JP2003042404A - 伝熱管の振れ止め構造とその組立方法 - Google Patents

伝熱管の振れ止め構造とその組立方法

Info

Publication number
JP2003042404A
JP2003042404A JP2001230157A JP2001230157A JP2003042404A JP 2003042404 A JP2003042404 A JP 2003042404A JP 2001230157 A JP2001230157 A JP 2001230157A JP 2001230157 A JP2001230157 A JP 2001230157A JP 2003042404 A JP2003042404 A JP 2003042404A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat transfer
transfer tube
shaped lug
fitting
metal fitting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001230157A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirofumi Yokoo
博典 横尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Power Ltd
Original Assignee
Babcock Hitachi KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Babcock Hitachi KK filed Critical Babcock Hitachi KK
Priority to JP2001230157A priority Critical patent/JP2003042404A/ja
Publication of JP2003042404A publication Critical patent/JP2003042404A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝熱管の摩耗と伝熱管側の振れ止め用ラグ溶
接部の割れを防止する吊下げ型伝熱管振れ止め構造を提
供すること。 【解決手段】 L字型ラグ3を用いて、小片4等を伝熱
管2に溶接固定し、その小片4等と溝を設けた棒状の連
結金具1が取り合うことで伝熱管2を整列させる構成と
する。小片4を連結金具1で挟み込む構造とすること
で、スートブロア噴霧時のコイル振動による力の作用位
置から伝熱管2までの距離を、従来のL字型ラグ3を連
結金具1で挟み込む構造に比べて溶接部の溶接面から小
片当接位置面までの距離に比較して低減でき、伝熱管2
と小片4との取合い構造に生じる応力は割れを防止でき
る程度に小さくなる。経年ボイラ火炉においては、既設
のL字型ラグ3を流用して小片4を設置するだけで本発
明の振れ止め構造の機能を有することになり、経済性に
優れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ボイラの伝熱管
などの伝熱管振れ止め構造とその組立方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の伝熱管振れ止め構造について図6
を用いて説明する。ボイラ火炉の上方から下方へ向け垂
下された多数の伝熱管2を束ねてパネル状にした伝熱管
壁は、運転中のガスの流れによる力や伝熱管2に付着し
た灰を除去するために作動するスートブロワの蒸気噴霧
力によって、パネル壁を作る伝熱管2がボイラ火炉の前
後方向及び左右方向に揺動する。その際、隣接するパネ
ル下端部同士の接触による損傷が懸念され、かつ前記パ
ネル壁の支持部となる天井壁管の貫通部等に過大な応力
が生じるといった強度上の問題がある。そこで、個々の
パネル状の伝熱管壁が独立して揺動しないように、連結
金具1や他の伝熱管2を利用して隣接する4〜8個のパ
ネルを連結してブロック状に整列させた構造を採用して
いる。
【0003】特に火炉内のガス温度が800℃と比較的
低い部位では、他の伝熱管2を利用するのではなく前記
連結構造1を用いる振り止め構造を採用しており、連結
構造1は図7(a)(図6のA−A線矢視図)と図7
(b)(図7(a)のB−B線矢視図)に示すように複
数のパネル状の伝熱管2を連結する凹型の溝1aを設け
た棒状部材の連結金具1と、その凹状の溝1aを伝熱管
2に溶接固定された側面視L字型ラグ3を挟み込むよう
に取り合うことで構成された伝熱管振れ止め構造を採用
