JP2003037147A - 基板搬送装置及び熱処理方法 - Google Patents

基板搬送装置及び熱処理方法

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JP2003037147A
JP2003037147A JP2001224020A JP2001224020A JP2003037147A JP 2003037147 A JP2003037147 A JP 2003037147A JP 2001224020 A JP2001224020 A JP 2001224020A JP 2001224020 A JP2001224020 A JP 2001224020A JP 2003037147 A JP2003037147 A JP 2003037147A
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Katsumi Ishii
勝美 石井
Nobuaki Takahashi
伸明 高橋
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Tokyo Electron Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱処理、特に高温かつ急速の熱処理を受けた
直後の被処理基板をスリップ等の欠陥を来さずにあるい
は最小限に食い止めて搬送すること。 【解決手段】 ピンセット44は、水平方向に延在する
Y字状のベース部(アーム支持部)46と、このベース
部46の一対の先端部より一定の間隔を空けて前方へ水
平かつ平行に延びる一対の管状アーム部48,48と、
両アーム部48,48の中間部ないし先端部にて適当な
間隔を置いて内側に向ってほぼ水平に突出するウエハ保
持用の複数たとえば左右各2個のつめ部50とで構成さ
れる。半導体ウエハWは、その裏面の周縁部にてつめ部
50にほぼ水平に載る状態で両アーム部48,48の間
に支持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハ、L
CD(液晶ディスプレイ)基板等の被処理基板を熱処理
する技術に係り、特に高温の急速熱処理に好適な基板搬
送装置および熱処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスやLCD等の製造プロセ
スでは、酸化、拡散、ホットウォールCVD等の種々の
工程で熱処理が用いられている。最近のデザインルール
が0.2μmから0.1μmへとより微細化しており、
半導体ウエハが200mmから300mmへと大口径化
していることに伴なって、大面積の極薄膜形成技術に対
応できる高温かつ急速の熱処理法が要求されている。
【0003】具体的には、熱拡散ドーピングやゲート酸
化膜、キャパシタ絶縁膜等の極薄膜形成においては、サ
ーマルバジェット(熱履歴)を小さくするうえで急速つ
まり短時間の熱処理が要求される。また、PN接合にお
いても、PN接合面を浅くして、低抵抗化や任意形状表
面でのPN接合形成を可能にするには、接合時の膜劣化
や結晶欠陥の発生を防止する必要があり、そのためには
高温かつ短時間の熱拡散処理が求められる。
【0004】図15に、急速熱処理置で用いられている
従来の基板搬送装置の基板保持部の構成を示す。この基
板保持部100は、適当な間隔を空けて平行に延びる一
対のアーム部102,102を有し、両アーム部10
2,102の上面に適当な間隔を置いて設けた複数個た
とえば3個の突状支持部104,104,104の上に
被処理基板たとえば半導体ウエハWを水平に載せて搬送
するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような高温かつ
急速の熱処理では、処理終了直後に基板搬送装置が加熱
炉から被処理基板を迅速に取り出して炉外のクーリング
チャンバまたはステージへ搬送する。その際、従来の基
板搬送装置では、図15に示すように、基板保持部10
0の突状支持部104の上にまだ高温状態(たとえば1
000゜C)になっている被処理基板(半導体ウエハ
W)を載せるため、被処理基板(半導体ウエハW)にお
いては突状支持部104と接触する部位が局所的ないし
集中的に冷やされるため、基板面内で大きな温度差が生
じてスリップが発生しやすい。スリップが発生すると、
基板の塑性変形(そり)が生じて、フォトリソグラフィ
ー工程においてエラーの原因になることがある。
【0006】本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑み
てなされたもので、熱処理、特に高温かつ急速の熱処理
を受けた直後の被処理基板をスリップ等の欠陥を来さず
にあるいは最小限に食い止めて搬送できるようにした基
板搬送装置を提供することを目的とする。
【0007】本発明の別の目的は、被処理基板にスリッ
プ等の欠陥を来さずにあるいは最小限に食い止めて熱処
理、特に高温かつ急速の熱処理を行えるようにした熱処
理方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の基板搬送装置は、被処理基板をほぼ水平
姿勢に保持して搬送する基板搬送装置において、前記被
処理基板の幅よりも大きな間隔を空けてほぼ水平に対向
する一対のアーム部と、前記被処理基板をその周縁部に
接触して保持するために前記一対のアーム部に所定の間
隔を置いて設けられる複数個の保持部とを有する構成と
した。
【0009】上記の構成において、被処理基板は、その
裏面の周縁部にて保持部にほぼ水平に載る状態で両アー
ム部の間に保持される。これにより、保持部との接触に
よって被処理基板に何らかの欠陥が生じても、基板周縁
部内の欠陥に留めることができる。したがって、歩留ま
りの低下を防止することができる。
【0010】本発明の基板搬送装置において、好ましく
は、保持部をアーム部から幅方向の内側に向って延在さ
せる構成としてよい。この構成により、可及的に薄型の
アーム構造とすることができる。
【0011】また、好ましくは、保持部をアーム部から
幅方向の内側に向って突出するつめ状の部材で構成して
よく、特に好ましくは、板面を垂直にしてアーム部に結
合される板片で構成してよい。かかる構成により、保持
部の強度を確保しつつ被処理基板と接触する面積を小さ
