JP2003037090A - 半導体集積回路装置の製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置の製造方法

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JP2003037090A
JP2003037090A JP2001222695A JP2001222695A JP2003037090A JP 2003037090 A JP2003037090 A JP 2003037090A JP 2001222695 A JP2001222695 A JP 2001222695A JP 2001222695 A JP2001222695 A JP 2001222695A JP 2003037090 A JP2003037090 A JP 2003037090A
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polishing
wafer
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Takeshi Kimura
剛 木村
Masabumi Kanetomo
正文 金友
Tsuneo Kobayashi
恒雄 小林
Yoshio Honma
喜夫 本間
Hiroki Nezu
広樹 根津
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Hitachi Ltd
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    • B24B37/00Lapping machines or devices; Accessories
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    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B49/00Measuring or gauging equipment for controlling the feed movement of the grinding tool or work; Arrangements of indicating or measuring equipment, e.g. for indicating the start of the grinding operation
    • HELECTRICITY
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    • H01L21/30Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26
    • H01L21/31Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26 to form insulating layers thereon, e.g. for masking or by using photolithographic techniques; After treatment of these layers; Selection of materials for these layers
    • H01L21/3105After-treatment
    • H01L21/31051Planarisation of the insulating layers
    • H01L21/31053Planarisation of the insulating layers involving a dielectric removal step

Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体集積回路装置の製造工程であるウエハ
の研磨工程中にウエハの研磨面に傷が発生したことを検
出する。 【解決手段】 研磨中にウエハ7から発生する振動を、
研磨ヘッド3内に設置された振動モニタ9によって検出
することにより、研磨処理によってウエハ7の研磨面に
引っ掻き傷が発生したことを検出するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路装
置の製造技術に関し、特に、半導体集積回路装置の製造
工程における研磨技術に適用して有効な技術に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】本発明者らが検討した半導体集積回路装
置の製造工程における研磨技術は、例えば次のようなも
のである。まず、ウエハの裏面を研磨ヘッドに向けて、
そのウエハを研磨ヘッドに装着した状態で、ウエハの主
面(研磨面)を所定の加圧で研磨パッドに押し付け接触
させる。研磨パッドには研磨砥粒を含む研磨液が供給さ
れている。この状態で研磨ヘッド、研磨パッドまたはそ
の両方を回転させてウエハの主面を研磨する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記研磨技
術においては、以下の課題があることを本発明者らは見
い出した。
【0004】すなわち、研磨処理に際して、研磨パッド
の表面の整形や修復のためにダイヤモンド砥石を用いて
研磨パッドの表面をドレッシングする必要性があるが、
このダイヤモンド粒子が破砕または脱落して研磨パッド
の表面の残ってしまう場合がある。この状態で研磨を行
うと、ウエハの研磨面に、例えば幅100μm以上、深
さ0.1μmを越える巨大な引っ掻き傷が発生し、ま
た、同時に被加工層の厚さに匹敵する深い円弧状のクラ
ック等が多数発生するため、微細回路素子を形成したウ
エハでは回路パターンが寸断されるなど、半導体集積回
路装置を形成することが不可能な状態になる。
【0005】このような半導体集積回路装置の不良に対
応するため、研磨後に洗浄乾燥を行った状態でウエハに
上記のような巨大な引っ掻き傷が存在するか否かを検査
しているが、巨大なこの傷は、自動検出しようとすると
集積回路パターンと間違えてしまう場合があり自動検出
できないことから目視で検査がなされている。すなわ
ち、手作業のため全数を検査することは生産効率上、困
難であり、抜き取り検査とならざるを得ない。しかし、
この抜き取り検査もウエハ面に異物や傷を発生させる可
能性があることから、通常は、その後の製造工程がかな
り進んだ段階での定常的欠陥検査工程で問題の有無を把
握することが一般的である。この場合、研磨工程で発生
した前記巨大な引っ掻き傷が発見されても既に多量のウ
エハの処理が終了しており、同様の欠陥を有する多量の
ウエハが存在し、生産歩留まりを大幅に低下させる課題
がある。
【0006】なお、本発明者らは本発明の結果に基づ
き、ウエハの加工の観点で公知例を調査した結果、例え
ば特開平11−183447号公報には、ウエハの研削
工程に際して、ウエハの割れの原因の一つである研削装
置側の異常振動の際に発生する特定周波数の異常音を検
出することにより、ウエハの割れの予知および割れ発生
時点を検知する技術が開示されている。
【0007】また、例えば特開平11−221760号
公報には、被加工物が割れる直前に発生する特定の異常
音の周波数を、個別の加工装置の特性、被加工材、加工
速度等ような加工条件、加工サイクルの進行段階等に応
じて精度良く、かつ、効率良く特定し、その特定した周
波数を監視することで、被加工物の割れ等を確実に予知
する技術が開示されている。
【0008】また、例えば特開平9−150367号公
報には、被研磨物の研磨処理に際して、研磨装置に設け
られた振動検出器によって検出された振動情報に基づい
て研磨を停止する技術や研磨面上のゴミの存在を検出す
る技術が開示されている。
【0009】また、例えば特開2001−15467号
公報には、化学的機械的研磨(CMP;Chemical Mecha
nical Polishing)処理に際して、研磨装置に設けられ
た音響測定器によりウエハの研磨面の凹凸の消滅を検出
し、その後、所定時間の研磨処理を施して研磨処理を終
了することで研磨の終点検出を良好に行えるようにした
技術が開示されている。
【0010】本発明の目的は、半導体集積回路装置の製
造工程であるウエハの研磨工程中にウエハの研磨面に傷
が発生したことを検出することのできる技術を提供する
ことにある。
【0011】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
【0013】すなわち、本発明は、ウエハの研磨処理に
際して、研磨パッド上の異物がウエハの研磨面を引っ掻
く時に発生する音、振動または研磨抵抗変化を検出する
ことにより、研磨の異常を判定する工程を有するもので
ある。
【0014】
【発明の実施の形態】本願発明を詳細に説明する前に、
本願における用語の意味を説明すると次の通りである。
【0015】1.ウエハとは、集積回路の製造に用いる
シリコン単結晶基板(一般にほぼ平面円形状であり半導
体ウエハともいう)、サファイア基板、ガラス基板、そ
の他の絶縁、反絶縁または半導体基板等並びにそれらの
複合的基板を言う。また、本願において半導体集積回路
装置というときは、半導体ウエハやサファイア基板等の
半導体または絶縁体基板に作られるものだけでなく、特
