JP2003038838A - 遊技媒体貸出システム - Google Patents

遊技媒体貸出システム

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JP2003038838A
JP2003038838A JP2001233636A JP2001233636A JP2003038838A JP 2003038838 A JP2003038838 A JP 2003038838A JP 2001233636 A JP2001233636 A JP 2001233636A JP 2001233636 A JP2001233636 A JP 2001233636A JP 2003038838 A JP2003038838 A JP 2003038838A
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Chie Azuma
千絵 東
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技店により多くの遊技客を定着させるこ
と。 【解決手段】 カード処理ユニット30に挿入された磁
気カードの種類を特定するカード読取部317と、カー
ド読取部317によって特定された磁気カードの種類に
関わる情報を遊技店の係員に一覧表示するカウンタ端末
70とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体が挿入さ
れた場合に、該記録媒体によって特定される有価価値に
基づいて遊技機に遊技媒体を投出するようにした遊技媒
体貸出システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、パチンコ機やパチスロ機等の遊技
機を設置した遊技店で遊技を行う場合には、例えばカー
ド発行機から、一旦プリペイドカード等の磁気カードや
ICカード、ICコイン等の記録媒体を購入し、この記
録媒体に関連づけられた有価価値に応じてパチンコ玉や
メダル等の遊技媒体を借り受けるのが一般的である。
【0003】こうした遊技媒体の貸出システムにおいて
は、プリペイドカードに購入金額または購入金額に相当
する有価価値を直接磁気記録するタイプのものと、遊技
店の管理装置であるターミナルコントローラに記憶させ
た有価価値を検索するための識別情報のみを磁気記録す
るタイプのものとがある。前者の場合には、例えば遊技
機の相互間に設置したカード処理ユニットにプリペイド
カードを挿入すれば、該プリペイドカードを読み取るこ
とで直接有価価値を取得することができる。一方、後者
の場合には、カード処理ユニットが読み取った識別情報
に基づいてターミナルコントローラから有価価値を取得
することができる。従って、いずれにおいてもプリペイ
ドカードに付与された有価価値を上限とした遊技媒体の
貸し出しを行うことが可能となる。
【0004】遊技媒体の貸し出しが行われた場合には、
その代金分を有価価値から差し引くことによって精算を
行う。すなわち、直接有価価値を磁気記録したプリペイ
ドカードを適用する遊技媒体貸出システムでは、プリペ
イドカードの有価価値そのものを減算することによって
精算が完了する。一方、有価価値を検索するための識別
情報のみを磁気記録したプリペイドカードを適用する遊
技媒体貸出システムでは、減算要求がカード処理ユニッ
トからターミナルコントローラに送信され、減算更新し
た新たな有価価値がプリペイドカードの識別情報と共に
記憶部に記憶されることで精算が完了する。
【0005】上述した精算処理の結果、プリペイドカー
ドの有価価値が「0」となれば、以降、当該プリペイド
カードをカード処理ユニットに挿入した場合であって
も、遊技媒体の貸し出しは行われない。従って、例えば
遊技中にプリペイドカードの有価価値が「0」となった
場合には、一旦遊技機を離れ、カード発行機まで出向い
てプリペイドカードを購入しなければ新たな遊技媒体の
借り受けができないことになる。これは、遊技客の遊技
意欲を著しく損なうばかりか、遊技機の稼働率にも多大
な影響を及ぼす虞れがあり、双方にとって好ましいもの
とはいえない。
【0006】このため昨今においては、遊技機毎に隣設
されたカード処理ユニットに有価価値の加算更新機能を
付与するようにした遊技媒体貸出システムを導入し、遊
技客の利便性を向上させると同時に遊技機の稼働率向上
を図ろうとする検討がなされている。すなわち、カード
処理ユニットにプリペイドカードを挿入した後に該カー
ド処理ユニットに現金を投入して入金操作を行った場合
には、この入金の金額に応じてプリペイドカードの有価
価値を加算更新しようとするものである。
【0007】こうした遊技媒体貸出システムによれば、
例えば遊技中にプリペイドカードの有価価値が「0」に
なったとしても、カード処理ユニットに対して入金操作
を行えば遊技機を離れることなく新たな遊技媒体の借り
受けが可能になる。従って、遊技客の利便性が著しく向
上し、これに伴って遊技機の稼働率が大幅に向上するこ
とを期待できるようになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な遊技媒体貸出システムを導入した遊技店にあっても、
売上の維持・向上を図るためには、如何に遊技客を多く
集められるかがきわめて重要な課題となる。このため、
遊技店の多くは、積極的に会員制を導入し、遊技客を定
着させるように努めている。すなわち、予め住所や氏
名、年齢、性別等の個人情報を登録した遊技客(会員)
に対して専用の会員カードを発行し、この会員カードを
用いて遊技を行った場合に各種サービスを行い、一般遊
技客との差別化を図ることで遊技客の定着化を図ろうと
するものである。
【0009】例えば、会員カードを所有している遊技客
に対しては、自身の有する遊技媒体を「貯玉」すること
が可能である。この貯玉は、さらに再プレイカードと称
される所定の有価価値を有した磁気カード(但し、その
有価価値は貯玉数以下となる)への変換が可能である。
この再プレイカードは、形状や磁気ストライプの位置を
プリペイドカードと同一に構成した紙製カードであり、
