JP2003041106A - 共重合ポリエステル樹脂組成物および延伸フィルム - Google Patents

共重合ポリエステル樹脂組成物および延伸フィルム

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JP2003041106A
JP2003041106A JP2002139703A JP2002139703A JP2003041106A JP 2003041106 A JP2003041106 A JP 2003041106A JP 2002139703 A JP2002139703 A JP 2002139703A JP 2002139703 A JP2002139703 A JP 2002139703A JP 2003041106 A JP2003041106 A JP 2003041106A
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Koichi Tamura
浩一 田村
Hiroo Yoshitoku
簡夫 慶徳
Norio Kanbe
紀郎 神戸
Yasuhiro Tomita
康弘 冨田
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Mitsubishi Chemical Corp
Mitsubishi Plastics Inc
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Mitsubishi Chemical Corp
Mitsubishi Plastics Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】熱収縮性、機械的強度、透明性、溶剤による接
着性などに優れる熱収縮性フィルムを得ることが出来る
共重合ポリエステル樹脂組成物を提供する。 【解決手段】(A)成分として下記の共重合ポリエチレ
ンテレフタレート系樹脂、(B)成分としてポリブチレ
ンテレフタレート系樹脂を含有し、両成分の合計量に対
し、(A)成分の割合が50〜95重量%、(B)成分
の割合が5〜50重量%であることを特徴とする共重合
ポリエステル樹脂組成物。 <(A)成分>ジカルボン酸成分としてテレフタル酸を
主成分とし、ジオール成分としてエチレングリコールを
主成分とし、ジカルボン酸成分としてイソフタル酸が全
ジカルボン酸成分の3〜30モル%共重合され、ジオー
ル成分としてシクロヘキサンジメタノールが全ジオール
成分の3〜40モル%共重合された共重合ポリエチレン
テレフタレート系樹脂。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、共重合ポリエステ
ル樹脂組成物および延伸フィルムに関し、詳しくは、熱
収縮性、機械的強度、透明性、溶剤による接着性などに
優れる熱収縮性フィルムを得ることが出来る共重合ポリ
エステル樹脂組成物、および、それから成る延伸フィル
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、熱収縮性フィルムは、加熱に
よって収縮し緊縛力を発生する性質を活かし、例えば、
包装材、結束材、被覆材、シール材、ラベル材などとし
て広く使用されている。特に、ポリエチレンテレフタレ
ート樹脂の一軸または二軸延伸フィルムから成る熱収縮
性フィルムは、ポリエステル樹脂の有する優れた機械的
強度、化学的特性、透明性、ガスバリア性、安全衛生性
などの面から注目され、昨今のポリエチレンテレフタレ
ート樹脂製飲食品用ボトルの需要増に伴って、それらボ
トルの外周面を被覆するラベル材として、ボトルのリサ
イクル面でボトルと同材質であることの有利性もあって
急激な伸びを示すに到っている。
【0003】しかしながら、ポリエチレンテレフタレー
ト樹脂は、結晶性であると共にそのガラス転移温度およ
び熱収縮開始温度が高く、また、その収縮率も不十分で
あり、更に、溶剤接着による接着強度が十分に発現せ
ず、その接着強度が経時により低下するといった問題が
ある。
【0004】一方、上記の問題を解決するため、テレフ
タル酸および/またはイソフタル酸、ナフタレンジカル
ボン酸、エチレングリコール及びその他のジオール成分
を共重合した共重合ポリエステル(例えば特開平8−2
39460号公報参照)、テレフタル酸、エチレングリ
コール、シクロヘキサンジメタノール、ブタンジオール
から成る共重合ポリエステル(例えば特開平8−272
60号公報参照)、ネオペンチルグリコールが共重合さ
れたポリエチレンテレフタレート系ポリエステル、ポリ
ブチレンテレフタレート及びポリエチレンテレフタレー
トから成る樹脂組成物を成形して成る熱収縮性ポリエス
テルフィルム(例えば特開平7−216109号公報参
照)等が提案されている。
【0005】また、特開昭59−97175号公報に
は、芳香族ジカルボン酸成分とジオール成分とから成
り、且つ、ジオール成分は、1,4−シクロヘキサンジ
メタノールが10〜40モル%存在するコポリエステル
50〜99重量%と、ポリブチレンテレフタレート1〜
50重量%とから成る低温熱収縮性の優れたポリエステ
ル系シュリンクラベルが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本発明
者らの検討によれば、上記の共重合ポリエステルや樹脂
組成物によっても、熱収縮率、溶剤接着強度、透明性、
フィルム強度などの点で全てを満足する熱収縮性ポリエ
ステルフィルムを得ることは出来ない。本発明は、斯か
る実情に鑑みなされたものであり、その目的は、熱収縮
性、機械的強度、透明性、溶剤による接着性などに優れ
る熱収縮性フィルムを得ることが出来る共重合ポリエス
テル樹脂組成物、および、それから成る延伸フィルムを
