JPH0581931A - 絶縁外被によつて絶縁された細長体 - Google Patents
絶縁外被によつて絶縁された細長体Info
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- JPH0581931A JPH0581931A JP4035348A JP3534892A JPH0581931A JP H0581931 A JPH0581931 A JP H0581931A JP 4035348 A JP4035348 A JP 4035348A JP 3534892 A JP3534892 A JP 3534892A JP H0581931 A JPH0581931 A JP H0581931A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01B—CABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
- H01B13/00—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing conductors or cables
- H01B13/06—Insulating conductors or cables
- H01B13/16—Insulating conductors or cables by passing through or dipping in a liquid bath; by spraying
-
- H—ELECTRICITY
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- H01B—CABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
- H01B13/00—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing conductors or cables
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- H01B13/08—Insulating conductors or cables by winding
- H01B13/0891—After-treatment
-
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- H01B—CABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
- H01B7/00—Insulated conductors or cables characterised by their form
- H01B7/02—Disposition of insulation
- H01B7/0241—Disposition of insulation comprising one or more helical wrapped layers of insulation
- H01B7/025—Disposition of insulation comprising one or more helical wrapped layers of insulation comprising in addition one or more other layers of non-helical wrapped insulation
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Insulated Conductors (AREA)
- Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)
- Decoration Of Textiles (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】平滑な外部称相を有するテーピング絶縁した細
長体を実現すること。 【構成】細長体１の周りに巻き付けた合成材料製テープ
を合成材料のワニス層１１で被覆したものからなる絶縁
