JP2003040261A - 折畳みコンテナと折畳みコンテナ用熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents
折畳みコンテナと折畳みコンテナ用熱可塑性樹脂組成物Info
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- thermoplastic resin
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- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
- B29C48/25—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C48/36—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die
- B29C48/50—Details of extruders
- B29C48/76—Venting, drying means; Degassing means
- B29C48/765—Venting, drying means; Degassing means in the extruder apparatus
- B29C48/766—Venting, drying means; Degassing means in the extruder apparatus in screw extruders
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B29C48/395—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die using screws surrounded by a cooperating barrel, e.g. single screw extruders
- B29C48/40—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die using screws surrounded by a cooperating barrel, e.g. single screw extruders using two or more parallel screws or at least two parallel non-intermeshing screws, e.g. twin screw extruders
- B29C48/405—Intermeshing co-rotating screws
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
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- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】相対的に少量のカーボンブラックの混入によっ
て十分な制電性を有する折畳みコンテナを提供するこ
と。 【解決手段】導電性カーボンブラックとしてDBP吸油
量が150〜400ml/100gのカーボンブラック
を使用し、連続式同方向回転2軸押出機にポリプロピレ
ン樹脂を供給してゲル化させた後に、サイドフィーダか
ら強制的に連続式同方向回転2軸押出機のバレル内に導
電性カーボンブラックを供給し、導電性カーボンブラッ
クがポリプロピレン樹脂中に完全に分散する前に、連続
式同方向回転2軸押出機に設けた脱気孔から常圧で脱気
した後、混練を継続し、ダイからポリプロピレン樹脂と
導電性カーボンブラックの混練物を得、この混練物を再
溶融して射出成形して構成要素部品を成形し、該構成要
素部品を組立てることによって折畳みコンテナを製造す
る。
て十分な制電性を有する折畳みコンテナを提供するこ
と。 【解決手段】導電性カーボンブラックとしてDBP吸油
量が150〜400ml/100gのカーボンブラック
を使用し、連続式同方向回転2軸押出機にポリプロピレ
ン樹脂を供給してゲル化させた後に、サイドフィーダか
ら強制的に連続式同方向回転2軸押出機のバレル内に導
電性カーボンブラックを供給し、導電性カーボンブラッ
クがポリプロピレン樹脂中に完全に分散する前に、連続
式同方向回転2軸押出機に設けた脱気孔から常圧で脱気
した後、混練を継続し、ダイからポリプロピレン樹脂と
導電性カーボンブラックの混練物を得、この混練物を再
溶融して射出成形して構成要素部品を成形し、該構成要
素部品を組立てることによって折畳みコンテナを製造す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は折畳みコンテナに用
いられる熱可塑性樹脂組成物に係り、とくに導電性を有
して帯電が防止されるようにした折畳みコンテナとその
原料となる熱可塑性樹脂組成物に関する。
いられる熱可塑性樹脂組成物に係り、とくに導電性を有
して帯電が防止されるようにした折畳みコンテナとその
原料となる熱可塑性樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば特開平7−89541号公報に開
