JP2003041899A - シールド洞道の覆工構造及びシールド洞道の施工方法 - Google Patents

シールド洞道の覆工構造及びシールド洞道の施工方法

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JP2003041899A JP2001229946A JP2001229946A JP2003041899A JP 2003041899 A JP2003041899 A JP 2003041899A JP 2001229946 A JP2001229946 A JP 2001229946A JP 2001229946 A JP2001229946 A JP 2001229946A JP 2003041899 A JP2003041899 A JP 2003041899A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セグメントリングを補強する補強部材をセグ
メント内に設置することで、セグメントリングの形成後
に行われる補強作業を省略することができるシールド洞
道の覆工構造及び施工方法を提供することである。 【解決手段】 シールド洞道50における連絡坑53の
開口部52の少なくとも形成位置に配置された複数のセ
グメントリング1〜3を構成するセグメント15〜34
の少なくとも一部には、開口部52が形成されるセグメ
ントリング1〜3を補強する補強部材4〜5がセグメン
トリング1〜3を形成する前にセグメント15〜34に
設けられているこれにより、セグメントリング1〜3の
形成後の補強作業を省略することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、本線から分岐する
立坑などの連絡坑が構築されるシールド洞道の、セグメ
ントリングによる覆工構造及び施工方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】シールド工法によるシールド洞道(シー
ルドトンネル)の施工に際して、本線のシールド洞道か
ら分岐する、例えば、立坑などの連絡坑を構築する場合
がある。このような場合、シールド洞道には、将来形成
される連絡坑の開口部に対して、例えば、以下に示され
るような補強がなされる。
【0003】前記シールド洞道の覆工は、図22及び図
23に示すように、複数の円環状のセグメントリング7
1、補強リング72、桁材73、柱リング74により構
成されている。これらセグメントリング71,…は、シ
ールド洞道の軸方向に接合されて、円筒状の壁部を形成
するようになっている。この円筒状の壁部を構成するセ
グメントリング71,…に、連絡坑の開口部70を形成
する場合には、開口部70の形成によって、セグメント
リング71,…の、土圧等の荷重に対する支持強度が低
下するため、それに対して何らかの補強が必要となる。
そこで、セグメントリング71,…の内周面には、図2
0に示すように、開口部70を囲むように、H鋼等の桁
材73,73及び柱リング74,74が接合され、桁材
73,73の周方向にはH鋼を曲げ加工した補強リング
72,…が組み付けられて、セグメントリング71,…
に対する補強がなされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の方法で
は、セグメントリング71,…の内周面に、補強リング
72,…、柱リング74,74及び桁材73,73を溶
接して、開口部70が形成されるセグメントリング7
1,…に対する補強が行われていたため、これら補強部
材によって断面方向の桁高が嵩み、シールド洞道の中空
径が小さくなっていた。また、セグメントリング71,
…と補強リング72,…とが溶接により接合されていた
ため、セグメントリング71,…からの反力が桁材7
3,73に必ずしも伝達されているとは限らず、それが
原因で、セグメントリング71,…に大きな変形が生じ
ることがあった。また、セグメントリング71,…を組
み立てた後に、補強リング72,…、桁材73,73及
び柱リング74,74を、セグメントリング71,…の
内周面に溶接していく補強作業は、非常に手間がかかる
ものであった。
【0005】そこで、本発明の課題は、連絡坑の開口部
を形成する際に、セグメントリングの形成後に行われる
補強作業を省略することが可能であるとともに、土圧等
の荷重に対する支持強度を向上させて開口部の形成位置
におけるシールド洞道の中空径を拡大させることが可能
なシールド洞道の覆工構造及び施工方法を提供すること
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、本線から分岐する立坑など
の連絡坑53が構築されるシールド洞道50の覆工構造
であって、前記連絡坑の開口部52の少なくとも形成位
置に配置された複数のセグメントリング1〜3を構成す
るセグメント15〜34の少なくとも一部には、前記開
口部が形成される前記セグメントリングを補強する補強
部材4〜5が前記セグメントリングを形成する前に前記
セグメントに設けられていることを特徴とする。
