JP2003030884A - クリーニングカートリッジ - Google Patents

クリーニングカートリッジ

Info

Publication number
JP2003030884A
JP2003030884A JP2001218458A JP2001218458A JP2003030884A JP 2003030884 A JP2003030884 A JP 2003030884A JP 2001218458 A JP2001218458 A JP 2001218458A JP 2001218458 A JP2001218458 A JP 2001218458A JP 2003030884 A JP2003030884 A JP 2003030884A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cleaning
disk
disc
cleaning cartridge
recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001218458A
Other languages
English (en)
Inventor
Kyoji Ogawa
恭司 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYOWA SONIKKU KK
Original Assignee
KYOWA SONIKKU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KYOWA SONIKKU KK filed Critical KYOWA SONIKKU KK
Priority to JP2001218458A priority Critical patent/JP2003030884A/ja
Publication of JP2003030884A publication Critical patent/JP2003030884A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
  • Optical Head (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 光学レンズや磁気ヘッド等に対して悪影響を
与えることなく、確実にこれら塵埃を除去できるクリー
ニングカートリッジ、及びクリーニング方法を提供す
る。 【解決手段】 少なくとも円盤状のディスク1を備え、
該ディスク1の半径方向に沿ってクリーニングトラック
4を設けた環状面には、厚さ方向に窪んだ1又は2以上
の窪み部3が形成され、当該窪み部3の窪み面はディス
ク表面に露出していることを特徴とするクリーニングカ
ートリッジ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ディスクや光磁気
ディスクに記録されたデータを読み取ったり、データを
記録したりする為に使用される光学レンズや磁気ヘッド
に蓄積又は不着した塵埃を除去する為のクリーニングカ
ートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクや光磁気ディスクは大容量の
情報記録媒体として、また保存信頼性の高い情報記録媒
体として脚光を浴びている。これら光・光磁気ディスク
は、光又は光磁気ディスクドライブでデータの再生(読
み取り)や記録が行われ、当該光・光磁気ディスクドラ
イブは、オーディオやコンピュータ等を始めとして各種
電子・電気機器に搭載されている。
【0003】そして光ディスクドライブや光磁気ディス
クドライブに於けるデータの検出は、通常、光ピックア
ップ方式によって行われている。この光ピックアップ方
式では、光源からの光を、対物レンズを介して光ディス
クや光磁気ディスクの信号面に焦点を合わせ、この信号
面で反射された光を光検出器で検出してピットの有無を
検出する。従って、この光ピックアップの対物レンズに
ゴミ等が付着すると正確なピットの有無を検出すること
ができないことから、この検出部は、よりクリーンな状
態が維持される必要がある。
【0004】従来、CDプレーヤー等、光ディスクドラ
イブを備える電子・電気機器に於いては、光ピックアッ
プの対物レンズ等の光学レンズに付着したゴミを除去す
る為、光学レンズ用のクリーニングカートリッジが使用
されている。このクリーニングカートリッジは、ディス
ク本体の光学レンズと対向する側にブラシ、糸、布など
のクリーニング部材が配置されている。かかる光学レン
