JP2003036434A - 携帯型個人認証装置用光学システム - Google Patents

携帯型個人認証装置用光学システム

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JP2003036434A
JP2003036434A JP2001221397A JP2001221397A JP2003036434A JP 2003036434 A JP2003036434 A JP 2003036434A JP 2001221397 A JP2001221397 A JP 2001221397A JP 2001221397 A JP2001221397 A JP 2001221397A JP 2003036434 A JP2003036434 A JP 2003036434A
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Japan
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optical system
light
lens
objective lens
photographing
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Application number
JP2001221397A
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English (en)
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Yoji Kubota
洋治 久保田
Seiji Kasuga
誠司 春日
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NAGANO KOGAKU KENKYUSHO KK
Nagano Optics Laboratory Corp
Original Assignee
NAGANO KOGAKU KENKYUSHO KK
Nagano Optics Laboratory Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 個人認証用の虹彩情報を撮影できる小型で廉
価な、携帯用通信機器に組み込むのに適した携帯型個人
認証装置用光学システムを提案すること。 【解決手段】 携帯型個人認証用光学システム21は、
対物レンズ22、第1の固体撮像素子23、および対物
レンズ22を介しての入射光L24を第1の固体撮像素
子23に収束させるための第1のレンズ25を備えた全
体画像撮影用光学系26と、全体画像撮影用光学系26
による撮影領域内の一部の領域を照明する部分照明用光
源28と、上記の対物レンズ22、第2の固体撮像素子
29、および部分照明用光源28による照射領域から対
物レンズ22を介して入射した入射光L30を第2の固
体撮像素子29に収束させるための第2のレンズ31を
備えた虹彩撮影用光学系32を有している。虹彩撮影用
光学系32の固体撮像素子29から個人認証用の虹彩情
報を取得できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PDA、携帯電話
等の携帯用通信機器に用いられる画像入力装置用光学シ
ステムに関し、更に詳しくは、画像入力情報に含まれる
人の目の虹彩情報を用いて個人を識別する携帯型個人認
証装置用光学システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的な虹彩認証システムでは、
カメラで顔全体の像を撮影した後に、その顔全体の像か
ら目の位置を認識し、片方の目の位置にカメラを向け、
その目のみをズームアップし、当該目の詳細な像を撮影
し、これにより得られた目の像を解析して目の虹彩に関
するデータを取得する方法が採用されている。また、別
の方法として、予め定めた位置に人の顔を機械的な手段
によって固定することにより、目の位置を予め定めた位
置に固定し、目が位置する範囲のみを撮影して、目の虹
彩に関するデータを取得する方法も知られている。
【0003】ここで、近年においては、携帯電話、PD
Aなどの携帯用通信機器として、画像入力装置が内蔵さ
れ、画像情報を取得して無線通信回線を介して転送可能
なものが普及している。このような画像入力装置を備え
た携帯用通信機器を用いる場合には、オンラインショッ
ピングなどにおける個人認証を、目の虹彩情報に基づき
行うことが可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
虹彩認識システムを携帯用通信機器の個人認証システム
に用いる場合には、次のような解決すべき課題がある。
【0005】まず、目の大きさは顔全体の大きさからす
ると小さく、虹彩は目の一部分であるので、顔全体の大
きさに対して極めて小さい。そのため、はじめに顔全体
を撮影し、次に目の明瞭な像を得ることによりそこに含
まれている虹彩の情報を認識する個人認証システムの場
合には、虹彩を識別できるような詳細な虹彩情報を取得
するために、カメラ自体にズームアップ機構のような高
