JP2022072495A - 巻線機及び巻線機が備えた渡り線形成装置 - Google Patents

巻線機及び巻線機が備えた渡り線形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】インナーローター型モータのコアの極に対し巻線を行う巻線機において、渡り線ガイドのような特別な治具を用いず、簡単な構造で汎用性が高く、下渡り線の形成状態を視認可能である巻線機及びその渡り線形成装置を提供する。【解決手段】巻線機Mは、ノズル駆動装置1と、極に対して巻線を終了した線材をコア外方に案内する線材案内装置2と、コアを保持し巻線時の割出しを行う巻線割出装置3と、コアに巻線が終了した極から次に巻線を行う極まで線材を下渡りさせる渡り線形成手段4と、を備えており、コアCを回動部材31を介してコア割出用モータ33により回動して割り出す第1の状態と、コアCを回動部材31に対して相対的に回動させる第2の状態と、に切り替え、コアを回動させて、線材案内装置2により引き出された線材Wを、コアCに下渡りさせる。【選択図】図4

Description

本発明は、主にインナーローター型モータのコアの極に対し巻線を行う巻線機及びその巻線機が備えた渡り線を形成するための渡り線形成装置に関する。
従来より、車載用モータ(電動パワーステアリング用や燃料ポンプ用)に使用されるDCブラシレスモータやハイブリッド型ステッピングモータなどの外周を形成するヨーク部から半径方向内側に突出する複数の極を有するインナーローター型モータのコアとして、図5に示すようなコアが採用されている。このようなコアに、巻線を行う巻線機として、線材を案内するノズルを上下に駆動し、コアをその中心を軸とした回転方向に揺動させることにより線材を巻線する巻線機が広く用いられている。
このような巻線機では、ある極への巻線に続いて他の極に巻線を行うときに、線材を渡り線係止部に渡り線として掛け渡して、次に線材を巻線を行う極まで移動させる必要がある。近年、コアの用途の多様化に伴い、渡り線と巻線の導出部とをコアの両端面に別々に配置する要請がある。しかし、渡り線を形成するときには、渡り線係止部が設けられたコアの端面が上方に向くように巻線機に配置しなおす必要があり、渡り線形成工程が煩雑であった。そこで、コアの保持具の下方で渡り線を掛け渡す(下渡り線)方法として、例えば特許文献1-4に記載の技術が提案されている。
特許文献1に記載の技術では、巻線機は渡り線ガイド部材を備えており、巻線の終了後にノズルとともに渡り線ガイド部材をワークの半径方向に移動させて、渡り線ガイド部材の線材案内部を渡り線用ピンの外側の所定の位置に配置し、ワークを回転させることにより、渡り線ガイド部材を経由して線材を渡り線用ピンに掛け渡す。
特許文献2に記載の技術では、渡り線を形成するときに、ノズルを斜めに姿勢変換して、ノズルの先端を、ワークの下側端面に立設された渡り線用ピンのワーク半径方向外側での所定の位置に配置し、ワークを周方向に駆動して、線材を渡り線用ピンに掛け渡す。
特許文献3に記載の技術では、巻線の終了後に、巻線引出装置により線材をワークの径方向外側に引き出し、渡り線ガイドによりガイド本体部の側面の開口部に巻線の引出部分を通す。巻線引出装置による巻線の係合を解除し、ワークをガイド本体部に対して回転させることにより、線材を巻線係止ピンに掛け渡す。
特許文献4に記載の技術では、筒状のワーク保持具の外周壁に複数の貫通孔を形成し、この貫通孔を介し外側から下渡り線形成ユニットを出し入れし、線材を掛け渡す。
特開2003-164124号公報 特開2006-87258号公報 特開2003-324912号公報 特許第6694621号公報
特許文献1の技術では、別に用意する渡り線ガイド部材が渡り線形成用の線材を保持してノズルとは一体で移動するため、移動方向、移動量、保持部分の形状等によっては、線材に過大な張力が生じることがある。これを防止するため、渡り線ガイド部材の移動方向や移動量を制限したりすると、渡り線係止部に下渡り線を掛け渡せなくなったり、下渡り線にたるみを生じたりするおそれがある。また、視認による渡り線の形成状態の確認を行うことができない。
特許文献2の技術では、渡り線を形成する際に、ノズルをワーク内で斜めに姿勢変換する必要があるが、内径の小さいワークを用いる場合などには適用できない。また、視認による渡り線の形成状態の確認を行うことができない。
特許文献3、4の技術では、ガイドをコアに合わせて作成する必要があり、汎用性が低い。また、渡り線工程における線材の張力が過大になるおそれがある。また、特許文献4の技術では、下渡り線形成ユニットの幅に加え下渡り線形成ユニットの回転移動量を加えた大きさの貫通孔を下渡り線毎に要するので、多極のワークになるとワーク保持具の外周壁に貫通孔を形成する部分がなくなってしまう。
