JP2003059525A - 二次電池製造方法および二次電池製造装置 - Google Patents

二次電池製造方法および二次電池製造装置

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JP2003059525A
JP2003059525A JP2001242009A JP2001242009A JP2003059525A JP 2003059525 A JP2003059525 A JP 2003059525A JP 2001242009 A JP2001242009 A JP 2001242009A JP 2001242009 A JP2001242009 A JP 2001242009A JP 2003059525 A JP2003059525 A JP 2003059525A
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negative electrode
positive electrode
electrode sheet
insulating
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JP2001242009A
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Yasuo Kurimoto
泰男 栗本
Ryoichi Furuichi
良市 古市
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Toray Engineering Co Ltd
Original Assignee
Toray Engineering Co Ltd
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Publication date
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/04Construction or manufacture in general
    • H01M10/0404Machines for assembling batteries
    • H01M10/0409Machines for assembling batteries for cells with wound electrodes
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各加工工程における不良品の発生防止、生産
効率の向上、コンパクト化を図ると共に製造コストおよ
び装置コストならびに二次電池容積の減少を可能にする
ことである。 【解決手段】 正極シート状物送出機構1と、正極電極
物質塗工機構2と、正極電極形成用加熱機構3と、電
解、絶縁物質塗工機構4と、電解、絶縁物形成用加熱機
構5と、負極シート状物送出機構6と、負極電極物質塗
工機構7と、負極電極形成用加熱機構8と、電解、絶縁
物質塗工機構9と、電解、絶縁物形成用加熱機構10
と、セパレーターを供給するセパレーター巻出機構1
1、12と、正極電極物質および電解、絶縁物質が固着
された正極シート状物とセパレーターと負極電極物質お
よび電解、絶縁物質が固着された負極シート状物とセパ
レーターとを積層した状態で所定の形状に巻回する巻回
機構13とを備えた構成にしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は正極シート状物と負
極シート状物に対し所定の電極物質含有溶液と電解物質
と絶縁物質とを含有する溶液を連続的に塗布して加熱固
着した後、電極物質と電解、絶縁物質とが固着された正
極シート状物と負極シート状物とセパレーターとを積層
して巻回せしめて二次電池を形成する二次電池製造方法
および二次電池製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯型電話、テレビカメラ、ノー
ト型パソコン等の電源は小型軽量化、大容量、大電圧が
求められており、例えば、リチウム電池、リチウムイオ
ンポリマー電池等の二次電池が使用されている。
【0003】該二次電池の内リチウムイオンポリマー電
池の電極は特開平11−339785号公報に記載され
ているような工程によって先ずポリマー電池用の正極電
極と負極電極を製作し、次いで、該正極電極と負極電極
を複数枚積層した状態で集電体に溶液状の電解物質を注
入した後乾燥炉によって加熱処理して電解物質を硬化さ
せることによって製造されている。
【0004】上述の電極はキャリア材に正極材、負極材
およびセパレーターをそれぞれ塗工して巻き取りロール
状の正極材フイルム、負極材フイルムおよびセパレータ
ーフイルムを個別に形成する製膜工程と、正極材フイル
ム、負極材フイルムおよびセパレーターフイルムをそれ
ぞれ所定の幅に切断してロール状の正極材フイルム、負
極材フイルムおよびセパレーターフイルムを個別に形成
する工程と、集電体を挟んで所定の幅に切断されたロー
ル状の正極材フイルムおよび負極材フイルムを該集電体
それぞれの両面に貼り合わせラミネートして正極電極フ
イルムおよび負極電極フイルムを個別に形成する正極お
よび負極の集電体ラミネーション工程と、ラミネートさ
れた負極電極フイルムの両面にセパレーターフイルムを
貼り合わせるセパレーター付負極電極フイルム形成工程
と、正極電極フイルムおよびセパレーター付負極電極フ
イルムそれぞれの両側縁辺の集電部分を金型で所定の形
状に打ち抜く打ち抜き工程と、キャリア材上の正極電極
フイルムのみを金型でハーフカットする正極電極フイル
ムハーフカット工程と、セパレーター付負極電極フイル
ムの両面にハーフカットされた正極電極フイルムを所定
の位置に一定間隔で転写する転写工程と、転写された正
極電極フイルムとセパレーター付負極電極フイルムをラ
ミネートするラミネーション工程と、転写された正極電
極フイルムとセパレーター付負極電極フイルムをラミネ
ートした組立体を金型で個々の電極に打ち抜く工程とに
よって製作されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の様な電極製造方
法では9工程によって電極が製作され、次いで、該電極
を複数枚積層した状態で集電体に溶液状の電解物質を注
入した後乾燥炉によって加熱処理して電解物質を硬化さ
せることによって所定のリチウムイオンポリマー電池を
製造する方法では、製造工程が多くしかも各工程に対応
する装置を設置しなければならず、製造装置全体が大き
くかつ各装置制御が複雑であると共に作業工程が多いた
め生産効率が悪いという問題がある。
【0006】また、溶液状の電解物質を積層された集電
体内に均一に注入することは非常に困難であり、電解物
質の注入斑を発生すると共に該電解物質を硬化させる時
に発生するガスが残留して気泡を生じ不良品となるとい
う問題がある。
【0007】本発明は不良品の発生防止、生産効率の向
上、コンパクト化を図ると共に製造コストおよび装置コ
ストならびに二次電池容積の減少を可能にすることを目
的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の課題を達成するた
めに本発明の二次電池製造方法は請求項1に記載されて
いるように正極電極物質含有溶液を正極シート状物の両
面に所定の間隔をもって間欠的に塗布する正極電極物質
塗工工程と、電解、絶縁物質含有溶液を正極シート状物
に塗布された正極電極物質含有溶液上または正極シート
状物に固着された正極電極物質上に連続的または所定の
間隔をもって間欠的に塗布する電解、絶縁物質塗工工程
と、正極シート状物の両面に塗布された正極電極物質含
有溶液および電解、絶縁物質含有溶液を同時または個別
に加熱して正極シート状物上に正極電極物質と電解、絶
縁物質とを固着させる正極シート状物加熱工程と、負極
電極物質含有溶液を負極シート状物の両面に所定の間隔
をもって間欠的に塗布する負極電極物質塗工工程と、電
解、絶縁物質含有溶液を負極シート状物に塗布された負
極電極物質含有溶液上または負極シート状物に固着され
た負極電極物質上に連続的または所定の間隔をもって間
欠的に塗布する電解、絶縁物質塗工工程と、負極シート
状物の両面に塗布された負極電極物質含有溶液および電
解、絶縁物質含有溶液を同時または個別に加熱して負極
シート状物上に負極電極物質と電解、絶縁物質とを固着
させる負極シート状物加熱工程と、正極電極物質および
電解、絶縁物質が固着された正極シート状物と負極電極
物質および電解、絶縁物質が固着された負極シート状物
