JP2003040225A - 紐切り装置 - Google Patents

紐切り装置

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JP2003040225A
JP2003040225A JP2001231678A JP2001231678A JP2003040225A JP 2003040225 A JP2003040225 A JP 2003040225A JP 2001231678 A JP2001231678 A JP 2001231678A JP 2001231678 A JP2001231678 A JP 2001231678A JP 2003040225 A JP2003040225 A JP 2003040225A
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和文 城
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 紐の切断と切断した紐の処理を確実に行うこ
とができ、トラブルの発生を防止できる紐切り装置を提
供することにある。 【解決手段】 搬送コンベア3にストッパ5を設け、ス
トッパ5の上方にカッター部8を設け、荷Bの側方の一
方に掻上具12を設け、他方に吸引部14を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紐で結束された物
品の紐を切断し、切断した紐を除去する紐切り装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来では、特開平8−230849、特
開平9−95321に示すように物品を積み重ねた状態
で結束している紐を熱風で切断していた。しかし、熱風
が物品にあたると物品が焼けたり損傷するので問題であ
り、危険でもあった。また、切断された紐は静電気を生
じて物品の周囲に巻き付いたり、物品同士の間に食い込
んだりするため離れるようにエアーを吹きかけるように
していたが十分ではなく確実性もなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、従来のこれらの問題点を解消し、紐の切断
と切断した紐の処理を確実に行うことができ、トラブル
の発生を防止できる紐切り装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決した本
発明の構成は、 1) 荷の外周を結束した紐を切断し、切断した紐を除
去する紐切り装置であって、紐を切断する切断手段を設
け、切断した紐の一部を引っ掛けるようにして上方に掻
き上げる掻上具を設け、切断した紐をノズル口より吸引
する吸引手段を設け、荷を結束する紐を切断した後に紐
の一部を掻上具で上方に支持し、切断した紐を荷と離し
て吸引手段で吸引除去することを特徴とする紐切り装置 2) 荷を移動させるための搬送コンベアを設け、搬送
コンベアの紐切断位置上で荷の移動を止めるストッパを
設け、切断手段は荷の搬送方向側の紐を切断するように
し、紐を切断した荷面に隣接する面の一方の側に掻上具
を配置し、他方の側に吸引手段を設ける構造にした前記
1)記載の紐切り装置 3) 荷を移動させるための搬送コンベアを設け、搬送
コンベアの紐切断位置上で荷の移動を止めるストッパを
設け、切断手段は荷の搬送方向側の紐を切断するように
し、紐を切断した荷面に隣接する面の一方の側に掻上具
を配置し、他方の側に吸引手段を設ける構造にし、かつ
荷が、複数の箱体を紐で結束したものである前記1)記
載の紐切り装置 4) 複数の荷のうちの紐の切断箇所に位置する荷をス
トッパによって停止する他の荷より後退した位置で停止
させるストッパブロックを設けて切断箇所の紐と荷を離
して切断手段による切断を確実にした前記3)記載の紐
切り装置 5) 掻上具が、荷に向って荷の側面に接触するまでロ
ッドを進退させる進退機構と、ロッド及び前記進退機構
を上下動させる上下動機構を設けた構造である前記1)
〜4)いずれかに記載の紐切り装置 6) 荷の側面に向って進退する進退部材に回転自在な
回転部材を設け、同回転部材を荷に近づく方向に付勢す
るスプリングを設け、当接板を回転部材の外周端部に取
