JP2003041296A - 2剤型液体漂白剤 - Google Patents
2剤型液体漂白剤Info
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Abstract
れ、使い勝手が良好であり、且つ貯蔵安定性に問題のな
い2剤型液体漂白剤を提供する。 【解決手段】 過酸化水素0.1〜10質量%及び水を
含有する組成物からなる、特定の緩衝能を有するA剤、
並びに、アルカリ剤及び水を含有する組成物からなる、
特定の緩衝能を有するB剤とを、A剤とB剤とを分離し
て保持する容器に充填してなる2剤型液体漂白剤。
Description
関する
水素を主基剤とする液体漂白剤は、色・柄物に使用で
き、汚れに直接塗布できる等の利点から好まれて使用さ
れている。また、貯蔵安定性や漂白効果を高めることを
目的に2剤型液体漂白剤の研究が行われている。特開平
3−140400号公報、特開平6−166892号公
報、特開平9−157693号公報、特開平9−489
97号公報には過酸化水素を含有するA剤と漂白活性化
剤を含有するB剤からなる漂白剤組成物が開示されてい
る。これらの技術は過酸化水素を主基剤とする液体酸素
系漂白剤を単独で用いた場合より漂白効果に優れるもの
であるが、いまだ満足できるレベルではない。
所定量をキャップに取り分け衣類に塗布するか、もしく
は洗濯機に投入する方法により、使用されるのが一般的
である。しかし、A剤とB剤を別々の容器に収納した2
剤型の漂白剤では、キャップで一方の計量を行った後、
他方の計量を行うため、作業性に問題がある。また、作
業性向上の観点から、2剤型漂白剤で2液を同時にキャ
ップに計量する容器とするためには、2液の排出口を近
い位置に設置する必要があるが、このような形態におい
ては、排出時に一方の排出液が他方の排出口から容器内
に混入する場合がある。また、計量した液を使用した後
に、キャップを閉めると、キャップ内壁に微量残留した
液が容器内に混入する場合がある。このように、A剤、
B剤の一方が他方と混入した場合、上記した従来の2剤
型液体漂白剤では、過酸化水素の分解反応が促進され貯
蔵中に容器が著しく膨れるという問題が生じる。
返し使用していくうちに、A剤とB剤の混合比率が変動
するという問題が生じる。これは、容器を持つ角度、計
量する時の傾ける角度等が各操作毎に微妙に異なること
が、2液の排出量に影響を及ぼすためと考えられ、特
に、使用初期(最初の数回の操作)と使用後期(最後の
数回の操作)では、A剤とB剤との混合比率が大きく変
動する。そこで、混合比率が変動しても混合液が高いp
Hを維持し高漂白力を実現することが望まれる。
ても漂白効果に優れ、使い勝手が良好であり、且つ貯蔵
安定性に問題のない2剤型液体漂白剤を提供することに
ある。
0.1〜10質量%及び水を含有する組成物からなるA
剤、並びに、アルカリ剤及び水を含有する組成物からな
るB剤とを、A剤とB剤とを分離して保持する容器に充
填してなる2剤型液体漂白剤であって、下記の(I)及
び(II)を満足する2剤型液体漂白剤に関する。 (I)A剤のpHが20℃において1〜6.5であり、
20℃においてA剤1000mlのpHを7にするため
に必要な0.1規定水酸化ナトリウム水溶液の量が50
〜1000mlである。 (II)B剤のpHが20℃において9〜12であり、2
0℃においてB剤1000mlのpHを7にするために
必要な1規定硫酸水溶液の量が450〜2000mlで
ある。
(III)を満足することが好ましい。 (III)A剤とB剤を質量比で、1/3〜3/1の範囲
で混合した混合液のpHが、前記質量比の範囲の何れに
おいても、20℃において8.5以上である。
/3〜3/1の質量比で混合後、対象物と接触させる漂
白方法に関する。
助剤としての漂白剤のみならず、独立した洗浄剤として
の使用も含む。
水素0.1〜10質量%、好ましくは0.5〜6質量
%、特に好ましくは1〜6質量%と、水とを含有する。
過酸化水素がこの範囲内であれば満足できる漂白効果を
得ることができる。
効果及び貯蔵安定性の点から1〜6.5、好ましくは
1.5〜5、更に好ましくは2〜5であり、且つ20℃
においてA剤1000mlのpHを7にするために必要
な0.1規定水酸化ナトリウム水溶液の量が50〜10
00ml、好ましくは100〜1000ml、更に好ま
しくは150〜600mlである。この範囲内であれば
貯蔵安定性において優れており、漂白効果も高い。
する目的から、下記酸剤を配合することが好ましい。
1Lイオン交換水に1g以上溶解し、且つ1g/1Lの
濃度の20℃におけるpHが5以下の物質が好ましい。
また、本発明で好ましい酸剤は、水中における酸解離定
数pKaが1〜8の範囲内で2段以上有する化合物であ
る。ここで本発明でいう酸解離定数は「化学便覧基礎編
II」(改訂3版、日本化学会編)のII−338頁〜II−
342頁に記載の通りである。
酸)等のリン酸系化合物 (2)ホスホン酸、エタン−1,1−ジホスホン酸、エ
