JP2003033855A - 中子崩壊装置 - Google Patents

中子崩壊装置

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JP2003033855A
JP2003033855A JP2001217405A JP2001217405A JP2003033855A JP 2003033855 A JP2003033855 A JP 2003033855A JP 2001217405 A JP2001217405 A JP 2001217405A JP 2001217405 A JP2001217405 A JP 2001217405A JP 2003033855 A JP2003033855 A JP 2003033855A
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cast iron
metal frame
plate
pipe
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JP2001217405A
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English (en)
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Kiyotsugu Mizuta
清継 水田
Hideaki Hirozawa
秀晃 広沢
Tsukasa Yamashita
司 山下
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】鋳造直後の管内に残る中子を容易にかつ簡単な
装置で積極的に崩壊させ、容易に排出することを課題と
する。 【解決手段】 遠心力鋳造金枠2の受口成形側端2aで
あって鋳鉄管3を引抜く側に、前記鋳鉄管3内に挿入で
きる板体4が前記鋳鉄管3の引抜装置10に一体的に付
設され、該板体4は管鋳造後回転している前記鋳造金枠
2内に挿入されたとき、金枠2内に成形された鋳鉄管2
内に残存する中子7に接し、この接触により前記中子7
が崩壊するように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、中子崩壊装置に
関する。 【0002】 【従来の技術】鋳鉄管、ダクタイル鋳鉄管の製造方法と
して、軸周囲に高速回転させた金枠内に供給された溶融
鋳鉄から遠心力によって管を成形する遠心力鋳造法が知
られている。 【0003】この遠心力鋳造法では、管の受口内面の形
状を成形するため金枠の受口側には中子が同心状に装着
される。この中子は、鋳造された管の受口内部に残るの
で、金枠から抜き出したあと、鋳鉄管の受口内から除去
する必要がある。 【0004】ところで、中子は、凝結材が熱により燃え
尽きてしまえば自然崩壊するが、時間が掛かるので自然
崩壊を待つのは製造効率上望ましくない。従って、生産
効率を上げるため、従来では金枠から鋳鉄管を引抜いた
後、作業者によるハンマリングで受口外面を叩き、ショ
ックを与えて中子を崩壊させ、掻き出して除去する作業
を行っている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記ハンマリ
ングは、高温余熱が残る管の近傍での重いハンマーを扱
う作業となるので危険かつ過酷な作業となる問題があっ
た。 【0006】一方、上記問題を解消し、まだ凝結材が燃
え尽きていない中子を無人の状態で自動的に破壊するた
めには、中子に直接衝撃を与えあるいはクラックを発生
させる装置を設け、管受口内の中子を数個の塊に分解す
るようにする必要があるが、このような作業を単独の工
程で実現しようとすれば、膨大なスペースと剛性を有す
る設備が必要となり、コストアップとなる。 【0007】そして、このような手段は、鋳造後型抜き
までの時間が短縮化されるほど、凝結材の燃えつき率が
低下し、中子の耐崩壊強度も強く残存するので、それだ
け装置の強度も強くしなくてはならず、前述の製造設備
のコストアップの問題は顕著となる。 【0008】この発明は、上記問題を解決し、鋳造直後
の管内に残る中子を容易にかつ簡単な装置で積極的に崩
壊させ、容易に排出することを課題としてなされたもの