り付け、同当接板が荷面の角に傾斜して面が当たる位置
に当接板を止める当接板ストッパを設け、当接板が荷の
側面にならって面接触するよう回転部材が回転するよう
にし、その際に荷の側面へ向くようにノズル口を回転部
材に取り付けた前記1)〜5)いずれかに記載の紐切り
装置 7) 切断手段が、上端に刃面を有するカッター刃を上
方に移動させて紐切りを行う構造にした前記1)〜6)
いずれかに記載の紐切り装置 8) 結束した紐に押し当てるパット体を荷に向って進
退自在にする紐パットを設け、紐を紐パットで保持して
切断しやすくした前記1)〜7)いずれかに記載の紐切
り装置 9) パット体の背面に広い面板を取り付けて切断した
紐が紐パットにからまないようにした前記8)記載の紐
切り装置 10) 複数の荷の外周を結束した紐を切断し、切断し
た紐を除去する紐切り装置であって、紐を切断する切断
手段を設け、荷を切断手段のある位置まで移動させるた
めの搬送コンベアを設け、搬送コンベア上で荷の移動を
止めるストッパを設け、切断手段による紐の切断箇所の
下方位置となるストッパの部分に複数の荷のうちの紐の
切断箇所に位置する荷をストッパによって停止される他
の荷より後退した位置で停止させるストッパブロックを
設け、同ストッパブロックで切断箇所の紐と荷を離して
切断手段による切断を確実にした紐切り装置にある。
【0005】
【作用】本発明では、切断手段により荷を結束する紐を
切断する。切断した紐は一部を掻上具によって引っ掛け
るようにして上方に掻き上げるようにして、紐と荷を引
き離し、吸引手段のノズル口より紐を吸引する。紐と荷
を引き離して吸引することにより、静電気等により紐と
荷がからまって吸引できないようなことがなく確実に吸
引する。搬送コンベアとストッパを設け、荷の搬送方向
側の紐を切断するようにし、紐を切断した面に隣接する
一方の側に掻上具を配置し、他方の側に吸引手段を配置
したものは、搬送コンベア上を移動する荷をストッパで
一時的に停止させ、荷の搬送方向側の紐を切断する。切
断した紐はその面に隣接する一方の側に配置された掻上
具によって切断した一端部を上方に掻き上げられる。さ
らに切断した紐の荷面に隣接する他方の側に配置された
吸引手段のノズル口が紐を吸引すると、吸引され始めの
紐の部分と切断した他端部との間が短いため、早い段階
で吸引される。よって荷の搬送方向には紐が位置しなく
なり、紐が荷とともに送り出されたり取り出されること
がない。掻き上げた紐部分は他部分より遅れて吸引され
るが、掻き上げたことによりスムーズに吸引される。荷
が複数の箱体を紐で外周を結束したものは、紐切りを行
うことで荷を複数の箱体の荷に分けるようにする。スト
ッパブロックを設けたものは、紐で結束された複数の荷
のなかで紐の切断箇所に位置する荷をストッパブロック
によって他の荷より後退した位置で停止させる。これに
よって、切断箇所では紐と荷の間に空間が形成されるの
で、この状態で切断すれば、切断を荷から離れた位置で
行うことができる。掻上具が、進退機構と上下動機構を
設けた構造にしたものは、進退機構によってロッドを進
退させて荷に押し当て、上下動機構により上方に移動さ
せることにより、荷とロッドの間に隙間を作らないよう
にして紐を確実に保持して上方に掻き上げる。進退部材
にスプリングで付勢された回転部材を設け、回転部材に
当接板を設け、当接板を傾斜した位置で止める当接板ス
トッパを設け、回転部材にノズル口を取り付けたもの
は、進退部材によって、あらかじめ回転部材を所定の位
置になるようにし、荷を切断する位置に移動させる際
に、荷の角が傾斜した当接板に当たり、回転部材の回転
によって当接板は荷の側面にならうようになり、荷に面
で接触するようになり、ノズル口は荷に対して所定の位
置になることができる。また、荷の側面に向って進退部
材を進退させ、当接板を荷に押しつけるようにして当接
板を荷の側面にならうように回転部材を回転させてノズ
ル口を荷に対して所定の位置になるようにしてもよい。
切断手段が、カッター刃を上方に移動させて紐切りを行
う構造にしたものは、上端に刃面を有するカッター刃を
上方に移動させ紐の一部を刃面で引き上げるようにして
切断する。紐パットを設けたものは、紐を荷に押しつけ
るようにして紐を保持して切断手段による切断が行いや
すいようにする。紐パットが、荷を結束した紐に押し当
