JP2003032976A - 巻線方法、巻線機及び多極電機子 - Google Patents

巻線方法、巻線機及び多極電機子

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JP2003032976A JP2001209926A JP2001209926A JP2003032976A JP 2003032976 A JP2003032976 A JP 2003032976A JP 2001209926 A JP2001209926 A JP 2001209926A JP 2001209926 A JP2001209926 A JP 2001209926A JP 2003032976 A JP2003032976 A JP 2003032976A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノズルをフライヤとともに旋回(回転)駆動
する工程(又は駆動手段)と、ノズル及び/又はワーク
を所定の軌跡を描くように駆動する工程(又は駆動手
段)とを併用することにより、整列巻を実現しつつ、多
数巻を可能とする巻線方法、巻線機及び多極電機子を提
供する。 【解決手段】 第一の巻線工程において、上下送り用モ
ータ20を駆動回転させ、上下送り装置19を移動させ
ると、ノズル3が巻線すべき極部a及びそれに隣接する
極部aの間を通り抜けるようにして、ノズル3の先端部
がコアCの厚み方向に移動する。それとほぼ同時に、コ
ア回動用モータ30を駆動回転させると、ノズル3の先
端部が巻線すべき極部aから離れて周方向に移動する。
第二の巻線工程において、フライヤ1およびノズル3が
一体的に回転させられることにより、ノズル3はフライ
ヤ1の回転軸心から一定距離離れた状態において、フラ
イヤ回転用モータ10により旋回駆動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、多極電機子(主
としてモータコア)の各極にコイル形成用の線材を巻き
付けるための巻線方法、巻線機及び多極電機子に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、図12に示すようなモータコ
アCの各極部aにコイル形成用の線材Wを巻き付けるた
めに、巻線機が広く使用されている。近年、モータの薄
型化・小型化が進んでおり、特にフロッピーディスク、
ハードディスク、ビデオ、ファン等のモータにおいてそ
の傾向が強い。したがって、巻線機に対しては、モータ
のトルク等の特性を落とさずにモータの薄型化・小型化
を達成するために、モータコアCに対し巻数を減少させ
ることなく、巻線部をいかに薄く小さくコンパクトに形
成するかが要請される。
【0003】そして、このような要望を満たすために、
例えば狭いスペースにおいて線材Wをコア極部aにでき
るだけ回数多く巻き付ける(以下、多数巻という)に
は、コア極部aに対し隣合う線材同士を隙間なく整列し
て巻く、いわゆる整列巻が有効である。
【0004】ところで、一般的な巻線機は、図13に示
すようなフライヤ駆動式のものであり、位置を固定した
モータコアCに対し、角型ブロック状のメインフォーマ
102及び左右のサイドフォーマ103を配置した状態
で、ノズル101を保持するフライヤ100を回転させ
ることにより、ノズル101から引き出される線材Wを
コア極部aに巻き付ける。ここで、メインフォーマ10
2は、フライヤ100の回転軸に同心的に取り付けら
れ、フライヤ100から繰り出された線材Wを巻線すべ
きコア極部aに案内する機能を有し、一方サイドフォー
マ103は、巻線すべきコア極部aに巻き付けようとす
る線材Wが、隣りの極部aに接触するのを防ぐ機能を有
する。しかしながら、従来はこのようなフライヤ駆動式
の巻線機では整列巻は困難であった。
【0005】これは主に次のような理由による。図13
においてフライヤ100によりノズル101を回転(旋
回)させつつ、メインフォーマ102をコア極部aの奥
行方向に送り、適数回の揺動を与えるのであるが、メイ
ンフォーマ102をあまり奥部まで入り込ませると隣り
のコア極部aに干渉してしまうため、メインフォーマ1
02を奥部まで入り込ませることができない。このこと
が線材Wの巻線精度を向上させる上での障害となり、そ
のために整列巻ができないのが実情であった。なお、メ
インフォーマ102及び左右のサイドフォーマ103を
配置しないで、ノズル101を巻線すべきコア極部aと
