JP2003043476A - 平面表示素子の製造方法 - Google Patents
平面表示素子の製造方法Info
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- JP2003043476A JP2003043476A JP2001231760A JP2001231760A JP2003043476A JP 2003043476 A JP2003043476 A JP 2003043476A JP 2001231760 A JP2001231760 A JP 2001231760A JP 2001231760 A JP2001231760 A JP 2001231760A JP 2003043476 A JP2003043476 A JP 2003043476A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 内面に偏光反射層を有する平面表示素子を規
定サイズに切り出す際に、切り出し時の衝撃により偏光
反射層あるいはガラス基板を損傷するのを防止して、高
い製造歩留まりで表示品位の良好な平面表示素子を得
る。 【解決手段】 対向基板12を形成する第2の大型ガラ
ス板63全面にコレステリック液晶ポリマー層27を形
成後、裁断線64領域のコレステリック液晶ポリマー層
27をレーザ装置70等により加熱除去し、あるいはゴ
ムブレード72により機械的に除去する。この後第1及
び第2の大型ガラス板62、63をシール剤14で貼り
合せ、裁断線64に沿って液晶表示素子10を裁断す
る。
定サイズに切り出す際に、切り出し時の衝撃により偏光
反射層あるいはガラス基板を損傷するのを防止して、高
い製造歩留まりで表示品位の良好な平面表示素子を得
る。 【解決手段】 対向基板12を形成する第2の大型ガラ
ス板63全面にコレステリック液晶ポリマー層27を形
成後、裁断線64領域のコレステリック液晶ポリマー層
27をレーザ装置70等により加熱除去し、あるいはゴ
ムブレード72により機械的に除去する。この後第1及
び第2の大型ガラス板62、63をシール剤14で貼り
合せ、裁断線64に沿って液晶表示素子10を裁断す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は基板上に偏光反射層
を有する平面表示素子の製造方法に関する。
を有する平面表示素子の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パソコン端末、モニター等に用い
られ、透明電極を有する一対の基板を対向配置してなる
平面表示セルのシール剤でかこまれた間隙に、例えば液
晶等の光変調層を備えてなる平面表示装置として、更な
る薄型、軽量化を特徴とする平面表示素子が多用されて
いる。その中でも、反射板を備え画像表示面から取り入
れた光を画像表示面に反射して画像表示を行う事により
バックライト等の光源を不要とする反射型平面表示素子
は、消費電力の大幅な節約を図れる事から、モバイルパ
ソコンや携帯電話等の携帯機器用の平面表示装置ヘの適
用が要望されている。
られ、透明電極を有する一対の基板を対向配置してなる
平面表示セルのシール剤でかこまれた間隙に、例えば液
晶等の光変調層を備えてなる平面表示装置として、更な
る薄型、軽量化を特徴とする平面表示素子が多用されて
いる。その中でも、反射板を備え画像表示面から取り入
れた光を画像表示面に反射して画像表示を行う事により
バックライト等の光源を不要とする反射型平面表示素子
は、消費電力の大幅な節約を図れる事から、モバイルパ
ソコンや携帯電話等の携帯機器用の平面表示装置ヘの適
用が要望されている。
【0003】但し、平面表示装置に光源を全く備えずに
使用しようとすると、使用する環境自体が暗い場合に
は、画像表示面から取り入れられる光が弱いため表示さ
れる画面が暗くなり認識し難く、特に暗闇では全く使用
不能となる。このため近年では、反射機能のみでなく透
過機能も備え暗い環境でも画像表示可能となるように、
平面表示装置内にバックライトを設けると共に反射板に
バックライトからの光を透過する透過機能を持たせた半
透過型の平面表示素子の開発が進められている。
使用しようとすると、使用する環境自体が暗い場合に
は、画像表示面から取り入れられる光が弱いため表示さ
れる画面が暗くなり認識し難く、特に暗闇では全く使用
不能となる。このため近年では、反射機能のみでなく透
過機能も備え暗い環境でも画像表示可能となるように、
平面表示装置内にバックライトを設けると共に反射板に
バックライトからの光を透過する透過機能を持たせた半
透過型の平面表示素子の開発が進められている。
【0004】このような半透過型の平面表示素子の1つ
として、図14に示す従来例のように液晶表示素子1の
バックライト6側の対向基板3に偏光機能を有する偏光
反射ポリマー層7を形成し、偏光反射ポリマー層7によ
り選択的に左右いずれかの円偏光を反射し逆極性の円偏
光を透過することにより、アレイ基板2側から取り入れ
た外光を反射すると共に、バックライト6による対向基
板3側からの照射光をアレイ基板2側の画像表示面に透
過して、表示光量を増大し、暗い環境での使用を可能と
する液晶表示素子1の実用化が図られている。
として、図14に示す従来例のように液晶表示素子1の
バックライト6側の対向基板3に偏光機能を有する偏光
反射ポリマー層7を形成し、偏光反射ポリマー層7によ
り選択的に左右いずれかの円偏光を反射し逆極性の円偏
光を透過することにより、アレイ基板2側から取り入れ
た外光を反射すると共に、バックライト6による対向基
板3側からの照射光をアレイ基板2側の画像表示面に透
過して、表示光量を増大し、暗い環境での使用を可能と
する液晶表示素子1の実用化が図られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記第1の従来例の偏
光反射ポリマー層を用いる半透過型の液晶表示素子1に
あっては、偏光反射ポリマー層7を対向基板7全面に形
成して、偏光反射ポリマー層7を介してシール剤4によ
りアレイ基板2と対向基板3とを貼り合せ、この後アレ
イ基板2及び対向基板3を所定の液晶セルサイズに切り
出した後、液晶セルの間隙に液晶層8を封入していた。
即ち、液晶セルの切り出し時、対向基板7と共に偏光反
射ポリマー層7を一緒に裁断していた。しかしながら偏
光反射ポリマー層7は、機械的に強く、加工し難いこと
から、液晶セルの切り出しに用いる通常のガラスカッタ
ーでは良好な切断が得られず、最終的には無理に力を加
えて切断しなければならなかった。
光反射ポリマー層を用いる半透過型の液晶表示素子1に
あっては、偏光反射ポリマー層7を対向基板7全面に形
成して、偏光反射ポリマー層7を介してシール剤4によ
りアレイ基板2と対向基板3とを貼り合せ、この後アレ
イ基板2及び対向基板3を所定の液晶セルサイズに切り
出した後、液晶セルの間隙に液晶層8を封入していた。
即ち、液晶セルの切り出し時、対向基板7と共に偏光反
射ポリマー層7を一緒に裁断していた。しかしながら偏
光反射ポリマー層7は、機械的に強く、加工し難いこと
から、液晶セルの切り出しに用いる通常のガラスカッタ
ーでは良好な切断が得られず、最終的には無理に力を加
えて切断しなければならなかった。
【0006】この様にガラスカッターにより無理に切断
しようとすると、切り出す際の衝撃や応力により、裁断
部の偏光反射ポリマー層に割れ、欠け、剥がれによる基
板からの浮き等の損傷を生じたり裁断部のガラス基板に
割れ、欠け、削げを生じ、ひいては液晶表示素子1の表
示品位を低下させ、表示不良による製造歩留まりの低下
を来たしていた。
しようとすると、切り出す際の衝撃や応力により、裁断
部の偏光反射ポリマー層に割れ、欠け、剥がれによる基
板からの浮き等の損傷を生じたり裁断部のガラス基板に
