JP2003031469A - パターン評価方法,位置合わせ方法、検査装置の検査方法,半導体製造工程の管理方法 - Google Patents

パターン評価方法,位置合わせ方法、検査装置の検査方法,半導体製造工程の管理方法

Info

Publication number
JP2003031469A
JP2003031469A JP2001214358A JP2001214358A JP2003031469A JP 2003031469 A JP2003031469 A JP 2003031469A JP 2001214358 A JP2001214358 A JP 2001214358A JP 2001214358 A JP2001214358 A JP 2001214358A JP 2003031469 A JP2003031469 A JP 2003031469A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pattern
contour
image
fourier series
calculating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001214358A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4533563B2 (ja
Inventor
Takahiro Ikeda
隆洋 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2001214358A priority Critical patent/JP4533563B2/ja
Publication of JP2003031469A publication Critical patent/JP2003031469A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4533563B2 publication Critical patent/JP4533563B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Image Analysis (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】エッジラフネスの影響を取り除いて、パターン
をひずませる原因を特定することが可能になるパターン
評価方法を提供すること。 【解決手段】試料に形成されたパターンの画像を取得す
る工程(S101)と、取得された画像から、前記パタ
ーンの輪郭を抽出し、抽出された輪郭上の複数のエッジ
点の位置座標をそれぞれ求める工程(S102)と、求
められた各エッジ点の位置座標から、最小二乗法によっ
て前記パターンを楕円に近似する工程(S103,S1
04)と、近似された楕円の中心座標、長軸の方向、長
半径、短半径、短半径と長半径との比、面積、周囲長の
うち少なくとも一つを算出する工程(S105)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、微細なパターンに
対するパターン評価方法,位置合わせ方法、検査装置の
検査方法,半導体製造工程の管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造工程におけるフォトリソグラ
フィプロセスは、フォトマスク上のパターンをウェハ上
に転写するプロセスであるが、高集積度のデバイスを開
発するためには光露光装置の解像力の限界に近いごく微
小なパターンを形成せねばならない。このような場合に
露光装置のレンズに収差が存在したり光軸に傾きが生じ
ていたりすると、フォトマスクパターンに忠実なパター
ンをウェハ上に形成することができない場合がある。
【0003】たとえば非点収差の存在は露光フィールド
内の方向によって焦点位置に差を生ぜしめるため、露光
時の焦点位置が変動するとパターンを異方的に歪ませ、
その結果パターン形成に関するプロセス余裕度を低下せ
しめる。このような収差に起因したパターンの変形を定
量化する方法が、特開平6−317414号公報に開示
されている。
【0004】この技術では、画像の濃淡値データを三値
化処理して各々のパターンの低部に相当する領域を抽出
し、その後面積をおよび周囲長をデジタル幾何学の方法
によって算出する。また面積と周囲長の値を比較するこ
とによってパターンの径あるいは長径−短径を逆算する
方法である。
【0005】しかしながら実際にウェハ上に加工された
ホールパターンのエッジはプロセスやレジスト材料に由
来するエッジラフネスが存在する。このためパターンエ
ッジは滑らかな円形または楕円形にはならない場合が多
い。そのような形状に対してこの方法を用いて求めた諸
量には、収差に起因する形状の歪みによる成分以外にエ
ッジラフネスに起因する理想的な輪郭形状からのずれの
寄与が含まれてしまうために、パターンを歪ませる原因
を特定することが困難であった。
【0006】ところで、ホールパターンを単純な楕円で
近似した場合、さらに高次の対称性の崩れとして現れる
高次収差の効果がモデル化されていない。そのため、低
次の収差の影響しか定量化できない。
【0007】高次収差の効果をモデル化は、たとえば対
称性の次数に応じて輪郭データを以下のような斉次型の
多項式にフィットすることで可能となる。
【0008】
【数1】
【0009】このようにしてある次数m,nに対して得
られた係数から、その曲線の特徴量を算出することがで
きる。たとえばm=n=2ならば式(18)は楕円の方
程式、m=n=3ならば3回の回転対称性を有する図
形、などとなる。
【0010】しかしながらこの方法においては、式(1
8)へのデータ点列の当てはめが必要であり、問題にす
る収差に応じて計算式を選択する必要があった。
【0011】また、式(18)への当てはめは一般にノ
イズに振られやすく、SEMで取得した画像に対してこ
の方法を用いる場合には特にショットノイズの影響を大
きく受け、計測結果の誤差が大きくなることが問題であ
った。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、プロ
セスやレジスト材料に由来するエッジラフネスが存在す
るため、パターンを歪ませる原因を特定することが困難
であるという問題点があった。
【0013】また、高次収差の効果をモデル化するため
に、ショットノイズの影響を大きく受け、計測結果の誤
差が大きくなることが問題であった。
【0014】本発明の目的は、エッジラフネスの影響を
取り除いて、パターンをひずませる原因を特定すること
が可能になるパターン評価方法を提供することにある。
【0015】本発明の別の目的は、ショットノイズの影
響を取り除いて、高次のパターンの対称性の崩れを容易
に定量化することができるパターン評価方法を提供する
ことにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】[構成]本発明は、上記
目的を達成するために以下のように構成されている。
【0017】(1)本発明に係わるパターン評価方法
は、試料に形成されたパターンの画像を取得する工程
と、取得された画像から、前記パターンの輪郭を抽出
し、抽出された輪郭上の複数のエッジ点の位置座標をそ
れぞれ求める工程と、求められた各エッジ点の位置座標
から、最小二乗法によって前記パターンを楕円に近似す
る工程と、近似された楕円の中心座標、長軸の方向、長
半径、短半径、短半径と長半径との比、面積、周囲長の
うち少なくとも一つを算出する工程とを含むことを特徴
とする。
【0018】(2)本発明に係わるパターン評価方法
は、試料に形成されたパターンの画像を取得する工程
と、取得された画像から、前記パターンの輪郭を抽出
し、抽出された輪郭上の複数のエッジ点の位置座標をそ
れぞれ求める工程と、求められた各エッジ点の位置座標
からフーリエ級数を算出する工程と、算出されたフーリ
エ級数を用いて、前記パターンを近似する近似輪郭線を
生成する工程とを含むことを特徴とする。
【0019】[作用]本発明は、上記構成によって以下
の作用・効果を有する。
【0020】取得された画像から前記パターンのエッジ
点の位置座標を複数抽出し、各エッジ点の位置座標か
ら、最小二乗法によって前記エッジ点列を楕円に近似す
ることによって、近似された楕円の中心座標、長軸の方
向、長半径、短半径、短半径と長半径との比、面積、及
び周囲長を算出することができる。その結果、パターン
が、完全に水平または垂直方向に配置していない場合、
やパターンのエッジにラフネスがある場合でも、正確な
ホールパターンの歪みの定量が可能となり、評価コスト
が減少する。
【0021】取得された画像から前記パターンのエッジ
点の位置座標を複数抽出し、各エッジ点の位置座標から
フーリエ級数を算出し、算出されたフーリエ級数を用い
て、前記パターンを近似する近似輪郭線を生成すること
によって、従来定量化が困難であったパターンの対称性
の崩れを容易に定量化できるようになる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を以下に図面
を参照して説明する。もちろんこれら実施形態は本発明
の適用される範囲を限定するものではない。
【0023】(第1の実施形態)図1は、本発明の第1
の実施形態に係わるパターン評価装置の概略構成を示す
ブロック図である。図2には、本発明の第1の実施形態
に係わるパターン評価方法を示すフローチャートであ
る。
【0024】図1に示すパターン評価装置の構成は、図
2に示すフローチャートを参照しつつ評価方法を説明し
て説明する。
【0025】(ステップS101)先ず、フォトレジス
トに評価対象となるホールパターンが形成された半導体
ウェハ103をSEM100内のトレー(XYステー
ジ)104上に載置し、位置決めを行う。電子銃101
から放出された電子ビームは、電子光学系102によ
り、半導体ウェハ103の評価対象のパターンが含まれ
る領域を走査する。電子ビームの走査は、制御部107
の制御によって行われ、走査信号がコンピュータ108
に送られる。ウェハ103から放出された二次電子は二
次電子信号検出部105で拾われ、検出された二次電子
信号を信号増幅部106で増幅される。増幅された二次
電信号はコンピュータ108に送られる。コンピュータ
108は、二次電子信号及び走査信号から画像データを
生成し、画像データ及び二次電子信号を記憶部109に
格納すると共に、画像表示部110に表示する。なお、
図1において、符号111は、キーボードやマウス等の
入力部である。
【0026】以下の作業は、記憶部109に格納された
