JP2002079515A - 熱可塑性樹脂組成物及びゴム組成物の製造方法 - Google Patents

熱可塑性樹脂組成物及びゴム組成物の製造方法

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JP2002079515A
JP2002079515A JP2000271724A JP2000271724A JP2002079515A JP 2002079515 A JP2002079515 A JP 2002079515A JP 2000271724 A JP2000271724 A JP 2000271724A JP 2000271724 A JP2000271724 A JP 2000271724A JP 2002079515 A JP2002079515 A JP 2002079515A
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kneading
screw
composition
thermoplastic resin
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Ryuzo Tomomatsu
龍蔵 友松
Takahiro Hirai
隆宥 平井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 物性バランスに優れた充填剤含有熱可塑
性樹脂組成物を生産性良く製造することができる方法を
提供すること。 【解決手段】 少なくとも熱可塑性樹脂及び/又はゴム
と充填剤を含む組成物を製造する方法であって、充填剤
として、圧縮された充填剤を用い、二軸部のL/D(長
さ/径)が12以上であるスクリューを備え、かつ二軸
部端部においてせき止め構造を有する二軸混練部と、単
軸押出部とからなる混練押出機を用いて、少なくとも熱
可塑性樹脂及び/又はゴムと充填剤を溶融混練させる熱
可塑性樹脂組成物又はゴム組成物の製造方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物性バランスに優
れた充填剤含有熱可塑性樹脂組成物又は充填剤含有ゴム
組成物を生産性良く製造する方法及び該製造方法により
得られる組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、プラスチック材料に剛性を付
与する手段として、充填剤を充填する方法が多用されて
いるが、近年、さらにプラスチック材料に対する物性の
向上の要求とコスト低減の要求が高まっている。物性の
向上を図るには、微細な充填剤を用いると効果的である
が、充填剤を微細化するとその嵩比重が小さくなり、こ
のため、充填剤と樹脂とを溶融混練する際の混練速度
(得られる組成物の吐出量)の低下、充填剤の分級に伴
う組成物の品質安定性の低下、作業性等の低下の問題
が、非微細化充填剤を用いた場合よりも顕著なものとな
っている。例えば、自動車内外装部材や家電品の材料と
して多用されているタルク充填ポリプロピレン樹脂の場
合、微細な充填剤の嵩比重を高めるために、圧縮したタ
ルクを用いて上記問題を解決する試みがなされている
(特開平4−306261号公報)。しかしながら、こ
の圧縮タルクは、樹脂と共に混練する際の分散性が、非
圧縮タルクと比べて劣ることから、混練により得られた
組成物からなる成形体は、外観上の問題はないものの、
充分な物性を有するものとはいえない。
【0003】一方、製品コストの低減を目的として、非
微細化充填剤である通常のタルクを高濃度に充填したマ
スターバッチを用いて組成物を製造する方法がよく知ら
れている。この製造法は、射出成形や押出成形等におけ
る成形時に、このマスターバッチをニートレジンで希釈
して用いる。マスターバッチの製造方法としては、同方
向噛合い型等の二軸押出機や単軸押出機等を用いて非微
細化タルクを混練する方法があるが、この場合、タルク
の分散性等は向上するが、タルクを高濃度に混練するに
は限界があり、かつタルクの粒径が大きいため物性の向
上は達成され得なかった。また、マスターバッチを製造
する他の方法として、ゲレーション法や、バンバリーミ
キサーによる混練等のバッチ方式が採用されている。し
かしながら、ゲレーション法は、タルクの粒径が小さい