示されているように、各種の物品を物流に供するために
折畳みコンテナが用いられる。折畳みコンテナは熱可塑
性樹脂成形体から成る構成部品を組立てたものであっ
て、箱型に組立てることによって内部に物品を収納す
る。また偏平に折畳むことによって、不使用時にかさば
るのを防止することができる。
示されているように、各種の物品を物流に供するために
折畳みコンテナが用いられる。折畳みコンテナは熱可塑
性樹脂成形体から成る構成部品を組立てたものであっ
て、箱型に組立てることによって内部に物品を収納す
る。また偏平に折畳むことによって、不使用時にかさば
るのを防止することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような折畳みコン
テナは熱可塑性樹脂の成形体を構成部品とし、それらを
互いに組立てたものであるために、抵抗値が高く帯電を
生じ易い問題がある。そして帯電するとゴミが吸着し、
汚損が著しく汚れ易い欠点がある。また電子部品のよう
な静電気を嫌う物品を収納する場合には、導電性フィル
ムから成るバッグの中に上記の部品を収納し、この状態
で折畳みコンテナの中に収納しなければならず、包装が
二重になる問題がある。
テナは熱可塑性樹脂の成形体を構成部品とし、それらを
互いに組立てたものであるために、抵抗値が高く帯電を
生じ易い問題がある。そして帯電するとゴミが吸着し、
汚損が著しく汚れ易い欠点がある。また電子部品のよう
な静電気を嫌う物品を収納する場合には、導電性フィル
ムから成るバッグの中に上記の部品を収納し、この状態
で折畳みコンテナの中に収納しなければならず、包装が
二重になる問題がある。
【0004】このような折畳みコンテナの帯電性を防止
するために、折畳みコンテナを構成する熱可塑性樹脂中
にカーボンブラックを混入することが試みられている。
ここで抵抗値を9×106 Ω以下の値にするために
は、カーボンブラックの添加量を20〜30重量%混入
することを要する。ところが上記のような相対的に多量
のカーボンブラックを投入すると、例えばポリプロピレ
ン樹脂の場合にはその比重が1.10〜1.20の値に
なる。従って折畳みコンテナの重量が増大し、持運びが
不便になる。また樹脂物性が著しく低下し、組立てた場
合にヒンジ部の割れる原因となっていた。
するために、折畳みコンテナを構成する熱可塑性樹脂中
にカーボンブラックを混入することが試みられている。
ここで抵抗値を9×106 Ω以下の値にするために
は、カーボンブラックの添加量を20〜30重量%混入
することを要する。ところが上記のような相対的に多量
のカーボンブラックを投入すると、例えばポリプロピレ
ン樹脂の場合にはその比重が1.10〜1.20の値に
なる。従って折畳みコンテナの重量が増大し、持運びが
不便になる。また樹脂物性が著しく低下し、組立てた場
合にヒンジ部の割れる原因となっていた。
【0005】また熱可塑性樹脂中にカーボンブラックを
単に混入しただけでは、必ずしも安定した制電性が得ら
れなかった。これはカーボンブラックが均一にかつまん
べんなく熱可塑性樹脂中に分散しないためである。そし
てこのような理由から、折畳みコンテナを構成する構成
部品あるいはその部位によって制電性にバラツキを生
じ、あるいはまた折畳みコンテナ間で必ずしも一定の制
電性が得られないという欠点があった。
単に混入しただけでは、必ずしも安定した制電性が得ら
れなかった。これはカーボンブラックが均一にかつまん
べんなく熱可塑性樹脂中に分散しないためである。そし
てこのような理由から、折畳みコンテナを構成する構成
部品あるいはその部位によって制電性にバラツキを生
じ、あるいはまた折畳みコンテナ間で必ずしも一定の制
電性が得られないという欠点があった。
【0006】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、比較的少量のカーボンブラックの投入
量で安定的に制電性が得られるようにした折畳みコンテ
ナとその製造方法とを提供することを目的とする。
たものであって、比較的少量のカーボンブラックの投入
量で安定的に制電性が得られるようにした折畳みコンテ
ナとその製造方法とを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願の主要な発明は、上
部が開口によって開放された箱状をなし、側板の少なく
とも一部が回動可能または着脱可能に構成され、偏平に
折畳めるようにした折畳みコンテナにおいて、カーボン
ブラックを5〜18重量%混入した熱可塑性樹脂から成
り、表面固有抵抗値が9×106 Ω以下であって比重
が0.92〜1.0の範囲内であることを特徴とする折
畳みコンテナに関するものである。ここで熱可塑性樹脂
がポリオレフィン系樹脂、とくにポリプロピレン樹脂で
あることが好適である。またカーボンブラックのDBP
吸油量が150〜400ml/100gであることが好
適である。なおこの場合にコンパウンド品のMFRが余
り低くても、また余り高くても成形性が悪化するため、
MFRが適正な値であることが好ましい。
部が開口によって開放された箱状をなし、側板の少なく
とも一部が回動可能または着脱可能に構成され、偏平に