プログラムをコンピュータ108が実行することにより
行われる。
【0027】(ステップS102)次いで、取得された
画像データからパターンのエッジを探索して複数のエッ
ジ座標点Pi(xi,yi)(i=1,2,...,n:
nはエッジ点の総数)を得る。なお、以下では複数のエ
ッジ座標からなる群をエッジ点列と記す。そして、図3
(a)に示すように、抽出されたエッジ点列121を画
像表示部110に表示する。
【0028】次いで、このエッジ点列データから、以下
の式(1)で定義される残差平方和が最小となるように
ルベンンバーグ=マルカート法による最小二乗法の解法
を用いて各係数A,B,C,D,E,Fを求める。
【0029】
【数2】
【0030】(ステップS103)ルベンンバーグ=マ
ルカート法により各係数を求めるに当たり、最初に係数
に対してAC−B2>0なる拘束条件を与えておき、各
係数の探索範囲を限定すると共に、前記拘束条件を満た
すように各係数の初期値を設定する。
【0031】(ステップS104)次いで、ルベンンバ
ーグ=マルカート法による最小二乗法の解法を用いて、
式(1)から算出される残差平方和が誤差の範囲以上内
で一定とみなされるまで各係数A,B,C,D,E,F
の初期値を変えながら各係数の算出を試行し、その結果
から各係数を決定する。最後にこれらの係数によって与
えられる楕円の方程式の一般形である式(2)を得る。
【0032】
【数3】
【0033】そして、図3(b)に示すように、この方
程式であらわされる楕円122をエッジ点列121に重
ね合わせて、画像表示部110に表示する。
【0034】(ステップS105)さらに式(2)の係
数を式(3)に示す楕円の標準形のx、yの項べきの順
に並べ、係数を比較することによって、楕円の特徴とな
る中心座標Po(xo,yo)、長半径a、短半径b、主
軸の方位角θ、を算出し、その結果を画像表示部に表示
する。
【0035】
【数4】
【0036】(ステップS106)また、方向が主軸方
向と同じで大きさが(1−b/a)であるベクトルを歪
みベクトルと定義して、これらの値を画像表示部上に出
力する。そして、図3(c)に示すように、歪みベクト
ルを表す矢印123および楕円の中心位置124を画像
表示部に表示する(図3(c))。さらに式(4),
(5),(6)を用いて近似楕円の面積と周囲長を算出
し、画像表示部に出力する。
【0037】
【数5】
【0038】以上説明したように、取得された画像から
前記パターンのエッジ点の位置座標を複数抽出し、各エ
ッジ点の位置座標から、最小二乗法によって前記エッジ
点列を楕円に近似することによって、近似された楕円の
中心座標、長軸の方向、長半径、短半径、短半径と長半
径との比、面積、及び周囲長を算出することができる。
その結果、パターンが、完全に水平または垂直方向に配
置していない場合、やパターンのエッジにラフネスがあ
る場合でも、正確なホールパターンの歪みの定量が可能
となり、評価コストが減少する。
【0039】なお、本実施形態においてはレジストパタ
ーンを用いたが、これはエッチング後、あるいは任意の
工程において観察されたパターンの画像に対しても適用
することが可能である。エッジ点列の抽出としては、画
像処理によって二値、或いは三値化された結果からエッ
ジ位置を決定する方法がある。
【0040】本実施形態においては式(2)の係数を求
める非線形最小自乗法の解法としてルベンンバーグ=マ
ルカート法を用いたが、本発明の適用範囲はこれに限定
されることはない。たとえば6つのパラメータの組み合
わせを逐次あるいはランダムに探索する方法をとっても
良いし、最適な組み合わせの探索アルゴリズムとしてシ
ンプレックス法や準ニュートン法、ダビドン=フレッチ
ャー=パウエル法、ブロイデン=フレッチャー=ゴルト
ファルブ=シャノ法、カークパトリックのアニーリング
法などから適時選択することが可能である。
【0041】(第2の実施形態)図4は、本発明の第2
の実施形態に係わるパターン評価方法を示すフローチャ
ートである。なお、本実施形態で用いるパターン評価装
置は、第1の実施形態の図1に示したパターン評価装置
と同様なので、その図示及び説明を省略する。
【0042】(ステップS201,S202)先ず、第
1の実施形態と同様に、パターンのSEM画像を取得す
る。そして、取得された画像から、評価対象となるフォ
トレジストパターンのエッジの座標P i(xi,yi
(i=1,2,...,n:nはエッジ点の総数)を取
得する。以下では、全エッジ点の群をエッジ点列とす
る。
【0043】(ステップS203)次いで、エッジ点列
i(xi,yi)に対して以下の式(7)により重心PO
(xo,yo)を算出する。そして、図5(a)に示すよ
うに、その重心位置POを画像表示部110にエッジ点
列221とともに表示する。
【0044】
【数6】
【0045】(ステップS204)次いで、重心位置P
Oをとおり、各エッジ点Piからおろした垂線の長さの自
乗和が最小となるような直線の方程式を最小自乗法で求
める。具体的には直線の傾きmを以下の式(8)のうち
掲記の自乗和を最小とする値として求める。
【0046】
【数7】
【0047】このようにして求められた直線の傾きmか
ら主軸の方位角θを式(11)で求める。そして、図5
(b)に示すように、画像表示部110に主軸225を
表示する。
【0048】
【数8】
【0049】(ステップS205)次いで、エッジ点列
全体を以下の変換式によって座標変換する。
【0050】
【数9】
【0051】(ステップS206)次いで、主軸がx’
軸に平行でその中心がx’y’座標の原点に一致する楕
円すなわち
【数10】 に点列全体を当てはめる。この際の最良の当てはめの条
件を
【数11】 とした。
【0052】
【数12】 は楕円の中心位置からエッジ点列への距離を規格化定数
a,bによって規格化した距離とみなせるので、この条
件による楕円への当てはめは、重心からの距離が1に近
くなるように規格化定数を定める計算と等価である。
【0053】最良の当てはめの条件を式(14)で与え
たことによって、第1の実施形態のような非線形最小自
乗法の解法によることなくa,bの最適解を以下の式
(15),(16)によって得ることができるようにな
る。
【0054】
【数13】
【0055】(ステップS207)次いで、楕円の特徴
となる中心座標Po(xo,yo)、長半径aと短半径b
との比、主軸の方位角θを算出し、その結果を画像表示
部110上に表示する。また近似曲線212を(13)
の逆変換によってもとのxy座標系の楕円に変換する。
そして、図5(c)に示すように、元の画像とともに画
像表示部に表示する(図4(c))。算出結果を第1の
実施形態の方法で算出した結果と比較したが、両結果は
十分な一致が見られた。
【0056】本実施形態によれば、第1の実施形態と同
様に、パターンが、完全に水平または垂直方向に配置し
ていない場合、やパターンのエッジにラフネスがある場
合でも、正確なホールパターンの歪みの定量が可能とな
り、評価コストが減少する。
【0057】なお本実施形態においてはレジストパター
ンを用いたが、これもエッチング後、あるいは任意の工
程において観察されたパターンの画像に対しても適用す
ることが可能である。
【0058】(第3の実施形態)本実施形態では、エッ
ジ点列に含まれる各エッジ点から近似楕円に向かってお
ろした垂線の長さ(残差)を求めて、(長さ)2の単位
を持つ正確な残差を求める方法について説明する。
【0059】図6は、本発明の第3の実施形態に係わる
パターン評価方法を示すフローチャートである。なお、
以下に示す評価方法は、記憶部109にソフトウエア
(プログラム)として記録され、コンピュータで各工程
が実施される。
【0060】(ステップS301)まず、第2の実施形
態で説明したパターン評価方法によってエッジ点列を近
似する楕円の方程式を算出する。
【0061】(ステップS302)次いでその結果か
ら、楕円の焦点位置E1、E2の位置を算出する(図7
(a))。
【0062】(ステップS303)次いで、近似楕円上
の動点Siを決め、E1とSi、E2とSiをとおる直線
1,l2の方程式を求める。
【0063】(ステップS304)次いで、直線l1
2の傾きの値と動点Siの座標とから、∠E1i2
二等分線l3の方程式を求める。この直線l3は、楕円の
焦点の性質によって、動点S iをとおる楕円の法線とな
る(図7(b))。
【0064】(ステップS305)そして、直線l3
上にエッジ点列に属する点Piがあれば、距離Pii
算出する。この距離が近似楕円からの残差を与える(図
7(c))。
【0065】(ステップS306)上記ステップS30
2〜S305の手続きを、動点Siの位置を楕円周上で
適当な間隔で移動させていくことによって、エッジ点列
に含まれる全エッジ点の残差データを取得することがで
きる。
【0066】(ステップS307)最後に該残差データ
を用いて残差の平方和、標準偏差、平均偏差、楕円の内
側と外側での残差の最大値を算出する。これらはパター
ンの楕円近似からのずれの量的表現であるから、ホール
パターンのラフネスをあらわす量として画像表示部11
0に出力する。
【0067】また、近似楕円の焦点位置をE1,E2の周
りで変動させながら掲記の残差を算出し、それが最小と
なるように焦点位置を調整する。この手続きによって、
楕円近似の精度が更に向上する。
【0068】上記の実施形態に適時示したように、評価
装置の画像表示部に、処理結果を出力することによっ
て、さまざまなパターンの歪みの有様が評価者にはグラ
フィカルに理解できるために、計測結果やパターン形状
がどの方向にどの程度歪んでいるかを極めて容易に確認
することが可能である。
【0069】(第4の実施形態)図8は、本発明の第4
の実施形態に係わるパターン評価方法を示すフローチャ
ートである。なお、本実施形態で用いるパターン評価装
置は、第1の実施形態の図1に示したパターン評価装置
と同様なので、その図示及び説明を省略する。
【0070】(ステップS401)先ず、フォトレジス
トに評価対象となるホールパターンが形成された半導体
ウェハをSEMに搬入し、位置決めを行なって計測対象
のパターンが含まれる領域の二次電子信号を取得し、そ
れを画像データとして記憶装置に格納するとともに画像
表示部110に表示する。
【0071】(ステップS402)次いで、取得された
画像データに対してパターンエッジを探索してエッジ座
標点列Pi(xi,yi)(i=1,2,...,n:n
はエッジ点の総数)を得る。また、図9(a)に示すよ
うに、得られたエッジ点列421を画像表示部110に
表示する。
【0072】(ステップS403)次いで、このエッジ
