JP2003039033A - 配管清掃装置および配管清掃方法 - Google Patents
配管清掃装置および配管清掃方法Info
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Landscapes
- Cleaning In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 熟練した高度の技量を要さず、比較的簡単な
操作で配管の内周面に付着したスケールや塵埃などの付
着物を完全に除去することができ、清掃作業が短時間で
迅速に済み、コスト的に有利な配管装置および配管清掃
方法を提供する。 【解決手段】 筒体８を配管の一端部側から挿入し、配
管内を流動する流体により羽根体９に噴出させると、羽
根体９とともに筒体８が回転する。このため、遠心力に
より鎖状部１０が索条体として回転しつつ外周囲に広が
って配管の内周面を擦り、配管の内周面に付着した付着
物を効率良く擦り落とす。この時、水などの洗浄流体を
付着物に吹き付けることによって配管内を洗浄して付着
物を落下させる。
操作で配管の内周面に付着したスケールや塵埃などの付
着物を完全に除去することができ、清掃作業が短時間で
迅速に済み、コスト的に有利な配管装置および配管清掃
方法を提供する。 【解決手段】 筒体８を配管の一端部側から挿入し、配
管内を流動する流体により羽根体９に噴出させると、羽
根体９とともに筒体８が回転する。このため、遠心力に
より鎖状部１０が索条体として回転しつつ外周囲に広が
って配管の内周面を擦り、配管の内周面に付着した付着
物を効率良く擦り落とす。この時、水などの洗浄流体を
付着物に吹き付けることによって配管内を洗浄して付着
物を落下させる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、排水管やボイラー
の煙道などの配管内に付着した付着物を除去するための
配管清掃装置および配管清掃方法に関する。
の煙道などの配管内に付着した付着物を除去するための
配管清掃装置および配管清掃方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】建物内あるいは屋外に配置された埋設管
や排水管などの配管には、食物の残滓、油脂、使用済み
の洗剤、毛髪、砂礫、土砂など多種類の異物が大量に付
着堆積し、錆瘤とともにスケール（水垢）を形成してい
る。配管の機能や衛生を保つために、配管に付着堆積す
るスケールを完全に除去する必要があり、清掃装置を用
いて定期的に配管の清掃を行っている。
や排水管などの配管には、食物の残滓、油脂、使用済み
の洗剤、毛髪、砂礫、土砂など多種類の異物が大量に付
着堆積し、錆瘤とともにスケール（水垢）を形成してい
る。配管の機能や衛生を保つために、配管に付着堆積す
るスケールを完全に除去する必要があり、清掃装置を用
いて定期的に配管の清掃を行っている。
【０００３】この種の清掃装置では、例えば特開昭５０
−６１７９２号公報に開示された配管の清掃技術が知ら
れている。この清掃技術によれば、サンドブラスト、ク
リーニングボールを配管内に吹き付けて配管を清掃す
る。
−６１７９２号公報に開示された配管の清掃技術が知ら
れている。この清掃技術によれば、サンドブラスト、ク
リーニングボールを配管内に吹き付けて配管を清掃す
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この清
掃技術を用いる際、サンドブラストやクリーニングボー
ルにより配管の内壁が傷ついたり、内壁にサンドブラス
トやクリーニングボールの一部が残留する不都合ある。
また、清掃後の付着堆積物とともに、サンドブラストや
クリーニングボールが排出されるので、処理費用が嵩む
不都合がある。
掃技術を用いる際、サンドブラストやクリーニングボー
ルにより配管の内壁が傷ついたり、内壁にサンドブラス
トやクリーニングボールの一部が残留する不都合ある。
また、清掃後の付着堆積物とともに、サンドブラストや
クリーニングボールが排出されるので、処理費用が嵩む
不都合がある。
【０００５】本発明は上記の事情を考慮してなされ、そ
の目的は比較的簡単な操作で配管を万遍なく完全に清掃
することができ、清掃作業が短時間、かつコスト的に有
利になるといった配管清掃装置および配管清掃方法を提
供することにある。
の目的は比較的簡単な操作で配管を万遍なく完全に清掃
することができ、清掃作業が短時間、かつコスト的に有
