JP2003038728A - 改善された遊技球検出装置を備えた遊技機 - Google Patents

改善された遊技球検出装置を備えた遊技機

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JP2003038728A
JP2003038728A JP2001230359A JP2001230359A JP2003038728A JP 2003038728 A JP2003038728 A JP 2003038728A JP 2001230359 A JP2001230359 A JP 2001230359A JP 2001230359 A JP2001230359 A JP 2001230359A JP 2003038728 A JP2003038728 A JP 2003038728A
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signal
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game machine
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Yoshiaki Katayama
芳明 片山
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Heiwa Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技機における遊技球検出を高い信頼性で得
ること。 【解決手段】 発光部と受光部を備え、遊技球通過を検
出するフォト・センサと、発光部を第1周期でパルス駆
動する駆動手段、第1周期より短い第2周期を単位とし
て時間計測する時間計測手段、受光部からの受光信号の
一方の変化点を受けて時間計測手段の計測値を読み込
み、その後に計測値をクリアする計測値取得手段と、計
測値を複数の設定値と比較した比較結果に基づいて、フ
ォト・センサがあらかじめ定めた動作をしていることを
表す第1状態、発光部と受光部との間を遊技球が通過し
たことを表す第2状態、第1と第2以外の異常動作をし
ていることを表す第3状態のうちのいずれかを決定する
状態決定手段、状態決定手段が第2状態を出力した際に
は第2状態を表す信号を遊技機内の他の制御基板に出力
し、第3状態を出力した際には第3状態を表す信号を遊
技機の外部に出力する情報出力手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、改善された遊技球
検出装置を備えた遊技機に関し、より詳細には、フォト
・センサをパルス駆動することにより、フォト・センサ
の動作状況を含めて、正常な遊技球通過を検出可能な改
善された遊技球検出装置を備えた遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の遊技機、いわゆるパチンコ機にお
いては、その遊技球の検出は、入賞口への入賞球検出、
あるいは通過ゲートへの遊技球通過検出、あるいは払い
出し装置における遊技球のカウント、補給球の検出など
において行われている。
【0003】その検出方法には、遊技球そのものをメカ
ニカル・スイッチや、フォト・スイッチで検出したり、
あるいは、遊技球の動きに関連して動作するメカニカル
部品の動きをフォト・センサで検出したりしている。ま
た、遊技内容を判断するために、各入賞口に入賞せずア
ウトとなったアウト球の検出も行われ、そして入賞口に
入賞した入賞球(セーフ球という)であるセーフ球の検
出との関係を解析したりしている。
【0004】また、上述したセーフ球は、各入賞口から
の入賞球を検出するために必然的に、各入賞口から離れ
た位置にあり、したがって、個々の入賞口に入賞したタ
イミングとセーフ球の検出部における検出タイミングに
は、若干差がある。また、各入賞口にも遊技球の検出装
置を設けて、両者の検出に基づいて、入賞の検出を行う
ことで、不正な操作による入賞か否かの検出をしたりし
ていた。
【0005】しかし、この方法には、必然的に入賞口へ
の遊技球入賞タイミングと入賞検出タイミングとの間に
タイムラグを生じさせる欠点がある。
【0006】このようなタイムラグを解消するために、
入賞口に設けたセンサ1個のみで入賞信号を生成した場
合に、1個のセンサのみによって検出を行うことになる
ため誤作動を起こした場合に対応することができない
(不正遊技者により誤作動させられる可能性もある。)
として、特開2000−350838号公報において
は、2つのフォト・センサを近傍に配置した遊技球検出
装置が提案されている。
【0007】また、特開2001−137522号公報
においては、検出装置であるスイッチが遊技球を検出す
る時間は短時間であるとの前提で、スイッチ出力から時
定数回路を経由して出力する第1出力と、時定数回路を
介しないで出力する第2出力とを備えたアナログ回路を
設けて、第1と第2の出力の組合わせから、通常時/遊
技球通過時、断線異常時、短絡異常時を検出するスイッ
チ異常検出回路が開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た前者の遊技球検出装置においては、遊技球の通過によ
るフォト・センサへ入力信号はアナログ量を持つ信号で
あり、その出力信号をスライスしてデジタル的に変化す
る出力信号を得る段階までにおいて、最適なスライス値
