JP2003038301A - 被保持体の保持装置 - Google Patents
被保持体の保持装置Info
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Abstract
に簡単かつ容易に着脱できるようにした保持装置を提供
することにある。 【解決手段】 スライド部材37をその先端部44が筒
状体32の係止孔34から突出する方向に付勢するとと
もに、スライド部材に設けられた突起39を操作部材4
6に形成された第1の凹部53に係合させ、上記先端部
の傾斜面42,43だけを上記係止孔から突出させた第
1の状態及び上記突起を上記操作部材に形成された第2
の凹部54に係合させて上記先端部の係止面41を傾斜
面とともに上記係止孔から突出させた第2の状態とに保
持することができる。第2の状態においては脚部を保持
体の挿入孔に抜出不能に保持でき、第2の状態から操作
部材を押すことで、第1の状態に変換して脚部を挿入孔
から抜出することができる。
Description
れた脚部を挿入孔に着脱可能に保持するための保持装置
に関する。 【0002】 【従来の技術】たとえば、病人用のベッド装置において
は、上面にマットレスが載置される床フレ−ムを有し、
この床フレ−ムの長手方向一端側にはパイプ材で形成さ
れたヘッドフレ−ムが設けられ、他端側には同じくパイ
プ材で形成されたフットフレ−ムが設けられている。 【0003】上記ヘッドフレ−ムとフットフレ−ムと
は、パイプ材をほぼ逆U字状に曲成してなり、その幅方
向両端部が脚部となっている。この脚部は、上記床フレ
−ムの長手方向両端部の角部に設けられた保持体の挿入
孔に挿入される。 【0004】上記脚部は、上記保持体に固定されず、そ
の挿入孔に単に挿入されるだけの場合があるが、固定さ
れていないと不用意な外力によって脚部が挿入孔から外
れる虞があるため、上記脚部を保持体に固定するという
ことが行われている。 【0005】脚部を保持体に固定する場合、上記保持体
の外周面から上記挿入孔に連通するねじ孔を形成し、こ
のねじ孔にねじを捩じ込んで先端を挿入孔に挿入された
脚部の外周面に圧接させることで、この脚部を固定する
ということが行われる。 【0006】しかしながら、このような固定手段による
と、保持体の外周面にねじが突出しているから、そのね
じに衣服や身体を引っ掛けるということがあったり、外
観の低下を招くということもあった。さらに、上記保持
体が薄肉パイプからなる場合、上記脚を確実に固定する
ためにねじを強く捩じ込むと、その反力で上記保持体が
変形してしまったり、ねじ孔が損傷してしまうというこ
とがあった。しかも、上記ねじを締め付けたり、緩める
ためには工具を用いなければならないから、作業性が悪
いということもあった。 【0007】そこで、本件出願人は特願平10−390
08号に示すフレームの保持装置を提案した。この保持
装置は、フレームの脚部が挿入保持される保持部材の挿
入孔に外筒を挿入固定し、この外筒に内筒を着脱自在に
挿入する。この内筒の下端部には径方向に弾性変形可能
で、上記外筒の下端部に形成された係合部に弾性的に係
合して内筒が外筒から抜出するのを防止する係合片を設
ける。 【0008】上記内筒の下端部には解除部材をスライド
可能に設ける。このスライド部材を下方へスライドさせ
ることで、上記係合片を径方向内方に弾性変形させ、こ
の係合片と上記外筒の係合部との係合を外すようにして
いる。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】ところで、解除部材を
内筒の下端部にスライド可能に設けるようにすると、内
筒を外筒内に挿入する構成上、上記解除部材の外形寸法
を外筒の内径寸法以上に大きくすることができないばか
り、上記保持部材の挿入孔の下端から突出する長さ寸法
もあまり長くすることができない。 【0010】そのため、内筒を外筒から取外すために、
解除部材を下方へスライドさせる場合、上記解除部材が
把持し難いため、操作性が悪いということがあった。し
かも、解除部材を下方へスライドさせるには、内筒の下
端部に形成された係合片を径方向内方へ弾性変形させな
ければならないから、解除部材の操作にかなりの操作力
が必要となり、そのことによっても操作がし難いという
ことがあった。 【0011】この発明は、保持体の挿入孔に被保持体の
脚部を確実かつ容易に着脱することができるようにした
被保持体の保持装置を提供することにある。 【0012】 【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、被保
持体の脚部を挿入孔に着脱可能に保持するための保持装
置において、上記脚部の下端部が挿入される上記挿入孔
