JP2003034102A - ホイールキャップ構造 - Google Patents

ホイールキャップ構造

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JP2003034102A
JP2003034102A JP2001220995A JP2001220995A JP2003034102A JP 2003034102 A JP2003034102 A JP 2003034102A JP 2001220995 A JP2001220995 A JP 2001220995A JP 2001220995 A JP2001220995 A JP 2001220995A JP 2003034102 A JP2003034102 A JP 2003034102A
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wheel cap
wheel
cap body
design
hole
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Takashige Ichikawa
貴茂 市川
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Tokai Rika Co Ltd
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Tokai Rika Co Ltd
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60BVEHICLE WHEELS; CASTORS; AXLES FOR WHEELS OR CASTORS; INCREASING WHEEL ADHESION
    • B60B7/00Wheel cover discs, rings, or the like, for ornamenting, protecting, venting, or obscuring, wholly or in part, the wheel body, rim, hub, or tyre sidewall, e.g. wheel cover discs, wheel cover discs with cooling fins
    • B60B7/04Wheel cover discs, rings, or the like, for ornamenting, protecting, venting, or obscuring, wholly or in part, the wheel body, rim, hub, or tyre sidewall, e.g. wheel cover discs, wheel cover discs with cooling fins built-up of several main parts

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 意匠穴を大きく取ったとしても車両の意匠性
を損なわず、しかもホイールの冷却性能を確保すること
ができるホイールキャップ構造を得る。 【解決手段】 ホイールキャップ10は、ホイールキャ
ップ本体16と後付けピース22とによって構成されて
いる。後付けピース22は、ホイールキャップ本体16
に形成された意匠穴18の裏面側に装着され、スチール
ホイールの打ち抜き孔を含むホイール部分が外部から見
えないように隠蔽する役割を果たす。また、後付けピー
ス22が装着された状態では冷却用隙間26が形成され
るため、スチールホイールの冷却性能も確保される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホイールの側面に
装着されるホイールキャップ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、スチールホイールに樹脂製の
ホイールキャップを被せて車両の意匠性を向上させるこ
とが行われている。図面を用いて概略的に説明すると、
図8に示されるように、従来のホイールキャップ100
には周方向に所定の間隔で略三角形状の意匠穴102が
形成されており、この意匠穴102が車両の意匠性を大