利になるといった配管清掃装置および配管清掃方法を提
供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】（請求項１および請求項
１１について）配管の一端部側から挿入する筒体と、こ
の筒体内に取り付けられた複数の羽根体と、前記筒体の
外周面に所定の角度間隔で取り付けられた索条体と、前
記筒体を前記配管内で移動させながら、前記配管内に送
られた流体を前記羽根体に当てて前記羽根体とともに前
記筒体を回転させるように設けられたケーブルと、前記
配管の内周面に付着した付着物に洗浄流体を吹き付ける
吹付け部材とを備え、前記筒体の回転に伴い、遠心力に
より前記索条体が回転しつつ外周囲に広がって前記配管
内の付着物を擦り落とす、または付着物を洗浄しながら
擦り落とすようにしたことを特徴とする。
１１について）配管の一端部側から挿入する筒体と、こ
の筒体内に取り付けられた複数の羽根体と、前記筒体の
外周面に所定の角度間隔で取り付けられた索条体と、前
記筒体を前記配管内で移動させながら、前記配管内に送
られた流体を前記羽根体に当てて前記羽根体とともに前
記筒体を回転させるように設けられたケーブルと、前記
配管の内周面に付着した付着物に洗浄流体を吹き付ける
吹付け部材とを備え、前記筒体の回転に伴い、遠心力に
より前記索条体が回転しつつ外周囲に広がって前記配管
内の付着物を擦り落とす、または付着物を洗浄しながら
擦り落とすようにしたことを特徴とする。
【０００７】（請求項２および請求項１２について）前
記索条体を取り付けた筒体は、上下両端部が径小となる
ように形成された丸み部を有していることを特徴とす
る。
記索条体を取り付けた筒体は、上下両端部が径小となる
ように形成された丸み部を有していることを特徴とす
る。
【０００８】（請求項３および請求項１３について）前
記索条体は、鎖状部からなることを特徴とする。 （請求項４および請求項１４について）前記索条体は、
ワイヤーに小歯車を通してなることを特徴とする。
記索条体は、鎖状部からなることを特徴とする。 （請求項４および請求項１４について）前記索条体は、
ワイヤーに小歯車を通してなることを特徴とする。
【０００９】（請求項５および請求項１５について）前
記索条体は、ワイヤーにアルミニウム環を通してなるこ
とを特徴とする。 （請求項６および請求項１６について）前記索条体は、
ワイヤーに鉛のビーズを通してなることを特徴とする。
記索条体は、ワイヤーにアルミニウム環を通してなるこ
とを特徴とする。 （請求項６および請求項１６について）前記索条体は、
ワイヤーに鉛のビーズを通してなることを特徴とする。
【００１０】（請求項７および請求項１７について）前
記索条体は、織布あるいは不織布からなることを特徴と
する。 （請求項８および請求項１８について）前記索条体は、
ワイヤーに紐や布をリボン状に結び付けてなることを特
徴とする。
記索条体は、織布あるいは不織布からなることを特徴と
する。 （請求項８および請求項１８について）前記索条体は、
ワイヤーに紐や布をリボン状に結び付けてなることを特
徴とする。
【００１１】（請求項９および請求項１９について）配
管の一端部側から挿入する筒体と、この筒体内に取り付
けられた複数の羽根体と、前記筒体の外周面に接離する
方向に回動可能に設けられたブレードと、前記筒体を前
記配管内で移動させながら、前記配管内に送られた流体
を前記羽根体に当てて前記羽根体とともに前記筒体を回
転させるように設けられたケーブルと、前記配管の内周
面に付着した付着物に洗浄流体を吹き付ける吹付け部材
とを備え、前記筒体の回転に伴い、遠心力により前記ブ
レードが前記筒体の外周面から離反する方向に回動する
ことにより、外周囲に広がって前記配管内の付着物を擦
り落とすようにしたことを特徴とする。
管の一端部側から挿入する筒体と、この筒体内に取り付
けられた複数の羽根体と、前記筒体の外周面に接離する
方向に回動可能に設けられたブレードと、前記筒体を前
記配管内で移動させながら、前記配管内に送られた流体
を前記羽根体に当てて前記羽根体とともに前記筒体を回
転させるように設けられたケーブルと、前記配管の内周
面に付着した付着物に洗浄流体を吹き付ける吹付け部材
とを備え、前記筒体の回転に伴い、遠心力により前記ブ
レードが前記筒体の外周面から離反する方向に回動する
ことにより、外周囲に広がって前記配管内の付着物を擦
り落とすようにしたことを特徴とする。
【００１２】（請求項１０および請求項２０について）
