JP2003038865A - 光銃の射撃システム、その信号処理方法、及び、標的装置の位置調整方法 - Google Patents

光銃の射撃システム、その信号処理方法、及び、標的装置の位置調整方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】銃とコンピュータとを有線で接続せず、弾の扱
いをより厳しく制限し、光線銃の安全性を確保し、光線
銃に特有の競技を提案すること。 【解決手段】銃装置7と、標的装置2とから構成されて
いる。標的装置2は、標的側通信ユニット54と、標的
板4と、標的板4に光学的に接続する受光ユニット67
と、受光ユニット67に電気的に接続する得点計算ユニ
ット55とを備えている。銃装置7は、標的装置2から
送信される送信信号8を受信し、送信信号8を受信した
場合にのみ、光弾34を発射する。光弾信号34には、
弾番号を多様に示す情報を有し、その情報に基づいてパ
ソコンが得点を計算する。その情報によれば、競技内容
が多様化し、受発射の訓練にも役立つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光銃の射撃システ
ム、その信号処理方法、及び、射撃システムのPSD調
整装置に関し、特に、競技に要求される精度と安全性を
与えられる光銃の射撃システム、その信号処理方法、及
び、射撃システムのPSD調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】競技種目の1つとして、射撃が知られて
いる。安全性と取り扱い等の点で注意が必要である実弾
射撃の実弾銃に代わって、光線銃が用いられることが望
まれる。光線銃は、競技用に開発されたフラッシュ光を
用いるものと、練習用に用いられる光線銃と着弾を表示
するコンピュータがその光線銃に有線で接続されたもと
とが知られている。
【0003】銃とコンピュータとを有線で接続しないこ
とが求められる。更に、光線銃と標的との間の1対1の
関係がより厳しく成立する技術の確立が求められる。レ
ーザービームが当たった位置の検出の精度が競技レベル
まで向上する光学系を提供することが望まれる。更に、
レーザービームが発射される光線銃の安全性を確保する
ことが重要である。このような要請を満たして、得点計
算処理の正確さと速度向上を実現することが求められ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、光線銃から照
射されるフラッシュ光が当たった標的の周縁の複数点の
位置座標から円錐状照射光の断面上の中心点を計算によ
り割り出す射撃システムでは、その命中度の判定精度の
向上に著しい限界がある。光線銃とコンピュータが有線
の電気線により接続されたものは、その電気線が競技者
の高度に研ぎ澄まされた感覚に微妙に悪影響を与え、精
神の安定性と集中性を阻害する。更に、光線銃から着弾
のデータが出る方式を競技に用いることは、光線銃を所
有する競技者がデータを加工するよう改造すれば、競技
者間に不公平を招く恐れがある。又、銃又は銃の一部を
競技の主催者側が保管すれば、練習ができなくなる。こ
のようなことにより、この方式を競技用として採用する
ことは困難である。又、従来の方法では、光弾が隣りの
標的に当たることが可能であり、初心者が隣の利用者の
邪魔をする恐れがあり、更に、光線が人の目に入ること
を回避することが困難である。
【0005】本発明の課題は、銃とコンピュータとが有
線で接続されない光銃の射撃システム、及び、その信号
処理方法を提供することにある。本発明の他の課題は、
弾の扱いがより厳しく制限される光銃の射撃システム、
及び、その信号処理方法を提供することにある。本発明
の更に他の課題は、レーザービームが発射される光線銃
の安全性を確保する光銃の射撃システム及びその信号処
理方法を提供することにある。本発明の更に他の課題
は、既述の課題を実現し、且つ、得点計算処理の正確さ
と速度向上を実現することができる光銃の射撃システ
ム、及び、その信号処理方法を提供することにある。本
発明の別な課題は、光弾を用いることによる新しい競技
の技術を生み出すことができる射撃システムを提供する
ことにある。本発明の他の別な課題は、レーザービーム
が当たった位置の検出の精度が競技レベルまで向上する
射撃システムのPSD調整装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】その課題を解決するため
の手段が、下記のように表現される。その表現中に現れ
る技術的事項には、括弧()つきで、番号、記号等が添
記されている。その番号、記号等は、本発明の実施の複
数・形態又は複数の実施例のうちの少なくとも1つの実
施の形態又は複数の実施例を構成する技術的事項、特
に、その実施の形態又は実施例に対応する図面に表現さ
れている技術的事項に付せられている参照番号、参照記
号等に一致している。このような参照番号、参照記号
は、請求項記載の技術的事項と実施の形態又は実施例の
技術的事項との対応・橋渡しを明確にしている。このよ
うな対応・橋渡しは、請求項記載の技術的事項が実施の
形態又は実施例の技術的事項に限定されて解釈されるこ
とを意味しない。
【0007】本発明による光銃の射撃システムは、銃装
置(7)と、標的装置(2)とから構成されている。標
的装置(2)は、標的側通信ユニット(14)と、標的
(4)と、標的(4)に光学的に接続する受光ユニット
(13)と、受光ユニット(13)に電気的に接続し、
着弾位置を検出する検出ユニット(67)とを備えてい
る。銃装置(7)は、銃側通信ユニット(43)を備え
ている。銃側通信ユニット(43)は、標的側通信ユニ
ット(14)から送信される送信信号(8)を受信す
る。銃側通信ユニット(43)は、標的側通信ユニット
(14)から送信される送信信号(8)を受信する。検
出ユニット(67)は、送信信号(8)に応答して銃側
通信ユニット(43)がLDユニット(42)を介して
送信する光弾(34)を受信して光弾(34)に対応す
る電気的光弾信号(63)を出力する。その電気的弾信
号(63)に基づいて標的(4)に届く光弾(34)の
着弾位置が計算的に検出され、更には、計算的に得点が
求められる。着弾位置は、標的装置(2)の一部として
配置されている表示装置又は競技会場に別に配置される
大型スクリーンに表示される。このような射撃システム
は、いわゆる競技のためだけに用いられるのではなく、
警察官の銃操作の訓練、ゲームセンタで一人で非競技的
にゲームを楽しむ遊興のような非競技的射撃に好適に用
いられ、本明細書では、競技者は銃操作者を意味する。
【0008】銃装置(7)は標的装置(2)が競技可能
状態のような発射可能状態になった場合に光弾信号を生
成し、得点計算、着弾位置表示のような信号処理に必要
である着弾信号の処理が標的装置側で実行される。標的
装置(2)の側の送信信号(8)の送信に基づく発射可
能条件が整わない限り、銃装置から光弾信号が発射され
ることはなく、安全性が担保される。更に、銃装置は光
弾信号の他に情報を送信する必要がなく、銃装置を計算
装置に電気的に接続する電線を不要化することができ
る。
【0009】送信信号(8)は、銃装置に対向する指向
性を有していることは重要である。送信信号(8)が届
く錐状範囲に競技者が持つ銃が入っていない限り光弾の
発射が不可能であり、安全性が更に担保される。競技者
が並んで同時的に競技が推進され、異なる競技者の複数
の銃から有効光弾が同時的に発射され同じ標的(4)に
着弾した場合に、競技者の銃に個別的に対応する標的
(4)に着弾した光弾は、得点計算の対象になることが
有効に回避される。その指向性は、標的側通信ユニット
の発光素子(14)が発光する光円錐状ビームの一部を
通過させるスリット(15)により与えられる。スリッ
ト(15)の位置によりその指向性が幾何光学的に規定
されるので、発光素子(14)の微妙な位置調整が不要
である。
【0010】光弾信号(33)は、それ(33)の着弾
位置の検出のために用いられる着弾位置信号(74)
と、光弾信号(33)を他の光弾信号から個別的に区別
するために用いられる光弾区別信号(75)とを有して
いる。光弾区別信号(75)を光弾に含ませることによ
り、その弾の個別性が銃装置側で生成され、個別的銃に
対応した得点計算が容易に実現する。光弾は、意味的に
実弾に必ず一致するわけではない。着弾位置信号(7
4)は、トリガーが引かれていないときにも標的に送信
され、的に対する銃口方向を検出させながら、トリガー
動作に基づいて発射される光弾区別信号を実弾に対応す
る着弾位置として検出させることができる。トリガー動
作に基づかない発射信号も光弾(34)といわれる。従
って、光弾(34)は、後述される実射モード(本射モ
ード)の発射信号と試射モードの発射信号を含んで意味
する。
【0011】光弾区別信号(75)は、第1光弾区別信