きく左右する要素となっている。なお、この意匠穴10
2はタイヤ104が装着されるスチールホイール106
を冷却するためにも必要な要素であるため、無くすこと
はできない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、デザイン設計
者の立場からすると、アルミホイールに似せて意匠する
観点から、上記の意匠穴102をある程度大きく取りた
いという要請がある。しかしながら、図9に示されるよ
うに、意匠穴102を大きく取ると、その意匠穴102
を通してスチールホイール106が見えてしまい、却っ
て車両の意匠性を低下させてしまうという問題が生じ
る。
【0004】本発明は上記事実を考慮し、意匠穴を大き
く取ったとしても車両の意匠性を損なわず、しかもホイ
ールの冷却性能を確保することができるホイールキャッ
プ構造を得ることが目的である。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明に
係るホイールキャップ構造は、ホイールの側面に装着さ
れ、周方向に複数の意匠穴が形成されたホイールキャッ
プ本体と、このホイールキャップ本体の各意匠穴の開口
部分にそれぞれ設けられ、当該意匠穴を通して見えるホ
イール部分を隠蔽し、更にホイールキャップ本体との間
にホイールに通じる冷却用隙間が形成された隠蔽部と、
を有することを特徴としている。
【0006】請求項2記載の本発明に係るホイールキャ
ップ構造は、周方向に複数の意匠穴が形成され、ホイー
ルキャップ本体の一方を構成する外側ホイールキャップ
本体と、ホイールの側面に装着されると共にホイールキ
ャップ本体の他方を構成し、外側ホイールキャップ本体
が被嵌される内側ホイールキャップ本体と、を含んで構
成されており、前記内側ホイールキャップ本体は、外側
ホイールキャップ本体が被嵌された状態で各意匠穴と対
応する位置に当該意匠穴を通して見えるホイール部分を
隠蔽しかつ外側ホイールキャップ本体との間に冷却用隙
間を形成する隠蔽部と、この隠蔽部とは異なる位置に形
成されてホイールに通じる冷却用開口とを備えている、
ことを特徴としている。
【0007】請求項1記載の本発明によれば、ホイール
の側面にホイールキャップ本体が装着された状態では、
ホイールキャップ本体の周方向に形成された複数の意匠
穴が外部から見える。しかし、本発明では、ホイールキ
ャップ本体の各意匠穴の開口部分に隠蔽部を設けている
ので、意匠穴からホイール部分が外部に露見することは
ない。従って、意匠穴を大きく取っても、車両の意匠性
が損なわれることはない。
【0008】しかも、本発明では、隠蔽部とホイールキ
ャップ本体との間にホイールに通じる冷却用隙間が形成
されているため、隠蔽部を設けてもホイールの冷却機能
は担保される。
【0009】請求項2記載の本発明によれば、ホイール
キャップ本体の一方を構成する外側ホイールキャップ本
体を、ホイールキャップ本体の他方を構成する内側ホイ
ールキャップ本体に被嵌させる。これにより、一体化さ
れたホイールキャップ本体が形成される。そして、この
状態のホイールキャップ本体をホイールの側面に装着さ
せる。装着された状態では、外側ホイールキャップ本体
の周方向に形成された複数の意匠穴が外部から見える。
しかし、本発明では、内側ホイールキャップ本体におけ
る各意匠穴と対応する位置に隠蔽部が設けられているた
め、意匠穴からホイール部分が外部に露見することはな
い。従って、意匠穴を大きく取っても、車両の意匠性が
損なわれることはない。
【0010】しかも、本発明では、隠蔽部と外側ホイー
ルキャップ本体との間に冷却用隙間が形成されており、
更に内側ホイールキャップ本体にはホイールに通じる冷
却用開口が形成されているため、隠蔽部を設けてもホイ
ールの冷却機能は担保される。
【0011】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕以下、図1及び
図2を用いて、第1実施形態に係るホイールキャップ1
0について説明する。なお、この第1実施形態は、請求
項1記載の本発明の一実施形態に相当する。
【0012】図1には本実施形態に係るホイールキャッ
プの装着状態が縦断面図で示されており、又図2には当
該ホイールキャップの要部が分離された状態で示されて