そこで、本発明は、主にインナーローター型モータのコアの極に対し巻線を行う巻線機において、渡り線ガイドのような特別な治具を用いず、簡単な構造で汎用性が高く、線材を引き出してコアを回動させるという簡単な方法で渡り線を確実に形成することができるとともに、下渡り線の形成状態を視認可能である巻線機及びその渡り線形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、
インナーローター型モータのコアの極に対し巻線を行う巻線機において、
線材を巻線するためのノズル駆動装置と、
コアを保持するコア保持具と、コアの割り出しを行うコア割出用モータと、を備え、コアを保持し巻線時の割出しを行う巻線割出装置と、
線材の係止、解放を行う係止部材を駆動し、極に対して巻線を終了した線材をコア外方に案内する線材案内装置と、
コアに巻線が終了した極から次に巻線を行う極まで線材を下渡りさせる渡り線形成手段と、を備え、
前記コア保持具は、
前記コア割出用モータと接続された筒状に形成されており、周面部には前記係止部材を挿抜可能な窓部が設けられている回動部材と、
前記回動部材の上端に前記回動部材に対して回動可能に配置された、コアを保持するコア受け部材と、を備え、
前記渡り線形成手段は、
線材を下渡りさせるときにコアを回動させるコア回動手段と、
コアを前記回動部材を介して前記コア割出用モータにより回動して割り出す第1の状態と、
前記コア回動手段によりコアを前記回動部材に対して相対的に回動させる第2の状態と、に切り替える切替手段と、を備え、
前記コア回動手段と前記切替手段とを協働させてコアを回動させて、前記線材案内装置により引き出された線材を、コアに下渡りさせる、
という技術的手段を用いる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の巻線機において、
前記コア回動手段は、前記コア割出用モータであり、
前記切替手段は、
前記回動部材とともに前記コア受け部材が回動する状態と、前記回動部材が回動しても前記コア受け部材が回動できない状態と、に切り替える第1の切替手段と、
前記回動部材に接続され、前記第1の切替手段と協働して、前記コア割出用モータの駆動により前記コア受け部材が回動する状態と、前記コア割出用モータが駆動しても前記コア受け部材が回動できない状態と、に切り替える第2の切替手段と、
を備え、
前記第1の状態で前記線材案内装置により引き出された線材をコアに下渡りさせる
という技術的手段を用いる。
請求項3に記載の発明では、請求項2に記載の巻線機において、
前記コア受け部材には、第1の回動制限部と第2の回動制限部とが形成されており、
前記第1の切替手段は、前記第1の回動制限部に第1の制限部材を挿抜可能な第1の回転制限装置を備え、
前記第2の切替手段は、前記第2の回動制限部に第2の制限部材を挿抜可能な第2の回転制限装置を備えている、という技術的手段を用いる。
請求項4に記載の発明では、請求項1に記載の巻線機において、
前記コア回動手段は、前記コア受け部材を回動させるための回動モータであり、
前記切替手段は、前記回動部材に接続され、前記コア割出用モータの駆動により前記コア受け部材が回動する状態と、前記コア割出用モータが駆動しても前記コア受け部材が回動できない状態と、に切り替える第3の切替手段である、という技術的手段を用いる。
請求項5に記載の発明では、請求項4に記載の巻線機において、
前記コア受け部材を回動させないときは、前記コア回動手段を前記コア受け部材から離間させる移動手段を備えた、という技術的手段を用いる。
請求項6に記載の発明では、請求項1ないし請求項5のいずれか1つに記載の巻線機が備えた渡り線形成装置であって、前記コア保持具及び前記渡り線形成手段を備えた、という技術的手段を用いる。
本発明の巻線機及び渡り線形成装置によれば、簡単な構造で汎用性が高く、渡り線形成工程において線材を引き出してコアを回動させるという簡単な方法で渡り線を確実に形成することができるとともに、下渡り線の形成状態を視認可能である。また、渡り線形成工程において線材の張力が過大になることがない。