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来吊下げ型伝熱管2の振れ止め構造は、以下に示すよう
に伝熱管2と連結金具1の接触による伝熱管2の摩耗が
生じることや伝熱管2に溶接固定したL字型ラグ3の溶
接部3aが割れるなどの欠点を有していた。
【0005】すなわち、前記伝熱管振れ止め構造は、L
字型ラグ3を伝熱管2に溶接固定し、凹状の溝1aを有
する連結金具1で伝熱管2に溶接したL字型ラグ3の突
起部3bを挟み込むように取り付けることでパネル状の
伝熱管2を整列させる目的を達成していた。しかし、パ
ネル揺動時に生じる力の作用位置が伝熱管2とL字型ラ
グ3の溶接部3aの溶接面から30mm程度離れた位置
(図7(b)の長さx1)となり、その距離が比較的長
いことから溶接部3aの伝熱管2との溶接面には大きな
応力が繰り返し発生し、ついには前記溶接面で割れが生
じて破断に至るおそれがある。
【0006】また、L字型ラグ3の突起部3bに力が作
用するため、それに耐えるように突起部3bは20mm
程度の幅を有する構成になっている、そのため、突起部
3bが大型化することにより、その先端部の温度がガス
温度近くまで昇温し、500〜600℃の伝熱管2との
温度差による熱応力が溶接部3aに生じて割れの発生や
破断を促進するおそれがある。更に連結金具1の凹型溝
1aの背面側は、伝熱管2と接触可能な構造であり、パ
ネル揺動によって伝熱管2と連結金具1が摺動し、その
接触揺動部の伝熱管2が摩耗するといった不具合が生じ
ている。伝熱管2の摩耗及びL字型ラグ3の溶接部3a
に損傷が生じた場合では、損傷部の伝熱管2を部分的に
抜管し、新品にとり代えると行った大がかりな作業が生
じ、その費用はかさむことがある。
【0007】本発明の課題は、伝熱管の摩耗と伝熱管側
の振れ止め用ラグ溶接部の割れを防止する吊下げ型伝熱
管振れ止め構造を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の本発明の課題を達
成するために第一グループの本発明は、L字型又はU字
型ラグを用いて、小片等を伝熱管に溶接固定し、その小
片等と溝を設けた棒状の連結金具が取り合うことで伝熱
管を整列させる以下に示す構成(1)〜(4)により達
成される。
【0009】(1)隣接する複数の伝熱管を一つの連結
金具で連結して伝熱管の長手方向に対して直交する方向
の揺れを抑制する吊り下げ型の伝熱管の振れ止め構造組
立方法において、溶接部と突起部からなる側面視L字型
ラグの溶接部の側面と矩形の小片をそれぞれ伝熱管に接
続し、隣接する複数の伝熱管を連結する連結金具に前記
小片が遊嵌する凹状の溝を設け、複数の前記伝熱管の小
片とL字型ラグの溶接部と突起部とが作る空間部に前記
連結金具を挿入し、かつ連結金具の凹状の溝に小片を嵌
め込みながら複数の伝熱管に橋渡し、さらにL字型ラグ
の突起部の頂部にストッパを接続した伝熱管の振れ止め
構造組立方法。
【0010】(2)隣接する複数の伝熱管を一つの連結
金具で連結して伝熱管の長手方向に対して直交する方向
の揺れを抑制する吊り下げ型の伝熱管の振れ止め構造に
おいて、伝熱管に溶接部側面を接続した、溶接部と突起
部からなる側面視L字型ラグと、伝熱管に接続した矩形
の小片と、前記連結金具には、前記小片が遊嵌する凹状
の溝を設け、複数の前記伝熱管の小片とL字型ラグの溶
接部と突起部とが作る空間部に前記連結金具を挿入し、
かつ連結金具の凹状の溝に小片を嵌め込みながら複数の
伝熱管に橋渡した後にL字型ラグの突起部の頂部に接続
したストッパとを備えた伝熱管の振れ止め構造。
【0011】(3)隣接する複数の伝熱管を一つの連結
金具で連結して伝熱管の長手方向に対して直交する方向
の揺れを抑制する吊り下げ型の伝熱管の振れ止め構造組
立方法において、溶接部と突起部からなる側面視U字型
ラグの溶接部の側面を伝熱管に接続し、隣接する複数の
伝熱管を連結する連結金具に前記U字型ラグの溶接部が
遊嵌する凹状の溝を設け、複数の前記伝熱管のU字型ラ
グの溶接部と突起部とが作る空間部に前記連結金具を挿
入し、かつ連結金具の凹状の溝にU字型ラグの溶接部を
嵌め込みながら複数の伝熱管に橋渡し、さらにU字型ラ
グの突起部の頂部にストッパを接続した伝熱管の振れ止
め構造組立方法。
【0012】(4)隣接する複数の伝熱管を一つの連結
金具で連結して伝熱管の長手方向に対して直交する方向
の揺れを抑制する吊り下げ型の伝熱管の振れ止め構造に
おいて、伝熱管に溶接部側面を接続した、溶接部と突起
部からなる側面視U字型ラグと、前記連結金具には、前
記側面視U字型ラグの溶接部が遊嵌する凹状の溝を設
け、複数の前記伝熱管とU字型ラグの突起部と溶接部と