度な撮像機能を含む光学系を組み込む必要がある。この
ため、カメラが高価になる上、全体の画像入力装置のシ
ステム構成も大きくなり、携帯用通信機器に組み込むこ
とが困難である。
【0006】また、目の位置を機械的に固定する方法
は、携帯用通信機器に用いることは困難である。さら
に、このような目の位置を機械的に固定することを前提
とした虹彩認証システムでは、常に定まった位置にある
目を撮影すればよいので、その画像入力装置における撮
影可能な範囲が極めて限定されている。よって、携帯用
通信機器に備わっている画像入力装置(カメラ)に組み
込んでも、目の部分を撮影できない場合があり、虹彩情
報による個人認証を行えないことがある。
【0007】本発明の課題は、このような点に鑑みて、
個人認証を行うための虹彩情報を取得可能な小型で廉価
な画像入力装置用光学系を備えた携帯型個人認証装置用
光学システムを提案することにある。
【0008】また、本発明の課題は、個人認証を行うた
めに必要とされる明瞭な虹彩情報を常に取得可能な携帯
型個人認証装置用光学システムを提案することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の携帯型個人認証装置用光学システムは、
対物レンズおよび固体撮像素子を備えた全体画像撮影用
光学系と、この全体画像撮影用光学系による撮影領域内
の一部の領域を照明する部分照明用光源とを有すること
を特徴としている。
【0010】ここで、前記部分照明用光源からの照明光
を前記全体画像撮影用光学系の光路に導くためのダイク
ロイックプリズムを有している場合には、このダイクロ
イックプリズムを、前記対物レンズおよび前記固体撮像
素子の間、または、前記対物レンズの前方に配置すれば
よい。
【0011】また、前記部分照明用光源を前記全体画像
撮影用光学系とは別に配置する場合には、前記部分照明
用光源からの照明光を前記撮影領域内の一部に導くため
の集光レンズを備えた構成とすればよい。
【0012】さらに、夜間などにおいても撮影を行うこ
とができるようにするためには、前記全体画像撮影用光
学系による撮影領域を照明するための全体照明用光源を
有していることが望ましい。
【0013】次に、本発明の携帯型個人認証装置用光学
システムは:対物レンズ、第1の固体撮像素子、および
前記対物レンズを介しての入射光を前記第1の固体撮像
素子に収束させるための第1のレンズを備えた全体画像
撮影用光学系と;前記全体画像撮影用光学系による撮影
領域内の一部の領域を照明する部分照明用光源と;前記
対物レンズ、第2の固体撮像素子、および前記部分照明
用光源による照射領域から前記対物レンズを介して入射
した入射光を前記第2の固体撮像素子に収束させるため
の第2のレンズを備えた虹彩撮影用光学系とを有してい
ることを特徴としている。
【0014】本発明において、前記対物レンズを介して
入射した入射光に含まれる特定波長帯域の光成分を分離
して前記虹彩撮影用光学系の前記第2のレンズに導くた
めの光分離素子を備えた構成を採用することができる。
【0015】この場合には、前記光分離素子は、前記特
定波長帯域の光成分を透過し、それ以外の光成分を反射
する分離膜を備えたダイクロイックプリズムとすること
ができる。
【0016】また、この場合、前記部分照明用光源を赤
外光領域を含む波長帯域の光を出射する光源とし、前記
光分離素子を、赤外光を分離して前記第2のレンズに導
くものとすればよい。
【0017】さらに、この場合、前記第2のレンズから
の光を前記第2の固体撮像素子に向けて透過し、前記部
分照明用光源からの出射光を前記第2のレンズに導くた
めの導光素子を配置すればよい。
【0018】ここで、前記全体画像撮影用光学系による
撮影領域を照明するための全体照明用光源を有している
ことが望ましい。
【0019】また、前記部分照明用光源からの出射光を
前記全体画像撮影用光学系の撮影領域の一部に導くため
の集光レンズを備えた構成とすることもできる。
【0020】次に、本発明の携帯型個人認証装置用光学
システムは:対物レンズ、固体撮像素子、および前記対
物レンズを介しての入射光を前記固体撮像素子に収束さ
せるための第1のレンズを備えた全体画像撮影用光学系
と;前記全体画像撮影用光学系による撮影領域内の一部
の領域を照明するために、赤外光領域を含む波長帯域の
光を出射する部分照明用光源と;前記対物レンズ、前記
固体撮像素子、前記対物レンズを介して入射した入射光
を前記固体撮像素子に収束させるための第2のレンズ、
および前記対物レンズを介して入射する赤外光を前記第
2のレンズに導くと共に当該第2のレンズからの出射光
を前記固体撮像素子に導くための導光手段を備えた虹彩
撮影用光学系と;前記対物レンズに入射する入射光から
赤外光をカットする赤外光カットフィルタおよび当該入
射光から可視光をカットする可視光カットフィルタを備
え、これらのフィルタを選択的に前記対物レンズの前面
に配置可能なフィルタ手段とを有していることを特徴と
している。
【0021】本発明の携帯型個人認証装置用光学システ
ムでは、全体画像撮影用光学系および虹彩撮影用光学系
が共通の固体撮像素子を利用できるので、高価な固体撮