ズ用のクリーニングカートリッジは、ディスクの回転に
よるクリーニング部材と光学レンズとの接触により、光
学レンズ表面に蓄積又は付着した塵埃を除去することが
できる。
【0005】また、MDプレーヤー等、光磁気ディスク
ドライブを備える電子・電気機器に於いては、更に当該
ドライブの磁気ヘッドに付着したゴミを除去する為、磁
気ヘッド用のクリーニングカートリッジが使用されてい
る。このクリーニングカートリッジは、ディスク本体の
磁気ヘッドと対向する側に植毛シート、研磨剤シートな
どのクリーニング部材が配置されている。かかる磁気ヘ
ッド用のクリーニングカートリッジは、ディスクの回転
によるクリーニング部材と磁気ヘッドとの接触により、
磁気ヘッド表面に蓄積又は付着した塵埃を除去すること
ができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のクリーニングカートリッジ、及びこれを用いた光学
レンズや磁気ヘッドのクリーニング方法では、クリーニ
ング部材が光学レンズや磁気ヘッドと接触することか
ら、クリーニング部材が摩耗してしまうこととなり、耐
久性の点で未だ改良の余地を有するものとなっていた。
【0007】特に光学レンズのクリーニングに際して
は、クリーニング部材が光学レンズに接触することか
ら、当該光学レンズに傷を付けてしまったり、焦点が微
妙に調整された光ピックアップの対物レンズに悪影響を
及ぼす事も懸念されている。また従前のクリーニングカ
ートリッジは、光ディスクにクリーニング部材を設置す
ることで、ディスクに突起物が付く構造となっており、
その結果、光ディスクをプレーヤーに出し入れする時
に、クリーニングブラシ等のクリーニング部材がディス
クプレーヤーに引っ掛かる等の不都合や、該プレーヤー
内でクリーニング部材が変形してしまうことも懸念され
ていた。
【0008】また磁気ヘッドのクリーニングに際して
も、クリーニング部材が磁気ヘッドに接触することか
ら、この接触により磁気ヘッドを痛めたりする事が懸念
されていた。
【0009】本発明は上記問題点を解決する為になされ
たものであって、その目的は、光学レンズや磁気ヘッド
等のデータ再生・記録部に対して悪影響を与えることな
く、且つ確実にこれら光学レンズや磁気ヘッドに蓄積又
は付着した塵埃を除去する事のできるクリーニングカー
トリッジ、及びクリーニング方法を提供することであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のクリーニングカ
ートリッジは、ディスクの盤面に1又は2以上の窪みを
設たものであり、このディスクをディスクドライブ内で
回転させることで、当該窪みにより空気の流れを生じさ
せ、当該空気流によってディスクドライブの光学レンズ
や磁気ヘッド等のデータの再生・記録部に蓄積又は付着
した塵埃を除去するものである。即ち、本発明のクリー
ニングカートリッジは、これら光学レンズや磁気ヘッド
とは非接触としながらも、塵埃を除去することができる
クリーニングカートリッジ及びクリーニング方法であ
る。
【0011】而して本発明のクリーニングカートリッジ
は、少なくとも円盤状のディスクを備えており、該ディ
スクは、その半径方向に沿う環状面に、厚さ方向に窪ん
だ1又は2以上の窪み部が形成され、当該窪み部の窪み
面は露出していることを特徴とする。このクリーニング
カートリッジは、情報記録媒体に於いて規格化された大
きさに形成することができる。
【0012】斯かる本発明のクリーニングカートリッジ
は、CD−ROM、CD−R、CD−RW等のコンパク
トディスク(CD)に関する媒体、DVD−RAM、D
VD−R、DVD−RW等のデジタルビデオディスク
(DVD)に関する媒体、ビデオコンパクトディスク
(VCD)に関する媒体、ミニディスク(MD)に関す
る媒体、及び光磁気ディスク(MO)に関する媒体な
ど、光学的な方法により情報を読み出すことのできる情
報記録媒体に対して、データを記録したり又は読み取る
ことのできるディスクドライブ、及び当該ディスクドラ
イブを用いた電気・電子機器に於いて使用し得るように
形成する。即ち、本クリーニングカートリッジは、各種
ディスクドライブにおいて、通常使用される情報記録媒
体と同じように駆動させる必要があることから、各ディ
スクドライブ毎に規格化された情報記録媒体と同じ大き
さを有する必要がある。
【0013】そして本クリーニングカートリッジは、前
記ディスクドライブや、これを用いた電気・電子機器に
於いて、情報記録媒体に記録されたデータを読み取った
り或いは記録したりするデータ再生・記録部に蓄積又は