とが絶縁状態になるようセパレーターを介在させた状態
で所定の形状に巻回する巻回工程とにより製造するよう
にしてある。
【0009】本発明の二次電池製造装置は請求項2に記
載されているように正極シート状物送出機構と、正極電
極物質含有溶液を正極シート状物の両面に所定の間隔を
もって間欠的に塗布する正極電極物質塗工機構と、電
解、絶縁物質含有溶液を正極シート状物に塗布された正
極電極物質含有溶液上または正極シート状物に固着され
た正極電極物質上に連続的または所定の間隔をもって間
欠的に塗布する電解、絶縁物質塗工機構と、正極シート
状物の両面に塗布された正極電極物質含有溶液、電解、
絶縁物質含有溶液を同時または個別に加熱して正極電極
物質と電解、絶縁物質とを固着させる正極シート状物加
熱機構と、負極シート状物送出機構と、負極電極物質含
有溶液を負極シート状物の両面に所定の間隔をもって間
欠的に塗布する負極電極物質塗工機構と、電解、絶縁物
質含有溶液を負極シート状物に塗布された負極電極物質
含有溶液上または負極シート状物に固着された負極電極
物質上に連続的または所定の間隔をもって間欠的に塗布
する電解、絶縁物質塗工機構と、負極シート状物の両面
に塗布された負極電極物質含有溶液と電解、絶縁物質含
有溶液を同時または個別に加熱して負極電極物質と電
解、絶縁物質とを固着させる負極シート状物加熱機構
と、正極電極物質および電解、絶縁物質が固着された正
極シート状物と負極電極物質および電解、絶縁物質が固
着された負極シート状物とを絶縁状態で重ね合わせるた
めのセパレーターを供給するセパレーター送出機構と、
正極電極物質および電解、絶縁物質が固着された正極シ
ート状物とセパレーターと負極電極物質および電解、絶
縁物質が固着された負極シート状物とセパレーターとを
積層して所定の形状に巻回する巻回機構とを備えた構成
にしてある。
【0010】また、本発明の二次電池製造装置は請求項
3に記載されているような正極電極物質塗工機構、負極
電極物質塗工機構、電解、絶縁物質塗工機構がそれぞれ
溶液吐出用スリットを有するダイコータで形成されてい
る構成、請求項4に記載されているような正極電極物質
塗工機構と電解、絶縁物質塗工機構および負極電極物質
塗工機構と電解、絶縁物質塗工機構がそれぞれ二つの溶
液吐出用スリットを有するダイコータで形成されている
構成、請求項5に記載されているような正極シート状物
送出機構と正極電極物質塗工機構との間および負極シー
ト状物送出機構と負極電極物質塗工機構との間に集電用
タブ装着機構が設置されている構成にしてある。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明の二次電池製造装置
の一つであるリチウムイオンポリマー電池製造装置の構
成の1実施形態を示す概略図であって、リチウムイオン
ポリマー電池製造装置は帯状の集電体である正極シート
状物201を所定の速度で送出する正極シート状物送出
機構1と、正極電極物質含有溶液220を正極シート状
物201の両面の同一位置または所定長オフセットされ
た位置に所定の間隔をもって間欠的に塗布する正極電極
物質塗工機構2と、塗布された正極電極物質含有溶液2
20を熱風によって加熱して正極電極物質221を正極
シート状物201に浸透固着させる正極電極形成用加熱
機構3と、電解、絶縁物質含有溶液250を正極シート
状物201に固着された正極電極物質221上に連続的
に塗布する電解、絶縁物質塗工機構4と、電解、絶縁物
質含有溶液250を熱風によって加熱して溶媒を蒸発さ
せて電解、絶縁物質251を正極電極物質221上に固
着させる電解、絶縁物形成用加熱機構5と、帯状の集電
体である負極シート状物201を所定の速度で送出する
負極シート状物送出機構6と、負極電極物質含有溶液2
30を負極シート状物211の両面の同一位置または所
定長オフセットされた位置に所定の間隔をもって間欠的
に塗布する負極電極物質塗工機構7と、塗布された負極
電極物質含有溶液230を熱風によって加熱して負極電
極物質231を負極シート状物211に浸透固着させる
負極電極形成用加熱機構8と、電解、絶縁物質含有溶液
260を負極シート状物211に固着された負極電極物
質231上に連続的に塗布する電解、絶縁物質塗工機構
9と、電解、絶縁物質含有溶液260を熱風によって加
熱して溶媒を蒸発させて電解、絶縁物質261を負極電
極物質231上に固着させる電解、絶縁物形成用加熱機
構10と、正極電極物質221および電解、絶縁物質2
51が固着された正極シート状物203と負極電極物質
231および電解、絶縁物質261が固着された負極シ
ート状物213とを絶縁状態で重ね合わせるためのセパ
レーター271、281を供給する第1セパレーター送
出機構11および第2セパレーター送出機構12と、正
極電極物質221および電解、絶縁物質251が固着さ
れた正極シート状物203とセパレーター271と負極
電極物質231および電解、絶縁物質261が固着され
た負極シート状物213とセパレーター281とを積層
した状態で所定の形状(断面形状が矩形状、円形状等)
に巻回する巻回機構13とを備えた構成になっている。
【0012】上述の正極シート状物送出機構1には正極
タブ装着機構15が設置され、負極シート状物送出機構
6には負極タブ装着機構16が設置されている。
【0013】上述の正極シート状物送出機構1は集電体
である正極シート状物201の供給手段17と、原反ロ
ール200から引き出された正極シート状物201を案
内する第1ガイドローラ18、第2ガイドローラ19
と、該正極シート状物201を所定量貯留する第1アキ
ュームローラ20と、駆動用ローラ22とニップローラ
23を備え、正極シート状物201を所定の速度で正極
電極物質塗工機構2に向けて送る第1送り手段21と、
正極シート状物201を正極電極物質塗工機構2におけ
る塗工位置を走行させる位置決め用ローラ24、25と
により構成されている。
【0014】位置決め用ローラ25は一対のプレスロー
ラとして正極電極物質を加圧して圧縮する構成にするこ
とができる。
【0015】正極シート状物201の供給手段17は1
本のチャック軸26(例えば、圧空の供給によりコアの
内周面に爪等の可動部材を押圧させて該コアを支持する
エアーチャック機構)が軸受によって機枠14に設置さ
れているフレームに回転自在に取り付けられており、正
極シート状物巻き取りロール200を該チャック軸26
が貫通した状態で水平に支持するようになっている。該
チャック軸26はモータによって回転され所定の速度で
正極シート状物201が送り出されるようになってい
る。
【0016】該供給手段17はコアチャックの少なくと
も一方のコアチャックが軸心長手方向に移動すると共に
該コアチャックがフレームに回転自在に取り付けられ、
正極シート状物巻き取りロール200を該コアチャック
によって両側から水平な状態で支持するようになってい
るものを使用することができる。第1アキュームローラ
20はローラが軸受によって機枠14に回動自在に設置
された回動アームまたは機枠に設けられたガイドに沿っ
て略垂直方向に移動可能なスライダーに取り付けられ、
正極タブ装着機構15が作動する際、供給手段17から
の正極シート状物201の送り出しが停止された時に、
該正極タブ装着機構15より川下側に位置する正極シー
ト状物201が連続して搬送できるようにするために充
分な量の正極シート状物201を貯留するようになって
いる。
【0017】第1送り手段21は駆動手段であるモータ
によって回転され、軸受によって共通の機枠14または
単独のフレームに取り付けられた駆動用ローラ22と、
機枠14または単独のフレームに形成されたガイドに沿
って移動するように取り付けられた支持体(図示せず)
と、支持体に回転自在に取り付けられ、シリンダー、ス
プリング、ねじ軸等の押圧手段によって駆動用ローラ2
2に対して所定の力で押圧されるニップローラ23とに
より構成されている。
【0018】上述の第1ガイドローラ18、第2ガイド
ローラ19、位置決め用ローラ24、25は軸受(図示
せず)によって共通の機枠14または単独のフレームに
回転自在に取り付けられている。該位置決め用ローラ2
5は駆動用ローラとニップローラとにより構成するもの
あるいは一本の駆動ローラまたは回転自在ローラにより
構成するものを使用する。
【0019】正極電極物質塗工機構2は垂直方向に搬送
される正極シート状物201を挟んで吐出口27a、2
8aが対向するようにスリットダイコータ27、28が
設置され、該スリットダイコータ27、28にそれぞれ
正極電極物質含有溶液220を貯留するタンク、送液用
のポンプ、不純物を除去するフイルタ、管路を切り替え
