JP5153583B2 - 駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、テーブル部材をベース部材に対し相対移動させる駆動装置に関する。
従来、テーブルを駆動軸に沿ってベースに対し相対移動させる小型駆動装置がある。この種の小型駆動装置は、高い位置決め精度が要求されるものであり、半導体製造装置や位置決め装置等に搭載され、ベース上に載置された被加工物を目標の所定の位置に搬送もしくは固定する機能を有する。そのため、小型駆動装置の精度が半導体製造装置等の各種装置の精度を決めているといっても過言ではない。
小型駆動装置の駆動源としては電動式や空圧式等が用いられている。他方、近年ではナノインプリントや45nm線幅のプリントを行う半導体製造装置等の分解能が上がっているため、より小型で高精度且つ安価な小型駆動装置が要望されている。また、電子線を用いた加工装置に搭載される小型駆動装置では、真空環境下など特殊条件下で駆動できることが重要である。また、磁石等を用いて駆動する小型駆動装置では、電子線が磁場の影響を受けて曲がることで加工精度を落とすという問題がある。従来例としてステッピングモータを駆動源としてテーブルを駆動する小型駆動装置の例を図7と図9に示す。
図7は、従来例に係る小型駆動装置の構成を示す断面図である。
図7において、小型駆動装置のテーブル101はナット103に固定されており、ナット103と一体にベース部材102のガイドを介して摺動可能に移動する。ナット103には、ステッピングモータ104により回転するねじ軸105が挿入されている。
ナット103の内周部とねじ軸105の外周部には、それぞれねじ部が形成されており、鋼球109を介して互いに嵌合されている(図8参照)。これにより、ねじ軸105の回転方向に応じてナット103に固定されたテーブル101が図示のX方向に沿って移動する。
ねじ軸105の軸方向の一端部は、ステッピングモータ104の回転軸108に対し結合ナット106により連結されている。ねじ軸105の駆動部と結合ナット106との間に軸受107が配設され、ベース部材102に固定されている。軸受107によりねじ軸105を受けることにより、X方向に直交する方向にねじ軸105が揺動することを防止すると共に、X方向に直交する方向の位置規制をも行っている。
図9は、他の従来例に係る小型駆動装置の構成を示す断面図である。
図9において、小型駆動装置は、テーブル111、ベース112、ナット113、モータ114、ねじ軸115、カップリング116、回転軸117、鋼球118、ガイド119a、ガイド119b、バネ120を備えている。図9の各部の機能は図7の各部の機能と基本的に同様であるため説明を省略する。
しかしながら、図7および図9に示す小型駆動装置の構成では、テーブルに振動等の外乱が加わると、微小なレベルでテーブルの位置がずれてしまうという問題があった。これは以下の理由による。
図7のステッピングモータ104の駆動を開始すると、わずかではあるが、ねじ軸105にねじれの弾性変形が生じる。これは、ナット103、鋼球109、および、ねじ軸105の間には摩擦力が生じるため、ねじ軸105の弾性変形に対する復元力が、これらの摩擦力を上回るまでは、ねじ軸105が変形するためである。ねじ軸105の復元力がこれらの摩擦力を上回ると、ねじ軸105は弾性変形したままの状態で回転し始める。
ステッピングモータ104を同方向に連続して駆動する間は、このねじ軸105の弾性変形が維持されるが、ステッピングモータ104を停止すると、この弾性変形が解かれる。これは、ステッピングモータ104を停止することで、ステッピングモータ104のロータの保持力がなくなり、ねじ軸105の復元力によってステッピングモータ104のロータがわずかに回転してしまうためである。ロータが回転することでねじ軸105の弾性変形は復元し、復元した分だけ逆に弾性変形に許容量が生じてしまう。ねじ軸105がこの弾性変形の許容量を有する状態で、テーブル101に振動等の外乱が加わると、この許容量の範囲内でねじ軸105弾性変形が生じてしまい、その変形分だけテーブル101が移動してしまうのである。