と、製造時間が長くなり、また、ベース樹脂のMI(メ
ルトインデックス)、タルクの粒径やタルクの使用量等
の影響を強く受けるため、所望の組成を有するマスター
バッチを製造することができないという問題があり、タ
ルクの分散性も不十分である。また、バンバリーミキサ
ーによる混練では、生産性(作業性等)に問題があり、
微細な充填剤を高濃度に混練するには限界がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑みなされたもので、微細な充填剤を高濃度に含有する
熱可塑性樹脂組成物又はゴム組成物を生産性良く製造す
る方法及び該製造方法により得られる、物性バランスの
優れる組成物を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意研究を重ねた結果、少なくとも熱
可塑性樹脂及び/又はゴムと圧縮された充填剤を、特定
の混練押出機を用いて混練押出することにより、生産性
(組成物の吐出量、フィード部における充填剤の分級に
伴う品質安定性、作業性)が向上し、かつ充填剤の高嵩
比重化に伴う充填剤の分散不良が引き起こされることが
なく、かつ得られる熱可塑性樹脂組成物等の物性が低下
することがないことを見出した。本発明はかかる知見に
基づいて完成したものである。すなわち、本発明は、少
なくとも熱可塑性樹脂及び/又はゴムと充填剤を含む組
成物を混練押出機を用いて製造する方法であって、充填
剤として、圧縮された充填剤を用い、混練押出機とし
て、二軸部のL/D(長さ/径)が12以上であるスク
リューを備え、かつ二軸部端部においてせき止め構造を
有する二軸混練部と、単軸押出部とからなる混練押出機
を用いて、少なくとも熱可塑性樹脂及び/又はゴムと充
填剤を溶融混練させることを特徴とする熱可塑性樹脂組
成物又はゴム組成物の製造方法を提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明で用いる熱可塑性樹脂とし
ては、ポリプロピレン,ポリエチレン等のポリオレフィ
ン系樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、
ポリアセタール樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド等
が挙げられる。ゴムとしては、天然ゴム、合成ゴムが挙
げられ、合成ゴムとしては、エチレン−プロピレンゴ
ム,エチレン−オクテン・1ゴム等のオレフィン系ゴ
ム、スチレン−ブタジエンゴム,ニトリル−ブタジエン
ゴム,クロロプレンゴム等が挙げられる。なお、以下の
説明は主として熱可塑性樹脂についてのものであるが、
ゴムの場合も同様である。充填剤としてはタルクが好ま
しいが、嵩比重が小さいために生産性が問題となってい
る、タルク以外の充填剤を圧縮して用いることもでき
る。特に、最近、環境対策としての検討が増加している
木粉がその一例として挙げられる。充填剤としては、こ
の他に炭酸カルシウム,水酸化マグネシウム,カオリン
(ケイ酸アルミニウム),シリカ、パーライト,セリサ
イト,ケイソウ土,亜硫酸カルシウム,マイカ,チタン
酸カリウムなどが挙げられる。圧縮される前の充填剤の
平均粒径は、レーザー式測定法による測定値で15μm
以下であることが好ましい。平均粒径が15μmを超え
ると、圧縮による二次凝集体の形成が困難となり、ま
た、嵩比重を高める効果が小さくなる。嵩比重を高める
ことにより生産性(組成物の吐出量、品質安定性、作業
性)等が向上する点から、圧縮される前の充填剤の平均
粒径は8μm以下であることがより好ましく、6μm以
下が特に好ましい。
【0007】本発明においては、これらの充填剤を圧縮
することによりその嵩比重を高くしたものを用いる。こ
こで、嵩比重とは、〔充填剤の重量(g)/充填剤の体
積(cm3 〕をいう。圧縮された充填剤の嵩比重は0.4
〜1.5が好ましく、より好ましくは0.55〜1.5、特に
好ましくは0.75〜1.5である。この嵩比重が0.4未満
であると、充填剤が分級しやすくなり、かつ組成物の吐
出量を向上させる効果が不十分となり、また、原料のプ
リブレンド工程において圧縮された充填剤が解砕しやす
い。また、嵩比重が小さいと、高濃度混練の場合に樹脂
が溶融せず、充填剤がダイスから噴出する傾向がある。