付着した塵埃を除去するものである。この為、本明細書
中のディスクドライブとは、前記コンパクトディスク
(CD)やデジタルビデオディスク(DVD)等の光学
的な方法により情報を読み出すことのできる情報記録媒
体を駆動させる機構及び構成と、当該情報記録媒体に記
録されたデータを読み取ったり記録したりするデータ再
生・記録部とを含むものである。当該情報記録媒体の駆
動機構とデータ再生・記録部とは一体化されていても良
く、また相互に関連づけて別体に形成されていても良
い。かかるディスクドライブとしては、例えば電子計算
機のディスクドライブや音響機器又は映像機器の再生部
等が挙げられる。
【0014】本クリーニングカートリッジに於ける窪み
部は、ディスクの半径方向に沿う環状面に形成される。
当該環状面は、通常データーが記録され、また読み取り
が行われる面のことである。そしてこの窪み部は、当然
クリーニング対象となるデータ再生・記録部(例えば、
光学レンズや磁気ヘッド等)と対向する面に設けられ、
ディスクの表面、裏面或いは両面に形成することもでき
る。
【0015】また、当該窪み部は、多角形や円形など各
種形状に形成した窪みを整列又は散点状に設ける他、少
なくとも当該ディスクの円周方向と交差する向きの溝を
1又は2以上形成することもできる。そしてこの窪み部
の窪んでいる面は露出している。つまり当該窪み部に
は、従前に於けるブラシなどが植毛されることなく、ま
た研磨シートが充填されることもなく、窪んだ面はディ
スクの表に露出して形成されている。
【0016】そして、この窪み部はディスクの表裏面に
貫通することなく、一方が閉塞された窪みとして形成さ
れる必要がある。即ち、この窪み部は貫通孔とは区別し
て形成される。これは、後述するようにクリーニングカ
ートリッジの再生に際してのスキップ時に於けるデータ
の読み取りエラーを回避する為、及びディスクの回転時
で生じる空気流れを一定の方向に確実に生じさせる為で
ある。
【0017】このように形成した窪み部は、本クリーニ
ングカートリッジがディスクドライブに於いて回転する
と空気流を生じさせ、その風圧で塵埃を除去することが
できる。依って、当該窪み部の深さや大きさ、及び形状
や数等は、当該ディスクドライブに於ける回転速度との
兼ね合いで適宜選択、設計されることとなる。また、そ
の形成箇所は当該ディスクドライブに於ける塵埃を除去
する部分との兼ね合いで適宜選択、設計することができ
る。
【0018】なお、本クリーニングカートリッジ中のデ
ィスクに、ディスクドライブで再生可能なデータを記録
することも自由である。かかるデータとしては、例えば
本クリーニングカートリッジの使用手順に関する説明
や、その他の音楽・映像データを記録することもでき
る。
【0019】また本発明では、前記クリーニングカート
リッジの技術に関連し、ディスクドライブ中、データの
再生・記録部に蓄積又は付着した塵埃を除去するデータ
再生・記録部のクリーニング方法も提供する。このクリ
ーニング方法も、ディスクドライブの光学レンズや磁気
ヘッド等のデータの再生・記録部とは非接触としながら
も、これらに蓄積又は付着した塵埃を除去するものであ
る。
【0020】即ち、ディスク状の情報記録媒体に記録さ
れたデータの再生又は記録を行うデータ再生・記録部に
蓄積又は付着した塵埃を除去する方法であって、厚さ方
向に1又は2以上の窪みを設けたディスクを駆動させる
事により、当該窪み部で空気流を生じさせ、当該空気流
によりデータ再生・記録部に蓄積又は付着した塵埃を除
去するデータ再生・記録部のクリーニング方法である。
【0021】このクリーニング方法を実施するに際して
は、例えば前記本発明に斯かるクリーニングカートリッ
ジを好適に使用することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき、本発明のデ
ィスクプレーヤー用クリーナーを説明する。 『実施の形態1』図1は、本発明のクリーニングカート
リッジの一の実施の形態を示す。特にこの実施の形態に
示すクリーニングカートリッジは、コンパクトディスク
プレーヤー等、コンパクトディスクを用いるディスクド
ライブ及びこれを用いた電気・電子機器(コンピュータ
やオーディオなど)に於いて好適に使用し得るクリーニ
ングカートリッジである。
【0023】本実施の形態に係るクリーニングカートリ
ッジは、全体略平板環状に形成されている。即ち、本ク
リーニングカートリッジは、略平板環状のディスク1と
して形成されている。このディスク1の片面に存在する
