JP2003037899A - デジタルアナログ変換システム - Google Patents
デジタルアナログ変換システムInfo
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Abstract
る再生装置において、再生されるオーディオ信号のS/
N比を向上させる。 【解決手段】 再生されるオーディオ信号の数が6チャ
ンネル未満のときに、信号供給部31が、オーディオ信
号が再生されないチャンネルに設けられたD/Aコンバ
ータに対して、他のD/Aコンバータへ供給したオーデ
ィオ信号と同一のオーディオ信号を供給する。そして、
信号出力合成部38が、信号供給部31によって同一の
オーディオ信号が供給されたD/Aコンバータから供給
されたオーディオ信号を選択し、選択したオーディオ信
号を加算する。
Description
備えたいわゆるマルチチャンネルAVシステムなどに搭
載されるデジタルアナログ変換システムに関する。
媒体が2つ提唱されている。1つは、デジタルバーサタ
イルディスク或いはデジタルビデオディスクオーディオ
(DVD−A)であり、サンプリング周波数が96kH
zとされており、量子化ビット数が24ビットとされて
いるものである。もう1つは、スーパーオーディオCD
(SACD)であり、サンプリング周波数が2.822
4MHzとされており、1ビットで高音質を実現するも
のである。DVD−A、SACDでは、前左(FL;Fr
ont Left),前右(FR;Front Right),後左(S
L;Surround Left),後右(SR;Surround Ligh
t),中央(C;Center),低音専用(SW;Subwoofe
r)の6チャンネルのオーディオデータが記録されてい
る。なお、この6チャンネルは、SWチャンネルを0.
1チャンネルと見なして5.1チャンネルと呼ばれるこ
とがある。
再生可能な再生装置は、図2に示すように、デジタル信
号処理部101と、6つのD/Aコンバータ102〜1
07と、6つのローパスフィルタ108〜113と、6
つのアンプリファイア(以下、アンプと称する。)11
4〜119と、6つのスピーカ120〜125とを備え
る。
い光ピックアップから読み出されたオーディオ信号が、
デジタル信号処理部101へ供給される。次に、デジタ
ル信号処理部101では供給されたオーディオ信号のデ
コードが行われ、デコードされたFL,FR,SL,S
R,C,SWのオーディオ信号が、それぞれ6つのD/
Aコンバータ102〜107へ供給される。この6つの
D/Aコンバータ102〜107において、供給された
デジタルオーディオ信号がアナログオーディオ信号へ変
換される。アナログオーディオ信号へ変換された各オー
ディオ信号は、それぞれローパスフィルタ108〜11
3へ供給される。ローパスフィルタ108〜113で
は、各オーディオ信号からノイズが除去される。ノイズ
が除去された各オーディオ信号は、それぞれアンプ11
4〜119によって増幅された後に、スピーカ120〜
125へ供給される。
置100によって、例えばCDに記録されているオーデ
ィオデータなど、2チャンネルのオーディオデータを再
生するときには、再生装置100におけるオーディオ信
号の流れは以下に示す通りとなる。
されたオーディオ信号が、デジタル信号処理部101へ
供給される。次に、デジタル信号処理部101では、供
給されたオーディオ信号のデコードが行われ、デコード
された2チャンネルのオーディオ信号が、例えば2つの
D/Aコンバータ102,103へ供給される。そし
て、D/Aコンバータ102,103から供給されたオ
ーディオ信号は、それぞれ2つのローパスフィルタ10
8,109を通過した後に、それぞれアンプ114,1
15によって増幅され、最後に、スピーカ120,12
1へ供給される。
2チャンネルのオーディオ信号を再生するときには、6
つのD/Aコンバータ102〜107のうちの2つが使
用されているものの、他の4つは使用されていない。