前記筒体と前記ブレードとは、アームリンクを介して回
動可能に連結されていることを特徴とする。
前記筒体と前記ブレードとは、アームリンクを介して回
動可能に連結されていることを特徴とする。
【００１３】
【発明の作用および効果】（請求項１および請求項１１
について）筒体を配管の一端部側から挿入し、配管内に
送られた流体により羽根体とともに筒体が回転する。こ
のため、遠心力により索条体が回転しつつ外周囲に広が
って配管の内周面に付着した付着物を擦り、付着物を擦
り落とす。この際、吹付け部材からの洗浄流体を付着物
に吹き付け、洗浄流体とともに付着物が落下する。
について）筒体を配管の一端部側から挿入し、配管内に
送られた流体により羽根体とともに筒体が回転する。こ
のため、遠心力により索条体が回転しつつ外周囲に広が
って配管の内周面に付着した付着物を擦り、付着物を擦
り落とす。この際、吹付け部材からの洗浄流体を付着物
に吹き付け、洗浄流体とともに付着物が落下する。
【００１４】このように、筒体を配管の一端部側から挿
入するだけの比較的簡単な操作で配管に付着した付着物
を完全に除去することができ、清掃作業が短時間で迅速
に済み、清掃作業性が向上する。また、サンドブラスト
やクリーニングボールを用いていないため、これらの処
理費用が不要でコスト的に有利である。
入するだけの比較的簡単な操作で配管に付着した付着物
を完全に除去することができ、清掃作業が短時間で迅速
に済み、清掃作業性が向上する。また、サンドブラスト
やクリーニングボールを用いていないため、これらの処
理費用が不要でコスト的に有利である。
【００１５】しかも、配管内に流体を送る量により筒体
の回転数を調節できるので、付着物の量に応じて遠心力
を調整し、配管の内周面を不用意に傷つけることがな
い。また、長さが大小異なる索条体や径寸法が大小異な
る筒体を用意することにより、種々の径寸法を有する配
管に対処することができる。
の回転数を調節できるので、付着物の量に応じて遠心力
を調整し、配管の内周面を不用意に傷つけることがな
い。また、長さが大小異なる索条体や径寸法が大小異な
る筒体を用意することにより、種々の径寸法を有する配
管に対処することができる。
【００１６】（請求項２および請求項１２について）索
条体を取り付けた筒体は、上下両端部が径小となるよう
に形成した丸み部を有している。このため、配管がくの
字状に折り曲がっていても、丸み部が配管の折曲部で向
きを変えるように働くので、筒体を折曲部で詰まらせる
ことなく通過させることができる。
条体を取り付けた筒体は、上下両端部が径小となるよう
に形成した丸み部を有している。このため、配管がくの
字状に折り曲がっていても、丸み部が配管の折曲部で向
きを変えるように働くので、筒体を折曲部で詰まらせる
ことなく通過させることができる。
【００１７】（請求項３および請求項１３について）索
条体を鎖状部から構成したので、特に付着物が厚く硬い
場合、鎖状部が付着物の除去に有効である。 （請求項４および請求項１４について）索条体をワイヤ
ーに小歯車を通すことにより構成したので、請求項３お
よび請求項１３の場合と同様な効果を奏する。
条体を鎖状部から構成したので、特に付着物が厚く硬い
場合、鎖状部が付着物の除去に有効である。 （請求項４および請求項１４について）索条体をワイヤ
ーに小歯車を通すことにより構成したので、請求項３お
よび請求項１３の場合と同様な効果を奏する。
【００１８】（請求項５、請求項６、請求項１５および
請求項１６について）索条体は、ワイヤーに比較的柔ら
かなアルミニウム環や鉛のビーズを通すことにより構成
したので、配管の清掃時、不用意に配管の内周面を傷つ
けてしまうことがない。
請求項１６について）索条体は、ワイヤーに比較的柔ら
かなアルミニウム環や鉛のビーズを通すことにより構成
したので、配管の清掃時、不用意に配管の内周面を傷つ
けてしまうことがない。
【００１９】（請求項７、請求項８、請求項１７および
請求項１８について）索条体を、織布、不織布、あるい
はワイヤーに紐や布をリボン状に結び付けることにより
構成したので、とりわけボイラーなどの煙道に付着した
煤や空調ダクトなどに付着した塵埃などを払い落とす場
合に効果的である。
請求項１８について）索条体を、織布、不織布、あるい
はワイヤーに紐や布をリボン状に結び付けることにより
構成したので、とりわけボイラーなどの煙道に付着した
煤や空調ダクトなどに付着した塵埃などを払い落とす場
合に効果的である。