隣りの極部aとの間に入り込ませて巻線する方式を採用
すれば、整列巻はしやすいが、ノズル101の旋回スペ
ースに巻線することはできず、そのスペースを要するこ
とによる限界がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、ノズ
ルをフライヤとともに旋回(回転)駆動する工程(又は
駆動手段)と、ノズル及び/又はワークを所定の軌跡を
描くように駆動する工程(又は駆動手段)とを併用する
ことにより、整列巻を実現しつつ、多数巻を可能とする
巻線方法、巻線機及び多極電機子を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記の課
題を解決するために、本発明の巻線方法は、半径方向に
突出する複数の極を有するワークの各極にコイル形成用
の線材を巻き付けるための巻線方法であって、前記線材
を保持するノズル及び/又は前記ワーク(以下、ノズル
等という)が該ワークの周方向に駆動されることによ
り、該ノズルが巻線すべき極から離間して相対移動する
周方向成分と、前記ノズル等が前記ワークの厚み方向に
駆動されることにより、該ノズルが前記巻線すべき極及
びそれに隣接する極の間を通り抜けるようにして相対移
動する厚み方向成分とを組み合わせた形態の軌跡を有す
る第一の巻線工程と、前記巻線すべき極に対して同軸状
に回転するフライヤにその回転軸心から一定距離離れた
状態で取り付けられた前記ノズルが、前記巻線すべき極
の周囲を旋回する軌跡を有する第二の巻線工程と、を所
定の順序で又は交互に行うことを特徴とする。
【0008】また、上記の課題を解決するために、本発
明の巻線方法は、半径方向に突出する複数の極を有する
ワークの各極にコイル形成用の線材を巻き付けるための
巻線方法であって、前記線材を保持するノズル及び/又
は前記ワーク(以下、ノズル等という)が該ワークの周
方向に駆動されることにより、該ノズルが巻線すべき極
から離間して相対移動する周方向成分と、前記ノズル等
が前記ワークの厚み方向に駆動されることにより、該ノ
ズルが前記巻線すべき極及びそれに隣接する極の間を通
り抜けるようにして相対移動する厚み方向成分とを組み
合わせた形態の軌跡を有する第一の巻線工程と、前記巻
線すべき極に対して同軸状に回転するフライヤにその回
転軸心から一定距離離れた状態で取り付けられた前記ノ
ズルが、前記巻線すべき極の周囲を旋回する軌跡を有
し、かつ前記フライヤから繰り出されるとともに前記ノ
ズルに保持された前記線材が、フォーマにより前記巻線
すべき極に案内される第二の巻線工程と、を所定の順序
で又は交互に行うことを特徴とする。
【0009】これらの巻線方法によれば、第一の巻線工
程としてノズルが、上記した周方向の被駆動成分と厚み
方向の被駆動成分とを組み合わせた形態の軌跡を有する
ことによって、ノズル先端をワークの巻線すべき極と隣
の極との間の奥深くまで挿入でき、かつ巻線すべき極の
周囲に線材を整然と巻き付けることができ、整列巻を実
現しやすくなる。また、ワークの各極に線材が整然と巻
き付けられるため、その上に積層状に巻き付ける線材の
多数巻が可能となる。
【0010】そのために、最初に第一の巻線工程を所定
時間にわたり行った後、第二の巻線工程に移行するよう
にするのが望ましい。巻線すべき極の最初に整列巻を行
っておくと、その後の第二の巻線工程によって多数巻が
実現しやすくなり、また第二の巻線工程で巻き付ける際
の線材の乱れが抑えられる。なお、このとき、巻線すべ
き極に対して第二の巻線工程を巻線終了まで行ってもよ
く、第二の巻線工程を所定時間にわたり行った後、再び
第一の巻線工程を(あるいは第一と第二の巻線工程を交
互に)実施してもよい。また、第一と第二の巻線工程
は、それぞれ別々の巻線機を用いて行うこともできる。
さらに、逆に巻線すべき1つの極のうち、ノズルが入っ
ていかないコア内周側は、フォーマを用いた第二の巻線
工程で巻線し、外周側は第一の巻線工程で巻線するとい
った巻き方もできる。これは、必然的にノズルの径が太
くなる太線巻線に有効である。
【0011】一方、上記の課題を解決するために、本発
明の巻線機は、半径方向に突出する複数の極を有するワ
ークの各極にコイル形成用の線材を巻き付けるための巻
線機であって、前記線材を保持するノズルと、前記ノズ
ル及び/又は前記ワーク(以下、ノズル等という)を該
ワークの周方向に駆動して、該ノズルを巻線すべき極か
ら離間して相対移動させる周方向駆動系と、前記ノズル
等を前記ワークの厚み方向に駆動して、該ノズルを前記