るための電磁弁、循環用の管、送液用の管等を備えた塗
工液供給手段29、30が連結されている。
【0020】正極電極形成用加熱機構3は正極シート状
物201が垂直方向に下方から上方に向かって走行する
間に塗布された正極電極物質含有溶液220を加熱して
正極シート状物201の両面に浸透させて固着させる加
熱室34と仕切板32、33によって該加熱室34と分
離されて熱風が正極シート状物201の出入り口である
入口31a、出口31bから流出するのを防止するシー
ル室35、36とが形成された加熱箱本体31と、送風
用のフアンと加熱用空気、ガス等の気体を所定の温度に
加熱する加熱器と加熱された気体を加熱室34内に供給
するダクトとからなる熱風供給手段37と、排気用のフ
アン(図示せず)とシール室35、36を連結するダク
トとからなる排気手段38、39とを備えた構成になっ
ている。
【0021】該加熱室34には熱風を正極シート状物2
01の両面に向けて吹き出すためのノズルを適宜設置す
ることができる。
【0022】上述の排気手段38が作動すると入口31
aから外気が吸い込まれると共に仕切板32の開口部3
2aから加熱室34内の熱風が吸い込まれて排出され、
排気手段39が作動すると出口31bから外気が吸い込
まれると共に仕切板33の開口部33aから加熱室34
内の熱風が吸い込まれて排出される。そのため、加熱室
34内の熱風が加熱箱体31の入口31aおよび出口3
1bから流出するのを防止することができる。
【0023】電解、絶縁物質塗工機構4は正極電極物質
塗工機構2と同様に、正極電極物質251が固着されて
垂直方向に搬送される正極シート状物202を挟んで吐
出口40a、41aが対向するようにスリットダイコー
タ40、41が設置され、該スリットダイコータ40、
41にそれぞれ電解、絶縁物質含有溶液250を貯留す
るタンク、送液用のポンプ、不純物を除去するフイル
タ、管路を切り替えるための電磁弁、循環用の管、送液
用の管等を備えた塗工液供給手段42、43が連結され
ている。
【0024】電解、絶縁物形成用加熱機構5は正極電極
形成用加熱機構3と同様に、正極電極物質221が固着
された正極シート状物202が垂直方向に下方から上方
に向かって走行する間に塗布された電解、絶縁物質含有
溶液250を加熱して正極電極物質221上に電解、絶
縁物質251を固着させる加熱室47と仕切板45、4
6によって該加熱室47と分離されて熱風が正極シート
状物202の出入り口である入口44a、出口44bか
ら流出するのを防止するシール室48、49とが形成さ
れた加熱箱本体44と、送風用のフアンと加熱用空気、
ガス等の気体を所定の温度にする加熱器と加熱された気
体を加熱室47内に供給するダクトとからなる熱風供給
手段50と、排気用のフアン(図示せず)とシール室4
8、49とを連結するダクトとからなる排気手段51、
52とを備えた構成になっている。
【0025】負極シート状物送出機構6は上述の正極シ
ート状物送出機構1と同様に、正極シート状物201と
同様の集電体である負極シート状物211の供給手段5
3と、原反ロール210から引き出された負極シート状
物211を案内する第8ガイドローラ54、第9ガイド
ローラ55と、該負極シート状物211を所定量貯留す
る第3アキュームローラ56と、負極シート状物211
を所定の速度で負極電極物質塗工機構7に向けて送る第
2送り手段57と、負極シート状物211を負極電極物
質塗工機構7における塗工位置にたいして走行させる位
置決め用ローラ58、59とにより構成されている。
【0026】該位置決め用ローラ59は一対のプレスロ
ーラとして負極電極物質を加圧して圧縮する構成にする
ことができる。
【0027】負極シート状物211の供給手段53は供
給手段17と同様に、チャック軸60が軸受によってフ
レームに回転自在に取り付けられ、水平な状態で支持さ
れたロール210を回転させて負極シート状物211を
所定の速度で送り出すようになっている。
【0028】上述の正極シート状物送出機構1の供給手
段17と負極シート状物送出機構6の供給手段53とを
多軸切り替え型とすると共に自動スプライス機構を設置
して正極電極シート状物201と負極シート状物211
をそれぞれ順次接続して送出する構成にすることができ
る。
【0029】第3アキュームローラ56は第1アキュー
ムローラ20と同様に、負極タブ装着16が作動する
際、供給手段53からの負極シート状物211の送り出
しが停止された時に、該負極タブ装着16から川下側に
位置する負極シート状物211が連続して搬送できるよ
うにするために充分な量の負極シート状物211を貯留
するようになっている。
【0030】第2送り手段57は第1送り手段21と同
様の構成になっており、負極電極物質塗工機構7に向か
って負極シート状物211を送り出すようになってい
る。
【0031】負極電極物質塗工機構7は、上述の正極電
極物質塗工機構2と同様に、一対のスリットダイコータ
61、62と、各スリットダイコータ61、62に連結
され、負極電極物質含有溶液230を該各スリットダイ
コータ61、62に間欠的に供給する塗工液供給手段6
3、64とにより構成されている。
【0032】負極電極形成用加熱機構7は正極電極形成
用加熱機構3と同様に、負極シート状物211が垂直方
向に下方から上方に向かって走行する間に該負極シート
状物211の両面に間欠的に塗布された負極電極物質含
有溶液230を加熱して負極シート状物211の両面に
浸透させて固着させる加熱室68と、仕切板66、67
によって該加熱室68と分離されて熱風が負極シート状
物211の出入り口である入口65a、出口65bから
流出するのを防止するシール室69、70とが形成され
た加熱箱本体65と、送風用のフアンと加熱用空気、ガ
ス等の気体を所定の温度にする加熱器と加熱された気体
を加熱室68内に供給するダクトとからなる熱風供給手
段71と、排気用のフアン(図示せず)とシール室6
9、70を連結するダクトとからなる排気手段72、7
3とを備えた構成になっている。
【0033】電解、絶縁物質塗工機構9は電解、絶縁物
質塗工機構4と同様に、負極電極物質231が固着さ
れ、垂直方向に搬送される負極シート状物212を挟ん
で一対のスリットダイコータ74、75が設置され、該
スリットダイコータ74、75に塗工液供給手段76、
77が連結された構成になっている。
【0034】電解、絶縁物形成用加熱機構10は電解、
絶縁物形成用加熱機構5と同様に、負極電極物質231
が固着された負極シート状物212が垂直方向に下方か
ら上方に向かって走行する間に塗布された電解、絶縁物
質含有溶液260を加熱して負極電極物質231上に電
解、絶縁物質261とを固着させる加熱室81と仕切板
79、80によって該加熱室81と分離されて熱風が負
極シート状物211の出入り口である入口78a、出口
78bから流出するのを防止するシール室82、83と
が形成された加熱箱本体78と、送風用のフアンと加熱
用空気、ガス等の気体を所定の温度にする加熱器と加熱
された気体を加熱室81内に供給するダクトとからなる
熱風供給手段84と、排気用のフアン(図示せず)とシ
ール室82、83を連結するダクトとからなる排気手段
85、86とを備えた構成になっている。
【0035】上述の第1セパレーター送出機構11はセ
パレーター巻き取りリール270を保持するリール支持
手段105と、リール270から送り出された絶縁用の
セパレーター271を案内するガイドローラ106、1
07とにより構成されている。該リール支持手段105
は駆動手段(図示せず)によって回転されるチャック軸
(エアーチャック)が軸受によって機枠14に設置され
たフレームに回転自在に取り付けられており、セパレー
ター巻き取りリール270を該チャック軸が貫通した状
態で水平に支持するようになっている。
【0036】第2セパレーター送出機構12は機枠14
に設置され、第1セパレーター送出機構11と同様にセ
パレーター巻き取りリール280を保持するリール支持
手段108と、リール280から送り出された絶縁用の
セパレーター281を案内するガイドローラ109、1
10とにより構成されている。該リール支持手段108
はリール支持手段105と同様の構成であり、セパレー
ター巻き取りリール280を該チャック軸が貫通した状
態で水平に支持するようになっている。
【0037】該第1セパレーター送出機構11と第2セ
パレーター送出機構12は多軸切り替え型とすると共に
自動スプライス機構を設置してセパレーター271、2
81を順次接続して送出する構成にすることができる。
【0038】巻回機構13は正極電極物質221および
電解、絶縁物質251が固着された正極シート状物20