折畳めるようにした折畳みコンテナにおいて、カーボン
ブラックを5〜18重量%混入した熱可塑性樹脂から成
り、表面固有抵抗値が9×106 Ω以下であって比重
が0.92〜1.0の範囲内であることを特徴とする折
畳みコンテナに関するものである。ここで熱可塑性樹脂
がポリオレフィン系樹脂、とくにポリプロピレン樹脂で
あることが好適である。またカーボンブラックのDBP
吸油量が150〜400ml/100gであることが好
適である。なおこの場合にコンパウンド品のMFRが余
り低くても、また余り高くても成形性が悪化するため、
MFRが適正な値であることが好ましい。
【0008】ここでカーボンブラックのDBP吸油量は
次のような意味をもつ。すなわちカーボンブラックのア
グリゲートは複雑な凝集構造をもつために、一定容積に
充填した場合に、個々のアグリゲート間の空隙部分を空
隙容積(void volume)というが、この容積
はストラクチャ−が発達している場合は大きく、逆にス
トラクチャーが発達していない場合には小さい。すなわ
ち空隙容積を測定することでストラクチャーの間接的定
量化が行なわれる。吸油量はその典型的手法で、一定重
量のカーボンブラック中の空隙容積を液体で換算し、そ
の容量をストラクチャーの指標とするものであって、J
IS K6221−1975吸油量A法によって表わさ
れるものである。
次のような意味をもつ。すなわちカーボンブラックのア
グリゲートは複雑な凝集構造をもつために、一定容積に
充填した場合に、個々のアグリゲート間の空隙部分を空
隙容積(void volume)というが、この容積
はストラクチャ−が発達している場合は大きく、逆にス
トラクチャーが発達していない場合には小さい。すなわ
ち空隙容積を測定することでストラクチャーの間接的定
量化が行なわれる。吸油量はその典型的手法で、一定重
量のカーボンブラック中の空隙容積を液体で換算し、そ
の容量をストラクチャーの指標とするものであって、J
IS K6221−1975吸油量A法によって表わさ
れるものである。
【0009】さらに本願発明は、全体を100重量部と
すると、熱可塑性樹脂82〜95重量部を連続式同方向
回転2軸押出機に供給してゲル化させ、次いでカーボン
ブラック5〜18重量部を前記連続回転式同方向回転2
軸押出機のバレル内に供給してゲル化した前記熱可塑性
樹脂中に添加し、前記連続式同方向回転の2軸押出機の
脱気孔から常圧脱気し、混練を継続してダイから所定形
状の熱可塑性樹脂組成物を取出すことによる折畳みコン
テナ用熱可塑性樹脂を提供するものである。
すると、熱可塑性樹脂82〜95重量部を連続式同方向
回転2軸押出機に供給してゲル化させ、次いでカーボン
ブラック5〜18重量部を前記連続回転式同方向回転2
軸押出機のバレル内に供給してゲル化した前記熱可塑性
樹脂中に添加し、前記連続式同方向回転の2軸押出機の
脱気孔から常圧脱気し、混練を継続してダイから所定形
状の熱可塑性樹脂組成物を取出すことによる折畳みコン
テナ用熱可塑性樹脂を提供するものである。
【0010】そして該熱可塑性樹脂組成物を溶融して構
成要素部品を成形し、上記の熱可塑性樹脂によって成形
された構成要素部品を組立てることにより折畳みコンテ
ナが提供される。このような製造方法によれば、カーボ
ンブラックが熱可塑性樹脂、とくにポリオレフィン系樹
脂中に効率的に分散し、カーボンブラックの添加量が削
減できる。
成要素部品を成形し、上記の熱可塑性樹脂によって成形
された構成要素部品を組立てることにより折畳みコンテ
ナが提供される。このような製造方法によれば、カーボ
ンブラックが熱可塑性樹脂、とくにポリオレフィン系樹
脂中に効率的に分散し、カーボンブラックの添加量が削
減できる。
【0011】本発明の折畳みコンテナの原料となるポリ
オレフィン系樹脂としては、とくにポリプロピレン樹脂
が好適である。ポリプロピレン樹脂とは、ランダムポリ
プロピレン、アイソタクティックポリプロピレン、シン
ジオタクティックポリプロピレン等のプロピレンホモポ
リマー、ハイインパクトポリプロピレン、エチレン−プ
ロピレン共重合体、αオレフィンープロピレン共重合
体、変成ポリプロピレン(無水マレイン酸等の酸性モノ
マーとの共重合体、ヒドロキシエチルメタクリレート等
の水酸基含有モノマーとの共重合体等が例示される。)
およびそれらのブレンド品等で、熱可塑性樹脂中の50
重量%以上がポリプロピレン成分であるものを言う。
オレフィン系樹脂としては、とくにポリプロピレン樹脂
が好適である。ポリプロピレン樹脂とは、ランダムポリ
プロピレン、アイソタクティックポリプロピレン、シン
ジオタクティックポリプロピレン等のプロピレンホモポ
リマー、ハイインパクトポリプロピレン、エチレン−プ
ロピレン共重合体、αオレフィンープロピレン共重合
体、変成ポリプロピレン(無水マレイン酸等の酸性モノ
マーとの共重合体、ヒドロキシエチルメタクリレート等
の水酸基含有モノマーとの共重合体等が例示される。)
およびそれらのブレンド品等で、熱可塑性樹脂中の50
重量%以上がポリプロピレン成分であるものを言う。
【0012】本発明の好ましい態様の折畳みコンテナ
は、上部開口の周縁部を構成する上部枠体と底板との間
において、長辺側には上下一対の長辺側側板を内側へ折