点列データを以下の式(17)で定義されるフーリエ級
数列を離散的フーリエ変換の計算によって求める。この
際の数値計算は、C. T. Zahn and R. Z. Roskies: IEEE
Transactions on Computers, Vol.C-21,No.3, March
1972に記載される方法に基づいた。
【0073】
【数14】
【0074】図10(a),(b)に示すように、Lは
輪郭の全周長、lkは輪郭のk番目のデータポイントまで
の長さ、Δφkはk番目と(k+1)番目のデータ点を結
ぶ直線と、(k-1)番目とk番目のデータ点を結ぶ直線のな
す角であり、μ0はフーリエ級数の0次の級数、an,b
n,Anはk次フーリエ級数、αkはk次の成分の位相角
である。
【0075】(ステップS404)次いで、式(17)
から算出されたフーリエ級数と位相角を記憶部109に
格納する。そして、図9(b)に示すように、画像表示
部110に、各次のフーリエ級数を棒グラフ431によ
って表示し、さらに表形式で画像表示部110に表示す
る。
【0076】(ステップS405)さらに、式(17)
の級数のうち20次より低次の級数を用いて輪郭データ
を再構築する。そして、図9(c)に示すように、再構
築された輪郭線422を画像表示部110に表示する。
【0077】(ステップS406)次いで、画像表示部
に表示されたフーリエ級数のうちもっとも大きな級数が
k=2のそれであることから、対象とする図形の輪郭が
概略二回対称性をもつ図形で近似されることがわかるの
で、その主軸の方向を算出して、輪郭データの定量化を
行う。
【0078】さらに、再構築された輪郭データ上でもっ
とも距離の長い二点を探索し、その長さと方位を得ると
共に、x方向・y方向のパターン幅を算出し、これらの
値を画像表示部に表示する。さらに、近似楕円の面積と
周囲長を算出し、画像表示部110に出力する。またさ
らに、近似輪郭線の主軸方向、該主軸と該近似輪郭線と
の交点間の長さ、近似輪郭線と各エッジ点との残差平方
和、近似輪郭線で囲まれる領域の面積と全エッジ点で囲
まれる領域の面積の差分を求めても良い。
【0079】以上説明したように、取得された画像から
前記パターンのエッジ点の位置座標を複数抽出し、各エ
ッジ点の位置座標からフーリエ級数を算出し、算出され
たフーリエ級数を用いて、前記パターンを近似する近似
輪郭線を生成することによって、従来定量化が困難であ
った高次のパターンの対称性の崩れを容易に定量化でき
るようになる。
【0080】また、該近似輪郭線に含まれる少なくとも
一対の点間の距離、該一対の点間の方位と、近似輪郭線
に囲まれる領域の面積と、近似輪郭線の長さと、近似輪
郭線の主軸方向と、該主軸と該近似輪郭線との交点間の
長さと、近似輪郭線と各エッジ点との残差平方和と、近
似輪郭線で囲まれる領域の面積と全エッジ点で囲まれる
領域の面積の差分のうち少なくとも一つを算出すること
によって、ノイズやラフネスに影響されないロバスト
(robust)な計測が可能となる。
【0081】なお本実施形態においてはレジストパター
ンを用いたが、これはエッチング後、あるいは任意の工
程において観察されたパターンの画像に対しても適用す
ることが可能である。
【0082】本実施形態においてはフーリエ級数を求め
る際に単純な離散的フーリエ変換の計算を行なったが、
本発明の適用範囲はこれに限定されることはない。たと
えば抽出された輪郭データを一度、2のべき乗の数の等
間隔なデータ点に変換し、その後FFT(高速フーリエ
変換)による高速計算を行うことも可能である。
【0083】(第5の実施形態)図11は、本発明の第
5の実施形態に係わるパターン評価方法の説明に用いる
フローチャートである。
【0084】(ステップS501,S502)半導体ウ
ェハをSEMに搬入してからエッジ座標点列Pi(xi
i)(i=1,2,...,n:nはエッジ点の総
数)を得るまでの手順は第1の実施形態と同様に行なっ
た。
【0085】(ステップS503)次いで、第4の実施
形態で説明した方法を用いて、エッジ点列のフーリエ級
数を求める。(ステップS504)求められた20次ま
でのフーリエ級数を用いて輪郭データを再構成する。そ
して、図12(a)に示すように、再構築された再構成
曲線522を画像表示部110に表示する。
【0086】(ステップS505)次いで、図12
(b)に示すように、再構成した輪郭データ上の点と、
対応するもとの輪郭データ上の点の間の距離を算出し、
これを各点の残差とする。
【0087】(ステップS5051)再構成された輪郭
データの計算結果から、再構成曲線上の任意の点Q
(X’,Y’)における法線lQの方程式を算出する。これ
【数15】 とあらわすと、エッジ点PiがlQ上にある条件は、
i,yi
【数16】 を満たすことである。
【0088】(ステップS5052)そこで、図13に
示すように、始点P0から適当な刻みによって再構成曲
線522上の点Q1、Q2、…、Qj、…を作成する。
【0089】(ステップS5053)次いで、それぞれ
の点Qjにもっとも近接するエッジ点Piを探索する。
【0090】(ステップS5054)次いで、PiとQj
の間に式(17)の関係が成立していれば、以下を計算
する。
【0091】
【数17】
【0092】(ステップS514)次いで残差平方和
【数18】 を算出する。
【0093】最後に残差平方和から標準偏差を算出して
その値をパターンのラフネスの大きさと定義し、画像表
示部110に表示する。また、再構成曲線と元の輪郭デ
ータの差に相当する部分を画像表示部上で塗りつぶし、
平滑化された再構成曲線から輪郭データが大きく外れて
いる部分が一目で認識できるようにする。
【0094】(第6の実施形態)本実施形態では、求め
られたフーリエ級数を主成分の評価を行った後に、フー
リエ級数から輪郭線を求める方法について説明する。
【0095】先ず、第1の実施形態と同様に、半導体ウ
ェハをSEMに搬入してからエッジ座標点列Pi(xi
i)(i=1,2,...,n:nはエッジ点の総
数)を得る。
【0096】次いで、第4の実施形態で説明した方法を
用いて、エッジ点列のフーリエ級数を求める。求められ
た20次までのフーリエ級数を用いて輪郭データを構成
する。図14(a)に示すように、構成された輪郭デー
タを、輪郭線622をとして画像表示部110に表示す
る。
【0097】次いで、式(17)から算出されるフーリ
エ級数と位相を記憶部109に格納する。また、図14
(b)に示すように、画像表示部110に次数別にフー
リエ級数を棒グラフ631によって表示し、さらに表形
式で画像表示部110上に表示する。
【0098】次いでフーリエ級数の0次の項の成分が主
成分であることから、このパターンエッジが真円である
として1次の級数のみを用いて、パターン形状を再構成
する。そして、図14(c)に示すように、再構成曲線
623として画像表示部110に表示する。
【0099】(ステップS606)次いで、再構成曲線
623上の点と、対応するもとの輪郭上の点の距離を残
差として残差平方和を算出し、これが最小となるように
決定された倍率補正係数をフーリエ級数に乗じる。
【0100】(ステップS607)次いで、残差平方和
が最小となる倍率補正係数を乗じた0次の項のフーリエ
級数を用いてパターン形状を近似する曲線を求める。図
14(d)に示すように、求められた曲線624として
画像表示部110に表示する。また、曲線624と輪郭
データ621の差に相当する部分を塗りつぶし、真円か
ら輪郭データが大きく外れている部分が一目で認識でき
るようにする。また、曲線(円)624の直径を算出し
て、もとのパターンの直径の測定値として画像表示部1
10上に表示するとともに、残差平方和を画像表示部1
10上に表示する。
【0101】(第7の実施形態)本実施形態では、設計
上4回の回転対称性よりも高次の対称性を持たない輪郭
を有するパターンに対して、有効なパターン評価方法を
示す。
【0102】先ず、第1の実施形態と同様な手順によ
り、半導体ウェハをSEMに搬入してからエッジ座標点
列Pi(xi,yi)(i=1,2,...,n:nはエッ
ジ点の総数)を得る。図15(a)に示すように、得ら
れたエッジ点列721は、画像表示部110に表示され
る。このパターンは、角の丸まった概略矩形の輪郭を持
つパターンであった。
【0103】次いで、エッジ数列に対してフーリエ解析
を行って、式(17)で定義されるフーリエ級数と位相
を算出する。そして、算出結果を記憶部109に格納す
ると共に、図15(b)に示すように、画像表示部11
0にフーリエ級数の各次数を棒グラフ731及び表形式
で表示する。
【0104】次いで、得られたフーリエ級数のうち0
次、2次、4次の級数のみを用いて輪郭を再構成した再
構成曲線を生成する。再構成された輪郭上の点と、対応
するもとの輪郭上の点の距離を残差として残差平方和を
算出し、これが最小となるようにフーリエ級数に倍率補
正係数を決定する。そして、図15(c)に示すよう
に、倍率補正係数を乗じたフーリエ級数を用いて構成さ
れた再構成曲線722を画像表示部110に表示する。
次いで、図15(d)に示すように、エッジ点列721
と再構成曲線722とから、相対する辺間の距離に相当
する距離732と、再構成曲線722で囲まれる領域の
面積を算出して、基のパターンの直径の測定値として画
像表示部110上に表示するとともに、残差平方和も画
像表示部110上に表示する。また再構成曲線722と
もとのエッジ点列721の差に相当する部分を画像表示
部上で塗りつぶし、設計上でパターン輪郭が持っていた
本来の対称性から輪郭データが大きく外れている部分が
一目で認識できるようにした。
【0105】(第8の実施形態)本実施形態では、設計
上パターン輪郭が奇数次の対称性を持たないようなパタ
ーンに対して有用な実施形態を示す。まず半導体製造に
用いられるフォトマスク(原板)をSEMに搬入してか
らエッジ座標点列Pi(xi,yi)(i=1,
2,...,n:nはエッジ点の総数)を得た。、そし
て、図16(a)に示すように、得られたエッジ点列8
21を画像表示部110に表示する。エッジ点列を得た
パターンは、4つの角にリソグラフィ工程で角が丸まる
光近接効果を補正するOPCパターンが付与されたパタ
ーンであった。
【0106】次いで、第1の実施形態と同様に式(1
7)から算出されるフーリエ級数と位相を求め、求めら
れた結果を記憶部109に格納する。そして、図16
(b)に示すように、画像表示部110にフーリエ級数
を次数別に棒グラフ831によって表示し、さらに表形
式で表示する。
【0107】次いで、フーリエ級数のうち奇数次の級数
を全て無視し、偶数次のフーリエ級数のみを用いて輪郭
を再構成した再構成曲線を生成する。そして、図16