これを解決するため、ねじ軸をねじれ方向に弾性変形させた状態でテーブルを変位させ、モータの停止時においてもねじ軸を弾性変形させた状態で保持する構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
これは、モータの停止時に、ねじ軸とモータの回転軸の結合部付近を加圧し、ねじ軸の弾性変形が解けないように固定することで、ねじ軸の弾性変形を維持し、ねじ軸から弾性変形の許容量をなくすものである。
こうすることで、モータの停止時においてもねじ軸を弾性変形させた状態で保持することができ、テーブルに負荷が加わったとしても、ねじ軸にはそれ以上の弾性変形が生じず、高い位置精度でテーブルを固定することができる。
上述した小型駆動装置の具体例について説明する。ねじ軸の弾性変形が解けないように固定するためのブレーキ付モータとして、振動波モータを用いることは小型化を図る上で有効である。振動波モータは、無通電時にはディスクブレーキと同様の機能を有し、一般的に電磁モータと比較して無通電時に数倍の保持力を備えており、省電力で起動トルクも大きく取れる。これらの機能を実現するための振動波モータの望ましい構成を図10を基に説明する。
図10は、振動波駆動装置の構成を示す断面図である。
図10において、振動波駆動装置(リング状振動波モータ)の摺動部材153は、摺動性の良いPTFE等の有機材料や酸化皮膜やメッキ等の対磨耗性の高い金属材料により形成され、リング状の金属弾性体151の一方の面に例えば接着剤により固定されている。移動体であるロータ155は、摺動部材153を介して金属弾性体151に加圧接触するように設けられている。駆動源となる圧電素子152(電気―機械エネルギ変換素子)は、圧電材料により形成され、金属弾性体151の他方の面に接着されている。
例えば給電基板154から交番信号となる電圧を圧電素子152に加えることで、2つの定在波の合成により進行波を金属弾性体151に形成し、ロータ155を金属弾性体151に対し相対移動させる。振動波駆動装置の振動発生源である圧電素子152に周波信号の電界をかけて金属弾性体151を振動させる。これにより、金属弾性体151に振動を励起し、金属弾性体151(振動体)とロータ155(移動体)とを上記振動により相対移動させることができる。
特開2003−29844号公報
上述した従来の技術において、ねじ軸105を十分に弾性変形させた状態で保持するためには、ねじ軸105とモータの回転軸108の結合部付近を加圧するだけではなく、ナット103、鋼球109、および、ねじ軸105の間にもある程度の摩擦力が必要となる。
ナット103、鋼球109、および、ねじ軸105の間の摩擦力があまり小さいと、モータの駆動開始時にねじ軸105に生じる弾性変形も小さくなってしまう。そのため、ねじ軸105とモータの回転軸108の結合部付近を固定して、ねじ軸を小さな弾性変形が生じた状態で保持したとしても、ねじ軸105には弾性変形に対する許容量が存在してしまう。
ナット103、鋼球109、および、ねじ軸105の間の摩擦力をある程度確保するためには、これらの間の隙間をできるだけ小さくする必要がある。しかしながら、ナット103、鋼球109、および、ねじ軸105の間の隙間をなくすようにこれらを成形しようとすると、これらを成形するコストが高くなってしまっていた。コストを抑えたままこれらを成形しようとすると、図8に示すように、ナット103の内周部のねじ部と鋼球109との間には大きな隙間が生じてしまい、十分な摩擦力を確保することができなくなる。
