JP2005204017A - 携帯情報端末 - Google Patents

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祐次 久野
Kazuhiro Ishikawa
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Abstract

【課題】 本人識別のための目画像を屋外で撮影する場合、良質の目画像を得られなかった。
【解決手段】 通信回線を介して情報の送受を可能とする携帯電話10において、被撮像者の目に向けて光を照射するための照射部12と、目の反射光に依って被撮像者の目画像を撮影するための撮像部13と、撮影時に目へ入り込む周囲の光を遮断するための遮光部14とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、通信回線を介して情報の送受を可能とする携帯情報端末に関し、特に、撮影場所を限定せずに、本人識別のための目画像を高品質に得られる携帯電話等の携帯情報端末に関する。
通信技術の発展に伴って、利用者が、携帯電話のような携帯情報端末を利用し、インターネットを介して、例えば金融機関との間で金融取引処理を行うことが可能となっている。
このような金融取引処理においては、本人識別処理が必要となるため、例えば予め本人のアイリスデータを口座と対応させて本人識別システムに登録し、本人が被撮像者として、携帯電話で自己の目画像を撮影してその目画像データをインターネットを介して本人識別システムに伝送することが考えられる(例えば、特許文献1)。
特開2003−108983号公報
ところが、従来の携帯電話を用いて目画像を撮影する際、その撮影場所が屋内に限定されている。それは、下記の原因があるためである。
目画像をコントラスト良く撮影するためには、通常、被撮像者に向けて赤外光のみを照射する例えば一対の照射光源が利用されている。また、太陽或いは蛍光灯からの可視光による目の反射を避けて撮影するためには、通常、可視光カットフィルタが利用されている。
しかし、このような照射光源及び可視光カットフィルタだけを備える従来の携帯電話を利用して、屋外で目画像を撮影する場合、太陽光に含まれる赤外光による周囲の景色、例えば木等の反射像が被撮像者の目に写り込んでしまうので、照射光源の赤外照射による眼球の反射像、即ち目画像に、その木等の反射像が重畳してしまう。そのため、屋外で撮影する場合不良な目画像が撮像されてしまう。
このような不良な目画像を示す目画像データを本人識別システムに伝送した場合、正確な本人識別処理を行えない問題があった。
従って、屋内だけではなく、屋外でも高品質の目画像を得られる携帯電話等の携帯情報端末が望まれていた。
本発明は、以上の点を解決するために、次の構成を採用する。
〈構成〉
本発明に係る携帯情報端末は、通信回線を介して、情報の送受を可能とする携帯情報端末であって、被撮像者の目に向けて光を照射するための照射部と、目の反射光によって被撮像者の目画像を得るための撮像部と、周囲から目へ入り込む光を遮断するための遮光部とを備えることを特徴とする。
〈作用〉
本発明に係る携帯情報端末では、遮光部は、太陽光等が目へ入り込むのを防止すべく周囲の光を遮断する。これによって、目画像の撮影時に、被撮像者の眼球に照射部からの必要な光だけを与えることができ、従って、屋外でも高品質の目画像を得ることができる。
一つの実施形態として、本発明に係る携帯情報端末は、更に、被撮像者のアイリスデータを予め記憶する記憶部と、目画像からアイリスデータを生成し、該生成したアイリスデータ及び予め記憶されたアイリスデータに基づいて被撮像者を識別するための識別部とを備えることができる。
また、この携帯情報端末は、更に、識別部から得た識別結果を示す判別データを通信回線を介して判別データ応用サーバに伝送するための伝送部とを備えることができる。
他の実施形態として、本発明に係る携帯情報端末は、更に、目画像を示す画像データを通信回線を介して本人識別システムに伝送するための伝送部を備えることができる。
本発明に係る携帯情報端末では、撮像部は、目からの反射光を受光するマクロレンズと、該マクロレンズからの光を受けて目画像を示す目画像データを出力する電荷結合素子とを備えることができ、遮光部は、被撮像者の目に対し周囲の光の侵入を阻止する遮光板を有することができる。