カード処理ユニットに挿入することで遊技を行うことが
できる。
【0010】また、会員カードによる使用額に応じてサ
ービスポイントを付与し、このサービスポイントが所定
値に達した時点で当該サービスポイントをサービスカー
ドと称される所定の有価価値を有した磁気カードと交換
するようにしている。このサービスカードについても、
上述した再プレイカードと同様に、形状や磁気ストライ
プの位置がプリペイドカードと同一であり、これを用い
て遊技を行うことができる。
【0011】しかしながら、上述した各種のサービスを
行っているにも関わらず、会員制の導入が必ずしも遊技
客の定着化、さらには遊技店の売上向上に繋がっていな
いのが実情である。これは、現状の遊技媒体貸出システ
ムにおいては、遊技中において会員に十分なサービスを
提供できないことに一因がある。つまり、会員に対して
会員カードや再プレイカードおよびサービスカードとい
った一般遊技客が所有し得ない磁気カードを付与したと
ころで、遊技中においては、一般のプリペイドカードと
同様に、いずれもがカード処理ユニットの内部に取り込
まれてしまうことになる。このため、遊技店の係員にと
って多数の遊技客の中から会員のみを特定することはき
わめて困難であり、この結果、会員と一般遊技客との間
のサービスを差別化することができない。さらには、同
じ会員であっても、いずれの磁気カードを使用して遊技
を行っているかを把握することができない。従って、使
用している磁気カードに応じて会員にきめ細やかなサー
ビスを提供することも困難である。結局、わざわざ個人
情報を登録してまで会員になることに魅力を感じない遊
技客が多くなり、遊技客の定着化や遊技店の売上向上を
図ることも困難となる。
【0012】この発明は、上記実情に鑑みてなされたも
ので、遊技店により多くの遊技客を定着させることので
きる遊技媒体貸出システムを提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
遊技媒体貸出システムは、記録媒体が挿入された場合
に、該記録媒体によって特定される有価価値に基づいて
遊技機に遊技媒体を投出するようにした遊技媒体貸出シ
ステムにおいて、挿入された記録媒体の種類を特定する
記録媒体種特定手段と、前記記録媒体種特定手段によっ
て特定された記録媒体の種類に関わる情報を遊技店の係
員に報知する報知手段とを備えたことを特徴とする。
【0014】また、請求項2に係る遊技媒体貸出システ
ムは、互いに異なる複数種類の記録媒体を適用対象と
し、かつ前記記録媒体に関連して記憶される有価価値に
基づいて遊技媒体を貸し出すようにした遊技媒体貸出シ
ステムにおいて、前記記録媒体に記録された情報に所定
の有価価値を関連づけて記憶する有価価値記憶手段と、
記録媒体が挿入された場合にこの記録媒体に記録された
情報を読み取り、該読み取った記録媒体の情報に基づい
て前記有価価値記憶手段から当該記録媒体に関連づけら
れた有価価値を取得するとともに、この有価価値を上限
として、対応する遊技機に遊技媒体の投出を行う記録媒
体処理装置と、前記読み取った記録媒体の情報に基づい
てその種類を特定する記録媒体種特定手段と、前記記録
媒体種特定手段によって特定された記録媒体の種類に関
わる情報を遊技店の係員に報知する報知手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0015】また、請求項3に係る遊技媒体貸出システ
ムは、請求項2の発明において、前記記録媒体処理装置
に貨幣処理機能を設ける一方、該記録媒体処理装置が貨
幣を取り扱っている場合に前記報知手段に貨幣取扱中の
表示を行うことを特徴とする。
【0016】また、請求項4に係る遊技媒体貸出システ
ムは、請求項1〜3のいずれか一つに記載の発明におい
て、挿入された記録媒体の種類に応じて報知態様を変更
することを特徴とする。
【0017】また、請求項5に係る遊技媒体貸出システ
ムは、請求項1〜4のいずれか一つに記載の発明におい
て、前記報知手段を遊技店の係員が常駐する場所に設置
したことを特徴とする。
【0018】また、請求項6に係る遊技媒体貸出システ
ムは、請求項1〜5のいずれか一つに記載の発明におい
て、遊技店に設置した複数の遊技機のレイアウトに従っ
て記録媒体の種類に関わる情報を一覧表示するようにし
たことを特徴とする。
【0019】また、請求項7に係る遊技媒体貸出システ
ムは、請求項1〜6のいずれか一つに記載の発明におい
て、記録媒体が挿入された状態で遊技機からの遊技情報
が予め設定した時間を越えて継続的に途絶えている場合
に前記報知手段の報知態様を変更することを特徴とす
る。
【0020】また、請求項8に係る遊技媒体貸出システ
ムは、請求項1〜7のいずれか一つに記載の発明におい
て、前記報知手段による報知方法を設定する報知方法設
定手段を設けたことを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明に係る遊技媒体貸出システムの好適な実施の形態を
詳細に説明する。なお、本実施の形態では、主として本
発明をパチンコ遊技に適用した遊技媒体貸出システムを
示す。
【0022】図1は、本発明の実施の形態である遊技媒
体貸出システムの概略構成を示すブロック図である。こ
こで例示する遊技媒体貸出システムでは、記録媒体とし
て磁気カード、具体的には互いに種類の異なる会員カー
ドおよび一般カード、さらには再プレイカード、サービ
スカード、テストカードを適用する。
【0023】会員カードは、住所や氏名等の個人情報を
登録した会員である遊技客に対して遊技店が発行する合
成樹脂製のカード(JIS2)であり、各種情報が磁気
記録および印字してある。具体的には、発行店の識別情
報や会員コード等の会員識別情報が磁気記録してあると
ともに、発行した店コード、会員コード等の情報が印字
してあり、記録内容の一部を目視できるようになってい
る。
【0024】一般カードは、任意の一般遊技客に対して
遊技店が都度発行する紙製の磁気カードであり、上述し
た会員カードと同様、各種情報が磁気記録および印字し
てある。具体的には、発行店の識別情報、カード固有の