てるよう移動するパット体に面板を取り付けたものは、
広い面板をパット体に取り付けることによって切断した
紐が紐パットの方向に移動して来た場合でも面板で止め
るようにして紐パットにからまないようにする。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の紐切り装置によって、紐
切りを行う荷は単体でも複数の荷を紐で結束したもので
もよい。搬送コンベアを設ける場合の搬送コンベアでの
荷の搬送は、チェーンで荷を送るものや、ローラーで送
るものなどがあり、用途などから決めればよい。切断手
段のカッター刃には、直線状の刃面を持つものや、のこ
刃状の刃面を持つものや、回転刃を持つものなどがあ
り、荷を傷つけることなく確実に紐を切断できるものが
好ましい。また、切断手段として熱風によって紐を切断
するものを用いるようにしてもよい。ストッパには、ス
トッパ部材を荷に当てて荷の移動を止めるものや、移動
する荷を検知して搬送コンベアが荷を移動させるのを止
めるものがあり、簡単な機構で確実に荷を止めることが
できるものが好ましい。
【0007】
【実施例】本発明の実施例について、図面を参照して具
体的に説明する。図1〜7に示す実施例は、荷の搬送コ
ンベアにストッパを設け、荷の搬送方向で紐を切断し、
隣接する面の一方に掻上具を設け、他方に吸引手段を設
け、掻上具が進退機構と上下動機構を有し、切断手段が
カッター刃を上方に移動させて紐を切るものであり、紐
パットがパット体に面板を取り付けたものであり、荷が
複数の箱体を結束したものである紐切り装置の例であ
る。図1は実施例の紐切り装置の平面図である。図2は
実施例の紐切り装置の正面図である。図3〜7は実施例
の紐切り装置の使用状態を示す説明図である。図中、1
は搬送設備、2は紐切り装置、3は搬送コンベア、4は
搬送チェーン、4aはスプロケット、4bはモーター、
4cは回転軸、5はストッパ、5aはストッパブロッ
ク、7は上部枠、8は切断手段として用いたカッター
部、8aはエアシリンダー、8bはフランジ、8cはつ
り針状の係合部、8dはカッター刃、8eはカッター刃
の刃面、8fはローラー、8gは接触センサー、8hは
接触センサーの検知棒、10は紐パット、10aはエア
ーシリンダー、10bはパット体、10cは面板、12
は掻上具、12aは進退機構であるエアーシリンダー、
12bは上下動機構である上下動アクチュエーター、1
2cは先端部、12dはロッド、14は吸引手段として
用いた吸引部、14aは吸引ホース、14bはノズル
口、14c,14dは回転部材として用いたアーム、1
4eは進退部材として用いたテーブル、14fはエアー
シリンダー、14gはスプリング、14hは吸引装置、
14iは当接板、14jは当接板ストッパ、20は搬送
ライン、20aは搬送ローラー、20bは搬送チェー
ン、22はテーブル、Bは荷、Rは紐である。
【0008】本実施例の紐切り装置2は、搬送する荷B
を一時的に停止させて紐切りを行うものである。まず、
図1,2に示すように荷Bを搬送する搬送コンベア3を
設ける。搬送コンベア3は、複数並設した搬送チェーン
4によって荷Bを搬送するものである。搬送チェーン4
は、モーター4bで駆動する回転軸4cに多数のスプロ
ケット4aを設け、スプロケット4aに係合させて駆動
する。次に、この搬送チェーン4の送り先となる方向の
先端部より所定の間隔をあけた先方に、ストッパ5を上
下動自在に設け、図示しない機構によって上下動させ
る。ストッパ5は上方に移動させた際に搬送チェーン4
の上端となる搬送コンベア3より上方に位置するように
する。次に、ストッパ5の上方に搬送コンベア3をかけ
渡すように上部枠7を設け、上部枠7のほぼ中央にカッ
ター部8を設ける。カッター部8は、まず、上部枠7に
上下動するエアーシリンダー8aを設け、その上下動す
る下端にフランジ8bを設ける。フランジ8bには、荷
に向かう側の斜め上方を開く略つり針状の係合部8cを
フランジ8bから下方に垂らすように設ける。次に係合
部8cの内側の下方部分にカッター刃8dを設ける。カ
ッター刃8dは上端に刃面8eを設け、刃面8eが斜め
になるようにする。次にローラー面が環状の凹部である
ローラー8fを、凹部の内側に刃面8eが位置するよう
