JP2003033371A - 手術器具及びドレープ - Google Patents

手術器具及びドレープ

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啓二 半田
Yoshiyuki Furukawa
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Masanori Yajima
正規 谷島
Keisuke Miura
圭介 三浦
Shinya Masuda
信弥 増田
Takeaki Nakamura
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドレープ装着時に必要となる確認作業等を自
動的に行えるようにして、手術の時間短縮を可能とする
手術器具及びドレープを提供する。 【解決手段】 内視鏡2を保持する手術器具としてのス
コープホルダ1は、手術を行う準備の際に滅菌状態を保
持する滅菌カバーとしてのドレープが装着されるが、滅
菌保証期間が過ぎていないものか、スコープホルダ1に
対応する機器用のものであるかを自動的に確認できるよ
うに各ドレープ(21a等)側にはID情報を発生する
非接触型IDタグ(25a等)を設け、一方スコープホ
ルダ1側にはID情報を読み取り、装着可能なものでる
かの解析、演算等を行う制御部12を設け、ユーザが実
際に確認しないでも、制御部12により自動で確認して
その結果を告知する構成にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に医療現場で使
用される手術器具と、その手術器具を滅菌状態に保つド
レープに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、手術室等で使用される手術用
顕微鏡、内視鏡を保持するスコープホルダ等を清潔に保
つために、ドレープが使用されている。ドレープは必要
に応じて手術器具の一部又は全部を覆う必要がある。ま
た手術器具は手術中に繊細な操作を必要とする為、ドレ
ープを装着してもその操作性を落とすことが無いよう
に、各手術器具の形態に応じた専用のドレープを使用す
るのが一般的である。
【0003】この様なドレープの例として、特開平4−
92656号公報には手術用顕微鏡用ドレープが開示さ
れている。特開平4−92656号公報に開示されてい
るドレープでは、排気手段を備えた以外は、一般的な手
術用ドレープが開示されている。
【0004】この様な一般的なドレープは、通常滅菌保
証期限が定められており、その期限はドレープを梱包す
る梱包箱乃至はドレープ自体を収納する収納袋にラベル
等の添付にて記載されている。
【0005】また、最近の手術の高度化に伴って、手術
用顕微鏡等の手術器具は使用する科や症例に最適な形状
のものが使用される。例えば助手の位置が主術者右側、
左側、もしくは対向位置の何れかにより、鏡体に装着す
るアクセサリの変更等が行われる。また、症例に併せて
複数所有する手術用顕微鏡自体を使い分ける場合もあ
る。当然、使用する科が変われば、要求機能も変わるた
め、異なる顕微鏡が使用される。前述のように、手術用
顕微鏡の操作性を妨げないために、専用のドレープが使
用される。
【0006】更に、ドレープをかけた後ではアクセスで
きない部分に位置するアクセサリ等のセットアップは、
ドレープ装着前に忘れずに実施する必要がある。例え
ば、35mmカメラへのフィルム装填、光学系の保護カ
バーの取り外し等がある。また、使用者はドレープが滅
菌保証期限を過ぎていないかを確認する必要がある。ま
た、使用する手術器具に対応したドレープであることを
確認する必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このようにドレープを
装着する前に、全てのセッティングが終了していること
を確認する必要がある。以上のようにドレープを装着す
る前に、必要とされる項目全てを確認しなければならな
いため、非常に神経を使った作業が要求されることにな
り、そのチェックに時間を要して手術の長時開化を招く
要因になっていた。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、ドレープ装着時に必要となる確認作業等を自動的に
行えるようにして、手術の時間短縮を可能とする手術器
具及びドレープを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】手術器具の少なくとも一
部を滅菌状態に保つドレープと、該ドレープに取り付け
られたID情報の格納手段と、前記手術器具に設けら
れ、前記ID情報を読み取るID読み取り手段と、該I
D読み取り手段で読み取られたID情報を解析する解析
部と、前記手術器具に設けられた参照情報の記憶手段
と、前記解析部の解析結果と前記参照情報とを演算する
演算部と、該演算部の演算結果から所定の情報を告知す
る告知制御部と、を有することにより、ドレープを手術