である。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の中子崩壊装置は、遠心力鋳造金枠の受口
成形側端であって鋳鉄管を引抜く側に、前記鋳鉄管内に
挿入できる板体が前記鋳鉄管の引抜装置に一体的に付設
され、該板体は管鋳造後回転している前記鋳造金枠内に
挿入されたとき、金枠内に成形された鋳鉄管内に残存す
る中子に接し、この接触により前記中子が崩壊するよう
に構成されている。 【0010】管を遠心力鋳造後、引抜装置により管を金
枠から引抜くに当たり、回転している金枠内に、例えば
鋳造が終了し、まだ金枠が鋳造時の回転の惰性回転が続
いている間に、中子の残る受口側へ引抜装置に付設され
た板体を挿入し、この板体の縁を中子に当接させること
によって、その相対回転を利用して中子を強制的に崩壊
させてしまうのである。 【0011】従って、金枠の回転を停止し、引抜き装置
で管を金枠から引き出した時点で受口内に残る中子は崩
壊されており、後の崩壊作業が省略できるのである。 【0012】 【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の形態を説
明する。図1はこの発明の実施の形態である中子崩壊装
置の側面図、図2は平面図である。 【0013】図1において、中子崩壊装置1は、ダクタ
イル鋳鉄管などを遠心力成形する、ウォータジャケット
2wを備えた金枠2の鋳鉄管3の引き出し口側、即ち鋳
鉄管の受口3aの成形側端2aに、受口3a内に挿入で
きる幅Bの板体4がその先端4aを鋳造金枠2の受口成
形側端2aに臨ませて、アーム5により片持支持されて
いる。そして、このアーム5が台車11と共に移動出来
るようにされていると同時にシリンダピストン装置より
なる駆動装置6によって前記鋳鉄管受口3a方向へと独
自に往復移動可能に支持されている。 【0014】なお、上記シリンダピストン装置よりなる
駆動装置6は、金枠2から引き抜いた管3を押し戻すた
めの押戻し装置用の駆動装置を兼用しても良い。そし
て、上記板体4の縁4bは、受口3aに挿入されたと
き、内部に残存する中子7に側面から切りこんで行く
か、内面から径方向外側へ向け圧接される位置にアーム
5の側面に支持されている。 【0015】図中、10は従来使用されている鋳鉄管の
引抜装置を示し、鋳造された鋳鉄管内に挿入される二本
のアーム10a、10bが、金枠2の受口成形端側2a
へと延出して支持され、それぞれ二本のアームの内、一
方のアーム10bは固定、他の一方10aは軸方向に往
復可動とされ、そのためのピストンシリンダ装置などの
突出装置10cが連結部材10eを介して連接されてい
る。図中10fは往復動するアーム10aのガイドであ
る。 【0016】また、それぞれの二本のアーム10a、1
0b先端はリンク10dで連接され、前記突出装置10
cにより一方のアーム10aを突き出したとき、二点鎖
線で示すようにリンク10dにより二本のアーム10
a、10bの先端間距離が拡開し、鋳造された管3の内
面に二本のアーム10a、10bの先端が圧接されるよ
うにされている。 【0017】上記アーム10a、10bは、金枠2方向
へ進退移動する台車11上に設けられており、この台車
11はピストンシリンダ装置などの駆動装置12(図
2)で往復移動可能とされている。 【0018】なお、図2に示すように金枠2が二本平行
に一組として設置されている場合は、それらに対応して
台車11上に二本一組の状態で設けられており、成形さ
れた二本の鋳鉄管3を同時に引き抜くことが出来るよう
にされている。 【0019】次に、上記中子崩壊装置の作動について説
明する。鋳鉄管3は、溶融鋳鉄が供給された回転する金
枠2内で遠心力により成形される。鋳鉄管3が成形され
た後も凝固するまでは金枠2の回転がしばらく継続さ
れ、凝固すれば駆動力が遮断されるが、金枠2は、その
ままの状態で惰性回転を続ける。 【0020】通常であれば、金枠2の回転を止めたあと
台車11を前進させ、これに共なって鋳鉄管の引抜装置
10の二本のアーム10a、10bを鋳造管内へ挿入
し、二本のアーム10a、10b間を拡開して鋳鉄管3
を保持し、台車11又は金枠2後退させて鋳造管3を引
き抜くのであるが、この引抜き工程に先立ち、前記金枠
2が惰性回転した状態のままの間に、台車11を前進さ
せ、引抜装置10の二本のアーム10a、10bを鋳造
管内へ挿入すると共に板体4を先端4aから受口3a内
