JP2003029878A - ノート型パソコン - Google Patents

ノート型パソコン

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JP2003029878A
JP2003029878A JP2001211849A JP2001211849A JP2003029878A JP 2003029878 A JP2003029878 A JP 2003029878A JP 2001211849 A JP2001211849 A JP 2001211849A JP 2001211849 A JP2001211849 A JP 2001211849A JP 2003029878 A JP2003029878 A JP 2003029878A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノート型パソコンにおいて、長期間にわたり
パソコン表面の局所的な温度上昇を防止してパソコン表
面全体の温度上昇を抑え、利用者が長時間にわたって使
用しても、膝や手に熱による不快感を与えることを防
ぐ。 【解決手段】 パソコン内部の基板発熱部とパソコン表
面との間に薄型の高性能な真空断熱材を、限られた大き
さで、断熱効率が良くなるように密着させて装着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パソコン内部のプ
リント基板上のCPUなどで発生した熱がパソコン底面
やキーボードの表面に伝わり、利用者に熱による不快感
を与えることを防いだノート型パソコンに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、ノート型パソコンのパソコン内部
で発生した熱がパソコン表面に伝達され、表面温度が上
昇したとき、パソコン利用者の身体とパソコン表面とが
接触する部分の熱が、利用者に不快感を与えることが問
題になっている。
【0003】例として、パソコン内部での発熱源は主に
プリント基板上のCPUや各チップ、電源等であるが、
特にCPUの表面温度は100℃を超える温度に達する
ため、CPUに近接したパソコン底面では局所的に高温
になることもあり、パソコンを利用者の膝の上において
作業した場合のパソコン底面の熱や、キーボード表面や
手のひらが触れる面の熱が利用者に不快感を与える場合
がある。
【0004】このような中で、最近の技術として、高さ
方向の寸法を高くせずにCPUなどの発熱体を効率よく
冷却する技術や、パソコン内部の発熱部分を断熱材で囲
み、ヒートパイプでパソコン内部の熱を伝達・放熱する
ことによりパソコンのケース表面の温度上昇を抑える技
術が提案されている。
【0005】例えば、特開2000−277964号公
報に示されるように、CPUなどの発熱体から発する熱
をヒートパイプなどの熱移送手段とヒートシンクによ
り、発熱体の箇所とは異なる箇所に移送し、移送した箇
所で強制放熱手段によって迅速に冷却するノート型パソ
コンが提案されている。
【0006】また、例えば、特開平11−202978
号公報に示されるように、装置内部の発熱部とパソコン
底面の間を遮断する断熱材と、表示部の裏面に設けられ
た放熱板と、装置内部で発生した熱を放熱板に伝達する
ヒートパイプと、表示部ケースの上下に設けた通気孔と
を有する構成により、装置内の発熱をパソコン底面など
には伝えないようにし、極力人が触れにくい箇所へ移送
するノート型パソコンが提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開2
000−277964号公報の場合、ノート型パソコン
の薄型を保ちつつ、CPUの放熱を促進してCPU自体
の異常な温度上昇は防止できるが、CPU下面や、CP
U上部のヒートシンクからの輻射熱の発生は免れず、パ