にカッター刃8dの上部に設ける。次に、つり針状の係
合部8cの開いた部分の上方に斜めに検知棒8hを伸ば
すようにして接触センサー8gを設ける。
【0009】次に、ストッパ5に近い搬送コンベア3の
対向する側方位置にそれぞれ紐パット10を設ける。紐
パット10は、側方から中央に向って進退させるエアー
シリンダー10aの先端に上下に長いパット体10bを
設け、パット体10bの背面にはパット体10bより広
い面板10cを設ける。次に、一方の紐パット10の近
くの搬送コンベア3で送る荷側方となる位置に掻上具1
2を設ける。掻上具12は、荷に押し当てても荷を傷つ
けない材質形状の先端部12cを搬送コンベア3の中央
に向ってスライドさせるエアーシリンダー12aを設
け、先端部12cとエアーシリンダー12aをともに上
下動させる上下動アクチュエーター12bを設ける。次
に、掻上具12を設けた側の搬送コンベア3の側方と対
向する搬送コンベア3の荷の側方となる位置に吸引部1
4を設ける。吸引部14は、テーブル14e上に回転自
在にアーム14cを設け、アーム14cの先端にアーム
14dを、アーム14cと所定の角度をなすように設
け、アーム14dの先端部分に、アーム14dと先端近
くが並行となるように吸引ホース14aのノズル口14
bを取り付ける。また、アーム14cは吸引ホース14
aのノズル口14bを所定の回転位置で当接板ストッパ
14jと当たるまでスプリング14gで付勢する。ま
た、アーム14dの先端には、ノズル口14bと所定の
位置関係となるように当接板14iを設ける。次に、テ
ーブル14eを搬送コンベア3の中央に向って進退させ
るエアーシリンダー14fを設ける。また、吸引ホース
14aの後端は駆動でエアーを吸引しエアーとともに吸
引した紐を回収除去する吸引装置14hに接続する。ま
た、カッター部8の下方に位置するストッパ5の部分
に、荷をストッパ5で停止させる位置よりも後退した位
置で止めるストッパブロック5aをストッパ5に取り付
けるように設ける。ストッパブロック5aの幅は、大き
すぎないようにして、複数の荷のなかで切断位置となる
荷のみを後退した位置で停止させるようにする。本実施
例の搬送設備1は紐切り装置2の搬送コンベア3の上流
に昇降できかつ搬送コンベア3への荷の送り込みができ
るテーブル22を設け、積み重ねた荷Bをテーブル22
上に積み替える積み替え装置を設け、搬送コンベア3の
下流に搬送コンベア3の搬送方向と直角にターンする方
向に荷を搬送する搬送ライン20を接続する。搬送ライ
ン20は回転する搬送ローラー20a及び搬送チェーン
20bによって荷を送るものである。
【0010】本実施例の紐切り装置2は、複数のダンボ
ール箱を略矩形になるよう組み合わせて、全体の側方を
紐Rで結束し、それを多層となるよう積み上げたものか
ら積み替え装置で1層ずつテーブル22で搬送コンベア
に送り込み、紐切りを行って小分けにしたダンボール箱
を搬送ライン20に送るものである。まず、複数の荷B
を組み合わせて結束し、それを多層に積み上げたものを
所定の位置に配置する。次にテーブル22を所定の高さ
まで上昇させ、積み替え装置によって1層分の荷Bをテ
ーブル22上に積み替える。次にテーブル22を降下さ
せて荷Bを紐切り装置2の搬送コンベア3上に移す。搬
送コンベア3上に移された荷は、モーター4bによって
駆動される搬送チェーン4によりさらに送られて行く。
搬送コンベア3上には図3(a)に示すように、あらか
じめエアシリンダー14fを進行させてテーブル14e
を移動させた吸引部14が所定の位置に位置している。
搬送される荷Bが図3(b)の位置まで達すると、荷B
の角が傾斜させた当接板14iに当接し、当接板14i
を荷Bの側面に面で当接するよう力が加わる。するとア
ーム14cがスプリング14gを引っ張るように回転
し、当接板14iが荷Bの側面にならうようになる。こ
れによってノズル口14bは荷の側面に向かいかつ、荷
の側面に対して所定の位置となる。所定の位置まで荷B
が移動すると、ストッパ5を搬送コンベア3より上方に
突出させる。さらにカッター部8のエアーシリンダー8
aを下方に下げてフランジ8bが所定の高さまで下がる
ようにする。このようにして、図4(a)に示すように
搬送コンベア3より上方に突出させたストッパ5及びス