に、そうでない旨明示された場合を除き、TFT(Thin
-Film-Transistor)およびSTN(Super-Twisted-Nema
tic)液晶等のようなガラス等の他の絶縁基板上に作ら
れるもの等も含むものとする。
【0016】2.デバイス面とは、ウエハの主面であっ
て、その面にリソグラフィにより、複数のチップ領域に
対応するデバイスパターンが形成される面を言う。
【0017】3.化学機械研磨(CMP:Chemical Mec
hanical Polishing)とは、一般に被研磨面を相対的に
軟らかい布様のシート材料などからなる研磨パッドに接
触させた状態で、スラリを供給しながら面方向に相対移
動させて研磨を行うことをいい、本願においてはその
他、被研磨面を硬質の砥石面に対して相対移動させるこ
とによって研磨を行うCML(Chemical Mechanical Lap
ping)、その他の固定砥粒を使用するもの、及び砥粒を
使用しない砥粒フリーCMPなども含むものとする。
【0018】以下の実施の形態においては便宜上その必
要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に
分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それら
はお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部ま
たは全部の変形例、詳細、補足説明等の関係にある。
【0019】また、以下の実施の形態において、要素の
数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場
合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数
に限定される場合等を除き、その特定の数に限定される
ものではなく、特定の数以上でも以下でも良い。
【0020】さらに、以下の実施の形態において、その
構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場
合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合
等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまで
もない。
【0021】同様に、以下の実施の形態において、構成
要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示
した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられ
る場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似
するもの等を含むものとする。このことは、上記数値お
よび範囲についても同様である。
【0022】また、本実施の形態を説明するための全図
において同一機能を有するものは同一の符号を付し、そ
の繰り返しの説明は省略する。
【0023】また、本実施の形態においては、電界効果
トランジスタを代表するMIS・FET(Metal Insula
tor Semiconductor Field Effect Transistor)をMI
Sと略し、pチャネル型のMIS・FETをpMISと
略し、nチャネル型のMIS・FETをnMISと略
す。
【0024】以下、本発明の実施の形態を図面に基づい
て詳細に説明する。
【0025】(実施の形態1)まず、ウエハの研磨処理
時にウエハの研磨面に生じた引っ掻き傷に起因する不具
合の一例を説明する。
【0026】図1〜図6は、ウエハ上の絶縁膜を研磨し
た際に、その絶縁膜に生じた引っ掻き傷によって配線間
の短絡不良が発生するまでの過程を示している。図1に
示すように、半導体基板100の主面上に堆積された層
間絶縁膜101a上には、配線102aが形成されてい
る。配線102aは、層間絶縁膜101a上に堆積され
た層間絶縁膜101bによって被覆されている。この半
導体基板100に対して研磨処理を施すことにより、層
間絶縁膜101bの上面の凹凸を平坦にする。ここで
は、この研磨処理に際して、図2に示すように、層間絶
縁膜101bの上面に、比較的大きく目視可能な引っ掻
き傷103aが形成された場合が例示されている。続い
て、図3に示すように、層間絶縁膜101bに、配線1
02aの上面が露出されるようなスルーホール104a
を形成した後、図4に示すように、層間絶縁膜101b
上に、導電性膜105aを堆積する。この際、導電性膜
105aは、スルーホール104a内のみならず上記引
っ掻き傷103a内にも埋め込まれる。その後、この導
電性膜105aをCMP(Chemical Mechanical Polish
ing)法等によって図5に示すように研磨する。この研
磨処理によっても引っ掻き傷103a内の導電性膜10
5aは除去されず、研磨処理後においても、引っ掻き傷
103a内に導電性膜105aが残されてしまう。この
ため、本来、接続されるはずの無いスルーホール104
a,104a内の導電性膜105a,105aは、引っ
掻き溝103a内の導電性膜105aを通じて短絡して
しまう。また、図6は、この層間絶縁膜101b上に、
配線102bをパターニングした場合を示している。互
いに隣接する配線102b,102bは、本来、接続さ
れるはずの無いものであるが、引っ掻き溝103a内に
残された導電性膜105aを通じて短絡している。
【0027】次に、図7〜図10は、ウエハ上の導電性
膜を研磨した際に、その導電性膜の下層の絶縁膜に生じ
た引っ掻き傷によって配線間の短絡不良が発生するまで
の過程を示している。図7に示すように、層間絶縁膜1
01bにスルーホール104aを形成した後、層間絶縁
膜101b上に導電性膜105aを堆積する。この段階
では、層間絶縁膜101bの上面に引っ掻き傷は無いも
のとする。続いて、導電性膜105aを上記研磨処理に
よって図8に示すように研磨する。これにより、スルー
ホール104a内に導電性膜105aからなるプラグを
形成する。ここでは、この研磨処理によって、層間絶縁
膜101bの上面に、比較的大きく目視可能な引っ掻き
傷103bが形成された場合が例示されている。その
後、図9に示すように、配線形成用の導電性膜105b
を層間絶縁膜101b上に堆積する。この際、導電性膜
105bは、引っ掻き傷103b内にも埋め込まれる。
次いで、導電性膜105bをフォトリソグラフィ技術お
よびドライエッチング技術によってパターニングするこ
とにより、図10に示すように、層間絶縁膜101b上
に配線102bを形成する。この際、引っ掻き傷103
b内に埋め込まれた導電性膜105bは、上記ドライエ
ッチングによっても除去しきれずに残される。このた
め、互いに隣接する配線102b、102bは、本来、
接続されるはずのないものであるが、引っ掻き傷103
b内に残された導電性膜105bを通じて短絡してしま
う。
【0028】次に、図11〜図13は、ウエハ上の導電
性膜を研磨した際に、その導電性膜自体に生じた引っ掻
き傷によって配線の断線不良が発生するまでの過程を示
している。図11に示すように、層間絶縁膜101b上
には、層間絶縁膜101cが堆積され、その層間絶縁膜
101cには、配線形成用の溝106が形成されてい
る。この配線形成用の溝106の底面からは、スルーホ
ール104a内に埋め込まれた導電性膜105aからな
るプラグの上面が露出されている。続いて、図12に示
すように、半導体基板100上に、上記溝106を埋め
込むように、導電性膜105cを堆積する。その後、図
13に示すように、導電性膜105cが溝106内のみ
に残されるように、上記研磨法によって導電性膜105
cを研磨する。これにより、溝106内に導電性膜10
5cからなる配線を形成する。ここでは、この研磨処理
によって、溝106内の導電性膜105cに、比較的大
きく目視可能な引っ掻き傷103cが形成された場合が
例示されている。このため、溝106内の導電性膜10
5cからなる配線に断線不良が発生してしまう。
【0029】なお、上記層間絶縁膜101a,101c
は、例えば酸化シリコン膜からなる。導電性膜105
a,105bは、例えばアルミニウム、アルミニウム合
金またはタングステンからなる。導電性膜105cは、
例えば銅またはタングステンからなる。
【0030】次に、図14は、本発明の一実施の形態で
ある半導体集積回路装置の製造方法で用いるCMP装置
1の一例を示している。
【0031】CMP装置1は、研磨定盤2と、研磨ヘッ
ド3と、ドレッサ4と、スラリ供給管5と、外部受信機
6とを有している。研磨対象のウエハ7は、その研磨面
(デバイス面)を研磨定盤2側に向けた状態で研磨ヘッ
ド3に保持されている。
【0032】研磨定盤2は、その主面内に平行に回転可
能な状態で設置されている。研磨定盤2の上面には、研
磨パッド8が貼り付けられている。研磨パッド8は、圧
縮弾性率が、例えば100MPa程度、厚さが、例えば
1mm程度の独立気泡型のポリウレタンを主体として構
成されている。この独立気泡型構造の研磨パッド3は、
スラリが研磨パッド3内に浸透せず、ウエハ7と研磨パ
ッド8との隙間あるいは接触界面のみに存在するため、
同一加工圧力下ではスラリの流量を少なくできる利点が
ある。しかし、スラリが研磨パッド8に浸透しないこと
