JP2003062649A - 中子崩壊装置 - Google Patents

中子崩壊装置

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JP2003062649A
JP2003062649A JP2001253717A JP2001253717A JP2003062649A JP 2003062649 A JP2003062649 A JP 2003062649A JP 2001253717 A JP2001253717 A JP 2001253717A JP 2001253717 A JP2001253717 A JP 2001253717A JP 2003062649 A JP2003062649 A JP 2003062649A
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JP
Japan
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core
stopper
pusher
casting
breaker
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Pending
Application number
JP2001253717A
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English (en)
Inventor
Kiyotsugu Mizuta
清継 水田
Yoshitake Watanabe
最威 渡辺
Toshio Oga
利穂 大賀
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】鋳造直後の管内に残る中子を容易にかつ簡単な
装置で積極的に崩壊させ、容易に排出することを課題と
する。 【解決手段】遠心力鋳造金枠から取り出された鋳造管2
の軸方向位置を位置決めする、前記鋳造管のプッシャー
5と該プッシャー5により押された前記鋳造管2のスト
ッパー6とからなる位置決め装置の前記ストッパー6
に、前記鋳造管2の管内に残存する中子7端面に切りこ
まれるブレーカ爪8を少なくとも三ヶ所放射状配置に設
けてなり、前記プッシャー5により押された鋳造管2が
ストッパー6に当接して位置決めされるとき、同時に前
記中子7が前記ブレーカ爪8により少なくとも周方向3
つ以上に分割されるように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、中子崩壊装置に
関する。 【0002】 【従来の技術】鋳鉄管、ダクタイル鋳鉄管の製造方法と
して、軸周囲に高速回転させた金枠内に遠心力によって
管を成形する遠心力鋳造法が知られている。 【0003】この遠心力鋳造法では、管の受口内面の形
状を成形するため金枠の受口側には中子が同心状に装着
される。この中子は、鋳造された管の受口内部に残るの
で、金枠から抜き出したあと、鋳造管の受口内から除去
する必要がある。 【0004】ところで、中子は、凝結材が熱により燃え
尽きてしまえば自然崩壊するが、燃え尽きるまで時間が
掛かるので、このように自然崩壊を待つのは製造効率上
望ましくない。 【0005】従って、生産効率を挙げるため、従来では
金枠から鋳鉄管を引抜けば直ちに作業者によるハンマリ
ングで受口外面を叩き、ショックを与えて中子を崩壊さ
せ、掻き出して除去する作業を行っている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記ハンマリ
ングは、高温余熱が残る管の近傍での重いハンマーを扱
う作業となるので危険かつ過酷な作業となる問題があっ
た。 【0007】この発明は、上記問題を解決し、鋳造直後
の管内に残る中子を容易にかつ簡単な装置で積極的に崩
壊させ、容易に排出することを課題としてなされたもの
である。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の中子崩壊装置は、遠心力鋳造金枠から取
り出された鋳造管の軸方向位置を位置決めする、前記鋳
造管のプッシャーと該プッシャーにより押された前記鋳
造管のストッパーとからなる位置決め装置の前記ストッ
パーに、前記鋳造管の管内に残存する中子端面に切りこ
まれるブレーカ爪を少なくとも三ヶ所放射状配置に設け
てなり、前記プッシャーにより押された鋳造管がストッ
パーに当接して位置決めされるとき、同時に前記中子が
前記ブレーカ爪により少なくとも周方向3つ以上に分割
されるように構成されている。 【0009】従って、鋳造管の移送工程用として設備さ
れた位置決め用のプッシャーとストッパとの既存の設備
を利用し、ストッパにブレーカ爪を設けることによって
中子を少なくとも3つに分割し、人手によるハンマリン
グを要せずに中子を崩壊させることが出来るのである。 【0010】なお、3つ以上に分割するように限定する
のは、確実に中子を自然崩壊させるためであって、1な
いしは2つのブレーカ爪による切れ目では、中子が鋳鉄
管の受口内面に張りついたままとなって自然崩壊しにく
いからである。 【0011】 【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の形態を説
明する。図1はこの発明の実施の形態である中子崩壊装
置の側面図、図2は平面図である。 【0012】図1において、中子崩壊装置1は、鋳造直
後の鋳鉄管2を受ける管受けローラ3rを有する搬送台
車3の基台3a上又は基盤5a上に設けられた、前記鋳
鉄管2の軸方向へのプッシャー5(図示例は基盤5a上
に設けた場合を示す)と、このプッシヤー5で軸方向へ
押された鋳鉄管2を一定位置に位置決めする、搬送台車
3の基台3a上又は基盤5a上に設けられたストッパ6
(図示例は搬送台車3の基台3a上に設けた場合を示
す)とからなる位置決め装置の前記ストッパ6に設けら
れており、該ストッパ6の軸心6aに鋳鉄管2の受口2
a内に残存する中子7の側面に切り込むブレーカ爪8…
8が図3〜図5に明示するように周方向に3箇所受口2
aと同心放射状配置として設けられている。 【0013】ブレーカ爪8…8は、図3〜図5に示すよ
うに、受口2aに対して奥方まで切り込まれて行く傾斜
前縁8aを有し、ストッパ6の軸心6aに対し径方向の
拡開角θが可変となるよう前端8bが軸心6aに対しピ
ンボルト6bで軸支され、ブレーカ爪8の拡開角θを調
節するボルト6c及びこのボルトにネジ嵌合する長ナッ
ト6dがブレーカ爪8の後端8cとストッパ6の軸心6
aとの間に設けられている。 【0014】なお、図示例は、受口2aの奥方までの深
さが浅い場合のものを示したが、プッシュオンタイプの
継手のように深い場合のものの場合は、それに応じブレ
ーカ爪8の幅Bの大きいものが使用される。 【0015】上記においてプッシャー5は図1、図2に
示すようにシリンダピストン装置よりなり、突き出され
るピストン先端に、鋳鉄管2の挿口側端2cに当接する
バー状又は円板状の当て部材5aが設けられている。 【0016】また、ストッパ6は受口2aの開口端に当
接する係止バー9を備え、この係止バー9でプッシャー
5で押し出された鋳鉄管2を受け止めるようにされてい
る。この係止バー9は図1に示しように平行リンク10
で支持され、実線で示すように起立姿勢のとき、プッシ
ャー5により押し出された管2を受け止め、管2の位置
決めした後は図1に2点鎖線で示すように平行リンク1
0の回動により係止バー9とブレーカ爪8が後退移動し
て受口2aからブレーカ爪8が完全に抜け出るようにさ
れている。 【0017】なお、上記の起立状態は、搬送台車3の軌
道に沿った管搭載位置近傍に設けたストッパ3sに平行
リンク10の下端部10aを衝突させて起立するように
され、またブレーカ爪8の抜き出し動作は、管2を搭載
した台車3が受口2aにブレーカ爪8を食い込ませたま
ま移動し、台車が他側の管積み下ろし位置に近づいたと
き、前記のストッパ3sと逆方向に配置したストッパ
(図示せず)に平行リンク10の下端部10aを衝突さ
せ、その衝撃により平行リンク10を仮想線で示すよう
に回動させるようにされる。 【0018】また、上記ストッパ6は図2に示すように
二台平行に設けられ、同時に二本の鋳鉄管2の移送がで
きるようにされている。上記ブレーカ爪8の構造とし
て、ボルト6c及びこのボルトにネジ嵌合する長ナット
6dを備えた構造のものを図示したが、対称となる管の
種類が決まっており、頻繁に形状変更がされない場合
は、図7に示すようにブレーカ爪8全体を一枚の板で形
成したものを用いることもできる。 【0019】また、図1中、符号11は、中子7の崩壊
屑を受けるホッパを示す。次に、上記装置の作動を説明
する。鋳造後金枠から排出された鋳鉄管2は、まず運搬
台車の管受けローラ上に載置される。 【0020】このとき、中子崩壊装置1の平行リンク1
0は、図1に実線で示す姿勢に起立固定されており、管
2の搭載を待機する。次いで、載置された管2の挿口側
端2cからプッシャー5のピストンが突き出され当接部
材5aが挿口側端2cに当接し、ストッパ6方向へ管2
を軸方向移動させる。 【0021】管2の受口2aがストッパ6の係止バー9
に当接する前に、ブレーカ爪8が受口2a内に進入し、
このブレーカ爪8によって中子7が図6に示すように放
射状に三箇所にわたって破壊される。 【0022】そして、受口2aの開口端が係止バー9に
当接すればプッシヤー5の突き出し作動は停止される。
今度はストッパ6のリンク10が回動してブレーカ爪8
が管受口から抜き出される。 【0023】このとき中子7は三箇所にわたって切断破
壊されているので、ブレーカ爪8の引き抜きとほぼ同時
に図6に矢印で示すように中子7は崩壊し、受口2aか
ら落下する崩壊屑はホッパ11に集積される。 【0024】また、落下せずに受口2a内に残った残余
の崩壊屑は、移動経路で、管2の回転や振動などにより
排出される。したがって、従来のようにハンマリングな
ど人力によらずに中子を崩壊させ排出することができる
のである。 【0025】 【発明の効果】以上説明したように、この発明の中子崩
壊装置は、中子を内包したまま金枠から鋳鉄管が抜き出
されても、移載された台車上で、位置決めの段階で同時
に中子の崩壊処理が可能となり、中子を崩壊させるため
のブレーカ爪を既存のストッパに取り付けるだけで、中
子を破壊するので、特に設備を設けることなく中子を破
壊させることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の中子崩壊装置の側面図である。 【図2】この発明の中子崩壊装置の平面図である。 【図3】この発明の中子崩壊装置の要部側面図である。 【図4】この発明の中子崩壊装置の要部正面図である。 【図5】図4のX‐X線矢視断面図である。 【図6】受口内に嵌合した中子の崩壊状態を示す説明図
である。 【図7】この発明の中子崩壊装置の他の構成例の要部側
面図である。 【符号の説明】 1 中子崩壊装置 2 鋳鉄管 2a 受口 3 台車 5 プッシャー 6 ストッパ 7 中子 8 ブレーカ爪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大賀 利穂 兵庫県尼崎市大浜町2丁目26番地 株式会 社クボタ武庫川製造所内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】遠心力鋳造金枠から取り出された鋳造管の
    軸方向位置を位置決めする、前記鋳造管のプッシャーと
    該プッシャーにより押された前記鋳造管のストッパーと
    からなる位置決め装置の前記ストッパーに、前記鋳造管
    の管内に残存する中子端面に切りこまれるブレーカ爪を
    少なくとも三ヶ所放射状配置に設けてなり、前記プッシ
    ャーにより押された鋳造管がストッパーに当接して位置
    決めされるとき、同時に前記中子が前記ブレーカ爪によ
    り少なくとも周方向3つ以上に分割されるように構成さ
    れた中子崩壊装置。
JP2001253717A 2001-08-24 2001-08-24 中子崩壊装置 Pending JP2003062649A (ja)

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