JP2003031401A - 抵抗器およびその製造方法 - Google Patents

抵抗器およびその製造方法

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JP2003031401A
JP2003031401A JP2001211834A JP2001211834A JP2003031401A JP 2003031401 A JP2003031401 A JP 2003031401A JP 2001211834 A JP2001211834 A JP 2001211834A JP 2001211834 A JP2001211834 A JP 2001211834A JP 2003031401 A JP2003031401 A JP 2003031401A
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resistor
terminal
shaped
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strip
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Inventor
Koichi Ikemoto
浩一 池本
Koji Fukunaga
幸二 福永
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 得られる抵抗値の範囲が広く、かつ外形寸
法、特に端子寸法の精度が良い抵抗器を提供することを
目的とする。 【解決手段】 両端部に少なくとも一つ以上の切り欠き
25を有し、かつ両端部の幅が中心部の幅より狭い金属
板状の抵抗体21の両端に、コの字状の断面形状となっ
て抵抗体21の両端部を挟み込み、低融点金属24によ
り電気的に接続された金属塊状の第1,第2の端子2
2,23とからなる抵抗器を得るものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は通電回路中の電流値
を電圧値として検出するための電流検出用の抵抗器およ
びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術として、特開平6−2080
2号公報に開示されたものが知られている。
【0003】以下、従来の第1の抵抗器について図面を
参照しながら説明する。
【0004】図9(a)は従来の抵抗器の斜視図、図9
(b)は同断面図である。
【0005】図9(a)、(b)において、1は対向し
た両端2、3を有するニッケル、クロム、アルミニウム
および銅との合金からなる抵抗金属の一体構造の抵抗体
である。この抵抗体1の両端2、3には、それらにはん
だ等の導電材料をメッキ等でコーティングして得られた
1対の端子4、5を有する。6は抵抗体1の端子4、5
を除いた中央部分で、抵抗器を実装する際に基板面から
浮かすため端子4、5に対して上方に突出するように曲
がっている。7は抵抗体1の中央部分6に設けられた絶
縁材料である。
【0006】しかしながら、上記従来の第1の抵抗器
は、一体構造の抵抗金属を折り曲げて形成した抵抗器で
あって、抵抗体1はニッケル、クロム、アルミニウムお
よび銅とからなる合金であるため、抵抗体1の表面に薄
い電極材料をコーティングして端子4、5とし、0.1
Ω以下の抵抗値を有する抵抗器とした場合には、抵抗器
に占める端子部分の抵抗値の比率が高くなるので、測定
位置の変化や実装時のはんだ接触面積や量の変化等によ
って測定抵抗値が変動したり、抵抗値の測定再現性が低
いという課題を有していた。
【0007】そして、これら課題を解決した従来の技術
としては、特許協力条約に基づく国際出願の国際公開公
報99/18584号に開示されたものが知られてい
る。
【0008】以下、従来の第2の抵抗器について図面を
参照しながら説明する。
【0009】図10(a)は従来の第2の抵抗器の断面
図(長手方向)、図10(b)は同平面図である。
【0010】図10(a)、(b)において、11は板
状の銅ニッケル合金、ニッケルクロム合金、銅マンガン
ニッケル合金等からなる抵抗体である。12、13は断
面形状がコの字状のもので溝14を有し、全面を錫、錫
鉛、錫銀、錫アンチモン、錫亜鉛、錫ビスマス、銀亜
鉛、銀鉛、金錫、亜鉛等からなる低融点金属15でコー
ティングされており、溝14において低融点金属15を
介して抵抗体11の両端と電気的に接続された第1、第
2の端子であって、抵抗体11より大きい電気伝導率の
銅、銀、金、アルミニウム等の金属からなるものであ
る。低融点金属15は抵抗体11と第1、第2の端子1
2、13とを電気的に接続する用途の他にも、プリント
基板に抵抗器を実装する際の接続材となるものである。
16は剥き出しの抵抗体11に形成された絶縁保護膜で
ある。
【0011】以上のように構成された従来の第2の抵抗
器について、図面を参照しながらその製造方法を説明す
る。
【0012】図11(a)〜(e)は従来の第2の抵抗
器の製造方法を示す工程図である。
【0013】まず、図11(a)に示すように、抵抗体
11(本図では、図示せず)より大きい電気伝導率の
銅、銀、金、アルミニウム等の金属からなる板状の金属
体を、切削、鋳造、鍛造、プレス加工、引き抜き加工等
して、溝14を有する断面形状がコの字状の第1、第2
の端子12、13を形成する。
【0014】次に、図11(b)に示すように、第1、
第2の端子12、13の全面に例えばバレルメッキ等に
よって錫、錫鉛、錫銀、錫アンチモン、錫亜鉛、錫ビス
マス、銀亜鉛、銀鉛、金錫、亜鉛等からなる低融点金属
15を形成する。
【0015】次に、図11(c)に示すように、銅ニッ
ケル合金、ニッケルクロム合金あるいは銅マンガンニッ
ケル合金等からなる板状の金属体を、切断、打ち抜き加
工およびプレス加工等をして体積抵抗率、断面積を変数
として求められる所望の抵抗値を有する板状の直方体形
状の抵抗体11を形成する。
【0016】次に、図11(d)に示すように、低融点
金属15が全面にコーティングされた第1、第2の端子
12、13を、それらが有する溝14を介して抵抗体1
1の両端に被せて金型にセットした後、第1、第2の端
子12、13を冷間鍛造して形状を整えると共に、抵抗
体11と第1、第2の端子12、13とを機械的に接続