からマクロな意味での加工屑あるいは反応生成物が研磨
パッド8の表面から排除し難く、研磨パッド8の表層で
の目詰まり比較的生じやすい。そこで、スラリの流れを
活発にし、研磨パッド8の表面に加工屑の排除を助ける
ための溝を研磨パッド8の表面に形成する。そして、所
定の使用時間になったところで、上記ドレッサ4によっ
て適切なドレッシングを研磨パッド8の表面に加える。
これにより、加工速度の安定性向上やウエハ7の研磨面
の品位の一定性向上、または、研磨パッド8の寿命の延
長を推進できる。研磨パッド8の表面に形成された上記
溝は、格子状、同心円状または螺旋状に形成されてい
る。また、溝に代えて、直径1〜2μm程度の穴として
も良い。
【0033】ただし、研磨パッド8は、これに限定され
るものではなく種々変更可能であり、例えば連続発泡構
造としても良い。連続発泡構造は、一般的に不織布(例
えばポリエステル不織布)を基材としており、その繊維
交路中に含浸された種々の樹脂が繊維同士のバインダと
して働くとともに、その樹脂層自体が連続発泡構造を有
していることが多い。
【0034】研磨ヘッド3は、ウエハ7を保持する機能
の他に、加圧機能および回転駆動機能を有している。研
磨ヘッド3は、その平面中心に回転軸が配置され、その
下面(研磨定盤2の上面に対向する面)内において平行
に回転可能な状態で設けられている。そして、この研磨
ヘッド3の回転軸に沿って荷重を加える方式が採用され
ている。この研磨ヘッド3は、剛性板3a、加圧用パッ
ド3b、リテーナ3cおよび空気加圧室3dを有してい
る。剛性板3aには、その厚さ方向に延在する通気孔3
a1が設けられている。加圧用パッド3bは、剛性板3
aに比べて低剛性の合成樹脂等からなり、その厚さ方向
に延在する通気孔3b1が設けられている。剛性板3a
の通気孔3a1と、加圧用パッド3bの通気孔3b1と
は、その平面位置が一致している。リテーナ3cは、研
磨処理中にウエハ7が研磨ヘッド3から外れないように
する部材であり、ウエハ7の外周を取り囲むように研磨
ヘッド3に取り付けられている。ウエハ7は、上記通気
孔3a1,3b1からの真空吸引によって研磨ヘッド3
に装着された後、研磨パッド8に押し付けられる。研磨
圧力は、研磨ヘッド3および空気加圧室3dの圧搾空気
によって剛性板3a、加圧用パッド3bを介してウエハ
7に加えられる。この際のウエハ7の押し付け圧力は、
例えば50kPa程度である。ただし、研磨ヘッド3に
おける加圧機構は、上記したものに限定されるものでは
なく種々変更可能であり、例えば加圧用パッド3bに代
えて薄い弾性ゴム中に空気または水を充填した袋をウエ
ハ7の裏面全面に押し付けて加圧力を均一にする構造を
採用しても良い。また、空気加圧室3d内の空気を、ポ
ーラス構造のセラミック板を介してウエハ7の裏面側に
送り込み、常時、空気の層を介在させることによって均
一加圧を実現する構造を採用しても良い。この場合、バ
ッキング材やエンブレン等のような個体を介さないで空
気の層(約数十〜100μm程度)で直接的にウエハ7
に対して加圧することができるので、均一性の高い安定
した研磨加工特性を得ることができる。また、この場
合、空気に代えて水を用いても良い。
【0035】本実施の形態1においては、この研磨ヘッ
ド3の平面中央において剛性板3aおよび加圧用パッド
3bに開口部が形成されており、その開口部内に振動モ
ニタ9が設置され、ウエハ7の裏面を直接的に観測可能
な構造となっている。振動モニタ9は、例えばレーザ光
の入射光と、ウエハ7の裏面からの反射光との位相差を
検出するレーザドップラー方式を用いた。振動モニタ9
で検出された振動は、電気信号に変換された後、通信機
10を通じて外部受信機6に送信されるようになってい
る。これにより、研磨ヘッド3の回転中であっても、す
なわち、研磨処理中であっても、ウエハ7で生じた振動
を確実に検出することが可能となっている。外部受信機
6は、測定部と電気的に接続され、さらにCMP装置1
の動作制御部に電気的に接続されている。この測定部で
は、受信された信号からウエハ7の振動波形を測定す
る。動作制御部では、その測定部から伝送された測定結
果に基づいて、ウエハ7の研磨面内における異常発生の
有無を判定し、異常(傷等)が有るようであれば研磨動
作を停止する。この際、例えばディスプレイまたはプリ
ンタ等のような表示手段を介して検出結果を表示するこ
ともできる。また、異常が発生した際には、例えばスピ
ーカを通じて警告音を鳴らしたり、LED等のような発
光体を通じて警告灯を点滅させたりする等して作業者に
異常発生を警告することもできる。そして、異常が検出
された場合は、研磨パッド8、加圧用パッド3bおよび
ドレッサ4等のような各構成部を交換する。また、その
異常発生の情報を、後続の研磨工程の情報として提供す
る。
【0036】上記CMP装置1のドレッサ4は、研磨パ
ッド8の表面のコンディショニング(ドレッシングまた
はシーズニングともいう)を行うための構成部である。
コンディショニングは、研磨パッド8の表面の整形、研
磨処理の進行に伴い研磨パッド8の表面の微細孔に加工
屑や反応生成物またはスラリ等のような固形物による目
づまりが生じるとウエハ7の加工特性が劣化するので、
研磨パッド8の表面を初期状態と同等の状態にする処理
である。これにより、研磨処理を良好に行うことがで
き、研磨レートを向上させることが可能となる。このよ
うな意味の他に、研磨パッド8の表面の平坦性を確保す
ること(トゥルーイング)も含まれる。このコンディシ
ョニングの方法としては、例えばダイヤモンド砥石を用
いて、目づまり等が生じた研磨パッド8の表面層を削り
除去する方法が主流となっている。
【0037】図15は、ドレッサ4の要部拡大断面図を
示している。ドレッサ4のドレッサ基体4aの主面(研
磨パッド8に対して研磨処理を施す面)には、直径10
0μm程度の複数個のダイヤモンド粒子4bが、例えば
ニッケル(Ni)メッキ等のようなメッキ層4cによっ
て固着されている。上記CMP装置1のスラリ供給管5
は、研磨パッド8の上面にスラリを供給する管であり、
CMP装置1を構成するスラリ供給機構と機械的に接続
されている。
【0038】このCMP装置1を用いた研磨処理は、例
えば次のように行われる。研磨ヘッド3に装着されたウ
エハ7は、研磨ヘッド3と共に回転し、同じく回転する
研磨定盤2の研磨パッド8に押さえ付けられながら研磨
されるようになっている。この際、研磨パッド8の上面
にはスラリが供給される。ウエハ7の中心位置での研磨
定盤2の摺動速度は、例えば500mm/s程度であ
る。また、ウエハ7は、例えば直径20.32cm(8
インチ)程度のシリコン(Si)単結晶等を基板として
なり、例えば32回転/分で自転させた。また、ウエハ
7の研磨面には、例えば1μm程度の段差を持つ凹凸パ
ターンを有する絶縁膜が形成されているものを用いた。
スラリは、例えばシリカ(二酸化シリコン(Si
2))砥粒濃度3%程度の水溶液を100cc/分の
割合で研磨パッド8の上面に供給した。ただし、スラリ
は、これに限定されるものではなく種々変更可能であ
る。絶縁膜を研磨する際に用いて好適なスラリとして
は、例えば酸化セリウム(CeO2)を砥粒とするスラ
リ、アルミナ(Al23)を砥粒とするスラリ、ジルコ
ニア(ZrO2)を砥粒とするスラリまたは酸化マンガ
ン(Mn23)を砥粒とするスラリ等がある。また、例
えばタングステン(W)、銅(Cu)またはアルミニウ
ム(Al)等のような金属膜を研磨する際に用いて好適
なスラリとしては、例えばアルミナと酸化力のある薬剤
(酸化剤)とを混合した溶液がある。この酸化剤として
は、例えば硝酸鉄(Fe(NO32)、過酸化水素水
(H22)またはヨウ素酸カリウム(KIO3)等があ
る。
【0039】次に、本実施の形態1の作用について説明
する。例えばウエハ7上に堆積された絶縁膜上の凹凸を
研磨パッド8が摺動すると、研磨パッド8の表面はその
厚み方向に圧縮変形を繰り返すためウエハ7に機械的振
動が誘起される。この機械的振動の周波数は研磨パッド
8の摺動速度をパターンピッチで除した値が基本周波数
となるが、集積回路を構成するパターン群は種々の配列
形状、パターンピッチからなるため、実際に発生する振
動周波数は複雑なスペクトルを有する。図16は、ウエ
ハ7の配線形成段階における絶縁膜(例えば酸化シリコ
ン膜)の上面の段差を平坦にする際、研磨処理中にウエ
ハ7に発生する機械的振動の周波数スペクトルの代表例
の波形A〜Cを示したものである。同図において150
0Hz以下の周波数帯域に発生する振動は、主にCMP
装置1の機構系の回転動作による振動であり、高周波側
の振動は研磨に伴うウエハ7の振動と前記機構系の振動
との高調波が重なり合ったものと考えられる。
【0040】ところで、ウエハ7に形成された集積回路
パターンの凹凸上に堆積された絶縁膜の表面は、一般的
にパターンの配列ピッチの違いによって凹凸の段差も異
なることが知られている。すなわち、配列ピッチが小さ
い場合は、絶縁膜表面の凹凸の段差も小さく、配列ピッ
チが大きい場合は、絶縁膜表面の凹凸も大きい。このこ
とは、研磨が進行するに従い、まず、配列ピッチの小さ
いパターン群が先に平坦になり、配列ピッチの大きいパ
ターン群ほど平坦になるのが遅くなることを意味する。
以上の現象に加えて同一配列ピッチでも凸パターンの線
幅が広いほど、その上部に積層された絶縁膜の研磨速度
が遅くなることが本発明者らの検討によって明らかにな