トッパブロック5aによって荷Bを所定の位置で一時的
に停止させる。ストッパブロック5aによって図4
(a)に示すように複数の荷Bのなかでカッター部8に
最も近い荷Bは他の荷よりも後退した位置で停止させら
れる。ストッパブロック5aは荷Bの下部と当接するた
め、紐は後退した位置で止まるようなことがなく、両隣
の荷をかけ渡すようになるため、後退した荷の前面と紐
の間には空間が形成される。
【0011】次に、紐パット10のエアーシリンダー1
0aを作動させ、パット体10bを搬送コンベア3の側
方両側から荷Bに向って移動させ、図4(b)に示すよ
うに荷Bを結束した紐Rを荷Bに押さえ付けるようにす
る。パット体で両側から押圧されることによって、荷を
結束した紐Rは荷に強く保持される。この状態でカッタ
ー部8のエアーシリンダー8aを作動させ、フランジ8
bを引き上げ、つり針状の係合部8cの内側に紐Rをか
けるようにする。この際に、図5(a)に示すように係
合部8cの上部に設けた接触センサー8gの検知棒8h
に紐が当たって接触することによって、荷Bに紐がかけ
られていることを検知することができ、紐のない荷は紐
切り工程を行わずにそのまま通過させることができる。
係合部8cの内側下部には、刃面8eを斜めにしたカッ
ター刃8dが設けられているので、紐Rは刃面8eに引
き切られる。この際に切断が十分でなく、さらに刃面8
eに沿って斜め下方に紐Rが移動すると、紐Rは、図5
(b)に示すようにローラー8fと刃面8eの間に挟ま
れて行き、ローラー8fによって確実に紐Rは刃面8e
に押し付けられながら切断させる(図5(c))。ま
た、ストッパブロック5aによって紐Rと荷Bの間に隙
間が生じることによってカッター部8での切断の際に荷
Bを傷つけることがない。紐Rが切断されると、紐パッ
ト10のエアーシリンダー10aを作動させて、パット
体10bを荷から離すようにして、切断された紐をフリ
ーな状態にする。パット体10bには、面板10cを取
り付けているので、切断した反動や静電気等によって紐
Rがパット体10bに向って飛ばされても、広い面板1
0cで止めるようにしてエアーシリンダー10aなどに
からまってしまうようなことがないようにしている。一
方、切断が終了する前に、掻上具12は、図6(a)に
示すように紐Rを切断する荷面に隣接した荷面の紐Rよ
り下方の荷面に先端部12cを押し当てるようエアーシ
リンダー12aを作動させてロッド12dを伸長させ
る。切断された紐Rは、自重によって下方に落下する。
掻上具12は、先端部12cを荷面に押し当てること
で、落下する紐Rを先端部12c又はロッド12dで引
っ掛けるように確実に保持する。掻上具12は、上下動
する上下動アクチュエーター12bによって、図6
(b)に示すように紐Rを引っ掛けた状態でエアーシリ
ンダー12aごと上方に移動させ、荷Bより高い位置ま
で紐Rを掻き上げる。さらに、図6(c),図7(a)
に示すように荷Bの上方でロッド12dを伸長させて紐
Rを引き上げる。これらにより、紐Rの略半分ほどは強
制的に荷Bから引き離される。また、紐を切断した荷面
に隣接する荷面に位置する紐をこのように掻き上げるこ
とにより、切断端部の一方は、搬送方向となるこの荷面
側から隣接する荷面側に引っ張られて移動することにな
る。
【0012】さらに、紐Rが切断されパット体10bが
荷Bから離れる際に吸引ホース14aが接続される吸引
装置14hを作動させ、ノズル口14bから吸引を行
う。切断された紐がフリーな状態となり落下すると、ノ
ズル口14bが紐Rの一部を吸い込む。紐を切断する荷
面に隣接する荷面でかつ、掻上具12で紐を掻き上げる
荷面と対向した荷面において紐を吸引することによっ
て、近い距離に位置する紐の一方の切断端の部分は早い
タイミングで吸引されることとなる。これにより、搬送
方向となる荷面側から隣接する荷面側に引っ張られて移
動することになる。
【0013】このように、切断された紐Rの一方の切断
端部は、掻上具12により引っ張られて搬送方向側より
除去され、他方の切断端部は、ノズル口14bに吸引さ
れ引っ張られて搬送方向側より除去される。この状態に
なったならばストッパ5及びストッパブロック5aを下
降させて、紐が切断されて小分けに複数となった荷を搬
送方向側のものから搬送チェーン20bによって搬送ラ