案されたものであり、備えられている全てのデジタルア
ナログ変換手段を有効に利用して、再生装置の再生性能
を向上させることができるデジタルアナログ変換システ
ムを提供することを目的とする。
ナログ変換システムは、複数のチャンネルのオーディオ
信号を再生可能な再生装置に搭載されるデジタルアナロ
グ変換システムにおいて、各チャンネル毎に設けられて
おり、供給されたデジタルオーディオ信号をアナログオ
ーディオ信号に変換する複数のデジタルアナログ変換手
段と、供給制御信号に基づいて、再生されるオーディオ
信号の数が上記デジタルアナログ変換手段の数よりも少
ないときにオーディオ信号が再生されないチャンネルに
設けられた上記デジタルアナログ変換手段に対して、他
のデジタルアナログ変換手段へ供給したオーディオ信号
と同一のオーディオ信号を供給する信号供給手段と、出
力制御信号に基づいて、上記各デジタルアナログ変換手
段から供給されたオーディオ信号のうち上記信号供給手
段によって同一のオーディオ信号が供給された複数のデ
ジタルアナログ変換手段から供給されたオーディオ信号
を選択して合成して出力するとともに、合成しない信号
をそのまま出力する信号合成出力手段と、上記再生装置
においてオーディオ信号が再生されるチャンネル及び/
又はチャンネル数を認識し、認識した結果に基づいて上
記供給制御信号を生成して上記信号供給手段へ供給する
供給制御手段と、上記再生装置においてオーディオ信号
が再生されるチャンネル及び/又はチャンネル数を認識
し、認識した結果に基づいて上記出力制御信号を生成し
て上記信号合成出力手段へ供給する出力制御手段とを備
えることを特徴とする。
先ず、再生されるオーディオ信号の数が再生装置に設け
られたチャンネルの数よりも少ないときに、信号供給手
段が、オーディオ信号が再生されないチャンネルに設け
られたデジタルアナログ変換手段に対して、他のデジタ
ルアナログ変換手段へ供給したオーディオ信号と同一の
オーディオ信号を供給する。次に、信号合成出力手段
が、信号供給手段によって同一のオーディオ信号が供給
されたデジタルアナログ変換手段から供給されたオーデ
ィオ信号を選択して合成して出力するとともに、合成し
ない信号をそのまま出力する。
アナログ変換システムについて、図1を参照しながら詳
細に説明する。
タルアナログ変換システム(以下、D/A変換システ
ム)を、前左(FL;Front Left),前右(FR;Fron
t Right),後左(SL;Surround Left),後右(S
R;Surround Light),中央(C;Center),低音専用
(SW;Subwoofer)の6チャンネルのマルチチャンネ
ルオーディオ信号を再生することが可能な再生装置に搭
載した例について説明する。なお、この6チャンネル
は、SWチャンネルを0.1チャンネルと見なして5.
1チャンネルと呼ばれることがある。
理部2と、D/A変換システム3と、6つのローパスフ
ィルタ4〜9と、6つのアンプリファイア(以下、アン
プと称する。)10〜15と、6つのスピーカ16〜2
1とを備える。
FL用スピーカ16、FR用スピーカ17、SL用スピ
ーカ18、SR用スピーカ19、C用スピーカ20、及
びSW用スピーカ21を示す。また、図中に示すよう
に、本実施の形態では、ローパスフィルタ4及びアンプ
10がFL用スピーカ16と接続しており、ローパスフ
ィルタ5及びアンプ11がFR用スピーカ17と接続し
ている。また、ローパスフィルタ6及びアンプ12がS
L用スピーカ18と接続しており、ローパスフィルタ7
及びアンプ13がSR用スピーカ19と接続している。
さらに、ローパスフィルタ8及びアンプ14がC用スピ
ーカ20と接続しており、ローパスフィルタ9及びアン
プ15がSW用スピーカ21と接続している。
クアップなどから供給されたデジタルオーディオ信号を
デコードする。すなわち、信号処理部2は、供給された
オーディオ信号を各チャンネル毎のオーディオ信号に分
離し、分離したオーディオ信号に対して再生セパレーシ