タン−1,1,2−トリホスホン酸、エタン−1−ヒド
ロキシ−1,1−ジホスホン酸及びその誘導体、エタン
ヒドロキシ−1,1,2−トリホスホン酸、エタン−
1,2−ジカルボキシ−1,2−ジホスホン酸、メタン
ヒドロキシホスホン酸、アミノポリ(メチレンホスホン
酸)等のホスホン酸系化合物 (3)2−ホスホノブタン−1,2−ジカルボン酸、1
−ホスホノブタン−2,3,4−トリカルボン酸、α−
メチルホスホノコハク酸等のホスホノポリカルボン酸系
化合物 (4)エチレンジアミン二酢酸、ヒドロキシエチルイミ
ノ二酢酸、イミノ二酢酸、ニトリロ三酢酸、エチレンジ
アミン四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、グリコー
ルエーテルジアミン四酢酸、トリエチレンテトラミン六
酢酸、ジェンコール酸等のアミノポリカルボン酸系化合
物 (5)アスパラギン酸、グルタミン酸、グリシン等のア
ミノ酸 (6)クエン酸、コハク酸、マレイン酸、フタル酸、テ
レフタル酸、イソフタル酸、フマル酸、アジピン酸、ア
ゼライン酸、ジグリコール酸、オキシジコハク酸、カル
ボキシメチルオキシコハク酸、クエン酸、乳酸、酒石
酸、シュウ酸、グルタル酸、リンゴ酸、グルコン酸、カ
ルボキシメチルコハク酸、カルボキシメチル酒石酸など
の有機酸 が挙げられる。
0.2〜10質量%、更に好ましくは0.2〜5質量
%、特に好ましくは0.2〜3質量%の比率で用いる。
イオン交換水が好ましい。水の含有量は、A剤中に50
〜99質量%、更に60〜95質量%が好適である。
ない限りにおいて、A剤に更にアルカリ剤を配合しても
よい。アルカリ剤は後述のB剤で挙げたものを使用する
ことができる。
を含有し、20℃におけるpHは、9〜12、好ましく
は9.5〜11.5、特に好ましくは10〜11であ
る。この範囲であれば、満足できる漂白効果と貯蔵安定
性が得られる。また、20℃においてB剤1000ml
のpHを7にするために必要な1規定硫酸水溶液の量が
450〜2000ml、好ましくは450〜1500m
l、更に好ましくは500〜1000mlである。この
範囲内であれば、貯蔵安定性において優れており、漂白
効果も高い。
ルカリ剤として、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、
炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、モノエタノールアミ
ン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、リン
酸3ナトリウム、リン酸水素2ナトリウム、四ホウ酸ナ
トリウムから選ばれる1種以上が挙げられ、特にB剤で
は好ましくは炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、及びモノ
エタノールアミンから選ばれる1種以上を使用すること
が好適である。これらのアルカリ剤は、B剤中、好まし
くは3〜20質量%、より好ましくは3.5〜15質量
%、特に好ましくは4〜10質量%含有される。
イオン交換水が好ましい。水の含有量はB剤中に30〜
99質量%、更に50〜95質量%が好適である。
成するために、前記アルカリ剤以外に必要に応じて酸剤
を配合してもよい。酸剤は前述のA剤で挙げたものを使
用することができる。
又はB剤に、漂白洗浄効果を高める目的から、界面活性
剤を配合することが好ましい。界面活性剤としては非イ
オン界面活性剤、陽イオン界面活性剤、陰イオン界面活
性剤又は両性界面活性剤から選ばれる1種以上が好まし
い。
(1)の化合物が好ましい。 R1−T−[(R2O)a−H]b (1) 〔式中、R1は、炭素数10〜18、好ましくは10〜
16のアルキル基又はアルケニル基であり、R2は炭素
数2又は3のアルキレン基であり、好ましくはエチレン
基である。aは2〜20、好ましくは4〜15、特に好
ましくは5〜10の数を示す。Tは−O−、−CON−
又は−N−であり、Tが−O−の場合はbは1であり、
Tが−CON−又は−N−の場合はbは2である。〕 一般式(1)の化合物の具体例として以下の化合物を挙
げることができる。 R1−O−(C2H4O)r−H (1−a) 〔式中、R1は前記の意味を示す。rは4〜15、好ま
しくは5〜10の数である。〕 R1−O−(C2H4O)s−(C3H6O)t−H (1−
b) 〔式中、R1は前記の意味を示す。s及びtはそれぞれ
独立に2〜15、好ましくは2〜10の数であり、エチ
レンオキシドとプロピレンオキシドはランダムあるいは
ブロック付加体であってもよい。〕
vの合計は3〜20、好ましくは3〜15、特に好まし
くは2〜10の数である。〕。
又は(1−b)から選ばれる非イオン界面活性剤が好ま
しい。
(2)のモノ長鎖アルキル(もしくはアルケニル)トリ
短鎖アルキル型陽イオン界面活性剤が好ましい。
は10〜18、特に好ましくは10〜16のアルキル基
又はアルケニル基であり、R4、R5、R6は同一又は異
