JP2003031803A - 半導体装置とその製造方法 - Google Patents

半導体装置とその製造方法

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JP2003031803A
JP2003031803A JP2001219257A JP2001219257A JP2003031803A JP 2003031803 A JP2003031803 A JP 2003031803A JP 2001219257 A JP2001219257 A JP 2001219257A JP 2001219257 A JP2001219257 A JP 2001219257A JP 2003031803 A JP2003031803 A JP 2003031803A
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Japan
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gate electrode
region
semiconductor device
gate
substrate
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JP2001219257A
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English (en)
Inventor
Takeshi Takagi
剛 高木
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Thin Film Transistor (AREA)
  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)
  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 不純物濃度を高めたボディ領域とソース・ド
レイン領域との接合容量を小さくすることにより、高速
動作が可能な半導体装置を提供する。 【解決手段】 SOI基板20と、素子分離用絶縁膜2
と、第1のSi層23aと、SiGe層22aと、第2
のSi層21aと、第2のSi層21aの上のゲート絶
縁膜7と、バリアメタル31と、メタルゲート32とが
設けられ、SOI基板20のうちゲートの両側方にはソ
ース・ドレイン領域6が、ゲート絶縁膜7の側面上には
サイドウォール8が設けられている。SOI基板20の
ボディ領域とメタルゲートとは電気的に接続されてお
り、SOI基板20内には不純物を含む深いウェル3
と、部分ボディ領域4とが設けられている。これによ
り、ソース・ドレイン領域とボディ領域との接合容量を
増大させることなくボディ領域の不純物濃度を高めるこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、MISトランジス
タ構造を有し、チャネル領域に選択的に不純物が導入さ
れた高速で動作する半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電池駆動による携帯情報端末装置
は広く使用されている。このような装置においては、電
池寿命を延ばすために、高速動作を犠牲にすることなく
電源電圧を低減することが強く望まれている。低電源電
圧においても高速動作を実現するためには、しきい値電
圧を下げることが有効であるが、この場合、ゲートオフ
時のリーク電流が大きくなるため、おのずとしきい値電
圧には下限が存在する。
【0003】図10は、従来のMOSFETを模式的に
示す断面図である。同図に示すように、従来のMOSF
ETは、p型不純物がドーピングされたSi基板と、S
i基板上に、活性領域を囲むように形成された素子分離
用絶縁膜と、Si基板の活性領域上に設けられたゲート
絶縁膜と、ゲート絶縁膜の上に設けられたポリシリコン
からなるゲート電極と、ゲート電極の側面上に形成され
たサイドウォールと、Si基板の活性領域のうちゲート
電極の両側方に形成され、n型の不純物を含むエクステ
ンション領域と、エクステンション領域の外側に形成さ
れ、高濃度でn型不純物を含むソース・ドレイン領域と
を備えている。
【0004】このMOSFETの上述のような問題を解
決し、低電圧時にもリーク電流が小さくかつ、高駆動能
力を有するデバイスとしてDTMOS (Dynamic Thresh
oldVoltage MOSFET) (F.Assaderaghi et. al., "A Dyna
mic Threshold Voltage MOSFET(DTMOS) for Ultra-Low
Voltage Operation," IEDM94 Ext. Abst. p.809)が提案
されている。
【0005】図11及び図12は、それぞれ上記文献に
おいて提案されている従来のDTMOSの断面図及び従
来のDTMOSの平面図である。
【0006】図11に示すように、従来のDTMOS
は、p型シリコン基板上に埋め込み酸化膜層と基板活性
領域となる半導体層とを有するSOI基板を用いてい
る。そして、従来のDTMOSは、基板活性領域の上に
設けられたゲート絶縁膜と、ゲート絶縁膜上に設けられ
たゲートと、基板活性領域のうちゲートの両側方に位置
する領域に設けられたソース・ドレイン領域と、基板活