巻線すべき極及びそれに隣接する極の間を通り抜けるよ
うにして相対移動させる厚み方向駆動系とを有する第一
の駆動手段と、前記巻線すべき極に対して同軸状に回転
し、その回転軸心から一定距離離れた状態で前記ノズル
が取り付けられたフライヤと、そのフライヤに取り付け
られた前記ノズルを、前記巻線すべき極の周囲を旋回す
る軌跡を描くように駆動する第二の駆動手段と、を備え
たことを特徴とする。
【0012】さらに、上記の課題を解決するために、本
発明の巻線機は、半径方向に突出する複数の極を有する
ワークの各極にコイル形成用の線材を巻き付けるための
巻線機であって、前記線材を保持するノズルと、前記ノ
ズル及び/又は前記ワーク(以下、ノズル等という)を
該ワークの周方向に駆動して、該ノズルを巻線すべき極
から離間して相対移動させる周方向駆動系と、前記ノズ
ル等を前記ワークの厚み方向に駆動して、該ノズルを前
記巻線すべき極及びそれに隣接する極の間を通り抜ける
ようにして相対移動させる厚み方向駆動系とを有する第
一の駆動手段と、前記巻線すべき極に対して同軸状に回
転し、その回転軸心から一定距離離れた状態で前記ノズ
ルが取り付けられたフライヤと、そのフライヤから繰り
出されるとともに前記ノズルに保持された前記線材を前
記巻線すべき極に案内するフォーマと、前記フライヤに
取り付けられた前記ノズルを、前記巻線すべき極の周囲
を旋回する軌跡を描くように駆動する第二の駆動手段
と、を備えたことを特徴とする。
【0013】これらの巻線機によれば、従来より一般的
であった第二の駆動手段に、第一の駆動手段を併設し、
これらを切り換えて使用するだけで、上記した整列巻と
多数巻とを実現しやすくなる。なお、以下の記載におい
て、第二の駆動手段(及びそれによる第二の巻線工程)
をフライヤ駆動式と呼び、第一の駆動手段(及びそれに
よる第一の巻線工程)をノズル・ワーク駆動式と呼ぶ場
合がある。
【0014】その第一の駆動手段のうち、周方向駆動系
が、ワークをその周方向に往復移動させるワーク駆動手
段から構成され、一方、厚み方向駆動系が、ノズルをワ
ークの厚み方向に往復移動させるノズル駆動手段から構
成される場合には、これら2方向への駆動手段をワーク
側とノズル側とで分担することができ、第一の駆動手段
を全体としてコンパクトにすることができる。
【0015】その際、ノズルが、フライヤに着脱自在に
取り付けられるとともに、フライヤから離脱した状態に
おいて第一の駆動手段により駆動され、フライヤに装着
された状態において、第二の駆動手段により駆動される
ように構成することができる。この場合には、ノズル・
ワーク駆動式において、フライヤを切り離して慣性を小
さくした状態でノズルを駆動でき、より高速により精度
の高い整列巻が可能となる。
【0016】また、ノズルが、フライヤに取り付けられ
たガイドに支持されるとともに、ガイドに沿って移動可
能に保持された状態において、第一の駆動手段によりワ
ークの厚み方向に往復駆動され、フライヤの回転軸心か
ら一定距離離れた状態において、第二の駆動手段により
旋回駆動されるように構成することができる。この場合
には、ノズル・ワーク駆動式(第一の駆動手段)とフラ
イヤ駆動式(第二の駆動手段)との切り換えの際、フラ
イヤに対してノズルを離脱・装着する必要がなく、巻線
作業の効率化を図ることができる。
【0017】次に、上記の課題を解決するために、本発
明の多極電機子は、前記巻線機に前記ワークが装填さ
れ、前記巻線方法により、前記ワークの各極にコイル形
成用の前記線材が巻き付けられたことを特徴とする。
【0018】このように、ノズル・ワーク駆動式(第一
の駆動手段及び第一の巻線工程)とフライヤ駆動式(第
二の駆動手段及び第二の巻線工程)とを併用すること
で、整列巻と多数巻とが同時に実現された多極電機子を
容易に得ることができる。
【0019】このような多極電機子の極が多相モータ用
のコア極部であり、最初に各相毎に第一の巻線工程を行
って各極に第一巻層を形成した後、改めて各相毎に第二
の巻線工程を行って各極の第一巻層の上に第二巻層を積
層形成し、これら第一巻層と第二巻層の対応する相にお
いて、始端同士及び終端同士をそれぞれ並列的に結線す
ることができる。
【0020】最近、モータの省エネ化・省電力化を達成
するために、巻線部の電気抵抗(又はインピーダンス)
をいかに低下させるかという新たな要請がある。上記の
ように、第一巻層と第二巻層の対応する各相において、
始端同士及び終端同士をそれぞれ並列的に結線すること