そこで、本発明の目的は、安価で動作の安定性が高い高精度な駆動装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の駆動装置は、ベース部材と、前記ベース部材に配置されるテーブル部材と、回転駆動力を発生するモータを備える駆動装置において、前記テーブル部材に設けられたねじ構造部に嵌合するねじ部と前記モータの回転軸に連結される連結部とを有し、前記モータで発生した回転駆動力により回転することで前記テーブル部材を前記ベース部材に対し相対移動させるねじ軸と、前記ねじ軸を回転しないように加圧して固定する加圧部材と、前記ベース部材と前記テーブル部材との間に前記ねじ軸の配設方向に沿って掛け渡されたバネを有する加圧機構と、を備え、前記加圧機構は、前記ベース部材における一方の側面部と前記テーブル部材における一方の側面部との間に前記ねじ軸の配設方向に沿って掛け渡された第1のバネと、前記ベース部材における他方の側面部と前記テーブル部材における他方の側面部との間に前記ねじ軸の配設方向に沿って掛け渡されると共に、前記ベース部材と前記テーブル部材の前記一方の側面部から前記他方の側面部への透視方向において前記第1のバネに対して交差する位置関係に配置された第2のバネを備えることを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明の駆動装置は、ベース部材と、前記ベース部材に配置されるテーブル部材と、回転駆動力を発生するモータを備える駆動装置において、前記テーブル部材に設けられたねじ構造部に嵌合するねじ部と前記モータの回転軸に連結される連結部とを有し、前記モータで発生した回転駆動力により回転することで前記テーブル部材を前記ベース部材に対し相対移動させるねじ軸と、前記ねじ軸を回転しないように加圧して固定する加圧部材と、前記ベース部材と前記テーブル部材との間に前記ねじ軸の配設方向に沿って掛け渡されたバネを有する加圧機構と、を備え、前記加圧機構は、前記ベース部材における一方の側面部と前記テーブル部材における一方の側面部との間に前記ねじ軸の配設方向に沿って掛け渡された第1のバネと、前記ベース部材における他方の側面部と前記テーブル部材における他方の側面部との間に前記ねじ軸の配設方向に沿って掛け渡されると共に、前記第1のバネの加圧力とは異なる加圧力に設定された第2のバネを備えることを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明の駆動装置は、ベース部材と、前記ベース部材に配置されるテーブル部材と、回転駆動力を発生する振動波モータを備える駆動装置において、前記テーブル部材に設けられたねじ構造部に嵌合するねじ部と前記振動波モータの回転軸に連結される連結部とを有し、前記モータで発生した回転駆動力により回転することで前記テーブル部材を前記ベース部材に対し相対移動させるねじ軸と、前記ベース部材と前記テーブル部材との間に前記ねじ軸の配設方向に沿って掛け渡されたバネを有する加圧機構と、を備え、前記加圧機構は、前記ベース部材における一方の側面部と前記テーブル部材における一方の側面部との間に前記ねじ軸の配設方向に沿って掛け渡された第1のバネと、前記ベース部材における他方の側面部と前記テーブル部材における他方の側面部との間に前記ねじ軸の配設方向に沿って掛け渡されると共に、前記ベース部材と前記テーブル部材の前記一方の側面部から前記他方の側面部への透視方向において前記第1のバネに対して交差する位置関係に配置された第2のバネを備えることを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明の駆動装置は、ベース部材と、前記ベース部材に配置されるテーブル部材と、回転駆動力を発生する振動波モータを備える駆動装置において、前記テーブル部材に設けられたねじ構造部に嵌合するねじ部と前記振動波モータの回転軸に連結される連結部とを有し、前記モータで発生した回転駆動力により回転することで前記テーブル部材を前記ベース部材に対し相対移動させるねじ軸と、前記ベース部材と前記テーブル部材との間に前記ねじ軸の配設方向に沿って掛け渡されたバネを有する加圧機構と、を備え、前記加圧機構は、前記ベース部材における一方の側面部と前記テーブル部材における一方の側面部との間に前記ねじ軸の配設方向に沿って掛け渡された第1のバネと、前記ベース部材における他方の側面部と前記テーブル部材における他方の側面部との間に前記ねじ軸の配設方向に沿って掛け渡されると共に、前記第1のバネの加圧力とは異なる加圧力に設定された第2のバネを備えることを特徴とする。