割れ、欠け、削げを生じ、ひいては液晶表示素子1の表
示品位を低下させ、表示不良による製造歩留まりの低下
を来たしていた。
【0007】そこで本発明は上記課題を除去するもので
あり、平面表示素子内面に偏光反射層を有するものにお
いて、平面表示素子製造時の表示セルの切り出し工程に
起因する偏光反射層あるいはガラス基板の損傷を防止し
て表示セルの裁断精度を向上し、製造歩留まりを向上す
ると共に、良好な表示品位を実現する平面表示素子の製
造方法を提供することを目的とする、
あり、平面表示素子内面に偏光反射層を有するものにお
いて、平面表示素子製造時の表示セルの切り出し工程に
起因する偏光反射層あるいはガラス基板の損傷を防止し
て表示セルの裁断精度を向上し、製造歩留まりを向上す
ると共に、良好な表示品位を実現する平面表示素子の製
造方法を提供することを目的とする、
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するための手段として、画像表示基板及び反射透過基板
からなる一対の基板と、前記反射透過基板の内面に取着
され、端面が前記反射透過基板の端面より内側に位置す
る偏光反射層と、前記一対の基板の表示領域を囲うよう
配置されるシール剤と、このシール剤に囲まれる領域に
て前記一対の基板間に封入される光変調層とを有する平
面表示素子の製造方法において、前記反射透過基板内面
に前記偏光反射層を形成する工程と、前記偏光反射層の
端面が前記反射透過基板の端面と前記表示領域との間に
位置するよう前記偏光反射層の一部を除去する工程と、
前記画像表示基板及び前記反射透過基板を前記シール剤
で貼り合せる工程と、前記シール剤により貼り合わされ
た前記一対の基板を前記反射透過基板の端面にて裁断す
る工程とを実施するものである。
するための手段として、画像表示基板及び反射透過基板
からなる一対の基板と、前記反射透過基板の内面に取着
され、端面が前記反射透過基板の端面より内側に位置す
る偏光反射層と、前記一対の基板の表示領域を囲うよう
配置されるシール剤と、このシール剤に囲まれる領域に
て前記一対の基板間に封入される光変調層とを有する平
面表示素子の製造方法において、前記反射透過基板内面
に前記偏光反射層を形成する工程と、前記偏光反射層の
端面が前記反射透過基板の端面と前記表示領域との間に
位置するよう前記偏光反射層の一部を除去する工程と、
前記画像表示基板及び前記反射透過基板を前記シール剤
で貼り合せる工程と、前記シール剤により貼り合わされ
た前記一対の基板を前記反射透過基板の端面にて裁断す
る工程とを実施するものである。
【0009】又本発明は上記課題を解決するための手段
として、画像表示基板及び反射透過基板からなる一対の
基板と、前記反射透過基板の内面に取着され、端面が前
記反射透過基板の端面より内側に位置する偏光反射層
と、前記一対の基板の表示領域を囲うよう配置されるシ
ール剤と、このシール剤に囲まれる領域にて前記一対の
基板間に封入される光変調層とを有する平面表示素子の
製造方法において、前記画像表示基板の複数面分の面積
を有する第1の大型基板上に複数面の前記画像表示基板
を形成する工程と、前記反射透過基板の複数面分の面積
を有する第2の大型基板内面に前記偏光反射層を形成す
る工程と、前記第2の大型基板上にて、前記反射透過基
板毎に、前記偏光反射層の端面が前記反射透過基板の端
面と前記表示領域との間に位置するよう前記偏光反射層
の一部を除去する工程と、前記第1の大型基板及び前記
第2の大型基板を前記シール剤で貼り合せる工程と、前
記シール剤により貼り合わた第1及び第2の大型基板を
前記反射透過基板の端面にて切り離す工程とを実施する
ものである上記構成により本発明は、製造時に表示セル
を切り出す際に偏光反射層あるいはガラス基板を損傷す
ることなく、高い製造精度で良好な表示品位を有する平
面表示素子の実用化を図るものである。
として、画像表示基板及び反射透過基板からなる一対の
基板と、前記反射透過基板の内面に取着され、端面が前
記反射透過基板の端面より内側に位置する偏光反射層
と、前記一対の基板の表示領域を囲うよう配置されるシ
ール剤と、このシール剤に囲まれる領域にて前記一対の
基板間に封入される光変調層とを有する平面表示素子の
製造方法において、前記画像表示基板の複数面分の面積
を有する第1の大型基板上に複数面の前記画像表示基板
を形成する工程と、前記反射透過基板の複数面分の面積
を有する第2の大型基板内面に前記偏光反射層を形成す
る工程と、前記第2の大型基板上にて、前記反射透過基
板毎に、前記偏光反射層の端面が前記反射透過基板の端
面と前記表示領域との間に位置するよう前記偏光反射層
の一部を除去する工程と、前記第1の大型基板及び前記
第2の大型基板を前記シール剤で貼り合せる工程と、前
記シール剤により貼り合わた第1及び第2の大型基板を
前記反射透過基板の端面にて切り離す工程とを実施する
ものである上記構成により本発明は、製造時に表示セル
を切り出す際に偏光反射層あるいはガラス基板を損傷す
ることなく、高い製造精度で良好な表示品位を有する平
面表示素子の実用化を図るものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図1乃至図5に示
す第1の実施の形態を参照して説明する。図1は平面表
示素子である、半透過型の液晶表示素子10及びこの液
晶表示素子10を照射するバックライト32を示す概略
断面図である。
す第1の実施の形態を参照して説明する。図1は平面表
示素子である、半透過型の液晶表示素子10及びこの液
晶表示素子10を照射するバックライト32を示す概略
断面図である。
【0011】液晶表示素子10は、画像表示基板である
アレイ基板11及び反射透過基板である対向基板12を
スペーサ13を介して対向配置し、シール剤14にて表
示領域周囲を接着して成る間隙に液晶層16を封入して
いる。更にアレイ基板11外面には光拡散フィルム11
a、位相差板11b、及び偏光板11cが貼り付けら
れ、対向基板12外面には位相差板12b及び偏光板1
2cが貼り付けられている。液晶表示素子10の基板サ
イズは対角10インチで、画素数はSVGAとする。
アレイ基板11及び反射透過基板である対向基板12を
スペーサ13を介して対向配置し、シール剤14にて表
示領域周囲を接着して成る間隙に液晶層16を封入して
いる。更にアレイ基板11外面には光拡散フィルム11
a、位相差板11b、及び偏光板11cが貼り付けら
れ、対向基板12外面には位相差板12b及び偏光板1
2cが貼り付けられている。液晶表示素子10の基板サ
イズは対角10インチで、画素数はSVGAとする。
【0012】アレイ基板11は、ガラス基板17上の図
示しない走査線及び信号線の交点近傍に液晶駆動用の薄
膜トランジスタ(以下TFTと略称する。)素子18を
有している。TFT素子18の上にはR(赤)、G
(緑)、B(青)の着色層がストライプ状に配置されて
なるカラーフィルタ層20が配置されている。尚19
は、表示領域周囲をマスクする黒色フィルタである。
示しない走査線及び信号線の交点近傍に液晶駆動用の薄
膜トランジスタ(以下TFTと略称する。)素子18を
有している。TFT素子18の上にはR(赤)、G
(緑)、B(青)の着色層がストライプ状に配置されて
なるカラーフィルタ層20が配置されている。尚19
は、表示領域周囲をマスクする黒色フィルタである。
【0013】カラーフィルタ層20上であって図示しな
い走査線及び信号線で囲まれる領域には、複数の画素電
極21がマトリクス状にパターン形成されていて、画素
電極21はカラーフィルタ層20に形成されるスルーホ
ール22を介してTFT素子18のソース電極(図示せ
ず)に接続し、TFT素子18により駆動される。更に
画素電極21上には柱状のスペーサ13が形成され、そ
の上から液晶配向膜23が成膜されている。