ョンの調整や、残響の付加などの処理を施す。
ら供給された各デジタルオーディオ信号をアナログオー
ディオ信号に変換し、6つのローパスフィルタ4〜9へ
供給する。なお、このD/A変換システム3について
は、詳細を後述する。
変換システム3から供給されたオーディオ信号の高調波
成分をそれぞれ除去して、6つのアンプ10〜15へ供
給する。
ィルタ4〜9から供給されたオーディオ信号を増幅し
て、FL用スピーカ16、FR用スピーカ17、SL用
スピーカ18、SR用スピーカ19、C用スピーカ2
0、及びSW用スピーカ21に対して供給する。
0〜15から供給されたオーディオ信号を放音する。具
体的に説明すると、FL用スピーカ16はFLチャンネ
ルのオーディオ信号を放音し、FR用スピーカ17はF
Rチャンネルのオーディオ信号を放音する。また、SL
用スピーカ18はSLチャンネルのオーディオ信号を放
音し、SR用スピーカ19はSRチャンネルのオーディ
オ信号を放音する。さらに、C用スピーカ20はCチャ
ンネルのオーディオ信号を放音し、SW用スピーカ21
はSWチャンネルのオーディオ信号を放音する。
オーディオ信号が再生されるときには、FL用スピーカ
16、及びFR用スピーカ17から放音される。
ステム3について詳細に説明する。
と、6つのD/Aコンバータ32〜37と、信号出力合
成部38と、マイクロコンピュータ(以下、マイコンと
称する。)39とを備えている。
からオーディオ信号が供給される。次に、信号供給部3
1は、マイコン39からの供給制御信号に従って、オー
ディオ信号を、例えば以下の表1に示すように各D/A
コンバータ32〜37へ供給する。
号の数が6チャンネル未満のときに、オーディオ信号が
再生されないチャンネルに設けられたD/Aコンバータ
に対して、他のD/Aコンバータへ供給したオーディオ
信号と同一のオーディオ信号を供給し、1つのオーディ
オ信号に対して複数のD/Aコンバータを並列動作させ
る。
号供給部31から供給されたデジタルオーディオ信号
を、アナログオーディオ信号に変換する。これらのD/
Aコンバータ32〜37は、変換したアナログオーディ
オ信号を信号出力合成部38へ供給する。本実施の形態
では、6つのD/Aコンバータ32〜37は、1チップ
上に形成されている。なお、D/Aコンバータ32はF
Lチャンネルに備えられ、D/Aコンバータ33はFR
チャンネルに備えられる。また、D/Aコンバータ34
はSLチャンネルに備えられ、D/Aコンバータ35は
SRチャンネルに備えられる。さらに、D/Aコンバー
タ36はCチャンネルに備えられ、D/Aコンバータ3
7はSWチャンネルに備えられる。
供給される出力制御信号に従って、6つのD/Aコンバ
ータ32〜37から供給されたオーディオ信号のうち、
信号供給部31によって同一のオーディオ信号が供給さ
れたD/Aコンバータから供給されたオーディオ信号を
選択し、互いに加算する。そして、信号出力合成部38
は、加算したオーディオ信号を、マイコン39からの供
給制御信号に従って、ローパスフィルタ4〜9のうちの
いずれかへ供給する。また、加算しなかったオーディオ
信号を、同じチャンネルに設けられたローパスフィルタ
へ出力する。
るオーディオ信号のチャンネルやチャンネル数を認識す
る。そして、マイコン39は、認識した結果に基づい
て、信号供給部31に対して、各D/Aコンバータ32
〜37へどのオーディオ信号を供給するかを指示するた
めの供給制御信号を供給する。また、マイコン39は、
認識した結果に基づいて、信号出力合成部38に対し
て、各D/Aコンバータ32〜37から供給されたオー
ディオ信号のうち、どのオーディオ信号を選択して加算
するかを指示するための出力制御信号を供給する。
において最終的に再生されるオーディオ信号のチャンネ
ルやチャンネル数を認識する具体的な方法としては、以
下に示す第1乃至第4の方法が挙げられる。
フォーマットを認識することによって、再生装置1にお
いて最終的に再生されるオーディオ信号のチャンネルや
