JP2003029844A - 位置制御方法および位置制御装置 - Google Patents
位置制御方法および位置制御装置Info
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Abstract
めを可能とする位置制御方法および位置制御装置を提供
する。 【解決手段】 ベース部材に対して所定方向における相
対移動が可能なテーブル部材にねじ部が設けてあり、ベ
ース部材に回転可能に固定され、テーブル部材のねじ部
と嵌合するねじ軸が設けられている。このねじ軸をモー
タにより回転させることでテーブル部材をねじ軸に沿っ
て変位させる。モータを回転させることによりねじ軸を
ねじれ方向に弾性変形させ、弾性変形した状態のままテ
ーブル部材を変位させる。モータを停止する場合には、
ねじ軸を弾性変形させたままの状態で保持する。
Description
動装置を駆動源とするテーブルを用いた位置制御方法、
および位置制御装置の改良に関するものである。
るテーブルの位置制御装置を示す。
沿ったガイド部を介してベース32上を摺動可能に移動
する。この図5のx方向に沿ってテーブル31とベース
32が相対移動を行う。テーブル31にはナット33が
固定されており、ナット33はテーブル31と一体的に
移動を行う。このナット33にはステッピングモータ3
4によって回転を行うねじ軸35が挿入されている。ナ
ット33の内周部およびねじ軸35の外周部にはねじ構
造が形成され互いに嵌合しているため、ねじ軸35の回
転方向に応じてナット33に固定されたテーブル31が
x軸に沿って移動を行う。ねじ軸35の一端はステッピ
ングモータ34の回転軸とカップリング36によって連
結され、このカップリング36と、ナット33と嵌合す
るねじ軸35の駆動部との間にベース32に固定された
ベアリング等の軸受け37を有している。この軸受け3
7でねじ軸を受けることにより、x方向と直交する方向
にねじ軸が揺動することを防ぎ、x軸に直交する方向の
位置規制も行っている。ベース32に設けられた不図示
のインデックススケールとテーブル31に設けられた不
図示のメインスケールとを対向させ、インデックススケ
ールを挟んでメインスケールと反対側に投光部と受光セ
ンサを設ける。投光部が発した光はインデックススケー
ルを透過してメインスケールで反射され、再度インデッ
クススケールを透過して受光センサに入射する。この受
光センサの光電変換信号を解析することで、テーブルの
移動変位量を高分解能、高精度で検出することが可能で
ある。
決め装置では、精度0.1μm程度の精度であれば問題
なく位置制御が可能であった。しかしさらに精度をあげ
てテーブルの位置決め制御を行おうとしても、10nm
単位でのテーブルの位置制御は実現が困難であった。た
とえテーブルを所望の位置に停止させることができたと
しても、微小な振動等による外乱がテーブルに加わるだ
けで、10nm以上の位置ずれを生じてしまっているの
が確認できた。
る。
を行う装置では、ボールねじが多く使われている。図5
に示すように、ボールねじの一端は駆動源であるステッ
ピングモータに結合され、反対側はテーブルと一体に結
合されたナットに勘合している。ステッピングモータが
微小回転をした場合、ボールねじに働く回転するための
力Fとボールねじの回転変位aとの間には図6のような
応答特性があらわれる。
とボールねじとが共に停止した状態である。この状態か
らステッピングモータを駆動させると、力Fと回転変位
aとの関係は、点Oから点Aに向かって移動する。これ
はモータに微小な回転をさせた場合、回転当初はボール
ねじの微小な弾性変形が生じているために、回転力が弾
性変形に吸収されてしまうためである。この状態は、ス
テッピングモータが微小回転を行い、ステッピングモー
タに結合しているボールねじの一端の部位も微小回転を
行っているが、ボールねじのナットに勘合している部位
は回転を行っていない。つまり、この点Aまでの回転変
位aはボールねじの弾性変形による変位であって、ボー