本発明によれば、加圧機構の設置により、ねじ軸とテーブル部材のねじ構造部との間の隙間を解消しガタを取り除くことが可能となり、テーブル部材の停止位置精度を向上させることが可能となる。これにより、安価で動作の安定性が高い高精度な駆動装置を提供することが可能となる。その結果、半導体製造装置・電子線加工装置・電子顕微鏡等の様々な産業を支える分野に貢献することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
〔第1の実施の形態〕
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る駆動装置としての小型駆動装置の構成を示す断面図である。図2は、小型駆動装置のボールねじの構成を示す断面図である。
図1において、小型駆動装置は、テーブル1、ベース2、ナット3、モータ4、ねじ軸5、カップリング6、軸受7、加圧部材8及びバネ9からなる加圧機構10、コントローラ(駆動制御部)11を備えている。小型駆動装置は、例えば半導体製造装置や電子線加工装置等に使用される。
テーブル1(テーブル部材)は、ベース2(ベース部材)の上部に配置され、モータ4の回転軸の軸方向に沿って配設されたガイド部を介して、ねじ軸5の回転に伴いベース2上をガイド部を介して摺動しながら図示のX方向へ移動可能に構成されている。テーブル1には、ナット3が固定されている。図2に示すように、ナット3とねじ軸5と鋼球12によりボールねじを構成している。
ねじ軸5は、ナット3(ねじ構造部)に嵌合するねじ部を有すると共にモータ4の回転軸にカップリング6により連結される連結部を有し、モータ4で発生した回転駆動力により回転されることでナット3を介してテーブル1をベース2に対し相対移動させる。軸受7は、ねじ軸5におけるナット3と嵌合するねじ部とカップリング6との間においてベース2に固定されており、ねじ軸5を支持する。尚、モータ4としては、例えばステッピングモータもしくは振動波モータ等の使用が考えられるが、本発明は特定の種類のモータに限定されるものではない。
加圧部材8は、モータ4の回転軸とねじ軸5の一端部とを連結するカップリング6に付設させ、モータの停止時に、ねじ軸5を強固に固定する。
コントローラ11は、操作ボタン11a、操作ボタン11bを備えており、モータ4と加圧部材8を含む小型駆動装置全体の制御を行う。モータ4は、テーブル1の位置制御の駆動源であり、コントローラ11の制御により、回転軸を介してねじ軸5に回転力を伝達する。操作者がコントローラ11の操作ボタン11aを押下した場合は、モータ4が所定の回転を行うことでテーブル1は図1の左方向に移動する。他方、操作者がコントローラ11の操作ボタン11bを押下した場合は、モータ4が逆方向に回転を行うことでテーブル1は図1の右方向に移動する。
本実施の形態の小型駆動装置の特徴となる点は次の通りである。ナット3とねじ軸5の間に生じる摩擦力を増加させるため、テーブル1上に垂設した支持部1aとベース2上に垂設した支持部2aとの間に、ねじ軸5と平行に(ねじ軸5の配設方向に沿って)バネ9の両端部を掛け渡した加圧機構を有する構成とする。
図2に示すように、小型駆動装置はナット3とねじ軸5との間に鋼球12を介在させることでボールねじを構成しており、安価なボールねじを用いるとナット3の内周部のねじ部と鋼球12との間に隙間がある構造となってしまう。そこで、本実施の形態では、バネ9にて図2に示す強力な加圧力を発生することにより、ナット3とねじ軸5と鋼球12を所定方向(図1では右方向、図2では下方向)に押し付けて片寄せすることで、これらの間の摩擦力を確保している。
次に、上記構成を有する本実施の形態の小型駆動装置の動作を説明する。
コントローラ11の制御によりモータ4を回転させ、ナット3内部の摩擦力を高めることでねじ軸5を十分に弾性変形させた状態で回転させ、目標とする変位までテーブル1をベース2上で移動させた後、コントローラ11の制御によりモータ4を停止する。モータ4の停止時に、コントローラ11の制御により加圧部材8がねじ軸5を固定する。モータ4の停止に伴い、ねじ軸5は弾性変形した状態を復元しようとするが、ナット3、ねじ軸5、鋼球12、および、加圧部材8における摩擦力によって、ねじ軸5は弾性変形したままの状態で保持される。