識別コード、発行金額、カード種別等が磁気記録してあ
るとともに、発行店名、カード固有識別情報(例えば発
行機番号+連番)、発行金額および有効期限等が目視で
きるように印字してある。
【0025】再プレイカードおよびサービスカードは、
一定の条件を満たした会員に対して遊技店が発行する紙
製の磁気カードである。具体的には、会員が自身の所有
する貯玉を変換して得たものが再プレイカードであり、
一方、会員カードの使用額に応じて与えられるサービス
ポイントが所定値に達した場合に遊技店から付与される
のがサービスカードである。テストカードは、テスト運
用時に遊技店が用いる紙製の磁気カードである。これら
再プレイカード、サービスカードおよびテストカードに
関しては、上述した一般カードと同様に、発行店の識別
情報、カード固有の識別コード、発行金額、カード種別
等が磁気記録してあるとともに、発行店名、カード固有
識別情報(例えば発行機番号+連番)、発行金額および
有効期限等が目視できるように印字してある。
【0026】これら合成樹脂製の会員カードと、紙製の
一般カード、再プレイカード、サービスカードおよびテ
ストカードとは、図には明示していないが、それぞれの
材質や板厚および記録内容が相違するものの、縦横の寸
法が同一であるとともに、各種情報を磁気記録するため
の磁気ストライプも同一の位置に設けてある。つまり、
同一のカードリーダを用いることによってこれらすべて
の磁気カードの読み取りを行うことが可能である。会員
カードと紙製カードとは、磁気記録した情報のデータ長
が相違しており、スタートビットに対するストップビッ
トの位置の違いによって識別することができる。紙製の
一般カード、再プレイカード、サービスカードおよびテ
ストカードの相互間に関しては、個々の磁気ストライプ
に磁気記録されたカード種別に従って、それぞれを識別
することができる。
【0027】本実施の形態の遊技媒体貸出システムで適
用する会員カード、一般カード、再プレイカード、サー
ビスカードおよびテストカードには、それぞれパチンコ
玉(遊技媒体)を借り受ける際の基準となる有価価値、
具体的には「度数」と称される有価価値を付与してあ
る。ここでいう「度数」とは、パチンコ玉の貸出処理単
位であり、所定のレートで設定してある。一般的には、
1度数が100円に対応し、1度数でパチンコ玉を25
個だけ貸し出すように設定してある。本実施の形態の場
合、それぞれの度数は、個々のカードには直接記録せ
ず、後述するターミナルコントローラ10に記憶させて
ある。
【0028】図1に示すように、本実施の形態の遊技媒
体貸出システムでは、それぞれ「島」と呼ばれるグルー
プごとに複数のパチンコ機20およびカード処理ユニッ
ト30が並設してあるとともに、各島にカード発行機4
0、カード精算機50が適宜設けてある。パチンコ機2
0は、パチンコ玉を遊技領域201に発射して遊技客が
遊技を行う部分である。カード処理ユニット30は、会
員カード、一般カード、再プレイカード、サービスカー
ドおよびテストカードに関連づけられた残存する度数
(以下、単に残度数という)を上限としたパチンコ玉の
貸し出し処理、並びに会員カードおよび一般カードに関
連づけられたそれぞれの残度数に対する加算処理を主機
能とするものである。このカード処理ユニット30は、
遊技店に設置された複数のパチンコ機20それぞれに対
して1台ずつペアとなるように用意され、パチンコ機2
0の相互間に挟まれる形で設置してある。カード発行機
40は、一般カードの発行処理、並びに会員カードおよ
び一般カードに関連づけられたそれぞれの残度数に対す
る加算処理を主機能とするものであり、遊技店に数台ず
つ設置してある。カード精算機50は、会員カードや一
般カードに関連づけられた度数を現金として払い戻す処
理を主機能とするもので、遊技店に数台ずつ設置してあ
る。
【0029】これらのパチンコ機20、カード処理ユニ
ット30、カード発行機40およびカード精算機50
は、各島に設けた島コントローラ60を通じてターミナ
ルコントローラ10と称される管理装置の制御下にあ
る。ターミナルコントローラ10は、遊技店に少なくと
も1台設置してあり、設置した遊技店においてパチンコ
玉の貸し出しに関わる統括管理、例えばカード管理、会
員の管理、売上管理等を行うとともに、上述したように
会員カード、一般カード、再プレイカード、サービスカ
ードおよびテストカード個々の残度数に関する情報を記
憶・管理する部分である。
【0030】図2は、このターミナルコントローラ10
の内部構成を示すブロック図である。ターミナルコント
ローラ10の管理制御部101は、ROM102に格納
されたプログラムやデータに基づいて以下に示す各種処
理を実現するための部分である。RAM103は、度数
管理情報104等の各種情報を記憶・管理する部分であ
る。
【0031】RAM103に記憶した度数管理情報10
4は、図3(a)および図3(b)に示すように、磁気
カードの識別情報と残度数とを対応づけたものである。
度数管理情報104のカード識別情報とは、会員カード
の場合に会員コードに相当し、一般カード、再プレイカ
ード、サービスカードおよびテストカードの場合にそれ
ぞれの固有識別コードに相当する。ターミナルコントロ
ーラ10のRAM103に記憶された度数管理情報10
4は、通信インターフェース部105を通じて読み出し
要求があった場合には管理制御部101によって都度R
AM103から読み出される一方、減算更新要求や加算
更新要求があった場合には管理制御部101によって適
宜更新されることになる。なお、図中の符号106は、
上述した各種管理情報を表示するための表示部、符号1
07は、遊技店の係員等が設定を行う際に操作する入出
力部である。
【0032】また、上記ターミナルコントローラ10の
管理制御部101は、通信インターフェース部105を
通じてパチンコ機20およびカード処理ユニット30か
ら与えられた各種情報を適宜処理した後、該通信インタ
ーフェース部105を通じてカウンタ端末70に出力す
る機能も有している。
【0033】カウンタ端末70は、図4に示すように、
広く一般に用いられているパーソナルコンピュータと同