に設定されているか、等のことに関しては問題視されて
おらず、また示唆もされていない。単に単数ではなく複
数のフォト・センサを使用した例を開示しているのみで
ある。したがって、必ずしもフォト・センサを2個使用
した遊技球検出装置が設計条件通りに正しく動作してい
るか否かについては、未だに問題を残しているとも言え
る。
【0009】また、後者の異常判定手段においては、遊
技球通過によるスイッチ検出は短時間であるとの前提で
それぞれの回路素子の定数が設定されたアナログ回路と
して開示され、このアナログ回路の2つの出力信号、こ
れらの信号は、特に時定数を有しない第2出力はアナロ
グ量(タイミングやその幅)を有した信号である。この
ようなアナログ・タイミングを有する信号を遊技機の主
制御手段内に設けられた異常判定手段で判定して上述し
たそれぞれの状態を決定している。したがって、異常判
定手段のそれぞれの判定に使用するパラメータと異常検
出回路におけるそれぞれの定数あるいは遊技球の通過速
度は密接に関係し、正常動作させるにはそれらの関係を
正しく設定しなくてはならないという問題がある。
【0010】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、遊技球の通過検出
において、その検出回路や検出素子の動作状況を常時把
握することができ、しかも、遊技球の通常の移動時の検
出と、たとえば不正操作により遊技球の検出、あるいは
遊技球の詰まり、などを検出可能とする改善された遊技
球検出装置を備えた遊技機を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、請求項1に記載の発明は、改善さ
れた遊技球検出部を備えた遊技機であって、発光部と受
光部を備え、遊技機の入賞口あるいは遊技球の払い出し
部に配置されて、遊技球の通過を検出するフォト・セン
サと、前記発光部をあらかじめ定めた第1の周期でパル
ス駆動する駆動手段と、前記第1の周期より短いあらか
じめ定められた第2の周期を単位として時間計測する時
間計測手段と、前記受光部からの受光信号を入力して、
該受光信号の一方の変化点を受けて、前記時間計測手段
の計測値を読み込み、読み込み後に前記計測値をクリア
する計測値取得手段と、前記計測値取得手段で得た計測
値をあらかじめ設定した複数の設定値と比較した比較結
果に基づいて、前記フォト・センサがあらかじめ定めた
動作をしていることを表す第1の状態、前記発光部と前
記受光部との間を遊技球が通過したことを表す第2の状
態、これら第1と第2以外の異常動作をしていることを
表す第3の状態、のうちのいずれの状態であるかを決定
する第1の状態決定手段と、前記状態決定手段が前記第
2の状態を出力した際には遊技球を検出したことを表す
信号を遊技機内の他の制御基板に出力し、前記第3の状
態を出力した際には遊技球検出装置が異常動作中である
ことを表す信号を遊技機の外部に出力する情報出力手段
を備えることを特徴とするものである。
【0012】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の改善された遊技球検出部を備えた遊技機であっ
て、前記第1の状態決定手段は、あらかじめ定めたS1
<S2<S3<S4の関係を有するあらかじめ定めた値
を有するそれぞれの設定値と、前記計測値取得手段で得
た計測値CODとの関係が、S1≦COD<S2の場合
に前記第1の状態を検出したとし、S3≦COD<S4
の場合に前記第2の状態として検出したとして検出結果
を得て、これら検出結果から前記状態を決定することを
特徴とするものである。
【0013】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
に記載の改善された遊技球検出部を備えた遊技機であっ
て、前記時間計測手段のオーバー・フロー信号を入力し
て前記フォト・センサを含む部分が故障中であることを
表す第4の状態を決定する第2の状態決定手段を、さら
に備えることを特徴とするものである。
【0014】また、請求項4に記載の発明は、請求項3
に記載の改善された遊技球検出部を備えた遊技機であっ
て、前記第2の状態決定手段が前記第4の状態であると
決定した場合は、前記第1の状態決定手段の決定にかか
わらず、前記情報出力手段は、遊技球検出装置が故障中
であることを表す信号を遊技機の外部に出力することを
特徴とするものである。
【0015】また、請求項5に記載の発明は、請求項3
に記載の改善された遊技球検出部を備えた遊技機であっ
て、前記第2の状態決定手段が前記第4の状態であると
決定した場合は、前記情報出力手段は、遊技球を検出し
たことを表す信号あるいは異常動作中であることを表す
信号を出力しないことを特徴とするものである。
【0016】また、請求項6に記載の発明は、請求項2
に記載の改善された遊技球検出部を備えた遊技機であっ
て、前記状態決定手段は、内部にカウンタ手段を備え、
前記検出結果から、前記計測値取得手段で得た計測値を
前記第3の状態と検出した際に前記カウンタ手段をイン
クリメントし、前記カウンタがあらかじめ定めた値とな
った際に前記第3の状態であると決定することを特徴と
するものである。
【0017】また、請求項7に記載の発明は、請求項6
に記載の改善された遊技球検出部を備えた遊技機であっ
て、前記カウンタは電源投入時の初期設定時にクリアさ
れることを特徴とするものである。
【0018】また、請求項8に記載の発明は請求項2に
記載の改善された遊技球検出部を備えた遊技機であっ