ねじ軸5を弾性変形させたままの状態で保持するには、モータ4の回転時においてモータ4を停止させる前にコントローラ11の制御により加圧部材8を駆動し、モータ4が停止する直前にねじ軸5を強固に加圧し固定する必要がある。このとき、ねじ軸5には、弾性変形を復元しようとする復元力と、この復元力に対抗するナット3、ねじ軸5、鋼球12、および、加圧部材8における摩擦力とが作用している。そのため、相反する方向に働く均衡した力がねじ軸5に加わる。ねじ軸5には弾性変形の許容量がなく、テーブル1に振動等の外乱が加わったとしてもねじ軸5が変形しないため、テーブル1の位置が目標からずれることはない。
ナット3の内周部のねじ部と鋼球12の間に隙間があると、ねじ軸105の弾性変形に対する復元力が、ナット103内部における摩擦力をすぐに上回ってしまい、ねじ軸105に生じる弾性変形が小さくなってしまっていた。そのため、加圧部材8でねじ軸5の弾性変形を維持したとしても、ねじ軸5には弾性変形の許容量が残ってしまい、外乱によってテーブル1が位置ずれを起こす可能性があった。そこで、本実施の形態では、バネ9で構成された加圧機構を用いることで、ナット103内部における摩擦力を高めているのである。
尚、本実施の形態では、加圧部材8によりねじ軸5を加圧して摩擦力により固定する構成としているが、これに限定されるものではない。加圧部材8によりねじ軸5に連結したモータ4の回転軸を加圧して摩擦力により固定する構成としても構わない。
加圧部材8の具体例としてはディスクブレーキ等が考えられる。テーブル1の位置制御の駆動源として例えばステッピングモータ等の電磁モータを用いる場合は、電磁モータの静止トルクが弱いので、本実施の形態のような加圧部材8が必要となる。しかし、反対にモータの静止トルクが強い振動波モータ(超音波モータ)を用いれば、加圧部材8を別途設けることは不要となる。
振動波モータは、回転子であるロータと振動子であるステータとが摩擦接触し、モータの停止時においてもロータとステータとの間には摩擦力が生じてる。摩擦力つまり静止トルクは、概してねじ軸5の弾性変形からの復元力よりも大きい。そのため、モータ4を回転させてねじ軸5を弾性変形させた場合に、そのままモータ4の回転を停止させるだけでねじ軸5の弾性変形からの復元力に対抗することができる。
また、ナット3、ねじ軸5、および鋼球12の間の摩擦力を増加させるバネ9として、例えば図3で示すような特性を有する安価なバネを用いる場合を考える。図3で示すように、テーブル1の移動量(ストローク)が大きくなるとボールねじに掛かる力が大きくなり、ボールねじの弾性変形によりテーブルの停止位置精度が低下し、テーブル1における移動目標位置からのずれ量が大きくなる。
そこで、本実施の形態では、小型駆動装置におけるボールねじの駆動時において、コントローラ11によりテーブル1における移動目標位置からのずれ量を補正するための補正量を見込んでモータ4の制御を行う(図3の矢印で示す補正)。これにより、テーブル1の停止位置精度を高めることが可能となる。
以上詳細に説明したように、本実施の形態によれば以下の効果を奏する。小型駆動装置のモータ4の停止時において、加圧部材8により、ねじ軸5を弾性変形させた状態で保持すると共に、バネ9によりねじ軸5をモータ4の回転軸の方向に加圧する。そのため、ナット3とねじ軸5と鋼球12からなるボールねじの隙間を解消しガタを取り除くことが可能となる。
これにより、安価なボールねじを用いたとしても、バネ9を設置することで、テーブル1の停止位置精度を向上させることが可能となり、安価で動作の安定性が高い高精度な小型駆動装置を提供することが可能となる。その結果、半導体製造装置・電子線加工装置・電子顕微鏡等の様々な産業を支える分野に貢献することが可能となる。
〔第2の実施の形態〕
図4は、本発明の第2の実施の形態に係る駆動装置としての小型駆動装置の構成を示す部分断面図である。