が作る空間部に前記連結金具を挿入し、かつ連結金具の
凹状の溝にU字型ラグの溶接部を嵌め込みながら複数の
伝熱管に橋渡した後にU字型ラグの突起部の頂部に接続
したストッパとを備えた伝熱管の振れ止め構造。
【0013】上記の本発明の課題を達成するために第二
グループの本発明は、L字型ラグを用いて、該L字型ラ
グを伝熱管の外側に取り付けた筒状部材に溶接固定し、
L字型ラグ突起部と棒状の連結金具の穴又は溝によって
取り合うことで伝熱管を整列させる以下に示す(5)〜
(8)の構造としたものである。
【0014】(5)隣接する複数の伝熱管を一つの連結
金具で連結して伝熱管の長手方向に対して直交する方向
の揺れを抑制する吊り下げ型の伝熱管の振れ止め構造組
立方法において、伝熱管の外側に筒状の金具を挿入し、
前記筒状の金具の上下側面に設けた切欠部に挿入可能な
形状のラグを伝熱管の外側に設け、溶接部と突起部から
なる側面視L字型ラグの溶接部を前記筒状の金具に接続
し、連結部材に前記L字型ラグの突起部を遊嵌する穴を
設け、かつ連結部材の穴にL字型ラグの突起部を挿入し
ながら連結部材を複数の伝熱管に橋渡した後にL字型ラ
グの突起部の頂部にストッパを接続した伝熱管の振れ止
め構造組立方法。
【0015】(6)隣接する複数の伝熱管を一つの連結
金具で連結して伝熱管の長手方向に対して直交する方向
の揺れを抑制する吊り下げ型の伝熱管の振れ止め構造に
おいて、伝熱管の外側に挿入し、その上下側面に切欠部
を設けた筒状の金具と、伝熱管の外側に設けられた前記
筒状の金具の切欠部に挿入可能な形状のラグと、溶接部
と突起部からなり、該筒状の金具に溶接部の側面を接続
した側面視L字型ラグと、前記連結金具に、前記L字型
ラグの突起部を遊嵌する穴を設け、前記連結部材の穴に
前記L字型ラグの突起部を挿入しながら連結部材を複数
の伝熱管に橋渡した後にL字型ラグの突起部の頂部に接
続するストッパを備えた伝熱管の振れ止め構造。
【0016】(7)隣接する複数の伝熱管を一つの連結
金具で連結して伝熱管の長手方向に対して直交する方向
の揺れを抑制する吊り下げ型の伝熱管の振れ止め構造組
立方法において、 伝熱管の外側に筒状の金具を挿入
し、前記筒状の金具の上下側面に設けた切欠部に挿入可
能な形状のラグを伝熱管の外側に設け、溶接部と突起部
からなる側面視L字型ラグの溶接部を筒状の金具に接続
し、前記連結部材に前記L字型ラグの突起部を遊嵌する
凹状の溝を設け、かつ連結部材の前記溝に前記L字型ラ
グの突起部を挿入しながら連結部材を複数の伝熱管に橋
渡した後にL字型ラグの突起部の頂部にストッパを接続
した伝熱管の振れ止め構造組立方法。
【0017】(8)隣接する複数の伝熱管を一つの連結
金具で連結して伝熱管の長手方向に対して直交する方向
の揺れを抑制する吊り下げ型の伝熱管の振れ止め構造に
おいて、伝熱管の外側に挿入し、その上下側面に切欠部
を設けた筒状の金具と、伝熱管の外側に設けられた前記
筒状の金具の切欠部に挿入可能な形状のラグと、溶接部
と突起部からなり、該筒状の金具に溶接部側面を接続し
た側面視L字型ラグと、前記連結金具に、前記L字型ラ
グの突起部を遊嵌する凹状の溝を設け、前記連結部材の
溝に前記L字型ラグの突起部を挿入しながら複数の伝熱
管に橋渡しした後にL字型ラグの突起部の頂部に接続す
るストッパを備えた伝熱管の振れ止め構造。
【0018】
【作用】本発明の第一グループの発明によれば、伝熱管
に溶接した小片等を連結金具で挟み込む構造とすること
により伝熱管を整列させる目的を達成できる。
【0019】さらに、前記小片等を連結金具で挟み込む
構造とすることで、スートブロア噴霧時のコイル振動に
よる力の作用位置から伝熱管までの距離(x2:図1
(b))を、図7に示す従来のL字型ラグ3を連結金具
1で挟み込む構造の場合の距離(x1:図7(b))に
比べて低減でき、伝熱管と小片等との取合い構造に生じ
る応力は割れを防止できる程度に小さくなる。
【0020】また、力の作用点でなくなったL字型ラグ
の突起部の大きさを小さくすることで溶接部に生じる熱
応力を従来に比べて低減できる。
【0021】さらに、経年ボイラ火炉においては、既設
のL字型ラグを流用して小片を設置するだけで本発明の
振れ止め構造の機能を有することになり、経済性に優れ
ている。
【0022】また、伝熱管に溶接固定するラグの形状を
側面視U字型のものを使用して小片の設置を省略する
と、U字型ラグの溶接部の伝熱管への溶接面の接続固定
が小片を伝熱管に接続固定する場合に比べて容易にな
る。
【0023】また、本発明の第二グループの発明によれ
ば、L字型ラグを設置した伝熱管の外径より1mm程大
きく、さらにその上下側面に切欠部を設けた筒状金具に
溶接固定するものであり、筒状金具の切欠部を伝熱管の