一方、嵩比重が高いほど樹脂が溶融しやすくなり、高濃
度混練が可能であるが、嵩比重が1.5を超えると、混練
時に充填剤の分散性が良好でなくなるおそれがある。ま
た、圧縮された充填剤の形状は、分散性を良好なものと
する点から、チップ状等のものではなく粒子状のものが
好ましい。チップ状とは、長径が約2〜10mm、短径
が約2〜5mmの直方体状のものをいう。粒子状とは、
チップ状以外のものをいい、長径と短径とがほぼ等しい
形状のものである。圧縮充填剤の製造法は特に限定され
るものではないが、充填剤を加圧処理又は減圧処理する
ことにより得ることができる。加圧処理は、ローラコン
パクタ(栗本工業社製,MRCP)により行うことがで
きる。このローラコンパクタは、二本のロールで圧縮す
る片持ちタイプのものであり、一方のロールの圧力によ
り嵩比重を調整することができる。圧縮充填剤の形状
は、後工程のグラニュレーターで、粒子状やチップ状な
どに調整することができる。充填剤としては、以上に述
べた平均粒径、嵩比重及び形状等を満たす点から、タル
クが最も好ましい。
【0008】圧縮された充填剤の充填量(熱可塑性組成
物又はゴム組成物における含有量)は、組成物中1〜9
0質量%とすることができる。この充填量が50質量%
を超える高濃度の充填剤を含有する熱可塑性樹脂組成物
又はゴム組成物は、製品のコストダウンを目的としてマ
スターバッチとして使用することができる。マスターバ
ッチとして使用する場合、射出成形等の成形時に、例え
ばニートポリプロピレンとドライブレンドしてマスター
バッチを希釈し、成形される。この場合、成形機にミキ
シングノズルを設置しなくても、本発明の製造方法によ
り得られるマスターバッチは、物性が低下することがな
い。但し、顔料のマスターバッチ等を用いて成形時に着
色する場合は、顔料の分散ムラが発生しやすいため、ミ
キシングノズルを設置する方が好ましい。本発明に係る
組成物には、有機過酸化物、酸化防止剤、耐候剤、帯電
防止剤、顔料等を、熱可塑性樹脂組成物の使用目的に応
じて適宜添加することができる。
【0009】本発明の製造方法においては、特定の混練
押出機として、二軸部のL/D(長さ/径)が12以上
であるスクリューを備え、かつ二軸部端部においてせき
止め構造を有する二軸混練部と、単軸押出部とからなる
混練押出機を用いる。二軸部のL/Dは20以上が好ま
しく、より好ましくは25以上である。L/Dが12未
満では充填剤の分散が不充分となり、充填剤を高濃度か
つ分散性良く熱可塑性樹脂組成物に充填するができな
い。スクリューの回転数は、製造する組成物の特性に応
じて10〜1500rpmとすることができる。例え
ば、射出用途の高流動組成物を製造する場合、高流動組
成物は粘度が低く、剪断応力を得る必要があるため、回
転数が多い方が好ましい。一方、押出し用途の組成物を
製造する場合、分子切断が起こり易くなり、粘度の低下
が起こるため、スクリューの回転数は少ない方が好まし
い。また、二軸部のスクリューには、同回転数よりも異
なる回転数を与えることが、混練効果の点から好まし
い。通常、回転数比は1:1:1程度とされる。せき止
め構造は、二軸部端部のスクリュー溝を浅く形成してケ
ーシング(後述する図1参照)との間隙をわずかにし、
かつ細かいピッチとしたものであり、このせき止め構造
により、通過する配合成分の流量が最小限に規制される
と共に、混練が充分に行われる。
【0010】二軸混練部のスクリューは、充填剤の分散
と組成物の吐出量を考慮して、非噛合い異方向型である
ことが好ましい。スクリューの形状はロータ型であるこ
とが好ましい。また、このスクリューのネジ構造は、後
述する図2に示すような2条ネジであることが好まし
い。スクリュー及びロータは、それぞれセグメントにな
っており、必要に応じてロータの位置やL/D、あるい
はチップクリアランス等で混練を調節することができ
る。二軸混練部は、組成物の要求特性に応じて、混練部
における配合成分の滞留時間が調整できるように、その
終端に樹脂量を調節する機能を有することが好ましい。
このような機能としては、オリフィス調整機能を例示す
ることができる。また、二軸混練部と単軸押出部とは一
体構造でことあるは必ずしも必要ではなく、上記の要件
を満たす混練押出機であればタンデム型のものであって