チャンネル数を認識する方法である。例えば、光ディス
クを再生するときには、最初に、光ピックアップがTO
C(Table Of Contents)エリアに記録された信号を読
み出すが、マイコン39は、TOCエリアに記録された
信号から、最終的に再生されるオーディオ信号のチャン
ネルやチャンネル数を認識することができる。
記録媒体を選択する入力セレクタの選択状態をモニタす
ることによって、再生装置1において最終的に再生され
るオーディオ信号のチャンネルやチャンネル数を認識す
る方法である。例えば、入力セレクタによってCDが選
択されているときには、マイコン39は、実際に再生さ
れるオーディオ信号のチャンネルがFR,FLの2チャ
ンネルであると認識する。また、例えば、入力セレクタ
によってDVD−Aが選択されているときには、マイコ
ン39は、最終的に再生されるオーディオ信号がFR,
FL,SR,SL,C,SWの6チャンネルであると認
識する。
力するオーディオ信号のチャンネル数をモニタすること
によって、再生装置1において最終的に再生されるオー
ディオ信号のチャンネルやチャンネル数を認識する方法
である。例えば、6チャンネルのオーディオ信号が記録
されているDVD−Aを再生したときにも、再生チャン
ネルとしてFR,FL,Cの3チャンネルしか選ばない
ことがある。再生チャンネルとしてFR,FL,Cの3
チャンネルしか選ばないときには、マイコン39は、再
生されるオーディオ信号がFR,FL,Cの3チャンネ
ルであると認識する。
続されているスピーカの数をモニタすることによって、
再生装置1において最終的に再生されるオーディオ信号
のチャンネルやチャンネル数を認識する方法である。例
えば、再生装置1に、FL用スピーカ16、FR用スピ
ーカ17、SL用スピーカ18、SR用スピーカ19の
4つのスピーカが接続されており、C用スピーカ20、
SW用スピーカ21が接続されていないときには、マイ
コン39は、再生されるオーディオ信号がFR,FL,
SR,SLの4チャンネルであると認識する。
/A変換システム3では、再生されるオーディオ信号の
数が6チャンネル未満のときに、信号供給部31が、オ
ーディオ信号が再生されないチャンネルに設けられたD
/Aコンバータに対して、他のD/Aコンバータへ供給
したオーディオ信号と同一のオーディオ信号を供給す
る。そして、信号出力合成部38が、信号供給部31に
よって同一のオーディオ信号が供給されたD/Aコンバ
ータから供給された信号を選択し、選択したオーディオ
信号を加算する。
システム3において、信号出力合成部38によって加算
されたオーディオ信号は、信号出力合成部38が加算す
る前のオーディオ信号と比較して、S/N比が向上す
る。
ィオ信号はFL,FR,Cの3チャンネルであり、1つ
のオーディオ信号に対して2つのD/Aコンバータを並
列動作させている。したがって、再生される各オーディ
オ信号は、シグナルが6dB上昇するのに対して、ノイ
ズが3dB上昇することとなる。
オ信号はFL,FR,SL,SRの4チャンネルであ
り、FL,FRのオーディオ信号に対して2つのD/A
コンバータを並列動作させている。したがって、FL,
FRのオーディオ信号では、シグナルが6dB上昇する
のに対して、ノイズが3dB上昇することとなる。
ーディオ信号はFL,FRの2チャンネルであり、1つ
のオーディオ信号に対して3つのD/Aコンバータを並
列動作させている。したがって、再生される各オーディ
オ信号は、シグナルが9dB上昇するのに対して、ノイ
ズが4.5dB上昇することとなる。
換システム3を搭載した再生装置1は、再生されるオー
ディオ信号のS/N比を向上させることが可能となり、
より微細な音響表現を行うことが可能となる。
オ信号の流れについて、具体例を挙げて説明する。
のオーディオ信号が記録されているCDを再生装置1に
よって再生したときを例に挙げて、D/A変換システム
3内部におけるオーディオ信号の流れについて説明す
る。