号(75−1)と、第1光弾区別信号(75−1)に時
間的に後行する第2光弾区別信号(75−2)とを備え
ている。着弾位置信号(74)は、第1光弾区別信号
(75−1)に先行し、第1光弾区別信号(75−1)
は第2光弾区別信号(75−2)に先行する。後述され
るように、着弾位置信号(74)は、第1着弾位置信号
(74−1)と第2着弾位置信号(74−2)とを備え
ていることが特に重要である。この場合、第1着弾位置
信号(74−1)は、第1光弾区別信号(75−1)に
時間的に1対1に対応し、第2着弾位置信号(74−
2)は、第2光弾区別信号(75−2)に対応する。こ
こで、”第1”と”第2”はシンボリックな表現であ
り、一般的には、”第j”と”第k”で表現され、jと
kは必ずしも連続番号ではない。第j光弾区別信号(7
5−j)と第k光弾区別信号(75−k)のjとkの最
大数nは、システム全体で規定されている。
【0012】第1光弾区別信号(75−1)は、単一の
光弾信号に第1番目に属することを示す同一光弾内第1
番目信号(75−1−1)と、単一の光弾信号に共通に
属することを示す第1共通信号(75−1−2)とを備
えている。第2光弾区別信号(75−2)は、単一の光
弾信号に第2番目に属することを示す同一光弾内第2番
目信号(75−2−1)と、単一の光弾信号に共通に属
することを示す第2共通信号(75−2−2)とを備え
ている。一般的には、第j光弾区別信号(75−j)
は、単一の光弾信号に第j番目に属することを示す同一
光弾内第j番目信号(75−j−1)と、単一の光弾信
号に共通に属することを示す第j共通信号(75−j−
2)とを備えている。第1共通信号(75−1−2)の
共通番号は、第2共通信号(75−2−2)の共通信号
に同じである。後述されるように、引き金が1回引かれ
た場合、その1回の引きに対応して、散弾銃的に複数の
光弾が時系列点上で発射される。このような発射は、機
関銃的であるが、1回だけの一瞬の引き金動作で複数項
弾が発射される点で機関銃とは異なっていて、後述され
るように、従来の実弾射撃銃とは異なる銃が実現する。
【0013】同一光弾内第1番目信号(75−1−1)
と同一光光弾内第2番目信号(75−2−1)とは、共
に同じ第1ビット数で表現され、第1共通信号(75−
1−2)と第2共通信号(75−2−2)とは、共に同
じ第2ビット数で表現されている。第1ビット数として
は2が好適に例示され、第2ビット数は6が好適に例示
される。機関銃的射撃を行う場合には、第1ビット数
は、2より大きい数が用いられる。得点は、同一光弾内
第1番目信号(75−1−1)と同一光弾内第2番目信
号(75−2−1)のうちの1つに基づいて共通番号
(75−1−2,75−2−2)について1つの得点と
して計算される。2つの信号のうちの1つについて検出
不可能であるような場合、少なくとも1つの有効信号に
基づいて得点計算が可能である。
【0014】光弾信号は、第1光弾信号と、第2光弾信
号とを備え、第1光弾信号は、第1着弾位置信号(74
−1)と、単一の光弾信号に第1番目に属することを示
す同一光弾内第1番目信号(75−1−1)と、単一の
光弾信号に共通に属することを示す第1共通信号(75
−1−2)とを備え、第2光弾区別信号(75−2)
は、第2着弾位置信号(74−2)と、単一の光弾信号
に第2番目に属することを示す同一光弾内第2番目信号
(75−2−1)と、単一の前記光弾信号に共通に属す
ることを示す第2共通信号(75−2−2)とを備えて
いる。第1共通信号(75−1−2)の共通番号は、第
2共通信号(75−2−2)の共通信号に同じである。
このような共通番号は、既述の通り、複数光弾が1回の
引き金動作に対応する集合を形成することを意味してい
る。
【0015】着弾位置信号を複数光弾に共通に持たせる
ことは、競技を多様化する。その多様化により、得点
は、同一光弾内第1番目信号(75−1−1)と同一光
弾内第2番目信号(75−2−1)とに基づいて共通番
号について1つの得点として計算されることが可能であ
り、更に、得点は、同一光弾内第1番目信号(75−1
−1)に基づく得点と同一光弾内第2番目信号(75−
2−1)に基づく得点とが平均化されて計算され得る。
引き金動作後の競技者の手指と銃身との微妙な相対的揺
れが、その得点に反映される。第1着弾信号(74−
1)の着弾位置と第2着弾信号(74−2)の着弾位置
との間が軌跡化される。このような場合、得点は、第1
着弾信号(74−1)の着弾位置と第2着弾信号(74
−2)の着弾位置との間の相対的位置関係に対応して求
められる。第1着弾信号(74−1)と第2着弾信号
(74−2)は、より多くの着弾信号のうちの2つの代
表であり、複数光弾の着弾位置がより連続的に点列とし
て軌跡化され、その軌跡は競技場内のスクリーンに表示
される。着弾点列の集合を示す面積の大きさ、原点(標
的中心)からの平均的離隔距離、原点まわりの角度的分
布の広狭のような着弾位置態様は、競技者の手指と銃身
の相対的運動を厳密に多様に表現することができる。こ
のような射撃競技は、従来の実弾射撃競技では実現する
ことができない。
【0016】受光ユニット(67)は、2次元PSD
(13)により構成されることが重要である。2次元P
SD(13)は、2次元CCD受光素子よりもコストの
点で有利であり、且つ、信号処理速度が速い。2次元P
SD(13)のよる位置検出の原理は、後述される通り
に周知である。競技開始に先立って、後述されるよう
に、その都度に精度調整を行うことができる。
【0017】標的装置(2)は、送信信号(8)の送信
を競技者に知らせる第1点灯ランプ(61)を有してい
る。銃装置(7)は、モードを選択する選択ユニット
(46又は39,41)を更に有している。モード選択
により、競技の進行を促進し、且つ、安全性をより確実
に担保することができる。モードは、光弾の完全な信号
を発射する実射モードと、光弾の不完全な信号を発射す
る試射モードとを備えている。
【0018】光弾の不完全な信号としては、第1共通信
号が改変された信号が好適に例示される。光弾の不完全
な信号としては、既述の同一光弾内第1番目信号と同一
光弾内第2番目信号とが改変されている信号が更に好適
に例示される。試射モードによる光弾は、競技外のもの
として扱われるが、得点計算、着弾位置の表示などが競
技者の参考と観衆に対するサービスとして実行されるこ
とは可能である。より具体的には、試射は、共通番目を
示す信号(75−1−2,75−2−2)が改変される
ことにより実現され、又は、同一光弾内第1番目信号
(75−1−1)と同一光弾内第2番目信号(75−2
−1)とが改変されることにより実現される。そのよう
な改変として、既述の第1ビット数が2である信号とし
ては、”00”が好適に採用され、既述の第1ビット数
が6である信号としては、”000000”が好適に採
用される。
【0019】本発明による光銃の信号処理方法は、標的
側(2)から送信信号(8)を射撃側(1又は7)に送
信する第1ステップと、送信信号(8)を銃(7)によ
って受信して受信信号を銃(7)により出力する第2ス
テップと、受信信号(8)に基づいて光弾(34)を銃
(7)により発射する第3ステップと、光弾(34)を
標的側(2)で受信する第4ステップとから構成されて
いる。
【0020】その第3ステップは、光弾(34)に着弾
位置信号(74)を付与する第5ステップが追加され
る。着弾位置信号(74)に基づいて標的側(2)で着
弾位置を検出する第6ステップが更に追加される。その
第3ステップは、光弾(34)を他の光弾から個別的に
区別するために用いられる光弾区別信号(75)を光弾
(64)に付与する第7ステップを有している。光弾区
別信号(75)は、競技者のトリガー操作により生成さ
れる。
【0021】本発明による射撃システムのPSD調整装
置は、受光点からx方向に互いに逆方向に生成される第
1x方向電流Ix2と第2x方向電流Ix1と、前記受
光点からy方向に互いに逆方向に生成される第1y方向
電流Iy2と第2y方向電流Iy1とを生成するPSD
の調整装置であり、光ビームを生成する光学的ユニット
と、光ビームを受光するPSD素子と、光ビームに対し
てPSDを2次元面上で2次元座標位置(x’,y’)
に移動させる機械的ユニットと、4つの電流に基づいて
前記(x’,y’)を計算する計算ユニットとから構成
されている。そのような計算は、次式:x’=k1x,
y’=k2yにより実行される。定数k1と定数k2
は、座標xの範囲と座標yの範囲により定められる複数
領域に対応してそれぞれに決定されることは、競技精度
を向上させることができる点で重要である。このような
座標変換は、上式に限られずより多様に行われる。
【0022】本発明による標的装置の位置調整方法は、
光ビームの照射を受ける照射点の機械的座標(x,y)
を有する標的と、照射点の光を受光し受光点の電気的座