ルねじ自体はまだ転がり始めていないのである。さらに
モータを回転させて力Fが点Aに達すると、ボールねじ
の弾性変形に対する抵抗力が転がり摩擦力F0より大き
くなり、回転方向の力Fが転がり摩擦力F0に相当する
ようになる。この状態からさらにモータを回転させれ
ば、ボールねじはこれ以上の弾性変形を行わずにナット
の表面を滑り始めるため、ボールねじが転がり始める。
このときのボールねじは弾性変形した状態を保ったまま
転がっている。
回転を続けて点Bに到達させる。点Bに達したところで
モータの回転を停止させる。するとボールねじは弾性変
形をした状態であったので変形を復元させようとする力
が発生する。ステッピングモータのロータに保持電流が
流されていたとしても、この復元力に対して完全に対抗
することは難しく、この復元力によってステッピングモ
ータのロータがわずかに回転してしまう。ロータが回転
することでボールねじの弾性変形は復元し、復元した分
だけ逆に弾性変形に許容量が生じてしまう。ボールねじ
がこの弾性変形の許容量を有する状態で、テーブルに振
動等の外乱が加わると、この許容量の範囲内で弾性変形
が生じてしまい、その変形分だけテーブルが移動してし
まうのである。点Aに到達する前にモータを停止させた
場合は、ボールねじは転がっておらず弾性変形しただけ
であるので、モータの停止後は弾性変形を復元させる力
が働き、復元した分だけ弾性変形に許容量が生じてしま
う。これが10nm単位以上のレベルで生じてしまうた
め、10nm単位での位置制御を行うことを難しくして
いた。
てテーブルの10nm単位の位置制御を行う場合には、
このボールねじの回転方向の力Fとボールねじの回転変
位aとの間のヒステリシスが問題となっていたのであ
る。
答をなくせばよいのであり、そのためのねじが提案され
ている。その中の一つに、油静圧ねじを用いたものがあ
る。これはナットのねじ面の片側に凹部を設け、ナット
とねじの間に油を充填したものである。このねじによれ
ばナットとねじの間の摩擦は油の粘性による抵抗のみで
あるので摩擦抵抗力が小さく、またねじの送り方向(ス
ラスト方向)の剛性が高く、送りの垂直方向(ラジアル
方向)の剛性を持たないように構成できる。これにより
ねじの曲がりやうねりによる上下方向の振動をなくすこ
とができ、この静圧ねじを送り系の機械要素全てに用い
ればよい。油静圧ねじのほかにも同様なものとして空気
静圧ナット等があるが、これらは特別な構成を有するね
じであり、加工に手間を要し、コストアップにもつなが
る。
されているように、ステッピングモータ、ボールねじ、
ピエゾアクチュエータを同軸上に配置したものが提案さ
れている。これはステッピングモータを用いてねじを回
転させ、このねじと嵌合するナットを軸方向に駆動させ
て粗動駆動を行い、ピエゾアクチュエータの収縮を用い
てテーブルの微動駆動を行うものである。しかし、これ
は当然のようにステッピングモータやボールねじの構成
に加えて、ピエゾアクチュエータを配置する必要があ
り、コストに相当の差を生じてしまう。
ねじやピエゾ素子を用いることなくテーブルを微小変位
で位置制御するためのテーブル駆動方法およびテーブル
駆動装置を提供することである。
に、本願の請求項1に係る発明は、ベース部材に対して
所定方向における相対移動が可能なテーブル部材にねじ
部が設けてあり、前記ベース部材に回転可能に固定され
前記ねじ部と嵌合するねじ軸をモータにより回転させる
ことにより前記テーブル部材をねじ軸に沿って変位させ
る位置制御方法において、前記モータを回転させること
により前記ねじ軸をねじれ方向に弾性変形させた状態で
前記テーブル部材を変位させ、モータを停止時において
も前記ねじ軸を弾性変形させた状態で保持するものであ
る。
請求項3に記載の発明は、ベース部材に対して所定方向
における相対移動が可能なテーブル部材と、前記ベース
部材に回転可能に固定され、ねじれ方向の弾性変形が可
能なねじ軸と、前記ねじ軸と嵌合し、前記テーブル部材
に一体的に固定されたねじ部と、前記ねじ軸の一端と連