また、本発明に係る携帯情報端末は撮像部を有する携帯電話であっても良い。この場合、撮像部が、目からの反射光を受けるマクロレンズと、該マクロレンズからの光を受けて目画像を示す目画像データを出力する電荷結合素子と、マクロレンズと電荷結合素子との間に配されて、マクロレンズと切り換え可能で且つ目画像以外の画像を撮影する通常レンズと、可視光を遮断するための可視光カットフィルタと、該可視光カットフィルタと切り換え可能で赤外光を遮断するための赤外光カットフィルタとを備えることができる。
この場合、切り換え可能なマクロレンズ及び通常レンズと、切り換え可能な可視光カットフィルタ及び赤外光カットフィルタとを、それぞれ組み合わせて切り換え配置することによって、各撮影モード、例えば通常撮影モード、拡大撮影モード、夜間撮影モード及び目画像撮影モードを得ることができる。
また、本発明に係る携帯情報端末では、遮光板はマクロレンズの焦点位置まで突出することが望ましい。
これにより、撮影時に、被撮像者が例えば自己の額を遮光板に当接させるだけで、自己の眼球をマクロレンズの焦点位置に配置させることができるので、より一層高品質の目画像を得ることができる。
更に、本発明に係る携帯情報端末では、遮光部は、遮光板を開閉するために折り畳み可能な一対の折畳部を有することができる。
これにより、携帯情報端末をコンパクトにすることができる。
本発明に係る携帯情報端末は、更に、目画像を目視可能に表示する表示部と、表示された目画像の中心部を検出するための検出部と、中心部を表示部の中央位置に一致させて目画像を中央に表示させるための補正部とを備えることができる。
この場合、照射部は一対の発光体からなる時に、検出部は、目画像に写る一対の発光体の像の中央を中心部として検出することができる。
これによって、撮影時に目の位置がレンズに対して多少ずれても、目画像を自動的に表示部の中央に表示させることができる。
本発明に係る携帯情報端末に依れば、本人識別のための目画像を撮影する時に、遮光部が被撮像者の目へ入り込む周囲の光を遮断するので、特に屋外で撮影しても、高品質の目画像を得ることができる。
以下、本発明を図示の実施の形態について、詳細に説明する。
〈具体例1〉
図1は本発明に係る携帯情報端末の実施例1を示す斜視図である。
図2(a)は本発明に係る携帯情報端末の実施例1を示す側面図であり、図2(b)は本発明に係る携帯情報端末の実施例1を示す正面図である。
本実施例では、携帯情報端末は、図1に示されている携帯電話10である。
携帯電話10は、本体11と、該本体11の背部11aに設けられている照射部12と、撮像部13及び遮光部14とを備えている。
照射部12は、図1及び図2に示されているように、横方向に配置されている一対の照射光源12a及び12bからなり、携帯電話10を利用する利用者即ち被撮像者の目15に向けて赤外光を照射する。
撮像部13は、図1及び図2に示されているように、一対の照射光源12a及び12b間の中央位置に配置され、目15からの反射光を受けるマクロレンズ13aと、該マクロレンズ13aから出射した光を受ける電荷結合素子(CCD:Charge coupled device)13bとを備えている。
このマクロレンズ13aは、受光側に焦点距離fを有する。電荷結合素子13bは、マクロレンズ13aから受けた光によって形成された被撮像者の目画像を目画像データに変換し、例えば後記する伝送部に出力する。
遮光部14は、図1及び図2に示されているように、一対の照射光源12a,12b及び撮像部13を囲むように配置され、照射光源12a,12b及び撮像部13の上方に位置する遮光板14aと、照射光源12a,12bの両外側に位置する両遮光側部14b,14bとを備えている。
この遮光板14aは、図2(a)に示されているように、本体11の背部11aに軸支された枢軸16に回転可能に取り付けられており、マクロレンズ13aの焦点距離fと同様な寸法の長さLを有している。従って、この遮光板14aは、図1及び図2に示された状態では、本体11からマクロレンズ13aの焦点位置まで突出しており、上方からの光を遮断する。
図3は本発明に係る遮光部の遮光側部を示す。
遮光側部14bは、図3に示されているように、三角形状を示し且つ折り畳み可能に連結している複数のスライド板17で形成される。各スライド板17の尖端17aは、枢軸16に回転可能に取り付けられている。
また、遮光側部14bは折畳部として、図1及び図2に示されているように、その一側端のスライド板が枢軸16から下方へ沿って背部11aの凹所に固定されており、その他側端のスライド板が遮光板14aの側端に固定的に連結している。