性領域のうちソース・ドレイン領域の間に位置する領域
に設けられたチャネル領域とを備えている。そして、チ
ャネルの下方や側方に位置する基板領域(ボディ)とゲ
ート電極とが配線により電気的に短絡するように接続さ
れている。このように、ゲートとボディとが短絡された
状態で、ゲートにバイアス電圧Vgが印加されると、ボ
ディを介してチャネル領域にゲートバイアス電圧Vgと
同じ大きさの順方向バイアス電圧が印加されることにな
る。これにより、ゲートバイアスオフ時には通常のMO
Sトランジスタと同じ状態となり、また、ゲートバイア
スオン時には、ゲートバイアス電圧Vgの増大にともな
ってボディが順方向にバイアスされていくため(図11
に示すnチャネル型DTMOSでは、チャネル領域の伝
導帯端のエネルギーレベルが低下するため)、しきい値
電圧Vtが低下していく。
【0007】このようなDTMOSは、SOI基板に形
成された通常のMOSトランジスタ(ゲートとボディー
とが短絡されていないトランジスタ)と比較すると、ゲ
ートバイアスオフ時には、そのリーク電流は通常のトラ
ンジスタのリーク電流と同等となる。一方、ゲートバイ
アスオン時には、前述したようにしきい値が減少するの
で、ゲートオーバードライブ効果が増大し、駆動力が著
しく増大する。また、DTMOSでは、ゲートとチャネ
ル領域との電位差がほとんどないため、基板表面での縦
方向電界が通常のトランジスタに比べて著しく小さくな
る。その結果、縦方向電界の増大にともなうキャリアの
移動度の劣化が抑制されるので、駆動力が著しく増大す
る。
【0008】このように、DTMOSは、n型のゲート
−p型のボディ(ベース)−n型のソース領域(エミッ
タ)・ドレイン領域(コレクタ)間に発生する横方向の
寄生バイポーラトランジスタがオンしてボディ電流が実
用上問題となる程度に大きくなるまでの動作電圧範囲
(0.6V程度以下)においては、低しきい値電圧、つ
まり低電源電圧で高速動作が可能なトランジスタとして
機能することになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなDTMOS構造の場合、スタンバイ電流を抑制する
ためには、ゲートに印加する電圧は、横方向の寄生バイ
ポーラトランジスタがオンするまでの電圧である0.6
V程度以下に制限する必要がある。これは、横方向寄生
バイポーラトランジスタのベース電流(DTMOS構造
においてはゲート電流またはボディ電流)がソース領域
とボディ領域に形成されるPN接合のビルトインポテン
シャルによりほぼ決まるため、ゲート電圧(ボディ電圧
またはベース電圧)が0.6V程度となるとベース電流
(ゲート電流またはボディ電流)が非常に大きくなるか
らである。このように、従来のDTMOSにおいては動
作電圧範囲が小さいという問題点があった。
【0010】また、従来のDTMOSにおいては、しき
い値電圧を低くする必要上ボディ濃度を高くすることが
できない(実際1.5〜3×1017 cm-3程度、(F. Ass
aderaghi et. al., "A Dynamic Threshold Voltage MOS
FET(DTMOS) for Ultra-Low Voltage Operation," IEDM9
4 Ext. Abst. p.809)ため、ボディ抵抗が非常に高くな
り、このボディ抵抗による電圧降下のためボディ電極の
電位が伝わらず、CR遅延がダイナミックな動作に支障
を与え、高速動作の妨げとなるという問題点があった。
【0011】さらに、ボディ濃度が低いために、ゲート
長を短くしていった場合に生じるショートチャネル効果
が顕著となるという問題点があった。これは、ゲート長
が短い場合には、ソース・ドレイン間でパンチスルーを
起こしやすくなるためである。また、高性能化に向け
て、次のようなトレードオフの関係が存在する。
【0012】DTMOSの場合、ボディ電流による制限
のため、しきい値電圧を低く設定する必要があるが、し
きい値が低い場合には、ボディバイアス係数γ(ΔVt
h/ΔVbs)が小さくなってしまう。(ΔVth:しき
い値電圧の変化,ΔVbs:基板バイアス電圧の変化)
このボディバイアス係数γは、DTMOSにおいてオン
電流を決める非常に重要なパラメータである。ゲートオ
ーバードライブ量はVdd−Vthで表わされるが(V
dd:電源電圧)、DTMOSの場合、ゲート電圧によ
りボディバイアスが動的に変化するため、しきい値がΔ
Vthだけ低下する。
【0013】ゲート電圧VgがVddのとき(オンの
時)ΔVbsはVddとなり、ΔVthはγVddとな
る。したがって、DTMOSのゲートオーバードライブ
量は、Vdd−Vth−γVddとなる。γが大きいと
オン電流を大きく取れることになる。しかしながら、V
thを小さくするとγも小さくなるという課題も存在す
る。このように従来のDTMOSでは、素子性能の向上
や、ゲート長の微細化に限界があった。
【0014】これを解決する手段としてボディ領域の不
純物濃度を高めることが考えられるが、この利点は次の
とおりである。 ・ ボディバイアス係数の増大に伴う、オン電流の増大 ・ ボディ電流の低減および動作電圧範囲の拡大 ・ ボディ抵抗の低減によるCR遅延時間の低減、高速
動作 このように、ボディ領域の不純物濃度を高めることによ
り、様々なデバイス特性の向上が図られる。
【0015】また、ゲートとボディが短絡されていない