に挿入する。 【0021】したがって、板体4は、未だ惰性回転が続
いている金枠2内の中子7の端面より切りこむように挿
入されていく。また、板体4の縁4bと中子7とは、圧
接状態で相対回転接触するので、中子7には径方向と周
方向に外力が付与され、この力により中子7は凝結材が
燃え尽きていない状態であっても板体4の接触により崩
壊される。 【0022】また、溶湯が供給されて管3が鋳造される
時には、金枠2の位置は設備の構造上一定であるから、
板体4の挿入時の位置制御は容易に行える。なお、中子
7の崩壊屑7aが受口3aから自動的に掻出されるよ
う、図3に示すように板体4に掻出用の傾斜羽根4cを
設けても良い。あるいは図示は省略するが板体4そのも
のを傾斜羽根4cのように傾斜させても良い。 【0023】このようにして中子7が崩壊された後は、
金枠2の回転が止められ、引抜装置10の突出装置10
cにより既に鋳造管内に挿入されている一方のアーム1
0aが突き出され、リンク10dによりアーム10a、
10b先端が拡開され管3内面に圧接される。この圧接
によって鋳鉄管3は軸方向に支持され、その状態で金枠
2が後退し、相対的に鋳鉄管3が金枠2から引き出され
る。 【0024】そして、完全に鋳鉄管3が金枠2から引き
出された後は、台車11が後退すると共に、その移動に
合わせ駆動装置6が突き出され、台車11との相対移動
によって鋳鉄管3からアーム10a、10bが抜き出さ
れ、同時に鋳鉄管3の軸方向位置合わせが行われる。 【0025】その後、鋳鉄管3は搬送装置(図示せず)
に移載され、次の処理工程へと移送されていく。このと
き、受口3a内に残る中子7の崩壊屑7aは、鋳鉄管3
の移動過程の振動や転動などによって自然に排出され、
従来必要とされていたハンマリングが不用となるのであ
る。 【0026】 【発明の効果】以上説明したように、この発明の中子崩
壊装置は、金枠が未だ惰性回転をしている間に、その回
転を利用して中子を崩壊させるための板体を既存の設備
を利用して挿入し、この板体の圧接等により中子を破壊
するので、特に設備を設けることなく中子を破壊させる
ことができ、また、危険な作業も全く必要とせずに中子
を崩壊除去することができるのである。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の中子崩壊装置の側面図である。 【図2】この発明の中子崩壊装置の平面図である。 【図3】この発明の中子崩壊装置の板体の要部平面図で
ある。 【符号の説明】 1 中子崩壊装置 2 金枠 2a 金枠の受口成形側端 3 鋳鉄管 3a 鋳鉄管の受口 4 板体 4a 板体先端 5 アーム 6 駆動装置 7 中子 10 引抜装置 10a アーム 10b アーム 10c 突出装置
フロントページの続き (72)発明者 山下 司 兵庫県尼崎市大浜町2丁目26番地 株式会 社クボタ武庫川製造所内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】遠心力鋳造金枠の受口成形側端であって鋳
    鉄管を引抜く側に、前記鋳鉄管内に挿入できる板体が前
    記鋳鉄管の引抜装置に一体的に付設され、該板体は管鋳
    造後回転している前記鋳造金枠内に挿入されたとき、金
    枠内に成形された鋳鉄管内に残存する中子に接し、この
    接触により前記中子が崩壊するようにされてなる中子崩
    壊装置。
JP2001217405A 2001-07-18 2001-07-18 中子崩壊装置 Pending JP2003033855A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110340333A (zh) * 2019-08-15 2019-10-18 王甜 一种金属管件铸造装置及铸造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110340333A (zh) * 2019-08-15 2019-10-18 王甜 一种金属管件铸造装置及铸造方法
CN110340333B (zh) * 2019-08-15 2021-10-29 山东金汇铸造机械有限公司 一种金属管件铸造装置及铸造方法

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