JP2003031487A - 現像装置および現像方法 - Google Patents

現像装置および現像方法

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JP2003031487A
JP2003031487A JP2001220355A JP2001220355A JP2003031487A JP 2003031487 A JP2003031487 A JP 2003031487A JP 2001220355 A JP2001220355 A JP 2001220355A JP 2001220355 A JP2001220355 A JP 2001220355A JP 2003031487 A JP2003031487 A JP 2003031487A
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JP
Japan
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substrate
discharge nozzle
nozzle
developing solution
gas
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JP2001220355A
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English (en)
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Osamu Tamada
修 玉田
Masakazu Sanada
雅和 真田
Akiko Tanaka
晶子 田中
Kayoko Nakano
佳代子 中野
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Spray Control Apparatus (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化、省スペース化および生産効率の向上
を可能とする現像装置および現像方法を提供することで
ある。 【解決手段】 現像液ノズルアーム9、管状部材20a
および管状部材27aがアーム駆動部10によりガイド
レール8に沿って走査方向Aおよびその逆方向に移動可
能に設けられ、現像液ノズルアーム9にはスリット状吐
出口を有する現像液吐出ノズル11が取り付けられてい
る。この現像液吐出ノズル11には現像停止用のリンス
液吐出ノズル16が取り付けられており、走査方向Aの
後方側にガス噴出ノズル12が取り付けられている。制
御部はアーム駆動部10による現像液吐出ノズル11、
リンス液吐出ノズル16およびガス噴出ノズル12の走
査、現像液吐出ノズル11からの現像液の吐出、リンス
液吐出ノズル16からのリンス液の吐出およびガス噴出
ノズル12からのガスの噴出を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板上の感光性膜
に現像液を供給して現像処理を行う現像装置および現像
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体ウエハ、液晶表示装置用ガラス基
板、フォトマスク用ガラス基板、光ディスク用基板等の
基板上に形成された感光性膜に現像処理を行うために現
像装置が用いられる。
【0003】例えば、特開平10―340836号公報
には、低コストで均一な現像処理を行うことができる現
像装置および現像方法について開示されている。
【0004】図17は特開平10−30836号公報の
現像装置を用いた現像処理工程の一例を示す模式図であ
る。
【0005】図17(a)に示すように、基板100が
基板保持部1に保持された状態で現像液吐出ノズル11
がリンス液吐出ノズル16とともに静止した基板100
外の一方側の位置から基板100上を通過して基板10
0外の他方側の位置まで移動する。ここで、現像液吐出
ノズル11を基板に対して走査方向Aと反対方向に傾け
ているが、これは基板100の表面において走査方向A
への現像液の流動を抑制するとともに、走査方向Aとは
逆方向への現像液の流動を誘起することにより、現像の
均一性を向上させ、かつ現像欠陥の発生を防止するため
である。
【0006】次に、図17(b)に示すように、基板保
持部1に保持された基板100を180°回転させ、図
17(c)に示すように、現像液吐出ノズル11が、リ
ンス液吐出ノズル16とともに移動しつつ、リンス液吐
出ノズル16により基板100上にリンス液を供給する
ことにより現像を停止させる。そして、図17(d)に
示すように純水吐出ノズル12により、基板100上の
レジスト等を洗浄する。その後、図17(e)に示すよ
うに、基板100を鉛直軸周りに水平な姿勢で回転さ
せ、乾燥を行う。
【0007】このように、現像液吐出ノズル11により
基板100上に現像液を供給した後、リンス液吐出ノズ
ル16により基板100上にリンス液を供給することに
より現像を停止させることができるので、基板100上
での現像時間を均一にすることが可能となる。また、現
像液吐出ノズル11がリンス液吐出ノズル16とともに
基板100上を移動するので、移動手段の構成が簡単か
つ小型となり、省スペース化が図られる。これらの結
果、低コストで均一な現像処理を行うことが可能とな
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
現像装置では、基板の乾燥を行うために基板を回転させ
るモータ(回転駆動装置)が必要となり、現像装置の小
型化または省スペース化を妨げる要因となっている。ま
た、この乾燥を行うため基板を回転させる工程に要する
時間が10秒程費やされており、現像処理のスループッ
トの低下を招く要因ともなっている。
【0009】本発明の目的は、小型化、省スペース化お
よび生産効率の向上を可能とする現像装置および現像方
法を提供することである。
【0010】
【発明を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明に係る現像装置は、基板を保持する基板保持手段
と、現像液を吐出する現像液吐出ノズルと、現像を停止
させるための処理液を吐出する処理液吐出ノズルと、基
板上の現像液および処理液を除去しかつ基板を乾燥させ
るための気体を噴出する気体噴出ノズルと、基板保持手
段に静止状態で保持された基板外の一方側の位置から基
板上を通過して基板外の他方側の位置まで現像液吐出ノ
ズル、処理液吐出ノズルおよび気体噴出ノズルを移動さ
せる移動手段とを備えたものである。
【0011】第1の発明に係る現像装置においては、現
像液吐出ノズル、処理液吐出ノズルおよび気体噴出ノズ
ルが静止した基板外の一方側の位置から基板上を通過し
て基板外の他方側の位置まで移動する。
【0012】この場合、現像液吐出ノズルにより基板上
に現像液を供給した後、処理液吐出ノズルにより基板上
に処理液を供給することにより現像を停止させ、気体噴
出ノズルにより気体を基板上に噴出させることにより基
板上の現像液および処理液を除去しかつ基板を乾燥させ
ることができる。
【0013】それにより、基板の乾燥のために基板を回
転させる必要がなくなるので、基板を回転させる回転駆