従来のMOSFETにおいても、ショートチャネル効果
を抑制することができる。
【0016】しかしながら、ボディ不純物濃度を高くす
ると、ゲートとボディを短絡したDTMOSにおいて
は、容量が増大するという問題が生じ、高速動作が妨げ
られる。ゲート入力端子に与えられた電位が、ボディ領
域に伝達されるまでに要する時間の目安τは、以下のよ
うに表される。
【0017】τ =CR C=Cs+Cd+Cdep ここで、Csはソース領域とボディ領域の接合容量、C
dはドレイン領域とボディ領域の接合容量、Cdepは
ゲート空乏層容量であり、R はボディの抵抗である。
この式から、ボディの抵抗を低く抑えつつ、ソース・ド
レイン拡散領域とボディ領域との接合容量の低減を図る
ことが、素子の高速化に対して必要不可欠であることが
分かる。
【0018】このような課題に対して、活性領域の面積
を低減し、低寄生容量化を図った例が報告されている
(H.Kotaki et al., "Novel Low Capacitance Sidewall
Elevated Drain Dynamic Threshold MOSFET(LCSED) for
Ultra Low Power Dual Gate CMOS Technology," IEDM9
8 Ext. Abst. p.415)。
【0019】この例では、素子活性領域を低減するため
に、積み上げソース・ドレイン構造をとっている。
【0020】しかしながら、このような構造において
は、活性領域の面積が低減されて寄生容量が低減される
一方、ゲート電極と積み上げられたソース・ドレイン間
に新たに余分な容量が発生し、十分に寄生容量を低減さ
せることができない。また、製造工程が複雑となるとい
う欠点も有している。
【0021】本発明の目的は、簡単な製造方法で、ソー
ス・ドレイン領域とボディ領域との接合容量を増大させ
ることなくボディ不純物濃度を高めることにより、半導
体装置の高速動作を可能にすることにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置は、
第1導電型の不純物を含むチャネル領域を有する半導体
基板と、上記半導体基板上に形成されたゲート絶縁膜
と、上記ゲート絶縁膜上に形成された導電体からなるゲ
ート電極と、上記半導体基板内の上記ゲート電極の両側
方に形成された第2導電型の不純物を含むソース・ドレ
イン領域と、上記半導体基板内のチャネル領域の下方に
形成され、上記ゲート電極とほぼ相似の平面形状を有
し、上記チャネル領域よりも高濃度に第1導電型の不純
物を含む部分ボディ領域とを備えている。
【0023】これにより、部分ボディ領域に高濃度の不
純物が導入されているのでパンチスルーが抑制され、ゲ
ート長を短くすることができる。特に、DTMOSの場
合はボディ抵抗が低減され、CR遅延時間の低減による
高速動作が実現される。また、ボディバイアス係数の増
大に伴いオン電流が増大する。
【0024】上記半導体基板のうち上記部分ボディ領域
の下方に形成され、第1導電型の不純物を含む層状の深
いウェルをさらに備えていることによってもボディ抵抗
は低減される。
【0025】上記部分ボディ領域がゲート電極と自己整
合的に形成されていることにより、部分ボディ領域がソ
ース・ドレイン領域にまで拡散するのが防がれ、ソース
・ドレイン領域と部分ボディ領域との間の接合容量が小
さくなっている。このため、CR遅延が低減され、装置
の高速動作が実現される。
【0026】上記ソース・ドレイン領域と上記深いウェ
ルとの接合位置が、上記深いウェル上部の第1導電型の
不純物濃度が低い領域にあることにより、ソース・ドレ
イン領域と深いウェルとの間の接合容量が小さく抑えら
れ、装置の高速動作が可能となる。
【0027】また、上記チャネル領域が、少なくとも1
つのゲルマニウムまたは炭素を含んでいることにより、
例えばチャネル層がSiGeからなるときには、バンド
ギャップがSiよりも小さくなり、DTMOSの場合に
しきい値を小さくすることができる。また、SiGe層
にCを加えた場合には、イオン注入の際にチャネル層に
起こる結晶欠陥を抑制することができる。
【0028】上記ゲート電極が金属類から構成されてい
ることにより、ゲート抵抗を低減することができる。
【0029】上記ゲート電極が多結晶シリコンから構成
されていることにより、例えばDTMOSの場合、しき
い値を低く抑えることが可能となる。
【0030】上記半導体基板がSOI構造をとることに
より、寄生容量が低減され、Si基板を用いたときに比
べ装置の高速動作が可能になる。
【0031】上記ゲート電極と上記部分ボディ領域とが
電気的に接続されていることにより、ゲートバイアスが
オンの状態ではしきい値が減少し、駆動力が大きくな
る。
【0032】本発明の半導体装置の製造方法は、活性領
域を有する半導体基板上にダミーゲート電極を形成する
工程(a)と、上記ダミーゲート電極をマスクとして不
純物をイオン注入し、自己整合的にソース・ドレイン領
域を形成する工程(b)と、基板上に層間絶縁膜を形成
する工程(c)と、上記ダミーゲート電極を選択的に除
去する工程(d)と、上記ダミーゲート電極が除去され
た領域の下方にイオン注入により不純物を導入して自己
整合的に部分ボディ領域を形成する工程(e)と、ゲー
ト電極を形成する工程(f)とを含んでいる。
【0033】この方法により、上記工程(b)では部分