ソコン底面やキーボードの局所的な高温部の発生は防ぎ
きれない。
【0008】さらに、特開平11−202978号公報
の場合、断熱材の断熱性能が低いとパソコン表面に伝達
される熱量の抑制効果が小さく、効果を得るためには断
熱材の厚さを増やす必要があり、近年、ノート型パソコ
ンに望まれている薄型化が困難になる。
【0009】また、プリント基板とキーボード,HD
D,グランド用アルミ板,および本体部のケースとの間
は、断熱材で囲まれた構造であり、熱がこもりやすく、
プリント基板上のCPU他発熱部品の放熱がほとんどヒ
ートパイプから放熱板への熱移送に頼るため、ヒートパ
イプや放熱板の性能を大きなものにする必要がある。
【0010】本発明の目的は、ノート型パソコンの内部
の発熱部とパソコン表面の間に熱伝達を遮断する高性能
な真空断熱材を、限られた大きさで、断熱効率が良くな
るように装着することにより、長期間にわたりパソコン
表面の局所的な温度上昇を防止してパソコン表面全体の
温度上昇を抑え、利用者が長時間にわたって使用して
も、膝や手に熱による不快感を与えることを防ぐことに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のノート型パソコ
ンは、プリント基板と、プリント基板上にCPUと、C
PUの放熱を排除する放熱装置と、最低限CPUの平面
面積以上の大きさを有する真空断熱材とを有し、真空断
熱材をCPU真下のパソコン底面の内側、またはCPU
真上のキーボード裏面の、少なくともどちらか一方に密
着させて装着することを特徴とするノート型パソコンで
あり、固体熱伝導率が低い芯材をガスバリア性が高い外
被材で覆い内部を真空にした真空断熱材で、CPUに近
接した部分へのCPUからの輻射熱を防ぐ。さらに、真
空断熱材をパソコン底面やキーボード裏面に密着させて
装着することにより、真空断熱材との間に存在する空気
による熱伝達を防止し、かつ、断熱性能に優れた真空断
熱材を装着しているため、パソコン内部からパソコン表
面への熱伝達を、常圧の汎用断熱材を装着した場合よ
り、薄い厚さで大きく低減させることができる。
【0012】また、本発明のノート型パソコンは、CP
Uの放熱を排除する放熱装置が、放熱板,ヒートシン
ク,ヒートパイプ,サーモモジュールおよびファンのう
ちの、少なくとも一つ以上で構成されるものである。
【0013】さらに、本発明のノート型パソコンは、真
空断熱材の外被材が2種類の積層フィルムで構成され、
外被材の一方がアルミニウム箔層を有する積層フィル
ム、もう一方がアルミニウム蒸着層を有する積層フィル
ムであり、真空断熱材の外被材周縁の熱溶着部を、アル
ミニウム箔層を有する積層フィルム側に折り曲げ、アル
ミニウム蒸着層を有する積層フィルム面をパソコン底面
の内側、またはキーボード裏面に密着させて装着するも
ので、真空断熱材の外被材周縁の熱溶着部を折り曲げて
装着しているため、断熱したい空間に対する、有効断熱
部である芯材部分の面積の割合が上昇し、パソコン内部
とパソコン底面やキーボード裏面との断熱効率が向上
し、一定の面積に対する底面の温度低減効果を上昇させ
ることができる。
【0014】また、真空断熱材の外被材周縁の熱溶着部
を、アルミニウム箔層を有する面側に折り曲げて、パソ
コンに装着しているため、アルミニウム箔層の熱伝導に
より生じる熱漏洩の影響を、両面にアルミニウム蒸着層
を用いた場合と同程度まで少なくすることができる。さ
らに、真空断熱材の片面にガスバリア性の高いアルミニ
ウム箔層を有するため、両面にアルミニウム蒸着層を有
する真空断熱材と比較し長期信頼性に優れている。
【0015】また、真空断熱材の外被材周縁の熱溶着部
を3辺以下とすることにより、真空断熱材の外被材周縁
の熱溶着部が四方シール形態の外被材の場合と比較して
減少するため、熱溶着部の折り曲げ箇所が少なくて芯材
部分の面積の割合が高く、折り曲げによる余分な厚みが