外周に120°又は180°おきに溶接固定した約10
mm角の突起状のラグにはめ込むことで上下方向への大
きな移動と回転を防止することができる。このため、L
字型ラグの溶接部の筒状金具との溶接面に生じる熱応力
が小さくなり、伝熱管が損傷する心配もない。
【0024】また、連結金具に、前記L字型ラグの突起
部を遊嵌する凹状の溝を設け、前記連結部材の溝に前記
L字型ラグの突起部を挿入しても良い。
【0025】さらに、L字型ラグの溶接部を溶接した筒
状金具は2分割した構造とし、伝熱管を切断しなくても
筒状金具4の分割部をつきあわせ溶接することによって
取付が容易にできる構造になる。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面ととも
に説明する。本発明の第一グループの発明を図1
(a)、図1(b)、図2を用いて説明する。
【0027】
【実施例1】本実施例の伝熱管の振れ止め構造は図6に
示したパネル状の伝熱管2に取り付けられる。図1
(a)の平面図と図1(b)の側面図(図1(a)のB
−B線矢視図)に示すように、各パネルを構成する伝熱
管群の端部の伝熱管2の側面に小片4を溶接固定してお
き、連結する4〜8本の各パネルの端部の伝熱管2に設
けられた直方体の小片4を遊嵌する大きさの凹状の溝1
aを等間隔に複数設けた一本の連結金具1を用意してお
く。連結金具1の凹状の溝1aは小片4の横幅より3m
m程度大きい幅を持った形状として、複数の伝熱管2に
固定された小片4を容易に一本の連結金具の溝1a内に
嵌め込むことができるようにしておく。
【0028】また、各パネルを構成する伝熱管群の端部
の伝熱管2の小片4を溶接固定した部位の真下には側面
視L字型のラグ3を溶接固定しておく。L字型のラグ3
は底面部を構成する溶接部3aと側面部を構成する突起
部3bからなり、伝熱管2には溶接部3aの側面の溶接
面を溶接する。
【0029】ついで、連結金具1をL字型ラグ3の溶接
部3aの上方で突起部3bと伝熱管2の間の空間部に挿
入し、連結金具1の凹状の溝1aに小片4を嵌め込み、
複数の伝熱管2に橋渡しする。さらにL字型ラグ3の突
起部3bの上端には連結金具1の伝熱管長手方向上向き
へのはずれを防止するためにストッパ5を溶接固定す
る。
【0030】こうして、連結金具1は伝熱管2の長手方
向下向きと伝熱管2の長手方向と直交する方向への動き
をL字型ラグ3によって止められ、連結金具1の伝熱管
2の長手方向上向きの動きによるはずれはストッパ5で
防止される。
【0031】本実施例の伝熱管2の振れ止め構造は上記
構成であるために、図7(a)、図7(b)に示した従
来の伝熱管の振れ止め構造と作用する力は同じである
が、力の作用面から溶接部3aの伝熱管溶接面までの距
離x2(図1(b))が比較的短くなることから前記溶
接面に生じる応力は小さくなり、割れや破断の発生を低
減できる。
【0032】また、小片4の伝熱管2側からの高さ(奥
行き)を連結金具1の凹状の溝1aの深さよりも大きく
することで連結金具1は伝熱管2に接触しなくなり、連
結金具1と伝熱管2の摩耗の発生を防止することができ
る。
【0033】
【実施例2】前記したL字型のラグ3を用いる場合に
は、現在既設ボイラで使われている伝熱管振れ止め構造
に小片4を新たに設置するのみで容易に振れ止め構造の
改善ができる。しかし新しく伝熱管振れ止め構造を設置
する場合には、図2に示すように、伝熱管2に溶接固定
するラグ6の形状を側面視U字型のものを使用し、小片
4の設置を省略する。
【0034】この場合には、前記実施例1の場合のよう
に伝熱管2への小片4の溶接位置とL字型ラグ6の溶接
部6aの溶接位置を上下方向で一致させるための配慮が
不要となり、U字型ラグ6の溶接部6aの側面を伝熱管
2に溶接固定するだけで良い。
【0035】また、実施例1と同様に、連結する4〜8
本の各パネルの端部の伝熱管2に設けられた直方体の溶
接部6aを余裕を持って嵌め込む大きさの凹状の溝を等
間隔に設けた一本の連結金具1を用意しておき、連結金
具1をU字型のラグ6の溶接部6aと突起部6bと伝熱
管2の間の空間部に挿入し、連結金具1の凹状の溝に溶
接部6aを嵌め込む。さらにU字型ラグ6の突起部6b
の上端には連結金具1の伝熱管長手方向上向きへのはず
れを防止するためにストッパ5を溶接固定する。
【0036】こうして、連結金具1は伝熱管2の長手方
向下向きと伝熱管2の長手方向と直交する方向への動き
をU字型ラグ6によって止められ、連結金具1の伝熱管
2の長手方向上向きの動きによるはずれはストッパ5で
防止される。
【0037】このような構成であるために、図7
(a)、図7(b)に示した従来の伝熱管2の振れ止め
