JPH0366081A - 対物レンズのクリーニング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［ａ業上の利用分野］ 本発明は、情報記録媒体（以下、光ディスクと称する）
に対物レンズを用いて情報の記録及び／又は再生を行う
光学的情報記録再生装置における対物レンズのクリーニ
ング装置に関する。

〔従来の技術１ 一般に、光ディスク等の情報記録媒体に情報を記録した
り、記録された情報を再生する社は、光源から射出され
た光ビームを径１μｍ程度の微小スポットに絞り込み情
報記録媒体の記録面上に照射する情報記録再生装置が用
いられている。この情報記録再生装置においては、光ビ
ームの絞り込み用レンズとして対物レンズを用いること
が多い。

このような装置により情報を記録するには、情報信号に
応じて変調された光ビームを対物レンズにより微小スポ
ットに絞り込み記録媒体の記録面上に幅１〜２μｍ１長
さ１〜３μｍの情報ピットとして記録する。この情報ピ
ットから情報を読み取る仁は、対物レンズにより微小ス
ポットに絞り込んだ光ビームを情報ピットに照射し、情
報の有無により光学的に変化せしめられた記録媒体から
の反射光或は透過光を光検出器で検出して情報ビットに
対応した再生信号を得るようにしている。

［発明が解決しようとする問題点コ 上述したような情報記録再生装置においては、対物レン
ズにより集光された微小スポットが記録媒体上の情報ピ
ット列を常に正確に走査することがきわめて重要である
。そのために、対物レンズ駆動装置を設けて記録媒体の
反りに伴う焦点のずれを補正し・、又記録媒体の偏心等
による照射位置のずれを補正することが行なわれている
。この対物レンズ駆動装置は、強力な磁気回路、及び高
精度に加工された軸受は摺動部を備えるため、防塵ケー
スを設けて外部からのゴミが侵入しないようにしである
。

ところが、対物レンズの軸方向は光ビームの通過路とし
て開口し、その表面を露出した状態にしであるため、当
該レンズ表面に外部からのゴミ、ちり、油等の異物が付
着しやすく光の透過性を劣化せしめる。このため、ディ
スク面上に正確なレーザパワーを持つレーザースポット
を照射できなくなり、情報の記録再生不良を起こすとい
う問題点があった。

この問題を解決するには、対物レンズの表面に付着した
ゴミ等を除去し、該レンズ表面をクリーニングする必要
がある。

このクリーニング方法としては、記録再生装置内の対物
レンズ近傍に適当なりリーニング手段を設けておいて、
該クリーニング手段を作動することによりレンズ表面を
クリーニングする方法があるが、このようなりリーニン
グ手段を装置内に設けるには厄介な機構を必要とし、又
装置内にクリーニング手段の収容スペースを確保しなけ
ればならないため、装置の小型化の支障となるという不
都合が生ずる。

本発明者は、以上のような事情に鑑みて、記録再生装置
本体にクリーニング機構を必要とせず、簡単な構成によ
り対物レンズに付着したゴミ、チリ等の異物をクリーニ
ングすることができる対物レンズクリーニング装置を実
現するに至った（特願昭６３−１３０３０８号）。

このクリーニング装置は、装置内の光デイスク装填位置
に装着でき、該装着時に対物レンズ表面近傍から光デイ
スク挿入口付近にまで貫通するガイド孔を設けたもので
ある。使用時においては、該ガイド孔に先端部に洗浄作
用を有するクリーニング部材を挿入し、その先端部を対
物レンズ表面に付着せしめてこれに回転動作を与え、こ
れによりレンズ表面の異物が払拭される。

このようなりリーニング装置においては、対物レンズの
表面とクリーニング部の密着性を改善する必要がある。

本発明は、このような要求に鑑みてなされたもので、対
物レンズ表面に対するクリーニング不良が生じない対物
レンズのクリーニング装置を提供することを目的とする
。

［問題点を解決するための手段］ 上述のような問題点を解消するために、本発明の対物レ
ンズのクリーニング装置は、情報記録媒体に対物レンズ
を用いて光ビームを照射し情報の記録及び／又は再生を
行なう情報記録再生装置の前記対物レンズ近傍から前記
記録媒体挿入口付近まで貫通した空洞部を有するクリー
ニング装置であって、該クリーニング装置に設けられた
空洞部の一端である対物レンズ近傍にはレンズクリーニ
ング部材が設けられ、他端には操作部材が設けられ、両
部材間は空洞部内に設けられた連結部材により接続され
、前記レンズクリーニング部材と連結部材との間に弾性
部材が設けられていることを特徴とする。