くすることができる。
【0012】保持部はその上面にて被処理基板の裏面に
接触する。保持部の好ましい上面構造はアーム部側の基
端部から先端部に向って下降傾斜する構成であり、さら
に好ましくは下降傾斜面が凸面状の丸みを有する構成で
ある。かかる構成によれば、被処理基板と円滑に線接触
で接触することが可能であり、スリップ等の欠陥を一層
生じ難くすることができる。
【0013】保持部の個数は任意に選定できるが、コス
トパフォーマンスの面から各々のアームに2個設ける構
成が好ましい。保持部の材質は耐熱性を有する部材が好
ましく、たとえば石英でよい。
【0014】本発明の熱処理方法は、反応管内を予め設
定された温度にしておく第1の工程と、本発明の基板搬
送装置によって被処理基板を前記設定温度下の前記反応
管内に搬入する第2の工程と、前記反応管に所定の処理
ガスを供給しながら前記反応管内を排気して前記被処理
基板の被処理面に所定の熱処理を施す第3の工程と、予
め設定された処理時間の経過後に前記基板搬送装置によ
って前記被処理基板を前記反応管から搬出する第4の工
程と、前記搬出された被処理基板を前記反応管の外部に
設定された冷却部で所定温度まで冷却する第5の工程と
を有する方法とした。
【0015】本発明の熱処理方法においては、本発明の
基板搬送装置によって被処理基板を反応管に出し入れす
ることにより、熱処理、特に高温かつ急速の熱処理を行
っても被処理基板にスリップ等の欠陥を来たすおそれは
少なく、たとえそのような欠陥が生じても最小限に食い
止めることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図14を参照して本
発明の好適な実施形態を説明する。
【0017】図1および図2に本発明の一実施形態によ
る処理装置の全体構成を示す。この処理装置は、半導体
デバイスやLCD等の製造プロセスにおいて酸化、拡
散、アニール、熱CVD(Chemical Vapor Depositio
n)等の熱処理を急速加熱で行う急速熱処理装置として
構成されている。
【0018】この急速熱処理装置は、5つのセクショ
ン、つまりカセットステーション10、ローダ/アンロ
ーダ部12、ロードロック・モジュール14、トランス
ファ・モジュール16およびプロセス・モジュール18
を有している。
【0019】カセットステーション10には1つまたは
複数のカセット載置台20が水平方向たとえばY方向に
並べて設けられ、各カセット載置台20の上にカセット
(またはキャリア)CRが1個載置される。カセットC
Rは、被処理基板たとえば半導体ウエハWを垂直方向に
所定の間隔を空けて水平姿勢で複数多段に収容し、一側
面の開口から任意に出し入れできるように構成されてい
る。たとえばAGV(Automatic Guided Vehicle)また
はRGV(Rail Guided Vehicle)等の無人搬送車(図
示せず)がカセットステーション10にアクセスして、
処理前の半導体ウエハWを収容するカセットCRを所定
のカセット載置台20にセットし、あるいは処理済の半
導体ウエハWを収容するカセットCRを所定のカセット
載置台20から搬出するようになっている。
【0020】ローダ/アンローダ部12は、カセットス
テーション10とロードロック・モジュール14との間
で半導体ウエハWを1枚ずつ搬送するためのウエハ搬送
機構22を備えている。このウエハ搬送機構22は、カ
セットステーション10のカセット配列方向(Y方向)
に沿って移動可能な搬送体24と、この搬送体24に搭
載されZ方向、θ方向およびX方向に移動可能な搬送ア
ーム26とを有している。搬送アーム26は、所望のカ
セットCRに所望の高さ位置で正面からアクセスして、
カセットCR内の該当のウエハ収納位置から1枚の半導
体ウエハWを取り出し、または該当のウエハ収納位置に
1枚の半導体ウエハWを挿し込みできるようになってい
る。
【0021】ロードロック・モジュール14は、鉛直方
向で上下に多段配置された複数たとえば一対のロードロ
ック室を左右に2組(28H,28L),(30H,3
0L)設けている。より詳細には、ローダ/アンローダ
部12側から見て左方に上下に多段配置された一対のロ
ードロック室28H,28Lは未処理の半導体ウエハW
を一時的に留め置くための未処理基板多段配置部を構成
し、右方に上下に多段配置された一対のロードロック室
30H,30Lは処理済の半導体ウエハWを一時的に留
め置くための処理済基板多段配置部を構成する。この実
施形態において、処理済基板多段配置部のロードロック
室30H,30Lは、処理済の半導体ウエハWを所定温
度まで冷却するためのクーリングチャンバまたはステー
ジを兼ねている。
【0022】各ロードロック室28H,28L,30
H,30Lの室内には複数本たとえば3本の支持ピン3
2からなるウエハ載置部が設けられている。また、各ロ
ードロック室に真空ポンプ(図示せず)や不活性ガス供
給部(図示せず)が接続されており、室内空間を真空ま
たは不活性ガス雰囲気にすることも可能となっている。
さらに、クーリングチャンバとして機能する処理済基板
多段配置部のロードロック室30H,30Lには、たと
えば水冷または空冷式の冷却機構(図示せず)を設けて
もよい。
【0023】未処理基板多段配置部のロードロック室2
8H,28Lにおいては、ローダ/アンローダ部12と
向き合う側面に設けられた開閉扉34付きの開口が入口
(ウエハ搬入口)を形成し、トランスファ・モジュール
16とゲートバルブ36を介して連結される開口が出口
(ウエハ搬出口)を形成している。ローダ/アンローダ
部12のウエハ搬送機構22は、開閉扉34が開いてい
るロードロック室28H,28L内に未処理の半導体ウ
エハWを1枚ずつ別々のタイミングで搬入するようにな
っている。
【0024】処理済基板多段配置部のロードロック室3
0H,30Lにおいては、ローダ/アンローダ部12と
向き合う側面に設けられた開閉扉34付きの開口が出口
(ウエハ搬出口)を形成し、トランスファ・モジュール
16にゲートバルブ36を介して連結される開口が入口
(ウエハ搬入口)を形成している。ローダ/アンローダ
部12のウエハ搬送機構22は、開閉扉34が開いてい
るロードロック室30H,30Lから処理済の半導体ウ
エハWを1枚ずつ別々のタイミングで搬出するようにな
っている。
【0025】ロードロック室28H,28L,30H,