った。これら配線ピッチや配線幅が異なる凹凸パターン
を研磨パッド8に押し付けて研磨すると、この凹凸に追
従して研磨パッド8が圧縮変形するのに伴って種々の機
械的振動が発生する。この振動の周波数は、パターンの
配列ピッチが小さいほど高周波数帯域となり、配列ピッ
チが大きいほど低周波帯域の振動が発生し易くなる。ま
た、配列ピッチが小さいほど速く平坦化されるため、研
磨の進行に伴って高周波数帯域側の振動が低下し低周波
数帯域側の振動強度の割合が増大していく傾向にある。
上記図16の波形Aは、研磨開始初期の振動周波数スペ
クトルであり、研磨進行に従い振動周波数スペクトルは
波形Aから波形Bに、さらに波形Cへと変化する。同図
から研磨の進行に従って低周波数帯域の振動の割合が増
大して行くことが分かる。しかし、総じてスペクトルの
分布形状は類似している。
【0041】これに対してドレッサ4のダイヤモンド粒
子4bが脱落し、ウエハ7に大きな引っ掻き傷が生じる
場合は、この振動周波数スペクトルに特異的な振動周波
数が新たに加わることが本発明者らの検討によって初め
て明らかになった。図17は、研磨中に約30〜100
μm程度の直径のダイヤモンド粒子を研磨パッド8上に
散布し、大きな引っ掻き傷を故意に発生させた時の振動
周波数のスペクトルである。種々の周波数の振動が生じ
ることが分かるが、通常の研磨では発生し難い十数kH
z〜数百kHzの振動、特に十数kHz近傍と、100
〜500kHzの領域に特徴的なスパイク振動が発生す
ることが本発明者らの検討によって初めて明らかとなっ
た。発明者らは、ダイヤモンド粒子の大きさを変えて測
定を試みた結果、振動強度に変化が認められたが、振動
の周波数スペクトルには顕著な変化は認められなかっ
た。したがって、これらの特異的な周波数の振動を選択
的に検知し、その強度のレベルを分別できるようにして
おけば、研磨中に巨大なスクラッチが発生したか否か
を、その場で検知できることになる。その結果、巨大ス
クラッチによりかなり膨大な不良のウエハ7を作り込ん
でしまうこともなくなり、上記の検知時点でCMP装置
1の停止、メンテナンスを行えば、1枚のウエハ7のみ
が不良となるだけで済むことになり、その経済的な効果
は計り知れない。
【0042】図18は、上記振動の電気信号のうち、研
磨定盤2や研磨ヘッド3等のような機構系から発生する
1.5〜5kHzの振動を除外するためバンドパスフィ
ルタを挿入した場合に、引っ掻き傷が発生した際に、例
えば100〜500kHzの振動強度がどう変化するか
を観測した結果を示している。また、図19は、ウエハ
7の研磨面に形成された引っ掻き傷11a、11bを示
し、図20は、研磨パッド8の摺動方向Z1とクラック
11cの発生状態を示している。この傷には、幅100
μm以上、深さ0.1μmを越える巨大な引っ掻き傷
(ビックスクラッチ)等がある。
【0043】図18の振動波形Dは、図19の引っ掻き
傷11aのようにウエハ7の直径に匹敵するほど長くな
ったときの波形である。また、図18の振動波形Eは、
図19の引っ掻き傷11bのようにウエハ7の一部のみ
になったときの波形であり、振動持続時間が短いことが
確認できた。また、前記研磨条件のうち、研磨パッド8
にウエハ7を押さえ付ける力、いわゆる研磨荷重を変化
させて引っ掻き傷の幅と、上記100〜500kHzの
振動強度との関係を調べた結果が図21である。この図
21から該振動強度と、引っ掻き傷の大きさ(幅)とに
相関関係があると言うことができる。したがって、該振
動の持続時間と強度とを検出すれば、引っ掻き傷によっ
てウエハ7が受けるダメージの程度を把握できるため、
ウエハ7の研磨工程での不良検出および製造停止を自動
的に制御できる。
【0044】(実施の形態2)図22は、研磨ヘッド3
における振動モニタ9の取り付け位置を示したものであ
る。振動モニタ9は、例えば加速度検知センサであり、
研磨ヘッド3に直接機械的に固定されている。この時、
研磨処理によって発生する5kHz以下の基本的な振動
は、図23の振動波形Gで示すように、前述のレーザド
ップラ振動モニタによる振動波形Fに比べ大幅に減少し
ている。また、ドレッサ4のダイヤモンド粒子でウエハ
7を引っ掻いた時に特異的に生じる10〜300kHz
の振動周波数スペクトルも、図24に示すように、振動
モニタ9に到達する前に減衰するため検出が不可能とな
る。
【0045】そこで、本実施の形態2においては、振動
モニタ9に代えて、例えば広帯域音響マイクロフォンを
モニタとして用いた。この広帯域音響マイクロフォンの
取り付け状態は、図14の振動モニタ9と同じである。
すなわち、この広帯域音響マイクロフォンは、研磨ヘッ
ド3内に挿入され、低剛性ゴムによって固定された状態
で、加圧用パッド3bの裏面を臨むように配置されてい
る。図25は、研磨処理時にウエハ7から発せられる音
波を、上記広帯域音響マイクロフォンによって検出した
時の結果を示している。前記実施の形態1で説明したレ
ーザドップラー方式の検出モニタで計測されたような1
00kHz以上での特異的な振動スペクトルは、上記マ
イクロフォンが検出できる周波数帯域外であるため検出
できないが、例えば10〜数十kHzでの特異的な振動
スペクトルは、前記実施の形態1の場合よりもブロード
があるが、より強い強度を検出することができた。した
がって、ウエハ7の研磨処理時に研磨面に形成される傷
の検出精度をさらに向上させることができる。本実施の
形態2では、検出音の周波数は、例えば1〜7kHz程
度、または、2〜6kHz、好ましくは3〜5kHz程
度である。また、ウエハ7の直径を20cmとすると、
ウエハ7の研磨面に巨大なスクラッチが形成された場合
の異常振動時間は、50msec以上、または100m
sec以上、あるいは150msec以上、好ましくは
200msecのオーダである。
【0046】(実施の形態3)図26は、本実施の形態
のCMP装置1の制御系のブロックを示している。振動
モニタ9は、前記実施の形態1,2で説明したものと同
じである。この振動モニタ9で検出され、電気信号に変
換された信号は、バンドパスフィルタ12に伝送され
る。バンドパスフィルタ12では、特定の振動周波数帯
域の信号を抽出した後、その信号を強度比較器13に伝
送する。強度比較器13では、その信号の振動強度レベ
ルを基準値と比較してそれを超えた場合に“1”を発生
し、その信号を時間積算計14に伝送する。時間積算計
14では、前記振動の“1”を越えた振動持続時間tを
積算させ、その振動持続時間tが予め設定された値を超
えた時に判別器15により異常信号を発生させて研磨処
理を停止する。一方、上記振動持続時間tが予め設定さ
れた値を超えない時には研磨処理を継続する。
【0047】(実施の形態4)図27は、本発明の他の
実施の形態であるCMP装置1の説明図を示している。
前記実施の形態1〜3では、振動モニタを研磨ヘッド内
に設置した場合について説明した。本実施の形態4にお
いては、例えばマイクロフォンからなる振動モニタ9を
研磨ヘッド3の外部に設置した。マイクロフォンの場
合、回転動作する研磨ヘッド3に対しても比較的容易に
配置できる。この振動モニタ9の位置は、研磨ヘッド3
から遠すぎると良好な検出ができないが、近すぎても研
磨時に発生する音の広がりが狭く、マイクロフォンの指
向性の範囲内に入らないため良好な検出ができない。そ
こで、本実施の形態4では、振動モニタ9を研磨ヘッド
3から約50cm離れた位置に設置した。また、振動モ
ニタ9は、前記実施の形態3で説明した制御系MCと配
線を通じて電気的に接続されている。また、マイクロフ
ォンからなる振動モニタ9と、研磨ヘッド3との間に音
響導波管または音響集音板(音響集音手段)を介在させ
ることで、音の検出精度をさらに向上させることができ
る。
【0048】ここでは、例えば直径20.32cm(8
インチ)程度のシリコン単結晶等を基板とし、その上に
約800nm厚の絶縁膜を形成したウエハ7を、例えば
36回転/分で回転する研磨ヘッド3で40回転/分で
回転させた63.5cm(25インチ)径の発泡ポリウ
レタン製の研磨パッド8を貼り付けた研磨定盤8上に3
5kPa(350g/cm2)の研磨圧力で押さえ付け
研磨した。この際、約80μm径のダイヤモンド粒子を
数個、研磨パッド8上にばらまき、その時発生した擦過
音を上記振動モニタ9で検出した。この時の検出周波数
は、例えば5kHz±1kHzの帯域とした。また、こ
の時のウエハ7の研磨面に発生した引っ掻き傷の長さを
光学顕微鏡で個々の研磨毎に観測した。図28は、擦過
音強度と傷の幅との関係を示している。同図より傷の幅
がほぼ2μm程度より小さい場合は、雑音に隠れて擦過
音の明確な分別ができないが、それ以上の傷幅では擦過
音強度との相関が良好となり、異常検出が可能となるこ
とが本発明者らによって判明した。
【0049】(実施の形態5)図29は本発明の他の実
施の形態であるCMP装置の平面図、図30は図29の
CMP装置を側面から見たときの説明図を示している。
【0050】本実施の形態5においては、図29および
図30に示すように、例えばマイクロフォンからなる振
動モニタ9(9a〜9c)をCMP装置1に複数台設置
した場合について説明する。ここでは、振動モニタ9を
3台設置した場合について例示しているが、これに限定
されるものではなく、例えば2台または4台以上として
も良い。振動モニタ9を複数台とすることにより、検出
