JP2003031550A - Fpd用基板表面処理方法及びその装置 - Google Patents

Fpd用基板表面処理方法及びその装置

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JP2003031550A
JP2003031550A JP2001217004A JP2001217004A JP2003031550A JP 2003031550 A JP2003031550 A JP 2003031550A JP 2001217004 A JP2001217004 A JP 2001217004A JP 2001217004 A JP2001217004 A JP 2001217004A JP 2003031550 A JP2003031550 A JP 2003031550A
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JP
Japan
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substrate
plasma
fpd
electrodes
pair
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JP2001217004A
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English (en)
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Masaaki Umetani
正昭 梅谷
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MTJ KK
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MTJ KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 紫外線ランプが不要となって製造コストの低
減を図ることができると共に紫外線ランプの交換による
マシンのダウンタイムの発生を無くすことができ、作業
性の向上を図ることができる。 【解決手段】 FPD用基板Kの表面の濡れ性の改質又
は汚れ物質の除去をなすため、プラズマ処理室1内に上
記基板が通過移送する通過間隙Hを置いて対向配置され
た一対の電極2・2と、一対の電極間に大気圧下又は減
圧下でプラズマを発生させるプラズマ発生手段3とを備
えてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば液晶ディスプ
レイ(LCD)、プラズマディスプレイ(PDP)、E
L、カラーフィルタ等のFPD(flat panel
display)製造プロセスに用いられるFPD用
基板表面処理方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のFPD用基板K、例えば
液晶ディスプレイの基板製造プロセスとして、図6に示
す如く、(イ)ガラス基板G上にアルミニューム等の金
属膜Dをスパッタリング、CVD法により形成し
(ロ)、ウエットエッチングにおいて、金属膜D上にフ
ォトレジストFを塗布し(ハ)、フォトマスクMを介し
て露光現像し(ニ、ホ、へ)、そして、エッチング処理
した後にフォトレジストFを剥離アッシングするプロセ
ス(ト、チ)が存在する。そして、上記露光現像(ニ、
ホ、へ)とエッチング処理(ト)との間において、紫外
線ランプを用いて表面の濡れ性の親水性と発水性の改質
処理をなし、その後のウエットエッチング処理(ト)を
良化するようにしている。
【0003】又、その後に、絶縁兼配向膜等の上部膜を
塗布したり、カラーフィルタの製造プロセスにあって
は、RGBフィルタ層、オーバーコート層を塗布するプ
ロセスも存在する。このようなプロセスにおいては、R
GBフィルタ層、オーバーコート層を塗布形成する前に
おいて、エアーの吹き付け等により表面に存在する有機
物や自然酸化膜等の汚れ物質を除去するようにしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のFPD製造プロセスにおいては、紫外線ランプを用い
て表面の濡れ性の親水性と発水性の改質処理をなすこと
から、紫外線ランプが高価格であること及び紫外線ラン