い走査線及び信号線で囲まれる領域には、複数の画素電
極21がマトリクス状にパターン形成されていて、画素
電極21はカラーフィルタ層20に形成されるスルーホ
ール22を介してTFT素子18のソース電極(図示せ
ず)に接続し、TFT素子18により駆動される。更に
画素電極21上には柱状のスペーサ13が形成され、そ
の上から液晶配向膜23が成膜されている。
【0014】一方対向基板12は、ガラス基板24上に
下地配向膜26を介し偏光反射層であるコレステリック
液晶ポリマー層27を有しており、コレステリック液晶
ポリマー層27上にコモン電極28が形成され、更にコ
モン電極28上に液晶配向膜30が成膜されている。コ
レステリック液晶ポリマー層27はその端面が、ガラス
基板24の端面より1mm内側に位置する様形成されて
いる。又シール剤14は、コレステリック液晶ポリマー
層27上にて幅約1mmで、複数の画素電極21からな
る表示領域を囲うよう配置されている。尚シール剤14
は、コレステリック液晶ポリマー層27と貼り合わされ
る事から、その高さは、柱状スペーサ13高さとカラー
フィルタ層20厚の和に近似される5μmに形成されて
いる。
下地配向膜26を介し偏光反射層であるコレステリック
液晶ポリマー層27を有しており、コレステリック液晶
ポリマー層27上にコモン電極28が形成され、更にコ
モン電極28上に液晶配向膜30が成膜されている。コ
レステリック液晶ポリマー層27はその端面が、ガラス
基板24の端面より1mm内側に位置する様形成されて
いる。又シール剤14は、コレステリック液晶ポリマー
層27上にて幅約1mmで、複数の画素電極21からな
る表示領域を囲うよう配置されている。尚シール剤14
は、コレステリック液晶ポリマー層27と貼り合わされ
る事から、その高さは、柱状スペーサ13高さとカラー
フィルタ層20厚の和に近似される5μmに形成されて
いる。
【0015】コレステリック液晶ポリマー層27は、下
地配向膜26の配向方向から、厚み方向に配向方向が螺
旋状に連続的に変化するものであり、ワッカーケミカル
社製のコレステリック液晶シリコンを連続的に塗り重ね
て形成し、均一な厚みを持たせたものである。
地配向膜26の配向方向から、厚み方向に配向方向が螺
旋状に連続的に変化するものであり、ワッカーケミカル
社製のコレステリック液晶シリコンを連続的に塗り重ね
て形成し、均一な厚みを持たせたものである。
【0016】一般にコレステリック液晶ポリマー層は、
厚み方向上面に形成される配向方向に従い、上から入射
した光及び下から入射した光を共に左右いずれかの極性
の円偏光に分離し、一方の極性を透過し、逆極性を反射
する偏光機能を有するものである。
厚み方向上面に形成される配向方向に従い、上から入射
した光及び下から入射した光を共に左右いずれかの極性
の円偏光に分離し、一方の極性を透過し、逆極性を反射
する偏光機能を有するものである。
【0017】ここで第1の実施の形態で用いるコレステ
リック液晶ポリマー層27の偏光機能による半透過表示
の原理を図2に示すコレステリック液晶表示素子48を
参照して詳述する。コレステリック液晶表示素子48
は、R=λ/2の位相差の液晶層51を有する液晶セル
50の、バックライト60側の反射透過基板(図示せ
ず)に、例えば左旋円偏光を反射し、逆極性の右旋円偏
光を透過する偏光反射ポリマー層である左旋コレステリ
ック液晶ポリマー層52を設けたものである。液晶セル
50の画像表示側には、R=λ/4の位相差板53a、
偏光板53bが設けられ、バックライト60側には、R
=λ/4の位相差板54a、偏光板54bが設けられて
いる。
リック液晶ポリマー層27の偏光機能による半透過表示
の原理を図2に示すコレステリック液晶表示素子48を
参照して詳述する。コレステリック液晶表示素子48
は、R=λ/2の位相差の液晶層51を有する液晶セル
50の、バックライト60側の反射透過基板(図示せ
ず)に、例えば左旋円偏光を反射し、逆極性の右旋円偏
光を透過する偏光反射ポリマー層である左旋コレステリ
ック液晶ポリマー層52を設けたものである。液晶セル
50の画像表示側には、R=λ/4の位相差板53a、
偏光板53bが設けられ、バックライト60側には、R
=λ/4の位相差板54a、偏光板54bが設けられて
いる。
【0018】これによりコレステリック液晶表示素子4
8にあっては、白表示領域では、画像表示側からの光A
は、 偏光板53b、位相差板53aを経て右旋円偏光
として液晶セル50に入射され、液晶セル50を通過す
る間に左旋円偏光に変換され左旋コレステリック液晶ポ
リマー層52に照射されると、左旋円偏光を反射する左
旋コレステリック液晶ポリマー層52で反射され、液晶
層51を通過する間に右旋円偏光に変換され、位相差板
53a、偏光板53bを経て、反射光による白表示を行
う事となる。
8にあっては、白表示領域では、画像表示側からの光A
は、 偏光板53b、位相差板53aを経て右旋円偏光
として液晶セル50に入射され、液晶セル50を通過す
る間に左旋円偏光に変換され左旋コレステリック液晶ポ
リマー層52に照射されると、左旋円偏光を反射する左
旋コレステリック液晶ポリマー層52で反射され、液晶
層51を通過する間に右旋円偏光に変換され、位相差板
53a、偏光板53bを経て、反射光による白表示を行
う事となる。
【0019】これと同時に、バックライト60からの光
Bは、偏光板54b、位相差板54aを経て右旋円偏光
として左旋コレステリック液晶ポリマー層52に照射さ
れ、左旋コレステリック液晶ポリマー層52を透過し
て、液晶セル50に入射され、液晶層51を通過する間
に左旋円偏光に変換されるので、この後位相差板53
a、偏光板53bを経て、透過光による白表示を行う事
となる。
Bは、偏光板54b、位相差板54aを経て右旋円偏光
として左旋コレステリック液晶ポリマー層52に照射さ
れ、左旋コレステリック液晶ポリマー層52を透過し
て、液晶セル50に入射され、液晶層51を通過する間
に左旋円偏光に変換されるので、この後位相差板53
a、偏光板53bを経て、透過光による白表示を行う事
となる。
【0020】一方黒表示領域では、画像表示側からの光
Cは、 偏光板53b、位相差板53aを経て右旋円偏
光として液晶セル50に入射されるが、旋光する事無く
液晶層51を通過し左旋コレステリック液晶ポリマー層
52に照射される。そして光Cは右旋円偏光を透過する
左旋コレステリック液晶ポリマー層52を透過し位相差
板54aを経て偏光板54bに吸収される。
Cは、 偏光板53b、位相差板53aを経て右旋円偏
光として液晶セル50に入射されるが、旋光する事無く
液晶層51を通過し左旋コレステリック液晶ポリマー層
52に照射される。そして光Cは右旋円偏光を透過する
左旋コレステリック液晶ポリマー層52を透過し位相差
板54aを経て偏光板54bに吸収される。
【0021】これと同時にバックライト60からの光D
は、偏光板54b、位相差板54aを経て右旋円偏光と
して右旋円偏光を透過する左旋コレステリック液晶ポリ
マー層52を透過して、液晶セル50に入射され、旋光
する事無く液晶層51を通過し、位相差板53aを経て
偏光板53bに吸収される。以上の原理によりコレステ
リック液晶ポリマー層27は、半透過表示が成される。
は、偏光板54b、位相差板54aを経て右旋円偏光と
して右旋円偏光を透過する左旋コレステリック液晶ポリ
マー層52を透過して、液晶セル50に入射され、旋光
する事無く液晶層51を通過し、位相差板53aを経て
偏光板53bに吸収される。以上の原理によりコレステ
リック液晶ポリマー層27は、半透過表示が成される。
【0022】次に液晶表示素子10の製造方法について
述べる。本実施の形態にあっては、図3に示すように第
1及び第2の大型ガラス板62、63上にそれぞれアレ
イ基板11及び対向基板12を4面づつ作成し、両大型