なっていてもよい炭素数1〜3のアルキル基である。X
-は陰イオン、好ましくはハロゲンイオン、炭素数1〜
3のアルキル硫酸エステルイオン、炭素数1〜12の脂
肪酸イオン、炭素数1〜3の置換基を1〜3個有してい
てもよいアリールスルホン酸イオンである。〕。
素数10〜18、好ましくは10〜16、特に好ましく
は10〜15のアルキル基又はアルケニル基と、−SO
3M基及び/又は−OSO3M基〔M:対イオン〕を有す
る陰イオン界面活性剤が好ましい。具体的には上記炭素
数を有するアルキルベンゼンスルホン酸、アルキル(又
はアルケニル)硫酸エステル、ポリオキシアルキレンア
ルキル(又はアルケニル)エーテル硫酸エステル、オレ
フィンスルホン酸、アルカンスルホン酸、α−スルホ脂
肪酸、α−スルホ脂肪酸エステル及びこれらの塩が好ま
しい。これらの中でも特に炭素数10〜16のアルキル
基又はアルケニル基を有するアルキル(又はアルケニ
ル)硫酸エステル、炭素数10〜16のアルキル基又は
アルケニル基を有し、エチレンオキシド(以下、EOと
表記する)平均付加モル数が1〜6、好ましくは1〜
4、特に好ましくは1〜3であるポリオキシエチレンア
ルキル(又はアルケニル)エーテル硫酸エステル、炭素
数10〜15のアルキル基を有するアルキルベンゼンス
ルホン酸、及びこれらの塩から選ばれる一種以上を配合
することが好ましい。塩としては、ナトリウム塩、カリ
ウム塩、アンモニウム塩、アルカノールアミン塩が貯蔵
安定性の点から良好である。
(3)の化合物又は一般式(4)の化合物から選ばれる
化合物が好ましい。
は10〜16、特に好ましくは10〜14の直鎖アルキ
ル基又はアルケニル基であり、R8、R9は、それぞれ炭
素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基であ
る。R10は炭素数1〜5、好ましくは2又は3のアルキ
レン基である。Aは−COO−、−CONH−、−OC
O−、−NHCO−、−O−から選ばれる基であり、c
は0又は1、好ましくは1の数である。〕
は9〜17、特に好ましくは10〜16のアルキル基又
はアルケニル基であり、R12は炭素数1〜6、好ましく
は1〜4、特に好ましくは2又は3のアルキレン基であ
る。Bは−COO−、−CONH−、−OCO−、−N
HCO−、−O−から選ばれる基であり、dは0又は1
の数、好ましくは0である。R13、R14は、それぞれ炭
素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基、好
ましくはメチル基、エチル基又はヒドロキシエチル基で
あり、R15はヒドロキシ基で置換していてもよい炭素数
1〜5、好ましくは1〜3のアルキレン基である。D
は、−SO3 -、−OSO3 -、から選ばれる基であり、特
に−SO3 -が漂白洗浄効果の点から良好である。〕。
非イオン界面活性剤を0.5〜15質量%、更に1〜1
0質量%含有することが好適であり、陽イオン界面活性
剤を0.1〜2質量%、更に0.1〜1質量%含有する
ことが好適であり、両性界面活性剤を0〜10質量%、
更に0.1〜5質量%含有することが好適である。
ら、非イオン界面活性剤を0〜40質量%、更に1〜3
5質量%含有することが好適であり、陰イオン界面活性
剤を0〜30質量%、更に0.1〜10質量%含有する
ことが好適である。また、両性界面活性剤を0〜15質
量%、更に0.5〜5質量%含有することが好適であ
り、陽イオン界面活性剤を0〜10質量%、更に0.1
〜5質量%含有することが好適である。
性を向上させる目的から、アクリル酸、メタクリル酸、
又はマレイン酸を重合して得られるホモポリマー若しく
はこれらのモノマーからなるコポリマー、又はこれらの
モノマーと共重合可能な他のモノマーとのコポリマー等
のカルボン酸系ポリマーを配合することが好ましい。
分子量は、好ましくは3,000〜100,000、更
に好ましくは5,000〜80,000である。重量平
均分子量は、ポリエチレングリコールを標準物質として
ゲルパーミエーションクロマトグラフィーで求めること
が出来る。
一部及び/又は全部がアルカリ剤で中和された塩の状態
であっても差し支えない。アルカリ剤としては、ナトリ
ウム、カリウム等のアルカリ金属を含む化合物が好まし
い。
3,000〜30,000のポリアクリル酸ナトリウム
(若しくはカリウム)又はポリメタクリル酸ナトリウム
(若しくはカリウム)、あるいは好ましくは重量平均分
子量20,000〜100,000、更に好ましくは5
0,000〜80,000のアクリル酸−マレイン酸コ
ポリマーのナトリウム塩(もしくはカリウム塩)が良好
である。アクリル酸−マレイン酸コポリマーの場合はア
クリル酸/マレイン酸が質量比で5/5〜9/1、好ま
しくは6/4〜8/2が洗浄効果の点から好ましい。
ーの含有量は、A剤中、好ましくは0〜10質量%、更
に好ましくは0.1〜7質量%であり、B剤中、好まし
くは0.5〜10質量%、更に好ましくは1〜8質量%
である。
漂白活性化剤を含有することが好ましい。漂白活性化剤
