JP2003040310A - 吐出容器 - Google Patents

吐出容器

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    • B05B11/0005Components or details
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B05B11/01Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use characterised by the means producing the flow
    • B05B11/10Pump arrangements for transferring the contents from the container to a pump chamber by a sucking effect and forcing the contents out through the dispensing nozzle
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 過剰包装をさけ、店頭での商品陳列中に不正
行為が行われないよう保護するとともに、吐出容器の店
頭での陳列時、或いは容器の使用中に、不用意に吐出ノ
ズルや噴霧ヘッドの押下げ操作ができないようストッパ
ーを用いた吐出容器を提供すること。 【解決手段】 容器本体の口部に吐出ノズルを取付けた
ポンプを取着する肩カバーを具えた吐出容器であって、
肩カバーが、その上壁に吐出ノズルの案内筒と保護カバ
ーを立設しており、案内筒に係合されたストッパーの表
面を保護カバーによって覆うようにしたことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吐出容器、とくに
吐出ノズルの不用意な押下げ操作を防止するようにした
吐出容器に関する。
【0002】
【従来の技術】吐出ノズルを取着したポンプ付吐出容器
の使用中に、吐出ノズルの不用意な押下げ操作により内
容物が吐出されることを防止するため、吐出ノズルの取
付筒と吐出ノズルの案内部材との間をねじ結合によって
吐出ノズルを下降位置に維持したり、また、取付構造を
簡単にして、吐出ノズルとポンプを取着したキャップと
の間にストッパーを挿入したりすることは、従来より知
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、最近で
は、過剰包装を避けるため、吐出ノズル、キャップを覆
う包装をしないで店頭に陳列することが多くなり、従来
の吐出容器においては、故意または過失によってねじ結
合を解いたり、ストッパーを外したりして、吐出ノズル
を押下げ、内容液を吐出するという不正行為が行われる
おそれが生じてきた。とくに、ストッパーの場合には、
ストッパーを取外し、持ち去るという犯罪行為さえ行わ
れるおそれがあった。
【0004】また、噴霧ヘッドを具えた吐出容器におい
ては、噴霧ヘッドを覆うオーバーキャップを被せて、そ
の上からフィルムで包装していたので、過剰包装が避け
られないという問題があった。
【0005】本発明は、上記の事情を考え、過剰包装を
さけ、店頭での商品陳列中に不正行為が行われないよう
保護するとともに、不正行為が行われた場合に、その有
無を簡単に識別できるようにすることを課題とし、吐出
容器の店頭での陳列時、或いは容器の使用中に、不用意
に吐出ノズルや噴霧ヘッドの押下げ操作ができないよう
ストッパーを用いた吐出容器を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するため、吐出容器として、容器本体の口部に吐出
ノズル或いは噴霧ヘッドを取付けたポンプを取着する肩
カバーを具えた吐出容器であって、肩カバーが、その上
壁に吐出ノズルの案内筒と保護カバーを立設しており、
案内筒に係合されたストッパーの表面を保護カバーによ
って覆うようにしたことを特徴とする構成を採用する。
【0007】保護カバーの実施形態として、保護カバー
が、切断可能な連結部によって肩カバー上壁の周縁に沿
って連設されていることを特徴と構成を採用し、また、
ストッパーと保護カバーとの関連の実施態様として、ス
トッパーが、その中央部下方に係止突条が設けられてお
り、保護カバーが、ストッパーの上方までを覆い、スト