結され、ねじ軸を回転させることにより前記テーブル部
材を変位させるモータと、前記ねじ軸と前記モータとの
連結部の近傍に配置され前記ねじ軸を加圧固定する加圧
固定手段とを有することを特徴とする位置制御装置とす
る。
請求項4に記載の発明は、ベース部材に対して所定方向
における相対移動が可能なテーブル部材と、前記ベース
部材に回転可能に固定され、ねじれ方向の弾性変形が可
能なねじ軸と、前記ねじ軸と嵌合し、前記テーブル部材
に一体的に固定されたねじ部と、前記ねじ軸の一端と連
結され、ねじ軸を回転させることにより前記テーブル部
材を変位させるモータと、前記モータの回転軸を加圧固
定する加圧固定手段とを有することを特徴とする位置制
御装置とする。
いて説明を行う。
置の簡単な構成図を示す。1はテーブルであり、モータ
の軸方向に沿ったガイド部を介してベース2上を摺動可
能にx軸に沿って移動する。テーブル1にはナット3が
固定されており、このナット3にはモータ4によって回
転を行うねじ軸5が挿入されている。ねじ軸5の一端は
モータ4の回転軸とカップリング6によって連結され、
このカップリング6と、ナット3と嵌合するねじ軸5の
駆動部との間に、ベース2に固定された軸受け7を有し
ている。以上の構成は図5に示した従来の位置制御装置
と同一の構成である。この図において従来のものと異な
る点は、ベース2にモータ4の回転軸がカップリングを
介して連結するねじ軸5の一端を固定する加圧固定手段
8を設けたことである。この加圧固定手段8はねじ軸5
に当接することで摩擦でねじ軸5が回転しないようにし
ている。図1の加圧固定手段8は剛性の高いアーム状で
構成されているが、図2に示したようにアーム部に設け
られたバネの収縮によって摩擦固定する加圧固定手段9
であってもよく、これらの形状でなくとも機械的固定手
段であればよいことは当然である。
変形させたまま回転させ、目標とする変位までテーブル
1を移動させる。加圧固定手段8がモータ4の停止時に
ボールねじ5を強固に固定する。この加圧固定手段8に
より、モータ4を停止するとボールねじ5は弾性変形を
復元しようとするが、加圧固定手段8によって強固に固
定されているため弾性変形をしたままの状態で保持され
る。ボールねじ5を弾性変形させたままの状態で保持を
するには、モータ4を停止させる前には加圧固定手段8
を駆動させ、モータ4が停止する直前にボールねじが強
固に加圧固定されている必要がある。このときボールね
じ5には、弾性変形を復元しようとする復元力と、この
復元力に対抗する加圧固定手段8の摩擦力とが作用して
いる。そのため、相反する方向に働く均衡した2つの力
がボールねじ5に加わり、ボールねじ5には弾性変形の
許容量がなく、テーブル1に振動等の外乱が加わったと
してもボールねじ5が変形しないためにテーブル1の位
置がずれることはない。従来はボールねじ5の弾性変形
の許容範囲内でテーブル1が位置ずれを起こす可能性が
あった。そこで、ボールねじ5を弾性変形の生じ得ない
状況で保持するようにする。そのために、ボールねじ5
に可能な範囲の弾性変形を生じさせ、この変形を保つよ
うに固定させたのである。この状態のボールねじ5に限
っては、弾性変形を生じないため図6のようなヒステリ
シスを描く応答特性はない。図1では加圧固定手段8は
ねじ軸5を加圧して摩擦固定しているが、ねじ軸5と連
結されたモータ4の回転軸を加圧して摩擦固定しても構
わない。
転させる場合は、途中で停止させ再駆動させる場合であ
っても何ら不具合はなく、途中から逆回転させる場合で
もある程度の回転変位を行うのであれば問題はない。こ
こでいうある程度の回転変位とは図6における点Oから
点Aまでの変位量の略2倍の変位量のことである。モー
タ4を途中から逆転させた場合、最初の微小変位におい
てはボールねじ5の弾性変形が復元が行われるのみであ
る。当然のことながら、この現象が点Oから点Aまでの
変位分だけ生じ、さらに微小変位させると、今度は逆側
への弾性変形が開始され点Oから点Aまでの変位に略等
しい分において弾性変形が続く。つまり逆回転を開始し