し、最後に、これらを低融点金属15の融点以上に保持
された炉中に投入後取り出して、低融点金属15を介し
て第1、第2の端子12あるいは13と抵抗体11とを
電気的に接続する。
【0017】次に、図11(e)に示すように、剥き出
し状態の抵抗体11に絶縁保護膜16を被覆形成して従
来の第2の抵抗器を製造するものである。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の第2の抵抗器では、抵抗体11と端子12、13と
の間の機械的接続強度を十分に確保しつつ、高精度な形
状・寸法を実現するためには、抵抗体11の幅上限が制
限され、それにともなって得られる抵抗値の範囲も狭く
なるという課題を有していた。
【0019】一般に、抵抗体11の組成を一定とし形状
によって抵抗値を制御するには、抵抗体11の長さL、
幅W、厚みTを変数とすることができる。例えば、抵抗
値を低くしたい場合には、抵抗体11の長さLを短く、
あるいは/および幅Wを広く、あるいは/および厚みT
を厚くすることで実現できる。
【0020】例えば、従来工法により、低い抵抗値の抵
抗器を製造するために、抵抗体11の幅Wを広げた場
合、抵抗体11と端子12、13とが接触する部分と、
接触しない部分とでは、端子12、13の伸び方に差が
生じるため、そのばらつきに起因して抵抗器の端子1
2、13の形状・寸法は、ばらつきの大きいものとな
る。特に、端子12、13の長さmが抵抗体11の幅w
より短くなる場合はその傾向が顕著なため、寸法精度を
満足しつつ低い抵抗値を得ることが困難、換言すれば、
外形寸法が抵抗器の抵抗値の下限を支配していた。
【0021】加えて、抵抗器の端子の形成工法が端子を
冷間鍛造して変形させる方法であるので、抵抗体と端子
との嵌め合い具合によって端子の変形状態が異なるた
め、仕上がり(抵抗器)寸法がばらつくという課題を有
していた。
【0022】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、抵抗体と端子との間の機械的接続強度を十分に確保
しつつ、高精度な形状・寸法を持ち、さらに広い抵抗値
範囲を有する抵抗器およびその製造方法を提供すること
を目的とするものである。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の抵抗器は、両端部に少なくとも一つ以上の切
り欠きを有しかつ両端部の幅が中心部の幅より狭い金属
製の板状の抵抗体と、その抵抗体の両端に位置しかつコ
の字状の断面形状となって抵抗体の両端部を挟み込み電
気的に接続された金属製の塊状の端子とからなるもの
で、この構造によれば、抵抗値に合わせて抵抗体の幅が
変わる構造において、従来例よりも低い側に得られる抵
抗値の範囲が広く、かつ外形寸法、特に端子寸法の精度
が良い、抵抗器を実現することができる。
【0024】また、本発明の抵抗器の製造方法は、帯状
の抵抗板から所定形状の抵抗体を切り出す工程と、その
抵抗体の四隅の内少なくとも一隅以上において所定寸法
の切り欠きを設ける工程と、コの字状の断面形状を持つ
金属製の端子の溝に前記抵抗体の両端を差し込んで端子
をかしめると共に電気的に接続させる工程とを備えたも
ので、この製造方法によれば、所定の抵抗値に合わせて
抵抗体の体積抵抗率、断面積が変わる構造の抵抗器を得
る場合において、抵抗器の幅寸法を最大値とする幅の抵
抗体を使用することができ、抵抗器の端子部分において
は、切り欠きを設けることによって、端子部品の溝に端
子の長さmより幅Wが狭い抵抗体を差し込んでかしめる
ので、端子の変形量と方向を制御することができて、外
形寸法、特に端子寸法の精度が良く、広い抵抗値範囲を
有する抵抗器を製造することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、両端部に少なくとも一つ以上の切り欠きを有しかつ
両端部の幅が中心部の幅より狭い金属製の板状の抵抗体
と、その抵抗体の両端に位置しかつコの字状の断面形状
となって抵抗体の両端部を挟み込み電気的に接続された
金属製の塊状の端子とからなるもので、この構造によれ
ば、抵抗器の幅を最大値(上限)とする幅までの抵抗体
を使用して抵抗値を調整することができる。
【0026】端子の長さを変えずに端子の溝へ挿入する
部分の抵抗体の幅だけを狭くして、端子が抵抗体に接触
しない部分を大きく、抵抗体と端子との接触ばらつきを
小さくして端子の伸びばらつきを小さくするので、外形
寸法精度に優れ、より幅の広い抵抗体を使用できるよう
にして、より低い、広い抵抗値範囲を有する抵抗器を実
現することができるという作用を有するものである。
【0027】本発明の請求項2に記載の発明は、両端部
の四隅に切り欠きを有しかつ両端部の幅が中心部の幅よ
り狭い金属製の板状の抵抗体と、その抵抗体の両端に位
置しかつコの字状の断面形状となって抵抗体の両端部を
挟み込み電気的に接続された金属製の塊状の端子とから
なるもので、この構造とすることによって、端子の長さ
を変えずに端子の溝へ挿入する部分の抵抗体の幅だけを
狭くして、端子が抵抗体に干渉しない部分を大きく、抵
抗体と端子との接触ばらつきを小さくして、端子の伸び
ばらつきを小さくするので、外形寸法精度に優れ、より
幅の広い抵抗体を使用できるようにして、より低い抵抗
値、広い抵抗値範囲を有する抵抗器を実現することがで
き、四隅全てに切り欠きを形成するので、請求項1に比
べても、抵抗体と端子とが接触する位置と量をより厳密
に制御して端子の伸び方を制御するので、抵抗器の形状
・寸法のばらつきをさらに小さくするという作用を有す
るものである。
【0028】本発明の請求項3に記載の発明は、両端部
の四隅の切り欠きが抵抗体の上下あるいは/および左右
方向に対して線対称に存在するもので、この構造によれ
ば、端子の溝の中に位置する抵抗体の幅を狭くし、かつ
端子と抵抗体との位置関係をより均等にして冷間鍛造す
るため、端子の伸びを均一・均等化して抵抗器の端子を
得るので、外形寸法の精度が向上した抵抗器を実現する
ことができるという作用を有するものである。
【0029】本発明の請求項4に記載の発明は、金属製
の板状の抵抗体と、その抵抗体の両端に位置しかつコの
字状の断面形状となって抵抗体の両端部を挟み込み電気
的に接続された金属製の塊状の端子とからなる抵抗器に
おいて、抵抗体の表面又は裏面の少なくとも一方の両端