ッパーの係止突条が係合する開口を設けていることを特
徴とする構成、または、ストッパーが、その中央部下方
に係止突条が設けられており、保護カバーの高さを、ス
トッパーの高さより低くし、ストッパーの係止突条が係
合する開口を設けていること特徴とする構成を採用す
る。
【0008】吐出容器の別実施形態として、吐出ノズル
と、吐出ノズルのノズルと側周壁の少なくとも半分を覆
い、吐出ノズルに対して上下動可能としたノズルカバー
を備えた吐出容器であって、ノズルカバーは、円弧壁と
ノズル被覆部とからなり、ノズル被覆部は、上壁と下
壁、端壁およびノズルが上下動可能な所定高さを有する
側壁を具備しており、円弧壁の中央部下方に、円弧壁を
切込んで形成され内方に傾斜する係止片が設けられてい
ることを特徴とする構成を採用する。
【0009】具体的な実施態様として、円弧壁下端に横
方向に延びる係止突条を設け、係止突条が嵌挿される開
口を設け円弧壁下端を覆う保護カバーを肩カバー上壁に
立設したことを特徴とする構成を採用する。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明吐出容器の第1実施
形態について、図面を参照して説明する。図1,2にお
いて、Aは内容物を収納した容器本体、Bはポンプ取着
用の肩カバー、Cはポンプ、Dはポンプのステムに取着
された吐出ノズルである。
【0011】容器本体Aは、口部1と肩部2、底部が開
放された円筒状の胴部3と、胴部3底端に嵌合された底
板4とを具えている。口部1の外周面には、膨出環5が
設けられており、肩部2には、等角度間隔をおいて複数
の位置決めリブ6が立設されている。
【0012】胴部3の下端には、底板4を嵌着する膨出
環を設けた嵌合筒7が形成されている。底板4は、その
所定個所に開口が設けられ、底板の中央部に支持筒8が
立設されている。底板4の周縁には、嵌合筒7に嵌着さ
れる膨出環を設けた係合筒9と、その内側に位置し、嵌
合筒7の内周に嵌合する係合筒10とが立設されてい
る。胴部3の内周には、周辺に胴部内周に摺接する弾性
周壁11を具え、上下摺動可能として摺動板12が嵌挿
されている。
【0013】図2,3に示すように、肩カバーBは、円
錐状の外周壁15と上壁16とを具えており、上壁16
の中央には開口が穿設され、開口の周縁からピストン部
材が摺動する嵌合筒17が垂設されている。嵌合筒17
の外側には、容器本体Aの口部1外周に嵌着される嵌着
筒18が垂設されており、該嵌着筒18の下端に膨出環
5の下側に係合する膨出環19が設けられている。上壁
16の上面には、吐出ノズルDの上下動を案内する案内
筒20が立設されており、案内筒20の外側には、吐出
ノズルDを上昇位置に維持するストッパー21が係止さ
れている。
【0014】ストッパー21は、環状板22と、環状板
22の外周縁から垂下された円弧板23とからなってい
る。環状板22の寸法は、内径を案内筒20外径に等し
く、外径を上壁16の外径より一定距離小さくしてお
り、角度範囲は、少なくとも180゜以上で案内筒20
を挟持するようになっており、195゜前後が好まし
い。円弧板23の中央部には、横方向に延びる一定長さ
を有する係止突条24が設けられており、円弧板23の
両端面25a,bは垂直な平面としている。
【0015】上壁16上面には、周縁に沿って切断可能
な複数の連結部26によって接続された保護カバー27
が立設されており、中央部には門形の開口28が穿孔さ
れている。保護カバー27の内周面の径は、円弧板23
の外周面の径とほぼ等しく、開口28の巾は、係止突条
24の長さにほぼ等しくしており、ストッパー21は、
嵌合筒17と保護カバー27との間に、角度位置を合わ
せて挟持されるようになっている。
【0016】次に、ポンプCと吐出ノズルDについて説
明する。ポンプC、吐出ノズルDは、いずれも公知のも
のであるから簡単に述べる。図2に示すように、ポンプ
Cは、シリンダー部材C1とピストン部材C2とからな
っており、シリンダー部材C1は、上端に取付フランジ
30を設けたシリンダー31と該シリンダー31の底壁
に装着した吸込み弁32とを具えている。
【0017】ピストン部材C2は、下端部にピストンガ
イド33を設けた有底のステム34と、該ステム34と
シリンダー31との間に上下摺動自在に装着されたピス
トン弁35とを具えている。
【0018】ピストンガイド33は、ステム34下端に