3と、セパレーター271と、負極電極物質231およ
び電解、絶縁物質261が固着された負極シート状物2
13と、セパレーター281とを一体物状に積層するた
めのニップ手段87と、積層された正極シート状物20
3、セパレーター271、負極シート状物213、セパ
レーター281を所定の形状に巻回するための巻回手段
88とにより構成されている。
【0039】該ニップ手段87は軸受(図示せず)によ
って機枠14に回転自在に支持され駆動手段であるモー
タ(図示せず)によって所定の速度で回転される駆動用
ローラ89と、機枠14に形成されたガイドまたは機枠
14に装着されたブラケットに形成されたガイドに沿っ
て移動する可動部材に回転自在に取り付けられたニップ
ローラ90と、ニップローラ90を駆動用ローラ89に
所定の力で押圧されるように該可動部材を移動させる流
体シリンダー、スプリング、ねじ軸等の押圧手段(図示
せず)とにより構成されている。
【0040】巻回手段88は機枠に回転自在に支持さ
れ、モータによって回動されるターレット部材91と、
該ターレット部材91に回転自在に取り付けられた巻心
軸92(92-1、92-2)と、該巻心軸92を所定の速
度で所定回数回転させるモータ(図示せず)とを備えた
構成になっている。
【0041】該巻心軸92(92-1、92-2)は連続的
に搬送される正極シート状物203、負極シート状物2
13、セパレーター271、281の積層物を順次所定
の形状(断面形状が長方形、正方形、円形等)に巻回す
る位置と、巻回された製品(電池)を取り出す位置の少
なくとも二箇所に設置するのが好ましいが、生産量が少
ない場合は巻心軸92を一個所にすることができる。
【0042】また、巻回手段88における巻回位置の近
傍には正極シート状物203と負極シート状物213を
巻回に必要とする所定の長にそれぞれ切断する切断手段
(図示せず)と、巻回の終了したセパレーター271、
281を切断するための切断手段(図示せず)が設置さ
れていると共に、製品の取り出し位置の近傍には巻回さ
れた積層物の端部を巻回物の外周面に固定するための固
定用粘着テープ310を貼着するための固定用粘着テー
プ貼着手段(図示せず)が設置されている。
【0043】上述の電解、絶縁物形成用加熱機構5と巻
回機構13との間には電解、絶縁物形成用加熱機構5か
ら送出された正極シート状物203を水平方向に走行さ
せるための第3ガイドローラ93と、該正極シート状物
203を垂直方向の下方に向かって走行させるための第
4ガイドローラ94と、垂直方向の上方に向かって走行
してきた正極シート状物203を水平方向に走行させる
ための第5ガイドローラ95と、該正極シート状物20
3を垂直方向の下方に向かって走行させるための第6ガ
イドローラ96と、正極シート状物203を巻回機構1
3のニップ手段89に向かって走行させるための第7ガ
イドローラ97とが設置されていると共に第4ガイドロ
ーラ94と第5ガイドローラ95との間に第2アキュー
ムローラ98が設置されている。
【0044】該第2アキュームローラ98は第1アキュ
ームローラ20と同様の構成であり、ローラが略垂直方
向に移動して巻回機構13における巻回手段88のター
レット部材91が回動して巻心軸92-1が巻回位置から
取り出し位置に、巻心軸92-2が取り出し位置から巻回
位置に移動されて該巻心軸92-2による巻回が開始され
るまでの間電解、絶縁物形成用加熱機構5から送出され
てくる正極シート状物203を貯留するようになってい
る。
【0045】上述の電解、絶縁物形成用加熱機構10と
巻回機構13の間には電解、絶縁物形成用加熱機構10
から送出された負極シート状物213を水平方向に走行
させるための第10ガイドローラ99と、該負極シート
状物213を垂直方向の下方に向かって走行させるため
の第11ガイドローラ100と、垂直方向の上方に向か
って走行してきた負極シート状物213を水平方向に走
行させるための第12ガイドローラ101と、該負極シ
ート状物213を垂直方向の下方に向かって走行させる
ための第13ガイドローラ102と、負極シート状物2
13を巻回機構13のニップ手段87に向かって走行さ
せるための第14ガイドローラ101とが設置されてい
ると共に第11ガイドローラ98と第12ガイドローラ
101との間には第4アキュームローラ104が設置さ
れている。
【0046】該第4アキュームローラ104は第3アキ
ュームローラ56と同様の構成であり、ローラが略垂直
方向に移動して巻回機構13における巻回手段88のタ
ーレット部材91が回動して巻心軸92が巻回位置から
取り出し位置に、巻心軸92が取り出し位置から巻回位
置に移動されて該巻心軸による巻回が開始されるまでの
間電解、絶縁物形成用加熱機構10から送出されてくる
負極電極シート状物213を貯留するようになってい
る。
【0047】上述の第1アキュームローラ20、第2ア
キュームローラ98、第3アキュームローラ56、第4
アキュームローラ104はローラが水平方向に移動する
構成にすることができる。
【0048】上述の正極タブ装着機構15は集電用の正
極タブ290のシート状物が巻き取られたリールを回転
自在に支持するタブ供給用リール支持手段と、正極タブ
290に保護粘着テープを貼着あるいは巻き付ける手段
と、正極タブ290を所定長さに切断する手段と、正極
タブ290を正極シート状物201の正極電極が形成さ
れていない所定位置に融着させる超音波融着手段とによ
り構成されており、第1ガイドローラ18と第2ガイド
ローラ19との間に設置されている。
【0049】負極タブ装着機構16は正極タブ装着機構
15と同様に集電用の負極タブ300のシート状物が巻
き取られたリールを回転自在に支持するタブ供給用リー
ル支持手段と、負極タブ300に保護粘着テープを貼着
あるいは巻き付ける手段と、負極タブ300を所定長さ
に切断する手段と、負極タブ300を負極シート状物2
11の負極電極が形成されていない所定位置に融着させ
る超音波融着手段とにより構成されており、第8ガイド
ローラ54と第9ガイドローラ55との間に設置されて
いる。
【0050】正極タブ290が取り付けられた正極シー
ト状物201、負極タブ300が取り付けられた負極シ
ート状物211を使用する場合は正極タブ装着機構1
5、第1ガイドローラ18、第2ガイドローラ19、第
1アキュームローラ20、負極タブ装着機構16、第8
ガイドローラ54と第9ガイドローラ55の設置を省略
する。
【0051】上述の各ガイドローラおよびアキュームロ
ーラ等のローラ類はローラが軸受によって片持ちの状態
で機枠14に回転自在に取り付けられ、各シート状物の
移動によって回転される構成になっている。
【0052】また、第1ガイドローラ18、第8ガイド
ローラ54、位置決め用ガイドローラ24、25、5
8、59、第7ガイドローラ97、第14ガイドローラ
103部には張力検出手段、蛇行量検出手段、正極電極
物質、負極電極物質、電解、絶縁物質の塗布位置検出手
段の内の少なくとも一つの手段が設置されている。該ロ
ーラに設置された張力検出手段、蛇行量検出手段、正極
電極物質、負極電極物質、電解、絶縁物質塗布位置検出
手段によって正極シート状物202における正極電極物
質221、電解、絶縁物質251と負極シート状物21
2における負極電極物質231、電解、絶縁物質261
との位置が一致するように第1送り手段21による正極
シート状物201の搬送速度、正極電極物質塗工機構2
による塗布間隔および第2送り手段57による負極シー
ト状物211の搬送速度、負極電極物質塗工機構7によ
る塗布間隔ならびに蛇行修正等の制御が行われるように
なっている。
【0053】上述の正極シート状物送出機構1と負極シ
ート状物送出機構6の送出速度制御、第1セパレーター
送出機構11と第2セパレーター送出機構12の送出速
度制御および送出と停止の切り替えタイミング制御、巻
回機構13におけるニップ手段87と巻回手段88の回
転速度制御および巻回手段88の切り替えタイミング制
御、正極電極物質塗工機構2、電解、絶縁物質塗布機構
4、負極電極物質塗工機構7、電解、絶縁物質塗布機構
9の塗布量、塗布長さ(塗布間隔)等の制御は設定値入
力機能、記憶機能、比較演算機能、動作指令出力機能等
を備えた制御装置(図示せず)により行うようになって
いる。
【0054】上述の電池製造装置は巻回機構13を挟ん
で一方に正極シート状物送出機構1と正極電極物質塗工
機構2と正極電極形成用加熱機構3と電解、絶縁物質塗
工機構4と電解、絶縁物形成用加熱機構5と正極タブ装
着機構15とが配設され、他方に負極シート状物送出機
構6と負極電極物質塗工機構7と負極電極形成用加熱機
構8と電解、絶縁物質塗工機構9と電解、絶縁物形成用