30Lに隣接して、ローダ/アンローダ部12のウエハ
搬送機構22によりアクセス可能なアライメントユニッ
ト38が設けられている。このアライメントユニット3
8の中には、半導体ウエハWのノッチまたはオリフラを
所定の向きに合わせるためのアライメント機構(図示せ
ず)が設けられている。
【0026】トランスファ・モジュール16は、上面お
よび下面が閉塞された円筒状の搬送室40を有し、この
搬送室40の中に回転可能かつ進退または伸縮可能な搬
送アーム42を設けている。この搬送アーム42は、所
定の高さ位置で水平に平行移動する上下2段または一対
のピンセット44H,44Lを有しており、2枚の半導
体ウエハW,Wを両ピンセット44H,44Lで上下2
段に保持して並列的に同時搬送するようになっている。
搬送アーム42を駆動するための駆動源を収容する機械
室46は搬送室40の下に設けられている。
【0027】搬送室40の側面には、ロードロック室2
8H,28L,30H,30Lにそれぞれゲートバルブ
36を介して連結するための開口と、後述するプロセス
・モジュール18の各プロセスチャンバ54H,54L
にゲートバルブ52を介して連結するための開口が形成
されている。
【0028】搬送室40は密閉可能に構成されてよく、
さらには真空ポンプ(図示せず)や不活性ガス供給部
(図示せず)に接続され、室内空間を真空または不活性
ガス雰囲気にすることも可能となっている。
【0029】図3、図4および図5に、搬送室40内に
設けられる搬送アーム42のピンセット44(44H,
44L)の構成を示す。
【0030】ピンセット44は、水平方向に延在するY
字状のベース部(アーム支持部)46と、このベース部
46の一対の先端部より一定の間隔を空けて前方へ水平
かつ平行に延びる一対の管状アーム部48,48と、両
アーム部48,48の中間部ないし先端部にて適当な間
隔を置いて内側に向ってほぼ水平に突出するウエハ保持
用の複数のつめ部50とで構成される。ここで、両アー
ム部48,48間の間隔は半導体ウエハWの幅つまり直
径よりも大きな寸法に選ばれている。ピンセット44の
各部(46,48,50)は高耐熱性の材質たとえば石
英ガラスからなっている。
【0031】各つめ部50は、板厚dがたとえば0.8
mm程度の板片からなり、板面を垂直にしてアーム部4
8に溶接されている。各つめ部50の上端面は基端部か
ら先端部に向って幾らか凸面状の丸みをもって下降傾斜
し、この丸みをもった傾斜面の中腹にコンタクト部50
aが設定されている。図4および図5に示すように、各
つめ部50のコンタクト部50aにほぼ線接触で半導体
ウエハWの周縁部が水平に載るようになっている。
【0032】搬送アーム42は、半導体ウエハWをピン
セット44の両アーム部48,48の間に支持して搬送
する。その際、半導体ウエハWはウエハ周縁部つまり周
辺部除外領域にてつめ部50と接触する。このことによ
り、後述するプロセス・モジュール18でたとえば10
00゜C以上の高温急速熱処理を受けた直後の半導体ウ
エハWを搬送アーム42によって搬出しても該ウエハW
にスリップ等の結晶欠陥が発生し難くなっている。
【0033】プロセス・モジュール18において、各プ
ロセスチャンバ54(54H,54L)は急速加熱用の
熱処理装置として構成されており、たとえば直方体形状
の箱型ハウジング56を有し、このハウジング56に後
述する反応管58および抵抗加熱ヒータ60を内蔵して
いる。
【0034】図6および図7に、プロセスチャンバ54
における抵抗加熱ヒータ60の構成を模式的に示す。こ
の実施形態の抵抗加熱ヒータ60は、扁平な略六面体形
状に形成された反応管58の上面、下面、左右両側面に
それぞれ隣接して対向する面状の上面抵抗加熱部62、
下面抵抗加熱部64、左側面抵抗加熱部66および右側
面抵抗加熱部68を有している。各面状抵抗加熱部62
〜68は、抵抗発熱により放射熱を発生して、反応管5
8内の半導体ウエハWを加熱する。なお、各面状抵抗加
熱部62〜68の放熱面の前にたとえば高純度炭化ケイ
素(SiC)からなる均熱板または熱拡散板(図示せ
ず)を設ける構成も可能である。
【0035】上面抵抗加熱部62および下面抵抗加熱部
64の各々はチャンバ入口側から見て前後方向(X方
向)に複数のゾーンたとえばフロントゾーン62a,6
4a、ミドルゾーン62b,64bおよびリアゾーン6
2c,64cの3つのゾーンに分割されており、各ゾー
ン別に独立した通電制御が行われるようになっている。
これら3つのゾーンの中、ミドルゾーン62b,64b
が反応管58内に収容される半導体ウエハWのほぼ全域
をカバーし、フロントゾーン62a,64aおよびリア
ゾーン62c,64cが半導体ウエハWの前後周辺部を
カバーするようにゾーン設定がなされている。左側面抵
抗加熱部66および右側面抵抗加熱部68はそれぞれ単
一のサイドゾーンとして機能する。
【0036】かかる構成においては、反応管58内の半
導体ウエハWに対して、上面抵抗加熱部62および下面
抵抗加熱部64のミドルゾーン62b,64bがウエハ
全面にほぼ垂直に放射熱を与える。しかし、ミドルゾー
ン62b,64bの放射熱だけでは、半導体ウエハWの
中心部よりも周辺部の方で相対的に温度が低くなりやす
く、ウエハ全体にわたって均一な温度分布を得るのが難
しい。
【0037】この実施形態では、上面抵抗加熱部62お
よび下面抵抗加熱部64のフロントゾーン62a,64
aおよびリアゾーン62c,64cによって前後方向
(X方向)のウエハ周辺部への放射熱を補強するととも
に、左側面抵抗加熱部66および右側面抵抗加熱部68
によって左右横方向(Y方向)のウエハ周辺部への放射
熱を補強することにより、ミドルゾーン62b,64b
だけの加熱による温度分布の不均一性を効果的に補正
し、ウエハ全体にわたって均一な温度分布を得ることが
できる。
【0038】特に、左側面抵抗加熱部66および右側面
抵抗加熱部68は、半導体ウエハWのウエハ面と直交す
る面状の抵抗加熱部として左右両側に設けられるため、
必要最小限の占有スペースで足り、プロセスチャンバ5
4の大型化を伴なうことなく高精度な温度均一性を実現
することが可能であり、半導体ウエハの大口径化に有利
に対応することができる。
【0039】図8および図9に一実施例による抵抗加熱
ヒータ60の具体的な構成を示す。この実施例では、た
とえばステンレス鋼からなるハウジング56と抵抗加熱