図4において、小型駆動装置は、テーブル1、ベース2、ナット3、振動波モータ14、ねじ軸5、カップリング6、軸受7、コントローラ11、バネ15a、バネ15bを備えている。小型駆動装置は、例えば半導体製造装置や電子線加工装置等に使用される。
本実施の形態は、上記第1の実施の形態に対して、ボールねじの駆動源として振動波モータ14を使用する点と、バネ15a(第1のバネ)及びバネ15b(第2のバネ)からなる加圧機構を設けた点において相違する。本実施の形態のその他の要素は、上記第1の実施の形態の対応するものと同一であるため説明を省略する。
振動波モータ14は、無通電時にはディスクブレーキと同様の機能を有すると共に大きな保持力を有するモータである。テーブル1におけるねじ軸5に平行な一方の側面部とベース2におけるねじ軸5に平行な一方の側面部との間に、ねじ軸5の配設方向に沿ってバネ15aが掛け渡されている。また、テーブル1におけるねじ軸5に平行な他方(反対側)の側面部とベース2におけるねじ軸5に平行な他方(反対側)の側面部との間に、ねじ軸5の配設方向に沿ってバネ15bが掛け渡されている。バネ15bは、図示のように、テーブル1及びベース2の一方の側面部から他方の側面部への透視方向においてバネ15aに対して交差する位置関係に配置される。
本構成により、バネ15a、15bを小型駆動装置の外側に大きく突出させない状態に配置することができるため、小型駆動装置をより小型化且つ薄型化を図ることが可能となる。また、複数のバネを配設することで加圧力を増やすことが可能となる。
以上詳細に説明したように、本実施の形態によれば、上記第1の実施の形態と同様に、安価で動作の安定性が高い高精度な小型駆動装置を提供することが可能となる。その結果、半導体製造装置・電子線加工装置・電子顕微鏡等の様々な産業を支える分野に貢献することが可能となる。
〔第3の実施の形態〕
図5は、本発明の第3の実施の形態に係る駆動装置としての小型駆動装置の構成を示す断面図である。
図5において、小型駆動装置は、テーブル21、ベース22、ナット23、モータ24、ねじ軸25、カップリングを兼ねたブレーキ26、回転軸27、鋼球28、ガイド29a、ガイド29b、バネ30a、バネ30b、コントローラ31を備えている。ナット23とねじ軸25と鋼球28によりボールねじを構成している。小型駆動装置は、例えば半導体製造装置や電子線加工装置等に使用される。
本実施の形態では、テーブル21におけるねじ軸25に平行な一方の側面部とベース22におけるねじ軸25に平行な一方の側面部との間に、ねじ軸25の配設方向に沿ってバネ30a(第1のバネ)が掛け渡されている。また、テーブル21におけるねじ軸25に平行な他方の側面部とベース22におけるねじ軸25に平行な他方の側面部との間に、ねじ軸25の配設方向に沿ってバネ30b(第2のバネ)が掛け渡されている。この場合、バネ30aの加圧力とバネ30bの加圧力とは異なる値に設定されている。尚、図5のその他の要素は、図9の対応するものと基本的に同様であるため説明を省略する。
本構成によれば、第1、第2の実施の形態で述べた効果に加え、テーブル21と、ガイド29a、29bの間に隙間が生じていても、上記のバネ30aの加圧力とバネ30bの加圧力との差分で発生する引張り力(モーメント)で片寄せすることが可能となる。また、加圧機構として複数のバネを配設することで加圧力を増やすことが可能となる。
以上詳細に説明したように、本実施の形態によれば、上記第1の実施の形態と同様に、安価で動作の安定性が高い高精度な小型駆動装置を提供することが可能となる。その結果、半導体製造装置・電子線加工装置・電子顕微鏡等の様々な産業を支える分野に貢献することが可能となる。
〔第4の実施の形態〕
図6は、本発明の第4の実施の形態に係る駆動装置としての小型駆動装置の構成を示す断面図である。
図6において、小型駆動装置は、テーブル41、ベース42、ナット43、モータ44、ねじ軸45、カップリング46、回転軸47、鋼球48、ガイド49a、ガイド49b、バネ50a、バネ50b、コントローラ51を備えている。ナット43とねじ軸45と鋼球48によりボールねじを構成している。小型駆動装置は、例えば半導体製造装置や電子線加工装置等に使用される。