もかまわないが、一体構造であることが好ましい。本発
明において混練押出機としては、図1〜図3に示す特開
平7−88926号公報に記載の連続混練押出装置を使
用することができる。この装置は、金属製のケーシング
1に内装された第1軸3と、これよりも短い第2軸4と
を備えたものであり、基部側から(図1において右側か
ら)供給された配合成分は、溶融、混練されて先端側に
送られ、吐出される。
【0011】図1は装置の平面の断面を示し、図2は図
1におけるA−A断面図であり、図3は図1におけるB
−B断面図である。図1に示すように、ケーシング1は
全体筒状に形成されており、略中央で左右に2分割され
ている。分割部分は蝶番1aにより回転可能に支持さ
れ、矢示F方向に折れ曲がるようになっている。なお、
このケーシング1の分割部分には別部材とした接続部材
1bが介挿されている。ケーシング1内には、円筒状シ
リンダ21、2つの円筒状シリンダを連結したまゆ型シ
リンダ20、及び接続部材1b内に形成された2つの軸
受けシリンダ22及び23が形成されている。まゆ型シ
リンダ20内には、スクリュー部2を各々形成した第1
軸3及び第2軸4が並列に配置されている。これら第1
軸3及び第2軸4は、スクリュー基部30及び31を介
してケーシング1に嵌挿されている。これら第1軸3と
第2軸4の基端部は、ケーシング1外部に設置した図示
しないギアボックスに挿入され、ベアリングで回転自在
に支持されている。
【0012】また、第2軸4の先端の送出スクリュー部
4aは、この部分とシリンダ22との間に溶融樹脂が介
在することにより所定位置に保持されるので、第2軸4
全体が回転自在に支持される。同様に、第1軸4の中間
部の送出スクリュー部5aは、この部分とシリンダ23
との間に溶融樹脂が介在することにより一定位置に保持
されるので、第1軸3全体が回転自在に支持される。そ
して、第1軸3及び第2軸4の中央部分は互いに接触し
ないように対峙し、これらの中途には一対ずつのミキシ
ングロータ部12及び13が各々設けられている。この
ミキシングロータ部12及び13は、対向する第1ロー
タ部12a,12b及び第2ロータ部13a,13bか
らなっており、図示のように互いに離れた位置に形成さ
れている。そして、第1ロータ部12aと第2ロータ部
13aとの間には第2スクリュー2aが、また、第1ロ
ータ部12bと第2ロータ部13bとの間には第2スク
リュー2bが各々形成されている。
【0013】第1軸3は延長軸部5を有しており、この
延長軸部5は円筒状シリンダ21内に回転自在に内装さ
れ、この全長にわたってスクリュー5bが形成されてい
る。この延長軸部5の基端側は接続部材1b内に保持さ
れ、この部分にはせき止め構造として、スクリュー溝を
浅く形成してケーシング23との間隙をわずかにし、か
つ細かいピッチとした流量規制スクリュー5aが形成さ
れている。この流量規制スクリュー5a部では、通過す
る配合成分の流量が最小限に規制されると共に、配合成
分の混練が充分に行われるようになっている。上記のよ
うな構成により、ケーシング1内には第1軸及び第2軸
4が並列する二軸スクリュー部6と、延長軸部5部分か
らなる単軸スクリュー部7とが形成されている。ケーシ
ング1における第1軸及び第2軸4の各々の基端部の付
近には、二軸スクリュ部6に連通する材料供給口8が形
成されている。この材料供給口8には、図示しない供給
装置から配合成分が送られる。
【0014】一方、ケーシング1における延長軸部5の
先端部9側には、組成物の吐出口10が設けられてい
る。さらにケーシング1において延長軸部5の基端部側
に脱揮口32が形成されている。延長軸部5の基端部側
におけるケーシング1には、バルブ部11が設けられて
いる。このバルブ部11は次のように構成されている。
まず、送出スクリュー4aの先端側に空室14を形成
し、この空室14の一部に小径な通路16を設けて、こ
の空室14とシリンダ21とを連通させている。空室1
4内には外部から筒状の弁体15を挿通させ、この弁体
15は矢印H方向において前進後退動可能となってい
る。そして弁体15が通路16に接近するほど空室14
の容積が小さくなるので、配合成分の流路が狭くなるよ
うになっている。バルブ部11は、二軸スクリュー部6
と単軸スクリュー部7とを連通するものであり、単軸ス