記録エリアには3つのトラックが設置されている。即
ち、最内周側の音楽トラック2、その外周側に設けられ
たクリーニングトラック4、そして最外周側に設けられ
た音声トラック5である。そして、このクリーニングト
ラック4には、窪み部が設けられており、本実施の形態
中、当該窪み部はディスク1の半径方向に延びる溝3と
して形成されている。図1中、当該溝はディスク1の直
径方向に対向して設けられているが、この様な配置及び
個数に限られることなく適宜設計変更することができ
る。そして、前記クリーニングトラック4は、当該溝3
が配置される関係上、少なくとも当該溝3の長さ及び幅
以上に形成される必要がある。
【0024】前記図1に示すクリーニングカートリッジ
は、更に図2に示すように溝3を形成する事ができる。
図2は、図1に示すクリーニングカートリッジに於ける
A−A’方向の要部断面図である。
【0025】本クリーニングカートリッジはディスク1
によって形成されており、このディスク1は、通常のコ
ンパクトディスクの規格、即ち厚さ1.2(+0.3,
−0.1)mmに形成され、その厚み内に深さ0.8m
m、幅1mm、長さ20mmの溝3が形成されている。
この溝は、当該ディスク1中の、ディスクドライブの光
学レンズ6と対向する側(即ち、信号読み取り側)の面
に形成されている。ディスクドライブに於けるディスク
1の回転に伴い、当該溝3によって空気の流れが変わ
り、その空気流7がクリーニングカートリッジの回転面
と対向して配置された光学レンズ6に向かって流れる。
この溝3は容易に風力を発生することができるように、
厚さ方向に窪む壁の内、回転方向の後端側に存在する壁
が、該ディスク1の回転面に対して鉛直方向に窪んでい
ることが望ましい。
【0026】このように、本発明ではディスク1に窪み
部(溝3)を形成していることから、当該窪み部(溝
3)による空気流7を一定方向に、且つ確実に生じさせ
ることができる。このことは、仮にディスクに貫通孔を
設け、この貫通孔によって空気流を生じさせた場合とは
顕著に相違する。
【0027】即ち、ディスクの光学レンズに対向する側
からその裏側に向かって貫通孔を設けた場合には、空気
流が逆流して、光学レンズに向かう空気流はなくなって
しまうことから、当該光学レンズのクリーニング効果を
得ることができない結果となる。またこの貫通孔はディ
スクを厚さ方向に貫通するため、表裏両側から空気が流
れ込んだ場合、お互いの空気流が反目し合うこととな
り、塵埃の除去に必要な空気流の発生を減衰する結果と
なる。しかし、本発明のように窪み部(溝3)を設ける
場合には、光学レンズや磁気ヘッドなどのデータ再生・
記録部に向かって(即ち一定方向に)確実に空気流を発
生させることができるため、これらデータ再生・記録部
に蓄積又は付着した塵埃を確実に除去する事ができる。
【0028】また、貫通孔を設けた場合には、空気流の
流れが一定方向ではないという問題から、光学レンズ及
び磁気ヘッドのクリーニングを確実に行うことはできな
かったが、光学レンズ側及び磁気ヘッド側(即ち表裏両
側)の各々に独立した窪み部(溝)を形成する事によ
り、光学レンズ及び磁気ヘッドのクリーニングを確実に
行うことができる。
【0029】ディスク1の信号読み取り側の内、この溝
3を設置するクリーニングトラック4は、無声音を記録
して一つのエリアとし、このエリアは少なくとも当該溝
が収まる範囲で確保される。このクリーニングトラック
の前後には、前記音声トラック2、5が設けられてお
り、内側に存在する音声トラック2には、例えば本クリ
ーナの使用方法等のアナウンスや音声を収録することも
できる。
【0030】次に本クリーニングカートリッジの操作・
使用方法を説明する ディスクドライブ(及びこれを用いた電気・電子機器)
に於いて、このクリーニングカートリッジを再生する
と、通常、音声トラック2の再生(読み取り)後、引き
続きクリーニングトラック4の信号の読み取りを開始す
る。しかし、このクリーニングトラック4に設置された
溝3により読み取り信号が遮断され、読み取りエラーを
起こすことになる。そこで、音声トラック2の終了後、
音声トラック5へのスキップ操作を行い、信号読み取り
エラーを防ぐと共に、クリーニングトラック4をスキッ
プする動作に際して、光学レンズ6と溝3により発生す
る空気流7の風力によって、光学レンズ6に蓄積された
埃を除去するクリーニング動作を行う。このような操作
によりクリーニング動作を行えるのは、本発明のクリー
ニングカートリッジでは、ディスクの厚さ方向に窪んだ
窪み部(溝3)を形成している事による、即ち、光ディ