動装置(モータ)が不要となる。また、基板を回転させ
る工程に要する時間がなくなるので、現像処理のスルー
プットが向上する。これらの結果、小型化、省スペース
化および生産効率の向上が可能となる。
【0014】第2の発明に係る現像装置は、第1の発明
に係る現像装置の構成において、移動手段は、基板保持
手段に静止状態で保持された基板外の一方側の位置から
基板上を通過して基板外の他方側の位置まで現像液吐出
ノズルおよび処理液吐出ノズルを一体的に移動させる移
動機構を含むものである。
【0015】この場合、現像液吐出ノズルおよび処理液
吐出ノズルが同じ移動機構により駆動されるので、移動
手段の小型化および低コスト化を図ることができる。そ
れにより、現像装置のさらなる小型化、省スペース化お
よび低コスト化が可能となる。
【0016】第3の発明に係る現像装置は、第2の発明
に係る現像装置の構成において、移動機構は、基板保持
手段に静止状態で保持された基板外の一方側の位置から
基板上を通過して基板外の他方側の位置まで気体噴出ノ
ズルを現像液吐出ノズルおよび処理液吐出ノズルととも
に一体的に移動させるものである。
【0017】この場合、現像液吐出ノズル、処理液吐出
ノズルおよび気体噴出ノズルが同じ移動機構により駆動
されるので、移動手段のさらなる小型化および低コスト
化を図ることができる。したがって、現像装置のさらな
る小型化、省スペース化および低コスト化が可能とな
る。
【0018】第4の発明に係る現像装置は、第1の発明
に係る現像装置の構成において、移動手段は、基板保持
手段に静止状態で保持された基板外の一方側の位置から
基板上を通過して基板外の他方側の位置まで現像液吐出
ノズルを移動させる第1の移動機構と、基板保持手段に
静止状態で保持された基板外の一方側の位置から基板上
を通過して基板外の他方側の位置まで処理液吐出ノズル
を現像液吐出ノズルとは独立に移動させる第2の移動機
構を含むものである。
【0019】この場合、第1の移動機構および第2の移
動機構により現像液吐出ノズルおよび処理液吐出ノズル
がそれぞれ独立に駆動されるので、現像液吐出ノズルの
移動速度および処理液吐出ノズルの移動速度をそれぞれ
容易に制御することができる。したがって、現像液吐出
ノズルの移動速度および処理液吐出ノズルの移動速度を
それぞれ最適に制御することにより、均一な現像処理が
可能となる。
【0020】第5の発明に係る現像装置は、第4の発明
に係る現像装置の構成において、移動手段は、基板保持
手段に静止状態で保持された基板外の一方側の位置から
基板上を通過して基板外の他方側の位置まで気体噴出ノ
ズルを現像液吐出ノズルおよび処理液吐出ノズルとは独
立に移動させる第3の駆動機構をさらに含むものであ
る。
【0021】この場合、第1の移動機構、第2の移動機
構および第3の移動機構により現像液吐出ノズル、処理
液吐出ノズルおよび気体噴出ノズルがそれぞれ独立に駆
動されるので、現像液吐出ノズルの移動速度、処理液吐
出ノズルおよび気体噴出ノズルの移動速度をそれぞれ容
易に制御することができる。したがって、現像液吐出ノ
ズルの移動速度、処理液吐出ノズルおよび気体噴出ノズ
ルの移動速度をそれぞれ最適に制御することにより、均
一な現像処理が可能となる。
【0022】第6の発明に係る現像装置は、第1〜第5
のいずれかの発明に係る現像装置の構成において、現像
液吐出時の現像液吐出ノズルの移動速度と処理液吐出時
の処理液吐出ノズルの移動速度とがほぼ同一であるもの
である。
【0023】この場合、基板の全域において現像液吐出
ノズルによる現像液の供給から処理液吐出ノズルによる
処理液の供給までの時間が同一となる。それにより、基
板の全域において現像時間がほぼ同一となる。したがっ
て、基板の全域にわたって均一な現像処理が可能とな
る。
【0024】第7の発明に係る現像装置は、第1〜第6
のいずれかの発明に係る現像装置の構成において、処理
液吐出ノズルから処理液を吐出させかつ気体噴出ノズル
から気体を噴出させながら移動手段により処理液吐出ノ
ズルおよび気体噴出ノズルを基板保持手段に静止状態で
保持された基板外の一方側の位置から基板上を通過して
基板外の他方側の位置まで移動させる制御手段をさらに
備えるものである。
【0025】この場合、基板上の現像液による現像が処
理液により停止されつつ気体により現像液および処理液
が除去されかつ基板が乾燥される。それにより、現像の
停止、現像液および処理液の除去および基板の乾燥を短
時間で行うことができる。したがって、現像処理のスル
ープットがさらに向上する。
【0026】第8の発明に係る現像装置は、第1〜第7
のいずれかの発明に係る現像装置の構成において、現像
液吐出ノズルは、現像処理の対象となる基板の直径以上
の領域にわたって形成された現像液吐出口を有し、処理
液吐出ノズルは、現像処理の対象となる基板の直径以上
の領域にわたって形成された処理液吐出口を有し、気体
噴出ノズルは、現像処理の対象となる基板の直径以上の
領域にわたって形成された気体噴出口を有するものであ
る。
【0027】この場合、1回の走査で現像液吐出ノズル
から基板の全域に現像液を供給し、1回の走査で処理液
吐出ノズルから基板の全域に処理液を供給し、1回の走
査で気体噴出ノズルから基板の全域に気体を噴出するこ
とができる。
【0028】第9の発明に係る現像装置は、第1〜第8
のいずれかの発明に係る現像装置の構成において、現像
液吐出ノズルは、移動手段による移動方向とほぼ垂直な
方向に直線状に現像液を吐出し、処理液吐出ノズルは、
移動手段による移動方向とほぼ垂直な方向に直線状に処
理液を吐出するものである。
【0029】この場合、移動方向とほぼ垂直な方向に直
線状に現像液および処理液を吐出することにより、基板
上に均一に現像液および処理液を供給することができ
る。
【0030】第10の発明に係る現像方法は、基板保持
手段に静止状態で保持された基板上に現像液吐出ノズル
から現像液を吐出供給する現像方法であって、現像液吐
出ノズルから基板上に現像液を吐出させつつ現像液吐出
ノズルを基板外の一方側の位置から基板上を通過して基
板外の他方側の位置まで移動させる工程と、処理液吐出
ノズルから基板上に処理液を吐出させつつ処理液吐出ノ
ズルを基板外の一方側の位置から基板上を通過して基板
外の他方側の位置まで移動させる工程と、気体噴出ノズ
ルから気体を噴出させるとともに気体噴出ノズルを基板
外の一方側または他方側の位置から基板上を通過して基
板外の他方側または一方側の位置まで移動させる工程と
を含むものである。
【0031】第10の発明に係る現像方法においては、
現像液吐出ノズル、処理液吐出ノズルおよび気体噴出ノ
ズルが静止した基板外の一方側の位置から基板上を通過
して基板外の他方側の位置まで移動する。
【0032】この場合、現像液吐出ノズルにより現像液
を基板上に現像液を供給した後、処理液吐出ノズルによ
り基板上に処理液を供給することにより現像を停止さ
せ、気体噴出ノズルにより気体を基板上に噴出させるこ
とにより基板上の現像液および処理液を除去しかつ基板
を乾燥させることができる。
【0033】それにより、基板の乾燥のために基板を回
転させる必要がなくなるので、基板を回転させる回転駆
動装置(モータ)が不要となる。また、基板を回転させ
る工程に要する時間がなくなるので、現像処理のスルー
プットが向上する。これらの結果、小型化、省スペース
化および生産効率の向上が可能となる。