精度を向上させることができる。
【0051】第1の例では、各振動モニタ9a〜9c
が、互いにウエハ7の中心CEから等しい距離L1に配
置されている。また、各振動モニタ9a〜9cは、ウエ
ハ7の搭載面から等しい高さH1に設置されている。す
なわち、各振動モニタ9a〜9cの配置条件を一致させ
ることにより、各振動モニタ9a〜9cでの音の検出状
態を等しくすることができるので、研磨処理中の音を正
確に検出することが可能となる。
【0052】また、第2の例では、複数台の振動モニタ
9a〜9cのうち、振動モニタ9aを上記配置形態から
ずらしてバックグラウンド音を測定するものとし、その
検出結果と、他の振動モニタ9b,9cで検出した音と
を比較することにより、研磨処理中にウエハ7の研磨面
に傷が形成されたことを検出するようにしても良い。距
離L2は、振動モニタ9aから振動音の照準測定位置ま
での距離を示している。
【0053】(実施の形態6)図31は、前記実施の形
態4と同様の研磨条件で1枚のウエハ7を研磨している
最中に研磨パッド8の表面を整形するドレッサ4から脱
落したと思われるダイヤモンド粒子で発生した擦過音を
4段階の強度レベルに分別して検出した時の研磨時間経
緯を示したものである。
【0054】時間t1のレベル4の信号は大きな擦過傷
がウエハ7の直径全長にわたって発生した場合であり、
時間t2での信号は中程度の引っ掻き傷がウエハ7の直
径全長にわたって発生した場合のものである。また、時
間t3の断続的信号はダイヤモンド粒子が研磨パッド8
上の溝穴に出入りしながら断続的な引っ掻き傷を発生さ
せたものと推定される。さらに、時間t3での断続的な
信号が発生した後は新たな擦過音の発生が認められない
ことから引っ掻き傷の原因と思われるダイヤモンド粒子
は研磨パッド8外に流失したか研磨パッドの表面に形成
された溝内に入り込んだためと考えられる。ウエハ7の
所定の研磨時間t3が無視できる程度、長い場合は初期
に発生した引っ掻き傷は研磨されてしまい、もはや致命
的な欠陥にはならないため、このウエハ7は不良ウエハ
ではなくなる可能性がある。ただし、時間t1で発生し
た信号レベルが高いため、かなり大きく深い引っ掻き傷
が発生しており、その後の研磨でこの傷が無くなるか否
かは事前に検証しておく必要がある。このように擦過音
の強度レベルの分別および発生時刻と持続時間との識別
を行うことにより、不良ウエハとして扱うか否か、後続
のウエハの研磨を継続すべきか中止すべきか判定するこ
とが可能となる。
【0055】(実施の形態7)前記ウエハ7の研磨面に
形成された引っ掻き傷の大きさにより発生する音響また
は機械的振動のスペクトル分布に差があることが本発明
者らの検討によって判明した。前記図17の振動周波数
スペクトルが発生したウエハ7の研磨面を観察すると前
記図19に示す幅が太くかつ長い引っ掻き傷11aが認
められ、その引っ掻き傷11a上には、前記図20に示
すクラック11cが多数発生していた。これに対し、図
19に示す引っ掻き傷11bの場合は、前記図17の振
動スペクトル中のf11〜f1nのような高振動数帯域
のスペクトルの発生は極めて微弱であり、クラック11
cの発生も希フッ酸で被研磨面をエッチングしてクラッ
ク11cの口を開かせないと観察できないほどであっ
た。したがって、振動周波数スペクトルの発生の仕方、
すなわち、スペクトルパターンの形態によって該引っ掻
き傷の大きさや深さなどの程度が分別できることが本発
明者らによって明らかとなった。
【0056】(実施の形態8)本実施の形態8において
は、前記実施の形態1〜7で説明したCMP研磨方法
を、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)
の製造方法に適用した場合について説明する。
【0057】図32は、そのDRAMの製造工程中にお
けるウエハ7の要部断面図を示している。ウエハ7を構
成する半導体基板(以下、基板という)7Sは、例えば
p型のシリコン単結晶からなり、その主面(デバイス形
成面)の分離領域には、溝16が形成されている。ま
た、この基板7Sの主面上(溝16内も含む)には、例
えば熱酸化法によって形成された酸化シリコン膜からな
る絶縁膜17が形成されている。また、基板7Sの主面
の活性領域上には、絶縁膜17を介して、例えば窒化シ
リコンからなる絶縁膜18が形成されている。さらに、
基板7Sの主面上(溝16内も含む)には、例えばCV
D(Chemical Vapor Deposition)法等で形成された酸
化シリコン膜からなる絶縁膜19が堆積されている。比
較的広い範囲にわたって窪んでいる絶縁膜19の上面に
は、例えば窒化シリコン膜からなる絶縁膜20がフォト
レジスト膜(以下、単にレジスト膜という)21aをエ
ッチングマスクとしたエッチング法によってパターニン
グされている。
【0058】このようなウエハ7に対して、まず、レジ
スト膜21aを除去した後、前記実施の形態1〜7で説
明したCMP法によって、図33に示すように、絶縁膜
19が溝16内のみに残されるように絶縁膜19を研磨
する。この際、絶縁膜20をCMPのストッパとするこ
とにより、溝16内の絶縁膜19が削れ過ぎてしまうの
を防止することができる。これにより、溝型の分離部2
2(SGI:ShallowGroove IsolationまたはSTI:S
hallow Trench Isolation)を形成することができる。
【0059】このような溝型の分離部22では、CMP
処理時に生じた傷等が、その直後の洗浄処理や熱処理に
よって拡大される場合が多くあるので、CMP処理時に
傷等が可能な限り生じないようにすることが好ましい。
本実施の形態8によれば、このCMP研磨処理に際し
て、ウエハ7の研磨面に引っ掻き傷が発生した場合にそ
れを検知できるので、不良のウエハ7を排除でき、ま
た、その検知以降のウエハ7の研磨処理で同じ傷等が発
生するのを防止できる。このため、上記した不具合を抑
制または防止でき、DRAMの歩留まりおよび信頼性を
向上させることができる。
【0060】続いて、絶縁膜20をエッチング除去した
後、図34に示すように、基板7Sの活性領域にゲート
絶縁膜23を形成する。その後、レジスト膜21bをエ
ッチングマスクとしたエッチング法によって、ゲート絶
縁膜23および溝型の分離部22上に、メモリ回路領域
のワード線WLおよび周辺回路領域のゲート電極24を
パターニングする。ワード線WLおよびゲート電極24
は、例えば低抵抗ポリシリコン膜上に窒化タングステン
等のようなバリア導体膜を介してタングステン等のよう
な金属膜を堆積してなる。また、ワード線WLおよびゲ
ート電極24上には、例えば窒化シリコン膜等からなる
キャップ絶縁膜25が堆積されている。
【0061】その後、図35に示すように、メモリ回路
領域にnMISからなるメモリセル選択MISQsを形
成し、周辺回路領域にnMISQnおよびpMISQp
を形成する。その後、メモリ回路領域においては、ワー
ド線WLを覆うように、例えば窒化シリコン膜からなる
絶縁膜26を形成し、周辺回路領域においては、ゲート
電極24およびキャップ絶縁膜25の側面に、例えば窒
化シリコン膜からなるサイドウォール27を形成する。
さらに、その後、基板7Sの主面上に、例えば酸化シリ
コン膜からなる絶縁膜28をCVD法等によって堆積す
る。
【0062】次いで、図36に示すように、絶縁膜28
上に、例えば酸化シリコン膜からなる絶縁膜29をCV
D法によって堆積した後、この絶縁膜29の上面を、前
記実施の形態1〜7で説明したCMP法で研磨する。こ
れにより、絶縁膜29の上面を平坦にする。絶縁膜29
の研磨においては、ドレッサ4による研磨パッド8のコ
ンディショニング回数が、他の膜を研磨する場合に比べ
て多いことから、巨大な引っ掻き傷(スクラッチ)等が
発生し易い。本実施の形態8によれば、このCMP研磨
処理に際して、ウエハ7の絶縁膜29(層間絶縁膜)の
上面(研磨面)に引っ掻き傷等が発生した場合にそれを
検知できるので、絶縁膜29の上面に引っ掻き傷のある
不良のウエハ7を排除でき、また、その検知以降のウエ
ハ7の研磨処理によって同じ傷等が発生するのを防止で
きる。したがって、DRAMの歩留まりおよび信頼性を
向上させることができる。
【0063】続いて、図37に示すように、絶縁膜29
上に、例えば酸化シリコン膜からなる絶縁膜30をCV
D法等によって堆積する。この絶縁膜30は、CMP処
理によって小さな損傷(マイクロスクラッチ等)を受け
ている絶縁膜29の上面を覆い保護する機能を有してい
る。その後、図38に示すように、ビット線BLおよび
第1層配線31aを形成した後、その上層に、メモリセ
ル選択MISQsのソース及びドレイン用の半導体領域
の一方に接続されるキャパシタ32を形成する。キャパ
シタ32は、情報蓄積用の容量素子であり、下部電極上
に容量絶縁膜を介して上部電極が積み重ねられてなる。
その後、キャパシタ32の上層に第2層配線31bを形
成し、さらにその上層に第3層配線31cを形成する。
配線層間の層間絶縁膜は、例えば酸化シリコン膜からな
り、所定の層間絶縁膜の上面で前記実施の形態1〜7で
説明したCMP法を用いて平坦化がなされている。した
がって、DRAMの歩留まりおよび信頼性を向上させる
ことができる。
【0064】(実施の形態9)本実施の形態9において
は、前記実施の形態1〜7で説明したCMP研磨方法