【0007】請求項1記載の発明によれば、補強部材が
セグメント内に設けられているため、開口部に対する補
強がセグメントリングに一体化され、従来のように、開
口部周辺のセグメントリングの内周面上に、補強部材を
組みつけたものと比べて断面性能及び剛性が高められる
こととなる。また、土圧等の荷重に対する支持強度が向
上されるため、補強部材の大きな変形等の発生を低減さ
せることができる。また、狭いシールド洞道での手間の
かかる補強部材の組みつけ作業をする必要がなくなるた
め、施工工程の短縮が図ることができる。
【0008】請求項2記載の発明は、前記補強部材が、
あらかじめ、前記セグメント内に収まるように設けられ
ていることを特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明によれば、補強部材が
セグメント内からはみ出すことなく収まっているため、
セグメントリングを形成した際に、シールド洞道の中空
径を最大限に生かすことができるとともに、特に二次覆
工をしない場合に、開口部の形成位置におけるシールド
洞道の中空径を拡大することが可能となる。
【0010】請求項3記載の発明は、前記補強部材は、
前記セグメントを組み合わせて複数の前記セグメントリ
ングを形成した際に、前記セグメント間で前記補強部材
が連続するようにつながることを特徴とする。
【0011】請求項3記載の発明によれば、セグメント
を組み合わせてセグメントリングを形成した際に、補強
部材がセグメント間でつながるように組み合わせること
により、一体物の補強部材が複数のセグメントにわたっ
て設置されている場合とほぼ同等の断面性能及び剛性を
発揮することができる。また、セグメントごとに補強部
材が分割された状態となっているため、シールド洞道内
への搬送作業が容易となり、作業性の向上、施工工程の
短縮を図ることができる。
【0012】請求項4記載の発明は、前記開口部の形成
位置に配置された複数の前記セグメントリングを形成し
た状態で、前記補強部材は、前記開口部を挟んで、シー
ルド洞道の周方向に沿って環状に配置される二つの第一
の補強部材と、前記開口部を挟んで、シールド洞道の軸
方向に沿って配置されるとともに、両端部が前記第一の
補強部材に接合された二つの第二の補強部材とを備える
ことを特徴とする。
【0013】請求項4記載の発明によれば、開口部は、
シールド洞道の周方向に沿って環状に配置される二つの
第一の補強部材と、シールド洞道の軸方向に沿って配置
されるとともに、両端部が第一の補強部材に接合された
二つの第二の補強部材とによって四方を囲まれているた
め、セグメントリングの覆工後に改めて補強部材を敷設
する必要がなくなり、作業性の向上、施工工程の短縮を
図ることができる。
【0014】請求項5記載の発明は、前記連絡坑の開口
部の少なくとも形成位置に配置された複数の前記セグメ
ントリングを構築した際に、前記セグメントリング同士
の接合部における剪断強度を強化するための強化部55
が、前記第二の補強部材のセグメントリング間の接合部
分において、二つの前記セグメントリングの接合部を越
えて一方のセグメントリングから他方のセグメントリン
グに至るように配置されることを特徴とする。
【0015】請求項5記載の発明によれば、セグメント
リング間の隣接する第二の補強部材内に連続するように
強化部が設けられているため、セグメントリングの軸方
向のせん断強度を強化することができる。また、強化部
を設ける方法は容易であるため、簡単な方法で第二の補
強部材を強化することができるとともに、強化にかかる
コストを低減することができる。したがって、セグメン
トリング間の接続に用いられるボルトのサイズアップを
必要とせず、全て同じサイズのボルトを使用することが
可能となる。よって、部品の管理を容易にすることがで
き、また、接続に用いる工具も少なくて済むため、施工
能率が向上する。
【0016】請求項6記載の発明は、請求項1〜5のい
ずれか一つに記載のシールド洞道の覆工構造を用いたシ
ールド洞道の施工方法であって、あらかじめ、前記補強
部材が設けられた前記セグメントを製造した後に、少な
くとも前記開口部の形成位置に配置されるセグメントリ
ングを形成するに際し、前記補強部材が設けられた前記
セグメントを用いることを特徴とする。
【0017】請求項6記載の発明によれば、セグメント
リングを形成する前に、あらかじめ補強部材をセグメン
ト内に設けるだけの簡単な施工方法で請求項1と同様の
効果を得ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施の形態を
図1〜図18を参照して詳細に説明する。本発明のシー
ルド洞道50の覆工は、図4に示すように、複数の円環
状のセグメントリングによって構成され、本線のシール
ド洞道50から分岐する立坑などの連絡坑53の開口部
52が形成されることを想定して施工されている。この
例では、開口部52が三つ並んだセグメントリングにわ
たるように形成されるものとして、図4に示すように、
三つ並んだセグメントリングの一方の端部から第一のセ
グメントリング1、第二のセグメントリング2、第三の