によって、例えば線径の大なる線材を用いたりしなくて
もこの要請に応えることができ、整列巻と多数巻の同時
実現に加えて、モータの省エネ化も達成することができ
る。
【0021】(実施例1)次に、本発明の一実施例を図
面に基づいて説明する。図1にその一実施例であるモー
タ巻線機の要部を示す。この巻線機100は、図12お
よび図13に示すような、多相モータ用のステータとな
るステータコア(以下、コアという)C(ワーク)の、
ワーク芯部としての放射状の各極部a(極)に対し、線
材Wの巻線工程を行うものである。
【0022】図1に示すように、コアCは、下端面側を
コア保持手段としての割出回転軸31により保持され、
上端面側には線材Wの端を保持するための公知の線材端
部保持具32等が載置されている。割出回転軸31は、
正逆回転するコア回動用モータ30(ワーク駆動手段)
により、1つの極部aに対する巻線動作が終る毎に間欠
回転送りされて、全ての極部aに巻線が施される。ま
た、コア回動用モータ30は、後述するノズル・ワーク
駆動式(第一の巻線工程)において、割出回転軸31
(コアC)を周方向に往復回動駆動して巻線すべき極部
aに線材Wを整列巻するために用いられる。
【0023】本巻線機100は、円筒状のフライヤ1を
備え、これが外シャフト2に固定され、ている。フライ
ヤ1の先端部外周の1箇所には、ノズル3が取付けられ
ており、このノズル3から、コアCに巻き付けられるべ
き線材Wが引き出されるようになっている。
【0024】フライヤ1の内側には、それと同芯的にメ
インフォーマ5が設けられている。このメインフォーマ
5は内シャフト6に対して軸受35を介して取り付けら
れており、内シャフト6と上述の外シャフト2とは、キ
ー等により軸方向には相対移動可能に、周方向には一体
的に回転するように連結されている。
【0025】図4および図5に示すように、メインフォ
ーマ5はその前端部に開口7aを有するコア極部保持部
7を備えている。コア極部保持部7の開口7aの大きさ
と深さは、コアCの1つの極部aに被せられるものとさ
れ、被せられた状態では、メインフォーマ5は内シャフ
ト6に対して非回転となる。なお、8は巻線ガイド部で
ある。また、両側のコア極部aには公知のサイドフォー
マ23が装着される。これは、ノズル3から引き出され
る線材Wが隣りの極部aに引っ掛かったりすることを防
ぐものである。
【0026】図1の外シャフト2および内シャフト6
は、フライヤ回転用モータ10(第二の駆動手段)によ
って一体的に回転させられるとともに、前後送り装置1
1により軸方向に移動させられるようになっている。こ
の移動によりメインフォーマ5、ノズル3およびフライ
ヤ1が、コアCの中心に対し接近・離間するように往復
移動することとなる。
【0027】上述のフライヤ回転用モータ10および前
後送り装置11の機構を説明する。内シャフト6は軸受
12を介してシリンダ13に連結され、シリンダ13は
後述する上下スライダ21に支持されている。内シャフ
ト6および外シャフト2は、軸受14を介して上下スラ
イダ21(後述)で回転可能に支持され、フライヤ回転
用モータ10により一体的に回転する。前後スライダ1
6は固定ベース15に設けられ正逆回転する前後送り用
モータ17により、ボールネジ機構18を介して固定ベ
ース15上を前後往復移動するようになっており、これ
によりメインフォーマ5およびフライヤ1(ノズル3)
は前後方向に移動する。
【0028】また、前後送り装置11と軸受14との間
には、上下送り装置19(ノズル駆動手段)が設けられ
ている。具体的には、上下送り装置19の上下スライダ
21は、前後スライダ16に設けられ正逆回転する上下
送り用モータ20により、ボールネジ機構22を介し前
後送り装置11に対して上下往復移動するようになって
おり、これによりノズル3(フライヤ1)およびメイン
フォーマ5は上下方向(コアCの厚み方向)へ移動す
る。
【0029】次に、この巻線機100を用いて各極部a
に対し線材Wの巻線を行う際の各部の作動を説明する。
図2及び図3にノズル・ワーク駆動式(第一の巻線工
程)の作用説明図、図4及び図5にフライヤ駆動式(第
二の巻線工程)の作用説明図をそれぞれ示している。
【0030】<第一の巻線工程>まず、図1において、
メインフォーマ5がシリンダ13によりコアCに対し後
退させられ、フライヤ1の内部に収納される。そして、
ノズル3から導き出される線材Wの端が、線材端部保持
具32に保持される。したがって、第一の巻線工程(ノ
