JP2003043393A - 光走査光学系及びそれを用いた画像形成装置 - Google Patents

光走査光学系及びそれを用いた画像形成装置

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JP2003043393A
JP2003043393A JP2001236506A JP2001236506A JP2003043393A JP 2003043393 A JP2003043393 A JP 2003043393A JP 2001236506 A JP2001236506 A JP 2001236506A JP 2001236506 A JP2001236506 A JP 2001236506A JP 2003043393 A JP2003043393 A JP 2003043393A
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scanning
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light beam
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JP2001236506A
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Yoshihiro Ishibe
芳浩 石部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主走査方向のFnoの変化を少なくし、また
小型で簡易な構成であるにも拘わらず、スポット径が均
一で高画質化に対応することが可能な光走査光学系及び
それを用いた画像形成装置を得ること。 【解決手段】 光源から出射した光束の状態を集光レン
ズで他の状態に変換する第1の光学系、該変換された光
束を主走査方向に偏向走査する光偏向器、該光偏向器に
よって偏向走査された光束が被走査面上にスポット状に
結像され走査される光走査光学系において、該光偏向器
は正弦振動を行うものであって、該光偏向器の正弦振動
の振動中心軸は偏向反射面以外に存在し、かつ条件式
(2)を満足させること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光走査光学系及びそ
れを用いた画像形成装置に関し、特に光偏向器として正
弦振動を行う光偏向器を用いた、小型でかつ簡易な構成
の例えばレーザービームプリンタやデジタル複写機等の
画像形成装置に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来から光偏向器として正弦振動を行う
光偏向器を使用した光走査光学系が種々と提案されてい
る。正弦振動を行う光偏向器によって偏向反射された光
束を被走査面上で結像し等速走査させる為には、通常結
像レンズとしてarcsinレンズを用いることが多い。
【0003】また光偏向器として正弦振動を行う光偏向
器を使用して、その光偏向器の偏向反射面(偏向面)を
凸面とすることによって上記arcsinレンズを省略した形
態の光走査光学系も種々提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記arcsinレンズは構
成が複雑であり、装置の小型・低コストを達成すること
は困難であった。またarcsinレンズを使用した光走査光
学系は、走査中心に対して走査端部の主走査方向のFn
o(Fナンバー)が変化してしまうという特性があり、
その為に走査中心と走査端部の被走査面上における主走
査方向のスポット径が不均一になってしまうという問題
点が存在する。
【0005】その為、従来の光偏向器として正弦振動を
行う光偏向器を使用した光走査光学系(光走査装置)を
用いた画像形成装置は、高品位の画像出力を得ることが
非常に困難であった。
【0006】また上記arcsinレンズを省略した形態の光
走査光学系においては、小型・低コストに対しては有利
であるが、やはり走査中心に対して走査端部の主走査方
向のFnoが変化してしまうという特性があり、その為
に走査中心と走査端部の被走査面上における主走査方向
のスポット径が不均一になってしまうという問題点が存
在する。
【0007】さらにarcsinレンズを省略した形態の光走
査光学系においては、被走査面上における等速性を良好
に保つ為に、光偏向器の正弦振動の最大振幅が制限され
てしまうという問題点があり、光学系の配置の自由度が
少ないという問題点も存在していた。
【0008】本発明は光偏向器として正弦振動を行う光
偏向器を使用した光走査光学系において、光学系の主走
査方向のFnoの変化を少なくし、かつ小型で簡易な構
成であるにも拘わらずスポット径が均一である光走査光
学系の提供を目的とする。
【0009】また上記arcsinレンズ等を省略可能で、か
つ光偏向器の最大振幅に自由度を持たせることにより、
光学系の配置の制限が少ない光走査光学系及びそれを用
いた画像形成装置の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の光走査