が形成された保持体と、上記脚部の下端部に一端部を嵌
合させ他端部を上記脚部の下端から突出させて設けられ
るとともに上記他端部に径方向に貫通するスライド孔及
びこのスライド孔と交差して軸方向に貫通する取付け孔
が形成された軸状部材と、先端部に傾斜面と係止面とが
形成され上記軸状部材の上記スライド孔にスライド可能
に収容されるとともにスライド方向と交差する方向に挿
通孔が形成されこの挿通孔の内面に突起が設けられたス
ライド部材と、上記脚部の下端部に外嵌固定され周壁に
上記スライド孔と対向位置する係止孔が穿設された筒状
体と、上記軸状部材に形成された取付け孔にスライド可
能かつ抜出不能に挿入され中途部にスライド位置に応じ
て上記突起がそれぞれ係合する第1の凹部と第2の凹部
とが形成された操作部材と、この操作部材を下降方向に
付勢した第1のばねと、上記スライド部材を先端部が上
記筒状体の係止孔から突出する方向に付勢するととも
に、上記突起を上記第1の凹部に係合させて上記先端部
の傾斜面だけを上記係止孔から突出させた第1の状態及
び上記突起を第2の凹部に係合させて上記先端部の係止
面を傾斜面とともに上記係止孔から突出させた第2の状
態とに保持する第2のばねとを具備し、上記第2の状態
において、上記操作部材を第1のばねの付勢力に抗して
上昇方向へスライドさせることで、上記スライド部材が
スライド孔に入り込む方向にスライドして上記第1の状
態になることを特徴とする被保持体の保持装置にある。 【0013】この発明によれば、脚部を挿入孔に保持す
るときには、この脚部を挿入孔に挿入してスライド部材
の係止面を挿入孔の下端面に係止させればよく、挿入孔
に保持された脚部を取外すときには、下降状態にある操
作部材を第1のばねの付勢力に抗して上昇させれば、上
記係止面と挿入孔の下端面との係合を外すことができ
る。 【0014】 【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態を
図面を参照して説明する。 【0015】図1はベッド装置を示し、このベッド装置
はストッパ付きのキャスタ2によって移動自在に形成さ
れたベ−スフレ−ム1を備えている。このベ−スフレ−
ム1上には上下駆動機構3によって上下動可能に上下フ
レ−ム4が設けられている。この上下フレ−ム4は矩形
枠状に形成されていて、その四隅部には保持体5が設け
られている。この保持体5は図2に示すように上部材6
と下部材7とに分割された枠状をなしていて、これらの
部材6,7をねじなどで接合固定することで形成されて
いる。この保持体5には上記上下フレ−ム4を構成する
長尺杆8が挿入される第1の挿入部9と、この第1の挿
入部9に対して直交し、上記上下フレ−ム4を構成する
短尺杆11が挿入される第2の挿入部12とが形成され
ている。 【0016】上記保持体5は上下フレ−ム4の幅方向両
側に突出していて、その突出端部には被保持体としての
金属パイプによって形成されたヘッドボ−ド柵13とフ
ットボ−ド柵14との下端部を挿入保持する挿入孔16
が形成されている。 【0017】上記上下フレ−ム4の幅方向両側に設けら
れた一対の保持体5の挿入孔16には上記各ボ−ド柵1
3,14の幅方向両端の脚部13a,14aの下端部が
挿入され、後述する保持装置30によって上記保持体5
に着脱可能に保持されるようになっている。 【0018】上記上下フレ−ム4の上面には床板17が
設けられている。この床板17は複数の床部、この実施
形態では第1乃至第5の床部17a〜17eに分割され
ている。中央の第3の床部17cは上下フレ−ム4に固
定され、この床部17cの一側には第2の床部17bと
第1の床部17aが順次回動自在に連結され、他側には
残りの2つの第4の床部17dと第5の床部17eが順
次回動自在に連結されている。 【0019】上記上下フレ−ム4には駆動機構21が設
けられている。この駆動機構21は回動駆動される第1
のア−ム22と第2のア−ム23を有する。第1のア−
ム22の先端部には一対のロ−ラ24が回転自在に設け
られ、このロ−ラ24は第1の床部17aの下面の長手
方向に沿って設けられたレ−ル25に転動自在に係合し
ている。したがって、上記第1のア−ム22が起立方向
に回動させられると、第1の床部17aと第2の床部1
7bとが起立方向に上昇させられるようになっている。 【0020】上記第2のア−ム23の先端部にはロ−ラ
26が設けられ、このロ−ラ26は第4の床部17dの
下面に転接する。したがって、この第2のア−ム23が
起立方向に回動すると、上記第4の床部17dが起立方
向に上昇するから、この上昇に第5の床部17eも連動
し、これら床部17d,17eがほぼへの字状に屈曲す
るようになっている。 【0021】なお、上記上下フレ−ム4と第5の床部1