ズル・ワーク駆動式)においては、メインフォーマ5及
びサイドフォーマ23は使用しない。
【0031】このような状態で、上下送り用モータ20
を一方向に駆動回転させ、上下送り装置19を下方へ移
動させると、図2(a)に示すようにノズル3が巻線す
べき極部a及びそれに隣接する極部aの間を通り抜ける
ようにして、ノズル3の先端部がコアCの厚み方向に下
方移動する。それとほぼ同時に、コア回動用モータ30
を一方向に駆動回転させると、図2(b)に示すように
ノズル3の先端部がコアCの下方において巻線すべき極
部aから離れて周方向一方に移動する。
【0032】次いで、上下送り用モータ20を他方向に
駆動回転させ、上下送り装置19を上方へ移動させる
と、図2(c)に示すようにノズル3が巻線すべき極部
a及びそれに隣接する極部aの間を通り抜けるようにし
てノズル3の先端部がコアCの厚み方向に上方移動す
る。それとほぼ同時に、コア回動用モータ30を他方向
に駆動回転させると、図2(d)に示すようにノズル3
の先端部がコアCの上方において巻線すべき極部aから
離れて周方向他方に移動する。再び、上下送り用モータ
20を一方向に駆動回転させると、図2(e)に示すよ
うにノズル3の先端部がコアCの厚み方向に下方移動
し、これによってノズル3の先端部(線材W)が螺旋状
の形態を取りながら巻線すべき極部aの周囲を1周する
(図2(f))。
【0033】このように、第一の巻線工程ではノズル・
ワーク駆動式が採用され、、図3(a)に示されるよう
に、ノズル3が、周方向の被駆動成分と厚み方向の被駆
動成分とを組み合わせた形態の楕円軌道K1を有するの
で、コアCの巻線すべき極部aの周囲に線材Wを整然と
巻き付けることができ、整列巻が実現しやすくなる。ま
た、周方向駆動系がコア回動用モータ30から構成さ
れ、一方厚み方向駆動系が上下送り装置19から構成さ
れるので、第一の駆動手段をワーク側とノズル側とで一
部ずつ分担することができる。なお、第一の巻線工程に
おけるノズル3の軌道は、楕円に限らず矩形等であって
もよい。
【0034】そして、このようなノズル3の1回転につ
き線材Wの線径1本分に相当する送りが、図1に示す前
後送り装置11によりフライヤ1に与えられ、図3
(b)のようにノズル3が徐々に後退させられる。これ
により、コアCの巻線すべき極部aの外面に第一巻層M
1が形成される。なお、前後送り装置11を複数回往復
させて第一巻層M1を複数の層状に積層巻きしてもよ
い。
【0035】所定の巻数に達すれば、ノズル3がコア極
部aから離脱し、コアCが所定角度送られた後、次のコ
ア極部aに対する第一の巻線工程が実施される。このと
き、コア極部aが、例えば図11に示す3相モータ用の
コア極部の場合、U相(U1、U2 、U3 、U4 )、V
相(V1 、V2 、V3 、V4 )、W相(W1 、W2 、W
3 、W4 )の3相で構成され、計3つの第一巻層M1U,
M1V,M1Wが形成される。そして、U、VおよびW相の
それぞれに、s線(スタート線)とf線(フィニッシュ
線)が発生するので、合計6本の端末線Us,Vs,W
s,Uf,Vf,Wfができる。
【0036】<第二の巻線工程>次に、図4において巻
線ガイド部8を有するメインフォーマ5が、図1のシリ
ンダ13によりコアCに対し前進させられ、図5に示す
ように、そのメインフォーマ5の開口7aが巻線すべき
コア極部aに被せられ、その両側のコア極部aにはサイ
ドフォーマ23が装着される。メインフォーマ5が極部
aに被せられた状態では、メインフォーマ5は内シャフ
ト6に対して非回転となる。これにより、メインフォー
マ5とサイドフォーマ23との間に第二の巻線工程(ノ
ズル・ワーク駆動式)に必要な隙間が確保される。
【0037】このような状態でフライヤ1およびノズル
3が一体的に回転させられることにより、ノズル3はフ
ライヤ1の回転軸心から一定距離離れた状態において、
フライヤ回転用モータ10により旋回駆動される。その
結果、ノズル3は、図5(a)に示されるように、巻線
すべきコア極部aの断面軸心を回転中心とする円形軌道
K2を描く。ノズル3から引き出される線材Wは、メイ
ンフォーマ5における巻線ガイド部8にガイドされつ
つ、螺旋状の形態を取りながら巻線すべきコア極部aに
落とし込まれる。
【0038】そして、このようなノズル3の1回転につ
き線材Wの線径1本分に相当する送りが、図1に示す前
後送り装置11により、フライヤ1、ノズル3およびメ
インフォーマ5に与えられ、図5(b)のようにメイン