構造に比較して力の作用面から溶接部6aの伝熱管溶接
面までの距離x2(図2)が比較的短くなることから前
記溶接部6aの伝熱管2との溶接面に生じる応力は小さ
くなり、割れや破断の発生を低減できる。
【0038】また、溶接部6aの伝熱管側からの高さ
(奥行き)は連結金具1の凹状の溝1aの深さよりも大
きくすることで連結金具1は伝熱管2に接触しないた
め、連結金具1と伝熱管2の摩耗の発生を防止すること
ができる。
【0039】次に本発明の第二グループの発明の実施例
を図3、図4(a)、図4(b)、図5(a)、図5
(b)を用いて説明する。
【0040】
【実施例3】本実施例の伝熱管2の振れ止め構造は図6
に示したパネル状の伝熱管2に取り付けられる。
【0041】図3の平面図と図4(a)の側面図(図3
のC−C線矢視図)と図4(b)の側面図(図3のD−
D線矢視図)に示すように、各パネルを構成する伝熱管
群の端部の伝熱管2の外側に筒状金具8を摺動自在に配
置する。該筒状金具8の上下端部の対向位置にそれぞれ
切欠部8aを設ける。この切欠部8aは筒状金具8の周
囲に120°または180°おきに設ける。また筒状金
具8の前記切欠部8aに対応した位置にある伝熱管2の
表面に10mm角の突起状のラグ9を溶接固定してお
く。
【0042】筒状金具8は、その半割状部材を前記ラグ
9を切欠部8aにはめ込むように配置して半割状部材の
当接面同士を溶接固定することで得られる。このため筒
状金具8は多少の自由度はあるが上下方向への移動と回
転が防止される。
【0043】底面部を構成する溶接部10aと側面部を
構成する突起部10bからなる側面視L字型のラグ10
の溶接部10aの側面を前記筒状金具8の外側にあらか
じめ溶接固定しておく。
【0044】ついで、突起部10bの径より大きい径を
有する穴12aを形成した連結金具12にL字型ラグ1
0の突起部10bを挿入する。このため連結金具12は
L字型ラグ10との取合部において隣接する伝熱管パネ
ルの揺動による発生モーメントをL字型ラグ10に伝達
せず、かつ連結金具12は伝熱管2に接触しないため磨
耗の発生を防止することができる。
【0045】連結金具12を挿入して個々の数パネルを
ブロック状に連結した後には、L型ラグ10の突起部1
0bの上端に連結金具12のはずれを防止するためのス
トッパ13を溶接する。
【0046】また、伝熱管2には余裕を持って筒状金具
8が取り付けられ、筒状金具8の切欠部8aに対応した
位置にある伝熱管2の表面にラグ9が溶接固定され、ま
たL字型ラグ10は筒状金具8に溶接固定され、さらに
連結金具12の穴12aに余裕をもってL字型ラグ10
の突起部10bが嵌め込まれているので、L字型ラグ1
0の溶接部10aの筒状金具8との溶接面の熱応力は小
さくなり、溶接部10aの筒状金具8への溶接面が溶接
割れや破断の発生を低減でき、伝熱管2が損傷する心配
もない。
【0047】
【実施例4】本発明の実施例4を図5(a)、図5
(b)を用いて説明する。
【0048】本実施例の伝熱管2の振れ止め構造は図6
に示したパネル状の伝熱管2に取り付けられる。
【0049】図5(a)の平面図と図5(b)の側面図
(図5(a)のD−D線矢視図)に示すように、各パネ
ルを構成する伝熱管群の端部の伝熱管2の外側に筒状金
具8を摺動自在に配置する。該筒状金具8の上下端部の
対向位置にそれぞれ切欠部8aを設ける。この切欠部8
aは筒状金具8の周囲に120°または180°おきに
設ける。また筒状金具8の前記切欠部8aに対応した位
置にある伝熱管2の表面に10mm角の突起状のラグ9
を溶接固定しておく。筒状金具8の半割状部材の切欠部
をラグ9にはめ込むように配置して半割状部材の当接面
同士を溶接固定して筒状金具8を構成する。このため筒
状金具8は多少の自由度はあるが上下方向への移動と回
転が防止される。
【0050】前記筒状金具8の外側には底面部を構成す
る溶接部15aと側面部を構成する突起部15bからな
る側面視L字型のラグ15の溶接部15aの側面をあら
かじめ溶接固定しておく。
【0051】また、L字型のラグ15の突起部15bを
余裕を持って嵌め込む大きさの凹状の溝16aを等間隔
に設けた1本の連結金具16を用意しておき、連結金具
16をL字型のラグ15の溶接部15aと突起部15b
と筒状金具8の間の空間部に挿入し、連結金具16の凹
状の溝16aに突起部15bを嵌め込む。さらにL字型
ラグ15の突起部15bの上端には連結金具16の伝熱
管長手方向上向きへのはずれを防止するためにストッパ
17を溶接固定する。
【0052】こうして、連結金具16は伝熱管2の長手
方向下向きと伝熱管2の長手方向と直交する方向への動
きをL字型ラグ15によって止められ、連結金具16の