ガラス板62、63を貼り合せた後裁断し、同一の4面
の液晶セルを形成するものとする。
述べる。本実施の形態にあっては、図3に示すように第
1及び第2の大型ガラス板62、63上にそれぞれアレ
イ基板11及び対向基板12を4面づつ作成し、両大型
ガラス板62、63を貼り合せた後裁断し、同一の4面
の液晶セルを形成するものとする。
【0023】まずアレイ基板11は、第1の大型ガラス
板62上の4面のそれぞれに、通常のフォトリソグラフ
ィ工程によるパターニングを繰り返してTFT素子18
を形成する。次いでR(赤)、G(緑)、B(青)の着
色層材料を順次ストライプ状にパターン形成して、カラ
ーフィルタ層20を形成し、更に表示領域周囲に黒色フ
ィルタ19を形成後、スパッタ法にてITO膜を成膜
し、フォトリソグラフィ工程によってパターン形成し、
カラーフィルタ層20上にマトリクス配列される画素電
極21を形成後、液晶配向膜23を塗布し、更にスペー
サ13をパターン形成する。これにより第1の大型ガラ
ス板62上にアレイ基板11を4面形成する。
板62上の4面のそれぞれに、通常のフォトリソグラフ
ィ工程によるパターニングを繰り返してTFT素子18
を形成する。次いでR(赤)、G(緑)、B(青)の着
色層材料を順次ストライプ状にパターン形成して、カラ
ーフィルタ層20を形成し、更に表示領域周囲に黒色フ
ィルタ19を形成後、スパッタ法にてITO膜を成膜
し、フォトリソグラフィ工程によってパターン形成し、
カラーフィルタ層20上にマトリクス配列される画素電
極21を形成後、液晶配向膜23を塗布し、更にスペー
サ13をパターン形成する。これにより第1の大型ガラ
ス板62上にアレイ基板11を4面形成する。
【0024】一方対向基板12は、第2の大型ガラス板
63上の全面に下地配向膜26を塗布し、ラビング処理
した後、ワッカーケミカル社製のコレステリック液晶シ
リコンを、左旋円偏光を反射し右旋円偏光を透過する所
望の厚さに達するまで連続的に均一に塗り重ねてコレス
テリック液晶ポリマー層27を成膜する。
63上の全面に下地配向膜26を塗布し、ラビング処理
した後、ワッカーケミカル社製のコレステリック液晶シ
リコンを、左旋円偏光を反射し右旋円偏光を透過する所
望の厚さに達するまで連続的に均一に塗り重ねてコレス
テリック液晶ポリマー層27を成膜する。
【0025】次に図4に示すように、対向基板12の切
り出しサイズ、すなわち第2の大型ガラス板63の裁断
線64から±1mmの領域のコレステリック液晶ポリマー
層27及び下地配向膜26に、例えば炭酸ガスを動作媒
質として用いるガスレーザ装置70によるレーザ光71
を照射する。これにより、図5に示す様に裁断線64領
域のコレステリック液晶ポリマー層27及び下地配向膜
26を加熱除去する。この後コレステリック液晶ポリマ
ー層27上にスパッタ法にてITO膜を成膜しコモン電
極28をパターン形成後、この上に液晶配向膜30を塗
布して、第2の大型ガラス板63上に対向基板12を4
面形成する。
り出しサイズ、すなわち第2の大型ガラス板63の裁断
線64から±1mmの領域のコレステリック液晶ポリマー
層27及び下地配向膜26に、例えば炭酸ガスを動作媒
質として用いるガスレーザ装置70によるレーザ光71
を照射する。これにより、図5に示す様に裁断線64領
域のコレステリック液晶ポリマー層27及び下地配向膜
26を加熱除去する。この後コレステリック液晶ポリマ
ー層27上にスパッタ法にてITO膜を成膜しコモン電
極28をパターン形成後、この上に液晶配向膜30を塗
布して、第2の大型ガラス板63上に対向基板12を4
面形成する。
【0026】この後、各液晶配向膜23、30をラビン
グによりそれぞれ配向処理し、第1の大型ガラス板62
上の各アレイ基板11上に、シール剤14として三井化
学社製のXN−21Sを出来上がりのシール幅が1.0
mmとなるように印刷塗布し、且つアレイ基板11から
コモン電極26に電圧を印加するためのトランスファ材
(図示せず)を塗布する。更に両大型ガラス板62、6
3を対向配置し、シール剤14を加熱硬化して貼り合せ
る。この時シール剤14は、第2の大型ガラス板63の
対向基板12側にあってはコレステリック液晶ポリマー
層27上の領域内に配置される事となる。
グによりそれぞれ配向処理し、第1の大型ガラス板62
上の各アレイ基板11上に、シール剤14として三井化
学社製のXN−21Sを出来上がりのシール幅が1.0
mmとなるように印刷塗布し、且つアレイ基板11から
コモン電極26に電圧を印加するためのトランスファ材
(図示せず)を塗布する。更に両大型ガラス板62、6
3を対向配置し、シール剤14を加熱硬化して貼り合せ
る。この時シール剤14は、第2の大型ガラス板63の
対向基板12側にあってはコレステリック液晶ポリマー
層27上の領域内に配置される事となる。
【0027】次いで、ガラスカッターを用いて裁断線6
4で切り出す裁断工程を行い、同一の4面の液晶セルを
形成する。この液晶セルを切り出す際、裁断線64をセ
ンターとする±1mmの領域にあってはコレステリック
液晶ポリマー層27が加熱除去されているので、裁断時
には大型ガラス板62、63のみを切り出せば良い。従
って、コレステリック液晶ポリマー層27は裁断時の衝
撃を全く受けることが無く、コレステリック液晶ポリマ
ー層27及びガラス基板24は裁断時に損傷を生じる事
無く高い製造歩留まりにて裁断される。
4で切り出す裁断工程を行い、同一の4面の液晶セルを
形成する。この液晶セルを切り出す際、裁断線64をセ
ンターとする±1mmの領域にあってはコレステリック
液晶ポリマー層27が加熱除去されているので、裁断時
には大型ガラス板62、63のみを切り出せば良い。従
って、コレステリック液晶ポリマー層27は裁断時の衝
撃を全く受けることが無く、コレステリック液晶ポリマ
ー層27及びガラス基板24は裁断時に損傷を生じる事
無く高い製造歩留まりにて裁断される。
【0028】この後、各液晶セルの間隙に液晶組成物を
封入して液晶層16を形成後、アレイ基板11に光拡散
フィルム11a・位相差板11b付き偏光板11cを貼
り付け、対向基板12に位相差板12b付き偏光板12
cを貼り付けて液晶表示素子10を完成する。
封入して液晶層16を形成後、アレイ基板11に光拡散
フィルム11a・位相差板11b付き偏光板11cを貼
り付け、対向基板12に位相差板12b付き偏光板12
cを貼り付けて液晶表示素子10を完成する。
【0029】このようにして作製した液晶表示素子10
の裁断品位を評価したところ、コレステリック液晶ポリ
マー層27更にはガラス基板24に、割れや欠けあるい
はクラックは観察されなかった。又、コレステリック液
晶ポリマー層27の剥がれによるガラス基板24からの
浮きも観察されず、良好な表示をえられた。更に得られ
た液晶表示素子10を高温高湿度(50℃、80%)条
件で1000時間連続画像表示試験をおこない、表示品
位を評価したところ割れや欠けによる表示むらの発生
や、シールの剥がれ等による表示不良の発生は皆無で有
り、良好な表示画像を得られた。
の裁断品位を評価したところ、コレステリック液晶ポリ
マー層27更にはガラス基板24に、割れや欠けあるい
はクラックは観察されなかった。又、コレステリック液
晶ポリマー層27の剥がれによるガラス基板24からの
浮きも観察されず、良好な表示をえられた。更に得られ
た液晶表示素子10を高温高湿度(50℃、80%)条
件で1000時間連続画像表示試験をおこない、表示品
位を評価したところ割れや欠けによる表示むらの発生
や、シールの剥がれ等による表示不良の発生は皆無で有
り、良好な表示画像を得られた。
【0030】これに対し(比較例)として、第2の大型
ガラス板63上の裁断線64領域のコレステリック液晶
ポリマー層を除去せずに、第2の大型ガラス板63の全
面にコレステリック液晶ポリマー層を形成したまま両大