を、例えばCMIS(Complementary MIS)回路を有す
る半導体集積回路装置の製造方法に適用した場合につい
て説明する。
【0065】図39は、その半導体集積回路装置の製造
工程中の要部断面図を示している。ウエハ7を構成する
基板7Sには、pウエルPWLおよびnウエルNWLが
形成されている。このpウエルPWLにはnMISQn
が形成され、nウエルNWLにはpMISQpが形成さ
れている。この基板7Sの主面(デバイス形成面)上に
は、例えば酸化シリコン膜からなる絶縁膜33がCVD
法によって堆積されている。その絶縁膜33の上面は、
前記実施の形態1〜7で説明したCMP法によって平坦
化されている。絶縁膜33には、nMISQnおよびp
MISQpのソースおよびドレイン用の半導体領域およ
びゲート電極が露出するようなコンタクトホール34が
穿孔されている。
【0066】まず、このような基板7S上に、例えば窒
化チタン等のような導電性バリア膜(金属膜)35をス
パッタリング法等によって堆積した後、その上に、例え
ばタングステン等のような金属膜36をスパッタリング
法等によって堆積する。続いて、この金属膜36および
導電性バリア膜35の2種の積層された金属膜を、前記
実施の形態1〜7で説明したCMP法等によって研磨す
ることにより、図40に示すように、コンタクトホール
34内に、導電性バリア膜35上に金属膜36を積み重
ねてなるプラグ37を形成する。本発明者らの検討によ
れば、タングステン膜等のような高融点金属膜の研磨処
理と酸化シリコン膜等のような絶縁膜の研磨処理とで
は、タングステン膜の研磨処理での傷の方が大きかっ
た。本実施の形態9によれば、このCMP研磨処理に際
して、ウエハ7の金属膜36および導電性バリア膜35
の上面(研磨面)に引っ掻き傷等が発生した場合にそれ
を検知できるので、その上面に引っ掻き傷のある不良の
ウエハ7を排除でき、また、その検知以降のウエハ7の
研磨処理によって同じ傷等が発生するのを防止できる。
したがって、CMIS回路を有する半導体集積回路装置
の歩留まりおよび信頼性を向上させることができる。
【0067】その後、図41に示すように、絶縁膜33
上に、例えばアルミニウムまたはアルミニウム合金から
なる第1層配線38をフォトリソグラフィ技術およびド
ライエッチング技術によって形成した後、図42に示す
ように、第1層配線38を覆うように、絶縁膜33上
に、例えば酸化シリコン膜からなる絶縁膜39をCVD
法等によって堆積する。
【0068】次いで、絶縁膜39の上面を、前記実施の
形態1〜7で説明したCMP法等によって研磨すること
により、図43に示すように、平坦にする。これによ
り、前記と同様の効果を得ることができる。続いて、絶
縁膜39に、第1層配線38の一部が露出するようなス
ルーホール40を形成した後、前記実施の形態8と同様
に、スルーホール40内にプラグ41を形成する。その
後、絶縁膜39上に、例えば窒化シリコン膜からなる絶
縁膜42をCVD法等によって堆積した後、その上に、
例えば酸化シリコン膜からなる絶縁膜43をCVD法等
によって堆積する。
【0069】次いで、図44に示すように、絶縁膜4
2,43にフォトリソグラフィ技術およびドライエッチ
ング技術によって配線溝44を形成した後、図45に示
すように、基板7S上に、例えば窒化チタンまたはタン
タル等からなる導電性バリア膜45をスパッタリング法
等によって堆積した後、その上に、例えば銅からなるシ
ード膜をスパッタリング法等によって堆積し、さらに、
その上に、例えば銅からなる金属膜46をメッキ法等に
よって堆積する。続いて、配線溝44内のみに導電性バ
リア膜45および金属膜46が残されるように、金属膜
46および導電性バリア膜45を、前記実施の形態1〜
7で説明したCMP法等によって研磨することにより、
図46に示すように、配線溝44内に埋込み配線47を
形成する(シングルダマシン技術)。埋込み配線47
は、プラグ41を通じて第1層配線38と電気的に接続
されている。その後、絶縁膜39上に、例えば窒化シリ
コン膜からなる絶縁膜49および酸化シリコン膜等から
なる絶縁膜50をCVD法等によって下層から順に堆積
する。以降は、シングルダマシン配線技術または配線溝
と孔とを同時に埋め込むデュアルダマシン配線技術を用
いて埋込み配線を形成し、後工程を経てCMIS回路を
有する半導体集積回路装置を製造する。
【0070】以上、本発明者によってなされた発明を実
施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実
施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0071】例えば前記実施の形態1〜9においては、
研磨ヘッドに保持されたウエハの研磨面を、これに相対
するように配置された研磨定盤上の研磨パッドに接触さ
せた状態で、研磨ヘッドおよび研磨定盤を回転させてウ
エハを研磨する構造を用いた場合について説明したが、
これに限定されるものではなく種々変更可能であり、例
えば研磨台上にウエハを固定した状態で装着し、そのウ
エハの研磨面に相対するように配置された研磨パッドを
ウエハの研磨面に接触させた状態で回転させてウエハを
研磨するようにしても良い。また、図47に示すよう
に、矢印の方向に移動するベルト状の研磨パッド51に
ウエハ7の研磨面を接触させることでウエハ7を研磨す
るようにしても良い。また、図48に示すように、ウエ
ハ7を固定した状態で載せた研磨台52を図48の水平
方向に移動または回転させつつ、ウエハ7の研磨面に対
して、ホイールパッド53を接触させた状態で回転させ
てウエハ7を研磨するようにしても良い。ホイールパッ
ド53の本体は、ウエハ7の研磨面に対して所定の角度
で傾斜している。研磨処理に際しては、ホイールパッド
53に所定の荷重をかけてウエハ7との接触状態を調整
している。上記したいずれの研磨装置の場合も振動モニ
タ(マイクロフォンを含む)を設置することで研磨中の
引っ掻き傷の発生を検出可能になっている。
【0072】また、前記実施の形態1〜9においては、
研磨処理時の振動や音響の媒体が基本的に気体である場
合について説明したが、これに限定されるものではな
く、例えば液体や固体を媒体とする形態でも良い。
【0073】また、前記実施の形態1〜9においては、
研磨処理時に発生する振動や音響を検出することでスク
ラッチ等が発生したことを検知した場合について説明し
たが、これに限定されるものではなく、例えば研磨ヘッ
ドまたは研磨定盤の回転数の変化を検出することで測定
される研磨抵抗によって、スクラッチ等の発生を検知す
ることもできる。この場合も研磨処理の対象や方法は前
記実施の形態1〜9と同じである。
【0074】また、前記実施の形態1〜9においては、
振動モニタをウエハの裏側または研磨ヘッドの近傍に配
置した場合について説明したが、これに限定されるもの
ではなく、例えば研磨定盤(研磨パッド)またはその機
構系に設けても良い。
【0075】また、前記した例では、音響を検出する方
法、振動を検出する方法または研磨抵抗を検出する方法
のいずれか1つにより、ウエハの研磨面に傷が発生した
か否かを検知した場合について説明したが、これら3つ
の方法の2つ以上を組み合わせて傷の発生を検出しても
良い。
【0076】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるDRA
MまたはCMIS回路を有する半導体集積回路装置の製
造方法に適用した場合について説明したが、それに限定
されるものではなく、例えばSRAM(Static Random
Access Memory)またはフラッシュメモリ(EEPRO
M;Electric Erasable Programmable Read Only Memor
y)等のような他のメモリ回路を有する半導体集積回路
装置の製造方法、マイクロプロセッサ等のような論理回
路を有する半導体集積回路装置の製造方法あるいは上記
メモリ回路と論理回路とを同一基板に設けている混載型
の半導体集積回路装置の製造方法にも適用できる。ま
た、液晶基板の製造方法やマイクロマシンの製造方法に
も本発明を適用することができる。
【0077】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下の通りである。
【0078】すなわち、ウエハの研磨処理に際して、研
磨パッド上の異物がウエハの研磨面を引っ掻く時に発生
する音、振動または研磨抵抗変化を検出して、研磨の異
常を判定する工程を有することにより、半導体集積回路
装置の製造工程であるウエハの研磨工程中にウエハの研
磨面に傷が発生したことを検出することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明者らが検討した研磨処理の課題を説明す
るための製造工程中のウエハの要部断面図である。
【図2】図1に続く製造工程中のウエハの要部断面図で
ある。
【図3】図2に続く製造工程中のウエハの要部断面図で
ある。
【図4】図3に続く製造工程中のウエハの要部断面図で
ある。
【図5】図4に続く製造工程中のウエハの要部断面図で
ある。
【図6】図5に続く製造工程中のウエハの要部断面図で
ある。
【図7】本発明者らが検討した研磨処理の課題を説明す
るための製造工程中のウエハの要部断面図である。
【図8】図7に続く製造工程中のウエハの要部断面図で
ある。