加熱機構10と負極タブ装着機構16とが配設されてい
るが、該機構の設置位置が限定されないことは言うまで
もない。
【0055】上述のリチウムイオンポリマー電池製造装
置によってリチウムイオンポリマー電池を製造する場合
は予め集電体である正極シート状物201が巻き取られ
たロール200を正極シート状物供給機構1のチャック
軸26に支持せしめると共に負極シート状物211が巻
き取られたロール210を負極シート状物供給機構6の
チャック軸60に支持せしめると共に第1セパレーター
送出機構11のリール支持手段105および第2セパレ
ーター送出機構12のリール支持手段108にそれぞれ
セパレーター巻き取りリール270、280を支持せし
める。
【0056】また、正極電極物質塗工機構2の塗布液供
給手段29、30に正極電極物質含有溶液220(正極
活物質、導電材、結着材、分散材等を含有する溶液)を
貯留すると共に電解、絶縁物質塗工機構4の塗布液供給
手段42、43に電解、絶縁物質含有溶液250(電解
物質と絶縁物質とを含有する溶液)を貯留し、負極電極
物質塗工機構7の塗布液供給手段63、64に負極電極
物質含有溶液230を貯留すると共に電解、絶縁物質塗
工機構9の塗布液供給手段76、77に電解、絶縁物質
含有溶液260貯留する。該電解、絶縁物質含有溶液2
50、260は電解物質と絶縁物質とが溶媒等に含有さ
れておれば良く、電解物質および絶縁物質の種類、含有
量、溶液の種類等について限定されないことは言うまで
もない。
【0057】また、該電解物質と絶縁物質とを含有する
溶液250、260に代えて電解物質と絶縁物質とのゲ
ル状物を使用することができ、加熱により液体状にして
塗布してもよい。
【0058】該原反ロール200および原反ロール21
0の集電材はステンレス鋼、ニッケル、チタン、銅、ア
ルミニウム等の箔あるいはパンチドメタル、エキスパン
ドメタルが好ましく、表面処理を施した材料を使用する
ことができる。
【0059】上述の正極電極物質含有溶液220を形成
する正極活性質としては遷移金属のリチウムリ酸化物で
あるマンガン酸リチウム(LiMn)、コバルト
酸リチウム(LiCoO)、ニッケル酸リチウム(L
iNiO)等が好ましい。また、負極電極状物含有溶
液230を形成する負極活物質としてはリチウムイオン
吸蔵能を示す炭素材料であるコークス系炭素、黒鉛系炭
素がより好ましい。
【0060】導電材としては電子伝導性の公知の物質で
あり、天然黒鉛、カーボンブラック、アセチレンブラッ
ク等が好ましい。
【0061】結着材としてはポリテトラフルオリレン
(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ヘ
キサフロロプロピレン(HFP)等の溶液あるいはこれ
等の共重合体溶液が好ましい。
【0062】分散材としては結着材が溶解可能な有機溶
媒が適切でありアセトン、メチルエチルケトン(ME
K)、テトラヒドロフラン(THF)、ジメチルホルム
アミド、ジメチルアセタアミド、テトラメチル尿素、リ
ン酸トリメチル、N―メチルピロリドン(NMP)等が
好ましい。
【0063】電解、絶縁物質含有溶液250、260を
形成する電解物質としては過塩素酸リチウム(LiCl
)、六フッ化リン酸リチウム(LiPF)、ホウ
四フッ化リチウム(LiBF)、六フッ化ヒ素リチウ
ム(LiAsF)、トリフルオロメタンスルホン酸リ
チウム(LiCFSO)等を使用し、溶媒(有機溶
媒)に溶解させる。
【0064】溶媒としてはポリエチレンカーボネート、
エチレンカーボネート、シメチルスルホキシド、ブチル
ラクトン、スルホン1、2シメトキエタン、テトロヒド
ロフラン、ジエチルカーボネート、メチルカーボネー
ト、ジメチルカーボネート等が好ましく、これ等の一種
または二種以上を混合して使用する。
【0065】上述の結着材のポリフッ化ビニリデン(P
VDF)は絶縁特性を有しているため、絶縁物質として
使用し、この場合、分散材としN―メチルピロリドンを
使用する。
【0066】また、正極タブ装着機構15に正極タブ2
90のリールを支持せしめると共に負極タブ装着機構1
6に負極タブ300のリールを支持せしめ、正極タブ2
90と負極タブ300を正極シート状物201、負極シ
ート状物211に融着できる状態にする。
【0067】原反ロール200における正極シート状物
201の先端部(引き出し側)および原反ロール210
における負極シート状物211の先端部(引き出し側)
に通し作業用の未処理シート部がそれぞれ設けられてい
る場合は該原反ロール200から未処理シート部を引き
出し、未処理シート部が形成されていない場合は各シー
ト状物の先端部にリードフイルムを貼り付けて第1ガイ
ドローラ18、第2ガイドローラ19、第1アキューム
ローラ20、第1送り出し手段21、位置決め用ローラ
24に掛け渡し、次いで、正極電極物質塗工機構2にお
けるスリットダイコータ27、28の間および正極電極
形成用加熱機構3の加熱箱本体31内、位置決め用ロー
ラ25に通し、さらに、電解、絶縁物質塗工機構4にお
けるスリットダイコータ40、41の間および電解、絶
縁物形成用加熱機構5の加熱箱本体44内に通して第3
ガイドローラ93、第4ガイドローラ94、第2アキュ
ームローラ98、第5ガイドローラ95、第6ガイドロ
ーラ96、第7ガイドローラ97に掛け渡して巻回機構
13のニップ手段87に挟持させる。
【0068】該操作が済むと、原反ロール210から未
処理シート部を引き出して第8ガイドローラ54、第9
ガイドローラ55、第3アキュームローラ56、第2送
り出し手段57、位置決め用ローラ58に掛け渡し、次
いで、負極電極物質塗工機構7におけるスリットダイ6
1、62の間および負極電極形成用加熱機構8の加熱箱
本体65内、位置決めローラ59を通し、さらに、電
解、絶縁物質塗工機構9におけるスリットダイコータ7
4、75の間および電解、絶縁物形成用加熱機構10の
加熱箱本体78内を通して第10ガイドローラ99、第
11ガイドローラ100、第4アキュームローラ10
4、第12ガイドローラ101、第13ガイドローラ1
02、第17ガイドローラ103に掛け渡して巻回機構
13のニップ手段87に挟持させる。
【0069】上述の操作において第1アキュームローラ
20、第2アキュームローラ98、第3アキュームロー
ラ56、第4アキュームローラ104にはそれぞれリウ
ムイオンポリマー電池の形成操作時に必要とする量のシ
ート状物を貯留せしめる。
【0070】上述の操作によって正極シート状物201
の未処理シート部と負極シート状物211の未処理シー
ト部の掛け渡しが済むと、巻回機構13における巻回手
段88の巻取位置にある巻心軸92に巻き付け、正極シ
ート状物送出機構1の供給部17、負極シート状物送出
機構6の供給部53および巻回機構13のニップ手段8
7と巻回手段88を作動させて巻き取る。
【0071】そして、正極シート状物201が正極タブ
装着機構15に搬送され予め設定された正極タブ取り付
け位置に来ると供給手段17が作動して正極シート状物
201の送出が停止するとほぼ同時に正極タブ装着機構
15が作動して正極タブ290が正極シート状物201
の所定位置に融着される。
【0072】該操作と同時に負極シート状物211が負
極タブ装着機構16に搬送され予め設定された負極タブ
取り付け位置に来ると供給手段53が作動して負極シー
ト状物211の送出が停止するとほぼ同時に負極タブ装
着機構16が作動して負極タブ300が負極シート状物
211の所定位置に融着される。
【0073】次いで、正極シート状物201が正極電極
物質塗工機構2の塗工位置に来ると共に負極電極シート
状物211が負極電極物質塗工機構7の塗工位置に来る
と、該正極電極物質塗工機構2の塗工液供給手段29、
30が作動して管路が切り替えられてスリットダイコー
タ27、28から正極電極物質含有溶液210が吐出さ
れて正極シート状物201の両面同一位置に所定の間隔
をもって塗布されると共に負極電極物質塗工機構7の塗
工液供給手段63、64が作動して管路が切り替えられ
てスリットダイコータ61、62から負極電極物質含有
溶液220が吐出されて負極シート状物211の両面同
一位置に所定の間隔をもって塗布される。
【0074】該正極シート状物201に対する正極電極
物質含有溶液220の塗布および負極シート状物211
に対する負極電極物質含有溶液230の塗布は、正極タ
ブ290、負極タブ300が固着されている部分を含む
所定長さ間を除いた箇所に行われる。
【0075】上述の正極電極物質含有溶液220が塗布
された正極シート状物201が正極電極形成用加熱機構
3に搬送されると熱風によって加熱され、分散材が蒸発