イン20に送ってその後搬送チェーン20bを下降させ
搬送ローラー20aにより搬送する。紐Rは、一方が吸
引されながら、一方は掻上具12で荷と離れた位置の上
方で保持されているので紐が荷の下部に引きずられた
り、静電気で荷に付着したりすることがない。さらに荷
を送りながら、紐がノズル口14bより吸引され、除去
される(図7(b))。また、荷が小さい場合には、荷
が搬送ラインに送られるより前にノズル口14bより除
去されることとなる。このように本実施例の紐切り装置
2では、確実に紐切りを行いかつ確実に吸引除去ができ
る。また、自動的にできるので、効率的に荷の処理がで
きる搬送設備1となる。また、吸引部14は、ストッパ
5及びストッパブロック5aで荷Bを止めた後に、エア
ーシリンダー14fを作動させて当接板14iを荷面に
押し当てて、当接板14iを荷面にならうようにしても
よく、同じ幅の荷が次々と搬送される場合には、あらか
じめ所定の位置に位置させて荷の角を当接板14iに当
てるようにし、異なる幅の荷が次々と搬送される場合に
は、エアーシリンダー14fを作動させて当接板14i
を荷面に押し当てるようにすれば、対応性がよく効率的
である。また、吸収部14には紐を吸引したかどうかを
検知するセンサーを設けて、接触センサー8gによる検
知と合わせて判断することにより、接触センサー8gで
紐を検知し、吸引していない場合には処理不良と判断す
るようにしてもよい。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、紐の切断と切断した紐
の処理を確実に行うことができ、トラブルの発生を防止
できる。搬送コンベアとストッパを設け、荷の搬送方向
側の紐を切断するようにし、紐を切断した面に隣接する
一方の側に掻上具を配置し、他方の側に吸引手段を配置
したものは、早い段階で荷の搬送方向から紐を除去して
搬送できるようにして、より効率的にできる。荷が複数
の箱体を紐で外周を結束したものは、荷の小分け処理が
スムーズに行うことができる。ストッパブロックを設け
たものは、荷に傷をつけることなく安全に紐の切断がで
きる。掻上具が、進退機構と上下動機構を設けた構造と
したものは、さらに確実に切断した紐の処理を行うこと
ができる。進退部材にスプリングで付勢された回転部材
を設け、回転部材に当接板を設け、当接板を傾斜した位
置で止める当接板ストッパを設け、回転部材にノズル口
を取り付けたものは、容易な制御で確実に荷に対して所
定の位置にノズル口を位置させて確実に切断した紐の除
去ができるようにする。切断手段が、カッター刃を上方
に移動させて紐切りを行う構造にしたものは、荷を傷つ
けることなく確実に紐切りができる。紐パットを設けた
ものは、さらに確実に紐の切断ができるようにする。紐
パットが、荷を結束した紐に押し当てるよう移動するパ
ット体に面板を取り付けたものは、さらにトラブルを防
止した紐切り装置にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の紐切り装置の平面図である。
【図2】実施例の紐切り装置の正面図である。
【図3】実施例の紐切り装置の使用状態を示す説明図で
ある。
【図4】実施例の紐切り装置の使用状態を示す説明図で
ある。
【図5】実施例の紐切り装置の使用状態を示す説明図で
ある。
【図6】実施例の紐切り装置の使用状態を示す説明図で
ある。
【図7】実施例の紐切り装置の使用状態を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1 搬送設備 2 紐切り装置 3 搬送コンベア 4 搬送チェーン 4a スプロケット 4b モーター 4c 回転軸 5 ストッパ 5a ストッパブロック 7 上部枠 8 カッター部 8a エアーシリンダー 8b フランジ 8c (つり針状の)係合部 8d カッター刃 8e (カッター刃の)刃面 8f ローラー 8g 接触センサー 8h (接触センサーの)検知棒 10 紐パット 10a エアーシリンダー 10b パット体 10c 面板 12 掻上具 12a (進退機構である)エアーシリンダー 12b (上下動機構である)上下動アクチュエーター 12c 先端部 12d ロッド 14 吸引部 14a 吸引ホース 14b ノズル口 14c アーム 14d アーム 14e テーブル 14f エアーシリンダー 14g スプリング 14h 吸引装置 14i 当接板 14j 当接板ストッパ 20 搬送ライン 20a 搬送ローラー 20b 搬送チェーン 22 テーブル B 荷 R 紐