様の構成、具体的には制御部701、入力部702、表
示部703、メモリ704および通信インターフェース
部705を備えるもので、遊技店の内部において係員が
常駐するカウンタに設置してある。カウンタ端末70の
制御部701は、ターミナルコントローラ10から制御
通知が与えられた場合、入力部702を通じて設定され
た入力情報および予めメモリ704に格納したプログラ
ムやデータに従って、表示部703の表示制御を行う部
分である。
【0034】図5は、本実施の形態で適用するパチンコ
機20およびカード処理ユニット30の外観を示した正
面図、図6は、カード処理ユニット30の内部構成を示
すブロック図である。以下、これらの図を参照しなが
ら、パチンコ機20およびカード処理ユニット30につ
いて説明する。
【0035】カード処理ユニット30は、外観上縦長に
構成したもので、その前面パネルに、カードランプ30
1、現金ランプ302、紙幣投入口303、硬貨投入口
304、返却レバー305、種別ランプ306、金額表
示部307、金額設定スイッチ308、端数設定スイッ
チ309、硬貨返却口310およびカード挿入口311
を有している。
【0036】カードランプ301および現金ランプ30
2は、主制御部312からの制御信号に基づいて点灯
し、磁気カードおよび現金の受け付け可能状態を利用客
に報知するためのものである。
【0037】紙幣投入口303は、紙幣を受け入れてこ
れをBV(ビルバリ)ユニット部313に取り込むため
の開口である。BVユニット部313は、取り込まれた
紙幣の金種を識別し、この識別結果を主制御部312に
与えるとともに、取り込んだ紙幣を島端回収ボックスに
搬出させるべく紙幣搬送路314へ導出する部分であ
る。
【0038】硬貨投入口304は、硬貨を受け入れてこ
れをコインセレクタ部315に取り込むための開口であ
る。コインセレクタ部315は、取り込んだ硬貨の金種
を識別し、この識別結果を主制御部312に与えるとと
もに、取り込んだ硬貨を島端回収ボックスに搬出させる
べく硬貨搬送路316へ導出する部分である。
【0039】返却レバー305は、投入した貨幣を返却
するためのものである。この返却レバー305が操作さ
れた場合、返却紙幣はそのまま紙幣投入口303から利
用客に返却される一方、返却硬貨は硬貨返却口310か
ら利用客に返却される。
【0040】種別ランプ306は、貸し出す遊技媒体の
種類、つまりパチンコ玉およびメダルのいずれを貸し出
すかを点灯表示するためのものである。
【0041】金額設定スイッチ308は、後述するパチ
ンコ機20の貸出スイッチ202を1回操作する毎に貸
し出されるパチンコ玉の金額(貸し出し単位)を利用客
が設定するためのものである。
【0042】カード挿入口311は、磁気カードを受け
入れてこれをカード読取部317に取り込むための開口
である。カード読取部317は、取り込んだ磁気カード
の記録情報を読み取り、その読み取り結果を主制御部3
12に与える処理を行う部分である。
【0043】カード処理ユニット30の主制御部312
は、上述した各部の制御を行うほか、インターフェース
318を通じてターミナルコントローラ10にメッセー
ジを送信する機能、並びに台情報収集部319を通じて
パチンコ機20の遊技情報を監視する機能も有してい
る。
【0044】ターミナルコントローラ10に送信するメ
ッセージには、上述した度数管理情報104に対する減
算更新要求や加算更新要求、さらにはカード読取部31
7に対する磁気カードの挿入や排出といった状態通知が
含まれる。
【0045】台情報収集部319の収集する遊技情報に
は、遊技を行った時間、打ち込んだパチンコ玉の数、払
い出されたパチンコ玉の数等が含まれる。これらの遊技
情報のうち、本実施の形態の主制御部312は、特にパ
チンコ機20のアウト球(遊技領域201に発射された
パチンコ玉のうち、入賞孔に入賞することなくアウト口
203に取り込まれたもの)に関する情報を取得し、パ
チンコ機20の検出したアウト球の有無に基づいて当該
パチンコ機20が遊技中であるか否かを監視するように
している。
【0046】一方、遊技機であるパチンコ機20には、
遊技領域201の下方に設けた上皿204に度数表示部
205、貸出スイッチ202および返却スイッチ206
を設けてある。
【0047】度数表示部205は、カード処理ユニット
30のカード読取部317に磁気カードが取り込まれた
場合、この磁気カードに関連づけられた残度数を数値表
示するための部分である。
【0048】貸出スイッチ202は、パチンコ玉を借り
受ける際に利用客がON操作するスイッチ、返却スイッ
チ206は、ON操作した場合に、カード読取部317
に取り込まれた磁気カードを利用客に返却するスイッチ
である。これら貸出スイッチ202および返却スイッチ
206のON操作検出信号は、それぞれカード処理ユニ
ット30の主制御部312に与えられることになる。
【0049】また、上記パチンコ機20には、その内部
に玉投出手段207が設けてある。玉投出手段207
は、カード処理ユニット30の主制御部312から打球
投出要求が与えられた場合、並びにパチンコ機20の図
示せぬ制御手段から賞球投出要求が与えられた場合に、
それぞれパチンコ機20の上皿204に所定数のパチン
コ玉を投出する部分である。
【0050】図7は、上述したカード処理ユニット3
0、ターミナルコントローラ10およびカウンタ端末7
0の間で送受信される情報の流れを時系列的に示したシ
ーケンス図である。以下、この図を参照しながら遊技媒
体貸出システムの特徴部分について説明する。
【0051】まず、カード処理ユニット30が貸出待機
状態にある場合にカード挿入口311に磁気カードが挿
入されると(S1)、主制御部312は、カード読取部
317を通じて当該磁気カードに磁気記録された記録情
報を読み取るとともに、該読み取った磁気カードの記録
情報を含めてターミナルコントローラ10にカード挿入
メッセージを与える。このカード挿入メッセージには、
図7中のM1に示すように、磁気カードの識別情報であ
る「カードID」、カード処理ユニット30の「処理号
機番号」およびカード読取部317が読み取った磁気カ