ヒータ60の各面状抵抗加熱部62,64,66,68
との間にたとえばセラミックからなる断熱部材70を挿
んでいる。
【0040】各面状抵抗加熱部62,64,66,68
は、たとえばセラミックからなる芯棒(コア)にたとえ
ば二ケイ化モリブデン(MoSi2)からなる抵抗発熱線
や、鉄(Fe)とクロム(Cr)とアルミニウム(Al)
の合金線であるカンタル(商品名)線等の抵抗発熱線を
一定のピッチまたはリードで巻き付けたコイル状の抵抗
発熱素子REを平面状(二次元方向)に多数配列してな
るものである。
【0041】より詳細には、上面抵抗加熱部62および
下面抵抗加熱部64では、各々の抵抗発熱素子REを左
右横方向(Y方向)に延在するように設け、前後方向
(X方向)に抵抗発熱素子REを複数本並べて敷き詰め
ている。また、左側面抵抗加熱部66および右側面抵抗
加熱部68では、各々の抵抗発熱素子REを前後方向
(X方向)に上面抵抗加熱部62および下面抵抗加熱部
64の端から端まで延在するように設け、縦方向(Z方
向)に抵抗発熱素子REを上面抵抗加熱部62と下面抵
抗加熱部64との隙間を埋めるように複数本並べて敷き
詰めている。
【0042】各ゾーン62a,62b,62c,64
a,64b,64c,66,68内では全ての抵抗発熱
素子REが電気的に直列に接続されてよい。異なるゾー
ン間では、基本的には電気的に分離または並列接続され
てよい。もっとも、上面抵抗加熱部62および下面抵抗
加熱部64のそれぞれ相対向するフロントゾーン62
a,64a、ミドルゾーン62b,64bおよびリアゾ
ーン62c,64c同士を電気的に直列接続する構成と
してもよい。また、左右のサイドゾーンとして相対向す
る左側面抵抗加熱部66および右側面抵抗加熱部68の
間でも、相互に直列接続して共通の通電制御を行っても
よいが、好ましくは左右の空間的偏差を補正できるよう
に両者(66,68)を電気的に分離または並列接続し
て各々独立した通電制御を行ってよい。
【0043】独立した通電制御が行われるゾーン毎に、
発熱温度を温度制御回路へフィードバックするための温
度センサたとえば熱電対TCが取り付けられる。この実
施例では、フロントゾーン(62a,64a)、ミドル
ゾーン(62b,64b)およびリアゾーン(62c,
64c)にそれぞれ熱電対TCa,TCb,TCcが取り
付けられ、左右のサイドゾーン66,68にそれぞれ熱
電対TCL,TCRが取り付けられる。
【0044】図8および図9において、トランスファ・
チャンバ40側から見てハウジング56の前面には、半
導体ウエハWを出し入れするための口(開口)56aが
形成されている。また、ハウジング56の背面には、後
述する反応管58に接続される処理ガス供給管88およ
び排気管90(図11〜図13)をそれぞれ通すための
貫通孔56b,56cと、反応管58に取付される熱電
対TCd,TCe,TCf,TCg(図11、図13、図1
4)をそれぞれ通すための貫通孔56d,56eとが形
成されている。
【0045】この実施形態の抵抗加熱ヒータ60では、
上面抵抗加熱部62および下面抵抗加熱部64の左右両
側に抵抗加熱部66,68を設けることによって左右横
方向(Y方向)の温度均一性を実現する方式であるた
め、各エリア62,64,66,68に配置する抵抗発
熱素子を同一の規格または仕様にすることが可能であ
る。特に、この実施例のように、全てのコイル状抵抗発
熱素子REのリードを一定にする構成においては、製作
上のコストダウンをはかれるだけでなく、リード粗密部
間の調整が要らなくなり、通電制御も簡単になる。もっ
とも、必要に応じて、所望のゾーンに配置するコイル状
抵抗発熱素子のリードを適当な粗密化する構成も可能で
ある。
【0046】図10に、抵抗加熱ヒータ60の通電制御
系統の構成例を示す。この実施例では、フロントゾーン
(62a,64a)、ミドルゾーン(62b,64
b)、リアゾーン(62c,64c)、左サイドゾーン
66および右サイドゾーン68毎に別個の温調用スイッ
チング回路たとえばSSR(ソリッド・ステート・リレ
ー)72a,72b,72c,74,76が充てられ
る。各SSRは、制御回路78の制御の下でスイッチン
グ(オン・オフ)動作して、交流電源80からの電力を
各ゾーンに供給する。制御回路78は、各ゾーン(62
a,64a)、(62b,64b)、(62c,64
c)、66、68の発熱温度(制御量)を各熱電対TC
a,TCb,TCc,TCL,TCRを通じてフィードバッ
クし、各設定値に一致するように各SSR72a,72
b,72c,74,76をオン・オフ制御する。一方
で、制御回路78は、メインコントローラ(図示せず)
と抵抗加熱ヒータ60の通電制御に関係する所要の信号
またはデータをやりとりする。
【0047】この実施形態では、上記のように、プロセ
スチャンバ54において、上面抵抗加熱部62および下
面抵抗加熱部64を前後方向(X方向)でフロントゾー
ン62a,64a、ミドルゾーン62b,64bおよび
リアゾーン62c,64cの3つに分割した。しかし、
任意の形態のゾーン分割が可能であり、2分割や4分割
以上のゾーン分割も可能であり、横方向(Y方向)にお
けるゾーン分割も可能である。また、必要に応じて、上
面抵抗加熱部62および下面抵抗加熱部64のいずれか
一方を省く構成も可能である。また、左側面抵抗加熱部
66および下面抵抗加熱部64においても任意の形態の
ゾーン分割が可能である。
【0048】図11〜図14に一実施例における反応管
58の構成を示す。この反応管58は全体が高耐熱性の
材質たとえば石英からなり、扁平な略直方体形状に形成
されているが、より正確には上部壁面58aおよび下部
壁面58bが左右両側壁部58c,58dの間でアーチ
型に形成されている。上部壁面58aおよび下部壁面5
8bの内側には左右両側壁部58c,58dの間で水平
方向に面状に延在する梁部58e,58fがそれぞれ天
井部および床板部として形成されている。これら天井部
58eおよび床板部58fと左右両側壁部58e,58
fとで扁平な直方体形状の処理空間または処理室82が
形成されている。左右両側壁部58c,58dの両端部
には脚部83が設けられている。
【0049】上部壁面58aおよび下部壁面58bと天
井部58eおよび床板部58fとの間に形成される空間
84,86は、それぞれ処理ガスまたは排気ガスに対し
てバッファ室として機能する。上部バッファ室84に