いる。これらの図に示されるように、ホイールキャップ
10は、タイヤ12を支持するスチールホイール14の
外側の側面に装着されている。なお、ホイールキャップ
10は樹脂製であり、周方向の適宜位置に図示しない複
数の係合爪が一体形成されており、これらの係合爪がス
チールホイール14の所定位置に弾性的に係合されるこ
とで、スチールホイール14の外側の側面に装着される
ようになっている。
【0013】図2に示されるように、ホイールキャップ
10は、略円板形状に形成されたホイールキャップ本体
16を備えている。ホイールキャップ本体16には、周
方向に所定の間隔で略三角形状の意匠穴18が形成され
ている。なお、この意匠穴18の形状について補足する
と、頂点がホイールキャップ本体16の軸芯側に向くよ
うな配置で形成されている。従って、ホイールキャップ
10の全体から見ると、放射状に同一形状の意匠穴18
が配列されているように見える。
【0014】一方、スチールホイール14にも、周方向
に所定の間隔で円形の打抜き孔20(図1参照)が形成
されている。なお、意匠穴18はこれらの打抜き孔20
に対してかなり大きく形成されており、後述する後付け
ピース22が装着されないとしたら、意匠穴18の中央
部に二個程度の打抜き孔20が外部に露見することにな
る。
【0015】上記の各意匠穴18には、その裏面側から
「隠蔽部」としての樹脂製の後付けピース22が弾性的
にそれぞれ装着されている。具体的に説明すると、後付
けピース22は意匠穴18の形状に略合致する略三角形
状に形成されており、更にその周縁部の所定位置には各
々鉤状に形成された係合爪24が一体に形成されてい
る。なお、本実施形態では、後付けピース22の頂点、
底辺の中点、各斜辺の底辺寄りの合計四箇所に係合爪2
4が形成されているが、形成個数は任意であり、意匠穴
18の裏面側に取り付けた場合に安定的にその取付状態
を維持できる程度に設定されていればよい。
【0016】上述した後付けピース22は、ホイールキ
ャップ本体16の裏面側から押し当てられて、四個の係
合爪24を弾性変形させながら、意匠穴18の周囲壁1
8Aの縁(へり)に係合させることにより、車両走行中
に脱落しない程度の弾性復元力で、意匠穴18の底面側
に装着されるようになっている。また、後付けピース2
2が意匠穴18の底面側に装着された状態では、後付け
ピース22の意匠面22Aと意匠穴18の周囲壁18A
の下端との間に、所定の冷却用隙間26が形成されてい
る。
【0017】次に、本実施形態の作用並びに効果につい
て説明する。
【0018】ホイールキャップ本体16と後付けピース
22とは別々に製造される。そして、後付けピース22
をホイールキャップ本体16の意匠穴18の裏面側に押
し当てて、すべての係合爪24を意匠穴18の周囲壁1
8Aに弾性的に係止させることにより、後付けピース2
2がホイールキャップ本体16の意匠穴18の底面側に
装着され、ホイールキャップ10が構成される。
【0019】上記の如くして構成されたホイールキャッ
プ10をスチールホイール14の外側の側面に装着させ
ると、スチールホイール14に形成されている打抜き孔
20は後付けピース22によって隠蔽されるため、意匠
穴18から当該打抜き孔20を含むホイール部分14A
(図1参照)が外部に露見することはない。従って、意
匠穴18を大きく取っても、車両の意匠性が損なわれる
ことはない。
【0020】しかも、本実施形態では、ホイールキャッ
プ10が構成された段階では、後付けピース22とホイ
ールキャップ本体16の意匠穴18の周囲壁18Aの下
端との間にスチールホイール14に通じる冷却用隙間2
6が形成されているため、意匠穴18の底面側に後付け
ピース22を設けてもスチールホイール14の冷却機能
は担保される。
【0021】以上より、本実施形態に係るホイールキャ
ップ10によれば、意匠穴18を大きく取ったとしても
車両の意匠性を損なわず、しかもスチールホイール14
の冷却性能を確保することができる。
【0022】また、本実施形態に係るホイールキャップ
10による場合、ホイールキャップ本体16と後付けピ
ース22とが別々に製造されるため、ホイールキャップ
本体16の方の成形型の形状がシンプルになる。このた
め、型コストひいては製造コストの削減を図ることがで