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
した結果、イソフタル酸およびシクロヘキサンジメタノ
ールを共重合成分として得られた特定の共重合ポリエチ
レンテレフタレート系樹脂とポリブチレンテレフタレー
ト樹脂とを特定割合で含有するポリエステル樹脂組成物
が上記の目的を達成し得るとの知見を得、本発明の完成
に到った。
【0008】すなわち、本発明の第1の要旨は、(A)
成分として下記の共重合ポリエチレンテレフタレート系
樹脂、(B)成分としてポリブチレンテレフタレート系
樹脂を含有し、両成分の合計量に対し、(A)成分の割
合が50〜95重量%、(B)成分の割合が5〜50重
量%であることを特徴とする共重合ポリエステル樹脂組
成物に存する。
【0009】<(A)成分>ジカルボン酸成分としてテ
レフタル酸を主成分とし、ジオール成分としてエチレン
グリコールを主成分とし、ジカルボン酸成分としてイソ
フタル酸が全ジカルボン酸成分の3〜30モル%共重合
され、ジオール成分としてシクロヘキサンジメタノール
が全ジオール成分の3〜40モル%共重合された共重合
ポリエチレンテレフタレート系樹脂。
【0010】そして、本発明の第2の要旨は、上記の樹
脂組成物から成ることを特徴とする延伸フィルムに存す
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳しく説明する。
本発明の共重合ポリエステル樹脂組成物(以下、単に樹
脂組成物という)は、(A)成分として特定の共重合ポ
リエチレンテレフタレート系樹脂、(B)成分としてポ
リブチレンテレフタレート系樹脂を含有する。
【0012】本発明で使用する共重合ポリエチレンテレ
フタレート系樹脂(A成分)は、ジカルボン酸成分とし
てテレフタル酸を主成分とし、ジオール成分としてエチ
レングリコールを主成分とし、ジカルボン酸成分として
イソフタル酸が全ジカルボン酸成分の3〜30モル%共
重合され、ジオール成分としてシクロヘキサンジメタノ
ールが全ジオール成分の3〜40モル%共重合された共
重合ポリエチレンテレフタレート系樹脂から成る。
【0013】上記において、テレフタル酸を主成分とす
るとは全ジカルボン酸成分の50モル%以上がテレフタ
ル酸であることを意味するが、全ジカルボン酸成分中の
テレフタル酸の割合は、好ましくは70モル%以上、更
に好ましくは75モル%以上である。また、エチレング
リコールを主成分とするとは全ジオール成分の50モル
%以上がエチレングリコールであることを意味するが、
全ジオール成分中のエチレングリコールの割合は、好ま
しくは65モル%以上、更に好ましくは70モル%以上
である。
【0014】イソフタル酸の共重合量が3モル%未満の
場合は、得られるフィルムの熱収縮性が劣り、イソフタ
ル酸の共重合量が30モル%を超える場合は、得られる
フィルムの機械的強度が劣る。イソフタル酸の共重合量
は、好ましくは4モル%以上、更に好ましくは5モル%
以上であり、一方、好ましくは25モル%以下、更に好
ましくは20モル%以下である。
【0015】シクロヘキサンジメタノールの共重合量が
3モル%未満の場合は、得られるフィルムの溶剤による
接着強度が劣り、シクロヘキサンジメタノールの共重合
量が40モル%を超える場合は、得られる樹脂組成物の
熱安定性が低下し、結果として得られるフィルムの機械
的強度が劣る。シクロヘキサンジメタノールの共重合量
は、好ましくは5モル%以上、更に好ましくは10モル
%以上であり、一方、好ましくは35モル%以下、更に
好ましくは30モル%以下である。
【0016】シクロヘキサンジメタノールとしては、例
えば、1,1−シクロヘキサンジメタノール、1,2−
シクロヘキサンジメタノール、1,3−シクロヘキサン
ジメタノール、1,4−シクロヘキサンジメタノール等
が挙げられる。これらの中では、1,4−シクロヘキサ
ンジメタノールが好ましい。
【0017】本発明における(A)成分としては、ジカ
ルボン酸成分としてテレフタル酸を主成分とし、ジオー
ル成分としてエチレングリコールを主成分とし、ジカル
ボン酸成分としてイソフタル酸が前記割合を満足し、ジ
オール成分としてシクロヘキサンジメタノールが前記割
合を満足する限り、テレフタル酸以外のジカルボン酸成
分、並びに、エチレングリコール以外のジオール成分が
更に共重合されたものであってもよい。
【0018】テレフタル酸およびイソフタル酸以外のジ
カルボン酸成分の具体例としては、フタル酸、フェニレ
ンジオキシジ酢酸、4,4’−ジフェニルジカルボン
酸、4,4’−ジフェノキシエタンジカルボン酸、4,
4’−ジフェニルエーテルジカルボン酸、4,4’−ジ
フェニルスルホンジカルボン酸、1,5−ナフタレンジ
カルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸などの芳
香族ジカルボン酸、1,3−シクロヘキサンジカルボン
酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸などの脂環式
ジカルボン酸、マロン酸、コハク酸、アジピン酸、アゼ
ライン酸、セバシン酸などの脂肪族ジカルボン酸などが
挙げられる。なお、本発明において、ジカルボン酸成分
としては、共重合される前の原料の段階でのアルキルエ
ステル(炭素数1〜4程度)等のエステル形成性誘導体
をも含むものとする。
【0019】また、エチレングリコール及びシクロヘキ
サンジメタノール以外のジオール成分の具体例として
は、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオ
ール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオ
ール、1,6−ヘキサンジオール、1,10−デカンジ