器具に実際に装着する前にそのドレープに取り付けられ
たID情報により、必要な確認作業等を自動的に行って
その結果を告知するようにしているので、術者等が実際
に確認しなければならない確認作業等を軽減でき、手術
の時間短縮を可能としている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (第1の実施の形態)図1ないし図6は本発明の第1の
実施の形態に係り、図1は第1の実施の形態の手術器具
としてのスコープホルダにより内視鏡を保持した状態を
示し、図2はスコープホルダを滅菌状態に保つドレープ
を示し、図3はドレープを収納して滅菌袋を示し、図4
はスコープホルダに設けた制御部の具体的な構成を示
し、図5はドレープをスコープホルダに装着する前の手
術準備状態を示し、図6は手術準備をする場合の作用を
示す。
【0011】図1に示すように本発明の手術器具の第1
の実施の形態のスコープホルダ1は、手術に使用される
内視鏡2を保持するもので、このスコープホルダ1は、
その基端部には図示しないベッドフレームに着脱自在に
取り付けるための取り付け部3が設けられ、この取り付
け部3には上方(垂直方向)に垂直旋回軸4の下端が回
動自在に設けられている。
【0012】この垂直旋回軸4の上端には高さ等を変更
自在にする平行四辺形リンク5の一端が取り付けられ、
この平行四辺形リンク5の他端から水平方向に延出され
たアーム接続部6には短いアーム、つまりSアーム7a
の一端の取り付け部8aが着脱可能に取り付けられる。
このSアーム7aの他端には内視鏡保持部9が設けてあ
り、内視鏡2の操作部(把持部)10を着脱自在に保持
できるようにしている。
【0013】図1に示すように平行四辺形リンク5のア
ーム接続部6には長いアーム、つまりLアーム7bの一
端の取り付け部8bを着脱可能に取り付けることもでき
る。このLアーム7bの他端にも内視鏡保持部9が設け
てあり、内視鏡2の操作部(把持部)10を着脱自在に
保持できるようにしている。
【0014】上述のようにLアーム7bはSアーム7a
よりもアーム長が長くなっており、術者は症例等の違い
に応じて手術を行い易いアーム長のSアーム7a、或い
はLアーム7bをスコープホルダ1に取り付けて、内視
鏡2を保持する。つまり、Sアーム7a或いはLアーム
7bを選択使用することにより、症例等に応じて手術を
行い易い状態に設定できる。
【0015】また、平行四辺形リンク5の下端付近と垂
直旋回軸4との間にはバランス機構11が設けてあり、
内視鏡2を保持した場合に、垂直旋回軸4に関して内視
鏡2側と反対側に荷重を加えてバランスさせ、内視鏡2
を3次元空間の所望とする位置に軽い力で移動ができる
ようにしている。
【0016】また、本実施の形態のスコープホルダ1に
は、図2に示すドレープ21a或いは21bを装着する
際に、そのドレープ21a或いは21bがこのスコープ
ホルダ1に適合するものであるか否か等の判定を行うと
ともに、その判定結果を告知する制御部12が設けてあ
り、この制御部12は例えば接続ケーブル13を介して
取り付け部3に着脱自在に接続されている。
【0017】また、スコープホルダ1の例えば上端付近
にはドレープ21a或いは21bに設けられたID情報
を非接触で読み取るためのアンテナ14が設けてあり、
このアンテナ14はこのアンテナ14の下端からスコー
プホルダ1内部の図示しない導線を介して制御部12と
接続されている。
【0018】また、アーム接続部6には、このアーム接
続部6に接続されるアームを識別するアーム識別部15
(図4参照)が設けてある。Sアーム7a及びLアーム
7bの取り付け部8a及び8bには例えばその内部には
共通のピンと、Sアーム7a及びLアーム7bとで異な
る位置となる(或いは一方のみに設けた)識別用ピンと
が設けてあり、共通のピンによりアーム接続部6へのア
ーム装着の有無を識別し、識別用ピンによりアーム接続
部6にアームが装着された場合、そのアームがSアーム
7aかLアーム7bかを識別できるようにしている。
【0019】なお、Sアーム7aの内視鏡保持部9によ
り保持される内視鏡2は例えば硬性の挿入部16とその
後端に設けられた把持部10と、この把持部10の後端
に設けられた接眼部とを有し、この接眼部には撮像素子
を内蔵したTVカメラ17が装着されている。
【0020】このTVカメラ17に接続されたカメラケ
ーブルは図示しないカメラコントロールユニットに接続
される。また、把持部10の口金部にはライトガイドケ
ーブル18の一端が接続され、このライトガイドケーブ
ル18の他端は図示しない光源装置に接続される。
【0021】そして、光源装置からの照明光をライトガ
イドケーブル18及び内視鏡2内部のライトガイドによ
り伝送し、そのライトガイドの先端面から伝送した照明
光を出射し、手術部位等の被写体を照明し、その照明さ
れた被写体を図示しない対物レンズにより結像し、その
像を挿入部16内部に配置されたリレー光学系により、