としては漂白効果及び貯蔵安定性の点からアルカノイル
オキシベンゼン型漂白活性化剤が好ましく、特に炭素数
6〜14、好ましくは7〜13のアルカノイル基を有す
るアルカノイルオキシベンゼンスルホン酸もしくは炭素
数6〜14、好ましくは7〜13のアルカノイル基を有
するアルカノイルオキシベンゼンカルボン酸又はこれら
の塩が好ましい。具体的に好ましい例としてはオクタノ
イルオキシ−p−ベンゼンスルホン酸、ノナノイルオキ
シ−p−ベンゼンスルホン酸、3,5,5−トリメチル
ヘキサノイルオキシ−p−ベンゼンスルホン酸、デカノ
イルオキシ−p−ベンゼンスルホン酸、ドデカノイルオ
キシ−p−ベンゼンスルホン酸、オクタノイルオキシ−
o−又は−p−ベンゼンカルボン酸、ノナノイルオキシ
−o−又は−p−ベンゼンカルボン酸、3,5,5−ト
リメチルヘキサノイルオキシ−o−又は−p−ベンゼン
カルボン酸、デカノイルオキシ−o−又は−p−ベンゼ
ンカルボン酸、ドデカノイルオキシ−o−又は−p−ベ
ンゼンカルボン酸、及びこれらの塩が挙げられる。塩と
してはナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩が好
ましく、特にナトリウム塩が溶解性の点から好ましい。
−ベンゼンスルホン酸、デカノイルオキシ−p−ベンゼ
ンカルボン酸、ドデカノイルオキシ−p−ベンゼンスル
ホン酸及びこれらの塩が親油性汚れ漂白効果の点から好
ましい。本発明のA剤には漂白活性化剤を0.05〜5
質量%、好ましくは0.1〜1質量%配合することが漂
白効果の点から好ましい。
溶剤を配合することが好ましい。溶剤としては(1)炭
素数1〜5の1価アルコール、(2)炭素数2〜12の
多価アルコール、(3)下記の一般式(5)で表される
化合物、(4)下記の一般式(6)で表される化合物、
(5)下記の一般式(7)で表される化合物が好まし
い。
子、炭素数1〜6のアルキル基、フェニル基又はベンジ
ル基を示すが、R16及びR17の双方が水素原子となる場
合を除く。gは0〜10の数を、hは0〜10の数を示
すが、g及びhの双方が0である場合を除く。R18及び
R19は、それぞれ炭素数1〜3のアルキル基を示す。R
20は炭素数1〜8のアルキル基を示す。〕。
しては、一般的にエタノール、プロピルアルコール、イ
ソプロピルアルコールが挙げられる。これらの低級アル
コールを配合することにより低温における系の安定性を
更に向上させることができる。
としては、イソプレングリコール、2,2,4−トリメ
チル−1,3−ペンタンジオール、1,8−オクタンジ
オール、1,9−ノナンジオール、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ジ
プロピレングリコール、グリセリン等が挙げられる。
て、R16、R17がアルキル基である場合の炭素数は1〜
4が特に好ましい。また、一般式(5)中、EO及びプ
ロピレンオキシドの平均付加モル数のg及びhは、それ
ぞれ0〜10の数である(g及びhの双方が0である場
合を除く)が、これらの付加順序は特に限定されず、ラ
ンダム付加したものであってもよい。(3)の化合物の
具体例としては、エチレングリコールモノブチルエーテ
ル、ジプロピレングリコールジメチルエーテル、ジエチ
レングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコ
ールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノメ
チルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテ
ル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピ
レングリコールジメチルエーテル、ポリオキシエチレン
(p=2〜3)ポリオキシプロピレン(p=2〜3)グ
リコールジメチルエーテル(pは平均付加モル数を示
す)、ポリオキシエチレン(p=3)グリコールフェニ
ルエーテル、フェニルカルビトール、フェニルセロソル
ブ、ベンジルカルビトール等が挙げられる。このうち、
洗浄力及び使用感の点から、プロピレングリコールモノ
メチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエー
テル、ポリオキシエチレン(p=1〜4)グリコールモ
ノフェニルエーテルが好ましい。
ジメチル−2−イミダゾリジノン、1,3−ジエチル−
2−イミダゾリジノンが好適なものとして例示され、
(5)の化合物としてはアルキルグリセリルエーテル化
合物が好適なものとして例示され、好ましくはR20が炭
素数3〜8のアルキル基の化合物である。
めに(1)、(2)、(3)、(5)の水溶性溶剤が好
ましく、特にエタノール、イソプロピルアルコール、エ
チレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレン
グリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、イ
ソプレングリコール、プロピレングリコールモノメチル
エーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、
ペンチルグリセリルエーテル、オクチルグリセリルエー
テル、ポリオキシエチレン(p=1〜4)グリコールモ
ノフェニルエーテルから選ばれる溶剤が好ましい。
0質量%、更に5〜20質量%含有することが良好であ
る。
白洗浄を行うものであり、使用時の混合比率が変動した
場合にも、高いpHとなることが漂白効果の点から好ま
しい。このため、本発明では、A剤とB剤として、A剤
/B剤=1/3〜3/1、更に1/5〜5/1、特に1
/10〜10/1の質量比で混合した混合液のpHが、
前記質量比の範囲の何れにおいても、20℃において
8.5以上となるものが用いられる。該pHは、好まし
くは8.8以上、更に好ましくは9.5以上、特に好ま
しくは9.8以上であり、上限は11.5以下が好まし
く、11以下が更に好ましい。該混合液のpHが、前記
何れの混合比においても、前記の範囲内にある場合は、
充分な漂白効果を有する。
A剤とB剤を質量比でA剤/B剤=1/3〜3/1、更
に1/5〜5/1、特に1/10〜10/1の範囲で混
合した混合液を0.1質量%となるように水で希釈した
液の20℃におけるpHが、前記質量比の範囲の何れに
おいても、8.5以上、更に8.8以上であることが好
ましく、上限は、11.5以下が好ましく、11以下が
更に好ましい。
使用の際のA剤とB剤の混合比率が、質量比でA剤/B
剤=1/3〜3/1、更に1/5〜5/1、特に1/1
0〜10/1となるように、A剤、B剤の組成や容器を
設計することが、漂白洗浄効果の点から好ましい。
は、20℃においてA剤1000mlのpHを7にする
ために必要な0.1規定水酸化ナトリウム水溶液の量を
X(ml)とし、20℃においてB剤1000mlのp
Hを7にするために必要な1規定硫酸水溶液の量をY
(ml)とすると、XとYの関係は、(Y/10)<X
<Y×(10/3)であることが好ましく、(Y/1
0)<X<Yであることがより好ましい。
も好ましくは3〜300mPa・s、更に好ましくは4
〜200mPa・sの範囲に調整することが使い勝手の
点から好適である。このような粘度に調整するために本
発明ではA剤及び/又はB剤に粘度調整剤を配合するこ
とができる。粘度調整剤としては炭素数1〜3のアルキ
ル基、もしくはヒドロキシ基が1〜3個置換していても
よいベンゼンスルホン酸、分子量3000〜10000
0のポリエチレングリコール又はポリプロピレングリコ
ールを用いることができる。このような粘度調整剤の含
有量は、A剤及び/又はB剤中、好ましくは0〜10質
量%、更に好ましくは0.01〜5質量%である。
含有することが好ましい。本発明に用いられる金属イオ
ン封鎖剤としては、下記(i)〜(viii)のものが挙げ
られ、なかでも(ii)、(v)、(vi)及び(vii)か
らなる選ばれる少なくとも1種が好ましく、(ii)から
選ばれる少なくとも1種が更に好ましい。 (i)フィチン酸等のリン酸系化合物のアルカリ金属塩
もしくはアルカノールアミン塩 (ii)エタン−1,1−ジホスホン酸、エタン−1,
1,2−トリホスホン酸、エタン−1−ヒドロキシ−
1,1−ジホスホン酸及びその誘導体、エタンヒドロキ
シ−1,1,2−トリホスホン酸、エタン−1,2−ジ
カルボキシ−1,2−ジホスホン酸、メタンヒドロキシ
ホスホン酸等のホスホン酸のアルカリ金属塩もしくはア
ルカノールアミン塩 (iii)2−ホスホノブタン−1,2−ジカルボン酸、
1−ホスホノブタン−2,3,4−トリカルボン酸、α
−メチルホスホノコハク酸等のホスホノカルボン酸のア
ルカリ金属塩もしくはアルカノールアミン塩 (iv)アスパラギン酸、グルタミン酸、グリシン等のア
ミノ酸のアルカリ金属塩もしくはアルカノールアミン塩 (v)ニトリロ三酢酸、イミノ二酢酸、エチレンジアミ
ン四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、グリコールエ
ーテルジアミン四酢酸、ヒドロキシエチルイミノ二酢
酸、トリエチレンテトラミン六酢酸、ジエンコル酸等の
アミノポリ酢酸のアルカリ金属塩もしくはアルカノール
アミン塩 (vi)ジグリコール酸、オキシジコハク酸、カルボキシ
メチルオキシコハク酸、クエン酸、乳酸、酒石酸、シュ
ウ酸、リンゴ酸、オキシジコハク酸、グルコン酸、カル
ボキシメチルコハク酸、カルボキシメチル酒石酸等の有
機酸のアルカリ金属塩もしくはアルカノールアミン塩 (vii)ゼオライトAに代表されるアルミノケイ酸のア
ルカリ金属塩又はアルカノールアミン塩 (viii)アミノポリ(メチレンホスホン酸)のアルカリ
金属塩もしくはアルカノールアミン塩、又はポリエチレ
ンポリアミンポリ(メチレンホスホン酸)のアルカリ金
属塩もしくはアルカノールアミン塩。
B剤中に好ましくは0〜5質量%、更に好ましくは0.