外被で絶縁された細長体であって、テーピングが、後続
の巻きによって被覆されていない巻き部分３全体の自由
縁と先行の巻きの被覆されていない表面との間に、前記
テープの幅の０〜５％にほぼ等しく且つ厳密にはゼロよ
り大きい幅を有する溝４が存在するように実施される。
長体を実現すること。 【構成】細長体１の周りに巻き付けた合成材料製テープ
を合成材料のワニス層１１で被覆したものからなる絶縁
外被で絶縁された細長体であって、テーピングが、後続
の巻きによって被覆されていない巻き部分３全体の自由
縁と先行の巻きの被覆されていない表面との間に、前記
テープの幅の０〜５％にほぼ等しく且つ厳密にはゼロよ
り大きい幅を有する溝４が存在するように実施される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、絶縁材製外被によって
絶縁された細長体（ｃｏｒｐｓ ａｌｌｏｎｇｅ）に関
する。
絶縁された細長体（ｃｏｒｐｓ ａｌｌｏｎｇｅ）に関
する。
【０００２】細長体とは、長さが直径より大きい総ての
物体をさす。例えば、あらゆる種類の導電体又はケーブ
ル、中空異形材バー、チューブ、パイプ又はより一般的
に管類は細長体と呼ぶことができる。
物体をさす。例えば、あらゆる種類の導電体又はケーブ
ル、中空異形材バー、チューブ、パイプ又はより一般的
に管類は細長体と呼ぶことができる。
【０００３】本発明は特に、ケーブル又は導電体の絶縁
に関する。以下の説明は導電体に関するものである。
に関する。以下の説明は導電体に関するものである。
【０００４】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】仏国特
許出願ＦＲ−２ １１９９３９号には、合成材料のテー
プを用いて５０％以上の被覆率でテーピングすることに
より絶縁した導電体が開示されている。このテープは次
いで、乾燥し硬化した合成材料のワニスで被覆されるよ
うに処理される。この先行特許出願明細書に記述されて
いる好ましい被覆率で実際の操作を行うと、「重ね形
（ａ ｃｈｅｖａｕｃｈｅｍｅｎｔｓ）」又は「リブ付
き（ａ ｃｏｔｅｓ）」のテーピングが得られる。この
ような重なり合いが存在すると、導電体の径方向の厚み
が不均一になるため、平滑な外面を得ることができな
い。
許出願ＦＲ−２ １１９９３９号には、合成材料のテー
プを用いて５０％以上の被覆率でテーピングすることに
より絶縁した導電体が開示されている。このテープは次
いで、乾燥し硬化した合成材料のワニスで被覆されるよ
うに処理される。この先行特許出願明細書に記述されて
いる好ましい被覆率で実際の操作を行うと、「重ね形
（ａ ｃｈｅｖａｕｃｈｅｍｅｎｔｓ）」又は「リブ付
き（ａ ｃｏｔｅｓ）」のテーピングが得られる。この
ような重なり合いが存在すると、導電体の径方向の厚み
が不均一になるため、平滑な外面を得ることができな
い。
【０００５】これらの重なり合いはまた、外部からの機
械的力の攻撃点を構成する突起稜（リブ）を形成する。
これは、重なり合いゾーンのレベルで絶縁体が剥離する
原因となり得、このような剥離が起こると導電体が、場
合によって存在する高温、湿気の影響又は化学的攻撃性
媒質に暴露される。
械的力の攻撃点を構成する突起稜（リブ）を形成する。
これは、重なり合いゾーンのレベルで絶縁体が剥離する
原因となり得、このような剥離が起こると導電体が、場
合によって存在する高温、湿気の影響又は化学的攻撃性
媒質に暴露される。
【０００６】いかなる細長体の絶縁にも、前述の問題と
同じ問題が伴う。
同じ問題が伴う。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、平滑な
外部様相を有するテーピング絶縁した細長体を実現する
ことにある。
外部様相を有するテーピング絶縁した細長体を実現する
ことにある。
【０００８】そこで本発明は、細長体の周りに巻き付け
た合成材料製テープを合成材料のワニス層で被覆したも
のからなる絶縁外被で絶縁された細長体であって、テー
ピング（テープ巻き付け操作）が、後続の巻きによって
被覆されていない巻き部分全体の自由縁と先行の巻きの
被覆されていない表面との間に、前記テープの幅の０〜