きる。また、成形型の形状がシンプルになる関係で、樹
脂材料の流動性が良くなり、製品不良が生じ難いという
メリットもある。
【0023】〔第2実施形態〕次に、図3及び図4を用
いて、第2実施形態について説明する。なお、この第2
実施形態も、請求項1記載の本発明の一実施形態に相当
する。また、前述した実施形態と同一構成部分について
は同一番号を付してその説明を省略する。
【0024】これらの図に示されるように、本実施形態
に係るホイールキャップ30では、すべての部分が一体
に構成されている(一部品で構成されている)点に特徴
がある。より具体的に説明すると、ホイールキャップ3
0は、複数の意匠穴18が形成されたホイールキャップ
本体32と、このホイールキャップ本体32における意
匠穴18の底面側に一体に形成された隠蔽部34とによ
って構成されている。隠蔽部34は、前述した第1実施
形態の後付けピース22と同様の略三角形状に形成され
た隠蔽部本体34Aと、この隠蔽部本体34Aの周縁部
から適宜間隔で立設されて意匠穴18の周囲壁18Aの
下端に接続された複数の脚部34Bとによって構成され
ている。
【0025】また、複数の脚部34Bを介して隠蔽部本
体34Aが配置されることにより、隠蔽部本体34Aと
意匠穴18の周囲壁18Aの下端との間に所定の冷却用
隙間26が形成されている。
【0026】上記構成によっても、前述した第1実施形
態と同様の作用・効果が得られる。すなわち、本実施形
態に係るホイールキャップ30によっても、当該ホイー
ルキャップ30をスチールホイール14の外側の側面に
装着させると、スチールホイール14に形成されている
打抜き孔20が隠蔽部34によって隠蔽されるため、意
匠穴18から当該打抜き孔20を含むホイール部分14
Aが外部に露見することはない。従って、意匠穴18を
大きく取っても、車両の意匠性が損なわれることはな
い。しかも、隠蔽部本体34Aと意匠穴18の周囲壁1
8Aの下端との間にはスチールホイール14に通じる冷
却用隙間26が形成されているため、意匠穴18の底面
側に隠蔽部34を設けてもスチールホイール14の冷却
機能は担保される。以上より、本実施形態に係るホイー
ルキャップ30によれば、意匠穴18を大きく取ったと
しても車両の意匠性を損なわず、しかもスチールホイー
ル14の冷却性能を確保することができる。
【0027】また、本実施形態に係るホイールキャップ
30による場合、ホイールキャップ本体32に隠蔽部3
4が一体に形成されているため、部品点数が削減され、
隠蔽部34をホイールキャップ本体32に装着する組付
作業も不要となる。
【0028】さらに、本実施形態に係るホイールキャッ
プ30による場合、ホイールキャップ本体32に隠蔽部
34が一体に形成されているため、車両走行時に隠蔽部
34が脱落するおそれがないことはもとより、隠蔽部3
4にガタツキが生じることもなく、又それに起因した異
音が生じるということもない。
【0029】また、本実施形態に係るホイールキャップ
30による場合、隠蔽部本体34Aのホイールキャップ
本体32に対する支持剛性並びにスチールホイール14
の冷却機能の程度を、隠蔽部34の脚部34Bの幅及び
長さで任意に設定することができる。
【0030】〔第3実施形態〕次に、図5〜図7を用い
て、第3実施形態について説明する。なお、この第3実
施形態は、請求項2記載の本発明の一実施形態に相当す
る。また、前述した実施形態と同一構成部分については
同一番号を付してその説明を省略する。
【0031】これらの図に示されるように、本実施形態
に係るホイールキャップ40では、ホイールキャップ本
体42が外側ホイールキャップ本体42Aと内側ホイー
ルキャップ本体42Bとに二分割されている点において
前述した第1実施形態及び第2実施形態とは異なってお
り、この点に本実施形態の特徴がある。
【0032】より具体的に説明すると、ホイールキャッ
プ(本体)40の一方を構成する外側ホイールキャップ
本体42Aには、周方向に所定の間隔で複数の意匠穴1
8が形成されている。一方、ホイールキャップ(本体)
40の他方を構成する内側ホイールキャップ本体42B
には、各意匠穴18と対応する位置に意匠穴18と同様
形状の凹部44が形成されている。各凹部44の底面は
黒色で塗装されており、「隠蔽部」としての黒塗装部4
