JP3250145B2 - 射撃訓練装置 - Google Patents

射撃訓練装置

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JP3250145B2
JP3250145B2 JP15838697A JP15838697A JP3250145B2 JP 3250145 B2 JP3250145 B2 JP 3250145B2 JP 15838697 A JP15838697 A JP 15838697A JP 15838697 A JP15838697 A JP 15838697A JP 3250145 B2 JP3250145 B2 JP 3250145B2
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洋邦 平馬
博史 正當
住雄 是沢
正則 山崎
直樹 溝広
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Babcock Hitachi KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の射撃訓練者
が同一の標的へ模擬銃により同時に射撃する射撃訓練装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の射撃訓練装置の構成を示す
斜視図である。本図は実弾に模擬した光線を発射する模
擬銃を用いる射撃訓練装置の構成を示す。投影器1から
スクリーン2へ静止画または動画を投影し、射撃訓練者
3が模擬銃4によりレーザ光線5をスクリーン2へ発射
し、スクリーン2上のレーザ光線着点位置6を投影器1
に内蔵する着点位置検出器7が検出し、制御装置8が演
算処理し投影器1が着弾マーク9として投影表示する。
この従来の射撃訓練装置は、同じ模擬銃が用いられるか
ら同じレーザ光線5が発射され、同じ着弾マーク9が投
影表示される。なお、このような射撃訓練装置の公知例
としては特開平5−322487号公報がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の射撃訓練装
置は、単独の射撃訓練者3を対象として開発されたもの
で、複数の射撃訓練者3が同一の標的へ模擬弾を同時に
発射する集団射撃訓練を行った場合に、どの射撃訓練者
3の着弾マーク9であるかが識別できず射撃成績を評価
できないという問題がある。本発明の目的は、多数の射
撃訓練者が同一の標的を用い同時に訓練できる射撃訓練
装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的は、光線により
弾丸を模擬した模擬弾と、光線の光源を装着した模擬銃
と、模擬銃の標的となる一つのスクリーンと、スクリー
ン上の光線の着点をテレビカメラで撮影し、着点位置を
求める着点位置検出手段と、着点位置検出手段が検出し
た光線の着点位置を着弾マークでスクリーン上に投影す
る投影手段とを有する射撃訓練装置において、模擬銃が
複数であり、それぞれの模擬銃には、前記スクリーンに
投射される光線の光学的特性が互いに異なる光源を装着
、着点位置検出手段が検出した前記スクリーンに投射
された光線の光学的特性が何れの光源のものかを判別
し、判別した光源から模擬銃を特定し、特定した模擬銃
の着弾マークを前記スクリーンに投影する投影データを
前記投影手段に出力する光線判別手段を設けたことによ
り達成される。前記光線の光学的特性が光量、位相、発
光時間、波長の何れかであることが望ましい。上記構成
によれば、それぞれの模擬銃に装着した光源の光学的特
性が互いに異なり、検出した光線の光学的特性から模擬
銃を特定し模擬銃を識別する識別標識を表示することに
より、それぞれの射撃訓練者の着弾位置を識別すること
ができる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
より説明する。図1は本発明の実施の形態の射撃訓練装
置構成を示す斜視図である。本図の基本的な構成は図2
と同じであるが、複数の射撃訓練者3がスクリーン2上
の同一の標的へ同時に射撃するためにそれぞれの射撃訓
練者3が用いる模擬銃4には図示はしていないが光学的
特性が互いに異なるレーザ光線5を発光する光源を装着
し、制御装置8には着点位置検出器7が検出したレーザ
光線着点位置6におけるレーザ光線5の光学的特性が何
れの光源のものかを判別し、判別した光源から模擬銃4
を特定し、特定した模擬銃4を識別する着弾マーク9を
投影器1へ出力する光線判別器20が設けられている。
【0006】先ず、本発明の第1の実施の形態を説明す
る。本実施の形態では模擬銃4に装着する光源の光学的
特性の内でレーザ光線5の光量を異なる値としている。
そして、光線判別器20にはコンパレータを用いテレビ
カメラによる着点位置検出器7が検出したレーザ光線5
の異なる光量値を判別する。例えばNo.1コンパレー
タは光量値0〜0.2の範囲を検出し、No.2コンパ
レータは光量値0.2〜0.4の範囲を検出し、No.
3コンパレータは光量値0.4〜0.6の範囲を検出
し、射撃に用いる模擬銃4の数に応じてコンパレータを
設置する。No.1の模擬銃4の光源の光量値を0.1
に設定し、No.2の模擬銃4の光源の光量値を0.3
に設定し、No.3の模擬銃4の光源の光量値を0.5
に設定すれば、コンパレータにより光量値からどの模擬
銃4からのレーザ光線5かが判定でき、これにより模擬
銃4毎に色、形状を定めた着弾マーク9を投影器1から
スクリーン2に投影する。また、着弾マーク9の位置デ
ータが光線判別器20から制御装置8に出力されると、
図示せざるスピーカから模擬銃4の発射音が放射され
る。
【0007】本発明の第2の実施の形態を説明する。本
実施の形態ではそれぞれの模擬銃4に装着する光源の光
学的特性の内でレーザ光線5の位相を異なる値としてい