01〜1質量%である。
分の他に通常漂白剤に添加される公知の成分を添加する
ことができる。例えば、過酸化水素の安定化剤として公
知の硫酸マグネシウム、珪酸マグネシウム、塩化マグネ
シウム、ケイフッ化マグネシウム、酸化マグネシウム、
水酸化マグネシウム等のマグネシウム塩及び珪酸ソーダ
のような珪酸塩類を用いることが好ましい。更に、必要
に応じてカルボキシメチルセルロース、ポリビニルピロ
リドン、ポリエチレングリコールのような再汚染防止剤
等を添加することが好ましい。
更に種々の化合物を含有させることができる。例えば、
過酸化水素の安定化剤として知られているリン酸、バル
ビツール酸、尿酸、アセトアニリド、オキシキノリンや
フェナセチン等に代表されるアミノポリカルボン酸類、
及び、DL−α−トコフェロール、没食子酸誘導体、ブ
チル化ヒドロキシアニソール(BHA)、2,6−ジ−
tert−ブチル−4−メチルフェノール(BHT)等を添
加することが好ましい。これらの安定化剤はA剤及び/
又はB剤中に、好ましくは通常0〜5質量%程度、更に
好ましくは0.01〜3質量%含有させるのが良い。
変退色防止剤として公知の物資を含むことが好ましい。
このような物質としてはフェニルアラニン、ヒスチジ
ン、リジン、チロシン、メチオニン等のアミノ酸及びア
ミノ酸塩類、及びヒドロキシイミノジ酢酸等のアミノ又
はイミド化合物、更にはアクリロニトリルと第四級アン
モニウム基を有するアクリロニトリルと共重合可能なモ
ノマーの一種又は二種以上とのコポリマー等である。な
お、アミノ酸には光学異性体が存在するが、本発明の効
果においては光学異性体は関与しない。従って、化学的
に合成したアミノ酸を使用することも可能である。
漂白繊維に対する漂白効果を増すために蛍光増白剤とし
て、チノパールCBS(チバ・ガイギー社製)、チノパ
ールSWN(チバ・ガイギー社製)や、カラー・インデ
ックス蛍光増白剤28、40、61、71等のような蛍
光増白剤や、漂白性能を向上させるために従来公知の酵
素(セルラーゼ、アミラーゼ、プロテアーゼ、リパー
ゼ)を必要に応じて配合することが好ましい。
染料や顔料のような着色剤、香料、シリコーン類、殺菌
剤、紫外線吸収剤等の種々の微量添加物を適量配合する
ことが好ましい。
の成分を添加することができる。低温での液の安定性及
び凍結復元性を改善したり、高温での液分離を防止する
目的でハイドロトロープ剤を配合することが好ましい。
このようなハイドロトロープ剤としては、一般的には、
トルエンスルホン酸塩、キシレンスルホン酸塩等に代表
される短鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、エタノー
ル、エチレングリコール、プロピレングリコール、ヘキ
シレングリコール、グリセリン等に代表されるアルコー
ル及び多価アルコール等が好ましい。ハイドロトロープ
剤はA剤及び/又はB剤中に0〜30質量%程度配合す
ることが好ましい。
剤、衣料用漂白助剤、衣料用塗布洗浄剤、まな板、湯飲
み茶碗、シンク等の台所用漂白剤、食器用洗剤、風呂
用、壁用、絨毯用の漂白洗浄剤から選択される用途に使
用されることが好ましい。また、衣料の漂白洗浄に使用
することが更に好ましい。
めA剤、B剤を溶解させた水溶液(好ましくは0.05
〜30質量%)に衣料を浸漬させて漂白することができ
る。また、本発明の2剤型液体漂白剤は、従来公知の衣
料用洗剤と混合して使用することもできる。漂白時に、
A剤及び/又はB剤を30〜50℃に加温することも好
ましい。
発明の2剤型液体漂白剤を従来公知の衣料用洗剤と混合
して使用することもできる。
に直接塗布して放置後、水洗する漂白方法に用いること
ができる。また、衣料に直接塗布して放置後、通常の洗
濯機での洗濯で従来公知の衣料用洗剤と混合して使用す
ることもできる。塗布した後の放置時間は、0〜180
分が好ましく、更に1〜60分が更に好ましい。
洗剤として使用する場合には、本発明の2剤型液体漂白
剤を用いて通常の洗濯機での洗濯を行うこともでき、あ
るいは衣料に直接塗布して放置後に通常の洗濯機での洗
濯を行うこともできる。