部に凹みを設け、端子の構成材料である金属がその凹み
に入り込むようにしたもので、この構造によれば、抵抗
体の両端に形成された凹みに端子の構成材料である金属
が食い込んでいるため、抵抗体と端子との機械的接続強
度が向上するので、次工程での電気的接続過程において
も抵抗体と端子との位置関係が維持できているために、
抵抗値ばらつきの小さい抵抗器が得られるという作用を
有するものである。
【0030】本発明の請求項5に記載の発明は、帯状の
抵抗板から所定形状の抵抗体を切り出す工程と、その抵
抗体の四隅の内少なくとも一隅以上において所定寸法の
切り欠きを設ける工程と、コの字状の断面形状を持つ金
属製の端子の溝に前記抵抗体の両端を差し込んで端子を
かしめると共に電気的に接続させる工程とを備えたもの
であって、この製造方法によれば、端子の長さを変えず
に端子の溝へ挿入する部分の抵抗体の幅だけを狭くし
て、端子が抵抗体に干渉しない部分を大きく、抵抗体と
端子との接触ばらつきを小さくして、端子の伸びばらつ
きを小さくするので外形寸法精度に優れ、より幅の広い
抵抗体を使用できるようにして、より低い抵抗値、広い
抵抗値範囲を有する抵抗器を実現することができるとい
う作用を有するものである。加えて、端子を共用して広
い抵抗値範囲に対応することができるので、製造コスト
を低減することができる。
【0031】本発明の請求項6に記載の発明は、帯状の
抵抗板から所定形状の抵抗体を切り出す工程と、その抵
抗体の四隅全てに所定寸法の切り欠きを設ける工程と、
コの字状の断面形状を持つ金属製の端子の溝に前記抵抗
体の両端を差し込んで端子をかしめると共に電気的に接
続させる工程とからなるものであって、この製造方法に
よれば、端子の長さを変えずに端子の溝へ挿入する部分
の抵抗体の幅だけを狭くして、端子が抵抗体に接触しな
い部分を大きく、抵抗体と端子との接触ばらつきを小さ
くして、端子の伸びばらつきを小さくするので、外形寸
法精度に優れ、より幅の広い抵抗体を使用できるように
して、より低い抵抗値、広い抵抗値範囲を有する抵抗器
を実現することができるという作用を有するものであ
る。
【0032】本発明の請求項7に記載の発明は、帯状の
抵抗板に所定寸法の切り欠きを設ける工程と、前記帯状
の抵抗板から所定の間隔で個片を切り出して四隅の内少
なくとも一隅以上に切り欠きを有する抵抗体を得る工程
と、コの字状の断面形状を持つ金属製の端子の溝に前記
抵抗体の両端を差し込んで端子をかしめると共に電気的
に接続させる工程とからなるものであって、この製造方
法によれば、帯状の抵抗板から切断(プレス打ち抜き)
によって切り欠き形成と個片化(抵抗体を得る)とを同
時あるいは/別々に行うと共に、所望の抵抗値に合わせ
て抵抗体の幅を変化させて抵抗体を得ることができるの
で、広い範囲の抵抗値に対応することができると共に、
抵抗体材料の歩留まりを向上させて製造コストも低減で
きるという作用を有するものである。
【0033】本発明の請求項8に記載の発明は、帯状の
抵抗板に所定寸法の切り欠きを設ける工程と、前記切り
欠きを二分すると共に前記帯状の抵抗板から所定の間隔
で個片を切り出し抵抗体とする工程と、コの字状の断面
形状を持つ金属製の端子の溝に前記抵抗体の両端を差し
込んで端子をかしめると共に電気的に接続させる工程と
からなるものであって、この製造方法によれば、切り欠
きを二分するので、個片化(抵抗体を得る)の際の切り
代を無くすことができるので、抵抗体材料の歩留まりを
向上させて製造コストも低減できると共に、所望の抵抗
値に合わせて抵抗体の幅を変化させて抵抗体を得ること
ができるので、広い範囲の抵抗値に対応することができ
るという作用を有するものである。
【0034】本発明の請求項9に記載の発明は、所定寸
法の切り欠きを所定の間隔で複数個形成した帯状の抵抗
板の前記切り欠きを二分すると共に帯状の抵抗板から所
定の間隔で個片を切り出して抵抗体とする工程と、コの
字状の断面形状を持つ金属製の端子の溝に前記抵抗体の
両端を差し込んで端子をかしめると共に電気的に接続さ
せる工程とからなるものであって、この製造方法によれ
ば、切り欠きを形成するユニットと抵抗板を切断するユ
ニットの位置を変更できるようにしているため、切り欠
きを二等分しつつ所望の抵抗値に合わせて抵抗体形状の
制御ができるので、材料や形状のばらつきを有する抵抗
板を使用した場合においても、抵抗値の変更を容易に
し、かつ抵抗値分布の小さい抵抗器を提供することがで
きるという作用を有するものである。
【0035】本発明の請求項10に記載の発明は、帯状
の抵抗板に所定寸法の切り欠きを所定の間隔で形成する
工程と、前記切り欠きを形成した帯状の抵抗板を所定の
距離だけ送る工程と、前記切り欠きを二分すると共に前
記帯状の抵抗板から所定の間隔で個片を切り出して抵抗
体とする工程と、コの字状の断面形状を持つ金属製の端
子の溝に前記抵抗体の両端を差し込んで端子をかしめる
と共に電気的に接続させる工程とからなるものであっ
て、この製造方法によれば、切り欠きを形成するユニッ
トと抵抗板を切断するユニットとを同一プレス中に配置
することができるため、材料や形状のばらつきを有する
抵抗板を使用した場合においても、抵抗値の変更を容易
に、かつ抵抗値分布の小さい抵抗器を提供することがで
き、プレス機が一台で良いため設備コストが低減できる
という作用を有するものである。
【0036】本発明の請求項11に記載の発明は、所定
の距離が抵抗板の送り数と抵抗体幅の積で決めた距離と
したものであって、この製造方法によれば、切り欠きを
形成するユニットの位置と抵抗板を切断するユニットの
位置を自由に設定することができ、連動させることがで
きるので切り欠きを形成しつつ抵抗体の幅も変更するこ
とができるため、材料や形状のばらつきを有する抵抗板
を使用した場合においても、抵抗値の変更を容易にする
ことができ、かつ形状ばらつきの小さいものを得ること
ができるので抵抗値のばらつきも小さくすることができ
るという作用を有するものである。
【0037】本発明の請求項12に記載の発明は、帯状
の抵抗板から所定の間隔で個片を切り出して抵抗体とす
る工程と、コの字状の断面形状を持つ金属製の端子の溝
に前記抵抗体の両端を差し込む工程を有する抵抗器の製
造方法において、抵抗体に端子を差し込んだ後に、位置
決め部材に対し抵抗体と端子の一方の側面を対向させ、