フォーマ5等が徐々に後退させられる。これにより、前
工程で巻き付けられた第一巻層M1の上に第二巻層M2が
積層形成される。なお、第二巻層M2においても、前後
送り装置11を複数回往復させて第一巻層M1と同様に
複数の層状に積層巻きしてもよい。
【0039】このようにして、第二の巻線工程ではフラ
イヤ駆動式を採用することにより、第二巻層M2を巻線
すべきコア極部aとその両側の第一巻層M1が形成され
たコア極部aとの間の隙間に、さらに線材Wを巻き付け
ることができるので、多数巻が達成される(図5)。所
定の巻数に達すれば、メインフォーマ5がコア極部aか
ら離脱し、コアCが所定角度送られた後、次のコア極部
aに対する第二の巻線工程が実施される。
【0040】このとき、コア極部aが、例えば図11に
示す3相モータ用のコア極部の場合、U相(U1 、U2
、U3 、U4 )、V相(V1 、V2 、V3 、V4 )、
W相(W1 、W2 、W3 、W4 )の3相で構成され、計
3つの第二巻層M2U,M2V,M2Wが形成される。そし
て、U、VおよびW相のそれぞれに、s線(スタート
線)とf線(フィニッシュ線)が発生するので、合計6
本の端末線Us’,Vs’,Ws’,Uf’,Vf’,
Wf’ができる。
【0041】<巻線端末処理工程>図11の第一巻層M
1U,M1V,M1Wと第二巻層M2U,M2V,M2Wの対応する
各相において、始端同士Us−Us’, Vs−V
s’, Ws−Ws’及び終端同士Uf−Uf’,Vf
−Vf’, Wf−Wf’がそれぞれ並列的に結線さ
れ、3相モータ用の多極電機子500が完成する。始端
同士及び終端同士の並列結線により、太い線材Wを用い
なくても巻線部の電気抵抗(又はインピーダンス)を低
下させることができる。また、第一巻層M1U,M1V,M
1Wと第二巻層M2U,M2V,M2Wの相をずらして結線する
こともできる。
【0042】図6及び図7に図1(実施例1)の変形例
を示す。図6に示す巻線機110では、ノズル3が、フ
ライヤ1に着脱自在に取り付けられている。ノズル3
は、フライヤ1から離脱した状態(図6の実線)におい
ては、第一の駆動手段、具体的には上下送り装置19
(ノズル駆動手段)の上下スライダ21Aにより上下往
復駆動される。一方、ノズル3は、フライヤ1に装着さ
れた状態(図6の仮想線)においては、図1と同様にフ
ライヤ回転用モータ10(第二の駆動手段)により旋回
駆動される。ノズル・ワーク駆動式(第一の巻線工程)
において、フライヤ1から切り離して慣性を小さくした
状態でノズル3を駆動できるので、駆動時の振動・騒音
等を軽減でき、より精度の高い整列巻が可能となる。な
お、39は、例えば上記第一巻層M1U,M1V,M1Wと第
二巻層M2U,M2V,M2Wの端末線の結線(カラゲ)時等
に用いられる線材Wの昇降装置であり、上下送り装置1
9と同様に昇降用モータ40,昇降スライダ41,ボー
ルネジ機構42等を備えている。
【0043】また、図7に示す巻線機120では、ノズ
ル3が、フライヤ1に取り付けられたリニアガイド50
(ガイド)に支持されている。ノズル3は、リニアガイ
ド50に沿って移動可能に保持された状態においては、
第一の駆動手段、具体的には上下送り装置19(ノズル
駆動手段)の上下スライダ21Aによりワークの厚み方
向に往復駆動される。一方、ノズル3は、フライヤ1の
回転軸心から一定距離離れた状態においては、図1と同
様にフライヤ回転用モータ10(第二の駆動手段)によ
り旋回駆動される。この場合には、ノズル・ワーク駆動
式(第一の駆動手段)とフライヤ駆動式(第二の駆動手
段)との切り換えの際、フライヤ1に対してノズル3を
離脱・装着する必要がない。なお、51は停止時にノズ
ル3が落下しないように保持するための引張ばね等の保
持機構、52はノズル3の旋回時の跳出し防止ストッパ
である。
【0044】(実施例2)次に、図8に本発明の他の実
施例であるモータ巻線機200の要部を示す。この巻線
機200では、実施例1(図1)に比して、メインフォ
ーマ5及び左右のサイドフォーマ23を配置しない方式
が採用されている。実施例1(図1)からメインフォー
マ5及び左右のサイドフォーマ23を取り除かれてい
る。この方式では、ノズル3を巻線すべきコア極部aと
隣りの極部aとの間の奥部にさらに入り込ませることが
でき、かつ、軸受12やシリンダ13等も用いなくても
すみ、構造の簡素化が図れる。
【0045】図9及び図10に図8(実施例2)の変形
例を示す。これらの変形例は、図1(実施例1)の変形