少ない状態で真空断熱材をパソコン内部の薄型空間に装
着することができる。
【0016】さらに、真空断熱材の芯材を、断熱性能に
優れたヒュームドシリカを母材として選択し、粉末状カ
ーボンを少なくとも1重量%以上含有して均一に分散す
ることにより、優れた断熱性能と長期信頼性を有する高
性能な真空断熱材を提供できる。
【0017】なお、真空断熱材の芯材のヒュームドシリ
カの平均一次粒子径が50nm以下とすると、粉末間の
空隙が微細で気体熱伝導率をより低下させたヒュームド
シリカとなり、より優れた断熱性能を有する高性能な真
空断熱材を提供することができる。
【0018】さらに、真空断熱材の芯材に分散した粉末
状カーボンを、比表面積100m2/g未満の粉末状カ
ーボンブラックとすることにより、粉末状カーボンブラ
ックから経時的に発生するガスが、断熱性能の向上の妨
害にならない程度に抑制されるため、経時的な断熱性能
の劣化が少ない高性能な真空断熱材を提供することがで
きる。
【0019】なお、比表面積100m2/g以上、30
0m2/g未満の粉末状カーボンブラックとすれば、そ
の添加量が1重量%以上、30重量%以下とすることに
より、粉末状カーボンブラックからり経時的に発生する
ガスが断熱性能向上の妨害とならない程度に抑制され、
経時的な断熱性能の劣化が少ない高性能な真空断熱材を
提供することができる。
【0020】さらに、これらの粉末状カーボンを、黒鉛
化炭素粉末とすることにより、黒鉛化炭素粉末はあらか
じめ高温焼成により結晶化度の高い構造を有しており、
有機ガスのような不純物を含むことがなく、また、末端
に反応活性基を有することもないため、経時的にガスを
発生することがなく、断熱性能の悪化が少ない高性能な
真空断熱材を提供することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるノート型パソ
コンの実施の形態について、図面を参照しながら説明す
る。なお、従来と同一構成については、同一符号を付し
て詳細な説明を省略する。
【0022】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1によるノート型パソコンの側面図、図2は本発明
の実施の形態1によるノート型パソコンを上から見た透
視図、図3は真空断熱材の平面図、図4は真空断熱材の
断面図、図5は図4の熱溶着部の要部詳細図である。
【0023】1はノート型パソコンで、プリント基板2
上にCPU3とその他各チップを実装している。4はC
PU3の冷却装置で、CPU3に接する伝熱ブロック
5、熱を移送するヒートパイプ6、移送された熱をノー
ト型パソコン1より強制的に放熱するヒートシンク7と
ファン8により構成される。9は内部の熱を拡散かつ放
熱する放熱板である。10は真空断熱材で、CPU3の
真下のパソコン底面11の内側、およびCPU3の真上
のキーボード裏面12に接着剤で密着させて装着してい
る。
【0024】この真空断熱材10は、ガスバリア性のあ
る外被材13に芯材14を充填し、外被材周縁を熱溶着
して熱溶着部15として構成し、内部を減圧または真空
にしたものである。材料は、芯材14として湿式シリカ
粉末、外被材13として表面保護層13aにポリエチレ
ンテレフタレートフィルム、ガスバリア層13bにエチ
レンビニルアルコール共重合体樹脂フィルムにアルミ蒸
着を施したもの、熱溶着層13cに高密度ポリエチレン
を使用している。真空断熱材10の内圧は133.3P
aで、大きさは95(mm)×50(mm)×2(mm)としてい
る。この真空断熱材10の熱伝導率を測定したところ
0.0080W/mKであった。
【0025】このように構成されたノート型パソコン1
の表面温度を測定したところ、真空断熱材未装着時よ
り、CPU3の真下のパソコン底面11で約4℃低減さ
せることができ、CPU3の真上のキーボードで約3.