標(x’,y’)を出力する2次元受光ユニットとを含
む標的装置の位置調整方法であり、機械的座標(x,
y)に基づいて電気的座標(x’,y’)を調整する調
整ステップを備えている。その調整ステップは、電気的
座標(x’,y’)が標的の中心点の機械的座標(0,
0)に一致するように、標的と2次元受光ユニットとの
間の相対的位置を調整する機械的ステップを備えてい
る。ここで、標的は、競技に用いられる標的そのものが
用いられることは可能であるが、位置調整のための専用
の標的が用いられ得る。標的と2次元受光ユニットとの
間の幾何学的位置関係の調整のためには、標的と2次元
受光ユニットとの少なくとも一方の位置が調整される。
その機械的ステップは、2次元受光ユニットの取り付け
位置を調整することが好適に例示される。その調整ステ
ップは、照射点の位置を変更する照射点変更ステップ
と、照射点変更ステップにより変更された照射点の機械
的座標(x,y)に電気的座標(x’,y’)が完全に
又は許容範囲内で一致するように、電気的座標(x’,
y’)を数学的に調整する数学的ステップとを更に備え
ている。照射点変更ステップと数学的ステップとは、機
械的座標(x,y)の座標系の複数の領域で独立的に実
行され、受光ユニットの光学的部分の光学的歪みが領域
ごとに補正される。このような調整方法を公式審判員が
実行することにより、競技の公平さが担保される。
【0023】
【発明の実施の形態】図に対応して、本発明による光銃
の射撃システムの実施の形態は、複数の着弾位置検出器
が複数の射撃ボックスとともに配置されて設けられてい
る。その射撃ボックス1の数は、図1に示されるよう
に、5が例示されている。光弾である有限長のレーザー
ビームが標的面に入射する入射点の位置を検出する着弾
位置検出器2の数は、5が例示されている。1つの射撃
ボックス1と、1つの着弾位置検出器2とは、位置的に
も競技的にも1対1に対応し、1つの射撃ボックスから
複数の着弾位置検出器2に光弾が発射されることは原則
的にない。このような1対1に対応しない射撃が行われ
た場合、後述されるように、その射撃の光弾は検出され
ず又は無効化される。1つの射撃ボックス1は、2枚の
仕切板3で仕切られて形成されている。着弾位置検出器
2の前面には、正方形状又は円形状の標的板4が固着さ
れている。図2は、1銃1標的の射撃競技のための配置
を示しているが、n銃n標的の射撃競技が行われること
は排除されない。
【0024】複数の標的板4の前面は、共通平面5を形
成している。複数の射撃ボックス1には、共通射撃許容
面6が形成されている。共通平面5と共通射撃許容面6
とは互いに平行であり、且つ、ともに鉛直面である。共
通平面5と共通射撃許容面6の間の距離としては、競技
種目に基づいて、10m又は25mが例示される。共通
射撃許容面6の上で、射撃ボックス1の横幅は、1銃1
標的では1mであるが、1銃複数的では可変的に規定さ
れる。隣り合う2つの着弾位置検出器2の中心線間距離
は、1mが例示される。以下、図2に示される銃と標的
の配置関係の射撃システムについて記述される。
【0025】レーザービームを発射するレーザー銃7
は、共通射撃許容面6から着弾位置検出器2の側にはみ
出さない限り、隣り合う2枚の仕切板3の間で自由に用
いられることが競技規定により許可される。
【0026】着弾位置検出器2は、赤外線LEDにより
生成される光円錐ビーム、光楕円錐ビーム、又は、矩形
錐ビームのような錐状ビーム8を発射する。5つの着弾
位置検出器2から発射される光楕円錐ビーム8のうちの
1つは、それぞれに真向かいにある1つの射撃ボックス
1に届き、2つの射撃ボックスに届くことは原則的には
ない。レーザー銃7から発射されるレーザービーム9
は、そのビームを発射するレーザー銃7に固有に対応す
る信号を有する光弾である。レーザービーム9は、その
平行光束性が高く、後述されるレンズにより光点状に標
的板4に届く。
【0027】錐状ビーム8は、レーザービーム9が発射
される発射条件信号であり、レーザー銃7の受光部で受
信される。錐状ビーム8のパルス幅は、射撃ボックス1
に位置対応する着弾位置検出器2に固有であり、隣り合
う錐状ビームのパルス幅は互いに異なる。このように、
複数の着弾位置検出器2から発射される錐状ビーム8
は、それぞれに個別に対応するレーザー銃との関係で固
有化された発射条件信号であることが好ましい。
【0028】図2は、着弾位置検出器2を詳細に示して
いる。着弾位置検出器2の筐体と内部支持構造は、熱的
歪みの大きさが許容範囲内に抑えられるように高剛性に
設計されて組立てられている。着弾位置検出器2は、既
述の標的板4の他に、位置検出用光学素子11を備えて
いる。位置検出用光学素子11は、集光用レンズ12と
位置検出用半導体素子13とを備えている。着弾位置検
出器2は、更に、赤外線LED14を備えている。位置
検出用半導体素子13として、CCDデバイス又はPS
Dが知られている。位置検出半導体素子13として、P
SDがコストの点と検出速度の点で好適に用いられる。
【0029】PSD13は、2次元電流生成膜を有し、
その膜にレーザービームが集光用レンズ12で集光され
て当たる光点の座標位置(x,y)に2次元的に線形に
対応する電流を2次元方向にその膜内で生成する。PS
D13は、x軸方向に互いに逆方向に電流Ix1と電流
Ix2を生成し、y軸方向に互いに逆方向に電流Iy1
と電流Iy2を生成する。その光点座標(x,y)は、
次式で表される。 x=k(Ix2−Ix1)/(Ix2+Ix1) y=k(Iy2−Iy1)/(Iy2+Iy1)・・・(1) 従って、光点座標(x,y)は光点位置に1対1に対応
して計算により決定される。(Ix2−Ix1)と(I
y2−Iy1)が共に零になる光点位置が、PSD13
の機械的座標原点(0,0)として定められる。その機
械的座標原点は、上式で規定される座標値が零になる位
置であり、PSD13の電気的中心点に一致している。
機械的座標原点は、着弾位置検出器2の高剛性の筐体構
造上で固定されている。標的板4は、PSD13に対し
て規定される許容範囲の精度で2次元的に位置決めされ
る。このような座標変換補正は、電子機器の個々の特
性、標的の取り付け誤差等に対応して、多様に実行され
る。
【0030】標的板4は、光散乱性光透過膜を有し、標
的板4に到達する錐状ビーム8の断面上で直径が1mm
程度である略円形像がその光散乱性光透過膜に形成され
る。その略円形像は、集光用レンズ12で集光されてP
SD13の受光面に点状に実像(既述の光点)として形
成される。PSD13が生成する4つの電流の大きさが
それぞれに閾値より大きくなるためには、PSD13が
受光するレーザービーム9の光量が閾値より大きくなら
なければならない。その光量がそれらの閾値より大きく
なるためには、後述される光パルスの幅がある幅より大
きくなっていなければならないが、その幅を大きくする
ことは、着弾時点からその位置検出までの時間が長くな
ることを意味する。
【0031】錐状ビーム8を生成する赤外線LED14
としてLEDを使用することはコスト面で有利である
が、長距離用に好適であるLEDはその発信速度が遅
く、発信速度が速いLEDは長距離用には不適である性
質を有している。このような性質が考慮されて、25m
のような長距離のために用いられるLEDは、複数が用
いられることが好ましい。複数のLEDの使用は、その
発信速度が速いように見せかけることができる。
【0032】着弾位置検出器2の筐体の正面側部位に
は、図3に示されるように、鉛直方向に長い長楕円形状
に赤外線透過窓形成スリット15が位置調整自在に固着
されている。赤外線透過窓形成スリット15は、着脱自
在に着弾位置検出器2に固着される。競技種目の変更に
対応して、1つの着弾位置検出器2について、複数の赤
外線透過窓形成スリット15を着脱自在に交換すること
が可能であることは好ましい。射撃ボックスが複数に配
置される場合に対応して、赤外線透過窓形成スリット1
5を仮想的に設定されている平面上で水平方向に移動さ
せ、複数位置で着弾位置検出器2の筐体に固着すること
ができるように改変することは自由である。
【0033】赤外線LED14の光円錐ビームの発射領
域は点ではなく多点状領域である。赤外線LED14の
前方にレンズ系を配置することにより、赤外線LED1
4の発射領域を多点状領域としてではなく単点状領域と
して取り扱うことができる。その点状領域は、図4に点
Pで代表的に示されている。点Pを含み共通平面5に直
交する水平線(赤外線光軸)16と共通射撃許容面6と
の交点はQで示され、赤外線透過窓形成スリット15の
水平方向幅はdで示され、射程距離はDで示され、点P
と共通平面5との間の距離はXで示され、射撃ボックス
1の水平方向幅はaで示されている。特定される着弾位
置検出器2と特定される射撃ボックス1との角度的位置
関係により、スリット幅dは異なるが、比例関係により