へ、L,Rのオーディオ信号が供給される。
ーディオ信号のチャンネルがFR及びFLの2チャンネ
ルであることを認識し、供給制御信号と出力制御信号と
を生成する。
に対して供給制御信号を供給し、例えば、D/Aコンバ
ータ32,34,36にはLのオーディオ信号を供給
し、D/Aコンバータ33,35,37にはRのオーデ
ィオ信号を供給するように指示する。すなわち、マイコ
ン39は、信号供給部31に対して、6つのD/Aコン
バータ32〜37のうち3つにはLのオーディオ信号を
供給し、残りの3つにはRのオーディオ信号を供給する
ように指示する。
ら供給された供給制御信号に従って、D/Aコンバータ
32,34,36にLのオーディオ信号を供給し、D/
Aコンバータ33,35,37にRのオーディオ信号を
供給する。すなわち、信号供給部31は、L,Rの各オ
ーディオ信号に対して、D/Aコンバータを3つずつ並
列動作させる。
が、供給された各デジタルオーディオ信号をアナログオ
ーディオ信号へ変換する。
御信号に従って、信号出力合成部38が、D/Aコンバ
ータ32,34,36から供給されたオーディオ信号を
選択して加算し、ローパスフィルタ4へ供給するととも
に、D/Aコンバータ33,35,37から供給された
オーディオ信号を選択して加算し、ローパスフィルタ5
へ供給する。
オーディオ信号は、アンプ10によって増幅され、FL
用スピーカ16から放音される。また、ローパスフィル
タ5へ供給されたオーディオ信号は、アンプ11へ増幅
され、FR用スピーカ17から放音される。
6、FR用スピーカ17、SL用スピーカ18、SR用
スピーカ19の4つのスピーカが接続しており、C用ス
ピーカ20、SW用スピーカ21が接続していない状態
で、6チャンネルのオーディオ信号が記録されているD
VD−Aを再生したときを例に挙げて、D/A変換シス
テム3内部におけるオーディオ信号の流れについて説明
する。
理部2へ、FL,FR,SL,SR,C,SWのオーデ
ィオ信号が供給される。
ーディオ信号のチャンネルがFR、FL、SL、及びS
Rの4チャンネルであることを認識し、供給制御信号と
出力制御信号とを生成する。
に対して供給制御信号を供給する。マイコン39は、信
号供給部31に対して供給制御信号を供給することで、
例えば、D/Aコンバータ32,36にはFLのオーデ
ィオ信号を供給し、D/Aコンバータ33,37にはF
Rのオーディオ信号を供給し、D/Aコンバータ34に
はSLのオーディオ信号を供給し、D/Aコンバータ3
5にはSRのオーディオ信号を供給するように指示す
る。すなわち、マイコン39は、信号供給部31に対し
て、6つのD/Aコンバータ32〜37のうち、2つに
はFLのオーディオ信号を供給し、別の2つにはFRの
オーディオ信号を供給し、さらに別の1つにはSLのオ
ーディオ信号を供給し、さらに別の1つにはSRのオー
ディオ信号を供給するように指示する。
ら供給された供給制御信号に従って、D/Aコンバータ
32,36にはFLのオーディオ信号を供給し、D/A
コンバータ33,37にはFRのオーディオ信号を供給
し、D/Aコンバータ34にはSLのオーディオ信号を
供給し、D/Aコンバータ35にはSRのオーディオ信
号を供給する。すなわち、信号供給部31は、FL,F
Rの各オーディオ信号に対しては、D/Aコンバータを
2つ並列動作させ、SL,SRの各オーディオ信号に対
しては、D/Aコンバータを1つ動作させる。
が、供給された各デジタルオーディオ信号をアナログオ
ーディオ信号へ変換する。
9から供給された出力制御信号に従って、D/Aコンバ
ータ32,36から供給された信号を選択して加算し、
ローパスフィルタ4へ供給するとともに、D/Aコンバ
ータ33,37から供給されたオーディオ信号を選択し
て加算し、ローパスフィルタ5へ供給する。また、信号
出力合成部38は、D/Aコンバータ34から供給され
たオーディオ信号をそのままローパスフィルタ6へ供給
し、D/Aコンバータ35から供給されたオーディオ信
号をそのままローパスフィルタ7へ供給する。