オール、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオー
ル、ジエチレングリコール等の脂肪族ジオール、1,2
−シクロヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジ
オール等の脂環式ジオール、4,4’−ジヒドロキシビ
フェニル、2,2−ビス(4’−ヒドロキシフェニル)
プロパン、2,2−ビス(4’−β−ヒドロキシエトキ
シフェニル)プロパン、ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)スルホン、ビス(4−β−ヒドロキシエトキシフェ
ニル)スルホン酸などの芳香族ジオール等が挙げられ
る。
【0020】更に、本発明における(A)成分には、例
えば、グリコール酸、p−ヒドロキシ安息香酸、p−β
−ヒドロキシエトキシ安息香酸などのヒドロキシカルボ
ン酸やアルコキシカルボン酸、ステアリン酸、ステアリ
ルアルコール、ベンジルアルコール、安息香酸、t−ブ
チル安息香酸、ベンゾイル安息香酸などの単官能成分、
トリカルバリル酸、ヘキサントリカルボン酸、トリメリ
ト酸、トリメシン酸、ピロメリト酸、ベンゾフェノンテ
トラカルボン酸、ナフタレンテトラカルボン酸、1,
2,6−ヘキサントリオール、没食子酸、トリメチロー
ルエタン、トリメチロールプロパン、グリセロール、ペ
ンタエリスリトール、ソルビトール、ジペンタエリスリ
トール、ポリグリセロール等の3官能以上の多官能成分
が共重合されていてもよい。なお、(A)成分には、上
記の条件を満足する樹脂を単独で使用しても2種以上を
併用してもよい。
【0021】本発明で使用するポリブチレンテレフタレ
ート系樹脂(B成分)は、ジカルボン酸成分としてテレ
フタル酸を主成分とし、ジオール成分としてブタンジオ
ールを主成分として得られるポリブチレンテレフタレー
トであり、ホモポリマーでもコポリマーでもよい。
【0022】上記において、テレフタル酸を主成分とす
るとは全ジカルボン酸成分の50モル%以上がテレフタ
ル酸であることを意味するが、全ジカルボン酸成分中の
テレフタル酸の割合は、好ましくは70モル%以上、更
に好ましくは75モル%以上である。また、ブタンジオ
ールを主成分とするとは全ジオール成分の50モル%以
上がブタンジオールであることを意味するが、全ジオー
ル成分中のブタンジオールの割合は、好ましくは65モ
ル%以上、更に好ましくは70モル%以上である。
【0023】上記のブタンジオールとしては、例えば、
1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、
1,4−ブタンジオール、2,3−ブタンジオール等が
挙げられる。これらの中では、1,4−ブタンジオール
が好ましい。
【0024】本発明における(B)成分としては、全ジ
カルボン酸成分に対して50モル%未満の割合でイソフ
タル酸が共重合されたポリブチレンテレフタレート系樹
脂が好ましい。イソフタル酸が50モル%未満の割合で
共重合されている場合は、得られるフィルムの透明性お
よび溶剤による接着強度の耐経時低下性が向上する傾向
となる。イソフタル酸が50モル%以上の割合で共重合
されている場合は、得られるフィルムの機械的強度が劣
る傾向となる。イソフタル酸の共重合量は、好ましくは
1モル%以上、更に好ましくは2モル%以上であり、一
方、好ましくは40モル%以下、更に好ましくは30モ
ル%以下である。
【0025】また、本発明における(B)成分として
は、ポリアルキレンエーテルグリコールが1〜80重量
%共重合された共重合ポリブチレンテレフタレート系樹
脂が好ましい。ポリアルキレンエーテルグリコールが1
重量%未満の割合で共重合されている場合は、得られる
フィルムの収縮可能な温度域が拡大する傾向となる。ポ
リアルキレンエーテルグリコールが80重量%を超えた
割合で共重合されている場合は、(B)成分自体の製造
が困難となる。ポリアルキレンエーテルグリコールの共
重合量は、好ましくは2重量%以上、更に好ましくは5
重量以上であり、一方、好ましくは60重量%以下、更
に好ましくは30重量%以下である。
【0026】ポリアルキレンエーテルグリコールの具体
例としては、ポリエチレングリコール、ポリプロピレン
グリコール、ポリトリメチレンエーテルグリコール、ポ
リテトラメチレンエーテルグリコール、ポリヘキサメチ
レンエーテルグリコール、エチレンオキサイドとプロピ
レンオキサイドのブロック又はランダム共重合体などが
挙げられる。これらの中では、ポリテトラメチレンエー
テルグリコールが好ましい。
【0027】上記ポリアルキレンエーテルグリコールの
数平均分子量は、通常500〜3000、好ましくは5
00以上、更に好ましくは600以上であり、一方、好
ましくは2000以下、更に好ましくは1500以下で
ある。数平均分子量が500未満の場合は、得られるフ
ィルムの溶剤による接着性が不十分となる傾向となり、
数平均分子量が3000を超える場合は、得られるフィ
ルムの透明性が低下する傾向となる。
【0028】また、本発明における(B)成分として
は、全ジカルボン酸成分に対して50モル%未満の割合
でイソフタル酸が共重合され、且つ、ポリアルキレング
リコールが1〜80重量%共重合された共重合ポリブチ
レンテレフタレート系樹脂を使用するのも好ましい。
【0029】本発明における(B)成分としては、ジカ
ルボン酸成分としてテレフタル酸を主成分とし、ジオー
ル成分としてブタンジオールを主成分とする限り、テレ
フタル酸および好ましいとするイソフタル酸以外のジカ
ルボン酸成分、並びに、ブタンジオール及び好ましいと
するポリアルキレンエーテルグリコール以外のジオール
成分が更に共重合されたものであってもよい。その際の
テレフタル酸およびイソフタル酸以外のジカルボン酸成