(c)に示すように、再構成曲線822を画像表示部1
10に表示する。再構成曲線を生成する際、再構成曲線
上の点と、OPCパターンを付与する前の段階の設計デ
ータの輪郭データの直線部が一致するようにフーリエ級
数に倍率補正係数を乗じた。
【0108】より具体的には、再構成曲線上の点と、対
応する設計データ上の点の間の距離を残差として、次い
でフーリエ級数列の4次および8次の成分の位相角α4
とα8の値から、パターンの角の方位を算出し、それと
π/8ラジアンの方位をなす方向に対して重み付けした
残差平方和を算出し、これが最小となるように倍率補正
係数を決定する。
【0109】このようにして算出した再構成曲線と設計
データの輪郭とをもとの画像とともに画像表示部に表示
する。また、設計データの輪郭と再構成曲線との差に相
当する部分を塗りつぶし、OPC部分の大きさを一目で
認識できるようにした。さらに塗りつぶした領域の面積
を4つの領域の個々に対して算出する。
【0110】(第9の実施形態)本実施形態では、基準
となるパターン輪郭と検査対象パターンの輪郭の対称性
の差異を知って形状不良の判定に適用した例である。図
17は、本発明の第9の実施形態に係わるパターン評価
方法の説明に用いるフローチャートである。 (ステップS901)まず、図18(a)に示す基準と
なるパターンの輪郭データから抽出されたエッジ点列9
21を与える。このエッジ点列は既に取得されたパター
ン画像の内、不良が無いと判定されたパターンのエッジ
点列である。このエッジ点列に対してフーリエ解析を行
って、式(17)に定義されたフーリエ級数を算出し、
結果を記憶部109に蓄えると共に、棒グラフ931と
して表示する。
【0111】(ステップS902)次いで、検査対象と
なるパターンが形成された複数の半導体ウェハを順次S
EMに搬入して、検査対象パターンの画像を取得する。
取得されたそれぞれのパターン画像から、エッジ点列を
取得した後、おのおののエッジ点列に対してフーリエ解
析を行って、式(17)に定義されるフーリエ級数を5
0次まで算出する。
【0112】(ステップS903)次いで、以下の式で
定義されるペンローズ距離を個々のパターンに対して算
出する。
【0113】
【数19】 ここに、p=50であり、μkiはi番目のパターンのフ
ーリエ級数列であり、以下のように定義される
【数20】 またμk0は基準パターンのフーリエ級数を表わす。
【0114】(ステップS904)次いで、図18
(b)に示すように、各パターンのペンローズ距離をグ
ラフ表示する。
【0115】(ステップS905)次いで、図18
(c)に示すように、ペンローズ距離が著しく0と異な
るパターンのエッジ点列923を基準パターンのエッジ
点列921とともに画像表示部110に表示する。この
結果、ペンローズ距離が0と大きく異なるパターンの輪
郭が基準パターンと著しく異なっていることが目視で確
認でき、ペンローズ距離によって不良パターンが自動判
定されたことを確認できた。
【0116】本実施形態ではフーリエ級数の次数を50
次まで扱ったがもちろんこれは本発明の適用範囲を限定
する物ではない。またフーリエ級数列によって定義され
た空間内の距離としてペンローズ距離を採用したが、こ
れも本発明の適用を限定するものではなく、たとえばユ
ークリッド距離、マハラノビス距離等の多変量距離を採
用する事ができる。特により高次の級数を用いる際には
マハラノビス距離を採用する事が好ましい。
【0117】本実施形態では基準パターンを過去に取得
したパターン画像から人為的に選んでいたが、これも種
々の変更が可能であり、たとえば複数のパターン画像か
ら複数の輪郭データを取得してその加算平均を行なった
平均の輪郭データを用いても良いし、設計データの輪郭
を用いても良いし、あるいは人間が作図した輪郭データ
を用いても良い。
【0118】不良パターンの検出にはグラフィカルな表
示に基づいて他のパターンの系列から外れたものを人為
的に選んだが、これは距離が0と有意に異なるかどうか
の有意差検定を行なって有意と判定されたものを欠陥と
定義する事によって自動判断が可能となり人為を介さず
にすむ。
【0119】(第10の実施形態)図19は、本発明の
第10の実施形態に係わるパターン評価方法の説明に用
いるフローチャートである。
【0120】(ステップS1001)先ず、第8の実施
形態と同様に、フォトマスク(原板)に形成されたパタ
ーンからエッジ点列を取得する。そして、図20(a)
に示すように、取得したエッジ点列1021を画像表示
部110に表示する。
【0121】(ステップS1002)次いで、取得され
たエッジ点列に対してフーリエ解析を行って、式(1
7)にもとづくフーリエ級数を算出する。図20(b)
に示すように、算出されたフーリエ級数を次数別に棒グ
ラフ1031として画像表示部110に表示する。
【0122】(ステップS1003)次に、上記のフォ
トマスクをもちいて投影露光装置を用いてウェハ上にパ
ターンを転写し、そのウェハをSEMに搬入してフォト
マスクに対応するパターンのエッジ点列を取得する。そ
して、図20(c)に示すように、取得したエッジ点列
1022を画像表示部110に表示する。
【0123】(ステップS1004)次いで、その輪郭
データに対してフーリエ解析を行って、式(17)に基
づくフーリエ級数を算出する。そして、図20(d)に
示すように、算出されたフーリエ級数を次数別に棒グラ
フ1032として画像表示部110に表示する。
【0124】(ステップS1005)次いで、二つの級
数の差を項別に算出する。そして、図20(e)に示す
ように、算出結果1033を画像表示部に表示する。級
数の差を算出した結果、パターンの長さが転写後に短く
なったことにより2次の級数が小さくなっていること、
パターン角部が丸まったことにより4次の級数が小さく
なったこと、20〜30次の級数が増大した事からウェ
ハ上のパターンでラフネスが増大した事などをグラフィ
カルに確認する事が可能となった。
【0125】このような処理に、第9の実施形態で詳述
したような多変量距離の算出を組み合わせる事もでき
る。すなわち、対象とするウェハ上パターンと、マスク
パターンに上記の写像を施した輪郭との多変量距離をも
とめ、それが大きかった場合にフーリエ級数の差を算出
すれば、リソグラフィ工程によってどのような対称性が
崩れたかを知ることが出きる。
【0126】(第11の実施形態)図21は、本発明の
第11の実施形態に係わるパターン評価方法の説明に用
いるフローチャートである。
【0127】あらかじめ、フォトマスクパターンの長さ
とパターンの角がパターン転写後にどのように変化する
かを実験により調べておき、それらをテーブルとして記
憶装置に保存しておく。
【0128】(ステップS1101)第8の実施形態と
同様の手順でフォトマスクに形成されたパターンのエッ
ジ点列を取得する。得られたエッジ点列を画像表示部に
表示する。
【0129】(ステップS1102)取得された輪郭デ
ータから上記のテーブルにもとづいて写像変換を行な
い、あらたなエッジ点列を作成する。変換後のエッジ点
列を画像表示部に表示する。
【0130】(ステップS1103)次いで、変換後の
エッジ点列に対してフーリエ解析を行って、フーリエ級
数を算出する。算出されたフーリエ級数を画像表示部に
表示すると共に、記憶部109に記憶させる。
【0131】(ステップS1104)次いで、前記フォ
トマスクに形成されたパターンを転写されたウェハをS
EMで観察して画像を取得し、画像からエッジ点列を取
得する。取得されたエッジ点列を画像表示部に表示す
る。
【0132】(ステップS1105)そして、取得され
たエッジ点列に対してフーリエ解析を行って、フーリエ
級数を算出する。算出されたフーリエ級数を画像表示部
に表示すると共に、記憶部109に記憶させる。
【0133】(ステップS1106)フォトマスクから
得られたフーリエ級数とウェハ上のパターンから得られ
たフーリエ級数に対して、次数別に差を算出する。そし
て、算出結果を画像表示部に表示する。
【0134】本実施形態では写像を行なうためのデータ
を実験によりあらかじめ取得しておいたが、たとえばマ
スクパターンから直接光学像をモニタする検査装置をも
ちいて取得した光学像データをもちいて、直接写像後の
輪郭を取得する事も可能である。
【0135】(第12の実施形態)図22は、本発明の
第12の実施形態に係わるパターン評価方法の説明に用
いるフローチャートである。
【0136】(ステップS1201)まず第10の実施
形態と同様の手順で抽出したフォトマスクパターンのエ
ッジ点列の座標を得る。
【0137】(ステップS1202)得られたエッジ点
列の座標を用いて、投影光学系に収差が存在しないとい
うモデルにもとづく光リソグラフィシミュレーションを
行ない、光学像にもとづく輪郭を作成する。
【0138】(ステップS1203)次いで、シミュレ
ーションによって作成した輪郭に対してフーリエ解析を
行って、フーリエ級数を算出する。
【0139】(ステップS1204)次いで転写後のウ
ェハをSEMで観察し、第10の実施形態と同様にウェ
ハ上のパターンのエッジ点列の位置座標を得る。
【0140】(ステップS1205)得られたエッジ点
列の位置座標に対してフーリエ解析を行って、フーリエ
級数を算出する。
【0141】(ステップS1206)二つのフーリエ級
数列に対して、各次数におけるフーリエ級数の差を級数
の差を算出する。算出結果を画像表示部110に表示す
ると共に、記憶部109に保存する。
【0142】算出の結果、差の出た成分は2次および3
次の成分であった。このことから、転写後のパターンは
レジストプロセスの影響で長さが短くなっていること、
及び露光装置に3θとよばれる高次収差が存在している
ことが判明した。
【0143】本実施形態は、光学像シミュレーションを
行なう代わりにレジスト中の潜像シミュレーションを行
い、潜像に基づいて輪郭を作成しても良い。潜像から輪
郭を作製することによって、光学シミュレーションから
正確に分からない、ショートニングの効果がより高精度
に評価できるようになる。
【0144】(第13の実施形態)本実施形態は、検査
装置の検査レシピを作成する際に位置決めの基準となる
テンプレートをフーリエ記述子によって作成する方法に
ついて説明する。
【0145】ここでは検査装置として測長SEMを用い
た。
【0146】図23は、本発明の第13の実施形態に係
わるパターン評価方法の説明に用いるフローチャートで
ある。
【0147】(ステップS1301)まず測長SEMに
検査対象パターンが形成されたウェハを搬入し、位置決
めの際の基準画像とするためのパターン(基準パター
ン)の画像を取得する。図24(a)に、取得された基