【００２０】（請求項９および請求項１９について）配
管清掃方法において、筒体を配管の一端部側から挿入
し、配管内に送られた流体により羽根体とともに筒体を
回転させる。筒体の回転に伴い、遠心力によりブレード
が筒体の外周面から離反する方向に回動し、外周囲に広
がって配管の内周面に付着した付着物を洗浄しながら擦
り落とす。
管清掃方法において、筒体を配管の一端部側から挿入
し、配管内に送られた流体により羽根体とともに筒体を
回転させる。筒体の回転に伴い、遠心力によりブレード
が筒体の外周面から離反する方向に回動し、外周囲に広
がって配管の内周面に付着した付着物を洗浄しながら擦
り落とす。
【００２１】このように、筒体を配管の一端部側から挿
入するだけの比較的簡単な操作で配管に付着した付着物
を完全に除去することができ、清掃作業が短時間で迅速
に済み、清掃作業性が向上する。
入するだけの比較的簡単な操作で配管に付着した付着物
を完全に除去することができ、清掃作業が短時間で迅速
に済み、清掃作業性が向上する。
【００２２】しかも、配管内に流体を送る量により筒体
の回転数を調節できるので、付着物の量に応じて遠心力
を調整し、配管の内周面を不用意に傷つけることがな
い。
の回転数を調節できるので、付着物の量に応じて遠心力
を調整し、配管の内周面を不用意に傷つけることがな
い。
【００２３】（請求項１０および請求項２０について）
筒体とブレードとは、アームリンクを介して回動可能に
連結されているので、回転に伴う遠心力により配管の内
周面に対するブレードの接近度合を調節することができ
る。
筒体とブレードとは、アームリンクを介して回動可能に
連結されているので、回転に伴う遠心力により配管の内
周面に対するブレードの接近度合を調節することができ
る。
【００２４】なお、配管は、排水管をはじめ、空調ダク
トや排気ダクト（工業ダクト、厨房ダクト）などを含
み、内部に除去する必要がある付着物が生じるものであ
ればよい。また、配管内を流動する流体としては、水や
空気をはじめ、二酸化炭素や窒素ガスを含む。
トや排気ダクト（工業ダクト、厨房ダクト）などを含
み、内部に除去する必要がある付着物が生じるものであ
ればよい。また、配管内を流動する流体としては、水や
空気をはじめ、二酸化炭素や窒素ガスを含む。
【００２５】
【発明の実施の形態】本発明の各実施例を各図に基づい
て説明する。図１は、建物Ｈの排水管クリーニング施工
例を示す。この施工例では、配管として通気管１、汚水
立本管２および立本管３を有し、建物横引本管４から外
部枡５に連通し、流れ落ちた塵埃やスケールなどの付着
物は万能配管更生車（ＶａｃＬマシン）６により回収さ
れる。清掃作業時は、万能配管更生車６により配管内に
流体が送られたり、流体を配管内から吸い込んだりして
配管内に空気などの流体を流動させる。万能配管更生車
６に代わって、別体の気体発生装置を用いて流体を配管
内に流動させてもよい。
て説明する。図１は、建物Ｈの排水管クリーニング施工
例を示す。この施工例では、配管として通気管１、汚水
立本管２および立本管３を有し、建物横引本管４から外
部枡５に連通し、流れ落ちた塵埃やスケールなどの付着
物は万能配管更生車（ＶａｃＬマシン）６により回収さ
れる。清掃作業時は、万能配管更生車６により配管内に
流体が送られたり、流体を配管内から吸い込んだりして
配管内に空気などの流体を流動させる。万能配管更生車
６に代わって、別体の気体発生装置を用いて流体を配管
内に流動させてもよい。
【００２６】図２は、これら配管の内周面に付着物とし
て付着堆積したスケールなどを取り除く配管清掃装置７
を示す（第１実施例）。この配管清掃装置７は、配管の
一端部側から挿入する筒体８を有し、この筒体８内に複
数の羽根体９を取り付けている。筒体８の外周面には、
所定の角度間隔で索条体として半ループ状の鎖状部１０
を取り付けている。筒体８の上端開口部は、ロープ１１
を介してノズル１２に自由回転可能に連結されている。
このノズル１２はケーブル１３に連結されている。
て付着堆積したスケールなどを取り除く配管清掃装置７
を示す（第１実施例）。この配管清掃装置７は、配管の
一端部側から挿入する筒体８を有し、この筒体８内に複
数の羽根体９を取り付けている。筒体８の外周面には、
所定の角度間隔で索条体として半ループ状の鎖状部１０
を取り付けている。筒体８の上端開口部は、ロープ１１
を介してノズル１２に自由回転可能に連結されている。
このノズル１２はケーブル１３に連結されている。
【００２７】清掃を行う際には、配管内で筒体８をケー
ブル１３により吊り下げた状態で、配管内に空気などの
流体を圧送すると、流体が羽根体９に吹き掛かり羽根体
９とともに筒体８を回転させる。
ブル１３により吊り下げた状態で、配管内に空気などの
流体を圧送すると、流体が羽根体９に吹き掛かり羽根体
９とともに筒体８を回転させる。
【００２８】筒体８の回転に伴い、遠心力により鎖状部
１０が回転しつつ外周囲に広がって配管の内周面に付着
した付着物を擦り落とす。この時、吹付け部材として別
体のホース（図示せず）、あるいはケーブル１３のノズ
ル１２に形成した横穴など（図示せず）から水などの洗
浄流体を付着物に吹き付けて付着物を洗浄し、洗浄流体
とともに落下した付着物を万能配管更生車６により捕集
する。なお、洗浄流体としては、水の他、空気、二酸化
炭素、窒素などの気体を含む。また、ケーブル１３を筒
体８の移動用のみに用いる場合は、ノズル１２は省略す
ることができる。
１０が回転しつつ外周囲に広がって配管の内周面に付着
した付着物を擦り落とす。この時、吹付け部材として別
体のホース（図示せず）、あるいはケーブル１３のノズ
ル１２に形成した横穴など（図示せず）から水などの洗
浄流体を付着物に吹き付けて付着物を洗浄し、洗浄流体
とともに落下した付着物を万能配管更生車６により捕集
する。なお、洗浄流体としては、水の他、空気、二酸化
炭素、窒素などの気体を含む。また、ケーブル１３を筒
体８の移動用のみに用いる場合は、ノズル１２は省略す
ることができる。
【００２９】このようにして、配管内でケーブル１３を
上げ下げ操作することにより、配管の全長にわたって万
遍なく清掃することができる。なお、索条体を鎖状部１
０から構成したので、特に付着物であるスケールが厚く
硬い場合、鎖状部１０が付着物の除去に有効である。な
お、配管は縦型に設置したものばかりでなく、水平や様
々の角度で傾斜していたり、種々の方向に屈曲していて
もよい。
上げ下げ操作することにより、配管の全長にわたって万
遍なく清掃することができる。なお、索条体を鎖状部１
０から構成したので、特に付着物であるスケールが厚く
硬い場合、鎖状部１０が付着物の除去に有効である。な
お、配管は縦型に設置したものばかりでなく、水平や様
々の角度で傾斜していたり、種々の方向に屈曲していて
もよい。
【００３０】図３は本発明の第２実施例を示す。第２実
施例の筒体８は、上下両端部が径小となるように形成し
た丸み部８ａを有する。この丸み部８ａを形成すること
により、配管がくの字状や略Ｖ字状に折り曲がっていて
も、丸み部８ａが配管の折曲部で向きを変えるように働
くので、筒体８を折曲部で詰まらせることなく通過させ
ることができる。また、この第２実施例では、第１実施
例の鎖状部１０に代わって、索条体をワイヤーＷに小歯
車Ｐを通すことにより構成している。
施例の筒体８は、上下両端部が径小となるように形成し
た丸み部８ａを有する。この丸み部８ａを形成すること
により、配管がくの字状や略Ｖ字状に折り曲がっていて
も、丸み部８ａが配管の折曲部で向きを変えるように働
くので、筒体８を折曲部で詰まらせることなく通過させ
ることができる。また、この第２実施例では、第１実施
例の鎖状部１０に代わって、索条体をワイヤーＷに小歯
車Ｐを通すことにより構成している。
【００３１】本発明の第３実施例としては、図示しない
が、索条体をワイヤーにアルミニウム環や鉛のビーズを
通すことにより構成することができる。この場合は、配
管の清掃時、アルミニウム環や鉛のビーズが比較的柔ら
かいため不用意に配管の内周面を傷つけてしまうことが
ない。
が、索条体をワイヤーにアルミニウム環や鉛のビーズを
通すことにより構成することができる。この場合は、配
管の清掃時、アルミニウム環や鉛のビーズが比較的柔ら
かいため不用意に配管の内周面を傷つけてしまうことが
ない。
【００３２】図４は本発明の第４実施例を示す。第４実
施例では、索条体をワイヤー１５に織布や不織布を結び
付けてなる布体１４により構成している。この場合は、
ボイラーの煙道に付着した煤や空調ダクトや排気ダクト
（工業ダクト、厨房ダクト）などの内周面に付着した塵
埃を付着物として払い落とす場合に効果的である。
施例では、索条体をワイヤー１５に織布や不織布を結び
付けてなる布体１４により構成している。この場合は、
ボイラーの煙道に付着した煤や空調ダクトや排気ダクト
（工業ダクト、厨房ダクト）などの内周面に付着した塵
埃を付着物として払い落とす場合に効果的である。
【００３３】図５は本発明の第５実施例を示す。第５実
施例では、索条体をワイヤー１５に紐や布をリボン１６
にして結び付けることにより構成することができる。こ
の場合も、第４実施例と同様に煤や塵埃などを払い落と
す場合に効果的である。
施例では、索条体をワイヤー１５に紐や布をリボン１６
にして結び付けることにより構成することができる。こ
の場合も、第４実施例と同様に煤や塵埃などを払い落と
す場合に効果的である。
【００３４】図６は本発明の第６実施例を示す。この第
６実施例では、第１実施例の鎖状部１０の代わりに、上
下のアームリンク１７、１８およびブレード１９を設け
ている。上アームリンク１７は、ピン２０、２１を介し
て筒体８とブレード１９の上端部とを回動可能に連結
し、下アームリンク１８は、ピン２０、２２を介して筒
体８とブレード１９の下端部とを回動可能に連結してい
る。
６実施例では、第１実施例の鎖状部１０の代わりに、上
下のアームリンク１７、１８およびブレード１９を設け
ている。上アームリンク１７は、ピン２０、２１を介し
て筒体８とブレード１９の上端部とを回動可能に連結
し、下アームリンク１８は、ピン２０、２２を介して筒
体８とブレード１９の下端部とを回動可能に連結してい
る。
【００３５】清掃作業時は、筒体８を配管の一端部側か
ら挿入し、配管内を流れる流体により羽根体９とともに
筒体８を図６に矢印Ｎで示す方向に回転させる。する
と、遠心力によりブレード１９がピン２１、２２を中心
にして図６に矢印Ｍで示す方向に回動し、ブレード１９
の側面部１９ａが外周囲に広がって、配管の内周面に付
着したスケールなどの付着物を擦り落とす。
ら挿入し、配管内を流れる流体により羽根体９とともに
筒体８を図６に矢印Ｎで示す方向に回転させる。する
と、遠心力によりブレード１９がピン２１、２２を中心
にして図６に矢印Ｍで示す方向に回動し、ブレード１９
の側面部１９ａが外周囲に広がって、配管の内周面に付
着したスケールなどの付着物を擦り落とす。
【００３６】この時、別体のホース（図示せず）、ある
いはケーブル１３を用いて水などの洗浄流体を付着物に
吹き付けて付着物を洗浄し、洗浄流体とともに落下した
付着物を万能配管更生車６により捕集する。
いはケーブル１３を用いて水などの洗浄流体を付着物に
吹き付けて付着物を洗浄し、洗浄流体とともに落下した
付着物を万能配管更生車６により捕集する。
【００３７】このように、筒体８を配管の一端部側から
挿入するだけの比較的簡単な操作で配管の内周面に付着
した付着物を完全に除去することができ、清掃作業が短
時間で迅速に済み、コスト的にも有利で清掃作業性が向
上する。
挿入するだけの比較的簡単な操作で配管の内周面に付着
した付着物を完全に除去することができ、清掃作業が短
時間で迅速に済み、コスト的にも有利で清掃作業性が向
上する。
【００３８】しかも、配管内を流動する流体の量により
筒体８の回転数を調節できるので、付着物の量に応じて
遠心力を調整でき、配管の内周面を不用意に傷つけるこ
とがない。
筒体８の回転数を調節できるので、付着物の量に応じて
遠心力を調整でき、配管の内周面を不用意に傷つけるこ
とがない。
【００３９】図７は本発明の第７実施例を示す。この第
７実施例では、第６実施例のブレード１９に代わって、
表面が鋸歯状に形成された断面楕円形の厚形ブレード２
３を設けている。この場合、厚形ブレード２３の表面に
形成された鋸歯部２３ａにより、付着物を効率的に擦り
落とすことができる。
７実施例では、第６実施例のブレード１９に代わって、
表面が鋸歯状に形成された断面楕円形の厚形ブレード２
３を設けている。この場合、厚形ブレード２３の表面に
形成された鋸歯部２３ａにより、付着物を効率的に擦り
落とすことができる。
【００４０】本実施例の筒体８、羽根体９、ブレード１
９や厚形ブレード２３は、木材やアルミニウム、鋼、銅
などの金属をはじめ、木材やプラスチック材料から形成
することができる。その他、本発明の具体的な実施にあ
たっては、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更す
ることができる。
９や厚形ブレード２３は、木材やアルミニウム、鋼、銅
などの金属をはじめ、木材やプラスチック材料から形成
することができる。その他、本発明の具体的な実施にあ
たっては、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更す
ることができる。
【図１】本発明の清掃対象となる排水管クリーニング施
工例を示す概略図である。
工例を示す概略図である。
【図２】本発明の第１実施例に係る配管清掃装置の斜視
図である。
図である。
【図３】本発明の第２実施例に係る配管清掃装置の斜視
図である。
図である。
【図４】本発明の第４実施例に係る配管清掃装置の斜視
図である。
図である。
【図５】本発明の第５実施例に係る配管清掃装置の斜視
図である。
図である。
【図６】本発明の第６実施例に係る配管清掃装置の斜視
図である。
図である。
【図７】本発明の第７実施例に係る配管清掃装置の斜視
図である。
図である。
１ 通気管（配管）
２ 汚水立本管（配管）
３ 立本管（配管）
４ 建物横引本管（配管）
７ 配管清掃装置
８ 筒体
８ａ 丸み部
９ 羽根体
１０ 鎖状部（索条体）
１３ ケーブル（吹付け部材）
１４ 布体（織布、不織布、索条体）
１５ ワイヤー（索条体）
１６ リボン（索条体）
１７ 上アームリンク（アームリンク）
１８ 下アームリンク（アームリンク）
１９ ブレード
２３ 厚形ブレード（ブレード）
Ｗ ワイヤー（索条体）
Ｐ 小歯車
Claims (20)
- 【請求項１】 配管の一端部側から挿入する筒体と、 この筒体内に取り付けられた複数の羽根体と、 前記筒体の外周面に所定の角度間隔で取り付けられた索
条体と、 前記筒体を前記配管内で移動させながら、前記配管内に
送られた流体を前記羽根体に当てて前記羽根体とともに
前記筒体を回転させるように設けられたケーブルと、 前記配管の内周面に付着した付着物に洗浄流体を吹き付
ける吹付け部材とを備え、 前記筒体の回転に伴い、遠心力により前記索条体が回転
しつつ外周囲に広がって前記配管内の付着物を擦り落と
すようにしたことを特徴とする配管清掃装置。 - 【請求項２】 前記索条体を取り付けた筒体は、上下両
端部が径小となるように形成された丸み部を有している
ことを特徴とする請求項１記載の配管清掃装置。 - 【請求項３】 前記索条体は、鎖状部からなることを特
徴とする請求項１または請求項２に記載の配管清掃装
置。 - 【請求項４】 前記索条体は、ワイヤーに小歯車を通し
てなることを特徴とする請求項１または請求項２に記載
の配管清掃装置。 - 【請求項５】 前記索条体は、ワイヤーにアルミニウム
環を通してなることを特徴とする請求項１または請求項
２に記載の配管清掃装置。 - 【請求項６】 前記索条体は、ワイヤーに鉛のビーズを
通してなることを特徴とする請求項１または請求項２に
記載の配管清掃装置。 - 【請求項７】 前記索条体は、織布あるいは不織布から
なることを特徴とする請求項１または請求項２に記載の
配管清掃装置。 - 【請求項８】 前記索条体は、ワイヤーに紐や布をリボ
ン状に結び付けてなることを特徴とする請求項１または
請求項２に記載の配管清掃装置。 - 【請求項９】 配管の一端部側から挿入する筒体と、 この筒体内に取り付けられた複数の羽根体と、 前記筒体の外周面に接離する方向に回動可能に設けられ
たブレードと、 前記筒体を前記配管内で移動させながら、前記配管内に
送られた流体を前記羽根体に当てて前記羽根体とともに
前記筒体を回転させるように設けられたケーブルと、 前記配管の内周面に付着した付着物に洗浄流体を吹き付
ける吹付け部材とを備え、 前記筒体の回転に伴い、遠心力により前記ブレードが前
記筒体の外周面から離反する方向に回動することによ
り、外周囲に広がって前記配管内の付着物を擦り落とす
ようにしたことを特徴とする配管清掃装置。 - 【請求項１０】 前記筒体と前記ブレードとは、アーム
リンクを介して回動可能に連結されていることを特徴と
する請求項９に記載の配管清掃装置。 - 【請求項１１】 配管の一端部側から筒体を挿入し、 前記筒体を前記配管内でケーブルにより移動させなが
ら、前記配管内に送られた流体を前記筒体内に取り付け
られた複数の羽根体に当てて前記羽根体とともに前記筒
体を回転させ、 前記筒体の回転に伴い、遠心力により前記筒体に取り付
けた索条体が回転しつつ外周囲に広がって前記配管の内
周面に付着した付着物を洗浄しながら擦り落とすように
したことを特徴とする配管清掃方法。 - 【請求項１２】 前記索条体を取り付けた筒体は、上下
両端部が径小となるように形成された丸み部を有してい
ることを特徴とする請求項１１記載の配管清掃方法。 - 【請求項１３】 前記索条体は、鎖状部からなることを
特徴とする請求項１１または請求項１２に記載の配管清
掃方法。 - 【請求項１４】 前記索条体は、ワイヤーに小歯車を通
してなることを特徴とする請求項１１または請求項１２