クリュー部7へ至る溶融樹脂をバイパスさせて流量を調
整するものである。そして第2軸4の一端には送出スク
リュー部4aが形成され、流量規制スクリュー部5aに
よりせき止められたほとんどの溶融樹脂を集めてバルブ
部11を介して、ケーシング21内に樹脂を圧送するよ
うになっている。
【0015】なお前記流量調節機構としては他の構成と
してもよく、例えば第1軸3を軸方向に移動可能とし
て、第1軸3とこの周囲にあるケーシング内面に形成し
た凹凸部により弁体を形成し、流路の開閉度を調整する
構造にすることも可能である。次に、上記の連続混練押
出装置の動作について説明する。材料供給口8より投入
された配合成分は、第1軸及び第2軸4のスクリュー部
2により矢示G方向に送られ、第1ロータ部12a,1
2bにより粗練りが行なわれ、樹脂が半溶融状態となっ
て樹脂材料の密度が上昇する。このように樹脂の密度を
上昇させることにより、第2スクリュー2a,2bでの
樹脂の搬送能力が高められ押出量を多くすることができ
る。このときの第1軸及び第2軸4の回転数は10〜1
500rpmである。第2スクリュー2a,2bで送ら
れた樹脂材料は第2ロータ部13a,13bで完全に溶
融、混練が行われる。溶融、混練された樹脂は、送出ス
クリュー部4aによって空室14内へ送られ、弁体15
によって流量を調節されながら通路16を通過してケー
シング21内に送られる。このように流量を調節するこ
とにより、二軸混練部6での配合成分の混練滞留時間及
び配合成分の充填度を調整できるので、バルブ部11を
作動させることによって混練度合いを自由に設定でき
る。このため樹脂の状態に応じてバルブ部11の開閉度
をコントロールして、配合成分に常に均一な混練を与え
ることができる。
【0016】また、二組のロータ部である第1ロータ部
12及び第2ロータ部13を設けたので、樹脂の溶融、
混練作用が強化され押出量が大幅に増加する。さらに、
接続部材1b内の流量規制スクリュー部5a及び送出ス
クリュー部4aは各々、独立に支持されており、これら
とシリンダ22及び23との間に樹脂が充満することに
より軸受作用が生じるため、高回転域で各スクリューが
カジリを起こすことを防止できる。そして、上記のよう
にして溶融、混練調整された組成物は、単軸スクリュー
部7へ送られ、脱揮口32から必要な脱揮がされた後、
延長軸部5にて順次送られて吐出口10から押出され
る。
【0017】本発明の製造方法により得られる組成物の
うち、熱可塑性樹脂がプロピレンであって充填剤がタル
クであるものは、高性能であることを要求される自動車
内外装部材を形成するための組成物として好適なもので
ある。また、本発明の製造方法によれば、充填剤が高濃
度に充填されたマスターバッチを得ることができ、この
マスターバッチは、タルクが高濃度に充填されたマスタ
ーバッチを必要とする自動車内外装部材や家電品の材料
として有用なものである。なお、現行のマスターバッチ
は、ゲレーション法により製造されるものであり、配合
の自由度がない。具体的には、ゲル化時における造粒の
可否は、配合組成に制約を受け、また、ゴム系のマスタ
ーバッチの製造は困難である。これに対し、本発明の製
造方法は、配合の制約を受けることがなく、目的に応じ
て所望の配合とすることができる。
【0018】
【実施例】以下に、実施例に基づいて本発明をさらに具
体的に説明するが、本発明はこれらの実施例により何ら
制限されるものではない。 実施例1及び比較例1〜3(PP73/ゴム4/タルク
23質量%含有組成物) 熱可塑性樹脂組成物の配合は、ポリプロピレン(出光石
油化学社製,J−762HP)73質量%、エチレン−
オクテン・1共重合ゴム〔デュポン・ダウエラストマー
社製,EG8842〕4質量%及びタルク(富士タルク
社製,TPA−25)23質量%とした。タルクとして
は、そのままの非圧縮タルク(嵩比重0.14)又はロー
ラコンパクタ(栗本工業社製,MRCP)により圧縮し
て嵩比重を0.70とした粒子状タルク(表1においては
「0.70タルク」と記す、以下同様)を用いた。なお、
嵩比重は、タルクを容積560cm3 の計量カップに充
満するまで注ぎ、軽くタッピングした後、カップの容積
に相当するタルクの重量を測定することにより求めた。
上記成分を、二軸混練部と単軸押出部とが一体構造とな