準パターンの例を示す。
【0148】(ステップS1302)次いで、基準パタ
ーンの画像からエッジ点列の位置座標を取得し、取得さ
れた位置座標に対してフーリエ解析を行って、式(1
7)で定義されるフーリエ級数を求める。
【0149】(ステップS1303)次いで、そのフー
リエ級数の10次の項までを用いて輪郭データを生成す
る。図24(b)に示すように、生成された輪郭線は、
画像表示部110に表示されると共に、画像データとし
て記憶部109に格納される。
【0150】(ステップS1304)次に、検査対象と
なるパターンのある概略位置に移動し、その位置におい
てSEM画像を取得する。図24(c)に、取得された
検査対象パターンの例を示す。
【0151】(ステップS1305)次いで、検査対象
パターンの画像に二次元Sobelフィルタ処理を施
し、さらに二値化処理を施す。図24(d)に、二値化
処理された画像データの例を示す。
【0152】(ステップS1306)次いで、二値化処
理された画像(図24(d))と輪郭データ(図24
(b))との二次元相関係数が最大となる相対位置を検
索し、位置決めを行う(図24(e))。
【0153】これによって、テンプレートに用いた基準
画像が、パターン形成プロセスによって変形していて
も、正規の形状にもとづく輪郭情報に基づいた基準輪郭
を作成する事ができるため、パターン検出のエラーが激
減する。
【0154】(第14の実施形態)図25は、本発明の
第14の実施形態に係わるパターン評価方法の説明に用
いるフローチャートである。
【0155】(ステップS1401)まず、あらかじめ
その輪郭形状が真円との差異が極めて小さいことが確認
されているパターンが形成されたウェハをSEMに搬入
する。そして、SEMで上記パターンの画像を取得し、
その輪郭を抽出する。図26(a)に、取得されたパタ
ーン画像1421を画像表示部110に表示した例を示
す。
【0156】(ステップS1402)取得された画像か
らエッジ点列の位置座標を取得し、取得されたエッジ点
列に対してフーリエ解析を行って、フーリエ級数を算出
する。算出されたフーリエ級数は、図26(b)に示す
ように、エッジ点列1422と共に、棒グラフ1431
として画像表示部110に表示する。
【0157】(ステップS1403)次いで、本来のパ
ターンの級数列とSEMで取得されたエッジ点列の級数
列とを比較する。比較の結果、2次の項が大きい結果と
なった。
【0158】(ステップS1404)そこで、比較の結
果、2次の項が大きかったので、SEMの電子光学系の
非点収差を調整する。非点収差の調整後、再度、パター
ンの画像を取得したところ、図26(c)に示すよう
に、パターン1423の形状はほぼ真円に近かった。ま
た、再度取得されたパターン画像の輪郭からフーリエ級
数を算出した結果、ほぼ真円の輪郭と同様の級数列とな
っていた。
【0159】ここで基準パターンとして真円状のパター
ンを用いたが、本発明はこれに限定されず、使用者は画
像調整に都合の良い任意の形状によって同様の実施を行
なう事ができる。
【0160】(第15の実施形態)先ず、レンズ収差の
無い露光装置で転写した場合にはウェハ上に真円が転写
されるようなパターンを搭載したマスクを用いて、実際
の露光装置でウェハ上にパターン転写を行う。
【0161】次いで、ウェハ上に転写されたパターンを
SEMで観察して、画像データを取得する。図27
(a)に、画像表示部110に表示されたパターンの画
像1521の例を示す。なお、このSEM観察を行う前
に、第14の実施形態で説明した方法を用いてSEMの
電子光学系の調整を行っておくことが好ましい。
【0162】次いで、その画像のエッジ点列の位置座標
を抽出し、抽出されたエッジ点列に対してフーリエ解析
を行って、式(17)にもとづく10次までのフーリエ
級数を算出する。図27(b)に示すように、画像表示
部に抽出されたエッジ点列1522と共に、算出された
フーリエ級数を係数毎に棒グラフ1531を表示する。
【0163】算出の結果、2次の項が大きいことが判明
したため、露光装置のレンズ調整を行なう。調整後、再
度パターン露光を行なってSEM画像を取得したとこ
ろ、図27(c)に示すように、パターン1523の形
状は、ほぼ真円に近かった。また、再度取得されたパタ
ーン画像の輪郭からフーリエ級数を算出した結果、級数
列はほぼ真円であることを示す値となっていた (第16の実施形態)製造ラインでホールパターンのS
EM測長を従来の技術によって行なう際に、同時に画像
データを処理してフーリエ級数を取得する。測長の機会
のたびに、フーリエ級数を取得し、継続的に推移データ
として取得する。図28にフーリエ級数の各次数の変位
を示す。図28(a)は1次の級数の推移データ、図2
8(b)は2次の級数の推移データ、図28(c)は3
次の級数の推移データ、図28(d)は4次の級数の推
移データを示している。なお、図28の横軸の単位は日
数である。
【0164】その結果、図28(c)に示すように、3
次の級数が有る期日を境に増大していることがわかった
ので、露光装置のライン稼動を一時停止し、露光装置の
レンズ調整をおこなった。この手順は第15の実施形態
と同様におこなった。
【0165】光学系の調整後、露光装置のライン稼動を
再開し、上記の推移データを再び取得する。2次以上の
級数列は安定して低い値におさえられていることがわか
った。
【0166】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではない。例えば、パターン画像を表示する画像
表示部および、画像データと、パターンエッジを抽出す
るプログラムと、そのエッジ座標データと、プログラム
と、算出された諸量のデータと、算出された諸量のうち
の少なくとも一つを画像表示部に表示するかまたは任意
の出力装置に出力するプログラムとを格納した記憶装置
は、必ずしも計測装置本体の一部である必要が無い。す
なわちこれらの装置構成部分の少なくともひとつが外部
サーバーやスタンドアロンのコンピュータなどに搭載さ
れていても良く、SEMからパターン画像データをそれ
ら外部サーバーやスタンドアロンのコンピュータなどに
出力し、画像表示および結果表示、諸量の算出および記
憶をSEM本体以外の装置によっておこなうことも本発
明の請求範囲に含まれる。
【0167】その他、本発明は、その要旨を逸脱しない
範囲で、種々変形して実施することが可能である。
【0168】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、取
得された画像から前記パターンのエッジ点の位置座標を
複数抽出し、各エッジ点の位置座標から、最小二乗法に
よって前記エッジ点列を楕円に近似することによって、
近似された楕円の中心座標、長軸の方向、長半径、短半
径、短半径と長半径との比、面積、及び周囲長を算出す
ることができる。その結果、パターンが、完全に水平ま
たは垂直方向に配置していない場合、やパターンのエッ
ジにラフネスがある場合でも、正確なホールパターンの
歪みの定量が可能となり、評価コストが減少する。
【0169】以上説明したように別の本発明によれば、
取得された画像から前記パターンのエッジ点の位置座標
を複数抽出し、各エッジ点の位置座標からフーリエ級数
を算出し、算出されたフーリエ級数を用いて、前記パタ
ーンを近似する近似輪郭線を生成することによって、従
来定量化が困難であったパターンの対称性の崩れを容易
に定量化できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係わるパターン評価装置の概
略構成を示すブロック図。
【図2】第1の実施形態に係わるパターン評価方法を示
すフローチャート。
【図3】第1の実施形態に係わる、図1に示すパターン
評価装置の画像表示部に表示される画像を示す図。
【図4】第2の実施形態に係わるパターン評価方法を示
すフローチャート。
【図5】第2の実施形態に係わる、画像表示部に表示さ
れる画像を示す図。
【図6】第3の実施形態に係わるパターン評価方法を示
すフローチャート。
【図7】第3の実施形態に係わるパターン評価方法の説
明に用いる図。
【図8】第4の実施形態に係わるパターン評価方法を示
すフローチャート。
【図9】第4の実施形態に係わる、画像表示部に表示さ
れる画像を示す図。
【図10】第4の実施形態に係わるパターン評価方法の
説明に用いる図。
【図11】第5の実施形態に係わるパターン評価方法の
説明に用いるフローチャート。
【図12】第5の実施形態に係わる、画像表示部に表示
される画像を示す図。
【図13】第5の実施形態に係わるパターン評価方法の
説明に用いる図。
【図14】第6の実施形態に係わる、画像表示部に表示
される画像を示す図。
【図15】第7の実施形態に係わる、画像表示部に表示
される画像を示す図。
【図16】第8の実施形態に係わる、画像表示部に表示
される画像を示す図。
【図17】第9の実施形態に係わるパターン評価方法の
説明に用いるフローチャート。
【図18】第9の実施形態に係わる、画像表示部に表示
される画像を示す図。
【図19】第10の実施形態に係わるパターン評価方法
の説明に用いるフローチャート。
【図20】第10の実施形態に係わる、画像表示部に表
示される画像を示す図。
【図21】第11の実施形態に係わるパターン評価方法
の説明に用いるフローチャート。
【図22】第12の実施形態に係わるパターン評価方法
の説明に用いるフローチャート。
【図23】第13の実施形態に係わるパターン評価方法
の説明に用いるフローチャート。
【図24】第13の実施形態に係わる、画像表示部に表
示される画像を示す図。
【図25】第14の実施形態に係わるパターン評価方法
の説明に用いるフローチャート。
【図26】第14の実施形態に係わる、画像表示部に表
示される画像を示す図。
【図27】第15の実施形態に係わる、画像表示部に表
示される画像を示す図。
【図28】第16の実施形態に係わる、フーリエ級数の
各次数の変位を示す図。
【符号の説明】
101…電子銃 102…電子光学系 103…半導体ウェハ 104…トレー 105…二次電子信号検出部 106…信号増幅部 107…制御部 108…コンピュータ 109…記憶部 110…画像表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/30 516A Fターム(参考) 2H095 BD02 BD24 BD26 5B057 AA03 BA02 CA12 CA16 CE05 CF05 DC03 DC06 5F046 AA18 FA10 FC04 5L096 BA03 CA02 FA32 FA33 FA64 FA69 GA32