分、並びに、ブタンジオール及びポリアルキレンエーテ
ルグリコール以外のジオール成分としては、前記(A)
成分において挙げたと同様のものの他、エチレングリコ
ールが挙げられる。
【0030】また、本発明における(B)成分として
は、上記の条件を満足する樹脂を単独で使用しても2種
以上を併用してもよい。具体的には、例えば、ポリブチ
レンテレフタレートホモポリマー(B1)、全ジカルボ
ン酸成分に対して50モル%未満の割合でイソフタル酸
が共重合されたポリブチレンテレフタレート系樹脂(B
2)、ポリブチレンテレフタレート系樹脂中にポリアル
キレンエーテルグリコールが1〜80重量%共重合され
た共重合ポリブチレンテレフタレート系樹脂(B3)を
任意の組み合わせで且つ任意の割合で併用することが出
来る。
【0031】上記の中では、特に、(B1)成分と(B
3)成分の組み合わせ又は(B2)成分と(B3)成分
の組み合わせが好ましい。前者の場合、(B1)成分と
(B3)成分の重量比は、通常1:9〜8:2、好まし
くは3:7〜5:5であり、後者の場合、(B2)成分
と(B3)成分の重量比は、通常2:8〜7:3、好ま
しくは3:7〜6:4である。斯かる併用により、得ら
れるフィルムの透明性および溶剤による接着強度の耐経
時低下性が向上する傾向となる。
【0032】本発明において、前記(A)成分の共重合
ポリエチレンテレフタレート系樹脂と、前記(B)成分
のポリブチレンテレフタレート系樹脂は、基本的には、
テレフタル酸を主成分とするジカルボン酸成分とエチレ
ングリコール又はブタンジオールを主成分とするジオー
ル成分とによるポリエステル樹脂の慣用の製造方法によ
り製造される。
【0033】すなわち、(1)テレフタル酸を主成分と
するジカルボン酸成分とエチレングリコール又はブタン
ジオールを主成分とするジオール成分とをエステル化反
応槽でエステル化し、得られたエステル化反応生成物を
重縮合反応槽に移送して重縮合させる直接重合法、
(2)テレフタル酸のエステル形成性誘導体を主成分と
するジカルボン酸成分とエチレングリコール又はブタン
ジオールを主成分とするジオール成分とをエステル交換
反応槽でエステル交換反応し、得られたエステル交換反
応生成物を重縮合反応槽に移送して重縮合させるエステ
ル交換法、(3)スラリー調製槽でテレフタル酸が主成
分であるジカルボン酸成分をエチレングリコール又はブ
タンジオールが主成分であるジオール成分に分散させて
スラリー化する工程と、エステル化反応槽中の前記で得
られたエステル化反応生成物またはエステル交換反応生
成物に上記のスラリーを連続的に添加してエステル化す
る工程と、得られた反応生成物を連続的または段階的に
重縮合反応槽に移送して重縮合させる工程とから成る連
続式直接重合法などの方法を採り得る。
【0034】通常、重縮合反応により得られた樹脂は、
重縮合反応槽の底部に設けられた抜き出し口からストラ
ンド状に抜き出して、水冷しながら又は水冷後、カッタ
ーで切断されてペレット状とされる。本発明において
は、重縮合後のペレットを加熱処理して固相重合するこ
とにより、更に高重合度化させると共に、反応副生物の
アセトアルデヒドや低分子オリゴマー等を低減化するこ
とも出来る。
【0035】前記の製造方法のエステル化反応は、必要
に応じ、例えば、三酸化二アンチモン、アンチモン、チ
タン、マグネシウム、カルシウム等の有機酸塩などのエ
ステル化触媒の存在下、200〜270℃程度の温度、
1×105〜4×105Pa程度の圧力下で行われる。
【0036】前記のエステル交換反応は、必要に応じ、
例えば、リチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウ
ム、カルシウム、マンガン、チタン、亜鉛などの有機酸
塩などのエステル交換触媒の存在下、200〜270℃
程度の温度、1×105〜4×105Pa程度の圧力下で
行われる。
【0037】前記の重縮合反応は、例えば、正燐酸、亜
燐酸、次亜燐酸、ポリ燐酸、これらのエステル、有機酸
塩などの燐化合物の存在下、および、例えば、三酸化二
アンチモン、二酸化ゲルマニウム、四酸化ゲルマニウム
等の金属酸化物、または、アンチモン、ゲルマニウム、
亜鉛、チタン、コバルト等の有機酸塩などの重縮合触媒
の存在下、240〜290℃程度の温度、1×102
2×103Pa程度の減圧下で行われる。
【0038】前記(A)成分としての共重合ポリエチレ
ンテレフタレート系樹脂、前記(B)成分としてのポリ
ブチレンテレフタレート系樹脂が結晶性を有する場合
は、前記の重縮合反応に続いて固相重合を行うことが出
来る。斯かる固相重合は、例えば、120〜200℃程
度の温度で1分間以上加熱して予備結晶化した後、18
0〜240℃程度の温度、窒素ガス等の不活性ガスの雰
囲気下、または、1×102〜2×103Pa程度の減圧
下で行われる。
【0039】更には、前記(A)成分および前記(B)
成分としては、重縮合された原料を直接使用する以外
に、これら原料をシート、フィルム、繊維、成形容器、
ボトル等の種々の成形品に成形加工する過程で発生した
端材や規格外品、市場回収品などの粉砕品も使用するこ
とが出来る。これらの粉砕品は、そのまま原料として使
用する以外に、ペレット形状などに溶融成形して使用す
ることも出来る。
【0040】本発明における前記(A)成分の共重合ポ
リエチレンテレフタレート系樹脂の固有粘度は、得られ
る樹脂組成物の機械的強度などの面から、フェノール/
1,1,2,2−テトラクロロエタン(重量比=1/
1)の混合溶媒中で30℃で測定した値として、通常
0.4〜1.5dl/g、好ましくは0.5〜1.2d
l/g、更に好ましくは0.6〜1.0dl/gとされ
る。一方、前記(B)成分のポリブチレンテレフタレー
ト系樹脂の固有粘度は、同上条件で測定した値として、
通常0.6〜1.8dl/g、好ましくは0.7〜1.