は、反応管背面に形成されたガス導入口を介してたとえ
ば石英管からなる処理ガス供給管88が接続される。下
部バッファ室86には、反応管背面に形成された排気口
を介してたとえば石英管からなる排気管90が接続され
る。処理ガス供給管88は処理ガス供給部(図示せず)
に通じており、排気管90は排気ダクトまたは真空ポン
プ(図示せず)に通じている。
【0050】天井部58eおよび床板部58fにはそれ
ぞれ処理ガスおよび排気ガスを通すための1つまたは複
数の通気孔またはスリットが形成される。図示の構成例
では、天井部58eの反応管背面寄りの端部つまり処理
ガス供給管88の出口付近の部位に左右横方向(Y方
向)に延在するスリット92が形成され、床板部58f
の反応管前面開口つまりウエハ出し入れ口96付近の部
位に左右横方向(Y方向)に延在するスリット94が形
成されている。
【0051】かかるガス流通機構において、処理ガス供
給管88より供給される処理ガスは、先ず上部バッファ
室84に導入された後、反応管背面側の上部スリット9
2から処理室82へ導入され、処理室82内ではウエハ
出し入れ口96側へ向って流れる。処理室82内の排気
ガスは、ウエハ出し入れ口96側の下部スリット94か
ら下部バッファ室86へ引き込まれた後、反応管背面側
の排気口を通って排気管90へ排出されるようになって
いる。
【0052】なお、一変形例として、天井部58eおよ
び床板部58fにおいてそれぞれ処理ガスおよび排気ガ
スを通すための通気孔を広く分散させて多数形成する構
成も可能である。このような多孔板構造によれば、上部
バッファ室84より処理室82内の半導体ウエハWに向
けて処理ガスをシャワー状に均一に降り注ぐことが可能
であり、さらには処理室82内の排気ガスを床板部58
fの全域を通じて均一かつ速やかに排出することができ
る。
【0053】処理室82において、床板部58fには、
半導体ウエハWをほぼ水平に支持するためのたとえば石
英からなる複数本たとえば3本の突状支持部98が離散
的に所定位置に設けられている。上記搬送室40内の搬
送アーム42は、ウエハ出し入れ口96からピンセット
44を処理室82に挿入して、未処理の半導体ウエハW
を突状支持部98の上に載置するか、あるいは処理済の
半導体ウエハWを突状支持部98から引き取るようにな
っている。
【0054】上部バッファ室84および/または下部バ
ッファ室86には、処理室82の室内温度を近似値とし
て測定するための温度センサを取り付けることができ
る。この実施例では、下部バッファ室86において反応
管背面側から長短2本の石英管100,102を挿し込
んで床板部58fの下面にたとえば溶接で取付し、これ
らの石英管100,102に1本または複数本の熱電対
TCd〜TCgを挿入している。
【0055】より詳細には、左右横方向の中心線から少
しずらした位置(つまりガス管88,90を避けた位
置)で石英管100を反応管背面から前部付近までX方
向に延在させ、その管の中に長さの異なる3本の熱電対
TCd,TCe,TCfを挿入している。これら3本の熱
電対TCd,TCe,TCfの感温部(測温接点)は、上
記抵抗加熱ヒータ60におけるフロントゾーン(62
a,64a)、ミドルゾーン(62b,64b)、リア
ゾーン(62c,64c)のエリアにそれぞれ位置し、
前後方向(X方向)において3つのゾーンから受ける放
射熱の影響をそれぞれモニタするために用いられる。
【0056】また、処理室82の左側または右側端部位
置で石英管102を反応管背面から中心部付近までX方
向に延在させ、その管の中に1本の熱電対TCgを挿入
している。この熱電対TCgは,横方向(Y方向)のウ
エハ周辺部付近でサイドゾーン(この例では左サイドゾ
ーン66)から受ける放射熱の影響をモニタするために
用いられる。なお、反対側のサイドゾーン(右サイドゾ
ーン68)から受ける放射熱の影響をモニタするための
熱電対を追加してもよい。
【0057】各熱電対TCd,TCe,TCf,TCgの出
力信号はたとえばメインコントローラに与えられ、必要
に応じてメインコントローラから抵抗加熱ヒータ60の
制御回路78にフィードバック信号または補正信号とし
て与えられてよい。
【0058】この実施例の反応管58では、上記のよう
に扁平な略六面体構造において、上部壁面58aおよび
下部壁面58bを左右両側壁部58c,58dの間でア
ーチ型に形成するとともに、上部壁面58aおよび下部
壁面58bの内側に左右両側壁部58c,58dの間で
天井部58e,床板部58fを水平方向に延在する面状
の梁部として形成しているため、管全体または管自体が
十全の耐圧構造を有しており、たとえば反応管58の中
を減圧する際に管の内外の圧力差で応力が発生しても破
損するおそれはない。
【0059】次に、この実施形態の処理装置における全
体的な動作を説明する。一例として、プロセス・モジュ
ール18の両プロセスチャンバ54H,54Lにおいて
は、高温たとえば1150゜Cで酸化、拡散等の急速加
熱処理を行うものとする。なお、以下に説明する装置全
体の動作はメインコントローラまたはシステムコントロ
ーラによって制御される。
【0060】カセットステーション10には、未処理の
半導体ウエハWを収納し、または収納可能なカセットC
Rが搬入され、搬入されたカセットCRはいずれかのカ
セット載置台20の上に載置される。ローダ/アンロー
ダ部12のウエハ搬送機構22は、カセットステーショ
ン10に搬入されている任意のカセットCR内の任意の
カセット収納位置にアクセスして、そのカセット収納位
置から未処理の半導体ウエハWを取り出すことができ
る。
【0061】ローダ/アンローダ部12のウエハ搬送機
構22は、カセットステーション10より未処理の半導
体ウエハWをほぼ水平に1枚取り出すと、搬送アーム2
6を約180゜旋回させてから、アライメントユニット
38の前に移動して、該半導体ウエハWをアライメント
ユニット38に搬入する。アライメントユニット38内
で該半導体ウエハWはノッチまたはオリフラ合わせとセ
ンタリングを受ける。
【0062】ウエハ搬送機構22は、位置合わせを終え
た半導体ウエハWをアライメントユニット38から搬出
し、次いで未処理基板多段配置部のロードロック室28
H,28Lの前までY方向に移動し、搬送アーム26を
搬入先であるロードロック室28H,28Lの片方たと