像素子の枚数を減らし、システムをその分、廉価に構成
できる。
【0022】ここで、前記導光手段としては、前記対物
レンズを介して入射する赤外光成分を前記第2のレンズ
に向けて反射し、可視光成分を透過させる分離膜を備え
た光路分離用ダイクロイックプリズムを備えた構成のも
のとすることができる。
【0023】また、前記対物レンズを介して入射する可
視光成分を透過し、前記第2のレンズからの赤外光成分
を反射する分離膜を備えた光路合成用ダイクロイックプ
リズムを備えたものとすることができる。
【0024】さらに、前記対物レンズからの光を透過さ
せると共に前記部分照明用光源からの光を前記対物レン
ズに向けて反射するための導光素子を備えていることが
望ましい。
【0025】この場合、前記第1のレンズと前記固体撮
像素子の間に、前記光路分離用ダイクロイックプリズム
および前記光路合成用ダイクロイックプリズムを配置す
ればよい。
【0026】次に、前記光路分離用ダイクロイックプリ
ズムを前記対物レンズと前記第1のレンズの間に配置
し、前記光路合成用ダイクロイックプリズムを前記第1
のレンズと前記固体撮像素子の間に配置してもよい。
【0027】一方、本発明の携帯型個人認証装置用光学
システムは:第1の対物レンズ、および、この第1の対
物レンズを介して入射する入射光が結像する固体撮像素
子を備えた全体画像撮影用光学系と;前記全体画像撮影
用光学系による撮影領域内の一部の領域を照明するため
に、赤外光領域を含む波長帯域の光を出射する部分照明
用光源と;第2の対物レンズ、この第2の対物レンズを
介して入射した入射光を前記固体撮像素子に結像させる
ために当該固体撮像素子に導く導光手段を備えた虹彩撮
影用光学系と;前記第1および第2の対物レンズに入射
する入射光を選択的に遮断するための遮光板と;を有し
ていることを特徴としている。
【0028】ここで、前記導光手段は、前記第1の対物
レンズおよび前記固体撮像素子の間に配置された光路合
成用ダイクロイックプリズムと、前記第2の対物レンズ
の背面側に配置された全反射板とを備え、前記光路合成
用ダイクロイックプリズムは、赤外光成分を反射し、可
視光成分を透過させる分離膜を備えており、前記第2の
対物レンズからの入射光が前記全反射板によって前記光
路合成用ダイクロイックプリズムに向けて反射されるよ
うに構成することができる。
【0029】また、前記部分照明光源からの出射光を前
記第2の対物レンズに向けて反射し、当該対物レンズを
介しての入射光を透過させるための分離素子を備えた構
成とすることができる。
【0030】なお、上記の各構成において、ダイクロイ
ックプリズムの代わりに、ダイクロイックミラーを使用
してもよいことは勿論である。
【0031】また、上記の構成においては、ダイクロイ
ックプリズムによって、赤外光を反射し、可視光を透過
するように光学系を構成してあるが、逆に、赤外光を透
過し、可視光を反射するダイクロイックプリズム、ダイ
クロイックミラーあるいはダイクロイックフィルタを用
いて、光学系を構成するようにしてもよい。
【0032】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
を適用した携帯型個人認証装置用光学システムの例を説
明する。
【0033】(実施例1)図1は、本発明を適用した実
施例1に係る携帯型個人認証装置用光学システムの光学
系を示す概略構成図である。本例の携帯型個人認証装置
用光学システム1は、対物レンズ2およびCCDなどの
固体撮像素子3を備えた全体画像撮影用光学系4と、こ
の全体画像撮影用光学系4による撮影領域5内の一部の
領域6を照明する部分照明用光源7とを有している。ま
た、部分照明用光源7からの照明光7Lを、全体画像撮
影用光学系4の光路4Lに導くためのダイクロイックプ
リズム8を有している。
【0034】このダイクロイックプリズム8は、対物レ
ンズ2と固体撮像素子3の間に配置されている。ダイク
ロイックプリズム8は、図2に示すように、対物レンズ
2の前方に配置してもよい。
【0035】この構成の携帯型個人認証装置用光学シス
テム1において、全体画像撮影用光学系4は、一般的に
携帯用通信機器に備わっているカメラの光学系を構成し
ている部分であり、その固体撮像素子3による撮像情報
により、撮影対象である人の顔全体9を撮影可能であ
る。
【0036】また、本例のシステム1が内蔵されている
携帯用通信機器を所持している人が、オンラインショッ
ピングの購入代金決済などにおける個人認証を行う際に
は、そのカメラを自分の顔に向ける。これにより、本例
のシステム1の全体画像撮影用光学系4によって顔全体
9が撮影される。
【0037】顔全体9の撮影時には、部分照明用光源7
も点灯するので、この部分照明用光源7からの照明光7
Lを人が認識した時点においては、全体画像撮影用光学
系4の固体撮像素子3には、顔全体9のうちの目10の
位置を中心とした画像を取得できる。
【0038】このように、本例のシステム1によれば、
部分照明用光源7からの照明光7Lがライトガイドとし
て機能するので、撮影者は、顔全体における目の部分を
中心とした画像を撮影することができる。よって、本例
のシステム1から画像を取得する不図示の虹彩認識装置