形成された拡径部36と、周辺にピストン弁35を保持
する環状突条37を立設したフランジ38と、フランジ
38の周辺に配設された複数のガイド羽根39とを具え
ており、ガイド羽根39の外周は、シリンダー31内周
に摺接し、隣接するガイド羽根39の間は、液流路とな
っている。
【0019】ピストン弁35は、弁周壁40と摺動周壁
41と、両者を結ぶ連結部とからなっており、弁周壁4
0の下端は、ピストンガイド33の拡径部36と、フラ
ンジ38上面、環状突条37との間に嵌合し、ステム3
4の上下動に応じてピストン弁35とピストンガイド3
3との間に液通路が開閉されるようになっている。
【0020】ステム34のピストンガイド33の上方に
は、連通孔42が穿孔されており、ステム34の押下時
に、ピストン弁35が開かれ、シリンダー室内の液がス
テム34内に流入されるようになっている。ステム34
の上端部分には、膨出環が設けられ、吐出ノズルDが嵌
着されるようにしている。
【0021】吐出ノズルDは、頂壁45と側周壁46、
ステム34に嵌合する嵌着筒47とを具えており、側周
壁46の上端部には、嵌着筒47内に連通するノズル孔
48を穿孔したノズル49が突設されている。嵌着筒4
7の外周は、肩カバーBの嵌合筒17に摺接案内され、
嵌着筒47の下端には、外周に沿ってピストン弁35に
係合する操作筒50が延設されている。肩カバーBの上
壁16と吐出ノズルDの頂壁45との間には、ばね51
が弾装され、吐出ノズルDを上方に付勢している。
【0022】次に、第1実施形態吐出容器の使用態様と
作用効果について説明する。吐出容器は、ストッパー2
1を保護カバー27にセットした肩カバーBによって、
ポンプCを容器本体Aの口部1にパッキン52を介して
取着し、次いで、吐出ノズルDをポンプBのステム34
に取着することによって組み立てられる。
【0023】吐出容器は、内容液を充填された後に、包
装しないで出荷され、店頭に陳列される。陳列中には、
ストッパーの前面が保護カバーによって覆われているた
め、ストッパーに触れることができず、ストッパーを取
外すことができないので、吐出ノズルを押さえても押下
げることはできない。
【0024】保護カバー27を、その連結部26を切断
して取り外した場合には、保護カバー27が肩カバーB
上壁16からすべり落ち、ストッパー21を覆うことが
できなくなるので、不正行為が行われたことが直ちに識
別できる。
【0025】吐出容器の使用時には、図4に示すよう
に、まず、保護カバー27の一端をもって外方に引き廻
すと、連結部26が順次切断され、保護カバー27を取
り外すことができる。吐出時には、ストッパー21を取
り外して吐出ノズルDを押下げると、ノズル49から内
容液を吐出することができ、手を離すと吐出を止め、吐
出ノズルDは、ばね51の付勢によって上昇位置に復帰
する。吐出を終え、吐出容器をしまうときには、ストッ
パー21を、上昇した吐出ノズルDの側周壁46下端と
肩カバーBの上壁16との間に嵌挿すると、吐出ノズル
Dは妨動しない。
【0026】次に、本発明吐出容器の第2実施形態につ
いて説明する。本実施形態は、前第1実施形態における
ストッパーと保護カバーの形状を変更したものである。
以下、相違点を中心に説明し、同一の構成のものには添
字aを付して説明を省略する。
【0027】図5,6において、AaはポンプCa(図
示しない)を口部に取着した容器本体、Baは肩カバ
ー、Daはポンプに取着された吐出ノズルであり、容器
本体Aa、ポンプCa、吐出ノズルDaは、第1実施形
態のそれと同一であり、説明を省略する。肩カバーBa
は、上壁60と外周壁61とを具えており、上壁60に
は、その中央部に案内筒62が立設されており、上壁6
0周縁に沿って複数の切断可能な連結部63によって接
続された保護カバー64が立設されている。
【0028】案内筒62の外側には、吐出ノズルDaを
上昇位置に維持するストッパー65が係止されている。
ストッパー65は、環状板66と該環状板66の外周縁
から垂設された円弧板67とからなっており、円弧板6
7の中央部には、横方向に延びる両端面を垂直な平面と
した係止突条68が設けられている。第1実施形態と同
じく、環状板66の内径は、案内筒62の外径にほぼ等
しく、角度範囲は少なくとも180゜以上で、案内筒6
2を挟持できるようにしている。
【0029】保護カバー64は、ストッパー65の高さ
より低く、ほぼ同一の角度範囲とした円弧状壁に形成さ