光学系は、光源から出射した光束の状態を集光レンズで
他の状態に変換する第1の光学系、該変換された光束を
主走査方向に偏向走査する光偏向器、該光偏向器によっ
て偏向走査された光束が被走査面上にスポット状に結像
され走査される光走査光学系において、該光偏向器は正
弦振動を行うものであって、該光偏向器の正弦振動の振
動中心軸は偏向反射面以外に存在し、該光偏向器によっ
て偏向反射された光束が、該被走査面上の走査中心点に
向かうときの偏向反射点から該被走査面上の走査中心点
までの距離をl、該光偏向器によって偏向反射された光
束が、該被走査面上の走査中心点に向かうときの該偏向
反射面に入射する光束の主走査方向の光束幅をD、該光
偏向器によって偏向反射された光束が、該被走査面上の
走査中心以外の任意の点に向かうときの該偏向反射点か
ら該被走査面上の光束到達点までの距離をl′、該光偏
向器によって偏向反射された光束が、該被走査面上の走
査中心以外の任意の点に向かうときの該偏向反射面に入
射する光束の主走査方向の光束幅をD′、該光偏向器に
よって偏向反射された光束の主光線が、該被走査面上の
走査中心以外の任意の点に向かうときの主走査断面にお
ける被走査面の法線との成す角度をαとしたとき、
【0011】
【数4】
【0012】なる条件を満足することを特徴としてい
る。
【0013】請求項2の発明は請求項1の発明におい
て、前記光偏向器の偏向反射面は主走査断面内において
凸面形状であることを特徴としている。
【0014】請求項3の発明は請求項2の発明におい
て、前記凸面形状は、円弧形状であることを特徴として
いる。
【0015】請求項4の発明は請求項3の発明におい
て、前記凸面形状は、非円弧形状であることを特徴とし
ている。
【0016】請求項5の発明は請求項2の発明におい
て、前記円弧形状の曲率半径をR、前記光偏向器の振動
中心軸と偏向反射面との中心までの距離をd、前記光偏
向器の正弦振動の最大振幅をφmax、角振動数をω、
時間をtとするとき、
【0017】
【数5】
【0018】なる条件を満足することを特徴としてい
る。
【0019】請求項6の発明は請求項4の発明におい
て、前記非円弧形状の近軸曲率半径をR0、前記光偏向
器の振動中心軸と偏向反射面との中心までの距離をd、
前記光偏向器の正弦振動の最大振幅をφmax、角振動
数をω、時間をtとするとき、
【0020】
【数6】
【0021】なる条件を満足することを特徴としてい
る。
【0022】請求項7の発明は請求項5又は6の発明に
おいて、前記光偏向器からの反射光束が直接、前記被走
査面に入射することを特徴としている。
【0023】請求項8の発明は請求項7の発明におい
て、前記光偏向器の偏向反射面は副走査断面内において
凸面形状であることを特徴としている。
【0024】請求項9の発明は請求項8の発明におい
て、前記凸面形状は、円弧形状であることを特徴として
いる。
【0025】請求項10の発明は請求項9の発明におい
て、前記円弧形状の曲率半径は、走査中心位置から走査
端部にかけて連続的に変化していることを特徴としてい
る。
【0026】請求項11の発明は請求項8の発明におい
て、前記凸面形状は、非円弧形状であることを特徴とし
ている。
【0027】請求項12の発明は請求項11の発明にお
いて、前記非円弧形状の近軸曲率半径は、走査中心位置
から走査端部にかけて連続的に変化していることを特徴
としている。
【0028】請求項13の発明は請求項1乃至12の何
れか1項の発明において、前記光源から出射する光束の
波長が500nm以下であることを特徴としている。
【0029】請求項14の発明の光走査装置は、請求項
1乃至13の何れか1項に記載の光走査光学系を用い、
レーザーの発光基板と共に1つの筐体に収めユニットと
したことを特徴としている。
【0030】請求項15の発明の画像形成装置は、請求
項14記載の光走査装置と、前記被走査面に配置された
感光体と、前記光走査装置で走査された光束によって前
記感光体上に形成された静電潜像をトナー像として現像
する現像器と、現像されたトナー像を被転写材に転写す
る転写器と、転写されたトナー像を被転写材に定着させ
る定着器とを有することを特徴としている。
【0031】請求項16の発明の画像形成装置は、請求
項14記載の光走査装置と、外部機器から入力したコー
ドデータを画像信号に変換して前記光走査装置に入力せ
しめるプリンタコントローラとを有していることを特徴
としている。
【0032】
【発明の実施の形態】[実施形態1]図1は本発明の実
施形態1の光走査光学系の主走査方向の要部断面図(主
走査断面図)である。
【0033】尚、本明細書において主走査方向とは光偏
向器によって光束が偏向走査される方向を称し、副走査
方向とは補正レンズの光軸(中心軸)を含み主走査方向
とに直交する方向を称す。
【0034】図中、1は光源手段(光源)であり、例え
ば半導体レーザーより成っている。2は第1の光学系と
しての集光レンズ(コリメーターレンズ)であり、光源
手段1から出射された発散光束を収束光束もしくは平行
光束に変換している。3はシリンドリカルレンズであ