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷の外周を結束した紐を切断し、切断し
    た紐を除去する紐切り装置であって、紐を切断する切断
    手段を設け、切断した紐の一部を引っ掛けるようにして
    上方に掻き上げる掻上具を設け、切断した紐をノズル口
    より吸引する吸引手段を設け、荷を結束する紐を切断し
    た後に紐の一部を掻上具で上方に支持し、切断した紐を
    荷と離して吸引手段で吸引除去することを特徴とする紐
    切り装置。
  2. 【請求項2】 荷を移動させるための搬送コンベアを設
    け、搬送コンベアの紐切断位置上で荷の移動を止めるス
    トッパを設け、切断手段は荷の搬送方向側の紐を切断す
    るようにし、紐を切断した荷面に隣接する面の一方の側
    に掻上具を配置し、他方の側に吸引手段を設ける構造に
    した請求項1記載の紐切り装置。
  3. 【請求項3】 荷を移動させるための搬送コンベアを設
    け、搬送コンベアの紐切断位置上で荷の移動を止めるス
    トッパを設け、切断手段は荷の搬送方向側の紐を切断す
    るようにし、紐を切断した荷面に隣接する面の一方の側
    に掻上具を配置し、他方の側に吸引手段を設ける構造に
    し、かつ荷が、複数の箱体を紐で結束したものである請
    求項1記載の紐切り装置。
  4. 【請求項4】 複数の荷のうちの紐の切断箇所に位置す
    る荷をストッパによって停止する他の荷より後退した位
    置で停止させるストッパブロックを設けて切断箇所の紐
    と荷を離して切断手段による切断を確実にした請求項3
    記載の紐切り装置。
  5. 【請求項5】 掻上具が、荷に向って荷の側面に接触す
    るまでロッドを進退させる進退機構と、ロッド及び前記
    進退機構を上下動させる上下動機構を設けた構造である
    請求項1〜4いずれかに記載の紐切り装置。
  6. 【請求項6】 荷の側面に向って進退する進退部材に回
    転自在な回転部材を設け、同回転部材を荷に近づく方向
    に付勢するスプリングを設け、当接板を回転部材の外周
    端部に取り付け、同当接板が荷面の角に傾斜して面が当
    たる位置に当接板を止める当接板ストッパを設け、当接
    板が荷の側面にならって面接触するよう回転部材が回転
    するようにし、その際に荷の側面へ向くようにノズル口
    を回転部材に取り付けた請求項1〜5いずれかに記載の
    紐切り装置。
  7. 【請求項7】 切断手段が、上端に刃面を有するカッタ
    ー刃を上方に移動させて紐切りを行う構造にした請求項
    1〜6いずれかに記載の紐切り装置。
  8. 【請求項8】 結束した紐に押し当てるパット体を荷に
    向って進退自在にする紐パットを設け、紐を紐パットで
    保持して切断しやすくした請求項1〜7いずれかに記載
    の紐切り装置。
  9. 【請求項9】 パット体の背面に広い面板を取り付けて
    切断した紐が紐パットにからまないようにした請求項8
    記載の紐切り装置。
  10. 【請求項10】 複数の荷の外周を結束した紐を切断
    し、切断した紐を除去する紐切り装置であって、紐を切
    断する切断手段を設け、荷を切断手段のある位置まで移
    動させるための搬送コンベアを設け、搬送コンベア上で
    荷の移動を止めるストッパを設け、切断手段による紐の
    切断箇所の下方位置となるストッパの部分に複数の荷の
    うちの紐の切断箇所に位置する荷をストッパによって停
    止される他の荷より後退した位置で停止させるストッパ
    ブロックを設け、同ストッパブロックで切断箇所の紐と
    荷を離して切断手段による切断を確実にした紐切り装
    置。
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