本実施の形態では、テーブル41におけるねじ軸45に平行な一方の側面部とベース42におけるねじ軸45に平行な一方の側面部との間に、ねじ軸45の配設方向に沿って一定荷重バネ50a(第1の一定荷重バネ)が掛け渡されている。また、テーブル41におけるねじ軸45に平行な他方の側面部とベース42におけるねじ軸45に平行な他方の側面部との間に、ねじ軸45の配設方向に沿って一定荷重バネ50b(第2の一定荷重バネ)が掛け渡されている。尚、図6のその他の要素は、図5の対応するものと基本的に同様であるため説明を省略する。
一定荷重バネ50a、50bは、テーブルの移動量(ストローク)に関係なく一定の加圧力を発生する機構であり、ボールねじの弾性変形による影響を無くすことを実現している。一定荷重バネ50a、50bは、通称で「コンストンバネ」などと呼称されている。図3にテーブル41の移動量(ストローク)とテーブル41の移動目標位置に対するずれ量の関係を示す。
本構成により、テーブル41のストロークが大きくなっても、ボールねじの弾性変形によりテーブル41の停止位置精度が低下することはなく、テーブル41の停止位置精度を更に高めることが可能となる。また、加圧機構として一定荷重バネ50a、50bを用いることで、テーブル41を移動させる際の安定性を図ることが可能となる。また、複数のバネを配設することで加圧力を増やすことが可能となる。
以上詳細に説明したように、本実施の形態によれば、上記第1の実施の形態と同様に、安価で動作の安定性が高い高精度な小型駆動装置を提供することが可能となる。その結果、半導体製造装置・電子線加工装置・電子顕微鏡等の様々な産業を支える分野に貢献することが可能となる。
〔他の実施の形態〕
第1乃至第4の実施の形態では、本発明の駆動装置としての小型駆動装置の各種の構成例を説明したが、本発明の駆動装置は半導体製造装置・電子線加工装置・電子顕微鏡・検査装置等、様々な技術分野の各種装置において広範に使用することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る駆動装置としての小型駆動装置の構成を示す断面図である。 小型駆動装置のボールねじの構成を示す断面図である。 小型駆動装置のテーブルの目標に対するずれ量とテーブルのストロークの関係を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る駆動装置としての小型駆動装置の構成を示す部分断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る駆動装置としての小型駆動装置の構成を示す断面図である。 本発明の第4の実施の形態に係る駆動装置としての小型駆動装置の構成を示す断面図である。 従来例に係る小型駆動装置の構成を示す断面図である。 小型駆動装置のボールねじの構成を示す断面図である。 他の従来例に係る小型駆動装置の構成を示す断面図である。 振動波駆動装置の構成を示す断面図である。
符号の説明
1、21、41 テーブル
2、22、42 ベース
3、23、43 ナット
4、14、24、44 モータ
5、25、45 ねじ軸
6、26、46 カップリング
8 加圧部材
9 バネ
11、31、51 コントローラ
12、28、48 鋼球
15a、15b バネ
30a、30b バネ
50a、50b 一定荷重バネ

Claims (5)

  1. ベース部材と、前記ベース部材に配置されるテーブル部材と、回転駆動力を発生するモータを備える駆動装置において、
    前記テーブル部材に設けられたねじ構造部に嵌合するねじ部と前記モータの回転軸に連結される連結部とを有し、前記モータで発生した回転駆動力により回転することで前記テーブル部材を前記ベース部材に対し相対移動させるねじ軸と、
    前記ねじ軸を回転しないように加圧して固定する加圧部材と、
    前記ベース部材と前記テーブル部材との間に前記ねじ軸の配設方向に沿って掛け渡されたバネを有する加圧機構と、を備え、