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】試料に形成されたパターンの画像を取得す
    る工程と、 取得された画像から、前記パターンの輪郭を抽出し、抽
    出された輪郭上の複数のエッジ点の位置座標をそれぞれ
    求める工程と、 求められた各エッジ点の位置座標から、最小二乗法によ
    って前記パターンを楕円に近似する工程と、 近似された楕円の中心座標、長軸の方向、長半径、短半
    径、短半径と長半径との比、面積、周囲長のうち少なく
    とも一つを算出する工程とを含むことを特徴とするパタ
    ーン評価方法。
  2. 【請求項2】前記パターンの楕円への近似は、 求められた全エッジ点の重心位置座標を求める工程と、
    該各エッジ点と該重心位置座標から規格化された距離が
    1に近くなるように規格化定数を算出する工程と、 算出された規格化定数から楕円の長半径及び短半径を少
    なくとも算出する工程をと含むことを特徴とする請求項
    1に記載のパターン評価方法。
  3. 【請求項3】前記パターンを楕円に近似した後、 各エッジ点から該楕円におろした各垂線の長さをそれぞ
    れ算出する工程と、 求められた垂線の長さの二乗和を算出する工程とが行わ
    れることを特徴とする、請求項1に記載のパターン評価
    方法。
  4. 【請求項4】前記垂線の長さの二乗和が最小となるよう
    に近似楕円の重心・長短軸および主軸方向を調整するこ
    とを特徴とする請求項3に記載のパターン評価方法。
  5. 【請求項5】試料に形成されたパターンの画像を取得す
    る工程と、 取得された画像から、前記パターンの輪郭を抽出し、抽
    出された輪郭上の複数のエッジ点の位置座標をそれぞれ
    求める工程と、 求められた各エッジ点の位置座標からフーリエ級数を算
    出する工程と、 算出されたフーリエ級数を用いて、前記パターンを近似
    する近似輪郭線を生成する工程とを含むことを特徴とす
    るパターン評価方法。
  6. 【請求項6】前記近似輪郭線から、該近似輪郭線に含ま
    れる少なくとも一対の点間の距離、該一対の点間の方位
    と、近似輪郭線に囲まれる領域の面積と、近似輪郭線の
    長さと、近似輪郭線の主軸方向と、該主軸と該近似輪郭
    線との交点間の長さと、近似輪郭線と各エッジ点との残
    差平方和と、近似輪郭線で囲まれる領域の面積と全エッ
    ジ点で囲まれる領域の面積の差分のうち少なくとも一つ
    を算出することを特徴とする請求項5に記載のパターン
    評価方法。
  7. 【請求項7】前記近似輪郭線は、フーリエ級数の2次よ
    り低次の項を用いて合成されることを特徴とする請求項
    5に記載のパターン評価方法。
  8. 【請求項8】前記近似輪郭線は、フーリエ級数の5次よ
    り低次の項を用いて合成されることを特徴とする請求項
    5に記載のパターン評価方法。
  9. 【請求項9】前記近似輪郭線は、フーリエ級数の偶数次
    の項のみを用いて合成される事を特徴とする請求項5に
    記載のパターン評価方法。
  10. 【請求項10】2種類以上のパターンの輪郭からそれぞ
    れフーリエ級数及び近似輪郭線を求め、求められたフー
    リエ級数から少なくとも二つ以上の係数を選択し、選択
    された係数が空間座標となるように定義された空間にお
    ける、二つ以上の近似輪郭線に対応するフーリエ係数の
    間の距離を算出する事を特徴とする請求項5に記載のパ
    ターン評価方法。
  11. 【請求項11】前記パターンに対応する原パターンが形
    成された原板から、該原パターンの画像を取得する工程
    と、 取得された原パターン画像から、前記原パターンの輪郭
    を抽出し、抽出された輪郭上の複数のエッジ点の位置座
    標をそれぞれ求める工程と、 求められたエッジ点の位置座標からフーリエ級数を算出
    する工程とを更に含み、 前記パターンから求められたフーリエ級数と前記原パタ
    ーンから求められたフーリエ級数との差を次数毎に算出
    する事を特徴とする請求項5に記載のパターン評価方
    法。
  12. 【請求項12】前記パターンに対応する原パターンが形
    成された原板から、該原パターンの画像を取得する工程
    と、 取得された原パターン画像から、前記原パターンの輪郭
    を抽出する工程と、 前記原パターンから抽出された輪郭に対して写像変換を
    施して新たな基準輪郭を算出する工程と、 前記基準輪郭からフーリエ級数を算出する工程とを更に
    含み、 前記パターンから求められたフーリエ級数と前記基準輪
    郭から求められたフーリエ級数との差を次数毎に算出す
    る事を特徴とする請求項5に記載のパターン評価方法。
  13. 【請求項13】前記基準輪郭は、前記原パターンから抽
    出された輪郭に基づいて原パターンの転写シミュレーシ
    ョンを行なって算出される事を特徴とする請求項12に
    記載のパターン評価方法。
  14. 【請求項14】前記基準輪郭は、前記原板を用いて取得
    された転写システムの潜像データから算出される事を特
    徴とする請求項12に記載のパターン評価方法。
  15. 【請求項15】パターンに対応する原パターンが形成さ
    れた原板の設計データから得られる該原パターンの輪
    郭,前記原パターンの画像から抽出された該原パターン
    の輪郭,前記原パターンから抽出された輪郭に基づいて
    原パターンの転写シミュレーションから算出された輪
    郭,或いは前記原板を用いて取得された転写システムの
    潜像データから算出された輪郭を取得する工程と、 取得された輪郭からフーリエ級数の一部とパターンの代
    表位置を算出する工程と、 求められたフーリエ級数から輪郭線を算出する工程と、 前記原パターンが転写された転写パターンを具備する試
    料を画像取得手段を具備する検査装置に搬入する工程
    と、 前記輪郭線と前記画像取得手段で得られた該転写パター
    ンの画像とを比較して、前記試料の位置合わせを行う工
    程とを含む事を特徴とする位置合わせ方法。
  16. 【請求項16】基準パターンを具備する試料を画像取得
    手段を具備する検査装置に搬入する工程と、 前記画像取得手段で前記基準パターンの画像を取得する
    工程と、 取得された画像から、前記基準パターンの輪郭を抽出
    し、抽出された輪郭上の複数のエッジ点の位置座標をそ
    れぞれ求める工程と、 求められた各エッジ点の位置座標からフーリエ級数を算
    出する工程と、 算出されたフーリエ級数に基づいて前記検査装置の診断
    を行なうことを特徴とする検査装置の検査方法。
  17. 【請求項17】露光装置により試料上に転写されたパタ
    ーンの画像を取得する工程と、 取得された画像から、前記基準パターンの輪郭を抽出
    し、抽出された輪郭上の複数のエッジ点の位置座標をそ
    れぞれ求める工程と、 求められた各エッジ点の位置座標からフーリエ級数を算
    出する工程と、 算出されたフーリエ級数に基づいて、フーリエ級数の次
    数に対応付けられた半導体露光装置の調整パラメータに
    対する補正値を算出する手段と、 算出された補正値に基づいて前記露光装置の補正を行う
    工程とを含むことを特徴とする半導体製造工程の管理方
    法。
  18. 【請求項18】露光装置により試料上に転写されたパタ
    ーンの画像を取得する工程と、 取得された画像から、前記基準パターンの輪郭を抽出
    し、抽出された輪郭上の複数のエッジ点の位置座標をそ
    れぞれ求める工程と、 求められた各エッジ点の位置座標からフーリエ級数を算
    出する工程と、 前記フーリエ級数を定められた時間間隔で算出し、その
    推移から前記露光装置の診断を行う工程とを含むことを
    特徴とする半導体製造工程の管理方法。
  19. 【請求項19】コンピュータに、 試料に形成されたパターンの画像データから、前記パタ
    ーンの輪郭を抽出し、抽出された輪郭上の複数のエッジ
    点の位置座標をそれぞれ求める機能と、 求められた各エッジ点の位置座標から、最小二乗法によ
    って前記パターンを楕円に近似する機能と、 近似された楕円の中心座標、長軸の方向、長半径、短半
    径、短半径と長半径との比、面積、周囲長のうち少なく
    とも一つを算出する機能とを実現させるためのプログラ
    ム。
  20. 【請求項20】コンピュータに、 試料に形成されたパターンの画像データから、前記パタ
    ーンの輪郭を抽出し、抽出された輪郭上の複数のエッジ
    点の位置座標をそれぞれ求める機能と、 求められた各エッジ点の位置座標からフーリエ級数を算
    出する機能と、 算出されたフーリエ級数を用いて、前記パターンを近似
    する近似輪郭線を生成する機能とを実現させるためのプ
    ログラム。
JP2001214358A 2001-07-13 2001-07-13 パターン評価方法,位置合わせ方法、検査装置の検査方法,半導体製造工程の管理方法 Expired - Fee Related JP4533563B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001214358A JP4533563B2 (ja) 2001-07-13 2001-07-13 パターン評価方法,位置合わせ方法、検査装置の検査方法,半導体製造工程の管理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001214358A JP4533563B2 (ja) 2001-07-13 2001-07-13 パターン評価方法,位置合わせ方法、検査装置の検査方法,半導体製造工程の管理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003031469A true JP2003031469A (ja) 2003-01-31
JP4533563B2 JP4533563B2 (ja) 2010-09-01