ードの「カード種別」に関する情報が含まれる。カード
処理ユニット30の処理号機番号は、予め設定した固有
のものであり、各カード処理ユニット30とペアとなる
パチンコ機20の台番号とともにカード処理ユニット3
0のメモリ320、ターミナルコントローラ10のRO
M102およびカウンタ端末70のメモリ704にそれ
ぞれ格納してある。磁気カードの種別に関しては、上述
したように、スタートビットに対するストップビットの
位置の相違に基づいて会員カードと紙製カード(一般カ
ード、再プレイカード、サービスカードおよびテストカ
ード)とを識別することができる一方、磁気記録された
カード種別に基づいて一般カード、再プレイカード、サ
ービスカードおよびテストカードを識別することができ
る。
【0052】カード挿入メッセージが与えられたターミ
ナルコントローラ10では、これをログデータに登録す
る処理を行う(S2)。登録するログデータには、図7
中のD1に示すように、カード処理ユニット30から与
えられたカード挿入メッセージに含まれる情報に加え、
登録の日付および処理区分が含まれる。処理区分とは、
カード処理ユニット30から与えられたメッセージの種
類によって特定される処理のことであり、今回は「カー
ド挿入」に相当する。
【0053】ログデータを登録したターミナルコントロ
ーラ10は、カウンタ端末70に対してカード挿入表示
要求を与える。カード挿入表示要求には、図7中のA1
に示すように、「処理号機番号」および「カード種別」
が含まれている。
【0054】このカード挿入表示要求を受信したカウン
タ端末70の制御部701は、「処理号機番号」が付与
されたカード処理ユニット30に、「カード種別」によ
って特定される種類の磁気カードが挿入されたことを認
識し、予め設定された表示態様に従って表示部703の
表示制御を行う(S3)。具体的に図7の例では、「00
3160-01-01」のカード処理ユニット30に「一般カー
ド」が挿入されたことを認識し、当該カード処理ユニッ
ト30とペアとなるパチンコ機20の遊技客が、一般カ
ードを所有した一般遊技客である旨の表示を行う。
【0055】以下同様に、磁気カードが挿入されたカー
ド処理ユニット30からカード種別に応じたカード挿入
メッセージがターミナルコントローラ10に与えられ、
さらにこれを受けたターミナルコントローラ10からカ
ード種別に応じたカード挿入表示要求がカウンタ端末7
0に与えられることになり、該カウンタ端末70の表示
部703において各パチンコ機20の遊技客がいずれの
磁気カードを所有した者であるかの表示が行われる。
【0056】図8は、上述したカード挿入表示要求の結
果、カウンタ端末70の表示部703に表示される表示
態様例を示した概念図である。図からも明らかなよう
に、この表示態様例では、画面上に複数の矩形表示領域
が設けてあるとともに、各表示領域の内部に数字が表示
してある。矩形の表示領域は、遊技店に設置したパチン
コ機20のレイアウトに従って配置したものであり、個
々の数字がパチンコ機20の台番号を現している。
【0057】こうした表示画面に対してカウンタ端末7
0の制御部701は、ターミナルコントローラ10から
カード挿入表示要求が与えられると、「処理号機番号」
で指示されたカード処理ユニット30とペアとなるパチ
ンコ機20の表示領域に、「カード種別」に応じた色彩
の点灯表示を行う。この結果、遊技店の係員は、カウン
タにいながらにして、遊技店に設置した多数のパチンコ
機20の遊技客がいずれの磁気カードを所有した者かを
一目で識別できるようになる。例えば、図示の例では、
12番台の遊技客が会員、13番台の遊技客がサービス
カードを使用している会員、14番台の遊技客が再プレ
イカードを使用している会員、15番台の遊技客が一般
遊技客、21番台がテスト運用中の係員、17番台が空
き、等々これらを一目で識別することができる。従っ
て、会員と一般遊技客との間において遊技中のサービス
を差別化することができるようになるばかりか、同じ会
員であっても使用している磁気カードの相違に応じてき
め細やかなサービスを提供することが可能になり、遊技
客の定着化、さらには遊技店の売上向上を期待すること
ができる。また、上述したカード種別に応じた色彩、あ
るいは表示すべき磁気カードの種類に関しては、入力部
702を通じて任意に設定することが可能であり、これ
らを適宜設定することにより、視認性の向上を図ること
ができる。
【0058】さて、カウンタ端末70に対してカード挿
入表示要求を送出した後のターミナルコントローラ10
は、上述した処理の間、カード挿入メッセージに含まれ
る「カードID」を検索キーとして度数管理情報104
の中から対応する磁気カードの残度数を読み出し、これ
をカード挿入メッセージの送信元であるカード処理ユニ
ット30に対して転送する処理を行う。
【0059】ターミナルコントローラ10から残度数を
受信したカード処理ユニット30の主制御部312は、
パチンコ機20の度数表示部205を通じてその表示を
行った後、操作待機状態となる。
【0060】操作待機状態において遊技客が貸出スイッ
チ202をON操作すると(S4)、カード処理ユニッ
ト30の主制御部312は、金額設定スイッチ308で
設定された金額分のパチンコ玉を投出すべく、パチンコ
機20の玉投出手段207に対して打球投出要求を与え
るとともに、設定金額に応じた残度数の減算更新要求を
カード識別情報を含めてターミナルコントローラ10に
与える。この結果、ターミナルコントローラ10におい
て、対応する磁気カードの残度数が減算更新され、さら
にログデータに登録する処理が行われる(S5)。
【0061】一方、上記操作待機状態において紙幣もし
くは硬貨が投入されると(S6)、カード処理ユニット
30の主制御部312は、コインセレクタ部315、あ
るいはBVユニット部313を通じてその入金額を取得
し、カード識別情報を含めてターミナルコントローラ1
0に、入金額に応じた残度数の加算更新要求を行う。こ
の結果、ターミナルコントローラ10において、対応す
る磁気カードの残度数が加算更新され、さらにログデー