他方の側面からバネによって端子と抵抗体を付勢して位
置を決め工程とからなるものであって、この製造方法に
よれば、位置決め部材の位置を容易にかつ微量単位で変
えて調整することができ、さらにかしめを行っている間
も抵抗板と端子との位置関係を維持することができるの
で、広い範囲の幅の抵抗体と端子との組合せにおいて、
端子の長さm方向に対して中心付近に抵抗板を配置する
ことができ、かしめ時の端子の形状寸法のばらつきも小
さくなるという作用を有するものである。
【0038】本発明の請求項13に記載の発明は、帯状
の抵抗板から所定の間隔で個片を切り出し抵抗体とする
工程と、コの字状の断面形状の金属製の端子の溝に前記
抵抗体の両端を差し込む工程と、端子をかしめる工程を
有する抵抗器の製造方法において、端子をかしめる工程
が抵抗体と端子とを仮配置した状態で、端子を軽くかし
めて抵抗体と端子とを仮固定する工程と、それらをその
状態で別ステージに移す工程と、移動後のステージにて
端子の形を作ると共に抵抗体と端子とを本格的に機械的
にかしめ上げる工程とからなるものであって、この製造
方法によれば、抵抗体と端子とを確実に片寄せして配置
した後、端子が伸びない程度に仮かしめして、抵抗体と
端子とを仮固定することができると共に、端子の金属が
かしめ金型にかみ込むまで伸びないので、製品を容易に
取り出すことができ、バリも低減することができるとい
う作用を有するものである。
【0039】本発明の請求項14に記載の発明は、帯状
の抵抗板のエッジ近傍にエッジに平行した凹みを形成す
る工程と、その帯状の抵抗板から所定の間隔で個片を切
り出して抵抗体とする工程と、コの字状の断面形状の金
属製の端子の溝に前記抵抗体の両端を差し込む工程と、
前記抵抗体の凹みに端子の金属が入り込むまでかしめて
抵抗体と端子とを機械的に固定する工程とからなるもの
であって、この製造方法によれば、端子の溝の中に抵抗
体の凹みを有した部分を差し込むので、端子をかしめる
際に端子の肉を端子の凹みの中に入り込ませることがで
き、端子と抵抗体とを強力に結合させることができると
いう作用を有するものである。
【0040】本発明の請求項15に記載の発明は、帯状
の抵抗板から所定の間隔で個片を切り出して抵抗体とす
る工程と、抵抗体の両端に凹みを形成する工程と、コの
字状の断面形状を持つ金属製の端子の溝に前記抵抗体の
両端を差し込む工程と、前記抵抗体の凹みに端子の金属
が入り込むまでかしめて抵抗体と端子とを機械的に固定
する工程とからなるものであって、この製造方法によれ
ば、抵抗板のフープ作製の際、例えば圧延と同時に抵抗
板に凹みを形成することができるので、凹みを形成する
工数を低減することができ、かつ端子の溝の中に抵抗体
の凹みを有した部分を差し込むので、端子をかしめた際
に端子の肉を抵抗体の凹みの中に入り込ませることがで
きて、端子と抵抗体とを強力に結合させることができる
という作用を有するものである。
【0041】(実施の形態1)以下、本発明の実施の形
態1における抵抗器およびその製造方法について、図面
を参照しながら説明する。
【0042】図1(a)は本発明の実施の形態1におけ
る抵抗器の断面図、図1(b)(c)(d)は同抵抗器
の平面図である。
【0043】図1(a),(b),(c),(d)にお
いて、21は板状の銅ニッケル合金,ニッケルクロム合
金,銅マンガンニッケル合金等からなる抵抗体であり、
25はその抵抗体21の長手方向の両端に形成した切り
欠きである。22,23は断面がコの字状で、前記抵抗
体21の電気伝導率より大きい電気伝導率を有する銅,
銀,金,アルミニウム等の金属からなり、かつ全面に、
例えば錫,錫鉛,錫銀,錫アンチモン,錫亜鉛,錫ビス
マス,銀亜鉛,銀鉛,金錫,亜鉛等からなる低融点金属
24をコーティングした第1,第2の端子で、この第
1,第2の端子22,23は抵抗体21の両端を溝26
で少なくとも上下から挟むと共に低融点金属24を介し
て抵抗体21と電気的に接続されている。前記低融点金
属24は抵抗体21と第1,第2の端子22,23との
電気的接続の用途以外にも、プリント基板上に抵抗器を
実装する際の接続材となるものである。
【0044】切り欠き25の形状は、上記図1(b)に
示すように抵抗体21の端面に一つ形成するものから、
図1(c),(d)に示すように抵抗体21の長手方向
の両端四隅全てに形成するものまで有る。
【0045】切り欠き25の位置は、図1(d)に示す
ように、抵抗体21の両端に抵抗体21の上下あるいは
/および左右方向に対して線対称に存在する場合もあ
る。
【0046】以上のように構成された本発明の実施の形
態1における抵抗器について、図面を参照しながらその
製造方法を説明する。
【0047】図2は本発明の実施の形態1における抵抗
器の製造方法を示す工程図である。
【0048】まず、図2(a)に示すように、抵抗体2
1(本図では図示せず)の電気伝導率より大きい電気伝
導率を有する銅,銀,金,アルミニウム等の金属からな
る板状の金属体(本図では図示せず)を切削、鋳造、鍛
造、プレス加工、引き抜き加工等して、断面がコの字状
となる第1,第2の端子22,23を形成する。
【0049】次に、図2(b)に示すように、第1,第
2の端子22,23の全面に例えばバレルメッキ等によ
って、錫,錫鉛,錫銀,錫アンチモン,錫亜鉛,錫ビス
マス,銀亜鉛,銀鉛,金錫,亜鉛等からなる低融点金属
24を形成する。
【0050】次に図2(c)に示すように、銅ニッケル
合金,ニッケルクロム合金,銅マンガンニッケル合金等
からなる板状の抵抗板(本図では図示せず)を切断、打
ち抜き加工およびプレス加工等をして、体積抵抗率、断
面積および長さから求められる所望の抵抗値を有する板
状の所定形状の抵抗体21を形成する。
【0051】次に、図2(d)に示すように、打ち抜き
加工(プレス加工)等をして、抵抗体21に切り欠き2
5を設ける。なお、打ち抜き加工(プレス加工)等によ
る切り欠き25の数は、1〜4個までに数量限定するも
のではなく、状況に応じて数量を増減して形成しても良
い。
【0052】次に、図2(e)に示すように低融点金属
24が全面にコーティングされた第1,第2の端子2
2,23を抵抗体21の両端に被せて金型にセットし
て、第1,第2の端子22,23を冷間鍛造する。さら
に、これらを低融点金属24の融点以上に保持された炉
中に投入後取り出し(以上図示せず)て、低融点金属2