【図9】図8に続く製造工程中のウエハの要部断面図で
ある。
【図10】図9に続く製造工程中のウエハの要部断面図
である。
【図11】本発明者らが検討した研磨処理の課題を説明
するための製造工程中のウエハの要部断面図である。
【図12】図11に続く製造工程中のウエハの要部断面
図である。
【図13】図12に続く製造工程中のウエハの要部断面
図である。
【図14】本発明の一実施の形態である半導体集積回路
装置の製造方法で用いる研磨装置の一例の説明図であ
る。
【図15】図14の研磨装置のドレッサの要部断面図で
ある。
【図16】ウエハの配線形成段階における絶縁膜上面の
段差を平坦にする際、研磨処理中にウエハに発生する機
械的振動の周波数スペクトルの代表例の波形を示した波
形図である。
【図17】研磨中に約30〜100μm程度の直径のダ
イヤモンド粒子を研磨パッド上に散布し、大きな引っ掻
き傷を故意に発生させた時の振動周波数のスペクトルを
示した波形図である。
【図18】研磨処理時に発生した振動のうち、研磨定盤
や研磨ヘッド等のような機構系から発生する1.5〜5
kHzの振動を除外するためバンドパスフィルタを挿入
した場合に、引っ掻き傷が発生した際に、例えば100
〜500kHzの振動強度がどう変化するかを観測した
結果の波形図である。
【図19】ウエハの研磨面に形成された引っ掻き傷の説
明図である。
【図20】研磨パッドの摺動方向に対するクラックの発
生状態を示した説明図である。
【図21】研磨条件のうち、研磨荷重を変化させて引っ
掻き傷の幅と振動強度との関係を調べた結果を示すグラ
フ図である。
【図22】研磨ヘッドにおける振動モニタの取り付け位
置を示した説明図である。
【図23】研磨処理時に発生する5kHz以下の基本的
な振動の波形図である。
【図24】ドレッサのダイヤモンド粒子でウエハを引っ
掻いた時に特異的に生じる10〜300kHzの振動周
波数スペクトルの波形図である。
【図25】研磨処理時にウエハから発せられる音波を、
広帯域音響マイクロフォンによって検出した時の結果の
波形図である。
【図26】研磨装置の制御系を構成するブロックの説明
図である。
【図27】本発明の他の実施の形態である研磨装置の説
明図である。
【図28】研磨処理時にウエハから生じた擦過音強度と
ウエハに生じた傷の幅との関係を示すグラフ図である。
【図29】本発明の他の実施の形態である研磨装置の平
面図である。
【図30】図29の研磨装置を側面から見たときの説明
図である。
【図31】研磨処理中にドレッサのダイヤモンド粒子に
よって発生した擦過音を4段階の強度レベルに分別して
検出した時の研磨時間経緯を示した説明図である。
【図32】本発明の他の実施の形態である半導体集積回
路装置の製造工程中におけるウエハの要部断面図であ
る。
【図33】図32に続く半導体集積回路装置の製造工程
中におけるウエハの要部断面図である。
【図34】図33に続く半導体集積回路装置の製造工程
中におけるウエハの要部断面図である。
【図35】図34に続く半導体集積回路装置の製造工程
中におけるウエハの要部断面図である。
【図36】図35に続く半導体集積回路装置の製造工程
中におけるウエハの要部断面図である。
【図37】図36に続く半導体集積回路装置の製造工程
中におけるウエハの要部断面図である。
【図38】図37に続く半導体集積回路装置の製造工程
中におけるウエハの要部断面図である。
【図39】本発明のさらに他の実施の形態である半導体
集積回路装置の製造工程中におけるウエハの要部断面図
である。
【図40】図39に続く半導体集積回路装置の製造工程
中におけるウエハの要部断面図である。
【図41】図40に続く半導体集積回路装置の製造工程
中におけるウエハの要部断面図である。
【図42】図41に続く半導体集積回路装置の製造工程
中におけるウエハの要部断面図である。
【図43】図42に続く半導体集積回路装置の製造工程
中におけるウエハの要部断面図である。
【図44】図43に続く半導体集積回路装置の製造工程
中におけるウエハの要部断面図である。
【図45】図44に続く半導体集積回路装置の製造工程
中におけるウエハの要部断面図である。
【図46】図45に続く半導体集積回路装置の製造工程
中におけるウエハの要部断面図である。
【図47】本発明の他の実施の形態である研磨装置の変
形例の説明図である。
【図48】本発明のさらに他の実施の形態である研磨装
置の変形例の説明図である。
【符号の説明】
1 CMP装置(研磨装置) 2 研磨定盤 3 研磨ヘッド 3a 剛性板 3a1 通気孔 3b 加圧用パッド 3b1 通気孔 3c リテーナ 3d 空気加圧室 4 ドレッサ 5 スラリ供給管 6 外部受信機 7 ウエハ 8 研磨パッド 9 振動モニタ 9a〜9c 振動モニタ 10 通信機 11a,11b 引っ掻き傷 11c クラック 12 バンドパスフィルタ 13 強度比較器 14 時間積算計 15 判別器 16 溝 17 絶縁膜 18 絶縁膜 19 絶縁膜 20 絶縁膜 21a フォトレジスト膜 22 溝型の分離部 23 ゲート絶縁膜 24 ゲート電極 25 キャップ絶縁膜 26 絶縁膜 27 サイドウォール 28 絶縁膜 29 絶縁膜 30 絶縁膜 31a 第1層配線 31b 第2層配線 31c 第3層配線 32 キャパシタ 33 絶縁膜 34 コンタクトホール 35 導電性バリア膜 36 金属膜 37 プラグ 38 第1層配線 39 絶縁膜 40 スルーホール 41 プラグ 42 絶縁膜 43 絶縁膜 44 配線溝 45 導電性バリア膜 46 金属膜 47 埋込み配線 49 絶縁膜 50 絶縁膜 A〜C 波形 D〜G 振動波形 Qp pチャネル型のMIS・FET Qn nチャネル型のMIS・FET Qs メモリセル選択MIS・FET BL ビット線 100 半導体基板 101a、101b 層間絶縁膜 102a,102b 配線 103a,103b,103c 引っ掻き傷 104a スルーホール 105a,105b,105c 導電性膜 106 溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/76 H01L 21/88 K 5F083 21/8238 21/76 L 21/8242 27/10 621C 27/092 27/108 (72)発明者 小林 恒雄 東京都青梅市新町六丁目16番地の3 株式 会社日立製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 本間 喜夫 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 根津 広樹 東京都青梅市新町六丁目16番地の3 株式 会社日立製作所デバイス開発センタ内 Fターム(参考) 3C034 AA08 AA13 BB92 CA05 DD18 3C058 AA07 AB04 BA01 BA09 BB02 BC01 BC02 BC03 CA01 CB02 CB06 DA12 DA17 5F032 AA34 AA44 AA45 CA14 CA17 CA20 DA02 DA33 DA34 5F033 HH08 HH09 HH11 HH21 HH33 JJ19 JJ33 KK01 KK08 KK09 MM01 MM12 MM13 NN06 NN07 PP15 PP27 QQ09 QQ11 QQ37 QQ48 RR04 RR06 SS11 TT02 5F048 AB01 AB03 AC03 BA01 BC06 BF07 BF11 BF16 DA23 5F083 AD24 AD48 GA27 JA32 JA39 JA40 JA56 NA01 PR21 PR40 PR43 PR44 PR53 PR54

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウエハの研磨処理中に、研磨パッド上の
    異物がウエハの研磨面を引っ掻く時に発生する音を検出
    することにより、前記ウエハの研磨処理の異常を判定す
    る工程を有することを特徴とする半導体集積回路装置の
    製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体集積回路装置の製
    造方法において、前記ウエハの研磨面を引っ掻く時に発
    生して大気中を伝搬する音波を音波検出手段によって検
    出することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の半導体集積回路装置の製
    造方法において、前記音波検出手段を複数配置し、その
    複数の音波検出手段によって前記音波を検出することを
    特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の半導体集積回路装置の製
    造方法において、前記複数の音波検出手段の各々を、前
    記ウエハの中心から等しい距離で同じ高さに配置したこ
    とを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の半導体集積回路装置の製
    造方法において、前記音波検出手段と前記ウエハとの間
    に音響導波管または音響集音手段が介在されるようにし
    たことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項2記載の半導体集積回路装置の製