プの交換によるマシンのダウンタイムの発生により作業
性の低下が余儀なくされ、又、エアーの吹き付け等では
表面に存在する有機物や自然酸化膜等の汚れ物質を良好
に除去することができず、品質の低下が生ずることがあ
るという不都合を有している。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はこれらの不都合
を解決することを目的とするものあり、本発明のうち
で、請求項1記載の方法の発明は、FPD用基板の表面
の濡れ性の改質又は汚れ物質の除去をなすための表面処
理方法であって、対向配置された一対の電極間に大気圧
下又は減圧下でプラズマを発生させ、該プラズマが発生
している該一対の電極間の通過間隙に上記基板を移送さ
せ、該基板の表面にプラズマ処理をなすことを特徴とす
るFPD用基板表面処理方法にある。
【0006】又、請求項2記載の方法の発明は、上記基
板を一対の電極間の通過間隙で浮上状態で通過移送させ
ることを特徴とするものである。
【0007】又、請求項3記載の装置の発明にあって
は、FPD用基板の表面の濡れ性の改質又は汚れ物質の
除去をなすための表面処理装置であって、プラズマ処理
室内に上記基板が通過移送する通過間隙を置いて対向配
置された一対の電極と、該一対の電極間に大気圧下又は
減圧下でプラズマを発生させるプラズマ発生手段とを備
えてなることを特徴とするFPD用基板表面処理装置に
ある。
【0008】又、請求項4記載の発明にあっては、上記
基板を一対の電極間の通過間隙で浮上状態で通過移送さ
せる浮上機構を備えてなることを特徴とするものであ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】図1乃至図5は本発明の実施の形
態例を示し、図1乃至図3は第一形態例、図4は第二形
態例、図5は第三形態例である。
【0010】図1乃至図3の第一形態例において、1は
プラズマ処理室であって、プラズマ処理室1内にFPD
用基板Kが通過移送する通過間隙Hを置いて一対の電極
2・2を対向配置し、プラズマ処理室1内は大気圧下又
は減圧下とされ、かつ、プラズマ処理室1内は不活性ガ
ス雰囲気下とされている。
【0011】3はプラズマ発生手段であって、一対の電
極2・2間にプラズマを発生させる電気回路を備えてな
る。
【0012】この実施の第一形態例は上記構成であるか
ら、例えば、図2の如く、上記図6に示す露光現像
(へ)とエッチング処理(ト)との間において、対向配
置された一対の電極2・2間に大気圧下又は減圧下でプ
ラズマを発生させ、プラズマPが発生している一対の電
極間2・2の通過間隙Hに上記FPD用基板Kを移送さ
せ(リ)、基板Kの表面にプラズマ処理をなすことによ
り、基板Kの表面の濡れ性の改質処理をなしてその後の
ウエットエッチング処理(ト)を良化することができ、
このため、紫外線ランプが不要となって製造コストの低
減を図ることができると共に紫外線ランプの交換による
マシンのダウンタイムの発生を無くすことができ、作業
性の向上を図ることができ、又、例えば、図3の如く、
上記図6に示すウエットエッチング処理(ト)後(チ)
にプラズマ処理(ヌ)することにより表面に存在する汚
れ物質Eを除去することができ、絶縁兼配向膜等の上部
膜NやRGBフィルタ層、オーバーコート層の形成
(ル)が良好になされ、基板品質の向上を図ることがで
きる。
【0013】図4の第二形態例は別例構造を示し、この
場合、上記第一形態例に浮上機構4を更に備えた構造で
あり、即ち、プラズマ処理室1の前後に案内ロール4a
・4aを配置すると共に下側の電極2に複数個のガス吹
出口4b・4bを形成し、ガス吹出口4b・4bに図外
のガス供給源を接続し、ガス吹出口4b・4bから不活
性ガス等のガスQを吹き出すことによりFPD用基板K
を一対の電極間2・2の通過間隙H間で浮上状態で通過
移送させるように構成している。
【0014】この第二形態例にあっては、上記浮上機構
4により上記FPD用基板Kを一対の電極2・2間の通
過間隙Hで浮上状態で通過移送させることにより、基板
Kを電極2・2に接触することなく、小さな通過間隙H
内を良好に通過移送させることができ、それだけ基板K
のプラズマ処理を良好に行うことができる。
【0015】図5の第三形態例は別例構造を示し、この
場合、上記第二形態例の浮上機構4の案内ロール4a・
4aに代えてガス吹出ノズル4c・4cを備えた構造で