【0034】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施の形態
における現像装置の平面図、図2は図1の現像装置の主
要部のX−X線断面図、図3は図1の現像装置の主要部
のY−Y線断面図である。
【0035】図2および図3に示すように、現像装置
は、基板100を水平姿勢で吸引保持する基板保持部1
を備える。基板保持部1は、保持部材3の先端部に固定
されている。基板保持部1の周囲には、基板100を取
り囲むように円形の内側カップ4が上下動自在に設けら
れている。また、内側カップ4の周囲には、正方形の外
側カップ5が設けられている。
【0036】図1に示すように、外側カップ5の両側に
はそれぞれ待機ポット6,7が配置され、外側カップ5
の一方の側部側にはガイドレール8が配設されている。
また、現像液ノズルアーム9、管状部材20aおよび管
状部材27aがアーム駆動部10によりガイドレール8
に沿って走査方向Aおよびその逆方向に移動可能に設け
られている。
【0037】現像液ノズルアーム9には、下端部にスリ
ット状吐出口15(図3参照)を有する現像液吐出ノズ
ル11がガイドレール8と垂直に取り付けられている。
この現像液吐出ノズル11には、走査方向Aの前方側に
現像停止用のリンス液吐出ノズル16が取り付けられて
おり、走査方向Aの後方側に気体噴出ノズル12が取り
付けられている。これにより、現像液吐出ノズル11
は、リンス液吐出ノズル16および気体噴出ノズル12
とともに待機ポット6の位置から基板100上を通過し
て待機ポット7の位置まで走査方向Aに沿って直線状に
平行移動可能となっている。
【0038】図2に示すように、現像液吐出ノズル11
には、現像液供給系2により現像液が供給される。ま
た、リンス液吐出ノズル16には、リンス液供給系17
により現像停止用のリンス液が供給され、気体噴出ノズ
ル12には、気体供給系14により基板表面乾燥用の気
体が供給される。本実施の形態では、現像停止用のリン
ス液として純水が用いられ、乾燥用の気体として窒素
(N2 )が用いられる。
【0039】制御部13は、アーム駆動部10による現
像液吐出ノズル11、リンス液吐出ノズル16および気
体噴出ノズル12の走査、現像液吐出ノズル11からの
現像液の吐出、リンス液吐出ノズル16からのリンス液
の吐出および気体噴出ノズル12からの気体の噴出を制
御する。
【0040】本実施の形態では、基板保持部1が基板保
持手段に相当し、現像液吐出ノズル11が現像液吐出ノ
ズルに相当し、リンス液吐出ノズル16が処理液吐出ノ
ズルに相当し、気体噴出ノズル12が気体噴出ノズルに
相当し、アーム駆動部10が移動手段に相当する。
【0041】図4は現像液吐出ノズル11、リンス液吐
出ノズル16および気体噴出ノズル12の概略断面図で
ある。また、図5は現像液吐出ノズル11のスリット状
吐出口15を示す図、図6はリンス液吐出ノズル16の
正面図、図7は気体噴出ノズル12の正面図である。
【0042】図4に示すように、現像液吐出ノズル11
は現像液供給口19およびスリット状吐出口15を有す
る。また、現像液吐出ノズル11の走査方向A側の前方
側の端面にリンス吐出ノズル16が配設され、現像液吐
出ノズル11の走査方向Aの後方側の端面側に気体噴出
ノズル12が配設される。
【0043】図5に示すように、現像液吐出ノズル11
のスリット状吐出口15のスリット幅tは0.05〜
0.5mmであり、本実施の形態では0.1mmであ
る。また、スリット状吐出口15の吐出幅Lは処理対象
となる基板100の直径と同じかまたはそれよりも大き
く設定されている。このスリット状吐出口15は現像液
吐出ノズル11の走査方向Aと垂直に配置される。
【0044】図6に示すように、リンス液吐出ノズル1
6は管状部材20からなり、その周壁にスリット状吐出
口18が設けられている。管状部材20は、図1の管状
部材20aに一体的に連結されている。リンス液吐出ノ
ズル16は、スリット状吐出口18が下方向を向くよう
に配設される。リンス液は、矢印で示すように、管状部
材20の両端部から供給される。スリット状吐出口18
の吐出幅W1は処理対象となる基板100の直径と同じ
かまたはそれよりも大きく設定されている。このスリッ
ト状吐出口18は現像液吐出ノズル11の走査方向Aと
垂直に配置される。
【0045】次いで、図7に示すように、気体噴出ノズ
ル12は管状部材27からなり、その周壁にスリット状
吐出口28が設けられている。この管状部材27は、図
1の管状部材27aに一体的に連結されている。気体噴
出ノズル12は、スリット状吐出口28が下方を向くよ
うに配設される。気体は、矢印で示すように、管状部材
27の両端部から供給される。スリット状吐出口28の
吐出幅W2は処理対象となる基板100の直径またはリ
ンス液吐出ノズル16のスリット状吐出口18の吐出幅
W1と同じかまたはそれよりも大きく設定されている。
このスリット状吐出口28は現像液吐出ノズル11の走
査方向Aと垂直に配置される。
【0046】また、現像液吐出ノズル11、リンス液吐
出ノズル16および気体噴出ノズル12は、現像液の供
給、リンス液の供給、または気体の供給時にスリット状
吐出口15が基板100の上面に対して0.2〜5.0
mm、より好ましくは0.2〜1.0mmの間隔を保つ
ように走査される。
【0047】本実施の形態では、現像液吐出ノズル11
およびスリット状吐出口15と基板100の上面との間
隔が0.3±0.1mmに設定される。
【0048】次に、図8および図9を参照しながら図1
の現像装置の動作の例について説明する。
【0049】図8は図1の現像装置の動作を示す模式的
工程図である。図9(a)は図8の基板上における現像
液吐出ノズル11の働きを示す模式図であり、図9
(b)は図8の基板上におけるリンス液吐出ノズル16
および気体噴出ノズル12の働きを示す模式図である。
【0050】まず、現像処理時には、基板100は基板
保持部1により静止状態で保持されている。図8(a)
に示すように、待機時には、現像液吐出ノズル11、リ
ンス液吐出ノズル16および気体噴出ノズル12は、待
機ポット6内の位置P0に待機している。現像液の供給
時には、現像液吐出ノズル11、リンス液吐出ノズル1
6および気体噴出ノズル12が上昇した後、走査方向A
に移動し、外側カップ5内の走査開始位置P1で下降す
る。
【0051】その後、現像液吐出ノズル11、リンス液
吐出ノズル16および気体噴出ノズル12は、走査開始
位置P1から所定の走査速度で走査を開始する。この時
点では、現像液吐出ノズル11からまだ現像液の吐出は
行わない。本実施の形態では、走査速度は10〜500
mm/秒とする。
【0052】現像液吐出ノズル11、リンス液吐出ノズ
ル16および気体噴出ノズル12の走査開始後、現像液
吐出ノズル11のスリット状吐出口15が基板100上
に到達する前に、吐出開始位置P2にて所定の流量で現
像液吐出ノズル11による現像液の吐出を開始する。本
実施の形態では、現像液の吐出流量は1.5L/分とす
る。
【0053】現像液吐出ノズル11、リンス液吐出ノズ
ル16および気体噴出ノズル12は、現像液を吐出しな
がら吐出開始位置P2から基板100上を走査方向Aに
直線状に移動する。これにより、図9(a)に示すよう
に、基板100の全面に現像液が連続的に供給される。
