶液および電解、絶縁物質
    含有溶液を同時または個別に加熱して正極シート状物上
    に正極電極物質と電解、絶縁物質とを固着させる正極シ
    ート状物加熱工程と、負極電極物質含有溶液を負極シー
    ト状物の両面に所定の間隔をもって間欠的に塗布する負
    極電極物質塗工工程と、電解、絶縁物質含有溶液を負極
    シート状物に塗布された負極電極物質含有溶液上または
    負極シート状物に固着された負極電極物質上に連続的に
    塗布する電解、絶縁物質塗工工程と、負極シート状物の
    両面に塗布された負極電極物質含有溶液および電解、絶
    縁物質含有溶液を同時または個別に加熱して負極シート
    状物上に負極電極物質と電解、絶縁物質とを固着させる
    負極シート状物加熱工程と、正極電極物質と電解、絶縁
    物質とが固着された正極シート状物と負極電極物質と電
    解、絶縁物質とが固着された負極シート状物とを積層し
    て所定の形状に巻回する巻回工程とを包含していること
    を特徴とする二次電池製造方法。
  2. 【請求項2】 正極シート状物送出機構と、正極電極物
    質含有溶液を正極シート状物の両面に所定の間隔をもっ
    て間欠的に塗布する正極電極物質塗工機構と、電解、絶
    縁物質含有溶液を正極シート状物に塗布された正極電極
    物質含有溶液上または正極シート状物に固着された正極
    電極物質上に連続的に塗布する電解、絶縁物質塗工機構
    と、正極シート状物の両面に塗布された正極電極物質含
    有溶液、電解、絶縁物質含有溶液を加熱して正極電極物
    質と電解、絶縁物質とを同時または個別に固着させる正
    極シート状物加熱機構と、負極シート状物送出機構と、
    負極電極物質含有溶液を負極シート状物の両面に所定の
    間隔をもって間欠的に塗布する負極電極物質塗工機構
    と、電解、絶縁物質含有溶液を負極シート状物に塗布さ
    れた負極電極物質含有溶液上または負極シート状物に固
    着された負極電極物質上に連続的に塗布する電解、絶縁
    物質塗工機構と、負極シート状物の両面に塗布された負
    極電極物質含有溶液と電解、絶縁物質含有溶液を加熱し
    て負極電極物質と電解、絶縁物質とを同時または個別に
    固着させる負極シート状物加熱機構と、正極電極物質と
    電解、絶縁物質とが固着された正極シート状物と負極電
    極物質と電解、絶縁物質とが固着された負極シート状物
    を積層して所定の形状に巻回する巻回機構とを備えてい
    ることを特徴とする二次電池製造装置。
  3. 【請求項3】 正極電極物質塗工機構、負極電極物質塗
    工機構、電解、絶縁物質塗工機構がそれぞれ溶液吐出用
    スリットを有するダイコータで形成されていることを特
    徴とする請求項2に記載の二次電池製造装置。
  4. 【請求項4】 正極電極物質塗工機構と電解、絶縁物質
    塗工機構および負極電極物質塗工機構と電解、絶縁物質
    塗工機構がそれぞれ二つの溶液吐出用スリットを有する
    ダイコータで形成されていることを特徴とする請求項2
    に記載の二次電池製造装置。
  5. 【請求項5】 正極シート状物送出機構と正極電極物質
    塗工機構との間および負極シート状物送出機構と負極電
    極物質塗工機構との間に集電用タブ装着機構が設置され
    ていることを特徴とする請求項2から請求項4の内の一
    つの請求項に記載の二次電池製造装置。
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