てから点Oから点Aまでの変位量の略2倍の変位量にお
いては、ボールねじ5の弾性変形のみが行われるのであ
る。この変位を超えるようにモータ4を回転させれば、
回転力Fが転がり摩擦力F0を超え、ボールねじ5が転
がり始める。したがって点Oから点Aまでの変位量の略
2倍以上の変位の回転を行うのであれば、逆回転をさせ
ても問題はない。
りも小さい変位だけ回転させる場合には異なる駆動方法
が必要となる。つまり点Oから点Aまでの変位の略2倍
よりも小さい変位のときに、すでにボールねじ5が弾性
変形を行い、それ以上弾性変形の許容量がない状態にし
なければならない。このためにはモータ4を逆回転させ
る前に、微小変位だけ順回転させておく。順回転させる
ことにより、目標とする位置までに点Oから点Aまでの
変位量の略2倍以上の変位を確保するのである。なお、
この加圧固定手段8に適用できるものとしてディスクブ
レーキ等が考えられる。テーブル1の位置制御の駆動源
としてステッピングモータ等の電磁モータが用いられる
のであれば、モータの静止トルクが弱いのでこのような
加圧固定手段が必要となる。
れば加圧固定手段は別途設ける必要がなくなる。例え
ば、テーブル1の位置制御の駆動源として振動波モータ
(超音波モータ)を用いれば、この加圧固定手段を別途
に設ける必要がなくなる。なぜならば振動波モータは回
転移動体であるロータと、振動体であるステータとが常
に摩擦接触し、モータの停止時においてもロータとステ
ータとの間には摩擦力が生じているからである。この摩
擦力、つまり静止トルクは概してボールねじ5の弾性復
元力よりも大きい。そのため、モータを回転させてボー
ルねじ5を弾性変形させた場合に、そのままモータの回
転を停止させるだけでボールねじの弾性変形の復元に対
抗することができる。この状態であれば、弾性変形を復
元しようとする復元力とこの復元力に対抗する加圧固定
手段の摩擦力との均衡した2つの力がボールねじ5に加
わり、ボールねじ5には弾性変形の許容量がなくなる。
よってテーブル1に振動等の外乱が加わったとしてもボ
ールねじ5が変形しないためにテーブル1の位置がずれ
ることはない。
保するためにモータの回転変位を点Oから点Aまでの変
位量の略2倍を確保するとしているが、この値に限られ
たものではないことは当然である。モータの順方向回転
時と逆方向回転時とでボールねじの弾性が同様なもので
あるならば上記の条件となるが、順方向回転時と逆方向
回転時とで弾性が異なる場合は、両者を合わせた分だけ
の回転変位を確保すればよい。
位置制御装置の上面図を示す。また、図4に図3のA方
向から見た位置制御装置の断面図を示す。
沿ったガイド部を介してベース12上を摺動可能に移動
する。テーブル11にはナット13が固定されており、
ナット13はテーブル11と一体的に移動を行う。この
ナット13には振動波モータ14によって回転を行うね
じ軸15が挿入され、ねじ軸15の回転方向に応じてナ
ット13に固定されたテーブル11がねじ軸に沿って移
動する。ねじ軸15の一端は振動波モータ14の回転軸
とカップリング16によって連結されている。上述した
ように、振動波モータはロータとステータとが加圧接触
しており静止トルクが大きいため、図1の加圧固定手段
8をも兼用する役目を有する。カップリング16のナッ
ト側の近傍にはねじ軸を軸支して空間位置を規制する軸
受け37を有している。ベース12のテーブル11と対
向する面にはインデックススケール19が設けられ、イ
ンデックススケールの裏側でベースの内部に設けられた
空間内に投光素子と受光センサが配置される。テーブル
11のベース12と対向する面にはメインスケール20
が設けられている。ベース12内に設けられた投光素子
が照射を行うと、照射された光はインデックススケール
19の第1格子部を透過してメインスケール20に到達
する。光がメインスケール20に到達するとメインスケ
ール20に設けられた格子で反射され、インデックスス
ケール19の第2格子部を透過して、ベース12内の受
