JP2003036741A - 2心平行極細同軸ケーブル - Google Patents

2心平行極細同軸ケーブル

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JP2003036741A
JP2003036741A JP2001224659A JP2001224659A JP2003036741A JP 2003036741 A JP2003036741 A JP 2003036741A JP 2001224659 A JP2001224659 A JP 2001224659A JP 2001224659 A JP2001224659 A JP 2001224659A JP 2003036741 A JP2003036741 A JP 2003036741A
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JP
Japan
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core
outer conductor
coaxial cable
tape layer
cores
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Pending
Application number
JP2001224659A
Other languages
English (en)
Inventor
Kandai Tanaka
寛大 田中
Hitoshi Ueno
仁志 上野
Yuuki Yamamoto
勇揮 山本
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Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コアが断線されずに外部導体の切断除去が容
易に行える端末加工性の高い2心平行極細同軸ケーブル
を提供する。 【解決手段】 内部導体2を絶縁体3で被覆してなるコ
ア4を2本平行に並べ、これらコア4の周囲にそのコア
4の定格温度以上の耐熱性を有するテープ層5を設け、
そのテープ層5の周囲に外部導体6を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示器(LC
D)等に使用される2心平行極細同軸ケーブルにに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶表示器に使用される2心平行
極細同軸ケーブルは、内部導体を絶縁体で被覆してなる
コアを2心並列に並べた状態で、その周囲に直に外部導
体を被覆して形成されているのが一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の2心平行極細同
軸ケーブルでは、外部導体を切断処理する際に、外部導
体をはんだ槽に浸けて固め、外部導体を折り曲げて、外
部導体を切断する方法が採用されている。
【0004】しかしながら、上述の2心平行極細同軸ケ
ーブルでは、コアを2心並列に並べた状態で直に外部導
体を被覆しているため、はんだ槽に浸けた際に、外部導
体とコアとが一緒に固まってしまい、外部導体を折り曲
げる際に、コアが外部導体と一緒に引っ張られて断線さ
れてしまうことがあるといった問題があった。
【0005】そこで、本発明は上記問題を解決すべく案
出されたものであり、その目的は、コアが断線されずに
外部導体の切断除去が容易に行える端末加工性の高い2
心平行極細同軸ケーブルを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決すべく、
本発明は、内部導体を絶縁体で被覆してなるコアを2本
平行に並べ、これらコアの周囲にそのコアの定格温度以
上の耐熱性を有するテープ層を設け、そのテープ層の周
囲に外部導体を設けたものである。
【0007】上記構成によれば、コアの周囲にテープ層
を設けているので、2心平行極細同軸ケーブルをはんだ
槽に浸けたときに、コアと外部導体とがはんだによって
固まるのを防止でき、外部導体を切断除去する際に、コ
アが断線されることはない。また、テープ層がコアの定
格温度以上の耐熱性を有しているので、コアの劣化を防
止できる。
【0008】そして、上記テープ層が、フッ素系樹脂に
て構成されるものが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って説明する。
【0010】図1は本発明に係る2心平行極細同軸ケー
ブルの好適な実施の形態を示した断面図である。
【0011】まず、係る2心平行極細同軸ケーブルの構
成を説明する。
【0012】図示するように、係る2心平行極細同軸ケ
ーブル(ツイナックス)1は、複数の素線7を撚り合わ
せてなる内部導体2を絶縁体3で被覆してなる2本のコ
ア4を平行に並べ、これらコア4の周囲にそのコア4の
定格温度以上の耐熱性を有するテープ層5を設け、その
テープ層5の周囲に外部導体6を設けたことを特徴とす
る。
【0013】内部導体2は、36AWG(Americ
an Wire Gauge)(外径約0.13mm)
以下のサイズが一般的に用いられる。本実施の形態で
は、内部導体2は、銅または銅合金から形成され、例え
ば0.03mmの素線7を7本撚り合わせて、その外径
が40AWG(約0.09mm)となるように構成され
ている。なお、内部導体2を単線としてもよい。
【0014】内部導体2の周囲を被覆する絶縁体3は、
例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、PTFE、P
FA、FEP、ETFEやフッ素ゴム等のフッ素系樹脂
にて形成され、例えば0.06mmの厚さとなってい
る。