る。そして、光線判別器20には複数の位相弁別器を用
いレーザ光線5の異なる位相値を検出する。位相弁別器
によりどの模擬銃4からのレーザ光線5かが判定でき、
これにより第1の実施の形態と同様に模擬銃4毎に定め
た着弾マーク9を投影器1からスクリーン2に投影す
る。
【0008】本発明の第3の実施の形態を説明する。本
実施の形態では着点位置検出器7が1/30秒毎にスク
リーン2をスキャンし、模擬銃4に装着する光源の光学
的特性の内でレーザ光線5の発光時間を異なる値として
いる。例えばNo.1の模擬銃4の光源の発光時間を7
0msecとし着点位置検出器7が上記スキャンレート
により2〜3スキャンを連続検出する。No.2の模擬
銃4の光源の発光時間を140msecとし着点位置検
出器7が4〜5スキャンを連続検出する。この連続検出
回数によりNo.1の模擬銃4とNo.2の模擬銃4の
判別を行う。光線判別器20はレーザ光線5の着点時の
スキャン毎に水平、垂直の位置データを検出し記憶し、
位置データをカウントしておく。位置データの検出毎に
1カウントとしスキャン毎にカウントを継続して位置デ
ータが入力されなくなる迄のスキャンのカウントを行
う。このカウント値により発光時間を算出する。同一ス
キャン中に2発以上のレーザ光線5の着点を検出した場
合には、各々の位置データの検出毎にカウントする。こ
のようにして光線判別器20は判別した発光時間により
レーザ光線5を発光した模擬銃4を特定し、これにより
模擬銃4毎に色、形状を定めた着弾マーク9が投影器1
からスクリーン2に投影される。また、着弾マーク9の
位置データが光線判別器20から制御装置8に出力され
ると、図示せざるスピーカから模擬銃4の発射音が放射
される。
【0009】本発明の第4の実施の形態を説明する。本
実施の形態では模擬銃4に装着する光源の光学的特性の
内でレーザ光線5の波長即ち色を異なる値としている。
そして、光線判別器20には特定の色を検出する画像素
子を用いカラーテレビカメラによる着点位置検出器7が
検出したレーザ光線5の異なる色を判別する。カラーテ
レビカメラによりスキャンし、水平、垂直信号を画像素
子により判別する。例えば、No.1の模擬銃4が赤色
のレーザ光線5を発光する場合水平信号を青色のみを検
出する画像素子で検出を試みて青色を検出しなかった場
合、その2次側に赤色のみを検出する画像素子を配置し
赤色を検出したならばNo.1模擬銃4の射撃による着
点と判別する。また、着点位置検出器7に特定の色を検
出するカラーテレビカメラを用いた例を説明する。複数
のカラーテレビカメラにそれぞれ特定の色のみを透過さ
せる光学フィルタを装着する。例えば、No.1のカラ
ーテレビカメラには青色のみを透過させる光学フィルタ
を装着し、No.2のカラーテレビカメラには赤色のみ
を透過させる光学フィルタを装着し、No.2のカラー
テレビカメラが赤色を検出したならばNo.1模擬銃4
の射撃による着点と判別する。レーザ光線5による着点
の色を判別したならば上記実施の形態と同様に特定の着
弾マーク9が投影され、発射音が放射される。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、光学的特性が互いに異
なる模擬弾を発射する模擬銃と、その模擬弾を判別して
着弾標識を標的上に表示する手段とを用いることによ
り、多数の射撃訓練者が同一の標的を用い同時に訓練で
きる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の射撃訓練装置構成を示す
斜視図である。
【図2】従来の射撃訓練装置の構成を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 投影器 2 スクリーン 3 射撃訓練者 4 模擬銃 5 レーザ光線 6 レーザ光線着点位置 7 着点位置検出器 8 制御装置 9 着弾マーク 20 光線判別器
フロントページの続き (72)発明者 山崎 正則 広島県呉市宝町6番9号 バブコック日 立株式会社 呉工場内 (72)発明者 溝広 直樹 広島県呉市宝町6番9号 バブコック日 立株式会社 呉工場内 (56)参考文献 特開 平8−303997(JP,A) 特開 平5−322487(JP,A) 特開 平6−198072(JP,A) 実開 平6−55092(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F41G 3/26 F41J 1/00 - 9/32

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光線により弾丸を模擬した模擬弾と、前
    記光線の光源を装着した模擬銃と、該模擬銃の標的とな
    る一つのスクリーンと、該スクリーン上の前記光線の着
    をテレビカメラで撮影し、着点位置を求める着点位置
    検出手段と、該着点位置検出手段が検出した前記光線の
    着点位置を着弾マークで前記スクリーン上に投影する投
    影手段とを有する射撃訓練装置において、 前記模擬銃が複数であり、それぞれの模擬銃には、前記
    スクリーンに投射される光線の光学的特性が互いに異な
    る光源を装着し、前記着点位置検出手段が検出した前記
    スクリーンに投射された光線の光学的特性がいずれの光
    源のものかを判別し、判別した光源から模擬銃を特定
    し、特定した模擬銃の着弾マークを前記スクリーンに投
    影する投影データを前記投影手段に出力する光線判別手
    段を設けたことを特徴とする射撃訓練装置。
  2. 【請求項2】 前記光線の光学的特性が光量、位相、発
    光時間、波長の何れかであることを特徴とする請求項1
    に記載の射撃訓練装置。
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