幾何光学的にスリット幅dはよい近似で次式により表さ
れる。 a/2(X+D)=d/2X これから、 d=aX/(X+D)・・・(2)
【0034】ここで、aとDは規定値でありXは設計値
である。式(2)より、赤外線透過窓形成スリット15
のスリット幅dが決定される。赤外線透過窓形成スリッ
ト15の高さ方向幅は、競技者が射撃に際して伸ばす腕
の手の高さ位置、又は、競技者が肩当て部を肩に当てて
照準器を覗いて標的に視線を合わせる時の砲身本体の高
さ位置を基準として定められる。
【0035】標的板4と着弾位置検出器2の筐体の前面
側部位のそれぞれの複数箇所で、図3に示されるよう
に、位置決め穴17が開けられている。着弾位置検出器
2の側の位置決め穴17は、着弾位置検出器2の既述の
機械的座標原点で規定される3次元座標系内で高精度に
位置決めされ、着弾位置検出器2の側の位置決め穴17
の相対的位置関係は、標的板4の側の位置決め穴17の
相対的位置関係に厳密に一致している。標的板4は、競
技種目により取り替えられるが、両側の位置決め穴17
にピンを通すことにより、取り換えられた標的板4は常
にPSD13の機械的座標原点に対して3次元的に厳密
に調整可能に位置づけられている。
【0036】標的板4と集光用レンズ12との間には、
円錐状カバー18が取り付けられている。円錐状カバー
18は、標的板4に形成され標的板4で散乱される散乱
光を迷光として集光用レンズ12に入射させない暗箱で
ある。集光用レンズ12とPSD13とは、取付け基板
19に取り付けられている。取付け基板19は、図3に
示されるように、ボルト21により着弾位置検出器2の
筐体部分に強固に高剛性に取り付けられている。着弾位
置検出器2には、空冷用窓、後述される多様な電子回路
ユニットが内蔵され、標的板4の標的中心点が規定の高
さ位置になるように強固に据え付けられている台(図示
されず)の上に設置される。
【0037】図4は、光線銃(レーザー銃)7の銃身本
体部分23を示していて、当該ピストルのグリップ部分
はその図示が省略されている。光源として、不可視光の
赤外線(又は、可視光)の半導体レーザー発振素子24
が用いられている。半導体レーザー発振素子24が生成
する多発光点を単一化し、且つ、10m先で適正なビー
ム直径が得られるように、ビーム調整レンズ25が半導
体レーザー発振素子24の光軸26に同軸的に配置され
ている。
【0038】銃身本体部分23の前方部位の下方部位
に、フォトダイオード27が配置されている。フォトダ
イオード27は、赤外線LED14が発射する錐状ビー
ム8の一部分を銃身本体部分23の前端部位に開けられ
ている赤外線取込み口28から取り込んで受光する。銃
身本体部分23の下面部位には、射撃状態表示用LED
29が露出的に配置されている。複数個の電池31は、
銃身本体部分23の上方部位に収納されている。銃身本
体部分23の下面部位にパワー入切スイッチ32が配置
されている。射撃状態表示用LED29は、パワー入切
スイッチ32の入動作により連続的に点灯する。
【0039】錐状ビーム8又はそれに含まれる光弾生成
条件信号がフォトダイオード27により受信された際
に、射撃状態表示用LED29を点滅的に又は連続的に
発光させてもよい。射撃状態表示用LED29の連続発
光の発光色を寒色に変色させることは、競技者の気が散
らないようにするために好ましい。半導体レーザー発振
素子24は、射撃者が引き金(図示されず)を引くこと
により後述される制御回路により規定される光弾信号3
3を持つ光弾34を光軸26の線上に射出する。銃身本
体部分23には、回転可能に、且つ、任意の回転位置で
固定が可能であるスタビライザー36が装着されてい
る。射撃者の肉眼光軸37は、銃身本体部分23の前端
部位の上端面部位に取り付けられている十字線照準38
の交点を介して標的に向かう。
【0040】引き金の引き動作によるレーザー銃7の動
作モードとして、3通りが用意されている。第1モード
は、錐状ビーム8の赤外線取込み口28を受信した場合
に限って銃に個別的に対応する光弾信号33を含む光弾
34を実射する本射モードである。第2モードは、錐状
ビーム8の赤外線取込み口28を受信した場合に限って
光弾信号33とその光弾信号を無効化する無効化信号と
を含む光弾を実射する試射モードである。無効化信号
は、本射モードの光弾を有効化する信号が存在しない形
態又はその信号が改変された信号として実現され得る。
例えば、そのような無効化のためには、図9(c1)に
対応して後述される信号75−1−1が、”00”に設
定される。又は、信号75−1−2が”0000”に変
更され、競技として有効である有効実弾に代えられて得
点対象にならない無効実弾の扱いを受けることが簡単に
可能になる。
【0041】このような信号により、第2モードの光弾
は、第1モードの光弾から区別され得る。第3モード
は、引き金を引く動作の感触を確かめるだけであり光弾
を発射しない感触確認モードであり、安全性を担保する
ことができる。銃身本体部分23の下面部位に、図6に
示されるように、本射モードと試射モードの選択は、ス
ライドスイッチ39の位置変位により行われる。このよ
うなスライドスイッチの採用により、銃身下方にあって
競技者に見えない位置にあるスイッチのモード選択位置
を競技者に感触で確認させることを可能にする。スイッ
チ類と点灯用ランプ類は、肉眼光軸37に対して鉛直方
向に上下反対側に配置されることが好ましく、特に、ス
イッチ類は下側に配置されることが好ましい。競技者の
肉眼光軸37の近辺には、目立つものがないことが好ま
しく、特に点灯ランプが配置されないことが好ましい。
【0042】図7は、本発明による光銃の射撃システム
の実施の形態を示している。本システムは、既述の通
り、レーザー銃7と着弾位置検出器2とから構成されて
いる。着弾位置検出器2は、レーザー銃7に対して、錐
状ビーム8と光弾34とにより双方向通信を実行する。
レーザー銃7は、半導体レーザー発振素子24とビーム
調整レンズ25とから構成されるLDユニット42とL
Dボード43とを備えている。
【0043】電池31の出力電力は、LDボード43を
介してLDユニット42に供給される。LDボード43
は、D/D変換器44と光弾信号出力制御ユニット45
とを備えている。電池31の直流出力は、D/D変換器
44を介して光弾信号出力制御ユニット45に入力され
る。第1スライドスイッチ39の入切により、モード選
択器46はモード選択信号47を生成する。モード選択
信号47は、光弾信号出力制御ユニット45に入力す
る。
【0044】光弾信号出力制御ユニット45は、第1モ
ードに対応する第1レーザ生成電流48又は第2モード
に対応する第2レーザ生成電流49を出力する。第1レ
ーザ生成電流48又は第2レーザ生成電流49は、引き
金が引かれた場合にトリガー信号発生器51から出力さ
れるトリガー電気信号52が光弾信号出力制御ユニット
45に入力されない場合には生成されず、且つ、第1レ
ーザ生成電流48又は第2レーザ生成電流49は、錐状
ビーム8の受信により生成するレーザー発射条件信号5
3が光弾信号出力制御ユニット45に入力されない場合
には生成されない。従って、射撃ボックス1に入ってい
ないレーザー銃7から光弾が発射されることはなく、安
全性が担保されている。
【0045】着弾位置検出器2は、既述の通り、標的板
4とPSD13と赤外線LED14を備えている。着弾
位置検出器2は、更に、送受信信号制御ボード54とシ
ステム制御用CPUボード55とを備えている。送受信
信号制御ボード54は、送受信信号制御ユニット56と
D/D変換器57を有している。着弾位置検出器2は、
公衆電源58にスイッチ59を介して接続する。公衆電
源58から取り入れられる電力は、A/Dパワー変換器
60を介してD/D変換器57とPSD13とに入力さ
れる。着弾位置検出器2の前面壁の上方部位には、射撃
許容を示して点灯する緑色射撃許容ランプ61と、射撃
禁止を示して点灯する赤色射撃禁止ランプ62とが配置
されている。
【0046】光弾信号33を含む光弾34は、標的板4
で散乱する。その散乱光は、集光用レンズ12を介して
PSD13の受光面上に集光する。位置検出用半導体素
子13を含むPSDユニット67は、光弾34に対して
外乱等のノイズを除去し、信号を増幅し、電流値信号6
3を出力する。電流値信号63は、集光点に対応する既
述の式(1)で示される2組の2次元方向電流の電流値
に対応している。電流値信号63は、送受信信号制御ユ
ニット56に送信される。送受信信号制御ユニット56
は、緑色射撃許容ランプ61の点灯制御、赤色射撃禁止
ランプ62の点灯制御、赤外線LED14の発射制御を
実行する。
【0047】電流値信号63を処理して着弾状態値64
を生成してシステム制御用CPUボード55に送信す
る。特に、システム制御用CPUボード55は、着弾状
態値64に基づく得点計算や補正を実行し、後述される