供給された現像液は、表面張力により基板100上に保
持される。
【0054】図8(a)に示すように、現像液吐出ノズ
ル11、リンス液吐出ノズル16および気体噴出ノズル
12が基板100上を通過した後、基板100上から外
れた吐出停止位置P3で現像液吐出ノズル11による現
像液の吐出を停止させる。そして、現像液吐出ノズル1
1、リンス液吐出ノズル16および気体噴出ノズル12
が、外側カップ5内の走査停止位置P4に到達した時点
で現像液吐出ノズル11、リンス液吐出ノズル16およ
び気体噴出ノズル12の走査を停止させる。
【0055】その後、現像液吐出ノズル11、リンス液
吐出ノズル16および気体噴出ノズル12は、走査停止
位置P4で上昇した後、他方の待機ポット7の位置P5
まで移動し、待機ポット7内に下降する。
【0056】待機ポット7内では、現像液吐出ノズル1
1の先端に付着した現像液を水洗洗浄ノズル(図示せ
ず)で水洗洗浄し、その後残留する水滴を吸引ノズル
(図示せず)で吸引して除去する処理が行われる。な
お、これらの処理で発生する水滴の飛沫が処理中の基板
に飛び散らないように、待機ポット6,7は側壁で囲ま
れている(図3参照)。
【0057】次に、図8(b)に示すように、基板10
0上に現像液が保持された状態を所定時間(例えば約6
0秒)維持し、基板100上のフォトレジスト膜等の感
光性膜の現像を進行させる。
【0058】そして、所定時間内に現像液吐出ノズル1
1、リンス液吐出ノズル16および気体噴出ノズル12
は、待機ポット7内から上昇した後、走査方向Aと逆方
向に移動し、外側カップ5内の次の走査開始位置R1で
下降する。この場合、現像液吐出ノズル11、リンス液
吐出ノズル16および気体噴出ノズル12が基板100
上に保持された現像液に接触しないように、現像液吐出
ノズル11の下端を基板100の表面から3mm程度以
上離した状態で移動させることが望ましい。
【0059】そして、図8(c)に示すように、現像液
吐出ノズル11は、リンス液吐出ノズル16および気体
噴出ノズル12とともに走査開始位置R1から走査方向
Aに所定の走査速度で走査を開始する。この時点では、
まだリンス液吐出ノズル16からのリンス液の吐出およ
び気体噴出ノズル12からの気体の噴出は行わない。そ
して、リンス液吐出ノズル16のスリット状吐出口18
および気体噴出ノズル12の気体噴出口28が基板10
0上に到達する前に吐出開始位置R2にて、所定の流量
でリンス液吐出ノズル16によるリンス液の吐出および
所定の噴出量で気体噴出ノズル12による気体の噴出を
開始する。
【0060】ここで、リンス液の吐出流量は、現像液の
吐出流量と同様またはやや大流量とし、気体の噴出流量
は、基板表面の現像液およびリンス液を除去するのに可
能な流量とする。本実施の形態では、リンス液の吐出流
量は3.0L/分とし、気体の噴出流量は、現像液およ
びリンス液の吐出流量と同量またはそれよりも多くの噴
出量とする。
【0061】現像液吐出ノズル11、リンス液吐出ノズ
ル16および気体噴出ノズル12は、リンス液吐出ノズ
ル16からリンス液を吐出しつつさらに気体噴出ノズル
12から気体を噴出しながら吐出開始位置R2から基板
100上を走査方向Aに直線状に移動する。これによ
り、図9(b)に示すように、基板100の全面にリン
ス液が連続的に供給されることにより現像処理が停止さ
れ、その後を追随するように基板100の全面に気体が
供給されることにより乾燥処理が行われる。
【0062】ここで、リンス液が基板100の全面に供
給された時点で現像液の規定度はリンス液で薄められて
速やかに低下する。そのため、基板100上の現像液に
リンス液が供給されると濃度の変化に敏感なフォトレジ
スト膜等の感光性膜の現像反応は直ちに停止し、さら
に、現像液に溶解しているレジスト成分等が洗浄され
る。
【0063】この場合、現像液吐出ノズル11、リンス
液吐出ノズル16および気体噴出ノズル12と基板10
0の表面との距離は、特に限定されないが、現像液吐出
ノズル11、リンス液吐出ノズル16および気体噴出ノ
ズル12が基板100上に保持された現像液に接触しな
いように現像液吐出ノズル11の下端を基板100から
3mm以上離すことが望ましい。これにより、基板10
0上の現像液の汚染が回避される。
【0064】図8(c)に示すように、現像液吐出ノズ
ル11、リンス液吐出ノズル16および気体噴出ノズル
12が基板100上を通過した後、リンス液吐出ノズル
16および気体噴出ノズル12が基板100上から外れ
た吐出停止位置R3でリンス液吐出ノズル16によるリ
ンス液の吐出および気体噴出ノズル12による気体の噴
出を停止させる。そして、現像液吐出ノズル11が外側
カップ5内の走査停止位置R4に到達した時点で現像液
吐出ノズル11の走査を停止させる。
【0065】その後、現像液吐出ノズル11、リンス液
吐出ノズル16および気体噴出ノズル12は、走査停止
位置R4で上昇した後、走査方向Aと逆方向に移動し、
待機ポット6の位置で待機ポット6内に下降する。
【0066】さらに、基板100上の全面で現像処理時
間の均一化を図るには、図8(c)のリンス液の供給時
において、図8(a)の現像液の供給時と同じ速度でリ
ンス液吐出ノズル16を走査させることが好ましい。し
かしながら、図8(c)におけるリンス液吐出ノズル1
6の走査速度が図8(a)における現像液吐出ノズル1
1の走査速度と厳密に同じである必要はなく、現像結果
に応じてリンス液吐出ノズル16の走査速度を調整して
もよい。
【0067】なお、図8(c)のリンス液の供給処理に
おける走査開始位置R1、吐出開始位置R2、吐出停止
位置R3および走査停止位置R4は、それぞれ図8
(a)の現像液の供給処理における走査開始位置P1、
吐出開始位置P2、吐出停止位置P3および走査停止位
置P4と一致しなくてもよく、現像液吐出ノズル11か
らの現像液およびリンス液吐出ノズル16からのリンス
液の着液位置を考慮してこれらの位置を必要に応じて調
整してもよい。
【0068】また、走査開始位置P1と吐出開始位置P
2の各位置、吐出停止位置P3と走査停止位置P4の各
位置、走査開始位置R1と吐出開始位置R2の各位置、
および吐出停止位置R3と走査停止位置R4の各位置
は、上記の例に限らず、それぞれ同一の位置としてもよ
い。すなわち、現像液吐出ノズル11が走査開始位置P
1から走査を開始すると同時に、または走査開始位置P
1から走査を開始するよりも前に走査開始位置P1にお
いて現像液吐出ノズル11から現像液の吐出を行う構成
としてもよい。同じく、リンス液吐出ノズル16および
気体噴出ノズル12が走査開始位置R1から走査を開始
すると同時に、または走査開始位置R1から走査を開始
するよりも前に走査開始位置R1においてリンス液吐出
ノズル16からリンス液の吐出および気体噴出ノズル1
2から気体の噴出を行う構成としてもよい。また、上記
の実施の形態においてはリンス液吐出ノズル16および
気体噴出ノズル12からのリンス液の吐出開始、気体の
噴出開始および吐出停止タイミングおよび噴出停止タイ
ミングを同時とする場合について説明したが、本発明と
してはこれに限定されるものでなく、それぞれのタイミ
ングでずらしてもよい。
【0069】なお、本実施の形態では、気体噴出ノズル
12の気体噴出口28から噴出される気体を窒素(N
2 )として説明したが、これに限らず、基板表面の乾燥