して正極電極物質221(正極活物質、導電材、結着
材)が正極シート状物201に浸透しかつ所定の厚さを
有する状態で固着される。
【0076】該操作と同時に負極電極物質含有溶液23
0が塗布された負極シート状物211が負極電極形成用
加熱機構8に搬送されると熱風によって加熱され、分散
材が蒸発して負極電極物質231(負極活物質、導電
材、結着材)が負極シート状物211に浸透しかつ所定
の厚さを有する状態で固着される。
【0077】上述の操作によって正極電極物質221が
固着された正極シート状物201および負極電極物質2
31が固着された負極シート状物211がそれぞれ位置
決め用ローラ25、59部に来ると該ローラによって加
圧されて高密度化されると共に厚さが均一化される。該
加圧によって体積エネルギー容量が向上される。
【0078】次いで、正極シート状物201が搬送され
て正極電極物質221の固着された箇所が所定の位置
に、負極シート状物211が搬送されて負極電極物質2
31の固着された箇所が所定の位置に来ると、電解、絶
縁物質塗工機構4の塗工液供給手段42、43が作動し
て管路が切り替えられてスリットダイコータ40、41
から電解、絶縁物質含有溶液250が吐出されて正極シ
ート状物201の周面および正極電極物質221と正極
シート状物201を覆うように連続して塗布されると共
に電解、絶縁物質塗工機構9の塗工液供給手段76、7
7が作動して管路が切り替えられてスリットダイコータ
74、75から電解、絶縁物質含有溶液260が吐出さ
れて負極シート状物211の周面および負極電極物質2
31と負極シート状物211を覆うように連続して塗布
される。
【0079】上述の電解、絶縁物質含有溶液250が塗
布された正極シート状物202が電解、絶縁物形成用加
熱機構5に搬送されると、電解、絶縁物質含有溶液25
0が所定の温度に昇温された熱風によって加熱され、分
散材が蒸発して電解、絶縁物質251が正極シート状物
201の周面および正極電極物質221と正極シート状
物201を覆うように固着される。
【0080】該操作と同時に電解、絶縁物質含有溶液2
60が塗布された負極シート状物212が電解、絶縁物
形成用加熱機構10に搬送されると、電解、絶縁物質含
有溶液260が所定の温度に昇温された熱風によって加
熱され、分散材が蒸発して電解、絶縁物質261が負極
シート状物211の周面および負極電極物質231と負
極シート状物211を覆うように固着される。
【0081】そして、電解、絶縁物質251、261の
固着操作の済んだ正極シート状物203と負極シート状
物213が巻回に必要な長さになるよう切断手段(図示
せず)によってそれぞれ切断された状態で巻回機構13
におけるニップ手段87部に搬送されると、第1セパレ
ーター送出機構11と第2セパレーター送出機構12が
作動してニップ手段87の近傍位置に保持されていたセ
パテーター271、281の先端部が送出される。
【0082】すると、正極シート状物203と負極シー
ト状物213との間にセパレーター271が位置し、負
極シート状物213の裏面にセパレーター281が位置
した状態でニップ手段87において正極電極物質221
部と負極電極物質231部とが一致した状態で積層挟持
されて巻回手段88の巻心軸92-1に送られて該巻心軸
92-1に巻回(把持)される。
【0083】そして、巻心軸92-1が予め設定された回
数回転されて所定の形状(断面が長方形等)になると、
ターレット部材91が回動して巻心軸92-1が取り出し
位置に移動すると共に巻心軸92-2が巻回位置に移動
し、巻心軸92-2に正極シート状物203、セパレータ
ー271、負極シート状物213、セパレーター281
の積層物が巻回される。
【0084】上述の切り替え操作により巻心軸92-1が
取り出し位置に移動すると切断手段(図示せず)が作動
して正極シート状物203、負極シート213を切断す
ると同時に固定用粘着テープ貼着手段(図示せず)が作
動して巻心軸92-1に巻回された積層物の外周面と切断
端部400aとに固定用粘着テープ310が貼着される
と、巻心軸92-1から図4、図5に示されるような形状
のリチウムイオンポリマー電池400を作業者あるいは
ドッフア機構等により取り出す。
【0085】該リチウムイオンポリマー電池400にお
ける正極タブ290、負極タブ300に対する保護用粘
着テープ320、330の貼着あるいは巻き付けは正極
タブ装着機構15、負極タブ装着機構16の部分におい
て正極タブ290、負極タブ300の融着操作の前また
は融着操作後に行う。
【0086】上述の操作によって正極シート状物20
3、負極シート213が切断され、先端部が92-2に巻
回されて巻心軸92-1の場合と同様操作によりリチウム
イオンポリマー電池400が形成される。
【0087】上述の正極シート状物201の両面同一位
置に対する正極電極物質含有溶液220の間欠塗布操
作、加熱による正極電極物質221の浸透固着操作と、
電解、絶縁物質含有溶液250の連続塗布操作、加熱に
よる電解、絶縁物質251の固着操作および負極シート
状物211の両面同一位置に対する負極電極物質含有溶
液230の間欠塗布操作、加熱による負極電極物質23
1の浸透固着操作と、電解、絶縁物質含有溶液260の
連続塗布操作、加熱による電解、絶縁物質261の固着
操作、正極シート状物203、セパレーター271、負
極シート状物213、セパレーター281をニップ手段
87において積層挟持された状態で巻回手段88の巻心
軸92-1に巻回せしめ所定の形状に形成し、巻心軸92
-1、92-2の切り替えを行う切り替え操作および巻回操
作を連続して行うことにより大幅に加工工程を省略する
ことができると共に、集電用タブが破損せずしかも電解
物質の注入斑、気泡等がほとんど発生しないリチウムイ
オンポリマー電池を効率良く製造することができる。ま
た、電解物質と共に塗布固着する絶縁物質と絶縁用のセ
パレーターとにより絶縁効果をより高めることができ
る。
【0088】本発明の二次電池製造装置は図6に示され
るような図1における正極電極物質塗工機構2と電解、
絶縁物質塗工機構4に代えて第1合同塗工機構120
が、正極電極形成用加熱機構3と電解、絶縁物形成用加
熱機構5に代えて第1合同加熱機構121が設置されて
いると共に負極電極物質塗工機構7と電解、絶縁物質塗
工機構9に代えて第2合同塗工機構122が、負極電極
形成用加熱機構8と電解、絶縁物形成用加熱機構10に
代えて第2合同加熱機構123が設置され、それ以外の
正極シート状物供給機構1、負極シート状物供給機構
6、巻回機構13等は図1の二次電池製造装置の構成と
同一の構成にすることができる。
【0089】第1合同塗工機構120は正極電極物質含
有溶液220の吐出口が川上側に、電解、絶縁物質含有
溶液250の吐出口が川下側に位置するよう隣会わせに
設けられたスリットダイコータ124、125が正極シ
ート状物201を挟んで各吐出口が対向するように設置
され、それぞれ正極電極物質含有溶液220を貯留する
タンク、送液用のポンプ、不純物を除去するフイルタ、
管路を切り替えるための電磁弁、循環用の管、送液用の
管等を備えた塗工液供給手段126、127と、電解、
絶縁物質含有溶液250を貯留するタンク、送液用のポ
ンプ、不純物を除去するフイルタ、管路を切り替えるた
めの電磁弁、循環用の管、送液用の管等を備えた塗工液
供給手段128、129とが連結されている。
【0090】第1合同加熱機構121は図1における正
極電極形成用加熱機構3あるいは電解、絶縁物形成用加
熱機構5と同様に正極電極物質含有溶液220を加熱し
て正極電極物質221を正極シート状物201に浸透固
着させると共に電解、絶縁物質含有溶液250を加熱し
て電解、絶縁物質を固着させる加熱室133と、仕切板
131、132によって分離されて熱風が正極シート状
物201の出入り口である入口130a、出口130b
から流失するのを防止するシール室134、135とが
形成された加熱箱体130と、送風用のフアンと加熱用
空気、ガス等の気体を所定の温度にする加熱器と加熱さ
れた気体を加熱室133内に供給するダクトとを有する
熱風供給手段136と、排気用のフアン(図示せず)と
シール室134、135を連結するダクト等を有する排
気手段137、138とを備えた構成になっている。
【0091】該加熱室133には熱風を正極シート状物
の両面に向けて吹き出すためのノズルを適宜設置するこ
とができる。
【0092】上述の排気手段137が作動すると入口1
30aから外気が吸い込まれると共に仕切板131の入
口131aから加熱室133内の熱風が吸い込まれて排
気され、排気手段138が作動すると出口130bから