り、副走査方向のみに所定の屈折力を有している。5は
開口絞りであり、通過光束(光量)を制限している。
尚、集光レンズ2、シリンドリカルレンズ3、開口絞り
5等の各要素は入射光学系11の一要素を構成してい
る。
【0035】4は往復型の光偏向器であり、例えばガル
バノミラー(振動ミラー)より成っている。この光偏向
器4は振動の中心軸6を中心に最大振幅±φmaxの範囲
で主走査方向に往復振動しており、その振動角φが角振
動数ω、時間tによって、 φ=φmax・sinωt で表わされる正弦振動を行っている。光偏向器4の偏向
反射面4aは図1に示す如く、その振動の中心軸6から
距離dだけオフセットして配置されている。
【0036】また図2に示すように光偏向器4の偏向反
射面4aの主走査断面内の形状は凸面形状(円弧形状)
より成り、該偏向反射面4aで偏向走査された光束は主
走査方向の収束度合いを弱めて被走査面8上に集光し走
査される。
【0037】7は補正レンズであり、副走査断面内にの
み所定の屈折力を有している。本実施形態ではこの補正
レンズ7により副走査断面内においては偏向反射面4a
と被走査面8とが略共役関係とされ、該偏向反射面4a
で偏向走査された光束が副走査断面内においても被走査
面8上に集光される。
【0038】8は被走査面としての感光ドラム面であ
る。
【0039】本実施形態において画像情報に応じて半導
体レーザー1から光変調され出射した発散光束は集光レ
ンズ2によって収束光束もしくは平行光束に変換され、
シリンドリカルレンズ3を介して、開口絞り5によって
光量が制限され、主走査断面内においては光偏向器4の
振動角(偏向角)の略中央から偏向反射面5aに入射
(正面入射)する。また副走査断面内においては偏向反
射面5aに対し副走査方向に角度を持って入射(斜入
射)する。
【0040】そして光偏向器4の偏向反射面4aで偏向
反射された光束は補正レンズ7を介して感光ドラム面8
上に導光され、該光偏向器4の偏向反射面4aを往復運
動させることによって、該感光ドラム面8上を所定方向
(主走査方向)に光走査している。これにより記録媒体
としての感光ドラム面8上に画像記録を行っている。
【0041】図3は本実施形態において偏向反射面4a
で偏向走査された光束が、被走査面8上の走査中心位置
Qと走査中心以外の任意の位置Sに到達するときの光束
中心線(主光線)Rs及び偏向反射面4aに入射する収
束光束のマージナル光線を示した図である。同図におい
て図1に示した要素と同一要素には同符番を付してい
る。
【0042】本実施形態において光偏向器4の正弦振動
の振動中心軸6は偏向反射面4a以外に存在し、該光偏
向器4の偏向反射面4aで偏向反射された反射光束が走
査中心位置Qに到達するときの偏向反射面4a−1と反
射光束との交点Pから走査中心位置Qまでの距離をl、
反射光束が走査中心以外の任意の位置Sに到達するとき
の偏向反射面4a−2と光束との交点Rから任意の位置
Sまでの距離をl′とする。
【0043】また図3や図4に示すように光束が光偏向
器4の偏向反射面4a−1に入射するときの主走査方向
の光束幅をD、光偏向器4の偏向反射面4a−2に入射
するときの主走査方向の光束幅をD′とし、主走査断面
内における主光線RSと被走査面8との法線8aとの成
す角度をαとする。
【0044】このとき走査中心位置Qにおける主走査方
向のFnoをF、走査中心以外の任意の位置Sにおける
主走査方向のFnoをF′とすると、図4より F =l/D、 F′=l′/D′ であるから
【0045】
【数7】
【0046】で表わすことができる。
【0047】即ち、走査中心以外の任意の位置Sにおけ
る主走査方向のスポット径は走査中心位置Qにおける主
走査方向のスポット径の[(l′/l)×(D/
D′)]倍になることが理解できる。
【0048】但し、上記スポット径は光束の進行方向に
対して垂直な断面で観測したときのスポット径である。
走査中心以外の任意の位置Sにおいては、光束と被走査
面8の法線はの角度を有している為、走査中心以外の任
意の位置Sにおいて被走査面8に垂直に観測した主走査
方向のスポット径は、さらに(1/cosα)倍だけ大き
く観測されることとなる。
【0049】従って走査中心位置Qにおける主走査方向
のスポット径δと走査中心以外の任意の位置Sにおける
主走査方向のスポット径δ′とは、 F′/F=δ′/δ より δ′=δ×(F′/F) であるから、
【0050】
【数8】
【0051】なる関係で表わされる。
【0052】本実施形態においては光偏向器4の偏向反
射面4aは図3に示す如く、その振動の中心軸6から距
離dだけオフセットして配置されている為、偏向反射面
4aと振動の中心軸6とが一致しているときに比べて、
(l′/l)の値を小さくすることを可能としている。
【0053】さらに光偏向器4の偏向反射面4aに入射
する光束を収束光束としていることにより、図3から明
らかに(D/D′)の値を1以下にすることができる。
【0054】それによって上記(1)式における係数、
〔(l′/l)×(D/D′)×(1/cosα)〕の値
を従来よりも小さな値とすることができ、主走査方向の