【0015】テープ層5は、軟化温度が250℃以上で
あるものが好ましく、フッ素系樹脂にて構成されてい
る。また、テープ層5は、外部導体6を除去する際に、
剥きやすいように、すべり性の良い(好ましくは動摩擦
係数が0.4以下、さらに好ましくは0.2以下)もの
が採用される。テープはコア4に対して縦添えされてい
る。
【0016】テープ層5を構成する具体的な材質として
は、四フッ化エチレン樹脂(PTFE(軟化温度約32
7℃で動摩擦係数0.1))或いは四フッ化エチレン・
パーフロロプロピルビニルエーテル共重合体(PFA
(軟化温度約305℃で動摩擦係数0.2))或いは四
フッ化エチレン・六フッ化プロピレン共重合体(FEP
(軟化温度約270℃で動摩擦係数0.3))或いはエ
チレン・四フッ化エチレン共重合体(ETFE(軟化温
度約270℃で動摩擦係数0.4))が採用されてい
る。
【0017】外部導体6は、銅または銅合金から形成さ
れた例えば0.03mmの素線をテープ層5の周囲に巻
き付けて構成されている。外部導体6の周囲には、ポリ
エステルテープを2重巻きにして、ジャケット8が形成
されている。なお、ジャケット8の材質は、ポリエステ
ルテープに限られるものではなく、ポリ塩化ビニル(P
VC)、ポリエチレン、ポリプロピレン、PTFE、P
FA、FEP、ETFEやフッ素ゴム等を被覆して形成
してもよい。
【0018】次に上記構成による2心平行極細同軸ケー
ブル1の端末加工の手順と共にその作用を説明する。
【0019】2心平行極細同軸ケーブル1の端末加工を
行う際には、まず、外部導体6をはんだ槽に浸けて固
め、その後、外部導体6を折り曲げて切断して、外部導
体6を2心平行極細同軸ケーブル1から除去する。
【0020】外部導体6をはんだ槽に浸けるとき、本発
明の2心平行極細同軸ケーブル1では、コア4と外部導
体6との間にテープ層5が設けられているので、コア4
と外部導体6とがはんだによって固まるのを防止でき
る。従って、外部導体6を折り曲げて、切断除去すると
きに、コア4が外部導体6に引っ張られることがなく、
内部導体2に余分な力がかからないので、コア4が断線
されるのを防止することができる。
【0021】また、テープ層5は、フッ素系樹脂によっ
て形成されており、コア4の定格温度以上の耐熱性を有
している。そのため、外部導体6をはんだ槽に浸けると
きに、コア4をはんだの熱から保護することができ、熱
によるコア4の劣化を防止することができる。
【0022】さらに、テープ層5は、所定のすべり性を
有しているので、外部導体6を、除去するときに、テー
プ層5の外周から剥きやすく、その作業を非常に容易に
行うことが可能となる。
【0023】このように、本発明によれば、テープ層5
を除去する作業が増加してしまうが、テープ層5を切断
除去する手間以上に、外部導体6を切断除去する手間が
簡略化されるので、全体での作業時間は短縮される。
【0024】また、本発明によれば、上述の作用効果の
ほかに、屈曲特性が従来の2心平行極細同軸ケーブルよ
りも向上するといった作用も得られる。具体的には、曲
げ半径R=2.0mm、荷重W=200gの屈曲条件
で、耐用実験を行ったところ、従来品が300回で劣化
するのに対して、本発明品では500回まで劣化するこ
とはなかった。
【0025】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、コアの周
囲にテープ層を設けているので、2心平行極細同軸ケー
ブルをはんだ槽に浸けたときに、コアと外部導体とがは
んだによって固まるのを防止でき、外部導体を切断除去
する際に、コアが断線されることはないといった優れた
効果を発揮する。
【0026】また、テープ層がコアの定格温度以上の耐
熱性を有しているので、コアの劣化を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る2心平行極細同軸ケーブルの好適
な実施の形態を示した断面図である。
【符号の説明】
1 2心平行極細同軸ケーブル 2 内部導体 3 絶縁体 4 コア 5 テープ層 6 外部導体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 勇揮 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社日高工場内 Fターム(参考) 5G319 GA01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部導体を絶縁体で被覆してなるコアを
    2本平行に並べ、これらコアの周囲にそのコアの定格温
    度以上の耐熱性を有するテープ層を設け、そのテープ層
    の周囲に外部導体を設けたことを特徴とする2心平行極
    細同軸ケーブル。
  2. 【請求項2】 上記テープ層が、フッ素系樹脂にて構成
    される請求項1記載の2心平行極細同軸ケーブル。
JP2001224659A 2001-07-25 2001-07-25 2心平行極細同軸ケーブル Pending JP2003036741A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007026909A (ja) * 2005-07-19 2007-02-01 Sumitomo Electric Ind Ltd 2心平衡ケーブル

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007026909A (ja) * 2005-07-19 2007-02-01 Sumitomo Electric Ind Ltd 2心平衡ケーブル

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