7eとはリンク27によって連結され、上記第4の床部
17dに連動して上昇した第5の床部17eをその状態
で保持するようになっている。 【0022】図4と図5に示すように、上記各ボ−ド柵
13,14の脚部13a,14aの下端部は、上述した
保持装置30によって上記保持体5に着脱自在に取付け
られている。 【0023】上記保持装置30は軸状部材31を有す
る。この軸状部材31は大径部31aと小径部31bと
が一体形成されてなり、小径部31bを上記各脚部13
a,14aの下端部に嵌合させてねじ29で固定され、
大径部31aを下端面から突出させて設けられている。 【0024】各脚部13a,14aの下端部には筒状体
32が外嵌固定されている。この筒状体32の下端には
上記大径部31aの下端面に係合するフランジ33が形
成され、周壁には矩形状の係止孔34が穿設されてい
る。 【0025】上記軸状部材31には、その大径部31a
に径方向に貫通したスライド孔35が穿設され、軸方向
にはこのスライド孔35と交差した取付け孔36が穿設
されている。上記スライド孔35にはスライド部材37
がスライド可能に収容されている。 【0026】上記スライド部材35にはスライド方向と
交差する方向に挿通孔38が穿設され、この挿通孔38
の内面には図5(A)に示すように突起39が設けられ
ている。さらに、小径部31bには一端をその上端面に
開放し他端を上記スライド孔35に連通させた断面矩形
状の矩形孔40が穿設されている。 【0027】上記スライド部材35には水平な係止面4
1及び山形状をなした上側傾斜面42と下側傾斜面43
とが形成された先端部44が設けられている。この先端
部44が後述するように上記筒状体32に形成された係
止孔34に突没するようになっている。 【0028】上記軸状部材31の軸方向に貫通した上記
取付け孔36には操作部材46がスライド可能に挿通さ
れている。この操作部材46は、図4に示すように上記
筒状体の下端に形成されたフランジ33の内径寸法より
もわずかに小径な円盤状の操作部47を有する。この操
作部47には角軸部48が突設され、この角軸部48の
上端には円柱軸部49が突設されている。円柱軸部49
の上端には周回溝51が形成され、この周回溝51には
Eリング52が取着されている。 【0029】それによって、取付け孔36にスライド可
能に設けられた操作部材46は、下端の操作部47と上
端のEリング52とによって取付け孔36に抜出不能に
保持されている。 【0030】上記操作部材46の角軸部48には側面形
状が矩形状の第1の凹部53と、この第1の凹部53よ
りも上方に第1の凹部53よりも深く、しかも下端が傾
斜面54aに形成された第2の凹部54とが形成されて
いる。 【0031】上記操作部材46の円柱軸部49には、下
端が上記角軸部48の上端面に係合する、コイルスプリ
ングからなる第1のばね56が装着されている。上記ス
ライド部材36は第2のばね57によって先端部44が
上記係止孔34から突出する方向に付勢されている。 【0032】上記第2のばね57はほぼL字状に屈曲さ
れた板ばねからなり、その一端部は上記第1のばね56
を圧縮した状態で、上記軸状部材31の上端面にねじ5
8によって固定されている。この第2のばね57の他端
部は円弧部57aに曲成され、この円弧部57aは上記
スライド部材37の挿通孔38の内面の先端部44側に
弾性的に当接させている。それによって、上記スライド
部材37は先端部44が筒状体32の係止孔34から突
出する方向に付勢されている。 【0033】つぎに、上記構成の保持装置30によって
各フレーム13,14の脚部13a,14aを保持体5
の挿入孔16に着脱する際の動作を図5(Aa)〜
(D)を参照して説明する。 【0034】脚部13a,14aが挿入孔16から取外
されているときには、図5(A)に示すように操作部材
46の第1の凹部53にスライド部材37の突起39が
係合し、この操作部材46は第1のばね56を圧縮し、
取付け孔36内を上昇した位置で保持される。 【0035】突起39が第1の凹部53に係合した状態
において、スライド部材37の先端部44は、第1の凹
部53の深さ寸法によって筒状体32の係止孔34から
上側傾斜面42と下側傾斜面43を突出させている。こ
の状態を第1の状態とする。 【0036】保持装置30が図5(A)に示す第1の状
態において、脚部13a,14aを保持体5の挿入孔1
6に挿入すると、スライド部材37の先端部44の下側
傾斜面43が上記挿入孔16の内周面に当接するから、
図5(B)に示すようにスライド部材37が第2のばね
57の付勢力に抗してスライド孔35に入り込む方向に
スライドする。 【0037】スライド部材37が没入方向にスライドす