タに登録する処理が行われる(S7)。
【0062】磁気カードの残度数を加算更新したターミ
ナルコントローラ10は、その後、カウンタ端末70に
対して現金取り扱い表示要求を与える。現金取り扱い表
示要求には、カード挿入表示要求と同様に、「処理号機
番号」および「カード種別」が含まれている。
【0063】この現金取り扱い表示要求を受信したカウ
ンタ端末70の制御部701は、「処理号機番号」が付
与されたカード処理ユニット30に、「カード種別」に
よって特定される種類の磁気カードが挿入された状態で
現金の入金があったことを認識し、予め設定された表示
態様に従って表示部703の表示制御を行う(S8)。
この結果、例えば図8の例では、35番台のように、表
示領域の横に現金取扱中であることを示す「現金」とい
う文字が表示されるようになる。従って、遊技店の係員
は、カウンタにいながらにして、遊技店に設置した多数
のパチンコ機20のどこで現金を取り扱っているかを一
目で識別できるようになり、現金取扱中に発生し得るト
ラブルに対して迅速に対処できる等、これに応じたサー
ビスの提供が可能になる。
【0064】一方、遊技中においてパチンコ機20にエ
ラーが発生すると(S9)、台情報収集部319を通じ
てこれを認識したカード処理ユニット30の主制御部3
12は、カード識別情報を含めてターミナルコントロー
ラ10に、エラーメッセージを与える。
【0065】エラーメッセージを受信したターミナルコ
ントローラ10は、これをログデータに登録し(S1
0)、その後、カウンタ端末70に対してエラー表示要
求を与える。エラー表示要求には、カード挿入表示要求
と同様に、「処理号機番号」および「カード種別」が含
まれている。
【0066】エラー表示要求を受信したカウンタ端末7
0の制御部701は、「処理号機番号」が付与されたカ
ード処理ユニット30とペアとなるパチンコ機20にエ
ラーが発生したことを認識し、予め設定された表示態様
に従って表示部703の表示制御を行う(S11)。こ
の結果、例えば図8の例では、25番台のように、表示
領域の横にエラーが発生したことを示す「エラー」とい
う文字が表示されるとともに、表示領域が点滅表示を行
う。従って、遊技店の係員は、カウンタにいながらにし
て、遊技店に設置した多数のパチンコ機20のどこでエ
ラーが発生しているかを一目で識別できるようになり、
当該エラーに対して迅速な対処が可能になる。また、タ
ーミナルコントローラ10からエラーコードを取得する
とともに、表示部703にエラーコードあるいはエラー
名称を表示するようにすれば、係員はエラーが発生した
位置だけでなく、エラーの内容までも識別できるように
なり、さらに迅速な対応が可能となる。
【0067】さらに、カード処理ユニット30のカード
読取部317に磁気カードが挿入された状態でパチンコ
機20のアウト球検出が予め設定した時間を越えて継続
的に途絶えると、カード処理ユニット30の主制御部3
12は、磁気カードの取り忘れと判断し(S12)、カ
ード識別情報を含めてターミナルコントローラ10に、
カード取り忘れメッセージを与える。
【0068】カード取り忘れメッセージを受信したター
ミナルコントローラ10は、これをログデータに登録し
(S13)、その後、カウンタ端末70に対してカード
取り忘れ表示要求を与える。カード取り忘れ表示要求に
は、カード挿入表示要求と同様に、「処理号機番号」お
よび「カード種別」が含まれている。
【0069】カード取り忘れ表示要求を受信したカウン
タ端末70の制御部701は、「処理号機番号」が付与
されたカード処理ユニット30に磁気カードの取り忘れ
が発生したことを認識し、予め設定された表示態様に従
って表示部703の表示制御を行う(S14)。この結
果、例えば図8の例では、10番台のように、表示領域
が点滅表示を行う。従って、遊技店の係員は、カウンタ
にいながらにして、遊技店に設置した多数のパチンコ機
20のどこで磁気カードの取り忘れが発生しているかを
一目で識別できるようになり、これに対して迅速な対応
が可能になる。
【0070】本実施の形態のカード処理ユニット30で
は、上述した各種処理の間においても、返却スイッチ2
06をON操作すれば、磁気カードが利用客に返却され
ることになる。カード処理ユニット30のカード読取部
317から磁気カードが排出されると(S15)、主制
御部312は、それ以前に読み取った磁気カードの記録
情報を含めてターミナルコントローラ10にカード排出
メッセージを与える。このカード排出メッセージには、
図7中のM2に示すように、磁気カードの識別情報であ
る「カードID」、カード処理ユニット30の「処理号
機番号」および磁気カードの「カード種別」に関する情
報が含まれる。
【0071】カード排出メッセージが与えられたターミ
ナルコントローラ10では、これをログデータに登録す
る処理を行う(S16)。登録するログデータは、図7
中のD2に示すように、カード処理ユニット30から与
えられたカード挿入メッセージに含まれる情報に加え、
登録の日付および今回の処理区分である「カード排出」
が含まれる。
【0072】ログデータを登録したターミナルコントロ
ーラ10は、カウンタ端末70に対してカード排出表示
要求を与える。カード排出表示要求には、図7中のA2
に示すように、「処理号機番号」および「カード種別」
が含まれている。
【0073】このカード排出表示要求を受信したカウン
タ端末70の制御部701は、「処理号機番号」が付与
されたカード処理ユニット30から、「カード種別」に
よって特定される種類の磁気カードが排出されたことを
認識し、予め設定された表示態様に従って表示部703
の表示制御を行う(S17)。具体的に図7の例では、
「003160-01-01」のカード処理ユニット30から「一般
カード」が排出されたことを認識し、当該カード処理ユ
ニット30とペアとなるパチンコ機20が空きになった
旨の表示を行う。
【0074】以下、これらの処理が繰り返し行われるこ
とにより、遊技店のカウンタにおいて、現在のパチンコ
機20の稼働状況が常に正確に把握できるようになる。
なお、カウンタ端末70の入力部702を操作すること