5℃低減させることができた。さらにパソコン底面全体
でも2℃以上低減させることができた。
【0026】これは同じ厚みの汎用の常圧断熱材を密着
させて装着した場合の、CPU3の真下のパソコン底面
11で約1.5℃、CPU3の真上のキーボードで約1
℃の温度低減しか観測されなかったのと比較して大きな
効果が得られ、利用者がパソコンを長時間膝の上におい
て作業した場合の底面から受ける熱による不快感や、利
用者が作業中キーボード上に手を置いたときに受ける熱
による不快感を減らすことができる。
【0027】なお、真空断熱材10を装着する位置は、
局所発熱を起こすものならばCPU3に限らないし、パ
ソコン底面には放熱等のために放熱板9やアルミの蒸着
が全面に施されている場合もあるが、真空断熱材10の
装着はこれらの上でもかまわない。
【0028】ここで真空断熱材の芯材としては、ポリス
チレンやポリウレタンなどのポリマー材料の連通気泡体
や、無機および有機の粉末、無機および有機の繊維材料
などが利用できる。
【0029】本願発明では、凝集シリカ粉末,発泡パー
ライト粉砕粉末,珪藻土粉末,珪酸カルシウム粉末,炭
酸カルシウム粉末,クレーおよびタルクなどの無機粉末
や、グラスウール,セラミックファイバーなどの無機繊
維が好ましく、その中でも二次凝集粒子径が20μm以
下の無機粉末が望ましい。
【0030】また、外被材は表面保護層に、ナイロンフ
ィルム,ポリエチレンテレフタレートフィルム,ポリプ
ロピレンなどの延伸加工品、ガスバリア層に、金属蒸着
フィルム,無機質蒸着フィルムおよび金属箔など、熱溶
着層に、低密度ポリエチレンフィルム,高密度ポリエチ
レンフィルム,エチレン・ビニルアルコール共重合体樹
脂フィルム,ポリプロピレンフィルム,ポリアクリロニ
トリルフィルムおよび無延伸ポリエチレンテレフタレー
トフィルムなどが使用可能である。
【0031】(実施の形態2)図6は、本発明の実施の
形態2によるノート型パソコン1に装着された真空断熱
材10aの断面図である。ノート型パソコン1としての
構成は実施の形態1と同一である。16は外被材13の
ガスバリア層13bにアルミニウム箔層を有する積層フ
ィルム、17は外被材13のガスバリア層13bにアル
ミニウム蒸着層を有する積層フィルムであり、熱溶着部
15はアルミニウム箔層を有する積層フィルム16側に
折り曲げられている。
【0032】このように構成された真空断熱材10a
を、アルミニウム箔層を有する積層フィルム16側をパ
ソコン内部の高温となるCPU3側に向けて、アルミニ
ウム蒸着層を有する積層フィルム17をパソコン底面1
1の内側、またはキーボードの裏面12に密着させて装
着したノート型パソコン1は、真空断熱材10aの外被
材周縁の熱溶着部15をパソコン内部のCPU3側に折
り曲げて装着しているため、断熱したい空間に対する、
有効断熱部である芯材部分の面積の割合が上昇し、温度
低減効果を上昇させることができる。
【0033】また、真空断熱材10aの外被材周縁の熱
溶着部15を、アルミニウム箔層を有する積層フィルム
16側に折り曲げて、パソコン内部に装着しているた
め、アルミニウム箔層の熱伝達により生じる熱漏洩の影
響を、実施の形態1に示す、両面にアルミニウム蒸着層
を有する積層フィルムを有した真空断熱材と同程度まで
少なくすることができ、同等の温度低減効果を得ること
ができる。
【0034】さらに、真空断熱材10aの片面にガスバ
リア性の高いアルミニウム箔層を有する積層フィルム1
6を有しているため、両面にアルミニウム蒸着層を有す
る積層フィルムを有する真空断熱材と比較して約2倍の
長期信頼性に優れており、より長期間断熱効果を保持す
ることができる。
【0035】(実施の形態3)図7,図8,および図9
は、本発明の実施の形態3によるノート型パソコン1に
装着された、真空断熱材10a,10b,10cのそれ
ぞれの平面図で、熱溶着部15が芯材14部分からはみ
出たヒレ部18を折り曲げる前の状態である。真空断熱
材10aは、外被材13を一枚の積層フィルムを二つ折
りにして3辺を熱溶着して構成し、真空断熱材10b
は、外被材13を一枚の積層フィルムを筒状にしたピロ
ー型で構成している。真空断熱材10cも筒状のピロー
型であるが、1枚の外被材13を接続する熱溶着部15