型ガラス板62、63をシール剤14で貼り合せ、裁断
線64に沿って4面の液晶セルを切り出す以外は、第1
の実施の形態と全く同様にして図6に示す液晶表示素子
70を作製した。
ガラス板63上の裁断線64領域のコレステリック液晶
ポリマー層を除去せずに、第2の大型ガラス板63の全
面にコレステリック液晶ポリマー層を形成したまま両大
型ガラス板62、63をシール剤14で貼り合せ、裁断
線64に沿って4面の液晶セルを切り出す以外は、第1
の実施の形態と全く同様にして図6に示す液晶表示素子
70を作製した。
【0031】この(比較例)の液晶表示素子の裁断品位
を評価したところ、コレステリック液晶ポリマー層71
及びガラス基板24にて割れや欠けあるいはクラックが
観察された。又、コレステリック液晶ポリマー層71の
剥がれによるガラス基板24からの浮きも観察された。
更にこの(比較例)の液晶表示素子70を第1の実施の
形態と同様、高温高湿度(50℃、80%)条件で連続
画像表示試験を行い、表示品位を評価したところ、38
0時間経過時に、コレステリック液晶ポリマー層71の
クラックや剥がれによるガラス基板からの浮き部分を伝
い液晶表示素子70外部から浸入した水分に起因すると
考えられる表示ムラが発生し、表示品位が著しく低下し
た。
を評価したところ、コレステリック液晶ポリマー層71
及びガラス基板24にて割れや欠けあるいはクラックが
観察された。又、コレステリック液晶ポリマー層71の
剥がれによるガラス基板24からの浮きも観察された。
更にこの(比較例)の液晶表示素子70を第1の実施の
形態と同様、高温高湿度(50℃、80%)条件で連続
画像表示試験を行い、表示品位を評価したところ、38
0時間経過時に、コレステリック液晶ポリマー層71の
クラックや剥がれによるガラス基板からの浮き部分を伝
い液晶表示素子70外部から浸入した水分に起因すると
考えられる表示ムラが発生し、表示品位が著しく低下し
た。
【0032】以上の構成により、第1の実施の形態にあ
っては、コレステリック液晶ポリマー層27を有する液
晶セルを、第1及び第2の大型ガラス板62、63を用
いて4面同時に作製後に切り出す際に、ガスレーザ装置
70により裁断線64領域のコレステリック液晶ポリマ
ー層27が既に加熱除去されているので、裁断時に、第
1及び第2の大型ガラス板62、63と共に切断し難い
コレステリック液晶ポリマー層27を裁断しなくてよ
い。従って従来の様に裁断時の衝撃や応力によりコレス
テリック液晶ポリマー層27あるいは第2のガラス基板
63に割れや欠けあるいはクラックを生じることがな
く、又剥がれによりコレステリック液晶ポリマー層27
のガラス基板24からの浮きも無く、製造歩留まりを向
上出来るとともに、良好な表示品位を得られる。更に、
長期使用においてもコレステリック液晶ポリマー層27
あるいはガラス基板24に割れや欠け更には剥がれ等を
生じることなく、又シール剤の良好な接着強度を得ら
れ、シール不良を生じることなく高い耐久性を保持し、
長時間にわたり良好な表示品位を得られる。
っては、コレステリック液晶ポリマー層27を有する液
晶セルを、第1及び第2の大型ガラス板62、63を用
いて4面同時に作製後に切り出す際に、ガスレーザ装置
70により裁断線64領域のコレステリック液晶ポリマ
ー層27が既に加熱除去されているので、裁断時に、第
1及び第2の大型ガラス板62、63と共に切断し難い
コレステリック液晶ポリマー層27を裁断しなくてよ
い。従って従来の様に裁断時の衝撃や応力によりコレス
テリック液晶ポリマー層27あるいは第2のガラス基板
63に割れや欠けあるいはクラックを生じることがな
く、又剥がれによりコレステリック液晶ポリマー層27
のガラス基板24からの浮きも無く、製造歩留まりを向
上出来るとともに、良好な表示品位を得られる。更に、
長期使用においてもコレステリック液晶ポリマー層27
あるいはガラス基板24に割れや欠け更には剥がれ等を
生じることなく、又シール剤の良好な接着強度を得ら
れ、シール不良を生じることなく高い耐久性を保持し、
長時間にわたり良好な表示品位を得られる。
【0033】次に本発明を図7及び図8に示す第2の実
施の形態を参照して説明する。尚本実施の形態は第1の
実施の形態において、ガラス板の裁断線領域のコレステ
リック液晶ポリマー層を、加熱除去するのではなく機械
的に除去するものであり、他は第1の実施の形態と同一
であることから、第1の実施の形態と同一部分について
は同一符号を付しその説明を省略する。
施の形態を参照して説明する。尚本実施の形態は第1の
実施の形態において、ガラス板の裁断線領域のコレステ
リック液晶ポリマー層を、加熱除去するのではなく機械
的に除去するものであり、他は第1の実施の形態と同一
であることから、第1の実施の形態と同一部分について
は同一符号を付しその説明を省略する。
【0034】本実施の形態は、対向基板12を形成する
ための、第2の大型ガラス板63上に下地配向膜26を
介してコレステリック液晶ポリマー層27を成膜後、第
2の大型ガラス板63の裁断線64から±1mmの領域の
コレステリック液晶ポリマー層27及び下地配向膜26
に、例えば粒径#400の研磨剤入りであり、回転駆動
される円盤状のゴムブレード72を摺接する。これによ
り図7に示す様に裁断線64領域のコレステリック液晶
ポリマー層27及び下地配向膜26を機械的に研磨除去
する。この後第1の実施の形態と同様にコレステリック
液晶ポリマー層27上にコモン電極28、液晶配向膜3
0を形成し対向基板12形成後、大型ガラス板62、6
3を貼り合せる。
ための、第2の大型ガラス板63上に下地配向膜26を
介してコレステリック液晶ポリマー層27を成膜後、第
2の大型ガラス板63の裁断線64から±1mmの領域の
コレステリック液晶ポリマー層27及び下地配向膜26
に、例えば粒径#400の研磨剤入りであり、回転駆動
される円盤状のゴムブレード72を摺接する。これによ
り図7に示す様に裁断線64領域のコレステリック液晶
ポリマー層27及び下地配向膜26を機械的に研磨除去
する。この後第1の実施の形態と同様にコレステリック
液晶ポリマー層27上にコモン電極28、液晶配向膜3
0を形成し対向基板12形成後、大型ガラス板62、6
3を貼り合せる。
【0035】次いで、ガラスカッターを用いて貼り合さ
れた大型ガラス板62、63裁断線64で切り出す裁断
工程を行うが、裁断線64をセンターとする±1mmの
領域にあってはコレステリック液晶ポリマー層27が機
械的に研磨除去されているので、裁断時には大型ガラス
板62、63のみを切り出せば良い。従って、第1の実
施の形態と同様コレステリック液晶ポリマー層27は裁
断時の衝撃を全く受けることが無く、コレステリック液
晶ポリマー層27及びガラス基板24は損傷を生じる事
無く高い製造歩留まりにて裁断される。
れた大型ガラス板62、63裁断線64で切り出す裁断
工程を行うが、裁断線64をセンターとする±1mmの
領域にあってはコレステリック液晶ポリマー層27が機
械的に研磨除去されているので、裁断時には大型ガラス
板62、63のみを切り出せば良い。従って、第1の実
施の形態と同様コレステリック液晶ポリマー層27は裁
断時の衝撃を全く受けることが無く、コレステリック液
晶ポリマー層27及びガラス基板24は損傷を生じる事
無く高い製造歩留まりにて裁断される。
【0036】この様に大型ガラス板62、63を切り出
す前のコレステリック液晶ポリマー層27の除去を機械
的な研磨により行った場合の液晶表示素子10の裁断品
位を評価したところ、第1の実施の形態と全く同様、コ
レステリック液晶ポリマー層27あるいはガラス基板2
4に、割れや欠けあるいはクラック、又コレステリック
液晶ポリマー層27のガラス基板24からの浮きのいず
れも観察されず、良好な表示をえられた。更に第1の実
施の形態と同様高温高湿度(50℃、80%)条件で連