スポット径の均一性を向上させることが可能となる。
【0055】主走査方向のスポット径の均一性は有効走
査領域全域において±20%以下にすることが望まし
い。そこで本実施形態においては、以下の条件式(2)
【0056】
【数9】
【0057】を満足するように各パラメータを設定して
いる。
【0058】次に被走査面8上における走査結像点の等
速性について考察する。
【0059】図3を参照すると走査中心位置Qから正弦
振動を行っている偏向反射面4a−2によって偏向反射
された光束が走査中心以外の任意の位置Sまでの距離
y′は、 y′=l′sinα で表される。
【0060】一方、主走査断面内において偏向反射面4
aの曲率半径R及びオフセットdを有する偏向反射面4
aが角振動数ωで等角速度で回転していると仮定し、理
想的なfθレンズによって被走査面上を等速走査された
場合の理想像高yは、
【0061】
【数10】
【0062】で表される。
【0063】ここで、上記距離y′の距離yに対する差
分がfθ特性として定義される。
【0064】本実施形態においてはfθ特性を0.5%
以下に押さえる為に、以下の条件式(3)
【0065】
【数11】
【0066】を満足するように各パラメーターR、D、
φmaxを最適な値に設定している。
【0067】従来においては最大振幅φmaxの値のみで
fθ特性が決定されていたのに対して、本実施形態にお
いては偏向反射面4aの主走査断面内における曲率半径
R、及びオフセットdの値を最適化することによって、
従来よりもより良好なfθ特性を実現することを可能と
している。
【0068】本実施形態において偏向反射面4aの主走
査断面内の形状は上記の如く凸面の円弧形状であり、副
走査断面内の形状は平面である。補正レンズ7の第1面
(偏向反射面4a側の面)7aの主走査断面内の形状は
円弧形状であり、副走査断面内の形状は平面である。補
正レンズ7の第2面(被走査面8側の面)7bの主走査
断面内の形状は円弧形状であり、副走査断面内の形状は
各レンズ面と光軸との交点を原点とし、光軸方向をX
軸、主走査断面内において光軸と直交する軸をY軸、副
走査断面内において光軸と直交する軸をZ軸としたとき
に、主走査方向のレンズ面座標がyであるところの曲率
半径r′が、
【0069】
【数12】
【0070】なる式で表わされる。
【0071】尚、rは光軸上における曲率半径、D2
10は各係数であり、D2〜D10の値に従って副走査断
面内の曲率半径が、走査中心位置から走査端部にかけて
連続的に変化している形状となっている。
【0072】図5に本実施形態における各像高毎の
〔(l′/l)×(D/D′)×(1/cosα)〕の値
のグラフを示す。前述の如く上記条件式(2)を満足し
ていることが解る。
【0073】即ち、被走査面上における主走査方向のス
ポット径の不均一が良好に押さえられており、高品位の
画像出力を得るのに好適な光走査光学系を提供すること
を可能としている。
【0074】図6に本実施形態における各像高毎の
【0075】
【数13】
【0076】の値のグラフを示す。前述の如く上記条件
式(3)を満足していることが解る。
【0077】即ち、fθ特性が良好に補正されており、
高品位の画像出力を得るのに好適な光走査光学系を提供
することを可能としている。
【0078】図7に本実施形態における主走査方向及び
副走査方向の像面湾曲特性を示す。
【0079】同図に示すように主走査方向及び副走査方
向の像面湾曲が良好に補正されていることが解る。
【0080】表−1に本発明の実施形態1の光走査光学
系の諸特性を示す。
【0081】
【表1】
【0082】尚、本実施形態の光走査光学系はレーザー
の発光基板と共に1つの筐体に収められ、ユニット(光
走査装置)として構成されている。
【0083】[実施形態2]図8は本発明の実施形態2
の光走査光学系の主走査方向の要部断面図(主走査断面
図)である。同図において図1に示した要素と同一要素
には同符番を付している。
【0084】本実施形態において前述の実施形態1と異
なる点は光偏向器の偏向反射面の主走査断面内の形状を
凸面の非円弧形状から形成した点と、光偏向器の回転中
心から被走査面までの距離を短くしてコンパクトに構成
した点と、光源手段を発振波長が390nmの短波長の
光源を使用した点である。その他の構成及び光学的作用
は実施形態1と略同様であり,これにより同様な効果を
得ている。
【0085】即ち、本実施形態において光偏向器の偏向
反射面の主走査断面内の形状は、凸面の非円弧形状から
成り、その形状は各レンズ面と光軸との交点を原点と
し、光軸方向をX軸、主走査断面内において光軸と直交
する軸をY軸、副走査断面内において光軸と直交する軸
をZ軸としたときに、
【0086】
【数14】
【0087】なる式であらわされる。
【0088】なお、R0は近軸曲率半径、k、B4〜B10
は非球面係数である。
【0089】本実施形態においても実施形態1と同様に
被走査面8上における走査結像点の等速性が定義され
る。
【0090】本実施形態においては、前記条件式(3)
における偏向反射面の曲率半径Rを、近軸曲率半径R0
に置き換えた、下記の条件式(4)