オーディオ信号は、アンプ10によって増幅され、FL
用スピーカ16から放音される。また、ローパスフィル
タ5へ供給されたオーディオ信号は、アンプ11によっ
て増幅され、FRスピーカ17から放音される。さら
に、ローパスフィルタ6へ供給されたオーディオ信号
は、アンプ12によって増幅され、SLスピーカ18か
ら放音される。さらにまた、ローパスフィルタ7へ供給
されたオーディオ信号は、アンプ13によって増幅さ
れ、SRスピーカ19から放音される。
ムは、例えばD/Aコンバータの数を増加させることな
どによって、メインに再生されるFRのオーディオ信号
及びFLのオーディオ信号に対して、常に複数のD/A
コンバータが並列動作する構成とされることが好まし
い。また、本発明を適用したD/A変換システムは、F
Rのオーディオ信号及びFLのオーディオ信号に加え
て、Cのオーディオ信号に対しても、常に複数のD/A
コンバータが並列動作する構成とされることがさらに好
ましい。
38が、信号選択部31によって同一のオーディオ信号
が供給されたD/Aコンバータから供給されたオーディ
オ信号を選択し、選択したオーディオ信号を加算してい
るが、同一のオーディオ信号が供給されたD/Aコンバ
ータの数が偶数である場合には、信号出力選択部は、こ
のうちの半数のD/Aコンバータから供給されたオーデ
ィオ信号を反転させて、反転させないオーディオ信号と
の差をとっても良い。反転させないオーディオ信号と反
転させたオーディオ信号との差をとるときには、オーデ
ィオ信号の同相ノイズをキャンセルする効果を得ること
も可能となる。
ンバータ32〜37を備えるD/A変換システム3につ
いて説明したが、D/A変換システムに備えられるD/
Aコンバータの数は、8つとしても良い。D/Aコンバ
ータの数を8つとしたD/A変換システムは、例えば、
前左(FL),前右(FR),後左(SL),後右(S
R),前中央(C),低音専用(SW)以外に後中央
(SC)チャンネルを有するいわゆる6.1チャンネル
のマルチチャンネルオーディオ信号を再生可能な再生装
置に対応したものとなる。当該D/A変換システムにお
いては、信号供給部は、オーディオ信号を、例えば以下
の表2に示すように各D/Aコンバータへ供給する。
テムでは、再生されるオーディオ信号の数が再生装置に
設けられたチャンネルの数よりも少ないときに、オーデ
ィオ信号が再生されないチャンネルに設けられたデジタ
ルアナログ変換手段に対して、信号供給手段が、他のデ
ジタルアナログ変換手段へ供給したオーディオ信号と同
一のオーディオ信号を供給する。そして、選択手段が、
信号供給手段によって同一のオーディオ信号が供給され
たデジタルアナログ変換手段から供給されたオーディオ
信号を選択し、合成手段が選択したオーディオ信号を合
成する。
グ変換システムにおいて合成手段が合成したオーディオ
信号は、合成手段が合成する前のオーディオ信号と比較
してS/N比が向上する。また、本発明に係るデジタル
アナログ変換システムを搭載することによって、再生装
置は、より微細な音響表現を行うことが可能となる。
搭載した再生装置を示すブロック図である。
ム、4〜9 ローパスフィルタ、10〜15 アンプリ
ファイア、16 FL用スピーカ、17 FR用スピー
カ、18 SL用スピーカ、19 SR用スピーカ、2
0 C用スピーカ、21 SW用スピーカ、31 信号
供給部、32〜37 D/A変換器、38 信号出力合
成部、39 マイコン
Claims (11)
- 【請求項1】 複数のチャンネルのオーディオ信号を再
生可能な再生装置に搭載され、 各チャンネル毎に設けられており、供給されたデジタル
オーディオ信号をアナログオーディオ信号に変換する複
数のデジタルアナログ変換手段と、 供給制御信号に基づいて、再生されるオーディオ信号の
数が上記デジタルアナログ変換手段の数よりも少ないと
きにオーディオ信号が再生されないチャンネルに設けら
れた上記デジタルアナログ変換手段に対して、他のデジ