    造方法において、前記音波検出手段によって検出される
    音波の周波数が1〜7kHzであることを特徴とする半
    導体集積回路装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項2記載の半導体集積回路装置の製
    造方法において、前記音波検出手段によって検出される
    音波の周波数が2〜6kHzであることを特徴とする半
    導体集積回路装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項2記載の半導体集積回路装置の製
    造方法において、前記音波検出手段によって検出される
    音波の周波数が3〜5kHzであることを特徴とする半
    導体集積回路装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の半導体集積回路装置の製
    造方法において、前記ウエハの研磨処理は、前記ウエハ
    の研磨面の金属膜を研磨する工程であることを特徴とす
    る半導体集積回路装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の半導体集積回路装置の
    製造方法において、前記ウエハの研磨処理は、前記ウエ
    ハの研磨面の絶縁膜を研磨する工程であることを特徴と
    する半導体集積回路装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の半導体集積回路装置
    の製造方法において、前記ウエハの研磨処理は、前記ウ
    エハの研磨面上に堆積された絶縁膜を、前記研磨面に形
    成された溝内に残されるように研磨することで、前記ウ
    エハの研磨面に分離部を形成する工程であることを特徴
    とする半導体集積回路装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項1記載の半導体集積回路装置の
    製造方法において、検出された音の特定の周波数または
    その周波数スペクトルパターンの発生を検知し、その強
    度のレベルまたはスペクトルパターンの類似度から前記
    ウエハの研磨面に生じた傷の発生状態を判定し、研磨処
    理動作の条件を制御することを特徴とする半導体集積回
    路装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 請求項1記載の半導体集積回路装置の
    製造方法において、前記ウエハの研磨面に形成された各
    種パターン群の凹凸を研磨する際に生じる音響の周波数
    群をフィルタリング除去した後、少なくとも1以上の特
    定の音響周波数または周波数スペクトルパターンを抽出
    することにより、前記異物によるウエハの研磨面の引っ
    掻き傷の発生を判定することを特徴とする半導体集積回
    路装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 請求項1記載の半導体集積回路装置の
    製造方法において、研磨処理中にウエハ側から発生する
    音のうち、少なくとも1以上の特定の音響周波数を検出
    し、その強度が事前に設定したレベルを超えた場合に、
    その研磨処理動作を停止またはその研磨処理の終了後に
    後続の研磨処理動作を中断させ、かつ、検出結果の表示
    または異常発生の警告を行うことを特徴とする半導体集
    積回路装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 ウエハの研磨処理中に、研磨パッド上
    の異物がウエハの研磨面を引っ掻く時に発生する振動を
    検出することにより、前記ウエハの研磨処理の異常を判
    定する工程を有することを特徴とする半導体集積回路装
    置の製造方法。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の半導体集積回路装置
    の製造方法において、前記ウエハの研磨面を引っ掻く時
    にウエハから発生する振動を検出する振動検出手段を、
    ウエハの裏面に接触させた状態、研磨ヘッドまたは研磨
    定盤に設けたことを特徴とする半導体集積回路装置の製
    造方法。
  17. 【請求項17】 請求項15記載の半導体集積回路装置
    の製造方法において、前記ウエハの研磨処理は、前記ウ
    エハの研磨面の金属膜を研磨する工程であることを特徴
    とする半導体集積回路装置の製造方法。
  18. 【請求項18】 請求項15記載の半導体集積回路装置
    の製造方法において、前記ウエハの研磨処理は、前記ウ
    エハの研磨面の絶縁膜を研磨する工程であることを特徴
    とする半導体集積回路装置の製造方法。
  19. 【請求項19】 請求項15記載の半導体集積回路装置
    の製造方法において、前記ウエハの研磨処理は、前記ウ
    エハの研磨面上に堆積された絶縁膜を、前記研磨面に形
    成された溝内に残されるように研磨することで、前記ウ
    エハの研磨面に分離部を形成する工程であることを特徴
    とする半導体集積回路装置の製造方法。
  20. 【請求項20】 請求項15記載の半導体集積回路装置
    の製造方法において、前記ウエハの研磨面に形成された
    各種パターン群の凹凸を研磨する際に生じる振動の周波
    数群をフィルタリング除去した後、少なくとも1以上の
    特定の振動の周波数または周波数スペクトルパターンを
    抽出することにより、前記異物によるウエハの研磨面の
    引っ掻き傷の発生を判定することを特徴とする半導体集
    積回路装置の製造方法。
  21. 【請求項21】 請求項15記載の半導体集積回路装置
    の製造方法において、研磨処理中にウエハ側から発生す
    る音のうち、少なくとも1以上の特定の振動周波数を検
    出し、その強度が事前に設定したレベルを超えた場合
    に、その研磨処理動作を停止またはその研磨処理の終了
    後に後続の研磨処理動作を中断させ、かつ、検出結果の
    表示または異常発生の警告を行うことを特徴とする半導
    体集積回路装置の製造方法。
  22. 【請求項22】 ウエハの研磨処理中に、研磨パッド上
    の異物がウエハの研磨面を引っ掻く時に発生する研磨抵
    抗の変化を検出することにより、前記ウエハの研磨処理
    の異常を判定する工程を有することを特徴とする半導体
    集積回路装置の製造方法。
  23. 【請求項23】 請求項22記載の半導体集積回路装置
    の製造方法において、前記ウエハの研磨処理は、前記ウ
    エハの研磨面の金属膜を研磨する工程であることを特徴
    とする半導体集積回路装置の製造方法。
  24. 【請求項24】 請求項22記載の半導体集積回路装置
    の製造方法において、前記ウエハの研磨処理は、前記ウ
    エハの研磨面の絶縁膜を研磨する工程であることを特徴
    とする半導体集積回路装置の製造方法。
  25. 【請求項25】 請求項22記載の半導体集積回路装置
    の製造方法において、前記ウエハの研磨処理は、前記ウ
    エハの研磨面上に堆積された絶縁膜を、前記研磨面に形
    成された溝内に残されるように研磨することで、前記ウ
    エハの研磨面に分離部を形成する工程であることを特徴
    とする半導体集積回路装置の製造方法。
  26. 【請求項26】 (a)ウエハの主面に溝を形成する工
    程、(b)前記ウエハの溝を含む主面上に絶縁膜を堆積
    する工程、(c)前記絶縁膜が前記溝内に残されるよう
    に前記絶縁膜を化学機械研磨法によって研磨する工程を
    有し、 前記化学機械研磨工程中において、研磨パッド上の異物
    がウエハの研磨面を引っ掻く時に発生する音を検出する
    ことにより、前記ウエハの研磨処理の異常を判定する工
    程を有することを特徴とする半導体集積回路装置の製造
    方法。
  27. 【請求項27】 (a)ウエハの主面上に絶縁膜を堆積
    する工程、(b)前記絶縁膜に孔を穿孔する工程、
    (c)前記絶縁膜の孔を含む主面上に金属膜を堆積する
    工程、(d)前記金属膜が前記孔内に残されるように前
    記金属膜を化学機械研磨法によって研磨する工程を有
    し、 前記化学機械研磨工程中において、研磨パッド上の異物
    がウエハの研磨面を引っ掻く時に発生する音を検出する
    ことにより、前記ウエハの研磨処理の異常を判定する工
    程を有することを特徴とする半導体集積回路装置の製造
    方法。
  28. 【請求項28】 (a)ウエハの主面上に絶縁膜を堆積
    する工程、(b)前記絶縁膜を化学機械研磨法によって
    研磨する工程を有し、 前記化学機械研磨工程中において、研磨パッド上の異物
    がウエハの研磨面を引っ掻く時に発生する音を検出する
    ことにより、前記ウエハの研磨処理の異常を判定する工
    程を有することを特徴とする半導体集積回路装置の製造
    方法。
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