セグメントリング3と名付けて、以下、シールド洞道5
0の開口部52周囲の覆工構造について説明する。
【0019】まず、シールド工法によるシールド洞道5
0の施工方法について説明する。シールド工法は、先端
面にカッターディスクを備えた筒状のシールド機を用い
て、シールド機が備えるシールドジャッキをセグメント
の先端面に押しつけ、このセグメントから推進反力を得
て、これをシールド機の後方に押し出すようにしながら
順次推進、掘削作業を行い、トンネルの内壁面を覆う覆
工体としての、セグメントリングを順次組み立てること
によりトンネル等を構築する工法である。非開削工法と
なることから、道路交通に支障を与えずにすむなど周辺
環境への影響が小さく、都市のような狭い施工区域での
施工に適した工法である。
【0020】シールド機には円筒状のシールド機本体の
内周壁に沿ってシールドジャッキがシールド機本体の軸
方向に複数設けられている。これらの各シールドジャッ
キは主にシリンダとピストンロッドとから構成されてい
る。各シリンダはシールド機本体内に設けられている油
圧発生装置にそれぞれ接続されている。各ピストンロッ
ドは一端がシリンダと連結され、他端がシールド機本体
の後方に向けられている。そして、シリンダ内に油圧発
生装置により油圧が供給されると、シールド機本体の後
方へ伸長し、シールド機本体後部に設けられたセグメン
トに当接し、シールド機本体を前方に押し出すようにさ
れている。また、各ピストンロッドの伸長量及び各ピス
トンロッドの伸長の始動/停止がオペレータにより操作
されている。このようなシールド機によれば、シールド
機の推進に伴って、シールド機の後部ではシールド機本
体内に設けられたエレクタによりセグメントリングが形
成され覆工が形成される。
【0021】次に、上述のシールド工法によって形成さ
れる第一〜第三のセグメントリング1〜3の構成につい
て説明する。第一のセグメントリング1は、図1、図4
〜図9に示すように、A0型、A1型、B0型、B1型、K
0型の円弧形状の鋼製セグメントが組み合わされて構成
されている。
【0022】A0型セグメント16には、図5に示すよ
うに、スキンプレート6、主桁7、縦リブ8、横リブ8
a、継手板9、第一の補強部材4等が備えられている。
スキンプレート6は、円弧形状に湾曲された長方形状の
板材であり、シールド洞道50の壁面の骨組みとなるも
のである。主桁7は、スキンプレート6と同様に湾曲さ
れた板材であり、隣接するセグメントリングとの接続部
となる。主桁7は、スキンプレート6の長尺側となる二
辺に対応して配置され、二枚の主桁7の長尺側の一方の
辺が溶接などの手法によってスキンプレート6に接合さ
れている。また、主桁7には、隣接するセグメントリン
グと接続するための複数のボルト孔10が形成されてい
る(図では3個ずつ)。
【0023】縦リブ8は、スキンプレート6、主桁7の
補強を目的とする長方形状の板材であり、スキンプレー
ト6の短尺側の辺に平行に複数備えられている。また、
縦リブ8の長尺側の端部が一方の主桁7と他方の主桁7
とに接合されている。また、縦リブ8の長尺側の一方の
辺が、スキンプレート6の内周面に溶接などの手法によ
って接合されている。横リブ8aは、スキンプレート6
の長尺側の辺に平行に複数備えられている。また、横リ
ブ8aの一方の端部は縦リブ8に接合され、他方の端部
は、継手板9に接合されている。
【0024】継手板9は、長方形状の板材であり、セグ
メントの接続部となる。継手板9は、スキンプレート6
の短尺側の二辺に対応して配置され、二枚の継手板9の
長尺側の一方の辺が溶接などの手法によってスキンプレ
ート6に接合されている。また、継手板9には、隣接す
るセグメントと接続するためのボルト孔10がそれぞれ
形成されている(図では2個ずつ)。また、上述の構成
により、継手板9の端部は、主桁7の端部とスキンプレ
ート6の頂点にて当接されることになる。
【0025】第一の補強部材4は、主桁7とほぼ同様の
形状を有するとともに、主桁7に沿って、互いに間隔を
あけて配置された板材41と、これら板材41同士の間
に複数箇所で架け渡されるように配置された板体42と
から、梯子状(円弧形状)に形成されたものである。板
材41は、スキンプレート6と同様に湾曲され、主桁7
の厚さと等しいか、あるいは、主桁7より薄く形成され
ている。また、第一の補強部材4は、スキンプレート6
の長尺側の辺に平行に、かつ、スキンプレート6の短尺
側の長さの略1/3となる位置に設置されている。ま
た、第一の補強部材4は、それぞれの両端が一方の継手
板9と他方の継手板9とに接合されている。
【0026】また、図18に示すように、ボルト孔10
周囲には、ボルトボックス12が備えられており、隣接
するセグメントを接続した際にコーキング材14を注入
するためのコーキング溝13が形成される構造となって
いる。また、スキンプレート6の長尺側方向及び短尺側
方向の中心線のほぼ交点の位置には、裏込材を注入する
ための円筒形状の注入孔11がスキンプレート6の内周
面から外周面に貫通するように備えられている。
【0027】A1型セグメント17は、図6に示すよう
に、前記A0型セグメント16とほぼ同様の構成を有し