6を構成している。なお、塗装色は黒色に限らず、何色
でもよい。また、内側ホイールキャップ本体42Bの周
縁部には図示しない樹脂爪が形成されており、スチール
ホイール14の外側の側面に弾性的に装着できるように
構成されている。
【0033】上述した内側ホイールキャップ本体42B
の外側に外側ホイールキャップ本体42Aが被嵌された
状態で、双方の外周縁部48が全周に亘って溶着されて
いる。溶着されて両者が一体化された状態では、意匠穴
18の周囲壁18Aの下端と黒塗装部46との間に所定
の冷却用隙間50が形成されている。さらに、上述した
内側ホイールキャップ本体42Bの中心部には、円形の
冷却用開口52が形成されている。これにより、外側ホ
イールキャップ本体42Aの外方とスチールホイール1
4との間に冷却用の空気流路が形成されるようになって
いる。
【0034】次に、本実施形態の作用並びに効果につい
て説明する。
【0035】まず、内側ホイールキャップ本体42Bの
外側に外側ホイールキャップ本体42Aを被嵌させる。
そして、この状態で双方の外周縁部48が全周に亘って
溶着される。これにより、外側ホイールキャップ本体4
2Aと内側ホイールキャップ本体42Bとが一体化され
て、ホイールキャップ本体42ひいてはホイールキャッ
プ40が構成される。
【0036】上記の如くして構成されたホイールキャッ
プ40をスチールホイール14の外側の側面に装着させ
ると、スチールホイール14に形成されている打抜き孔
20は内側ホイールキャップ本体42Bの凹部44の黒
塗装部46によって隠蔽されるため、意匠穴18から当
該打抜き孔20を含むホイール部分14Aが外部に露見
することはない。従って、意匠穴18を大きく取って
も、車両の意匠性が損なわれることはない。
【0037】しかも、本実施形態では、ホイールキャッ
プ40が構成された段階では、外側ホイールキャップ本
体42Aの意匠穴18の周囲壁18Aの下端と内側ホイ
ールキャップ本体42Bの黒塗装部46との間に冷却用
隙間50が形成されており、内側ホイールキャップ本体
42Bの中心部に形成された冷却用開口52を介してス
チールホイール14に通じる冷却用の空気流路が形成さ
れるため、意匠穴18の底面側に黒塗装部46を設けて
もスチールホイール14の冷却機能は担保される。
【0038】以上より、本実施形態に係るホイールキャ
ップ40によっても、前述した第1実施形態と同様に、
意匠穴18を大きく取ったとしても車両の意匠性を損な
わず、しかもスチールホイール14の冷却性能を確保す
ることができる。
【0039】また、本実施形態に係るホイールキャップ
40による場合、内側ホイールキャップ本体42Bに隠
蔽部としての黒塗装部46が一体に形成されており、内
側ホイールキャップ本体42Bと外側ホイールキャップ
本体42Aとは溶接により一体化されているため、車両
走行時に黒塗装部46にガタやそれに起因した異音が生
じるのを確実に防止することができる。
【0040】さらに、本実施形態に係るホイールキャッ
プ40による場合、外側ホイールキャップ本体42Aに
は意匠穴18を設け、内側ホイールキャップ本体42B
には隠蔽部としての黒塗装部46及び冷却用開口52を
設ける構成とした、即ち外側ホイールキャップ本体42
Aと内側ホイールキャップ本体42Bとで機能分担する
構成としたので、一部品にすべての機能を集約化した第
2実施形態に比べて、ホイールキャップ40自体の剛性
を高めることができる。従って、破損等が生じ難く、耐
久性を高めることができる。
【0041】なお、上記においては、外側ホイールキャ
ップ本体42Aと内側ホイールキャップ本体42Bの外
周縁部48を溶接により固着したが、両者を一体化でき
る固定手段であればすべて適用可能である。例えば、外
側ホイールキャップ本体42Aの複数箇所に樹脂製の係
合爪を設定すると共に、内側ホイールキャップ本体42
Bに係合爪に対応する係合孔等の被係合部を設定し、内
側ホイールキャップ本体42Bに外側ホイールキャップ
本体42Aを被嵌させると、係合爪が被係合部に弾性的
に係合されて一体化されるように構成してもよいし、或
いは、外側ホイールキャップ本体42Aの係合爪を長め
に形成しておき、内側ホイールキャップ本体42Bに外
側ホイールキャップ本体42Aを被嵌させた状態で(二