伝熱管2の長手方向上向きの動きによるはずれはストッ
パ17で防止される。
【0053】また、伝熱管2には余裕を持って筒状金具
8が取り付けられ、筒状金具8の切欠部8aに対応した
位置にある伝熱管2の表面にラグ9が溶接固定され、ま
たL字型ラグ15は筒状金具8に溶接固定され、さらに
連結金具16の溝16aに余裕をもってL字型ラグ15
の突起部15bが嵌め込まれているのでので、筒状金具
8とL字型ラグ15の溶接部15aの溶接面の熱応力は
小さくなり、割れや破断の発生を低減でき、伝熱管2が
損傷する心配もない。
【0054】
【発明の効果】本発明によれは、従来技術の課題である
L字型ラグと伝熱管取合溶接部の溶接割れの発生を低減
すると共に、パネル揺動に伴う伝熱管と連結金具の摺動
により伝熱管に生じる摩耗の発生を低減でき、さらに伝
熱管を傷つけることなくメンテナンスができるので、伝
熱管振れ止め構造の信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の伝熱管振れ止め構造を
示す平面図(図1(a))と側面図(図1(b):図1
(a)のB−B線矢視図)である。
【図2】 本発明の実施の形態の伝熱管振れ止め構造を
示す側面図である。
【図3】 本発明の実施の形態の伝熱管振れ止め構造を
示す平面図である。
【図4】 図3のC−C線矢視図(図4(a))と側面
図(図4(b):図3のD−D線矢視図)である。
【図5】 本発明の実施の形態の伝熱管振れ止め構造を
示す平面図(図5(a))と側面図(図5(b):図5
(a)のD−D線矢視図)である。
【図6】 従来技術の伝熱管振れ止め構造を示す斜視図
である。
【図7】 図6のA−A線矢視図(図7(a))と図7
(a)のB−B線矢視図(図7(b))である。
【符号の説明】
1 連結金具 1a 凹状の溝 2 伝熱管 4 小片 3 側面視L字型ラグ 3a L字型ラグ
溶接部 3b L字型ラグ突起部 5 ストッパ 6 U字型ラグ 6a U字型ラグ
溶接部 6b U字型ラグ突起部 8 筒状金具 8a 筒状金具の切欠部 9 突起状ラグ 10 側面視L字型ラグ 10a 側面視L
字型ラグ溶接部 10b 側面視L字型ラグ突起部 12 連結金具 12a、12b 半割状連結金具 13 ストッパ 15 側面視L字型ラグ 15a 側面視L
字型ラグ溶接部 15b 側面視L字型ラグ突起部 16 連結金具 17 ストッパ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣接する複数の伝熱管を一つの連結金具
    で連結して伝熱管の長手方向に対して直交する方向の揺
    れを抑制する吊り下げ型の伝熱管の振れ止め構造組立方
    法において、 溶接部と突起部からなる側面視L字型ラグの溶接部の側
    面と矩形の小片をそれぞれ伝熱管に接続し、隣接する複
    数の伝熱管を連結する連結金具に前記小片が遊嵌する凹
    状の溝を設け、複数の前記伝熱管の小片とL字型ラグの
    溶接部と突起部とが作る空間部に前記連結金具を挿入
    し、かつ連結金具の凹状の溝に小片を嵌め込みながら複
    数の伝熱管に橋渡し、さらにL字型ラグの突起部の頂部
    にストッパを接続したことを特徴とした伝熱管の振れ止
    め構造組立方法。
  2. 【請求項2】 隣接する複数の伝熱管を一つの連結金具
    で連結して伝熱管の長手方向に対して直交する方向の揺
    れを抑制する吊り下げ型の伝熱管の振れ止め構造におい
    て、 伝熱管に溶接部側面を接続した、溶接部と突起部からな
    る側面視L字型ラグと、 伝熱管に接続した矩形の小片と、 前記連結金具には、前記小片が遊嵌する凹状の溝を設
    け、 複数の前記伝熱管の小片とL字型ラグの溶接部と突起部
    とが作る空間部に前記連結金具を挿入し、かつ連結金具
    の凹状の溝に小片を嵌め込みながら複数の伝熱管に橋渡
    した後にL字型ラグの突起部の頂部に接続したストッパ
    とを備えたことを特徴とした伝熱管の振れ止め構造。
  3. 【請求項3】 隣接する複数の伝熱管を一つの連結金具
    で連結して伝熱管の長手方向に対して直交する方向の揺
    れを抑制する吊り下げ型の伝熱管の振れ止め構造組立方
    法において、 溶接部と突起部からなる側面視U字型ラグの溶接部の側
    面を伝熱管に接続し、隣接する複数の伝熱管を連結する
    連結金具に前記U字型ラグの溶接部が遊嵌する凹状の溝
    を設け、複数の前記伝熱管のU字型ラグの溶接部と突起
    部とが作る空間部に前記連結金具を挿入し、かつ連結金
    具の凹状の溝にU字型ラグの溶接部を嵌め込みながら複