えばロードロック室28Hの高さ位置に昇降移動させ
る。ロードロック室28Hは、ウエハ搬入口の開閉扉3
4を開けた状態でウエハ搬送機構22を迎える。ウエハ
搬送機構22は、搬送アーム26を前進または伸張させ
てロードロック室28H内に入れ、室内の支持ピン32
に半導体ウエハWを所定の向きで移載する。
【0063】しかる後、ウエハ搬送機構22は、カセッ
トステーション10へ戻り、上記と同様の手順および動
作で、未処理の別の半導体ウエハWを任意のカセットC
R内の任意のウエハ収納位置から取り出してきて、今度
は他方のロードロック室28Lに搬入する。こうして、
両ロードロック室28H,28Lには2枚の未処理半導
体ウエハW,Wが別々のタイミングで搬入され、そこで
両半導体ウエハW,Wは水平姿勢で上下2段に配置され
た状態で留め置かれる。なお、各ロードロック室28
H,28Lにおいては、半導体ウエハWの搬入完了後に
搬入口側の扉34が閉じて、必要に応じて室内を減圧し
たり、あるいは不活性ガス雰囲気に置換してもよい。
【0064】一方、プロセス・モジュール18では、各
プロセスチャンバ54H,54Lにおいて上記抵抗加熱
ヒータ60により加熱炉内の温度、より正確には反応管
58内の温度を設定温度(1150゜C)に維持するた
めの温度制御が行われる。
【0065】上記のようにして未処理基板多段配置部の
ロードロック室28H,28L内に2枚の半導体ウエハ
Wが上下2段に収容配置されると、またはそれに先立っ
て、トランスファ・モジュール16の搬送室40内で搬
送アーム42が移動動作して両ピンセット44H,44
Lをそれぞれロードロック室28H,28Lの前に附け
る。そして、両ロードロック室28H,28Lの搬出口
側のゲートバルブ36,36が開くと、搬送アーム42
は、両ピンセット44H,44Lを前進または伸張させ
て両ロードロック室28H,28L内に挿入し、支持ピ
ン32,32から半導体ウエハW,Wを上下2段配置状
態のまま取り出す。次いで、両ピンセット44H,44
Lで半導体ウエハW,Wを上下2段に支持した状態で所
定角度旋回して、プロセス・モジュール18の両プロセ
スチャンバ54H,54Lの前にそれぞれ両ピンセット
44H,44Lを附けて待機する。
【0066】ここで、各ピンセット44H,44Lにお
いては、図3〜図5に示すように、半導体ウエハWがそ
の裏面の周縁部(周辺部除外領域)にて左右2対(4
個)のつめ部50にほぼ水平に載る状態で両アーム部4
8,48の間に保持される。
【0067】そして、両プロセスチャンバ54H,54
Lの手前で両ゲートバルブ54,54が同時に開くと、
搬送アーム42は間を置かず即座に両プロセスチャンバ
54H,54L内に未処理の半導体ウエハW,Wを同時
に搬入する。より詳細には、両ピンセット44H,44
Lを両プロセスチャンバ54H,54Lの反応室58,
58内に挿入し、それぞれの突状支持部98,98に未
処理の半導体ウエハWを移載したなら、すばやく両ピン
セット44H,44Lを引いて両プロセスチャンバ54
H,54Lからそれぞれ退出させる。この直後に両ゲー
トバルブ54,55が閉じる。
【0068】両プロセスチャンバ54H,54Lにおい
て、両反応室58,58内にそれぞれ搬入された未処理
の半導体ウエハW,Wはそのまま直ちに設定温度(11
50゜C)下に置かれて高温の急速熱処理を受ける。な
お、搬入のタイミングに合わせて、たとえば搬入直後
に、両反応室58,58への処理内容に応じた所定の処
理ガスの供給を開始してよい。
【0069】ところで、上記のようにして未処理基板多
段配置部のロードロック室28H,28Lより未処理の
半導体ウエハWが上下2段の状態で搬送室40側へ搬出
されると、両ロードロック室28H,28Lは空にな
る。すると、ローダ/アンローダ部12のウエハ搬送機
構22が適当なタイミングを見計らい、上記と同様の手
順および動作で、カセットステーション10の所望のカ
セットCRから2枚の未処理の波導体ウエハW,Wを1
枚ずつ別々に両ロードロック室28H,28Lに搬入し
ておく。
【0070】両プロセスチャンバ54H,54Lにおい
ては、上記のようにして未処理の半導体ウエハW,Wが
搬入された時点から予め設定した処理時間が経過する
と、ウエハ出し入れ口側で両ゲートバルブ54,54が
同時に開く。この時、トランスファ・モジュール16側
の搬送アーム42は両プロセスチャンバ54H,54L
4の前で待機している。したがって、熱処理終了直後に
両ゲートバルブ54,54が同時に開くと、搬送アーム
42は間を置かず即座に両プロセスチャンバ54H,5
4Lから高温状態の半導体ウエハW,Wを同時に搬出す
る。より詳細には、両ピンセット44H,44Lを両プ
ロセスチャンバ54H,54Lの反応室58,58内に
挿入し、それぞれの突状支持部98,98から処理済の
半導体ウエハW,Wを取ったなら、すばやく両ピンセッ
ト44H,44Lを引いて両プロセスチャンバ54H,
54Lからそれぞれ退出させる。この直後に両ゲートバ
ルブ54,55は閉じてよい。
【0071】各プロセスチャンバ54から処理済の半導
体ウエハWを搬出するに際して、搬送アーム42は比較
的低い温度たとえば常温で高温状態の半導体ウエハWと
接触する。この実施形態では、図3〜図5に示すように
搬送アーム42はピンセット44の両アーム部48,4
8に取り付けたつめ部50にて半導体ウエハWの周辺部
除外領域と線接触で接触するので、該半導体ウエハWに
スリップ等の結晶欠陥を招く可能性は低く、仮にそのよ
うな結晶欠陥が生じても周辺部除外領域内のものである
から歩留まりに影響することはない。
【0072】トランスファ・モジュール16において、
搬送アーム42は、上記のようにして両プロセスチャン
バ54H,54Lから高温急速熱処理を施された直後の
両半導体ウエハW,Wを搬出すると、それらの半導体ウ
エハW,Wを両ピンセット44H,44Lで上下2段に
支持した状態で所定角度旋回して、処理済基板多段配置
部のロードロック室つまりクーリングチャンバ30H,
30L側へ附ける。この時、両クーリングチャンバ30
H,30Lのウエハ搬入口側で両ゲートバルブ52,5
2が開いた状態になっていてよい。
【0073】したがって、搬送アーム42は、すみやか
に両ピンセット44H,44Lを両クーリングチャンバ
30H,30Lの中に挿入し、両チャンバ30H,30
L内の支持ピン32の上に処理直後でまだ高温状態の両