外気が吸い込まれると共に仕切板132の開口部132
aから加熱室133内の熱風が吸い込まれて排気され
る。
【0093】第2合同塗工機構122は負極電極物質含
有溶液230の吐出口が川上側に、電解、絶縁物質含有
溶液260の吐出口が川下側に位置するよう隣会わせに
設けられたスリットダイコータ139、140が負極シ
ート状物211を挟んで各吐出口が対向するように設置
され、それぞれ負極電極物質含有溶液230を貯留する
タンク、送液用のポンプ、不純物を除去するフイルタ、
管路を切り替えるための電磁弁、循環用の管、送液用の
管等を備えた塗工液供給手段141、142と、電解、
絶縁物質含有溶液260を貯留するタンク、送液用のポ
ンプ、不純物を除去するフイルタ、管路を切り替えるた
めの電磁弁、循環用の管、送液用の管等を備えた塗工液
供給手段144、145とが連結されている。
【0094】上述の第1合同塗工機構120によって正
極電極物質含有溶液220を所定の間隔をもって間欠的
に塗布すると共に電解、絶縁物質含有溶液250を連続
的に塗布し、第2合同塗工機構122において負極電極
物質含有溶液230を所定の間隔をもって間欠的に塗布
すると共に電解、絶縁物質含有溶液260を連続的に塗
布する。
【0095】第2合同加熱機構123は第1合同加熱機
構121と同様に負極電極物質含有溶液230を加熱し
て負極電極物質231を負極シート状物211に浸透固
着させると共に電解、絶縁物質含有溶液260を加熱し
て電解、絶縁物質を固着させる加熱室149と、仕切板
147、148によって分離されて熱風が負極シート状
物201の出入り口である入口146a、出口146b
から流失するのを防止するシール室150、151とが
形成された加熱箱体146と、送風用のフアンと加熱用
空気、ガス等の気体を所定の温度にする加熱器と加熱さ
れた気体を加熱室149内に供給するダクトとを有する
熱風供給手段152と、排気用のフアン(図示せず)と
シール室150、151を連結するダクト等を有する排
気手段153、154とを備えた構成になっている。
【0096】上述の第1合同加熱機構121および第2
合同加熱機構123の加熱室には正極電極物質含有溶液
220および負極電極物質含有溶液230が電解、絶縁
物質含有溶液250、260より速くあるいは少なくと
も同時に正極シート状物201、負極シート状物211
に浸透固着するよう遠赤外線ヒータ等を設置するのが好
ましい。
【0097】本発明における正極シート状物加熱機構は
図1に示される正極電極形成用加熱機構3によって正極
電極物質含有溶液220を加熱し、電解、絶縁物形成用
加熱機構5によって電解、絶縁物質含有溶液250を加
熱する構成あるいは図6に示される第1合同加熱機構1
21のような正極電極物質含有溶液220と電解、絶縁
物質含有溶液250とを同じ加熱機構によって加熱する
構成を含むものであり、負極シート状物加熱機構は図1
に示される負極電極形成用加熱機構8によって正極電極
物質含有溶液230を加熱し、電解、絶縁物形成用加熱
機構10によって電解、絶縁物質含有溶液260を加熱
する構成あるいは図6に示される第2合同加熱機構12
3のような正極電極物質含有溶液230と電解、絶縁物
質含有溶液260とを同じ加熱機構によって加熱する構
成を含むものであってその構成の詳細は特に限定されな
いものである。
【0098】本発明の二次電池製造装置の構成は図1、
図6に示される構成に限定されないと共に該製造装置に
よって製造することができる二次電池の構成は図4、図
5に示される構成等に限定されないことは言うまでもな
い。
【0099】上述の実施態様においては集電体である正
極シート状物201に対して正極電極物質含有溶液22
0と電解、絶縁物質含有溶液250を塗布すると共に、
負極シート状物211に対して負極電極物質含有溶液2
30と電解、絶縁物質含有溶液260を塗布するように
なっているが、正極電極物質と電解、絶縁物質あるいは
負極電極物質と電解、絶縁物質をそれぞれ一つの溶液に
混合された状態にして正極シート状物201と負極シー
ト状物211とにそれぞれ連続的に塗布する構成にする
ことは可能である。
【0100】また、電解、絶縁物質含有溶液250、2
60は二次電池の形状、容量等によって所定の間隔をも
って間欠的に塗布するかあるいは連続的に塗布する。
【0101】
【発明の効果】本発明の二次電池製造方法は請求項1に
記載されているように正極電極物質含有溶液を正極シー
ト状物の両面に所定の間隔をもって間欠的に塗布する正
極電極物質塗工工程と、電解、絶縁物質含有溶液を正極
シート状物に塗布された正極電極物質含有溶液上または
正極シート状物に固着された正極電極物質上に連続的ま
たは所定の間隔をもって間欠的に塗布する電解、絶縁物
質塗工工程と、正極シート状物の両面に塗布された正極
電極物質含有溶液および電解、絶縁物質含有溶液を同時
または個別に加熱して正極シート状物上に正極電極物質
と電解、絶縁物質とを固着させる正極シート状物加熱工
程と、負極電極物質含有溶液を負極シート状物の両面に
所定の間隔をもって間欠的に塗布する負極電極物質塗工
工程と、電解、絶縁物質含有溶液を負極シート状物に塗
布された負極電極物質含有溶液上または負極シート状物
に固着された負極電極物質上に連続的または所定の間隔
をもって間欠的に塗布する電解、絶縁物質塗工工程と、
負極シート状物の両面に塗布された負極電極物質含有溶
液および電解、絶縁物質含有溶液を同時または個別に加
熱して負極シート状物上に負極電極物質と電解、絶縁物
質とを固着させる負極シート状物加熱工程と、正極電極
物質および電解、絶縁物質が固着された正極シート状物
と負極電極物質および電解、絶縁物質が固着された負極
シート状物とが絶縁状態になるようセパレーターを介在
させた状態で所定の形状に巻回する巻回工程とにより製
造するようにしているため、電解物質の注入斑、気泡等
が生ぜず不良品が発生するのを防止することができる。
また、加工工程を大幅に減少させることができ生産効率
を大幅に向上させることができると共に製造コストを低
減させることができる。さらに、正極シート状物および
負極シート状物に固着された絶縁物質とセパレーターに
よってより確実に絶縁状態を維持させることができる。
【0102】本発明の二次電池製造装置は請求項2に記
載されているように正極シート状物送出機構と、正極電
極物質含有溶液を正極シート状物の両面に所定の間隔を
もって間欠的に塗布する正極電極物質塗工機構と、電
解、絶縁物質含有溶液を正極シート状物に塗布された正
極電極物質含有溶液上または正極シート状物に固着され
た正極電極物質上に連続的または所定の間隔をもって間
欠的に塗布する電解、絶縁物質塗工機構と、正極シート
状物の両面に塗布された正極電極物質含有溶液、電解、
絶縁物質含有溶液を同時または個別に加熱して正極電極
物質と電解、絶縁物質とを固着させる正極シート状物加
熱機構と、負極シート状物送出機構と、負極電極物質含
有溶液を負極シート状物の両面に所定の間隔をもって間
欠的に塗布する負極電極物質塗工機構と、電解、絶縁物
質含有溶液を負極シート状物に塗布された負極電極物質
含有溶液上または負極シート状物に固着された負極電極
物質上に連続的または所定の間隔をもって間欠的に塗布
する電解、絶縁物質塗工機構と、負極シート状物の両面
に塗布された負極電極物質含有溶液と電解、絶縁物質含
有溶液を同時または個別に加熱して負極電極物質と電
解、絶縁物質とを固着させる負極シート状物加熱機構
と、正極電極物質および電解、絶縁物質が固着された正
極シート状物と負極電極物質および電解、絶縁物質が固
着された負極シート状物とを絶縁状態で重ね合わせるた
めのセパレーターを供給するセパレーター送出機構と、
正極電極物質および電解、絶縁物質が固着された正極シ
ート状物とサパレーターと負極電極物質および電解、絶
縁物質が固着された負極シート状物とサパレーターとを
積層した状態で所定の形状に巻回する巻回機構とを備え
た構成にしているため、電解物質の注入斑、気泡等が発
生しない製品を効率よく確実に製造することができると
共に加工工程の減少によって製造装置全体をコンパクト
にすることができると共に装置コストを低減させること
ができる。また、絶縁物質が固着された正極シート状物
および負極シート状物の間にセパレーターを介在させる
ようになっているため、より確実に絶縁状態を維持させ
ることができる。
【0103】また、本発明の二次電池製造装置は請求項
3に記載されているような正極電極物質塗工機構、負極
電極物質塗工機構、電解、絶縁物質塗工機構がそれぞれ
溶液吐出用スリットを有するダイコータで形成されてい
る構成にすると、各溶液を所定の位置に正確に塗布する