を行うことができる気体であればよく、例えば、圧縮空
気などでもよい。
【0070】また、本実施の形態では、現像液吐出ノズ
ル11の走査方向Aの前方側にリンス液吐出ノズル16
を配設し、現像液吐出ノズル11の走査方向Aの後方側
に気体噴出ノズル12を配設しているが、これに限定さ
れず、リンス液吐出ノズル16が気体噴出ノズル12に
対して相対的に走査方向Aの前方側に配設されればよ
く、現像液吐出ノズル11の走査方向Aの前方側に気体
噴出ノズル12を配設し、気体噴出ノズル12のさらに
前方側にリンス液吐出ノズル16を配設してもよい。
【0071】また、現像液の吐出方向を基板100の表
面に対して鉛直方向として説明したが、これに限定され
ず、現像液の吐出方向を走査方向Aと反対方向に傾けて
もよい。これにより、基板100の表面での走査方向A
への現像液の流動が抑制されるとともに、走査方向Aと
は逆方向への現像液の流動が誘起され、現像の均一性が
向上し、かつ現像欠陥の発生が防止される。
【0072】さらに、リンス液の吐出方向を基板100
の表面に対して鉛直方向として説明したが、これに限定
されず、リンス液の吐出方向を走査方向Aと反対方向に
傾けてもよい。これにより、基板100の表面での走査
方向Aへのリンス液の流動が抑制されるとともに、走査
方向Aとは逆方向へのリンス液の流動が誘起され、現像
停止処理の均一性が向上し、かつリンス効果が向上す
る。
【0073】これらのことより本実施の形態の現像装置
では、基板100の乾燥を行うために基板100を回転
させるモータ(回転駆動装置)が不要となり、現像装置
のさらなる小型化または省スペース化を実現することが
できる。また、基板100のリンス工程と乾燥工程とを
同時に行い、乾燥を行うため基板100を回転させる時
間を削減することができるため、生産効率の向上を実現
することができる。
【0074】図10(a)はリンス液吐出ノズルの他の
例を示す正面図、図10(b)は気体噴出ノズルの他の
例を示す正面図である。
【0075】図10(a)に示すリンス液吐出ノズル1
6は、管状部材21からなり、その側壁に一列に配列さ
れた細孔状の複数の吐出口22が設けられている。複数
の吐出口22は、走査方向Aと垂直な方向に配置され
る。リンス液吐出ノズル16は、複数の吐出口22が下
方を向くように配設される。
【0076】また、図10(b)に示す気体噴出ノズル
12は、管状部材24からなり、その側壁に一列に配列
された細孔状の複数の噴出口25が設けられている。複
数の噴出口25は、走査方向Aと垂直な方向に配置され
る。気体噴出ノズル12は、複数の噴出口25が下方を
向くように配設される。
【0077】図11(a)はリンス液吐出ノズル16の
さらに他の例を示す図、図11(b)は気体噴出ノズル
12のさらに他の例を示す図である。
【0078】図11(a)に示す例では、リンス液吐出
ノズル16はリンス液を扇形に吐出する吐出口23を有
する。図11(b)に示す例では、気体噴出ノズル12
は気体を扇形に噴出する噴出口26を有する。
【0079】このように、リンス液吐出ノズル16およ
び気体噴出ノズル12では、現像液吐出ノズル11ほど
吐出の均一性が要求されず、温度調整も不要であるの
で、基板100の直径以上の幅に直線状にリンス液を吐
出および気体を噴出できる構造であればよい。
【0080】図12はリンス液吐出ノズルに気体噴出ノ
ズルが一体化された共用ノズルの一例を示す概略断面図
である。
【0081】図12の共用ノズル30においては、ノズ
ル本体31に気体供給口32および気体用スリット状噴
出口33ならびにリンス液供給口34およびリンス液用
スリット状吐出口35が設けられている。気体供給口3
2は配管38を介して図2の気体供給系14に接続され
る。リンス液供給口34は配管39を介して図2のリン
ス液供給系17に接続される。また、現像液吐出ノズル
11を、共用ノズル30の走査方向Aの前方側に設けて
もよく、または走査方向Aの後方側に設けてもよい。
【0082】この共用ノズル30によれば、リンス液吐
出ノズルと気体噴出ノズルとが一体化されているので、
省スペース化が図ることが可能となる。
【0083】次に、図13は本発明の第2の実施の形態
における現像装置の平面図である。本発明の第1の実施
の形態の図1の現像装置と異なるのは以下の点である。
【0084】図13に示すように、外側カップ5の両側
にはそれぞれ待機ポット6,7が配置され、外側カップ
5の一方の側部側にはガイドレール8が配設されてい
る。また、現像液ノズルアーム9および管状部材20a
がアーム駆動部10によりガイドレール8に沿って走査
方向Aおよびその逆方向に移動可能に設けられており、
管状部材27aが駆動部40によりガイドレール8に沿
って走査方向Aおよびその逆方向に移動可能に設けられ
ている。
【0085】これにより、現像液吐出ノズル11および
リンス液吐出ノズル16はアーム駆動部10により待機
ポット6の位置から基板100上を通過して待機ポット
7の位置まで走査方向Aに沿って直線状に平行移動可能
となっており、気体噴出ノズル12は駆動部40により
待機ポット6の位置から基板100上を通過して待機ポ
ット7の位置まで走査方向Aに沿って直線状に平行移動
可能となっている。
【0086】本実施の形態では、アーム駆動部10が移
動機構に相当する。次に、図14を参照しながら図13
の現像装置の動作の例について説明する。図14は図1
3の現像装置の動作を示す模式的工程図である。
【0087】まず、現像処理時には、基板100は基板
保持部1により静止状態で保持されている。図14
(a)に示すように、待機時には、現像液吐出ノズル1
1およびリンス液吐出ノズル16は、待機ポット6内の
位置P0に待機している。現像液の供給時には、現像液
吐出ノズル11およびリンス液吐出ノズル16が上昇し
た後、走査方向Aに移動し、外側カップ5内の走査開始
位置P1で下降する。
【0088】その後、現像液吐出ノズル11およびリン
ス液吐出ノズル16は、走査開始位置P1から所定の走
査速度で走査を開始する。現像液吐出ノズル11および
リンス液吐出ノズル16の走査開始後、現像液吐出ノズ
ル11のスリット状吐出口15が基板100上に到達す
る前に、吐出開始位置P2にて所定の流量で現像液吐出
ノズル11による現像液の吐出を開始する。
【0089】現像液吐出ノズル11およびリンス液吐出
ノズル16は、現像液吐出ノズル11から現像液を吐出
しながら吐出開始位置P2から基板100上を走査方向
Aに直線状に移動する。これにより、基板100の全面
に現像液が連続的に供給される。供給された現像液は、
表面張力により基板100上に保持される。
【0090】現像液吐出ノズル11およびリンス液吐出
ノズル16が基板100上を通過した後、基板100上
から外れた吐出停止位置P3で現像液吐出ノズル11に
よる現像液の吐出を停止させる。そして、現像液吐出ノ
ズル11およびリンス液吐出ノズル16が外側カップ5
内の走査停止位置P4に到達した時点で現像液吐出ノズ
ル11の走査を停止させる。
【0091】その後、現像液吐出ノズル11およびリン
ス液吐出ノズル16は、走査停止位置P4で上昇した
後、他方の待機ポット7の位置P5まで移動し、待機ポ
ット7内に下降する。
【0092】待機ポット7内では、現像液吐出ノズル1
1の先端に付着した現像液を水洗洗浄ノズル(図示せ
ず)で水洗洗浄し、その後残留する水滴を吸引ノズル