【0091】
【数15】
【0092】を満足するように各パラメーターR0
D、φmaxを最適な値に設定することによってfθ特性
を0.5%以下に押さえている。
【0093】また本実施形態においては光源の波長とし
て390nmという短波長の光源を使用している為、同
一スポット径を得る為のFnoを大きく設定することが
可能となる。その結果として光偏向器の偏向反射面の有
効面積を小さくすることができる為、光偏向器の振動周
波数を上げることが可能となり、高速化に対して非常に
有利な形態とすることができる。
【0094】図9に本実施形態における各像高毎の
〔(l′/l)×(D/D′)×(1/cosα)〕の値
のグラフを示す。前述の如く上記条件式(2)を満足し
ていることが解る。
【0095】即ち、被走査面上における主走査方向のス
ポット径の不均一が良好に押さえられており、高品位の
画像出力を得るのに好適な光走査光学系を提供すること
を可能としている。
【0096】図10に本実施形態における、各像高毎の
【0097】
【数16】
【0098】の値のグラフを示す。前述の如く上記条件
式(4)を満足していることが解る。
【0099】即ち、fθ特性が良好に補正されており、
高品位の画像出力を得るのに好適な光走査光学系を提供
することを可能としている。
【0100】図11に本実施形態における主走査方向及
び副走査方向の像面湾曲特性を示す。
【0101】同図に示すように主走査方向及び副走査方
向の像面湾曲が良好に補正されていることが解る。
【0102】表−2に本発明の実施形態2の光走査光学
系の諸特性を示す。
【0103】
【表2】
【0104】[実施形態3]図12は本発明の実施形態
3の光走査光学系の主走査方向の要部断面図(主走査断
面図)である。同図において図1に示した要素と同一要
素には同符番を付している。
【0105】本実施形態において前述の実施形態2と異
なる点は、入射系のシリンドリカルレンズ及び補正レン
ズを用いずに構成した点と、光偏向器4の偏向反射面4
aの主走査断面内及び副走査断面内の断面形状を凸面の
円弧形状より構成した点である。その他の構成及び光学
的作用は実施形態2と略同様であり,これにより同様な
効果を得ている。
【0106】即ち,本実施形態においては集光レンズ2
によって収束光束に変換された光束がシリンドリカルレ
ンズ3を介することなく光偏向器4の偏向反射面4aに
入射し、かつ偏向反射面4aで反射された光束が直接、
被走査面に入射するようにしている。
【0107】本実施形態における光偏向器4の偏向反射
面4aの主走査断面内及び副走査断面内の断面形状は凸
面の円弧形状をしており、該偏向反射面4aで偏向走査
された光束は主走査方向及び副走査方向の収束度合いを
弱められて被走査面8上に集光し走査される。
【0108】光偏向器4の偏向反射面4aの副走査断面
内の形状は各レンズ面と光軸との交点を原点とし、光軸
方向をX軸、主走査断面内において光軸と直交する軸を
Y軸、副走査断面内において光軸と直交する軸をZ軸と
したときに、主走査方向のレンズ面座標がyであるとこ
ろの曲率半径r′が、
【0109】
【数17】
【0110】なる式で表わされる。
【0111】なお、rは光軸上における曲率半径、D2
〜D10は各係数であり、D2〜D10の値に従って副走査
断面内の曲率半径が、走査中心位置から走査端部にかけ
て連続的に変化している形状となっている。
【0112】図2は偏向反射面4aの副走査断面内の曲
率半径が走査中心から走査端部にかけて連続的に変化し
ている様子を示した説明図である。
【0113】本実施形態においては補正レンズを省略し
た形態となっている。光偏向器として偏向反射面が複数
ある回転多面鏡を用いずに、偏向反射面が1面のみであ
る往復振動型の光偏向器を用いる場合は反射面間の面倒
れ誤差を補正する必要が無い為、補正レンズを省略する
ことが可能となる。但し、その場合において偏向反射面
の副走査断面内の形状を前記実施形態1及び実施形態2
の如き平面形状から構成すると、被走査面上において副
走査方向が集光しない為、本実施形態においては偏向反
射面の副走査断面内の形状を凸面の円弧形状とすること
によって、副走査方向においても被走査面上にスポット
状に集光するようにしている。
【0114】一方、偏向反射面を、例えば主走査方向と
副走査方向の曲率半径が同一の凸面、即ち凸球面として
構成すると、走査中央部においては主走査方向及び副走
査方向共に被走査面上においてスポット状に集光させる
ことができるが、走査中央部以外においては副走査方向
の像面湾曲がマイナス側に大きく発生してしまい、走査
中央部以外においては副走査方向を正常に集光すること
ができなくなってしまう。
【0115】そこで本実施形態においては、上記問題点
を解決する為に光偏向器4の偏向反射面4aの副走査断
面内の曲率半径を走査中心位置から走査端部にかけて連
続的に変化する形状としている。この様な形状を採用す
ることによって全有効走査域全域において副走査方向の
像面湾曲を補正し、被走査面8上において良好なる集光
状態を得ることを可能としている。
【0116】図13に本実施形態における各像高毎の