込み可能に連結し、短辺側については上部枠体または底
板に対して回動自在に短辺側側板を連結した折畳みコン
テナである。このような折畳みコンテナは、使用時に長
辺側側板と短辺側側板とをそれぞれ垂直に回動させ、上
部が開口になった箱状の構造とする。これに対して不使
用時には、長辺側側板と短辺側側板とをそれぞれ内側に
折込み、これによって底板上に上部枠体が重なるように
し、偏平に折畳むことができるようにしたものである。
は、上部開口の周縁部を構成する上部枠体と底板との間
において、長辺側には上下一対の長辺側側板を内側へ折
込み可能に連結し、短辺側については上部枠体または底
板に対して回動自在に短辺側側板を連結した折畳みコン
テナである。このような折畳みコンテナは、使用時に長
辺側側板と短辺側側板とをそれぞれ垂直に回動させ、上
部が開口になった箱状の構造とする。これに対して不使
用時には、長辺側側板と短辺側側板とをそれぞれ内側に
折込み、これによって底板上に上部枠体が重なるように
し、偏平に折畳むことができるようにしたものである。
【0013】ここでこの折畳みコンテナはカーボンブラ
ックを5〜18重量%、より好ましくは8〜18重量%
をほぼ均一に分散混合したポリプロピレン樹脂によって
成形された構成部品から組立てられる。このようなポリ
プロピレン樹脂はその抵抗値が9×106 Ω以下であ
って、比重が0.92〜1.00の値を示す。すなわち
より均一に分散させることによって従来のカーボンブラ
ックよりも少ない投入量でしかも低い抵抗値を達成する
ようにしており、制電性を付与しても重量が極端に増加
することがなく、持運びに不便になることもない。
ックを5〜18重量%、より好ましくは8〜18重量%
をほぼ均一に分散混合したポリプロピレン樹脂によって
成形された構成部品から組立てられる。このようなポリ
プロピレン樹脂はその抵抗値が9×106 Ω以下であ
って、比重が0.92〜1.00の値を示す。すなわち
より均一に分散させることによって従来のカーボンブラ
ックよりも少ない投入量でしかも低い抵抗値を達成する
ようにしており、制電性を付与しても重量が極端に増加
することがなく、持運びに不便になることもない。
【0014】このような折畳みコンテナを製造するため
のカーボンブラックを含有するポリプロピレン樹脂は次
のようにして製造される。すなわちポリプロピレン82
〜95重量部および導電性カーボンブラック5〜18重
量部を含有して成る導電性カーボンブラック含有ポリプ
ロピレン樹脂組成物の製造方法であって、導電性カーボ
ンブラックとしてDBP吸油量が150〜400ml/
100gのカーボンブラックを使用し、かつ連続式同方
向回転2軸押出機にポリプロピレン樹脂を供給してゲル
化させた後、サイドフィーダから強制的に連続式同方向
回転2軸押出機のバレル内に導電性カーボンブラックを
供給し、導電性カーボンブラックが熱可塑性樹脂中に完
全に分散する前に、連続式同方向回転2軸押出機に設け
た脱気孔から常圧で脱気した後に、混練を継続し、ダイ
から熱可塑性樹脂と導電性カーボンブラックの混練物を
得るものである。このような混練物を再溶融し、射出成
形することによって上記折畳みコンテナの構成部品が成
形される。従ってこのような構成部品を組立てることに
よって折畳みコンテナが得られる。
のカーボンブラックを含有するポリプロピレン樹脂は次
のようにして製造される。すなわちポリプロピレン82
〜95重量部および導電性カーボンブラック5〜18重
量部を含有して成る導電性カーボンブラック含有ポリプ
ロピレン樹脂組成物の製造方法であって、導電性カーボ
ンブラックとしてDBP吸油量が150〜400ml/
100gのカーボンブラックを使用し、かつ連続式同方
向回転2軸押出機にポリプロピレン樹脂を供給してゲル
化させた後、サイドフィーダから強制的に連続式同方向
回転2軸押出機のバレル内に導電性カーボンブラックを
供給し、導電性カーボンブラックが熱可塑性樹脂中に完
全に分散する前に、連続式同方向回転2軸押出機に設け
た脱気孔から常圧で脱気した後に、混練を継続し、ダイ
から熱可塑性樹脂と導電性カーボンブラックの混練物を
得るものである。このような混練物を再溶融し、射出成
形することによって上記折畳みコンテナの構成部品が成
形される。従ってこのような構成部品を組立てることに
よって折畳みコンテナが得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1〜図4は本発明の一実施の形
態の折畳みコンテナを示すものである。この折畳みコン
テナはポリプロピレン樹脂成形体から成る構成部品を組
立てたものであって、図1に示すように矩形の成形体か
ら成る上部枠体11を備えている。上部枠体11はその
内側が開口12になっている。
態の折畳みコンテナを示すものである。この折畳みコン
テナはポリプロピレン樹脂成形体から成る構成部品を組
立てたものであって、図1に示すように矩形の成形体か
ら成る上部枠体11を備えている。上部枠体11はその
内側が開口12になっている。
【0016】上部枠体11の長辺側の下端には上下一対
の長辺側側板13、14が組込まれる。これらの側板1
3、14はヒンジ15によって互いに回動可能に連結さ
れる。しかも長辺側側板13の上端部はピン16によっ