第1実施形態に係る巻線機の構成を示す説明図であり、巻線機を上方から見た上面図である。 巻線機を図1右方向から見た側面図である。 巻線機を図1下方向から見た正面図である。 渡り線形成装置の構成を示す斜視図である。図4(a)は正面側、図4(b)は裏面側から見た斜視図である。 インナーローター型コアの一例を示す斜視図である。 巻線工程及び渡り線形成工程を示す説明図である。図6(a)は一部断面図、図6(b)は下方から見た下面図である。 巻線工程及び渡り線形成工程を示す説明図である。図7(a)は一部断面図、図7(b)は下方から見た下面図である。 巻線工程及び渡り線形成工程を示す説明図である。図8(a)は一部断面図、図8(b)は下方から見た下面図である。 巻線工程及び渡り線形成工程を示す説明図である。図9(a)は一部断面図、図9(b)は下方から見た下面図である。 巻線工程及び渡り線形成工程を示す説明図である。図10(a)は一部断面図、図10(b)は下方から見た下面図である。 巻線工程及び渡り線形成工程を示す説明図である。図11(a)は一部断面図、図11(b)は下方から見た下面図である。 巻線工程及び渡り線形成工程における渡り線形成装置の状態を示す斜視図である。図12(a)は図4(a)の斜視図、図12(b)は図4(b)の斜視図にそれぞれ対応する。 巻線工程及び渡り線形成工程における渡り線形成装置の状態を示す斜視図である。図13(a)は図4(a)の斜視図、図13(b)は図4(b)の斜視図にそれぞれ対応する。 巻線工程及び渡り線形成工程における渡り線形成装置の状態を示す斜視図である。図14(a)は図4(a)の斜視図、図14(b)は図4(b)の斜視図にそれぞれ対応する。 巻線工程及び渡り線形成工程における渡り線形成装置の状態を示す斜視図である。図15(a)は図4(a)の斜視図、図15(b)は図4(b)の斜視図にそれぞれ対応する。 渡り線形成装置の構成、巻線工程及び渡り線形成工程における渡り線形成装置の状態を示す側面図である。 巻線工程及び渡り線形成工程における渡り線形成装置の状態を示す側面図である。 線材を引き出す工程の変更例を示す説明図である。 線材を引き出す工程の変更例を示す説明図である。 係止部材の係止部形状の変更例を示す説明図である。 第2実施形態に係る巻線機での巻線工程及び渡り線形成工程における巻線機の状態を示す側面図である。 第2実施形態に係る巻線機での巻線工程及び渡り線形成工程における巻線機の状態を示す側面図である。 第2実施形態に係る巻線機の変更例を示す側面図である。 第2実施形態に係る巻線機の変更例を示す側面図である。
(第1実施形態)
本発明に係る巻線機について、インナーローター型モータのコアの極に対し巻線を行う巻線機を例に、図1-4を参照して説明する。
巻線機Mは、インナーローター型モータのコアCの極aに対し、線材Wを巻線するための巻線機である。
図1-4に示すように、巻線機Mは、線材Wを巻線するためのノズル駆動装置1と、極に対して巻線を終了した線材をコア外方に案内する線材案内装置2と、コアを保持し巻線時の割出しを行う巻線割出装置3と、コアに巻線が終了した極から次に巻線を行う極まで線材を下渡りさせる渡り線形成手段4と、図示しない制御装置と、を備えている。
ノズル駆動装置1は、線材Wを案内するためのノズル10、ノズルを保持するノズル保持具11、ノズル前後移動装置12、ノズル左右移動装置13、ノズル上下移動装置14、ノズル回動ユニット15を備えている。
ノズル前後移動装置12は、台座50に載置されており、ノズル前後移動用モータ12aと、ノズル前後移動用モータ12aにより駆動されるノズル前後移動用ボールねじ12bと、ノズル前後移動用ボールねじ12bに接続され前後に水平移動される前後リニアガイド12cと、を備えている。ここで、「前後方向」とは、図中X方向のことをいう。
ノズル左右移動装置13は、前後リニアガイド12cに取り付けられており、ノズル左右移動用モータ13aと、ノズル左右移動用モータ13aにより駆動されるノズル左右移動用ボールねじ13bと、ノズル左右移動用ボールねじ13bに接続され左右に水平移動される左右リニアガイド13cと、を備えている。ここで、「左右方向」とは、図中Y方向のことをいう。
ノズル左右移動装置13は、ノズル前後移動装置12により前後に水平移動させることができる。
ノズル上下移動装置14は、左右リニアガイド13cに取り付けられており、ノズル上下移動用モータ14aと、ノズル上下移動用モータ14aにより駆動されるノズル上下移動用タイミングベルト14bと、を備えている。ここで、「上下方向」とは、図中Z方向のことをいう。
ノズル上下移動装置14は、ノズル左右移動装置13により左右に水平移動させることができる。
ノズル回動ユニット15は、回動ユニット本体15aと、回動ユニット本体15aに取り付けられた回動手段15bと、を備えている。回動手段15bにはノズル保持具11が取り付けられており、ノズル回動ユニット15によりノズル保持具11を水平な回転中心軸を中心に回動させて姿勢を変更することができる。