(図示せず)で吸引して除去する処理が行われる。
【0093】次に、図14(b)に示すように、基板1
00上に現像液が保持された状態を所定時間(例えば約
60秒)維持し、基板100上のフォトレジスト膜等の
感光性膜の現像を進行させる。
【0094】そして、所定時間内に現像液吐出ノズル1
1およびリンス液吐出ノズル16は、待機ポット7内か
ら上昇した後、走査方向Aと逆方向に移動し、外側カッ
プ5内の次の走査開始位置R1で下降する。この場合、
現像液吐出ノズル11およびリンス液吐出ノズル16
は、基板100上に保持された現像液に接触しないよう
に、現像液吐出ノズル11の下端を基板100の表面か
ら3mm程度以上離した状態で移動させることが望まし
い。
【0095】そして、図14(c)に示すように、現像
液吐出ノズル11およびリンス液吐出ノズル16は、走
査開始位置R1から走査方向Aに所定の走査速度で走査
を開始する。この時点では、まだリンス液吐出ノズル1
6からのリンス液の吐出は行わない。そして、リンス液
吐出ノズル16のスリット状吐出口18が基板100上
に到達する前に吐出開始位置R2にて、所定の流量でリ
ンス液吐出ノズル16によるリンス液の吐出を開始す
る。現像液吐出ノズル11およびリンス液吐出ノズル1
6は、リンス液吐出ノズル16からリンス液を吐出しつ
つ吐出開始位置R2から基板100上を走査方向Aに直
線状に移動する。これにより、基板100の全面にリン
ス液が連続的に供給されることにより現像処理が停止さ
れる。そして、現像液吐出ノズル11およびリンス液吐
出ノズル16が基板100上を通過した後、リンス液吐
出ノズル16が基板100上から外れた吐出停止位置R
3でリンス液吐出ノズル16によるリンス液の吐出を停
止させる。
【0096】続いて、図14(d)に示すように、気体
噴出ノズル12が、現像液吐出ノズル11およびリンス
液吐出ノズル16を追いかけるように、走査開始位置R
1から走査方向Aに駆動部40により所定の走査速度で
走査を開始する。この時点では、まだ、気体噴出ノズル
12からの気体の噴出は行わない。一方、現像液吐出ノ
ズル11およびリンス液吐出ノズル16は、走査停止位
置R4で上昇した後、走査方向Aと逆方向に移動し、待
機ポット6の位置で待機ポット6内に下降する。
【0097】そして、気体噴出ノズル12は、スリット
状噴出口28が基板100上に到達する前に吐出開始位
置R2にて、所定の流量で気体噴出ノズル12による気
体の噴出を開始する。気体噴出ノズル12は、気体噴出
口28から気体を噴出しつつ吐出開始位置R2から基板
100上を走査方向Aに直線状に移動する。これによ
り、基板100の全面に気体が供給され基板100の乾
燥処理が行われる。
【0098】そして、図14(e)に示すように、気体
噴出ノズル12は、走査停止位置R4で上昇した後、走
査方向Aと逆方向に移動し、待機ポット6の位置で待機
ポット6内に下降する。
【0099】このように、リンス液吐出ノズル16によ
るリンス液が基板100の表面を洗浄し、任意の時間経
過後に気体噴出ノズル12により乾燥処理を行うことが
できる。また、気体噴出ノズル12を駆動部40により
駆動させることにより、気体噴出ノズル12の走査速度
を現像液吐出ノズル11およびリンス液吐出ノズル16
の走査速度と独立に制御することができる。すなわち、
基板100上の全面で現像処理時間の均一化を図るため
に、現像液の供給時と同じ速度でリンス液吐出ノズル1
6を走査させることが好ましいため、気体噴出ノズル1
2を、現像液吐出ノズル12およびリンス液吐出ノズル
16と一体的に走査させる場合には、気体噴出量の制御
を行うことにより基板の乾燥を行う。しかし、本実施の
形態では、気体噴出ノズル12の走査速度を調整するこ
とにより基板100の表面の乾燥を確実に行うことがで
きる。この結果、気体を効率よく基板に供給することが
できるため、生産効率の向上が可能となる。
【0100】なお、走査開始位置P1と吐出開始位置P
2の各位置、吐出停止位置P3と走査停止位置P4の各
位置、走査開始位置R1と吐出開始位置R2の各位置、
および吐出停止位置R3と走査停止位置R4の各位置
は、上記の例に限らず、それぞれ同一の位置としてもよ
い。すなわち、現像液吐出ノズル11が走査開始位置P
1から走査を開始すると同時に、または走査開始位置P
1から走査を開始するよりも前に走査開始位置P1にお
いて現像液吐出ノズル11から現像液の吐出を行う構成
としてもよい。同じく、リンス液吐出ノズル16および
気体噴出ノズル12が走査開始位置R1から走査を開始
すると同時に、または走査開始位置R1から走査を開始
するよりも前に走査開始位置R1においてリンス液吐出
ノズル16からリンス液の吐出および気体噴出ノズル1
2から気体の噴出を行う構成としてもよい。
【0101】また、本実施の形態では、気体噴出ノズル
12の気体噴出口28から噴出される気体を窒素(N
2 )として説明したが、これに限らず、基板表面の乾燥
を行うことができる気体であればよく、例えば、圧縮空
気などでもよい。
【0102】次に、図15は本発明の第3の実施の形態
における現像装置の平面図である。本発明の第1の実施
の形態の図1の現像装置と異なるのは以下の点である。
【0103】図15に示すように、外側カップ5の両側
にはそれぞれ待機ポット6,7が配置され、外側カップ
5の一方の側部側にはガイドレール8が配設されてい
る。また、現像液ノズルアーム9がアーム駆動部10に
よりガイドレール8に沿って走査方向Aおよびその逆方
向に移動可能に設けられており、管状部材20aが駆動
部41によりガイドレール8に沿って走査方向Aおよび
その逆方向に移動可能に設けられており、さらに管状部
材27aが駆動部40によりガイドレール8に沿って走
査方向Aおよびその逆方向に移動可能に設けられてい
る。
【0104】これにより、現像液吐出ノズル11は、ア
ーム駆動部10により待機ポット6の位置から基板10
0上を通過して待機ポット7の位置まで走査方向Aに沿
って直線状に平行移動可能となっており、リンス液吐出
ノズル16は、駆動部41により待機ポット6の位置か
ら基板100上を通過して待機ポット7の位置まで走査
方向Aに沿って直線状に平行移動可能となっており、気
体噴出ノズル12は駆動部40により待機ポット6の位
置から基板100上を通過して待機ポット7の位置まで
走査方向Aに沿って直線状に平行移動可能となってい
る。
【0105】本実施の形態では、アーム駆動部10が第
1の移動機構に相当し、駆動部41が第2の移動機構に
相当し、駆動部40が第3の移動機構に相当する。
【0106】次に、図16を参照しながら図15の現像
装置の動作の例について説明する。図16は図15の現
像装置の動作を示す模式的工程図である。
【0107】まず、現像処理時には、基板100は基板
保持部1により静止状態で保持されている。図16
(a)に示すように、待機時には、現像液吐出ノズル1
1、リンス液吐出ノズル16および気体噴出ノズル12
は、待機ポット6内の位置P0に待機している。現像液
の供給時には、現像液吐出ノズル11が上昇した後、走
査方向Aに移動し、外側カップ5内の走査開始位置P1
で下降する。
【0108】その後、現像液吐出ノズル11は、走査開
始位置P1から所定の走査速度で走査を開始する。現像
液吐出ノズル11の走査開始後、現像液吐出ノズル11