ると、突起39が第1の凹部53から外れるから、操作
部材46が第1のばね56の付勢力によって下降方向へ
スライドする。 【0038】脚部13a,14aをさらに挿入孔16に
挿入し、図5(C)に示すように筒状体32に形成され
た係止孔34が保持体5の下端面よりも下方に位置する
と、それまで第2のばね57の付勢力に抗してスライド
孔35内に入り込んでいたスライド部材37の先端部4
4が上記係止孔34から突出し、突起39が第2の凹部
54に係合する。 【0039】第2の凹部54は上記第1の凹部53より
も深さ寸法が大きいから、突起39が第1の凹部53に
係合した場合よりも、スライド部材37の先端部44の
係止孔34からの突出寸法が大きくなる。 【0040】それによって、上記先端部44の係止面4
1が筒状体32の係止孔34から突出し、保持体5の下
端面(挿入孔16の下端面)に係合するから、脚部13
a,14aは保持体5の挿入孔16に抜出不能に保持さ
れることになる。この状態を第2の状態とする。第2の
状態では、スライド部材37の突起39が操作部材46
の第2の凹部54に係合し、この操作部材46が下降し
た位置で保持される。 【0041】すなわち、保持装置30が設けられた脚部
13a,14aを保持体5の挿入孔16に挿入するだけ
で、上記脚部13a,14aを上記挿入孔16に抜出不
能に保持することができる。 【0042】このようにして上下フレーム4に取付けら
れた各ボード柵13,14を取外す場合には、図5
(C)の突起39が第2の凹部54に係合した第2の状
態にある操作部材46の操作部47を手指で押し上げ
る。それによって、図5(D)に示すように第2の凹部
54の傾斜面54aがスライド部材37の突起39に沿
ってスライドするから、突起39と第2の凹部54との
係合が外れ、突起39は第1の凹部53に係合する。 【0043】突起39が第1の凹部53に係合すると、
スライド部材37は図5(C)に示す状態よりも後方へ
スライドし、その先端部44の上側傾斜面42と下側傾
斜面43とが筒状体32の係止孔34から突出し、また
操作部材46は上昇した位置で保持される。つまり、図
5(A)に示す第1の状態と同じ状態となる。 【0044】この状態で脚部13a,14aを上昇させ
て保持体5の挿入孔16から抜出すると、スライド部材
37の先端部44の上側傾斜面42が上記挿入孔16の
内周面に当たるから、スライド部材37の先端部44は
筒状体32の係止孔34内へ没入する。そのため、脚部
13a,14aを上記挿入孔16から抜出することがで
きる。 【0045】脚部13a,14aを上記挿入孔16から
抜出する際、図5(B)に示す状態となってスライド部
材37の突起39が第1の凹部53から外れるから、操
作部材46は第1のばね56の復元力によって下降す
る。 【0046】脚部13a,14aをさらに上昇させて上
記挿入孔16から抜出すると、操作部材46が下降した
状態でスライド部材37の先端部44が第2のばね57
の付勢力によって筒状体32の係止孔34から突出す
る。 【0047】そのため、上記スライド部材37の突起3
9は第2の凹部54に係合し、操作部材46を下降した
位置で保持する。つまり、スライド部材37は係止孔3
4から上下の傾斜面42,43とともに係止面41を突
出させた第2の状態で保持される。 【0048】挿入孔16から脚部13a,14aを抜出
すると、操作部材46は第2の状態となり、図5(A)
に示す第1の状態とはならない。しかしながら、第2の
状態で脚部13a,14aを挿入孔16に挿入しても、
スライド部材37は先端部44の下側傾斜面43が上記
挿入孔16の内周面に当たって没入方向へスライドする
から、挿入孔16に挿入可能である。 【0049】つまり、脚部13a,14aは、操作部材
46が第1の状態と第2の状態のいずれの状態であって
も、挿入孔16に挿入して抜出不能に保持することがで
きる。 【0050】このように、この発明の保持装置30によ
れば、スライド部材37が第1の状態と第2の状態との
いずれの状態にあっても、脚部13a,14aを保持体
5の挿入孔16に挿入することができる。そして、脚部
13a,14aを所定の位置、つまりスライド部材37
の先端部44が保持体5の下端面よりも下方になる位置
まで挿入すれば、上記スライド部材37が第2のばね5
7の付勢力によって自動的に突出して保持体5の下端面
に係合するから、抜出不能な状態で保持されることにな
る。 【0051】脚部13a,14aを、挿入孔16から抜
出する場合には、図5(C)に示すように下降状態にあ
る操作部材46の操作部47を押してこの操作部材46
を第1のばね56の付勢力に抗して上昇させ、係止面4