ノズル回動ユニット15は、回動ユニット本体15aにおいて、ノズル上下移動装置14のノズル上下リニアガイド14cに取り付けられており、ノズル上下移動用タイミングベルト14bを介してノズル上下移動装置14により上下方向に移動させることができる。
ノズル前後移動装置12及びノズル左右移動装置13により、ノズル回動ユニット15を水平方向(X方向及びY方向)に移動させることができる。ノズル上下移動装置14により、ノズル回動ユニット15を上下方向(Z方向)に移動させることができる。そして、ノズル回動ユニット15により、ノズル保持具11を介してノズル10を回動させることができる。更に、巻線割出装置3により、コアCを、回転中心軸Aを中心に回動、または揺動(R方向)させることができる。このように、ノズル前後移動装置12、ノズル左右移動装置13、ノズル上下移動装置14、ノズル回動ユニット15及び巻線割出装置3が協働することにより、ノズル10を、台座50に対して水平方向、上下方向、水平な回転中心軸に対する回転方向の3方向を組み合わせて移動させることができ、更に、コアCを回転中心軸Aを中心に回動、または揺動(R方向)させて、ノズル10との相対的な位置関係を変えることができる。
線材案内装置2は、線材Wの係止、解放を行う係止部材21と、係止部材21を係止部材21の軸線方向とそれに垂直な計3軸方向、または加えて周方向、に駆動可能な駆動機構22と、を備えている。
係止部材21は先端に鉤状の係止部21aを備えており、線材Wを係止して、ノズルから引き出し、渡り線を形成し渡り線係止部に係止した後には線材Wを開放可能に形成されている。係止部21aは、水平方向で渡り線形成時のコアCの回動方向と逆方向に向いて形成されている。
線材案内装置2は、巻線割出装置3に隣接し、係止部材21を回動部材31の窓部31bから挿抜可能な位置に配置されている。
巻線割出装置3は、コア保持具30と、コア割出用モータ33と、を備えている。
コア保持具30は、回動部材31と、回動部材31の上端に配置されたコア受け部材32と、を備えている。
回動部材31は、コア割出用モータ33と回動可能に接続された筒状部31aを備えており、筒状部31aの周面部には周方向に沿って開口する窓部31bが形成されている。筒状部31aの中心軸はコア割出用モータ33の回転中心軸Aと一致している。
窓部31bは、係止部材21を挿抜可能であるとともに、渡り線を張り渡す角度に応じて形成されている。本実施形態では、渡り線を張り渡すための回動角は120°であり、窓部31bは、回転中心軸Aを中心に回動角よりも大きな180°開口している。この窓部31bを通じてコアCの渡り線係止部K及び渡り線の形成状態が視認可能である。
コア受け部材32は、コアCを保持するコア受け部32aと、コア受け部32aとベアリング34(図16)を介して回動部材31に接続され、コアCが回動部材31とともに回動するか否かを切り替える切替部材32bと、を備えている。
コア受け部32aは、コアCをコアCの回動中心が回転中心軸Aとが一致した位置に保持する。
切替部材32bは上面が円板状に形成されており、回動部材31より径が大きく、回動部材31の外方に張り出している。
切替部材32bの外周には、等間隔で溝状に形成された第1回動制限部32cが形成されている。本実施形態では、第1回動制限部32cは極aの数に対応して40°おきに9か所形成されている。
切替部材32bには、同心円状に配置された貫通孔である第2回動制限部32dが形成されている。第2回動制限部32dは、第2回転制限装置42のピン42aを挿抜可能な位置に形成されている。本実施形態では、窓部31bの開口位置を極aの位置に対応させるため、極aの数に対応して40°おきに9か所形成されている。また、第2回動制限部32dを30°おきに12か所形成すると、3相に巻線を行う場合で極aの数が6、9、12のコアCに対応することができ、汎用性を高くすることができる。
コア割出用モータ33は、回動部材31と接続されており、コア受け部材32を回動部材31を介して鉛直方向の回転中心軸Aを中心に水平方向に回動、または回転往復運動(揺動)させることができる(R方向)。
渡り線形成手段4は、線材を下渡りさせるときにコアを回動させるコア回動手段と、コアCを回動部材31を介してコア割出用モータ33により割り出す状態と、コア回動手段によりコアCを回動部材31に対して相対的に回動させる状態と、に切り替える切替手段と、を備えている。本実施形態では、コア割出用モータ33が線材Wを下渡りさせるときにコアCを回動させるコア回動手段に相当する。
本実施形態では、切替手段は、第1の切替手段と第2の切替手段とからなる。
第1の切替手段は第1回転制限装置41を備え、第1回転制限装置41は、ピン41aと、ピン41aを水平方向に前進及び後退させる駆動手段41bと、を備えている。第1回転制限装置41は、台座50から延伸された取付部材に固定され、第1回動制限部32cにピン41aを挿抜可能な位置に配置されている。第1回動制限部32cにピン41aを挿抜することにより、回動部材31とともにコア受け部材32が回動する状態と、回動部材31が回動してもコア受け部材32が回動できない状態と、に切り替えることができる。
第2の切替手段は第2回転制限装置42を備え、第2回転制限装置42は、ピン42aと、ピン42aを垂直方向に前進及び後退させる駆動手段42bと、を備えている。第2回転制限装置42は、回動部材31の周面部に固定され、第2回動制限部32dにピン42aを挿抜可能な位置に配置されている。第2回転制限装置42は、第1回転制限装置41と協働して、第2回動制限部32dにピン42aを挿抜することにより、コア割出用モータ33の駆動によりコア受け部材32が回動する状態と、コア割出用モータ33が駆動してもコア受け部材32が回動できない状態と、に切り替えることができる。
以下に、巻線機Mを用いてインナーローター型モータのコアCの各極aに線材Wを巻線する方法について図5-17を参照して説明する。ここでは、3相モータで、U相、V相、W相の3相の巻線を行う場合を例に説明する。なお、図12-15において、簡単のため、ノズル駆動装置1及び線材案内装置2の図示を省略した。
図5にコアCの形状を示す。コアCは、インナーローター型コアであり、ヨークYから半径方向内側に向かって巻線を行うための極a1-a9が所定の間隔で設けられている。隣接する極の間にはスロットSLが形成されている。コアCの端面には、端末線処理として線材Wを巻き付ける絡げを行うための端子P(P1-P6)が立設されている。下方の端面には、渡り線を係止するための渡り線係止部K(K1-K9:図5ではK5-K9は図示せず)が下方へ突出して設けられている。
(コアの準備)
まず、コアCをコア受け部材32に固定する。このとき、前工程の終了時にノズル10から引き出された終端部が線クランプ装置(図示せず)にクランプされている。
(端末線処理:絡げ)
続いて、ノズル10を端子Pの外周を回動させ、線材Wを端子Pに絡げる端末線処理を行う。そして、線クランプ装置を図示しない移動手段によりコアCから離間させることにより、線材Wの始端部を切断する。
(巻線工程)
端末線処理が終了すると、極a1への巻線を行う。ノズル回動ユニット15により、ノズル保持具11を回動し、ノズル10の先端がコアCの半径方向の外方に向かって突出するように配置する。そして、ノズル前後移動装置12、ノズル左右移動装置13、ノズル上下移動装置14により、コアCの上方、例えば、第1極a1と第2極a2との間に形成されるスロットSLの上方に配置する。
このとき、図12及び図16に示すように、ピン41aは第1回動制限部32cに挿入されておらず、ピン42aは第2回動制限部32dに挿入されている。これにより、コア受け部材32は回動部材31に対して回動不能な状態となるとともに、コア受け部材32の回動は制限されない状態となり、コア割出用モータ33によりコアCの割り出しが可能な状態となる。これを「第1の状態」という。窓部31bは、係止部材21側で開口しており、係止部材21を基準として、渡り線形成時の回転方向に40°、回転方向と逆方向に140°開口している。窓部31bには、渡り線係止部Kが露出し、外部から視認可能である。
続いて、ノズル10を駆動して、ノズル上下移動装置14によるスロットSL内の往復上下動(Z方向)と、巻線割出装置3による回転中心軸Aを中心とした揺動(R方向)と、を組み合わせて、第1極a1に対して相対的に周回移動させる。そして、線材Wを極a1に1周巻き付ける毎にノズル前後移動装置12によりコアCの径方向にノズル10を所定ピッチ(例えば線材Wの径)で移動させる。これにより、極a1に線材Wを巻線する。
(渡り線形成工程)
第1極a1に対する巻線が終了すると、次に巻線する極、本実施形態では第4極a4へ向かって渡り線を形成する渡り線形成工程を行う。渡り線形成工程では、コアCの渡り線係止部Kに線材Wを掛け渡すことで渡り線を形成する。
図6に示すように、第1極a1の巻線が終了したノズル10は、ノズル保持具11がコアCに挿入されコアCの下方に位置している。このとき、係止部21aは、高さ方向ではノズル10の先端と渡り線係止部Kとの間、水平方向では線材Wから外方に離間した位置であって、窓部31bの外方に位置している。また、係止部21aはコアCの回動方向と逆方向を向いている。
続いて、図7に示すように、駆動機構22により係止部材21を窓部31bを通して前進させて、係止部21aを線材Wに係止可能な位置に配置する。
続いて、図8に示すように線材Wを係止部21aに係止させた状態で、係止部材21を後退させるとともに、渡り線係止部K2に係止されるように上方に移動させ、線材WをコアCの外部、かつ回動部材31の内部に引き出す。ここで、線材Wを引き出す長さは、図9に示す下渡り線を形成する工程において、線材Wに過大な張力が生じないように設定する。
続いて、図13に示すように、線材Wを係止部21aに係止させた状態で、コア割出用モータ33により回動部材31をR1方向に所定の角度(本実施形態では120°)回動させる。ここで、図12で示したように、コア受け部材32は回動部材31に対して回動不能であるので、コア受け部材32は回動部材31と一体的に中心軸Aを中心に回動されコアCが割り出される。このとき、窓部31bもR1方向に回動するが、回動させる角度が回転方向に開口している角度(140°)よりも小さいので、係止部材21が窓部31bに衝突することがない。
これにより、線材Wは、次に巻線を行う第4極a4へ向かって渡り線係止部K2、K3に沿って下渡りされる。このとき、渡り線の形成状態は、窓部31bから視認可能である。
続いて、図10に示すように、係止部材21による係止を解除し、ノズル10を上昇させる。これにより、渡り線の形成が完了する。ここで、線材WはスロットSLに挿入され、上向きに案内されているので、渡り線係止部K2、K3から外れることを防ぐことができる。
続いて、図14に示すように、第1回転制限装置41を駆動してピン41aを第1回動制限部32cに挿入し、第2回転制限装置42を駆動してピン42aを第2回動制限部32dから抜く。これにより、コア割出用モータ33が駆動しても、回動部材31のみ回動し、コア受け部材32が回動できない状態となる。これを「第2の状態」という。
続いて、図15に示すように、コア割出用モータ33により回動部材31をR2方向に所定の角度(本実施形態では120°)回動させる。これにより、回動部材31のみ回動し、回動部材31を元の位置に戻すことができる。
続いて、第2回転制限装置42を駆動してピン42aを第2回動制限部32dに挿入した後に、第1回転制限装置41を駆動してピン41aを第1回動制限部32cから抜く。これにより、第1の状態となり、第4極a4に線材Wを巻線する準備が完了する。また、先にピン42aを第2回動制限部32dに挿入することにより、コア受け部材32が第1回転制限装置41及び第2回転制限装置42ともに制限を受けていない状態を避けることができる。
(巻線工程)
続いて、第1極a1と同様に、図11に示すように第4極a4に線材Wを巻線する。続いて、同様の渡り線形成工程を経て第7極a7に線材Wを巻線する。
(端末線処理:絡げ)
上記の巻線が終了した後、姿勢に戻り、線材Wを端子Pに絡げる端末線処理を行う。これにより、U相の巻線が終了する。
(端末線処理:線クランプ)
U相の巻線が終了した後、ノズル10をそれぞれ線クランプ装置周りに周回させて、線材Wの終端部を線クランプ装置にクランプし、切断する。
(V,W相の巻線)
上記の巻線が終了した後、同様に第2極a2、第5極a5、第8極a8への巻線を行いV相を形成し、第3極a3、第6極a6、第9極a9への巻線を行いW相を形成する。
上記の工程により、下渡り線が形成されたインナーローター型モータのコアCの極aに対する巻線が完了する。
本実施形態では、コア割出用モータ33がコア回動手段、第1回転制限装置41及び第1回動制限部32cが第1の制限手段(第1の切替手段)、第2回転制限装置42及び第2回動制限部32dが第2の制限手段(第2の切替手段)にそれぞれ相当し、これらが協働して渡り線形成手段4として機能する。
渡り線形成手段4及びコア保持具30は、既存の巻線機に取り付け可能な渡り線形成装置として用いることができる。
(変更例)
図8に示す工程では、線材Wに過大な張力が生じないように線材Wを大きく引き出したが、線材Wの線径が小さいなど大きな張力が生じない場合には、図18に示すように線材Wを引き出す長さを短くしてもよい。また、図8に示す工程に代えて、図19に示すように、ノズル10を図中左側に移動させることにより線材Wを大きく引き出し、続く下渡り線を形成する工程(図9に対応)では、ノズル10を元の位置に戻しながら渡り線を形成することもできる。これによれば、図8に示す工程で線材Wを大きく引き出したときと同様の効果が得られる。また、外部へ引き出す長さが短いので、線材Wを引き出すためのスペースが取れない場合に好適に採用することができる。
係止部材21の係止部21aとして、各種形状を採用することができる。例えば、図20(a)に示すように、水平方向両側に延びる形状とすれば、渡り線の形成方向が右回りでも左回りでも対応可能である。また、係止部21aを2本の柱状部材から形成し、線材Wを挟み込めるようにすると、線材Wを引き出すだけでなく、中心方向に押し込むことができる。
(第1実施形態の効果)
本発明の巻線機及びその巻線機が備えた渡り線形成装置によれば、簡単な構造で汎用性が高く、渡り線形成工程において線材を引き出してコアを回動させるという簡単な方法で渡り線を確実に形成することができるとともに、下渡り線の形成状態を視認可能である。また、渡り線形成工程において線材の張力が過大になることがない。
(第2実施形態)
第2実施形態の巻線機について、図21-24を参照して説明する。なお、第1実施形態の巻線機Mと同じ構成については、同じ符号を用いるとともに、説明を省略する。
第2実施形態の巻線機M2は、コア受け部材35を回動させるための回動モータ61と、コア割出用モータ33の駆動によりコア受け部材35が回動する状態と、コア割出用モータ33が駆動してもコア受け部材35が回動できない状態と、に切り替える切替手段を備えている。
コア受け部材35は、コアCを保持するコア受け部35aと、コア受け部35aとベアリング34を介して回動部材31に接続され、コアCが回動部材31とともに回動するか否かを切り替える切替部材35bと、を備えている。
切替部材35bは上面が円板状に形成されており、回動部材31より径が大きく、回動部材31の外方に張り出している。切替部材35bの外周には、ギヤの歯35cが形成されている。
切替部材35bには、同心円状に配置された貫通孔である回動制限部35dが形成されている。回動制限部35dは、第2回転制限装置42のピン42aを挿抜可能な位置に形成されている。
回転モータ61は、モータ本体61a及びギヤ61bからなり、モータ移動シリンダ62は、回転モータ61を切替部材35bに近接または離間させる移動手段として機能する。
ギヤ61bは、切替部材35bのギヤの歯35cと噛み合う高さに配置されており、モータ移動シリンダ62により、ギヤ61bと切替部材35bのギヤの歯35cとが噛み合った状態と、噛み合っていない状態と、に切り替えることができる。
巻線を行うときには、図21に示すように、ピン42aは回動制限部35dに挿入されている。これにより、コア受け部材35は回動部材31に対して回動不能な状態となり、コア割出用モータ33により回動部材31とコア受け部材35とを一体的に回動可能となるので、コアCの割り出しが可能な状態となる。ここで、回転モータ61は回動部材31に配置されていないので、コア割出用モータ33による回動部材31の回動の抵抗となることがない。
渡り線形成工程では、図22に示すように、ピン42aは回動制限部35dから抜かれている。また、モータ移動シリンダ62により回転モータ61を、モータギヤ61bと切替部材35bのギヤの歯35cとが噛み合った状態となっている。コア割出用モータ33の駆動を停止し、線材Wを係止部材21で係止して引き出した状態で回転モータ61を駆動すると、回動部材31が停止した状態でコア受け部材35のみを回動させることができる。これにより、窓部31bの位置は不変で、窓部31bから挿入された21に対してコアCだけを回動させることができ、渡り線を形成することができる。
本実施形態では、回転モータ61がコア回動手段、第2回転制限装置42及び第2回動制限部35dが第3の制限手段に相当し、これらが協働して渡り線形成手段4として機能する。
第1実施形態では、モータを1台、切替手段を2つ用いたのに対し、第2実施形態では、モータを2台、切替手段を1つ用いて同様の効果を奏することができる。
(変更例)
巻線を行った後、図21に示すように、ピン42aが回動制限部35dに挿入されている状態のままコア割出用モータ33により回動部材31とコア受け部材35とを一体的に回動し、渡り線を形成することもできる。渡り線形成後には、図22に示すように、ピン42aが回動制限部35dから抜かれ、モータ移動シリンダ62により回転モータ61を、モータギヤ61bと切替部材35bのギヤの歯35cとが噛み合った状態とする。そして、モータ61の保持トルクによりコア受け部材32が回動できないようにし、コア割出用モータ33により回動部材31を渡り線形成時の回動方向と反対方向に回動させる。これにより、回動部材31のみ回動し、回動部材31を元の位置に戻すことができる。
この変更例では、コア割出用モータ33がコア回動手段、第2回転制限装置42、第2回動制限部35d及び回転モータ61が第3の制限手段に相当する。
モータ移動シリンダ62を備えていない構成を採用することもできる。図23に示すように、モータギヤ61bと切替部材35bのギヤの歯35cとが噛み合った状態となるように、回転モータ61を回動部材31に配置してもよい。更に、第2回転制限装置42でコア受け部材35を回動不能にしなくてもモータ61の保持トルクによりコア受け部材が32が回動しないなら、図24に示すように第2回転制限装置42も備えていない構成を採用することができる。
1…ノズル駆動装置
10…ノズル
11…ノズル保持具
12…ノズル前後移動装置
13…ノズル左右移動装置
14…ノズル上下移動装置
15…ノズル回動ユニット
2…線材案内装置
21…係止部材
21a…係止部
22…駆動機構
3…巻線割出装置
30…コア保持具
31…回動部材
31a…筒状部
31b…窓部
32…コア受け部材
32a…コア受け部
32b…切替部材
32c…第1回動制限部
32d…第2回動制限部
33…コア割出用モータ
34…ベアリング
35…コア受け部材
35a…コア受け部
35b…切替部材
35c…歯
35d…回動制限部
4…渡り線形成手段
41…第1回転制限装置
41a…ピン
41b…駆動手段
42…第2回転制限装置
42a…ピン
42b…駆動手段
50…台座
61…回転モータ
61a…モータ本体
61b…モータギヤ
62…モータ移動シリンダ
C…コア
a…極
K…渡り線係止部
M…巻線機
W…線材

Claims (6)

  1. インナーローター型モータのコアの極に対し巻線を行う巻線機において、
    線材を巻線するためのノズル駆動装置と、
    コアを保持するコア保持具と、コアの割り出しを行うコア割出用モータと、を備え、コアを保持し巻線時の割出しを行う巻線割出装置と、
    線材の係止、解放を行う係止部材を駆動し、極に対して巻線を終了した線材をコア外方に案内する線材案内装置と、
    コアに巻線が終了した極から次に巻線を行う極まで線材を下渡りさせる渡り線形成手段と、を備え、
    前記コア保持具は、
    前記コア割出用モータと接続された筒状に形成されており、周面部には前記係止部材を挿抜可能な窓部が設けられている回動部材と、
    前記回動部材の上端に前記回動部材に対して回動可能に配置された、コアを保持するコア受け部材と、を備え、
    前記渡り線形成手段は、
    線材を下渡りさせるときにコアを回動させるコア回動手段と、
    コアを前記回動部材を介して前記コア割出用モータにより回動して割り出す第1の状態と、
    前記コア回動手段によりコアを前記回動部材に対して相対的に回動させる第2の状態と、に切り替える切替手段と、を備え、
    前記コア回動手段と前記切替手段とを協働させてコアを回動させて、前記線材案内装置により引き出された線材を、コアに下渡りさせることを特徴とする巻線機。
  2. 前記コア回動手段は、前記コア割出用モータであり、
    前記切替手段は、
    前記回動部材とともに前記コア受け部材が回動する状態と、前記回動部材が回動しても前記コア受け部材が回動できない状態と、に切り替える第1の切替手段と、
    前記回動部材に接続され、前記第1の切替手段と協働して、前記コア割出用モータの駆動により前記コア受け部材が回動する状態と、前記コア割出用モータが駆動しても前記コア受け部材が回動できない状態と、に切り替える第2の切替手段と、
    を備え、
    前記第1の状態で前記線材案内装置により引き出された線材をコアに下渡りさせることを特徴とする請求項1に記載の巻線機。
  3. 前記コア受け部材には、第1の回動制限部と第2の回動制限部とが形成されており、
    前記第1の切替手段は、前記第1の回動制限部に第1の制限部材を挿抜可能な第1の回転制限装置を備え、
    前記第2の切替手段は、前記第2の回動制限部に第2の制限部材を挿抜可能な第2の回転制限装置を備えていることを特徴とする請求項2に記載の巻線機。
  4. 前記コア回動手段は、前記コア受け部材を回動させるための回動モータであり、
    前記切替手段は、前記回動部材に接続され、前記コア割出用モータの駆動により前記コア受け部材が回動する状態と、前記コア割出用モータが駆動しても前記コア受け部材が回動できない状態と、に切り替える第3の切替手段であることを特徴とする請求項1に記載の巻線機。
  5. 前記コア受け部材を回動させないときは、前記コア回動手段を前記コア受け部材から離間させる移動手段を備えたことを特徴とする請求項4に記載の巻線機。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか1つに記載の巻線機が備えた渡り線形成装置であって、前記コア保持具及び前記渡り線形成手段を備えたことを特徴とする渡り線形成装置。
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