ような混合比率を容易に達成する目的で、A剤及びB剤
を同時に吐出可能な吐出部を具備した容器を用いること
が好ましい。また、容器は、A剤、B剤を分離して保持
できるものであり、例えばA剤とB剤をそれぞれ異なる
格納部に収納可能な一体型容器、A剤を収納可能な容器
とB剤を収納可能な容器とを適当な部材で接合した連結
型容器が挙げられる。特に、本発明に用いられる容器の
吐出部の開口面積は、A剤吐出部とB剤吐出部が面積比
で1/10〜10/1、更に1/5〜5/1、特に1/
3〜3/1が吐出量を調整する上で好ましい。吐出量の
調整は、A剤とB剤の粘度及び吐出部の開口面積や形状
を調整することにより公知の方法で達成することができ
る。具体的な容器の模式図を図1、図2に示す。図1中
(11)、(12)はA剤又はB剤の収容部であり、一
方にA剤が、他方にB剤が収容される。各収容部は(1
3)の隔壁により分離され、該容器中ではA剤とB剤は
分離して保持される。(14)はA剤及びB剤を同時に
吐出する吐出部である。また、図2中(21)、(2
2)はA剤又はB剤の収容部であり、一方にA剤が、他
方にB剤が収容される。これらは(23)の接合部で接
合されている。(24)はA剤及びB剤を同時に吐出す
る吐出部である。
2のような、A剤及びB剤を計量できるキャップ(1−
1)、(2−1)を使用することが好ましい。このよう
なキャップを用いることにより、A剤とB剤とを計量す
る工程において両者を混合した後に汚れに作用させるこ
とが可能になり、高い漂白性能を得ることができる。
に示す組み合わせで図1又は図2の容器に充填して、2
剤型液体漂白剤を調製し、貯蔵安定性及び漂白効果を以
下の方法で評価した。結果を表3に示す。用いた容器は
以下の通りである。
した値であり、10質量%硫酸水溶液又は30質量%N
aOH水溶液を用いて調整した。
剤を、A剤/B剤=3/1の質量比となるように混合し
た混合液のpHを20℃にて測定した値である。なお、
実施例1〜4は、A剤とB剤を質量比で、1/3〜3/
1の範囲で混合した混合液のpHが、前記質量比の範囲
の何れにおいても、20℃において8.5以上であっ
た。
000mlのpHを7にするために必要な0.1規定水
酸化ナトリウム水溶液の量(以下、A剤の0.1規定N
aOH必要量という)、及び20℃においてB剤100
0mlのpHを7にするために必要な1規定硫酸水溶液
の量(以下、B剤の1規定H2SO4必要量という)を、
以下の方法で測定した結果を併せて示した。
cm、高さ22cm、首部の直径は3.5cm、キャッ
プ部は直径3.5cm、高さ3cmであるポリエチレン
製の容器。
直径7cm、高さ26cm、首部の直径は3.5cm、
本体内容器部は直径4cm、高さ25cm、首部の直径
は0.9cm、キャップ部は直径3.5cm、高さ5c
mであるポリエチレン製の容器。A剤は収容部(21)
(外容器)に、B剤は収容部(22)(内容器)に充填
した。
ら、A剤とB剤の混合液をキャップに注ぎ、次にキャッ
プの混合液を排出した。ここで、混合液のA剤、B剤の
比率は表3の通りであり、合計の吐出量は、容器1では
25ml、容器2では40mlとした。その後、直ちに
容器をキャップで密封し、2時間室温(23℃)で放置
した。この操作を5回繰り返した後、容器をキャップで
密封した状態で、40℃の恒温室に貯蔵した。4週間貯
蔵後、容器の外観を下記の基準で目視により判定した。 容器の膨れは見られない…5 やや容器の膨れが見られる…4 容器が膨れている…3 容器が著しく膨れている…2 容器が破損している…1 5本の平均を求め、平均点が4以上を○、3以上4未満
を□、2以上3未満を△、2未満を×として判定し表3
に示した。
A剤とB剤を、合計1ml(A剤とB剤の比率は表3の
通り)となるように吐出させ、下記の通り調製したカレ
ー汚染布(親油性汚れ)4枚に、1枚ずつ塗布し、5分
間放置した。その後、濃度0.0667質量%の市販洗
剤水溶液に投入し、ターゴトメーターにて普通洗浄した
(80rpm×10分)後、水道水ですすぎ、乾燥させ
て、次式により漂白率を算出した。
0Aで460nmフィルターを使用して測定した。