枚重ねにした状態で)、そのままスチールホイールの側
面にワンタッチで係合(装着)されるように構成しても
よい。
【0042】上述した各実施形態では、スチールホイー
ル14に対してホイールキャップ10、30、40を装
着することとしたが、本発明において記載された「ホイ
ール」には、スチールホイール14以外のホイールも含
まれる。つまり、基本的には、スチールホイール14に
対して樹脂製のホイールキャップ10、30、40が装
着されることを想定しているが、そうだからといって、
アルミホイール等に対して本実施形態に係るホイールキ
ャップ10、30、40を装着したとしても、差し支え
ない。
【0043】また、上述した各実施形態では、意匠穴1
8が略三角形状を成していたが、これに限らず、種々の
形状の意匠穴に対して本発明は適用可能である。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るホイ
ールキャップ構造は、意匠穴を大きく取ったとしても車
両の意匠性を損なわず、しかもホイールの冷却性能を確
保することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係るホイールキャップがスチー
ルホイールに装着された状態を示す縦断面図である。
【図2】図1に示されるホイールキャップ本体と後付け
カバーとを分離した状態で示す斜視図である。
【図3】第2実施形態に係るホイールキャップがスチー
ルホイールに装着された状態を示す縦断面図である。
【図4】図3に示されるホイールキャップを示す斜視図
である。
【図5】第3実施形態に係るホイールキャップがスチー
ルホイールに装着された状態を示す縦断面図である。
【図6】図5に示されるホイールキャップを構成する外
側ホイールキャップ本体と内側ホイールキャップ本体と
を分離した状態で示す斜視図である。
【図7】図6に示される内側ホイールキャップ本体に外
側ホイールキャップ本体が溶着されてホイールキャップ
が構成された状態を示す斜視図である。
【図8】従来例に係るホイールキャップがスチールホイ
ールに装着された状態を示す縦断面図である。
【図9】従来例の問題点を説明するための説明図に係
り、スチールホイールに従来のホイールキャップが装着
された状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 ホイールキャップ 14 スチールホイール 14A ホイール部分 16 ホイールキャップ本体 18 意匠穴 22 後付けピース(隠蔽部) 26 冷却用隙間 30 ホイールキャップ 32 ホイールキャップ本体 34 隠蔽部 40 ホイールキャップ 42 ホイールキャップ本体 42A 外側ホイールキャップ本体 42B 内側ホイールキャップ本体 46 黒塗装部(隠蔽部) 50 冷却用隙間 52 冷却用開口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホイールの側面に装着され、周方向に複
    数の意匠穴が形成されたホイールキャップ本体と、 このホイールキャップ本体の各意匠穴の開口部分にそれ
    ぞれ設けられ、当該意匠穴を通して見えるホイール部分
    を隠蔽し、更にホイールキャップ本体との間にホイール
    に通じる冷却用隙間が形成された隠蔽部と、 を有することを特徴とするホイールキャップ構造。
  2. 【請求項2】 周方向に複数の意匠穴が形成され、ホイ
    ールキャップ本体の一方を構成する外側ホイールキャッ
    プ本体と、 ホイールの側面に装着されると共にホイールキャップ本
    体の他方を構成し、外側ホイールキャップ本体が被嵌さ
    れる内側ホイールキャップ本体と、 を含んで構成されており、 前記内側ホイールキャップ本体は、外側ホイールキャッ
    プ本体が被嵌された状態で各意匠穴と対応する位置に当
    該意匠穴を通して見えるホイール部分を隠蔽しかつ外側
    ホイールキャップ本体との間に冷却用隙間を形成する隠
    蔽部と、この隠蔽部とは異なる位置に形成されてホイー
    ルに通じる冷却用開口とを備えている、 ことを特徴とするホイールキャップ構造。
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