５％にほぼ等しく且つ厳密にはゼロより大きい幅を有す
る溝が存在するように実施されていることを特徴とする
細長体を提案する。
た合成材料製テープを合成材料のワニス層で被覆したも
のからなる絶縁外被で絶縁された細長体であって、テー
ピング（テープ巻き付け操作）が、後続の巻きによって
被覆されていない巻き部分全体の自由縁と先行の巻きの
被覆されていない表面との間に、前記テープの幅の０〜
５％にほぼ等しく且つ厳密にはゼロより大きい幅を有す
る溝が存在するように実施されていることを特徴とする
細長体を提案する。
【０００９】前記溝は、テープの幅の１％にほぼ等しい
幅を有するのが有利である。このような値にすれば、ワ
ニスがテープを被覆する前に前記溝内に十分に捕捉され
るからである。
幅を有するのが有利である。このような値にすれば、ワ
ニスがテープを被覆する前に前記溝内に十分に捕捉され
るからである。
【００１０】ワニス層は、ワニスの入っている浴中への
浸漬と、ワニス中に含まれている揮発性物質を除去し且
つワニスを焼成するための熱処理、例えば焼結とを順次
行うことによって形成することができる。
浸漬と、ワニス中に含まれている揮発性物質を除去し且
つワニスを焼成するための熱処理、例えば焼結とを順次
行うことによって形成することができる。
【００１１】別の特徴として、ワニスは、該ワニスが熱
処理の前に被覆すべき表面に捕捉されるようにするため
の適切な界面活性剤を含んでいる。
処理の前に被覆すべき表面に捕捉されるようにするため
の適切な界面活性剤を含んでいる。
【００１２】ワニス層はまた、静電塗装又は流動層被覆
によって形成することもできる。
によって形成することもできる。
【００１３】本発明は例えば、電気ケーブル、導電体、
チューブ、パイプ又は管の外部絶縁に適用できる。
チューブ、パイプ又は管の外部絶縁に適用できる。
【００１４】本発明は、中空異形材バーの製造にも適用
でき、その場合は細長体が、熱処理終了後に除去される
支持体からなる。
でき、その場合は細長体が、熱処理終了後に除去される
支持体からなる。
【００１５】このようにして得られる電気ケーブル、導
電体、チューブ、パイプ、管又は中空異形材バーは平滑
な外面を有し、同心率が９０％を超える。
電体、チューブ、パイプ、管又は中空異形材バーは平滑
な外面を有し、同心率が９０％を超える。
【００１６】
【実施例】本発明の他の特徴及び利点は、本発明の絶縁
外被を備えた導電体に関する以下の非限定的実施例の説
明で明らかにされよう。
外被を備えた導電体に関する以下の非限定的実施例の説
明で明らかにされよう。
【００１７】図１及び図２では、導体１（直径１．２５
ｍｍ）が、厚さ７５マイクロメートル、幅Ｌ約１０ｍｍ
のＰＴＦＥ製テープ２で被覆されている。より正確に
は、幅Ｌの各巻き３が次の巻きにより幅の４９％、即ち
幅Ｌ’＝４９％Ｌ＝４．９ｍｍにわたって被覆されるよ
うに決定されたピッチで、前記テープが導体１の周りに
螺旋状に巻き付けられている。この場合は被覆率が４９
％であるという。テープをこのように巻き付けると、後
続の巻きによって被覆されていない巻き部分全体の自由
縁部５と先行の巻きの被覆されていない表面６との間
に、幅Δ＝１％Ｌ＝０．１ｍｍの離間部又は溝４が形成
される。
ｍｍ）が、厚さ７５マイクロメートル、幅Ｌ約１０ｍｍ
のＰＴＦＥ製テープ２で被覆されている。より正確に
は、幅Ｌの各巻き３が次の巻きにより幅の４９％、即ち
幅Ｌ’＝４９％Ｌ＝４．９ｍｍにわたって被覆されるよ
うに決定されたピッチで、前記テープが導体１の周りに
螺旋状に巻き付けられている。この場合は被覆率が４９
％であるという。テープをこのように巻き付けると、後
続の巻きによって被覆されていない巻き部分全体の自由
縁部５と先行の巻きの被覆されていない表面６との間
に、幅Δ＝１％Ｌ＝０．１ｍｍの離間部又は溝４が形成
される。
【００１８】このようにしてテーピングした導体７を、
ワニスコーティング炉８（図３参照）内でワニスによっ
て被覆する。このワニスコーティングは３回のパス
Ｐ1、Ｐ2及びＰ3で行う。各パス毎に、界面活性剤を加
えたポリテトラフルオロエチレン（ＰＴＦＥ）の水性分
散液（即ちワニス）の入っているコーティング浴９に導
体７を浸漬する。前記界面活性剤は、浴９から導体７を