表示を制御する。着弾状態値64に基づく得点計数処理
制御は、システム制御用CPUボード55がLAN65
を介して接続するパソコン66でも実行され得る。得点
計数処理制御がシステム制御用CPUボード55で実行
される場合には、その得点計数結果は着弾位置検出器2
に配置されている表示ボード(図示されず)に直接に表
示される。
【0048】図8は、光弾発射条件である錐状ビーム8
と光弾信号33のタイムシーケンスを示している。競技
者が本射モード又は試射モードを選択するスイッチを入
れ、射撃ボックス1の中にレーザー銃7を持ち込み、特
に、競技者が銃口を標的板4に向ければ、錐状ビーム8
を受信するレーザー銃7の中で、レーザー発射条件信号
53がフォトダイオード27から出力される。錐状ビー
ム8は、着弾位置検出器2から一定時間間隔(5ms)
で発射されている。レーザー発射条件信号53に基づい
て、光弾34の光弾信号のうちの一部である着弾位置検
出用信号72がLDユニット42から発射される。光弾
34の着弾位置検出用信号72は、PSD13で着弾位
置検出信号74として受光される。着弾位置検出信号7
4は、PSD13を含むPSDユニット67と制御ユニ
ット56とにより着弾状態値64に変換されてシステム
制御用CPUボード55に入力される。
【0049】競技者がトリガーを操作してトリガー電気
信号52が生成された場合は、1つの着弾位置検出用信
号72に1対1に対応する光弾識別用信号73が半導体
レーザー発振素子24で生成されてレーザー銃7から発
射される。本射モード又は試射モードの光弾34は、着
弾位置検出用信号72と光弾識別用信号73とから形成
されている。位置検出用半導体素子13は、着弾位置検
出用信号72を受信して着弾位置検出用信号72に対応
する着弾位置信号74を出力し、光弾識別用信号73を
受信して光弾識別用信号73に対応する光弾区別信号7
5を出力する。着弾位置検出信号74と光弾区別信号7
5は、PSDユニット67により電流値信号63と着弾
状態値64に変換されて、システム制御用CPUボード
55に入力される。
【0050】図8に示されるように、1回のトリガー操
作に基づいて、光弾識別用信号73は3つが発射され
る。1つの着弾位置検出用信号72−1に時間的に対応
して1つの光弾識別用信号73−1が発射される。他の
1つの着弾位置検出用信号72−2に時間的に対応して
他の1つの光弾識別用信号73−2が発射される。更に
他の1つの着弾位置検出用信号72−3に時間的に対応
して更に他の1つの光弾識別用信号73−3が発射され
る。このように、1回のトリガー操作に基づいて、着弾
位置検出用信号72と光弾識別用信号73の組が3回発
射される。
【0051】位置検出用半導体素子13は、このような
3組に対応する3組の信号を出力する。位置検出用半導
体素子13は、1つの着弾位置信号74−1とこれに時
間的に対応する1つの光弾区別信号75−1を出力し、
他の1つの着弾位置信号74−2とこれに時間的に対応
する他の1つの光弾区別信号75−2を出力し、更に他
の1つの着弾位置信号74−3とこれに時間的に対応す
る更に他の1つの光弾区別信号75−3を出力する。信
号75−1と信号75−2と信号75−3の3つの信号
は、1光弾群を形成する。
【0052】図9(a)は、着弾位置信号74と光弾区
別信号75の基本ビット形式であるシリアルデータ79
の構成を示している。シリアルデータ79の先頭ビット
81はスタートビットであり、シリアルデータ79の後
尾ビット82はストップビットである。図9(b)は、
着弾位置信号74のビット形式を示している。先頭ビッ
ト81と後尾ビット82の間の8ビットは、(0,0,
0,1,1,1,1,1)で表されている。スタートビ
ットと3つの活性ビットの4ビットは、用いられる赤外
線LED14の出力性能とフォトダイオード27の出力
性能とが考慮されて少なくとも400μsのパルスが与
えられている。
【0053】図9(c1),(c2),(c3)は、光
弾区別信号75のビット形式を示している。先頭ビット
81と後尾ビット82の間の8ビットのうちの先頭側の
2ビットは、1回の引き金の引き動作に基づいて生成さ
れる1光弾群の3つの光弾区別信号75−1,2,3を
互いに識別する1光弾群内識別信号は、2ビットで表現
され、”1”と”2”と”3”とが存在している。信号
74と信号75がシリアル化される場合に両信号を区別
することができないことを回避するために、後述される
1光弾群内第1光弾信号75−1−1と第1共通信号7
5−1−2との時間的前後関係は逆に構成されることが
好ましい。
【0054】光弾区別信号75は、1光弾群内第1光弾
信号75−1と、1光弾群内第2光弾信号75−2と、
1光弾群内第3光弾信号75−3とから構成されてい
る。先頭ビット81と後尾ビット82の間の8ビットの
うちの後尾側の6ビットは、光弾34の発射順序識別番
号を示し、引き金の引き回数に一致している。1単位ゲ
ームでは、63発より少ない光弾の発射が可能である。
【0055】射撃開始前には、その6ビットは、(0,
0,0,0,0,0)に初期設定されているので、1競
技では(32+16+8+4+2+1)(=(64−
1))で表される63回の引金引き回数が可能であり、
63発の光弾34の射撃が可能である。
【0056】図9は、その光弾34の弾番号”1111
00”として15番目)を例示している。例示される弾
番号は、0が積極信号として表され1が消極信号として
表されていて、その2進値は(1,1,1,1,0,
0)であり、3つの光弾の弾番号は共通的に(8+4+
2+1)で計算されて15である。
【0057】1光弾群内第1光弾信号75−1は、同一
光弾群に第1番目に属することを示す同一光弾内第1番
目信号75−1−1と、同一光弾群に共通に属すること
を示す第1共通信号75−1−2とを備えている。1光
弾群内第2光弾信号75−2は、同一光弾群に第2番目
に属することを示す同一光弾内第2番目信号75−2−
1と、同一光弾群に共通に属することを示す第2共通信
号75−2−2とを備えている。1光弾群内第3光弾信
号75−3は、同一光弾群に第3番目に属することを示
す同一光弾内第3番目信号75−3−1と、同一光弾群
に共通に属することを示す第3共通信号75−3−2と
を備えている。
【0058】一般的には、1光弾群内第j光弾信号75
−jは、同一光弾群に第j番目に属することを示す同一
光弾内第j番目信号75−j−1と、同一光弾群に共通
に属することを示す第j共通信号75−j−2とを備え
ている。第1共通信号75−1−2の共通番号は、第2
共通信号75−2−2の共通信号に同じである。後述さ
れるように、引き金が1回引かれた場合、その1回の引
きに対応して、散弾銃的に複数の光弾が時系列点上で発
射される。このような発射は、機関銃的であるが、1回
だけの一瞬の引き金動作で複数光弾が発射される点で機
関銃とは異なっていて、後述されるように、従来の実弾
射撃銃とは異なる形式の銃が実現する。
【0059】同一光弾内第1番目信号75−1−1と同
一光光弾内第2番目信号75−2−1と同一光光弾内第
3番目信号75−3−1とは、共に2ビットで表現され
ている。第1共通信号75−1−2と第2共通信号75
−2−2と第3共通信号75−3−2は、共に6ビット
で表現されている。
【0060】着弾位置信号74を複数光弾に共通に持た
せることは、競技を多様化する。その多様化により、得
点は、同一光弾内第1番目信号75−1−1と同一光弾
内第2番目信号75−2−1とに基づいて共通番号につ
いて1つの得点として計算されることが可能であり、更
に、得点は、同一光弾内第1番目信号75−1−1に基
づく得点と同一光弾内第2番目信号75−2−1に基づ
く得点とが平均化されて計算され得る。引き金動作後の
競技者の手指と銃身との微妙な相対的揺れが、その得点
に反映される。第1着弾信号74−1の着弾位置と第2
着弾信号74−2の着弾位置との間が軌跡化される。相
対的揺れが大きければ得点が低く、相対的揺れが小さけ
れば得点が高い。
【0061】光学系の揺らぎ又は銃振れにより、その3
発は同一点に着弾する保証はなくそれらの得点は必ずし
も同じではない。3発の3つの座標値の平均値がシステ
ム制御用CPUボード55又はパソコン66で計算さ
れ、その平均値に対応する得点がシステム制御用CPU
ボード55で計算される。3発が更に多発化され得る。
このような場合、得点は、第1着弾信号74−1の着弾
位置と第2着弾信号74−2の着弾位置との間の相対的
位置関係に対応して求められる。
【0062】第1着弾信号74−1と第2着弾信号74
−2は、より多くの着弾信号のうちの2つの代表であ
り、複数光弾の着弾位置がより連続的に点列として軌跡
化され、その軌跡は競技場内のスクリーンに表示され
る。着弾点列の集合を示す面積の大きさ、原点(標的中
心)からの平均的離隔距離、原点まわりの角度的分布の
広狭のような着弾位置態様は、競技者の手指と銃身の相