て、前記状態決定手段は、前記検出結果から、前記計測
値取得手段で得た計測値を前記第3の状態と検出した際
に、前記取得した計測値CODがS4≦CODである場
合、無条件で、第3の状態と決定することを特徴とする
ものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例について説明する。
【0020】図1(a)は、本発明に使用可能な、発光
部と受光部を対抗させた位置に配置したフォト・センサ
例、すなわち遊技球検出器110を示す斜視図で、符号
111は発光部、符号112は受光部である。符号10
1で示す遊技球は、適切に配置された遊技球検出装置の
発光部111と受光部112を結ぶラインを横切るよう
に通過する。図では、遊技球が水平方向に移動するよう
に描いているが、特に移動方向は限定しない。
【0021】図1(b)は、図1(a)に示した遊技球
検出器の凹部に対して、すなわち対抗する発光部と受光
部を結ぶラインから、遊技球の中心がずれた場合を示す
図である。ここで、1例として、遊技球の進行方向に直
角な方向が閉鎖されている空間におけるに遊技球とその
空間の関係を示している。ここでは、実際的ではない
が、遊技機の遊技盤面とガラス面との間の空間(18m
m)の寸法を例として上げている。図1(a)に示した
遊技球検出器の発光部と受光部が、この空間(18m
m)の中央に配置されている場合、その中央部における
直径11mmを有する遊技球の水平方向幅は、遊技球が
中央に位置する場合11mmであり、遊技球は一方の面
に接触している場合は、約8.5mmである。
【0022】したがって、図1(b)に示したような空
間内に図1(a)に示す遊技球検出器が置かれた場合、
そして遊技球の移動速度を一定とした場合、検出時間の
最小と最大の比は8.5/11=0.77となる。
【0023】図2は、本発明を適用した改善された遊技
球検出装置の実施形態の構成を示す図であり、簡単化の
ために、遊技球検出器が1つの場合を示している。
【0024】図2において、符号200は、遊技球検出
装置の制御基板であり、符号230は遊技球検出器、符
号220は両者を接続するコネクタ部を示している。符
号201は情報処理部、すなわちROMやRAMを内蔵
するCPUであり、符号205は、CPU201から設
定されるカウンタFCであり、符号203で示すクロッ
ク発生部CLKからクロックCLKが供給され、設定さ
れたカウント・ダウン(分周)比の信号を出力する。出
力した信号はドライバDR206、R2を介して遊技球
検出器の発光部を駆動する。したがって、この場合、デ
ューティ比は50%となっている。ただし、必ずしも駆
動信号のデューティ比が50%である必要はない。
【0025】カウンタFCとは別に、クロックCLKを
入力してカウントを行う符号204で示すカウンタCO
を設けている。このカウンタは、カウンタFCと同様に
CPU201によって設定される。またカウンタCOの
カウント値はCPU201によって読み出され、そして
このカウンタCOのオーバー・フロー出力は、CPU2
01の割り込み入力INT1に接続されている。このカ
ウンタCOの役目は、入力するCLKの周期を単位とし
て時間計測することにある。
【0026】一方、遊技球検出器230の受光部出力、
すなわちフォト・トランジスタのコレクタは、抵抗R1
でプルアップされ、符号207で示すレシーバREC、
入力の立ち上がり(”+”エッジ)部分で幅の狭い信号
を出力する符号208で示すエッジ回路EDGEを介し
て、CPU201の割り込み入力INT0に接続されて
いる。
【0027】またCPU201は、I/O部202を介
してランプPL1(異常報知)、PL2(故障報知)を
駆動し、また遊技球検出信号SPLS、異常外部出力信
号HOUT1、故障外部出力信号HOUT2を、外部に
出力するように構成されている。ここで、遊技球検出信
号SPLSは、遊技機内に設けられた他の制御基板に送
られる。たとえば、遊技球検出装置が入賞口への遊技球
入賞を検出する場合は主制御基板に送られ、あるいは、
払い出し制御部において払出遊技球のカウントを検出し
ている場合は、払い出し制御部の制御基板と主制御基板
とに送られる。
【0028】図2に示す遊技球検出の制御基板200
は、電源投入後に行われるカウンタCO、FCの初期設
定後、前述した所定周期で遊技球検出器の発光部を駆動
する。この所定周期で駆動した場合に、通常において、
すなわち遊技球が検出部に存在しない場合においては、
遊技球検出器のフォト・トランジスタは発光部からの光
量変化を受けて、ほぼ駆動信号に等しい信号をコレクタ
から出力する。正確には、制御基板200は、駆動信号
に若干遅れた信号を得ることができる。
【0029】本発明においては、周期的に変化する受光
部からの信号と駆動信号とを比較し、この比較結果から
遊技球検出器の種々の態様を決定することにしている。
【0030】図2に示した遊技球検出部の動作を、図3
〜図7のタイミングチャートを使用して説明する。
【0031】図3は、通常時、すなわち遊技球が発光部
と受光部との間に存在しない場合、のカウンタFCの出
力(発光部の駆動信号)、カウンタCO出力、受光部か
らの信号であるEDGE入力、このEDGE入力から生
成されるINT0の信号の様子を示したタイムチャート
である。
【0032】ここで、1実施例として、発光部の駆動信
号であるカウンタFCの出力信号の周期を100μs、
カウンタCOのクロック入力CLKの周期を12.5μ
sとしている。これらの数値は、遊技機において払い出
し部において払い出した遊技球、すなわち賞球を検出す
る場合を想定した場合を示している。以降の説明におけ
る数値例はこの場合を示すこととする。そして、この実
施形態に使用した遊技機において、遊技球が遊技球検出
器を通過する際に得られるパルス幅の実測値は、ほぼ1
00%の遊技球が約25msから70msの範囲、そし
て大多数は30msから55msの範囲、の値となって
いる。平均値は40ms程度である。したがって、周期
12.5μsのクロックでカウントした場合のカウント
値は、25ms〜70msに対して2000〜5600
となっている。この数値範囲は、遊技球の通過検出を上
述した実測値に基づいて検出するにあたり、分解能とし
て不足のない数値範囲と判断している。
【0033】図3において、カウンタFCの出力によっ
て、遊技球検出器の発光部を点灯と消灯の駆動をしてい
るので、遊技球検出器の受光部からの信号をスライスし
て得たEDGE入力信号は、FC出力やCLKのトラン
ジション・タイミングから僅か遅れて変化する。EDG
E入力信号の立ち上がりを検出して短いパルスとしたI
NT0を生成する。このINT0信号は、CPU201
に割り込みをかける。CPU201は、この割り込み信
号を受けて、割り込み処理を実行する。
【0034】この割り込み処理については後述するが、
最初のステップでカウンタCOのカウント値を得て、最
後のステップでカウンタCOをクリアする処理が行われ
る。したがって、INT0の直前に、カウンタCOはイ
ンクリメントして8となり、その直後にCO出力はクリ
アされて、カウント値は0になる。したがって、通常に
おいては、INT0の割り込み処理において得られるカ
ウンタCOのカウント値は、この例においては、いつも
8が得られることになる。もっとも、カウンタCOがク
リアされるタイミングが遅れる場合、CLKの位相によ
っては、図示したような例においては、8が得られずに
7となる場合も想定される。
【0035】図4は、遊技球通過時の場合を示すタイム
チャートである。図4の上段の遊技球通過の波形は、仮
想的なタイミングを示している。前述した幅を実測値
は、この上段に示すような波形について測定したもので
ある。その下に示すEDGE入力は、上段に示したよう
なタイミングで遊技球を検出した場合に得られる波形で
ある。ここの図から、遊技球通過時間は、基本的にはカ
ウンタFCの出力周期を単位として得られることが理解
されよう。ただし、カウンタCOがクリアされるタイミ
ングとCLKの位相によっては、正確にFC出力を単位
としないことは明らかである。
【0036】したがって、上段に描いた仮想の遊技球通
過タイミングに比べると、実施例の場合においては前縁
で、通常周期の最大1/2、そして後縁で通常周期分
で、計1.5周期分、すなわち図示した例においては、
12クロック分実測値よりも大きな結果を得る場合があ
ることになる。しかしながら、上述したように、遊技球
通過時間の計算値は、2000から5600であり、2
000の1%に満たない数値であり、実質的な影響を与
えることはない。この誤差の発生は、遊技球検出器の発
光部の駆動周期に関係し、周期を短くすることにより、
低減することができる。
【0037】また、図4に示したように、本実施例にお
ける遊技球検出直前においては、正常動作をしているに
も係わらず、発光部が点灯中に遊技球の通過が開始され
た場合、その遊技球通過信号の前縁のINT0とその前
のINT0との間の間隔が、図示した例においては、通
常の周期の1/2から2/2の範囲を変化し、したがっ
て、カウンタCOのカウント値も、変化に対応して変化
する。
【0038】もっとも、EDGE信号の後縁でINT0
信号を発生させた場合においては、遊技球検出直後にお
いて、正常動作をしているにも係わらず、INT0信号
間の間隔が、図示した例においては、通常周期の1/2
から2/2の範囲を変化することになる。
【0039】したがって、本実施例においては、正常時
においても遊技球通過直前に8、7、6、5、4のうち
のいずれかの値を取ることが予想されることになる。図
において、INT0の波形における点線の矢印は、通常
時ならば存在したであろうINT0のタイミングを示し
ている。
【0040】図5、図6は、図2において、制御基板2
00内のカウンタFC、ドライバ206、抵抗R2、コ
ネクタ220、遊技球検出器230、抵抗R1、レシー
バREC207、そしてEDGE208の部分に、tの
時点で故障を生じた場合のタイミングチャートを示して
いる。図5は、上述した系統において、信号パスが開放
になった場合を示し、図6は、発光部が常時点灯状態
に、あるいは受光部のフォト・トランジスタが常時on
に、あるいはフォト・トランジスタのコレクタ・ライン
がグランドに接触しているような状態に、時刻tの時点
でなったとした場合のタイミングチャートを示してい
る。いずれの場合も、時刻tあるいは直前の割り込み信
号T0(正確には割り込みT0によってクリアされたタ
イミング)からクロックCLKの周波数とカウンタCO
のオーバー・フローまでのカウント数によって決まる時
間経過後に、オーバー・フローによる割り込みT1が発
生する。
【0041】この割り込み信号T1を受けると、CPU
201は、故障フラグをセットする。
【0042】図7は、図2に示した遊技球検出器230
の駆動電流あるいは、遊技球検出器230の受光部から
の信号を受けるREC207のスライスポイントと受信
信号との関係のズレ、あるいは、制御基板200と遊技