ルトカレー(カレーマルシェ)の固形分をメッシュで除
去した後、得られた液を煮沸するまで加熱した。この液
に木綿金布#2003を浸し、約15分間煮沸した。そ
のまま火よりおろし、約2時間程度放置後、布を取りだ
し、余分に付着しているカレー液をへらで除去し自然乾
燥させた。その後プレスし、10cm×10cmの試験
片として実験に供した。
>A剤1000mlをビーカーにとり、0.1規定Na
OH水溶液を、ビュレットを用いて滴下し、攪拌し、p
Hメーター(堀場製作所製 pH METERF−1
4)にてpH値を測定した。なお、測定は20℃の恒温
室にて、各溶液及び実験器具を20℃にして行った。
剤1000mlをビーカーにとり、1規定H2SO4水溶
液を、ビュレットを用いて滴下し、攪拌し、pHメータ
ー(堀場製作所製 pH METER F−14)にて
pH値を測定した。なお、測定は20℃の恒温室にて、
各溶液及び実験器具を20℃にして行った。
ジホスホン酸 2)エチレンジアミン4酢酸 3)ポリオキシエチレンラウリルエーテル(EO平均付
加モル数6) 4)RO(C2H4O)n(C3H6O)m−H(R:ラウリル、
n:5、m:3) 5)アルキル(炭素数12〜15)ベンゼンスルホン酸
ナトリウム 6)ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸エステル
ナトリウム(EO平均付加モル数2) 7)α−オレフィン(炭素数16)スルホン酸ナトリウ
ム 8)N−テトラデシル−N,N,N−トリメチルアンモ
ニウムクロリド 9)N−ラウリル−N,N−ジメチル−N−(2−ヒド
ロキシ−1−スルホプロピル)アンモニウムスルホベタ
イン 10)ラウロイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム
均分子量10000) 12)p−トルエンスルホン酸ナトリウム
を、表4に示す組み合わせで調製した2剤型液体漂白剤
について、A剤/B剤吐出量比を表4のように変更した
場合の漂白効果を評価した。評価は、図2の容器を用
い、A剤を400ml、B剤を200ml充填し、吐出
部の開口面積を調整することで吐出量比を変更して行っ
た。漂白効果は、前記した方法で測定した漂白率が65
%以上を「○」、40%以上65%未満を「△」、40
%未満を「×」として評価した。結果を表4に示す。
剤共、適度な緩衝能を有しているため、貯蔵安定性に優
れており、混合比率が変動した場合でも漂白効果が高
い。
模式図
す模式図
Claims (4)
- 【請求項1】 過酸化水素0.1〜10質量%及び水を
含有する組成物からなるA剤、並びに、アルカリ剤及び
水を含有する組成物からなるB剤とを、A剤とB剤とを
分離して保持する容器に充填してなる2剤型液体漂白剤
であって、下記の(I)及び(II)を満足する2剤型液
体漂白剤。 (I)A剤のpHが20℃において1〜6.5であり、
20℃においてA剤1000mlのpHを7にするため
に必要な0.1規定水酸化ナトリウム水溶液の量が50
〜1000mlである。 (II)B剤のpHが20℃において9〜12であり、2
0℃においてB剤1000mlのpHを7にするために
必要な1規定硫酸水溶液の量が450〜2000mlで
ある。 - 【請求項2】 更に下記の(III)を満足する請求項1
記載の2剤型液体漂白剤。 (III)A剤とB剤を質量比で、1/3〜3/1の範囲
で混合した混合液のpHが、前記質量比の範囲の何れに
おいても、20℃において8.5以上である。 - 【請求項3】 20℃においてA剤1000mlのpH
を7にするために必要な0.1規定水酸化ナトリウム水
溶液の量X(ml)と、20℃においてB剤1000m
lのpHを7にするために必要な1規定硫酸水溶液の量
Y(ml)とが、(Y/10)<X<Y×(10/3)
を満たす請求項1又は2記載の2剤型液体漂白剤。 - 【請求項4】 請求項1〜3の何れか1項記載のA剤と
B剤を、1/3〜3/1の質量比で混合後、対象物と接
触させる漂白方法。
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