れており、中央部にはストッパー65の係止突条68が
嵌挿される高さと巾を有する開口69が設けられてい
る。
【0030】肩カバーBaのその他の構成については、
前記第1実施形態と同一であるので、説明を省略する。
【0031】本実施形態は、前記第1実施形態と同様の
作用効果を得ることができるが、保護カバー64の高さ
をストッパー65の高さより低くしたことによって、ス
トッパーのセットをさらに容易にすることができ、吐出
容器の組立時に、ストッパーが取着されているか否か、
容易に識別することができ、未完成品の出荷をなくすこ
とができるという格別の作用効果を得ることができる。
【0032】次に、本発明の第3実施形態について説明
する。本実施形態は、吐出ノズルにストッパーを取付け
たノズルカバーを被せるようにしたものである。以下、
相違点を中心に説明し、同一の構成のものには添字bを
付して説明を省略する。
【0033】図7,8において、AbはポンプCb(図
示しない)を口部内部に取着した容器本体、Bbは肩カ
バー、Dbはポンプに取着された吐出ノズル、Eはノズ
ルカバーである。容器本体Ab、ポンプCb、吐出ノズ
ルDbは、前記第1、第2実施形態と同様であるので、
詳しい説明は省略する。
【0034】肩カバーBbの上壁80には、中央部に吐
出ノズルDbの上下動を案内する案内筒81が立設され
ており、周縁に沿って切断可能な複数の連結部82を介
して接続された保護カバー83が立設されている。保護
カバー83は、180゜以上の角度範囲に延びる円弧状
壁によって形成されており、両端部83aの高さは、上
昇時の吐出ノズルDaの側周壁までの高さにほぼ等しく
している。円弧状壁の中央部は、両端部に対して段差を
有しており、その下端には、後述するノズルカバーを係
止するために開口84が削設され、その上部は係止部8
5となっている。
【0035】肩カバーBbのその他の構成は、前記各実
施形態と同一であり、説明を省略する。
【0036】吐出ノズルDbは、前記第1実施形態のも
のと同様に、頂壁45aと側周壁46a、ステムに嵌合
する嵌着筒とを具えており、側周壁46aの上端部に
は、嵌着筒内に連通するノズル孔を穿孔したノズル49
aが突設されている。
【0037】図7〜9に示すように、ノズルカバーE
は、半円の円弧壁90と頂壁91、該円弧壁90から突
出するノズル被覆部92とからなっており、円弧壁90
の下端から頂壁91までの高さは、吐出ノズルDbを上
昇位置に維持させたときに頂壁45aが吐出ノズルDb
の上壁80に当接するだけの高さを有している。
【0038】ノズル被覆部92は、頂壁91から延びる
上壁93と、円弧壁90に連続する両側壁94と下壁9
6、ノズル49aの先端に当接する傾斜壁97と垂直な
端壁98とからなっている。上壁93はノズル49aの
上面の形状とほぼ一致しており、両側壁94は、ノズル
49aの両側に当接するよう湾曲した垂直面で、上端縁
は上壁93に連続し、下端縁95は水平線になってお
り、吐出ノズルDbの上下動に相応する高さを有してい
る。下壁96は、両側壁94の下端縁95に接続する湾
曲面となっている。
【0039】円弧壁90のノズル被覆部92の下端に
は、横方向に延びる係止突条99が設けられ、保護カバ
ー83の開口84内に嵌挿され、係止部85に係合され
るようになっている。係止突条99の上方には、切込み
100が入れられて内方に傾斜する係止片101が形成
され、吐出ノズルDbの上昇時に、その側周壁46a下
端に係合するストッパーとして作用するようにされてい
る。
【0040】次に、本実施形態の作用効果について説明
する。吐出容器の組立にあたって、吐出ノズルDbを取
着した吐出容器に、ノズルカバーEを上方から嵌挿して
いくと、図10に示すように、係止片101が変形し
て、吐出ノズルDbの側周壁46aに摺接しながら下降
し、係止突条99が保護カバー83に当接するときに、
円弧壁90の下端を内方になるようノズルカバーEを傾
けると、係止突条99が保護カバー83に圧接すること
なしに、円弧壁90下端を肩カバーBbの上壁80に当
接させることができる。
【0041】その際、図8に示すように、係止片101
が復元して、吐出ノズルDbの側周壁46a下端と肩カ
バーBbの案内筒81に当接し、その反力で、円弧壁9
0下端を外方に押しやるとともに、係止突条99を開口
84に嵌挿させ、係止部85に係止させることになる。