のスリット状吐出口15が基板100上に到達する前
に、吐出開始位置P2にて所定の流量で現像液吐出ノズ
ル11による現像液の吐出を開始する。
【0109】現像液吐出ノズル11は、現像液を吐出し
ながら吐出開始位置P2から基板100上を走査方向A
に直線状に移動する。これにより、基板100の全面に
現像液が連続的に供給される。供給された現像液は、表
面張力により基板100上に保持される。
【0110】現像液吐出ノズル11が基板100上を通
過した後、基板100上から外れた吐出停止位置P3で
現像液吐出ノズル11による現像液の吐出を停止させ
る。そして、現像液吐出ノズル11が外側カップ5内の
走査停止位置P4に到達した時点で現像液吐出ノズル1
1の走査を停止させる。
【0111】その後、現像液吐出ノズル11は、走査停
止位置P4で上昇した後、他方の待機ポット7の位置P
5まで移動し、待機ポット7内に下降する。
【0112】待機ポット7内では、現像液吐出ノズル1
1の先端に付着した現像液を水洗洗浄ノズル(図示せ
ず)で水洗洗浄し、その後残留する水滴を吸引ノズル
(図示せず)で吸引して除去する処理が行われる。
【0113】次に、図16(b)に示すように、基板1
00上に現像液が保持された状態を所定時間(例えば約
60秒)維持し、基板100上のフォトレジスト膜等の
感光性膜の現像を進行させる。
【0114】リンス液の供給時には、リンス液吐出ノズ
ル16が上昇した後、走査方向Aに移動し、外側カップ
5内の走査開始位置R1で下降する。
【0115】その後、リンス液吐出ノズル16は、走査
開始位置R1から所定の走査速度で走査を開始する。リ
ンス液吐出ノズル16の走査開始後、リンス液吐出ノズ
ル16のスリット状吐出口18が基板100上に到達す
る前に、吐出開始位置R2にて所定の流量でリンス液吐
出ノズル16によるリンス液の吐出を開始する。
【0116】リンス液吐出ノズル16は、リンス液を吐
出しながら吐出開始位置R2から基板100上を走査方
向Aに直線状に移動する。これにより、基板100の全
面にリンス液が連続的に供給される。供給されたリンス
液は、現像液による基板の表面処理を停止させる。そし
て、リンス液吐出ノズル16が基板100上を通過した
後、リンス液吐出ノズル16が基板100上から外れた
吐出停止位置R3でリンス液吐出ノズル16によるリン
ス液の吐出を停止させる。
【0117】一方、所定時間内に現像液吐出ノズル11
は、待機ポット7内から上昇した後、走査方向Aと逆方
向に移動し、外側カップ6内の位置P0で下降する。こ
の場合、現像液吐出ノズル11は、基板100上に保持
された現像液に接触しないように、現像液吐出ノズル1
1の下端を基板100の表面から3mm程度以上離した
状態で移動させることが望ましい。
【0118】そして、図16(c)に示すように、気体
噴出ノズル12が、現像液吐出ノズル11およびリンス
液吐出ノズル16を追いかけるように、走査開始位置R
1から走査方向Aに駆動部40により所定の走査速度で
走査を開始する。この時点では、まだ、気体噴出ノズル
12からの気体の噴出は行わない。
【0119】一方、リンス液吐出ノズル16は、走査停
止位置R4で上昇した後、走査方向Aと逆方向に移動
し、待機ポット6の位置で待機ポット6内に下降する。
【0120】そして、気体噴出ノズル12は、スリット
状噴出口28が基板100上に到達する前に吐出開始位
置R2にて、所定の流量で気体噴出ノズル12による気
体の噴出を開始する。気体噴出ノズル12は、気体噴出
口28から気体を噴出しつつ吐出開始位置R2から基板
100上を走査方向Aに直線状に移動する。これによ
り、基板100の全面に気体が供給され基板100の乾
燥処理が行われる。
【0121】そして、図16(d)に示すように、気体
噴出ノズル12は、走査停止位置R4で上昇した後、走
査方向Aと逆方向に移動し、待機ポット6の位置で待機
ポット6内に下降する。
【0122】このように、現像液吐出ノズル11により
基板表面に現像液を供給し、一定の時間経過後、リンス
液吐出ノズル16によるリンス液が基板100の表面を
洗浄し、任意の時間経過後に気体噴出ノズル12により
乾燥処理を行うことができる。
【0123】また、気体噴出ノズル12を駆動部40に
より駆動させることにより、気体噴出ノズル12の走査
速度を現像液吐出ノズル11およびリンス液吐出ノズル
16の走査速度と独立に制御することができる。すなわ
ち、基板100上の全面で現像処理時間の均一化を図る
ために、現像液の供給時と同じ速度でリンス液吐出ノズ
ル16を走査させることが好ましいため、現像液吐出ノ
ズル12およびリンス液吐出ノズル16の走査速度を同
じ速度に調整することができる。さらに、気体噴出ノズ
ル12の走査速度または気体噴出量の制御を行うことに
より基板100の表面の乾燥を行うことができる。この
結果、気体を効率よく基板100に供給することができ
るため、生産効率の向上が可能となる。
【0124】なお、走査開始位置P1と吐出開始位置P
2の各位置、吐出停止位置P3と走査停止位置P4の各
位置、走査開始位置R1と吐出開始位置R2の各位置、
および吐出停止位置R3と走査停止位置R4の各位置
は、上記の例に限らず、それぞれ同一の位置としてもよ
い。すなわち、現像液吐出ノズル11が走査開始位置P
1から走査を開始すると同時に、または走査開始位置P
1から走査を開始するよりも前に走査開始位置P1にお
いて現像液吐出ノズル11から現像液の吐出を行う構成
としてもよい。同じく、リンス液吐出ノズル16および
気体噴出ノズル12が走査開始位置R1から走査を開始
すると同時に、または走査開始位置R1から走査を開始
するよりも前に走査開始位置R1においてリンス液吐出
ノズル16からリンス液の吐出および気体噴出ノズル1
2から気体の噴出を行う構成としてもよい。
【0125】また、本実施の形態では、気体噴出ノズル
12の気体噴出口28から噴出される気体を窒素(N
2 )として説明したが、これに限らず、基板表面の乾燥
を行うことができる気体であればよく、例えば、圧縮空
気などでもよい。さらに、本実施の形態では、アーム駆
動部10、駆動部40および駆動部41がガイドレール
8を共有しているが、これに限定されず、各々別々にガ
イドレールを設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における現像装置の
平面図である。
【図2】図1の現像装置の主要部のX−X線断面図であ
る。
【図3】図1の現像装置の主要部のY−Y線断面図であ
る。
【図4】現像液吐出ノズル、リンス液吐出ノズルおよび
気体噴出ノズルの概略断面図である。
【図5】現像液吐出ノズルのスリット状吐出口を示す図
である。
【図6】リンス液吐出ノズルの正面図である。
【図7】気体噴出ノズルの正面図である。
【図8】図1の現像装置の動作を示す模式的工程図であ
る。
【図9】(a)は図8の基板上における現像液吐出ノズ
ルの働きを示す模式図であり、(b)は図8の基板上に
おけるリンス液吐出ノズルおよび気体噴出ノズルの働き
を示す模式図である。
【図10】(a)はリンス液吐出ノズルの他の例を示す
正面図、(b)は気体噴出ノズルの他の例を示す正面図
である。
【図11】(a)はリンス液吐出ノズルのさらに他の例
を示す図、(b)は気体噴出ノズルのさらに他の例を示
す図である。
【図12】リンス液吐出ノズルに気体噴出ノズルが一体