球検出器230を接続するコネクタの接触抵抗の増大、
遊技球検出器230の諸特性の劣化、等によって、ED
GE回路208に、図3に示したような信号が得られる
状態から若干の変化を起こした場合の例を示している。
このような場合においては、図3に示したような周期的
な割り込み信号INT0が得られないことが想定され
る。図7に示したような現象の場合、割り込み信号IN
T0のタイミングで得られるカウンタCOの値は、実施
例の場合には通常周期の倍数の値、具体的には、16
(10進数)となる。劣化が進行した場合は、図6ある
いは図5に示したような状態になることが想定される。
【0043】上述した説明において、タイミングチャー
ト図でEDGE入力波形のハイ・レベルを、受光部が発
光部から光を受光していない場合を想定し、受光状態か
ら受光しない状態への変化時点を割り込み信号INT0
の発生時点としていた。したがって、図示していない
が、たとえば、特性が劣化して発光部の発光量が低下し
た場合、EDGE入力信号がロー・レベルであるべき期
間、そのロー・レベルを保つことができずに、ハイ・レ
ベルに上昇することも想定される、この場合において
は、少なくとも、図4に示した遊技球の通過時の最初の
時点と同じことが発生する。すなわち、正規のタイミン
グで発生する割り込み信号INT0と、この後に発生す
る特性劣化に起因する割り込み信号INT0との間は通
常のINT0の周期の1/2から2/2となる。また、
特性劣化に起因する割り込み信号T0の直後にも再度の
特性劣化に起因する割り込み信号INT0が発生するこ
とも想定されるが、この場合の間隔は、通常周期の1/
2以下であることは明白である。そして、このような状
態が、短時間に繰り返される。
【0044】以上、タイミングチャート図を使用して、
それぞれの場合における取得したカウンタCOの値は、
以下の様に想定され、分類される。
【0045】
【表1】
【0046】ただし、遊技球検出器の発光部の駆動周期
当たり、カウンタCOのクロック数を8とした場合であ
る。
【0047】表1から判断されることは、表1に当ては
まらない場合、異常時と判断されることである。たとえ
ば、遊技球が遊技球検出器の検出部で停止した場合、あ
るいは不正操作により、遊技球が遊技機検出器を想定さ
れる移動速度で移動しない場合、あるいは、何らかの操
作により一時的に遊技球検出器の動作が妨げられた場合
(光の照射等)などが想定される。
【0048】しかしながら、特性劣化時においても、遊
技球通過時と同じ値が得られる可能性があることであ
る。しかしながら、特性劣化時においては、そのような
場合になる前に、上述した異常状態が確率的に高く発生
することがと想定される。
【0049】以下の表2にカウンタCOから取得したカ
ウント値からの状態判別する例を、そして表3にオーバ
ー・フローの場合を示す。
【0050】
【表2】
【0051】
【表3】
【0052】図8は、図2におけるCPU201がIN
T0の割り込み信号を受けた場合の割り込み処理を表
し、図9は、CPU201がINT1(オーバー・フロ
ー)の割り込み信号を受けた場合の割り込み処理を示し
ている。なお、表2に示したように実施例においては、
カウンタCOは16ビットのバイナリ・カウンタであ
る。
【0053】図8において、まずステップS801で、
正常フラグ、異常フラグ、検出フラグそして故障フラグ
がリセットされ、続いてカウンタCOからカウント値C
ODを得る。つぎにカウント値CODが、2進数で00
07かあるいは0008であるかがチェックされる。こ
の値であれば、通常状態であれば、ステップS803か
らステップS804に進み、ここで正常フラグがセット
される。
【0054】ステップS802でカウント値CODが、
0007かあるいは0008でない場合、ステップS8
10に進み、カウント値CODが、063F≦COD<
15E1であるか否かがチェックされる。この範囲にカ
ウント値CODがある場合、ステップS811に進み、
ここで検出フラグがセットされる。ステップS810
で、この範囲にカウント値CODがない場合、ステップ
S820に進む。
【0055】図8にフローチャートにおいて、異常フラ
グ0について説明する。このフラグは前述した図4にお
ける説明で、遊技球通過直前の割り込みT0において取
得されるカウント値は、INT0の周期の1/2から2
/2の値(実施例においては、4〜8の値を取る)を有
することを説明した。したがって、遊技球通過直前の異
常値の範囲となるカウント値を得ても、次の割り込み信
号INT0において取得したカウント値が遊技球通過を
表すカウント値であった場合、その直前の異常値を無視
する必要がある。この無視のための対策を異常フラグ0
を使用して行っている。この処理を行うと、遊技球通過
の直前以外に実際に異常値が発生しても、発生した割り
込み信号INT0の発生単位で表現すると、位相が1発
生単位ずれることになる。すなわち、正常値のカウント
値を得ても、その前のINT0において異常値であれ
ば、異常値を検出したとして、そのような異常値検出の
回数を減じない工夫を施している。
【0056】ステップS820で異常フラグ0がセット
されているかがチェックされる。正常に機能している場
合は、セットされていないので、ステップS822に進
み、異常フラグ0がセットされる。このステップS82
2が実行される場合は、遊技球検出直前の場合と、単な
る異常の場合がある。ステップS822の次には、ステ
ップS830で、カウンタCOをクリア(ゼロに設定)