    数の伝熱管に橋渡し、さらにU字型ラグの突起部の頂部
    にストッパを接続したことを特徴とした伝熱管の振れ止
    め構造組立方法。
  4. 【請求項4】 隣接する複数の伝熱管を一つの連結金具
    で連結して伝熱管の長手方向に対して直交する方向の揺
    れを抑制する吊り下げ型の伝熱管の振れ止め構造におい
    て、 伝熱管に溶接部側面を接続した、溶接部と突起部からな
    る側面視U字型ラグと、 前記連結金具には、前記側面視U字型ラグの溶接部が遊
    嵌する凹状の溝を設け、 複数の前記伝熱管とU字型ラグの突起部と溶接部とが作
    る空間部に前記連結金具を挿入し、かつ連結金具の凹状
    の溝にU字型ラグの溶接部を嵌め込みながら複数の伝熱
    管に橋渡した後にU字型ラグの突起部の頂部に接続した
    ストッパとを備えたことを特徴とした伝熱管の振れ止め
    構造。
  5. 【請求項5】 隣接する複数の伝熱管を一つの連結金具
    で連結して伝熱管の長手方向に対して直交する方向の揺
    れを抑制する吊り下げ型の伝熱管の振れ止め構造組立方
    法において、 伝熱管の外側に筒状の金具を挿入し、 前記筒状の金具の上下側面に設けた切欠部に挿入可能な
    形状のラグを伝熱管の外側に設け、 溶接部と突起部からなる側面視L字型ラグの溶接部を前
    記筒状の金具に接続し、 連結部材に前記L字型ラグの突起部を遊嵌する穴を設
    け、かつ連結部材の穴にL字型ラグの突起部を挿入しな
    がら連結部材を複数の伝熱管に橋渡した後にL字型ラグ
    の突起部の頂部にストッパを接続したことを特徴とした
    伝熱管の振れ止め構造組立方法。
  6. 【請求項6】 筒状金具は二分割された部材の分割部を
    つきあわせ溶接して得られることを特徴とした請求項5
    記載の伝熱管の振れ止め構造組立方法。
  7. 【請求項7】 隣接する複数の伝熱管を一つの連結金具
    で連結して伝熱管の長手方向に対して直交する方向の揺
    れを抑制する吊り下げ型の伝熱管の振れ止め構造におい
    て、 伝熱管の外側に挿入し、その上下側面に切欠部を設けた
    筒状の金具と、 伝熱管の外側に設けられた前記筒状の金具の切欠部に挿
    入可能な形状のラグと、 溶接部と突起部からなり、該筒状の金具に溶接部の側面
    を接続した側面視L字型ラグと、 前記連結金具に、前記L字型ラグの突起部を遊嵌する穴
    を設け、 前記連結部材の穴に前記L字型ラグの突起部を挿入しな
    がら連結部材を複数の伝熱管に橋渡した後にL字型ラグ
    の突起部の頂部に接続するストッパを備えたことを特徴
    とした伝熱管の振れ止め構造。
  8. 【請求項8】 隣接する複数の伝熱管を一つの連結金具
    で連結して伝熱管の長手方向に対して直交する方向の揺
    れを抑制する吊り下げ型の伝熱管の振れ止め構造組立方
    法において、 伝熱管の外側に筒状の金具を挿入し、 前記筒状の金具の上下側面に設けた切欠部に挿入可能な
    形状のラグを伝熱管の外側に設け、 溶接部と突起部からなる側面視L字型ラグの溶接部を筒
    状の金具に接続し、 前記連結部材に前記L字型ラグの突起部を遊嵌する凹状
    の溝を設け、かつ連結部材の前記溝に前記L字型ラグの
    突起部を挿入しながら連結部材を複数の伝熱管に橋渡し
    た後にL字型ラグの突起部の頂部にストッパを接続した
    ことを特徴とした伝熱管の振れ止め構造組立方法。
  9. 【請求項9】 筒状金具は二分割された部材の分割部を
    つきあわせ溶接して得られることを特徴とした請求項8
    記載の伝熱管の振れ止め構造組立方法。
  10. 【請求項10】 隣接する複数の伝熱管を一つの連結金
    具で連結して伝熱管の長手方向に対して直交する方向の
    揺れを抑制する吊り下げ型の伝熱管の振れ止め構造にお
    いて、 伝熱管の外側に挿入し、その上下側面に切欠部を設けた
    筒状の金具と、 伝熱管の外側に設けられた前記筒状の金具の切欠部に挿
    入可能な形状のラグと、 溶接部と突起部からなり、該筒状の金具に溶接部側面を
    接続した側面視L字型ラグと、 前記連結金具に、前記L字型ラグの突起部を遊嵌する凹
    状の溝を設け、前記連結部材の溝に前記L字型ラグの突
    起部を挿入しながら複数の伝熱管に橋渡しした後にL字
    型ラグの突起部の頂部に接続するストッパを備えた伝熱
    管の振れ止め構造。