光センサに到達する。この受光センサの光電変換出力を
解析することで、テーブル11とベース12との相対位
置を高精度に検出することができる。また、テーブル1
1には検出プレート23が設けられている。テーブル1
1がモータ14に近づく方向に移動して、移動し得る範
囲の端部までくると、ベース12に設けられた後退限界
検出器21が検出プレート23を検出する。反対にテー
ブル11がモータ14から離れる方向に移動して、移動
し得る範囲の端部までくると、ベース12に設けられた
前進限界検出器22が検出プレート23を検出する。つ
まり後退限界検出器21、前進限界検出器22および検
出プレート23によってテーブルの移動範囲を規制して
いる。
ーブルの位置決め制御を行った。テーブルの前進限界位
置からモータの回転速度20rpmにてテーブル駆動を
行い、テーブルの駆動量を測長ポテンシャル1.25n
mのレーザー測長システムにて計測した。そのときの位
置決め計測結果を表1に示す。
駆動を15回行った場合の計測結果は、最も大きな位置
ずれでも5nmであり、標準偏差σは3.54であり1
0nmには充分に収まっている。また目標値2を120
nmに設定してテーブル駆動を15回行った場合の計測
結果は、最も大きな位置ずれは目標値1と同様に5nm
であり、標準偏差σは3.48であり10nmには充分
に収まっている。したがって本実施形態の位置制御装置
を用いれば10nm単位での位置制御が可能となる。
成のねじやピエゾ素子を用いることなく、テーブルを微
小変位、具体的には10nm単位で位置制御が可能とな
り、テーブルに加わる振動等の外乱によってもテーブル
の位置がずれることのない高精度の位置制御方法および
位置制御装置を提供することができる。
図
断面図
置の上面図
ルねじの回転変位aとの応答特性を示す図
Claims (6)
- 【請求項1】 ベース部材に対して所定方向における相
対移動が可能なテーブル部材にねじ部が設けてあり、前
記ベース部材に回転可能に固定され、前記ねじ部と嵌合
するねじ軸をモータにより回転させることにより前記テ
ーブル部材をねじ軸に沿って変位させる位置制御方法に
おいて、 前記モータを回転させることにより前記ねじ軸をねじれ
方向に弾性変形させた状態で前記テーブル部材を変位さ
せ、モータを停止時においても前記ねじ軸を弾性変形さ
せた状態で保持することを特徴とする位置制御方法。 - 【請求項2】 前記ねじ軸またはモータの回転軸を加圧
固定することで、モータを停止時においても前記ねじ軸
を弾性変形させた状態で保持することを特徴とする請求
項1に記載の位置制御方法。 - 【請求項3】 ベース部材に対して所定方向における相
対移動が可能なテーブル部材と、 前記ベース部材に回転可能に固定され、ねじれ方向の弾
性変形が可能なねじ軸と、 前記ねじ軸と嵌合し、前記テーブル部材に一体的に固定
されたねじ部と、 前記ねじ軸の一端と連結され、ねじ軸を回転させること
により前記テーブル部材を変位させるモータと、 前記ねじ軸と前記モータとの連結部の近傍に配置され前
記ねじ軸を加圧固定する加圧固定手段とを有することを
特徴とする位置制御装置。 - 【請求項4】 ベース部材に対して所定方向における相
対移動が可能なテーブル部材と、 前記ベース部材に回転可能に固定され、ねじれ方向の弾
性変形が可能なねじ軸と、 前記ねじ軸と嵌合し、前記テーブル部材に一体的に固定
されたねじ部と、 前記ねじ軸の一端と連結され、ねじ軸を回転させること
により前記テーブル部材を変位させるモータと、 前記モータの回転軸を加圧固定する加圧固定手段とを有
することを特徴とする位置制御装置。 - 【請求項5】 前記モータおよび前記加圧固定手段とが
振動波駆動装置であることを特徴とする請求項3または
4に記載の位置制御装置。 - 【請求項6】 前記振動波駆動装置は移動体と振動体と
の静止摩擦により前記回転軸を加圧固定することを特徴
とする請求項5に記載の位置制御手段。
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