っている混練押出機(シーティーイー社製,HTM型2
軸連続混練押出機,D=50mm,L/D=22、以下
HTMと記す場合もある。)又は単軸押出機(中谷機械
社製,NVC,D=50mm、以下NVCと記す場合も
ある。)により混練し、押出してペレットを製造した。
HTMによる混練押出しは、混練温度220℃、スクリ
ュ−回転数300rpmで行い、NVCよる混練押出し
は、混練温度220℃、スクリュ−回転数100rpm
で行った。混練時に、ペレットを3分間採取し、この重
量を測定し、1時間当たりの採取量に換算した重量を吐
出量とした。なお、上記HTM型2軸連続混練押出機に
おいて、スクリューは非噛合い異方向型のものであり、
スクリューのネジ構造は2条ネジであり、二軸混練部の
端部には、前記のようなせき止め構造と、樹脂流量を調
節するオリフィス調整機能を有している。このせき止め
構造とオリフィス調整機能により、熱可塑性樹脂組成物
の吐出量を調節した。実施例1では、オリフィス開度を
100%とした。また、上記NVCのスクリューはダル
メージ型である。得られたペレットを、射出成形機(日
精樹脂工業社製,FE120)により、成形温度220
℃、金型温度50℃の条件で成形してサンプルを作製
し、以下の方法により物性を評価した。結果を表1に示
す。表1に示すように、実施例1では、曲げ弾性率及び
吐出量が共に高い値を示したが、比較例では曲げ弾性率
及び吐出量が、実施例1よりも低下した。
【0019】(物性評価) (1)メルトインデックス(MI) ペレットを用い、JIS K 7210に準拠し、23
0℃、荷重21.2Nで測定した。 (2)曲げ弾性率 JIS K 7171に準拠し、曲げ速度5mm/分、
スパン100mmで測定した。 (3)IZOD衝撃強度 JIS K 7171に準拠して測定した。 (4)白色度 JIS K 7105に準拠して測定した。
【0020】
【表1】
【0021】実施例2及び比較例4(PP40/タルク
60質量%含有組成物) 熱可塑性樹脂組成物の配合は、ポリプロピレン(出光石
油化学社製,J−784HP)40質量%及び上記と同
様に圧縮して嵩比重を0.70とした粒子状タルク60質
量%とした。これらの成分を、上記HTM又は二軸押出
部のスクリューが同方向噛合い型の混練押出機(池貝鉄
工社製,PCM,D=45mm,L/D=32,せき止
め構造なし、以下PCMと記す場合がある。)を用いて
混練し、押出してペレットを製造した。PCMよる混練
押出しは、混練温度230℃、スクリュ−回転数150
rpmで行った。なお、PCMは、混練部と押出部が同
一の2軸で構成されたものである。以下、実施例1と同
様にしてサンプルを作製し、物性を評価した。結果を表
2に示す。表2に示すように、PCMでは曲げ弾性率が
低下した。
【0022】
【表2】
【0023】実施例3及び比較例5(タルク60質量%
含有組成物の希釈品) 実施例2及び比較例4でそれぞれ得られたタルク60質
量%含有組成物をマスターバッチとし、ポリプロピレン
(出光石油化学社製,J−784HP)50質量%及び
このマスターバッチ50質量%をドライブレンドし、実
施例1で用いた射出成形機(但し、ミキシングノズルな
し)で成形してサンプルを作製し、上記の方法により物
性を評価した。結果を表3に示す。
【0024】
【表3】
【0025】実施例4,5及び比較例6〜8(PP30
/タルク70質量%含有組成物) 熱可塑性樹脂組成物の配合は、ポリプロピレン(出光石
油化学社製,J−784HP)30質量%、及び非圧縮
タルク(嵩比重=0.14)、上記と同様に圧縮して嵩比
重を0.70とした粒子状タルク又は嵩比重を0.98とし
た粒子状タルク70質量%とした。これらの成分を、上
記HTM、PCM若しくはタンデムタイプの混練押出機
(コスモテック社製,CCM,D=130mm,L/D
=6,せき止め構造あり、以下CCMと記す場合があ
る。)により混練し、押出した。HTMによる混練押出
しは、混練温度220℃、スクリュ−回転数300rp
mで行い、PCMよる混練押出しは、混練温度230
℃、スクリュ−回転数150rpmで行い、CCMよる
混練押出しは、混練温度240℃、スクリュ−回転数3
00rpmで行った。HTMではペレットが得られた
が、PCM及びCCMではペレットを製造することがで
きなかった。ゲレーション法として、ヘンシェルミキサ