例である図6及び図7に対応しており、図9に示す巻線
機210は、ノズル3がフライヤ1に着脱自在に取り付
けられている例、図10に示す巻線機220は、ノズル
3がフライヤ1に取り付けられたリニアガイド50(ガ
イド)に支持されている例をそれぞれ示している。これ
らの変更点については、図6及び図7において既に説明
した。
【0046】なお、図6〜図10において、図1と共通
する部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0047】なお、巻線の際にメインフォーマ5のみを
送り、フライヤ1ひいてはノズル3には送りを与えず回
転のみさせることも可能である。さらに、フライヤ駆動
式(第二の駆動手段、第二の巻線工程)において、例え
ば特開平6―54493号公報、特開平8―19228
号公報に開示されたような、ノズルの位置を傾斜調節可
能としたタイプのものにも、本発明は適用可能である。
【0048】その他、本発明は、当業者の知識に基づ
き、種々の変形を施した態様で実施し得ることは勿論で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るモータ巻線機の一実施例の要部正
面図。
【図2】図1における第一の巻線工程の作用説明図。
【図3】第一の巻線工程の巻線状態を示す説明図。
【図4】図1における第二の巻線工程の作用説明図。
【図5】第二の巻線工程の巻線状態を示す説明図。
【図6】図1の変形例を示す要部正面図。
【図7】図1の他の変形例を示す要部正面図。
【図8】本発明に係るモータ巻線機の他の実施例の要部
正面図。
【図9】図8の変形例を示す要部正面図。
【図10】図8の他の変形例を示す要部正面図。
【図11】3相モータ用コアの正面図及びその巻線系統
の一例を示す説明図。
【図12】モータコアへの巻線の一般的概念図。
【図13】従来のフライヤ駆動式巻線機の作用説明図。
【符号の説明】 1 フライヤ 3 ノズル 5 メインフォーマ(フォーマ) 10 フライヤ回転用モータ(第二の駆動手段) 19 上下送り装置(第一の駆動手段、ノズル駆動手
段) 30 コア回動用モータ(第一の駆動手段、ワーク駆
動手段) 50 リニアガイド(ガイド) 500 多極電機子 C コア(ワーク) a コア極部(ワークの極)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半径方向に突出する複数の極を有するワ
    ークの各極にコイル形成用の線材を巻き付けるための巻
    線方法であって、 前記線材を保持するノズル及び/又は前記ワーク(以
    下、ノズル等という)が該ワークの周方向に駆動される
    ことにより、該ノズルが巻線すべき極から離間して相対
    移動する周方向成分と、前記ノズル等が前記ワークの厚
    み方向に駆動されることにより、該ノズルが前記巻線す
    べき極及びそれに隣接する極の間を通り抜けるようにし
    て相対移動する厚み方向成分とを組み合わせた形態の軌
    跡を有する第一の巻線工程と、 前記巻線すべき極に対して同軸状に回転するフライヤに
    その回転軸心から一定距離離れた状態で取り付けられた
    前記ノズルが、前記巻線すべき極の周囲を旋回する軌跡
    を有する第二の巻線工程と、 を所定の順序で又は交互に行うことを特徴とする巻線方
    法。
  2. 【請求項2】 半径方向に突出する複数の極を有するワ
    ークの各極にコイル形成用の線材を巻き付けるための巻
    線方法であって、 前記線材を保持するノズル及び/又は前記ワーク(以
    下、ノズル等という)が該ワークの周方向に駆動される
    ことにより、該ノズルが巻線すべき極から離間して相対
    移動する周方向成分と、前記ノズル等が前記ワークの厚
    み方向に駆動されることにより、該ノズルが前記巻線す
    べき極及びそれに隣接する極の間を通り抜けるようにし
    て相対移動する厚み方向成分とを組み合わせた形態の軌
    跡を有する第一の巻線工程と、 前記巻線すべき極に対して同軸状に回転するフライヤに
    その回転軸心から一定距離離れた状態で取り付けられた
    前記ノズルが、前記巻線すべき極の周囲を旋回する軌跡
    を有し、かつ前記フライヤから繰り出されるとともに前
    記ノズルに保持された前記線材が、フォーマにより前記