Family

ID=19049194

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001214358A Expired - Fee Related JP4533563B2 (ja) 2001-07-13 2001-07-13 パターン評価方法,位置合わせ方法、検査装置の検査方法,半導体製造工程の管理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4533563B2 (ja)

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005128395A (ja) * 2003-10-27 2005-05-19 Renesas Technology Corp 転写用マスクデータ補正装置
JP2005345925A (ja) * 2004-06-04 2005-12-15 Fujitsu Ltd 光学部品間の調芯方法、調芯プログラム、および調芯装置
JP2006014292A (ja) * 2004-05-28 2006-01-12 Toshiba Corp 画像データの補正方法、リソグラフィシミュレーション方法、プログラム及びマスク
US7177480B2 (en) 2003-06-27 2007-02-13 Kabushiki Kaisha Toshiba Graphic processing method and device
JP2007520697A (ja) * 2003-12-10 2007-07-26 アプライド マテリアルズ イスラエル リミテッド 高度な粗さ度量衡
JP2007263899A (ja) * 2006-03-30 2007-10-11 Toppan Printing Co Ltd パターン形状計測装置及びパターン形状計測方法
US7313781B2 (en) 2004-05-28 2007-12-25 Kabushiki Kaisha Toshiba Image data correction method, lithography simulation method, image data correction system, program, mask and method of manufacturing a semiconductor device
JP2008501120A (ja) * 2004-05-28 2008-01-17 東京エレクトロン株式会社 光学測定における形状ラフネス測定
JP2008256932A (ja) * 2007-04-04 2008-10-23 Hitachi High-Technologies Corp Opcモデリング構築方法、情報処理装置、及び半導体デバイスのプロセス条件を決定する方法
JP2009186338A (ja) * 2008-02-07 2009-08-20 Keyence Corp 欠陥検出装置、欠陥検出方法及びコンピュータプログラム
JP2010034344A (ja) * 2008-07-30 2010-02-12 Sumco Corp 半導体ウェーハの比抵抗値測定方法
JP2010067248A (ja) * 2008-08-09 2010-03-25 Keyence Corp 画像処理におけるパターンモデルの位置決め方法、画像処理装置、画像処理プログラム及びコンピュータで読み取り可能な記録媒体
WO2012002069A1 (ja) * 2010-06-29 2012-01-05 富士フイルム株式会社 形状抽出方法及び装置、並びに寸法測定装置及び距離測定装置
JP2013088120A (ja) * 2011-10-13 2013-05-13 Nagao Seikansho:Kk 缶口金の加締不良検出方法及び検出装置
JP2013186128A (ja) * 2012-03-08 2013-09-19 Applied Materials Israel Ltd ナノメートル寸法を有する特徴部のパラメータを評価するためのシステム、方法、及びコンピュータ読み取り可能媒体
JP2017032671A (ja) * 2015-07-30 2017-02-09 株式会社Screenホールディングス 位置計測装置、データ補正装置、位置計測方法、およびデータ補正方法
KR20180033262A (ko) 2015-09-10 2018-04-02 가부시키가이샤 히다치 하이테크놀로지즈 검사 장치
CN109964307A (zh) * 2016-11-29 2019-07-02 科磊股份有限公司 接合晶片计量
CN116447977A (zh) * 2023-06-16 2023-07-18 北京航天计量测试技术研究所 一种基于激光雷达的圆孔特征测量与参数提取方法