取り出した時に、まだ液状のワニスが溝４を満たし且つ
導体７の表面に付着しながら該導体を被覆するように、
即ち離間部の幅が適切でない場合、また界面活性剤によ
って生じる表面張力が最適でない場合に見られるように
ワニスが流れ落ちることがないように、ＰＴＦＥワニス
に適合したものを使用する。
ワニスコーティング炉８（図３参照）内でワニスによっ
て被覆する。このワニスコーティングは３回のパス
Ｐ1、Ｐ2及びＰ3で行う。各パス毎に、界面活性剤を加
えたポリテトラフルオロエチレン（ＰＴＦＥ）の水性分
散液（即ちワニス）の入っているコーティング浴９に導
体７を浸漬する。前記界面活性剤は、浴９から導体７を
取り出した時に、まだ液状のワニスが溝４を満たし且つ
導体７の表面に付着しながら該導体を被覆するように、
即ち離間部の幅が適切でない場合、また界面活性剤によ
って生じる表面張力が最適でない場合に見られるように
ワニスが流れ落ちることがないように、ＰＴＦＥワニス
に適合したものを使用する。
【００１９】次いで、ＰＴＦＥワニスでコーティングし
た導体７を垂直焼成塔１０で、溶媒を除去し且つワニス
を焼成するための熱処理（又は焼結）にかける。
た導体７を垂直焼成塔１０で、溶媒を除去し且つワニス
を焼成するための熱処理（又は焼結）にかける。
【００２０】第１のパスＰ1（浸漬及び焼結）が終了し
たら、径方向の厚さと運転電圧とに関する所望の条件を
満たす保護層を得るべく、第１のパスと類似の２つのパ
スＰ2及びＰ3を実施する。
たら、径方向の厚さと運転電圧とに関する所望の条件を
満たす保護層を得るべく、第１のパスと類似の２つのパ
スＰ2及びＰ3を実施する。
【００２１】前述のワニスコーティング方法は勿論非限
定的なものにすぎない。ワニスによる被覆はこの分野で
一般的に使用されている任意の方法で実施し得、例えば
静電塗装又は流動層被覆等の方法を使用し得る。
定的なものにすぎない。ワニスによる被覆はこの分野で
一般的に使用されている任意の方法で実施し得、例えば
静電塗装又は流動層被覆等の方法を使用し得る。
【００２２】完成した配線用電線は従って、巻き付けら
れたテープを被覆し且つ溝４内に充填されたワニスの上
層１１を含む。このワニス層の厚みは２７〜３６マイク
ロメートルである。この配線用電線はワニスコーティン
グと狭い離間部とを備えているため、絶縁外被の剥離も
しくは破損を誘起し得る機械的力の攻撃点を一切提供し
ない平滑な外部様相を有すると共に、テーピング層の同
心性が高く９０％を超える。
れたテープを被覆し且つ溝４内に充填されたワニスの上
層１１を含む。このワニス層の厚みは２７〜３６マイク
ロメートルである。この配線用電線はワニスコーティン
グと狭い離間部とを備えているため、絶縁外被の剥離も
しくは破損を誘起し得る機械的力の攻撃点を一切提供し
ない平滑な外部様相を有すると共に、テーピング層の同
心性が高く９０％を超える。
【００２３】先行技術の配線用電線と異なり、本発明の
配線用電線は更に、平滑な外被を形成すべく、ワニスが
テープ上で滑らないように且つテープを被覆する前に形
成された溝を埋めるようにすることができる狭い離間部
を有する。
配線用電線は更に、平滑な外被を形成すべく、ワニスが
テープ上で滑らないように且つテープを被覆する前に形
成された溝を埋めるようにすることができる狭い離間部
を有する。
【００２４】また、本発明の配線用電線の製造には一般
的技術の複雑な改変は必要ない。実際、テーピングピッ
チを所望の被覆率に適合させるだけで一般的なテーピン
グプレートを使用でき、ワニスのコーティングも一般的
な方法で実施できる。本発明の方法で製造される製品は
より良い品質を有し、電気的特性、化学的特性及び運転
電圧は、先行技術のテーピングもしくは押出しで絶縁し
た配線用電線と変わらない。特に、本発明の方法で得ら
れる外部絶縁体は電気的応力及び機械的応力に対して耐
性を示す。
的技術の複雑な改変は必要ない。実際、テーピングピッ
チを所望の被覆率に適合させるだけで一般的なテーピン
グプレートを使用でき、ワニスのコーティングも一般的
な方法で実施できる。本発明の方法で製造される製品は
より良い品質を有し、電気的特性、化学的特性及び運転
電圧は、先行技術のテーピングもしくは押出しで絶縁し