4dl/g、更に好ましくは0.8〜1.2dl/gと
される。
【0041】本発明の樹脂組成物において、(A)成分
と(B)成分の合計量に対し、(A)成分の割合は50
〜95重量%、(B)成分の割合は5〜50重量%であ
る。(A)成分の割合が50重量%未満の場合は、得ら
れるフィルムの熱収縮性および溶剤による接着強度が劣
り、(A)成分の割合が95重量%を超える場合は、得
られるフィルムの機械的強度が劣る。(A)成分の割合
は、好ましくは60〜95重量%(B成分10〜40重
量%)、更に好ましくは70〜90重量(B成分10〜
30重量%)である。
【0042】本発明の樹脂組成物において、前記(A)
及び(B)成分が前記組成比を満足した上で、組成物中
のテレフタル酸以外のジカルボン酸成分とポリアルキレ
ンエーテルグリコール及びエチレングリコール以外のジ
オール成分との合計量は、樹脂組成物中の全ジカルボン
酸成分とポリアルキレンエーテルグリコールを除いた全
ジオール成分との合計量に対し、好ましくは10モル%
以上、更に好ましくは12モル%以上、特に好ましくは
15モル%以上であリ、一方、好ましくは40モル%以
下、更に好ましくは30モル%以下、特に好ましくは2
5モル%以下である。テレフタル酸以外のジカルボン酸
成分とポリアルキレンエーテルグリコール及びエチレン
グリコール以外のジオール成分との合計量が前記範囲未
満の場合は、得られるフィルムの熱収縮性が劣る傾向と
なり、一方、前記範囲超過の場合、得られるフィルムの
機械的強度が劣る傾向となる。
【0043】ここで、樹脂組成物中の全ジカルボン酸成
分とポリアルキレンエーテルグリコールを除いた全ジオ
ール成分の合計量に対する、テレフタル酸以外のジカル
ボン酸成分とポリアルキレンエーテルグリコール及びエ
チレングリコール以外のジオール成分との合計モル%と
は、前記(A)及び(B)成分の各ポリエステル樹脂に
おけるポリアルキレンエーテルグリコールを除いた成分
のモル%を重量%に換算し、その重量%と樹脂組成物の
組成%から組成物としての重量%を計算し、それを更に
モル%に換算し直すことにより算出したものである。
【0044】本発明の樹脂組成物には、得られるフィル
ムに耐ブロッキング性、易滑性などの特性を付与するた
め、微粒子を含有させるのが好ましい。微粒子は無機微
粒子および有機微粒子の何れであってもよく、また、両
者を併用することも出来る。
【0045】無機微粒子の具体例としては、シリカ、ア
ルミナ、チタニア、カオリン、クレー、炭酸カルシウ
ム、燐酸カルシウム、弗化リチウム、カーボンブラッ
ク、ポリエステル重合時のアルカリ金属、アルカリ土類
金属、燐化合物などの触媒などに起因する析出物などが
挙げられる。有機微粒子としては、例えば、各種架橋ポ
リマー等が挙げられる。
【0046】上記の微粒子の平均粒子径は、通常0.0
01〜6μm、好ましくは0.005〜4μm、更に好
ましくは0.01〜3μmである。ここで平均粒子径と
は、レーザー回折法、動的光散乱法などの電磁波散乱
法、遠心沈降式などの光透過法などの方法で測定した5
0%体積平均粒子径(d50)である。樹脂組成物全体
に対する微粒子の含有量は、通常0.005〜1重量
%、好ましくは0.01〜0.6重量%、更に好ましく
は0.02〜0.5重量%である。
【0047】樹脂組成物に無機微粒子および/または有
機微粒子を含有させるには、通常、前記(A)成分およ
び(B)成分の何れか又は両成分に含有させることによ
るが、触媒などに起因する析出物以外の微粒子の場合
は、後述する樹脂組成物の調製時またはフィルム成形時
に微粒子を添加する。
【0048】本発明の樹脂組成物には、本発明の効果を
損なわない範囲で、ポリエチレン、ポリプロピレン、そ
れらの無水マレイン酸変性物、アイオノマー等のポリオ
レフィン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリカーボネート
系樹脂、ポリスチレン系樹脂などの他の熱可塑性樹脂、
熱可塑性エラストマー等を含有させてもよい。
【0049】更に、本発明の樹脂組成物には、ヒンダー
ドフェノール系、亜燐酸エステル系、チオエーテル系な
どの酸化防止剤、ベンゾトリアゾール系、ベンゾフェノ
ン系、ベンゾエート系、ヒンダードアミン系、シアノア
クリレート系などの光安定剤、無機系および有機系の結
晶核剤、分子量調整剤、耐加水分解剤、帯電防止剤、滑
剤、離型剤、可塑剤、難燃剤、難燃助剤、発泡剤、着色
剤、分散助剤などの添加材、ガラス繊維、カーボンファ
イバー、マイカ、チタン酸カリファイバー等の強化材を
含有させてもよい。
【0050】本発明の樹脂組成物に前記の他の熱可塑性
樹脂や熱可塑性エラストマー、添加剤、強化材などを含
有させるには、通常、前記(A)成分および(B)成分
の何れかの1成分以上に含有させることによる。具体的
には、後述する樹脂組成物の調製時またはフィルム成形
時に前述の他の熱可塑性樹脂などを添加する。
【0051】本発明の樹脂組成物は、通常、前記(A)
及び(B)成分と前記の任意成分をドライブレンドした
後、1軸または2軸の押出機などの溶融混練装置を使用
し、通常180〜300℃、好ましくは200〜280
℃の温度、通常0.5〜10分、好ましくは1〜5分の
時間で、溶融混練することにより調製される。
【0052】上記の調製の際、前記(A)及び(B)成
分の各樹脂は、樹脂組成物調製時の劣化や着色を抑制す
るため、予め乾燥させて使用するのが好ましい。この場
合、樹脂の含水量は、通常400ppm以下、好ましく
は200ppm以下、更に好ましくは50ppm以下と
される。また、上記の乾燥に代えて、溶融混練時の樹脂
の劣化や着色を抑制し、更に、混練によって生じる副生
成物などを除去するため、溶融混練装置内の溶融樹脂滞
留部を減圧状態にすることが好ましい。この場合、圧力
は、通常2×104Pa以下、好ましくは3×103Pa
以下とされる。
【0053】本発明の樹脂組成物の前記の同様の方法で
測定した固有粘度は、通常0.5〜1.0dl/g、好
ましくは0.6〜0.9dl/g、更に好ましくは0.