ており、第一の補強部材4を備えている。さらに、A1
型セグメント17には、第二の補強部材5が前記縦リブ
8と平行に設置されるとともに、A1型セグメント17
の一方の端部に設けられている。また、第二の補強部材
5の一方の端部が第一の補強部材4の一方の端部と接合
され、かつ、第二の補強部材5の他方の端部が第一の補
強部材4から遠い方の主桁7と接合されている。第二の
補強部材5は、前記第一の補強部材4より広い間隔をお
いて設置された二枚の板材51によって形成されてい
る。また、第二の補強部材5は、主桁7と第一の補強部
材4との間において、二枚の縦リブ8に替えて設けられ
ており、二枚の縦リブ8よりわずかに広い間隔で板材5
1が配置されている。また、板材51は、縦リブ8より
厚いものとされている。また、主桁7において、第二の
補強部材5が接合されている部分には、ボルト孔10が
二箇所ずつ形成されている。また、第二の補強部材5か
ら遠い方の継手板9には、ボルト孔10が三箇所形成さ
れている。なお、他の部材は前記A0型セグメント16
と同様に形成、設置されているため、説明を省略する。
【0028】B0型セグメント15は、図7に示すよう
に、前記A0型セグメント16とほぼ同様の構成を有し
ており、B0型セグメント15の一方の継手板9は、K0
型セグメント19と接合するために、A0型セグメント
16及びA1型セグメント17の継手板9がセグメント
リングの径方向に沿っているのに対して、B0型セグメ
ント15の一方の継手板9は、B0型セグメント15の
内周の距離がA0型セグメント16及びA1型セグメント
17より短くなるように傾いている。言い換えると、ス
キンプレート6の内周面から見てセグメントリングの径
方向に対して内側へ少し傾いた状態とされている。な
お、他の部材は前記A0型セグメント16と同様に形
成、設置されているため、説明を省略する。
【0029】B1型セグメント18は、図8に示すよう
に、前記B0型セグメント15とほぼ同様の構成を有し
ており、前記B0型セグメント15に第二の補強部材5
が縦リブ8に平行に、かつ、スキンプレート6の長尺側
の長さの略1/3となる位置に設置した構成となってい
る。また、第二の補強部材5の一方の端部が第一の補強
部材4と接合され、かつ、第二の補強部材5の他方の端
部が第一の補強部材4から遠い方の主桁7と接合されて
いる。また、セグメント18の一方の継手板9は、K0
型セグメント19と接合するために、スキンプレート6
の内周面から見てセグメントリングの径方向に対して内
側へ少し傾いた状態とされている。また、第二の補強部
材5に近い方の継手板9には、ボルト孔10が三箇所形
成されている。なお、他の部材は前記B0型セグメント
15と同様に形成、設置されているため、説明を省略す
る。
【0030】K0型セグメント19は、図9に示すよう
に、第一のセグメントリング1のキーセグメントであ
る。K0型セグメント19には、前記A0型セグメント1
6と同様、スキンプレート6、主桁7、縦リブ8、横リ
ブ8a、継手板9、第一の補強部材4等が備えられてい
る。ここで、K0型セグメント19は、セグメントリン
グを形成した際の周方向の長さが軸方向の長さよりも短
いため、スキンプレート6において、主桁7を接合する
辺が短尺側、継手板9を接合する辺が長尺側となる。
【0031】K0型セグメント19は、スキンプレート
6の短尺側となる二辺に対応して配置され、二枚の主桁
7の長尺側の一方の辺が溶接などの手法によってスキン
プレート6に接合されている。また、主桁7には、ボル
ト孔10が形成されている(図では1個ずつ)。縦リブ
8は、スキンプレート6の長尺側の辺に平行に複数備え
られている。また、縦リブ8の長尺側の端部が一方の主
桁7と他方の主桁7とに接合されている。また、縦リブ
8の長尺側の一方の辺が、スキンプレート6の内周面に
溶接などの手法によって接合されている。横リブ8a
は、スキンプレート6の短尺側の辺に平行に複数備えら
れている。また、横リブ8aの一方の端部は縦リブ8に
接合され、他方の端部は、継手板9に接合されている。
【0032】継手板9は、スキンプレート6の長尺側の
二辺に対応して配置され、二枚の継手板9の長尺側の一
方の辺が溶接などの手法によってスキンプレート6に接
合されている。また、継手板9には、ボルト孔10がそ
れぞれ形成されている(図では2個ずつ)。また、上述
の構成により、継手板9の端部は、主桁7の端部とスキ
ンプレート6の頂点にて当接されることになる。また、
セグメント19の両側の継手板9は、前記B0型セグメ
ント15及び前記B1型セグメント18と接合するため
に、スキンプレート6の内周面から見てセグメントリン
グの径方向に対して外側へ少し傾いた状態とされてい
る。
【0033】第一の補強部材4は、スキンプレート6の
短尺側の辺に平行に、かつ、スキンプレート6の長尺側
の長さの略1/3となる位置に設置されている。また、
第一の補強部材4は、それぞれの両端が一方の継手板9
と他方の継手板9とに接合されている。なお、他の部材
は上述の各セグメントと同様に形成、設置されているた
め、説明を省略する。