て上部枠体11に回動可能に連結される。これに対して
下側の長辺側側板14の下端部はピン17によって底板
18に回動可能に連結される。これに対して上部枠体1
1の短辺側においてはその下側に短辺側側板19が組合
わされる。短辺側側板19は上部枠体11に対してピン
20によって回動可能に連結される。
の長辺側側板13、14が組込まれる。これらの側板1
3、14はヒンジ15によって互いに回動可能に連結さ
れる。しかも長辺側側板13の上端部はピン16によっ
て上部枠体11に回動可能に連結される。これに対して
下側の長辺側側板14の下端部はピン17によって底板
18に回動可能に連結される。これに対して上部枠体1
1の短辺側においてはその下側に短辺側側板19が組合
わされる。短辺側側板19は上部枠体11に対してピン
20によって回動可能に連結される。
【0017】従ってこのような折畳みコンテナは、上部
枠体11と底板18との間においてその長辺側の部分を
上下一対の長辺側側板13、14によって閉じるととも
に、上部枠体11の短辺側の部分と底板18とを短辺側
側板19によって閉じるようにしており、これによって
上部が開口12によって開放された箱体を構成する。
枠体11と底板18との間においてその長辺側の部分を
上下一対の長辺側側板13、14によって閉じるととも
に、上部枠体11の短辺側の部分と底板18とを短辺側
側板19によって閉じるようにしており、これによって
上部が開口12によって開放された箱体を構成する。
【0018】次にこのような折畳みコンテナを折畳む場
合には、まず短辺側側板19を図2に示すようにピン2
0によって内側に回動させる。すなわち短辺側側板19
を上部枠体11の内部に侵入するように水平な状態に回
動させる。そしてこの状態で上下一対の長辺側側板1
3、14をそれぞれピン16、17を中心として回動さ
せるとともに、これらの側板13、14をヒンジ15に
よって内側に図3に示すように折込む。
合には、まず短辺側側板19を図2に示すようにピン2
0によって内側に回動させる。すなわち短辺側側板19
を上部枠体11の内部に侵入するように水平な状態に回
動させる。そしてこの状態で上下一対の長辺側側板1
3、14をそれぞれピン16、17を中心として回動さ
せるとともに、これらの側板13、14をヒンジ15に
よって内側に図3に示すように折込む。
【0019】従ってこれにより、短辺側側板19と長辺
側側板13、14とがともに内側に折込まれるようにな
り、この状態で上部枠体11を下降させ底板18上に重
合わせると、図4に示すように偏平に折畳まれる。従っ
て不使用時には、図4に示すように偏平に折畳まれた状
態で保管し、あるいは運搬することが可能になり、不使
用時にかさばることがない。
側側板13、14とがともに内側に折込まれるようにな
り、この状態で上部枠体11を下降させ底板18上に重
合わせると、図4に示すように偏平に折畳まれる。従っ
て不使用時には、図4に示すように偏平に折畳まれた状
態で保管し、あるいは運搬することが可能になり、不使
用時にかさばることがない。
【0020】次に上記のような折畳みコンテナの構成要
素部品を成形するための導電性熱可塑性樹脂組成物の製
造方法について説明する。図5はこのような熱可塑性樹
脂組成物を製造するための押出機を示しており、この押
出機は12のバレルゾーン31〜42を備えている。バ
レルゾーン31〜42はバレルの全長を100としたと
きに12等分の1の長さを有している。そしてバレルゾ
ーン42にダイス43が接続される。そしてバレルゾー
ン31に熱可塑性樹脂を投入する投入口44が設けら
れ、バレルゾーン35にカーボンブラックを投入する投
入口45が設けられる。またバレルゾーン37には脱気
孔47が設けられる。そして最上流側のバレルゾーン3
1側から駆動部49によって連続式同方向回転2軸押出
機を駆動するようにしている。この連続式同方向回転2
軸押出機はそのスクリュ径が57mmであって、L/D
が36の値である。
素部品を成形するための導電性熱可塑性樹脂組成物の製
造方法について説明する。図5はこのような熱可塑性樹
脂組成物を製造するための押出機を示しており、この押
出機は12のバレルゾーン31〜42を備えている。バ
レルゾーン31〜42はバレルの全長を100としたと
きに12等分の1の長さを有している。そしてバレルゾ
ーン42にダイス43が接続される。そしてバレルゾー
ン31に熱可塑性樹脂を投入する投入口44が設けら
れ、バレルゾーン35にカーボンブラックを投入する投
入口45が設けられる。またバレルゾーン37には脱気
孔47が設けられる。そして最上流側のバレルゾーン3
1側から駆動部49によって連続式同方向回転2軸押出
機を駆動するようにしている。この連続式同方向回転2
軸押出機はそのスクリュ径が57mmであって、L/D
が36の値である。
【0021】このような押出機を用い、バレルゾーン3
1に設置された投入口44から熱可塑性樹脂を定量フィ
ーダ51を用いて自然落下させることによりこの2軸押
出機中に投入した。また図中バレルゾーン35に設けら
れた投入口45と接続されるサイドフィーダのスクリュ
をカーボンブラックの投入速度より高速で投入できるよ
うに回転させておき、定量フィーダ52を用いてスクリ