スクや光磁気ディスクに記録された信号(データ)は、
光学レンズから発射されたレーザー光をディスク(読み
取り面)で反射させ、この反射したレーザー光を光学レ
ンズで読み取ることで再生することができる。この為、
仮にディスク1のクリーニングトラック4に貫通孔を形
成した場合には、クリーニングトラック4をスキップさ
せて、音楽トラック2から音声トラック5へ読み取り動
作をさせても、クリーニングトラック4の貫通孔でディ
スク面によるレーザー光の反射がなくなってしまうこと
から、光学レンズで信号を読み取ることができずにエラ
ーとなってしまう。この点、本発明のように当該クリー
ニングトラック4に形成されるのが窪み部(溝3)であ
る場合には、クリーニングトラック4のスキップ操作に
際して読み取りエラーが生じる事はなく、音声トラック
2の終了後、音声トラック5へのスキップ操作に於い
て、データ記録・再生部を確実にクリーニングすること
ができる。即ち、本発明のクリーニングカートリッジで
は、クリーニングトラック4に貫通孔を形成した場合に
於ける読み取りエラーを解消した上で、確実に空気流7
により塵埃を除去するものである。
【0031】なお、本発明に於いて、最外周側に設けら
れる音声トラック5には、終了メッセージや音楽を収録
しても構わない。勿論、上記した溝3の寸法や形状は一
例を示したものであり、空気流7の風力を増すために、
溝3の寸法や回転面に対する当該溝3の角度を変更する
ことができ、また当該溝3を複数設置すること、配置パ
ターンやレイアウトを螺旋状、曲線状、或いは円形など
に形成する事も可能である。
【0032】また、この実施形態1に示したクリーニン
グカートリッジは、そのサイズを変更することにより、
デジタルビデオディスク(DVD)プレーヤー等、デジ
タルビデオディスクを用いるドライブや、これを用いた
電気・電子機器でも使用することができる。この場合、
形成されるクリーニングカートリッジは、通常市販され
ているDVDと同じ規格で形成されることが望ましい。
【0033】前記実施の形態1に関し、本発明のクリー
ニングカートリッジは、更に以下に示す実施の形態とす
ることができる。 『実施の形態2』図3に示すクリーニングカートリッジ
は、特に光磁気ディスク(MO)ドライブ等、光磁気デ
ィスクを用いるディスクドライブ及びこれを用いた電気
・電子機器(コンピュータやオーディオなど)に於いて
好適に使用し得るクリーニングカートリッジである。
【0034】この図3に示すクリーニングカートリッジ
は、図1及び2に示したものと大凡同じに形成されたデ
ィスク11を、当該光磁気ディスク(MO)媒体に於い
て規格化された大きさの筐体内に収容して形成されてい
る。
【0035】通常、当該光磁気ディスク(MO)は、デ
ィスク11に相当する部分が直径88.9mm(3.5インチ)
であり、これを縦90(+0,-0.4)mm、横94(±0.3)mm、厚さ
6(±0.2)mmの筐体内に収容するものとして規格化され
ている。依って、本実施の形態のクリーニングカートリ
ッジもこの規格サイズに合わせて形成される。
【0036】本実施の形態中、特にディスク11の両面
に溝3,3’を形成している点で、前記実施の形態1に
示したディスク1とは異なっている。この内ディスクの
読み取り面に形成された溝3は、前記図1及び2に示し
たものと同じように光学レンズ6に蓄積又は付着した塵
埃を除去することができ、また読み取り面の反対側に形
成された溝3’は、前記溝3と同じ作用によって磁気ヘ
ッド8に体積又は付着した塵埃を除去することができ
る。その他、図3に示すクリーニングカートリッジ中、
図1及び2と同じ部材に付いては、同一の符号を付して
説明を省略する。 『実施の形態3』前記実施の形態1及び2に示したクリ
ーニングカートリッジに関して、特にミニディスク(M
D)プレイヤー等、ミニディスクを用いるディスクドラ
イブ及びこれを用いた電気・電子機器(コンピュータや
オーディオなど)に於いて好適に使用し得るクリーニン
グカートリッジとすることもできる。
【0037】即ち、本実施の形態に於けるクリーニング
カートリッジは、前記実施の形態1及び2と同じように
平板環状に形成したディスクを、規格化された筐体内に
収容して形成されている。
【0038】通常、当該ミニディスクは、ディスクに相
当する部分が直径64ミリであって、これを縦72(+0,-0.
4)mm、横68(+6,-0)mm、厚さ5(±0.2)mmの筐体内に収容
するものとして規格化されている。依って、本実施の形
態に示すクリーニングカートリッジも、この規格サイズ
に合わせて形成される。