た配線用電線と変わらない。特に、本発明の方法で得ら
れる外部絶縁体は電気的応力及び機械的応力に対して耐
性を示す。
【００２５】勿論、本発明は以上説明してきた実施例に
は限定されない。
は限定されない。
【００２６】まず、離間部の幅は必ずしもテープ幅の１
％でなくてよく、好ましくは０〜５％の範囲で且つ厳密
に０より大きい任意の値をとり得る。テープ幅の５％よ
り大きい幅にすると、界面活性剤が存在していてもワニ
スが離間部を埋めずにテープ上を滑り落ちる危険があ
る。従って、平滑な絶縁外被を得ることが難しくなる。
また、前述の説明では配線用電線のテープ及びワニスが
同一材料をベースとして形成したものであったが、互い
に相容性であり且つワニスがテープに付着できれば、互
いに異なる材料で形成したテープ及びワニスを選択する
ことも可能である。
％でなくてよく、好ましくは０〜５％の範囲で且つ厳密
に０より大きい任意の値をとり得る。テープ幅の５％よ
り大きい幅にすると、界面活性剤が存在していてもワニ
スが離間部を埋めずにテープ上を滑り落ちる危険があ
る。従って、平滑な絶縁外被を得ることが難しくなる。
また、前述の説明では配線用電線のテープ及びワニスが
同一材料をベースとして形成したものであったが、互い
に相容性であり且つワニスがテープに付着できれば、互
いに異なる材料で形成したテープ及びワニスを選択する
ことも可能である。
【００２７】例えば、ＰＴＦＥ製テープを、エチレンと
フッ素化プロピレン（ＦＥＰ）とのコポリマーの水溶液
からなるワニスと一緒に使用するか、又はポリイミド製
テープ（例えば“ＫＡＰＴＯＮ”（登録商標））を、ポ
リウレタンもしくはポリイミドのワニスと一緒に使用す
るか、又はポリエステル製テープをナイロンもしくはポ
リエステルのワニスと一緒に使用し得る。
フッ素化プロピレン（ＦＥＰ）とのコポリマーの水溶液
からなるワニスと一緒に使用するか、又はポリイミド製
テープ（例えば“ＫＡＰＴＯＮ”（登録商標））を、ポ
リウレタンもしくはポリイミドのワニスと一緒に使用す
るか、又はポリエステル製テープをナイロンもしくはポ
リエステルのワニスと一緒に使用し得る。
【００２８】また、本発明は配線用電線以外の構造体、
例えばポリイミド及びＰＴＦＥの複合テープとＰＴＦＥ
もしくはＦＥＰのワニスとで構成された絶縁外被を有す
る同軸ケーブルにも適用できる。勿論、同軸ケーブルの
絶縁外被の製造でも前述の材料の組合わせを使用し得
る。
例えばポリイミド及びＰＴＦＥの複合テープとＰＴＦＥ
もしくはＦＥＰのワニスとで構成された絶縁外被を有す
る同軸ケーブルにも適用できる。勿論、同軸ケーブルの
絶縁外被の製造でも前述の材料の組合わせを使用し得
る。
【００２９】断面が非円形（例えば矩形又は多角形）の
ケーブルの場合は、押出しによる調心的絶縁外被の製造
は不可能であるが、本発明を適用すれば必要な特性を総
て備えた絶縁外被を形成することができる。
ケーブルの場合は、押出しによる調心的絶縁外被の製造
は不可能であるが、本発明を適用すれば必要な特性を総
て備えた絶縁外被を形成することができる。
【００３０】有利には、ケーブル又は導線を４つ以上の
ワニス層でコーティングすることができる。このように
すると、総ての溝を埋めることができ、ケーブルの運転
電圧に関して所望の性能条件を満たすことができ、且つ
要件に適った絶縁体径方向厚みを得ることができる。
ワニス層でコーティングすることができる。このように
すると、総ての溝を埋めることができ、ケーブルの運転
電圧に関して所望の性能条件を満たすことができ、且つ
要件に適った絶縁体径方向厚みを得ることができる。
【００３１】本発明は一般的には、本発明によって実現
されるような品質の絶縁保護を必要とする機能環境にお
かれる総ての細長体の絶縁、特に、光ファイバケーブル
を含むあらゆる種類のケーブルの絶縁、あらゆる種類の
導電体の絶縁、及び場合によっては、パイプ、チューブ
もしくは管の絶縁に適用できる。
されるような品質の絶縁保護を必要とする機能環境にお
かれる総ての細長体の絶縁、特に、光ファイバケーブル
を含むあらゆる種類のケーブルの絶縁、あらゆる種類の
導電体の絶縁、及び場合によっては、パイプ、チューブ
もしくは管の絶縁に適用できる。
【００３２】本発明は更に、中空異形材バーの製造にも