では、撮影された画像から明瞭な虹彩に関する情報を取
得することができるので、虹彩情報を用いた個人認証を
確実に行うことができる。なお、固体撮像素子3に高解
像度の撮像素子を使用すれば、人と対物レンズ2の距離
が離れた状態でも、個人認証に使用可能な虹彩の情報を
取得することが可能になる。
【0039】なお、本例のシステムにおいて、全体画像
撮影用光学系4とは別個に部分照明用光源7を配置し、
ここからの照明光7Lを集光レンズを通して平行光など
として出射するようにしてもよい(後述の図5参照)。
また、夜間においても撮影を行うことができるようにす
るためには、照明用光源を配置して、全体画像撮影用光
学系4による撮影領域を照明可能とすればよい(後述の
図4参照)。
【0040】(実施例2)次に、図3は、本発明を適用
した実施例2に係る携帯型個人認証用光学システムの光
学系を示す概略構成図である。本例の携帯型個人認証用
光学システム21は、上記の実施例1のシステムに、目
の画像(虹彩の画像)のみを取得する虹彩撮影用光学系
を追加したものである。
【0041】すなわち、本例のシステム21は、対物レ
ンズ22、第1の固体撮像素子23、および対物レンズ
22を介しての入射光L24を第1の固体撮像素子23
に収束させるための第1のレンズ25を備えた全体画像
撮影用光学系26を有している。また、全体画像撮影用
光学系26による撮影領域内の一部の領域を照明する部
分照明用光源28を有している。さらに、上記の対物レ
ンズ22、第2の固体撮像素子29、および部分照明用
光源28による照射領域から対物レンズ22を介して入
射した入射光L30を第2の固体撮像素子29に収束さ
せるための第2のレンズ31を備えた虹彩撮影用光学系
32を有している。
【0042】これに加えて、本例では、対物レンズ22
を介して入射した入射光24に含まれる特定波長帯域の
光成分を分離して虹彩撮影用光学系32の第2のレンズ
31に導くための光分離素子としてのダイクロイックプ
リズム33を有している。
【0043】ここで、本例では、部分照明用光源28は
近赤外光の波長帯域を中心波長帯域とする照明光L28
を出射するものである。従って、ダイクロイックプリズ
ム33は、対物レンズ22を介して入射する入射光L2
4に含まれている赤外光成分を透過して第2のレンズ3
1に導き、可視光成分を直角に反射して第1のレンズ2
5に導く特性の分離膜33aを備えている。
【0044】また、本例の虹彩撮影用光学系32は、第
2のレンズ31と第2の固体撮像素子29の間に、当該
第2のレンズ31からの光L30を第2の固体撮像素子
29に向けて透過し、部分照明用光源28からの出射光
L28を第2のレンズ31に導くためのダイクロイック
プリズム34(導光素子)を備えている。
【0045】この構成のシステム21において、被測定
物である人の顔の全体画像情報は、対物レンズ22を介
して入射され、そこに含まれている可視光成分はダイク
ロイックプリズム33で反射されて第1のレンズ25に
よって第1の固体撮像素子23上に結像する。全体画像
情報のうち近赤外光はダイクロイックプリズム34を透
過して第2のレンズ31に導かれ、第2の固体撮像素子
29の上に結像する。
【0046】ここで、本例のシステム21においては、
全体画像撮影用光学系26の第1のレンズ25によって
設定される当該光学系の撮影範囲は、通常の携帯用通信
端末で用いる撮影範囲に設定されている。これに対し
て、虹彩撮影用光学系32の第2のレンズ31によって
設定される当該光学系の撮影範囲は、人の目の虹彩情報
を得るのに十分な範囲に設定されている。また、上記の
実施例1の場合と同様に、撮影時には、部分照明用光源
28が点灯して、被撮影物である人が当該照明光L28
を認識可能となっている。
【0047】従って、人が部分照明用光源28からの光
を認識した時には、固体撮像素子29上で得られる画像
情報には、個人認証に必要な虹彩情報が取得されている
ので、当該固体撮像素子29から得られる画像情報に基
づき、不図示の個人認証装置は虹彩情報に基づき個人認
証を行うことができる。また、固体撮像素子23から得
られる画像情報に基づき、通常の携帯用通信端末に備わ
っているカメラ機能と同様に撮影を行うことができる。
【0048】次に、図4には上記のシステム21の変形
例を示してあり、対応する部位には同一の符号を付して
ある。図4に示す携帯型個人認証装置用光学システム2
1Aでは、全体画像撮影用光学系26による撮影領域を
照明するための全体照明用光源42と、ここからの照明
光L42を照明領域に向けて出射するための集光レンズ
43を有している。本例のシステム21Aによれば、夜
間などでの撮影および個人認証用の虹彩情報の撮影が可
能になる。
【0049】一方、図5には、上記のシステム21の別
の変形例を示してあり、対応する部位には同一の符号を
付してある。図5に示す携帯型個人認証装置用光学シス
テム21Bでは、ダイクロイックプリズム34を削除
し、部分照明光源28を全体撮影用光学系26および虹
彩撮影用光学系32とは別の位置に配置したものであ
る。すなわち、光学系26および32とは別の位置に配
置した部分照明用光源28と、ここからの出射光L28