aに補助フィルム19を用いることにより、ピロー型の
中でもガスバリア性がより高い構造とすることができ
る。ノート型パソコン1としての構成は実施の形態1と
同一である。
【0036】これらの真空断熱材10a,10b,10
cは、外被材周縁の熱溶着部15が芯材14部分からは
み出たヒレ部18が2辺または3辺で、四方シール形態
の外被材の場合の4辺と比較して少ないため、ガスバリ
アに対する信頼性がより向上する。
【0037】さらに、ヒレ部18をパソコン内部のCP
U3側に折り曲げて装着する場合、折り曲げによる余分
な厚みが少ない状態で真空断熱材をパソコン内部の薄型
空間に装着することができるため、四方シール形態の外
被材を使用した真空断熱材より約1.5mm薄い空間に
でも装着することができる。
【0038】(実施の形態4)図10は、本発明の実施
の形態4による真空断熱材10eの断面図であり、積層
フィルム層を有する外被材13に、芯材14としてヒュ
ームドシリカ20に粉末状カーボン21を少なくとも1
重量%以上含有して均一分散し、充填したものである。
【0039】このような真空断熱材は、断熱性能に優れ
たヒュームドシリカを母材として選択し、さらに、粉末
状カーボンが均一に分散することにより、長期信頼性と
優れた断熱性能を有する高性能な真空断熱材を提供でき
る。
【0040】(実施の形態5)図11は、本発明の実施
の形態5による真空断熱材10fの断面図であり、実施
の形態4において、積層フィルム層を有する外被材13
に、平均一次粒子径が50nm以下であるヒュームドシ
リカ20aと粉末状カーボン21を均一分散し、充填し
たものである。
【0041】このような真空断熱材は、粉末間の空隙が
微細になり気体熱伝導率をより低下させることができ
る。本発明の実施の形態5による真空断熱材10fを、
実施の形態1と同様にして内圧と熱伝送率を測定する
と、133.3Paで0.0050W/mKであった。
【0042】この真空断熱材を具備したノート型パソコ
ンは、CPU真下のパソコン底面の温度は真空断熱材未
装着時より約6℃低減することができた。
【0043】(実施の形態6)図12は、本発明の実施
の形態6による真空断熱材10gの断面図であり、実施
の形態4において、積層フィルム層を有する外被材13
に、平均一次粒子径が50nm以下であるヒュームドシ
リカ20aと、粉末カーボン21として比表面積100
2/g未満の粉末状カーボンブラック21aを均一分
散し、充填したものである。
【0044】このような真空断熱材は、粉末状カーボン
ブラックから経時的に発生するガスを断熱性能の向上の
妨害にならない程度に抑制できるため、経時的な断熱性
能の劣化がなく、この真空断熱材を具備したノート型パ
ソコンは、より長期間パソコン表面への熱伝達を抑制す
ることができる。
【0045】(実施の形態7)図13は、本発明の実施
の形態7による真空断熱材10hの断面図であり、実施
の形態4において、積層フィルム層を有する外被材13
に、平均一次粒子径が50nm以下であるヒュームドシ
リカ20aと、粉末カーボン21として比表面積100
2/g以上で300m2/g未満の粉末状カーボンブラ
ック21bを均一分散し、充填したものである。
【0046】このような真空断熱材は、粉末状カーボン
ブラックから経時的に発生するガスを断熱性能の向上の
妨害にならない程度に抑制できるため、経時的な断熱性
能の劣化がなく、この真空断熱材を具備したノート型パ
ソコンは、より長期間パソコン表面への熱伝達を抑制す
ることができる。
【0047】(実施の形態8)図14は、本発明の実施
の形態8による真空断熱材10iの断面図であり、実施
の形態4において、積層フィルム層を有する外被材13
に、平均一次粒子径が50nm以下であるヒュームドシ
リカ20aに、粉末カーボン21として黒鉛化炭素粉末
21cを均一分散し、充填したものである。
【0048】このような真空断熱材は、真空断熱材の芯
材に含有する黒鉛化炭素粉末が、高温焼成により結晶化
度の高い構造を有しており、有機ガスのような不純物を
含まず、末端の反応活性基からの経時的なガス発生もな
いため、断熱性能の悪化が少なく、より長期間パソコン
表面への熱伝達を抑制することができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のノート型