により、表示部703に表示される内容を設定すること
ができる。具体的には、表示すべき磁気カードの種類を
選択設定したり、表示色を選択設定することができる。
また、表示態様に関しても、継続点灯させるか、あるい
は点滅点灯させるかを選択することができる。さらに、
遊技店内のパチンコ機20のレイアウトを変更した場合
には、これに合わせて表示内容のレイアウトも変更する
ことが可能となっている。
【0075】このように、上記遊技媒体貸出システムに
よれば、挿入された磁気カードの種類に関する情報が、
遊技店のカウンタにおいてカウンタ端末70の表示部7
03に表示されるようになる。従って、カウンタに常駐
する遊技店の係員は、カウンタにいながらにして、遊技
店に設置した多数のパチンコ機20の遊技客がいずれの
磁気カードを所有した者かを一目で識別できるようにな
り、会員と一般遊技客との間において遊技中のサービス
を差別化することができるようになる。さらには、同じ
会員であっても使用している磁気カードの相違に応じて
きめ細やかなサービスを提供することが可能になる。こ
れらの結果、会員の定着化のみならず、一般遊技客を取
り込んで会員数を大幅に増大することができるようにな
り、遊技店の売上維持・向上を図ることが可能となる。
この場合、磁気カードの種類に応じて表示色を変更する
ようにしているとともに、表示の態様がパチンコ機20
のレイアウトに従った一覧表示であるため、その視認性
を著しく向上させることができる。
【0076】しかも、磁気カードの種類に関わる情報の
みならず、現金取り扱い表示、パチンコ機20のエラー
発生表示、磁気カードの取り忘れ表示を行うようにして
いるため、遊技店の係員に対してより多くの情報を提供
でき、更なるサービスの向上、ひいては遊技店の売上向
上を期待することも可能となる。
【0077】なお、上述した実施の形態では、いずれも
記録媒体として磁気カードを適用しているが、必ずしも
磁気カードに限らず、その他の磁気カードやICカー
ド、ICコイン等の記録媒体を適用しても構わない。ま
た、記録媒体の有価価値をターミナルコントローラに記
憶させるようにしているが、記録媒体に直接有価価値を
記録するようにしてもよい。さらに、パチンコ遊技につ
いて説明したが、遊技媒体を用いた遊技であれば、もち
ろんその他の遊技にも適用可能である。
【0078】また、上述した実施の形態では、記録媒体
の種類に関わる情報の報知手段を遊技店のカウンタに配
置するようにしているが、遊技店の係員に報知できれ
ば、必ずしもカウンタに配置する必要はない。例えば、
遊技店から一望できる位置に報知手段を設けてもよい
し、係員が携帯する無線端末の表示部を報知手段とする
ことも可能である。また、表示態様に関しても遊技店に
設置したすべての遊技機を一覧表示する必要はない。こ
の場合には、各島ごとに一覧表示する報知手段を設けた
り、各遊技機単位で報知手段を設けることが可能にな
る。
【0079】さらに、上述した実施の形態では、ターミ
ナルコントローラから与えられた各種表示要求をカウン
タ端末の制御部において適宜処理し、この処理結果に応
じて報知を行うようにしているが、報知手段は必ずしも
制御部や入力部を有している必要はなく、表示部のみで
構成するようにしても構わない。
【0080】またさらに、上述した実施の形態では、会
員カード、一般カード、再プレイカード、サービスカー
ドおよびテストカードのすべてを識別するようにしてい
るが、少なくとも会員であるか非会員であるかを表示で
きれば十分である。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、挿入された記録媒体の種類を特定し、該特
定した記録媒体の種類に関わる情報を、報知手段を通じ
て遊技店の係員に報知することができるため、所有する
記録媒体の種類に応じて分類される遊技客、例えば会員
と一般遊技客との間において遊技中のサービスを差別化
できるようになる。従って、会員の定着化のみならず、
一般遊技客を取り込んで会員数を大幅に増大することが
できるようになり、遊技店の売上維持・向上を図ること
が可能となる。
【0082】また、請求項2に係る発明によれば、挿入
された記録媒体の種類を特定し、該特定した記録媒体の
種類に関わる情報を、報知手段を通じて遊技店の係員に
報知することができるため、所有する記録媒体の種類に
応じて分類される遊技客、例えば会員と一般遊技客との
間において遊技中のサービスを差別化できるようにな
る。従って、会員の定着化のみならず、一般遊技客を取
り込んで会員数を大幅に増大することができるようにな
り、遊技店の売上維持・向上を図ることが可能となる。
【0083】また、請求項3に係る発明によれば、貨幣
取扱中の表示を行うようにしているため、貨幣取扱中に
発生し得るトラブルに対して迅速に対処できるようにな
り、遊技客に対するサービスが一層向上する。
【0084】また、請求項4に係る発明によれば、記録
媒体の種類に応じて報知態様を変更するようにしている
ため、多数の遊技機に対して一覧表示を行った場合にも
記録媒体の種類の相違を容易に認識することができるよ
うになる。
【0085】また、請求項5に係る発明によれば、報知
手段を遊技店の係員が常駐する場所に設置しているた
め、該係員が記録媒体の挿入状況を常に正確に把握する
ことができるようになる。
【0086】また、請求項6に係る発明によれば、遊技
店に設置した複数の遊技機のレイアウトに従って記録媒
体の種類に関わる情報を一覧表示するようにしているた
め、視認性が向上し、広範に亘る遊技店全体の状況を容
易に把握することができるようになる。
【0087】また、請求項7に係る発明によれば、記録
媒体が挿入された状態で遊技機からの遊技情報が予め設
定した時間を越えて継続的に途絶えている場合に報知手
段の報知態様を変更するようにしているため、例えば記
録媒体の取り忘れにも迅速に対応することが可能にな
る。
【0088】また、請求項8に係る発明によれば、報知
方法を設定する報知方法設定手段を設けているため、表
示色を変更したり、表示の対象となる記録媒体を制限し