ーを用い、180℃で配合成分をゲル化させ、これを冷
却槽に移し、造粒機にてペレット得た。このペレット及
び上記で得られたペレットを用いて実施例1と同様にし
てサンプルを作製し、物性を評価した。結果を表4に示
す。表4に示すように、ゲレーション法では曲げ弾性率
及び白色度が共に、HTMを用いた場合よりも低下し
た。
【0026】
【表4】
【0027】実施例6,7及び比較例9(タルク70質
量%含有組成物の希釈品) 上記で得られたタルク70質量%含有組成物をマスター
バッチとし、ポリプロピレン(出光石油化学社製,J−
784HP)57質量%及びこのマスターバッチ43質
量%ををドライブレンドし、実施例1で用いた射出成形
機(但し、ミキシングノズルなし)で成形してサンプル
を作製し、上記の方法により物性を評価した。結果を表
5に示す。
【0028】
【表5】
【0029】実施例8及び比較例10(タルク80質量
%含有組成物) 熱可塑性樹脂組成物の配合は、ポリプロピレン(出光石
油化学社製,J−6071HP)20質量%及び上記と
同様に圧縮して嵩比重を0.70とした粒子状タルク80
質量%とした。これらの成分を、上記HTMを用いて混
練したところ、造粒不可であった。嵩比重0.70の粒子
状タルクの代わりに嵩比重0.98の粒子状タルクを用い
たところ、造粒することができた(実施例8)。一方、
嵩比重0.70の粒子状タルクの代わりに非圧縮タルクを
用いたところ、上記HTMでは造粒不可であった(比較
例10)。なお、造粒不可とは、樹脂が溶融せず、充填
剤が押出機先端のダイスから噴出したことを意味する。
【0030】実施例9及び比較例11(ゴム30/タル
ク70質量%含有組成物) エチレン−オクテン・1共重合ゴム(デュポン・ダウエ
ラストマー社製,EG8842)30質量%及び上記と
同様にして嵩比重を0.70に圧縮した粒子状タルク70
質量%を上記HTMを用いて混練し、押出してゴム組成
物(ゴムマスターバッチ)を得た。次に、ポリプロピレ
ン(出光石油化学社製,J−784HP)70質量%及
び上記で得られたゴムマスターバッチ30質量%をドラ
イブレンドし、実施例1で用いた射出成形機(但し、ミ
キシングノズルなし)で成形してサンプルを作製し(希
釈品)、上記の方法により物性を評価した。また、ポリ
プロピレン(出光石油化学社製,J−784HP)70
質量%、エチレン−オクテン・1共重合ゴム(デュポン
・ダウエラストマー社製,EG8842)9質量%及び
上記と同様の非圧縮タルク(嵩比重=0.14)21質量
%をNVCにより混練し、押出し、ペレットにしたもの
を上記と同じ条件で射出成形してサンプルを作製し、上
記の方法により物性を評価した。結果を表6に示す。表
6から、本発明の方法により製造されたゴムマスターバ
ッチを用いて製造されたゴム成形品は、ゴムマスターバ
ッチを用いない従来の方法により製造されたゴム成形品
と同等の物性を有するものであることがわかる。
【0031】
【表6】
【0032】実施例10及び比較例12(PP73/ゴ
ム4/タルク23質量%含有組成物) 熱可塑性樹脂組成物の配合は、実施例1と同様に、ポリ
プロピレン(出光石油化学社製,J−762HP)73
質量%、エチレン−オクテン・1共重合ゴム〔デュポン
・ダウエラストマー社製,EG8842〕4質量%及び
タルク(富士タルク社製,TPA−25)23質量%と
した。タルクとしては、実施例1で用いたローラコンパ
クタにより圧縮した後、後工程のグラニュレーターにて
得た、長径が約7mmで、嵩比重0.78のチップ状タル
クを用いた。実施例1と同様にして、またはCCMによ
りペレットを製造した。CCMよる混練押出しは、混練
温度240℃、スクリュ−回転数300rpmで行っ
た。これらのペレットを用いて実施例1と同様にしてサ
ンプルを作製し、物性を評価した。その結果を、圧縮タ
ルクを用いた実施例1の結果と共に表7に示す。HTM
を用いた場合は、圧縮タルクの形状(粒子状、チップ
状)によらずほぼ同等の物性を示した。一方、CCMを
用いた場合は、曲げ弾性率及びIZOD衝撃強度が低下
し、チップ状タルクの影響が現れていることがわかる。
サンプルの表面にはタルクの凝集が原因となる外観不良
は見られず、外観は良好であった。
【0033】
【表7】