適用できる。その場合は支持体上に絶縁層を形成し、形
成された異形材バーから前記支持体を除去するだけでよ
い。勿論、以上の説明で挙げた数値は非限定的な具体例
にすぎない。例えば、テープの厚さは５０〜２００マイ
クロメートルの範囲で選択し得、幅は７〜１２ｍｍの範
囲で決定し得る。
適用できる。その場合は支持体上に絶縁層を形成し、形
成された異形材バーから前記支持体を除去するだけでよ
い。勿論、以上の説明で挙げた数値は非限定的な具体例
にすぎない。例えば、テープの厚さは５０〜２００マイ
クロメートルの範囲で選択し得、幅は７〜１２ｍｍの範
囲で決定し得る。
【００３３】また、いずれの手段も本発明の範囲を逸脱
することなく別の等価の手段に換えることができる。
することなく別の等価の手段に換えることができる。
【図１】本発明の絶縁外被を備えた導電体（又は配線用
電線）を示す説明図である。
電線）を示す説明図である。
【図２】図１の一部分を拡大して示す部分断面図であ
る。
る。
【図３】本発明に従って配線用電線をコーティングする
ためのワニスコーティング炉を簡単に示す説明図であ
る。
ためのワニスコーティング炉を簡単に示す説明図であ
る。
１ 細長体 ２ テープ ４ 溝 １１ ワニス層
Claims (14)
- 【請求項１】細長体の周りに巻き付けた合成材料製テー
プを合成材料のワニス層で被覆したものからなる絶縁外
被で絶縁された細長体であって、テーピングが、後続の
巻きによって被覆されていない巻き部分全体の自由縁と
先行の巻きの被覆されていない表面との間に、前記テー
プの幅の０〜５％にほぼ等しく且つ厳密にはゼロより大
きい幅を有する溝が存在するように実施されていること
を特徴とする細長体。 - 【請求項２】前記溝の幅が、前記テープの幅の１％にほ
ぼ等しいことを特徴とする請求項１に記載の細長体。 - 【請求項３】前記テープがＰＴＦＥ製であり、前記ワニ
スがＰＴＦＥをベースとしていることを特徴とする請求
項１又は２に記載の細長体。 - 【請求項４】前記テープがＰＴＦＥ製であり、前記ワニ
スがＦＥＰ水溶液であることを特徴とする請求項１又は
２に記載の細長体。 - 【請求項５】前記テープがポリイミド製であり、前記ワ
ニスがポリウレタンベースのワニス及びポリイミドベー
スのワニスから選択されたものであることを特徴とする
請求項１又は２に記載の細長体。 - 【請求項６】前記テープがポリエステル製であり、前記
ワニスがナイロンワニス及びポリエステルワニスから選
択されたものであることを特徴とする請求項１又は２に
記載の細長体。 - 【請求項７】前記ワニス層が、ワニスの入っている浴中
への浸漬と、ワニス中に含まれている揮発性物質を除去
し且つワニスを焼成するための熱処理とを順次行うこと
によって形成したものである請求項１から６のいずれか
一項に記載の細長体。 - 【請求項８】前記ワニスが、前記熱処理の前に被覆すべ
き表面に捕捉されるように適当な界面活性剤を含んでい
ることを特徴とする請求項７に記載の細長体。 - 【請求項９】前記熱処理が焼結であることを特徴とする
請求項７又は８に記載の細長体。 - 【請求項１０】前記ワニス層が静電塗装によって形成さ
れたものである請求項１から６のいずれか一項に記載の
細長体。 - 【請求項１１】前記ワニス層が流動層被覆によって形成
されたものであることを特徴とする請求項１から６のい
ずれか一項に記載の細長体。 - 【請求項１２】前記外被で絶縁された導電体からなり、
平滑な外面と９０％を超える同心性とを有することを特
徴とする請求項１から１１のいずれか一項に記載の細長
体。 - 【請求項１３】中央導体と、誘電性材料で形成された中
間被覆と、外側導体とを内側から外側に向けて同軸的に
配置された状態で含み、前記外被によって絶縁されてお
り、平滑な外面と９０％を超える同心性とを有すること
を特徴とする請求項１から１１のいずれか一項に記載の
細長体。 - 【請求項１４】前記外被で絶縁されており且つ平滑な外
面と９０％を超える同心性とを有するチューブ、パイプ
又は管からなることを特徴とする請求項１から１１のい
ずれか一項に記載の細長体。
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