パソコンは、プリント基板と、プリント基板上にCPU
と、CPUの放熱を排除する放熱装置と、最低限CPU
の平面面積以上の大きさを有する真空断熱材を有し、真
空断熱材をCPU真下のパソコン底面の内側、またはC
PU真上のキーボード裏面の、少なくともどちらか一方
に密着させて装着することを特徴とするノート型パソコ
ンであり、CPUに近接した部分へのCPUからの輻射
熱を防ぎ、さらに、真空断熱材をパソコン底面やキーボ
ード裏面に密着させて装着することにより、真空断熱材
との間に存在する空気による熱伝達を防止して、ノート
型パソコンの内部から表面への熱伝達を抑制する。
【0050】真空断熱材を、外被材の一方がアルミニウ
ム箔層を有する積層フィルム、もう一方がアルミニウム
蒸着層を有する積層フィルムで構成し、真空断熱材の外
被材周縁の熱溶着部を、アルミニウム箔層を有する積層
フィルム側に折り曲げ、アルミニウム蒸着層を有する積
層フィルム面をパソコン底面の内側、またはキーボード
裏面に密着させて装着することにより、断熱したい空間
に対する、有効断熱部である芯材部分の面積の割合が上
昇し、パソコン内部とパソコン底面やキーボード裏面と
の断熱効率が向上するとともに、真空断熱材の片面にガ
スバリア性の高いアルミニウム箔層を有するため、長期
信頼性に優れている。
【0051】また、真空断熱材の外被材周縁の熱溶着部
を3辺以下とすることにより、熱溶着部の折り曲げ箇所
が少なくて芯材部分の面積の割合が高く、折り曲げによ
る余分な厚みが少ない状態で真空断熱材をパソコン内部
の薄型空間に装着することができる。
【0052】さらに、真空断熱材の芯材を、断熱性能に
優れたヒュームドシリカを母材として選択し、粉末状カ
ーボンを少なくとも1重量%以上含有して均一に分散す
ることにより、優れた断熱性能と長期信頼性を有する高
性能な真空断熱材を提供できる。
【0053】なお、真空断熱材の芯材のヒュームドシリ
カの平均一次粒子径が50nm以下とすると、粉末間の
空隙が微細で気体熱伝導率をより低下させたヒュームド
シリカとなり、より優れた断熱性能を有する高性能な真
空断熱材を提供することができる。
【0054】さらに、真空断熱材の芯材に分散した粉末
状カーボンを、比表面積100m2/g未満の粉末状カ
ーボンブラックとすることにより、粉末状カーボンブラ
ックから経時的に発生するガスが、断熱性能の向上の妨
害にならない程度に抑制されるため、経時的な断熱性能
の劣化が少ない高性能な真空断熱材を提供することがで
きる。
【0055】なお、比表面積100m2/g以上、30
0m2/g未満の粉末状カーボンブラックとすれば、そ
の添加量が1重量%以上、30重量%以下とすることに
より、粉末状カーボンブラックから経時的に発生するガ
スが断熱性能向上の妨害とならない程度に抑制され、経
時的な断熱性能の劣化が少ない高性能な真空断熱材を提
供することができる。
【0056】さらに、粉末状カーボンを、黒鉛化炭素粉
末とすることにより、黒鉛化炭素粉末はあらかじめ高温
焼成により結晶化度の高い構造を有しており、有機ガス
のような不純物を含むことがなく、また、末端に反応活
性基を有することもないため、経時的にガスを発生する
ことがなく、断熱性能の悪化が少ない高性能な真空断熱
材を提供することができる。
【0057】以上のことから、本発明は、ノート型パソ
コンの薄型化を阻害することなく、パソコン内部の発熱
部とパソコン表面の間に熱伝達を遮断する高性能な真空
断熱材を、限られた大きさで、断熱効率が良くなるよう
に装着することにより、長期間にわたりパソコン表面の
局所的な温度上昇を防止してパソコン表面全体の温度上
昇を抑え、利用者が長時間にわたって使用しても、膝や
手に熱による不快感を与えることを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1によるノート型パソコン
の側面図
【図2】本発明の実施の形態1によるノート型パソコン
を上から見た透視図
【図3】本発明の実施の形態1による真空断熱材の平面
【図4】本発明の実施の形態1による真空断熱材の断面
【図5】図4の熱溶着部の要部詳細図
【図6】本発明の実施の形態2による真空断熱材の断面
【図7】本発明の実施の形態3による真空断熱材の平面