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、物性バランスに優れた
充填剤含有熱可塑性樹脂組成物を生産性良く製造するこ
とができる。また、充填剤を高濃度に含有する組成物を
得ることができ、この組成物は、マスターバッチとして
好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で用いる混練押出機の一例を示す断面図
である。
【図2】図1におけるA−A断面図である。
【図3】図1におけるB−B断面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 スクリュー部 3 第1軸 4 第2軸 5 延長軸部 6 二軸スクリュー部 7 単軸スクリュー部 8 材料供給口 9 端部 10 吐出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 101/00 C08L 101/00 // B29K 21:00 B29K 21:00 101:12 101:12 105:16 105:16 Fターム(参考) 4F070 AA13 AA15 AB09 AB16 AC22 AC27 AE01 FA03 FB06 FC06 4F201 AA45 AB11 AR12 BA01 BC01 BC02 BC12 BC15 BC37 BK02 BK13 BK25 BK26 BK28 BK33 BK40 BK42 BK75 BQ05 BQ35 4J002 AA01W AC00W AC00X AC07W AC07X AC08W AC08X AC09W AC09X AH00Y BB00W BB05W BB05X BB12W BB15W BB15X DE076 DE186 DE236 DG046 DJ006 DJ016 DJ036 DJ046 DJ056 FD01Y FD016 GN00

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも熱可塑性樹脂及び/又はゴム
    と充填剤を含む組成物を混練押出機を用いて製造する方
    法であって、充填剤として、圧縮された充填剤を用い、
    混練押出機として、二軸部のL/D(長さ/径)が12
    以上であるスクリューを備え、かつ二軸部端部において
    せき止め構造を有する二軸混練部と、単軸押出部とから
    なる混練押出機を用いて、少なくとも熱可塑性樹脂及び
    /又はゴムと充填剤を溶融混練させることを特徴とする
    熱可塑性樹脂組成物又はゴム組成物の製造方法。
  2. 【請求項2】 二軸混練部のスクリューが、非噛合い異
    方向型である請求項1に記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 二軸混練部のスクリューが、そのネジ構
    造が2条ネジである請求項1又は2に記載の製造方法。
  4. 【請求項4】 二軸混練部が、その端部に配合成分の流
    量を調節する機能を有するものである請求項1〜3のい
    ずれかに記載の製造方法。
  5. 【請求項5】 混練押出機が、二軸混練部と単軸押出部
    とが一体構造のものである請求項1〜4のいずれかに記
    載の製造方法。
  6. 【請求項6】 充填剤が、圧縮される前の平均粒径が1
    5μm以下のものである請求項1〜5のいずれかに記載
    の製造方法。
  7. 【請求項7】 充填剤が、加圧処理又は減圧処理により
    圧縮されたものである請求項1〜6のいずれかに記載の
    製造方法。
  8. 【請求項8】 圧縮された充填剤が、その形状が粒子状
    のものである請求項1〜7のいずれかに記載の製造方
    法。
  9. 【請求項9】 充填剤がタルクである請求項1〜8のい
    ずれかに記載の製造方法。
  10. 【請求項10】 熱可塑性樹脂がポリオレフィン系樹脂
    である請求項1〜9のいずれかに記載の製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれかに記載の方
    法により製造された熱可塑性樹脂組成物又はゴム組成
    物。
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