対的運動を厳密に多様に表現することができる。このよ
うな射撃競技は、従来の実弾射撃競技では実現すること
ができない。
【0063】トリガーが動作しない場合にも、レーザー
銃7の銃口がに向けられている限り、着弾位置検出信号
74は連発的に標的板4で受光される。このように受光
される着弾位置検出信号74の着弾位置の軌跡が表示装
置に表示される。このような軌跡は、競技者の腕の揺れ
を示す。競技者は着弾位置検出器2の上面側のような近
辺に設置されているスクリーンのような表示面に表示さ
れる軌跡の揺れを見ながらトリガーを引くことができ
る。このような軌跡を大型スクリーンに映し出すことに
より、観客に対するサービスを充実することができる。
【0064】図10は、データ検出タイミングを示して
いる。1つの着弾位置信号74が拡大されて表されてい
る。データ変換サイクル許可信号83が、着弾位置信号
74の立下がり部位より規定時間遅れて出力される。次
の着弾位置信号74が出力される前に、データ変換サイ
クル許可信号83の立上がり部位に同時的に同期して、
データ変換サイクル信号84が生成される。着弾位置座
標データ(x,y)は、データ変換サイクル信号84に
同期して解読される。着弾位置座標データ(x,y)
は、電流値信号63に含まれている。着弾点の座標位置
(x,y)が式(1)に従ってシステム制御用CPUボ
ード55又はパソコン66により計算される。着弾位置
座標データ(x,y)は、パソコン66に送信されてパ
ソコン66のメモリ部に格納され、更に、競技場内のス
クリーンにリアルタイムに表示される。
【0065】図11は、データ解読タイミングを示して
いる。データ変換サイクル許可信号83が制御ユニット
56に入力すれば、データ変換サイクル信号84が制御
ユニット56で生成される。制御ユニット56に入力さ
れるBUSY信号85は、”L”に立下がり、赤外線L
ED14の出力はなくなる。第1変換データ選択信号8
6と第2変換データ選択信号87とは、送受信信号制御
ユニット56から生成されて多重化される。第1変換デ
ータ選択信号86と第2変換データ選択信号87の組合
わせは、(0,0)と(0,1)と(1,0)と(1,
1)で表される4通りが存在する。
【0066】その組合せが(0,0)であれば着弾位置
座標データ(x,y)は的に対する銃口方向の軌跡とし
て扱われ、その組合せが(0,1)であれば着弾位置座
標データ(x,y)のうちのx座標値対応信号が制御ユ
ニット56に送信され、その組合せが(1,0)であれ
ば着弾位置座標データ(x,y)のうちのy座標値対応
信号が制御ユニット56に送信され、その組合せが
(1,1)であれば着弾位置座標データ(x,y)のう
ちのx座標値対応信号とy座標値対応信号とが制御ユニ
ット56に送信される。着弾位置座標データ(x,y)
を座標値に変換するデータ変換が終了すれば、BUSY
信号85は、”H”の状態に戻される。
【0067】図12は、レーザー銃7が出力する光弾3
4の着弾位置検出用信号72と光弾識別用信号73とを
生成する光弾発生回路88を示している。光弾発生回路
88は、フォトダイオード27の出力信号を増幅して同
期化信号89を生成する増幅器91と、引き金の引き動
作に基づいてトリガ信号92を生成するトリガ信号生成
回路93とを備えている。同期化信号89を受けた光弾
信号出力制御ユニット45は、レーザー発振電流94を
出力する。同期化信号89とレーザー発振電流94は、
同期出力素子95に入力する。レーザー発振電流94
は、レーザー発振電流94のうちの同期化信号89のパ
ルス幅に対応する時間幅分を着弾位置検出用信号72に
対応する光弾対応電力72’として出力する。
【0068】トリガ信号92に基づいて光弾識別用信号
73に対応する光弾対応電力73’が光弾信号出力制御
ユニット45で生成される。光弾対応電力72’と光弾
対応電力73’とが同期的遅延素子96に入力し、半導
体レーザー発振素子24は、同期的遅延素子96の出力
に基づいて、着弾位置検出用信号72と光弾識別用信号
73を含む光弾34を出力する。
【0069】図13は、標的板4の詳細を例示してい
る。標的板4は、その得点領域が10個の同心円で表さ
れる10領域に分けられている。最外側の環領域の得点
は1点であり、中心の円領域の得点は10点である。標
的板4としては、複数枚が用意され、既述の通り、位置
決め穴17にピンを通すことにより組み付ける標的板4
を交換的に取り付けることができる。
【0070】標的板4の円形の幾何学的精度は、競技者
の腕前の精度に対して十分に高いが、PSD13の電気
的、機械的、光学的精度は十分ではない。集光用レンズ
12のPSD13に対する幾何学的位置精度、集光用レ
ンズ12とPSD13との取り付けに関する機械的精
度、PSD13の歪みに起因する電気的対称性に関する
電気的精度は、調整により十分に高く保持されることが
重要である。そのような調整器具が、用意されている。
【0071】その調整器具は、位置検出用光学素子11
を固定する固定治具(図示されず)を2次元的に変位さ
せて移動させる変位機構と、標的板4を固定する固定台
とから構成されている。固定治具と変位機構の2次元的
変位は、相対的に与えられる。このような固定治具と変
位機構は、光学機器としてよく知られている。標的板4
の受光面が変位機構の2次元的変位面に平行になり、且
つ、位置検出用光学素子11の光軸がその受光面に直交
するように、変位機構と固定治具の位置関係が予め適正
に調整される。そのような変位機構に取り付けられたP
SD13が、図3に示されるように着弾位置検出器2の
指示構造に配置されて取り付けられている。標的板4
は、そのような固定治具とともに着弾位置検出器2に取
り付けられている。このような固定治具に、既述の位置
決め穴17が開けられている。
【0072】レーザーが、標的板4の10得点領域の中
心点に照射される。変位機構により位置検出用光学素子
11を2次元方向に連続的に移動させる。その移動は、
移動途中の各点でPSD13が生成する電流値Ix2,
Ix1により表される式(1)の左辺の値が減少する方
向に実行される。(Ix2−Ix1)と(Iy2−Iy
1)とがともに零になる位置が、PSD13の電気的中
心点として決定され、そのときの変位機構の2次元目盛
が記録され、その目盛に対応して位置づけられるPSD
13の電気的中心点が着弾位置検出器2の機械的原点と
して決定される。
【0073】その機械的原点に電気的中心点が一致して
いるPSD13を固定している変位機構により、x座標
方向とy座標方向にPSD13を変位させて、(Ix2
−Ix1)と(Iy2−Iy1)を測定する。次に、レ
ーザースポット点を同心円間隔の長さだけ+x軸方向に
移動させる。次にPSD13を(Ix2−Ix1)が零
になるまで−x軸方向に移動させる。その−x軸方向へ
の移動を示す変位機構の目盛を既述の原点対応目盛に対
して読み取り、x’を定める。次に、レーザースポット
点を同心円間隔の長さだけ+y軸方向に移動させる。次
にPSD13を(Iy2−Iy1)が零になるまで−y
軸方向に移動させる。その−y軸方向への移動を示す変
位機構の目盛を既述の原点対応目盛に対して読み取り、
y’1をめる。x軸方向とy軸方向にそれぞれにレーザ
ースポットを標的板4の面上で移動させて、(Ix2−
Ix1)と(Iy2−Iy1)とがそれぞれに零になる
零点を見出して、(x’,y’)を定める。
【0074】このような実測により、 x’=ax y’=by の関数関係が求められる。レンズなどを含む光学系の写
像関係が理想的であれば、jとkは、同じであり不変数
である。このような組(x’,y’)は、その位置にお
ける式(1)から求められる座標(x,y)と完全に
は、既述の非対称性により一致しない。その都度の
(x’,y’)と(x,y)との関係は、領域ごとに近
似的に線形関係で表される。
【0075】x’=jx y’=ky これらのjとkは、標的板4の第1象限〜第4象限に従
って変動し、更に、原点からの距離によって変動する。
標的板4の得点領域を複数領域に分けることが好まし
い。複数領域の領域区別数をsで示せば、 x’=jsx y’=ksy この組(js,ks)が送受信信号制御ボード54又は
システム制御用CPUボード55にテーブルとして設定
されている。
【0076】既述の歪み補正は、レーザー照射点の絶対
的位置の固定と、標的板とPSDの間の相対的変位とに
基づいて実行されているが、標的板とPSDの両方の固
定と、レーザー照射点の変位とに基づいて実行され得
る。レーザー照射点の変位により歪み補正を行う場合に
は、レーザーを標的板に照射し、その照射位置を視認し
てその座標(x,y)を人為的に読み取り、その視認位
置に対応するPSDの出力座標(x’,y’)を記録す
る。(x,y)と(x’,y’)との変数変換は、既述
の通りである。変数変換は、分割領域ごとに実行され、
変数変換は分割領域ごとのテーブルで表現され得て、こ