タルアナログ変換手段へ供給したオーディオ信号と同一
のオーディオ信号を供給する信号供給手段と、 出力制御信号に基づいて、上記各デジタルアナログ変換
手段から供給されたオーディオ信号のうち上記信号供給
手段によって同一のオーディオ信号が供給された複数の
デジタルアナログ変換手段から供給されたオーディオ信
号を選択して合成して出力するとともに、合成しないオ
ーディオ信号をそのまま出力する信号合成出力手段と、 上記再生装置においてオーディオ信号が再生されるチャ
ンネル及び/又はチャンネル数を認識し、認識した結果
に基づいて上記供給制御信号を生成して上記信号供給手
段へ供給する供給制御手段と、 上記再生装置においてオーディオ信号が再生されるチャ
ンネル及び/又はチャンネル数を認識し、認識した結果
に基づいて上記出力制御信号を生成して上記信号合成出
力手段へ供給する出力制御手段とを備えることを特徴と
するデジタルアナログ変換システム。 - 【請求項2】 上記再生装置に備えられる上記デジタル
アナログ変換手段の数は6つであることを特徴とする請
求項1記載のデジタルアナログ変換システム。 - 【請求項3】 上記再生装置に備えられる上記デジタル
アナログ変換手段の数は8つであることを特徴とする請
求項1記載のデジタルアナログ変換システム。 - 【請求項4】 上記各デジタルアナログ変換手段は1チ
ップ上に集積されていることを特徴とする請求項1記載
のデジタルアナログ変換システム。 - 【請求項5】 上記信号合成出力手段は、選択した各オ
ーディオ信号を加算することを特徴とする請求項1記載
のデジタルアナログ変換システム。 - 【請求項6】 上記信号合成出力手段は、選択した各オ
ーディオ信号のうちの半数を反転して、反転していない
オーディオ信号と反転したオーディオ信号との差をとる
ことを特徴とする請求項1記載のデジタルアナログ変換
システム。 - 【請求項7】 上記供給制御手段は、再生される記録媒
体のフォーマットに応じて上記供給制御信号を生成し、
上記出力制御手段は、再生される記録媒体のフォーマッ
トに応じて上記出力制御信号を生成することを特徴とす
る請求項1記載のデジタルアナログ変換システム。 - 【請求項8】 再生する記録媒体を選択する入力セレク
タを備えており、 上記供給制御手段は、上記入力セレクタの選択に応じて
上記供給制御信号を生成し、上記出力制御手段は、上記
入力セレクタの選択に応じて上記出力制御信号を生成す
ることを特徴とする請求項1記載のデジタルアナログ変
換システム。 - 【請求項9】 上記供給制御手段は、最終的にオーディ
オ信号が放音されるスピーカの数に応じて上記供給制御
信号を生成し、上記出力制御手段は、最終的にオーディ
オ信号が放音されるスピーカの数に応じて上記出力制御
信号を生成することを特徴とする請求項1記載のデジタ
ルアナログ変換システム。 - 【請求項10】 上記供給制御手段は、上記再生装置に
接続されているスピーカの数に応じて上記供給制御信号
を生成し、上記出力制御手段は、上記再生装置に接続さ
れているスピーカの数に応じて上記出力制御信号を生成
することを特徴とする請求項1記載のデジタルアナログ
変換システム。 - 【請求項11】 上記再生装置には、少なくとも前右チ
ャンネル及び前左チャンネルが設けられており、 上記信号供給手段は、上記前右チャンネルのデジタルオ
ーディオ信号及び前左チャンネルのデジタルオーディオ
信号を、常に複数のデジタルアナログ変換手段に対して
供給することを特徴とする請求項1記載のデジタルアナ
ログ変換システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001225049A JP4686925B2 (ja) | 2001-07-25 | 2001-07-25 | デジタルアナログ変換システム |
Applications Claiming Priority (1)
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