［作用］ 上記の構成において、クリーニング装置を記録再生装置
に装填し、操作部材と接続した連結部材の先端のクリー
ニング部材が対物レンズ表面に付着せしめられる。この
時、クリーニング部材に回転動作を与えるとそのクリー
ニング部材が対物レンズ表面に対して接触した状態で回
転し、該対物レンズ表面の異物が払拭される。

ところが、クリーニングされるべき対物レンズが両面非
球面或は球面である場合、これに対してクリーニング部
材が平面状であると上記対物レンズ表面に接触する部分
が狭くなり、充分な払拭効果を期待することができない
。又、特に対物レンズに凹レンズを用いた場合、クリー
ニングすべきレンズの中心部には殆ど接触しないという
不都合が生じる。

しかるに、本発明のクリーニング装置は、その連結部材
とクリーニング部材との間に弾性部材を設けることによ
り、かくしてターニング部材の先端が対物レンズ表面に
接触する範囲を拡大するとともに、密着性を高めて該ク
リーニング部材のクリーニング効果を向上することによ
りクリーニング不良の発生を防止している。

［実施例］ 以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明
する。

第１図（ａ）、（ｂ）は、本発明による実施例のクリー
ニング装置における対物レンズとの接触部分を拡大した
図である。第２図は、第１図に示すような先端部分を有
するクリーニング装置をドライブ装置に使用した一部切
欠き斜視図である。

第３図は、第２図に示すドライブ装置及びクリーニング
装置の使用状況を示す断面図である。第４図は、クリー
ニング手段を挿入すべきクリーニング装置及びこのクリ
ーニング装置を装填するドライブ装置の斜視図である。

第５図（ａ）〜（ｄ）は、第２〜４図に示すドライブ装
置の動作を示す断面図である。

本実施例に係るドライブ装置２の外観は、第４図に示す
通りであり、前面にはカセット挿入口３が設けられ、該
挿入口からクリーニング用カセットｌが挿入せしめられ
る。

第３に示すように、ドライブ装置２内には光ヘツド６が
設けられ、この光ヘッドには対物レンズ５、該対物レン
ズの駆動手段及び光学ユニットが設けられ、リニアモー
タ７により図中Ｂで示すディスクの最内周記録部に相当
する位置まで移動せしめられる。このＢ位置は、情報の
記録再生時において光ヘッドを駆動する開始位置たるイ
ニシャル位置に相当する。

また、ドライブ装置２内には、装填後のディスクを保持
すべきターンテーブル９と該ターンテーブル９を回転す
るスピンドルモータ８が設けられている。

上記クリーニング用カセット１は、外観は光ディスクを
収納する通常のディスクカセットと同形状のもので、第
３図に示すように、カセット挿入口３からドライブ装置
３内に装填した状態でドライブ装置２のカセット挿入口
３側の端面から上述した光ヘツド６のイニシャル位置、
Ｂに相当する位置に渡り空洞状のガイド孔１ａが設けら
れ、上記Ｂ位置においてこのガイド孔１ａは下方に向け
られ、カセット１の下側面に貫通した状態にされている
。

このカセット１の出入口部１ａ、中空部１ｂ。

先端部１ｃからなるガイド孔１ａ〜１ｃには、第１図（
ａ）、（ｂ）及び第２図に示すクリーニング手段１４が
挿入せしめられる。このクリーニング手段１４は、操作
部材１４ｄ、連結部材１４ｂ１弾性部材１４ａ、クリー
ニング部材１４ｃから構成されている。上記クリーニン
グ部材１４ｃは、ポリエステル系のφ２μｍ程度の極細
繊維（東し製「ミラクレージョン」、「トレシー」）よ
り形成されている。