【0042】吐出容器の店頭陳列時に、故意、または過
失により、吐出ノズルDbを押下げようとしても係止片
101が吐出ノズルDbの下降を妨げており、また、保
護カバー83によってノズルカバーEの開放を防いでい
る。故意に保護カバー83を取外すと、外から簡単に識
別でき、不正行為の有無を直ちに確認することができ
る。
【0043】吐出容器の使用開始にあたっては、まず保
護カバー83の一端を摘んで外方に引き廻していくと、
連結部82が切断されて、保護カバー83を取外すこと
ができる。次いで、ノズルカバーEを横方向に引き出し
ていくと、係止片101が吐出ノズルDbの側周壁46
a下端から離れ、吐出ノズルDbを露出させることがで
きる。
【0044】所要の吐出が終わって吐出容器をしまうと
きには、ノズルカバーEを横方向から押し込んでいく
と、係止片101が吐出ノズルDbの側周壁46a下端
に係合し、吐出ノズルDbの押下げを阻止するととも
に、ノズル孔を閉じることができ、不使用が長期にわた
っても空気中の塵埃がノズル孔から侵入することを防ぐ
ことができる。
【0045】前記各実施形態では、ポンプの作動により
内容液を吸上げ、摺動板の上昇により容器本体内の容積
を減容させるようにした吐出容器を採用しているが、ポ
ンプの作動により、吸上げパイプを介して内容液を吸上
げるようにした吐出容器、あるいは、容器本体がデラミ
容器であってもよく、実施形態の容器に限定されない。
【0046】次に、本発明吐出容器の第4実施形態につ
いて説明する。本実施形態は、前記第1、或いは第2実
施形態におけるストッパーと保護カバーの構成を、噴霧
器を取着した噴霧式吐出容器に適用したものである。
【0047】図11において、Acは容器本体、Bcは
肩カバー、Ccはポンプ、Fはポンプのステムに取着さ
れた噴霧ヘッドである。容器本体Acは、前記各実施形
態と異なり、周知の容器と同様に、口部と肩部、胴部と
底部は、ブロー成形によって一体成形されている。
【0048】肩カバーBcは、前記各実施形態と同様
に、上壁110と外周壁111とを具え、上壁110上
面には、噴霧ヘッドFの上下動を案内する案内筒112
と、上壁110の周縁に沿って切断可能な複数の連結部
113によって接続され、中央部下方に開口を設けた保
護カバー114が立設されている。案内筒112の外側
には、噴霧ヘッドFを上昇位置に維持するストッパー1
15が係止されている。
【0049】ストッパー115は、前記第1実施形態と
同様に、環状板116と係止突条を設けた円弧板117
とからなっており、案内筒112、および保護カバー1
14との関連構造については、図3,4に示される第1
実施形態の構成、或いは図6に示される第2実施形態の
構成のいずれでも採用することができる。
【0050】ポンプCcは、シリンダー120とピスト
ンを具えた公知のものであって、ピストンのステム12
1に取着された噴霧ヘッドFの上下動操作によって、吸
上げパイプ122から内容液を吸上げ、ステム121を
通じて噴霧ヘッドFの噴出孔123から噴霧するように
している。
【0051】本実施形態の吐出容器は、吐出ノズルに変
えて、内容液を噴霧ヘッドから噴霧するようにした点
で、前記実施形態の吐出容器と異なるが、保護カバーと
ストッパーによって前記第1実施形態或いは第2実施形
態のものと同様の作用効果を得ることができる。
【0052】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成されている
から、次の効果を奏する。吐出容器の肩カバーに吐出ノ
ズル或いは噴霧ヘッドの押下げを阻止するストッパーを
取着し、その周囲を保護カバーで覆うようにしたから、
店頭陳列時にポンプの作動を防ぐとともに、故意、過失
による不正行為を防ぐことができるようになった。その
ことによって、過剰包装を省き、資源の節減、製造コス
トの低減に貢献することができた。
【0053】また、ストッパーをノズルカバーに設けた
ものでは、吐出容器の不使用時にノズル孔からの塵埃の
侵入を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施形態吐出容器の斜視図である。
【図2】本発明第1実施形態吐出容器の断面正面図であ
る。
【図3】肩カバーの説明図で、(a)は斜視図、(b)
は上面図、(c)は一部断面正面図である。
【図4】保護カバーの取扱い説明図で、(a)は取外し
前、(b)は取外し後の斜視図である。