し、割り込み処理を終了する。
【0057】次の割り込み処理において、遊技球通過と
決定した場合、ステップS811で検出フラグがセット
され、つぎに異常フラグ0がリセットされる、しかし、
遊技球通過ではなく、ステップS802からステップS
803に進んだ場合、異常フラグ0の確認が行われ、異
常フラグ0がセットされている場合は、正常フラグでは
なく異常フラグがセットされる。しかし、今回のカウン
ト値は正常な値であったので、異常フラグ0が設定され
ていた場合は異常フラグ0をリセットして、ステップS
830に進む。また、カウント値が正常値でもなく、ま
た遊技球通過の値でもない場合、再びステップS820
に進む。この場合、既に、異常フラグ0がセットされて
いるので、ステップS820からステップS821に進
み、ここで、異常フラグがセットされる。そしてステッ
プS822でさらに異常フラグ0がセットされ、ステッ
プS830に進む。カウント値がいずれの場合であって
も最後にステップS830でカウンタCOのクリアが実
行され、初期値に戻される。
【0058】以上が、割り込み信号INT0を受けてC
PU201が実行する割り込み処理である。つぎに、割
り込み信号INT1を受けてCPU201が実行する割
り込み処理を説明する。図9において、まずステップS
901で、故障フラグをセットし、つぎにステップS9
02では、INT0の場合と同じ様にカウンタCOのク
リアが実行され、そして割り込み処理を終了する。
【0059】以上の説明から理解されるように、割り込
み信号INT0の割り込み処理の実行後には、正常フラ
グ、遊技球通過フラグ、異常フラグのいずれか1つが設
定されており、故障フラグは設定されていない。また、
割り込み信号INT1の割り込み処理の実行後には、上
述したフラグの設定状態は変らずに、新たに故障フラグ
が設定されている。
【0060】図10は、上述した割り込み処理による各
種のフラグ設定処理を受けて実行されるフラグ・チェッ
ク処理を示すフローチャートである。図10において
は、上述したことから、最初に故障フラグをチェックし
ている。ステップS1001において、故障フラグがセ
ット(ON)されているかをチェックし、セットされて
いる場合は、CPU201は、I/O部202を介し
て、故障表示として図2に示した制御基板200上のP
L2を点灯制御し、そして遊技機の外部に故障報知信号
(図2のHOUT2)を出力し、終了する。
【0061】またステップS1001で故障フラグが設
定されていない場合に、異常フラグと検出フラグがチェ
ックされる。異常フラグが設定されている場合、ステッ
プS1001に進み。ここで、異常カウンタがあらかじ
め設定されている値C1と一致しているかをチェックす
る。なお、この異常カウンタは、電源投入時の初期設定
でクリアされ、その後においてはクリアされることはな
い。異常カウンタがC1に至っていない場合、ステップ
S1012に進み、異常カウンタがインクリメントさ
れ、そしてステップS1013で異常フラグがクリアさ
れる。ステップS1011で異常カウンタの値がC1で
ある場合、ステップS1014に進み、上述した故障表
示と同様に、異常表示として、制御基板200上のPL
1を点灯制御し、そして遊技機の外部に異常報知信号
(図2のHOUT1)を出力し、終了する。
【0062】故障フラグ、異常フラグが設定されていな
い場合、ステップS1020で検出フラグの確認が行わ
れる。検出フラグが設定されていることが確認される
と、ステップS1021に進み、ここで、CPU201
は、I/O部202を介して、たとえば、主制御基板に
送るための信号SPLSを生成する。この信号長などの
制御もステップS1021で行われる。その後、ステッ
プS1022に進み、検出フラグのクリアを実行する。
その実行後に、この処理は終了する。
【0063】図2において、遊技球検出器が遊技盤の入
賞口に配置されていた場合、検出信号SPLSは遊技機
の遊技の進行を統括する主制御基板のみに送られるが、
賞球を払い出す部分で、賞球をカウントする部分に配置
されている場合には、主制御基板と、賞球の払い出し制
御を実行する払い出し制御基板にも同じ信号が送られ
て、賞球払出し制御において使用される。
【0064】なお、上述した異常フラグは、遊技球検出
器の特性劣化時、あるいは回路等が初期の設計条件を満
足しない場合などが想定されているが、正常な動作中に
も突発的なノイズなどで発生することも想定される。し
かし、偶発的な異常フラグの発生は、頻度的も少なくて
しかも連続することはないが、その他の原因の場合は、
連続して異常フラグが設定されることがないとしても発
生が頻繁に繰り返されるとの前提条件で、上述したフロ
ーチャートとしている。したがって、異常カウンタを設
けて、電源投入後に発生する異常フラグの回数をカウン
トして、あらかじめ設定した数値C1に達しない場合
は、最終的に異常であると決定しないようにしている。
したがって、このC1の数値は、実際の遊技場における
実測値を基に決定されることが望ましい。
【0065】上述した説明では、正常時と、所定に遊技
球通過時間を有する遊技球通過時以外の場合を、1つの
異常状態としていたが、この異常状態を2つに分けるこ
とも考えられる。この場合、上述した実施例において
は、遊技球通過時間の下限値以下の場合と、遊技球通過
時の上限値以上の場合との2つに分けることができる。
このように分けた場合、遊技球通過時の上限値以上のカ
ウント値を得た場合は、図10に示した異常カウンタを