の場合は、計算は不要である。座標(x,y)は、直交
座標に限られず、直交座標に代えられて極座標が用いら
れ得る。複数分割領域のそれぞれの領域の範囲は、PS
Dの電気的中心点より遠い領域で広くPSDの電気的中
心点より近い領域で狭く設定されることは好ましい。
【0077】調整方法は、公式審判員の指導のもとで技
術員により競技会場で実行され得る。このような技術員
による調整は、簡単であることが望ましい。簡単な調整
方法は、下記の通りに実行される。着弾位置検出器2の
前方に、適当な光ビーム発生器を置く。着弾位置検出器
2の前面を形成する標的板4に、縦横に5mm間隔で小
さい穴が開けられた座標板を位置決めして取り付ける。
【0078】光ビーム発生器から発射される光ビームを
座標板の中心点にある穴に照射する。着弾位置検出器2
のPSDが出力する電気的座標値(x’,y’)は、
(0,0)であるか、又は、それに近い座標値を示す。
その電気的座標値(x’,y’)が(0,0)になるよ
うに、座標板とともに標的板4を微妙に移動させて標的
板4の位置を調整する。標的板4の位置を調整しない
で、PSD13の位置を調整することは可能である。こ
のような調整により、PSD13の電気的原点(0’,
0’)が、標的板4の機械的原点(0,0)に一致す
る。
【0079】このような機械的調整の次に、数学的調整
が実行される。座標板の原点に対応する穴の隣りの穴に
光ビームを照射する。この時の穴の座標(x,y)は、
mm単位で、(0,5)、(5,0)又は(5,5)で
ある。この場合にPSD13の出力が示す電気的座標値
(x’,y’)は、必ずしも(5,5)に一致している
とは限らない。一般に、光ビームを照射した座標板の穴
の機械的座標値(x,y)とその座標値に対応するPS
D13の電気的座標値(x’,y’)とは一致しない。
機械的座標値(x,y)と電気的座標値(x’,y’)
との間で、既述の座標変換を行う。このような座標変換
は、並進座標変換又は回転座標変換である。
【0080】このような座標変換による数学的調整は、
図に示される4つの象限について実行される。機械的調
整により定められた原点Oを含む象限イ,ウ,エ,オを
採択する。象限イ,ウ,エ,オは、それぞれに、100
mm×100mmの正方形領域であり、それぞれに原点
Oを含んでいる。第1象限イについて、x軸方向tとy
軸方向に光点を5mm間隔で移動させて、その光点の座
標(x,y)に対応するPSD出力に基づく座標
(x’,y’)を測定し、既述の数学的調整を実行す
る。このような調整が他の3つの象限について実行され
る。
【0081】図14は、競技の全体システムを示してい
る。一人の競技者のレーザー銃7に対応する標的板4を
含む着弾位置検出器2は、他の競技者のレーザー銃7に
対応する標的板4を含む着弾位置検出器2とともに、既
述のLAN65を介してパソコン66に接続している。
2つの標的板4と1つのパソコン66との接続は、スイ
ッチングユニット96により選択的に切り換えられる。
パソコン66には、競技者のゼッケン番号、弾番号、そ
の弾番号に対応する得点、総得点、標的板4に光弾が命
中した命中位置が同時的に又は時間間隔的に表示され
る。最終集計表は、パソコン66に接続するプリンタ9
7から出力される。標的板4は、25mの標的板4’と
交換され得る。
【0082】トリガーの1回の引きに対応する1発の光
弾には、図11(c1),(c2),(c3)に示され
るような複数の要素弾が発射されている。このような複
数の要素弾の各得点は平均化されるだけでなく、各要素
弾ごとに得点を求めらることができる。このような得点
計数方法は、トリガーを引いた後の手の微妙な振れに基
づく得点差を与えることができ、更に、第n発目の光弾
のj番目の要素弾の得点を個別に求めることにより、競
技者の身体の揺れの特性を数値化することができ、1発
のみの実弾発射の競技にはなかった新しいスポーツを提
供することができる。更に、引き金の引き動作特性が複
数光弾の着弾位置の標的板状の軌跡として数値化され、
その軌跡の揺らぎを得点化すると共に、その揺らぎを知
ることにより、実弾発射の引き金動作の矯正のために役
立たせることができる。
【0083】標的側から発射される送信信号8は、これ
に対応する対応信号を光弾34に付与し、その対応信号
を持つ光弾以外の光弾、即ち、その対応信号を持たない
光弾(例示:隣りの射撃ボックスから発射される正規の
光弾)又は競技会場で不用意に発射される光信号が標的
に照射される場合、そのような光弾又は光信号は、無効
化され、得点計算又は軌跡表示のような着弾位置表示は
実行されない。1つの光銃から発射される光弾34は、
条件信号としての送信信号8に対応する信号(例示:パ
ルス幅,時刻)を持ち、他の射撃ボックスから発射され
る光弾がその射撃ボックスに対応しない標的に照射され
た場合、他の射撃ボックスから発射される光弾は、対応
しない標的に対しては無効化される。
【0084】
【発明の効果】本発明による光銃の射撃システム及びそ
の信号処理方法は、光弾発射を可能にする十分条件の1
つの信号が標的側で生成され、銃側主導型でなく標的側
主導型が実現していて、競技主催者(審判)側の意思が
第1義的に尊重され、結果的に、銃とコンピュータとが
有線で接続されないですむ。
【0085】着弾位置検出用信号と個別信号との複合化
により、光線銃と標的との間の1対1の関係がより厳し
く成立する技術を確立することができる。審判側主導に
より、レーザービームの発射が適正に拘束され、光線銃
の安全性がより確実に確保される。位置検出信号と個別
信号のシリアス化は、得点計算処理の正確さと速度向上
を実現することができる。銃側信号生成は、競技内容を
多様化することができる。
【0086】本発明による射撃システムのPSD調整装
置、又は、そのPSD調整方法は、レーザービームが当
たった位置の検出の精度を競技レベルまで向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による競技システムの銃と標的
の配置関係を示す平面図である。
【図2】図2は、標的装置を示す側面断面図である。
【図3】図3は、図2の正面図である。
【図4】図4は、スリットを示す側面断面図である。
【図5】図5は、銃装置を示す側面断面図である。
【図6】図6は、図5の平面図である。
【図7】図7は、本発明による光銃の射撃システムを示
すシステムブロック図である。
【図8】図8は、システム内複数信号を示すタイムシー
ケンス図である。
【図9】図9(a),(b),(c1),(c2),
(c3)は、光弾の信号をそれぞれに示すビット図であ
る。
【図10】図10は、図9の一部を更に詳細に示すタイ
ムシーケンス図である。
【図11】図11は、データ変換を示すタイムシーケン
ス図である。
【図12】図12は、銃装置の詳細を示す回路ブロック
図である。
【図13】図13は、標的を示す正面図である。
【図14】図14は、競技システムを示すシステムブロ
ック図である。
【符号の説明】
2…標的装置 4…標的 7…銃装置 8…送信信号 13…2次元PSD 14…標的側通信ユニット 15…スリット 34…光弾(光弾信号) 43…銃側通信ユニット 46…選択ユニット 54…標的側通信ユニット 55…得点計算ユニット 61…第1点灯ランプ 63…電気的弾信号 67…受光ユニット 74…着弾位置信号 74−1…第1着弾位置信号 74−2…第2着弾位置信号 75…光弾区別信号 75−1…第1光弾区別信号 75−2…第2光弾区別信号 75−1−1…同一光弾内第1番目信号 75−1−2…第1共通信号 75−2−1…同一光弾内第2番目信号 75−2−2…第2共通信号

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】銃装置と、 標的装置とを含み、 前記標的装置は、 標的側通信ユニットと、 標的と、 前記標的に光学的に接続する受光ユニットと、 前記受光ユニットに電気的に接続し着弾位置を検出する
    検出ユニットとを備え、 前記銃装置は、 銃側通信ユニットを備え、 前記銃側通信ユニットは、前記標的側通信ユニットから
    送信される送信信号を受信し、 前記検出ユニットは、
    前記送信信号に応答して前記銃側通信ユニットが送信す
    る光弾を受信して前記光弾に対応する電気的光弾信号を
    出力する光銃の射撃システム。
  2. 【請求項2】前記銃装置は、 トリガーを更に備え、 トリガー信号は、前記トリガーを操作する競技者の動作
    に基づいて生成され、前記光弾は前記トリガー信号に基
    づいて生成される請求項1の光銃の射撃システム。
  3. 【請求項3】前記送信信号は、前記銃装置に対向する指
    向性を有している請求項1の光銃の射撃システム。
  4. 【請求項4】前記指向性は、前記標的側通信ユニットの
    発光素子が発光する光円錐状ビームの一部を通過させる