65〜0.85dl/gである。樹脂組成物の固有粘度
が0.5dl/g未満の場合は機械的強度が劣る傾向と
なり、樹脂組成物の固有粘度が1.0dl/gを超える
場合は成形性が劣る傾向となる。
【0054】本発明の樹脂組成物は、熱可塑性樹脂の慣
用の成型法により各種成形体に成形することが出来る。
例えば押出成形によりフィルム又はシートに成形し得
る。また、それらの延伸加工により延伸フィルムに成形
し、それらの真空成形、圧空成形等の熱成形によりトレ
イや容器に成形し得る。更には、射出成形、中空成形、
圧縮成形などにより各種の成形体の他、他材料との積層
構造とした成形体に成形することが出来る。
【0055】本発明の樹脂組成物は、包装用資材として
好適に使用されるが、特に、各種飲食品用ボトル等の外
周面を被覆するラベル材や口部シール材、工業用部品な
どを包装、結束、被覆するための資材などとしての熱収
縮性フィルムとして好適に使用される。
【0056】本発明の樹脂組成物から成る熱収縮性フィ
ルムは例えば次の様な方法で成形される。すなわち、先
ず、Tダイを備えたフィルム成型機により、樹脂組成物
をシート状またはフィルム状に溶融押出し、静電密着法
またはキャスティングロール法により、10〜80℃に
設定された冷却ロール表面に密着させて冷却・固化して
フラット状の未延伸のシート又はフィルムを得る。次い
で、未延伸のシート又はフィルムを再加熱するか、また
は、前記溶融押出に連続させて、テンター等の延伸装置
により、延伸温度60〜120℃、延伸倍率3〜6倍の
条件下、押出方向に直交する方向(横方向)に一軸延伸
する。
【0057】押出方向(縦方向)での収縮や歪みを抑制
する等の目的で、延伸後に60〜100℃の温度で加熱
する熱固定処理、前記一軸延伸の前後または一軸延伸と
同時に、当該延伸方向に直交する方向に、通常3倍以
下、好ましくは2倍以下の延伸倍率で延伸する縦方向延
伸処理などを適宜組み合わせて行なってもよい。
【0058】更に、前述の方法とは延伸方向を逆にし、
テンター等によって横方向の収縮等を抑制しつつ、ロー
ル等によって縦方向に一軸延伸する方法を採用すること
も出来、逐次または同時に二軸延伸する方法によっても
よい。更には、環状ダイによりチューブ状に成形したシ
ート又はフィルムを切り開いた後、または、チューブ状
を保って、一軸または二軸延伸処理を施す方法を採用し
てもよい。
【0059】本発明の樹脂組成物からなる延伸フィルム
の厚さは、通常15〜80μm、好ましくは30〜50
μmである。延伸フィルムの厚さが15μm未満の場合
は、機械的強度が劣る傾向となり、延伸フィルムの厚さ
が80μmを超える場合は均一な熱収縮性を発現し難い
傾向となる。
【0060】本発明の樹脂組成物から成る延伸フィルム
は、JIS K7105に準拠して測定した厚さ50μ
mでのヘーズは、通常10%以下、好ましくは5%以下
である。10%以下のヘーズの延伸フィルムは、飲食品
用ボトル等のラベル材などに使用した際に内容物の確認
が容易となると共に、意匠性にも優れる。
【0061】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳細に説明
するが、本発明はその要旨を超えない限り以下の実施例
に限定されるものではない。なお、以下の諸例で使用し
た樹脂成分および評価方法は次の通りである。
【0062】<樹脂成分> (1)A1成分:ジカルボン酸成分がテレフタル酸90
モル%/イソフタル酸10モル%、ジオール成分がエチ
レングリコール80モル%/シクロヘキサンジメタノー
ル20モル%であり、固有粘度が0.83dl/gであ
り、平均粒径2.4μmの無定形シリカを0.1重量%
含有する共重合ポリエチレンテレフタレート系樹脂。な
お、上記の樹脂組成の表記においては、重合過程で副次
的に生成するジエチレングリコール等の成分は除外した
(以下、同じ)。
【0063】(2)A2成分:ジカルボン酸成分がテレ
フタル酸85モル%/イソフタル酸15モル%、ジオー
ル成分がエチレングリコール85モル%/シクロヘキサ
ンジメタノール15モル%であり、固有粘度が0.79
dl/gであり、平均粒径2.4μmの無定形シリカを
0.1重量%含有する共重合ポリエチレンテレフタレー
ト系樹脂。
【0064】(3)A3成分(比較例用):ジカルボン
酸成分がテレフタル酸100モル%、ジオール成分がエ
チレングリコール65モル%/シクロヘキサンジメタノ
ール35モル%であり、固有粘度が0.80dl/gで
あり、平均粒径2.4μmの無定形シリカを0.1重量
%含有する共重合ポリエチレンテレフタレート系樹脂。
【0065】(4)A4成分(比較例用):ジカルボン
酸成分がテレフタル酸80モル%/イソフタル酸20モ
ル%、ジオール成分がエチレングリコール100モル%
であり、固有粘度が0.83dl/gであり、平均粒径
2.4μmの無定形シリカを0.1重量%含有する共重
合ポリエチレンテレフタレート系樹脂。
【0066】(5)A5成分(比較例用):ジカルボン
酸成分がテレフタル酸50モル%/イソフタル酸50モ
ル%、ジオール成分がエチレングリコール50モル%/
シクロヘキサンジメタノール50モル%であり、固有粘
度が0.70dl/g、平均粒径2.4μmの無定形シ
リカを0.1重量%含有する共重合ポリエチレンテレフ
タレート系樹脂。
【0067】(6)B1成分:ジカルボン酸成分がテレ
フタル酸100モル%、ジオール成分が1,4−ブタン
ジオール100モル%であり、固有粘度が0.87dl
/gのポリブチレンテレフタレート樹脂。