使用した処理とせずに、異常フラグの1回の発生で、異
常表示と異常外部報知をするように動作させることが可
能である。なぜならば、上述した突発的な外部ノイズ等
によって、正常時動作時に連続した70ms以上の期間
にわたって受光部からの信号が途絶えることは想定され
得ないからである。このようにした場合、70ms以上
のカウント値、実施形態においては、70ms〜81
9.2msのカウント値の異常状態と、819.2ms
以上の故障状態の区分は、大きな意味を持たなくなり、
単にカウント値が大きいか小さいかのみの違いとなっ
て、カウント値が有する性質に大きな違いがなくなって
くる。
【0066】また、本実施例の場合と異なり、図に示し
たEDGE信号の後縁でINT0を発生させた場合、遊
技球通過を検出した直後のINT0の割り込み時に、異
常状態を示すカウント値が得られる。この場合におい
て、この異常カウント値を無視するフローについては図
示しないが、異常とされたカウント値を得た場合、直前
のフラグが遊技球通過を示していた場合に、異常とせず
に正常と設定することで、誤検出を回避することができ
ることは明らかである。この場合、図8におけるステッ
プS801でフラグを別な場所に退避させて、対比させ
たフラグを使用して直前のフラグの状態を知ることがで
きる。
【0067】上述した説明において、あるいは図2にお
いて、カウンタCO、カウンタFCをCPU201の外
部回路として示したが、これは説明を簡単化するための
ものであって、カウンタCO、カウンタFC等をCPU
201の内部に含ませるか否かについて本発明を限定す
るものではない。本発明は多数の形態で実現することが
可能であるので、上述した実施形態は本発明の一例に過
ぎない。上述したカウンタと同様な機能を同じ目的のた
めの別の方法で実現可能である。たとえば、カウンタ
は、加算器とレジスタで構成でき、カウント・アップや
クリアは、ソフト処理で実行できる。
【0068】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、遊
技機において遊技球の検出に使用される光センサにおい
て、一定周期で駆動される光を受光部で受光し、受光し
た信号が一定周期であると検出したときに、この広義の
遊技球検出ブロックは正常に動作していると決定し、ま
た所定に時間範囲に渡って受光部からの信号を受けない
ときには遊技球通過と決定し、正常あるいは遊技球通過
と検出した以外の状態においては、異常状態あるいは故
障と判断しているので、信頼性の高い遊技球検出とする
ことができる。また、広義の遊技球検出ブロックに異常
や故障が発生した際に、あるいは異常な状態で受光部か
ら信号を得た場合は、外部にその状態を知らせるように
しているので、遊技機における遊技球の検出状態につい
て正常動作中であると確認することができるとともに、
広義の遊技球検出ブロックに異常や故障が発生した場合
に早期に知ることができるので、遊技者とのトラブルを
未然に防ぐことができる。
【0069】さらに、本発明による遊技球検出装置を、
入賞口近傍に配置して入賞球検出に使用した場合、不正
操作による入賞を、すなわち、過大な通過時間であるか
否かを検出して、警報を外部に出力することも可能であ
る。また、確実を求めるために、セーフ球検出との組合
わせをして、賞球払出しタイミングとの間にタイムラグ
を生じさせる必要もない。
【0070】また、開示した実施例は検出結果をデジタ
ル処理しており、たとえば、遊技球通過時間を実際の遊
技機において実測する際にも、CPU201のプログラ
ムを作り変えることにより、応用可能である。また、上
述した設定値の値を決定するにあたっても、各種の場合
における実測値の記録を得るなどにも応用可能である。
また、通常状態において異常なカウント値が得られた場
合は、図示していないが、たとえば、発光部の駆動電流
の増減制御を行って、正常なカウント値が得られる範囲
に設定するように制御することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に使用可能な、発光部と受光部を対抗さ
せた位置に配置したフォト・センサ例、すなわち遊技球
検出器を示す図である。
【図2】本発明を適用した改善された遊技球検出装置の
構成を示す図である。
【図3】通常時、すなわち遊技球が発光部と受光部との
間に存在しない場合、のカウンタFCの出力(発光部の
駆動信号)、カウンタCO出力、受光部からの信号であ
るEDGE入力、このEDGE入力から生成されるIN
T0の信号の様子を示したタイムチャートである。
【図4】遊技球通過時の場合を示すタイムチャートであ
る。
【図5】故障を生じた場合を示し、発光駆動部から、受
光部からの信号パスが開放になった場合を示すタイミン
グチャートである。
【図6】発光部が常時点灯状態に、あるいは受光部のフ
ォト・トランジスタが常時onに、すなわち、信号パス
がショート状態になった場合を示すタイミングチャート
である。
【図7】信号パス上の動作が不安定に、あるいは発光部
や受光部の特性劣化の場合を示すタイミングチャートで
ある。
【図8】CPU201がINT0の割り込み信号を受け
た場合の割り込み処理を表す図である。
【図9】CPU201がINT1(オーバー・フロー)
の割り込み信号を受けた場合の割り込み処理を示す図で
ある。
【図10】割り込み処理による各種のフラグ設定処理を
受けて実行されるフラグ・チェック処理を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