【図8】本発明の実施の形態3による真空断熱材の平面
【図9】本発明の実施の形態3による真空断熱材の平面
【図10】本発明の実施の形態4による真空断熱材の断
面図
【図11】本発明の実施の形態5による真空断熱材の断
面図
【図12】本発明の実施の形態6による真空断熱材の断
面図
【図13】本発明の実施の形態7による真空断熱材の断
面図
【図14】本発明の実施の形態8による真空断熱材の断
面図
【符号の説明】
1 ノート型パソコン 2 プリント基板 3 CPU 4 放熱装置 5 伝熱ブロック 6 ヒートパイプ 7 ヒートシンク 8 ファン 9 放熱板 10,10a〜10i 真空断熱材 11 パソコン底面 12 キーボード裏面 13 外被材 13a 表面保護層 13b ガスバリア層 13c 熱溶着層 14 芯材 15,15a 熱溶着部 16 アルミニウム箔層を有する積層フィルム 17 アルミニウム蒸着層を有する積層フィルム 18 ヒレ 部 19 補助フィルム 20,20a ヒュームドシリカ 21 粉末状カーボン 21a,21b 粉末状カーボンブラック 21c 黒鉛化炭素粉末
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 1/00 360B

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント基板と、前記プリント基板上に
    CPUと、前記CPUの放熱を排除する放熱装置と、最
    低限CPUの平面面積以上の大きさを有する真空断熱材
    とを有し、前記真空断熱材を、CPU真下のパソコン底
    面の内側、またはCPU真上のキーボード裏面の、少な
    くともどちらか一方に密着させて装着することを特徴と
    するノート型パソコン。
  2. 【請求項2】 CPUの放熱を排除する放熱装置が、放
    熱板,ヒートシンク,ヒートパイプ,サーモモジュール
    素子およびファンのうちの、少なくとも一つ以上で構成
    されることを特徴とする請求項1に記載のノート型パソ
    コン。
  3. 【請求項3】 真空断熱材の外被材が2種類の積層フィ
    ルムで構成され、前記外被材の一方がアルミニウム箔層
    を有する積層フィルム、もう一方がアルミニウム蒸着層
    を有する積層フィルムであり、前記真空断熱材の前記外
    被材周縁の熱溶着部を、前記アルミニウム箔層を有する
    積層フィルム側に折り曲げ、前記アルミニウム蒸着層を
    有する積層フィルム面をパソコン底面の内側、またはキ
    ーボード裏面に密着させて装着することを特徴とする請
    求項1または請求項2に記載のノート型パソコン。
  4. 【請求項4】 真空断熱材の外被材周縁の熱溶着部が3
    辺以下であることを特徴とする請求項1または請求項2
    に記載のノート型パソコン。
  5. 【請求項5】 真空断熱材の芯材が、粉末状カーボンを
    少なくとも1重量%以上含有するヒュームドシリカであ
    ることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1
    項に記載のノート型パソコン。
  6. 【請求項6】 真空断熱材の芯材のヒュームドシリカ
    が、平均一次粒子径50nm以下であることを特徴とす
    る請求項5に記載のノート型パソコン。
  7. 【請求項7】 真空断熱材の芯材に含有される粉末状カ
    ーボンが、比表面積100m2/g未満の粉末状カーボ
    ンブラックであることを特徴とする請求項5または請求
    項6に記載のノート型パソコン。
  8. 【請求項8】 真空断熱材の芯材に含有される粉末状カ
    ーボンが、比表面積100m2/g以上、300m2/g
    未満の粉末状カーボンブラックであり、その添加量が1
    重量%以上、30重量%以下であることを特徴とする請
    求項5または請求項6に記載のノート型パソコン。
  9. 【請求項9】 真空断熱材の芯材に含有される粉末状カ
    ーボンが、黒鉛化炭素粉末であることを特徴とする請求
    項5または請求項6に記載のノート型パソコン。
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