JP2022072495A - 巻線機及び巻線機が備えた渡り線形成装置 - Google Patents
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Abstract
Description
インナーローター型モータのコアの極に対し巻線を行う巻線機において、
線材を巻線するためのノズル駆動装置と、
コアを保持するコア保持具と、コアの割り出しを行うコア割出用モータと、を備え、コアを保持し巻線時の割出しを行う巻線割出装置と、
線材の係止、解放を行う係止部材を駆動し、極に対して巻線を終了した線材をコア外方に案内する線材案内装置と、
コアに巻線が終了した極から次に巻線を行う極まで線材を下渡りさせる渡り線形成手段と、を備え、
前記コア保持具は、
前記コア割出用モータと接続された筒状に形成されており、周面部には前記係止部材を挿抜可能な窓部が設けられている回動部材と、
前記回動部材の上端に前記回動部材に対して回動可能に配置された、コアを保持するコア受け部材と、を備え、
前記渡り線形成手段は、
線材を下渡りさせるときにコアを回動させるコア回動手段と、
コアを前記回動部材を介して前記コア割出用モータにより回動して割り出す第1の状態と、
前記コア回動手段によりコアを前記回動部材に対して相対的に回動させる第2の状態と、に切り替える切替手段と、を備え、
前記コア回動手段と前記切替手段とを協働させてコアを回動させて、前記線材案内装置により引き出された線材を、コアに下渡りさせる、
という技術的手段を用いる。
前記コア回動手段は、前記コア割出用モータであり、
前記切替手段は、
前記回動部材とともに前記コア受け部材が回動する状態と、前記回動部材が回動しても前記コア受け部材が回動できない状態と、に切り替える第1の切替手段と、
前記回動部材に接続され、前記第1の切替手段と協働して、前記コア割出用モータの駆動により前記コア受け部材が回動する状態と、前記コア割出用モータが駆動しても前記コア受け部材が回動できない状態と、に切り替える第2の切替手段と、
を備え、
前記第1の状態で前記線材案内装置により引き出された線材をコアに下渡りさせる
という技術的手段を用いる。
前記コア受け部材には、第1の回動制限部と第2の回動制限部とが形成されており、
前記第1の切替手段は、前記第1の回動制限部に第1の制限部材を挿抜可能な第1の回転制限装置を備え、
前記第2の切替手段は、前記第2の回動制限部に第2の制限部材を挿抜可能な第2の回転制限装置を備えている、という技術的手段を用いる。
前記コア回動手段は、前記コア受け部材を回動させるための回動モータであり、
前記切替手段は、前記回動部材に接続され、前記コア割出用モータの駆動により前記コア受け部材が回動する状態と、前記コア割出用モータが駆動しても前記コア受け部材が回動できない状態と、に切り替える第3の切替手段である、という技術的手段を用いる。
前記コア受け部材を回動させないときは、前記コア回動手段を前記コア受け部材から離間させる移動手段を備えた、という技術的手段を用いる。
本発明に係る巻線機について、インナーローター型モータのコアの極に対し巻線を行う巻線機を例に、図1-4を参照して説明する。
まず、コアCをコア受け部材32に固定する。このとき、前工程の終了時にノズル10から引き出された終端部が線クランプ装置(図示せず)にクランプされている。
続いて、ノズル10を端子Pの外周を回動させ、線材Wを端子Pに絡げる端末線処理を行う。そして、線クランプ装置を図示しない移動手段によりコアCから離間させることにより、線材Wの始端部を切断する。
端末線処理が終了すると、極a1への巻線を行う。ノズル回動ユニット15により、ノズル保持具11を回動し、ノズル10の先端がコアCの半径方向の外方に向かって突出するように配置する。そして、ノズル前後移動装置12、ノズル左右移動装置13、ノズル上下移動装置14により、コアCの上方、例えば、第1極a1と第2極a2との間に形成されるスロットSLの上方に配置する。
第1極a1に対する巻線が終了すると、次に巻線する極、本実施形態では第4極a4へ向かって渡り線を形成する渡り線形成工程を行う。渡り線形成工程では、コアCの渡り線係止部Kに線材Wを掛け渡すことで渡り線を形成する。
続いて、第1極a1と同様に、図11に示すように第4極a4に線材Wを巻線する。続いて、同様の渡り線形成工程を経て第7極a7に線材Wを巻線する。
上記の巻線が終了した後、姿勢に戻り、線材Wを端子Pに絡げる端末線処理を行う。これにより、U相の巻線が終了する。
U相の巻線が終了した後、ノズル10をそれぞれ線クランプ装置周りに周回させて、線材Wの終端部を線クランプ装置にクランプし、切断する。
上記の巻線が終了した後、同様に第2極a2、第5極a5、第8極a8への巻線を行いV相を形成し、第3極a3、第6極a6、第9極a9への巻線を行いW相を形成する。
図8に示す工程では、線材Wに過大な張力が生じないように線材Wを大きく引き出したが、線材Wの線径が小さいなど大きな張力が生じない場合には、図18に示すように線材Wを引き出す長さを短くしてもよい。また、図8に示す工程に代えて、図19に示すように、ノズル10を図中左側に移動させることにより線材Wを大きく引き出し、続く下渡り線を形成する工程(図9に対応)では、ノズル10を元の位置に戻しながら渡り線を形成することもできる。これによれば、図8に示す工程で線材Wを大きく引き出したときと同様の効果が得られる。また、外部へ引き出す長さが短いので、線材Wを引き出すためのスペースが取れない場合に好適に採用することができる。
本発明の巻線機及びその巻線機が備えた渡り線形成装置によれば、簡単な構造で汎用性が高く、渡り線形成工程において線材を引き出してコアを回動させるという簡単な方法で渡り線を確実に形成することができるとともに、下渡り線の形成状態を視認可能である。また、渡り線形成工程において線材の張力が過大になることがない。
第2実施形態の巻線機について、図21-24を参照して説明する。なお、第1実施形態の巻線機Mと同じ構成については、同じ符号を用いるとともに、説明を省略する。
巻線を行った後、図21に示すように、ピン42aが回動制限部35dに挿入されている状態のままコア割出用モータ33により回動部材31とコア受け部材35とを一体的に回動し、渡り線を形成することもできる。渡り線形成後には、図22に示すように、ピン42aが回動制限部35dから抜かれ、モータ移動シリンダ62により回転モータ61を、モータギヤ61bと切替部材35bのギヤの歯35cとが噛み合った状態とする。そして、モータ61の保持トルクによりコア受け部材32が回動できないようにし、コア割出用モータ33により回動部材31を渡り線形成時の回動方向と反対方向に回動させる。これにより、回動部材31のみ回動し、回動部材31を元の位置に戻すことができる。
10…ノズル
11…ノズル保持具
12…ノズル前後移動装置
13…ノズル左右移動装置
14…ノズル上下移動装置
15…ノズル回動ユニット
2…線材案内装置
21…係止部材
21a…係止部
22…駆動機構
3…巻線割出装置
30…コア保持具
31…回動部材
31a…筒状部
31b…窓部
32…コア受け部材
32a…コア受け部
32b…切替部材
32c…第1回動制限部
32d…第2回動制限部
33…コア割出用モータ
34…ベアリング
35…コア受け部材
35a…コア受け部
35b…切替部材
35c…歯
35d…回動制限部
4…渡り線形成手段
41…第1回転制限装置
41a…ピン
41b…駆動手段
42…第2回転制限装置
42a…ピン
42b…駆動手段
50…台座
61…回転モータ
61a…モータ本体
61b…モータギヤ
62…モータ移動シリンダ
C…コア
a…極
K…渡り線係止部
M…巻線機
W…線材
Claims (6)
- インナーローター型モータのコアの極に対し巻線を行う巻線機において、
線材を巻線するためのノズル駆動装置と、
コアを保持するコア保持具と、コアの割り出しを行うコア割出用モータと、を備え、コアを保持し巻線時の割出しを行う巻線割出装置と、
線材の係止、解放を行う係止部材を駆動し、極に対して巻線を終了した線材をコア外方に案内する線材案内装置と、
コアに巻線が終了した極から次に巻線を行う極まで線材を下渡りさせる渡り線形成手段と、を備え、
前記コア保持具は、
前記コア割出用モータと接続された筒状に形成されており、周面部には前記係止部材を挿抜可能な窓部が設けられている回動部材と、
前記回動部材の上端に前記回動部材に対して回動可能に配置された、コアを保持するコア受け部材と、を備え、
前記渡り線形成手段は、
線材を下渡りさせるときにコアを回動させるコア回動手段と、
コアを前記回動部材を介して前記コア割出用モータにより回動して割り出す第1の状態と、
前記コア回動手段によりコアを前記回動部材に対して相対的に回動させる第2の状態と、に切り替える切替手段と、を備え、
前記コア回動手段と前記切替手段とを協働させてコアを回動させて、前記線材案内装置により引き出された線材を、コアに下渡りさせることを特徴とする巻線機。 - 前記コア回動手段は、前記コア割出用モータであり、
前記切替手段は、
前記回動部材とともに前記コア受け部材が回動する状態と、前記回動部材が回動しても前記コア受け部材が回動できない状態と、に切り替える第1の切替手段と、
前記回動部材に接続され、前記第1の切替手段と協働して、前記コア割出用モータの駆動により前記コア受け部材が回動する状態と、前記コア割出用モータが駆動しても前記コア受け部材が回動できない状態と、に切り替える第2の切替手段と、
を備え、
前記第1の状態で前記線材案内装置により引き出された線材をコアに下渡りさせることを特徴とする請求項1に記載の巻線機。 - 前記コア受け部材には、第1の回動制限部と第2の回動制限部とが形成されており、
前記第1の切替手段は、前記第1の回動制限部に第1の制限部材を挿抜可能な第1の回転制限装置を備え、
前記第2の切替手段は、前記第2の回動制限部に第2の制限部材を挿抜可能な第2の回転制限装置を備えていることを特徴とする請求項2に記載の巻線機。 - 前記コア回動手段は、前記コア受け部材を回動させるための回動モータであり、
前記切替手段は、前記回動部材に接続され、前記コア割出用モータの駆動により前記コア受け部材が回動する状態と、前記コア割出用モータが駆動しても前記コア受け部材が回動できない状態と、に切り替える第3の切替手段であることを特徴とする請求項1に記載の巻線機。 - 前記コア受け部材を回動させないときは、前記コア回動手段を前記コア受け部材から離間させる移動手段を備えたことを特徴とする請求項4に記載の巻線機。
- 請求項1ないし請求項5のいずれか1つに記載の巻線機が備えた渡り線形成装置であって、前記コア保持具及び前記渡り線形成手段を備えたことを特徴とする渡り線形成装置。
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