【0039】そして、再生専用のミニディスクドライブ
に於いては、前記実施の形態1と同じように溝3を形成
し、録音及び再生を行うミニディスクドライブでは、前
記実施の形態2と同じように溝3及び3’を形成する。
これにより、当該ディスク21が回転し、溝3(及び
3’)で空気流が生じると、その風圧で光レンズや磁気
ヘッドに蓄積又は付着した塵埃を除去することができ
る。
【0040】
【発明の効果】本発明は、上記の通り、ディスクに溝な
どの窪みを設けることで、ディスク回転による空気流を
生じさせ、これにより光学レンズや磁気ヘッドに蓄積又
は付着した塵埃を除去するものである。依って、本クリ
ーニングカートリッジでは、これら光学レンズや磁気ヘ
ッド等の再生・記録部とは接触することなく(非接触)
で、これらに堆積又は付着した塵埃を除去することがで
きる。
【0041】この為、従前のクリーニングカートリッジ
の様に、クリーニング部材の摩耗による耐久性の問題
や、クリーニング部材が接触することによる光学レンズ
の損傷などに関する問題、更にプレーヤー等への出し入
れに際して引っ掛かる等の問題を一挙に解決することが
できる。即ち、本クリーニングカートリッジは、安全且
つ確実に光学レンズや磁気ヘッド等の再生・記録部をク
リーニングすることができる。
【0042】しかも、本発明のクリーニングカートリッ
ジは、より簡易な構造であることから、その製造容易性
を著しく向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関するクリーニングカートリッジを示
す底面図である。
【図2】図1に示すクリーニングカートリッジに於ける
A−A’方向の要部断面図である。
【図3】他の実施の形態に於けるクリーニングカートリ
ッジの溝を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ディスク 2 音声トラック 3 溝 4 クリーニングトラック 5 音声トラック 6 光学レンズ 7 空気流 8 磁気ヘッド

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも円盤状のディスクを備えてお
    り、該ディスクは、その半径方向に沿う環状面に、厚さ
    方向に窪んだ1又は2以上の窪み部が形成され、当該窪
    み部の窪み面は露出していることを特徴とするクリーニ
    ングカートリッジ。
  2. 【請求項2】前記窪み部は溝状に形成されており、少な
    くとも当該ディスクの円周方向と交差する向きに形成さ
    れている請求項1記載のクリーニングカートリッジ。
  3. 【請求項3】前記窪み部は、ディスクドライブに於ける
    データの再生及び記録部の少なくとも何れかが設けられ
    た個所と対向する位置に形成されている請求項1又は2
    の何れか一項記載のクリーニングカートリッジ。
  4. 【請求項4】前記窪み部は、ディスクの回転によって空
    気流を生じさせ、当該空気流により、ディスクドライブ
    に於けるデータの再生及び記録部の少なくとも何れかに
    蓄積又は付着した塵埃を除去する請求項1〜3の何れか
    一項記載のクリーニングカートリッジ。
  5. 【請求項5】ディスク状の情報記録媒体に記録されたデ
    ータの再生又は記録を行うデータ再生・記録部に蓄積又
    は付着した塵埃を除去する方法であって、 厚さ方向に1又は2以上の窪みを設けたディスクを駆動
    させる事により、当該窪み部で空気流を生じさせ、当該
    空気流によりデータ再生・記録部に蓄積又は付着した塵
    埃を除去するデータ再生・記録部のクリーニング方法。
  6. 【請求項6】前記データ再生・記録部のクリーニング
    は、前記ディスクが当該データ再生・記録部に接触する
    ことなく行われる請求項5記載のクリーニング方法。
JP2001218458A 2001-07-18 2001-07-18 クリーニングカートリッジ Pending JP2003030884A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001218458A JP2003030884A (ja) 2001-07-18 2001-07-18 クリーニングカートリッジ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001218458A JP2003030884A (ja) 2001-07-18 2001-07-18 クリーニングカートリッジ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003030884A true JP2003030884A (ja) 2003-01-31