101 遊技球 110 遊技球検出器 111 発光部 112 受光部 200 遊技球検出装置の制御基板 201 CPU(情報処理部) 202 I/O部 203 クロック発生部CLK 204 カウンタCO 205 カウンタFC 206 ドライバDR 207 レシーバREC 208 エッジ回路EDGE 210 表示器(PL1、PL2) 220 コネクタ 230 遊技球検出器

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光部と受光部を備え、遊技機の入賞口
    あるいは遊技球の払い出し部に配置されて、遊技球の通
    過を検出するフォト・センサと、 前記発光部をあらかじめ定めた第1の周期でパルス駆動
    する駆動手段と、 前記第1の周期より短いあらかじめ定められた第2の周
    期を単位として時間計測する時間計測手段と、 前記受光部からの受光信号を入力して、該受光信号の一
    方の変化点を受けて、前記時間計測手段の計測値を読み
    込み、読み込み後に前記計測値をクリアする計測値取得
    手段と、 前記計測値取得手段で得た計測値をあらかじめ設定した
    複数の設定値と比較した比較結果に基づいて、前記フォ
    ト・センサがあらかじめ定めた動作をしていることを表
    す第1の状態、前記発光部と前記受光部との間を遊技球
    が通過したことを表す第2の状態、これら第1と第2以
    外の異常動作をしていることを表す第3の状態、のうち
    のいずれの状態であるかを決定する第1の状態決定手段
    と、 前記状態決定手段が前記第2の状態を出力した際には遊
    技球を検出したことを表す信号を遊技機内の他の制御基
    板に出力し、前記第3の状態を出力した際には遊技球検
    出装置が異常動作中であることを表す信号を遊技機の外
    部に出力する情報出力手段を備えることを特徴とする改
    善された遊技球検出部を備えた遊技機。
  2. 【請求項2】 前記第1の状態決定手段は、あらかじめ
    定めたS1<S2<S3<S4の関係を有するあらかじ
    め定めた値を有するそれぞれの設定値と、前記計測値取
    得手段で得た計測値CODとの関係が、S1≦COD<
    S2の場合に前記第1の状態を検出したとし、S3≦C
    OD<S4の場合に前記第2の状態として検出したとし
    て検出結果を得て、これら検出結果から前記状態を決定
    することを特徴とする請求項1に記載の改善された遊技
    球検出部を備えた遊技機。
  3. 【請求項3】 前記時間計測手段のオーバー・フロー信
    号を入力して前記フォト・センサを含む部分が故障中で
    あることを表す第4の状態を決定する第2の状態決定手
    段を、さらに備えることを特徴とする請求項1に記載の
    改善された遊技球検出部を備えた遊技機。
  4. 【請求項4】 前記第2の状態決定手段が前記第4の状
    態であると決定した場合は、前記第1の状態決定手段の
    決定にかかわらず、前記情報出力手段は、遊技球検出装
    置が故障中であることを表す信号を遊技機の外部に出力
    することを特徴とする請求項3に記載の改善された遊技
    球検出部を備えた遊技機。
  5. 【請求項5】 前記第2の状態決定手段が前記第4の状
    態であると決定した場合は、前記情報出力手段は、遊技
    球を検出したことを表す信号あるいは異常動作中である
    ことを表す信号を出力しないことを特徴とする請求項3
    に記載の改善された遊技球検出部を備えた遊技機。
  6. 【請求項6】 前記状態決定手段は、内部にカウンタ手
    段を備え、前記検出結果から、前記計測値取得手段で得
    た計測値を前記第3の状態と検出した際に前記カウンタ
    手段をインクリメントし、前記カウンタがあらかじめ定
    めた値となった際に前記第3の状態であると決定するこ
    とを特徴とする請求項2に記載の改善された遊技球検出
    部を備えた遊技機。
  7. 【請求項7】 前記カウンタは電源投入時の初期設定時
    にクリアされることを特徴とする請求項6に記載の改善
    された遊技球検出部を備えた遊技機。
  8. 【請求項8】 前記状態決定手段は、前記検出結果か
    ら、前記計測値取得手段で得た計測値を前記第3の状態
    と検出した際に、前記取得した計測値CODがS4≦C
    ODである場合、無条件で、第3の状態と決定すること
    を特徴とする請求項2に記載の改善された遊技球検出部
    を備えた遊技機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011177435A (ja) * 2010-03-03 2011-09-15 Sammy Corp 弾球遊技機
JP2012139250A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Kita Denshi Corp 制御ユニット及び遊技機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011177435A (ja) * 2010-03-03 2011-09-15 Sammy Corp 弾球遊技機
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