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01240986A (ja) * 1988-03-23 1989-09-26 Aisin Seiki Co Ltd 物体認識における輪郭線抽出判定方法
JPH06317414A (ja) * 1993-05-06 1994-11-15 Toshiba Corp パターン寸法測定装置及びその方法
JPH0727548A (ja) * 1993-07-14 1995-01-27 Hitachi Ltd ホールパターン形状評価装置
JPH0887598A (ja) * 1994-07-22 1996-04-02 Nec Corp パターン認識方式
JP2000121498A (ja) * 1998-10-15 2000-04-28 Nikon Corp 結像性能の評価方法及び装置
JP2000171230A (ja) * 1998-09-29 2000-06-23 Toshiba Corp 微小パタ―ン形状検査方法及びその装置
JP2001110862A (ja) * 1999-10-07 2001-04-20 Hitachi Ltd 微細パターン検査方法
JP2001183116A (ja) * 1999-12-24 2001-07-06 Toppan Printing Co Ltd マスクパターン形状計測方法
JP2001338304A (ja) * 1999-08-26 2001-12-07 Nano Geometry Kenkyusho:Kk パターン検査装置、パターン検査方法および記録媒体
JP2003016463A (ja) * 2001-07-05 2003-01-17 Toshiba Corp 図形の輪郭の抽出方法、パターン検査方法、パターン検査装置、プログラムおよびこれを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01240986A (ja) * 1988-03-23 1989-09-26 Aisin Seiki Co Ltd 物体認識における輪郭線抽出判定方法
JPH06317414A (ja) * 1993-05-06 1994-11-15 Toshiba Corp パターン寸法測定装置及びその方法
JPH0727548A (ja) * 1993-07-14 1995-01-27 Hitachi Ltd ホールパターン形状評価装置
JPH0887598A (ja) * 1994-07-22 1996-04-02 Nec Corp パターン認識方式
JP2000171230A (ja) * 1998-09-29 2000-06-23 Toshiba Corp 微小パタ―ン形状検査方法及びその装置
JP2000121498A (ja) * 1998-10-15 2000-04-28 Nikon Corp 結像性能の評価方法及び装置
JP2001338304A (ja) * 1999-08-26 2001-12-07 Nano Geometry Kenkyusho:Kk パターン検査装置、パターン検査方法および記録媒体
JP2001110862A (ja) * 1999-10-07 2001-04-20 Hitachi Ltd 微細パターン検査方法
JP2001183116A (ja) * 1999-12-24 2001-07-06 Toppan Printing Co Ltd マスクパターン形状計測方法
JP2003016463A (ja) * 2001-07-05 2003-01-17 Toshiba Corp 図形の輪郭の抽出方法、パターン検査方法、パターン検査装置、プログラムおよびこれを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Cited By (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7177480B2 (en) 2003-06-27 2007-02-13 Kabushiki Kaisha Toshiba Graphic processing method and device
JP2005128395A (ja) * 2003-10-27 2005-05-19 Renesas Technology Corp 転写用マスクデータ補正装置
JP4562374B2 (ja) * 2003-10-27 2010-10-13 ルネサスエレクトロニクス株式会社 転写用マスクデータ補正装置
US8340393B2 (en) 2003-12-10 2012-12-25 Applied Materials Israel Limited Advanced roughness metrology
JP4742048B2 (ja) * 2003-12-10 2011-08-10 アプライド マテリアルズ イスラエル リミテッド 高度な粗さ度量衡
JP2007520697A (ja) * 2003-12-10 2007-07-26 アプライド マテリアルズ イスラエル リミテッド 高度な粗さ度量衡
JP2008501120A (ja) * 2004-05-28 2008-01-17 東京エレクトロン株式会社 光学測定における形状ラフネス測定
US7313781B2 (en) 2004-05-28 2007-12-25 Kabushiki Kaisha Toshiba Image data correction method, lithography simulation method, image data correction system, program, mask and method of manufacturing a semiconductor device
JP4842931B2 (ja) * 2004-05-28 2011-12-21 東京エレクトロン株式会社 光学測定における形状ラフネス測定
JP2006014292A (ja) * 2004-05-28 2006-01-12 Toshiba Corp 画像データの補正方法、リソグラフィシミュレーション方法、プログラム及びマスク
JP2005345925A (ja) * 2004-06-04 2005-12-15 Fujitsu Ltd 光学部品間の調芯方法、調芯プログラム、および調芯装置
JP4595393B2 (ja) * 2004-06-04 2010-12-08 富士通株式会社 光学部品間の調芯方法、調芯プログラム、および調芯装置
JP2007263899A (ja) * 2006-03-30 2007-10-11 Toppan Printing Co Ltd パターン形状計測装置及びパターン形状計測方法
JP2008256932A (ja) * 2007-04-04 2008-10-23 Hitachi High-Technologies Corp Opcモデリング構築方法、情報処理装置、及び半導体デバイスのプロセス条件を決定する方法
JP2009186338A (ja) * 2008-02-07 2009-08-20 Keyence Corp 欠陥検出装置、欠陥検出方法及びコンピュータプログラム
JP2010034344A (ja) * 2008-07-30 2010-02-12 Sumco Corp 半導体ウェーハの比抵抗値測定方法
JP2010067248A (ja) * 2008-08-09 2010-03-25 Keyence Corp 画像処理におけるパターンモデルの位置決め方法、画像処理装置、画像処理プログラム及びコンピュータで読み取り可能な記録媒体
WO2012002069A1 (ja) * 2010-06-29 2012-01-05 富士フイルム株式会社 形状抽出方法及び装置、並びに寸法測定装置及び距離測定装置
JP5620990B2 (ja) * 2010-06-29 2014-11-05 富士フイルム株式会社 形状抽出方法及び装置、並びに寸法測定装置及び距離測定装置
JP2013088120A (ja) * 2011-10-13 2013-05-13 Nagao Seikansho:Kk 缶口金の加締不良検出方法及び検出装置
JP2013186128A (ja) * 2012-03-08 2013-09-19 Applied Materials Israel Ltd ナノメートル寸法を有する特徴部のパラメータを評価するためのシステム、方法、及びコンピュータ読み取り可能媒体
JP2017032671A (ja) * 2015-07-30 2017-02-09 株式会社Screenホールディングス 位置計測装置、データ補正装置、位置計測方法、およびデータ補正方法
KR20180033262A (ko) 2015-09-10 2018-04-02 가부시키가이샤 히다치 하이테크놀로지즈 검사 장치
JPWO2017042932A1 (ja) * 2015-09-10 2018-06-14 株式会社日立ハイテクノロジーズ 検査装置
KR102100211B1 (ko) 2015-09-10 2020-04-13 주식회사 히타치하이테크 검사 장치
US10672119B2 (en) 2015-09-10 2020-06-02 Hitachi High-Tech Corporation Inspection device
CN109964307A (zh) * 2016-11-29 2019-07-02 科磊股份有限公司 接合晶片计量
CN109964307B (zh) * 2016-11-29 2023-03-10 科磊股份有限公司 接合晶片计量
CN116447977A (zh) * 2023-06-16 2023-07-18 北京航天计量测试技术研究所 一种基于激光雷达的圆孔特征测量与参数提取方法
CN116447977B (zh) * 2023-06-16 2023-08-29 北京航天计量测试技术研究所 一种基于激光雷达的圆孔特征测量与参数提取方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4533563B2 (ja) 2010-09-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4533563B2 (ja) パターン評価方法,位置合わせ方法、検査装置の検査方法,半導体製造工程の管理方法
TW490591B (en) Pattern inspection apparatus, pattern inspection method, and recording medium
US7817844B2 (en) Pattern inspection apparatus and method
JP4771714B2 (ja) パターン検査装置および方法
US7668373B2 (en) Pattern evaluation method, method of manufacturing semiconductor, program and pattern evaluation apparatus
US9311700B2 (en) Model-based registration and critical dimension metrology
JP5417358B2 (ja) 画像処理装置、及び画像処理を行うためのコンピュータープログラム
JP2006250845A (ja) パターン欠陥検査方法とその装置
KR100387390B1 (ko) 미세 패턴 측정 방법, 미세 패턴 측정 장치 및 미세 패턴 측정 프로그램을 저장한 컴퓨터 판독 가능한 기록 매체
JP2008203109A (ja) パターン寸法計測方法及びその装置
JP2014521230A (ja) Euvフォトマスクの欠陥を解析かつ除去する方法及び装置
JP2004530143A (ja) 走査電子顕微鏡におけるプロセス効果および画像化効果をモデリングする装置および方法
JP2007218711A (ja) 電子顕微鏡装置を用いた計測対象パターンの計測方法
US20050265592A1 (en) Image data correction method, lithography simulation method, image data correction system, program , mask and method of manufacturing a semiconductor device
JP2009198338A (ja) 電子顕微鏡システム及びそれを用いたパターン寸法計測方法
JP2011150146A (ja) 荷電粒子線装置によって得られた画像データの輪郭線抽出方法、及び輪郭線抽出装置
JP4138318B2 (ja) リソグラフィプロセスマージン評価装置、リソグラフィプロセスマージン評価方法およびリソグラフィプロセスマージン評価プログラム
JP4835481B2 (ja) レジストパターン測定方法及びレジストパターン測定装置
JP2009036572A (ja) パターン測定方法及びパターン測定装置
KR20050000332A (ko) 치수 측정 방법, 치수 측정 시스템, 포토마스크 패턴의형상 측정 방법 및 포토마스크의 제조 방법
US8774493B2 (en) Apparatus for forming image for pattern matching
JP2007220471A (ja) 電子顕微鏡
Tabery et al. Use of design pattern layout for automatic metrology recipe generation
JP2003257838A (ja) 露光方法およびそのシステム
JP2020154401A (ja) パターン形状計測方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050311

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061106

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080108

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080310

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061106

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090428

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090629

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100518

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100614

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130618

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees