JP2003029129A - 合焦位置検出装置 - Google Patents

合焦位置検出装置

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JP2003029129A
JP2003029129A JP2001210162A JP2001210162A JP2003029129A JP 2003029129 A JP2003029129 A JP 2003029129A JP 2001210162 A JP2001210162 A JP 2001210162A JP 2001210162 A JP2001210162 A JP 2001210162A JP 2003029129 A JP2003029129 A JP 2003029129A
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JP2001210162A
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Masaya Okazaki
賢哉 岡咲
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】反射率が低い測定対象物に対しても精度よく合
焦位置を検出する合焦位置検出装置を提供する。 【解決手段】光学系21のレーザビーム32は測定対象
面37に照射されて反射し、光分割装置22で3方向に
振分けられ、光検出系23に入射して、反射光38aの
集光点Qよりも前側での受光は信号A、反射光38bの
集光点Qよりも後側での受光は信号B、反射光38cの
集光点Qでの受光は信号Cとして夫々信号処理系24に
入力され、D=(A−B)/(A+B)、S=(A+
B)、E=(A+B)/Cが演算されて夫々制御系25
に入力される。コントローラ71は領域信号Eにより合
焦検出有効領域Ukを検出した後、変位信号Dにより第
1の合焦領域Arを検出し、合成信号Sにより判断した
測定対象面37の反射率の強弱に基づいて、合焦点近傍
の合焦動作の「繰り返し時間」又は「繰り返し回数」を
設定して最終合焦動作を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、IC基板や材料等
の加工面を測定するために測定対象面に光学的に焦点合
せを自動的に行う測定顕微鏡等における合焦位置検出装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この方面の従来技術として
は、例えば特開平8−304019号公報に開示された
焦点検出装置が知られている。図10(a) は、その従来
の焦点検出装置の概略の構成を示す図であり、同図(b)
はその2つの光検出器(受光素子)から出力される信号
の特性を示す図であり、同図(c) はその2つの出力信号
から演算される変位信号の特性を示す図である。同図
(a) に示す焦点検出装置において、半導体レーザ光源1
から出射されたレーザビーム2は、偏光ビームスプリッ
タ3から反射した後、1/4波長板4及び結像レンズ
5、対物レンズ6を介して、被測定表面7(例えば、I
C基板表面又は材料の加工表面等)に集光される。
【0003】被測定表面7から反射した反射光8は、対
物レンズ6、結像レンズ5、及び1/4波長板4から偏
光ビームスプリッタ3を透過して、ビームスプリッタ9
によって2方向に振り分けられる。上記一方の反射光8
は、ビームスプリッタ9から反射した後、集光点Qより
も後側に配置された第1の絞り11を介して第1の受光
素子12に照射される。また、他方の反射光8は、ビー
ムスプリッタ9を透過した後、集光点Qよりも前側に配
置された第2の絞り13を介して第2の受光素子14に
照射される。
【0004】第1の受光素子12からは受光した光量に
対応した同図(b) に示す特性を有する電気信号Aが、信
号処理系15に出力され、第2の受光素子14からは同
じく同図(b) に示す特性を有する電気信号Bが信号処理
系15に出力される。尚、同図(b) は、横軸に対物レン
ズ6と被測定表面7との相対距離(以下、距離Zとい
う)を示し、合焦位置を原点「0」としている。つま
り、対物レンズ6と被測定表面7が合焦位置よりも近接
していれば距離Zはマイナスで表わされ、合焦位置より
も離れていれば距離Zはプラスで表わされる。また、同
図は縦軸に上記の電気信号A及びBをそれらの電圧Vで
示している。
【0005】信号処理系15は、これらの電気信号A及
びBに対して、D=(A−B)/(A+B)の演算を行
ない、この演算結果として、信号処理系15からは、同
図(c) に示す特性を有する変位信号Dが出力される。
尚、同図(c) も、横軸には合焦位置を原点「0」として
距離Zを示しており、縦軸に変位信号Dの電圧Vを示し
ている。
【0006】この変位信号Dは、本来、合焦時には同図
(c) に示すように縦軸方向のレベルがゼロ、すなわち、
D=(A−B)/(A+B)=0、になるべき特性を有
している。したがって、この「D=0」となる位置に距
離Zを調整するようにして、被測定表面7に対する合焦
位置を求めれば良いことになる。ところが、この変位信
号Dはノイズ成分を含んでいる。
【0007】図11は、図10(c) の特性図の破線丸d
で囲んだ合焦点近傍を拡大して示す図である。図10
(c) に示した変位信号Dは、実際には図11に示すよう
にノイズ幅Nzを持った上範囲Duと下範囲Ddで示す
領域に分布した形で検出される。つまり変位信号Dは、
このように合焦点近傍においてノイズ幅Nz分の広がり
をもって検出されるものであるから、合焦位置で変位信
号Dが「0」となることは期待できない。実際にも合焦
位置で変位信号Dが「0」になることはない。
【0008】そこで、この変位信号Dのバラツキ(上範
囲Du、下範囲Dd)に対して、図11に示すように、
上限しきい値Tu及び下限しきい値Tdを設定し、この
上限しきい値Tuと下限しきい値Tdで挟まれる図には
ハッチングで示す合焦近傍領域の距離Zの範囲Fcを合
焦領域とし、変位信号Dがこの合焦近傍領域の範囲Fc
内にあるとき、そこが距離Zの合焦位置であると決定す
るものである。
【0009】しかしながら、図の矢印Aで示すように距
離Zをマイナス位置から合焦近傍領域の範囲Fc方向へ
移動させながら、受光素子12及び14による光量検出
のサンプリングを行っても、そのサンプリングの標本S
pが上記の合焦近傍領域内で得られないと、合焦の検出
ができないという問題が起きる。これは、測定対象が例
えばガラスのように反射率が低い場合に起きる問題であ
り、この場合、合焦動作が際限なく繰り返される虞が発
生する。また、このような測定対象面の反射率や表面状
態によって、上記従来の焦点検出装置では合焦精度の低
下や擬合焦が発生していた。
【0010】そこで、この問題に対し、本発明と同一出
願人になる特開平8−304019号公報には、焦点位
置の前後に配した上記2つの受光素子の他に、焦点位置
に第3の受光素子を配し、この第3の受光素子の出力C
により、合焦位置近傍の有効な領域を示すものとなる領
域信号E=(A+B)/Cを生成するようにしている。
ここでは、この信号Eが或るしきい値以上となるときを
もって変位信号Dの有効な領域と決定するものであり、
これによって擬合焦の問題を回避している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の方法
は、例えばガラスなどの反射率の低い測定対象物の場合
は領域信号E=(A+B)/Cを利用することで擬合焦
の問題は回避できるとしても、変位信号D=(A−B)
/(A+B)に含まれるノイズ幅Nzのレベルはそのま
まであって変るものではないため、合焦近傍領域の範囲
Fcの広がりが大きく、合焦精度が悪化するという問題
までは解消されないことが判明した。
【0012】図12(a) は信号・雑音比(S/N)が良
い場合の変位信号Dの合焦位置近傍の拡大図を示してお
り、同図(b) はS/Nが悪い場合の変位信号Dの合焦位
置近傍の拡大図を示している。同図(a),(b) を比較して
明らかなように、S/Nが良い場合に比較して、S/N
が悪い場合は、合焦領域とされる範囲Fcが本来の正し
い合焦位置である原点「0」に対して前後に大きく広が
っている。このような大きな広がりの中で、その前又は
後の領域端部で検出された標本Sp(図11参照)に基
づいて合焦位置が決定されると、合焦精度が低下する。
【0013】本発明は、上記の技術の更なる改良を目的
とし、例えばガラスなどのように反射率が低い測定対象
物に対しても合焦精度が悪化しない検出方法を上記特開
平8−304019号出願とは異なる方法で実現した合
焦位置検出装置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】以下に、本発明に係わる
合焦位置検出装置の構成を述べる。先ず、請求項1記載
の発明の合焦位置検出装置は、測定光を測定対象面に照
射して該測定対象面からの反射光を集光する光学系と、
該光学系により集光された上記反射光の光強度をそれぞ
れ集光位置に対して異なる位置で検出する複数の光検出
手段と、該複数の光検出手段により出力される複数種類
の光検出信号に基づいて合焦位置を検出する合焦位置検
出装置であって、第1の合焦判定条件に基づいて第1の
合焦領域を検出する第1合焦領域検出手段と、上記第1
合焦領域検出手段により上記第1の合焦領域が検出され
た後、第2の合焦判定条件に基づいて最終合焦領域を検
出する最終合焦領域検出手段と、を備えて構成される。
【0015】上記第2の合焦判定条件は、例えば請求項
2記載のように、上記測定対象面からの反射光の光強度
に基づいて第2判定条件設定手段により設定されるよう
に構成される。そして、上記第2の合焦判定条件は、例
えば請求項3記載のように、上記最終合焦領域への絞り
込み動作を繰り返すときの繰り返し経過時間であるよう
に構成され、また、例えば請求項4記載のように、上記
最終合焦領域への絞り込み動作を繰り返すときの繰り返
し回数であるように構成される。
【0016】次に、請求項5記載の発明の合焦位置検出
装置は、測定光を被測定表面に照射して該被測定表面か
らの反射光を3分割して集光する光学系と、該光学系に
より集光される上記反射光の集光位置の前側に配置され
た第1の光検出手段と、上記反射光の集光位置の後側に
配置された第2の光検出手段と、上記反射光の集光位置
に配置された第3の光検出手段と、を備えて、上記第
1、第2及び第3の光検出手段から出力される各光検出
信号に基づいて上記測定対象面の合焦位置を検出する合
焦位置検出装置であって、上記第1の光検出手段から出
力される信号をAとし、上記第2の光検出手段から出力
される信号をBとし、上記第3の光検出手段から出力さ
れる信号をCとして、変位信号D=(A−B)/(A+
B)を演算する第1の演算手段と、合成信号S=A+B
を演算する第2の演算手段と、領域信号E=(A+B)
/Cを演算する第3の演算手段と、上記第3の演算手段
により演算された領域信号Eに基づいて大枠の合焦範囲
を検出した後、上記第1の演算手段により演算された変
位信号Dに基づいて上記大枠の合焦範囲よりも狭い範囲
の第1の合焦領域を検出し、上記第2の演算手段により
演算された合成信号Sに基づいて最終合焦判定条件を設
定した後、該最終合焦判定条件に基づいて上記第1の合
焦領域内にある最終合焦領域を検出する制御装置と、を
備えて構成される。
【0017】このように、本発明の合焦位置検出装置に
おける合焦判定では、変位信号が合焦領域に入った後
も、そこで直ちに合焦であるとの決定を行わず本発明に
特有の複数の合焦判定条件に基づいて合焦位置を絞り込
む動作を続行して、合焦判定条件を満たした時点で合焦
であると判断する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1は、一実施の形態におけ
る合焦位置検出装置の構成を模式的に示す図である。同
図に示すように、この合焦位置検出装置は、測定光を測
定対象面(被測定表面)に照射し、この測定対象面から
の反射光を集光する光学系21と、この光学系21によ
って集光された反射光を3分割する光分割装置22と、
この光分割装置22によって3分割された反射光を夫々
受光して光検出信号を出力する光検出系23と、この光
検出系23から出力された信号に所定の演算を施して出
力する信号処理系24と、この信号処理系24から出力
された信号から合焦検出のための合焦動作を制御する制
御系25とを備えている。
【0019】上記の光学系21は、半導体レーザ光源3
1からレーザビーム32を出射し、このレーザビーム3
2を偏光ビームスプリッタ33で下方に反射させ、更に
1/4波長板34、結像レンズ35、対物レンズ36を
介して、測定対象面37に集光させる。そして、その測
定対象面37から反射した反射光38を、対物レンズ3
6及び結像レンズ35を介して集光し、この集光した反
射光38を1/4波長板34を介し、偏光ビームスプリ
ッタ33を通過させて、光分割装置22に出射する。
【0020】光分割装置22は、第1のビームスプリッ
タ41と、第2のビームスプリッタ42を備え、光学系
21から入射する測定対象面37からの反射光38を、
第1のビームスプリッタ41によって図の右と上の2方
向に振り分け、その上に振り分けられて第1のビームス
プリッタ41を透過した反射光38を、更に第2のビー
ムスプリッタ42によって図の右と上の2方向に振り分
ける。そして、これら全部で3方向に振り分けた反射光
38(38a、38b、38c)をそれぞれ光検出系2
3に出射する。
【0021】光検出系23は、第1の絞り51と第1の
受光素子52からなる第1の受光部と、第2の絞り53
と第2の受光素子54からなる第2の受光部と、第3の
受光素子55のみからなる第3の受光部を備えている。
上記第2のビームスプリッタ42により上に通過して振
り分けられて光検出系23に入射してくる反射光38a
は、第1の受光部において、第1の絞り51を介し、反
射光38aの集光点Qよりも前側に配置されている第1
の受光素子52に入射される。この第1の受光素子52
は、受光した光量を電気信号に変換した光検出信号Aを
信号処理系24に出力する。
【0022】また、上記第2のビームスプリッタ42に
より右に反射されて振り分けられて光検出系23に入射
してくる反射光38bは、第2の受光部において、第2
の絞り53を介し、反射光38bの集光点Qよりも後側
に配置されている第2の受光素子54に入射される。こ
の第2の受光素子54は、受光した光量を電気信号に変
換した光検出信号Bを信号処理系24に出力する。
【0023】そして、上記第1のビームスプリッタ41
により右に反射されて振り分けられて光検出系23に入
射してくる反射光38cは、第3の受光部において、反
射光38cの集光点Qに配置されている第3の受光素子
55に入射される。この第3の受光素子55は、受光し
た光量を電気信号に変換した光検出信号Cを信号処理系
24に出力する。
【0024】信号処理系24は、上記光検出系23から
入力する各光検出信号を用いて所定の演算を行う減算器
61、加算器62、2個の除算器63及び64を備えて
いる。減算器61と加算器62には、光検出系23の第
1の受光素子52から光検出信号Aがそれぞれ入力し、
第2の受光素子54から光検出信号Bがそれぞれ入力す
る。また、除算器63には、光検出系23の受光素子5
から光検出信号Cが入力する。
【0025】減算器61は、「A−B」を演算してその
演算結果を除算器64に出力する。加算器62は、「S
=A+B」を演算してその演算結果である合成信号Sを
2つの除算器63及び64並びに制御系25に出力す
る。除算器63は「E=(A+B)/C」を演算してそ
の演算結果である領域信号Eを制御系25に出力し、除
算器64は「D=(A−B)/(A+B)」を演算して
その演算結果である変位信号Dを制御系25に出力す
る。
【0026】制御系25は、コントローラ71とモータ
M72とで構成されている。コントローラ71には、信
号処理系24から上記の変位信号D、合成信号S、及び
領域信号Eが入力する。コントローラ71は、これらの
信号に基づいて詳しくは後述する処理を行い、モータM
72の順逆の回転を制御して、対物レンズ36と測定対
象面37との相対距離(以下、距離Z、又は変位Zとも
いう)を合焦位置に設定する。これにより、合焦位置が
自動的に決定される。
【0027】図2(a) は、距離Zの変位に対応して光検
出系23の第1の受光素子52から出力される光検出信
号Aと第2の受光素子54から出力される光検出信号B
の特性を示す図であり、同図(b) は、光検出系23の第
3の受光素子55から出力される光検出信号Cの特性を
示す図である。
【0028】同図(a) に示すように、光検出信号Aは合
焦点よりも変位Zが広がる方に偏って分布して、つまり
変位Zの原点「0」よりもプラス側にサンプリングのピ
ーク値が存在して、その左右の分布は急峻に減衰してい
る。また、光検出信号Bは合焦点よりも距離Zが狭まる
方に偏って分布して、つまり変位Zの原点「0」よりも
マイナス側にサンプリングのピーク値が存在して、その
左右の分布は急峻に減衰している。これに対して、光検
出信号Cは、同図(b) に示すように、合焦点を中心に距
離Zが広がる方にも狭まるほうにも一定範囲の広いピー
ク値を示し、その左右の分布は緩やかに減衰している。
【0029】図3(a),(b) は、距離Zの変位に対応して
信号処理系24の除算器64から出力される変位信号D
(D=(A−B)/(A+B))の特性を示す図であ
り、同図(a) はサンプル(測定対象面37、以下同様)
の反射率が高い場合の出力状態を示しており、同図(b)
は、サンプルの反射率が低い場合を示している。同図
(a) に示すサンプルの反射率が高い場合は、ホワイトノ
イズの占める割合が低くなるため特性曲線Dは滑らかな
(細い線の)曲線となるが、サンプルの反射率が低い場
合は、ホワイトノイズの占める割合が強くなるため、同
図(b) に示すように、特性曲線D′は滑らかな曲線とは
ならず、細かい波動を含んだ(ノイズ幅の大きい)曲線
となっている。同図(a),(b) いずれの場合も、プラスピ
ーク点VP+とマイナスピーク点Vp-をもっている。
【0030】図4は、距離Zの変位に対応して信号処理
系24の加算器62から出力される合成信号S(S=A
+B)の特性を示す図である。同図にはサンプルの反射
率が高い場合と低い場合の両方をそれぞれ示しており、
サンプルの反射率が高い場合の特性曲線Sは全体として
出力が高く、サンプルの反射率が低い場合の特性曲線
S′は全体として出力が低くなっている。
【0031】図5(a),(b) は、距離Zの変位に対応して
信号処理系24の除算器63から出力される領域信号E
(E=(A+B)/C)の特性を示す図であり、同図
(a) はサンプルの反射率が高い場合の特性曲線Eを示
し、滑らかな曲線で表わされている。同図(b) はサンプ
ルの反射率が低い場合の特性曲線E′を示し、図2(b)
の変位信号の特性曲線D′の場合と同様の理由で、滑ら
かではないノイズ幅の大きい曲線となっている。
【0032】いずれにしても、図2(a) に示した光検出
信号A及びBだけでは合焦点近傍の落ち込みが大きいた
め、原点「0」の合焦点近傍を探るための指針となる信
号にはなりにくいが、その光検出信号A及びBの合成で
あるA+Bを図2(b) に示す光検出信号Cで除すことに
より、反射光量の強弱に拘わりなく常に同レベルの信号
出力で、且つ、やや中央が低くなってはいるがほぼ正規
分布に近い特性を有する領域信号E(E、E′)が得ら
れる。この領域信号Eは原点「0」の合焦点を分布の中
心とする正規分布となるので、本例では、詳しくは後述
するが、この領域信号Eを合焦点を検出するための最初
の有効領域を探る指針としている。
【0033】図6は、制御系25のコントローラ71が
上記のような各信号(合成信号S、変位信号D、領域信
号E)を用いて行う合焦位置検出の処理を説明するフロ
ーチャートである。図7は、上記の合焦位置検出の処理
において合焦位置の補足範囲の設定を説明する図であ
る。
【0034】図8は、上記の合焦位置の補足範囲に入っ
た後に行われる第1の合焦判定処理のための領域と、そ
の後の絞り込み領域を説明する図である。図9(a),(b)
は、絞り込み領域に絞り込みを行う際の反射率の程度に
基づく判断によって行われる2種類の動作を説明する図
である。以下、これらの図6乃至図9(a),(b) を用いて
合焦位置検出の処理を説明する。
【0035】先ず、図6において、合焦位置検出の開始
を指示する入力がなされると、以下の処理が開始される
(ステップS1)。処理の最初は上方サーチで始まる
(ステップS2)。この処理は、一旦、距離Zが最大に
なるようにモータM72を制御した後、その最大位置か
ら距離Zを徐々に小さくして、補足範囲内すなわち合焦
近傍の位置を補足可能な有効領域に入ったか否か判別す
る(ステップS3)。
【0036】この処理では、図7に示す領域信号Eの出
力が参照される。前述したように、この領域信号Eは原
点「0」の合焦点を分布の中心としたほぼ正規分布とな
るので、やや低い分布となる中央の値も含むようなしき
い値Tを設定することにより、領域信号Eの値がしきい
値T以上となる変位Zの変位領域(有効領域Uk)を、
合焦点を検出するための最初の近傍領域を探る指針とす
るものである。そして、上記の上方サーチでは変位Zを
プラス側からマイナス側へ移動させていく。
【0037】尚、この領域信号Eは、これも前述したよ
うに、他の信号と同様にノイズ幅Nzを有する信号であ
り、巨視的にみれば、サンプルの反射率が高いときは図
5(a) に示したように滑らかな線で分布する特性を描
き、反射率が低いときは図5(b) に示したように幅のあ
る線で分布する特性を持っている。そして、微視的にみ
れば、大小の差はあるものの、図7に示すようにそのと
きどきの反射率に対応するノイズ幅Nzをもって分布す
る特性をもっている。しかし、いかに大きなノイズで
も、これらは平均に分布するホワイトノイズであるの
で、図7のように設けたしきい値Tによって最初の有効
領域Ukを探る指針とする程度においては一向に支障は
ない。
【0038】そして、上記ステップS3の判別で、変位
Zが合焦位置の補足範囲内、すなわち領域信号Eの出力
がしきい値T以上、つまり変位Zが有効領域Uk内にあ
る、ことを示していれば(S3がY)、続く処理をステ
ップS9の本発明の合焦動作に移るが、領域信号Eの出
力がしきい値T未満であれば(S3がN)続いて、上方
サーチが完了しているか否かを判別し(ステップS
4)、上方サーチが完了していなければ(S4がN)、
ステップS2に戻って上方サーチを続行する、というこ
とを繰り返す。
【0039】そして、領域信号Eの出力がしきい値T未
満のまま、上方サーチが完了した場合は(S4がY)、
次に、下方サーチを開始する(ステップS5)。この処
理は、一旦、変位Zが最小になるようにモータM72を
制御した後、その最小位置から変位Zを徐々に大きくし
ながら領域信号Eの出力を参照する処理である。
【0040】この処理では、領域信号Eの出力がしきい
値T以上、すなわち補足範囲内に入ったか否かを判別し
(ステップS6)、領域信号Eの出力がしきい値T未満
であれば(S6がN)、続いて、下方サーチが完了して
いるか否かを判別する(ステップS7)。そして、下方
サーチが完了していなければ(S7がN)、ステップS
5に戻って下方サーチを続行する、ということを繰り返
し、領域信号Eの出力がしきい値T以上、すなわち補足
範囲内に入ったときは(S6がY)、ステップS9の合
焦動作に移行する。
【0041】尚、領域信号Eの出力がしきい値T未満の
まま、下方サーチが完了した場合は(S7がY)、サー
チエラーと判断してこの合焦位置検出処理を終了する
(ステップS8)。このサーチエラーの終了では、表示
装置に「サーチエラーです」等の報知表示を行うか、エ
ラー警告灯を点滅させて、操作者に合焦位置の検出にエ
ラーが生じたことを報知するようにすることが好まし
い。
【0042】上記ステップS9の合焦動作の処理では、
先ず、図8に示す変位信号D(D、D′)の出力が参照
される。この場合も、変位信号Dは、巨視的にみればサ
ンプルの反射率が高いときは図3(a) に示したように滑
らかな分布であり、サンプルの反射率が低いときは図3
(b) に示してようにノイズ幅の大きい分布となるが、微
視的にみれば、いずれの場合も図8に示すように一定の
ノイズ幅Nzを有する分布を示す信号である。
【0043】この処理では、図3に示した変位信号D又
はD′の合焦点近傍の信号分布が利用される。この図8
に示す信号特性図は、図3に示した変位信号D又はD′
の特性図の合焦点近傍の拡大図である。またこの処理
は、上記のように変位Zが合焦位置の補足範囲に入った
後に、変位信号Dが「0」近傍である合焦領域を探すた
めに行われる第1の合焦判定処理である。
【0044】ここでは、第1の合焦判定条件として、図
8に示すように、変位信号D(又はD′、以下同様)に
上限しきい値Tuと下限しきい値Tdを設ける。これに
より、第1の合焦条件を満たす変位Zの範囲、すなわち
最初の合焦領域Arが設定される。
【0045】この合焦動作では、変位信号Dの値がプラ
スで且つ上限しきい値Tuより大きければ、変位信号D
の値が上限しきい値Tu以下となるまで距離Zをマイナ
ス方向へ移動させる。逆に、変位信号Dの値がマイナス
で且つ下限しきい値Tdより小さければ、変位信号Dの
値が下限しきい値Td以上となるまで距離Zをプラス方
向へ移動させる。そして、変位信号Dが上限しきい値T
u以下、又は下限しきい値Td以上、となったか否かを
判別する(ステップS10)。
【0046】図8において、距離Zをマイナス方向へ移
動させている場合、変位信号Dの値が上記最初の合焦領
域Arのプラス側の外側の範囲Ar+の範囲に入ったとき
は、その値がノイズ幅Nzのバラツキの中で上の値であ
るときマイナス方向への移動が継続される(S10が
N)可能性があり、バラツキの中で下の値であるときは
第1の合焦条件を満たす範囲Arに入ったと判断される
(S10がY)可能性がある。
【0047】また、距離Zをプラス方向へ移動させてい
る場合、変位信号Dの値が範囲Arのマイナス側の外側
の範囲Ar-の範囲に入ったときは、その値がノイズ幅N
zのバラツキの中で下の値であるときプラス方向への移
動が継続される(S10がN)可能性があり、バラツキ
の中で上の値であるときは第1の合焦条件を満たす範囲
Arに入ったと判断される(S10がY)可能性があ
る。
【0048】いずれの場合も、第1の合焦条件を満たす
範囲Arに入ったと判断したときは(S10がY)、コ
ントローラ71は真の合焦位置に、より近接するため
の、第2の合焦条件(以下、絞り込み条件)を設定する
(ステップS11)。この絞り込み条件の設定では、上
記第1の合焦判定条件で設定された第1の合焦領域の範
囲Arよりも狭い範囲、すなわち図8に示す合焦点近傍
の範囲Ar0が、目標とする最終合焦範囲つまり「検出す
べき合焦位置」とされる。
【0049】そして、この最終合焦範囲Ar0を検出する
ための絞り込み条件が予め設けられている。この絞り込
み条件には次の2通りの方式が考えられる。一つは絞り
込み動作をある一定時間継続する「絞り込み時間」によ
る絞り込み条件であり、これはサンプリングした変位信
号Dが第1の合焦領域の範囲Arに入ってからの経過時
間を設定して、この設定された時間内で合焦動作を繰り
返し行うものである。そして、設定した時間が経過した
とき、合焦位置が検出されたと判断する。
【0050】他の一つは、絞り込み動作をある一定回数
行う「絞り込み回数」による絞り込み条件であり、この
場合は、先ず、絞り込む合焦領域つまり絞り込み範囲を
より狭い範囲に設定する。つまり上限と下限のしきい値
を、より厳しい絞り込み値に設定する。そのうえでサン
プリングした変位信号Dが上記の絞り込み範囲内となる
回数が所定の回数となるまで行って、その計測した回数
が予め定めた規定値に達したとき合焦位置が検出された
と判断する。
【0051】図9(a) は上記の絞り込み時間による絞り
込み条件で合焦動作を行う場合の動作概念図であり、同
図(b) は上記の絞り込み回数による絞り込み条件で合焦
動作を行う場合の動作概念図である。同図(a),(b) は、
いずれも、変位信号Dが、上述した第1の合焦条件を満
たす範囲Arにマイナス側から入った場合について説明
しているが、プラス側から入った場合も、以下に述べる
動作の図の矢印が逆(説明のプラスとマイナスが逆)に
なるだけで原理は同一である。
【0052】先ず、同図(a) の絞り込み時間による合焦
動作を説明すると、変位信号Dが最初の合焦領域Ar
に入る。合焦動作を継続する、つまり変位信号Dがマ
イナスであるので変位Zをプラス方向へ移動させる。
行きすぎたら(変位信号Dがプラスになったら)、
「0」とすべく戻る(変位Zをマイナス方向へ移動させ
る)。合焦動作継続時間が終了したとき、そのときの
位置を合焦位置とする。
【0053】次に、同図(b) の絞り込み回数による合焦
動作を説明すると、変位信号Dが最初の合焦領域Ar
に入る。上記同様に合焦動作を継続する。行きすぎ
たら戻ることを繰り返す、この間変位信号Dが絞り込み
範囲内となる回数を計数する。その計数値が規定値に
達したとき、そのときの位置を合焦位置とする。
【0054】このように、最初の合焦領域の検出で、そ
れを合焦位置と決めてしまうのではなく、時間または回
数を条件として更に合焦動作を繰り返すので、合焦位置
が合焦点に可及的に近接していくようになる。尚、上記
実施の形態では、絞り込み条件を単に予め設定されてい
る「絞り込み時間」又は「絞り込み回数」としている
が、絞り込み条件はこれに限ることなく、測定対象面の
反射率の状況に応じて変更するようにしてもよい。これ
を変形例として以下に説明する。
【0055】先ず、変位信号Dが最初の合焦領域Arに
入るまでは、上記の場合と同様である。次に、この変形
例では、この変位信号Dが最初の合焦領域Arに入った
時点で、コントローラ71が、その時点の合成信号Sの
値を参照して、最適な条件を設定する。
【0056】この設定では、絞り込み時間については、
合成信号Sの値が図4の合成信号Sのように大きい場合
は、合焦継続時間を短くし、合成信号Sの値が図4の合
成信号S′のように小さい場合は、合焦継続時間を多く
するようにする。また、絞り込み回数については、合成
信号Sの値が図4の合成信号Sのように大きい場合は、
絞り込み回数を少なくし、合成信号Sが図4の合成信号
S′のように小さい場合は、絞り込み回数を多くするよ
うにする。
【0057】このように絞り込み条件を、反射率の高低
に応じて強弱に変動する合成信号Sの値によって、可変
的に設定することにより、反射率の高いときには高速に
合焦位置の検出ができ、反射率の低い場合でも、高速性
は犠牲になるものの精度のよい合焦位置の検出が可能と
なる。
【0058】上述したように、本発明の実施態様によれ
ば、合焦領域に入った後も合焦検出動作を所定の条件で
継続して行うだけでなく、このように合焦領域に入って
からの合焦検出動作の続行に際して、検査対象面の反射
率を合焦領域に入った時点での加算信号から判断するの
で、合焦検出動作の最適な継続時間や絞り込み回数を設
定でき、これにより、合焦検出時間を全体として短縮す
ることができて作業能率が向上する。
【0059】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、合焦領域に入った後も合焦検出動作を所定の条件
で継続して行うので、検査対象面の反射率の高低に拘わ
りなく真の合焦位置に可及的に近似させることができ、
これにより、合焦再現性の良好な合焦位置検出装置を提
供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態における合焦位置検出装置の構成
を模式的に示す図である。
【図2】(a) は距離Zの変位に対応して第1の受光素子
から出力される光検出信号Aと第2の受光素子から出力
される光検出信号Bの特性図、(b) は第3の受光素子か
ら出力される光検出信号の特性図である。
【図3】(a),(b) はそれぞれ距離Zの変位に対応して信
号処理系の除算器から出力される変位信号Dの特性図で
ある。
【図4】距離Zの変位に対応して信号処理系の加算器か
ら出力される合成信号Sの特性図である。
【図5】(a),(b) はそれぞれ距離Zの変位に対応して信
号処理系の除算器から出力される有効領域信号Eの特性
図である。
【図6】制御系のコントローラによって行われる合焦位
置検出の処理を説明するフローチャートである。
【図7】合焦位置検出の処理において合焦位置の補足範
囲の設定を説明する図である。
【図8】合焦位置の補足範囲に入った後に行われる第1
の合焦判定処理のための領域とその後の絞り込み領域を
説明する図である。
【図9】(a),(b) は絞り込み領域に絞り込みを行う際の
反射率の程度による判断で行われる2種類の動作を説明
する図である。
【図10】(a) は従来の焦点検出装置の概略の構成を示
す図、(b) はその2つの光検出器から出力される信号の
特性を示す図、(c) はその2つの出力信号から演算され
る変位信号の特性を示す図である。
【図11】図10(c) の特性図の破線丸dで囲んだ合焦
点近傍を拡大して示す図である。
【図12】(a) は信号・雑音比(S/N)が良い場合の
変位信号の合焦位置近傍の拡大図、(b) はS/Nが悪い
場合の変位信号の合焦位置近傍の拡大図である。
【符号の説明】
1 半導体レーザ光源 2 レーザビーム 3 偏光ビームスプリッタ 4 1/4波長板 5 結像レンズ 6 対物レンズ 7 被測定表面 8 反射光 9 ビームスプリッタ 11 第1の絞り 12 受光素子 13 第2の絞り 14 第2の受光素子 15 信号処理系 A、B 光量検出電気信号 Q 集光点 Z 対物レンズと被測定表面との相対距離 V 変位信号電圧 Nz ノイズ幅 Du、Dd 変位信号のバラツキ幅 Tu、Td 変位信号のしきい値 Fc 合焦近傍領域の範囲 Sp 変位信号の標本 21 光学系 22 光分割装置 23 光検出系 24 信号処理系 25 制御系 C 光量検出電気信号 D、D′ 変位信号 S、S′ 合成信号 E、E′ 領域信号 T 有効領域しきい値 Uk 有効領域 Ar 最初の合焦領域 Ar0 最終合焦領域 tu 上限絞り込みしきい値 td 下限絞り込みしきい値
フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA02 AA06 AA09 AA20 BB22 CC17 FF01 FF10 FF41 GG06 HH04 JJ01 JJ05 JJ07 JJ15 LL04 LL36 LL37 LL46 MM07 NN20 PP02 PP24 QQ05 QQ06 QQ08 QQ25 QQ26 QQ27 QQ28 QQ51 2F112 AB05 BA06 BA07 CA07 DA09 DA28 DA32 FA01 FA09 FA45 2H051 AA11 BA54 BA70 CB02 CB29 CC03 CE21 DB02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定光を測定対象面に照射して該測定対
    象面からの反射光を集光する光学系と、該光学系により
    集光された前記反射光の光強度をそれぞれ集光位置に対
    して異なる位置で検出する複数の光検出手段と、該複数
    の光検出手段により出力される複数種類の光検出信号に
    基づいて合焦位置を検出する合焦位置検出装置であっ
    て、 第1の合焦判定条件に基づいて第1の合焦領域を検出す
    る第1合焦領域検出手段と、 前記第1合焦領域検出手段により前記第1の合焦領域が
    検出された後、第2の合焦判定条件に基づいて最終合焦
    領域を検出する最終合焦領域検出手段と、 を備えたことを特徴とする合焦位置検出装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の合焦判定条件は、前記測定対
    象面からの反射光の光強度に基づいて第2判定条件設定
    手段により設定されることを特徴とする請求項1記載の
    合焦位置検出装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の合焦判定条件は、前記最終合
    焦領域への絞り込み動作を繰り返すときの繰り返し経過
    時間であることを特徴とする請求項1または2記載の合
    焦位置検出装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の合焦判定条件は、前記最終合
    焦領域への絞り込み動作を繰り返すときの繰り返し回数
    であることを特徴とする請求項1または2記載の合焦位
    置検出装置。
  5. 【請求項5】 測定光を被測定表面に照射して該被測定
    表面からの反射光を3分割して集光する光学系と、該光
    学系により集光される前記反射光の集光位置の前側に配
    置された第1の光検出手段と、前記反射光の集光位置の
    後側に配置された第2の光検出手段と、前記反射光の集
    光位置に配置された第3の光検出手段と、を備えて、前
    記第1、第2及び第3の光検出手段から出力される各光
    検出信号に基づいて前記測定対象面の合焦位置を検出す
    る合焦位置検出装置であって、 前記第1の光検出手段から出力される信号をAとし、前
    記第2の光検出手段から出力される信号をBとし、前記
    第3の光検出手段から出力される信号をCとして、 変位信号D=(A−B)/(A+B)を演算する第1の
    演算手段と、 合成信号S=A+Bを演算する第2の演算手段と、 領域信号E=(A+B)/Cを演算する第3の演算手段
    と、 前記第3の演算手段により演算された領域信号Eに基づ
    いて大枠の合焦範囲を検出した後、前記第1の演算手段
    により演算された変位信号Dに基づいて前記大枠の合焦
    範囲よりも狭い範囲の第1の合焦領域を検出し、前記第
    2の演算手段により演算された合成信号Sに基づいて最
    終合焦判定条件を設定した後、該最終合焦判定条件に基
    づいて前記第1の合焦領域内にある最終合焦領域を検出
    する制御装置と、 を備えたことを特徴とする合焦位置検出装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009300100A (ja) * 2008-06-10 2009-12-24 Nikon Instech Co Ltd 形状測定装置およびその形状測定方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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