【0034】第二のセグメントリングは、図2、図4、
図10〜図13に示すように、A2型、A3型、B型、K
型の円弧板状の鋼製セグメントが組み合わされて構成さ
れている。
【0035】A2型セグメント23は、A0型セグメント
16の第一の補強部材4を取り除き、第二の補強部材5
が設置されたものと同様の構成である。第二の補強部材
5は、スキンプレート6の長尺側の長さの略1/3とな
る位置に備えられ、両端が主桁7に接合されている。ま
た、主桁7において、第二の補強部材5が接合されてい
る部分には、ボルト孔10が二箇所ずつ形成されてい
る。また、第二の補強部材5に近い方の継手板9には、
ボルト孔10が三箇所形成されている。なお、他の部材
は前記A0型セグメント16と同様に形成、設置されて
いるため、説明を省略する。
【0036】A3型セグメント22は、図11に示すよ
うに、A2型セグメント23の長尺側の中間に設置され
ている縦リブ8を取り除き、A2型セグメント23に設
置されている第二の補強部材5を長尺側の中間に移動し
た構成である。なお、他の部材は前記A0型セグメント
16と同様に形成、設置されているため、説明を省略す
る。
【0037】B型セグメント21は、図12に示すよう
に、B0型セグメント15から第一の補強部材4を取り
除いたものと同様の構成である。なお、他の部材は前記
0型セグメント15と同様に形成、設置されているた
め、説明を省略する。
【0038】K型セグメント25は、図13に示すよう
に、第二のセグメントリング2のキーセグメントであ
り、K0型セグメント19から第一の補強部材4を取り
除いたものと同様の構成である。なお、他の部材は前記
0型セグメント19と同様に形成、設置されているた
め、説明を省略する。
【0039】第三のセグメントリング3は、図3、図
4、図5、図9、図14〜図16に示すように、A
0型、A4型、B2型、B0′型、K0型の円弧形状の鋼製
セグメントが組み合わされて構成されている。なお、A
0型セグメント16及びK0型セグメント19について
は、上述と同様の構成であるため、説明を省略する。
【0040】A4型セグメント33は、図14に示すよ
うに、前記A1型セグメント17内部に備えられた各部
材をA1型セグメント17の短尺側の中心線に対して反
転させた配置としたものである。なお、各部材は前記A
1型セグメント17と同様に形成、設置されているた
め、説明を省略する。
【0041】B2型セグメント34は、図15に示すよ
うに、前記B1型セグメント18内部に備えられた各部
材をB1型セグメント18の短尺側の中心線に対して反
転させた配置としたものである。なお、各部材は前記B
1型セグメント18と同様に形成、設置されているた
め、説明を省略する。
【0042】B0′型セグメント31は、図16に示す
ように、前記B0型セグメント15内部に備えられた各
部材をB0型セグメント15の短尺側の中心線に対して
反転させた配置としたものである。なお、各部材は前記
0型セグメント15と同様に形成、設置されているた
め、説明を省略する。
【0043】なお、上述の各セグメントは、キーセグメ
ントであるK0型セグメント19及びK型セグメント2
5以外は同様の大きさとなっており、セグメント製作の
能率を向上させるとともに、セグメントの主桁7及び継
手板9のボルト孔10の間隔をほぼ等しくすることで、
セグメントにかかる土圧等を均等に分散させることがで
きる。また、各セグメントは、上述のものに限らず、シ
ールド洞道50の径及び開口部52の大きさによって、
任意に変更可能である。また、第一及び第二の補強部材
4〜5は、施工前の構造設計により決定された所定の位
置に設置され、各セグメントにできるだけ均等に土圧が
かかるような配置となっている。
【0044】第一のセグメントリング1は、図1に示す
ように、シールド洞道50の底部にA0型セグメント1
6が設置され、該A0型セグメント16の開口部52側
の端部にてA1型セグメント17、他方の端部にてB0
セグメント15が継ぎボルト11(M20等)を介して
接続される。また、前記A1型セグメント17のA0型セ
グメント16との接続部と反対側の端部には、B1型セ
グメント18の一方の端部が接続される。最後に、B0
型セグメント15とB1型セグメント18との間にキー
セグメントであるK0型セグメント19をはめ込み、接
続することによって第一のセグメントリング1は完成す
る。なお、セグメントの接続の際に、隣接するセグメン
トリング同士は、ボルトボックス12を介して挿入され
る継ぎボルト11によって接続される。また、前記コー
キング溝13からコーキング材14を流入することによ
り、セグメント及びセグメントリング同士の継ぎ目の止
水性を高めるとともに、継ぎボルト11の腐食を防止す
る。
【0045】第二のセグメントリング2は、シールド洞
道50の底部に一方のB型セグメント21が設置され、
該B型セグメント21の開口部52側の端部にてA3
セグメント22が継ぎボルト11を介して接続される。
同様に、A3型セグメント22の開口部52側の端部に
は、A2型セグメント23の一方の端部が接続され、他
方の端部には、他方のB型セグメント21が継ぎボルト