【0068】(7)B2成分:ジカルボン酸成分がテレ
フタル酸90モル%/イソフタル酸10モル%、ジオー
ル成分が1,4−ブタンジオール100モル%であり、
固有粘度が0.85dl/gの共重合ポリブチレンテレ
フタレート樹脂。
【0069】(8)B3成分:ジカルボン酸成分がテレ
フタル酸100モル%、ジオール成分(但し、ポリテト
ラメチレンエーテルグリコールを除く)が1,4−ブタ
ンジオール100モル%であり、数平均分子量1000
のポリテトラメチレンエーテルグリコールが10重量%
共重合され、極限粘度が0.88dl/gのポリブチレ
ンテレフタレート系樹脂。
【0070】(9)B4成分:ジカルボン酸成分がテレ
フタル酸90モル%/イソフタル酸10モル%、ジオー
ル成分(但し、ポリテトラメチレンエーテルグリコール
を除く)が1,4−ブタンジオール100モル%であ
り、数平均分子量1000のポリテトラメチレンエーテ
ルグリコールが10重量%共重合され、極限粘度が0.
85dl/gのポリブチレンテレフタレート系樹脂。
【0071】<評価方法> (1)粒子の粒径:フェノール/1,1,2,2−テト
ラクロロエタン(重量比=40/60)の混合溶媒約2
5cm3に樹脂試料約0.5gを160℃で溶解させた
後、30℃迄冷却し、日機装社製マイクロトラック粒度
分布計7995型にて測定した。
【0072】(2)固有粘度:フェノール/1,1,
2,2−テトラクロロエタン(重量比=50/50)の
混合溶媒約25cm3に樹脂試料約0.25gを110
℃で溶解させた後、30℃迄冷却し、全自動溶液粘度計
(中央理化社製「2CH型DJ504」)にて30℃で
測定した。
【0073】(3)熱収縮性:延伸方向を長辺として切
り出した20mm×100mmの短冊状フィルムを試料
とする。80℃の温水に試料を10秒間浸漬し、直ちに
引き上げ、23℃で10分間放置した後、長辺方向の長
さを測定し、その値から熱収縮率を算出した。なお、5
回の試験点数の平均値を採用した。50%以上であれば
合格と判断される。
【0074】(4)機械的強度:JIS K7127に
準拠し、延伸方向が引張方向となる様に2号型試験片の
形状に打ち抜き、50mm/分の引張速度で引っ張った
ときの引張破断強度を測定した。20kgf/mm
2(SI単位換算値:196MPa)以上であれば合格
と判断される。
【0075】(5)透明性:JIS K7105に準拠
してヘーズを測定した。5.0%以下であれば合格と判
断される。
【0076】(6)溶剤による接着性(接着強度):2
3℃にて、2枚のフィルムを延伸方向を同方向として重
ね合わせ、そのフィルム間にテトラヒドロフランを少量
注入し、ハンドプレスでフィルム同士を接着させ、30
分間放置した後、フィルム間を手で延伸方向に剥離した
ときの剥離性を以下の表に示す基準で評価した。
【0077】
【表1】○;かなりの力を加えても、剥離しない。 △;容易には剥離しないが、かなりの力を加えると剥離
する。 ×;全く接着しない。
【0078】(7)接着性の耐経時低下性:23℃に
て、2枚のフィルムを延伸方向を同方向として重ね合わ
せ、そのフィルム間にテトラヒドロフランを少量注入
し、ハンドプレスでフィルム同士を接着させ、30日間
放置した後、フィルム間を手で延伸方向に剥離したとき
の剥離性を以下の表に示す基準で評価した。
【0079】
【表2】○;かなりの力を加えても、剥離しない。 △;容易には剥離しないが、かなりの力を加えると剥離
する。 ×;全く接着しない。
【0080】実施例1〜7、比較例1〜6 先ず、二軸押出機(L/D=30、東芝機械社製「TE
M35」)に表3に示す(A)及び(B)成分を供給
し、スクリュー回転数150rpm、温度260℃、1
×102Paの減圧下で溶融混練し、ストランド状に押
出し、水槽中で冷却した後、ペレタイザーでカットし、
共重合ポリエステル樹脂組成物ペレットを得た。
【0081】次いで、Tダイを備えた2軸スクリューの
フィルム成型機(プラスチック工学研究所社製「BT−
30」)に上記の樹脂組成物ペレットを供給し、温度2
60℃、1×102Paの減圧下でフィルム状に溶融押
出した後、静電密着装置を備え且つ表面温度40℃に設
定された冷却ロール表面に密着させて急冷することによ
り、厚さ200μmの未延伸フィルムを得た。
【0082】次いで、延伸装置(ロング社製)により、
上記の未延伸フィルムを95℃に予熱した後、押出方向
に直交する方向(横方向)に4倍の延伸倍率に延伸し、
厚さ50μmの延伸フィルムを得た。得られた延伸フィ
ルムの評価結果を表3および表4に示した。
【0083】
【表3】
【0084】
【表4】
【0085】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、熱収縮
性、機械的強度、透明性、溶剤による接着性などに優れ
る熱収縮性フィルムを得ることが出来る共重合ポリエス
テル樹脂組成物、および、それから成る延伸フィルムが