4を介して第1,第2の端子22,23と抵抗体21を
電気的に接続して抵抗器とする。
【0053】次に、図2(f)に示すように、保護膜2
7を形成して保護膜形成後の抵抗器を製造する場合もあ
る。
【0054】さて、図2(c)では、銅ニッケル合金,
ニッケルクロム合金,銅マンガンニッケル合金等からな
る板状の抵抗体21を、切断、打ち抜き加工およびプレ
ス加工等をして体積抵抗率、断面積および長さから求め
られる所望の抵抗値を有する直方体状の抵抗体21を形
成し、その後に切り欠き25を形成していたが、先に切
り欠き25を形成し、その後に、所望形状の板状の抵抗
体21を形成するというように切り欠き25の形成順序
を入れ替えてもかまわない。
【0055】また、この例では、切り欠き25を二分す
るように板状の抵抗板(本図では図示せず)から抵抗体
21を切り出したが、切り欠き25に掛からない(切り
欠き25を分割しない)ように個片を切り出して抵抗体
21としてもかまわない。
【0056】さらに、この例では、切り欠き25の形成
と切断・分割を同時に行って抵抗体21としていたが、
その代わりに、切り欠き25を二個以上まとめて形成し
た後に、別ステージに移してから切断・分割して抵抗体
21を取り出す方法でもかまわない。
【0057】また、所望の抵抗値に対して求めた抵抗体
21の幅に合わせたピッチで切り欠き25を形成した後
に、抵抗体21の幅の量を数個分送ってから、抵抗体2
1の幅に合わせた間隔で板状の抵抗板(本図では図示せ
ず)を切断して抵抗体21を取り出す方法でもかまわな
い。
【0058】さらには、所望の目的抵抗値に対して求め
た抵抗体21の幅に合わせたピッチで切り欠き25を形
成した後に、あらかじめ、切り欠き25の形成位置と切
断位置との距離を固定した設備において、その距離を抵
抗体21の幅と抵抗体21の数との積に置き換え、抵抗
体21の幅に合わせて送り数(抵抗体21の数)を変数
として調整しながら切断して個片(抵抗体21)を取り
出す方法でもかまわない。
【0059】図3(a)(b)に、図2(c)の工程を
実現するための設備の構成を示す。
【0060】抵抗板41をその幅方向から挟んで進行方
向へ導くための円形抵抗体ガイド42と、打ち抜いて切
り欠き25を形成するための角カットパンチ43とから
なるユニットA44がマイクロメータヘッド45で位置
決めされ、抵抗板41はピッチ送りシリンダー46によ
りストッパー47,48間のストロークで送られる。ピ
ッチ送りシリンダー46は、図3(b)に示すようにピ
ッチ送りシリンダー46aとピッチ送りシリンダー46
bとを有し、ピッチ送りシリンダー46aは上下に可動
し、下方向に移動した際には上下へは固定状態のピッチ
送りシリンダー46bと共に抵抗板41を挟む。49
a,49bは抵抗板41をその厚み方向からガイドする
ためのクランプである。48はピッチ送りシリンダー4
6の停止位置バラツキを防止するためのストッパーであ
る。
【0061】ピッチ送りシリンダー46が抵抗板41を
厚み方向に挟むとクランプ49は厚み方向のガイドを解
除し、続いてピッチ送りシリンダー46が図3(a)
(b)の左から右へ、ストッパー48に接するまで移動
することによって抵抗板41を送る。その後、ピッチ送
りシリンダー46aが図3(b)のように上へ移動して
ピッチ送りシリンダー46が抵抗板41への圧接を解除
した状態となり、図3(a)で示すストッパー47と接
するまで右から左へ戻る。その際、クランプ49aは下
に移動し、上下へは固定状態のクランプ49bと共に抵
抗板41を挟む。50はピッチ送りシリンダー46とユ
ニットA44との距離を調整するためのマイクロメータ
ヘッド45に付属して、マイクロメータヘッド45の移
動量を測定するためのダイヤルゲージである。52は抵
抗板41を切断するためのパンチである。51は抵抗板
41の幅方向ズレを防止するための略コの字状のガイド
であり、抵抗板41の両側をその凹み部に位置させ、幅
方向のズレを防止している。51と52とからなるユニ
ットB53が、機能的にはユニットA44と独立して、
ユニットA44と共にプレス機内に設置されている。
【0062】次に、図3を用いて動作を詳細に説明す
る。
【0063】抵抗板41がその幅方向を円形抵抗体ガイ
ド42に挟まれながら、ピッチ送りシリンダー46によ
って図3(a)(b)の左から右へ送られる。ユニット
A44において、角カットパンチ43が上下に駆動し抵
抗板41を打ち抜いて抵抗板41に所定のピッチで切り
欠き25を形成する。ガイド51によりガイドされた抵
抗板41がピッチ送りシリンダー46でパンチ52まで
抵抗体21に相当する幅の所定数分(倍数分)送られ、
パンチ52によって切り欠き25を有した抵抗体21を
得る。
【0064】以上の過程を経て得られた本発明の実施の
形態1における抵抗器の外形寸法を測定した。そして、
比較用として、本発明と同じ(切り欠き無し状態での)
中心部分の幅の抵抗体21を用いて同様に抵抗器を製造
し、外形寸法を測定して比較した。
【0065】本発明の抵抗器の幅が、平均値3.2mm
で、σが0.02mmであるのに対して、比較例では平
均値3.15mmで、σが0.04mmであった。
【0066】この比較結果からも明らかなように、本発
明の実施の形態1においては、外形寸法精度に優れる抵
抗器を得ることができるものである。
【0067】(実施の形態2)以下、本発明の実施の形
態2における抵抗器およびその製造方法について、図面
を参照しながら説明する。
【0068】本発明の実施の形態2における抵抗器の製
造方法によって得られる抵抗器は、図1に示したものと
同様であり、また、その製造方法の大きな流れは図2に
示したものと基本的には同様である。
【0069】しかしながら、詳細において異なる点は、
図2(e)のところである。
【0070】図4は、図2(e)に示した低融点金属2
4が全面にコーティングされた第1,第2の端子22,
23を抵抗体21の両端に被せて金型にセットして、第
1,第2の端子22,23を冷間鍛造し、さらに、これ
らを低融点金属24の融点以上に保持された炉中に投入
後取り出し(以上図示せず)て、低融点金属24を介し
て第1,第2の端子22,23と抵抗体21を電気的に
接続して抵抗器を得るという工程をさらに詳細に示す工
程図である。
【0071】まず、図4(a)に示すように抵抗体21
の両端に、低融点金属24が全面にコーティングされた
第1,第2の端子22,23を差し込む。
【0072】次に、図4(b)に示すように、位置決め
部材32に対し抵抗体21と第1,第2の端子22,2
3の一方の側面を対向させる。
【0073】次に、図4(c)に示すように、他方の側
面からバネ33によって抵抗体21を付勢すると共に、
第1,第2の端子22,23を位置決め部材34に対し
ても付勢して位置を決める。
【0074】そして、図4(d)に示すようにプレスす
ることによって、第1,第2の端子22,23を冷間鍛
造し、さらに、これらを低融点金属24の融点以上に保
持された炉中に投入後取り出し(以上図示せず)て、低
融点金属24を介して第1,第2の端子22,23と抵
抗体21を電気的に接続して抵抗器を得る。
【0075】図5に、図4(b)と(c)の工程を実現
するための設備の構成を示す。
【0076】61は第1,第2の端子22,23を仮配
置するためのステージである。62はステージ61内に
仮配置された後の第1,第2の端子22,23を次ステ
ージに搬送するためのステージである。63は抵抗板4
1から切り出された抵抗体21と、ステージ62後の第
1,第2の端子22,23を受ける組立てステージであ
る。64はステージ63にて、第1,第2の端子22,
23を外側から内側へ押し寄せ仮位置されたものを吸着
で受けるステージである。65は短手方向から抵抗体2
1と第1,第2の端子22,23を挟み、かつ短手方向
の抵抗体21と第1,第2の端子22,23の配置をセ
ンターに持っていくためのセンタリングプッシャーであ
り、第1のセンタリングプッシャー65a,第2のセン
タリングプッシャー65bからなる。66は第1,第2
のセンタリングプッシャー65a,65bに付随してそ
の中央部に位置し、外部治具(図示せず)と連動して、
第1,第2のセンタリングプッシャー65a,65bの
一部であり、第1,第2の端子22,23を押さえるガ
イド67との段差を可変に設定するためのゲージであ
り、第1,第2のゲージ66a,66bとからなる。こ
の段差は抵抗体21の側面と第1,第2の端子22,2
3の側面との差に一致(対応)する。
【0077】次に、図5を用いて動作を詳細に説明す
る。
【0078】第1,第2の端子22,23を、パーツフ
ィーダ(図示せず)等で供給して、ステージ61に仮配
置する。これらをこの配置のままスライドさせてステー
ジ62に移動し、真空吸着によって、第1,第2の端子
22,23をステージ63へ移動させると共に、目的抵
抗値に対して求めた幅の抵抗体21を抵抗板41から切
り出してステージ63の第1,第2の端子22,23の
間に送り込む。
【0079】第1,第2の端子22,23を外側から内
側へ押し寄せる。吸着によって、これらをステージ64
の上に移動する。第1のセンタリングプッシャー65a
と第1のゲージ66aとで設定した段差は、ロット毎の
抵抗体21の幅と第1,第2の端子22,23の長さと
の組み合わせ毎に変更し、第2のセンタリングプッシャ
ー65bと第2のゲージ66bとの組み合わせにおいて
は、第2のゲージ66bにバネを付けて第1,第2の端
子22,23と抵抗体21の反対側面に形成された段差
に添わせて仮固定の役割をする。
【0080】第1のセンタリングプッシャー65aにお
いて、第1のゲージ66aの位置を、抵抗体21の幅と
抵抗器の幅外形との差の半値と、ゲージ66とガイド6
7との間に発生させる段差とが同じになるように調整す
る。ステージ64で第2のセンタリングプッシャー65
bで第1のセンタリングプッシャー65a側へ押し寄せ
る。第2のセンタリングプッシャー65bと第2のゲー
ジ66bとに取り付けたバネによって、第2のセンタリ
ングプッシャー65bが隙間無く第1のセンタリングプ
ッシャー65aと共に、抵抗体21と第1,第2の端子
22,23を挟みこむ。
【0081】この過程を経て得られた本発明の実施の形
態2における抵抗器の、第1の端子22の側面から抵抗
体21の側面までの距離と、第2の端子23の側面から
抵抗体21の側面までの距離を測定した。そして、従来
品についても同じ箇所を同様の方法で測定した。測定デ
ータは、左右のズレ値として加工して求め比較した。
【0082】本発明の抵抗器の値が、平均値で0.05
mm、σで0.01mmであるのに対して、従来品(比
較品)の値は、平均値0.1mmで、σが0.02mm
であった。
【0083】この比較結果からも明らかなように、本発
明の実施の形態2においては、抵抗体21が抵抗器の中
心に配置できており、寸法精度に優れる抵抗器を得るこ
とができるものである。
【0084】(実施の形態3)以下、本発明の実施の形
態3における抵抗器およびその製造方法について、図面
を参照しながら説明する。本発明の実施の形態3におけ
る抵抗器の製造方法によって得られる抵抗器は、図1に
示したものと同様であり、また、その製造方法の大きな
流れは、図2に示したものと基本的には同様である。
【0085】しかしながら、詳細において異なる点は図
2(e)のところである。
【0086】図6は、図2(e)に示した低融点金属2
4が全面にコーティングされた第1,第2の端子22,
23を抵抗体21の両端に被せて金型にセットして、第
1,第2の端子22,23を冷間鍛造し、さらに、これ
らを低融点金属24の融点以上に保持された炉中に投入
後取り出し(以上図示せず)て、低融点金属24を介し
て第1,第2の端子22,23と抵抗体21を電気的に
接続して抵抗器を得るという工程をさらに詳細に示す工
程図である。
【0087】まず、図6(a)に示すように、抵抗体2
1の両端に低融点金属24が全面にコーティングされた
第1,第2の端子22,23を差し込む。
【0088】次に、図6(b)に示すように、この状態
で金属片35で第1,第2の端子22,23を軽く(端
子22,23の表面を少し変形させることによって)か
しめて、抵抗体21と第1,第2の端子22,23とを
仮固定する。
【0089】次に、図6(c)に示すように、この状態
で別ステージに移し(図示せず)、移動後のステージに
て、第1,第2の端子22,23を冷間鍛造し、さら
に、これらを低融点金属24の融点以上に保持された炉
中に投入後取り出し(以上図示せず)て、低融点金属2
4を介して第1,第2の端子22,23と抵抗体21を
電気的に接続して抵抗器を得る。