ことができ、請求項4に記載されているような正極電極
物質塗工機構と電解、絶縁物質塗工機構および負極電極
物質塗工機構と電解、絶縁物質塗工機構がそれぞれ二つ
の溶液吐出用スリットを有するダイコータで形成されて
いる構成にすると、塗工機構をコンパクトにすることが
でき、請求項5に記載されているような正極シート状物
送出機構と正極電極物質塗工機構との間および負極シー
ト状物送出機構と負極電極物質塗工機構との間に集電用
タブ装着機構が設置されている構成にすると、正極シー
ト状物および負極シート状物の所定位置に集電用タブを
形成することができると共に正極シート状物および負極
シート状物の搬送操作、装着操作時に集電用タブが破損
するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の二次電池装置の一つであるリチウムイ
オンポリマー電池製造装置の構成の1実施形態を示す概
略図である。
【図2】正極シート状物に正極電極物質と電解物質、絶
縁物質とが固着された状態を示す概略ずである。
【図3】図2のI−I矢視図である。
【図4】本発明のリチウムイオンポリマー電池の構成を
示す概略正面図である。
【図5】図2の概略側面図である。
【図6】本発明の二次電池装置の一つであるリチウムイ
オンポリマー電池製造装置の構成の他の実施形態を示す
概略図である。
【図7】図6におけるダイコータの溶液吐出部の詳細を
示す概略断面図である。
【符号の説明】
1 正極シート状物送出機構 2 正極電極物質塗工機構 3 正極電極物形成用加熱機構 4 電解、絶縁物質塗工機構 5 電解、絶縁物形成用加熱機構 6 負極シート状物送出機構 7 負極電極物質塗工機構 8 負極電極物形成用加熱機構 9 電解、絶縁物質塗工機構 10 電解、絶縁物形成用加熱機構 11 第1セパレーター送出機構 12 第2セパレーター送出機構 13 巻回機構 14 機枠 15 正極ダブ装着機構 16 負極ダブ装着機構 17、53 供給手段 18 第1ガイドローラ 19 第2ガイドローラ 20 第1アキュームローラ 21 第1送り手段 22、89 駆動用ローラ 23、90 ニップローラ 24、25、58、59 位置決め用ローラ 26、60 チャック軸 27、28、40、41、63、64、74、75、1
24、125、139、140 スリットダイコータ 29、30、42、43、63、64、76、77、1
26、127、128、129、141、142、14
4、145 塗工液供給手段 31、44、65、78、130、146 加熱箱本体 32、33、45、46、66、67、79、80、1
31、132、147、148 仕切板 34、47、68、81、133、149 加熱室 35、36、48、49、69、70、82、83、1
34、135、150、151 シール室 37、50、71、84、136、152 熱風供給手
段 38、39、51、52、72、73、85、86、1
37、138、153、154 排気手段 54 第8ガイドローラ 55 第9ガイドローラ 56 第3アキュームローラ 57 第2送り手段 87 ニップ手段 88 巻回手段 91 ターレット部材 92、92-1、92-2 巻心軸 93 第3ガイドローラ 94 第4ガイドローラ 95 第5ガイドローラ 96 第6ガイドローラ 97 第7ガイドローラ 98 第2アキュームローラ 99 第10ガイドローラ 100 第11ガイドローラ 101 第12ガイドローラ 102 第13ガイドローラ 103 第14ガイドローラ 104 第4アキュームローラ
フロントページの続き Fターム(参考) 5H028 BB05 BB07 BB17 BB18 BB19 CC08 CC12 5H050 AA19 BA08 BA17 CA08 CA09 CB08 CB09 FA05 GA02 GA04 GA07 GA09 GA29 GA30

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正極電極物質含有溶液を正極シート状物
    の両面に所定の間隔をもって間欠的に塗布する正極電極
    物質塗工工程と、電解、絶縁物質含有溶液を正極シート
    状物に塗布された正極電極物質含有溶液上または正極シ
    ート状物に固着された正極電極物質上に連続的または所
    定の間隔をもって間欠的に塗布する電解、絶縁物質塗工
    工程と、正極シート状物の両面に塗布された正極電極物
    質含有溶液および電解、絶縁物質含有溶液を同時または
    個別に加熱して正極シート状物上に正極電極物質と電
    解、絶縁物質とを固着させる正極シート状物加熱工程
    と、負極電極物質含有溶液を負極シート状物の両面に所
    定の間隔をもって間欠的に塗布する負極電極物質塗工工
    程と、電解、絶縁物質含有溶液を負極シート状物に塗布
    された負極電極物質含有溶液上または負極シート状物に
    固着された負極電極物質上に連続的または所定の間隔を
    もって間欠的に塗布する電解、絶縁物質塗工工程と、負
    極シート状物の両面に塗布された負極電極物質含有溶液
    および電解、絶縁物質含有溶液を同時または個別に加熱
    して負極シート状物上に負極電極物質と電解、絶縁物質
    とを固着させる負極シート状物加熱工程と、正極電極物
    質および電解物質、絶縁物質が固着された正極シート状
    物と負極電極物質および電解、絶縁物質が固着された負
    極シート状物とが絶縁状態になるようにセパレーターを
    介在させた状態で所定の形状に巻回する巻回工程とを包
    含していることを特徴とする二次電池製造方法。
  2. 【請求項2】 正極シート状物送出機構と、正極電極物
    質含有溶液を正極シート状物の両面に所定の間隔をもっ
    て間欠的に塗布する正極電極物質塗工機構と、電解、絶
    縁物質含有溶液を正極シート状物に塗布された正極電極
    物質含有溶液上または正極シート状物に固着された正極
    電極物質上に連続的または所定の間隔をもって間欠的に
    塗布する電解、絶縁物質塗工機構と、正極シート状物の
    両面に塗布された正極電極物質含有溶液、電解、絶縁物
    質含有溶液を加熱して正極電極物質と電解、絶縁物質と
    を同時または個別に固着させる正極シート状物加熱機構
    と、負極シート状物送出機構と、負極電極物質含有溶液
    を負極シート状物の両面に所定の間隔をもって間欠的に
    塗布する負極電極物質塗工機構と、電解、絶縁物質含有
    溶液を負極シート状物に塗布された負極電極物質含有溶
    液上または負極シート状物に固着された負極電極物質上
    に連続的または所定の間隔をもって間欠的に塗布する電
    解、絶縁物質塗工機構と、負極シート状物の両面に塗布
    された負極電極物質含有溶液と電解、絶縁物質含有溶液
    を加熱して負極電極物質と電解、絶縁物質とを同時また
    は個別に固着させる負極シート状物加熱機構と、正極電
    極物質および電解物質、絶縁物質が固着された正極シー
    ト状物と負極電極物質および電解、絶縁物質が固着され
    た負極シート状物とを絶縁状態で重ね合わせるためのセ
    パレーターをするセパレーター送出機構と、正極電極物
    質および電解、絶縁物質が固着された正極シート状物と
    セパレーターと負極電極物質および電解、絶縁物質が固
    着された負極シート状物とセパレーターとを積層した状
    態で所定の形状に巻回する巻回機構とを備えていること
    を特徴とする二次電池製造装置。
  3. 【請求項3】 正極電極物質塗工機構、負極電極物質塗
    工機構、電解、絶縁物質塗工機構がそれぞれ溶液吐出用
    スリットを有するダイコータで形成されていることを特
    徴とする請求項2に記載の二次電池製造装置。
  4. 【請求項4】 正極電極物質塗工機構と電解、絶縁物質
    塗工機構および負極電極物質塗工機構と電解、絶縁物質
    塗工機構がそれぞれ二つの溶液吐出用スリットを有する
    ダイコータで形成されていることを特徴とする請求項2
    に記載の二次電池製造装置。
  5. 【請求項5】 正極シート状物送出機構と正極電極物質
    塗工機構との間および負極シート状物送出機構と負極電
    極物質塗工機構との間に集電用タブ装着機構が設置され
    ていることを特徴とする請求項2から請求項4の内の一
    つの請求項に記載の二次電池製造装置。
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