化された共用ノズルの一例を示す概略断面図である。
【図13】本発明の第2の実施の形態における現像装置
の平面図である。
【図14】図13の現像装置の動作を示す模式的工程図
である。
【図15】本発明の第3の実施の形態における現像装置
の平面図である。
【図16】図15の現像装置の動作を示す模式的工程図
である。
【図17】特開平10−30836号公報の現像装置を
用いた現像処理工程の一例を示す模式図である。
【符号の説明】
100 基板 1 基板保持部 2 現像液供給系 3 保持部材 4 内側カップ 5 外側カップ 6,7 待機ポット 8 ガイドレール 9 現像液ノズルアーム 10 アーム駆動部 11 現像液吐出ノズル 12 気体噴出ノズル 13 制御部 15 スリット状吐出口 16 リンス液吐出ノズル 17 リンス液供給系 20a,27a 管状部材 40,41 駆動部
フロントページの続き (72)発明者 真田 雅和 京都市上京区堀川通寺之内上る4丁目天神 北町1番地の1 大日本スクリーン製造株 式会社内 (72)発明者 田中 晶子 京都市上京区堀川通寺之内上る4丁目天神 北町1番地の1 大日本スクリーン製造株 式会社内 (72)発明者 中野 佳代子 京都市上京区堀川通寺之内上る4丁目天神 北町1番地の1 大日本スクリーン製造株 式会社内 Fターム(参考) 2H096 AA24 AA25 AA27 AA28 GA01 GA17 GA21 GA31 GA60 4F035 AA02 AA04 CA01 CA05 CB03 CC01 CD03 CD19 4F041 AA02 AA06 AB02 AB08 BA05 BA12 BA13 BA22 BA54 CA02 CA23 5F046 LA04

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を保持する基板保持手段と、 現像液を吐出する現像液吐出ノズルと、 現像を停止させるための処理液を吐出する処理液吐出ノ
    ズルと、 前記基板上の現像液および処理液を除去しかつ前記基板
    を乾燥させるための気体を噴出する気体噴出ノズルと、 前記基板保持手段に静止状態で保持された基板外の一方
    側の位置から前記基板上を通過して前記基板外の他方側
    の位置まで前記現像液吐出ノズル、前記処理液吐出ノズ
    ルおよび気体噴出ノズルを移動させる移動手段とを備え
    たことを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 前記移動手段は、 前記基板保持手段に静止状態で保持された基板外の一方
    側の位置から前記基板上を通過して前記基板外の他方側
    の位置まで前記現像液吐出ノズルおよび前記処理液吐出
    ノズルを一体的に移動させる移動機構を含むことを特徴
    とする請求項1記載の現像装置。
  3. 【請求項3】 前記移動機構は、 前記基板保持手段に静止状態で保持された基板外の一方
    側の位置から前記基板上を通過して前記基板外の他方側
    の位置まで前記気体噴出ノズルを前記現像液吐出ノズル
    および前記処理液吐出ノズルとともに一体的に移動させ
    ることを特徴とする請求項2記載の現像装置。
  4. 【請求項4】 前記移動手段は、 前記基板保持手段に静止状態で保持された基板外の一方
    側の位置から前記基板上を通過して前記基板外の他方側
    の位置まで前記現像液吐出ノズルを移動させる第1の移
    動機構と、 前記基板保持手段に静止状態で保持された基板外の一方
    側の位置から前記基板上を通過して前記基板外の他方側
    の位置まで前記処理液吐出ノズルを前記現像液吐出ノズ
    ルとは独立に移動させる第2の移動機構を含むことを特
    徴とする請求項1記載の現像装置。
  5. 【請求項5】 前記移動手段は、 前記基板保持手段に静止状態で保持された基板外の一方
    側の位置から前記基板上を通過して前記基板外の他方側
    の位置まで前記気体噴出ノズルを前記現像液吐出ノズル
    および前記処理液吐出ノズルとは独立に移動させる第3
    の駆動機構をさらに含むことを特徴とする請求項4記載
    の現像装置。
  6. 【請求項6】 現像液吐出時の現像液吐出ノズルの移動
    速度と処理液吐出時の処理液吐出ノズルの移動速度とが
    ほぼ同一であることを特徴とする請求項1〜5のいずれ
    かに記載の現像装置。
  7. 【請求項7】 前記処理液吐出ノズルから処理液を吐出
    させかつ前記気体噴出ノズルから気体を噴出させながら
    前記移動手段により前記処理液吐出ノズルおよび前記気
    体噴出ノズルを前記基板保持手段に静止状態で保持され
    た基板外の一方側の位置から前記基板上を通過して前記
    基板外の他方側の位置まで移動させる制御手段をさらに
    備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載
    の現像装置。
  8. 【請求項8】 前記現像液吐出ノズルは、現像処理の対
    象となる基板の直径以上の領域にわたって形成された現
    像液吐出口を有し、 前記処理液吐出ノズルは、現像処理の対象となる基板の
    直径以上の領域にわたって形成された処理液吐出口を有
    し、 前記気体噴出ノズルは、現像処理の対象となる基板の直
    径以上の領域にわたって形成された気体噴出口を有する
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の現像
    装置。
  9. 【請求項9】 前記現像液吐出ノズルは、前記移動手段
    による移動方向とほぼ垂直な方向に直線状に現像液を吐
    出し、 前記処理液吐出ノズルは、前記移動手段による移動方向
    とほぼ垂直な方向に直線状に処理液を吐出することを特
    徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の現像装置。
  10. 【請求項10】 基板保持手段に静止状態で保持された
    基板上に現像液吐出ノズルから現像液を吐出供給する現
    像方法であって、 前記現像液吐出ノズルから前記基板上に現像液を吐出さ
    せつつ前記現像液吐出ノズルを前記基板外の一方側の位
    置から前記基板上を通過して前記基板外の他方側の位置
    まで移動させる工程と、 前記処理液吐出ノズルから前記基板上に処理液を吐出さ
    せつつ前記処理液吐出ノズルを前記基板外の一方側の位
    置から前記基板上を通過して前記基板外の他方側の位置
    まで移動させる工程と、 前記気体噴出ノズルから気体を噴出させるとともに前記
    気体噴出ノズルを前記基板外の一方側または他方側の位
    置から前記基板上を通過して前記基板外の他方側または
    一方側の位置まで移動させる工程とを含むことを特徴と
    する現像方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100958573B1 (ko) 2003-10-06 2010-05-18 엘지디스플레이 주식회사 액정표시패널의 제조장치 및 제조방법

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