を平行光などとして、全体画像撮影用光学系26の撮影
領域の一部に導くための集光レンズ44を有している。
【0050】(実施例3)上記の実施例2では、全体画
像撮影用光学系のための固体撮像素子と、虹彩撮影用光
学系のための固体撮像素子とを備えている。固体撮像素
子は高価な素子であるので、システムを廉価に構成する
ためには、固体撮像素子を双方の光学系で共用すること
が望ましい。
【0051】図6は、固体撮像素子を共用とした場合の
携帯型個人認証用光学システムの光学系を示す概略構成
図である。本例の携帯型個人認証用光学システム61
は、対物レンズ62、固体撮像素子63、および対物レ
ンズ62を介しての入射光を固体撮像素子63に収束さ
せるための第1のレンズ64を備えた全体画像撮影用光
学系を有している。
【0052】また、全体画像撮影用光学系による撮影領
域66内の一部の領域67を照明するために、赤外光領
域を含む波長帯域の光を出射する部分照明用光源68を
有している。さらに、対物レンズ62と、固体撮像素子
63と、対物レンズ62を介して入射した入射光を固体
撮像素子63に収束させるための第2のレンズ70と、
対物レンズ62を介して入射する赤外光を第2のレンズ
70に導くと共に当該第2のレンズ70からの出射光を
固体撮像素子63に導くための導光手段71を備えた虹
彩撮影用光学系を有している。
【0053】これに加えて、対物レンズ62に入射する
入射光から赤外光をカットする赤外光カットフィルタ7
3および当該入射光から可視光をカットする可視光カッ
トフィルタ74を備え、これらのフィルタ73、74を
選択的に対物レンズ62の前面に配置可能なフィルタ手
段75を有している。
【0054】本例の導光手段71は、対物レンズ62を
介して入射する赤外光成分を第2のレンズ70に向けて
反射し、可視光成分を透過させる分離膜81aを備えた
光路分離用ダイクロイックプリズム81を備えている。
また、対物レンズ62を介して入射する可視光成分を透
過し、第2のレンズ70からの赤外光成分を反射する分
離膜82aを備えた光路合成用ダイクロイックプリズム
82を備えている。これらのダイクロイックプリズム8
1、82は隣接配置されており、ダイクロイックプリズ
ム81で反射された光の出射側に第2のレンズ70が配
置されている。本例の導光手段71は、更に、この第2
のレンズ70から出射光をダイクロイックプリズム82
に導くための直交する一対の反射面を備えた直角プリズ
ム83も備えている。
【0055】さらに、本例では、対物レンズ62および
第1のレンズ64の間に、対物レンズ62からの光を透
過させると共に部分照明用光源68からの光を対物レン
ズ62に向けて反射するための導光素子としてのダイク
ロイックプリズム85が配置されている。
【0056】この構成のシステム61において、フィル
タ手段75によって赤外光カットフィルタ73を対物レ
ンズ62の前面に配置して、対物レンズ62への入射光
から赤外光成分をカットした場合には、可視光成分から
なる撮影画像は、対物レンズ62を介してダイクロイッ
クプリズム85を透過する。さらに、第1のレンズ64
を介した後に、ダイクロイックプリズム81、82を透
過して、固体撮像素子63に結像する。この場合の撮影
範囲は第1のレンズ64によって矢印66で示す範囲に
設定されており、広い範囲の撮影を行うことができる。
【0057】これに対して、フィルタ手段75によって
可視光カットフィルタ74を対物レンズ62の前面に配
置して、対物レンズ62への入射光から可視光成分をカ
ットする場合には、部分照明用光源68が点灯される。
この場合には、部分照明用光源68によって照明されて
いる狭い領域67の撮影画像(赤外光成分)のみが対物
レンズ62を通ってダイクロイックプリズム85を透過
し、第1のレンズ64を通過した後にダイクロイックプ
リズム81によって直角に反射されて長焦点を作り出す
ための第2のレンズ70を通り、直角プリズム83およ
びダイクロイックプリズム82を経由して固体撮像素子
63に結像する。固体撮像素子63で撮影する範囲は、
第2のレンズ70によって狭い領域67に設定されてい
る。よって、虹彩の撮影を行うことができる。
【0058】このように、本例のシステム61において
も、可視光に対しては通常のカメラと同様の広い撮影範
囲を持ち、赤外光に対しては特定の狭い範囲の撮影を行
うことができる。本例のシステムによっても前述の実施
例1、実施例2のシステムの場合と同様な効果を得るこ
とができる。
【0059】次に、図7には、上記のシステム61の変
形例を示してある。この図に示すシステム61Aでは、
部分照明用光源68をシステム光軸61aの外側に配置
し、ここからの赤外光を集光レンズ91を介して領域6
7に照射するようになっている。また、光路分離用ダイ
クロイックプリズム81は対物レンズ62と第1のレン
ズ64の間に配置されており、光路合成用ダイクロイッ
クプリズム82は第1のレンズ64と固体撮像素子63
の間に配置されている。さらに、ダイクロイックプリズ
ム81によって反射されて第2のレンズ70を経由した
後の赤外光を第2のダイクロイックプリズム82に導く
ために、一対の反射板83A、83Bが配置されてい
る。本例のシステム61Aによっても上記のシステム6
1と同様な効果が得られる。
【0060】(実施例4)次に、図8には、2つの対物
レンズと、共通の固体撮像素子を用いた携帯型個人認証
装置用光学システムの光学系を示してある。
【0061】本例の光学システム91は、第1の対物レ
ンズ92、および当該第1の対物レンズ92を介しての
入射光が結像する固体撮像素子93を備えた全体画像撮
影用光学系を有している。また、全体画像撮影用光学系
による撮影領域内の一部の領域を照明するために、赤外
光領域を含む波長帯域の光を出射する部分照明用光源9
4を有している。さらには、第2の対物レンズ95、こ
の第2の対物レンズを介して入射した入射光を固体撮像
素子93に導く導光手段96を備えた虹彩撮影用光学系
を有している。これに加えて、第1および第2の対物レ
ンズ92、95に入射する入射光を選択的に遮断するた
めの可動式の遮光板97を有している。
【0062】本例の導光手段96は、第1の対物レンズ
92および固体撮像素子93の間に配置された光路合成
用ダイクロイックプリズム98と、第2の対物レンズ9
5の背面側に配置された全反射板99とを備えている。
光路合成用ダイクロイックプリズム98は、赤外光成分
を反射し、可視光成分を透過させる分離膜98aを備え
ており、第2の対物レンズ95からの入射光が全反射板
99によって光路合成用ダイクロイックプリズム98に
向けて反射され、当該分離膜98aによって反射され
て、固体撮像素子93に導かれるようになっている。
【0063】本例では、第2の対物レンズ95と全反射
板99の間には、部分照明光源94からの出射光を第2
の対物レンズ95に向けて反射し、当該対物レンズ95
を介しての入射光を透過して全反射板99に導くための
分離素子100を備えている。
【0064】この構成の光学システム91では、遮光板
97が図に示すように第2の対物レンズ97を遮蔽して
いる場合には、その第1の対物レンズ92を介して入射
する入射光が固体撮像素子93に結像して、通常のカメ
ラの撮影範囲の画像が得られる。
【0065】これに対して、遮光板97が第1の対物レ
ンズ92を遮蔽している場合には、部分照明光源94か
らの照明光が照明領域101内の特定領域102を照明
し、そこから反射した光が第2の対物レンズ95を介し
て、導光手段96によってダイクロイックプリズム98
に導かれる。そして、その分離膜98aにおいて赤外光
成分のみが反射されて、固体撮像素子93に結像する。
この結果、部分照明光源94によって照明されている特
定領域の画像が撮像される。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の携帯型個
人認証装置用光学システムは、通常の携帯用通信機器に
備わっているカメラ機能を備えていると共に虹彩情報を
取得可能な部分照明用光源を備えているので、携帯用通
信機器に組み込まれている使用するカメラ機能を用いて
個人認証を行うための光学システムとして用いるのに適
している。
【0067】また、本発明では、通常の携帯用通信機器
に備わっているカメラ機能としての全体画像撮影用光学
系と、その撮影画像の一部から虹彩情報を取得するため
の虹彩画像撮影用光学系とを備え、部分照明用光源を、
被撮影者である人に対して目の位置を示すためのライト
ガイドとして用いている。従って、瞳の位置をモニター
するなどの制御や、ズームアップ機能や、瞳の位置を機
械的に固定する機構を用いることなく、虹彩情報を確実
に取得できる。よって、携帯用通信機器に組み込むのに
適した小型で廉価な光学系を実現できる。
【0068】さらに、本発明では、撮影領域を照明する
ための照明光源を備えているので、夜間や暗い場所にお
いても撮影が可能となり、日時や場所を選ばずに、個人
認証用の虹彩情報を取得できるという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施例1に係る携帯型個人認
証装置用光学システムの光学系を示す概略構成図であ
る。
【図2】図1のシステムの変形例を示す概略構成図であ
る。
【図3】本発明を適用した実施例2に係る携帯型個人認
証装置用光学システムの光学系を示す概略構成図であ
る。
【図4】図3のシステムの変形例を示す光学系の概略構
成図である。
【図5】図3のシステムの別の変形例を示す光学系の概
略構成図である。
【図6】本発明を適用した実施例3に係る携帯型個人認
証装置用光学システムの光学系を示す概略構成図であ
る。
【図7】図6のシステムの変形例を示す光学系の概略構
成図である。
【図8】本発明を適用した実施例4に係る携帯型個人認
証装置用光学システムの光学系を示す概略構成図であ
る。
【符号の説明】
1、21、21A、21B、61、61A、91携帯型
個人認証装置用光学システム 2、22、62、92、95 対物レンズ 3、23、29、63、93 固体撮像素子 4 全体撮影用光学系 5、66 照明領域 6、67 部分照明領域 7、28、68、94 部分照明用光源 7L 照明光 8、33、34、81、82、85、98 ダイクロ
イックプリズム 9 人の顔 10 人の目 97 遮光板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 15/02 G03B 15/02 R S H04N 5/225 F H04N 5/225 Z A61B 5/10 320Z

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物レンズおよび固体撮像素子を備えた
    全体画像撮影用光学系と、この全体画像撮影用光学系に
    よる撮影領域内の一部の領域を照明する部分照明用光源
    とを有することを特徴とする携帯型個人認証装置用光学
    システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記部分照明用光源からの照明光を、前記全体画像撮影
    用光学系の光路に導くためのダイクロイックプリズムま
    たはダイクロイックミラーを有しており、このダイクロ
    イックプリズムまたはダイクロイックミラーは、前記対
    物レンズおよび前記固体撮像素子の間、または、前記対
    物レンズの前方に配置されていることを特徴とする携帯
    型個人認証装置用光学システム。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記部分照明用光源からの照明光を前記撮影領域内の一
    部に導くための集光レンズを有していることを特徴とす
    る携帯型個人認証装置用光学システム。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 前記全体画像撮影用光学系による撮影領域を照明するた
    めの全体照明用光源を有していることを特徴とする携帯
    型個人認証装置用光学システム。
  5. 【請求項5】 対物レンズ、第1の固体撮像素子、およ
    び前記対物レンズを介しての入射光を前記第1の固体撮
    像素子に収束させるための第1のレンズを備えた全体画
    像撮影用光学系と、 前記全体画像撮影用光学系による撮影領域内の一部の領
    域を照明する部分照明用光源と、 前記対物レンズ、第2の固体撮像素子、および前記部分
    照明用光源による照射領域から前記対物レンズを介して
    入射した入射光を前記第2の固体撮像素子に収束させる
    ための第2のレンズを備えた虹彩撮影用光学系とを有し
    ていることを特徴とする携帯型個人認証装置用光学シス
    テム。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記対物レンズを介して入射した入射光に含まれる特定
    波長帯域の光成分を分離して前記虹彩撮影用光学系の前
    記第2のレンズに導くための光分離素子を有しているこ
    とを特徴とする携帯型個人認証装置用光学システム。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 前記光分離素子は、前記特定波長帯域の光成分を透過
    し、それ以外の光成分を反射する分離膜を備えたダイク
    ロイックプリズムあるいはダイクロイックミラーである
    ことを特徴とする携帯型個人認証装置用光学システム。
  8. 【請求項8】 請求項6または7において、 前記部分照明用光源は赤外光領域を含む波長帯域の光を
    出射する光源であり、 前記光分離素子は、赤外光を分離して前記第2のレンズ
    に導くものであることを特徴とする携帯型個人認証装置
    用光学システム。
  9. 【請求項9】 請求項6、7または8において、 前記第2のレンズからの光を前記第2の固体撮像素子に
    向けて透過し、前記部分照明用光源からの出射光を前記
    第2のレンズに導くための導光素子が配置されているこ
    とを特徴とする携帯型個人認証装置用光学システム。
  10. 【請求項10】 請求項6、7、8または9において、 前記全体画像撮影用光学系による撮影領域を照明するた
    めの全体照明用光源を有していることを特徴とする携帯
    型個人認証装置用光学システム。
  11. 【請求項11】 請求項6、7、8または9において、 前記部分照明用光源からの出射光を前記全体画像撮影用
    光学系の撮影領域の一部に導くための集光レンズを有し
    ていることを特徴とする携帯型個人認証装置用光学シス
    テム。
  12. 【請求項12】 対物レンズ、固体撮像素子、および前
    記対物レンズを介しての入射光を前記固体撮像素子に収
    束させるための第1のレンズを備えた全体画像撮影用光
    学系と、 前記全体画像撮影用光学系による撮影領域内の一部の領
    域を照明するために、赤外光領域を含む波長帯域の光を
    出射する部分照明用光源と、 前記対物レンズ、前記固体撮像素子、前記対物レンズを
    介して入射した入射光を前記固体撮像素子に収束させる
    ための第2のレンズ、および前記対物レンズを介して入
    射する赤外光を前記第2のレンズに導くと共に当該第2
    のレンズからの出射光を前記固体撮像素子に導くための
    導光手段を備えた虹彩撮影用光学系と、 前記対物レンズに入射する入射光から赤外光をカットす
    る赤外光カットフィルタおよび当該入射光から可視光を
    カットする可視光カットフィルタを備え、これらのフィ
    ルタを選択的に前記対物レンズの前面に配置可能なフィ
    ルタ手段とを有していることを特徴とする携帯型個人認
    証装置用光学システム。
  13. 【請求項13】 請求項12において、 前記導光手段は、前記対物レンズを介して入射する赤外
    光成分を前記第2のレンズに向けて反射し、可視光成分
    を透過させる分離膜を備えた光路分離用ダイクロイック
    プリズムあるいはダイクロイックミラーを備えているこ
    とを特徴とする携帯型個人認証装置用光学システム。
  14. 【請求項14】 請求項13において、 前記導光手段は、前記対物レンズを介して入射する可視
    光成分を透過し、前記第2のレンズからの赤外光成分を
    反射する分離膜を備えた光路合成用ダイクロイックプリ
    ズムまたはダイクロイックミラーを備えていることを特
    徴とする携帯型個人認証装置用光学システム。
  15. 【請求項15】 請求項14において、 前記対物レンズからの光を透過させると共に前記部分照
    明用光源からの光を前記対物レンズに向けて反射するた
    めの導光素子が配置されていることを特徴とする携帯型
    個人認証装置用光学システム。
  16. 【請求項16】 請求項15において、 前記第1のレンズと前記固体撮像素子の間に、前記光路
    分離用ダイクロイックプリズムおよび前記光路合成用ダ
    イクロイックプリズムまたはダイクロイックミラーが配
    置されていることを特徴とする携帯型個人認証装置用光
    学システム。
  17. 【請求項17】 請求項14において、 前記光路分離用ダイクロイックプリズムまたはダイクロ
    イックミラーは前記対物レンズと前記第1のレンズの間
    に配置されており、 前記光路合成用ダイクロイックプリズムまたはダイクロ
    イックミラーは前記第1のレンズと前記固体撮像素子の
    間に配置されていることを特徴とする携帯型個人認証用
    光学システム。
  18. 【請求項18】 請求項12ないし17のうちのいずれ
    かの項において、 前記全体画像撮影用光学系による撮影領域を照明するた
    めの全体照明用光源を有していることを特徴とする携帯
    型個人認証装置用光学システム。
  19. 【請求項19】 請求項12、13または14におい
    て、 前記部分照明用光源からの出射光を前記全体画像撮影用
    光学系の撮影領域の一部に導くための集光レンズを有し
    ていることを特徴とする携帯型個人認証装置用光学シス
    テム。
  20. 【請求項20】 第1の対物レンズ、および、この第1
    の対物レンズを介して入射する入射光が結像する固体撮
    像素子を備えた全体画像撮影用光学系と、 前記全体画像撮影用光学系による撮影領域内の一部の領
    域を照明するために、赤外光領域を含む波長帯域の光を
    出射する部分照明用光源と、 第2の対物レンズ、この第2の対物レンズを介して入射
    した入射光を前記固体撮像素子に結像させるために当該
    固体撮像素子に導く導光手段を備えた虹彩撮影用光学系
    と、 前記第1および第2の対物レンズに入射する入射光を選
    択的に遮断するための遮光板と、を有していることを特
    徴とする携帯型個人認証装置用光学システム。
  21. 【請求項21】 請求項20において、 前記導光手段は、前記第1の対物レンズおよび前記固体
    撮像素子の間に配置された光路合成用ダイクロイックプ
    リズムあるいはダイクロイックミラーと、前記第2の対
    物レンズの背面側に配置された全反射板とを備えてお
    り、 前記光路合成用ダイクロイックプリズムあるいはダイク
    ロイックミラーは、赤外光成分を反射し、可視光成分を
    透過させる分離膜を備えており、 前記第2の対物レンズからの入射光が前記全反射板によ
    って前記光路合成用ダイクロイックプリズムまたはダイ
    クロイックミラーに向けて反射されるようになっている
    ことを特徴とする携帯型個人認証装置用光学システム。
  22. 【請求項22】 請求項20または21において、 前記部分照明光源からの出射光を前記第2の対物レンズ
    に向けて反射し、当該対物レンズを介しての入射光を透
    過させるための分離素子を備えていることを特徴とする
    携帯型個人認証装置用光学システム。
  23. 【請求項23】 請求項20、21または22におい
    て、 前記全体画像撮影用光学系による撮影領域を照明するた
    めの全体照明用光源を有していることを特徴とする携帯
    型個人認証装置用光学システム。
  24. 【請求項24】 請求項20または21において、 前記部分照明用光源からの出射光を前記全体画像撮影用
    光学系の撮影領域の一部に導くための集光レンズを有し
    ていることを特徴とする携帯型個人認証装置用光学シス
    テム。
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