に記載の配管清掃方法。 - 【請求項１５】 前記索条体は、ワイヤーにアルミニウ
ム環を通してなることを特徴とする請求項１１または請
求項１２に記載の配管清掃方法。 - 【請求項１６】 前記索条体は、ワイヤーに鉛のビーズ
を通してなることを特徴とする請求項１１または請求項
１２に記載の配管清掃方法。 - 【請求項１７】 前記索条体は、織布あるいは不織布か
らなることを特徴とする請求項１１または請求項１２に
記載の配管清掃方法。 - 【請求項１８】 前記索条体は、ワイヤーに紐や布をリ
ボン状に結び付けてなることを特徴とする請求項１１ま
たは請求項１２に記載の配管清掃方法。 - 【請求項１９】 配管の一端部側から筒体を挿入し、 前記筒体を前記配管内でケーブルにより移動させなが
ら、前記配管内に送られた流体を前記羽根体に当てて前
記羽根体とともに前記筒体を回転させ、 前記筒体の回転に伴い、遠心力により前記筒体に回動可
能に設けられたブレードを外周囲に広げて前記配管の内
周面に付着した付着物を洗浄しながら擦り落とすように
したことを特徴とする配管清掃方法。 - 【請求項２０】 前記筒体と前記ブレードとは、アーム
リンクを介して回動可能に連結されていることを特徴と
する請求項１９に記載の配管清掃方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001228987A JP2003039033A (ja) | 2001-07-30 | 2001-07-30 | 配管清掃装置および配管清掃方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001228987A JP2003039033A (ja) | 2001-07-30 | 2001-07-30 | 配管清掃装置および配管清掃方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003039033A true JP2003039033A (ja) | 2003-02-12 |
Family
ID=19061400
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001228987A Pending JP2003039033A (ja) | 2001-07-30 | 2001-07-30 | 配管清掃装置および配管清掃方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003039033A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105945015A (zh) * | 2016-05-16 | 2016-09-21 | 四川西林石油物资装备有限公司 | 石油内管道清理设备手动操作台 |
| CN109689233A (zh) * | 2016-09-19 | 2019-04-26 | 克劳斯马菲技术有限公司 | 优选用于对塑料构件去毛刺和/或清洁的工具 |
| JP7419076B2 (ja) | 2020-01-15 | 2024-01-22 | 株式会社タワーライン・ソリューション | 鋼管内異物切断器具及びこれを用いた切断方法 |
-
2001
- 2001-07-30 JP JP2001228987A patent/JP2003039033A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105945015A (zh) * | 2016-05-16 | 2016-09-21 | 四川西林石油物资装备有限公司 | 石油内管道清理设备手动操作台 |
| CN109689233A (zh) * | 2016-09-19 | 2019-04-26 | 克劳斯马菲技术有限公司 | 优选用于对塑料构件去毛刺和/或清洁的工具 |
| JP7419076B2 (ja) | 2020-01-15 | 2024-01-22 | 株式会社タワーライン・ソリューション | 鋼管内異物切断器具及びこれを用いた切断方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051221 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080819 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090113 |