たりして視認性を向上させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である遊技媒体貸出システ
ムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】ターミナルコントローラの内部構成を示すブロ
ック図である。
【図3】(a)はターミナルコントローラに記憶・管理
された会員カードの度数管理情報を例示する図表、
(b)はターミナルコントローラに記憶・管理された一
般カード、再プレイカード、サービスカード、テストカ
ードの度数管理情報を例示する図表である。
【図4】(a)はカウンタ端末の外観を示す概念図、
(b)はカウンタ端末の内部構成を示すブロック図であ
る。
【図5】本実施の形態で適用するパチンコ機およびカー
ド処理ユニットの外観を示した正面図である。
【図6】カード処理ユニットの内部構成を示すブロック
図である。
【図7】カード処理ユニット、ターミナルコントローラ
およびカウンタ端末の間で送受信される情報の流れを時
系列的に示したシーケンス図である。
【図8】カウンタ端末の表示部に表示される表示態様例
を示した概念図である。
【符号の説明】
10 ターミナルコントローラ 20 パチンコ機 30 カード処理ユニット 40 カード発行機 50 カード精算機 60 島コントローラ 70 カウンタ端末 101 管理制御部 102 ROM 103 RAM 104 度数管理情報 105 通信インターフェース部 201 遊技領域 202 貸出スイッチ 203 アウト口 204 上皿 205 度数表示部 206 返却スイッチ 207 玉投出手段 301 カードランプ 302 現金ランプ 303 紙幣投入口 304 硬貨投入口 305 返却レバー 306 種別ランプ 307 金額表示部 308 金額設定スイッチ 309 端数設定スイッチ 310 硬貨返却口 311 カード挿入口 312 主制御部 313 BVユニット部 314 紙幣搬送路 315 コインセレクタ部 316 硬貨搬送路 317 カード読取部 318 インターフェース 319 台情報収集部 320 メモリ 701 制御部 702 入力部 703 表示部 704 メモリ 705 通信インターフェース部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体が挿入された場合に、該記録媒
    体によって特定される有価価値に基づいて遊技機に遊技
    媒体を投出するようにした遊技媒体貸出システムにおい
    て、 挿入された記録媒体の種類を特定する記録媒体種特定手
    段と、 前記記録媒体種特定手段によって特定された記録媒体の
    種類に関わる情報を遊技店の係員に報知する報知手段と
    を備えたことを特徴とする遊技媒体貸出システム。
  2. 【請求項2】 互いに異なる複数種類の記録媒体を適用
    対象とし、かつ前記記録媒体に関連して記憶される有価
    価値に基づいて遊技媒体を貸し出すようにした遊技媒体
    貸出システムにおいて、 前記記録媒体に記録された情報に所定の有価価値を関連
    づけて記憶する有価価値記憶手段と、 記録媒体が挿入された場合にこの記録媒体に記録された
    情報を読み取り、該読み取った記録媒体の情報に基づい
    て前記有価価値記憶手段から当該記録媒体に関連づけら
    れた有価価値を取得するとともに、この有価価値を上限
    として、対応する遊技機に遊技媒体の投出を行う記録媒
    体処理装置と、 前記読み取った記録媒体の情報に基づいてその種類を特
    定する記録媒体種特定手段と、 前記記録媒体種特定手段によって特定された記録媒体の
    種類に関わる情報を遊技店の係員に報知する報知手段と
    を備えたことを特徴とする遊技媒体貸出システム。
  3. 【請求項3】 前記記録媒体処理装置に貨幣処理機能を
    設ける一方、該記録媒体処理装置が貨幣を取り扱ってい
    る場合に前記報知手段に貨幣取扱中の表示を行うことを
    特徴とする請求項2に記載の遊技媒体貸出システム。
  4. 【請求項4】 挿入された記録媒体の種類に応じて報知
    態様を変更することを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    か一つに記載の遊技媒体貸出システム。
  5. 【請求項5】 前記報知手段を遊技店の係員が常駐する
    場所に設置したことを特徴とする請求項1〜4のいずれ
    か一つに記載の遊技媒体貸出システム。
  6. 【請求項6】 遊技店に設置した複数の遊技機のレイア
    ウトに従って記録媒体の種類に関わる情報を一覧表示す
    るようにしたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか
    一つに記載の遊技媒体貸出システム。
  7. 【請求項7】 記録媒体が挿入された状態で遊技機から
    の遊技情報が予め設定した時間を越えて継続的に途絶え
    ている場合に前記報知手段の報知態様を変更することを
    特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の遊技媒
    体貸出システム。
  8. 【請求項8】 前記報知手段による報知方法を設定する
    報知方法設定手段を設けたことを特徴とする請求項1〜
    7のいずれか一つに記載の遊技媒体貸出システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008228892A (ja) * 2007-03-19 2008-10-02 Glory Ltd 遊技カードシステムおよび管理サーバおよびカードユニット

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008228892A (ja) * 2007-03-19 2008-10-02 Glory Ltd 遊技カードシステムおよび管理サーバおよびカードユニット

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