ュ上にカーボンブラックを自然落下させ、サイドフィー
ダにより2軸押出機中に強制的に供給した。そして脱気
孔47から常圧で脱気を行なった。ここで得られたコン
パウンド品の性状を実施例1〜6および比較例1〜4に
示す。
1に設置された投入口44から熱可塑性樹脂を定量フィ
ーダ51を用いて自然落下させることによりこの2軸押
出機中に投入した。また図中バレルゾーン35に設けら
れた投入口45と接続されるサイドフィーダのスクリュ
をカーボンブラックの投入速度より高速で投入できるよ
うに回転させておき、定量フィーダ52を用いてスクリ
ュ上にカーボンブラックを自然落下させ、サイドフィー
ダにより2軸押出機中に強制的に供給した。そして脱気
孔47から常圧で脱気を行なった。ここで得られたコン
パウンド品の性状を実施例1〜6および比較例1〜4に
示す。
【0022】
【実施例】カーボンブラックの添加量が表1に示すよう
に、8重量%、15重量%、18重量%、15重量%、
18重量%、および8重量%とし、エチレン−プロピレ
ンブロック共重合体、高密度ポリエチレン(HDPE)
樹脂、ポリスチレン(GPPS)樹脂にそれぞれ添加し
たものを実施例1〜6として製造した。そしてこのよう
な樹脂組成物を原料として折畳みコンテナを製作した。
に、8重量%、15重量%、18重量%、15重量%、
18重量%、および8重量%とし、エチレン−プロピレ
ンブロック共重合体、高密度ポリエチレン(HDPE)
樹脂、ポリスチレン(GPPS)樹脂にそれぞれ添加し
たものを実施例1〜6として製造した。そしてこのよう
な樹脂組成物を原料として折畳みコンテナを製作した。
【0023】これらの樹脂の表面抵抗および比重は表1
に示される。すなわち表面抵抗は実施例2で6×10
6 Ωであって、それ以外のものはそれよりも低い抵抗
値になっている。また比重は0.93〜0.99の範囲
内であった。
に示される。すなわち表面抵抗は実施例2で6×10
6 Ωであって、それ以外のものはそれよりも低い抵抗
値になっている。また比重は0.93〜0.99の範囲
内であった。
【表1】
【0024】これに対してカーボンブラックの含有量が
3重量%、30重量%、20重量%、35重量%とした
樹脂組成物を比較例1〜4とし、このような比較例の樹
脂組成物を用いて折畳みコンテナを製作した。ここで樹
脂とカーボンブラックの混合割合を表2に示す。
3重量%、30重量%、20重量%、35重量%とした
樹脂組成物を比較例1〜4とし、このような比較例の樹
脂組成物を用いて折畳みコンテナを製作した。ここで樹
脂とカーボンブラックの混合割合を表2に示す。
【表2】
【0025】カーボンブラックの添加量が多い比較例
2、比較例3、および比較例4においては、その表面抵
抗が低い値を示しているものの、比重は1.0よりも高
くなっている。とくに比較例4においては比重が1.1
2の値を示した。これに対してカーボンブラックを3重
量%しか混入していない比較例1においては、比重が
0.91と低い値を示しているものの、表面抵抗値は1
×1015Ω以上であって、高い抵抗値を示しており、
制電性が発現されない。
2、比較例3、および比較例4においては、その表面抵
抗が低い値を示しているものの、比重は1.0よりも高
くなっている。とくに比較例4においては比重が1.1
2の値を示した。これに対してカーボンブラックを3重
量%しか混入していない比較例1においては、比重が
0.91と低い値を示しているものの、表面抵抗値は1
×1015Ω以上であって、高い抵抗値を示しており、
制電性が発現されない。
【0026】なお上記の実施例および比較例の評価は次
のような方法によって行なっている。
のような方法によって行なっている。
【0027】コンパウンド性状
表面抵抗率:ASTM D257
MFR:ASTM D1238
比重:ASTM D792
折畳みコンテナ性状
成形性:射出成形にて折畳みコンテナを成形可能・・〇
ショートショットにより成形不可・・・×
表面抵抗率:コンテナの6面30ケ所をハイレスタ(三
菱化学株式会社 製) 2針プローブにて測定し、 1×107 以上が1ケ所でもあれば× 9×106 以下であるが振れ幅が1乗以上であれば△ 9×106 以下でかつ振れ幅が1乗以内であれば〇 分散性:成形体を紙に擦り、 カーボンブラックが黒く転写する・・・× カーボンブラックが転写しない・・・〇 ヒンジ強度:折畳みコンテナに荷重をかけ、 荷重50Kg以下でヒンジが破損・・・× 荷重100Kg以下でヒンジが破損・・・△ 荷重100Kgでヒンジが破損しない・・・〇 上記のような方法で得られた実施例1〜6組成物を再溶
融して射出成形した場合における折畳みコンテナの構成
部品とした場合に、その抵抗値が9×106Ω以下の値
を有し、しかも比重が0.92〜1.00の値を示し
た。従ってこのような構成部品を組立てた折畳みコンテ
ナは、従来のカーボンブラックを混入した折畳みコンテ
ナよりもかなり軽く、持運びが容易なことが確認され
た。またカーボンブラックの投入量が従来のそれの約1
/2の量になっているために、その分コストダウンにな
り、安価な折畳みコンテナが提供できるようになった。