半導体ウエハW,Wを載置することができる。そして、
両ピンセット44H,44Lがクーリングチャンバ30
H,30Lから退出すると、両ゲートバルブ52,52
が閉じる。
【0074】こうして、両プロセスチャンバ54H,5
4Lで同時に高温急速熱処理を施された両半導体ウエハ
W,Wは、搬送室40とカセットステーション10との
間の処理済ウエハ搬送経路の途中に設置された両クーリ
ングチャンバ30H,30Lの中で同時に所定温度たと
えば常温までそれぞれ冷却される。
【0075】そして、両クーリングチャンバ30H,3
0Lの中で処理済の両半導体ウエハW,Wが所定温度ま
で冷却された後に、ローダ/アンローダ部12のウエハ
搬送機構22が両クーリングチャンバ30H,30Lに
ウエハ搬出口側からアクセスし、処理済の両半導体ウエ
ハW,Wを1つずつ別々に搬出する。
【0076】ウエハ搬送機構22は、各クーリングチャ
ンバ30H,30Lより処理済の半導体ウエハWを1枚
単位で取り出すと、搬送アーム26を約180゜旋回さ
せてから、カセットステーション10の所望のカセット
CRの前に移動し、該カセットCRの任意のウエハ収納
位置に該処理済の半導体ウエハWを挿し込む。必要に応
じて、カセットCRに収納する前にアライメントユニッ
ト38で処理済の半導体ウエハWのアライメントを行っ
てもよい。
【0077】一方、トランスファ・モジュール16にお
いて、搬送アーム42は、上記のようにして処理済の両
半導体ウエハW,Wを両クーリングチャンバ30H,3
0Lに搬入し終えると、好ましくはその直後に、両ピン
セット44H,44Lを空にした状態(無負荷状態)で
所定角度旋回して、未処理基板多段配置部の両ロードロ
ック室28H,28L側へ附けてよい。この時点で、両
ロードロック室28H,28L内には新たな未処理の半
導体ウエハW,Wが上下2段に配置されている。したが
って、両ゲートバルブ36,36が開くと、上記と同様
にして、搬送アーム42は両半導体ウエハW,Wを上下
2段状態のまま両ロードロック室28H,28Lから両
ピンセット44H,44Lに載せて搬出し、次いで両プ
ロセスチャンバ54H,54Lへ搬入する。
【0078】以後も、上記と同様にして、カセットステ
ーション10とロードロック・モジュール14との間で
はローダ/アンローダ部12を介して未処理または処理
済の半導体ウエハWを1枚ずつ搬送し、ロードロック・
モジュール14とプロセス・モジュール18との間では
トランスファ・モジュール16を介して未処理または処
理済の半導体ウエハWを上下2段で一対ずつ搬送する。
【0079】この実施形態の処理装置において、ローダ
/アンローダ部12のウエハ搬送機構22は、カセット
ステーション10に対して半導体ウエハWを一時に1枚
単位で搬入出すればよいため、任意のカセットCR内の
任意のウエハ収納位置をアクセス先に選択することが可
能であり、カセットCR内のウエハ収納位置間隔が比較
的狭くてもウエハの取り出しおよび挿し込みを迅速かつ
正確に行うことができる。また、アライメントユニット
38をウエハ1枚分のアライメント機構で構成できるた
め、ユニット38を小型化できるうえ、ウエハ搬送機構
22からも迅速にアクセスしやすいという利点がある。
もっとも、複数枚の半導体ウエハWを多段で同時に位置
合わせするアライメント機構をアライメントユニット3
8に設ける構成も可能である。
【0080】また、ウエハ搬送機構22は、ロードロッ
ク・モジュール14に対しても半導体ウエハWを一時に
1枚単位で搬入出すればよいため、各ロードロック室に
対して時分割的にフレキシブルなタイミングでアクセス
してウエハWの搬入出を行うことができる。
【0081】一方、トランスファ・モジュール16の搬
送アーム42は、プロセス・モジュール18に直結され
た搬送室40内で未処理または処理済の半導体ウエハW
を上下に複数多段に支持して搬送することにより、複数
の半導体ウエハWに同時的な枚葉処理を効率的かつ正確
に受けさせることができる。
【0082】特に、この実施形態では、プロセス・モジ
ュール18において上下2段の両プロセス・チャンバ5
4H,54Lの反応室58,58内を熱処理用の高温に
維持しておいて、上下2段型の一対のピンセット44
H,44Lを用いて未処理または処理済の2枚の半導体
ウエハW,Wを同時に搬入または搬出するため、高温急
速加熱処理において半導体ウエハの被処理面をより高速
に昇温し、より高速に除温することができる。
【0083】さらに、この処理装置では、ロードロック
・モジュール14に、未処理の半導体ウエハWを複数多
段に配置して留め置くためのロードロック室28H,2
8Lと、処理済の半導体ウエハWを複数多段に配置して
留め置くためのロードロック室30H,30Lとを並列
に設置している。かかる構成によって、未処理基板搬送
操作と処理済基板搬送操作とを並列的または同時的に行
って、スループットを向上させることができる。
【0084】そして、処理済基板多段配置部の両ロード
ロック室30H,30Lをクーリングチャンバとして使
用し、両プロセスチャンバ54H,54Lで高温急速熱
処理を施された両半導体ウエハW,Wを搬送室40とカ
セットステーション10との間の処理済ウエハ搬送経路
の途中に設置された両クーリングチャンバ30H,30
Lの中に留め置きながら所定温度まで冷却するようにし
ている。このことにより、特別な占有スペースを必要と
する専用のクーリングチャンバは不要となっており、装
置コストの低減やフットプリントの縮小を実現すること
ができる。
【0085】上記した実施形態では、トランスファ・モ
ジュール16の搬送アーム42における各部の形状や材
質等について種々の変形が可能である。たとえば、つめ
部50の個数を左右合わせて3個または5個以上として
もよい。つめ部50の上面は上記実施形態のように凸面
状の丸みをもった下降傾斜面とする構成が好ましいが、
たとえば丸みのない直線的な下降傾斜面とする構成や、
水平面とする構成等も可能である。アーム部48におい
ては、真っ直ぐな管状の形体に限るものではなく、曲線
形状や非中空体構造も可能である。
【0086】また、上記実施形態では、プロセス・モジ
ュール18において両プロセスチャンバ54H,54L
を急速熱処理用のチャンバとして構成した。しかし、他
の処理チャンバとして構成することも可能であり、たと
えばプラズマ処理やエッチング処理用の処理室として構