【図5】第2実施形態吐出容器の正面図である。
【図6】肩カバーの説明図で、(a)は肩カバーの斜視
図、(b)はストッパーの斜視図である。
【図7】第3実施形態吐出容器の正面図である。
【図8】ノズルカバーと保護カバーを断面とした吐出容
器の正面図である。
【図9】吐出容器の側面図である。
【図10】ノズルカバーと保護カバーを断面としたノズ
ルカバー取付時の説明図である。
【図11】第4実施形態吐出容器の一部断面正面図であ
る。
【符号の説明】
A、Aa、Ab 容器本体 B、Ba、Bb 肩カバー C、Ca、Cb ポンプ C1 シリンダー部材 C2 ピストン部材 D、Da、Db 吐出ノズル E ノズルカバー 1 口部 2 肩部 3 胴部 4 底板 12 摺動板 15、61、111 外周壁 16、60、80、110 上壁 20、62、81、112 案内筒 21、65、115 ストッパー 22、66、116 環状板 23、67、117 円弧板 24、68 係止突条 26、63、82、113 連結部 27、64、83、114 保護カバー 28、69、84 開口 31、120 シリンダー 32 吸込み弁 33 ピストンガイド 34、121 ステム 35 ピストン弁 45、45a 頂壁 46、46a 側周壁 47 嵌着筒 49、49a ノズル 85 係止部 90 円弧壁 91 頂壁 92 ノズル被覆部 93 上壁 94 両側壁 95 下端縁 96 下壁 97 傾斜壁 98 端壁 99 係止突条 100 切込み 101 係止片 122 吸上げパイプ 123 噴出孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E084 AA02 AA12 AB01 BA02 CA01 DA01 DB01 DB13 FA09 FC07 GA08 GB12 KA12 KB01 KB06 LC01 LD22 LD25

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体の口部に吐出ノズルを取付けた
    ポンプを取着する肩カバーを具えた吐出容器であって、 肩カバーが、その上壁に吐出ノズルの案内筒と保護カバ
    ーを立設しており、 案内筒に係合されたストッパーの表面を保護カバーによ
    って覆うようにしたことを特徴とする吐出容器。
  2. 【請求項2】 容器本体の口部に噴霧ヘッドを取付けた
    ポンプを取着する肩カバーを具えた吐出容器であって、 肩カバーが、その上壁に吐出ノズルの案内筒と保護カバ
    ーを立設しており、 案内筒に係合されたストッパーの表面を保護カバーによ
    って覆うようにしたことを特徴とする噴霧式の吐出容
    器。
  3. 【請求項3】 保護カバーが、切断可能な連結部によっ
    て肩カバー上壁の周縁に沿って連設されていることを特
    徴とする請求項1または2記載の吐出容器。
  4. 【請求項4】 ストッパーが、その中央部下方に係止突
    条が設けられており、保護カバーが、ストッパーの上方
    までを覆い、ストッパーの係止突条が係合する開口を設
    けていることを特徴とする請求項1〜3記載の吐出容
    器。
  5. 【請求項5】 ストッパーが、その中央部下方に係止突
    条が設けられており、保護カバーの高さを、ストッパー
    の高さより低くし、ストッパーの係止突条が係合する開
    口を設けていること特徴とする請求項1〜3記載の吐出
    容器。
  6. 【請求項6】 吐出ノズルと、吐出ノズルのノズルと側
    周壁の少なくとも半分を覆い、吐出ノズルに対して上下
    動可能としたノズルカバーを備えた吐出容器であって、 ノズルカバーは、円弧壁とノズル被覆部とからなり、 ノズル被覆部は、上壁と下壁、端壁およびノズルが上下
    動可能な所定高さを有する側壁を具備しており、円弧壁
    の中央部下方に、円弧壁を切込んで形成され内方に傾斜
    する係止片が設けられていることを特徴とする吐出容
    器。
  7. 【請求項7】 円弧壁下端に横方向に延びる係止突条を
    設け、係止突条が嵌挿される開口を設け円弧壁下端を覆
    う保護カバーを、肩カバー上壁に立設したことを特徴と
    する請求項6記載の吐出容器。
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