    巻線すべき極に案内される第二の巻線工程と、 を所定の順序で又は交互に行うことを特徴とする巻線方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載された巻線方法で
    あって、 最初に前記第一の巻線工程を所定時間にわたり行った
    後、前記第二の巻線工程に移行することを特徴とする巻
    線方法。
  4. 【請求項4】 半径方向に突出する複数の極を有するワ
    ークの各極にコイル形成用の線材を巻き付けるための巻
    線機であって、 前記線材を保持するノズルと、 前記ノズル及び/又は前記ワーク(以下、ノズル等とい
    う)を該ワークの周方向に駆動して、該ノズルを巻線す
    べき極から離間して相対移動させる周方向駆動系と、前
    記ノズル等を前記ワークの厚み方向に駆動して、該ノズ
    ルを前記巻線すべき極及びそれに隣接する極の間を通り
    抜けるようにして相対移動させる厚み方向駆動系とを有
    する第一の駆動手段と、 前記巻線すべき極に対して同軸状に回転し、その回転軸
    心から一定距離離れた状態で前記ノズルが取り付けられ
    たフライヤと、 そのフライヤに取り付けられた前記ノズルを、前記巻線
    すべき極の周囲を旋回する軌跡を描くように駆動する第
    二の駆動手段と、 を備えたことを特徴とする巻線機。
  5. 【請求項5】 半径方向に突出する複数の極を有するワ
    ークの各極にコイル形成用の線材を巻き付けるための巻
    線機であって、 前記線材を保持するノズルと、 前記ノズル及び/又は前記ワーク(以下、ノズル等とい
    う)を該ワークの周方向に駆動して、該ノズルを巻線す
    べき極から離間して相対移動させる周方向駆動系と、前
    記ノズル等を前記ワークの厚み方向に駆動して、該ノズ
    ルを前記巻線すべき極及びそれに隣接する極の間を通り
    抜けるようにして相対移動させる厚み方向駆動系とを有
    する第一の駆動手段と、 前記巻線すべき極に対して同軸状に回転し、その回転軸
    心から一定距離離れた状態で前記ノズルが取り付けられ
    たフライヤと、 そのフライヤから繰り出されるとともに前記ノズルに保
    持された前記線材を前記巻線すべき極に案内するフォー
    マと、 前記フライヤに取り付けられた前記ノズルを、前記巻線
    すべき極の周囲を旋回する軌跡を描くように駆動する第
    二の駆動手段と、 を備えたことを特徴とする巻線機。
  6. 【請求項6】 前記第一の駆動手段のうち、 前記周方向駆動系は、前記ワークをその周方向に往復移
    動させるワーク駆動手段から構成され、 一方、前記厚み方向駆動系は、前記ノズルを前記ワーク
    の厚み方向に往復移動させるノズル駆動手段から構成さ
    れる請求項4又は5に記載の巻線機。
  7. 【請求項7】 前記ノズルは、前記フライヤに着脱自在
    に取り付けられるとともに、 前記フライヤから離脱した状態において、前記第一の駆
    動手段により駆動される一方、 前記フライヤに装着された状態において、前記第二の駆
    動手段により駆動される請求項4ないし6のいずれか1
    項に記載の巻線機。
  8. 【請求項8】 前記ノズルは、前記フライヤに取り付け
    られたガイドに支持されるとともに、 前記ガイドに沿って移動可能に保持された状態におい
    て、前記第一の駆動手段により前記ワークの厚み方向に
    往復駆動される一方、 前記フライヤの回転軸心から一定距離離れた状態におい
    て、前記第二の駆動手段により旋回駆動される請求項4
    ないし6のいずれか1項に記載の巻線機。
  9. 【請求項9】 請求項4ないし8のいずれか1項に記載
    された巻線機に前記ワークが装填され、 請求項1ないし3のいずれか1項に記載された巻線方法
    により、前記ワークの各極にコイル形成用の前記線材が
    巻き付けられたことを特徴とする多極電機子。
  10. 【請求項10】 前記極が多相モータ用のコア極部であ
    り、 最初に各相毎に前記第一の巻線工程を行って各極に第一
    巻層を形成した後、改めて各相毎に前記第二の巻線工程
    を行って各極の前記第一巻層の上に第二巻層を積層形成
    し、 これら第一巻層と第二巻層の対応する各相において、始
    端同士及び終端同士がそれぞれ並列的に結線されている
    請求項9に記載の多極電機子。
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