上記弾性部材１４ａはポリエチレンフオームより形成さ
れる。このように弾性部材をポリエステル系極細繊維の
下地どして操作部材との連結部材間に設けたため、対物
レンズとの密着性が上がり効率の良い対物レンズのクリ
ーニングが行なえ、情報の記録及び／又は再生の正常な
動作を保障する。また連結部材１４ｂの弾性部材１４ａ
の近傍は屈曲可能な構造をもつ。

上記クリーニング部材１４ｃは、対物レンズ表面５ａが
凸状の場合（第１図（ａ）これに対応した凹状とし、対
物レンズ表面５ａが凹状の場合（第１図（ｂ））、これ
に対応した凸状とし、ディスク装置に使用された対物レ
ンズ５の表面５ａの形状に対応した形状のものを使用す
るようにする。

なお、このクリーニング用カセット１の端部には検出孔
１ｅが設けられており、該検出孔１ｅを用いて、ドライ
ブ装置２内のＣＰＵにより、カセット１がクリーニング
動作を開始するに適する位置に装填されたか否かを検出
することができる。

本実施例の動作Ｃついては、第５図（ａ）〜（ｂ）の作
動説明図に示すように、対物レンズ５をクリーニングす
る際、カセット１をドライブ装置２の挿入口３から挿入
しく第５図（ａ））、このカセットを不図示のローディ
ング機構により所定位置まで水平移動した（第５図（ｂ
））後、該カセット１がターンテーブル９上に載置され
るまで下降せし、める（第５図（Ｃ））。次いで、対物
レンズ５を光ヘツド６のイニシャル位置Ｂまで移動しく
第５図（ｄ））、該対物レンズ５をカセット１のガイド
孔１ａ付近まで上昇する。しかる後、第３図に示すよう
に上記クリーニング手段１４をカセットのガイド孔１ａ
に挿入して該クリーニング手段１４を押し入れて先端の
クリーニング部材１４ｃを対物レンズ５のレンズ表面５
ａに接触させる。しかる後、上記のように、カセット挿
入口３付近にてカセット外部より操作部材１４ｄを回転
させ、クリーニング部材を対物レンズ上面内で光軸に垂
直な面内を回動させることにより、対物レンズ上面に付
着したゴミ、チリ、油分等を取り除くことができる。

また、弾性部材としては他にゴム系弾性体、樹脂系弾性
体、バネ系弾性体なども考えられる。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明の対物レンズのクリーニン
グ装置は、その連結部材とクリーニング部材との間じ弾
性部材を設けることにより、対物レンズ表面に対する接
触範囲が拡大するとともに密着性が良好になるから、対
物レンズ表面に付着した異物に対する払拭性が向上し、
従来のようなりリーニング不良を効果的に防止すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）、（ｂ）は、本発明はよる実施例のクリー
ニング装置における対物レンズとの接触部分を拡大した
図である。 第２図は、第１図に示すような先端部分を有するクリー
ニング装置をドライブ装置に使用した一部切欠き斜視図
である。 第３図は、第２図に示すドライブ装置及びクリーニング
装置の使用状況を示す断面図である。 第４図は、クリーニング手段を挿入すべきクリーニング
装置及びこのクリーニング装置を装填するドライブ装置
の斜視図である。 第５図（ａ）〜（ｄ）は、第２〜４図に示すドライブ装
置の動作を示す断面図である。 １・・・クリーニング用カセット １ａ・・・ガイド孔 ２・・・ドライブ装置 ３・・・カセット挿入口 ５・・・対物レンズ ５ａ・・・レンズ表面 ６・・・光ヘッド １４ａ・・・弾性部材 １４ｂ・・・連結部材 １４ｃ・・・クリーニング部材 （α） （ｂ） （の

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）情報記録媒体に対物レンズを用いて光ビームを照
   射し情報の記録及び／又は再生を行なう情報記録再生装
   置の前記対物レンズ近傍から前記記録媒体挿入口付近ま
   で貫通した空洞部を有するクリーニング装置であって、
   該クリーニング装置に設けられた空洞部の一端である対
   物レンズ近傍にはレンズクリーニング部材が設けられ、
   他端には操作部材が設けられ、両部材間は空洞部内に設
   けられた連結部材により接続され、前記レンズクリーニ
   ング部材と連結部材との間に弾性部材が設けられている
   ことを特徴とする対物レンズのクリーニング装置。