あり、即ち、プラズマ処理室1の前後にガス吹出ノズル
4c・4cを配置すると共に下側の電極2に複数個のガ
ス吹出口4b・4bを形成し、ガス吹出ノズル4c・4
c及びガス吹出口4b・4bに図外のガス供給源を接続
し、ガス吹出ノズル4c・4c及びガス吹出口4b・4
bからガスQを吹き出すことによりFPD用基板Kを一
対の電極間2・2の通過間隙H間で浮上状態で通過移送
させるように構成している。
【0016】この第三形態例にあっては、上記浮上機構
4により上記FPD用基板Kを一対の電極2・2間の通
過間隙Hで浮上状態で通過移送させることにより、基板
Kを電極2・2に接触することなく、小さな通過間隙H
内を良好に通過移送させることができ、それだけ基板K
のプラズマ処理を良好に行うことができる。
【0017】尚、本発明は上記実施の形態例に限られる
ものではなく、プラズマ処理室1、電極2、プラズマ発
生手段3、浮上機構4の構造や構成等は適宜変更して設
計される。
【0018】
【発明の効果】本発明は上述の如く、請求項1又は3記
載の発明にあっては、例えば、露光現像とエッチング処
理との間において、対向配置された一対の電極間に大気
圧下又は減圧下でプラズマを発生させ、プラズマが発生
している一対の電極間の通過間隙にFPD用基板を移送
させ、基板の表面にプラズマ処理をなすことにより、基
板の表面の濡れ性の改質処理をなしてその後のエッチン
グ処理を良化することができ、このため、紫外線ランプ
が不要となって製造コストの低減を図ることができると
共に紫外線ランプの交換によるマシンのダウンタイムの
発生を無くすことができ、作業性の向上を図ることがで
き、又、例えば、エッチング処理後にプラズマ処理する
ことにより表面に存在する汚れ物質を除去することがで
き、絶縁兼配向膜等の上部膜やRGBフィルタ層、オー
バーコート層の形成が良好になされ、基板品質の向上を
図ることができる。
【0019】又、請求項2又は4記載の発明にあって
は、浮上機構によりFPD用基板を一対の電極間の通過
間隙で浮上状態で通過移送させることにより、基板を電
極に接触することなく、小さな通過間隙内を良好に通過
移送させることができ、それだけ基板のプラズマ処理を
良好に行うことができる。
【0020】以上所期の目的を充分達成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第一形態例のプラズマ処理室の
説明断面図である。
【図2】本発明の実施の第一形態例のプラズマ処理の基
板説明断面図である。
【図3】本発明の実施の第一形態例の他のプラズマ処理
の基板説明断面図である。
【図4】本発明の実施の第二形態例のプラズマ処理室の
説明断面図である。
【図5】本発明の実施の第三形態例のプラズマ処理室の
説明断面図である。
【図6】基板製造プロセスの説明断面図である。
【符号の説明】
K FPD用基板 H 通過間隙 1 プラズマ処理室 2 電極 3 プラズマ発生手段 4 浮上機構

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 FPD用基板の表面の濡れ性の改質又は
    汚れ物質の除去をなすための表面処理方法であって、対
    向配置された一対の電極間に大気圧下又は減圧下でプラ
    ズマを発生させ、該プラズマが発生している該一対の電
    極間の通過間隙に上記基板を移送させ、該基板の表面に
    プラズマ処理をなすことを特徴とするFPD用基板表面
    処理方法。
  2. 【請求項2】 上記基板を一対の電極間の通過間隙で浮
    上状態で通過移送させることを特徴とする請求項1記載
    のFPD用基板表面処理方法。
  3. 【請求項3】 FPD用基板の表面の濡れ性の改質又は
    汚れ物質の除去をなすための表面処理装置であって、プ
    ラズマ処理室内に上記基板が通過移送する通過間隙を置
    いて対向配置された一対の電極と、該一対の電極間に大
    気圧下又は減圧下でプラズマを発生させるプラズマ発生
    手段とを備えてなることを特徴とするFPD用基板表面
    処理装置。
  4. 【請求項4】 上記基板を一対の電極間の通過間隙で浮
    上状態で通過移送させる浮上機構を備えてなることを特
    徴とする請求項3記載のFPD用基板表面処理装置。
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