菱化学株式会社 製) 2針プローブにて測定し、 1×107 以上が1ケ所でもあれば× 9×106 以下であるが振れ幅が1乗以上であれば△ 9×106 以下でかつ振れ幅が1乗以内であれば〇 分散性:成形体を紙に擦り、 カーボンブラックが黒く転写する・・・× カーボンブラックが転写しない・・・〇 ヒンジ強度:折畳みコンテナに荷重をかけ、 荷重50Kg以下でヒンジが破損・・・× 荷重100Kg以下でヒンジが破損・・・△ 荷重100Kgでヒンジが破損しない・・・〇 上記のような方法で得られた実施例1〜6組成物を再溶
融して射出成形した場合における折畳みコンテナの構成
部品とした場合に、その抵抗値が9×106Ω以下の値
を有し、しかも比重が0.92〜1.00の値を示し
た。従ってこのような構成部品を組立てた折畳みコンテ
ナは、従来のカーボンブラックを混入した折畳みコンテ
ナよりもかなり軽く、持運びが容易なことが確認され
た。またカーボンブラックの投入量が従来のそれの約1
/2の量になっているために、その分コストダウンにな
り、安価な折畳みコンテナが提供できるようになった。
【0028】なお実施例1において、カーボンブラック
を投入口44の位置から、ポリプロピレン樹脂と同時に
投入した以外は、実施例1と同様の実験を行なったとこ
ろ、実施例1に比較して、ヒンジ強度と分散性とが劣る
ものであった。
を投入口44の位置から、ポリプロピレン樹脂と同時に
投入した以外は、実施例1と同様の実験を行なったとこ
ろ、実施例1に比較して、ヒンジ強度と分散性とが劣る
ものであった。
【0029】
【発明の効果】折畳みコンテナに関する主要な発明は、
上部が開口によって開放された箱状をなし、側板の少な
くとも一部が回動可能または着脱可能に構成され、偏平
に折畳めるようにした折畳みコンテナにおいて、カーボ
ンブラックを5〜18重量%混入した熱可塑性樹脂から
成り、表面固有抵抗値が9×106 Ω以下であって比
重が0.92〜1.0の範囲内としたものである。
上部が開口によって開放された箱状をなし、側板の少な
くとも一部が回動可能または着脱可能に構成され、偏平
に折畳めるようにした折畳みコンテナにおいて、カーボ
ンブラックを5〜18重量%混入した熱可塑性樹脂から
成り、表面固有抵抗値が9×106 Ω以下であって比
重が0.92〜1.0の範囲内としたものである。
【0030】従ってこのような折畳みコンテナによれ
ば、十分な制電性を有する軽量の熱可塑性樹脂製折畳み
コンテナになる。
ば、十分な制電性を有する軽量の熱可塑性樹脂製折畳み
コンテナになる。
【0031】折畳みコンテナ用熱可塑性樹脂に関する主
要な発明は、全体を100重量部とすると、熱可塑性樹
脂樹脂82〜95重量部を連続式同方向回転2軸押出機
に供給してゲル化させ、カーボンブラック5〜18重量
部を連続回転式同方向回転2軸押出機のバレル内に供給
してゲル化した熱可塑性樹脂中に添加し、連続式同方向
回転の2軸押出機の脱気孔から常圧脱気し、混練を継続
して得ることにある。
要な発明は、全体を100重量部とすると、熱可塑性樹
脂樹脂82〜95重量部を連続式同方向回転2軸押出機
に供給してゲル化させ、カーボンブラック5〜18重量
部を連続回転式同方向回転2軸押出機のバレル内に供給
してゲル化した熱可塑性樹脂中に添加し、連続式同方向
回転の2軸押出機の脱気孔から常圧脱気し、混練を継続
して得ることにある。
【0032】従ってこのような熱可塑性樹脂によれば、
相対的に少量のカーボンブラックを混入するだけで十分
な制電性を有する構成要素部品を成形して折畳みコンテ
ナを組立てることが可能になり、軽量でしかも高い制電
性を有し、またヒンジが割れたりすることのない折畳み
コンテナが安定的に提供されるようになる。
相対的に少量のカーボンブラックを混入するだけで十分
な制電性を有する構成要素部品を成形して折畳みコンテ
ナを組立てることが可能になり、軽量でしかも高い制電
性を有し、またヒンジが割れたりすることのない折畳み
コンテナが安定的に提供されるようになる。
【図1】折畳みコンテナの外観斜視図である。
【図2】同折畳みコンテナの折畳み動作を示す斜視図で
ある。
ある。
【図3】同折畳みコンテナの折畳み動作を示す斜視図で
ある。
ある。
【図4】折畳まれた状態の折畳みコンテナの斜視図であ
る。
る。
【図5】折畳みコンテナを製造するためのポリプロピレ
ン樹脂組成物を製造する押出機の平面図である。
ン樹脂組成物を製造する押出機の平面図である。
11 上部枠体
12 開口
13 長辺側側板(上)
14 長辺側側板(下)
15 ヒンジ
16、17 ピン
18 底板
19 短辺側側板
20 ピン
31〜42 バレルゾーン
43 ダイス
44〜46 投入口
47、48 脱気孔
49 駆動部
51、52 定量フィーダ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
C08L 101/00 C08L 101/00
// B29K 101:12 B29K 101:12
105:06 105:06
(72)発明者 宅野 雅巳
埼玉県川越市鴨田3456番地 株式会社ハイ
モールド川越工場内
(72)発明者 戸堀 悦雄
東京都墨田区本所一丁目3番7号 ライオ
ン株式会社内
(72)発明者 長澤 義信
東京都墨田区本所一丁目3番7号 ライオ
ン株式会社内