【0090】この過程を経て得られた本発明の実施の形
態3における抵抗器の幅を測定した。そして、従来品に
ついても同様に測定し比較した。
【0091】本発明の抵抗器の値が、平均値3.2m
m、σ0.02mmであるのに対して、従来品(比較
品)の値は、平均値3.2mm、σ0.04mmであっ
た。
【0092】この比較結果からも明らかなように、本発
明の実施の形態3においては、抵抗体21と、第1,第
2の端子22,23との位置関係が維持された状態で本
かしめもできるので、第1,第2の端子22,23の幅
方向の伸びをバランス良く高精度に制御することがで
き、寸法精度に優れる抵抗器を得ることができるもので
ある。
【0093】(実施の形態4)以下、本発明の実施の形
態4における抵抗器およびその製造方法について図面を
参照しながら説明する。
【0094】本発明の実施の形態4における抵抗器の製
造方法によって得られる抵抗器は、図1に示したものと
同様であり、また、その製造方法の大きな流れは図2に
示したものと基本的には同様である。
【0095】しかしながら、詳細において異なる点は、
図2(c)のところである。
【0096】図7は、図2(c)に示した銅ニッケル合
金,ニッケルクロム合金,銅マンガンニッケル合金等か
らなる板状の金属体(本図では図示せず)を、切断、打
ち抜き加工およびプレス加工等をして、体積抵抗率、断
面積および長さから求められる所望の抵抗値を有する板
状の所定形状の抵抗体21を形成するという工程をさら
に詳細に示す工程図である。
【0097】まず、図7(a)に示すように、銅ニッケ
ル合金,ニッケルクロム合金,銅マンガンニッケル合金
等からなる板状の金属体を、切断、打ち抜き加工および
プレス加工等をして、体積抵抗率、断面積および長さか
ら求められる所望の抵抗値を有する板状の所定形状の抵
抗体21を形成する。
【0098】次に、図7(b)に示すようにパンチ(本
図では図示せず)を用いて、抵抗体21の両端に凹み3
6を形成する。
【0099】図8に図7(b)の工程を実現するための
パンチの構成を説明する。72と73はパンチ71に形
成された鋭角の突起である。72と73の間隔は抵抗体
21の長手寸法より内側であって、かつ抵抗体21に第
1,第2の端子22,23を被せた場合に第1,第2の
端子22,23が覆う位置となるように設定されてい
る。
【0100】次に図8を用いて、動作を説明する。
【0101】抵抗体21を切り出した後、突起72,7
3を有するパンチ71に対して抵抗体21を配置し、パ
ンチ71を抵抗体21に打ちつけて抵抗体21の所定位
置に凹み36を形成する。
【0102】以後、図2(d)以降と同じ過程を経て得
られた本発明の実施の形態4における抵抗器の第1,第
2の端子22,23と抵抗体21との接続強度を測定し
た。そして、従来品についても同様に測定し比較した。
【0103】本発明の抵抗器の値が、平均値4kg、σ
0.2kgであるのに対して、従来品(比較品)の値
は、平均値2kg、σ0.2kgであった。
【0104】この比較結果からも明らかなように、本発
明の実施の形態4においては、第1,第2の端子22,
23と抵抗体21との接続強度が強力な抵抗器を得るこ
とができるものである。
【0105】なお、帯状の抵抗板のエッジ近傍にそのエ
ッジに平行した凹み36を圧延と共に、プレスやけがき
等によって形成した後、その帯状の抵抗板(本図では図
示せず)から所定の間隔で個片を切り出して抵抗体21
としても良いし、個片に切り出した後に凹み36を設け
ても良い。
【0106】
【発明の効果】以上のように本発明の抵抗器は、両端部
に少なくとも一つ以上の切り欠きを有しかつ両端部の幅
が中心部の幅より狭い金属製の板状の抵抗体と、その抵
抗体の両端に位置しかつコの字状の断面形状となって抵
抗体の両端部を挟み込み電気的に接続された金属製の塊
状の端子とからなるもので、この構造によれば、抵抗値
に合わせて抵抗体の幅が変わる構造において、従来例よ
りも低い側に得られる抵抗値の範囲が広く、かつ外形寸
法、特に端子寸法の精度が良い、抵抗器を実現すること
ができるという効果を有するものである。
【0107】また、本発明の抵抗器の製造方法は、帯状
の抵抗板から所定形状の抵抗体を切り出す工程と、その
抵抗体の四隅の内、少なくとも一隅以上において所定寸
法の切り欠きを設ける工程と、コの字状の断面形状を持
つ金属製の端子の溝に前記抵抗体の両端を差し込んで端
子をかしめると共に電気的に接続させる工程とを備えた
もので、この製造方法によれば、抵抗値に合わせて抵抗
体の幅が変わる構造の抵抗器を得る場合において、抵抗
器の外形サイズを最大幅とする抵抗体を使用することが
でき、抵抗器の端子部分においては、切り欠きを設ける
ことによって端子の溝に端子の長さmより幅Wが狭い抵
抗体を差し込んでかしめるので、端子の変形量と方向を
制御することができ、外形寸法、特に端子寸法において
ばらつきが小さく、抵抗値範囲が広い抵抗器を製造する
ことができるという効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の実施の形態1における抵抗器の
断面図 (b)〜(d)同抵抗器の平面図
【図2】(a)〜(f)本発明の実施の形態1における
抵抗器の製造方法を示す工程図
【図3】(a)本発明の実施の形態1における抵抗器の
製造方法のうち図2(c)〜(d)を詳細に説明するた
めの設備構成を示す平面図 (b)同側面図
【図4】(a)〜(d)本発明の実施の形態2における
抵抗器の製造方法のうち図2(e)を詳細に説明するた
めの工程図
【図5】本発明の実施の形態2における抵抗器の製造方
法のうち、図4(b)〜(c)を詳細に説明するための
設備構成を示す平面図
【図6】(a)〜(c)本発明の実施の形態3における
抵抗器の製造方法のうち図2(e)を詳細に説明するた
めの工程図
【図7】(a)〜(b)本発明の実施の形態4における
抵抗器の製造方法のうち図2(c)を詳細に説明するた
めの工程図
【図8】本発明の実施の形態4における抵抗器の製造方
法のうち図7(b)を詳細に説明するための設備構成を
示す平面図
【図9】(a)従来の抵抗器の斜視図 (b)同抵抗器の断面図
【図10】(a)従来例の第2の抵抗器の断面図 (b)同抵抗器の平面図
【図11】(a)〜(e)本発明の実施の形態1におけ
る抵抗器の製造方法を示す従来の抵抗器の製造方法を示
す工程図