ボディ領域が自己整合的に形成されるため、ボディ領域
がソース・ドレイン領域にまで拡散することを防げる。
このため、ボディ領域とソース・ドレイン領域との間の
接合容量を小さくすることができる。
【0034】上記ダミーゲート電極を形成工程(a)の
前に、上記半導体基板に不純物を導入して活性領域全域
に深いウェルを形成する工程をさらに含んでもよい。
【0035】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)図1は、本発
明の第1の実施形態におけるMOSFETの構造を示す
断面図である。
【0036】同図に示すように、本実施形態のMOSF
ETは、p型の不純物を導入され、活性領域を有するS
i基板1と、Si基板1上に設けられ活性領域を囲む素
子分離用絶縁膜2と、Si基板1上に設けられた絶縁膜
12と、Si基板1の上方に設けられたポリシリコンか
らなるゲート電極9と、Si基板1とゲート電極9との
間及びゲート電極9の側面上に形成されたTa25から
なるゲート絶縁膜7と、ゲート絶縁膜7の側面上に設け
られたSiNからなるサイドウォール8と、Si基板1
のうちゲート電極9の両側方で絶縁膜12の下に設けら
れたn型不純物を含むエクステンション領域5と、Si
基板1のうちエクステンション領域5の外側に形成され
た高濃度のn型不純物を含むソース・ドレイン領域6
と、基板上に形成された層間絶縁膜10と、層間絶縁膜
10及び絶縁膜12を貫通してソース・ドレイン領域6
に達する金属製のプラグ11とを備えている。
【0037】本実施形態のMOSFETの特徴は、Si
基板1の内部に基板表面に対して平行な層として存在し
p型不純物を含む深いウェル3と、Si基板1のうちゲ
ート電極9の下方のボディ領域に形成されたp型不純物
を含む部分ボディ領域4とを備えていることである。
【0038】図2(a)〜(d)は、本実施形態のMO
SFETにおける不純物プロファイルを示す断面図であ
る。
【0039】まず、図2(b)に示すように、図2
(a)のA−A’断面では、Si基板1のうちゲート電
極の下方の部分ボディ領域4に高濃度の不純物が含まれ
ており、不純物の濃度は約2×1018cm-3程度であ
る。
【0040】次に、図2(c)に示すように、図2
(a)のB−B’断面では、ゲート絶縁膜の直下から下
方に向かうにつれて部分ボディ領域4の不純物濃度が高
くなり、表面から深さ約0.1μmの部分での濃度約2
×1018cm-3をピークとして、下方に向かうにつれ不
純物濃度が減少する。一方、深いウェルに含まれる不純
物の濃度は、部分ボディ領域の不純物濃度のピーク位置
から下方に向かって上昇していき、表面から深さ約0.
3μmの部分で1×1019cm-3と濃度のピークを示し
てから下方に向かうにつれ減少していく。
【0041】また、図2(d)に示すように、図2
(a)のC−C’断面では、Si基板の表面近くではソ
ース・ドレイン領域に含まれるn型不純物が存在し、下
方に向かうに従ってその濃度が減少する。さらに下方の
n型不純物とほとんど接しない領域に深いウェルのp型
不純物が存在する。
【0042】従来のMOSFETがボディ領域の横方向
の不純物プロファイルが均一であるのに対して、本実施
形態のMOSFETではソース・ドレイン領域と接する
ボディ領域で不純物濃度が低く、チャネル領域下部のボ
ディ領域で不純物濃度が濃くなっている。このため、本
実施形態においては、ソース領域とボディ領域との接合
容量、ドレイン領域とボディ領域との接合容量がともに
小さく抑制されている。また、ボディ抵抗の低減及び基
板バイアス係数の増大も図られている。
【0043】これにより、本実施形態のMOSFETは
動作の高速化及び駆動力の向上が達成されている。さら
に、しきい値電圧も低くでき、ショートチャネル効果に
も強くなっている。
【0044】なお、本実施形態ではnチャネル型MOS
FETについて説明したが、pチャネル型MOSFET
についても同様の効果を得ることができる。
【0045】次に、本実施形態のMOSFETの製造方
法について説明する。
【0046】図3(a)〜(d)及び図4(a)〜
(d)は、本実施形態のMOSFETの製造工程を示す
断面図である。
【0047】まず、図3(a)に示す工程で、Si基板
1上に活性領域を囲む素子分離用絶縁膜2を形成する。
次いで、イオン注入によりp型の不純物イオンをSi基
板1内に導入して深いウェル3を形成する。その後、基
板を熱酸化してSi基板1の表面に絶縁膜12を形成す
る。
【0048】次に、図3(b)に示す工程で、基板上に
LP−CVD法によりポリシリコン層及びSiN層を順
次堆積した後エッチバックし、ポリシリコンからなるダ
ミーゲート13とSiN膜14とを形成する。続いて、
ダミーゲート13及びSiN膜14をマスクとしてSi
基板1にn型不純物イオンを注入しエクステンション領
域5を形成する。
【0049】次に、図3(c)に示す工程で、基板上に
SiNを堆積した後エッチバックすることにより、ダミ
ーゲート13及びSiN膜14の側面上にサイドウォー
ル8を形成する。その後、サイドウォール8をマスクと
してSi基板1にエクステンション領域よりも高濃度に
なるようにn型不純物イオンを注入し、エクステンショ
ン領域5の外側にソース・ドレイン領域6を形成する。
【0050】続いて、図3(d)に示す工程で、SiO
2 を基板上に堆積後、CMPによりSiN膜14が露出
するまで研磨することで基板上に層間絶縁膜10を形成
する。この際にSiN膜14がCMPのストッパーとな
る。その後、SiN膜14を熱リン酸を用いたウェット
エッチングにより除去し、続いてドライエッチングによ
りダミーゲート13を除去する。
【0051】次に、図4(a)に示す工程で、ダミーゲ
ート13を除去した後の開口部からチャネル領域にのみ
p型不純物イオンの注入を行ない、部分ボディ領域4を
形成する。
【0052】次に、図4(b)に示す工程で、絶縁膜1
2のうちダミーゲートの下にあった部分を選択的にエッ
チングして除去した後、基板上にTa25膜,ポリシリ
コンを順次堆積する。このとき、ポリシリコンの堆積と
同時に不純物を導入する(insituドーピング)。ただ
し、不純物の導入はイオン注入によっても可能である。
【0053】その後、図4(c)に示す工程で、CMP
により層間絶縁膜10及びサイドウォール8が露出する
まで研磨を行なってゲート電極9及びゲート絶縁膜7を
形成する。
【0054】次に、絶縁膜12及び層間絶縁膜10を貫
通してソース・ドレイン領域に接続するプラグ11を形
成する。以上の工程により、本実施形態のMOSFET
を製造することができる。
【0055】この方法によると、図4(a)に示す工程
でボディ領域へサイドウォール8及び層間絶縁膜10を
マスクとしたイオン注入を行なうため、自己整合的に部
分ボディ領域4を形成することができる。
【0056】また、部分ボディ領域の位置はイオン注入
の際の注入エネルギーを変化させることにより容易に調
整することができるので、設計が異なるMOSFETに
おいても最適の位置に部分ボディ領域4を形成すること
ができる。本実施形態のおいては、部分ボディ領域4の
深さは表面から0.1μmであったが、MOSFETの
設計によっては深さを調整してもよい。
【0057】また、部分ボディ領域4に含まれる不純物
濃度のピーク値についても、本実施形態では2×1018
cm-3程度であったが、半導体装置の設計に合わせて適
宜濃度を変えることもできる。
【0058】また、従来のMOSFETでは、深いウェ
ル3がしきい値の制御に関わっていたために深いウェル
3の位置をソース・ドレイン領域から離せなかったが、
本実施形態のMOSFETでは、部分ボディ領域4があ
るために深いウェル3をソース・ドレイン領域から十分
離して形成することが可能になり、ソース・ドレイン領
域と深いウェルとの間の接合容量を効果的に減少させる
ことができる。
【0059】なお、本実施形態では、ゲート電極9をポ
リシリコンで形成したが、W(タングステン)などの金
属でゲート電極を形成してもよい。これにより、ゲート
電極の空乏化の防止及びゲートの低抵抗化が実現され
る。
【0060】また、本実施形態では、ゲート絶縁膜をT
25で形成したが、これに代えてSiO2を用いても
よいし、その他の絶縁体を用いてもよい。
【0061】また、図5(a)〜(c)は、本実施形態
のMOSFETの変形例を示す図である。
【0062】まず、図5(a)に示すのは、Si基板1
内に深いウェルを形成せず、部分ボディ領域のみを形成
した例である。この場合、ソース・ドレイン領域におけ
る容量を最小にすることができる。
【0063】図5(b),(c)に示すのは、Si基板
1の代わりにSOI基板20を用いたMOSFETであ
る。これにより素子分離が容易になり、基板に付随する
容量を低減することができる。
【0064】(第2の実施形態)図6は、本発明の第2
の実施形態のMOSFETの構造を示す断面図である。
【0065】本実施形態では、基板材料であるSiとバ
ンドギャップが異なるSiGeをチャネル層としたpチ
ャネル型のヘテロMOSFETについて説明する。
【0066】本実施形態のヘテロMOSFETは、埋め
込みSiO2 層を有するSOI基板20上に素子分離用
絶縁膜2を形成し、SOI基板20上には順に第1のS
i層23a,SiGe層22a及び第2のSi層21a
が設けられている。SiGe層22aのうちチャネルと
して機能する領域がSiGeチャネル層22、第1のS
i層23aのうちSiGeチャネル層22の下に位置す
る領域がSiバッファ層23、第2のSi層21aのう
ちSiGeチャネル層22の上に位置する領域がSiキ
ャップ層21である。Siキャップ層21の上方にはポ
リシリコンからなるゲート電極9が設けられ、ゲート電
極9の下及び側面上で、Siキャップ層21の上にTa
25からなるゲート絶縁膜7が設けられ、SOI基板2
0のうちゲート電極9の両側方にはエクステンション領
域が設けられ、エクステンション領域の外側にはp型の
不純物を高濃度で含むソース・ドレイン領域6が設けら
れている。また、ゲート絶縁膜7の側面上にサイドウォ
ール8が設けられ、第2のSi層21aの上のゲート絶
縁膜の側方に絶縁膜12が設けられている。また、素子
分離用絶縁膜2及び絶縁膜12の上に層間絶縁膜10が
設けられ、層間絶縁膜10と絶縁膜12を貫通してソー
ス・ドレイン領域に接続するプラグ11が設けられてい
る。また、第1の実施形態のMOSFET同様、SOI
基板内にはn型不純物を含む深いウェル3と、部分ボデ
ィ領域4とがそれぞれ設けられている。
【0067】本実施形態においては、SiGeのように
Siよりもバンドギャップの小さい材料をチャネル層と
して用いることにより、しきい値電圧を下げることがで
き、ボディ領域の不純物濃度を高くしても低いしきい値
電圧を維持することができる。本実施形態においては、
ボディ領域の不純物濃度を高くしても寄生容量の増大を
抑制できるので、低いしきい値電圧を維持しながらも従
来のMOSFETに比べ動作速度の向上が図られる。
【0068】また、本実施形態において、SiGe層2
2aに微量(0.2%程度)のC(炭素)を添加する
と、チャネル層をエピタキシャル成長後部分ボディ領域
を形成する際に、注入ダメージによる結晶欠陥の発生を
抑制することができる。
【0069】なお、SiGeCの他にも、SiGe層に
代えてSiCなどの材料を用いてもよい。
【0070】また、nチャネル型のMOSFETも本実
施形態と同様に作成することができる。
【0071】なお、本実施形態ではゲート絶縁膜をTa
25で形成したが、これに代えてSiO2を用いてもよ
いし、その他の絶縁体を用いてもよい。
【0072】(第3の実施形態)図7(a),(b)は
本発明の第3の実施形態におけるDTMOSの構造を示
す断面図である。
【0073】図7(a)に示すように、本実施形態のD
TMOSは、図5(b)に示す第1の実施形態のMOS
FETの変形例において、ゲート電極とボディ領域(部
分ボディ領域周辺)とを電気的に接続した構造をとる。
ここで、図7(b)は図7(a)のゲートを縦方向に切
った断面図であるが、同図のように不純物を含むポリシ
リコン等からなるコンタクト30によりゲート電極とボ
ディ領域とが接続されている。
【0074】従来のDTMOSにおいては、ボディ領域
の不純物濃度を高めると、ソースとボディ間及びドレイ
ンとボディ間の接合容量が増加し、装置の高速動作が妨
げられるという不具合があったが、本実施形態のDTM
OSでは、ゲート電極の下方のチャネル領域付近に選択
的に不純物が導入されているため、ボディ領域の不純物
濃度を高めながらソースとボディ間及びドレインとボデ
ィ間の接合容量の増大を抑制することができる。このた
め、本実施形態のDTMOSではCR遅延が抑制され、
装置の高速動作が可能になっている。
【0075】また、ボディ領域の不純物濃度を高めるこ
とにより、 ・ ボディバイアス係数の増大に伴う、オン電流の増大 ・ ボディ電流の低減および動作電圧範囲の拡大 ・ ボディ抵抗の低減によるCR遅延時間の低減、高速
動作 など、様々なデバイス特性の向上が図られる。
【0076】また、本実施形態のDTMOSによれば、
ボディ領域の不純物濃度を高くできるため、ソース・ド
レイン間でのパンチスルーが抑制され、ゲート長の短い
デバイスにおいても正常に動作させることが可能とな
る。
【0077】なお、本実施形態のDTMOSはnチャネ
ル型及びpチャネル型のどちらについても形成すること
ができる。また、SOI基板の代わりにSi基板であっ
てもよい。また、部分ボディ領域の位置はイオン注入の
際の打ち込みエネルギーによって任意に変えることがで
きる。
【0078】また、本実施形態において、ゲート電極を
ポリシリコンで形成したが、タングステン等の金属でゲ
ート電極を形成してもよい。
【0079】また、本実施形態では、ゲート絶縁膜をT
25で形成したが、これに代えてSiO2を用いても
よいし、その他の絶縁体を用いてもよい。
【0080】(第4の実施形態)図8は、本発明の第4
の実施形態におけるヘテロDTMOSの構造を示す断面
図である。
【0081】同図に示すように、本実施形態のヘテロD
TMOSは、第2の実施形態のMOSFETのメタルゲ
ート32とボディ領域とを電気的に接続させた構造をと
っている。また、第2の実施形態のMOSFETにおい
ては、ゲート電極がポリシリコンで構成されていたのに
対し、本実施形態のヘテロDTMOSではゲート絶縁膜
7の内側にTiNからなるバリアメタル31と、バリア
メタル31の内側にWからなるメタルゲート32とが設
けられている。
【0082】本実施形態においては、第3の実施形態の
DTMOSと同様に、ボディ領域の不純物濃度を従来の
DTMOSに比べて高めることができるので、ソースと
ボディ間及びドレインとボディ間の接合容量の増大を抑
制することができる。また、 ・ ボディバイアス係数の増大に伴う、オン電流の増大 ・ ボディ電流の低減および動作電圧範囲の拡大 ・ ボディ抵抗の低減によるCR遅延時間の低減、高速
動作 などの利点も備えている。
【0083】また、チャネル層としてSiGe層を用い
ることにより、しきい値電圧を下げることが可能になっ
ている。
【0084】一般的に、DTMOSにおいてWなどの、
仕事関数がmidgapとなる材料を用いた場合、しき
い値が0.6V程度と高くなってしまい、実用化が困難
であった。ところが、SiGe層をチャネルとして用い
ることによりしきい値が下がるため、メタルゲートを採
用することが可能となる。そして、Wなどからなるメタ
ルゲートを採用することにより、ゲートにおける抵抗の
削減が可能になり、装置を高速動作させることが可能に
なる。
【0085】次に、本実施形態のヘテロDTMOSの製
造方法について説明する。
【0086】図9(a)〜(d)は、本実施形態のヘテ
ロDTMOSの製造方法を示す工程断面図である。
【0087】まず、図9(a)に示す工程において、ダ
ミーゲートを形成してから除去し、部分ボディ領域4を
形成するまでの工程は、第1の実施形態で説明したMO
SFETの製造方法に準じて行なう。ただし、SOI基
板20上には第1のSi層23a,SiGe層22a,
第2のSi層21aが下から順に形成されている。
【0088】次に、図9(b)に示す工程で、基板上に
Ta25層7a,TiN層31a及びタングステン層3
2aをそれぞれ堆積する。
【0089】次に、図9(c)に示す工程で、層間絶縁
膜10及びサイドウォール8が露出するまでCMPによ
り基板表面を研磨する。これにより、ゲート絶縁膜7、
バリアメタル31及びメタルゲート32をそれぞれ形成
する。
【0090】続いて、図9(d)に示す工程で、層間絶
縁膜10及び絶縁膜12を貫通してソース・ドレイン領
域6に接続するプラグ11を形成する。以上の手順によ
り本実施形態のヘテロDTMOSが形成される。
【0091】本実施形態のヘテロDTMOSにおいて
は、ゲート電極としてメタルゲートを採用しているの
で、ゲート電極の抵抗が低く抑えられるとともに、ポリ
シリコン電極の場合に比べて製造が容易になっている。
ポリシリコンの場合には、nチャネル型MOSFETで
あればゲートにn型不純物を、pチャネル型MOSFE
Tであればゲートにp型不純物を導入してディアルゲー
トとするのが一般的で、ノンドープのポリシリコン電極
を堆積した後に不純物を導入するステップが必要であっ
た。それに対し、Wなどのmidgapの材料を電極と
して用いる場合にはシングルゲートでよいので、ゲート
電極に不純物イオンを注入する工程を省くことができ
る。
【0092】本実施形態においては、SiGeのように
Siよりもバンドギャップの小さい材料をチャネル層と
して用いることにより、しきい値電圧を下げることがで
き、ボディ領域の不純物濃度を高くしても低いしきい値
電圧を維持することができる。本実施形態においては、
ボディ領域の不純物濃度を高くしても寄生容量の増大を
抑制できるので、低いしきい値電圧を維持しながらも従
来のMOSFETに比べ動作速度の向上が図られる。
【0093】また、本実施形態において、SiGe層2
2aに微量(0.2%程度)のC(炭素)を添加する
と、チャネル層をエピタキシャル成長後部分ボディ領域
を形成する際に、注入ダメージによる結晶欠陥の発生を
抑制することができる。
【0094】なお、このようなSiGeCの他にも、S
iGe層に代えてSiCなどの材料を用いてもよい。ま
た、本実施形態のヘテロDTMOSの製造方法により、
nチャネル型及びpチャネル型の両方を製造することが
できる。
【0095】また、本実施形態ではゲートをWで形成し
たが、これ以外の金属でゲートを形成してもよいし、他
の実施形態と同様にポリシリコンでゲート電極を構成す
ることもできる。ポリシリコンでゲートを形成した場
合、しきい値電圧をより低くすることができる。
【0096】また、本実施形態では、ゲート絶縁膜をT
25で形成したが、これに代えてSiO2を用いても
よいし、その他の絶縁体を用いてもよい。
【0097】また、本実施形態では基板としてSOI基
板を用いたが、Si基板を用いてもよい。
【0098】
【発明の効果】本発明の半導体装置及びその製造方法に
よれば、ゲート電極下方のチャネル領域に不純物を選択
的に注入することにより、ソースとボディ間及びドレイ
ンとボディ間の接合容量が低く抑えられるとともに基板
バイアス係数の増大が図れるため、半導体装置の高速
化、及び高駆動力化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態におけるMOSFET
の構造を示す断面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態におけるMOSFET
での不純物プロファイルを示す図である。
【図3】(a)〜(d)は、本発明の第1の実施形態に
おけるMOSFETの製造工程のうち、ダミーゲートを
除去する工程までを示す断面図である。
【図4】(a)〜(d)は、本発明の第1の実施形態に
おけるMOSFETの製造工程のうち、プラグを形成す
る工程までを示す断面図である。
【図5】(a)〜(c)は、本発明の第1の実施形態に
おけるMOSFETの変形例を示す断面図である。
【図6】本発明の第2の実施形態におけるMOSFET
の構造を示す断面図である。
【図7】(a),(b)は、本発明の第3の実施形態に
おけるDTMOSの構造を示す断面図である。
【図8】本発明の第4の実施形態におけるヘテロDTM
OSの構造を示す断面図である。
【図9】(a)〜(d)は、本発明の第4の実施形態に
おけるヘテロDTMOSの製造方法を示す工程断面図で
ある。
【図10】従来のMOSFETの構造を示す断面図であ
る。
【図11】従来のDTMOSの構造を示す断面図であ
る。
【図12】従来のDTMOSを示す平面図である。
【符号の説明】
1 Si基板 2 素子分離用絶縁膜 3 深いウェル 4 部分ボディ領域 5 エクステンション領域 6 ソース・ドレイン領域 7a Ta25層 7 ゲート絶縁膜 8 サイドウォール 9 ゲート電極 10 層間絶縁膜 11 プラグ 12a SiO2膜 12 絶縁膜 13 ダミーゲート 14 SiN膜 20 SOI基板 21a 第2のSi層 21 Siキャップ層 22a SiGe層 22 SiGeチャネル層 23a 第1のSi層 23 Siバッファ層 30 コンタクト 31a TiN層 31 バリアメタル 32a タングステン層 32 メタルゲート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/336 H01L 29/78 301P 29/43 622 29/786 626Z 618B 618F 29/62 G 21/265 Z Fターム(参考) 4M104 AA01 AA02 AA07 AA09 BB01 BB18 BB30 CC05 DD02 DD03 DD04 DD26 DD75 FF18 GG09 5F110 AA01 BB20 CC02 DD05 DD13 EE01 EE04 EE09 EE14 EE32 EE42 FF01 FF02 FF27 GG01 GG02 GG12 GG19 GG22 GG33 GG34 GG36 GG42 HJ04 HJ13 HM15 NN03 NN23 NN33 NN37 NN62 QQ01 QQ11 5F140 AA01 AA05 AA12 AA21 AC10 AC36 BA01 BA05 BA17 BB13 BB16 BB18 BC12 BD12 BE09 BF01 BF04 BF07 BF10 BF11 BF17 BG03 BG04 BG08 BG14 BG27 BG36 BG40 BG51 BG53 BH14 BH15 BH40 BH49 BJ27 BK02 BK05 BK13 CB01 CC01 CC03 CC11 CD02 CE07

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電型の不純物を含むチャネル領域
    を有する半導体基板と、 上記半導体基板上に形成されたゲート絶縁膜と、 上記ゲート絶縁膜上に形成された導電体からなるゲート
    電極と、 上記半導体基板内の上記ゲート電極の両側方に形成され
    た第2導電型の不純物を含むソース・ドレイン領域と、 上記半導体基板内のチャネル領域の下方に形成され、上
    記ゲート電極とほぼ相似の平面形状を有し、上記チャネ
    ル領域よりも高濃度に第1導電型の不純物を含む部分ボ
    ディ領域とを備えた半導体装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の半導体装置において、 上記半導体基板のうち上記部分ボディ領域の下方に形成
    され、第1導電型の不純物を含む層状の深いウェルをさ
    らに備えていることを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の半導体装置に
    おいて、 上記部分ボディ領域がゲート電極と自己整合的に形成さ
    れていることを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または3に記載の半導体装置に
    おいて、 上記ソース・ドレイン領域と上記深いウェルとの接合位
    置が、上記深いウェル上部の第1導電型の不純物濃度が
    低い領域にあることを特徴とする半導体装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のうちいずれか1つに記載
    の半導体装置において、 上記チャネル領域が、少なくとも1つのゲルマニウムま
    たは炭素を含んでいることを特徴とする半導体装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の半導体装置において、 上記ゲート電極が金属類から構成されていることを特徴
    とする半導体装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜5のうちいずれか1つに記載
    の半導体装置において、 上記ゲート電極が多結晶シリコンから構成されているこ
    とを特徴とする半導体装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のうちいずれか1つに記載
    の半導体装置において、 上記半導体基板がSOI構造をとることを特徴とする半
    導体装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のうちいずれか1つに記載
    の半導体装置において、 上記ゲート電極と上記部分ボディ領域とが電気的に接続
    されていることを特徴とする半導体装置。
  10. 【請求項10】 活性領域を有する半導体基板上にダミ
    ーゲート電極を形成する工程(a)と、 上記ダミーゲート電極をマスクとして不純物をイオン注
    入し、自己整合的にソース・ドレイン領域を形成する工
    程(b)と、 基板上に層間絶縁膜を形成する工程(c)と、 上記ダミーゲート電極を選択的に除去する工程(d)
    と、 上記ダミーゲート電極が除去された領域の下方にイオン
    注入により不純物を導入して自己整合的に部分ボディ領
    域を形成する工程(e)と、 ゲート電極を形成する工程(f)とを含む半導体装置の
    製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の半導体装置の製造
    方法において、 上記ダミーゲート電極を形成工程(a)の前に、上記半
    導体基板に不純物を導入して活性領域全域に深いウェル
    を形成する工程をさらに含むことを特徴とする半導体装
    置の製造方法。
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