提供され、本発明の工業的価値は大きい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B29K 67:00 B29K 67:00 105:02 105:02 B29L 7:00 B29L 7:00 (72)発明者 慶徳 簡夫 三重県四日市市東邦町1番地 三菱化学株 式会社内 (72)発明者 神戸 紀郎 三重県四日市市東邦町1番地 三菱化学株 式会社内 (72)発明者 冨田 康弘 滋賀県長浜市三ツ矢町5番2号 三菱樹脂 株式会社長浜工場内 Fターム(参考) 4F071 AA45 AA46 AA47 AA76 AA81 AB03 AB13 AB17 AB21 AB25 AB26 AD06 AF02 AF08 AF14 AF30 AF58 AF61 AH04 AH05 AH06 BB06 BB07 BC01 4F210 AA24A AA25 AB17 AE01 AG01 AH54 RA03 RC02 RG02 RG04 RG43 4J002 CF061 CF072 CF102 DA036 DD036 DE136 DE146 DE236 DH046 DJ016 DJ036 FA040 FD010 FD040 FD070 FD176 FD206 GF00 GG00 GH00 GJ00 4J029 AA03 AB01 AC02 AD01 AD10 AE03 BA02 BA03 BA04 BA05 BA07 BA08 BB10A BB11A BB13A BD03A BD06A BD07A BF24 CA02 CA05 CA06 CB05A CB06A CB10A CC06A CD03 CF15 CH02 DB13 EA03 EB05A FC02 FC04 FC08 FC14 JA023 JA063 JA091 JA123 JA263 JA283 JA293 JB171 JC411 JD01 JE182 JF131 JF141 JF181 JF321 JF361 JF471 JF571 KB02 KD02 KD07 KE03 KE05 KE07 KE12 KE15 KF02 LA01 LA02 LB04 LB07

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)成分として下記の共重合ポリエチ
    レンテレフタレート系樹脂、(B)成分としてポリブチ
    レンテレフタレート系樹脂を含有し、両成分の合計量に
    対し、(A)成分の割合が50〜95重量%、(B)成
    分の割合が5〜50重量%であることを特徴とする共重
    合ポリエステル樹脂組成物。 <(A)成分>ジカルボン酸成分としてテレフタル酸を
    主成分とし、ジオール成分としてエチレングリコールを
    主成分とし、ジカルボン酸成分としてイソフタル酸が全
    ジカルボン酸成分の3〜30モル%共重合され、ジオー
    ル成分としてシクロヘキサンジメタノールが全ジオール
    成分の3〜40モル%共重合された共重合ポリエチレン
    テレフタレート系樹脂。
  2. 【請求項2】 (B)成分が、全ジカルボン酸成分に対
    して50モル%未満の割合でイソフタル酸が共重合され
    たポリブチレンテレフタレート系樹脂から成る請求項1
    に記載の樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 (B)成分が、全ジカルボン酸成分に対
    して1〜40モル%未満の割合でイソフタル酸が共重合
    されたポリブチレンテレフタレート系樹脂から成る請求
    項1に記載の樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 (B)成分が、ポリブチレンテレフタレ
    ート系樹脂中にポリアルキレンエーテルグリコールが1
    〜80重量%共重合された共重合ポリブチレンテレフタ
    レート系樹脂から成る請求項1又は2に記載の樹脂組成
    物。
  5. 【請求項5】 (B)成分が、ポリブチレンテレフタレ
    ートホモポリマーと、ポリブチレンテレフタレート系樹
    脂中にポリアルキレンエーテルグリコールが1〜80重
    量%共重合された共重合ポリブチレンテレフタレート系
    樹脂とから成る請求項1に記載の樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 (B)成分が、全ジカルボン酸成分に対
    して50モル%未満の割合でイソフタル酸が共重合され
    たポリブチレンテレフタレート系樹脂(B2)と、ポリ
    ブチレンテレフタレート系樹脂中にポリアルキレンエー
    テルグリコールが1〜80重量%共重合された共重合ポ
    リブチレンテレフタレート系樹脂(B3)とから成る請
    求項1に記載の樹脂組成物。
  7. 【請求項7】 ポリブチレンテレフタレート系樹脂(B
    2)と共重合ポリブチレンテレフタレート系樹脂(B
    3)との重量比が1:9〜8:2である請求項6に記載
    の樹脂組成物。
  8. 【請求項8】 組成物中のテレフタル酸以外のジカルボ
    ン酸成分と、ポリアルキレンエーテルグリコール及びエ
    チレングリコール以外のジオール成分との合計量が、組
    成物中の全ジカルボン酸成分とポリアルキレンエーテル
    グリコールを除いた全ジオール成分との合計量に対して
    10〜50モル%である請求項1〜7の何れかに記載の
    樹脂組成物。
  9. 【請求項9】 平均粒径が0.001〜6μmの微粒子
    を0.005〜1重量%含有している請求項1〜8の何
    れかに記載の樹脂組成物。
  10. 【請求項10】請求項1〜9の何れかに記載の樹脂組成
    物から成ることを特徴とする延伸フィルム。
  11. 【請求項11】熱収縮性フィルムである請求項10に記
    載の延伸フィルム。
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