〔(l′/l)×(D/D′)×(1/cosα)〕の値
のグラフを示す。前述の如く上記条件式(2)を満足し
ていることが解る。
【0117】即ち、被走査面8上における主走査方向の
スポット径の不均一が良好に押さえられており、高品位
の画像出力を得るのに好適な光走査光学系を提供するこ
とを可能としている。
【0118】図14に本実施形態における各像高毎の
【0119】
【数18】
【0120】の値のグラフを示す。前述の如く上記条件
式(3)を満足していることが解る。
【0121】即ち、fθ特性が良好に補正されており、
高品位の画像出力を得るのに好適な光走査光学系を提供
することを可能としている。
【0122】図15に本実施形態における主走査方向及
び副走査方向の像面湾曲特性を示す。
【0123】前述の如く光偏向器の偏向反射面の副走査
断面内の曲率半径を走査中心位置から走査端部にかけて
連続的に変化する形状としている為に副走査方向の像面
湾曲も非常に良好に補正されていることが解る。
【0124】表−3に本発明の実施形態3の光走査光学
系の諸特性を示す。
【0125】
【表3】
【0126】[実施形態4]図16は本発明の実施形態
4の光走査光学系の主走査方向の要部断面図(主走査断
面図)である。同図において図1に示した要素と同一要
素には同符番を付している。
【0127】本実施形態において前述の実施形態3と異
なる点は、光偏向器4の偏向反射面4aの副走査断面内
の形状を凸面の非円弧形状より形成している点である。
その他の構成及び光学的作用は実施形態3と略同様であ
り,これにより同様な効果を得ている。
【0128】即ち、光偏向器4の偏向反射面4aの形状
は各レンズ面と光軸との交点を原点とし、光軸方向をX
軸、主走査断面内において光軸と直交する軸をY軸、副
走査断面内において光軸と直交する軸をZ軸としたとき
に、
【0129】
【数19】
【0130】なる式で表される。
【0131】なお、r0は近軸曲率半径、k、B4〜B10
は非球面係数である。
【0132】且つ、各レンズ面と光軸との交点を原点と
し、光軸方向をX軸、主走査断面内において光軸と直交
する軸をY軸、副走査断面内において光軸と直交する軸
をZ軸としたときに、主走査方向のレンズ面座標がyで
あるところの副走査断面内の近軸曲率半径r0′が、
【0133】
【数20】
【0134】なる式で表わされる形状をしている。
【0135】なお、r0は光軸上における近軸曲率半径、
2〜D10は各係数であり、D2〜D 10の値に従って副走
査断面内の近軸曲率半径が、走査中心位置から走査端部
にかけて連続的に変化している形状となっている。
【0136】前述の実施形態3のように光偏向器の偏向
反射面の副走査断面内の曲率半径を走査中心位置から走
査端部にかけて連続的に変化する形状とすると、全有効
走査域全域において副走査像面湾曲を補正し、被走査面
上において良好な集光状態を得ることができるが、主走
査断面と副走査断面の中間のアジムスにおける波面収差
が劣化しやすくなる。
【0137】そこで本実施形態においては光偏向器4の
偏向反射面4aの副走査断面の形状を非円弧形状とする
ことによって、主走査断面と副走査断面の中間のアジム
スにおける波面収差を良好に補正している。
【0138】本実施形態における各像高毎の(L′/
L)×(D/D′)×(1/cosα)の値、各像高毎の
【0139】
【数21】
【0140】の値、及び主走査方向・副走査方向の像面
湾曲特性は実施形態3と同様であり、被走査面8上にお
ける主走査方向のスポット径の不均一及びfθ特性も良
好に補正されており、高品位の画像出力を得るのに好適
な光走査光学系を提供することを可能としている。
【0141】図17は主走査断面と副走査断面の中間の
アジムスにおける波面収差を示す図である。
【0142】主走査断面をアジムス0度、副走査断面を
アジムス90度としたとき、その中間の45度方向のア
ジムスにおける2本のマージナル光線の波面収差をそれ
ぞれWAu、WAlとし、波面収差のコマ成分:WAco
ma=(WAu−WAl)/2をプロットしている。
【0143】点線は前記実施形態3における波面収差の
コマ成分、実線は本実施形態における波面収差のコマ成
分である。
【0144】本実施形態においては光偏向器4の偏向反
射面4aの副走査断面内の形状を非円弧形状とすること
によって波面収差のコマ成分が補正されていることが解
る。
【0145】表−4に本発明の実施形態4の光走査光学
系の諸特性を示す。
【0146】
【表4】
【0147】[画像形成装置]図18は、前述した実施
形態1、2、3又は4の光走査装置を用いた画像形成装
置(電子写真プリンタ)の実施形態を示す副走査断面内
における要部断面図である。図18において、符号10
4は画像形成装置を示す。この画像形成装置104に
は、パーソナルコンピュータ等の外部機器117からコ
ードデータDcが入力する。このコードデータDcは、
装置内のプリンタコントローラ111によって、画像デ
ータ(ドットデータ)Diに変換される。この画像デー
タDiは、各実施形態1、2、3、4で示した構成を有
する光走査ユニット100に入力される。そして、この