続画像表示試験を行い、表示品位を評価したところ割れ
や欠けによる表示むらの発生や、シールの剥がれ等によ
る表示不良の発生は皆無で有り、耐久性に優れ良好な表
示画像を得られた。
す前のコレステリック液晶ポリマー層27の除去を機械
的な研磨により行った場合の液晶表示素子10の裁断品
位を評価したところ、第1の実施の形態と全く同様、コ
レステリック液晶ポリマー層27あるいはガラス基板2
4に、割れや欠けあるいはクラック、又コレステリック
液晶ポリマー層27のガラス基板24からの浮きのいず
れも観察されず、良好な表示をえられた。更に第1の実
施の形態と同様高温高湿度(50℃、80%)条件で連
続画像表示試験を行い、表示品位を評価したところ割れ
や欠けによる表示むらの発生や、シールの剥がれ等によ
る表示不良の発生は皆無で有り、耐久性に優れ良好な表
示画像を得られた。
【0037】以上の構成により、第2の実施の形態にあ
っては、コレステリック液晶ポリマー層27を有する液
晶セルを切り出す前に、研磨剤入りのゴムブレード72
を摺接し、裁断線64領域のコレステリック液晶ポリマ
ー層27を機械的に研磨除去しているので、裁断時に切
断し難いコレステリック液晶ポリマー層27を裁断しな
くてよい。従って第1の実施の形態と全く同様に、裁断
時にコレステリック液晶ポリマー層27及び第2のガラ
ス基板63に割れや欠けあるいはクラックを生じること
がなく、又剥がれによりコレステリック液晶ポリマー層
27のガラス基板24からの浮きも無く、製造歩留まり
を向上出来るとともに、良好な表示品位を得られる。更
に、長期使用においてもコレステリック液晶ポリマー層
27あるいはガラス基板24に割れや欠け更には剥がれ
等を生じることなく、又良好な接着強度を得られ、シー
ル不良を生じることなく高い耐久性を保持し、長時間に
わたり良好な表示品位を得られる。
っては、コレステリック液晶ポリマー層27を有する液
晶セルを切り出す前に、研磨剤入りのゴムブレード72
を摺接し、裁断線64領域のコレステリック液晶ポリマ
ー層27を機械的に研磨除去しているので、裁断時に切
断し難いコレステリック液晶ポリマー層27を裁断しな
くてよい。従って第1の実施の形態と全く同様に、裁断
時にコレステリック液晶ポリマー層27及び第2のガラ
ス基板63に割れや欠けあるいはクラックを生じること
がなく、又剥がれによりコレステリック液晶ポリマー層
27のガラス基板24からの浮きも無く、製造歩留まり
を向上出来るとともに、良好な表示品位を得られる。更
に、長期使用においてもコレステリック液晶ポリマー層
27あるいはガラス基板24に割れや欠け更には剥がれ
等を生じることなく、又良好な接着強度を得られ、シー
ル不良を生じることなく高い耐久性を保持し、長時間に
わたり良好な表示品位を得られる。
【0038】尚本発明は上記実施の形態に限られるもの
で無く、その趣旨を変えない範囲での変更は可能であっ
て、例えば、反射透過基板端面から偏光反射層端面迄の
距離は前述の実施の形態の1mmに限定されるものでは
なく、大型基板上への表示基板あるいは反射透過基板の
製造精度、両大型基板の貼り合せ精度、第2の大型基板
の切り離し領域での偏光反射層の除去精度、及び両大型
基板の切り離し精度等を考慮し、大型基板を切り離す際
の裁断線上に偏光反射層が残るおそれの無い距離であれ
ば良い。
で無く、その趣旨を変えない範囲での変更は可能であっ
て、例えば、反射透過基板端面から偏光反射層端面迄の
距離は前述の実施の形態の1mmに限定されるものでは
なく、大型基板上への表示基板あるいは反射透過基板の
製造精度、両大型基板の貼り合せ精度、第2の大型基板
の切り離し領域での偏光反射層の除去精度、及び両大型
基板の切り離し精度等を考慮し、大型基板を切り離す際
の裁断線上に偏光反射層が残るおそれの無い距離であれ
ば良い。
【0039】又、大型基板上に形成する表示基板及び反
射透過基板の面数も限定されないし、単面であっても良
く、単面にて規定の平面表示素子サイズに切り出す場合
にも、偏光反射層を、その端面が反射透過基板端面より
内側になるように形成すれば、切り出し時の衝撃による
偏光反射層あるいはガラス基板の損傷を防止出来る。
射透過基板の面数も限定されないし、単面であっても良
く、単面にて規定の平面表示素子サイズに切り出す場合
にも、偏光反射層を、その端面が反射透過基板端面より
内側になるように形成すれば、切り出し時の衝撃による
偏光反射層あるいはガラス基板の損傷を防止出来る。
【0040】更に偏光反射層端部を加熱加工により除去
する装置はガスレーザ装置に限定されず、例えば図9に
示す第1の変形例のように、ガラス基板80上のコレス
テリック液晶ポリマー層81に、気体燃料を燃焼させる
マイクロバーナ73の火炎74を照射して裁断線82領
域のコレステリック液晶ポリマー層81を加熱除去して
も良い。このマイクロバーナ73により、ガラス基板8
0の裁断前にコレステリック液晶ポリマー層81を加熱
除去しておけば、第1の実施の形態と全く同様に、ガラ
ス基板80の裁断時にコレステリック液晶ポリマー層8
1及びガラス基板80に損傷を生じることがなく、製造
歩留まりを向上出来るとともに、良好な表示品位を得ら
れる。
する装置はガスレーザ装置に限定されず、例えば図9に
示す第1の変形例のように、ガラス基板80上のコレス
テリック液晶ポリマー層81に、気体燃料を燃焼させる
マイクロバーナ73の火炎74を照射して裁断線82領
域のコレステリック液晶ポリマー層81を加熱除去して
も良い。このマイクロバーナ73により、ガラス基板8
0の裁断前にコレステリック液晶ポリマー層81を加熱
除去しておけば、第1の実施の形態と全く同様に、ガラ
ス基板80の裁断時にコレステリック液晶ポリマー層8
1及びガラス基板80に損傷を生じることがなく、製造
歩留まりを向上出来るとともに、良好な表示品位を得ら
れる。
【0041】又、偏光反射層端部を加熱加工により除去
する装置は例えば図10に示す第2の変形例のように、
ガラス基板83上のコレステリック液晶ポリマー層84
に、加温装置75により例えば窒素ガスを400℃に加
熱してなるホットエア76を照射して裁断線85領域の
コレステリック液晶ポリマー層84を加熱除去しても良
い。このホットエア76により、ガラス基板83の裁断
前に裁断線85領域のコレステリック液晶ポリマー層8
4を加熱除去しておけば、第1の実施の形態と全く同様
に、ガラス基板83の裁断時にコレステリック液晶ポリ
マー層84及びガラス基板83に損傷を生じることがな
く、製造歩留まりを向上出来るとともに、良好な表示品
位を得られる。
する装置は例えば図10に示す第2の変形例のように、
ガラス基板83上のコレステリック液晶ポリマー層84
に、加温装置75により例えば窒素ガスを400℃に加
熱してなるホットエア76を照射して裁断線85領域の
コレステリック液晶ポリマー層84を加熱除去しても良
い。このホットエア76により、ガラス基板83の裁断
前に裁断線85領域のコレステリック液晶ポリマー層8
4を加熱除去しておけば、第1の実施の形態と全く同様
に、ガラス基板83の裁断時にコレステリック液晶ポリ
マー層84及びガラス基板83に損傷を生じることがな
く、製造歩留まりを向上出来るとともに、良好な表示品
位を得られる。
【0042】更に偏光反射層端部を機械的に除去する装
置は第2の実施の形態のゴムブレードによる研磨に限定
されず、例えば図11及び図12に示す第3の変形例の
ように、ガラス基板86上のコレステリック液晶ポリマ
ー層87の裁断線88領域を、ナイフ77で切り出し
後、裁断線88領域をスクラバ78で剥離して機械的に
除去しても良い。この様にナイフ77による切り出し後
のスクラバ78による剥離によりガラス基板86の裁断
前にコレステリック液晶ポリマー層87を機械的に除去
しておけば、第2の実施の形態と全く同様に、ガラス基