Fターム(参考) 3E061 AA02 AA05 AB01 CA06 DB17
4F070 AA12 AA15 AB09 AC04 AE05
FA03 FB06 FB07 FC06
4F201 AA03 AA11 AB18 AE03 AE10
AH56 AR15 AR20 BA01 BC02
BC12 BC15 BC37 BK02 BK13
BK27 BK36
4J002 BB121 BB141 BB151 BB211
DA036 FD106 FD116 GG01
Claims (5)
- 【請求項1】上部が開口によって開放された箱状をな
し、側板の少なくとも一部が回動可能または着脱可能に
構成され、偏平に折畳めるようにした折畳みコンテナに
おいて、 カーボンブラックを5〜18重量%混入した熱可塑性樹
脂から成り、 表面固有抵抗値が9×106 Ω以下であって比重が
0.92〜1.0の範囲内であることを特徴とする折畳
みコンテナ。 - 【請求項2】熱可塑性樹脂がポリオレフィン系樹脂であ
ることを特徴とする請求項1に記載の折畳みコンテナ。 - 【請求項3】ポリオレフィン系樹脂がポリプロピレン樹
脂であることを特徴とする請求項2に記載の折畳みコン
テナ。 - 【請求項4】カーボンブラックのDBP吸油量が150
〜400ml/100gであることを特徴とする請求項
1〜請求項3の何れかに記載の折畳みコンテナ。 - 【請求項5】全体を100重量部とすると、熱可塑性樹
脂82〜95重量部を連続式同方向回転2軸押出機に供
給してゲル化させ、 次いでカーボンブラック5〜18重量部を前記連続回転
式同方向回転2軸押出機のバレル内に供給してゲル化し
た前記熱可塑性樹脂中に添加し、 前記連続式同方向回転の2軸押出機の脱気孔から常圧脱
気し、混練を継続して得られる請求項1〜請求項4に記
載の折畳みコンテナ用熱可塑性樹脂組成物。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001234144A JP2003040261A (ja) | 2001-08-01 | 2001-08-01 | 折畳みコンテナと折畳みコンテナ用熱可塑性樹脂組成物 |
TW091112883A TW542815B (en) | 2001-08-01 | 2002-06-13 | Folding container and thermoplastic resin composite for folding container |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001234144A JP2003040261A (ja) | 2001-08-01 | 2001-08-01 | 折畳みコンテナと折畳みコンテナ用熱可塑性樹脂組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003040261A true JP2003040261A (ja) | 2003-02-13 |
Family
ID=19065807
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001234144A Withdrawn JP2003040261A (ja) | 2001-08-01 | 2001-08-01 | 折畳みコンテナと折畳みコンテナ用熱可塑性樹脂組成物 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003040261A (ja) |
TW (1) | TW542815B (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021511950A (ja) * | 2018-02-05 | 2021-05-13 | ケレマン・ゲーエムベーハー | ポリマー顆粒の中に添加剤を逐次的に導入するためのデバイス、及び、デバイスの使用 |
-
2001
- 2001-08-01 JP JP2001234144A patent/JP2003040261A/ja not_active Withdrawn
-
2002
- 2002-06-13 TW TW091112883A patent/TW542815B/zh not_active IP Right Cessation
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021511950A (ja) * | 2018-02-05 | 2021-05-13 | ケレマン・ゲーエムベーハー | ポリマー顆粒の中に添加剤を逐次的に導入するためのデバイス、及び、デバイスの使用 |
JP7305550B2 (ja) | 2018-02-05 | 2023-07-10 | ケレマン・ゲーエムベーハー | ポリマー顆粒の中に添加剤を逐次的に導入するためのデバイス、及び、デバイスの使用 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
TW542815B (en) | 2003-07-21 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20081007 |