JP2001230157A 2001-07-30 2001-07-30 伝熱管の振れ止め構造とその組立方法 Pending JP2003042404A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001230157A JP2003042404A (ja) 2001-07-30 2001-07-30 伝熱管の振れ止め構造とその組立方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001230157A JP2003042404A (ja) 2001-07-30 2001-07-30 伝熱管の振れ止め構造とその組立方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003042404A true JP2003042404A (ja) 2003-02-13

Family

ID=19062405

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001230157A Pending JP2003042404A (ja) 2001-07-30 2001-07-30 伝熱管の振れ止め構造とその組立方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003042404A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012127604A (ja) * 2010-12-17 2012-07-05 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ボイラ側壁の製造方法及びボイラ側壁用フィン
JP2013057463A (ja) * 2011-09-08 2013-03-28 Babcock Hitachi Kk 排熱回収ボイラ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012127604A (ja) * 2010-12-17 2012-07-05 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ボイラ側壁の製造方法及びボイラ側壁用フィン
JP2013057463A (ja) * 2011-09-08 2013-03-28 Babcock Hitachi Kk 排熱回収ボイラ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0345281B2 (ja)
JPS599407A (ja) 蒸気発生器
CN101379345A (zh) 锅炉水冷壁用板
JP6357706B2 (ja) 熱交換器
JP2003042404A (ja) 伝熱管の振れ止め構造とその組立方法
US4638857A (en) Vertical tube heat exchanger panel for waste-recovery boilers such as black liquid boilers or household waste incinerator furnaces, and methods of manufacture
US3340832A (en) Refractory roof and method
JP2010172943A (ja) 熱交換器のろう付装置及びろう付方法
JP3180377U (ja) 熱交換器
JP6542060B2 (ja) 熱交換器の伝熱管ブロック交換方法
JP3934139B2 (ja) 火炉壁構造
JP2005241144A (ja) ラジアントチューブ式加熱装置
JPH0749190A (ja) 熱交換器の製造方法
JPH10325610A (ja) 熱交換フィン
CN104654588B (zh) 燃气式热水器或壁挂炉的不锈钢换热器
KR101232608B1 (ko) 석탄 버너의 노즐 팁
KR20160064162A (ko) 전열관 지지구조물 및 배열회수보일러
JP6028595B2 (ja) ラジアントチューブを用いた加熱炉
JPH0330465B2 (ja)
CN201348254Y (zh) 一种全对称蓄热式烧嘴
RU60699U1 (ru) Обмуровка теплотехнического агрегата и панель из жаростойкого бетона для обмуровки теплотехнического агрегата
JP2004316942A (ja) 配管整列装置
JP2007064608A (ja) ボイラ装置用メンブレンパネル及びこれを使用したボイラ装置
KR200397091Y1 (ko) 이중관 연도의 간격유지대
JP2006317023A (ja) 管整列装置