光走査ユニット(光走査装置)100からは、画像デー
タDiに応じて変調された光ビーム(光束)103が射
出され、この光ビーム103によって感光ドラム101
の感光面が主走査方向に走査される。
【0148】静電潜像担持体(感光体)たる感光ドラム
101は、モータ115によって時計廻りに回転させら
れる。そして、この回転に伴って、感光ドラム101の
感光面が光ビーム103に対して、主走査方向と直交す
る副走査方向に移動する。感光ドラム101の上方に
は、感光ドラム101の表面を一様に帯電せしめる帯電
ローラ102が表面に当接するように設けられている。
そして、帯電ローラ102によって帯電された感光ドラ
ム101の表面に、前記光走査ユニット100によって
走査される光ビーム103が照射されるようになってい
る。
【0149】先に説明したように、光ビーム103は、
画像データDiに基づいて変調されており、この光ビー
ム103を照射することによって感光ドラム101の表
面に静電潜像を形成せしめる。この静電潜像は、上記光
ビーム103の照射位置よりもさらに感光ドラム101
の回転断面内における下流側で感光ドラム101に当接
するように配設された現像器107によってトナー像と
して現像される。
【0150】現像器107によって現像されたトナー像
は、感光ドラム101の下方で、感光ドラム101に対
向するように配設された転写ローラ(転写器)108に
よって被転写材たる用紙112上に転写される。用紙1
12は感光ドラム101の前方(図18において右側)
の用紙カセット109内に収納されているが、手差しで
も給紙が可能である。用紙カセット109端部には、給
紙ローラ110が配設されており、用紙カセット109
内の用紙112を搬送路へ送り込む。
【0151】以上のようにして、未定着トナー像を転写
された用紙112はさらに感光ドラム101後方(図1
8において左側)の定着器へと搬送される。定着器は内
部に定着ヒータ(図示せず)を有する定着ローラ113
とこの定着ローラ113に圧接するように配設された加
圧ローラ114とで構成されており、転写部から撒送さ
れてきた用紙112を定着ローラ113と加圧ローラ1
14の圧接部にて加圧しながら加熱することにより用紙
112上の未定着トナー像を定着せしめる。更に定着ロ
ーラ113の後方には排紙ローラ116が配設されてお
り、定着された用紙112を画像形成装置の外に排出せ
しめる。
【0152】図18においては図示していないが、プリ
ントコントローラ111は、先に説明したデータの変換
だけでなく、モータ115を始め画像形成装置内の各部
や、光走査ユニット100内のポリゴンモータなどの制
御を行う。
【0153】
【発明の効果】本発明によれば前述の如く正弦振動を行
う光偏向器の偏向反射面の主走査断面内の形状を凸面形
状とし、光偏向器の正弦振動の振動中心軸と偏向反射面
が同一の位置に存在しないように構成することにより、
主走査方向のFnoの変化を少なくすることができ、ま
た小型で簡易な構成であるにも拘わらずスポット径が均
一で高画質化に対応することができる光走査光学系及び
それを用いた画像形成装置を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1の光走査光学系の主走査
方向の要部断面図
【図2】 本発明の実施形態1の光偏向器の偏向反射面
の形状を示す図
【図3】 本発明の実施形態1の光走査光学系を説明す
る図
【図4】 本発明の実施形態1の光走査光学系を説明す
る図
【図5】 本発明の実施形態1の光走査光学系の主走査
方向のスポット径比率を示す図
【図6】 本発明の実施形態1の光走査光学系のfθ特
性を示す図
【図7】 本発明の実施形態1の光走査光学系の像面湾
曲を示す図
【図8】 本発明の実施形態2の光走査光学系の主走査
方向の要部断面図
【図9】 本発明の実施形態2の光走査光学系の主走査
方向のスポット径比率を示す図
【図10】 本発明の実施形態2の光走査光学系のfθ
特性を示す図
【図11】 本発明の実施形態2の光走査光学系の像面
湾曲を示す図
【図12】 本発明の実施形態3の光走査光学系の主走
査方向の要部断面図
【図13】 本発明の実施形態3の光走査光学系の主走
査方向のスポット径比率を示す図
【図14】 本発明の実施形態3の光走査光学系のfθ
特性を示す図
【図15】 本発明の実施形態3の光走査光学系の像面
湾曲を示す図
【図16】 本発明の実施形態4の光走査光学系の主走
査方向の要部断面図
【図17】 本発明の実施形態3及び4の光走査光学系
の波面収差を示す図
【図18】 本発明の走査光学系を用いた画像形成装置
(電子写真プリンタ)の構成例を示す副走査断面図
【符号の説明】
1 光源(半導体レーザー) 2 集光レンズ 3 シリンドリカルレンズ 4 光偏向器 5 開口絞り 6 光偏向器の軸 7 補正レンズ 8 被走査面 11 入射光学系 100 光走査装置 101 感光ドラム 102 帯電ローラ 103 光ビーム 104 画像形成装置 107 現像装置 108 転写ローラ 109 用紙カセット 110 給紙ローラ 111 プリンタコントローラ 112 転写材(用紙) 113 定着ローラ 114 加圧ローラ 115 モータ 116 排紙ローラ 117 外部機器

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源から出射した光束の状態を集光レン
    ズで他の状態に変換する第1の光学系、該変換された光
    束を主走査方向に偏向走査する光偏向器、該光偏向器に
    よって偏向走査された光束が被走査面上にスポット状に
    結像され走査される光走査光学系において、 該光偏向器は正弦振動を行うものであって、該光偏向器
    の正弦振動の振動中心軸は偏向反射面以外に存在し、該
    光偏向器によって偏向反射された光束が、該被走査面上
    の走査中心点に向かうときの偏向反射点から該被走査面
    上の走査中心点までの距離をl、 該光偏向器によって偏向反射された光束が、該被走査面
    上の走査中心点に向かうときの該偏向反射面に入射する
    光束の主走査方向の光束幅をD、 該光偏向器によって偏向反射された光束が、該被走査面
    上の走査中心以外の任意の点に向かうときの該偏向反射
    点から該被走査面上の光束到達点までの距離をl′、 該光偏向器によって偏向反射された光束が、該被走査面
    上の走査中心以外の任意の点に向かうときの該偏向反射
    面に入射する光束の主走査方向の光束幅をD′、 該光偏向器によって偏向反射された光束の主光線が、該
    被走査面上の走査中心以外の任意の点に向かうときの主
    走査断面における被走査面の法線との成す角度をαとし
    たとき、 【数1】 なる条件を満足することを特徴とする光走査光学系。
  2. 【請求項2】 前記光偏向器の偏向反射面は主走査断面
    内において凸面形状であることを特徴とする請求項1記
    載の光走査光学系。
  3. 【請求項3】 前記凸面形状は、円弧形状であることを
    特徴とする請求項2記載の光走査光学系。
  4. 【請求項4】 前記凸面形状は、非円弧形状であること
    を特徴とする請求項2記載の光走査光学系。
  5. 【請求項5】 前記円弧形状の曲率半径をR、 前記光偏向器の振動中心軸と偏向反射面との中心までの
    距離をd、 前記光偏向器の正弦振動の最大振幅をφmax、角振動
    数をω、時間をtとするとき、 【数2】 なる条件を満足することを特徴とする請求項3記載の光
    走査光学系。
  6. 【請求項6】 前記非円弧形状の近軸曲率半径をR0、 前記光偏向器の振動中心軸と偏向反射面との中心までの
    距離をd、 前記光偏向器の正弦振動の最大振幅をφmax、角振動
    数をω、時間をtとするとき、 【数3】 なる条件を満足することを特徴とする請求項4記載の光
    走査光学系。
  7. 【請求項7】 前記光偏向器からの反射光束が直接、前
    記被走査面に入射することを特徴とする請求項5又は6
    記載の光走査光学系。
  8. 【請求項8】 前記光偏向器の偏向反射面は副走査断面
    内において凸面形状であることを特徴とする請求項7記
    載の光走査光学系。
  9. 【請求項9】 前記凸面形状は、円弧形状であることを
    特徴とする請求項8記載の光走査光学系。
  10. 【請求項10】 前記円弧形状の曲率半径は、走査中心
    位置から走査端部にかけて連続的に変化していることを
    特徴とする請求項9記載の光走査光学系。
  11. 【請求項11】 前記凸面形状は、非円弧形状であるこ
    とを特徴とする請求項8記載の光走査光学系。
  12. 【請求項12】 前記非円弧形状の近軸曲率半径は、走
    査中心位置から走査端部にかけて連続的に変化している
    ことを特徴とする請求項11記載の光走査光学系。
  13. 【請求項13】 前記光源から出射する光束の波長が5
    00nm以下であることを特徴とする請求項1乃至12
    の何れか1項に記載の光走査光学系。
  14. 【請求項14】 請求項1乃至13の何れか1項に記載
    の光走査光学系を用い、レーザーの発光基板と共に1つ
    の筐体に収めユニットとしたことを特徴とする光走査装
    置。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の光走査装置と、前記
    被走査面に配置された感光体と、前記光走査装置で走査
    された光束によって前記感光体上に形成された静電潜像
    をトナー像として現像する現像器と、現像されたトナー
    像を被転写材に転写する転写器と、転写されたトナー像
    を被転写材に定着させる定着器とを有することを特徴と
    する画像形成装置。
  16. 【請求項16】 請求項14記載の光走査装置と、外部
    機器から入力したコードデータを画像信号に変換して前
    記光走査装置に入力せしめるプリンタコントローラとを
    有していることを特徴とする画像形成装置。
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