【符号の説明】
21 抵抗体 22 第1の端子 23 第2の端子 24 低融点金属 25 切り欠き 26 溝 27 保護膜

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端部に少なくとも一つ以上の切り欠き
    を有しかつ両端部の幅が中心部の幅より狭い金属製の板
    状の抵抗体と、その抵抗体の両端に位置しかつコの字状
    の断面形状となって抵抗体の両端部を挟み込み電気的に
    接続された金属製の塊状の端子とからなる抵抗器。
  2. 【請求項2】 両端部の四隅に切り欠きを有しかつ両端
    部の幅が中心部の幅より狭い金属製の板状の抵抗体と、
    その抵抗体の両端に位置しかつコの字状の断面形状とな
    って抵抗体の両端部を挟み込み電気的に接続された金属
    製の塊状の端子とからなる抵抗器。
  3. 【請求項3】 両端部の四隅の切り欠きが抵抗体の上下
    あるいは/および左右方向に対して線対称に存在する請
    求項2に記載の抵抗器。
  4. 【請求項4】 金属製の板状の抵抗体と、その抵抗体の
    両端に位置しかつコの字状の断面形状となって抵抗体の
    両端部を挟み込み電気的に接続された金属製の塊状の端
    子とからなる抵抗器において、抵抗体の表面又は裏面の
    少なくとも一方の両端部に凹みを設け、端子の構成材料
    である金属がその凹みに入り込むようにした抵抗器。
  5. 【請求項5】 帯状の抵抗板から所定形状の抵抗体を切
    り出す工程と、その抵抗体の四隅の内少なくとも一隅以
    上において所定寸法の切り欠きを設ける工程と、コの字
    状の断面形状を持つ金属製の端子の溝に前記抵抗体の両
    端を差し込んで端子をかしめると共に電気的に接続させ
    る工程とからなる抵抗器の製造方法。
  6. 【請求項6】 帯状の抵抗板から所定形状の抵抗体を切
    り出す工程と、その抵抗体の四隅全てに所定寸法の切り
    欠きを設ける工程と、コの字状の断面形状を持つ金属製
    の端子の溝に前記抵抗体の両端を差し込んで端子をかし
    めると共に電気的に接続させる工程とからなる抵抗器の
    製造方法。
  7. 【請求項7】 帯状の抵抗板に所定寸法の切り欠きを設
    ける工程と、前記帯状の抵抗板から所定の間隔で個片を
    切り出して四隅の内少なくとも一隅以上に切り欠きを有
    する抵抗体を得る工程と、コの字状の断面形状を持つ金
    属製の端子の溝に前記抵抗体の両端を差し込んで端子を
    かしめると共に電気的に接続させる工程とからなる抵抗
    器の製造方法。
  8. 【請求項8】 帯状の抵抗板に所定寸法の切り欠きを設
    ける工程と、前記切り欠きを二分すると共に前記帯状の
    抵抗板から所定の間隔で個片を切り出し抵抗体とする工
    程と、コの字状の断面形状を持つ金属製の端子の溝に前
    記抵抗体の両端を差し込んで端子をかしめると共に電気
    的に接続させる工程とからなる抵抗器の製造方法。
  9. 【請求項9】 所定寸法の切り欠きを所定の間隔で複数
    個形成した帯状の抵抗板の前記切り欠きを二分すると共
    に帯状の抵抗板から所定の間隔で個片を切り出し抵抗体
    とする工程と、コの字状の断面形状を持つ金属製の端子
    の溝に前記抵抗体の両端を差し込んで端子をかしめると
    共に電気的に接続させる工程とからなる抵抗器の製造方
    法。
  10. 【請求項10】 帯状の抵抗板に所定寸法の切り欠きを
    所定の間隔で形成する工程と、前記切り欠きを形成した
    帯状の抵抗板を所定の距離だけ送る工程と、前記切り欠
    きを二分すると共に前記帯状の抵抗板から所定の間隔で
    個片を切り出し抵抗体とする工程と、コの字状の断面形
    状を持つ金属製の端子の溝に前記抵抗体の両端を差し込
    んで端子をかしめると共に電気的に接続させる工程とか
    らなる抵抗器の製造方法。
  11. 【請求項11】 所定の距離が抵抗板の送り数と抵抗体
    幅の積で決めた距離である請求項10に記載の抵抗器の
    製造方法。
  12. 【請求項12】 帯状の抵抗板から所定の間隔で個片を
    切り出し抵抗体とする工程と、コの字状の断面形状を持
    つ金属製の端子の溝に前記抵抗体の両端を差し込む工程
    を有する抵抗器の製造方法において、抵抗体に端子を差
    し込んだ後に、位置決め部材に対し抵抗体と端子の一方
    の側面を対向させ、他方の側面からバネによって端子と
    抵抗体を付勢して位置を決め工程を有する抵抗器の製造
    方法。
  13. 【請求項13】 帯状の抵抗板から所定の間隔で個片を
    切り出し抵抗体とする工程と、コの字状の断面形状を持
    つ金属製の端子の溝に前記抵抗体の両端を差し込む工程
    と、端子をかしめる工程を有する抵抗器の製造方法にお
    いて、端子をかしめる工程が抵抗体と端子とを仮配置し
    た状態で端子を軽くかしめて抵抗体と端子とを仮固定す
    る工程と、それらをその状態で別ステージに移す工程
    と、移動後のステージにて端子の形を作ると共に抵抗体
    と端子とを本格的に機械的にかしめ上げる工程とからな
    る抵抗器の製造方法。
  14. 【請求項14】 帯状の抵抗板のエッジ近傍にエッジに
    平行した凹みを形成する工程と、その帯状の抵抗板から
    所定の間隔で個片を切り出して抵抗体とする工程と、コ
    の字状の断面形状の金属製の端子の溝に前記抵抗体の両
    端を差し込む工程と、前記抵抗体の凹みに端子の金属が
    入り込むまでかしめて抵抗体と端子とを機械的に固定す
    る工程とを有する抵抗器の製造方法。
  15. 【請求項15】 帯状の抵抗板から所定の間隔で個片を
    切り出し抵抗体とする工程と、抵抗体の両端に凹みを形
    成する工程と、コの字状の断面形状を持つ金属製の端子
    の溝に前記抵抗体の両端を差し込む工程と、前記抵抗体
    の凹みに端子の金属が入り込むまでかしめて抵抗体と端
    子とを機械的に固定する工程とを有する抵抗器の製造方
    法。
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