従って、遮光側部14bは、遮光板14aの回転、即ち開閉を可能にさせる機能を有し、また、遮光板14aが開いている状態、即ち、図1及び図2に示されている状態では、側方からの光を遮断する機能を持っている。
図4(a)は本発明に係る遮光部の遮光板が閉じている状態を示す側面図であり、図4(b)は本発明に係る遮光部の遮光板が閉じている状態を示す正面図である。
遮光板14aは、図4に示されているように、閉じている状態では、遮光側部14bと共に、本体11の背部11a内に位置している。
従って、このような遮光板14a及び遮光側部14bで形成された遮光部14を携帯電話10に設けても、該携帯電話のコンパクト化を妨害することは無い。
また、遮光板14aが閉じている状態では、マクロレンズ13aがカバーされることとなるので、該レンズが保護される。
尚、遮光板14aの開閉、即ち、遮光部14の開閉について、更に、例えば枢軸16に例えば遮光板14aを開くためのねじりばね(図示せず)を設けると共に、遮光板14aの縁に係合部(図示せず)を形成し、本体11の背部11aに上下動可能な係合ボタン(図示せず)を形成し、そして、遮光板14aを閉じる際に係合ボタンを係合部に係合させることができる。
この携帯電話10は、通信回線を介して情報の送受を可能とする携帯情報端末として、更に、電荷結合素子13bから目画像データを受けて情報として伝送するための伝送部(図示せず)を備えている。
〈具体例1の動作〉
携帯電話10を利用する利用者が例えばある金融機関の口座を持っており、この金融機関は、この利用者のアイリスデータを口座に対応させて本人識別システムに登録している。
そして、利用者が携帯電話10を利用して、インターネットを介して金融機関との間で例えば振り込み等の金融取引処理を行う場合、本人識別のため、目画像データを本人識別システムに送る必要がある。
この利用者が被撮像者として、例えば屋外で、遮光部14が図1及び図2に示されているように本体から突出している状態で、自己の額を遮光板14aの先端に当接させる。
この遮光板14aは、マクロレンズ13aの焦点位置まで突出しているので、被撮像者の目、即ち、眼球15が焦点に配置される。
また、遮光板14a及び遮光側部14bは上方及び側方からの太陽光を殆ど遮断するので、周囲の景色が太陽光による反射像として目に写り込むことが無くなる。
その後、被撮像者が例えば照射部12及び撮像部13を動作させる撮影開始ボタン(図示せず)を押すと、照射部12が目15に赤外光を照射する。これにより、撮像部13のマクロレンズ13aが目15からの反射光を受けて電荷結合素子13bに出射する。この電荷結合素子13bは受けた光によって形成された目画像を示す目画像データを生成して上記した伝送部に出力する。
伝送部は、目画像データを受けると、インターネットを介して、本人識別システムに伝送する。
尚、本人識別システムは、受信した目画像データに基づいてアイリスデータを生成し、生成したアイリスデータと予め登録したデータとを照合して、両データが一致すると、携帯電話10へ取引許可を通知すると共に金融機関に本人確認通知を行う。これにより、携帯電話10と金融機関との間で金融取引処理のための通信処理を行うことが可能となる。
〈具体例1の効果〉
本実施例では、目画像の屋外での撮影時に、遮光部14が周囲の太陽光を遮断することから、目15に照射するのは照射部12からの赤外光だけとなる。これによって、景色の写り込むことのない高品質の目画像を得ることができる。その結果、正確な本人識別処理を行うことができる。
尚、本実施例では、遮光板14aの長さがマクロレンズ13aの焦点距離fの寸法と同一に設定されるが、その長さをこの焦点距離fより多少大きく設定しても良い。
また、本実施例では、目画像データを本人識別システムに伝送するために、電荷結合素子13bに接続される伝送部が設けられている。
これに代えて、携帯電話に、被撮像者のアイリスデータを予め記憶する記憶部と、電荷結合素子13bから目画像データを受けて該目画像データに基づいてアイリスデータを生成し且つ該生成したアイリスデータ及び予め記憶されたアイリスデータに基づいて被撮像者を識別するための識別部とを設けることができる。これによって、目画像に基づいて携帯電話10を正当な本人のみに利用させることができる。
また、この記憶部及び識別部に加えて、例えば識別部から識別結果を示す判別データを受けて、この判別データを通信回線を介して本人確認を必要とする各種の機関のサーバに伝送する伝送部を設けることができる。これによって、携帯電話10を上記した金融取引処理のような取引処理に限って利用するだけではなく、各種の機関との処理にも利用させることができる。
更に、本実施例では、携帯情報端末として、携帯電話10を用いて説明したが、これに代えて、本発明を携帯型目画像専用撮影装置に適用することができる。
〈具体例2〉
図5は本発明に係る携帯情報端末の実施例2を示す側断面図である。
本発明に係る携帯情報端末は、図5に示されているような携帯電話20である。該携帯電話20において、実施例1におけると同様な構成要素については同一の符号を付する。
携帯電話20は、図5に示されているように、本体11の背部11aに取り付けられ且つ遮光板14a及び遮光側部14bを備える遮光部14と、撮像部21とを含む。
この撮像部21は、撮影時の光軸22に一列に配されているマクロレンズ13aと、通常レンズ21aと、可視光カットフィルタ21bと、赤外光カットフィルタ21cと、電荷結合素子13bとを備えている。
即ち、本実施例では、実施例1の構成と比較して、通常レンズ21a、可視光カットフィルタ21b及び赤外光カットフィルタ21cが加えられている。
マクロレンズ13aは、上記したように、目画像の撮影に利用される。通常レンズ21aは、目画像以外の通常撮影に利用される。可視光カットフィルタ21bは、赤外光撮影時に、例えば太陽光或いは蛍光灯からの可視光を遮断するために利用される。赤外光カットフィルタは、例えば通常撮影時に、赤外光を遮断するために利用される。
マクロレンズ13aと通常レンズ21aとは、光軸22に対して互いに切り換え可能となっており、可視光カットフィルタ21bと赤外光カットフィルタ21cも、光軸22に対して互いに切り換え可能となっている。これら切り換え可能とする構成は、図6に示されている。
図6は、本発明に係る撮像部における構成要素の切り換え状態を示す。図6(a)は、正面図であり、図6(b)は、側面図である。
撮像部21の各構成要素、即ち、マクロレンズ13a、通常レンズ21a、可視光カットフィルタ21b及び赤外光カットフィルタ21cは、それぞれ、切換操作棒26に取り付けられ、この切換操作棒26は取付軸23に回動可能に取り付けられている。
また、各切換操作棒26の基端は、本体11の側部11bに設けている開放凹所24に設けられている各規制凹所25まで、それぞれ伸びている。これによって、被撮像者が切換操作棒26の基端を上下動のように操作して該切換操作棒26を回動させることができる。
各規制凹所25は、切換操作棒26の回動範囲、即ちその基端の上下動範囲を規制する。これによって、切換操作棒26の基端が規制凹所25の上縁に当たると、対応するレンズ或いはフィルタが光軸22から外れることとなり、切換操作棒26の基端が規制凹所25の下縁に当たると、対応するレンズ或いはフィルタが光軸22に配置されることとなる。
このように、各レンズ或いは各フィルタを切り換えて、光軸22から離間させ或いは配置させることによって、目画像撮影だけではなく、他の通常の撮影を行うことができる。即ち、複数の撮影モードを得ることができる。
図7は、本発明に係る撮像部における構成要素の配置状態と各撮影モードとの関係を示す説明図である。
図7には、四つの撮影モード:通常撮影モード、拡大撮影モード、夜間撮影等のための赤外光撮影モード及び目画像のための赤外光拡大撮影モードが記載されている。
即ち、マクロレンズ13aと可視光カットフィルタ21bとを光軸22から離間させ、通常レンズ21aと赤外光カットフィルタ21cとを光軸22に配置させることによって、通常撮影モードを得ることができる。
また、通常レンズ21aと可視光カットフィルタ21bとを光軸22から離間させ、マクロレンズ13aと赤外光カットフィルタ21cとを光軸22に配置させることによって、拡大撮影モードを得ることができる。
また、マクロレンズ13aと赤外光カットフィルタ21cとを光軸22から離間させ、通常レンズ21aと可視光カットフィルタ21bとを光軸22に配置させることによって、赤外光撮影モードを得ることができる。
更に、通常レンズ21aと赤外光カットフィルタ21cとを光軸22から離間させ、そして、マクロレンズ13aと可視光カットフィルタ21bとを光軸22に配置させることによって、赤外光拡大(目画像)撮影モードを得ることができる。
この場合、遮光部14が設けられているので、実施例1と同様な効果を得ることができる。
図6では、マクロレンズ13a及び可視光カットフィルタ21bが光軸22から外されており、通常レンズ21a及び赤外光カットフィルタ21cが光軸22に配置されている。このような状態は、上記した通常撮影モードを表している。
尚、本実施例では、各レンズ間或いは各フィルタ間の切り換えに、上記した切換操作棒26及び取付軸23が採用されるが、これに代えて、例えばモータ及びリミットスイッチなどの種々な手段を採用することができる。
〈具体例3〉
図8は、本発明に係る携帯情報端末の実施例3を示す構成図である。
この携帯情報端末は、図8に示されているように、携帯電話30である。該携帯電話30において、上記した実施例1及び2におけると同様な構成要素に同一の符号を付する。
本実施例では、実施例2の構成と比較して、更に、検出部、補正部、ディスプレー及び表示制御部を加えている。このディスプレーと表示制御部とは、表示部を構成する。
即ち、携帯電話30は、目画像を目視可能に表示する背面側のディスプレー31と、撮像部21の電荷結合素子から出力した目画像データを受けてその目画像の中心部を検出するための検出部32と、検出された中心部を移動させてディスプレー31の中央に表示させるために移動情報を出力する補正部33と、撮像部21の電荷結合素子から出力した目画像データ及び補正部33からの移動情報を受けてディスプレー31を制御する表示制御部34とを備えている。
ディスプレー31は、遮光部14の下方に位置し、本体11の背部11aに設けられている。
検出部32及び補正部33の機能を説明する前に、先ず、目画像の構成について説明する。
図9は、目画像の撮影時における照射光の反射を上方から示す説明図である。
目画像を撮影する際、一対の照射光源12a及び12bは、図9に示されているように、赤外光37を目15に向けて照射する。
この赤外光37が目に当たって反射され、反射光38として撮像部21に入射する。この反射光38によって、目の虹彩を示す目画像が撮像部21によって撮影される。
この目画像が、被撮像者の目15の瞳が光軸22に位置して撮影された場合では、ディスプレー31の中央に表示されるが、他の場合では、ディスプレー31の中央から外れて表示される。後者が通常である。
一方、このように撮影された目画像には、一対の照射光源12a及び12bが一対の反射スポットとして写り込んでいる。
次に、この一対の反射スポットを有する目画像に基づいて、検出部32及び補正部33の機能、即ち、動作を図10を参照して説明する。
図10は、目画像をディスプレーの中央に表示させる処理を説明するための説明図である。
先ず、撮像部21が目画像を示す目画像データを出力すると、表示制御部34は、その目画像データを受けて目画像をディスプレー31に表示させる。この場合、表示された目画像35は、図10(a)に示されているように、ディスプレー31の中央から外れているとする。即ち、この目画像35の一部が欠けている。
一方、検出部32は、撮像部21から目画像データを受けると、該目画像データに基づいて、画像濃度を解析するための二値化及び所定対象の位置を定めるためのラベリングなどの画像処理方法を用いて、一対の反射スポットの位置36a及び36bを検出する。
検出部32は、更に、検出された一対の反射スポットの位置36a及び36bに基づいて、それら二つの位置間の図10(b)に示されている中点Dの位置を検出して、その中点位置情報を補正部33に出力する。
補正部33は、検出部32から中点位置情報を受けると、該中点位置情報及び既知のディスプレー31の中心Cを示す基準情報に基づいて、この中点Dから中心Cへ移動すべきベクトルE(図10(b)参照)を求める。
更に、補正部33は、このベクトルEを移動情報として表示制御部34に出力する。そして、表示制御部34は、このベクトルEに基づいて、中点Dを、ディスプレーの中心Cに一致させ、目画像を補正表示させる。
この補正によって、図10(b)に示されているように、一対の反射スポット間の中点Dが中心Cに一致し、これと共に、一対の反射スポットが位置36a及び36bから位置36a′及び36b′に移動する。
即ち、目画像35が、図10(c)に示されているように、ディスプレー31の中央に位置する。
従って、本実施例における携帯電話30に依れば、撮影時に、例えば手振れ等の影響で目が光軸22に対して多少ずれても、目画像を常にディスプレー31の中央に表示させることができる。これにより、目画像を繰り返して撮影する必要がなくなる。
本実施例では、目画像の瞳領域を通る直線上に位置している一対の反射スポットに基づいて目画像をディスプレー31の中央に表示させることを述べた。しかし、撮影時に目の動きによって一対の反射スポットが目画像の瞳領域を通る直線上に位置していない場合、例えばアイリス領域又はその近傍に位置する場合であっても、本実施例と同様な検出及び補正動作によって、目画像をほぼディスプレーの中央に表示させることができる。
尚、上記したベクトルEが小さい場合、補正部33が動作を自動的にストップする。
本発明に係る携帯情報端末の実施例1を示す斜視図である。 本発明に係る携帯情報端末の実施例1を示す側面図及び正面図である。 本発明に係る遮光部の遮光側部を示す図面である。 本発明に係る遮光部の遮光板が閉じている状態を示す側面図及び正面図である。 本発明に係る携帯情報端末の実施例2を示す側断面図である。 本発明に係る撮像部における構成要素の切り換え状態を示す説明図である。 本発明に係る撮像部における構成要素の配置状態と各撮影モードとの関係を示す説明図である。 本発明に係る携帯情報端末の実施例3を示す構成図である。 目画像の撮影時における照射光の反射を上方から示す説明図である。 画像をディスプレーの中央に表示させる処理を説明するための説明図である。
符号の説明
10,20,30 携帯電話(携帯情報端末)
12 照射部
12a,12b 照射光源
13,21 撮像部
13a マクロレンズ
13b 電荷結合素子
14 遮光部
14a 遮光板
14b 遮光側部(折畳部)
21a 通常レンズ
21b 可視光カットフィルタ
21c 赤外光カットフィルタ
31 ディスプレー(表示部)
32 検出部
33 補正部
34 表示制御部(表示部)

Claims (10)

  1. 通信回線を介して、情報の送受を可能とする携帯情報端末であって、
    被撮像者の目に向けて光を照射するための照射部と、
    前記目の反射光によって前記被撮像者の目画像を得るための撮像部と、
    周囲から前記目へ入り込む光を遮断するための遮光部とを備えることを特徴とする携帯情報端末。
  2. 更に、前記被撮像者のアイリスデータを予め記憶する記憶部と、
    前記目画像からアイリスデータを生成し、該生成したアイリスデータ及び予め記憶されたアイリスデータに基づいて前記被撮像者を識別するための識別部とを備えることを特徴とする請求項1に記載された携帯情報端末。
  3. 更に、前記識別部から得た識別結果を示す判別データを通信回線を介して判別データ応用サーバに伝送するための伝送部とを備えることを特徴とする請求項2に記載された携帯情報端末。
  4. 更に、前記目画像を示す画像データを通信回線を介して本人識別システムに伝送するための伝送部を備えることを特徴とする請求項1に記載された携帯情報端末。
  5. 前記撮像部は、前記目からの前記反射光を受光するマクロレンズと、該マクロレンズからの光を受けて前記目画像を示す目画像データを出力する電荷結合素子とを備え、前記遮光部は、前記目に対し前記周囲の光の侵入を阻止する遮光板を有することを特徴とする請求項1に記載された携帯情報端末。
  6. 前記撮像部を有する携帯電話からなり、
    前記撮像部が、前記目からの前記反射光を受けるマクロレンズと、該マクロレンズからの光を受けて前記目画像を示す目画像データを出力する電荷結合素子と、前記マクロレンズと前記電荷結合素子との間に配されて、前記マクロレンズと切り換え可能で且つ前記目画像以外の画像を撮影する通常レンズと、可視光を遮断するための可視光カットフィルタと、該可視光カットフィルタと切り換え可能で赤外光を遮断するための赤外光カットフィルタとを含むことを特徴とする請求項1に記載された携帯情報端末。
  7. 前記遮光板は、前記マクロレンズの焦点距離と同一の長さ寸法を有して突出可能に開閉することを特徴とする請求項5に記載された携帯情報端末。
  8. 前記遮光部は、前記遮光板を開閉するために折り畳み可能な一対の折畳部を有することを特徴とする請求項5に記載された携帯情報端末。
  9. 更に、前記目画像を目視可能に表示する表示部と、
    表示された前記目画像の中心部を検出するための検出部と、
    前記中心部を前記表示部の中央位置に一致させて前記目画像を中央に表示させるための補正部とを備えることを特徴とする請求項1又は6に記載された携帯情報端末。
  10. 更に、前記目画像を目視可能に表示する表示部と、
    表示された前記目画像の中心部を検出するための検出部と、
    前記中心部を前記表示部の中央位置に一致させて前記目画像を中央に表示させるための補正部とを備え、
    前記照射部は、一対の発光体であり、
    前記検出部は、前記目画像に写り込んだ一対の発光体の像の中央を前記中心部として検出することを特徴とする請求項1又は6に記載された携帯情報端末。
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