1と保持体5の下面との係合を外したのち、脚部13
a,14aを挿入孔16から抜出すればよい。 【0052】そのため、脚部13a,14aを簡単な操
作で、容易に保持体5の挿入孔16から抜出することが
できる。 【0053】この発明は上記一実施の形態に限定される
ものでなく、種々変形可能である。たとえば、被保持体
としてベッド装置のヘッドボード柵とフットボード柵を
挙げたが、ベッドフレームの側部に着脱可能に設けられ
る側柵であってもよく、さらにベッド装置以外において
も、着脱可能に設ける必要がある被保持体であれば、こ
の発明を適用することができる。また、被保持体の脚部
の数は2本に限定されず、1本或いは3本以上であって
もよい。 【0054】 【発明の効果】この発明によれば、保持体の挿入孔に脚
部を保持する場合には、その脚部を上記挿入孔に挿入す
るだけで、スライド部材を保持体に係合させて抜出不能
に保持することができ、抜出するときには操作部材を上
昇方向に押すことで、上記スライド部材と保持体との係
合を外して脚部を挿入孔から抜き取ることができる。つ
まり、脚部を挿入孔から簡単な操作で、しかも容易に抜
出する事ができる。
面図。 【図2】保持体の分解斜視図。 【図3】ボ−ド柵の正面図。 【図4】保持装置の分解斜視図。 【図5】脚部を保持体の挿入孔に挿入する動作及び抜出
動作を示す説明図。 【符号の説明】 5…保持体 13、14…ボ−ド柵(被保持体) 13a、14a…脚部 16…挿入孔 31…軸状部材 32…筒状体 34…係止孔 35…スライド孔 36…取付け孔 46…操作部材 53…第1の凹部 54…第2の凹部 56…第1のばね 57…第2のばね
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 被保持体の脚部を挿入孔に着脱可能に保
持するための保持装置において、 上記脚部の下端部が挿入される上記挿入孔が形成された
保持体と、 上記脚部の下端部に一端部を嵌合させ他端部を上記脚部
の下端から突出させて設けられるとともに上記他端部に
径方向に貫通するスライド孔及びこのスライド孔と交差
して軸方向に貫通する取付け孔が形成された軸状部材
と、 先端部に傾斜面と係止面とが形成され上記軸状部材の上
記スライド孔にスライド可能に収容されるとともにスラ
イド方向と交差する方向に挿通孔が形成されこの挿通孔
の内面に突起が設けられたスライド部材と、 上記脚部の下端部に外嵌固定され周壁に上記スライド孔
と対向位置する係止孔が穿設された筒状体と、 上記軸状部材に形成された取付け孔にスライド可能かつ
抜出不能に挿入され中途部にスライド位置に応じて上記
突起がそれぞれ係合する第1の凹部と第2の凹部とが形
成された操作部材と、 この操作部材を下降方向に付勢した第1のばねと、 上記スライド部材を先端部が上記筒状体の係止孔から突
出する方向に付勢するとともに、上記突起を上記第1の
凹部に係合させて上記先端部の傾斜面だけを上記係止孔
から突出させた第1の状態及び上記突起を第2の凹部に
係合させて上記先端部の係止面を傾斜面とともに上記係
止孔から突出させた第2の状態とに保持する第2のばね
とを具備し、 上記第2の状態において、上記操作部材を第1のばねの
付勢力に抗して上昇方向へスライドさせることで、上記
スライド部材がスライド孔に入り込む方向にスライドし
て上記第1の状態になることを特徴とする被保持体の保
持装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2001232022A JP4708618B2 (ja) | 2001-07-31 | 2001-07-31 | 被保持体の保持装置 |
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---|---|---|---|
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---|---|
JP2003038301A true JP2003038301A (ja) | 2003-02-12 |
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JP2001232022A Expired - Lifetime JP4708618B2 (ja) | 2001-07-31 | 2001-07-31 | 被保持体の保持装置 |
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JP (1) | JP4708618B2 (ja) |
Cited By (4)
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