    スリットにより与えられる請求項3の光銃の射撃システ
    ム。
  5. 【請求項5】前記光弾は、 前記光弾の着弾位置の検出のために用いられる着弾位置
    信号と、 前記光弾を他の光弾から区別するために用いられる光弾
    区別信号とを含む請求項1の光銃の射撃システム。
  6. 【請求項6】前記送信信号は、前記光弾の送信のための
    条件信号を有している請求項1の光銃の射撃システム。
  7. 【請求項7】前記条件信号は、前記送信信号のパルス幅
    である 手段請求項5の光銃の射撃システム。
  8. 【請求項8】前記光弾区別信号は、 第1光弾区別信号と、 前記第1光弾区別信号に時間的に後行する第2光弾区別
    信号とを備え、 前記着弾位置信号は、前記第1光弾区別信号に先行し、
    前記第1光弾区別信号は前記第2光弾区別信号に先行す
    る請求項5の光銃の射撃システム。
  9. 【請求項9】前記第1光弾区別信号は、 単一の前記光弾信号に第1番目に属することを示す同一
    光弾内第1番目信号と、 単一の前記光弾信号に共通に属することを示す第1共通
    信号とを備え、 前記第2光弾区別信号は、 単一の前記光弾信号に第2番目に属することを示す同一
    光弾内第2番目信号と、 単一の前記光弾信号に共通に属することを示す第2共通
    信号とを備え、 前記第1共通信号の共通番号は、第2共通信号の共通信
    号に同じである請求項8の光銃の射撃システム。
  10. 【請求項10】前記同一光弾内第1番目信号と前記同一
    光光弾内第2番目信号とは、共に同じ第1ビット数で表
    現され、 前記第1共通信号と前記第2共通信号とは、共に同じ第
    2ビット数で表現されている請求項9の光銃の射撃シス
    テム。
  11. 【請求項11】前記第1ビット数は2であり、前記第2
    ビット数は6である請求項10の光銃の射撃システム。
  12. 【請求項12】得点は、前記第1光弾区別信号と前記第
    2光弾区別信号のうちの少なくとも1つに基づいて前記
    共通信号について1つの得点として計算される請求項9
    の光銃の射撃システム。
  13. 【請求項13】前記光弾は、 第1光弾信号と、 第2光弾信号とを備え、 前記第1光弾信号は、 第1着弾位置信号と、 単一の前記光弾信号に第1番目に属することを示す同一
    光弾内第1番目信号と、 単一の前記光弾信号に共通に属することを示す第1共通
    信号とを備え、 前記第2光弾信号は、 第2着弾位置信号と、 単一の前記光弾信号に第2番目に属することを示す同一
    光弾内第2番目信号と、 単一の前記光弾信号に共通に属することを示す第2共通
    信号とを備え、 前記第1共通信号の共通番号は、第2共通信号の共通信
    号に同じである請求項1の光銃の射撃システム。
  14. 【請求項14】得点は、前記第1光弾区別信号と前記第
    2光弾区別信号とに基づいて前記共通信号について1つ
    の得点として計算される請求項13の光銃の射撃システ
    ム。
  15. 【請求項15】得点は、前記第1光弾区別信号に基づく
    得点と前記第2光弾区別信号に基づく得点とが平均化さ
    れて計算される請求項13の光銃の射撃システム。
  16. 【請求項16】前記第1着弾位置信号の着弾位置と前記
    第2着弾位置信号の着弾位置との間が軌跡化される請求
    項13の光銃の射撃システム。
  17. 【請求項17】得点は、前記第1着弾位置信号の着弾位
    置と前記第2着弾位置信号の着弾位置との間の相対的位
    置関係に対応して求められる請求項13の光銃の射撃シ
    ステム。
  18. 【請求項18】前記標的装置は、 前記送信信号の送信を競技者に知らせる点灯ランプをを
    更に含む請求項1の光銃の射撃システム。
  19. 【請求項19】前記銃装置は、 モードを選択する選択ユニットを更に含み、 前記モードは、 前記光弾を発射する実射モードと、 前記光弾と異なる異信号を発射する試射モードとを備え
    る請求項13の光銃の射撃システム。
  20. 【請求項20】前記光弾の異信号は、前記第1共通信号
    が改変された信号である請求項19の光銃の射撃システ
    ム。
  21. 【請求項21】前記光弾の異信号は、前記同一光弾内第
    1番目信号と前記同一光弾内第2番目信号とが改変され
    ている信号である請求項19の光銃の射撃システム。
  22. 【請求項22】標的側から送信信号を射撃側に送信する
    第1ステップと、 前記送信信号を銃によって受信して受信信号を前記銃に
    より出力する第2ステップと、 前記受信信号に基づい
    て光弾を前記銃により発射する第3ステップと、 前記光弾を前記標的側で受信する第4ステップとを含む
    光銃の信号処理方法。
  23. 【請求項23】前記第3ステップは、 前記光弾に着弾位置検出用信号を付与する第5ステップ
    を備える請求項22の光銃の信号処理方法。
  24. 【請求項24】前記着弾位置検出用信号に基づいて前記
    標的側で着弾位置を検出する第6ステップを更に含む請
    求項23の光銃の信号処理方法。
  25. 【請求項25】前記第3ステップは、 前記光弾を他の光弾から個別的に区別するために用いら
    れる光弾区別信号を前記光弾に付与する第7ステップを
    更に備える請求項24の光銃の信号処理方法。
  26. 【請求項26】前記光弾区別信号は、競技者のトリガー
    操作により生成される請求項25の光銃の信号処理方
    法。
  27. 【請求項27】前記光弾区別信号は、 第1光弾区別信号と、 前記第1光弾区別信号に時間的に後行する第2光弾区別
    信号とを備え、 前記着弾位置検出用信号は、前記第1光弾区別信号に先
    行し、前記第1光弾区別信号は前記第2光弾区別信号に
    先行する請求項26の光銃の信号処理方法。
  28. 【請求項28】前記第1光弾区別信号は、 第1番目を示す第1番目弾番号信号と、 共通番目を示す第1共通番目弾番号信号とを備え、 前記第2光弾区別信号は、 第2番目を示す第2番目弾番号信号と、 共通番目を示す第2共通番目弾番号信号とを備え、 前記第1共通番目弾番号信号の共通番目の共通番号は、
    第2共通番目弾番号信号の共通番目の共通番号に同じで
    あり、 前記第1番目弾番号信号と第2番目弾番号信号とは、共
    に同じ第1数のビットで表現され、 前記第1共通番目弾番号信号と前記第2共通番目弾番号
    信号とは、共に同じ第2数のビットで表現されている請
    求項27の光銃の信号処理方法。
  29. 【請求項29】前記第1光弾区別信号に対応する光弾の
    得点と前記第2光弾区別信号に対応する光弾の得点とを
    平均化する第8ステップを更に含む請求項28の光銃の
    信号処理方法。
  30. 【請求項30】前記第1ステップは、 前記送信信号を前記銃側に指向的に送信するステップを
    備える請求項22〜29から選択される1請求項の光銃
    の信号処理方法。
  31. 【請求項31】光ビームの照射を受ける照射点の機械的
    座標(x,y)を有する標的と、 前記照射点の光を受光し受光点の電気的座標(x’,
    y’)を出力する2次元受光ユニットとを含む標的装置
    の位置調整方法であり、 前記機械的座標(x,y)に基づいて前記電気的座標
    (x’,y’)を調整する調整ステップを含む標的装置
    の位置調整方法。
  32. 【請求項32】前記調整ステップは、 前記電気的座標(x’,y’)が前記標的の中心点の機
    械的座標(0,0)に一致するように、前記標的と前記
    2次元受光ユニットとの間の相対的位置を調整する機械
    的ステップを備える請求項31の標的装置の位置調整方
    法。
  33. 【請求項33】前記機械的ステップは、前記2次元受光
    ユニットの取り付け位置を調整するステップである請求
    項32の標的装置の位置調整方法。
  34. 【請求項34】前記調整ステップは、 前記照射点の位置を変更する照射点変更ステップと、 前記照射点変更ステップにより変更された照射点の機械
    的座標(x,y)に前記電気的座標(x’,y’)が一
    致するように、前記電気的座標(x’,y’)を数学的
    に調整する数学的ステップとを更に備える請求項32の
    標的装置の位置調整方法。
  35. 【請求項35】前記照射点変更ステップと前記数学的ス
    テップとは、前記機械的座標(x,y)の座標系の複数
    の領域で独立的に実行される請求項33の標的装置の位
    置調整方法。
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