成してもよい。
【0087】本発明の基板搬送装置および熱処理方法は
常圧のプロセス、減圧プロセス、真空プロセスのいずれ
にも適用することができる。被処理基板としては、半導
体ウエハに限らず、LCD基板、ガラス基板、CD基
板、フォトマスク、プリント基板等も可能である。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の基板搬送
装置によれば、熱処理、特に高温かつ急速の熱処理を受
けた直後の被処理基板をスリップ等の欠陥を来さずにあ
るいは最小限に食い止めて搬送することができる。
【0089】また、本発明の熱処理方法によれば、被処
理基板にスリップ等の欠陥を来さずにあるいは最小限に
食い止めて熱処理、特に高温かつ急速の熱処理を行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における処理装置の全体構
成を示す一部断面略側面図である。
【図2】実施形態による処理装置の全体構成を示す略平
面図である。
【図3】実施形態のトランスファ・モジュールにおける
搬送アームのピンセットの構成を示す平面図である。
【図4】実施形態における搬送アームのピンセットの要
部の構成を示す部分斜視図である。
【図5】実施形態における搬送アームのピンセットのつ
め部の構成を示す部分拡大側面図である。
【図6】実施形態のプロセス・チャンバにおける抵抗加
熱ヒータの構成を模式的に示す分解斜視図である。
【図7】実施形態における抵抗加熱ヒータの構成(組立
体)を模式的に示す斜視図である。
【図8】実施形態における抵抗加熱ヒータの具体的構成
を示す縦断平面図である。
【図9】実施形態における抵抗加熱ヒータの具体的構成
を示す横断平面図である。
【図10】実施形態における抵抗加熱ヒータの通電制御
部の回路構成を示す図である。
【図11】実施形態のプロセス・チャンバにおける反応
管の構成を示す平面図である。
【図12】実施形態における反応管の構成を示す縦断面
図である。
【図13】実施形態における反応管の構成を示す背面図
である。
【図14】実施形態における反応管の構成を示す横断面
図である。
【図15】従来の基板搬送装置における基板保持部の構
成を示す平面図である。
【符号の説明】
10 カセットステーション 12 ローダ/アンローダ 14 ロードロック・モジュール 16 トランスファ・モジュール 18 プロセス・モジュール 22 ウエハ搬送機構 28H,28L ロードロック室(未処理基板多段配
置部) 30H,30L ロードロック室(処理済基板多段配
置部) 32 支持ピン 34 開閉蓋 36 ゲートバルブ 40 搬送室 42 搬送アーム 44H,44L ピンセット 50 つめ部 52 ゲートバルブ 54(54H,54L) プロセスチャンバ 58 反応管 60 抵抗加熱ヒータ RE 抵抗発熱素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F031 CA02 CA05 FA01 FA11 FA12 FA15 GA03 GA05 GA06 GA32 GA43 GA50 HA64 JA08 JA46 MA28 MA29 MA30 PA18 PA30

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理基板をほぼ水平姿勢に保持して搬
    送する基板搬送装置において、 前記被処理基板の幅よりも大きな間隔を空けてほぼ水平
    に対向する一対のアーム部と、 前記被処理基板をその周縁部に接触して保持するために
    前記一対のアーム部に所定の間隔を置いて設けられる複
    数個の保持部とを有する基板搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記保持部が、前記アーム部から幅方向
    の内側に向って延在する請求項1に記載の基板搬送装
    置。
  3. 【請求項3】 前記保持部が、前記アーム部から幅方向
    の内側に向って突出するつめ状の部材を有する請求項2
    に記載の基板搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記保持部が、板面を垂直にして前記ア
    ーム部に結合される板片を有する請求項2または3に記
    載の基板搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記保持部が、前記アーム部側の基端部
    から先端部に向って下降傾斜する上面を有する請求項2
    〜4のいずれかに記載の基板搬送装置。
  6. 【請求項6】 前記保持部の下降傾斜面が凸面状の丸み
    を有する請求項2〜5のいずれかに記載の基板搬送装
    置。
  7. 【請求項7】 前記保持部が、各々の前記アームに2個
    設けられる請求項1〜6のいずれかに記載の基板搬送装
    置。
  8. 【請求項8】 前記アーム部が石英からなる請求項1〜
    7のいずれかに記載の基板搬送装置。
  9. 【請求項9】 前記保持部が石英からなる請求項1〜8
    のいずれかに記載の基板搬送装置。
  10. 【請求項10】 前記一対のアーム部をほぼ水平に支持
    するアーム支持部を有する請求項1〜9のいずれかに記
    載の基板搬送装置。
  11. 【請求項11】 反応管内を予め設定された温度にして
    おく第1の工程と、 請求項1〜9のいずれかに記載の基板搬送装置によって
    被処理基板を前記設定温度下の前記反応管内に搬入する
    第2の工程と、 前記反応管に所定の処理ガスを供給しながら前記反応管
    内を排気して前記被処理基板の被処理面に所定の熱処理
    を施す第3の工程と、 予め設定された処理時間の経過後に前記基板搬送装置に
    よって前記被処理基板を前記反応管から搬出する第4の
    工程と、 前記搬出された被処理基板を前記反応管の外部に設定さ
    れた冷却部で所定温度まで冷却する第5の工程とを有す
    る熱処理方法。
  12. 【請求項12】 前記第3の工程の開始から終了まで前
    記反応管内を前記設定温度に維持する請求項11に記載
    の熱処理方法。
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