Family

ID=19052634

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001218458A Pending JP2003030884A (ja) 2001-07-18 2001-07-18 クリーニングカートリッジ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003030884A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012172815A1 (ja) * 2011-06-16 2012-12-20 パナソニック株式会社 光ドライブシステム、光ドライブシステムに用いられるカートリッジ及び駆動装置並びに光ドライブシステムの清浄方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012172815A1 (ja) * 2011-06-16 2012-12-20 パナソニック株式会社 光ドライブシステム、光ドライブシステムに用いられるカートリッジ及び駆動装置並びに光ドライブシステムの清浄方法
CN103081013A (zh) * 2011-06-16 2013-05-01 松下电器产业株式会社 光驱系统、光驱系统所用光盘盒、驱动装置及光驱系统的清洁方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7565716B2 (en) Cleaning method and device for objective lens of optical disc device
JP4228214B2 (ja) 光ディスク再生装置のトレー
US20030231427A1 (en) Magnetic disk cartridge
JP2003030884A (ja) クリーニングカートリッジ
US20020093895A1 (en) Optical disc, disc cartridge and optical disc drive
JP2000149493A (ja) ディスク装置
JP2000222852A (ja) ディスクカートリッジ
JP2005251364A (ja) ディスクドライブ装置及び電子機器
KR100514254B1 (ko) 디스크구동장치의트레이
JP2000149465A (ja) ディスク装置
JP3136914U (ja) レンズクリーナー用ディスク
US20100223634A1 (en) Optical disc apparatus
JP4000405B2 (ja) ディスク載置用トレイおよびディスク装置ならびにディスク載置用トレイの製造方法
KR200193753Y1 (ko) 광디스크
JP2008097724A (ja) 光ディスク装置
KR100588894B1 (ko) 픽업 유닛의 대물렌즈 먼지 제거장치
JPH0366081A (ja) 対物レンズのクリーニング装置
JP2003187474A (ja) 光学記録/再生装置及びそのヘッド
KR200245383Y1 (ko) 컴팩트 디스크 케이스
JP2000268531A (ja) ディスク装置
JPH1145417A (ja) ミニディスクプレーヤのクリーニングカートリッジ
JPH11162017A (ja) 光情報記録媒体
WO2006083192A1 (fr) Dispositif de nettoyage de tetes optiques destinees a lire des donnees a partir de disques compacts dvd
JP2002093138A (ja) ディスクドライブ装置
JP2004310970A (ja) 光ディスク装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080704

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080704

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090324

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090714