板86の裁断時にコレステリック液晶ポリマー層87及
びガラス基板86に損傷を生じることがなく、製造歩留
まりを向上出来るとともに、良好な表示品位を得られ
る。
置は第2の実施の形態のゴムブレードによる研磨に限定
されず、例えば図11及び図12に示す第3の変形例の
ように、ガラス基板86上のコレステリック液晶ポリマ
ー層87の裁断線88領域を、ナイフ77で切り出し
後、裁断線88領域をスクラバ78で剥離して機械的に
除去しても良い。この様にナイフ77による切り出し後
のスクラバ78による剥離によりガラス基板86の裁断
前にコレステリック液晶ポリマー層87を機械的に除去
しておけば、第2の実施の形態と全く同様に、ガラス基
板86の裁断時にコレステリック液晶ポリマー層87及
びガラス基板86に損傷を生じることがなく、製造歩留
まりを向上出来るとともに、良好な表示品位を得られ
る。
【0043】又、偏光反射層端部を機械的に除去する装
置は例えば図13に示す第4の変形例のように、ガラス
基板89上のコレステリック液晶ポリマー層90を裁断
線領域91に開口92aを設けたマスク92で被覆し、
開口92aにサンドブラスタ79により研磨剤93を噴
射して裁断線91領域のコレステリック液晶ポリマー層
90掘削除去しても良い。サンドブラスタ79によりガ
ラス基板89の裁断前にコレステリック液晶ポリマー層
90を掘削除去しておけば、第2の実施の形態と全く同
様に、ガラス基板89の裁断時にコレステリック液晶ポ
リマー層90及びガラス基板89に損傷を生じることが
なく、製造歩留まりを向上出来るとともに、良好な表示
品位を得られる。
置は例えば図13に示す第4の変形例のように、ガラス
基板89上のコレステリック液晶ポリマー層90を裁断
線領域91に開口92aを設けたマスク92で被覆し、
開口92aにサンドブラスタ79により研磨剤93を噴
射して裁断線91領域のコレステリック液晶ポリマー層
90掘削除去しても良い。サンドブラスタ79によりガ
ラス基板89の裁断前にコレステリック液晶ポリマー層
90を掘削除去しておけば、第2の実施の形態と全く同
様に、ガラス基板89の裁断時にコレステリック液晶ポ
リマー層90及びガラス基板89に損傷を生じることが
なく、製造歩留まりを向上出来るとともに、良好な表示
品位を得られる。
【0044】更に、偏光反射層は、例えばコレステリッ
ク液晶ポリマー層の厚さを調整することによりその配向
方向を変えて、コレステリック液晶ポリマー層の特性
を、右旋円偏光を反射する一方逆極性の左旋円偏光を透
過する機能を有するようにしても良い。又、偏光反射層
であるコレステリック液晶ポリマー層の原材料も任意で
あるし、偏光反射層としてコレステリック液晶ポリマー
層を形成する際も、均一な厚さを得られれば原材料を塗
り重ね無くても良い。
ク液晶ポリマー層の厚さを調整することによりその配向
方向を変えて、コレステリック液晶ポリマー層の特性
を、右旋円偏光を反射する一方逆極性の左旋円偏光を透
過する機能を有するようにしても良い。又、偏光反射層
であるコレステリック液晶ポリマー層の原材料も任意で
あるし、偏光反射層としてコレステリック液晶ポリマー
層を形成する際も、均一な厚さを得られれば原材料を塗
り重ね無くても良い。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、偏
光反射層を有する平面表示素子を所定のさサイズに切り
出す時に、偏光反射層あるいはガラス基板に割れ、欠
け、クラックを生じたり、偏光反射層に浮き等の損傷を
生じるのを防止出来、高い製造歩留まりで良好な表示品
位を有する平面表示素子を得られる。又、耐久性にもす
ぐれ、長時間にわたり良好な表示品位を得られる。又、
シール剤が偏光反射層上に配置されるため、その高さ分
のシール剤を節約でき、製品となった際のシール幅の制
御も容易となる。
光反射層を有する平面表示素子を所定のさサイズに切り
出す時に、偏光反射層あるいはガラス基板に割れ、欠
け、クラックを生じたり、偏光反射層に浮き等の損傷を
生じるのを防止出来、高い製造歩留まりで良好な表示品
位を有する平面表示素子を得られる。又、耐久性にもす
ぐれ、長時間にわたり良好な表示品位を得られる。又、
シール剤が偏光反射層上に配置されるため、その高さ分
のシール剤を節約でき、製品となった際のシール幅の制
御も容易となる。
【図1】本発明の第1の実施の形態の液晶表示素子及び
バックライトを示す概略断面図である。
バックライトを示す概略断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態のコレステリック液
晶ポリマー層の原理を示す説明図である。
晶ポリマー層の原理を示す説明図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の大型ガラス板の裁
断を示す概略説明図である。
断を示す概略説明図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態のコレステリック液
晶ポリマー層の加熱除去工程を示す概略説明図である。
晶ポリマー層の加熱除去工程を示す概略説明図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態の、裁断線領域除去
後のコレステリック液晶ポリマー層を示す概略説明図で
ある。
後のコレステリック液晶ポリマー層を示す概略説明図で
ある。
【図6】(比較例)液晶表示素子を示す概略断面図であ
る。
る。
【図7】本発明の第2の実施の形態のコレステリック液
晶ポリマー層の研磨除去工程を示す概略説明図である。
晶ポリマー層の研磨除去工程を示す概略説明図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態の、裁断線領域除去
後のコレステリック液晶ポリマー層を示す概略説明図で
ある。
後のコレステリック液晶ポリマー層を示す概略説明図で
ある。
【図9】本発明の第1の変形例のコレステリック液晶ポ
リマー層の加熱除去工程を示す概略説明図である。
リマー層の加熱除去工程を示す概略説明図である。
【図10】本発明の第2の変形例のコレステリック液晶
ポリマー層の加熱除去工程を示す概略説明図である。
ポリマー層の加熱除去工程を示す概略説明図である。
【図11】本発明の第3の変形例のコレステリック液晶
ポリマー層のナイフによる切り出し工程を示す概略説明
図である。
ポリマー層のナイフによる切り出し工程を示す概略説明
図である。
【図12】本発明の第3の変形例のコレステリック液晶
ポリマー層のスクラパによる剥離除去工程を示す概略説
明図である。
ポリマー層のスクラパによる剥離除去工程を示す概略説
明図である。
【図13】本発明の第4の変形例のコレステリック液晶
ポリマー層の研磨除去工程を示す概略説明図である。
ポリマー層の研磨除去工程を示す概略説明図である。
【図14】従来の液晶表示素子及びバックライトを示す
概略断面図である。
概略断面図である。
10…液晶表示素子
11…アレイ基板
11a…光拡散フィルム
11b…位相差板
11c…偏光板
12…対向基板
12b…位相差板
12c…偏光板
13…スペーサ
14…シール剤
16…液晶層
17…ガラス基板
18…TFT素子
20…カラーフィルタ層
21…画素電極
23…液晶配向膜
24…ガラス基板
26…下地配向膜
27…コレステリック液晶ポリマー層
28…コモン電極
30…液晶配向膜
32…バックライト
62…第1の大型ガラス板
63…第2の大型ガラス板
64…裁断線
70…レーザ光源
71…レーザ光
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
G09F 9/35 G09F 9/35 5G435
Fターム(参考) 2H088 FA05 HA01 HA12 HA16 HA18
HA21 HA28 JA14 MA20
2H089 LA41 QA12 RA11 TA01 TA12
TA14 TA15 TA18
2H090 JB02 JC13 KA09 LA06 LA09
LA15 LA16 LA20
2H091 FA02Y FA07X FA07Z FA08X
FA08Z FA11X FA11Z FA14Z
FA41Z GA01 HA11 LA12
5C094 AA42 AA43 AA44 BA43 CA19
CA24 ED03 ED11
5G435 AA17 BB12 CC09 CC12 EE09
FF03 GG12 KK02 KK05 KK10
Claims (8)
- 【請求項1】 画像表示基板及び反射透過基板からなる
一対の基板と、前記反射透過基板の内面に取着され、端
面が前記反射透過基板の端面より内側に位置する偏光反
射層と、前記一対の基板の表示領域を囲うよう配置され
るシール剤と、このシール剤に囲まれる領域にて前記一
対の基板間に封入される光変調層とを有する平面表示素
子の製造方法において、 前記反射透過基板内面に前記偏光反射層を形成する工程
と、 前記偏光反射層の端面が前記反射透過基板の端面と前記
表示領域との間に位置するよう前記偏光反射層の一部を
除去する工程と、 前記画像表示基板及び前記反射透過基板を前記シール剤
で貼り合せる工程と、 前記シール剤により貼り合わされた前記一対の基板を前
記反射透過基板の端面にて裁断する工程とを具備するこ
とを特徴とする平面表示素子の製造方法。 - 【請求項2】 画像表示基板及び反射透過基板からなる
一対の基板と、前記反射透過基板の内面に取着され、端
面が前記反射透過基板の端面より内側に位置する偏光反
射層と、前記一対の基板の表示領域を囲うよう配置され
るシール剤と、このシール剤に囲まれる領域にて前記一
対の基板間に封入される光変調層とを有する平面表示素
子の製造方法において、 前記画像表示基板の複数面分の面積を有する第1の大型
基板上に複数面の前記画像表示基板を形成する工程と、 前記反射透過基板の複数面分の面積を有する第2の大型
基板内面に前記偏光反射層を形成する工程と、 前記第2の大型基板上にて、前記反射透過基板毎に、前
記偏光反射層の端面が前記反射透過基板の端面と前記表
示領域との間に位置するよう前記偏光反射層の一部を除
去する工程と、 前記第1の大型基板及び前記第2の大型基板を前記シー
ル剤で貼り合せる工程と、 前記シール剤により貼り合わた第1及び第2の大型基板
を前記反射透過基板の端面にて切り離す工程とを具備す
ることを特徴とする平面表示素子の製造方法。 - 【請求項3】 前記偏光反射層の一部を除去する工程
が、レーザ光により除去する工程である事を特徴とする
請求項1又は請求項2のいずれか記載の平面表示素子の
製造方法。 - 【請求項4】 前記偏光反射層の一部を除去する工程
が、ガスバーナの火炎により除去する工程である事を特
徴とする請求項1又は請求項2のいずれか記載の平面表
示素子の製造方法。 - 【請求項5】 前記偏光反射層の一部を除去する工程
が、ホットエアにより除去する工程である事を特徴とす
る請求項1又は請求項2のいずれか記載の平面表示素子
の製造方法。 - 【請求項6】 前記偏光反射層の一部を除去する工程
が、研磨剤入りゴムブレードで削り取る工程である事を
特徴とする請求項1又は請求項2のいずれか記載の平面
表示素子の製造方法。 - 【請求項7】 前記偏光反射層の一部を除去する工程
が、ナイフにより切れ目を形成後、スクラパで剥離する
工程である事を特徴とする請求項1又は請求項2のいず
れか記載の平面表示素子の製造方法。 - 【請求項8】 前記偏光反射層の一部を除去する工程
が、サンドブラスタの研磨剤の噴射により削り取る工程
である事を特徴とする請求項1又は請求項2のいずれか
記載の平面表示素子の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001231760A JP2003043476A (ja) | 2001-07-31 | 2001-07-31 | 平面表示素子の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001231760A JP2003043476A (ja) | 2001-07-31 | 2001-07-31 | 平面表示素子の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003043476A true JP2003043476A (ja) | 2003-02-13 |
Family
ID=19063773
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001231760A Pending JP2003043476A (ja) | 2001-07-31 | 2001-07-31 | 平面表示素子の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003043476A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20100167076A1 (en) * | 2007-06-06 | 2010-07-01 | Nitto Denko Corporation | Laser beam processing method and laser processed product |
JP2018105968A (ja) * | 2016-12-26 | 2018-07-05 | 日本精機株式会社 | ヘッドアップディスプレイ装置及び同製造方法 |
WO2019210665A1 (zh) * | 2018-05-02 | 2019-11-07 | 云谷(固安)科技有限公司 | 显示面板制造方法和显示面板 |
US10921627B2 (en) | 2018-05-02 | 2021-02-16 | Yungu (Gu'an) Technology Co., Ltd. | Methods of manufacturing display panels and display panels |
-
2001
- 2001-07-31 JP JP2001231760A patent/JP2003043476A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20100167076A1 (en) * | 2007-06-06 | 2010-07-01 | Nitto Denko Corporation | Laser beam processing method and laser processed product |
US9566663B2 (en) * | 2007-06-06 | 2017-02-14 | Nitto Denko Corporation | Laser processing method and land laser processed product |
JP2018105968A (ja) * | 2016-12-26 | 2018-07-05 | 日本精機株式会社 | ヘッドアップディスプレイ装置及び同製造方法 |
WO2019210665A1 (zh) * | 2018-05-02 | 2019-11-07 | 云谷(固安)科技有限公司 | 显示面板制造方法和显示面板 |
US10921627B2 (en) | 2018-05-02 | 2021-02-16 | Yungu (Gu'an) Technology Co., Ltd. | Methods of manufacturing display panels and display panels |
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