11を介して接続される。最後に、一方のB型セグメン
ト21と他方のB型セグメント21との間にキーセグメ
ントであるK型セグメント25をはめ込み、接続するこ
とによって第二のセグメントリング2は完成する。な
お、セグメントの継ぎ目のコーキングについては、上述
の第一のセグメントリング1と同様である。
【0046】第三のセグメントリング3は、シールド洞
道50の底部にA0型セグメント16が設置され、該A0
型セグメント16の開口部52側の端部にてA4型セグ
メント33、他方の端部にてB0′型セグメント31が
継ぎボルト11を介して接続される。同様に、A4型セ
グメント33の開口部52側の端部には、B2型セグメ
ント34の一方の端部が継ぎボルト11を介して接続さ
れる。最後に、B0′型セグメント31とB2型セグメン
ト34との間にキーセグメントであるK0型セグメント
19をはめ込み、接続することによって第三のセグメン
トリング3は完成する。なお、セグメントの継ぎ目のコ
ーキングについては、上述の第一のセグメントリング1
と同様である。
【0047】上述のセグメントの配置で第一〜第三のセ
グメントリング1〜3を組み立てると、図4に示すよう
に、開口部52を挟んで第一の補強部材4が第一のセグ
メントリング1及び第三のセグメントリング3内でシー
ルド洞道50の周方向に沿って環状に配置された状態と
なる。また、開口部52を形成することにより、シール
ド洞道50の周方向に沿ったセグメント同士の接合部分
(第一のセグメントリング1内のセグメント17,18
及び第三のセグメントリング3内のセグメント33,3
4)の一部が切り取られる箇所においては、あらかじ
め、セグメント同士が3個以上の継ぎボルト11で接合
されている。これにより、セグメント同士の接合部分の
一部が切り取られても、セグメント同士が2本以上の継
ぎボルト11で接合されるようになっている。
【0048】また、開口部52を挟んで第二の補強部材
5がシールド洞道50の軸方向に沿って配置されるとと
もに、第二の補強部材5の両端部が第一のセグメントリ
ング1及び第三のセグメントリング3内に配置された第
一の補強部材4に接合された状態となる。また、第二の
補強部材5を有するセグメントをセグメントリング間で
接合する際に、第二の補強部材5に対応する部分が2本
の継ぎボルト11で接合されている。
【0049】さらに、セグメントリング間の接続部分を
強化するため、以下に示す方法で強化する。例えば、図
19に示すように、隣接するセグメントリング間に第二
の補強部材5が連続するように配置されている箇所(B
1型セグメント18とA2型セグメント23間、A2型セ
グメント23とB2型セグメント34間、A1型セグメン
ト17とA3型セグメント22間、A3型セグメント22
とA4型セグメント33間)においては、どちらか一方
側の第二の補強部材5内、すなわち、二枚の板材51に
挟まれた箇所に強化部としてH形鋼55を備えておく。
そして、セグメントリングの接続後、H形鋼55を第二
の補強部材5に沿って摺動させ、H形鋼55を上述の隣
接するセグメントリングの接合部を越えて一方のセグメ
ントリングから他方のセグメントリングに至るように配
置する。その際、二枚の板材51に挟まれる部分の主桁
7は取り除かれており、継ぎボルト11での接続は、二
枚の板材51に挟まれる部分の外側にて接合される。な
お、板材51にレール等のガイドを備えておくと、H形
鋼55を摺動する際の作業性を向上させることができ
る。
【0050】また、図20に示すように、上述の隣接す
るセグメントリング間に第二の補強部材5が連続するよ
うに配置されている箇所において、どちらか一方側のセ
グメントリングにおける二枚の板材51に挟まれる部分
に、H形鋼55の継ぎ目側に近い方の一端をヒンジ56
にて回動自在に固定しておく。そして、セグメントリン
グの接続後、H形鋼55をヒンジ56を中心として18
0度回動させ、H形鋼55を上述の隣接するセグメント
リング間にわたって配置する。なお、H形鋼55の回動
させた側の端部を固定する機構を他方のセグメントリン
グに備えておき、H形鋼55を固定できるようにしてお
くことが望ましい。また、図19、図20において、H
形鋼55は、二つのセグメントリング間にまたがって配
置されるとともに、それぞれのセグメントリングにおい
て、第二の補強部材5の二枚の板材51に挟まれた状態
に配置される。すなわち、H形鋼55は、セグメントに
固定された板材51等のように、セグメントリングの周
方向に沿って、H形鋼55を挟む間隔をあけて配置され
た二つの部材や枠状の部材に囲まれた状態でこれらの部
材からせん断力を伝達されるようになっている。なお、
強化部55は、H形鋼以外の部材でもよく、他の形状の
鋼材を用いても良い。
【0051】また、図21に示すように、隣接するセグ
メントのスキンプレート6における二枚の板材51に挟
まれる軸方向の辺を一方を凹部57、他方を凸部(強化
部)55に形成し、これらを噛み合わせることで強化部
としての機能を持たせる方法も可能である。この方法を
用いると、H形鋼を取り付ける必要がなく、継ぎボルト