後方側に伝送し、TVカメラ17内部の撮像素子に結像
する。
【0022】その像は撮像素子により光電変換され、カ
メラコントロールユニットに入力され、標準的な映像信
号に変換されて図示しないモニタに内視鏡像として表示
し、術者はその内視鏡像を観察することにより、内視鏡
観察下での手術を行うことができるようにしている。
【0023】図2(A)はSアーム7aが装着された場
合に用いるドレープ21aを示し、図2(B)はLアー
ム7bが装着された場合に用いるドレープ21bを示
す。ドレープ21i(i=a又はb)は、袋状のドレー
プ本体22iと、このドレープ本体22iの一端に設け
られ、内視鏡2の把持部10等に取り付ける内視鏡取り
付け部23iと、スコープホルダ1に固定する固定紐2
4iと、各ドレープ21iのID情報を格納した非接触
型ID素子としての非接触型ID用タグ25iとを有
し、さらに内視鏡取り付け部23iの反対側にはスコー
プホルダ1に被せるようにして覆うための開口部26i
が設けてある。
【0024】そして、このドレープ21iにより、スコ
ープホルダ1とこのスコープホルダ1により保持された
内視鏡2の挿入部16を除く大部分を覆うことにより、
その覆われた部分を滅菌状態に保つことができるように
している。
【0025】本実施の形態における上記非接触型ID用
タグ25iのID情報としては、滅菌状態を保つことを
保証する有効期限としての滅菌期限年月日及び対応機器
の情報(つまり、ID用タグ25aにはSアーム7aが
装着されたスコープホルダ1、ID用タグ25bにはL
アーム7bが装着されたスコープホルダ1)が予め記録
されている。ドレープ21aは、図3に示すように滅菌
されて滅菌袋27a内に折り畳まれて収納されている。
ドレープ21bも、図3のものと同様に滅菌されて滅菌
袋(図示していないが27bとする)内に折り畳まれて
収納されている。
【0026】上記非接触型ID用タグ25iは上記ID
情報が書き込まれた図示しない記憶部と、アンテナ14
からの電波による送信信号を受ける図示しないタグ側ア
ンテナと、このタグ側アンテナで受信した信号により、
記憶部に記憶したID情報を読み出し、アンテナ14側
に電波(無線)で送信する。なお、送信する側は変調し
て送信し、受信側は復調する回路を有する。
【0027】上記アンテナ14及びタグ側アンテナは電
磁結合方式を利用したものの場合には、主にコイルによ
る相互誘導を利用して交信(信号の送受)を行い、マイ
クロ波を利用したものでは平面アンテナが利用される。
【0028】また、非接触型ID用タグ25iはアンテ
ナ14からの送信信号を受けることにより、その信号を
検波して動作電源を生成する。この代わりにバッテリを
備えたものでも良い。
【0029】図4は上記非接触型ID用タグ25iのI
D情報を読み取り、対応する動作を行う制御部12の電
気系の構成を示す。この制御部12はアンテナ14に接
続され、このアンテナ14を介して受信した(或いは読
み取った)データの解析を行う解析部31と、現在の日
時データを発生するリアルタイムカウンタ32と、この
リアルタイムカウンタ32からの現在の日時データ及び
アーム識別部15で識別されたデータを一時格納するデ
ータメモリ部33と、このデータメモリ部33及び解析
部31とに接続され、データメモリ部33のデータ及び
解析されたデータに対して演算を行う演算部34と、こ
の演算部34で演算されたデータが入力され、告知制御
を行う告知制御部35と、この告知制御部35と接続さ
れ、音声による告知を行うスピーカ36とを有する。
【0030】上記アンテナ14は例えば解析部31等か
ら非接触型ID用タグ25i側に読み取り用の信号を電
波で送信することにも利用される。なお、音声による告
知の他に表示手段による告知を行うようにしても良い。
また、表示手段による告知の場合には、告知制御部35
としては表示制御部でも良い。
【0031】このような構成の本実施の形態では、手術
器具としての(例えば内視鏡2を保持する)スコープホ
ルダ1を覆う(従って少なくとも一部を覆う)各ドレー
プ21iに、そのドレープ21iの滅菌期限及び対応機
器のID情報を記憶した非接触型ID用タグ21iを設
け、一方スコープホルダ1側には前記非接触型ID用タ
グ21iのID情報を例えば非接触で読み取るID情報
読み取り手段と、このID情報読み取り手段により読み
取ったID情報を解析する解析部31と、前記解析部3
1で解析する場合に基準となる参照情報を記憶する情報
記憶手段としてのデータメモリ部33と、その参照情報
及び解析部31で解析した結果の情報とから必要とされ
る情報を算出する演算を行う演算部34と、この演算部
34の演算結果から所定の情報の告知制御を行う告知制
御部35とを有し、告知制御部35によりスピーカ36
で装着しようとするドレープ21iがスコープホルダ1
に装着可能なものか否かを自動で判断して、その判断結
果を告知できるようにしていることが本実施の形態の特
徴となっている。
【0032】次に本実施の形態の作用を説明する。ドレ
ープ21a/21bに設けられた非接触型ID用タグ2
5a/25bには、前述のとおり滅菌工程にて滅菌期限
年月日の情報及び対応機器の情報が書き込まれ、滅菌袋
27a/27bに密封して収納されている。図5は手術
準備状態の図を示し、図5では平行四辺形リンク5に
は、Sアーム7aが装着されている。術者はこの状態
で、滅菌袋27aに密封された状態のドレープ21aを
アンテナ14に近づける。
【0033】アンテナ14からはID情報読み取り用の
信号が出力され、この信号は滅菌袋27aを透過してそ
の内部に収納されたドレープ21aの非接触型ID用タ
グ25aの例えば平面アンテナ(マイクロ波の場合)に
て反射されて非接触型ID用タグ25aのID情報がア
ンテナ14に送信され、このアンテナ14で受信され
る。
【0034】アンテナ14にて受信されたID情報は解
析部31にて解析が行われる。すなわち、前記非接触型
ID用タグ25aに書かれていた滅菌期限年月日情報及
び対応機器情報が解析される。
【0035】先ず、滅菌期限年月日の情報が既に期限切
れだった場合の作用を以下に示す。解析された滅菌期限
年月日の情報は演算部34に送られる。現在の年月日の
情報はリアルタイムカウンタ32にてカウントされてい
る。リアルタイムカウンタ32における現在年月日情報
はデータメモリ部33に随時格納されている。演算部3
4は、データメモリ部33より現在年月日の情報を取得
する。
【0036】演算部34は、前記滅菌期限年月日の情報
と現在年月日の情報を演算し、滅菌期限内であるか否か
の情報を告知制御部35に出力する。告知制御部35
は、演算部34からの情報が滅菌期限内であれば、「滅
菌期限内です」等という合成音声をスピーカ36から出
力する。また滅菌期限が過ぎていれば「滅菌期限を過ぎ
ています。このドレープは使用できません」等という合
成音声をスピーカ36から出力する。
【0037】次に、対応機器情報に関する作用を以下に
示す。非接触型IDタグ25aの対応機器情報は、解析
部31にて「Sアーム装着スコープホルダ用」として解
析される。この解析結果は演算部34に送られる。
【0038】また、平行四辺形リンク5には、Sアーム
7aが装着されているので、アーム検出部15は「Sア
ーム装着状態」という機器情報をデータメモリ部33に
送る。
【0039】演算部34はデータメモリ部33より機器
情報を取得し、前記解析結果と比較する。この場合、
「Sアーム装着状態」の機器に「Sアーム装着スコープ
ホルダー用」のドレープを装着しようとしているので、
その情報を告知制御部35に送信する。告知制御部35
は、「ドレープは装着できます」等という合成音声をス
ピーカ36から出力する。
【0040】一方、仮にドレープ21bが収納された滅
菌袋27bをアンテナ14に近づけた場合には「Lアー
ム装着スコープホルダ用のドレープを装着しようとして
います。Sアーム装着スコープホルダ用のドレープを使
用してください」等という合成音声をスピーカ36から
出力する。
【0041】図6は、アンテナ14の付近に近づけられ
たドレープ21iに対して、アンテナ14を介してその
ドレープ21iのID情報を受信した制御部12の作用
をフローチャートで示したものである。アンテナ14に
より、ID情報を受信すると、解析部31は最初のステ
ップS1の滅菌期限と対応機器の解析を行う。この解析
によりドレープ21iで保証された滅菌期限とそのドレ
ープ21iがSアーム装着スコープホルダ用のものか、
Lアーム装着スコープホルダ用のものであるかの対応機
器の情報を得る。これらの解析結果の情報は演算部34
に送られ、後述するステップS3とS8で利用されるこ
とになる。
【0042】次のステップS2で演算部34はリアルタ
イムカウンタ32による現在日時(現在年月日)の情報
を格納するデータメモリ部33からその現在日時の情報
を取得する。
【0043】そして、次のステップS3で演算部31は
現在日時の情報とステップS1の解析結果で得た滅菌期
限の情報とを比較して、解析結果で得た滅菌期限の日時
が滅菌期限を過ぎているか否かの判断を行う。
【0044】つまり、解析結果で得た滅菌期限の日時が
現在日時より以前か否かを判断する。そして、その判断
結果を告知制御部35に送り、告知制御部35では判断
結果により対応する告知をスピーカ36による音声で行
う。
【0045】具体的には、滅菌期限の日時が現在日時を
過ぎていないと判断した場合にはステップS4に進み、
例えば「滅菌期限内です」という合成音声をスピーカ3
6から出力する。また滅菌期限を過ぎていればステップ
S5に移り、「滅菌期限を過ぎています。このドレープ
は使用できません」という合成音声をスピーカ36から
出力して、次のステップS6に移る。
【0046】なお、ステップS5の次にステップS6に
移ると説明したが、実際には術者或いは看護婦等のスタ
ッフは「滅菌期限を過ぎています。このドレープは使用
できません」と告知された場合には、別のドレープに交
換してステップS1からはじめる事になる。つまり、ス
テップS5の後に図6の処理を終了しても良い。
【0047】次のステップS6では演算部31はアーム
識別部15によりアーム装着状態の情報をその情報が書
き込まれたデータメモリ部33から取得する。そして、
取得した情報により、次のステップS7で装着されたア
ームがSアーム7aかLアーム7bかの判断を行う。
【0048】装着されたアームがSアーム7aの場合に
はステップS8で上述したステップS1によりアンテナ
14に近づけられた対応機器(ドレープ)がSアーム装
着スコープホルダ用のものかの判断を行う。なお、図6
のステップS8では簡単化のため、対応機器がSか?と
略記している(S11でも同様の略記を行う)。その判
断結果は告知制御部35に送られる。
【0049】そして、対応機器がSアーム装着スコープ
ホルダ用のものである場合にはステップS9に進み、告
知制御部35はスピーカ36により「このドレープは装
着できます」等の装着可能である事の音声告知を行い、
この処理を終了する。
【0050】一方、対応機器がLアーム装着スコープホ
ルダ用のものである場合にはステップS10に移り、
「適合していないドレープを装着しようとしています。
適合したドレープを装着して下さい」とか上述したよう
な表現の警告の音声告知を行い、この処理を終了する。
【0051】また、ステップS7の判断により、装着さ
れたアームがLアーム7bの場合にはステップS11に
移り、アンテナ14に近づけられた対応機器(ドレー
プ)がLアーム装着スコープホルダ用のものかの判断を
行う。その判断結果は告知制御部35に送られる。
【0052】そして、対応機器がLアーム装着スコープ
ホルダ用のものである場合にはステップS12に進み、
告知制御部35はスピーカ36により「このドレープは
装着できます」等の装着可能である事の音声告知を行
い、この処理を終了する。
【0053】一方、対応機器がSアーム装着スコープホ
ルダ用のものである場合にはステップS10に移り、
「適合していないドレープを装着しようとしています。
適合したドレープを装着して下さい」とか上述したよう
な表現の警告の音声告知を行い、この処理を終了する。
【0054】このような処理を行うので、術者等は装着
しようとするドレープ21iを格納した滅菌袋27iを
装着しようとするスコープホルダ1の近くの持っていく
と、そのドレープ21iが適合するものであるか否かの
確認を自動的に行って、その結果を音声で告知するの
で、短時間かつスムーズに適合するドレープ21iの装
着を行うことができ、術者側の負担を軽減できると共
に、手術時間の短縮もできる。
【0055】従って、本実施の形態は以下の効果を有す
る。
【0056】本実施の形態によれば、従来は滅菌袋に印
刷されていた滅菌期限年月日や対応機器に関する記号を
解読して手術に使用できるか否かを術者が判断していた
ものを自動化することができるため、手術の効率を向上
し、手術時間の短縮を図ることが出来る。
【0057】また術者或いは看護婦による手術の準備の
際の確認作業の負担を大幅に軽減することが出来る効果
も有する。また、ドレープ21a或いは21bを滅菌袋
27a或いは27bから取り出さないで確認作業が自動
的にできるので、このようにしていない従来例の場合に
おける誤って対応しないドレープを滅菌袋から出してし
まい、ドレープを無駄にするようなことを有効に防止で
きる。
【0058】なお、制御部12によりドレープ21a或
いは21bが装着可能なものでるか否かを告知する場
合、音声による告知の他に例えば液晶画面で視覚的に告
知したり、LEDの点灯等で告知するようにしても良
い。
【0059】(第2の実施の形態)次に図7〜図10を
参照して本発明の第2の実施の形態を説明する。図7
は、第2の実施の形態の手術器具としての手術用顕微鏡
41を示す。この手術用顕微鏡41は架台42を有し、
この架台42の上部側には、詳述しない複数の関節部を
有するアーム43が取り付けられており、アーム43の
先端には鏡体44が取り付けられている。
【0060】鏡体44には、その像を撮影するための例
えば35mmカメラ45が取り付けられている。また、
35mmカメラ45には図示しないレリーズケーブルに
より図示しない撮影制御部に接続されている。さらに、
この手術用顕微鏡41には、撮影スイッチを設けたフッ
トスイッチ46がスイッチケーブル47で接続され、撮
影スイッチにより信号はスイッチケーブル47を経て図
示しない撮影制御部に入力される。
【0061】また、鏡体44には、図示しない立体観察
光学系が内蔵されているが、その一番被観察物側に配置
される対物レンズを保護するために、そのレンズ枠48
には、使用しない時には保護カバー49が着脱自在に取
り付けられている。
【0062】さらに、鏡体44には、アンテナ50が取
り付けられている。このアンテナ50は、手術用顕微鏡
41を滅菌状態に保つためのドレープ52(図8参照)
に設けられた非接触ID用タグ52のID情報を読み出
すためのものであり、このアンテナ50は例えば架台4
2に内蔵されている制御部51(図9参照)と接続され
ている。
【0063】図8は、本実施の形態におけるドレープ5
2が収納された状態を示すものである。このドレープ5
2には、第1の実施の形態と同様に、非接触ID用タグ
53が設けられている。非接触型ID用タグ53には、
第1の実施の形態と同様に滅菌期限年月日及び対応機器
の情報が記載されている。このドレープ52は滅菌袋5
4内部に滅菌状態で収納されている。
【0064】図9は、本実施の形態における手術用顕微
鏡41に設けた制御部51の構成を示すブロック図であ
る。制御部51は、鏡体44に取り付けられたアンテナ
50は、制御部51内部の解析部55に接続され,アン
テナ50で受信したID情報に対して解析を行うことに
より、ト゛レーフ゜52の非接触型ID用タグ53に記憶され
た滅菌期限年月日及び対応機器の情報を得る。この解析
部55は、演算部56に接続されており、解析結果の情
報を演算部56に送る。
【0065】また、35mmカメラ45には、この35
mmカメラ45内に35mmフィルムが装填されている
か否かを検出するにフィルム検出部45aが設けられて
おり、フィルム検出部45aは、制御部51のデータメ
モリ部57に接続されている。そして、フィルム検出部
45aにより検出したフィルム検出データをデータメモ
リ部57に書き込む。
【0066】このデータメモリ部57は演算部56と接
続され、演算部56は演算に必要なデータをデータメモ
リ部57から読み出す。また、レンズ枠48には、保護
カバー49の着脱を検出する着脱検出部48aが設けら
れており、着脱検出部48aは、制御部51のデータメ
モリ部57と接続されており、着脱検出データをデータ
メモリ部57に書き込む。
【0067】このデータメモリ部57には、更に現在の
日時を計測するリアルタイムカウンタ58が接続されて
おり、現在の日時データをデータメモリ部57に書き込
む。演算部56は、告知制御部59が接続されており、
この告知制御部59にはスピーカ60が接続されてお
り、音声による告知を行えるようにしている。
【0068】次に本実施の形態の作用を説明する。術者
が、手術用顕微鏡41の鏡体44にドレープ52が封入
された滅菌袋54を近づける。第1の実施の形態と同様
に、アンテナ50からはID情報読み取り用の信号が出
力されており、該信号は滅菌袋54を透過し、内部の非
接触型ID用タグ53にて反射等されてID情報として
アンテナ50にて受信される。これにより、解析部55
はドレープ52の滅菌期限の日時及び対応機器を解析
し、その解析結果を演算部56に送る。演算部56は、
リアルタイムカウンタ58による現在日時の情報を元に
滅菌期限が切れていないことを確認する。
【0069】また、35mmカメラ45のフィルム検出
部45aは、フィルムが装填されているか否かの情報を
データメモリ部57へ出力する。演算部56は、解析部
55からの解析結果が入力されることでドレープ52が
装着されつつあることを検出するが、その際にデータメ
モリ部57から35mmカメラ45にフィルムが装填さ
れているか否かの情報を読み出す。
【0070】フィルムが装填されていない場合、演算部
56は、告知制御部59にその旨の制御信号を出力す
る。告知制御部59は、この信号を受け取ると、スピー
カ60に「フィルムが装填されていません」等という警
告メッセージを出力する。同様にレンズ枠48に設けら
れた着脱検出部48aについても同様である。すなわ
ち、保護カバー49が装着されているか否かは、着脱検
出部48aにて検出され、データメモリ部57に情報が
伝達される。
【0071】演算部56は、ドレープ52が装着されつ
つあることを検出した際に、保護カバー49が未だレン
ズ枠48に装着されていることを検出すると、その旨の
制御信号を告知制御部59に出力する。告知制御部59
は、この信号を受け取ると、スピーカ60により「保護
カバーをはずしてください」等の警告メッセージを出力
する。
【0072】図10は、本実施の形態の作用をフローチ
ャートで示している。図10におけるステップS1から
S5までは第1の実施の形態と同様の作用となる。本実
施の形態ではステップS4或いはS5の次にステップS
21の処理を行う。
【0073】つまり、アンテナ50により、ID情報を
受信すると、解析部55は最初のステップS1の滅菌期
限と対応機器の解析を行う。この解析によりドレープ5
2で保証された滅菌期限とそのドレープ52が図7の手
術用顕微鏡用のものかであるかの対応機器の情報を得
る。これらの解析結果の情報は演算部56に送られ、後
述するステップS3とS21等で利用されることにな
る。
【0074】次のステップS2で演算部56はリアルタ
イムカウンタ58による現在日時(現在年月日)の情報
を格納するデータメモリ部57からその現在日時の情報
を取得する。そして、次のステップS3で演算部56は
現在日時の情報とステップS1の解析結果で得た滅菌期
限の情報とを比較して、解析結果で得た滅菌期限の日時
が滅菌期限を過ぎているか否かの判断を行う。
【0075】つまり、解析結果で得た滅菌期限の日時が
現在日時より以前か否かを判断する。そして、その判断
結果を告知制御部56に送り、告知制御部35では判断
結果により対応する告知をスピーカ60による音声で行
う。具体的には、滅菌期限の日時が現在日時を過ぎてい
ないと判断した場合にはステップS4に進み、例えば
「滅菌期限内です」という合成音声をスピーカ60から
出力する。また滅菌期限を過ぎていればステップS5に
移り、「滅菌期限を過ぎています。このドレープは使用
できません」という合成音声をスピーカ60から出力し
て、次のステップS21に移る。
【0076】なお、ステップS5の次にステップS21
に移ると説明したが、実際には術者或いは看護婦等のス
タッフは「滅菌期限を過ぎています。このドレープは使
用できません」と告知された場合には、別のドレープに
交換してステップS1からはじめる事になる。
【0077】ステップS21では、ステップS1の解析
結果から図7の手術用顕微鏡41に対応する対応機器
(具体的にはドレープ52)であるか否かの判断を行
い、対応するドレープ52の場合にはステップS22で
装着可能である旨の音声告知を行い、逆に対応するドレ
ープ52でない場合にはステップS23で適合するドレ
ープでない旨の警告メッセージを行って次のステップS
24に進む。
【0078】ステップS24では演算部56はデータメ
モリ部57に書き込まれたフィルム検出部45aによる
検出データを読み出して、フィルム装填済?の判断を行
う。そして、フィルム装填済の場合には、ステップS2
6に移り、フィルム未装填の場合には、その判断結果を
告知制御部59に送り、ステップS25によりスピーカ
60でフィルムが装填されていません等と警告メッセー
ジを行ってステップS26に進む。
【0079】ステップS26では、演算部56はデータ
メモリ部57に書き込まれた着脱検出部48aによる検
出データを読み出して、保護カバー49の外し済?の判
断を行う。保護カバー49が外し済の場合には、この処
理を終了し、逆に外し済でない場合には、その判断結果
を告知制御部59に送り、ステップS27に示すよう
に、スピーカ60により保護カバーを外して下さいと警
告メッセージを行ってこの処理を終了する。
【0080】図10の処理の場合にも、ステップS5、
S23、S25の後に、図10の処理を終了するように
しても良い。本実施の形態では、フィルム装填と保護カ
バーを確認できるようにした例で説明したが、本発明は
これに限定されるものではない。
【0081】すなわち、ドレープが装着された後では作
業が実施出来ない、もしくは行い難いものを検出して、
ドレープが装着される前に警告することができる。その
他の例としては、「手術用顕微鏡の助手用鏡筒の向き変
更」「特殊観察用フィルタの挿入、交換」「バッテリ駆
動機器のバッテリ交換」「固定焦点距離式対物レンズの
焦点距離変更」等多数の例が考えられる。
【0082】本実施の形態の効果は、第1の実施の形態
における効果に加え、ドレープ装着前に済ませておくべ
き各種のセッティング作業を音声により確認できるた
め、セッティングミスが無くなり、手術の効率を更に向
上することができる。なお、上述した各実施の形態を部
分的等で組み合わせて構成される実施の形態等も本発明
に属する。
【0083】[付記] 1.手術器具の少なくとも一部を滅菌状態に保つドレー
プと、該ドレープに取り付けられたID情報と、前記手
術器具に設けられたID読み取り手段と、該ID読み取
り手段で読み取られたID情報を解析する解析部と、前
記手術器具に設けられたデータメモリ手段と、前記解析
部の解析結果と前記データメモリ手段にメモリされてい
るデータを演算する演算部と、該演算部の演算結果から
所定の情報を表示する表示制御部と、を有することを特
徴とする手術器具及びドレープ。
【0084】2.手術器具の少なくとも一部を滅菌状態
に保つドレープと、該ドレープに装着された非接触型I
D素子と、前記手術器具に設けられ、前記非接触型ID
素子の情報を読み取るアンテナと、該アンテナで読み取
られたID情報を解析する解析部と、前記手術器具に設
けられたデータメモリ手段と、前記解析部の解析結果と
前記データメモリ手段にメモリされているデータを演算
する演算部と、該演算部の演算結果から所定の情報を表
示する表示制御部と、を有することを特徴とする手術器
具及びドレープ。
【0085】3.前記ID情報乃至非接触型ID素子に
は、滅菌保証期限の情報が含まれていることを特徴とす
る付記1又は2記載の手術器具及びドレープ。 4.前記ID情報乃至非接触型ID素子には、当該ドレ
ープが対応する機器の仕立て情報(組み立て情報)が含
まれていることを特徴とする付記1又は2記載の手術器
具及びドレープ。 5.更に前記演算部は手術器具のセッティング状態を検
出する検出手段を有していることを特徴とする付記1又
は2記載の手術器具及びドレープ。
【0086】6.前記データメモリ手段は、現在の年月
日の情報を含んでいることを特徴とする付記1又は2記
載の手術器具及びドレープ。 7.前記データメモリ手段は、手術器具の仕立て情報
(組み立て情報)を含んでいることを特徴とする付記1
又は2記載の手術器具及びドレープ。 8.前記データメモリ手段は、前記検出手段で検出され
た手術器具のセッティング状態であることを特徴とする
付記5記載の手術器具及びドレープ。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、手
術器具の少なくとも一部を滅菌状態に保つドレープと、
該ドレープに取り付けられたID情報の格納手段と、前
記手術器具に設けられ、前記ID情報を読み取るID読
み取り手段と、該ID読み取り手段で読み取られたID
情報を解析する解析部と、前記手術器具に設けられた参
照情報の記憶手段と、前記解析部の解析結果と前記参照
情報とを演算する演算部と、該演算部の演算結果から所
定の情報を告知する告知制御部と、を有しているので、
ドレープを手術器具に実際に装着する前にそのドレープ
に取り付けられたID情報により、必要な確認作業等を
自動的に行ってその結果を告知でき、術者等が実際に確
認しなければならない確認作業等を軽減でき、手術の時
間短縮ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の手術器具としての
スコープホルタにより内視鏡を保持した状態を示す図。
【図2】スコープホルダを滅菌状態に保つドレープを示
す図。
【図3】ドレープを収納して滅菌袋を示す図。
【図4】スコープホルダに設けた制御部の具体的な構成
を示すブロック図。
【図5】ドレープをスコープホルダに装着する前の手術
準備状態を示す図。
【図6】手術を準備する場合の制御部による作用を示す
フローチャート図。
【図7】本発明の第2の実施の形態の手術器具としての
手術用顕微鏡を示す図。
【図8】図7の手術用顕微鏡に対応するドレープを収納
した滅菌袋を示す図。
【図9】図7の手術用顕微鏡に設けた制御部の構成を示
すブロック図。
【図10】ID情報の受信により制御部が行う作用のフ
ローチャート図。
【符号の説明】
1…スコープホルダ 2…内視鏡 3…取り付け部 4…垂直旋回軸 5…平行四辺形リンク 6…アーム接続部 7a…Sアーム 7b…Lアーム 8a、8b…取り付け部 9…内視鏡保持部 12…制御部 14…アンテナ 15…アーム識別部 21a、21b…ドレープ 22a、22b…ドレープ本体 23a、23b…内視鏡取り付け部 24a、24b…固定紐 25a、25b…非接触型IDタグ 27a…滅菌袋 31…解析部 32…リアルタイムカウンタ 33…データメモリ部 34…演算部 35…告知制御部 36…スピーカ 代理人 弁理士 伊藤 進
フロントページの続き (72)発明者 古川 喜之 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 谷島 正規 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 三浦 圭介 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 増田 信弥 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 中村 剛明 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 4C058 AA12 BB01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手術器具の少なくとも一部を滅菌状態に
    保つドレープと、 該ドレープに取り付けられたID情報の格納手段と、 前記手術器具に設けられ、前記ID情報を読み取るID
    読み取り手段と、 該ID読み取り手段で読み取られたID情報を解析する
    解析部と、 前記手術器具に設けられた参照情報の記憶手段と、 前記解析部の解析結果と前記参照情報とを演算する演算
    部と、 該演算部の演算結果から所定の情報を告知する告知制御
    部と、 を有することを特徴とする手術器具及びドレープ。
  2. 【請求項2】 手術器具の少なくとも一部を滅菌状態に
    保つドレープと、 該ドレープに装着された非接触型ID素子と、 前記手術器具に設けられ、前記非接触型ID素子の情報
    を読み取るアンテナと、 該アンテナで読み取られたID情報を解析する解析部
    と、 前記手術器具に設けられたデータメモリ手段と、 前記解析部の解析結果と前記データメモリ手段にメモリ
    されているデータを演算する演算部と、 該演算部の演算結果から所定の情報を告知する告知制御
    部と、 を有することを特徴とする手術器具及びドレープ。
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