    前記加圧機構は、
    前記ベース部材における一方の側面部と前記テーブル部材における一方の側面部との間に前記ねじ軸の配設方向に沿って掛け渡された第1のバネと、
    前記ベース部材における他方の側面部と前記テーブル部材における他方の側面部との間に前記ねじ軸の配設方向に沿って掛け渡されると共に、前記ベース部材と前記テーブル部材の前記一方の側面部から前記他方の側面部への透視方向において前記第1のバネに対して交差する位置関係に配置された第2のバネを備えることを特徴とする駆動装置。
  2. ベース部材と、前記ベース部材に配置されるテーブル部材と、回転駆動力を発生するモータを備える駆動装置において、
    前記テーブル部材に設けられたねじ構造部に嵌合するねじ部と前記モータの回転軸に連結される連結部とを有し、前記モータで発生した回転駆動力により回転することで前記テーブル部材を前記ベース部材に対し相対移動させるねじ軸と、
    前記ねじ軸を回転しないように加圧して固定する加圧部材と、
    前記ベース部材と前記テーブル部材との間に前記ねじ軸の配設方向に沿って掛け渡されたバネを有する加圧機構と、を備え、
    前記加圧機構は、
    前記ベース部材における一方の側面部と前記テーブル部材における一方の側面部との間に前記ねじ軸の配設方向に沿って掛け渡された第1のバネと、
    前記ベース部材における他方の側面部と前記テーブル部材における他方の側面部との間に前記ねじ軸の配設方向に沿って掛け渡されると共に、前記第1のバネの加圧力とは異なる加圧力に設定された第2のバネ備えることを特徴とする駆動装置。
  3. 前記ねじ軸の駆動時に、前記テーブル部材における移動目標位置からのずれ量を補正するための補正量を見込んで前記モータを制御する制御手段、を更に備えることを特徴とする請求項1または2に記載の駆動装置。
  4. ベース部材と、前記ベース部材に配置されるテーブル部材と、回転駆動力を発生する振動波モータを備える駆動装置において、
    前記テーブル部材に設けられたねじ構造部に嵌合するねじ部と前記振動波モータの回転軸に連結される連結部とを有し、前記モータで発生した回転駆動力により回転することで前記テーブル部材を前記ベース部材に対し相対移動させるねじ軸と、
    前記ベース部材と前記テーブル部材との間に前記ねじ軸の配設方向に沿って掛け渡されたバネを有する加圧機構と、を備え、
    前記加圧機構は、
    前記ベース部材における一方の側面部と前記テーブル部材における一方の側面部との間に前記ねじ軸の配設方向に沿って掛け渡された第1のバネと、
    前記ベース部材における他方の側面部と前記テーブル部材における他方の側面部との間に前記ねじ軸の配設方向に沿って掛け渡されると共に、前記ベース部材と前記テーブル部材の前記一方の側面部から前記他方の側面部への透視方向において前記第1のバネに対して交差する位置関係に配置された第2のバネを備えることを特徴とする駆動装置。
  5. ベース部材と、前記ベース部材に配置されるテーブル部材と、回転駆動力を発生する振動波モータを備える駆動装置において、
    前記テーブル部材に設けられたねじ構造部に嵌合するねじ部と前記振動波モータの回転軸に連結される連結部とを有し、前記モータで発生した回転駆動力により回転することで前記テーブル部材を前記ベース部材に対し相対移動させるねじ軸と、
    前記ベース部材と前記テーブル部材との間に前記ねじ軸の配設方向に沿って掛け渡されたバネを有する加圧機構と、を備え、
    前記加圧機構は、
    前記ベース部材における一方の側面部と前記テーブル部材における一方の側面部との間に前記ねじ軸の配設方向に沿って掛け渡された第1のバネと、
    前記ベース部材における他方の側面部と前記テーブル部材における他方の側面部との間に前記ねじ軸の配設方向に沿って掛け渡されると共に、前記第1のバネの加圧力とは異なる加圧力に設定された第2のバネを備えることを特徴とする駆動装置。
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