11のみによる接続でありながら、高いせん断強度を発
揮させることができる。
【0052】これにより、開口部52は、シールド洞道
50の周方向を第一の補強部材4、軸方向を第二の補強
部材5によって囲まれることになる。すなわち、開口部
52はセグメントリングを覆工した後に補強部材を施さ
なくても、各セグメント内に設置された第一及び第二の
補強部材4〜5によって補強されていることになる。ま
た、セグメント間には、二枚の板材51に挟まれて強化
部55が備えられており、シールド洞道50の軸方向の
せん断強度を高めることができる。したがって、セグメ
ントリングの接続に用いられる継ぎボルト11のサイズ
アップを必要とせず、全て同じサイズの継ぎボルト11
を使用することが可能となる。よって、部品の管理を容
易にすることができ、また、接続に用いる工具も少なく
て済むため、施工能率が向上する。
【0053】したがって、第一及び第二の補強部材4〜
5が各セグメント内に収まっているため、開口部52に
対する補強が第一〜第三のセグメントリング1〜3に一
体化され、従来のように、開口部52周辺のセグメント
リングの内周面上に、補強部材を組みつけたものと比べ
て断面性能及び剛性が高められることとなる。また、土
圧等の荷重に対する支持強度が向上されるため、第一及
び第二の補強部材4〜5の大きな変形等の発生を低減さ
せることができる。また、開口部52の形成位置におけ
るシールド洞道50の中空径を拡大することが可能とな
る。また、狭いシールド洞道50での手間のかかる補強
部材の組みつけ作業をする必要がなくなるため、施工工
程の短縮を図ることができる。
【0054】なお、本発明は、上記実施の形態に限定さ
れるものではない。例えば、セグメントは上記の鋼製セ
グメントに限らず、ダクタイルセグメント、鉄筋コンク
リートセグメント、合成セグメント等を用いることがで
きる。また、セグメントの形状、大きさ等は任意であっ
て、施工状況に応じて変更可能である。
【0055】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、補強部材
がセグメント内に設けられているため、開口部に対する
補強がセグメントリングに一体化され、従来のように、
開口部周辺のセグメントリングの内周面上に、補強部材
を組みつけたものと比べて断面性能及び剛性が高められ
ることとなる。また、土圧等の荷重に対する支持強度が
向上されるため、補強部材の大きな変形等の発生を低減
させることができる。また、狭いシールド洞道での手間
のかかる補強部材の組みつけ作業をする必要がなくなる
ため、施工工程の短縮が図ることができる。
【0056】請求項2記載の発明によれば、補強部材が
セグメント内からはみ出すことなく収まっているため、
セグメントリングを形成した際に、シールド洞道の中空
径を最大限に生かすことができるとともに、開口部の形
成位置におけるシールド洞道の中空径を拡大することが
可能となる。
【0057】請求項3記載の発明によれば、セグメント
を組み合わせてセグメントリングを形成した際に、補強
部材がセグメント間でつながるように組み合わせること
により、一体物の補強部材が複数のセグメントにわたっ
て設置されている場合とほぼ同等の断面性能及び剛性を
発揮することができる。また、セグメントごとに補強部
材が分割された状態となっているため、シールド洞道内
への搬送作業が容易となり、作業性の向上、施工工程の
短縮を図ることができる。
【0058】請求項4記載の発明によれば、開口部は、
シールド洞道の周方向に沿って環状に配置される二つの
第一の補強部材と、シールド洞道の軸方向に沿って配置
されるとともに、両端部が第一の補強部材に接合された
二つの第二の補強部材とによって四方を囲まれているた
め、セグメントリングの覆工後に改めて補強部材を敷設
する必要がなくなり、作業性の向上、施工工程の短縮を
図ることができる。
【0059】請求項5記載の発明によれば、セグメント
リング間の隣接する第二の補強部材内に連続するように
強化部が設けられているため、セグメントリングの軸方
向のせん断強度を強化することができる。また、強化部
を設ける方法は容易であるため、簡単な方法で第二の補
強部材を強化することができるとともに、強化にかかる
コストを低減することができる。また、セグメントリン
グの接続に用いられるボルトのサイズアップを必要とせ
ず、全て同じサイズのボルトを使用することが可能とな
る。よって、部品の管理を容易にすることができ、ま
た、接続に用いる工具も少なくて済むため、施工能率が
向上する。
【0060】請求項6記載の発明によれば、セグメント
リングを形成する前に、あらかじめ補強部材をセグメン
ト内に設けるだけの簡単な施工方法で請求項1と同様の
効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の第一のセグメントリング
を説明するための横断面図である。
【図2】上記実施の形態の第二のセグメントリングを説
明するための横断面図である。
【図3】上記実施の形態の第三のセグメントリングを説
明するための横断面図である。
【図4】上記実施の形態のシールド洞道の開口部を説明
するための縦断面図である。
【図5】上記実施の形態のA0型セグメントを説明する
ための図である。
【図6】上記実施の形態のA1型セグメントを説明する
ための図である。
【図7】上記実施の形態のB0型セグメントを説明する
ための図である。
【図8】上記実施の形態のB1型セグメントを説明する
ための図である。
【図9】上記実施の形態のK0型セグメントを説明する
ための図である。
【図10】上記実施の形態のA2型セグメントを説明す
るための図である。
【図11】上記実施の形態のA3型セグメントを説明す
るための図である。
【図12】上記実施の形態のB型セグメントを説明する
ための図である。
【図13】上記実施の形態のK型セグメントを説明する
ための図である。
【図14】上記実施の形態のA4型セグメントを説明す
るための図である。
【図15】上記実施の形態のB2型セグメントを説明す
るための図である。
【図16】上記実施の形態のB0′型セグメントを説明
するための図である。
【図17】上記実施の形態の継ぎボルトを説明するため
の図である。
【図18】上記実施の形態のボルトボックスを説明する
ための図である。
【図19】上記実施の形態の強化部を設ける方法を説明
するための図である。
【図20】上記実施の形態の強化部を設ける方法を説明
するための図である。
【図21】上記実施の形態の強化部を設ける方法を説明
するための図である。
【図22】従来技術として例示する、連絡坑の開口部に
対する補強構造を説明するための縦断面図である。
【図23】上記従来技術の補強構造を説明するための横
断面図である。
【符号の説明】
1 第一のセグメントリング 2 第二のセグメントリング 3 第三のセグメントリング 4 第一の補強部材 5 第二の補強部材 15 B0型セグメント 16 A0型セグメント 17 A1型セグメント 18 B1型セグメント 19 K0型セグメント 21 B型セグメント 22 A3型セグメント 23 A2型セグメント 25 K型セグメント 31 B0′型セグメント 33 A4型セグメント 34 B2型セグメント 50 シールド洞道 53 連絡坑 52 開口部 55 強化部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本線から分岐する立坑などの連絡坑が構築
    されるシールド洞道の覆工構造であって、 前記連絡坑の開口部の少なくとも形成位置に配置された
    複数のセグメントリングを構成するセグメントの少なく
    とも一部には、前記開口部が形成される前記セグメント
    リングを補強する補強部材が前記セグメントリングを形
    成する前に前記セグメントに設けられていることを特徴
    とするシールド洞道の覆工構造。
  2. 【請求項2】前記補強部材が、あらかじめ、前記セグメ
    ント内に収まるように設けられていることを特徴とする
    請求項1記載のシールド洞道の覆工構造。
  3. 【請求項3】前記補強部材は、前記セグメントを組み合
    わせて複数の前記セグメントリングを形成した際に、前
    記セグメント間で前記補強部材が連続するようにつなが
    ることを特徴とする請求項1または2に記載のシールド
    洞道の覆工構造。
  4. 【請求項4】前記開口部の形成位置に配置された複数の
    前記セグメントリングを形成した状態で、前記補強部材
    は、前記開口部を挟んで、シールド洞道の周方向に沿っ
    て環状に配置される二つの第一の補強部材と、前記開口
    部を挟んで、シールド洞道の軸方向に沿って配置される
    とともに、両端部が前記第一の補強部材に接合された二
    つの第二の補強部材とを備えることを特徴とする請求項
    1〜3のいずれか一つに記載のシールド洞道の覆工構
    造。
  5. 【請求項5】前記連絡坑の開口部の少なくとも形成位置
    に配置された複数の前記セグメントリングを構築した際
    に、 前記セグメントリング同士の接合部における剪断強度を
    強化するための強化部が、 前記第二の補強部材のセグメントリング間の接合部分に
    おいて、 二つの前記セグメントリングの接合部を越えて一方のセ
    グメントリングから他方のセグメントリングに至るよう
    に配置されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか
    一つに記載のシールド洞道の覆工構造。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれか一つに記載のシー
    ルド洞道の覆工構造を用いたシールド洞道の施工方法で
    あって、 あらかじめ、前記補強部材が設けられた前記セグメント
    を製造した後に、少なくとも前記開口部の形成位置に配
    置されるセグメントリングを形成するに際し、前記補強
    部材が設けられた前記セグメントを用いることを特徴と
    するシールド洞道の施工方法。
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